JP7239793B1 - 入力保護装置 - Google Patents

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Abstract

本開示の態様によれば、入力保護装置は、電源と負荷との間に介在して前記電源と前記負荷との接続と遮断とを切り替え可能なスイッチ部と、外部から供給される起動信号に応じて前記スイッチ部を制御して前記電源と前記負荷とを接続するスイッチ制御部と、前記電源による入力電圧が所定の電圧閾値以下である場合に前記スイッチ部を制御して前記電源と前記負荷とを遮断する低電圧保護部と、前記負荷に供給される電流を制限値以下に制限する電流制限部と、前記起動信号の受信後に、前記入力電圧が前記電圧閾値以下にならないように前記制限値を時間経過と共に大きくする制限値変更部と、を備える。

Description

本開示は、入力保護装置に関する。
特開平9-56058号公報には、電源投入時に電源から負荷に流れる突入電流を防止する装置が開示される。
より良好な入力保護装置を提供することが望まれる。
本開示の一態様は、電源投入時に電源から負荷に供給される電流を制限する入力保護装置であって、前記電源と前記負荷との間に介在して前記電源と前記負荷との接続と遮断とを切り替え可能なスイッチ部と、外部から供給される起動信号に応じて前記スイッチ部を制御して前記電源と前記負荷とを接続するスイッチ制御部と、前記電源による入力電圧が所定の電圧閾値以下である場合に前記スイッチ部を制御して前記電源と前記負荷とを遮断する低電圧保護部と、前記負荷に供給される電流を制限値以下に制限する電流制限部と、前記起動信号の受信後に、前記入力電圧が前記電圧閾値以下にならないように前記制限値を時間経過と共に大きくする制限値変更部と、を備える。
図1は、電気機器のブロック図である。 図2は、第1実施形態に係る入力保護装置の回路図である。 図3A~図3Eの各々は、参考例の各々の値の時間変化を示すタイムチャートである。 図4A~図4Hの各々は、第1実施形態に係る入力保護装置の各々の値の時間変化を示すタイムチャートである。 図5は、第2実施形態に係る入力保護装置の回路図である。 図6A~図6Hの各々は、第2実施形態に係る入力保護装置の各々の値の時間変化を示すタイムチャートである。
[1 電気機器10]
図1は、電気機器10のブロック図である。電気機器10(電子機器も含む)は、電源装置12と、入力保護装置14と、後段回路(負荷)16とを有する。入力保護装置14及び後段回路16は、例えば単一のプリント基板上に形成される。後段回路16は、電源装置12によって供給される電力によって動作する。後段回路16は、大容量のコンデンサ20(電解コンデンサ等)を有する。入力保護装置14は、電源装置12と後段回路16との間に介在する。
ここで、本明細書において使用する言葉を、以下のように定義する。
入力電圧VIN:電源装置12から入力保護装置14に供給される電圧の値。
逆起電力ΔVIN_R:電源装置12と入力保護装置14とを接続するケーブルの抵抗によって発生する逆起電力の値。
逆起電力ΔVIN_L:電源装置12と入力保護装置14とを接続するケーブルのインダクタンスによって発生する逆起電力の値。
電流Iin:入力保護装置14から後段回路16に供給される電流の値。
電流制限値ILIM´:入力保護装置14に設定される電流Iinの制限値(可変値)。
電流制限値ILIM:電流制限値ILIM´の上限値。
充電電圧VIN_INT:後段回路16のコンデンサ20の電圧値。
可変抵抗Rset´:抵抗設定回路40(図2)の抵抗値(可変値)。
設定抵抗Rset:可変抵抗Rset´の下限値。
[2 入力保護装置14の構成]
入力保護装置14は、電源装置12から後段回路16に供給される電力に異常がある場合に、電源装置12と後段回路16とを遮断して後段回路16を保護する。入力保護装置14は、入力保護部22と、制限値変更部24とを有する。
