JP7239859B2 - 予測式導出方法及び予測式導出装置 - Google Patents
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Description
水の濡れが関与して生じる金属の腐食現象(湿食)は、当該金属の置かれた環境が大気、水中、地中等のいずれの自然環境であったとしても、基本的に、金属の溶解反応(アノード反応)と酸素の還元反応(カソード反応)とが金属表面上で生じる電気化学反応である。従って、腐食の進行には、金属表面上に水と酸素が到達する必要があり、これらの状態に応じて腐食速度は異なる。
本実施形態では、金属の腐食進展が冪乗則に従うものとする。すなわち、金属の腐食量に関係する値をD、金属が設置されてから経過した経過年数をTとすると、比例定数Kと定数nとを用いて、D=K×Tnと表現できる。
このとき、単位指標Qは、降雨1回分の腐食量に相当する値でもよいし、降雨1回分の腐食量の時間変化として関数的に表現してもよいし、降雨1回分における腐食速度の時間変化として表現してもよい。各降雨の単位指標Qは、サイクル1回分の腐食量に相当する値であればよく、その表現方法は、特に限定されない。
前述した指針に基づく予測式を導出するため、本実施形態では、図1に示す予測式導出装置1を備える。図1は、本実施形態に係る予測式導出装置1の機能ブロック構成を示す図である。当該予測式導出装置1は、土壌内に置かれた金属の腐食進展を予測するための予測式を実体に合うように導出する装置であり、例えば、入力部11と、計算部12と、表示部13と、を備える。前述の通り、本実施形態では、金属が土壌内にある場合について説明する。
図2は、予測式導出装置1で行う予測式導出方法の処理フローを示す図である。
まず、予測式導出装置1の入力部11が、対象金属の設置場所を示す場所情報と、対象金属が土壌内に設置されてから経過した経過年数Tと、対象金属の腐食量に関わる値(腐食量の測定値)Dと、を入力する。
次に、入力部11は、第1ステップで入力した場所情報をもとに、インターネット上の気象情報データベース等から、対象金属の設置地点又はその付近の気象情報を取得する。
次に、計算部12が、第2ステップで取得した気象情報をもとに、対象金属の設置地点における気象条件等の外的要因による変動指標を導出する。
次に、計算部12は、第3ステップで導出した外的要因による変動指標をもとに、サイクル1回分の腐食量に相当する値から得られる単位指標を導出する。
次に、計算部12は、第4ステップで導出した単位指標と、腐食に影響すると想定される土壌の分析値や地理情報等の環境因子との関係性を分析する。
最後に、計算部12は、第5ステップで分析した関係性をもとに、冪乗則の式に基づく予測式を構築する。つまり、計算部12は、第5ステップで抽出された環境因子を用いて、冪乗則の式であるD=K×Tnに基づく予測式を構築する。
尚、q(t)は、土壌種類及び土壌粒子径分布に関連する単位腐食関数q(t)である。当該式(2)の予測式に、土壌種類及び土壌粒子径分布、経過年数Tの仮定値を入力すれば、予測地点における金属の腐食量に関わる測定値Dを予測可能となる。
本実施形態によれば、土壌内の環境を変動させるサイクル的な外的要因による変動指標と、サイクル1回分の前記外的要因による土壌内の金属の腐食量に相当する値から得られる単位指標と、をもとに、金属の腐食進展を予測するための予測式を導出するので、実体にあった腐食進展の予測式を導出する予測式導出方法及び予測式導出装置を提供できる。
11…入力部
12…計算部
13…表示部
Claims (8)
- 設置環境がサイクル的に変化する環境内にある金属の腐食進展を予測する予測式導出方法において、予測式導出装置が、環境を変動させるサイクル的な外的要因による変動指標と、サイクル1回分の前記外的要因による前記環境内の金属の腐食量に相当する値から得られる単位指標と、をもとに、前記金属の腐食進展を予測するための予測式を導出するステップを行い、
前記ステップでは、
