JP7241593B2 - 収穫作業機および収穫物処理作業機 - Google Patents

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Description

本発明は、ロールベーラ等の収穫物を集め離散的に放出する収穫作業機およびラッピングマシン等の圃場に離散的に放出された収穫物を処理する収穫物処理作業機に関する。
従来、収穫作業機が離散的に放出した収穫物を収容したコンテナや袋を回収する作業機や、また、ロールベールを処理するラッピングマシン等の作業機を無人操縦化する、あるいは、搭乗者の負担を軽くするため走行を自動化する努力がなされてきた。
収穫作業機がロールベーラである場合を例にとると、集草列に沿って収穫物処理作業機であるロールベーラが走行しながらロールベールを円柱状に成形し圃場に放出してゆく。ロールベーラを無人走行させるために、GPSにより位置特定を行うことが、特許文献1[0004][0066]等に記載されているが、GPSによる位置特定装置は高価である。また、ロールベーラから放出されたロールベールは転がるためGPS座標とズレが生じる。そして、国土地理院は太陽フレアによる電離層の乱れによって、GPS測位データが乱れることを報告しているように、作業を中断せざるをえないこともあった。しかも、ロールベーラとラッピングマシンの両機にGPSを搭載する必要があり、著しくコストを上昇させていた。
ラッピングマシンに画像認識装置を取り付け収穫物の位置特定することも考えられるが、画像認識装置の視野の範囲でしかロールベールの位置特定ができず、取りこぼしが生じる。しかも、圃場に高低差があると、死角が生まれ画像認識装置だけでは無人化や自動化は困難であった。
また、特許文献2には、室内外において、路上や床面に設けられた誘導ラインを検出し、無人走行する車両が記載されており、誘導ラインを検出して走行制御することは周知の技術であった。しかしながら、収穫作業機が稼働する圃場に、誘導ラインを予め設置しておくことは行われていない。圃場は、牧草に覆われ、誘導ラインの検出は困難であり、タインによって刈草を集草したとしても、誘導ラインがうまく露出するとは限らないし、タインの駆動や耕起により、切れるか消失するため、その都度誘導ラインを設ける必要がある。
さらに、収穫作業機の進行軌跡は、例えば、収穫作業機の機種が変われば変化するし、毎年同じ位置を進行するとは限らないから、特許文献2に記載のように毎年使えるような予め誘導ラインを設けることは非現実的であった。その都度手間をかけて、誘導ラインを圃場の地表面に描く専用作業機を使用し誘導ラインを描く前作業が必要となる。
その上、誘導ラインを描いたとしても、誘導ライン上のどの位置に収穫物が放出されたかを知ることはできなかった。
特開2017-12134号公報 特開2010-282393号公報
本発明は、収穫作業機により圃場に離散的に放置された収穫物の位置のおおよその範囲となる情報を得る全く新たな手段を提供することを目的とする。
そして、前記おおよその範囲となる情報をもとに、収穫物を処理する収穫物処理作業機を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、
収穫物を集め離散的に放出する収穫作業機において、
以下の(1)~(3)の少なくとも1つの装置を有し、
(1)畝列を検出する畝列検出装置、
(2)前記収穫作業機が圃場を往復する際に、前記収穫作業機の進行軌跡を表すマーク列を地表面に付すマーキング装置
(3)前記収穫作業機の前に作業した作業車が圃場を往復する際に、地表面に付した前記作業機の進行軌跡を表すマーク列を検出するマーク列検出装置
加えて、前記畝列の数(N)または前記マーク列の数(N)を計数する計数装置を備え、
各々の前記畝列の基端または各々の前記マーク列の基端から、収穫物を放出した場所までの距離を計測する距離計測装置を有し、
計数された前記畝列または前記マーク列の列数を作業開始点から順番にN次元のベクトルの次元として割り当て、前記距離を、各々の次元の成分とするベクトル生成装置を備え、
前記ベクトル生成装置で生成されたN次元ベクトル情報を、送信する送信装置および/または記憶する記憶装置を有する収穫作業機とすることで、課題を解決した。
N次元ベクトル情報は、マーク列や畝列といった圃場に付された列数情報および各々の列の基端から距離情報から得られるものであり、これまでにないものである。
本発明の一態様は、前記態様に加え、前記マーク列は、石灰等の土壌改良剤、着色物質、電磁波反射材および/または棒であると、マークの種類を特定したものである。
本発明の一態様は、前記態様に加え、収穫物を集め離散的に放出する収穫作業機の種類を穀類・果菜類・葉菜類または根菜類を収穫しコンテナまたは袋に入れて放出する収穫作業機またはロールベーラと特定したものである。
