JP7243771B2 - Image forming apparatus and image forming method - Google Patents
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Description
本発明は、画像形成の際の色調を監視する画像形成装置及び画像形成方法に関する。 The present invention relates to an image forming apparatus and an image forming method for monitoring color tone during image formation.
用紙に画像を形成する画像形成部の下流側にインラインセンサ等で構成される読取部を接続し、画像形成された用紙上の画像を読み取る画像形成装置が存在している。また、用紙に画像を形成する画像形成装置の後段に読取装置(出力物読取装置)を接続し、画像形成された用紙上の画像を読取装置で読み取る画像形成システムが存在している。 2. Description of the Related Art There is an image forming apparatus that reads an image formed on a sheet by connecting a reading section including an in-line sensor or the like to the downstream side of an image forming section that forms an image on the sheet. In addition, there is an image forming system in which a reading device (output reading device) is connected to the rear stage of an image forming device that forms an image on a sheet, and the reading device reads the image formed on the sheet.
このような画像形成装置や画像形成システムでは、定期的に、あらかじめ定められたパッチ画像(補正用画像)を用紙上に形成し、用紙上のパッチ画像を読み取ることで、画像形成装置の色変動(色調差)を検知して修正する(キャリブレーションする)ことが可能になる。 In such image forming apparatuses and image forming systems, predetermined patch images (correction images) are periodically formed on a sheet of paper, and the patch images on the sheet of paper are read to detect color fluctuations of the image forming apparatus. It is possible to detect (color tone difference) and correct (calibrate).
ただし、このパッチ画像を用紙に形成する関係で、パッチ画像を形成するための用紙の消費、パッチ画像を形成した用紙の出力による通常の画像形成の生産性の低下、といった問題が発生する。
そこで、このような用紙無駄や生産性低下を抑えるべく、通常の画像形成の際に、画像形成用画像データと出力物読み取り画像データとを、画素単位で比較する手法が提案されている。この手法によると、用紙上へのパッチ画像の形成が発生しないため、用紙無駄の削減、生産性低下の抑制が可能になると期待されている。
However, in relation to forming the patch image on paper, there arise problems such as consumption of paper for forming the patch image and a decrease in productivity of normal image formation due to the output of the paper on which the patch image is formed.
Therefore, in order to suppress such waste of paper and decrease in productivity, a technique has been proposed in which image data for image formation and read image data of an output product are compared pixel by pixel during normal image formation. According to this method, since patch images are not formed on paper, it is expected that paper waste can be reduced and productivity can be suppressed.
この種の技術としては、以下の特許文献に各種の関連提案がなされている。 As this type of technology, various related proposals have been made in the following patent documents.
本発明は、カラーパッチなどを用いずに色調を適切に監視することが可能な画像形成装置を実現することを目的とする。 SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to realize an image forming apparatus capable of appropriately monitoring color tones without using color patches or the like.
本発明の一側面が反映された画像形成装置は、画像形成部を備え、補正用画像データを用いて前記画像形成部の色補正を実行する画像形成装置であり、前記画像形成部により前記補正用画像データとは異なる画像形成用画像データに基づいて形成された用紙上の画像を読み取る読取部と、色調差を監視するための色を設定する設定部と、前記読取部により読み取られた用紙の読み取り画像データに基づく値と前記読み取られた用紙よりも後に画像が形成された用紙の読み取り画像データに基づく値とを比較し、設定された色の色調差を監視する色調監視部と、を備える。
本発明の一側面が反映された画像形成方法は、画像形成部の色補正に用いられる補正用画像データとは異なる画像形成用画像データに基づいて用紙に画像を形成するステップと、前記画像形成用画像データに基づいて画像が形成された用紙上の画像を読取部により読み取るステップと、色調差を監視するための色を設定するステップと、前記読取部により読み取られた用紙の読み取り画像データに基づく値と前記読み取られた用紙よりも後に画像が形成された用紙の読み取り画像データに基づく値とを比較し、設定された色の色調差を監視するステップと、を有する。
An image forming apparatus to which one aspect of the present invention is reflected is an image forming apparatus that includes an image forming unit, performs color correction of the image forming unit using correction image data, and performs color correction by the image forming unit. a reading unit for reading an image on a sheet formed based on image forming image data different from the image data for image formation, a setting unit for setting colors for monitoring color tone differences, and the sheet read by the reading unit a color tone monitoring unit that compares a value based on the read image data of and a value based on the read image data of a sheet on which an image is formed after the read sheet, and monitors a color tone difference of the set color ; Prepare.
