JP7250228B2 - 表示システム、仮想空間提供装置および表示方法 - Google Patents

表示システム、仮想空間提供装置および表示方法 Download PDF

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Description

本開示は、表示システム、仮想空間提供装置および表示方法に関する。
近年、実際の操作者を模擬したアバターを使用した情報処理システムが普及している。例えば、特許文献1に記載されるプラント設計支援システムは、プラント設計内容の3次元コンピュータグラフィックス表示を行ってプラントの運転状況を試験するものである。このシステムは、プラント事象の模擬出力データに基づいてプラント設計内容を変化させて、この変化に伴い運転手順書および人間属性データに基づいて仮想運転員の行動を生成し、仮想運転員の行動に基づいてプラント設計内容の操作の完了有無を判定し、仮想運転員の行動または操作完了有無の判定に基づいてプラント設計内容を評価する。
また、特許文献1に記載されるプラント設計支援システムは、仮想制御室内の仮想運転員を操作で移動させる、もしくは、仮想制御室の機器を選択し、操作を行い、この操作に仮想運転員を追従させるものである。
特開平11-328243号公報
しかしながら、従来の仮想現実技術は、仮想空間を実空間に近づけることを主眼としており、実空間で可視できない情報、言い換えれば、状況または雰囲気といった非言語情報は表現されない。このため、操作者が、どの画面を監視しているか、どの程度の作業負荷状況かが、仮想空間または仮想の操作者(以下、アバターと記載する。)を視認しても、把握できないという課題があった。
例えば、特許文献1に記載されたプラント設計支援システムにおいて、操作者の目的はプラントを制御するための画面を操作することである。このため、仮想空間内のアバターを移動させる、仮想空間内のスイッチを押すといった、仮想空間を介してでしか操作できない手間もあった。
特許文献1に記載されたプラント設計支援システムは、仮想の操作スイッチの操作が必要になった場合、運転員のアバターを仮想の操作スイッチまで移動させてから、アバターによって当該操作スイッチが操作される。このため、仮想の操作スイッチが操作されない場合、アバターに対応する運転員が、仮想制御室において作業を行っているのか否かを把握できない。また、操作スイッチを操作するために、運転員のアバターを移動させるか、仮想制御室内のスイッチを操作するなど、一度、仮想空間を介した操作を行う手間が発生し、本来の目的である操作スイッチの操作に至る以前に、予備操作が発生していた。
本開示は上記課題を解決するものであり、操作者の監視状況と作業負荷状況とが少ない手数で把握可能な仮想空間と操作画面との組み合わせを提供することができる、表示システム、仮想空間提供装置および表示方法を得ることを目的とする。
本開示に係る表示システムは、操作者からの操作を受け付ける操作画面を示す操作画面情報を取得する操作画面情報取得部と、操作画面情報が示す操作画面を表示装置に表示させることにより、操作者に提供する操作画面提供部と、操作画面情報が示す操作画面を模擬した仮想操作画面を含んだ仮想空間を表示装置に表示させることにより、操作者に提供する仮想空間提供部とを備え、仮想空間提供部は、操作画面情報取得部によって操作者が閲覧または操作している操作画面を示す操作画面情報が取得されると、当該操作画面を模擬した仮想操作画面に対応する仮想空間内の位置に、操作者に対応したアバターを表示させることを特徴とする。
本開示によれば、操作者が閲覧または操作している操作画面を示す操作画面情報が取得されると、当該操作画面を模擬した仮想操作画面に対応する仮想空間内の位置に、操作者に対応したアバターを表示させた仮想空間を提供する。操作者は、仮想空間を介して、実世界での複数の操作者が、注視している画面および作業負荷状況を把握することが可能である。これにより、本開示に係る表示システムは、操作者の監視状況と作業負荷状況とが少ない手数で把握可能な仮想空間と操作画面との組み合わせを提供することができる。
実施の形態1に係る表示システムの構成を示すブロック図である。 制御装置、端末および仮想空間提供装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る表示方法を示すフローチャートである。 図3のステップST4の詳細な処理を示すフローチャートである。 実施の形態1における表示装置の表示例を示す図である。 図6Aは、実施の形態1に係る仮想空間提供装置の機能を実現するハードウェア構成を示すブロック図であり、図6Bは、実施の形態1に係る仮想空間提供装置の機能を実現するソフトウェアを実行するハードウェア構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係る仮想空間提供装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態2におけるメインアバターおよび作業負荷画像の表示例を示す図である。 図9Aは、実施の形態2におけるメインアバターの表示例(1)を示す図であり、図9Bは、実施の形態2におけるサブアバターの表示例(1)を示す図である。 図10Aは、実施の形態2におけるメインアバターの表示例(2)を示す図であり、図10Bは、実施の形態2におけるサブアバターの表示例(2)を示す図である。 実施の形態2における仮想空間の表示例を示す図である。 実施の形態3に係る仮想空間提供装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態3に係る表示方法を示すフローチャートである。 実施の形態3における表示装置の表示例を示す図である。 実施の形態4に係る表示システムの構成を示すブロック図である。 実施の形態4における表示装置の表示例を示す図である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る表示システム1の構成を示すブロック図である。図1において、表示システム1は、例えば、各種のプラント設備、電力設備または上下水処理設備といった監視対象設備を監視制御するシステムに用いられ、監視制御処理のグラフィカルユーザインタフェース(以下、GUIと記載する。)を提供する。表示システム1が提供するGUIは、操作者が使用する端末から操作を受け付け、受け付けた操作の処理結果を操作者へ提示するための操作画面を含んで構成される。操作画面は、表示装置の全画面に表示されてもよいし、表示装置の画面内の一部の領域に表示される子画面(ウィンドウ)であってもよい。
表示システム1は、制御装置2、端末3A~3Eおよび仮想空間提供装置4を備える。制御装置2、端末3A~3Eおよび仮想空間提供装置4は、有線または無線によって互いに接続されている。図1において、操作者は、A~Eで示す5人である。操作者Aは端末3Aを使用し、操作者Bは端末3Bを使用し、操作者Cは端末3Cを使用し、操作者Dは端末3Dを使用し、操作者Eは端末3Eを使用する。制御装置2は、端末3A~3Eから作業内容の選択を受け付け、選択された作業内容についての操作を行うための操作画面を示す操作画面情報を生成する。なお、作業内容についての操作を行うための操作画面は、1つの画面である場合に限らず、複数の画面もあり得る。制御装置2は、操作画面情報を仮想空間提供装置4に出力する。
仮想空間提供装置4は、操作画面情報が示す操作画面を、この操作画面に対応する作業内容を選択した操作者の端末が備える表示装置に表示させ、さらに、この操作画面を模擬した仮想操作画面を含んだ仮想空間を、端末3A~3Eがそれぞれ備える表示装置に表示させる。例えば、操作者Aが端末3Aを用いて作業内容を選択すると、端末3Aが備える表示装置には、選択された作業内容の操作を行うための操作画面が表示される。これにより、操作者Aは、端末3Aが備える表示装置に表示された操作画面を閲覧し、さらに操作することが可能となる。
