JP7243059B2 - 基地局、無線端末、無線通信システム並びに無線通信制御方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、基地局、無線端末、無線通信システム並びに無線通信制御方法及びプログラムに関し、特に、送信データに対する確認応答の送信又は受信を行うための基地局、無線端末、無線通信システム並びに無線通信制御方法及びプログラムに関する。
特許文献1には、送信端末が受信端末へ送信したデータパケットに対して、受信端末が送信端末へ確認応答パケットを送信するデータ通信システムに関する技術が開示されている。特許文献1にかかる受信端末は、確認応答ロス率と、データパケットロス率と、冗長再送データパケットの発生量又は再生率の目標値とに基づいて、確認応答頻度を決定する。そして、受信端末は、決定された確認応答頻度に基づいて、確認応答パケットを受信端末から送信端末へ送信する。
特開2009-273094号公報
ここで、特許文献1にかかる技術は、受信端末側で確認応答頻度の算出処理を行うものであり、受信端末側における確認応答の送信処理(送信頻度、送信タイミング又は送信間隔等)を送信端末側で十分に制御することはできない。ところが、送信側が基地局である場合には、基地局から受信側である無線端末における確認応答の送信処理を主体的に制御できることが望ましい。
本開示は、このような問題点を解決するためになされたものであり、データを受信する無線端末における確認応答の送信処理を基地局が適切に制御するための基地局、無線端末、無線通信システム並びに無線通信制御方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本開示の第1の態様にかかる基地局は、
送信データの送信先である無線端末と自己との間の通信状況について当該無線端末において測定された通信品質情報に基づき、当該無線端末における前記送信データに対する確認応答の送信処理を制御させるための制御情報を決定する決定部と、
前記制御情報を前記無線端末へ送信する送信部と、
を備える。
本開示の第2の態様にかかる無線端末は、
送信データの送信元である基地局と自己との間の通信状況について測定した通信品質情報を前記基地局へ送信する送信部と、
前記基地局において前記通信品質情報に基づき決定され、前記送信データに対する確認応答の送信処理を制御するための制御情報を前記基地局から受信する受信部と、
を備え、
前記送信部は、前記制御情報に基づき前記確認応答を前記基地局へ送信する。
本開示の第3の態様にかかる無線通信システムは、
送信データを送信する基地局と、
前記基地局から前記送信データを受信し、当該送信データに対する確認応答を前記基地局へ送信する無線端末と、を備え、
前記無線端末は、
前記無線端末と前記基地局との間の通信状況について測定した通信品質情報を前記基地局へ送信し、
前記基地局は、
前記無線端末から受信した前記通信品質情報に基づき、前記無線端末における前記確認応答の送信処理を制御させるための制御情報を決定し、
前記制御情報を前記無線端末へ送信し、
前記無線端末は、
前記制御情報を前記基地局から受信し、
前記制御情報に基づき前記確認応答を前記基地局へ送信する。
本開示の第4の態様にかかる無線通信制御方法は、
基地局が、
送信データの送信先である無線端末と自己との間の通信状況について当該無線端末において測定された通信品質情報に基づき、前記無線端末における前記送信データに対する確認応答の送信処理を制御させるための制御情報を決定し、
前記制御情報を前記無線端末へ送信する。
本開示の第5の態様にかかる無線通信制御方法は、
無線端末が、
送信データの送信元である基地局と自己との間の通信状況について測定した通信品質情報を前記基地局へ送信し、
前記基地局において前記通信品質情報に基づき決定され、前記送信データに対する確認応答の送信処理を制御するための制御情報を前記基地局から受信し、
前記制御情報に基づき前記確認応答を前記基地局へ送信する。
本開示の第6の態様にかかる無線通信制御方法は、
基地局から受信した送信データに対する確認応答を前記基地局へ送信する無線端末が、
前記無線端末と前記基地局との間の通信状況について測定した通信品質情報を前記基地局へ送信し、
前記基地局が、
前記無線端末から受信した前記通信品質情報に基づき、前記無線端末における前記確認応答の送信処理を制御させるための制御情報を決定し、
前記無線端末へ前記制御情報を送信し、
前記無線端末が、
前記制御情報を前記基地局から受信し、
前記制御情報に基づき前記確認応答を前記基地局へ送信する。
本開示の第7の態様にかかる無線通信制御プログラムは、
送信データの送信先である無線端末と自己との間の通信状況について当該無線端末において測定された通信品質情報に基づき、前記無線端末における前記送信データに対する確認応答の送信処理を制御させるための制御情報を決定する処理と、
前記制御情報を前記無線端末へ送信する処理と、
をコンピュータに実行させる。
本開示の第8の態様にかかる無線通信制御プログラムは、
送信データの送信元である基地局と自己との間の通信状況について測定した通信品質情報を前記基地局へ送信する処理と、
前記基地局において前記通信品質情報に基づき決定され、前記送信データに対する確認応答の送信処理を制御するための制御情報を前記基地局から受信する処理と、
前記制御情報に基づき前記確認応答を前記基地局へ送信する処理と、
をコンピュータに実行させる。
本開示により、データを受信する無線端末における確認応答の送信処理を基地局が適切に制御するための基地局、無線端末、無線通信システム並びに無線通信制御方法及びプログラムを提供することができる。
本実施の形態1にかかる基地局及び無線端末を備える無線通信システムの全体構成を示すブロック図である。 本実施の形態1にかかる基地局及び無線端末のそれぞれの無線通信制御処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態2にかかる基地局及び無線端末を備える無線通信システムの全体構成を示すブロック図である。 本実施の形態2にかかる基地局のハードウェア構成を示すブロック図である。 本実施の形態2にかかる無線端末のハードウェア構成を示すブロック図である。 本実施の形態2にかかる確認応答要求に応じたACK/NACK応答の流れを説明するシーケンス図である。 本実施の形態2にかかる通信品質に応じたACK/NACK応答回数の概念を説明するための図である。 本実施の形態3にかかる複数の送信データをまとめたACK/NACK応答の流れを説明するシーケンス図である。 本実施の形態4にかかる確認応答率に応じたACK/NACK応答生成判定の流れを説明するシーケンス図である。 本実施の形態5にかかる確認応答率とリソース指定とを別々に通知する場合のACK/NACK応答の流れを説明するシーケンス図である。 本実施の形態6にかかる基地局の無線通信制御の関係を説明するための図である。
以下では、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一又は対応する要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略される。
<実施の形態1>
図1は、本実施の形態1にかかる基地局100及び無線端末200を備える無線通信システム1000の全体構成を示すブロック図である。基地局100は、無線端末200に対して所定のデータを送信する。つまり、基地局100は、送信データの送信元であり、無線端末200は、基地局100からの送信データの送信先である。また、無線端末200は、基地局100から送信されたデータを受信し、受信したデータに対する確認応答を基地局100へ送信する。
基地局100は、決定部101と、送信部102とを備える。決定部101は、無線端末200と基地局100との間の通信状況について無線端末200において測定された通信品質情報に基づき、無線端末200における(基地局100からの)送信データに対する確認応答の送信処理を制御させるための制御情報を決定する。送信部102は、制御情報を無線端末200へ送信する。