An image forming method according to one aspect of the present invention includes the steps of: forming an image on a sheet based on image forming image data different from correcting image data used for color correction in an image forming unit; a step of reading an image on a sheet of paper on which an image is formed based on the image data for use by a reading unit ; a step of setting a color for monitoring a color tone difference; and comparing the value based on the value based on the read image data of the sheet on which the image was formed after the read sheet, and monitoring the tone difference of the set color .
本発明によれば、カラーパッチなどを用いずに色調を適切に監視することが可能となる。 According to the present invention, it is possible to appropriately monitor color tones without using color patches or the like.
以下、図面を参照して、不安定な要因の影響を受けずに、カラーパッチなどを用いずに、色再現を解析することが可能な画像形成装置についての実施形態を詳細に説明する。
〔画像形成装置の構成〕
画像形成装置100の構成例として、図1と図2に基づいて詳細に説明する。なお、図1は画像形成装置100の各部の機能を示す機能ブロック図、図2は画像形成装置100の各部の機械的構成要素を示す説明図である。
Hereinafter, embodiments of an image forming apparatus capable of analyzing color reproduction without being affected by unstable factors and without using color patches will be described in detail with reference to the drawings.
[Configuration of Image Forming Apparatus]
A configuration example of the
画像形成装置100は、ネットワーク30を介して情報処理端末としてのPC20と接続されている。PC20は、PDL言語で記述された原画像データ(ラスタイメージ以外の印刷用データ)を作成し、ネットワーク30を介して画像形成装置100に送信する。
ここで、画像形成装置100は、画像形成装置100内の各部を制御する制御部101と、接続されている他の装置と通信するための通信部102と、利用者による操作入力と画像形成装置100の状態表示とを行う操作表示部103と、各種設定を記憶する記憶部104と、給紙トレイに収容された用紙を給紙可能な給紙部105と、装置内で用紙を搬送する搬送部107と、PC20からのPDLで記述された原画像データをRIP処理して画像形成用画像データにするプリンタコントローラ110と、原画像データを参照して画像形成用画像データと読み取り画像データとの対応する位置において色調差を監視する際の監視設定色と当該監視設定色の理想値とを設定する監視設定部115と、原稿を読み取る原稿読取部120と、画像形成する際の画像データや各種データを記憶する画像データ記憶部130と、画像形成に必要な各種画像処理を実行する画像処理部140と、画像形成命令と画像データとに基づいて用紙上に画像を形成する画像形成部150と、用紙上に形成されたトナーによる画像を熱と圧力とで安定させる定着部160と、画像形成用画像データと読み取り画像データとにおける画素値を比較して色再現を解析する色調監視部180と、用紙に形成された画像を読み取る出力物読取部190と、を備えて構成されている。
Here, the
なお、画像形成部150は、図2に示されるように、帯電された像担持体に形成される静電潜像が現像されてトナー像となり、中間転写体上で各色のトナー像が重ね合わされてから用紙に転写される、いわゆる電子写真方式の画像形成部である。但し、画像形成部150の具体的構成は、図2に示すものに限られない。
In the
また、出力物読取部190は、用紙上に画像形成された画像を読み取るもので、画像形成部150と定着部160の下流側に配置されており、用紙搬送中に画像を読み取る構成となっている。なお、出力物読取部190は、画像形成装置100の後段に接続された、図示されない中間処理装置や後処理装置に配置されていても良い。
Further, the
〔画像形成装置の各部の制御と設定〕
画像形成部150で画像形成に使用する色材をシアンC,マゼンタM,イエローY,ブラックK,であるとする。また、本実施形態において、色調とは、色の明度と彩度によって分けられる色の系統をいう。なお、以下の説明では、L*a*b*については、単にLabと表記する。
[Control and setting of each part of the image forming apparatus]
Assume that cyan C, magenta M, yellow Y, and black K are color materials used for image formation in the
プリンタコントローラ110は、ラスタイメージ以外の原画像データをラスタイメージの画像形成用画像データに変換するラスタイメージ処理部を構成している。
監視設定部115は、画像形成に使用するCMYKの色材のいずれか単独の1次色(C,M,Y,K)、1次色のいずれか2色を組み合わせた2次色(R,G,B)、1次色の3有彩色を予め定められた比率で組み合わせた3次色(肌色等)、1次色の3有彩色(C,M,Y)を所定の比率で組み合わせた3次無彩色(グレー)、の少なくとも1色を含むように監視設定色を設定する。
The
The
なお、肌色等の3次色は、特定の民族の肌の色に限定されるものではなく、使用する国や地域における画像に含まれる任意の肌の色とすることができる。
監視設定部115は、原画像データを参照して、画像形成用画像データと読み取り画像データとの対応する位置において色調差を監視する際の、監視設定色と、当該監視設定色の理想値とを設定する。また、監視設定部115は、原画像データを参照して、空間周波数の低周波領域であってテキストデータを含まない領域において監視設定色を設定する。なお、ここで、空間周波数の低周波領域については、画像において輪郭や模様等が存在せず一定の色で塗りつぶされた領域等を意味しており、具体的な空間周波数については画像形成装置製造者又はユーザが任意に定めることができる。
Note that the tertiary color such as skin color is not limited to the skin color of a specific ethnic group, and may be any skin color included in the image in the country or region where the image is used.