仮想空間提供装置4は、操作者Aが作業内容を選択することにより、端末3A~3Eがそれぞれ備える表示装置に対し、操作者Aが選択した作業内容に対応する操作画面を模擬した仮想操作画面と、この仮想操作画面に対応する位置に配置されたアバターが含まれる仮想空間を表示させる。上記アバターは、操作者Aに対応するアバターである。
操作者B~Eがそれぞれ作業内容を選択することにより、上記と同様に、端末3B~3Eがそれぞれ備える表示装置には、操作者B~Eがそれぞれ選択した作業内容に対応する操作画面が表示され、さらに、これらの操作画面をそれぞれ模擬した仮想操作画面およびアバターが含まれる仮想空間が表示される。これらのアバターは、操作者B~Eにそれぞれ対応するアバターである。例えば、操作者Aは、当該仮想空間を視認することにより、仮想空間内で作業している操作者、個々の操作者の作業数および仮想操作画面に対応した作業内容を知ることができ、これにより、仮想空間内の操作者の作業負荷状況を把握することができる。
図2は、制御装置2、端末3A~3Eおよび仮想空間提供装置4の構成を示すブロック図である。図2において、制御装置2は、例えば、監視対象の設備を監視制御する装置であり、操作受付部21および操作画面情報生成部22を備える。端末3A~3Eは、入力装置31および表示装置32を備える。仮想空間提供装置4は、操作画面情報取得部41、操作画面提供部42および仮想空間提供部43を備える。
操作受付部21は、端末3A~3Eが備える入力装置31を用いた情報入力を受け付ける。例えば、操作受付部21は、端末3A~3Eにおいて、入力装置31を用いて入力された操作情報または作業内容の選択情報を受け付ける。なお、操作情報は、例えば、表示装置32に表示された操作画面に対する、入力装置31を用いた操作内容を示している。
操作画面情報生成部22は、端末3A~3Eから受け付けられた作業内容の選択情報に基づいて、操作者A~Eによって選択された作業内容に対応する操作画面を示す操作画面情報を生成する。操作画面情報は、例えば、操作者によって選択された作業内容の操作を行うための操作画面の画面レイアウト情報に加え、操作者が当該作業内容の選択に用いた端末のアドレス情報が含まれる。
入力装置31は、端末3A~3Eにおいて、操作者A~Eが情報の入力に使用する装置であり、例えば、キーボード、マウスまたはタッチパネルである。表示装置32は、端末3A~3Eに搭載されたディスプレイであってもよいし、外付けされたディスプレイであってもよい。表示装置32は、一つのディスプレイに限定されるものではなく、操作画面を表示するディスプレイと、仮想空間を表示するディスプレイであってもよい。
操作画面情報取得部41は、操作者からの操作を受け付ける操作画面を示す操作画面情報を取得する。例えば、操作画面情報取得部41は、制御装置2が備える操作画面情報生成部22から出力された操作画面情報を取得する。操作画面提供部42は、操作画面情報が示す操作画面を、端末3A~3Eが備える表示装置32に表示させることにより、操作者に提供する。例えば、操作画面提供部42は、操作画面情報に含まれるアドレス情報に基づいて、作業内容の選択に用いられた端末を特定し、特定した端末が備える表示装置32に操作画面を表示させる。また、表示装置32に表示させる操作画面が複数種類である場合、操作画面提供部42は、各操作画面をウィンドウ画面として表示装置32に表示させる。
仮想空間提供部43は、操作画面情報が示す操作画面を模擬した仮想操作画面を含んだ仮想空間を表示装置に表示させることにより、操作者に提供する。また、仮想空間提供部43は、操作画面情報取得部41によって操作者が閲覧または操作している操作画面を示す操作画面情報が取得されると、当該操作画面を模擬した仮想操作画面に対応する仮想空間内の位置に、操作者に対応したアバターを表示させる。
図3は、実施の形態1に係る表示方法を示すフローチャートである。
操作画面情報取得部41が、操作者が閲覧または操作している操作画面を示す操作画面情報が取得されたか否かを確認する(ステップST1)。例えば、操作画面情報取得部41は、操作者によって最初に作業内容が選択されたときに、選択された作業内容に対応する操作画面を示す操作画面情報を取得する。または、操作者が、入力装置31を用いて、表示装置32に表示された操作画面の操作を行うと、その操作情報が制御装置2に出力され、操作された操作画面を示す操作画面情報が生成される。操作画面情報取得部41は、操作された操作画面を示す操作画面情報を取得する。制御装置2から操作画面情報が取得されなかった場合(ステップST1;NO)、操作画面情報取得部41は、ステップST1の確認処理を繰り返す。
操作画面提供部42は、操作画面情報取得部41によって操作画面情報が取得された場合(ステップST1;YES)、操作画面情報が示す操作画面を実空間の表示装置32に表示させる(ステップST2)。例えば、操作画面提供部42は、操作画面情報に含まれる画面レイアウト情報に基づいて、操作画面の画像情報を生成する。そして、操作画面提供部42は、端末3A~3Eのうち、操作画面情報が示す操作画面に対応する作業内容を選択した端末が備える表示装置32、または、操作画面に対する操作を行った端末が備える表示装置32に対し、生成した画像情報を出力する。表示装置32は、当該画像情報を用いて操作画面を表示する。
仮想空間提供部43は、操作画面情報が示す操作画面を模擬した仮想操作画面を、実空間の表示装置32に表示させる(ステップST3)。例えば、仮想空間提供部43は、操作画面情報に含まれる画面レイアウト情報に基づいて、仮想操作画面の画像情報を生成する。仮想空間提供部43は、端末3A~3Eがそれぞれ備える表示装置32に対し、生成した画像情報を出力する。表示装置32は、当該画像情報を用いて、仮想操作画面を表示する。なお、図3では、表示装置32に操作画面を表示した後に仮想操作画面を表示する流れになっているが、これらは同時に表示してもよいし、仮想操作画面を先に表示してもよい。
仮想空間提供部43は、操作画面を模擬した仮想操作画面に対応する仮想空間内の位置に、操作者に対応したアバターを表示させる(ステップST4)。ここで、仮想操作画面に対応する仮想空間内の位置とは、操作者が表示装置32の表示画面からみて、仮想操作画面およびその周辺領域内の位置である。例えば、仮想空間提供部43は、操作者が操作画面を操作している場合、当該操作画面を模擬した仮想操作画面に重なる位置にアバターが配置された仮想空間を表示装置32に表示させる。また、仮想空間提供部43は、操作者が操作画面を閲覧のみしている場合、当該操作画面を模擬した仮想操作画面の周縁部分にアバターが配置された仮想空間を表示装置32に表示させる。
図4は、図3のステップST4の詳細な処理を示すフローチャートである。
仮想空間提供部43は、操作画面情報取得部41によって取得された操作画面情報が、操作者が操作している操作画面を示す操作画面情報であるか否かを判定する(ステップST4-1)。操作者が操作している操作画面を示す操作画面情報であると判定した場合(ステップST4-1;YES)、仮想空間提供部43は、端末3A~3Eがそれぞれ備える表示装置32に対し、当該操作画面を模擬した仮想操作画面と重なる位置に、操作者に対応するメインアバターを表示させる(ステップST4-2)。メインアバターとは、仮想操作画面を操作している操作者を表現したアバター画像である。
操作者が操作している操作画面を示す操作画面情報ではないと判定した場合(ステップST4-1;NO)、仮想空間提供部43は、操作画面情報取得部41によって取得された操作画面情報が、操作者が閲覧のみしている操作画面を示す操作画面情報であると判定する(ステップST4-3)。操作画面情報取得部41によって取得された操作画面情報は、操作者が選択した作業内容に対応する操作画面を示す情報である。すなわち、操作画面情報が示す操作画面は、操作者によって操作されていなくても、表示装置32において閲覧可能に表示されている。