無線端末200は、受信部201と、送信部202とを備える。受信部201は、基地局100から送信された送信データを受信する。また、送信部202は、基地局100と無線端末200との間の通信状況について測定した通信品質情報を基地局100へ送信する。そして、受信部201は、上述した制御情報を基地局100から受信する。さらに、送信部202は、制御情報に基づき、送信データに対する確認応答を基地局100へ送信する。
図2は、本実施の形態1にかかる基地局100及び無線端末200のそれぞれの無線通信制御処理の流れを示すフローチャートである。まず、無線端末200は、基地局100との間の通信状況について測定した通信品質情報を基地局100へ送信する(S201)。
次に、基地局100は、無線端末200から通信品質情報を受信し、受信した通信品質情報に基づき、制御情報を決定する(S101)。そして、基地局100は、制御情報を無線端末200へ送信する(S102)。
その後、無線端末200は、基地局100から制御情報を受信する(S202)。また、無線端末200は、この時点において少なくとも基地局100からの送信データを受信しているものとする。そして、無線端末200は、受信した制御情報に基づき、受信した送信データに対する確認応答を基地局100へ送信する(S203)。
尚、基地局100及び無線端末200のそれぞれは、図示しない構成として無線通信回路、プロセッサ、メモリ及び記憶装置等を備えるものである。また、当該記憶装置には、本実施の形態にかかる無線通信制御処理が実装されたコンピュータプログラムが記憶されている。そして、当該プロセッサは、記憶装置からコンピュータプログラムをメモリへ読み込み、当該コンピュータプログラムを実行する。これにより、基地局100のプロセッサは、上述した決定部101及び送信部102の機能を実現する。また、無線端末200のプロセッサは、上述した受信部201及び送信部202の機能を実現する。
このように、本実施の形態では、基地局100は、送信データを受信する無線端末200における確認応答の送信処理を適切に制御することができる。例えば、決定部101は、通信品質が良好であると判定した場合、無線端末200aにおける確認応答の送信回数を減らすように制御情報を決定し、送信部102が決定した制御情報を無線端末200へ送信する。これにより、無線端末200は基地局100から受信した制御情報に応じて確認応答の送信回数を減らす。そのため、基地局100が無線端末200における確認応答率を相対的に低く制御することができる。また、決定部101は、通信品質が悪いと判定した場合、無線端末200aにおける確認応答の送信回数を増やす(本来の回数に戻す)ように制御情報を決定し、送信部102が決定した制御情報を無線端末200へ送信する。これにより、無線端末200は基地局100から受信した制御情報に応じて確認応答の送信回数を元に戻す。この場合、基地局100が無線端末200における確認応答率を維持するように制御できる。つまり、無線端末200側で測定された通信品質情報を加味して無線端末における確認応答の送信処理における送信頻度、送信タイミング又は送信間隔等を基地局100が総合的に制御できる。
<実施の形態2>
本実施の形態2は、上述した実施の形態1の具体的な一実施例である。図3は、本実施の形態2にかかる基地局100a及び無線端末200aを備える無線通信システム2000の全体構成を示すブロック図である。基地局100aは、LTE(Long Term Evolution)等の無線通信規格により無線端末200aと無線通信を行い、また、外部ネットワークとも接続されている。基地局100aは、受信部110と、通信品質評価部120と、送信部130とを備える。
受信部110は、無線端末200aと基地局100aとの間の通信状況について無線端末200aにおいて測定された通信品質情報を、無線端末200aから受信する。ここで、通信品質情報は、例えば、伝送速度、信号対雑音干渉比(SINR(Signal-to-Interference Noise Ratio))、又は、伝送誤り等である。または、通信品質情報は、伝送速度制御に関連する要素(変調方式、符号化率等)や、SINRに関連する要素(信号S、雑音N、干渉I等)であってもよい。また、受信部110は、基地局100aによる送信データに対する無線端末200aからの確認応答(ACK(ACKnowledgement)/NACK(Negative ACKnowledgement))を受信する。
通信品質評価部120は、上述した決定部101の一例であり、受信部110により受信された通信品質情報に基づき、上述した制御情報を決定する。ここで、制御情報は、無線端末200aにおける確認応答の送信タイミングを示すものということができる。送信タイミングとしては、例えば、確認応答要求、確認応答頻度、確認応答率等が挙げられる。例えば、制御情報として確認応答要求を用いた場合、無線端末200aは、基地局100aから確認応答要求を受信したことに応じて、その時点で基地局100aから受信済みのデータに対する確認応答を送信するものとする。つまり、無線端末200aが確認応答要求を受信したことが、無線端末200aによる確認応答の送信タイミングといえる。
このように、無線端末200aは、基地局100aから確認応答要求を受信した場合に、確認応答を送信すれば良いため、無線端末200aにおける確認応答を送信の要否判定を簡易にできる。そして、基地局100aは、自身の判断で確認応答要求の送信を制御できるため、通信品質情報に応じて、無線端末200aにおける確認応答を送信量を制御することができる。
また、通信品質評価部120は、通信品質情報に基づき、確認応答要求を制御情報として生成するということができる。そして、通信品質評価部120は、決定した制御情報、つまり、生成した確認応答要求を送信部130へ通知する。
ここで、通信品質評価部120は、通信品質情報が所定の閾値より良好である場合には、通信品質情報が所定の閾値より悪い場合と比べて、無線端末200aにおいて確認応答を送信させる頻度が少なくなるように制御情報を決定する。具体的には、通信品質評価部120は、通信品質情報が所定の閾値より良好である場合には、確認応答要求を生成する回数を減らす。
また、通信品質評価部120は、無線端末200aにおける確認応答の送信タイミング、送信頻度、応答率、又は送信間隔等を制御するために、予防型制御又は対処型制御を行うことができる。
ここで、予防型制御は、伝送速度やSINR等の通信品質情報から伝送誤りの発生を見積り、伝送誤りが発生する前に、無線端末200aにおける確認応答率を上げるように制御するものである。例えば、通信品質評価部120は、通信品質情報から伝送誤りが発生する見込みを検出した場合、確認応答要求を生成する頻度を増やす。一方、通信品質評価部120は、通信品質情報から伝送誤りが発生する見込みが低くなった場合には、確認応答要求を生成する頻度を減らす。
また、対処型制御は、無線端末200aにおいて伝送誤りが発生した旨の通知を通信品質情報として受信した場合に、無線端末200aにおける確認応答率を上げるように制御するものである。例えば、通信品質評価部120は、通信品質情報が無線端末200aにおける伝送誤りの発生を示す場合、確認応答要求を生成する頻度を増やす。一方、通信品質評価部120は、通信品質情報が伝送誤りの発生を示さない場合には、確認応答要求を生成する頻度を減らす。このようにして、基地局100aは、無線端末200aにおける確認応答の送信タイミングや確認応答率を制御することができる。
送信部130は、外部から宛先を無線端末200aとしてデータの入力を受け付けた場合、当該受け付けたデータを無線端末200aへ送信する。また、送信部130は、通信品質評価部120から通知された確認応答要求を無線端末200aへ送信する。