The
また、監視設定部115は、監視設定色として複数の異なる色を設定可能である。また、監視設定部115は、監視設定色として前記原画像データをICCプロファイル又は多次元LUTに基づいて変換して理想値を設定する。また、監視設定部115は、監視設定色の設定状況に応じて監視設定色の緩い設定や厳しい設定に応じて、緩い閾値や厳しい閾値を設定する。また、監視設定部115は、監視設定色の種類に応じて、適した閾値を設定する。また、監視設定部115は、画像の複数個所から抽出した色の平均値を使用して、監視設定色を設定する。
In addition, the
また、監視設定部115は、原画像データに基づくのではなく、画像形成用画像データに基づいて画像形成された用紙を読み取って得られた読み取り画像データ又は当該読み取り画像データの複数の平均値に基づいて理想値を設定することも可能である。色調監視部180は、監視設定色について、画像形成用画像データと読み取り画像データとの対応する位置において監視設定色の読み取り画像データの値と理想値との色調差を監視する。また、色調監視部180は、経時変化による色調差の絶対値、又は、色調差の変化度合い、の少なくとも一方を閾値として色調差の監視を行う。
In addition, the
色調監視部180は、監視設定色として3次無彩色が選択された場合に、色相の変化を色調差として監視する。また、色調監視部180は、監視設定色として3次色が選択された場合に、顔認識処理により認識された顔領域内の色を当該3次色として定め、当該3次色の彩度の変化を色調差として監視する。この際、画像処理部140が顔認識処理等の画像処理を実行する。
When the tertiary achromatic color is selected as the monitoring setting color, the color
色調監視部180は、監視設定色の一の設定について、読み取り画像データの対応する一の位置において、色調差を監視する。
色調監視部180は、画像形成に使用する基本の色材の色以外の特色を監視設定色とした場合、当該特色に関しては、特色のみであって他の色が含まれない領域で色調差を監視する。また、制御部101は、色調監視部180の監視で色調差が所定の閾値以上であった場合に、画像形成部150の色補正を実行するよう制御する。
The color
When a spot color other than the color of the basic color material used for image formation is set as the monitoring setting color, the color
制御部101は、用紙の余白に補正用画像を形成した用紙を読み取って得た読み取り補正用画像データを用いて、画像形成部150を調整することにより色補正を行う。また、制御部101は、色調差が閾値に達しない場合であっても、一定の期間又は一定の画像形成枚数毎に、画像形成部150の色補正を実行する。また、制御部101は、監視設定色が出現しない場合であっても、一定の期間又は一定の画像形成枚数毎に、画像形成部150の色補正を実行する。
The
〔動作〕
以下、本実施形態の画像形成装置の動作について、図面を参照して説明する。図3は、本実施形態の色調監視を実行する際のデータの流れを示す処理ブロック図である。また、図4は、本実施形態の色調監視を実行する際のフローチャートである。
〔motion〕
The operation of the image forming apparatus of this embodiment will be described below with reference to the drawings. FIG. 3 is a processing block diagram showing the flow of data when color tone monitoring is performed according to this embodiment. FIG. 4 is a flow chart for executing color tone monitoring according to this embodiment.