仮想空間提供部43は、端末3A~3Eがそれぞれ備える表示装置32に対して、当該操作画面を模擬した仮想操作画面に対応する仮想空間内の位置に、操作者に対応するサブアバターを表示させる(ステップST4-4)。例えば、サブアバターは、仮想操作画面の周縁部分に表示される。サブアバターとは、仮想操作画面を操作者が閲覧のみしていることを示すアバター画像であり、例えば、当該操作者の名前、ニックネームまたはIDといった識別情報が付加された図形画像である。
図5は、表示装置32(1)および表示装置32(2)の表示例を示す図である。図5において、操作者Aが使用する端末3Aは、表示装置32(1)と表示装置32(2)とを備える。操作画面提供部42が、操作画面情報に基づいて、操作画面P、操作画面Q、操作画面Rおよび操作画面Tを表示装置32(1)に表示させている。操作者Aは、入力装置31であるマウスを用いて、表示装置32(1)に表示された操作画面Pを操作しており、操作画面Q、操作画面Rおよび操作画面Tについては閲覧のみしている。
仮想空間提供部43は、操作者Aが操作している操作画面Pを模擬した仮想操作画面Pと重なる位置に、操作者Aに対応するメインアバター10を配置し、操作者Aが閲覧のみしている操作画面Q、操作画面Rおよび操作画面Tのうち、操作画面Qを模擬した仮想操作画面Qの周縁部分に、操作者Aに対応するサブアバター10(1)を配置し、操作画面Rを模擬した仮想操作画面Rの周縁部分に、操作者Aに対応するサブアバター10(2)を配置し、操作画面Tを模擬した仮想操作画面Tの周縁部分に、操作者Aに対応するサブアバター10(3)を配置した仮想空間を、表示装置32(2)に表示させる。さらに、表示装置32(2)に表示された仮想空間には、操作者Bが操作している操作画面Sを模擬した仮想操作画面Sと重なる位置に、操作者Bに対応するメインアバター11が配置され、操作者Bが閲覧のみしている操作画面Tを模擬した仮想操作画面Tの周縁部分に、操作者Bに対応するサブアバター11(1)が配置されている。
操作者Aは、表示装置32(2)に表示された仮想空間を視認することにより、仮想空間内で作業している操作者(操作者Aおよび操作者B)を知ることができ、操作者の作業数として操作者Aおよび操作者Bがそれぞれ作業に用いている操作画面の数を知ることができ、各仮想操作画面から作業内容を知ることができる。これにより、操作者Aは、仮想空間内で作業している操作者全体の作業負荷状況を把握することができる。
仮想空間提供部43は、表示装置32(1)に表示させて閲覧している、操作画面Q、操作画面Rおよび操作画面Tに対する操作者Aの注目度合いに応じた色、透明度および大きさのうちの少なくとも一つでサブアバター10(1)~10(3)を表示させてもよい。操作者に注目されている操作画面に対応した作業内容は、操作者の作業負荷状況を示す情報となり得る。また、表示装置に複数の操作画面(ウィンドウ画面)を表示させて作業を行う場合、前面側の操作画面であるほど、操作者の注目度合いが高いと考えられる。
例えば、図5において、表示装置32(1)には、操作画面Qが、操作画面Rおよび操作画面Tよりも前面に表示されている。すなわち、操作者Aは、操作している操作画面Pの他に、操作画面Qに最も注目しており、その次に操作画面R、その次に操作画面Tに注目している。仮想空間提供部43には、表示装置における操作画面の表示の順序(注目度合い)に応じた色、透明度および大きさの少なくとも一つが設定されている。
図5は、表示装置32(1)に表示された操作画面の注目度合いに応じた透明度が仮想空間提供部43に設定されている場合を示している。例えば、操作画面Q、操作画面Rおよび操作画面Tを用いた作業において、操作者Aが、操作画面Q、操作画面Rおよび操作画面Tの順で前面側に表示されるように表示の順序を設定した場合、この表示順序を含む操作画面情報が制御装置2によって生成される。
仮想空間提供部43は、制御装置2によって生成された上記操作画面情報に基づいて、表示装置32(2)に対し、仮想操作画面Qに対応した位置に配置するサブアバター10(1)の透明度が最も低く、仮想操作画面Rに対応した位置に配置するサブアバター10(2)および仮想操作画面Tに対応した位置に配置するサブアバター10(3)の順で透明度が高くなるように表示させる。この仮想空間を視認することにより、操作者Aに対応するサブアバターの透明度に基づいて、操作者Aが操作画面Q、操作画面Rおよび操作画面Tの順で注目していることを把握することができる。
仮想空間提供部43は、表示装置32(2)に対して、操作画面の注目度合いに応じた色でサブアバターを表示させてもよい。例えば、仮想空間提供部43は、注目度合い最も高い操作画面を模擬した仮想画面に対応する位置に配置されるサブアバターを、注意喚起させるために赤色で表示させ、対応する操作画面の注目度合いが下がるに連れて赤系の色から黄色を経て緑色へサブアバターの色を変化させる。
また、仮想空間提供部43は、表示装置32(2)に対して、操作画面の注目度合いに応じた大きさでサブアバターを表示させてもよい。例えば、仮想空間提供部43は、注目度合い最も高い操作画面を模擬した仮想画面に対応する位置に配置されるサブアバターを最も大きく表示させ、対応する操作画面の注目度合いが下がるに連れて大きさが小さくなるようにサブアバターを表示させる。
さらに、仮想空間提供部43は、表示装置32(2)に対して、操作画面の注目度合いに応じた色、透明度および大きさのうちの少なくとも2つの組み合わせでサブアバターを表示させてもよい。例えば、仮想空間提供部43は、注目度合い最も高い操作画面を模擬した仮想画面に対応する位置に配置されるサブアバターを赤色かつ透明度が最も低くかつ最も大きく表示させ、対応する操作画面の注目度合いが下がるに連れて赤系の色から黄色を経て緑色に変化させ、かつ透明度を高くし、かつ大きさが小さくなるようにサブアバターを表示させる。操作者は、仮想空間内のサブアバターを視認すれば、操作者がどの操作画面に注目しているかを把握することができる。
表示装置に複数の操作画面(ウィンドウ画面)を表示させて作業を行う場合、操作画面の表示面積が大きいほど、操作者の注目度合いが高い操作画面であると考えられる。そこで、仮想空間提供部43は、表示装置32(1)の画面内の操作画面の表示面積に応じた色、透明度および大きさのうちの少なくとも一つでサブアバターを表示させてもよい。
例えば、仮想空間提供部43は、表示装置32(1)の画面内の操作画面の表示面積を考慮した係数RWおよびRHを、下記式(1)および下記式(2)に従って算出し、RWとRHのうち、小さい方を、操作画面の表示面積を考慮した係数Rとして採用する。仮想空間提供部43は、下記式(3)に従って、サブアバターの透明度Tを算出する。下記式(1)~(3)において、W0は、表示装置32(1)に表示される操作画面の基準の幅(ピクセル)であり、H0は、表示装置32(1)に表示される操作画面の基準の高さ(ピクセル)である。W1は、表示装置32(1)に表示された操作画面の現在の幅(ピクセル)であり、H1は、表示装置32(1)に表示された操作画面の現在の高さ(ピクセル)である。DMは、操作画面に表示されているコンテンツの表示倍率である。Aは、表示装置32(1)における操作画面の表示順序に応じた表示面積の割合であり、最前面の操作画面の割合Aは100(%)である。FRは、最前面に表示された操作画面であるか否かを示すフラグ値であり、最前面に表示された操作画面のFRの値は「1」であり、最前面以外に表示された操作画面のFRの値は「0」である。Uは、操作者が任意に設定する係数であり、0より大きく1より小さい値の範囲を設定可能である。
RW=(W1/W0)×DM×A (1)
RH=(H1/H0)×DM×A (2)
T=(1-FR)×(1-R×U) (3)
仮想空間提供部43は、表示装置32(2)の表示画面からみて、メインアバター10における少なくとも仮想操作画面Pと重なる部分を輪郭のみで表示させ、メインアバター11における少なくとも仮想操作画面Sと重なる部分を輪郭のみで表示させてもよい。
例えば、図5に示すように、仮想空間提供部43は、メインアバター10を、操作者Aの輪郭のみを模擬したアバター画像とし、メインアバター11を、操作者Bの輪郭のみを模擬したアバター画像とする。これにより、メインアバター10が前面に配置されていても仮想操作画面Pの表示内容を視認することができ、メインアバター11が前面に配置されていても仮想操作画面Sの表示内容を視認することができる。