本発明の一態様は、前記態様で得られたN次元ベクトル情報を利用する次の態様である。
圃場に離散的に放出された収穫物を回収または処理する収穫物処理作業機であって、
前記圃場に離散的に放出された収穫物を認識する画像認識装置を備え、
前記請求項1に記載のN次元ベクトル情報と、
(1)畝列を検出する畝列検出装置および/または
(2)地表面に付されたマーク列を検出するマーク列検出装置
を有し、
前記N次元ベクトル情報は、請求項1の収穫作業機に備えられたベクトル生成装置で生成され、請求項1の収穫作業機から送信されたまたは請求項1の収穫作業機に記憶されたN次元のベクトルであり、
請求項1の収穫作業機に備えられた前記ベクトル生成装置は、計数された前記畝列または前記マーク列の列数を作業開始点から順番にN次元のベクトルの次元として割り当て、前記距離を、各々の次元の成分とするベクトルとして生成する装置であり、
向かうべき収穫物のおおよその場所を示す前記N次元ベクトル情報を利用して、前記畝列検出装置または前記マーク列検出装置からの情報及び前記画像認識装置からの情報を併せて、収穫物にアクセスする制御装置を備えた
収穫物処理作業機とすることで、課題を解決した。
より詳細に説明するなら、N次元ベクトル情報は、おおよその収穫物の場所を示すだけであり、正確な位置は分からない。
例えば、畝は高低差のある圃場においては曲がっているし、樹木や岩といった障害物がある場合も同様に曲がっている。さらに、前記収穫作業機の進行軌跡を表すマーク列や、前記収穫作業機の前に作業した作業車の進行軌跡を表すマーク列も同様に、曲がることもある。そもそも、これらの作業機が、等間隔の進行軌跡を表すマーク列を描いて圃場を往復するとは限らない。
このように、N次元ベクトル情報は、おおよその収穫物の場所の範囲を示すだけであり、位置を示していない。これを補完するために、畝列検出装置および/またはマーク列検出装置、並びに、前記圃場に離散的に放出された収穫物を認識する画像認識装置を設けることで課題を解決した。
本発明によれば、N次元ベクトル情報を使用することにより、収穫物にアクセスする全く新しい手段が提供され、GPS等の精密で高価な電子機器を不要にできる。
集草列11を作成中の作業機(集草機6)を示す平面図 実際の作業機(集草機6)の進行軌跡を表すマーク20とロールベール51の位置を示す圃場平面図 マーク列93を圃場地図に重ね合わせた説明概念図 集草列11を作成中の収穫作業機(集草機6)を示す側面図 集草列11とマーク20との位置関係を示す平面図 集草列11からロールベール51を作成する収穫物処理作業機(ロールベーラ50)の作業を示す平面図 集草列11からロールベール51を作成する収穫物処理作業機(ロールベーラ50)の作業を示す側面図 N次元ベクトル情報生成装置120の機能を示すフローチャート 複合検出装置71を設けたラッピングマシン80の側面図 複合検出装置71を設けたラッピングマシン80の正面図。 複合検出装置71を設けたラッピングマシン80の平面図 マーキング装置5を設けたロールベーラ50の平面図 根菜類用ハーベスタ60において、コンテナが搭載される昇降荷台61を持ち上げた状態の側面図
(用語の説明)
[畝列検出装置]
畝の頂部を認識してもよいし、畝と畝の間の底部を認識してもよい。畝と畝の間に雑草が繁茂している場合は、雑草を検出してもよい、いずれにせよ、畝の列を認識できる機能を有している装置を畝列検出装置160という。(図11参照)
[マーク]
マーク20は、図6に示された、マーク検出装置兼マーク列検出装置40により検出される。図6のマーク検出装置兼マーク列検出装置40は、この実施例では、画像認識する機能を備えた装置であり、マーク20を認識するためトラクター1に設けられている。マーク20を構成する材質は、検出できるものであれば、如何なるものでもよく電磁波反射材や電磁波発信機等であってもかまわない。圃場にマーク20が付されることから、無害なものが好ましい。例えば、土壌と区別できる色の着色物質でよい。土壌改良剤である石灰(白色)そのものも使用可能であるが、さらに石灰に着色物質を加えたものでもよい。加えて、生分解性樹脂でできた棒(ペグ)などでもよい。
また、マーク20は連続して圃場に付される、すなわち、線状に付されると検出が楽にできて好ましいが、必ずしも連続して圃場に付される必要はなく、進行軌跡を再構成できればマーク20の使用量を節約するために離散的に付されてもよい。
[マーク列]
図1に示すように、マーキング装置5により、収穫作業機の進行軌跡を表すマーク20がまず圃場の地表面に付される。図1は、請求項1の「(3)前記収穫作業機の前に作業した作業車が圃場を往復する際に、地表面に付した前記作業機の進行軌跡を表すマーク列」を付す装置の例であり、トラクター1でけん引されるタイン3を有する集草機6が作業機に相当する。集草前の刈草10に向かって集草機6が進行すると、タイン3で集められた刈草が、集草列11となって集められる。