PC20において、PDL言語で記述された原画像データ(ラスタイメージ以外の印刷用データ)がユーザにより作成される(図3,図4中のステップS101)。このPDL言語形式の原画像データは、ネットワーク30を介して画像形成装置に供給される。
ユーザは操作表示部103を操作して、プリンタコントローラ110に対して原画像データの画像形成を指示する。このユーザからの指示を受けたプリンタコントローラ110は、ページ記述言語で記述されたRIP前の原画像データにRIP処理を施して、画像形成部150において画像形成するための画像データ(画像形成用画像データ)を生成する(図3,図4中のステップS102)。そして、プリンタコントローラ110は、この画像形成用画像データを、画像データ記憶部130に記憶し、必要に応じて画像処理部140と画像形成部150とに供給する。
In the
The user operates the
画像形成部150は、プリンタコントローラ110からの画像形成用画像データを用いて画像形成を実行し、用紙に画像を形成し印刷物を出力する(図3,図4中のステップS103)。なお、この実施形態において、画像形成部150によって画像が形成された用紙を「印刷物」と呼ぶことにする。この印刷物は、出力物読取部190又は原稿読取部120により読み取られ、読み取り画像データが生成される(図3,図4中のステップS104)。出力物読取部190又は原稿読取部120は、印刷物の読み取りにより生成した読み取り画像データを、画像データ記憶部130に一時記憶し、必要に応じて、画像処理部140等に供給する。
The
監視設定部115は、原画像データを参照して、画像形成用画像データと読み取り画像データとの対応する位置において色調差を監視する際の監視設定色と、当該監視設定色の理想値とを設定する(図3,図4中のステップS105)。
ここで、監視設定部115は、入力された原画像データを参照して、画像形成に使用する色材CMYKのいずれか単独の1次色(C,M,Y,K)、1次色のいずれか2色を組み合わせた2次色(R,G,B)、1次色の3有彩色を予め定められた比率で組み合わせた3次色(肌色等(以下、特定3次色))、1次色の3有彩色(C,M,Y)を所定の比率で組み合わせた無彩色とした3次無彩色(グレー)、の少なくとも1色を含むように監視設定色を設定する。
The
Here, the
なお、3次無彩色は、色相(色度)変化に敏感であり、変化した場合に、CMYのどの色が変化したか確認が容易である。つまり、3次無彩色の色調差を監視しておけば、CMYの変動を把握することが可能であり、画像形成部150でのCMYの補正にフィードバックすることができる。1次色(CMY又はCMYK)、2次色(RGB)は、最高濃度部の監視のために有用である。肌色等の特定3次色は、色相や彩度の変化に敏感であり、色相変化や彩度変化の確認が容易である。
Note that the tertiary achromatic color is sensitive to hue (chromaticity) change, and when it changes, it is easy to confirm which color of CMY has changed. In other words, by monitoring the color tone difference of the tertiary achromatic color, it is possible to grasp the CMY variation, and feed back the CMY correction in the
また、設定した監視設定色の理想値の設定としては、以下の3種類のいずれかにより行う。1つめとして、監視設定色(CMYK)をICCプロファイル又は多次元LUTに基づいて変換し、Lab又はRGBの理想値として設定する。2つめとして、監視設定色が出現した最初の印刷物の実測値(読み取り画像データ:RGB)を理想値とする。3つめとして、監視設定色が出現した最初から数枚の印刷物の実測値(読み取り画像データ:RGB)の平均値を理想値とする。 Also, the ideal value of the set monitor setting color is set by one of the following three types. First, monitor set colors (CMYK) are converted based on an ICC profile or multi-dimensional LUT and set as Lab or RGB ideal values. Second, the actual measurement values (read image data: RGB) of the first printed matter in which the monitoring setting color appears are taken as ideal values. Third, the ideal value is the average value of the actually measured values (read image data: RGB) of the first few prints on which the monitoring setting color appears.
なお、監視設定部115は、誤差の影響を減らすため、原画像データを参照して空間周波数の低周波領域であってテキストデータを含まない領域において監視設定色を設定する。
また、監視設定部115は、原画像データに基づいて理想値を設定する(図3中の実線)のではなく、画像形成用画像データに基づいて画像形成された用紙を読み取って得られた読み取り画像データ又は当該読み取り画像データの複数の平均値に基づいて理想値を設定することも可能である(図3中の破線)。
In order to reduce the influence of errors, the
In addition, the
また、ここで、監視設定色として複数の異なる色を設定可能である。また、監視設定色として原画像データをICCプロファイル又は多次元LUTに基づいて変換して理想値を設定する。また、監視設定色の設定状況に応じて監視設定色の緩い設定や厳しい設定に応じて、緩い閾値や厳しい閾値を設定する。また、監視設定色の種類に応じて、適した閾値を設定する。また、画像の複数個所から抽出した色の平均値を使用して、監視設定色を設定する。 Also, here, a plurality of different colors can be set as monitor setting colors. Also, ideal values are set by converting the original image data based on the ICC profile or multi-dimensional LUT as the monitoring set colors. In addition, a loose threshold value or a strict threshold value is set depending on whether the monitoring setting color is set loosely or strictly according to the setting state of the monitoring setting color. Also, a suitable threshold value is set according to the type of monitoring setting color. Also, the average value of the colors extracted from multiple locations in the image is used to set the monitoring setting color.
