JP7240747B2 - 健康補助システム、健康補助方法、及びセンサー - Google Patents
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Description
け付け部を有し、前記出力部は、前記ユーザが摂取した飲食物に関する情報を出力してもよい。
図1は、第1実施形態に係る健康補助システム1の概要を示す図である。健康補助システム1は、ユーザの尿における特定の成分を検知し、その検知結果を用いてユーザに対して健康補助のための情報を提供するシステムである。健康補助システム1は、尿センサー10、送信機20、ユーザ端末30、及び解析システム40を有する。尿センサー10は、尿中の特定成分を検知する。送信機20は、尿センサー10による検知結果をユーザ端末30に送信する。ユーザ端末30は、送信機20から検知結果を受信し、この検知結果を解析システム40に送信する。解析システム40は、検知結果を用いてユーザの健康状態を解析する。解析システム40は、解析結果に応じた情報をユーザ端末30に送信する。ユーザ端末30は、解析結果に応じた情報をユーザに提供する。なお図1では、尿センサー10、送信機20、ユーザ端末30がそれぞれ1台ずつ示されているが、健康補助システム1は、これらのうち少なくとも一部を複数、有してもよい。
図2は、尿センサー10の構成の一例を示す図である。この例において、尿センサー10は、被験者が排尿後に尿のついた陰茎又は陰唇等を拭き取るためのペーパーと組み合わせて用いられる。尿センサー10は、基材11、センサー素子12、脱着機構13を有する。基材11は、尿センサー10の機械的な強度及び取り扱いやすいサイズを確保するための部材である。センサー素子12は、尿中の特定成分に応じた信号を出力する。センサー素子12としては、例えば酵素を用いたバイオセンサー、又はダイヤモンド電極を用いたセンサーが用いられる。酵素を用いたバイオセンサーとしては、例えば、Nakamuraらの論文(Hideaki Nakamura, Yosuke Tsuboi and Masao Gotoh, "A simple potentiometric urine glucose biosensor using a paper-based disposable reagent sheet and a mobile pH meter", Current Topics in Analytical Chemistry, 9,pp.71-75 (2012))に記載されているセンサーを用いることができる。ダイヤモンド電極を用いたセンサーとしては、例えば、Ogataらの文献(G. Ogata, Y. Ishii, K. Asai, Y. Sano, F. Nin, T. Yoshida, T. Higuchi, S. Sawamura, T. Ota, K. Hori, K. Maeda, S. Komune, K. Doi, M. Takai, I. Findlay, H. Kusuhara, Y. Einaga, H. Hibino, "A microsensing system for the in vivo real-time detection of local drug kinetics", Nature Biomed. Eng., 1, 654-666 (2017))に記載されているセンサーを用いることができる。
図6は、送信機20の機能構成を例示する図である。送信機20は、尿センサー10により検知された情報をユーザ端末30に送信するための装置である。尿センサー10が使い捨てであるのに対し、送信機20は繰り返し使用される。
図10は、ユーザ端末30の機能構成を例示する図である。ユーザ端末30は、送信機20から測定データを受信し、さらに、測定データの解析により得られた情報を表示する。ユーザ端末30は、尿センサー10を使用するユーザにより所持される。
図12は、解析システム40の機能構成を例示する図である。解析システム40は、ユーザ端末30から出力される測定データを用いて、そのユーザの健康状態を解析する。解析システム40は、ユーザ端末30とは物理的に別の装置(例えば、いわゆるクラウド)に実装されてもよいし、ユーザ端末30と同じ装置に実装されてもよい。解析システム40を例えばクラウドに実装することにより、ユーザ端末30の負荷を低減できるという効果、及び複数のユーザに関する測定データを統計処理できるという効果が奏される。解析システム40をユーザ端末30と同じ装置に実装することにより、ユーザ端末30をスタンドアローンで使用できるという効果、及び測定データのプライバシーが保たれるという効果が奏される。ここでは一例として、解析システム40がクラウドに実装される例を用いる。