操作画面提供部42は、第1の操作者が閲覧または操作している操作画面のうち、第1の操作者以外の第2の操作者が閲覧または操作している操作画面に対し、当該第2の操作者を示す画像を付加して表示装置に表示させてもよい。図5において、第1の操作者が操作者Aであり、第2の操作者が操作者Bであるものとする。例えば、操作者Aが閲覧または操作している操作画面のうち、操作画面Tは、操作者Bも閲覧している。操作画面提供部42は、操作画面Tに対し、操作者Bを示す画像であるサブアバター11(1)を付加して表示装置32(1)に表示させる。これにより、操作者Aは、表示装置32(1)に表示された操作画面Tに付加されたサブアバター11(1)を視認することにより、当該操作画面Tが操作者Bによっても閲覧されていることを把握できる。
仮想空間提供装置4における操作画面情報取得部41、操作画面提供部42および仮想空間提供部43の機能は、処理回路によって実現される。すなわち、仮想空間提供装置4は、図3に示したステップST1からステップST4までの処理を実行するための処理回路を備える。処理回路は、専用のハードウェアであってもよいが、メモリに記憶されたプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)であってもよい。
図6Aは、仮想空間提供装置4の機能を実現するハードウェア構成を示すブロック図である。図6Bは、仮想空間提供装置4の機能を実現するソフトウェアを実行するハードウェア構成を示すブロック図である。図6Aおよび図6Bにおいて、入力インタフェース100は、制御装置2から仮想空間提供装置4へ出力される操作画面情報などの情報を中継するインタフェースである。出力インタフェース101は、仮想空間提供装置4から端末3A~3Eへ出力される操作画面および仮想空間の各画像情報を中継するインタフェースである。
処理回路が図6Aに示す専用のハードウェアの処理回路102である場合に、処理回路102は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)またはこれらを組み合わせたものが該当する。仮想空間提供装置4における操作画面情報取得部41、操作画面提供部42および仮想空間提供部43の機能を別々の処理回路で実現してもよく、これらの機能をまとめて一つの処理回路で実現してもよい。
処理回路が図6Bに示すプロセッサ103である場合、仮想空間提供装置4における操作画面情報取得部41、操作画面提供部42および仮想空間提供部43の機能は、ソフトウェア、ファームウェアまたはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせによって実現される。なお、ソフトウェアまたはファームウェアは、プログラムとして記述されてメモリ104に記憶される。
プロセッサ103は、メモリ104に記憶されたプログラムを読み出して実行することで、仮想空間提供装置4における操作画面情報取得部41、操作画面提供部42および仮想空間提供部43の機能を実現する。例えば、仮想空間提供装置4は、プロセッサ103によって実行されるときに図3に示すフローチャートにおけるステップST1からステップST4の処理が結果的に実行されるプログラムを記憶するためのメモリ104を備えている。これらのプログラムは、操作画面情報取得部41、操作画面提供部42および仮想空間提供部43が行う処理の手順または方法を、コンピュータに実行させる。メモリ104は、コンピュータを、操作画面情報取得部41、操作画面提供部42および仮想空間提供部43として機能させるためのプログラムが記憶されたコンピュータ可読記憶媒体であってもよい。
メモリ104は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically-EPROM)などの不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVDなどが該当する。
仮想空間提供装置4における操作画面情報取得部41、操作画面提供部42および仮想空間提供部43の機能の一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現してもよい。例えば、操作画面情報取得部41は、専用のハードウェアである処理回路102によって機能を実現し、操作画面提供部42および仮想空間提供部43は、プロセッサ103がメモリ104に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより機能を実現する。このように、処理回路はハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアまたはこれらの組み合わせにより上記機能を実現することができる。
以上のように、実施の形態1に係る表示システム1は、操作者からの操作を受け付ける操作画面を示す操作画面情報を取得する操作画面情報取得部41と、操作画面情報が示す操作画面を表示装置32(1)に表示させることにより操作者に提供する操作画面提供部42と、操作画面情報が示す操作画面を模擬した仮想操作画面を含んだ仮想空間を表示装置32(2)に表示させることにより操作者に提供する仮想空間提供部43を備える。
仮想空間提供部43は、操作画面情報取得部41によって操作者が閲覧または操作している操作画面を示す操作画面情報が取得されると、当該操作画面を模擬した仮想操作画面に対応する仮想空間内の位置に、操作者に対応したアバターを表示させる。
操作者は、表示装置32(2)に表示された仮想空間内のアバターと仮想操作画面とを視認することにより、仮想空間内の作業負荷状況を把握可能である。
実施の形態1に係る表示システム1において、仮想空間提供部43は、操作者Aが操作している操作画面を模擬した仮想操作画面に対応する仮想空間内の位置に、当該操作者Aに対応したメインアバター10を表示させ、操作者Aが閲覧のみしている操作画面Q、RおよびTを模擬した仮想操作画面Q、RおよびTに対応する仮想空間内の位置に、操作者Aに対応したサブアバター10(1)、10(2)および10(3)を表示させる。この仮想空間を視認することにより、操作者Aが操作している操作画面と、閲覧のみしている操作画面を把握することができる。これにより、操作者A~Eは、仮想空間内の操作者Aの作業負荷状況を把握可能である。
実施の形態1に係る表示システム1において、仮想空間提供部43は、表示装置32に表示させた操作画面に対する操作者の注目度合いに応じた色、透明度および大きさのうちの少なくとも一つでサブアバターを表示させる。操作者は、サブアバターを視認することにより、仮想空間内の作業負荷状況を把握可能である。
実施の形態1に係る表示システム1において、仮想空間提供部43は、表示装置32の画面内の操作画面の表示面積に応じた色、透明度および大きさのうちの少なくとも一つでサブアバターを表示させる。サブアバターを視認することにより、仮想空間内の操作者の作業負荷状況を把握可能である。
実施の形態1に係る表示システム1において、仮想空間提供部43は、表示装置32の表示画面からみてアバターにおける少なくとも仮想操作画面と重なる部分を、輪郭のみで表示させる。アバターが前面に配置されていても仮想操作画面の表示内容を視認することができる。これにより、仮想空間内の操作者の作業負荷状況を把握可能である。
実施の形態1に係る表示システム1において、操作画面提供部42は、操作者Aが閲覧または操作している操作画面のうち、操作者A以外の操作者Bが閲覧または操作している操作画面に対して、操作者Bを示す画像を付加して表示装置32に表示させる。操作者Aは、表示装置32に表示された操作画面に付加された、操作者Bを示す画像を視認することにより、当該操作画面が操作者Bによっても閲覧されていることを把握できる。これにより、仮想空間内の操作者の作業負荷状況を把握可能である。
実施の形態2.