ここで、画像処理部140は、画像形成用画像データと読み取り画像データとを比較可能な統一された形式のデータに変換する(図3,図4中のステップS106)。画像形成用画像データはCMYKビットマップデータであり、読み取り画像データはRGBビットマップデータであり、そのままでは比較することができない。そこで、画像処理部140は、画像形成用画像データと読み取り画像データとを、RGBビットマップデータやLabデータなどにデータ形式を揃えるように画像処理を実行する。図3において、「画像形成用画像データ’」と「読み取り画像データ’」とは、データ形式が一致した状態のデータを意味している。
Here, the
色調監視部180は、監視設定色について、画像形成用画像データと読み取り画像データとの対応する位置において、監視設定色の読み取り画像データの値と理想値との色調差を監視する(図3,図4中のステップS107)。
すなわち、色調監視部180は、まず、画像形成用画像データと読み取り画像データとを参照して設定された監視設定色に属する領域の画素を抽出する。これを詳しく説明すると、画像形成用画像データの注目画素が監視設定色の設定条件に合致するとき、画像形成用画像データから注目画素を抽出し、読み取り画像データにおいて注目画素と同位置にある画素を対応画素として抽出する。そして、この読み取り画像データの対応画素を、監視設定色の理想値と比較して、両者の色調差を抽出する。
The color
That is, the color
なお、以上の色調差の監視のタイミングとしては、1ページ分の画像の解析を終えた時に、抽出した監視設定色の読み取り画像データ(実測値)とその理想値の色調差を算出する。ここで、理想値をRGB値で設定した場合は、スキャン画像から得た読み取り画像データのRGB値との差分を比較し、差分が閾値以上であった場合、色補正を実行する。また、理想値をLab値で設定した場合は、スキャン画像から得られた読み取り画像データのRGB値をスキャナプロファイルもしくは多次元LUTに基づいてLab値に変換したうえで、比較し、差分が閾値以上であった場合、色補正を実行する。 As for the timing of monitoring the color tone difference, the color tone difference between the read image data (actually measured value) of the extracted monitor setting color and its ideal value is calculated when the analysis of the image for one page is completed. Here, when the ideal values are set by RGB values, the difference between the RGB values of the read image data obtained from the scanned image is compared, and if the difference is equal to or greater than the threshold value, color correction is performed. When the ideal values are set as Lab values, the RGB values of the read image data obtained from the scanned image are converted to Lab values based on the scanner profile or multidimensional LUT, and then compared, and the difference is greater than or equal to the threshold. If so, perform color correction.
なお、色調監視部180は、経時変化による色調差の絶対値、又は、色調差の変化度合い、の少なくとも一方を閾値として色調差の監視を行う。色調監視部180は、監視設定色として3次無彩色が選択された場合に、色相の変化を色調差として監視する。色調監視部180は、監視設定色として肌色等の特定3次色が選択された場合に、顔認識処理により認識された顔領域内の色を当該特定3次色として定め、当該特定3次色の色相変化や彩度変化を色調差として監視する。この際、画像処理部140が顔認識処理等の画像処理を実行して、上述した注目画素と対応画素の抽出を行えば良い。色調監視部180は、監視設定色の一の設定について、読み取り画像データの対応する一の位置において、色調差を監視する。色調監視部180は、画像形成に使用する基本の色材の色以外の特色を監視設定色とした場合、当該特色に関しては、特色のみであって他の色が含まれない領域で色調差を監視する。
Note that the color
なお、色調監視の具体例を以下に説明する。ここでは、絶対的色調監視と相対的色調監視とを説明する。
[絶対的色調監視の具体例]
・画像形成用画像データ(CMYK)→プロファイル→理想値RGB,
・画像形成用画像データ(CMYK)→印刷物読み取り→実測値RGB,
この場合、理想値RGBと実測値RGBとを比較して色調差を監視し、この色調差が所定の閾値以上になったときに、後述する色補正を実行する。
A specific example of color tone monitoring will be described below. Absolute tone monitoring and relative tone monitoring are described herein.
[Specific example of absolute color tone monitoring]
・Image data for image formation (CMYK)→Profile→Ideal values RGB,
・Image data for image formation (CMYK) → read printed matter → measured values RGB,
In this case, the color tone difference is monitored by comparing the ideal values RGB and the actually measured values RGB, and when the color tone difference exceeds a predetermined threshold value, color correction, which will be described later, is performed.