(1)解析結果を直接示す情報(例えば、時系列データをグラフとして視覚化した情報)。
(2)解析結果に解釈を加えた情報(例えば、時系列データから推測した病名を提示する情報)。
(3)解析結果に基づくアドバイス(例えば、糖尿病の可能性があると解析されたユーザに対して、糖尿病に適した食事メニュー又は運動メニュー)。
(4)解析結果に関連する商品の推薦(例えば、pHが低い(酸性の)ユーザに対しては緑葉野菜(例えばケール)を用いた飲料の推薦)。
図14は、健康補助システム1の動作の概要を例示する図である。ステップS1において、健康補助システム1は、ユーザの尿を測定する。ステップS2において、健康補助システム1は、測定データを解析する。ステップS3において、健康補助システム1は、測定データの解析結果に応じた情報をユーザに提供する。
図15は、測定処理の詳細を例示するシーケンスチャートである。ここでは、図2の尿センサー10が用いられる例を説明する。送信機20とユーザ端末30とはBluetooth(登録商標)規格に従って通信する。送信機20とユーザ端末30とのペアリングは、図15のシーケンスに先立って、所定の手順にしたがって完了している。この例において送信機20の電源は常にオン状態であり、送信機20とユーザ端末30とは、Bluetooth(登録商標)のペアリングが常に確立された状態である。なお、送信機20とユーザ端末30とは、常に接続された状態ではなく、スリープモード等に移行した場合には接続を解除してもよい。
図17は、解析処理の詳細を例示するシーケンスチャートである。ステップS201において、解析システム40の通信部41は、ユーザ端末30から測定データを受信する。ステップS202において、記憶部42は、測定データ及び属性データを記憶する。この例において属性データはタイムスタンプ及びユーザ識別子を含んでいるので、複数の測定タイミングにおける測定データが蓄積されると、記憶部42は、尿中の特定成分の検知結果を時系列で記憶するといえる。また、この例において尿センサー10は尿中の複数の成分を検知するので、記憶部42は、尿中の複数の特定成分の検知結果を時系列で記憶するといえる。
。
(1)pH
尿が酸性の場合、糖尿病又、循環器疾患、又はアルコール中毒の可能性がある。尿がアルカリ性の場合、尿路感染症又は腎疾患の可能性がある。
(2)尿酸
尿酸値が高いと痛風の可能性がある。
(3)シュウ酸
シュウ酸値が高いと尿管結石の可能性がある。
(4)尿糖(ブドウ糖)
尿糖値が高いと糖尿病の可能性がある。ただし、食事によって尿糖値は変動するので、朝食前の尿を測定する必要がある。
(5)タンパク質
タンパク質の濃度が高いと腎機能が低下している可能性がある。
(6)ビリルビン
ビリルビンとはヘモグロビンの胆汁色素である。ビリルビンの濃度が高いと肝機能障害又は胆道閉塞の可能性がある。
(7)ウロビリノーゲン
ウロビリノーゲンとはビリルビンが腸内細菌によって分解されたものである。ウロビリノーゲンの値が高いと、肝臓又は胆嚢に障害がある可能性がある。
(8)比重
尿の比重は、尿素又は塩化ナトリウム等、水分以外の成分に依存する。比重が低いと腎不全の可能性がある、高いと糖尿病又は脱水症状の可能性がある。
(9)潜血
潜血の濃度が高いと腎臓、尿管、又は膀胱に異常がある可能性がある。
(10)ケトン体
ケトン体とは、脂肪分解時の中間代謝物である。ケトン体濃度が高いと、糖尿病、発熱(風邪又はインフルエンザ)、過度なダイエットの可能性がある。
(11)亜硝酸塩
食品中の硝酸塩が最近によって亜硝酸塩に変わることがある。亜硝酸塩の濃度が高いと膀胱又は尿路の感染症の可能性がある。
(12)白血球
白血球の濃度が高いと、腎臓、膀胱、前立腺、又は精嚢腺に炎症がある可能性がある。