尚、通信品質評価部120は、送信データごとに制御情報を決定する。但し、通信品質評価部120は、複数の送信データに対する確認応答をまとめて送信させるように制御情報を決定してもよい。また、通信品質評価部120は、無線端末200aが確認応答の送信時に用いるリソースをさらに決定してもよい。その場合、送信部130は、通信品質評価部120により決定されたリソースの指定を制御情報に含めて無線端末200aに対して送信する。
図4は、本実施の形態2にかかる基地局100aのハードウェア構成を示すブロック図である。基地局100aは、アンテナ140と、送受信回路150と、メモリ160と、CPU(Central Processing Unit)170とを備える。アンテナ140は、少なくとも無線端末200aとの無線通信における無線信号の送受信を行うための無線アンテナである。尚、アンテナ140は、複数のアンテナにより構成されていても良い。送受信回路150は、CPU170からの指示に応じて送信データや確認応答要求を無線信号に変換し、アンテナ140を用いて無線端末200aへ無線信号を送信させる。また、送受信回路150は、アンテナ140により受信された無線信号をデータ(通信品質情報や確認応答等)に変換し、CPU170へ通知する。尚、アンテナ140及び送受信回路150は、外部ネットワークとの通信に用いても良い。
メモリ160は、RAM(Random Access Memory)等の揮発性記憶装置である。メモリ160は、プログラム161と、通信品質情報162と、制御情報163とを記憶する。尚、プログラム161は、記憶装置(不図示)に保存されたものであり、CPU170によりメモリ160へロードされたものであってもよい。尚、当該記憶装置は、例えば、ハードディスク、フラッシュメモリ等の不揮発性記憶装置又はROM(Read Only Memory)等が挙げられるがこれらに限定されない。
プログラム161は、本実施の形態2にかかる基地局100aの無線通信制御処理が実装されたコンピュータプログラムの一例である。通信品質情報162は、受信部110により無線端末200aから受信され、メモリ160に格納された、基地局100aと無線端末200aとの間の通信状況について、無線端末200aにおいて測定された情報である。通信品質情報162は、上述した伝送速度、SINR、伝送誤り等である。また、制御情報163は、上述した確認応答要求、確認応答頻度、確認応答率等である。
CPU170は、基地局100aの動作を制御するプロセッサ等の制御回路の一例であり、MPU(Micro Processor Unit)であっても良い。CPU170は、上述した記憶装置からプログラム161をメモリ160へロードして、実行する。これにより、CPU170は、受信部110、通信品質評価部120、送信部130の機能を実現する。尚、受信部110及び送信部130は、CPU170、送受信回路150及びアンテナ140を含めて実現されるものということもできる。
図3に戻り、説明を続ける。無線端末200aは、少なくとも基地局100aと共通の無線通信規格により基地局100aと無線通信を行う、通信装置である。無線端末200aは、受信部210と、生成部220と、送信部230とを備える。
受信部210は、基地局100aから無線端末200a宛に送信されたデータを受信する。また、受信部210は、受信したデータについて正誤判定を行う。また、受信部210は、データの受信に応じて通信品質を測定する。ここで、受信部210は、通信品質として、上述した伝送速度、SINR、又は、伝送誤り等を測定するものとする。また、受信部210は、基地局100aから無線端末200a宛に送信された制御情報、例えば、確認応答要求を受信する。また、受信部210は、正誤判定の結果、測定した通信品質、受信した確認応答要求を生成部220へ通知する。尚、受信部210は、測定した通信品質を直接、送信部230へ通知しても良い。
生成部220は、確認応答を生成すべきか否かの判定を行う。ここで、生成部220は、受信部210から確認応答要求が通知された場合に、確認応答を生成すべきと判定する。そして、確認応答を生成すべきと判定した場合、生成部220は、正誤判定の結果に基づいて確認応答を生成し、送信部230へ通知する。尚、生成部220は、受信部210から通知された通信品質を送信部230へ通知してもよい。
送信部230は、受信部210又は生成部220から通知された通信品質を基地局100aへ送信する。また、送信部230は、生成部220から通知された確認応答を基地局100aへ送信する。
図5は、本実施の形態2にかかる無線端末200aのハードウェア構成を示すブロック図である。無線端末200aは、アンテナ240と、送受信回路250と、メモリ260と、CPU270とを備える。アンテナ240は、少なくとも基地局100aとの無線通信における無線信号の送受信を行うための無線アンテナである。尚、アンテナ240は、複数のアンテナにより構成されていても良い。送受信回路250は、アンテナ240により受信された無線信号をデータ(受信データや確認応答要求等)に変換し、CPU270へ通知する。また、送受信回路250は、CPU270からの指示に応じて通信品質情報や確認応答を無線信号に変換し、アンテナ240を用いて基地局100aへ無線信号を送信させる。
メモリ260は、RAM等の揮発性記憶装置である。メモリ260は、プログラム261と、通信品質情報262と、確認応答263とを記憶する。尚、プログラム261は、記憶装置(不図示)に保存されたものであり、CPU270によりメモリ260へロードされたものであってもよい。尚、当該記憶装置は、例えば、ハードディスク、フラッシュメモリ等の不揮発性記憶装置又はROM等が挙げられるがこれらに限定されない。
プログラム261は、本実施の形態2にかかる無線端末200aの無線通信制御処理が実装されたコンピュータプログラムの一例である。通信品質情報262は、基地局100aと無線端末200aとの間の通信状況について、受信部210により測定された上述した伝送速度、SINR、又は、伝送誤り等である。また、確認応答263は、生成部220により生成されたACK又はNACKパケット等である。
CPU270は、無線端末200aの動作を制御するプロセッサ等の制御回路の一例であり、MPUであっても良い。CPU270は、上述した記憶装置からプログラム261をメモリ260へロードして、実行する。これにより、CPU270は、受信部210、生成部220、送信部230の機能を実現する。尚、受信部210及び送信部230は、CPU270、送受信回路250及びアンテナ240を含めて実現されるものということもできる。
図6は、本実施の形態2にかかる確認応答要求に応じたACK/NACK応答の流れを説明するシーケンス図である。まず、基地局100aと無線端末200aの間の通信品質の測定が無線端末200aで行われる場合について説明する。基地局100aの送信部130は、無線端末200aへデータを送信する(S301)。そして、無線端末200aの受信部210は、基地局100aから送信されたデータを受信し、当該データの受信時における通信品質を測定する(S311)。以降、同様に、送信部130は、複数のデータを連続して無線端末200aへ送信し(・・・S30n)、受信部210は、基地局100aから複数のデータをそれぞれ受信し、通信品質を測定する(・・・S31n)。そして、無線端末200aの送信部230は、測定された各通信品質をまとめて通信品質情報として基地局100aへ送信する(S320)。
その後、基地局100aの受信部110は、無線端末200aから通信品質情報を受信し、通信品質評価部120は、通信品質情報の評価を行い(S331)、必要に応じて確認応答要求を生成する。ここでは、確認応答要求が生成されたものとする。
続いて、基地局100aの送信部130は、無線端末200a宛の送信対象データの入力を受け付ける(S340)。そして、送信部130は、受け付けたデータを無線端末200aへ送信する(S341a)。このとき、送信部130は、受け付けたデータのうち一部をフレームとして送信するものとする。これに応じて、無線端末200aの受信部210は、基地局100aから送信されたデータを受信し、通信品質を測定し、受信データの正誤判定を行う(S342a)。