[相対的色調監視の具体例]
・印刷物1枚目;
画像形成用画像データ#1(CMYK)→印刷物#1→印刷物#1読み取り(RGB)→理想値Lab#1,
・印刷物n枚目(n=2,3,4,…);
画像形成用画像データ#n(CMYK)→印刷物#n→印刷物#n読み取り(RGB)→実測値Lab#n,
この場合、実測値から生成した理想値Lab#1を基準として、理想値Lab#1と実測値Lab#nとを比較して、それぞれnについての色調差を監視し、この色調差が所定の閾値以上になったときに、後述する色補正を実行する。
[Specific example of relative color tone monitoring]
・ First page of printed matter;
Image data for image formation #1 (CMYK)→printed matter #1→printed matter #1 reading (RGB)→ideal value Lab#1,
・ n printed matter (n = 2, 3, 4, ...);
Image data for image formation #n (CMYK)→printed matter #n→printed matter #n reading (RGB)→measured value Lab#n,
In this case, the ideal value Lab#1 generated from the actual measurement value is used as a reference, and the ideal value Lab#1 and the actual measurement value Lab#n are compared to monitor the color tone difference for each n. When the threshold value is exceeded, color correction, which will be described later, is performed.
なお、色調監視部180による色調差の監視については、ある時点で単純に色調差(絶対値)ΔEが所定の閾値Th1以上になったときに、色調監視結果=色調差閾値以上と判定する。図5では、(a1)の部分でΔE≧Th1となっている。
また、色調監視部180による色調差の監視については、経時変化による色調差(絶対値)ΔEをサンプリングして積算していき、色調差積分値∫ΔEが所定の閾値Th2以上になったときに、色調監視結果=色調差閾値以上と判定する。図6では、(a2)の部分でΔE≧Th2となっている。この場合、色調差ΔEそのものが上述した閾値Th1に達していない状態であったとしても、一定期間にわたって一定の色調差が続いているような場合であれば、色調差積分値∫ΔEによって色補正実行の必要性を判断できる。
Regarding the monitoring of the color tone difference by the color
In monitoring the color tone difference by the color
また、色調監視部180による色調差の監視については、突発的な色調差の変化度合い、すなわち、印刷物1枚毎の色調差を監視し、1枚毎の色調差(相対値)δEが所定の変化閾値thδ以上になったときに、色調監視結果=色調差閾値以上と判定する。図7では、(b)の部分で、色調差(絶対値)ΔE<Th1であるが、色調差(相対値)δE≧thδとなっている。
In monitoring the color tone difference by the color
すなわち、「色調差が所定の閾値以上になった」とは、以上に述べたように、3種類の場合が存在している。また、これら色調差の監視については、これら経時的な単純色調監視、経時的な色調差積分値監視、突発的色調監視のいずれか一の監視でも良いが、複数の監視を行うことが望ましい。なお、複数の監視を行う場合には、その中の一つでも閾値以上と判定された場合には、色補正実行に進むことが望ましい。 That is, as described above, there are three types of cases where "the color tone difference has become equal to or greater than the predetermined threshold value". As for the monitoring of these color tone differences, any one of temporal simple color tone monitoring, temporal color tone difference integral value monitoring, and sudden color tone monitoring may be performed, but it is desirable to perform a plurality of monitoring. Note that when performing a plurality of monitorings, it is desirable to proceed to color correction execution when even one of them is determined to be equal to or greater than the threshold value.
制御部101は、色調監視部180の監視で色調差が所定の閾値以上であった場合に(図3中のS108,図4中のステップS108でYES)、画像形成部150の色補正を実行するよう制御する(図3,図4中のステップS109)。すなわち、制御部101は、用紙の余白に補正用画像を形成した用紙を読み取って得た読み取り補正用画像データを用いて、画像形成部150を調整することにより色補正を行う。
そして、制御部101は、以上の処理を、一連のジョブとして画像形成する全ての用紙の画像について繰り返し実行する(図4中のステップS110)。但し、以上の色調監視の処理について、全ての用紙1枚毎に実行するか、あるいは、数枚毎に実行するかは、任意に定めることができる。なお、以上の実施形態では、色調監視においてカラーパッチなどを用いる必要がないため、画像形成される用紙1枚毎に実行したとしても、生産性を低下させることもない。
Then, the
〔その他の動作(1)〕
RIP処理により得られた画像形成用画像データは、カラーマネジメントにより完全に等色な2次色や3次無彩色が一定の範囲で混色してしまっている可能性がある。そこで、色調監視に影響のない範囲で、監視設定色に混色を許容するような閾値を設定することが、実際の製品において処理を実行する上で望ましい。
[Other operations (1)]
In the image data for image formation obtained by the RIP process, there is a possibility that the secondary colors and tertiary achromatic colors that are completely the same are mixed within a certain range due to color management. Therefore, it is desirable to set a threshold value that allows color mixture in the monitoring setting color within a range that does not affect color tone monitoring, in terms of executing processing in an actual product.