入力保護部22は、スイッチ部26と、スイッチ制御部28と、低電圧保護部30と、電流制限部32とを有する。スイッチ部26は、電源装置12と後段回路16との間に介在し、電源装置12と後段回路16との接続と遮断とを切り替える。スイッチ制御部28は、外部から供給される起動信号に応じてスイッチ部26を制御して電源装置12と後段回路16とを接続する。低電圧保護部30は、電源装置12による入力電圧VINが所定の電圧閾値Vth以下である場合にスイッチ部26を制御して電源装置12と後段回路16とを遮断する。すなわち、低電圧保護部30は、低電圧保護機能を備える。電流制限部32は、後段回路16に供給される電流Iinを電流制限値ILIM´以下に制限する。すなわち、電流制限部32は、突入電流抑制機能を備える。
制限値変更部24は、外部から供給される起動信号の受信後に、電源装置12による入力電圧VINが所定の電圧閾値Vth以下にならないように、電流制限部32が使用する電流制限値ILIM´を時間の経過に応じて大きくする。制限値変更部24は、電流制限値ILIM´を時間の経過に応じて大きくすることにより、入力保護装置14から後段回路16に供給される電流Iinの急激な上昇を抑制する。
[3 入力保護装置14の具体例]
[3-1 第1実施形態]
[構成]
図2は、第1実施形態に係る入力保護装置14の回路図である。入力保護装置14は、電子ヒューズ36と、RCローパスフィルタ回路38と、抵抗設定回路40とを有する。電子ヒューズ36は、図1で示される入力保護部22に相当する。RCローパスフィルタ回路38及び抵抗設定回路40は、図1で示される制限値変更部24に相当する。
電子ヒューズ36は、eFUSEとも称される。電子ヒューズ36は、スイッチ素子42及び制御回路44を有する集積回路である。スイッチ素子42は、例えばMOSFETである。スイッチ素子42は、図1で示されるスイッチ部26に相当する。制御回路44は、図1で示されるスイッチ制御部28、低電圧保護部30、電流制限部32等の機能を実現するための電子回路を有する。すなわち、制御回路44は、電圧閾値Vthを一定値に設定する。また、制御回路44は、入力電圧VINが電圧閾値Vthを下回った場合にスイッチ素子42を遮断する。また、制御回路44は、電流Iinを電流制限値ILIM´に制限する。また、制御回路44は、電流制限値ILIM´を可変抵抗Rset´に応じて変化させる。
電子ヒューズ36は、入力端子46(INPUT)と、出力端子48(OUTPUT)と、EN端子(イネーブル端子)50と、ILIM端子52とを有する。入力端子46と出力端子48とは、スイッチ素子42を介して互いに接続される。EN端子50とILIM端子52の各々は、制御回路44に接続される。入力端子46は、電源装置12に接続される。出力端子48は、後段回路16に接続される。EN端子50は、起動信号を出力する装置(不図示)に接続される。ILIM端子52は、抵抗設定回路40に接続される。なお、図示していないが、起動信号を出力する装置としては、電子ヒューズ36と共に単一のプリント基板上に形成される電圧監視装置、他の電機機器等が挙げられる。電圧監視装置及び他の電機機器等は、入力電圧VINが所定の電圧を超えた場合に起動信号を出力する。
RCローパスフィルタ回路38は、抵抗54と、コンデンサ56とを有する。抵抗54の第1端子は、電子ヒューズ36に備えられたEN端子50と、起動信号を出力する装置(不図示)とに接続される。抵抗54の第2端子は、コンデンサ56の第1端子と、抵抗設定回路40に備えられたFET60のゲート端子とに接続される。コンデンサ56の第2端子は、グラウンドに接続される。RCローパスフィルタ回路38は、外部から供給される起動信号による電圧を徐々に増加させつつ、抵抗設定回路40に備えられたFET60のゲート端子にゲート信号として供給する。