図19は、情報提供処理の詳細を例示する図である。ステップS301において、生成部44は、健康状態の解析結果に応じた関連情報を生成する。関連情報としては、例えば、(1)解析結果を直接示す情報、(2)解析結果に解釈を加えた情報、(3)解析結果に基づくアドバイス、及び(4)解析結果に関連する商品の推薦、のうち少なくとも1つが用いられるが、どの情報が関連情報として提供されるかは、例えばユーザにより指定される。あるいは、解析システム40が、解析結果に応じてどの情報を関連情報として提供するか決定してもよい。例えば、解析結果が、対象ユーザの健康状態に特に異常が無いことを示していた場合、解析システム40は、解析結果を直接示す情報(例えば測定データのグラフ)及び解析結果に解釈を加えた情報(例えば「異常なし」の表示)を関連情報としてユーザ端末30に提供する。あるいは、解析結果が、対象ユーザの健康状態において新たな異常(前回までは発見されていなかった異常)を示していた場合、解析システム40は、解析結果を直接示す情報(例えば測定データのグラフ)、解析結果に解釈を加えた情報(例えば疑われる病名)、及び解析結果に基づくアドバイス(例えばその病気の専門医がいる病院の紹介)を関連情報としてユーザ端末30に提供する。さらにあるいは、解析結果が、対象ユーザの健康状態において慢性的に発生している異常を示していた場合、解析システム40は、解析結果に解釈を加えた情報(例えば不足している栄養素)、及び(4)解析結果に関連する商品の推薦(その栄養素を摂取できるサプリメントの紹介)を関連情報としてユーザ端末30に提供する。出力部45は、生成部44が生成した関連情報を、対象ユーザのユーザ端末30に出力する(ステップS302)。
第1実施形態について種々の変形実施が可能である。以下、変形例をいくつか説明する。以下の変形例のうち2つ以上のものが組み合わせて用いられてもよい。
図20は、送信機20の別の例を示す図である。送信機20の形状は図9において例示したものに限定されない。図20は、送信機20が、ユーザの体に装着されるウェアラブルデバイス、より具体的には手袋(ミトン)の形状を有する例を示す。ウェアラブルデバイスとは、ユーザが身につけることができる形状を有する装置をいい、例えば、帽子、眼鏡、腕時計、リストバンド、手袋、シャツ、パンツ、靴下、又は靴に埋め込まれた装置をいう。図20においては図示を省略するが、CPU201等のハードウェア要素は手の甲に相当する位置に内蔵されている。この例において、送信機20は脱着機構29を有しておらず、代わりに電極291を有している。電極291は、尿センサー10と電気的な接続を得るための接触部の一例であり、送信機20(手袋)の表面に露出している。この送信機20に対応する尿センサー10も、脱着機構13に代えて(又は加えて)、送信機20と電気的な接続を得るための電極16を有する。電極16は、基材11に露出している。電極291及び電極16は、ユーザが送信機20(手袋)をはめた状態で尿センサー10を持つと互いに接触する位置、形状、及び大きさに設計されている。
尿センサー10から送信機20への信号の伝送経路は、両者の電極の接点を介するものに限定されない。尿センサー10から送信機20への信号の伝送には、電磁誘導による非接触の信号伝送が用いられてもよい。この場合、送信機20は、尿センサー10と電磁誘導による非接触の信号伝送を行う伝送部(図示略)を有する。
ライター装置は、例えばユーザ端末30に内蔵される。あるいは、このリーダー/ライター装置は、ユーザ端末30に接続される外付け装置として提供されてもよい。この場合において、送信機20は基材11から着脱不能でもよく、基材11と共に燃えるゴミとして捨てられるか、又は水洗トイレに流されてもよい。
尿センサー10及び送信機20において、脱着機構13及び脱着機構29の具体例は実施形態において例示したものに限定されない。実施形態においては、脱着機構13及び脱着機構29がスナップフィットにより形成される例を説明したが、脱着機構13及び脱着機構29は、導電性材料を用いた面ファスナーを用いたものであってもよい。
ユーザ端末30から解析システム40に出力されるデータは測定データに限定されない。ユーザの健康状態の判断に用いられる情報であれば、測定データ以外の他のデータが解析システム40に出力されてもよい。他のデータは、例えば、ユーザが摂取した飲食物に関する情報を含むデータ(以下「飲食物データ」という)である。飲食物に関する情報とは、例えば、飲食物を摂取した時刻、摂取した飲食物の名前、及び摂取した量を特定する情報である。あるいは、他のデータは、ユーザが行った運動に関する情報、例えば、運動の強度及び運動時間を特定する情報を含むデータであってもよい。さらにあるいは、他の情報は、ユーザの属性(年齢、性別、及び既往歴等)を含んでもよい。これらのデータが提供された場合、解析システム40は、測定データに加えてこれらのデータも考慮してユーザの健康状態を解析する。すなわち、生成部44は、測定データ及び飲食物データに応じて関連情報を生成する。