集草機(作業機)6は、図1に記載のように、マーキング装置5を作動させて圃場を往復する際、図2のように圃場の両端の旋回部97で旋回することになる。旋回部97でタイン3を持ち上げ、マーキング装置5を作動させない態様もある。
また、集草機(作業機)6の作業態様によっては、マーク20は、図2に示すように一筆書きのようになることもある。
マーク列93とは、圃場に付されたマーク20を往路および復路で分けた概念のものである。
したがって、マーキング装置5は、マーク20を付す装置でもあるし、マーク列93を付す装置でもある。
マーク20を往路および復路で分けたことにより、マーク列93は、本数(列数)を計数することが可能である。図2および図3では、作業済み領域90に対して、マーク列93が何列目のものかを列番号94として示している。また、集草を行っていない領域は、未作業領域91として示している。
[マークの検出とマーク列の検出]
混乱を招かぬようここで、マーク20の検出とマーク列93の検出の違いを説明する。
マーク20を検出するマーク検出装置とは、地表面に付された進行軌跡を表すマーク20を検出することであり、主にマーク20に沿って走行制御するのに使用される。
他方、マーク列93を検出するとは、マーク列93が何列目のものかを検出するものであって、後述するようにN次元ベクトル情報を生成し、生成されたN次元ベクトル情報により、離散的に放出された収穫物のおおよその場所の範囲を知るのに使用される。
マーク検出装置とマーク列検出装置は、1つの装置で兼用でき、図6には、ロールベーラ50をけん引するトラクター1にマーク検出装置兼マーク列検出装置40が搭載されている。
また、図9A~図9Cに記載のラッピングマシン80のように、さらに収穫物認識装置の機能をも併せ持つ複合検出装置71としてもよい。この複合検出装置71は、マーク検出装置およびマーク列検出装置に加え離散的に放出された収穫物を認識する装置としての機能を合わせもつ画像認識装置である。
請求項1の「(2)前記収穫作業機が圃場を往復する際に、前記収穫作業機の進行軌跡を表すマーク列93を地表面に付すマーキング装置5」にあっては、対応する収穫作業機として、たとえばロールベーラ50を挙げることができる。ロールベーラ50は、収穫物である牧草を集め離散的にロールベール51として放出する。ロールベーラ50に図1の集草機6の例で示したマーキング装置5が備えられ、ロールベーラ50がマーク列93(マーク20)を圃場に付しながら、
また、対応する収穫作業機として、図11に示すような穀類・果菜類・葉菜類または根菜類を収穫しコンテナまたは袋に入れて放出する根菜類用ハーベスタ60を挙げることができる。収穫物はコンテナや袋に入れられ圃場に離散的に放出される。前記したロールベーラ50と同様に、これらの収穫作業機においても、マーキング装置5が備えられ、マーク列93を圃場に付すことができる。
請求項1の「(3)前記収穫作業機の前に作業した作業車が圃場を往復する際に、地表面に付した前記作業機の進行軌跡を表すマーク列を検出するマーク列検出装置」にあっては、対応する作業車として、ロールベーラ50(収穫作業機)の前に作業を行う集草機6を挙げることができる。図1に示すように集草機6は、集草列11を作成しながら、マーキング装置5を作動させマーク20を圃場に付して行く。図6に示されるロールベーラ50は、集草列11の刈草を集めながらロールベール51(収穫物)を作るから、集草機6とロールベーラ50は全く同じ進行軌跡をたどることとなる。
圃場には、図5に示したように集草機6により、複数本のマーク20すなわちマーク列93が付けられる。この集草列11に沿ってロールベール51が置かれるから、集草機6が付したマーク20の付近に必ずロールベール51(収穫物)が存在することとなり、次で述べるN次元ベクトル情報として、集草機6が付したマーク20(マーク列93)を利用できる。
[N次元ベクトル情報]
畝列またはマーク列93の列数を生成N次元ベクトルの行(または列)として割り当てられる。
生成N次元ベクトル空間は、実際の地図に重ねて表示する必要は必ずしもないが、説明のために示すと図3のようになる。ロールベールを収穫物として例を示すなら、●で示されているがロールベール51の放出位置である。
17本のマーク列93があるため、17次元空間のベクトルとなる。
ロールベーラ50が旋回する箇所では、それを考慮して距離を測定する。例えば、3列目のマーク列93に存在するロールベール51が、圃場の下辺から5mと、18mの位置にあるとした場合、