抵抗設定回路40は、固定抵抗58とFET60とが直列に接続された直列回路を有する。固定抵抗58の抵抗値は一定である。固定抵抗58の第1端子は、電子ヒューズ36のILIM端子52に接続される。固定抵抗58の第2端子は、FET60のドレイン端子に接続される。FET60は、例えばMOSFETである。FET60のドレイン端子は、固定抵抗58の第2端子に接続される。FET60のソース端子は、グラウンドに接続される。FET60のゲート端子は、RCローパスフィルタ回路38の出力端子(抵抗54の第2端子及びコンデンサ56の第1端子)に接続される。
上述したように、RCローパスフィルタ回路38は、FET60のゲート端子に供給する電圧を徐々に上昇させる。これにより、FET60のドレイン-ソース間の抵抗値は徐々に低下する。これにより、抵抗設定回路40の可変抵抗Rset´は徐々に低下する。可変抵抗Rset´は、上述したように、抵抗設定回路40の抵抗値(可変値)である。制御回路44は、可変抵抗Rset´に応じた電流制限値ILIM´を設定するように構成されている。このため、制御回路44は、可変抵抗Rset´の低下に伴い、電流制限値ILIM´を上昇させる。電流制限値ILIM´は、上述したように、入力保護装置14に設定される電流Iinの制限値(可変値)である。電流制限値ILIM´が徐々に上昇すると、電流Iinも徐々に上昇する。電流Iinは、上述したように、入力保護装置14から後段回路16に供給される電流の値である。このように、RCローパスフィルタ回路38と抵抗設定回路40とが備えられているため、電流Iinを徐々に上昇させることができる。
[第1実施形態と参考例との比較]
入力保護装置14は、可変抵抗Rset´が備えられていることに1つの特徴がある。ここで、可変抵抗Rset´が備えられていない場合の入力保護装置14の動作と、可変抵抗Rset´が備えられている場合の入力保護装置14の動作とを比較する。
[参考例の動作]
可変抵抗Rset´が備えられていない場合の入力保護装置14を参考例とする。図3A~図3Eの各々は、参考例による入力保護装置14の各々の値の時間変化を示すタイムチャートである。図3Aは、入力電圧VINのタイムチャートである。図3Bは、逆起電力ΔVIN_Rのタイムチャートである。図3Cは、逆起電力ΔVIN_Lのタイムチャートである。図3Dは、電流Iinのタイムチャートである。図3Eは、充電電圧VIN_INTのタイムチャートである。なお、説明の便宜のために、図3A~図3Eはデフォルメされている。
電源が投入されたタイミングta1で、入力電圧VINが上昇する。この後、タイミングta2で、電流Iinが電流制限値ILIMまで急激に上昇する。電流Iinの急激な上昇に伴い、電源装置12と入力保護装置14との間のケーブルの抵抗によって、大きな逆起電力ΔVIN_Rが発生する。また、電流Iinの急激な上昇に伴い、電源装置12と入力保護装置14との間のケーブルのインダクタンスによって、大きな逆起電力ΔVIN_Lが発生する。これらの逆起電力ΔVIN_R、ΔVIN_Lによって、入力電圧VINは大きく低下する。入力電圧VINが電圧閾値Vthを下回ると、制御回路44(低電圧保護部30)は、スイッチ素子42をオンからオフに切り換えて、電源装置12と後段回路16とを遮断する。
スイッチ素子42が切り替えられたタイミングta3で、電流Iinは急激に低下する。電流Iinの急激な低下に伴い、タイミングta2で発生した逆起電力ΔVIN_R、ΔVIN_Lとは逆方向の逆起電力ΔVIN_Lが発生する。このような逆方向の逆起電力ΔVIN_Lによって、入力電圧VINは大きく上昇する。逆起電力ΔVIN_R、ΔVIN_Lが生じていないタイミングにおいては、入力電圧VINは、タイミングta1における入力電圧VINと同等となる。このような現象は、繰り返し発生する。
後段回路16のコンデンサ20は、入力保護装置14から後段回路16に電流Iinが供給されている間に充電される。すなわち、図3Eで示されるように、充電電圧VIN_INTは、入力保護装置14から後段回路16に電流Iinが供給されている間にのみ上昇する。