例えば、監視設定色として3次無彩色(グレー)を抽出するときは、YMC各色の信号値を0-255の256段階とした場合に、(C-M<±3)かつ(M-Y<±3)かつ(Y-C<±3)、のようにCMYそれぞれの信号値の差が3より小さいときは、3次無彩色であると見なして抽出することが望ましい。ここにおいて、信号値の256段階や、信号値の差を3にすることは一例であって、任意の数値を定めることができる。なお、このように監視設定色に一定量の混色を認めた場合には、色調監視における色調差の閾値についても、混色を考慮して若干緩めの閾値を設定することが望ましい。 For example, when extracting a tertiary achromatic color (gray) as a monitoring setting color, if the signal value of each color of YMC is set to 256 steps from 0 to 255, (CM<±3) and (MY< ±3) and (YC<±3), when the difference between the signal values of CMY is less than 3, it is desirable to extract the color as a tertiary achromatic color. Here, 256 levels of signal values and setting the difference of signal values to 3 are examples, and arbitrary numerical values can be determined. Note that when a certain amount of color mixture is recognized in the monitoring setting colors in this way, it is desirable to set a slightly looser threshold value for the color tone difference in color tone monitoring in consideration of the color mixture.
また、以上の実施形態における3次無彩色(グレー)とは、Kのみから作られるグレーでないことを意味する。このため、CMYの他にKが混じったグレーであっても、3次無彩色であるとして扱う。
〔その他の動作(2)〕
ユーザの使用する画像は様々であり、抽出したい色が監視設定色として出現しない可能性がある。その場合は、抽出のための閾値(幅)を広げることで、より広い範囲でデータを集めることができる。但し、この手法で抽出のための閾値を広げた場合、色調差ありとする閾値のレベルを下げることが望ましい。また、このような措置を講じた場合には、操作表示部103を介して、ユーザに報知することが望ましい。
Further, the tertiary achromatic color (gray) in the above embodiments means that it is not gray made only from K. For this reason, even gray in which K is mixed in addition to CMY is treated as a tertiary achromatic color.
[Other operations (2)]
The images used by the user are various, and there is a possibility that the color that the user wants to extract does not appear as the monitor setting color. In that case, a wider range of data can be collected by widening the threshold (width) for extraction. However, when the threshold for extraction is widened by this method, it is desirable to lower the level of the threshold for determining that there is a color tone difference. Moreover, when such measures are taken, it is desirable to notify the user via the
〔実施例の具体例(3)〕
読み取り画像データについて監視設定色の色調監視をする際に、読み取り画像データの対象画像をM×Nの複数エリアに分割し、複数エリアそれぞれから抽出した監視設定色の平均値を求めて、この平均値を理想値と比較して監視することが可能である。このようにすることで、印刷物全面での色調差で監視することができる。
[Specific example (3) of the embodiment]
When monitoring the color tone of the monitor setting color for the read image data, the target image of the read image data is divided into a plurality of M×N areas, and the average value of the monitor setting color extracted from each of the multiple areas is obtained. Values can be monitored in comparison to ideal values. By doing so, it is possible to monitor the difference in color tone over the entire surface of the printed matter.
〔実施例の具体例(4)〕
読み取り画像データについて監視設定色の色調監視をする際に、読み取り画像データの対象画像をM×Nの複数エリアに分割し、対応する各エリアで生成した理想値と、理想値の属するエリアと同じエリアに含まれる読み取り画像データの画素について監視設定色の色調監視を実行することも望ましい。このようにすることで、用紙の中央や端部で異なる濃度になる面内ムラの影響を排除して色調監視を実行することが可能になる。
[Specific example (4) of the embodiment]
When monitoring the color tone of the monitoring setting color for the read image data, the target image of the read image data is divided into a plurality of M × N areas, and the ideal value generated in each corresponding area is the same as the area to which the ideal value belongs. It is also desirable to perform tone monitoring of the monitor setting color for the pixels of the read image data contained in the area. By doing so, it is possible to monitor the color tone while eliminating the influence of the in-plane unevenness that causes different densities at the center and edges of the paper.