ここで、送信部130は、ステップS341aの後、通信品質評価部120により生成された確認応答要求を無線端末200aへ送信する(S343a)。これに応じて、受信部210は、基地局100aから確認応答要求を受信する。そして、生成部220は、確認応答要求の受信に応じて確認応答を生成すべきと判定し、受信したデータに対する正誤判定結果に基づき確認応答を生成する(S344a)。その後、送信部230は、ステップS341aで送信されたデータに対する確認応答(ACK/NACK応答)を基地局100aへ送信する(S345a)。また、この前後で送信部230は、基地局100aへ通信品質情報を送信する(S346a)。
その後、基地局100aの受信部110は、無線端末200aから通信品質情報を受信し、通信品質評価部120は、通信品質情報の評価を行う(S332)。ここでは、ステップS331と比べて通信品質情報が良好であったものとし、通信品質評価部120は、確認応答要求を生成しないものとする。
続いて、送信部130は、受け付けたデータのうち未送信の部分をフレームとして無線端末200aへ送信する(S341b)。これに応じて、無線端末200aの受信部210は、基地局100aから送信されたデータを受信し、通信品質を測定し、受信データの正誤判定を行う(S342b)。尚、送信部130は、ステップS341bの後、確認応答要求を無線端末200aへ送信しない。そのため、受信部210は、基地局100aから確認応答要求を受信せず、生成部220は、確認応答を生成しない。よって、送信部230は、ステップS341bで送信されたデータに対する確認応答(ACK/NACK応答)を送信しない。尚、送信部230は、基地局100aへ通信品質情報を送信する(S346b)。
図7は、本実施の形態2にかかる通信品質に応じたACK/NACK応答回数の概念を説明するための図である。図7の(X)のケースは、通信品質が相対的に悪い場合を示す。そのため、データ伝送単位毎にACK/NACK応答を返す場合となる。すなわち、基地局Aから無線端末Bへのデータ伝送ごとに、無線端末Bから基地局AへのACK/NACK応答が送信されることを示す。これに対し、図7の(Y1)のケースは通信品質が相対的に中程度であり、(Y2)のケースは通信品質が相対的に良好である場合を示す。そのため、(Y1)及び(Y2)の場合、(X)と比べて、通信品質に応じてACK/NACK応答率を下げた場合となる。すなわち、(Y1)の場合、1回目のデータ伝送に対してはACK/NACK応答を返されておらず、(X)と比べてACK/NACK応答回数を削減できたことを示す。さらに、(Y2)の場合、複数回のデータ伝送に対してACK/NACK応答を返されておらず、最後の1回のデータ伝送の後にACK/NACK応答が返されたことを示す。よって、(X)と比べてACK/NACK応答回数をさらに削減できたことを示す。そのため、無線通信を用いる装置間において、無線通信品質(レイヤ1通信品質)に応じて確認応答(ACK/NACK)応答率を動的に制御することで、確認応答の伝送回数または伝送容量を削減することができる。
<実施の形態3>
本実施の形態3は、上述した実施の形態2の改良例である。本実施の形態3は、確認応答単位を複数の送信データにまとめるものである。すなわち、前記決定部は、複数の前記送信データに対する前記確認応答をまとめて送信させるように前記制御情報を決定するものである。これにより、確認応答の送信回数をさらに削減できる。
また、前記決定部は、複数の前記送信データのそれぞれに対する各受信確認結果を区別して1つの確認応答パケットに含めて応答させるように前記制御情報を決定するようにするとよい。これにより、NACK発生時の再送対象のデータを適切に絞り込むことができ、過剰なデータの再送を防ぐことができる。
または、前記決定部は、複数の前記送信データに対する各受信確認結果から総合的に判定された一つの受信確認結果を応答させるように前記制御情報を決定するしてもよい。これにより、確認応答パケットのサイズを縮小でき、伝送遅延を回避できる。
尚、前記決定部は、複数のサブフレームを複数の前記送信データとして指定して前記制御情報を決定してもよい。または、前記決定部は、複数のサブフレームを含む複数のトランスポートブロックを複数の前記送信データとして指定して前記制御情報を決定するようにしてもよい。これらにより、確認応答の対象を適切に把握でき、確認応答の送信回数を削減できる。
尚、本実施の形態3にかかる無線通信システム、基地局及び無線端末の各構成は、上述した実施の形態2と同等であるため、図示及び詳細な説明を省略する。
図8は、本実施の形態3にかかる複数の送信データをまとめたACK/NACK応答の流れを説明するシーケンス図である。尚、ステップS301からS320までは、図6と同様のため説明を省略する。
ステップS330において、基地局100aの受信部110は、無線端末200aから通信品質情報を受信し、通信品質評価部120は、通信品質情報の評価を行い、ここでは、確認応答要求が生成されたものとする。例えば、通信品質情報が良好であったため、通信品質評価部120は、n回の送信データに対する確認応答をまとめて送信させるように確認応答要求を生成したものとする。
そして、送信部130は、1回からn-1回までのデータ送信(S3411からS341n-1)の直後には、確認応答要求を送信しない。そのため、無線端末200aの受信部210は、n-1件のデータを受信し、通信品質を測定し、受信データの正誤判定を行う(S3421からS342n-1)が、生成部220は、確認応答を生成しない。
そして、送信部130は、n回目のデータ送信(S341n)の直後に、1からn回目の送信データに対する確認応答を要求するための確認応答要求を無線端末200aへ送信する(S343x)。これに応じて、無線端末200aの受信部210は、基地局100aから送信されたn回目のデータを受信し、通信品質を測定し、受信データの正誤判定を行う(S342n)。また、受信部210は、基地局100aから確認応答要求を受信する。そして、生成部220は、確認応答要求の受信に応じて、1からn回目の受信データに対する確認応答を生成すべきと判定し、受信したn件のデータに対する正誤判定結果に基づき1つの確認応答を生成する(S344x)。その後、送信部230は、ステップS3411からS341nで送信されたn件のデータに対する確認応答(ACK/NACK応答)を基地局100aへ送信する(S345x)。また、この前後で送信部230は、基地局100aへ通信品質情報を送信してもよい。
ここで、確認応答要求には、確認応答単位となる複数の送信データが指定されている。この場合、以下の(1)から(4)の指定の仕方が挙げられる。また、以下の(1)又は(2)のいずれかと、(3)又は(4)のいずれかを組み合わせることもできる。
(1)保留型応答:通信品質評価部120は、複数の送信データのそれぞれに対する各受信確認結果を区別して1つの確認応答パケットに含めて応答させる指示を確認応答要求に含めることができる。この場合、ステップS344xにおいて生成部220は、ステップS3421からS342nのそれぞれのデータ正誤判定結果を区別して、つまり、n件の正誤判定結果のそれぞれに対応するACK又はNACKの結果を1つの確認応答パケットに含めて生成する。
(2)集約型応答:通信品質評価部120は、複数の送信データのそれぞれに対する各受信確認結果から総合的に判定された一つの受信確認結果を応答させる指示を確認応答要求に含めることができる。この場合、ステップS344xにおいて生成部220は、ステップS3421からS342nのそれぞれのデータ正誤判定結果のうち、データ誤りが所定値以上あった場合に、全体の受信確認結果として誤りと判定し、NACKを示す確認応答パケットを生成する。
(3)サブフレーム数指定:通信品質評価部120は、確認応答をまとめる際のサブフレームの数を確認応答要求に含めることができる。この場合、送信部130は、1回のデータ送信時に複数のサブフレームを含むフレームデータとして送信を行う。そして、この場合、ステップS344xにおいて生成部220は、受信済みかつ確認応答が未送信であるデータのうち、確認応答要求に含まれるサブフレーム数以内のものについて、確認応答をまとめて生成する。