タイミングta4で、充電電圧VIN_INTが入力電圧VINと略等しくなる。すると、電流Iinが小さくなり、逆起電力ΔVIN_R、ΔVIN_Lが小さくなる。これらの逆起電力ΔVIN_R、ΔVIN_Lが小さくなるため、入力電圧VINの変動も小さくなる。その結果、入力電圧VINが電圧閾値Vthを下回らないため、充電電圧VIN_INTの起動が完了する。その後、後段回路16の動作開始による消費電流の増加に伴い、電流Iinが増加する。
このように、参考例による入力保護装置14は、入力電圧VINのピークが過度に大きくなる。このため、入力保護装置14の部品が破損する虞がある。また、参考例による入力保護装置14は、入力保護装置14から後段回路16に断続的に電流Iinが供給される。このため、後段回路16のコンデンサ20が充電されるまでに長時間を要する。
[第1実施形態に係る入力保護装置14の動作]
図4A~図4Hの各々は、第1実施形態に係る入力保護装置14の各々の値の時間変化を示すタイムチャートである。図4Aは、入力電圧VINのタイムチャートである。図4Bは、逆起電力ΔVIN_Rのタイムチャートである。図4Cは、逆起電力ΔVIN_Lのタイムチャートである。図4Dは、電流Iinのタイムチャートである。図4Eは、起動信号のタイムチャートである。図4Fは、可変抵抗Rset´のタイムチャートである。図4Gは、電流制限値ILIM´のタイムチャートである。図4Hは、充電電圧VIN_INTのタイムチャートである。なお、図3A~図3Eと同様に、図4A~図4Hはデフォルメされている。
電源が投入されたタイミングtb1で、入力電圧VINは上昇する。更に、入力電圧VINの上昇後のタイミングtb2で、起動信号が供給される。すると、RCローパスフィルタ回路38の出力電圧はゼロから上昇を始める(不図示)。時間の経過に伴い、RCローパスフィルタ回路38の出力電圧は徐々に上昇する。RCローパスフィルタ回路38の出力電圧の上昇の度合いは、時定数(RC)によって決まる。RCローパスフィルタ回路38の出力電圧は、FET60のゲート端子に供給される。これにより、FET60のドレイン-ソース間の抵抗値が無限大から低下を始める。時間の経過に伴い、FET60のドレイン-ソース間の抵抗値は徐々に低下する。したがって、図4Fで示されるように、可変抵抗Rset´が低下を始める。時間の経過に伴い、可変抵抗Rset´は徐々に低下する。すると、図4Gで示されるように、電流制限値ILIM´は上昇を始める。時間の経過に伴い、電流制限値ILIM´は徐々に上昇する。図4Dで示されるように、電流Iinは、電流制限値ILIM´の上昇に合わせて徐々に上昇する。電流制限値ILIM´が徐々に上昇するため、電流Iinは急激に上昇しない。このため、図4B及び図4Cで示されるように、逆起電力ΔVIN_R、ΔVIN_Lの大きさは、図3Cで示される逆起電力ΔVIN_R、ΔVIN_Lの大きさよりも小さくなる。このため、入力電圧VINの低下も小さくなる。その結果、入力電圧VINは、電圧閾値Vthを下回らない。
タイミングtb3で、FET60のドレイン-ソース間の抵抗値は略ゼロになる。図4Fで示されるように、可変抵抗Rset´は下限値である設定抵抗Rsetと等しくなる。図4Gで示されるように、電流制限値ILIM´は上限値である電流制限値ILIMになる。図4Dで示されるように、電流Iinも電流制限値ILIMと等しくなる。電流Iinの変化がなくなると、逆起電力ΔVIN_R、ΔVIN_Lが発生しなくなり、入力電圧VINの変化はなくなる。
第1実施形態においては、タイミングtb1からタイミングtb3までの間に、電流Iinが急激に上昇しない。このため、逆起電力ΔVIN_R及び逆起電力ΔVIN_Lに起因する入力電圧VINの変化は小さくなり、入力電圧VINが電圧閾値Vthを下回ることがなくなる。したがって、第1実施形態によれば、入力電圧VINが過度に大きくなることを防止することができ、その結果、入力保護装置14の部品が破損する虞がなくなる。