前記単位指標と前記環境の環境因子との関連度を算出する第1ステップと、
前記関連度をもとに、所定の前記環境因子に関する前記単位指標を導出し、当該単位指標をもとに、前記予測式を導出する第2ステップと、
を行うことを特徴とする予測式導出方法。 - 前記ステップでは、前記第1ステップの前に、
前記金属の設置場所を示す場所情報を入力するステップと、
前記場所情報をもとに、前記設置場所の気象情報を取得するステップと、
前記気象情報をもとに、前記変動指標を導出するステップと、
前記変動指標をもとに、前記単位指標を導出するステップと、
を行うことを特徴とする請求項1に記載の予測式導出方法。 - 前記設置場所の気象情報を取得するステップでは、前記気象情報として前記設置場所の降雨情報を取得し、
前記変動指標を導出するステップでは、前記降雨情報をもとに、前記変動指標として前記設置場所における1年間の降雨情報に基づく指標を導出し、
前記単位指標を導出するステップでは、前記1年間の降雨情報に基づく指標をもとに、前記単位指標として前記設置場所における降雨1回分の腐食量に相当する指標を導出することを特徴とする請求項2に記載の予測式導出方法。 - 前記予測式は、冪乗則の式に従い、
前記冪乗則の式に含まれる比例定数は、
1年間分の前記変動指標に基づいて所定サイクル数分の前記単位指標を積算した値に相当する値であることを特徴とする請求項1に記載の予測式導出方法。 - 前記冪乗則の式は、
前記金属の腐食量の測定値をD、前記金属が前記環境内に設置されてから経過した経過年数をT、前記比例定数をK、定数をnとした場合、D=K×Tnであることを特徴とする請求項4に記載の予測式導出方法。 - 前記外的要因は、
降雨であることを特徴とする請求項1に記載の予測式導出方法。 - 入力部と、計算部と、表示部と、を含み、設置環境がサイクル的に変化する環境内にある金属の腐食進展を予測する予測式導出装置において、
前記入力部は、
環境内の金属の設置場所を示す場所情報を入力する入力機能部と、
前記場所情報をもとに、前記設置場所の気象情報を取得する取得機能部と、を備え、
前記計算部は、
前記気象情報をもとに、前記環境を変動させるサイクル的な外的要因による変動指標を導出する第1導出機能部と、
前記変動指標をもとに、サイクル1回分の前記外的要因による前記環境内の金属の腐食量に相当する値から得られる単位指標を導出する第2導出機能部と、
前記単位指標と前記環境の環境因子との関連度を算出する算出機能部と、
前記関連度をもとに、所定の前記環境因子に関する前記単位指標を導出し、当該単位指標をもとに、前記金属の腐食進展を予測するための予測式を導出する第3導出機能部と、を備え、
前記表示部は、
前記予測式を表示する表示機能部を備える
ことを特徴とする予測式導出装置。 - 前記入力機能部は、前記金属の腐食量の測定値と、前記金属が前記環境内に設置されてから経過した経過年数と、を更に入力し、
前記取得機能部は、前記気象情報として前記設置場所の降雨情報を取得し、
前記第1導出機能部は、前記降雨情報をもとに、前記変動指標として前記設置場所における1年間の降雨情報に基づく指標を導出し、
前記第2導出機能部は、前記測定値Dと前記経過年数Tとの関係がD=K×Tn(Kは比例定数、nは定数)である冪乗則の式に従うものとし、前記冪乗則の式に前記入力した前記測定値及び前記経過年数を代入して前記比例定数を算出し、前記比例定数と前記1年間の降雨情報に基づく指標とをもとに、前記単位指標として前記設置場所における降雨1回分の腐食量に相当する指標を導出し、
前記算出機能部は、前記降雨1回分の腐食量に相当する指標と前記環境因子との関連度を算出し、
前記第3導出機能部は、当該関連度をもとに、所定の前記環境因子に関する前記降雨1回分の腐食量に相当する指標を導出し、当該指標をもとに、前記予測式を導出する
ことを特徴とする請求項7に記載の予測式導出装置。
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