実施形態において、1台の送信機20は特定のユーザに専用のものであった。しかし、1台の送信機20が複数のユーザにより共有されてもよい。この場合、送信機20の各々異なる識別子(又はユーザ)に対応する複数の記憶領域を有する。すなわち各記憶領域に
は、個別の識別子が設定される。一の識別子は一のユーザにより使用される。例えば記憶部23が4つの識別子(4つの記憶領域)を有する場合、送信機20は最大で4人のユーザによる共有が可能である。この例において、送信機20は、さらに受け付け部(図示略)を有する。受け付け部は、複数の識別子のうちいずれかの指定を受け付ける。受け付け部は、UI要素の一種であり、例えば、スイッチである。記憶部23は、複数の記憶領域のうち受け付け部を介して指定された一の識別子に対応する記憶領域に、測定データを記憶する。無線通信部24は、受け付け部を介して指定された一の識別子に対応する記憶領域に記憶されているデータ、及びその一の識別子を示す無線信号を送信する。例えば、これら4人のユーザがそれぞれ固有のユーザ端末30を有している場合、送信機20は、これら4台のユーザ端末30のうち、受け付け部により指定されたユーザに対応するユーザ端末30とコネクションを確立する。
送信機20は、ユーザ端末30に測定データを送信する際、測定データを暗号化してもよい。この場合、送信機20とユーザ端末30とは、測定データの送受信に先立って暗号鍵を交換する。一例においては、ユーザ端末30が、送信機20に暗号鍵を送信する。送信機20は、この暗号鍵を用いて暗号化してから、測定データをユーザ端末30に送信する。ユーザ端末30は、送信機20に送信した暗号鍵と対応する復号鍵を用いて測定データを復号する。測定データは一種の個人情報であるといえるので、平文のまま送信するとセキュリティ上のリスクがあるが、暗号化によりセキィリティ上のリスクを低減できる。
尿センサー10から得られる測定値が収束したと判断するための収束条件は、実施形態において例示されたものに限定されない。例えば、尿センサー10の提供事業者は、尿センサー10において測定値が収束するまでの時間τを事前に実験で確認する。尿センサー10の提供事業者は、時間τの値をクライアントプログラムに設定する。ユーザ端末30の制御部36は、測定値が得られ始めた時刻(例えば図14の時刻t2)からの経過時間がτを超えたときに、測定値が収束したと判断してもよい。あるいは、ユーザ端末30は、測定値が収束したか否かの判断をせず、測定値が得られ始めた時刻以後、一定の時間間隔で測定データを解析システム40に出力し、解析システム40が、測定値が収束したか否かの判断を行ってもよい。測定値が収束したと判断した場合、解析システム40はその旨をユーザ端末30に通知する。この通知を受けると、ユーザ端末30は測定データの出力を停止する。
実施形態においては複数のセンサー素子12からの出力信号を、送信機20が時分割でユーザ端末30に無線送信する例を説明した。尿センサー10が複数のセンサー素子12を有する場合であっても、送信機20はすべてのセンサー素子12からの出力信号を時分割で送信しなくてもよい。例えば送信機20は、複数のセンサー素子12のうち、ユーザにより選択された一部(例えば1つ)のセンサー素子12からの出力信号のみを出力する。この場合、送信機20は対象となるセンサー素子12を選択するためのUI要素(例えばスイッチ)を有してもよい。あるいは、ユーザは対象となるセンサー素子12をユーザ端末30において選択し、ユーザ端末30が、対象となるセンサー素子12を特定する情報を送信機20に送信してもよい。送信機20は、複数のセンサー素子12のうち、ユー
ザにより選択された一部のセンサー素子12の出力信号のみを時分割で出力する(単一のセンサー素子12が選択された場合はそのセンサー素子12の出力信号のみを時分割せずに出力する)。