(0,0,5,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0)
(0,0,18,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0)
と表わされる2つのベクトルが生成される。
それぞれ、3列目のマーク列93の基端から5mの箇所のロールベール51、3列目のマーク列93の18mの箇所のロールベール51を意味する。
一つの次元にロールベール51の位置が一つだけ割り当てられ、他の次元はすべて0となる。このため、(マーク列の番号、マーク列の基端距離)と簡略化することができる。3列目のマーク列93の基端から5mの箇所のロールベール51を表す場合、(3、5)と簡略表記ができる。簡略化したとしても、表記を変えただけであり、N次元ベクトル情報であることには変わりはない。
マーク列93が上記したように決して交わることがなく、N次元ベクトル情報空間は一次独立空間である。
図2の実際の圃場では、障害物96があり、ロールベーラ50は曲がって走行するが、図3のN次元ベクトル情報は、マーク列93が曲がっていることが一切反映されていない。
さらに、障害物96を避けるため進行軌跡が曲がり、進行軌跡が湾曲する位置あるロールベール52や、曲がって進行した先にロールベール51がある場合、マーク列93の基端からの距離が、曲がっていない場合より長くなり、N次元ベクトル情報は、ロールベール51の位置を正確に反映しなくなる。
加えて、マーク列93や畝列は、必ずしも等間隔ではない場合があり、何列目のマーク列93か特定することはできるが、正確な位置を反映していない。したがって、N次元ベクトル情報は、ロールベール51の位置を全く反映していない。
図2の実際の進行軌跡を表すマーク20では、11~13列目の箇所に、障害物96があるため曲がっている。
しかし、N次元ベクトル情報になってしまうと、図3で示すように曲がっているという情報は消え、11~13列目のマーク列93はあたかも直線のように認識されるにすぎない。なお、図3は、説明のため、あえてマーク列93を地図に重ね合わせた概念図であり、ロールベール51の場所の範囲を特定するのに、必ずこのような地図が必要となるものではない。
以上のように、N次元ベクトル情報は、ロールベール51の位置を示すものとは言えない。
あえていうなら、N次元ベクトル情報は、ロールベール51のおおまかな存在範囲を示すだけである。
[収穫物を集め離散的に放出する収穫作業機]
本発明の「収穫物を集め離散的に放出する収穫作業機」は、収穫物をコンテナ等に入れ圃場に放置する果菜類・葉菜類・根菜類用ハーベスタ等の収穫物を収穫作業機や、収穫した穀類を収穫物収納袋等に入れて圃場に放置する収穫作業機(コンバイン)、ロールベーラ等の他の作業機(集草機6)が放置した収穫物(刈草)を処理する作業機を含むが、田植機等の収穫を伴わない移植機等は含まない。
[圃場に離散的に放出された収穫物を回収または処理する収穫物処理作業機]
請求項4の圃場に離散的に放出された収穫物を回収または処理する収穫物処理作業機には、圃場に離散的に放出された収穫物を詰めたコンテナや袋を回収する作業機や、圃場に離散的に放出されたロールベール51を処理するラッピングマシン80、ラップピングされたロールベール51を回収する作業機などが含まれる。
(第1の実施態様)
第1の実施態様は、請求項1の「(3)前記収穫作業機の前に作業した作業車が圃場を往復する際に、地表面に付した前記作業機の進行軌跡を表すマーク列93を検出するマーク列検出装置」を有する収穫作業機に関する態様である。
(収穫作業機の前に作業した作業車)
具体的には、収穫作業機の前に作業した作業車が、集草機6であり、収穫作業機がロールベーラ50である実施態様である。
集草機6について、図1、図4~図6を用いて説明する。
ロールベーラ50(収穫作業機)は、集草列11から刈草(収穫物)を集めロールベール51を作り、圃場にロールベール51を離散的に放出する。
ロールベーラ50の前に作業した作業車は図1の集草機6となる。集草機6の側面図が図4に示されている。集草機6を構成する集草部は、トラクター1に牽引され、PTO軸からの動力でローター4を駆動され、タイン3の回転により刈草を中央に集め、コンパクトな集草列11を作成する。
また、最後尾には、集草機6の進行軌跡を表すマーク20を、集草後の圃場の地表面に付すためのマーキング装置5が搭載されている。これにより、圃場には図5のように、集草列11と並列してマーク20が付されることになる。
集草機6によりマーク20が付されると、その後、ロールベーラ50が作業を行うことになる。
集草機6が付したマーク20は、図6のロールベーラ50をけん引するトラクター1に設けられたマーク検出装置兼マーク列検出装置40により検出され、マーク20に追随して走行するように走行制御される。