(4)トランスポートブロック数指定:通信品質評価部120は、確認応答をまとめる際のトランスポートブロックの数を確認応答要求に含めることができる。ここで、1つのトランスポートブロックには、複数のサブフレームが含まれているものとする。この場合、送信部130は、1回のデータ送信時に1以上のトランスポートブロックを含むフレームデータとして送信を行う。そして、この場合、ステップS344xにおいて生成部220は、受信済みかつ確認応答が未送信であるデータのうち、確認応答要求に含まれるトランスポートブロック数以内のものについて、確認応答をまとめて生成する。
<実施の形態4>
本実施の形態4は、上述した実施の形態2又は3の変形例である。本実施の形態4にかかる決定部は、前記無線端末において前記確認応答を送信する頻度を示す確認応答頻度を前記送信タイミングとして決定する。確認応答頻度とは、例えば、確認応答率等である。これにより、基地局100aから無線端末200aへ送信データごとに毎回、確認応答要求を送信する必要がなく、データ送信量をさらに削減できる。
尚、本実施の形態4にかかる無線通信システム、基地局及び無線端末の各構成は、上述した実施の形態2と同等であるため、図示及び詳細な説明を省略する。図9は、本実施の形態4にかかる確認応答率に応じたACK/NACK応答生成判定の流れを説明するシーケンス図である。尚、ステップS301からS320までは、図6と同様のため説明を省略する。
ステップS330aにおいて、基地局100aの受信部110は、無線端末200aから通信品質情報を受信し、通信品質評価部120は、通信品質情報の評価を行い、ここでは、確認応答率が生成されたものとする。例えば、通信品質情報が良好であったため、通信品質評価部120は、確認応答率を通常より低く算出したものとする。
そして、送信部130は、通信品質評価部120により生成された確認応答率を無線端末200aへ送信する(S343y)。これに応じて、無線端末200aの受信部210は、基地局100aから確認応答率を受信する。そして、受信部210は、メモリ260に受信した確認応答率を保存する。
続いて、基地局100aの送信部130は、無線端末200a宛の送信対象データの入力を受け付ける(S340)。そして、送信部130は、受け付けたデータを無線端末200aへ送信する(S341a)。このとき、送信部130は、受け付けたデータのうち一部をフレームとして送信するものとする。これに応じて、無線端末200aの受信部210は、基地局100aから送信されたデータを受信し、通信品質を測定し、受信データの正誤判定を行う(S342a)。
続いて、生成部220は、確率応答率に基づく確認応答の生成判定を行う(S347a)。すなわち、生成部220は、メモリ260に保存された確率応答率(基地局100aからの制御情報(期待値))と、実際の確率応答の送信実績(確率応答率の実績値)とに基づいて、確認応答を生成すべきか否かの判定を行う。例えば、確率応答率の実績値が期待値を上回った場合、生成部220は、確認応答を生成不要と判定する。尚、ステップS347aでは、確認応答を生成不要と判定したものとする。
また、送信部130は、受け付けたデータのうち未送信の部分をフレームとして無線端末200aへ送信する(S341b)。これに応じて、無線端末200aの受信部210は、基地局100aから送信されたデータを受信し、通信品質を測定し、受信データの正誤判定を行う(S342b)。そして、生成部220は、確率応答率に基づく確認応答の生成判定を行う(S347b)。ここでは、例えば、確率応答率の実績値が期待値を下回った場合、生成部220は、確認応答を生成すべきと判定する。そして、ステップS347bでは、確認応答を生成すべきと判定したものとする。
そのため、生成部220は、ステップS342bの正誤判定結果に基づき確認応答を生成する(S344b)。その後、送信部230は、ステップS341bで送信されたデータに対する確認応答(ACK/NACK応答)を基地局100aへ送信する(S345b)。尚、送信部230は、基地局100aへ通信品質情報を送信してもよい。
このように、本実施の形態4では、基地局100aから無線端末200aへ予め確認応答率を通知しておくものである。このとき、確認応答率は、無線端末200a側で測定された通信品質情報に基づいて、基地局100a側で算出されたものであり、制御情報の一例である。そして、無線端末200aは、受信した確認応答率に従って、データの受信に応じて確認応答の要否を簡易に判定できる。そのため、基地局100aが無線端末200aにおける確認応答率を適切に制御できる。
<実施の形態5>
本実施の形態5は、上述した実施の形態4の改良例である。すなわち、本実施の形態5にかかる前記決定部は、前記無線端末が前記確認応答の送信時に用いるリソースをさらに決定する。そして、前記送信部は、前記決定したリソースの指定を前記制御情報とは別の第2の制御情報として前記無線端末に対してさらに送信するものである。つまり、確認応答時に使用するリソース指定を制御情報に含めないものである。これにより、個別の通信毎に柔軟なリソース指定が可能となる。
さらに、前記送信部は、前記制御情報をRRC(Radio Resource Control)メッセージに含めて前記無線端末に対して送信する。そして、前記送信部は、前記第2の制御情報をDCI(Downlink Control Information)に含めて前記無線端末に対して送信するとよい。これにより、LTE等の無線通信規格に沿った形で本実施の形態の適用が可能となる。
尚、本実施の形態5にかかる無線通信システム、基地局及び無線端末の各構成は、上述した実施の形態2と同等であるため、図示及び詳細な説明を省略する。図10は、本実施の形態5にかかる確認応答率とリソース指定とを別々に通知する場合のACK/NACK応答の流れを説明するシーケンス図である。尚、基地局100aは無線端末200aとの以前の通信により、無線端末200aで測定された通信品質情報を受信済みとする。その場合、図6のステップS301からS320までの処理と同様であってもよい。
ステップS330aにおいて、図9と同様に、通信品質評価部120は、確認応答率を生成したものとする。そして、送信部130は、無線端末200aとRRC接続を確立するために、RRC接続メッセージを無線端末200aへ送信する(S351)。このとき、送信部130は、ステップS330aで生成された確認応答率をRRC接続メッセージに含めるものとする。これに応じて、無線端末200aの受信部210は、基地局100aからRRC接続メッセージを受信する。そして、受信部210は、受信したRRC接続メッセージ内から確認応答率を抽出し、抽出した確認応答率をメモリ260に保存する(S352)。そして、基地局100aと無線端末200aの間で、RRC接続が確立したものとする(S353)。尚、RRC接続を確立するための各種処理は、公知のものを用いることができる。
続いて、基地局100aの通信品質評価部120は、無線端末200aが確認応答の送信時に用いるリソースを決定する。そして、送信部130は、決定したリソースをDCIに指定してPDCCH(Physical Downlink Control Channel)メッセージを無線端末200aへ送信する(S354)。これに応じて、無線端末200aの受信部210は、基地局100aからPDCCHメッセージを受信する。そして、受信部210は、受信したPDCCHメッセージ内のDCIからリソースの指定情報を抽出し、抽出したリソースの指定情報をメモリ260に保存する(S355)。