図7は、実施の形態2に係る仮想空間提供装置4Aの構成を示すブロック図である。図7において、仮想空間提供装置4Aは、操作画面情報取得部41、操作画面提供部42、仮想空間提供部43Aおよび負荷算出部44を備える。負荷算出部44は、操作者の作業負荷を示す値を算出する。操作者の作業負荷は、例えば、表示装置32に表示された操作画面に対応する作業の未処理タスク数、または、操作画面を用いた操作者の連続作業時間のうちの少なくとも一方である。
例えば、負荷算出部44は、端末3A~3Eから受け付けた操作に対応する操作画面情報の数をカウントし、端末ごとの操作画面情報の数を、操作画面に対応する作業の未処理タスク数とする。また、負荷算出部44は、操作者Aの作業が停止して一定時間(例えば10分間)経過した状態から、操作者Aが操作画面に対する操作を開始した時点をトリガーとして、操作者Aの連続作業時間をカウントする。
仮想空間提供部43Aは、負荷算出部44によって算出された作業負荷を示す画像情報を付加したアバターを表示させる。例えば、作業負荷を示す画像情報は、操作者の未処理タスク数および操作者の連続作業時間である。仮想空間提供部43Aは、操作者の未処理タスク数および操作者の連続作業時間を表す画像情報を、操作者に対応するアバターに付加する。
図8は、メインアバター10および作業負荷画像の表示例を示す図であり、操作者Aに対応するメインアバター10に対して作業負荷画像を付加した場合を示している。図8において、仮想空間提供部43Aは、操作者Aの未処理タスク数を示すテキスト画像44Aと、操作者Aの連続作業時間を表す作業時間画像44Bとを含む作業負荷画像を、メインアバター10に付加している。例えば、操作者Aの未処理タスク数が「4」である場合、テキスト画像44Aは、図8に示すように「4」となる。
作業時間画像44Bは、時間経過に伴って環状に伸びる画像であり、例えば、一周で60分を表している。負荷算出部44は、操作者Aが操作画面を用いた作業を開始すると、作業時間をカウントする。負荷算出部44によってカウントされた作業時間は、仮想空間提供部43Aに出力される。仮想空間提供部43Aは、負荷算出部44による操作者Aの作業時間のカウントが開始されると、操作者Aに関する作業時間画像44Bを描画し始める。なお、図8に示す作業時間画像44Bは、操作者Aが55分間連続して作業を続けたときの画像を示している。
作業時間画像44Bにおける画像部分44B1は、操作者Aによって作業が開始されてから35分間経過したときの画像部分である。操作者Aが作業を開始して35分間経過するまでの時間帯においては、操作者Aの未処理タスク数が、作業開始から55分経過した時点における「4」よりも少なく、かつ第1の基準数(4>第1の基準数)よりも少ない状態であったものと仮定する。この場合、仮想空間提供部43Aは、例えば、安全色である青色で画像部分44B1を描画する。なお、第1の基準数は、例えば、作業負荷が増加したことを知らせるための未処理タスク数の閾値である。
作業時間画像44Bにおける画像部分44B2は、操作者Aによって作業が開始されてから35分経過した時点からさらに10分間経過したときの画像部分である。35分から45分までの時間帯においては、操作者Aの未処理タスク数が、作業開始から55分経過した時点における「4」よりも少なく、かつ、第1の基準数よりも多いが、第2の基準数(4>第2の基準数>第1の基準数)よりは少ない状態であったものと仮定する。この場合、仮想空間提供部43Aは、例えば、注意喚起色である黄色で画像部分44B2を描画する。なお、第2の基準数は、例えば、作業負荷が過多になりつつあることを知らせるための未処理タスク数の閾値である。
作業時間画像44Bにおける画像部分44B3は、操作者Aによって作業が開始されてから45分経過した時点からさらに10分間経過したときの画像部分である。45分から55分までの時間帯において、操作者Aの未処理タスク数が「4」であり、第2の基準数よりも多くなっている。この場合、仮想空間提供部43Aは、例えば、注意喚起色である赤色で画像部分44B3を描画する。操作者は、前述したような作業負荷画像を視認することにより、当該作業負荷画像が負荷されたアバターに対応する操作者の未処理タスク数と、連続作業時間と、作業経過に伴う作業負荷状況の変遷を把握することができる。
なお、4>第2の基準数>第1の基準数である場合を示したが、仮想空間提供部43Aにおいて、未処理タスク数を判定する基準数の関係は、これに限定されるものではない。
また、仮想空間提供部43Aは、表示装置32に対して、負荷算出部44によって算出された作業負荷に応じた色のアバターを表示させる。例えば、仮想空間提供部43Aは、操作画面に対応する作業の未処理タスク数が閾値よりも多い場合、作業負荷が過多であることを操作者に注意喚起させるために、メインアバターおよびサブアバターを赤色で表示させる。仮想空間提供部43Aは、操作画面に対応する作業の未処理タスク数が少なくなるに連れて、メインアバターおよびサブアバターの色を、赤系の色から黄色を経て緑色に変化させる。
図9Aは、メインアバター10の表示例(1)を示す図である。また、図9Bは、サブアバター10(1)の表示例(1)を示す図である。図9Aおよび図9Bにおいて、操作者Aの未処理タスクの数は、上記第2の基準数よりも多い「4」であるものとする。この場合、仮想空間提供部43Aは、作業負荷が過多であることを操作者に注意喚起させるために、メインアバター10およびサブアバター10(1)を、例えば赤色で表示させる。
図10Aは、メインアバター11の表示例(2)を示す図である。また、図10Bは、サブアバター11(1)の表示例(2)を示す図である。図10Aおよび図10Bにおいて、操作者Bの未処理タスクの数は、上記第1の基準数よりも少ない「2」であるものとする。この場合、仮想空間提供部43Aは、操作者Bの作業負荷が低いので、メインアバター11およびサブアバター11(1)を、例えば、安全色である青色で表示させる。
また、仮想空間提供部43Aは、操作者の作業負荷に応じた色の他に、操作者の作業負荷に応じた透明度および大きさのうちの少なくとも一つでアバターを表示させてもよい。
例えば、仮想空間提供部43Aは、作業負荷が高い操作者に対応するアバターの透明度を低く表示させ、作業負荷が下がるに連れて透明度が高くなるようにアバターを表示させる。また、仮想空間提供部43Aは、作業負荷が高い操作者に対応するアバターを大きく表示させ、作業負荷が下がるに連れて大きさが小さくなるようにアバターを表示させる。
さらに、仮想空間提供部43Aは、操作者の作業負荷に応じた色、透明度および大きさのうちの少なくとも2つの組み合わせでサブアバターを表示させてもよい。例えば、仮想空間提供部43Aは、作業負荷が高い操作者に対応するアバターを赤色かつ透明度が最も低くかつ最も大きく表示させ、作業負荷が下がるに連れて赤系の色から黄色を経て緑色に変化させ、かつ透明度を高くし、かつ大きさが小さくなるようにアバターを表示させる。仮想空間内のアバターを視認することにより、操作者は、作業負荷状況を把握することができる。
負荷算出部44は、操作者の数を算出してもよい。例えば、負荷算出部44は、端末3A~3Eのうち、作業内容の選択を受け付けた端末の数をカウントし、カウントした値を仮想空間内で作業している操作者の数として仮想空間提供部43Aに出力する。仮想空間提供部43Aは、負荷算出部44によって算出された操作者の数を示す画像を含む仮想空間を、表示装置32(2)に表示させる。
図11は、仮想空間の表示例を示す図である。図11に示す仮想空間には、操作者A~Eにそれぞれ対応したアバター10~14が表示されており、当該仮想空間内で作業している操作者の数は「5」である。仮想空間提供部43Aは、表示装置32(2)に対し、操作者の数を示す画像44Cを表示させる。画像44Cを視認することにより、操作者は、自分以外に作業を行っている操作者の数を容易に認識することができる。
なお、仮想空間提供装置4Aにおける操作画面情報取得部41、操作画面提供部42、仮想空間提供部43Aおよび負荷算出部44の機能は、図6Aまたは図6Bに示した処理回路によって実現される。すなわち、仮想空間提供装置4Aは、実施の形態2で示した処理を実行するための処理回路を備える。処理回路は、専用のハードウェアであってもよいが、メモリに記憶されたプログラムを実行するCPUであってもよい。
以上のように、実施の形態2に係る仮想空間提供装置4Aは、操作者の作業負荷を示す値を算出する負荷算出部44を備える。仮想空間提供部43Aは、負荷算出部44によって算出された作業負荷に応じた色のアバターを表示させる。操作者は、仮想空間内のアバターの色を視認することにより、仮想空間内の作業負荷状況を把握可能である。
実施の形態2に係る仮想空間提供装置4Aにおいて、仮想空間提供部43Aは、負荷算出部44によって算出された作業負荷を示す画像44Aおよび44Bを付加したアバターを表示させる。また、負荷算出部44は、操作画面に対応する未処理タスクの数または操作画面を用いた操作者の連続作業時間のうちの少なくとも一方を作業負荷として算出する。操作者は、アバターに付加された画像44Aおよび44Bを視認することにより、仮想空間内の作業負荷状況を把握可能である。
実施の形態2に係る仮想空間提供装置4Aにおいて、負荷算出部44は、操作者の数を算出する。仮想空間提供部43Aは、負荷算出部44によって算出された操作者数を示す画像44Cを含む仮想空間を表示装置に表示させる。操作者は、画像44Cを視認することにより、自分以外に作業を行っている操作者の数を容易に認識することができる。
実施の形態3.