また、マーク20は、往路と復路で分けられ、何列目のマーク列93に沿って走行しているのか、マーク検出装置兼マーク列検出装置40により認識されることとなる。
ロールベール51は、集草列11から作られるから、マーク列93の付近に必ずロールベール51が存在する。
(マーク列の計数)
図1に示すように、集草機(作業機)6が往復する際に圃場に示されるマーク20を、ロールベーラ50はマーク検出装置兼マーク列検出装置40で検出する。マーク20の圃場基端で、往路で1本とカウントし、復路で1本とカウントしこれを作業開始時から連続して計数装置100でカウントした数を、記憶する。カウントはどのようにも行えるが、図8はその一例である。
図8は、N次元ベクトル情報生成装置120の機能を示すフローチャートである。
ステップs1で収穫作業機であるロールベーラ50が作業を開始すると、ステップs2でマーク検出装置兼マーク列検出装置40がマーク20の基端を認識する。これを契機として、ステップs3で距離測定装置110による測定が開始される。距離測定装置110は、トラクター1の車体に備わっているものでもよいし、別途適宜な距離測定装置110を使用することができる。
次いで、ステップs4で、計数装置100によりマーク20(マーク列93)の本数の係数が開始される。初期値はn=0であり、一列目のマーク20は、一列目のマーク列93としてカウントされる。このカウントにより、マーク列番号が記憶される。
(N次元ベクトル情報の生成・記憶)
ステップs5でロールベール51が放出されると、それを契機として、ステップs6でマーク列93の基端から、ロールベール51を放出した場所までの距離(L)が、距離計測装置110を用いて測定される。
ステップs7で、マーク列93の本数(マーク列番号)と、放出されたロールベール51の基端からの距離(L)からベクトル生成装置120を用いて得られたN次元ベクトル情報が生成される。そして、このN次元ベクトル情報は記憶装置130に記憶される。
例えば、3列目のマーク列93でロールベール51の放出位置が15mであれば、マーク列93の番号が次元に割り当てられるから(0,0,15)というN次元ベクトル情報が生成される。5列目のマーク列93の35.5m地点でロールベール51が放出されたとすれば、(0,0,0,0,35.5)というN次元ベクトル情報が生成される。前記したように、(0,0,0,40,35.5)というように2つの次元に距離成分が記述されることはあり得えず、いずれかの次元に距離が記述され、他の次元成分はすべて0になる。簡略化のため5列目のマーク列の35.5mにロールベール51が存在する場合を(0,0,0,0,35.5)→(マーク列の番号、距離)として、表記することも可能であり、その場合(5、35.5)という表記になる。この表記もN次元ベクトル情報の表記態様の一つである。
ステップs8では、ロールベーラ50の旋回をしたか否かが判断される。旋回せず直進した場合は、ロールベーラ50は、同じマーク列を進んでいることとなる。例えば、5列目のマーク列を進行し、マーク列の基端から60m地点でロールベール51を放出した場合、ステップs7において(0,0,0,0,60)というN次元ベクトル情報が新たに記憶される。
この場合、(0,0,0,0,35.5)と(0,0,0,0,60)の2か所にロールベール51が放出されたことを意味する。
ステップs8でロールベーラ50の旋回(Yes)が検出されると、ステップs9で距離測定装置110による距離測定が終了する。そして、ステップs10で作業終了がNoすなわち作業が継続していると判断されると、ステップs2に戻り、ステップs4で新たにマーク20が計数される。
このため、ステップs8の作業機旋回の検出は、実質的にマーク20を往路と復路で分けて、ステップs4でマーク20を計数することとなり、ステップs4はマーク列93を計数している。
新たに、ステップs2においてマーク20の基端がマーク列93の基端として認識され、6列目のマーク列の情報は、6次元目のベクトル成分として割り当てられる。
この態様では、ステップs4で新たなマーク列93の列数が計数されるたびに次元数が増えてゆくN次元ベクトル情報となる。ロールベーラ50が最終的に何列のマーク列93を検出するかは、作業終了時まで分からないから、このままの形でN次元ベクトル情報を記憶し、または、送信してもよい。
また、作業終了後、データの次元を揃えるために、最終列の次元に合わせた形でN次元ベクトル情報(この場合、ロールベール51の放出距離を記述した次元以外は、すべて0となる。)を記憶し、または、送信してもよい。