また、第1実施形態においては、入力電圧VINが電圧閾値Vthを下回ることがないため、制御回路44(低電圧保護部30)は、スイッチ素子42の接続状態を維持する。つまり、後段回路16のコンデンサ20が充電されるまで、電源装置12と後段回路16との接続状態が維持される。したがって、第1実施形態によれば、後段回路16のコンデンサ20を迅速に充電することができる。
[3-2 第2実施形態]
図5は、第2実施形態に係る入力保護装置14の回路図である。第2実施形態は、第1実施形態の改良例である。第2実施形態に係る入力保護装置14の基本的な構成は、第1実施形態に係る入力保護装置14の構成と同じである。
第1実施形態において、可変抵抗Rset´は、無限大から低下を始める。この場合、ノイズ等により電流制限部32が電流制限値ILIMを正確に設定できない場合がある。第2実施形態において、抵抗設定回路40は、FET60をバイパスするノイズ防止用抵抗62を有する。ノイズ防止用抵抗62の第1端子は、FET60のソース端子に接続される。ノイズ防止用抵抗62の第1端子は、FET60のドレイン端子に接続される。ノイズ防止用抵抗62の抵抗値Rset2は、固定抵抗58の抵抗値Rset1よりも大きい。
図6A~図6Hの各々は、第2実施形態に係る入力保護装置14の各々の値の時間変化を示すタイムチャートである。図6A~図6E及び図6Hは、図4A~図4E及び図4Hと同じである。図6Fは、可変抵抗Rset´のタイムチャートである。図6Gは、電流制限値ILIM´のタイムチャートである。
図6Fで示されるように、可変抵抗Rset´の上限値は、抵抗値Rset1と抵抗値Rset2との加算値である。このように、ノイズ防止用抵抗62によってFET60がバイパスされているため、可変抵抗Rset´が過度に大きくなることはない。このため、電流制限部32は、ノイズの影響を受けることなく電流制限値ILIMを正確に設定することができる。
[3-3 その他の実施形態]
上記実施形態においては、外部から供給される起動信号が、RCローパスフィルタ回路38を介して抵抗設定回路40に備えられたFET60のゲート端子にゲート信号として供給される場合を例に説明したが、これに限定されない。他の出力回路(例えばプロセッサ等)により出力されるゲート信号が、FET60のゲート端子に供給されてもよい。この場合、他の出力回路は、ゲート信号の大きさを徐々に大きくする。
[4 付記]
上記実施形態及び変形例に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)電源投入時に電源(12)から負荷(16)に供給される電流(Iin)を制限する入力保護装置(14)は、前記電源と前記負荷との間に介在して前記電源と前記負荷との接続と遮断とを切り替え可能なスイッチ部(26)と、外部から供給される起動信号に応じて前記スイッチ部を制御して前記電源と前記負荷とを接続するスイッチ制御部(28)と、前記電源による入力電圧(VIN)が所定の電圧閾値以下である場合に前記スイッチ部を制御して前記電源と前記負荷とを遮断する低電圧保護部(30)と、前記負荷に供給される電流を制限値(ILIM´)以下に制限する電流制限部(32)と、前記起動信号の受信後に、前記入力電圧が前記電圧閾値以下にならないように前記制限値を時間経過と共に大きくする制限値変更部(24)と、を備える。
(付記2)付記1に記載の入力保護装置において、前記スイッチ部、前記スイッチ制御部、前記低電圧保護部及び前記電流制限部は、単一の集積回路(36)に含まれてもよい。
(付記3)付記2に記載の入力保護装置において、前記制限値変更部は、前記集積回路に接続され、予め設定される下限値(Rset)まで抵抗値(Rset´)を低下可能な抵抗設定回路(40)を有し、前記制限値は、前記抵抗設定回路の抵抗値に応じて変化してもよい。