図12は、実施の形態3に係る仮想空間提供装置4Bの構成を示すブロック図である。図12において、仮想空間提供装置4Bは、操作画面情報取得部41、操作画面提供部42Aおよび仮想空間提供部43Bを備える。操作画面情報取得部41は、仮想空間内の仮想操作画面が選択されると、選択された仮想操作画面に対応する操作画面を示す操作画面情報を制御装置2から取得する。操作画面提供部42Aは、操作画面情報取得部41によって取得された操作画面情報に基づいて、操作者が選択した仮想操作画面に対応する操作画面を、表示装置32に表示させる。
また、操作画面情報取得部41は、仮想空間内のアバターが選択されると、選択されたアバターに対応した操作者が閲覧または操作している操作画面を示す操作画面情報を、制御装置2から取得する。操作画面提供部42Aは、操作画面情報取得部41によって取得された操作画面情報に基づいて、選択されたアバターに対応した操作者が閲覧または操作している操作画面を、表示装置32に表示させる。
仮想空間提供部43Bは、仮想空間内の仮想操作画面またはアバターが選択されると、仮想操作画面またはアバターを選択した操作者に対応したサブアバターを、仮想操作画面またはアバターが選択された操作者が閲覧または操作している操作画面を模擬した仮想操作画面に対応する仮想空間内の位置に表示させる。例えば、操作者Aが、操作者Bによって閲覧または操作されている操作画面を模擬した仮想操作画面、または、操作者Bに対応したアバターを選択すると、仮想空間提供部43Bは、操作者Aに対応したサブアバターを、操作者Bによって閲覧または操作されている操作画面を模擬した仮想操作画面に対応する仮想空間内の位置に表示させる。
図13は、実施の形態3に係る表示方法を示すフローチャートであり、図4の処理後に行われる一連の処理を示している。また、図14は、表示装置32(1)および表示装置32(2)の表示例を示す図である。操作画面提供部42Aは、仮想空間内の仮想操作画面が選択されたか否かを判定する(ステップST1a)。例えば、図14に示すように、操作者Aが、入力装置31を用いて、表示装置32(2)に表示された仮想空間内の仮想操作画面Sにポインタ50を合わせてクリックすることにより仮想操作画面Sが選択される。仮想操作画面Sを選択した操作情報は、入力装置31から制御装置2へ出力される。
制御装置2は、操作者Aが仮想操作画面Sを選択した操作情報を仮想空間提供装置4Bに出力する。操作画面情報取得部41は、制御装置2から取得した操作情報を操作画面提供部42Aおよび仮想空間提供部43Bに出力する。操作画面提供部42Aは、この操作情報を取得することにより、操作者Aが仮想操作画面Sを選択したと判定する。
仮想空間内の仮想操作画面が選択されたと判定すると(ステップST1a;YES)、操作画面提供部42Aは、選択された仮想操作画面に対応する操作画面を示す操作画面情報を取得する(ステップST2a)。例えば、制御装置2が備える操作画面情報生成部22は、操作者Aによって選択された仮想操作画面Sに対応する操作画面情報を生成する。操作画面情報取得部41は、操作画面情報生成部22から操作画面情報を取得する。操作画面提供部42Aは、操作者Aによって選択された仮想操作画面Sに対応する操作画面情報を、操作画面情報取得部41から取得する。
操作画面提供部42Aは、取得した操作画面情報に基づいて、操作者Aが選択した仮想操作画面Sに対応する操作画面Sを表示装置32(1)に表示させる(ステップST3a)。例えば、操作画面提供部42Aは、操作者Aによって選択された仮想操作画面Sに対応する操作画面情報に基づいて、図14に示すように、表示装置32(1)の前面に操作画面Sを表示させる。これにより、操作者Aは、表示装置32(1)において操作画面Sを閲覧または操作可能となる。
仮想空間内の仮想操作画面が選択されないと判定すると(ステップST1a;NO)、操作画面提供部42Aは、仮想空間内のアバターが選択されたか否かを判定する(ステップST4a)。例えば、図14に示すように、操作者Aが、入力装置31を用いて、表示装置32(2)に表示された仮想空間内のメインアバター11にポインタ51を合わせてクリックすることにより、メインアバター11が選択される。メインアバター11を選択した操作情報は、入力装置31から制御装置2へ出力される。
制御装置2は、操作者Aがメインアバター11を選択した操作情報を仮想空間提供装置4Bに出力する。操作画面情報取得部41は、制御装置2から取得した操作情報を操作画面提供部42Aおよび仮想空間提供部43Bに出力する。操作画面提供部42Aは、この操作情報を取得することにより、操作者Aがメインアバター11を選択したと判定する。
仮想空間内のアバターが選択されたと判定すると(ステップST4a;YES)、操作画面提供部42Aは、選択されたアバターに対応する操作者が閲覧または操作している操作画面を示す操作画面情報を取得する(ステップST5a)。例えば、制御装置2が備える操作画面情報生成部22は、操作者Aによって選択されたメインアバター11に対応する操作者Bが閲覧している操作画面Tと操作者Bが操作している操作画面Sとに対応する操作画面情報を生成する。操作画面情報取得部41は、操作画面情報生成部22から操作画面情報を取得する。操作画面提供部42Aは、操作画面Tおよび操作画面Sを示す操作画面情報を、操作画面情報取得部41から取得する。
操作画面提供部42Aは、取得した操作画面情報に基づいて、操作者が選択したアバターに対応する操作者が閲覧または操作している操作画面を表示装置32(1)に表示させる(ステップST3a)。例えば、操作画面提供部42Aは、操作画面情報取得部41から取得した操作画面情報に基づいて、図14に示すように、表示装置32(1)の前面に操作画面Sおよび操作画面Tを表示させる。これにより、操作者Aは、表示装置32(1)において操作画面Sおよび操作画面Tを閲覧または操作可能となる。
この後、仮想空間提供部43Bは、操作者Aに対応したサブアバター10(4)を、仮想操作画面Sに対応する仮想空間内の位置に表示させ、操作者Aに対応したサブアバター10(3)を、仮想操作画面Tに対応する仮想空間内の位置に表示させる。操作画面Sおよび操作画面Tは、表示装置32(1)の前面に表示されており、操作者Aの注目度合いが高いと考えられる。このため、サブアバター10(3)およびサブアバター10(4)は、操作者Aの注目度合に応じた色、透明度および大きさのうちの少なくとも一つで表示される。
なお、仮想空間提供装置4Bにおける操作画面情報取得部41、操作画面提供部42Aおよび仮想空間提供部43Bの機能は、図6Aまたは図6Bに示した処理回路によって実現される。すなわち、仮想空間提供装置4Bは、図13に示したステップST1aからステップST5aまでの処理を実行するための処理回路を備える。処理回路は、専用のハードウェアであってもよいが、メモリに記憶されたプログラムを実行するCPUであってもよい。
以上のように、実施の形態3に係る仮想空間提供装置4Bにおいて、操作画面情報取得部41が、仮想空間内の仮想操作画面が選択されると、選択された仮想操作画面に対応する操作画面を示す操作画面情報を制御装置2から取得する。操作画面提供部42Aが、操作画面情報取得部41によって取得された操作画面情報に基づいて、操作者が選択した仮想操作画面に対応する操作画面を、表示装置32に表示させる。これにより、操作者は、仮想空間から選択した仮想操作画面に対応する操作画面を閲覧または操作することが可能となる。
実施の形態3に係る仮想空間提供装置4Bにおいて、操作画面情報取得部41が、仮想空間内のアバターが選択されると、選択されたアバターに対応した操作者が閲覧または操作している操作画面を示す操作画面情報を、制御装置2から取得する。操作画面提供部42Aが、操作画面情報取得部41によって取得された操作画面情報に基づいて、選択されたアバターに対応した操作者が閲覧または操作している操作画面を、表示装置32に表示させる。これにより、操作者は、仮想空間から選択したアバターに対応する操作者が閲覧または操作している操作画面を閲覧または操作することが可能となる。
実施の形態4.