その後、送信部130は、送信対象のデータを所定数のフレームに分割し、最初のフレームをPDSCH(Physical Downlink Shared Channel)メッセージに含めて、無線端末200aへ送信する(S361a)。これに応じて、受信部210は、基地局100aからPDSCHメッセージを受信する。そして、受信部210は、受信したPDSCHメッセージからデータを抽出し、通信品質を測定し、受信データの正誤判定を行う(S362a)。続いて、生成部220は、上述したステップS347aと同様に、確率応答率に基づく確認応答の生成判定を行う(S363a)。尚、ここでは、確認応答を生成不要と判定したものとする。
また、送信部130は、送信対象のデータのうち未送信のフレームをPDSCHメッセージに含めて、無線端末200aへ送信する(S361b)。これに応じて、受信部210は、基地局100aから送信されたPDSCHメッセージを受信し、ステップS362aと同様に、通信品質を測定し、受信データの正誤判定を行う(S362b)。そして、生成部220は、ステップS363aと同様に、確率応答率に基づく確認応答の生成判定を行う(S363b)。ここでは、確認応答を生成すべきと判定したものとする。
そのため、生成部220は、ステップS363bの正誤判定結果に基づき、指定されたリソースを用いて確認応答を生成する(S364)。すなわち、生成部220は、メモリ260に保存されたリソースの指定情報で指定されたリソースを用いて確認応答パケットを生成する。その後、送信部230は、ステップS361bで送信されたデータに対する確認応答(ACK/NACK応答)を基地局100aへ送信する(S365)。尚、送信部230は、基地局100aへ通信品質情報を送信してもよい。
尚、通信品質評価部120は、送信対象のデータ等に応じて、適宜、リソースを決定し直し、都度、ステップS354相当のPDCCHメッセージを送信することで、個別の通信毎に柔軟なリソース指定が可能となる。また、LTE等の無線通信規格の範囲で容易に適用が可能である。
<実施の形態6>
本実施の形態6は、上述した各実施の形態の応用例である。尚、本実施の形態6にかかる無線通信システム、基地局及び無線端末の各構成は、上述した実施の形態2と同等であるため、図示及び詳細な説明を省略する。
ここで、本実施の形態6では、以下の3つの制御を総合的に考慮する。
(1)ACK/NACK応答率の制御方法:何に基づいてACK/NACK応答率を制御するか
(2)ACK/NACK応答率の整合方法:データ送信側・受信側におけるACK/NACK応答率をどう整合するか
(3)ACK/NACK応答方法:制御されたACK/NACK応答率によりACK/NACK応答を削減した場合にどうACK/NACK応答を行うか
以下、上記(1)から(3)のそれぞれについて説明する。
(1)ACK/NACK応答率の制御方法
本実施の形態6において、ACK/NACK応答率の制御は、予防型制御と対処型制御を切り替えて行う。
(1A)予防型制御(伝送速度):伝送速度により伝送誤りの発生を予測し、伝送誤りの発生が予測された場合にACK/NACK応答率を上げる等の制御をする。
(1B)予防型制御(SINR):SINRにより伝送誤りの発生を予測し、伝送誤りの発生が予測された場合にACK/NACK応答率を上げる等の制御をする。
(1C)対処型制御:伝送誤りの発生を契機にACK/NACK応答率を制御する。
(1A)から(1C)のいずれかにより、伝送誤りが少ないと判断される環境ではデータ伝送単位に対するACK/NACK応答を減らし、ACK/NACK応答率を低く設定することでACK/NACKを削減する。また、伝送誤りが多いと判断される環境ではデータ伝送単位に対するACK/NACK応答を増やし、ACK/NACK応答率を高く設定する。つまり、ACK/NACK応答率最大では従来通り、データ伝送単位毎にACK/NACKを返す。
(2)ACK/NACK応答率の整合方法
データ送信側とデータ受信側におけるACK/NACK応答率の整合方法は条件型整合、対話型整合及び要求型整合の3つを切り替えて行う。
(2A)条件型整合:予め整合した通信品質条件に基づいてACK/NACK応答率を決定する。
(2B)対話型整合:通信品質に基づいてACK/NACK応答率を適宜整合する。
(2C)要求型:整合を行わず、ACK/NACK応答要求を行い、要求された場合にのみACK/NACKを返す。
(2A)条件型整合を用いた場合、通信品質に対応するACK/NACK応答率を予め設定することで、データ送信側とデータ受信側におけるACK/NACK応答率整合が不要となる。(2B)対話型整合を用いた場合、適宜ACK/NACK応答率の整合が必要となるが、(1)の通信品質について既にデータ送信側とデータ受信側で適宜整合しているシステムに適用する場合、その通信品質情報流用することで、対話型制御のための新たな制御信号を必要とせず、ACK/NACK応答率の整合を行うことが出来る。(2C)要求型を用いた場合、データ送信側が要求した場合にのみACK/NACKを返すため、予めACK/NACKを返すタイミングを取り決める制御が不要となり、データ送信側がACK/NACK応答率を制御可能となる。要求型では、この要求頻度を通信品質に応じて設定してACK/NACK応答率を制御するが、必ずしも通信品質に基づいて制御しなくても良い。
(3)ACK/NACK応答方法
ACK/NACK応答方法は下記、集約型応答と保留型応答の2つを切り替えて行う。
(3A)集約型応答:次の送信機会に送るACK/NACKは、前回の送信機会以降すべてのデータ伝送単位に対する応答を一つのACK/NACKに集約して送る。
(3B)保留型応答:ACK/NACKを次の送信機会に集約してまとめて送る。
(3A)集約型応答を用いた場合、データ伝送単位に対し、どれだけ誤った場合にNACKとするかを表す誤り許容度は実装ごとに設定できる。また、ACK/NACKを集約するデータ伝送単位は実装ごとに設定できる。(3A)集約型応答は、(3B)保留型応答と比較し、ACK/NACK送信回数およびACK/NACKデータ量の削減効果は高いが、伝送誤り(NACK)が発生した場合には、集約したデータ伝送単位の数に応じて送信側で伝送誤りが発生したと判定されるとデータ量が増加する。集約されたデータ伝送単位に対するACK/NACK応答について、対応するACK/NACK応答が返るまでの間は、データ送信側にてACK応答があったものとして制御しても良い。
(3B)保留型応答を用いた場合、ACK/NACKを集約するデータ伝送単位は実装ごとに設定できる。(3B)保留型応答は、(3A)集約型応答と比較し、ACK/NACK送信回数は同等の削減効果が見込め、伝送誤り(NACK)が発生した場合に送信側で伝送誤りが発生したと判定されるとデータ量は増加しないが、保留したデータ伝送単位の数に応じてACK/NACK伝送遅延が増加する。保留されたデータ伝送単位に対するACK/NACK応答について、対応するACK/NACK応答が返るまでの間は、データ送信側にてACK応答があったものとして制御しても良い。
図11は、本実施の形態6にかかる基地局の無線通信制御の関係を説明するための図である。つまり、上述した(1)から(3)を統合的に組み合わせて、相互に切り替え可能なことを図示したものである。
(1)の制御を統合的に用いる場合、予防型制御における伝送速度とSINR、および対処型制御における伝送誤りを通信品質として、ACK/NACK応答率を制御する。例えば、(1A)伝送速度を通信品質として用いる場合を基本とする。伝送速度が適用するシステムの上限値または下限値となる等、通信品質として機能しないと判断される場合(条件A)には、(1B)SINRを通信品質として使用する。また、伝送速度制御の影響や環境変動が大きい等の理由で、SINRが伝送誤りに対応しないと判断される場合(条件B)には、(1C)伝送誤りを通信品質として使用する。なお(条件A)又は(条件B)が解消された場合には、それぞれ前の制御へ戻る。
(2)の制御を統合的に用いる場合、例えば(2A)条件型整合を基本とし、データ送信側とデータ受信側で予め通信品質が整合できない場合等、条件型整合によるACK/NACK応答率整合が機能しない場合(条件C)には、(2B)対話型整合を用いる。適宜ACK/NACK応答率の整合を行うことが不可能な場合等、対話型制御が機能しない場合(条件D)には、(2C)要求型整合を用いる。なお(条件C)又は(条件D)が解消された場合には、それぞれ前の制御へ戻る。