(付記4)付記3に記載の入力保護装置において、前記抵抗設定回路は、抵抗値が一定の固定抵抗(58)とFET(60)とが直列に接続された直列回路を有し、前記制限値変更部は、前記抵抗設定回路の抵抗値を変化させるためのゲート信号を前記FETに出力する出力回路を有してもよい。
(付記5)付記4に記載の入力保護装置において、前記出力回路は、前記起動信号を用いて、前記抵抗設定回路の抵抗値を変化させるRCローパスフィルタ回路(38)を更に有してもよい。
(付記6)付記4又は5に記載の入力保護装置において、前記制限値変更部は、前記FETのソース端子と前記FETのドレイン端子とに接続され、抵抗値が前記固定抵抗よりも大きいノイズ防止用抵抗(62)を有してもよい。
本開示について詳述したが、本開示は上述した個々の実施形態に限定されるものではない。これらの実施形態は、本開示の要旨を逸脱しない範囲で、又は、特許請求の範囲に記載された内容とその均等物から導き出される本開示の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の追加、置き換え、変更、部分的削除等が可能である。また、これらの実施形態は、組み合わせて実施することもできる。例えば、上述した実施形態において、各動作の順序や各処理の順序は、一例として示したものであり、これらに限定されるものではない。また、上述した実施形態の説明に数値又は数式が用いられている場合も同様である。
12…電源装置(電源) 14…入力保護装置
16…後段回路(負荷) 24…制限値変更部
26…スイッチ部 28…スイッチ制御部
30…低電圧保護部 32…電流制限部
36…電子ヒューズ(集積回路)
38…RCローパスフィルタ回路 40…抵抗設定回路
58…固定抵抗 60…FET
62…ノイズ防止用抵抗

Claims (6)

  1. 電源投入時に電源から負荷に供給される電流を制限する入力保護装置であって、
    前記電源と前記負荷との間に介在して前記電源と前記負荷との接続と遮断とを切り替え可能なスイッチ部と、
    外部から供給される起動信号に応じて前記スイッチ部を制御して前記電源と前記負荷とを接続するスイッチ制御部と、
    前記電源による入力電圧が所定の電圧閾値以下である場合に前記スイッチ部を制御して前記電源と前記負荷とを遮断する低電圧保護部と、
    前記負荷に供給される電流を制限値以下に制限する電流制限部と、
    前記起動信号の受信後に、前記入力電圧が前記電圧閾値以下にならないように前記制限値を時間経過と共に大きくする制限値変更部と、
    を備える、入力保護装置。
  2. 請求項1に記載の入力保護装置であって、
    前記スイッチ部、前記スイッチ制御部、前記低電圧保護部及び前記電流制限部は、単一の集積回路に含まれる、入力保護装置。
  3. 請求項2に記載の入力保護装置であって、
    前記制限値変更部は、前記集積回路に接続され、予め設定される下限値まで抵抗値を低下可能な抵抗設定回路を有し、
    前記制限値は、前記抵抗設定回路の抵抗値に応じて変化する、入力保護装置。
  4. 請求項3に記載の入力保護装置であって、
    前記抵抗設定回路は、抵抗値が一定の固定抵抗とFETとが直列に接続された直列回路を有し、
    前記制限値変更部は、前記抵抗設定回路の抵抗値を変化させるためのゲート信号を前記FETに出力する出力回路を有する、入力保護装置。
  5. 請求項4に記載の入力保護装置であって、
    前記出力回路は、前記起動信号を用いて、前記抵抗設定回路の抵抗値を変化させるRCローパスフィルタ回路を更に有する、入力保護装置。
  6. 請求項4又は5に記載の入力保護装置であって、
    前記制限値変更部は、前記FETのソース端子と前記FETのドレイン端子とに接続され、抵抗値が前記固定抵抗よりも大きいノイズ防止用抵抗を有する、入力保護装置。
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