図2のように、ロールベーラ50は、往復して進むから、マーク列93の基端となる地点は、偶数列目と奇数列目で異なることとなる。ステップs9の距離測定装置110の計測はステップs7で収穫作業機が旋回するまで継続するから、それぞれのマーク列93の全長を計測することができる。マーク列93の全長を利用して、一端を基端としたN次元ベクトル情報に書き換えることができる。
また、ステップs3の距離測定装置110は、マーク20の基端からロールベール51の放出した位置までを計測するだけでなく、マーク20の基端からロールベーラ50が旋回するまでのマーク列93の全長を計測することも可能である。
一例として、マーク列93の全長データを記述した数1のようなN次元ベクトル情報を取得することもできる。
N次元ベクトル情報の行列1列目を、ロールベール51を放出した基端からの距離を表すものとし、行列2列目をマーク列93の全長とする形式で表記する。
例えば、5列目のマーク列93の35.5mにロールベール51が存在することであって、5列目のマーク列93の全長が80mのとき、次のように書き表すことができる。
Figure 0007241593000001
すなわち、ロールベール51を放出した距離と、マーク列93の全長をセットで行列に記述することとなる。この表記による、利用用途は利点があり、後述する。
最後に、ステップs10で作業終了が検出されると、ステップs11で全収穫物放出場所のN次元ベクトル情報が送信される。送信せずにロールベーラ50に記憶させ、後でデータを取り出してもよい。
また、この実施例では、最後に全収穫物放出場所のN次元ベクトル情報を送信装置150を用いて送信したが、ステップs7で、N次元ベクトル情報が生成された時点やステップs8の収穫作業機の旋回した時点で送信するようにしてもよい。
このような時点で送信すると、随時ロールベーラ50からN次元ベクトル情報が送信されることとなる。ロールベーラ50の放出したロールベール51処理する請求項4の収穫物処理作業機に相当するラッピングマシン80は、ロールベーラ50の作業終了を待つことなく、ロールベーラ50を同時に運用することが可能となる。
(ラッピングマシンの作業形態)
請求項4の圃場に離散的に放出された収穫物を回収または処理する収穫物処理作業機に相当するラッピングマシン80について説明する。
前記したように、ロールベーラ50は、往復して進むから(図1参照)、マーク列93の基端となる地点は、偶数列目と奇数列目で異なることとなるが、マーク列93の全長を利用して、一端を基端としたN次元ベクトル情報に書き換えたものとしてもよい。したがって、図1でいえば、奇数列目も偶数列目も圃場の下辺を基端とした距離としてN次元ベクトル情報が作られている。(繰り返すが、必ずこのような変換をしなければならないものではない。)
図9A~図9C記載のラッピングマシン80は、支柱上に高い箇所に画像認識装置からなる複合検出装置71が設けられており、1つの複合検出装置71で、何列目のマーク列93を作業しているのか認識しつつ、収穫物であるロールベール51の認識も行われる。また、マーク20をたどって走行するのに、マーク検出装置の機能が利用される。
なお、複合検出装置71は、コストを下げるため(i)マーク検出装置、(ii)マーク列検出装置、(iii)離散的に放出された収穫物を認識する装置という3つの機能を有する画像認識装置で構成されるものとしたが、これらの装置は個別に設けられてもよい。特に、マーク検出装置は、画像認識装置で構成される必要はなく、マークに向けて光を照射する光源と受光センサを組み合わせた装置でもよい。
図2を参照されたい。作業は、1列目のマーク列93の基端となる地点から始まる。ロールベーラ50から受け取ったロールベール51のおおよその場所の範囲を示すN次元ベクトル情報を利用することから始まる。ラッピングマシン80は、N次元ベクトル情報を用いて1列目のマーク列93上にある最も近い一列目の最初のロールベール511にアクセスする。ラッピングマシン80は、複合検出装置71のマーク列検出装置の機能によりマーク列93が1列目であることを認識し、マーク検出装置の機能によりこのマーク列93のマーク20に沿って進行する。
N次元ベクトル情報は、1列目のマーク列93にあるロールベール511が存在するおおよその範囲しか示さないから、1列目のマーク列93にあるロールベール511を複合検出装置71の離散的に放出されたロールベール511(収穫物)を認識する装置の機能によりロールベール511を認識し、最終的な位置をラッピングマシン80が決定し、ロールベール511にアクセスする。そして、1列目のロールベール511をラッピングする。1列目のマーク列93にさらに別のロールベール512がある場合は、そのロールベール512を処理すべく1列目のマーク列93のマーク20を複合検出装置71のマーク検出装置の機能により検出しながらロールベール512を発見し処理しこれを繰り返す。