図15は、実施の形態4に係る表示システム1Aの構成を示すブロック図である。図15において、制御装置2Aは、例えば、監視対象の設備を監視制御する装置であり、操作受付部21、操作画面情報生成部22および報知情報生成部23を備える。端末3A~3Eは、入力装置31および表示装置32を備える。仮想空間提供装置4Cは、操作画面情報取得部41、操作画面提供部42B、仮想空間提供部43Cおよび報知情報取得部45を備える。
報知情報生成部23は、操作者に対する報知情報を生成する。例えば、報知情報生成部23は、仮想空間内で行われる各種の作業のうち、操作者が早急に処理すべき事象が発生した作業を特定し、特定した作業を行うための操作画面および上記事情を示す報知情報を生成する。操作者が早急に処理すべき事象は、例えば、監視対象の設備の異常動作などが考えられる。
報知情報取得部45は、制御装置2Aから報知情報を取得する。例えば、報知情報生成部23によって生成された報知情報は、仮想空間内で行われる各種の作業に関する情報であり、かつ、操作画面情報が示す操作画面を用いた処理に関連した情報である。報知情報取得部45によって取得された報知情報は、操作画面提供部42Bおよび仮想空間提供部43Cに出力される。
操作画面提供部42Bは、操作画面情報取得部41によって取得された操作画面情報と報知情報取得部45によって取得された報知情報とに基づいて、報知情報とともに、操作画面を、表示装置32に表示させる。仮想空間提供部43Cは、操作画面情報取得部41によって取得された操作画面情報と報知情報取得部45によって取得された報知情報とに基づいて、報知情報が強調表示された仮想操作画面を表示装置32に表示させる。
図16は、表示装置32(1)および表示装置32(2)の表示例を示す図である。図16において、操作者が早急に処理すべき事象が、操作画面P、操作画面Q、操作画面Rおよび操作画面Sに対応する作業に発生しているものと仮定する。操作画面提供部42Bは、操作画面情報が示す操作画面のうち、報知情報が示す事情が発生している作業を行うために用いられる操作画面を特定し、特定した操作画面を、報知情報とともに、表示装置32(1)に表示させる。
例えば、操作者Aが閲覧または操作している操作画面P、操作画面Q、操作画面Rおよび操作画面Tのうち、操作画面P、操作画面Qおよび操作画面Rを用いる作業には、報知情報が示す事情が発生している。そこで、操作画面提供部42Bは、操作者が早急に処理すべき事象が発生していることを報知するための警告画像45(1)、45(2)および45(3)を生成し、警告画像45(1)を含めた操作画面P、警告画像45(2)を含めた操作画面Qおよび警告画像45(3)を含めた操作画面Rを、表示装置32(1)に表示させる。
仮想空間提供部43Cは、操作者が早急に処理すべき事象が発生していることを報知するための警告画像46(1)、46(2)、46(3)および46(4)を生成し、警告画像46(1)を強調表示した仮想操作画面P、警告画像46(2)を強調表示した仮想操作画面Q、警告画像46(3)を強調表示した仮想操作画面Rおよび警告画像46(4)を強調表示した仮想操作画面Sを、表示装置32(2)に表示させる。警告画像の強調表示とは、操作者が閲覧または操作可能に表示装置32(1)に表示させている操作画面よりも強調して警告画像を表示することを意味する。
例えば、図16において、警告画像45(1)、45(2)および45(3)は、操作画面の内容の閲覧を妨げない大きさで操作画面内に配置されている。これに対して、警告画像46(1)、46(2)、46(3)および46(4)は、仮想操作画面からはみ出す程度の大きさで表示されている。操作者は、仮想空間において強調表示された警告画像を視認することにより、早急に処理すべき事象が仮想操作画面に対応する作業に発生していることを容易に把握できる。
なお、警告画像を仮想操作画面からはみ出す程度の大きさで表示する場合を示したが、強調表示は、これに限定されるものではない。例えば、仮想空間提供部43Cは、警告画像を、操作者に注意喚起させるために赤色で表示させてもよいし、操作画面内に配置する警告画像とは異なる形状で表示させてもよい。
さらに、仮想空間提供部43Cは、報知情報に基づいて仮想空間内の報知数を算出し、算出した報知数を示す画像を含んだ仮想空間を表示装置32(2)に表示させてもよい。
例えば、仮想空間提供部43Cは、操作画面情報が示す操作画面P、操作画面Q、操作画面R、操作画面Sおよび操作画面Tのうち、報知情報が示す事情が発生している作業を行うために用いられる操作画面の数を、報知数として算出する。図16に示す例では、操作画面P、操作画面Q、操作画面Rおよび操作画面Sの4つの画面である。仮想空間提供部43Cは、報知数を示す警告画像46を生成し、生成した警告画像46を表示装置32(2)に表示させる。操作者は、警告画像46を視認することにより、早急に処理すべき事象が仮想空間内でどれだけ発生しているかを容易に把握することができる。
なお、仮想空間提供装置4Cに対し、実施の形態2で示した負荷算出部44を追加してもよい。負荷算出部44を備えることで、仮想空間提供部43Cは、負荷算出部44によって算出された操作者数を示す画像44Cを含む仮想空間を、表示装置32(2)に表示させる。操作者は、画像44Cを視認することにより、自分以外に作業を行っている操作者の数を容易に認識することができる。
なお、仮想空間提供装置4Cにおける操作画面情報取得部41、操作画面提供部42B、仮想空間提供部43Cおよび報知情報取得部45の機能は、図6Aまたは図6Bに示した処理回路によって実現される。すなわち、仮想空間提供装置4Cは、実施の形態4で示した各処理を実行するための処理回路を備える。処理回路は、専用のハードウェアであってもよいが、メモリに記憶されたプログラムを実行するCPUであってもよい。
以上のように、実施の形態4に係る表示システム1Aは、操作画面情報が示す操作画面を用いた処理に関連した報知情報を取得する報知情報取得部45を備える。操作画面提供部42Bは、操作画面情報および報知情報に基づいて、報知情報を示す警告画像とともに操作画面を、表示装置32(1)に表示させる。仮想空間提供部43Cは、操作画面情報および報知情報に基づいて、報知情報を示す警告画像が強調表示された仮想操作画面を、表示装置32(2)に表示させる。操作者は、強調表示された警告画像を視認することにより、早急に処理すべき事象が仮想操作画面に対応する作業に発生していることを容易に把握できる。
実施の形態4に係る表示システム1Aにおいて、仮想空間提供部43Cは、報知情報に基づいて仮想空間内の報知数を算出し、報知数を示す警告画像46を含んだ仮想空間を表示装置32(2)に表示させる。操作者は、警告画像46を視認することにより、早急に処理すべき事象が仮想空間内でどれだけ発生しているかを容易に把握することができる。
なお、各実施の形態の組み合わせまたは実施の形態のそれぞれの任意の構成要素の変形もしくは実施の形態のそれぞれにおいて任意の構成要素の省略が可能である。
本開示に係る表示システムは、例えば、操作者の遠隔操作によって動作するプラントの監視制御システムに利用可能である。