(3)の制御を統合的に用いる場合、例えば(3A)集約型応答を基本とし、(条件E)の場合には、(3B)保留型応答を用いる。ここで、(条件E)は、例えば、適用するシステム上の制約等により集約側応答が機能しない場合を含む。または、(条件E)は、ACK/NACK削減による通信効率向上効果が見込めない(送信側で伝送誤りが発生したと判定されるデータ量が、削減できるACK/NACKのデータ量を上回る)環境の場合を含む。なお(条件E)が解消された場合には、前の制御へ戻る。
なお、(1)から(3)の各制御は適用するシステムにより部分的に利用する形態にしても良い。
<その他の実施の形態>
尚、上述した各実施の形態の決定部は、通信品質情報が所定の閾値より良好である場合に、無線端末200aにおいて確認応答を送信させる頻度を予め設定された下限値より大きくなるように制御情報を決定するようにしてもよい。
尚、上述の実施の形態では、ハードウェアの構成として説明したが、これに限定されるものではない。本開示は、任意の処理を、CPUにコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。
上述の例において、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD-ROM(Read Only Memory)、CD-R、CD-R/W、DVD(Digital Versatile Disc)、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
なお、本開示は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。また、本開示は、それぞれの実施の形態を適宜組み合わせて実施されてもよい。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
(付記A1)
送信データの送信先である無線端末と自己との間の通信状況について当該無線端末において測定された通信品質情報に基づき、当該無線端末における前記送信データに対する確認応答の送信処理を制御させるための制御情報を決定する決定部と、
前記制御情報を前記無線端末へ送信する送信部と、
を備える基地局。
(付記A2)
前記決定部は、前記無線端末における前記確認応答の送信タイミングを含めて前記制御情報として決定する
付記A1に記載の基地局。
(付記A3)
前記決定部は、
前記無線端末に前記確認応答の送信を要求する確認応答要求を前記送信タイミングとして決定する
付記A2に記載の基地局。
(付記A4)
前記決定部は、
前記無線端末において前記確認応答を送信する頻度を示す確認応答頻度を前記送信タイミングとして決定する
付記A2に記載の基地局。
(付記A5)
前記決定部は、
複数の前記送信データに対する前記確認応答をまとめて送信させるように前記制御情報を決定する
付記A1乃至A4のいずれか1項に記載の基地局。
(付記A6)
前記決定部は、
複数の前記送信データのそれぞれに対する各受信確認結果を区別して1つの確認応答パケットに含めて応答させるように前記制御情報を決定する
付記A5に記載の基地局。
(付記A7)
前記決定部は、
複数の前記送信データに対する各受信確認結果から総合的に判定された一つの受信確認結果を応答させるように前記制御情報を決定する
付記A5に記載の基地局。
(付記A8)
前記決定部は、
複数のサブフレームを複数の前記送信データとして指定して前記制御情報を決定する
付記A5に記載の基地局。
(付記A9)
前記決定部は、
複数のサブフレームを含む複数のトランスポートブロックを複数の前記送信データとして指定して前記制御情報を決定する
付記A5に記載の基地局。
(付記A10)
前記決定部は、
前記無線端末が前記確認応答の送信時に用いるリソースをさらに決定し、
前記送信部は、
前記決定したリソースの指定を前記制御情報に含めて前記無線端末に対して送信する
付記A1乃至A9のいずれか1項に記載の基地局。
(付記A11)
前記決定部は、
前記無線端末が前記確認応答の送信時に用いるリソースをさらに決定し、
前記送信部は、
前記決定したリソースの指定を前記制御情報とは別の第2の制御情報として前記無線端末に対してさらに送信する
付記A1乃至A9のいずれか1項に記載の基地局。
(付記A12)
前記送信部は、
前記制御情報をRRC(Radio Resource Control)メッセージに含めて前記無線端末に対して送信し、
前記第2の制御情報をDCI(Downlink Control Information)に含めて前記無線端末に対して送信する
付記A11に記載の基地局。
(付記A13)
前記決定部は、
前記通信品質情報が所定の閾値より良好である場合に、前記無線端末において前記確認応答を送信させる頻度が予め設定された下限値より大きくなるように前記制御情報を決定する
付記A1乃至A12のいずれか1項に記載の基地局。
(付記A14)
前記決定部は、
前記送信データごとに前記制御情報を決定する
付記A1乃至A13のいずれか1項に記載の基地局。
(付記B1)
送信データの送信元である基地局と自己との間の通信状況について測定した通信品質情報を前記基地局へ送信する送信部と、
前記基地局において前記通信品質情報に基づき決定され、前記送信データに対する確認応答の送信処理を制御するための制御情報を前記基地局から受信する受信部と、
を備え、
前記送信部は、前記制御情報に基づき前記確認応答を前記基地局へ送信する
無線端末。
(付記B2)
前記制御情報は、前記確認応答の送信タイミングを含む
付記B1に記載の無線端末。
(付記B3)
前記送信タイミングは、
前記無線端末に前記確認応答の送信を要求する確認応答要求である
付記B2に記載の無線端末。
(付記B4)
前記送信タイミングは、
前記無線端末において前記確認応答を送信する頻度を示す確認応答頻度である
付記B2に記載の無線端末。
(付記B5)
前記制御情報は、複数の前記送信データに対する前記確認応答をまとめて送信させる指示を含み、
前記送信部は、前記受信部が前記制御情報に含まれる指示に対応する複数の前記送信データを受信した場合に、各送信データに対する前記確認応答をまとめて前記基地局へ送信する
付記B1乃至B4のいずれか1項に記載の無線端末。
(付記B6)
前記制御情報は、複数の前記送信データのそれぞれに対する各受信確認結果を区別して1つの確認応答パケットに含める指示を含み、
前記送信部は、前記受信部が受信した複数の前記送信データのそれぞれに対する各受信確認結果を区別して1つの確認応答パケットに含めて前記確認応答として前記基地局へ送信する
付記B5に記載の無線端末。
(付記B7)
前記制御情報は、複数の前記送信データに対する各受信確認結果から総合的に判定された一つの受信確認結果を応答させる指示を含み、
前記送信部は、
複数の前記送信データに対する各受信確認結果から総合的に一つの受信確認結果として判定し、
当該判定された一つの受信確認結果を前記確認応答として前記基地局へ送信する
付記B5に記載の無線端末。
(付記B8)
前記制御情報は、複数のサブフレームが複数の前記送信データとして指定され、
前記送信部は、前記受信部が受信した前記複数のサブフレームに対する前記確認応答をまとめて前記基地局へ送信する
付記B5に記載の無線端末。
(付記B9)
前記制御情報は、複数のサブフレームを含む複数のトランスポートブロックが複数の前記送信データとして指定され、
前記送信部は、前記受信部が受信した前記複数のトランスポートブロックに対する前記確認応答をまとめて前記基地局へ送信する
付記B5に記載の無線端末。
(付記C1)
送信データを送信する基地局と、
前記基地局から前記送信データを受信し、当該送信データに対する確認応答を前記基地局へ送信する無線端末と、を備え、
前記無線端末は、
前記無線端末と前記基地局との間の通信状況について測定した通信品質情報を前記基地局へ送信し、
前記基地局は、