2列目のマーク列93に移る場合、ラッピングマシン80の現在位置は、1列目のマーク列93の最後のロールベール512が存在したN次元ベクトル情報の位置である。ラッピングマシン80は、複合検出装置71のマーク列検出装置の機能により2列目のマーク列93を認識する。そして、2列目のロールベール51の場所の範囲を示すN次元ベクトル情報を利用して、ラッピングマシン80は2列目のマーク列93の基端に戻ることなく、ラッピングマシン80の現在位置に最も近い、2列目の最初のロールベール513に直行する。次いで、2列目のマーク列93のマーク20を、複合検出装置71のマーク検出機能により検出しながらたどり、2列目の次のロールベールへ514と向かう。
この実施の態様では、1列ずつマーク列93上のロールベール51をラッピングマシン80が処理するように、N次元ベクトル情報を利用した。これに対して、複数列のマーク列93を束ねて、束ねられた複数列のマーク列93上にあるロールベール51をN次元ベクトル情報を利用して最も移動距離が短くなると推定される順に処理することもできる。
前記数1のように、行列1列目を、ロールベール51を放出した基端からの距離を表すものとし、行列2列目をマーク列93の全長を示す場合の利点を説明する。
数1の形式のN次元ベクトル情報を採用すると、特定のマーク列93が周囲のマーク列93の全長より長いことが判別できる。このような場合、
(1)障害物96を避けている
(2)圃場に高低差がありマーク列93が曲線を描いている
(3)圃場の形状が方形でない
等の原因が考えられる。
ラッピングマシン80に設けられた、複合検出装置71は、自身が位置するマーク列93だけではなく、周囲複数列のマーク列93および当該複数列上のマーク列93にあるロールベール51の位置を同時に認識できる。
当該長い全長を有するマーク列93のロールベール51の処理に移る前に、その手前のマーク列93上のロールベール51の処理を行いながら、複合検出装置71のマーク検出装置機能を生かして当該長い全長を有するマーク列93が、曲線を描いているのか画像で認識することもできるし、実際に圃場の形が当該列番号94の位置で長くなっているのか等を認識することができ、その原因を判別できる。
そして、その原因に基づいて、当該長い全長を有するマーク列93におけるN次元ベクトル情報を補正することができる。
このように、圃場の地図情報を用いることなくN次元ベクトル情報のみで、ラッピングマシン80の無人化が図られるが、圃場の地図情報を併せて使用することを妨げるものではない。
圃場の形状が方形でないとき等には、N次元ベクトル情報の補正に役立つ。しかし、圃場の高低差まで情報に含む地図が得られない場合や、得られても等高線の間隔が荒く、ラッピングマシン80を走行させるのに足りる情報が得られないことがある。また、一つの圃場を他の作物と分けて使う場合があること、障害物96等の情報が含まれていないことなど、地図情報には、多くの情報が欠けている。
本発明では、N次元ベクトル情報だけで無人化・自動走行化ができるため、地図情報は原理的に不要であり、地図情報を使う場合は、補完的に使用されるにすぎない。
(第2の実施態様)
第2の実施態様は請求項1の「(2)前記収穫作業機が圃場を往復する際に、前記収穫作業機の進行軌跡を表すマーク列93を地表面に付すマーキング装置5」を設けた態様である。
収穫作業機に相当するのは、図10に示すロールベーラ50であり、ロールベーラ50には、マーキング装置5がトラクター1側に設けられている。マーキング装置5の位置は適宜であり、ロールベーラ50の本体に設けてもよい。
N次元ベクトル情報の生成と、ラッピングマシン80によるロールベール51の処理については、上記第1実施態様と同じである。
(第3の実施態様)
第3の実施態様は請求項1の「(1)畝列を検出する畝列検出装置」を有する態様である。
第1の実施態様や第2の実施態様では、平坦な牧草地であり、マーク20を圃場に付す必要があった。第3の実施態様の代表的な例は、畝立てして育てた玉ねぎ、ジャガイモ等をコンテナや袋に入れて、圃場に離散的にこれらを放出する収穫作業機である。図11は、根菜類用ハーベスタ60(収穫作業機)の例である。畝が形成されているため、第1の実施態様や第2の実施態様で必要だったマーキング装置5は不要である。代わりとして、畝列検出装置160は高所に設けられており、畝列検出装置160を支える支柱は伸縮可能に構成されている。畝列検出装置160は、畝列自体を検出してもよいが、低くなった畝間や畝間に生えた雑草等を検出してもよい。
図11に記載されているように、収穫された根菜類は、コンベヤ62を介して昇降荷台61に載せた収穫物コンテナ(図示せず)に投入される。昇降荷台61を下ろし、根菜類用ハーベスタ60の機台を前後させて、圃場に収穫物コンテナ(図示せず)を放置する。