〔実施例の具体例(5)〕
制御部101は、色調差が閾値に達しない場合であっても、一定の期間又は一定の画像形成枚数毎に、画像形成部150の色補正を実行することが望ましい。ここで、監視設定色が、1次色(CMYK)、2次色(RGB)、肌色等の特定3次色、3次無彩色のいずれかであって、監視している色調差が閾値以下の場合には、実測データとその理想値データの差分からガンマ補正へフィードバックすることが望ましい。
[Specific example (5) of the embodiment]
Even if the color tone difference does not reach the threshold value, it is desirable that the
〔実施例の具体例(6)〕
制御部101は、監視設定色が出現しない状態が複数枚の用紙にわたって連続する場合であっても、一定の期間又は一定の画像形成枚数毎に、画像形成部150の色補正を実行することが望ましい。
[Specific example (6) of the embodiment]
Even if the state in which the monitoring setting color does not appear continues over a plurality of sheets, the
〔実施例の具体例(7)〕
色調監視部180は、画像形成に使用する基本の色材の色以外の特色を使用する場合に、この特色を監視設定色とすることも可能である。このように特色を監視設定色とした場合、当該特色に関しては、特色のみであって他の色が含まれない領域で色調差を監視することが望ましい。
[Specific example (7) of the embodiment]
When using a spot color other than the color of the basic color material used for image formation, the color
例えば、画像形成に用いる色材の色としてCMYK以外の第5の色がレッド(R)の場合を想定すると、CMYKを含まないレッドRのみで構成される領域を監視対象とすることで、第五の色の変動を監視することができる。
また、第5の色が透明色(クリア)であった場合に、クリアを含む領域は他の監視設定色に合致する場合であっても、その監視設定色としての監視対象から除外する。読み取り画像データにおけるクリアの影響を除外するためである。
For example, assuming that the fifth color other than CMYK is red (R) as the color of the color material used for image formation, an area composed only of red R that does not include CMYK is set as a monitoring target. Five color variations can be monitored.
Further, when the fifth color is a transparent color (clear), even if an area including clear matches another monitoring setting color, it is excluded from the monitoring target as the monitoring setting color. This is to exclude the effect of clear on read image data.
〔その他の実施形態(1)〕
以上の図1に示した画像形成装置100ではプリンタコントローラ110が内蔵されている状態を示しているが、これに限定されるものではない。すなわち、プリンタコントローラ110が画像形成装置100の外部に存在していて、RIP処理された画像形成用画像データを画像形成装置100が外部から受信する構成であっても構わない。
[Other embodiment (1)]
Although the
〔その他の実施形態(2)〕
以上の画像形成装置100では、プリンタコントローラ110と監視設定部115とが分かれている例を示したが、これに限定されるものではない。プリンタコントローラ110と監視設定部115とは共に原画像データを参照するため、プリンタコントローラ110が監視設定部115を含むような構成であっても良い。
[Other embodiment (2)]
In the
〔その他の実施形態(3)〕
以上の画像形成装置100は、色調監視部180を内蔵する構成を示している。ここで、監視設定部115と色調監視部180とを有する色調監視装置を、画像形成装置100の外部に構成することも可能である。この場合、色調監視装置による監視結果が画像形成装置100に伝達され、画像形成装置で色補正を実行する。
[Other embodiment (3)]
The
100 画像形成装置
102 通信部
103 操作表示部
104 記憶部
105 給紙部
107 搬送部
110 プリンタコントローラ
115 監視設定部
120 原稿読取部
130 画像データ記憶部
140 画像処理部
150 画像形成部
160 定着部
180 色調監視部
190 出力物読取部
100
Claims (30)
前記画像形成部により前記補正用画像データとは異なる画像形成用画像データに基づいて形成された用紙上の画像を読み取る読取部と、
色調差を監視するための色を設定する設定部と、
前記読取部により読み取られた用紙の読み取り画像データに基づく値と前記読み取られた用紙よりも後に画像が形成された用紙の読み取り画像データに基づく値とを比較し、設定された色の色調差を監視する色調監視部と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。 An image forming apparatus that includes an image forming unit and executes color correction of the image forming unit using correction image data,
a reading unit that reads an image on a sheet formed by the image forming unit based on image forming image data different from the correction image data;
a setting unit for setting a color for monitoring the color tone difference;
A value based on the read image data of the sheet read by the reading unit is compared with a value based on the read image data of the sheet on which the image is formed after the read sheet, and the color tone difference of the set color is determined. a color tone monitoring unit for monitoring;
An image forming apparatus comprising:
前記画像形成用画像データに基づいて画像が形成された用紙上の画像を読取部により読み取るステップと、
色調差を監視するための色を設定するステップと、
前記読取部により読み取られた用紙の読み取り画像データに基づく値と前記読み取られた用紙よりも後に画像が形成された用紙の読み取り画像データに基づく値とを比較し、設定された色の色調差を監視するステップと、
を有することを特徴とする画像形成方法。 forming an image on a sheet based on image forming image data different from correcting image data used for color correction in the image forming unit;
a step of reading, by a reading unit, an image on a sheet on which an image is formed based on the image data for image formation;
setting a color for monitoring tonal differences;
A value based on the read image data of the sheet read by the reading unit is compared with a value based on the read image data of the sheet on which the image is formed after the read sheet, and the color tone difference of the set color is determined. a monitoring step;
An image forming method characterized by comprising:
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