尿センサー10の提供事業者は、複数のセンサー素子12を有する尿センサー10を提供するにあたり、異なる種類のセンサー素子12を組み合わせてもよい。例えば、4つのセンサー素子12を有する尿センサー10を提供するにあたり、ある製品(以下、尿センサー10Aという)においては、センサー素子12A~Dが、pH、尿酸、シュウ酸、及び尿糖を測定するものであり、別の製品(以下、尿センサー10Bという)においては、センサー素子12A~Dが、比重、潜血、ケトン体、及び亜硝酸塩を測定するものであってもよい。尿センサー10の提供事業者は、センサー素子12の組み合わせ(測定項目の組み合わせ)に対し識別コードを付与する。この識別コードは、例えば、文字列(例えば識別番号)又は画像(例えばいわゆる二次元バーコード)である。この識別コードは、例えば、基材11の表面又は尿センサー10のパッケージに記載されている。ユーザは、例えば基材11又はパッケージに記載されている識別コードをユーザ端末30に入力する。ユーザ端末30は、識別コードを測定項目の組み合わせに変換する情報を(例えば解析システム40から取得して)有しており、この情報を参照して、どのセンサー素子12の出力信号がどの測定項目の結果を示しているか判断する。この例によれば、測定項目の多様な組み合わせを有する尿センサー10を提供することができる。
各装置における処理の分担は、実施形態において説明したものに限定されない。例えば、実施形態において解析システム40において行われる処理の少なくとも一部を、ユーザ端末30が実行してもよい。一例としては、ユーザ端末30の記憶部31は、測定データを時系列に記憶してもよい。制御部36は、記憶部31において記憶されている時系列の測定データを用いて、時系列データを生成する、又は、制御部36は、時系列の測定データに何らかの統計処理を行い、統計処理された測定データを生成する。ユーザ端末30は生成したデータを解析システム40に出力する。
基材11の形状及び材料は実施形態において例示したものに限定されない。例えば、基材11は被験者が着用するオムツであってもよい。
本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能である。以下、変形例をいくつか説明する。以下の変形例は、上記の実施形態に適用可能である。また、以下の変形例のうち2つ以上のものが組み合わせて適用されてもよい。さらに、各実
施形態及び変形例の少なくとも一部が、他の実施形態及び変形例の少なくとも一部と組み合わせられてもよい。
Claims (16)
- 体液中の特定の成分に応じた出力信号を出力するセンサーと、
前記センサーと接続される、非ウェアラブル形状の送信機と、
ユーザに所持されるユーザ端末と
を有し、
前記送信機は、
前記センサーの前記出力信号が入力される入力部と、
自身の識別子を記憶する記憶部と、
前記出力信号に応じたデータ及び前記識別子を示す無線信号を送信する無線通信部と
を有し、
前記ユーザ端末は、
前記ユーザに対応する識別子を記憶する記憶部と、
前記送信機から前記無線信号を受信する無線受信部と、
前記無線信号により示される識別子と前記記憶部に記憶されている識別子とが適合した場合、前記データにより示される前記特定の成分に基づいて前記ユーザの健康状態の解析をする解析システムに対し、当該データを出力する出力部と、
前記解析システムから前記解析の結果に応じた情報を取得する取得部と
を有し、
前記センサーは、
非ウェアラブル形状の基材と、
前記基材に取り付けられたセンサー素子と、
前記送信機を脱着可能に固定し、かつ前記センサーの前記出力信号の伝送経路を有する脱着機構と
を有し、
前記センサーは、前記センサー素子を覆うシートを有し、
前記基材は平面状の可燃物で形成され、
前記シートは、前記基材より柔らかい紙で形成される
健康補助システム。 - 前記シートは、他の領域よりも薄い薄領域を有し、
前記基材に前記シートが取り付けられた状態で、前記薄領域が前記センサー素子を覆う
請求項1に記載の健康補助システム。 - 前記シートは、ポケットを有し、
前記センサー素子は、前記ポケットに収納される
請求項1又は2に記載の健康補助システム。 - 前記基材は、前記センサー素子が取り付けられた面において、当該基材を折りたたむための粘着層を有する
請求項1乃至3のいずれか一項に記載の健康補助システム。 - 前記シートのうち前記基材と対向する面の、前記粘着層を覆う位置において当該シートに接着された保護フィルムを有し、
前記シートが前記基材に取り付けられた状態で前記粘着層は露出せず、
前記基材から前記シートを剥がすと前記粘着層が露出する
請求項4に記載の健康補助システム。 - 前記センサー素子は、
体液中の第1成分を検知するための第1センサー素子と、
体液中の、前記第1成分と異なる第2成分を検知するための第2センサー素子と