コンテナを圃場に放出した時点で、第1の実施態様のようにN次元ベクトル情報が生成される。
コンテナは、フォークリフトを備えたコンテナ回収機(収穫物処理作業機)で回収される。その際、畝列を検出する畝列検出装置160を備えたN次元ベクトル情報が使用される。N次元ベクトル情報を使用した具体的な作業形態は、上記(ラッピングマシンの作業形態)で述べたのと同様である。
以上のように、マークや畝といった圃場からの情報により、GPSなどの高価な装置を使うことなく、圃場に離散的に放出された収穫物のおおよその場所の範囲を示すN次元ベクトル情報を作成できる。N次元ベクトル情報は、当該放出された収穫物を処理する収穫物処理作業機の走行を助けるのに有用であり、全く新しい方式による自動化に寄与する。
1 トラクター
3 タイン
4 ローター
5 マーキング装置
6 集草機
10 集草前の刈草
11 集草列
20 マーク
40 マーク検出装置兼マーク列検出装置(画像認識装置)
50 ロールベーラ
51 ロールベール(収穫物)
511 1列目の最初のロールベール
512 1列目の次のロールベール
513 2列目の最初のロールベール
514 2列目の次のロールベール

52 進行軌跡が湾曲する位置にあるロールベール(収穫物)
60 根菜類用ハーベスタ
61 昇降荷台
62 コンベヤ
71 複合検出装置((i)マーク検出装置、(ii)マーク列検出装置、(iii)離散的に放出された収穫物を認識する装置の機能を併せ持つ画像認識装置)
80 ラッピングマシン(収穫物処理作業機)
90 作業済み領域
91 未作業領域
93 マーク列
94 列番号
96 障害物
97 旋回部

100 計数装置
110 距離計測装置
120 ベクトル生成装置
130 記憶装置
150 送信装置
160 畝列検出装置

Claims (5)

  1. 収穫物を集め離散的に放出する収穫作業機において、
    以下の(1)~(3)の少なくとも1つの装置を有し、
    (1)畝列を検出する畝列検出装置、
    (2)前記収穫作業機が圃場を往復する際に、前記収穫作業機の進行軌跡を表すマーク列93を地表面に付すマーキング装置
    (3)前記収穫作業機の前に作業した作業車が圃場を往復する際に、地表面に付した前記作業機の進行軌跡を表すマーク列を検出するマーク列検出装置
    加えて、前記畝列の数(N)または前記マーク列の数(N)を計数する計数装置を備え、
    各々の前記畝列の基端または各々の前記マーク列の基端から、収穫物を放出した場所までの距離を計測する距離計測装置を有し、
    計数された前記畝列または前記マーク列の列数を作業開始点から順番にN次元のベクトルの次元として割り当て、前記距離を、各々の次元の成分とするベクトル生成装置を備え、
    前記ベクトル生成装置で生成されたN次元ベクトル情報を、送信する送信装置および/または記憶する記憶装置を有する収穫作業機。
  2. 前記マーク列は、石灰等の土壌改良剤、着色物質、電磁波反射材および/または棒である請求項1記載の収穫作業機。
  3. 収穫作業機は、穀類・果菜類・葉菜類または根菜類を収穫しコンテナまたは袋に入れて放出する収穫作業機またはロールベーラである請求項1または2項記載の収穫作業機。
  4. 圃場に離散的に放出された収穫物を回収または処理する収穫物処理作業機であって、
    前記圃場に離散的に放出された収穫物を認識する画像認識装置を備え、
    前記請求項1に記載のN次元ベクトル情報と、
    (1)畝列を検出する畝列検出装置および/または
    (2)地表面に付されたマーク列を検出するマーク列検出装置
    を有し、
    前記N次元ベクトル情報は、請求項1の収穫作業機に備えられたベクトル生成装置で生成され、請求項1の収穫作業機から送信されたまたは請求項1の収穫作業機に記憶されたN次元のベクトルであり、
    請求項1の収穫作業機に備えられた前記ベクトル生成装置は、計数された前記畝列または前記マーク列の列数を作業開始点から順番にN次元のベクトルの次元として割り当て、前記距離を、各々の次元の成分とするベクトルとして生成する装置であり、
    向かうべき収穫物のおおよその場所を示す前記N次元ベクトル情報を利用して、前記畝列検出装置または前記マーク列検出装置からの情報及び前記離散的に放出された収穫物を認識する画像認識装置からの情報を併せて、収穫物にアクセスする制御装置を備えた
    収穫物処理作業機。」
  5. 前記離散的に放出された収穫物を認識する画像認識装置は、前記畝列検出装置および/またはマーク列検出装置を兼用する請求項4記載の収穫物処理作業機。
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