1,1A 表示システム、2,2A 制御装置、3A~3E 端末、4,4A~4C 仮想空間提供装置、10~14 メインアバター、10(1)~10(4),11(1) サブアバター、21 操作受付部、22 操作画面情報生成部、23 報知情報生成部、31 入力装置、32,32(1),32(2) 表示装置、41 操作画面情報取得部、42,42A,42B 操作画面提供部、43,43A~43C 仮想空間提供部、44 負荷算出部、44A テキスト画像、44B 作業時間画像、44B1~44B3 画像部分、44C 画像、45(1)~45(3)、46(1)~46(4) 警告画像、50,51 ポインタ、100 入力インタフェース、101 出力インタフェース、102 処理回路、103 プロセッサ、104 メモリ。

Claims (16)

  1. 操作者の操作を受け付ける操作画面を示す操作画面情報を取得する操作画面情報取得部と、
    前記操作画面情報が示す前記操作画面を表示装置に表示させることにより、前記操作者に提供する操作画面提供部と、
    前記操作画面情報が示す前記操作画面を模擬した仮想操作画面を含んだ仮想空間を表示装置に表示させることにより、前記操作者に提供する仮想空間提供部と、
    を備え、
    前記仮想空間提供部は、前記操作画面情報取得部によって前記操作者が閲覧または操作している前記操作画面を示す前記操作画面情報が取得されると、当該操作画面を模擬した前記仮想操作画面に対応する前記仮想空間内の位置に、前記操作者に対応したアバターを表示させること
    を特徴とする表示システム。
  2. 前記仮想空間提供部は、前記操作者が操作している前記操作画面を模擬した前記仮想操作画面に対応する前記仮想空間内の位置に、当該操作者に対応したメインの前記アバターを表示させ、前記操作者が閲覧のみしている前記操作画面を模擬した前記仮想操作画面に対応する前記仮想空間内の位置に、前記操作者に対応したサブの前記アバターを表示させること
    を特徴とする請求項1に記載の表示システム。
  3. 前記仮想空間提供部は、表示装置に表示させた前記操作画面に対する前記操作者の注目度合いに応じた色、透明度および大きさのうちの少なくとも一つでサブの前記アバターを表示させること
    を特徴とする請求項2に記載の表示システム。
  4. 前記仮想空間提供部は、表示装置の画面内の前記操作画面の表示面積に応じた色、透明度および大きさのうちの少なくとも一つでサブの前記アバターを表示させること
    を特徴とする請求項2に記載の表示システム。
  5. 前記仮想空間提供部は、表示装置の表示画面からみて前記アバターにおける少なくとも前記仮想操作画面と重なる部分を、輪郭のみで表示させること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の表示システム。
  6. 前記操作者の作業負荷を示す値を算出する負荷算出部を備え、
    前記仮想空間提供部は、前記作業負荷に応じた色の前記アバターを表示させること
    を特徴とする請求項1に記載の表示システム。
  7. 前記仮想空間提供部は、前記作業負荷を示す画像情報を付加した前記アバターを表示させること
    を特徴とする請求項6に記載の表示システム。
  8. 前記負荷算出部は、前記操作画面に対応する作業の未処理タスクの数または前記操作画面を用いた前記操作者の連続作業時間のうちの少なくとも一方を前記作業負荷として算出すること
    を特徴とする請求項6または請求項7に記載の表示システム。
  9. 前記負荷算出部は、前記操作者の数を算出し、
    前記仮想空間提供部は、前記操作者の数を示す画像を含んだ前記仮想空間を表示装置に表示させること
    を特徴とする請求項6または請求項7に記載の表示システム。
  10. 前記操作画面情報取得部は、前記仮想空間内の前記仮想操作画面が選択されると、選択された前記仮想操作画面に対応する前記操作画面を示す前記操作画面情報を取得し、
    前記操作画面提供部は、前記操作画面情報に基づいて、前記操作者が選択した前記仮想操作画面に対応する前記操作画面を表示装置に表示させること
    を特徴とする請求項1に記載の表示システム。
  11. 前記操作画面情報取得部は、前記仮想空間内の前記アバターが選択されると、選択された前記アバターに対応した前記操作者が閲覧または操作している前記操作画面を示す前記操作画面情報を取得し、
    前記操作画面提供部は、前記操作画面情報に基づいて、選択された前記アバターに対応した前記操作者が閲覧または操作している前記操作画面を表示装置に表示させること
    を特徴とする請求項1に記載の表示システム。
  12. 前記操作画面情報が示す前記操作画面を用いた処理に関連した報知情報を取得する報知情報取得部を備え、
    前記操作画面提供部は、前記操作画面情報および前記報知情報に基づいて、前記報知情報を示す画像とともに前記操作画面を表示装置に表示させ、
    前記仮想空間提供部は、前記操作画面情報および前記報知情報に基づいて、前記報知情報を示す画像が強調表示された前記仮想操作画面を表示装置に表示させること
    を特徴とする請求項1に記載の表示システム。
  13. 前記仮想空間提供部は、前記報知情報に基づいて、前記仮想空間内の報知数を算出し、算出した前記報知数を示す画像を含んだ前記仮想空間を表示装置に表示させること
    を特徴とする請求項12に記載の表示システム。
  14. 前記操作画面提供部は、第1の操作者が閲覧または操作している前記操作画面のうち、前記第1の操作者以外の第2の操作者が閲覧または操作している前記操作画面に対し、当該第2の操作者を示す画像を付加して表示装置に表示させること
    を特徴とする請求項1に記載の表示システム。
  15. 操作者の操作を受け付ける操作画面を示す操作画面情報を取得する操作画面情報取得部と、
    前記操作画面情報が示す前記操作画面を表示装置に表示させることにより、前記操作者に提供する操作画面提供部と、
    前記操作画面情報が示す前記操作画面を模擬した仮想操作画面を含んだ仮想空間を表示装置に表示させることにより、前記操作者に提供する仮想空間提供部と、
    を備え、
    前記仮想空間提供部は、前記操作画面情報取得部によって前記操作者が閲覧または操作している前記操作画面を示す前記操作画面情報が取得されると、前記操作者が操作している前記操作画面を模擬した前記仮想操作画面に対応する前記仮想空間内の位置に、当該操作者に対応したメインのアバターを表示させ、前記操作者が閲覧のみしている前記操作画面を模擬した前記仮想操作画面に対応する前記仮想空間内の位置に、前記操作者に対応したサブのアバターを表示させること
    を特徴とする仮想空間提供装置。
  16. 操作画面情報取得部が、操作者からの操作を受け付ける操作画面を示す操作画面情報を取得するステップと、
    操作画面提供部が、前記操作画面情報が示す前記操作画面を表示装置に表示させることにより、前記操作者に提供するステップと、
    仮想空間提供部が、前記操作画面情報が示す前記操作画面を模擬した仮想操作画面を含んだ仮想空間を表示装置に表示させることにより、前記操作者に提供するステップと、
    を備え、
    前記仮想空間提供部は、前記操作画面情報取得部によって前記操作者が閲覧または操作している前記操作画面を示す前記操作画面情報が取得されると、当該操作画面を模擬した前記仮想操作画面に対応する前記仮想空間内の位置に、前記操作者に対応したアバターを表示させること
    を特徴とする表示方法。
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