前記無線端末から受信した前記通信品質情報に基づき、前記無線端末における前記確認応答の送信処理を制御させるための制御情報を決定し、
前記制御情報を前記無線端末へ送信し、
前記無線端末は、
前記制御情報を前記基地局から受信し、
前記制御情報に基づき前記確認応答を前記基地局へ送信する
無線通信システム。
(付記C2)
前記基地局は、前記無線端末における前記確認応答の送信タイミングを含めて前記制御情報として決定する
付記C1に記載の無線通信システム。
(付記C3)
前記基地局は、
複数の前記送信データに対する前記確認応答をまとめて送信させるように前記制御情報を決定し、
前記無線端末は、
前記制御情報に含まれる指示に対応する複数の前記送信データを受信した場合に、各送信データに対する前記確認応答をまとめて前記基地局へ送信する
付記C1又はC2に記載の無線通信システム。
(付記D1)
基地局が、
送信データの送信先である無線端末と自己との間の通信状況について当該無線端末において測定された通信品質情報に基づき、前記無線端末における前記送信データに対する確認応答の送信処理を制御させるための制御情報を決定し、
前記制御情報を前記無線端末へ送信する
無線通信制御方法。
(付記E1)
無線端末が、
送信データの送信元である基地局と自己との間の通信状況について測定した通信品質情報を前記基地局へ送信し、
前記基地局において前記通信品質情報に基づき決定され、前記送信データに対する確認応答の送信処理を制御するための制御情報を前記基地局から受信し、
前記制御情報に基づき前記確認応答を前記基地局へ送信する
無線通信制御方法。
(付記F1)
基地局から受信した送信データに対する確認応答を前記基地局へ送信する無線端末が、
前記無線端末と前記基地局との間の通信状況について測定した通信品質情報を前記基地局へ送信し、
前記基地局が、
前記無線端末から受信した前記通信品質情報に基づき、前記無線端末における前記確認応答の送信処理を制御させるための制御情報を決定し、
前記無線端末へ前記制御情報を送信し、
前記無線端末が、
前記制御情報を前記基地局から受信し、
前記制御情報に基づき前記確認応答を前記基地局へ送信する
無線通信制御方法。
(付記G1)
送信データの送信先である無線端末と自己との間の通信状況について当該無線端末において測定された通信品質情報に基づき、前記無線端末における前記送信データに対する確認応答の送信処理を制御させるための制御情報を決定する処理と、
前記制御情報を前記無線端末へ送信する処理と、
をコンピュータに実行させる無線通信制御プログラム。
(付記H1)
送信データの送信元である基地局と自己との間の通信状況について測定した通信品質情報を前記基地局へ送信する処理と、
前記基地局において前記通信品質情報に基づき決定され、前記送信データに対する確認応答の送信処理を制御するための制御情報を前記基地局から受信する処理と、
前記制御情報に基づき前記確認応答を前記基地局へ送信する処理と、
をコンピュータに実行させる無線通信制御プログラム。
1000 無線通信システム
100 基地局
101 決定部
102 送信部
200 無線端末
201 受信部
202 送信部
2000 無線通信システム
100a 基地局
110 受信部
120 通信品質評価部
130 送信部
140 アンテナ
150 送受信回路
160 メモリ
161 プログラム
162 通信品質情報
163 制御情報
170 CPU
200a 無線端末
210 受信部
220 生成部
230 送信部
240 アンテナ
250 送受信回路
260 メモリ
261 プログラム
262 通信品質情報
263 確認応答
270 CPU

Claims (10)

  1. 送信データの送信先である無線端末と自己との間の通信状況について当該無線端末において測定された通信品質情報に基づき、当該無線端末における前記送信データに対する確認応答の送信処理を制御させるための制御情報を決定する決定部と、
    前記制御情報を前記無線端末へ送信する送信部と、
    を備え
    前記決定部は、
    前記通信品質情報が所定の閾値より良好である場合に、前記無線端末において前記確認応答を送信させる頻度が予め設定された下限値より大きくなるように前記制御情報を決定す
    基地局。
  2. 前記決定部は、前記無線端末における前記確認応答の送信タイミングを含めて前記制御情報として決定する
    請求項1に記載の基地局。
  3. 前記決定部は、
    複数の前記送信データに対する前記確認応答をまとめて送信させるように前記制御情報を決定する
    請求項1又は2に記載の基地局。
  4. 前記決定部は、
    複数のサブフレームを複数の前記送信データとして指定して前記制御情報を決定する
    請求項3に記載の基地局。
  5. 前記決定部は、
    複数のサブフレームを含む複数のトランスポートブロックを複数の前記送信データとして指定して前記制御情報を決定する
    請求項3に記載の基地局。
  6. 前記決定部は、
    前記無線端末が前記確認応答の送信時に用いるリソースをさらに決定し、
    前記送信部は、
    前記決定したリソースの指定を前記制御情報とは別の第2の制御情報として前記無線端末に対してさらに送信する
    請求項1乃至5のいずれか1項に記載の基地局。
  7. 送信データの送信元である基地局と自己との間の通信状況について測定した通信品質情報を前記基地局へ送信する送信部と、
    前記基地局において前記通信品質情報に基づき決定され、前記送信データに対する確認応答の送信処理を制御するための制御情報を前記基地局から受信する受信部と、
    を備え、
    前記送信部は、前記制御情報に基づき前記確認応答を前記基地局へ送信し、
    前記制御情報は、前記通信品質情報が所定の閾値より良好である場合に、無線端末において前記確認応答を送信させる頻度が予め設定された下限値より大きくなるように、前記基地局において決定されたものである
    無線端末。
  8. 送信データを送信する基地局と、
    前記基地局から前記送信データを受信し、当該送信データに対する確認応答を前記基地局へ送信する無線端末と、を備え、
    前記無線端末は、
    前記無線端末と前記基地局との間の通信状況について測定した通信品質情報を前記基地局へ送信し、
    前記基地局は、
    前記無線端末から受信した前記通信品質情報が所定の閾値より良好である場合に、前記無線端末において前記確認応答を送信させる頻度が予め設定された下限値より大きくなるように、前記無線端末における前記確認応答の送信処理を制御させるための制御情報を決定し、
    前記制御情報を前記無線端末へ送信し、
    前記無線端末は、
    前記制御情報を前記基地局から受信し、
    前記制御情報に基づき前記確認応答を前記基地局へ送信する
    無線通信システム。
  9. 基地局が、
    送信データの送信先である無線端末と自己との間の通信状況について当該無線端末において測定された通信品質情報が所定の閾値より良好である場合に、前記無線端末において前記送信データに対する確認応答を送信させる頻度が予め設定された下限値より大きくなるように、前記無線端末における前記送信データに対する確認応答の送信処理を制御させるための制御情報を決定し、
    前記制御情報を前記無線端末へ送信する
    無線通信制御方法。
  10. 送信データの送信先である無線端末と自己との間の通信状況について当該無線端末において測定された通信品質情報が所定の閾値より良好である場合に、前記無線端末において前記送信データに対する確認応答を送信させる頻度が予め設定された下限値より大きくなるように、前記無線端末における前記送信データに対する確認応答の送信処理を制御させるための制御情報を決定する処理と、
    前記制御情報を前記無線端末へ送信する処理と、
    をコンピュータに実行させる無線通信制御プログラム。
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