を有する
請求項1乃至5のいずれか一項に記載の健康補助システム。 - 前記送信機は、
前記第1センサー素子の出力信号が入力される第1端子と、
前記第2センサー素子の出力信号が入力される第2端子と、
前記第1端子を介して入力される信号及び前記第2端子を介して入力される信号を時
分割で処理する処理部と
を有する請求項6に記載の健康補助システム。 - 前記センサーは、
前記第1センサー素子の出力信号及び前記第2センサー素子の出力信号を時分割で選択する選択回路と、
前記選択回路により選択された信号を出力する出力端子と
を有する請求項6に記載の健康補助システム。 - 前記記憶部は、各々異なる識別子に対応する複数の記憶領域を有し、
前記送信機は、前記複数の記憶領域のいずれかの指定を受け付ける受け付け部を有し、
前記記憶部は、前記複数の記憶領域のうち前記受け付け部を介して指定された一の記憶領域に、前記出力信号により示されるデータを記憶し、
前記無線通信部は、前記指定された一の記憶領域に記憶されている前記データ及び当該一の記憶領域に対応する識別子を示す前記無線信号を送信する
請求項1乃至8のいずれか一項に記載の健康補助システム。 - 前記健康補助システムは、前記解析システムを有し、
前記解析システムは、
前記特定の成分の検知結果を時系列で示す時系列データを、複数のユーザの各々について記憶する記憶部と、
前記複数のユーザのうち対象となるユーザについて、当該ユーザの時系列データを用いて、前記検知結果に関連する関連情報を生成する生成部と、
前記ユーザに対応するユーザ端末に対し、前記関連情報を出力する出力部と
を有する
請求項1乃至9のいずれか一項に記載の健康補助システム。 - 前記ユーザ端末は、当該ユーザが摂取した飲食物を特定する情報の入力を受け付ける受け付け部を有し、
前記出力部は、前記ユーザが摂取した飲食物に関する情報を出力する
請求項10に記載の健康補助システム。 - 前記生成部は、前記飲食物に関する情報及び前記データに応じて前記関連情報を生成する
請求項11に記載の健康補助システム。 - 前記飲食物に関する情報が、当該飲食物を摂取したタイミングを示す情報を含み、
前記生成部は、体液中の前記特定の成分の経時変化及び前記飲食物を摂取したタイミングを示す画像を前記関連情報として生成する
請求項12に記載の健康補助システム。 - 前記送信機は、前記センサーへの給電機能を有する
請求項1乃至13のいずれか一項に記載の健康補助システム。 - 体液中の特定の成分に応じた出力信号を出力するセンサー、前記センサーと接続される、非ウェアラブル形状の送信機、及びユーザに所持されるユーザ端末を有する健康補助システムを用いた健康補助方法であって、
前記送信機が、前記センサーの出力信号に応じたデータ及び当該送信機の識別子を示す無線信号を送信するステップと、
前記ユーザ端末が、前記送信機から無線信号を受信するステップと、
前記ユーザ端末が、前記無線信号により示される識別子と前記ユーザに対応する識別子とが適合した場合、前記データにより示される前記特定の成分に基づいて前記ユーザの健康状態の解析をする解析システムに対し、当該データを出力するステップと、
前記解析システムから前記解析の結果に応じた情報を取得するステップと
を有し、
前記センサーは、
非ウェアラブル形状の基材と、
前記基材に取り付けられたセンサー素子と、
前記送信機を脱着可能に固定し、かつ前記センサーの前記出力信号の伝送経路を有する脱着機構と
を有し、
前記センサーは、前記センサー素子を覆うシートを有し、
前記基材は平面状の可燃物で形成され、
前記シートは、前記基材より柔らかい紙で形成される
健康補助方法。 - 非ウェアラブル形状の基材と、
前記基材に設けられた第1配線と、
前記基材に設けられた第2配線と、
前記第1配線及び前記第2配線に接続され、体液中の特定の成分に応じた出力信号を出力するセンサー素子と、
前記出力信号を示すデータを他の装置に無線送信する送信機を脱着可能に固定し、かつ前記第1配線及び前記第2配線に接続され、前記第1配線及び前記第2配線を介して伝送される出力信号の伝送経路を有する脱着機構と
を有するセンサーであって、
前記センサーは、前記センサー素子を覆うシートを有し、
前記基材は平面状の可燃物で形成され、
前記シートは、前記基材より柔らかい紙で形成される
センサー。
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