JP7238972B2 - 位置推定装置、位置推定方法及びプログラム - Google Patents

位置推定装置、位置推定方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP7238972B2
JP7238972B2 JP2021513519A JP2021513519A JP7238972B2 JP 7238972 B2 JP7238972 B2 JP 7238972B2 JP 2021513519 A JP2021513519 A JP 2021513519A JP 2021513519 A JP2021513519 A JP 2021513519A JP 7238972 B2 JP7238972 B2 JP 7238972B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
source
pseudo
unit
error
transmission source
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021513519A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2020208987A1 (ja
Inventor
正樹 狐塚
太一 大辻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Publication of JPWO2020208987A1 publication Critical patent/JPWO2020208987A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7238972B2 publication Critical patent/JP7238972B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S5/00Position-fixing by co-ordinating two or more direction or position line determinations; Position-fixing by co-ordinating two or more distance determinations
    • G01S5/02Position-fixing by co-ordinating two or more direction or position line determinations; Position-fixing by co-ordinating two or more distance determinations using radio waves
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06NCOMPUTING ARRANGEMENTS BASED ON SPECIFIC COMPUTATIONAL MODELS
    • G06N20/00Machine learning
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A90/00Technologies having an indirect contribution to adaptation to climate change
    • Y02A90/10Information and communication technologies [ICT] supporting adaptation to climate change, e.g. for weather forecasting or climate simulation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • Evolutionary Computation (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Data Mining & Analysis (AREA)
  • Artificial Intelligence (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Computing Systems (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)

Description

本発明は、位置推定装置、位置推定方法及びプログラムに関する。
既存の発信源位置推定システムの一例が、特許文献1に記載されている。特許文献1に開示されたように、既存の発信源位置推定システムは、受信手段と、信号処理手段と、記憶手段と、位置推定手段と、を含む。
受信手段は、発信源からの電波を受信する。受信手段は、互いに異なった位置に配置されている。信号処理手段は、複数の候補位置のそれぞれから発信された信号を取得して信号処理を行う。記憶手段は、信号処理手段による信号処理の結果として得られる特徴量のセットを保持する。位置推定手段は、推定対象の位置から発信された信号を受信手段で計測して得られた特徴量のセットと、記憶手段が保持する特徴量のセットと、を比較して発信源の位置を推定する。
上記構成を有する既存の発信源位置推定システムは、つぎのような2つのステップで動作する。
第1のステップは「訓練」のステップである。
第1のステップである訓練段階では、発信源位置の候補となる既知の位置から電波が発信され、互いに異なった既知の位置に配置された受信手段が受信する。信号処理手段は、受信信号に対して信号処理を施し特徴量を取得する。受信手段の数と等しい数の特徴量のセットは、その発信源位置に対する位置指紋とも呼ばれる。訓練用データは、発信源位置の候補となる複数の位置に対して取得され、記憶手段に保持される。
第2のステップは「推定」のステップである。
第2のステップである推定段階では、位置が未知の発信源に対して、訓練段階と同様の手順で位置指紋が取得される。そして、あらかじめ訓練時に作成した位置指紋のうち、推定対象の位置指紋と最も近い位置指紋に対応する位置が、発信源の推定位置として扱われる。
特許文献1には、特徴量として、受信強度(RSS;Received Signal Strength)やチャネルインパルス応答(CIR;Channel Impulse Response)を用いることが開示されている。また、当該文献には、CIRのデータセットに対して、発信された信号の中心周波数や帯域幅や位置の補間することで、訓練時に用いる発信信号とは異なる信号が発信された場合にも位置推定ができるように位置指紋のデータを拡張する手法が開示されている。位置に対して補間を行うためのアルゴリズムとしては、線形、立体、スプライン補間のほか、クリギングを用いる手法がある。
特開2016-080589号公報
特許文献1に開示されたような既存の発信源位置推定システムには、位置の補間の際に、訓練段階で十分な数の候補位置に対して位置指紋を取得しておくことが必要という問題がある。
その理由は、候補位置の数が十分でない場合、単純に候補位置毎の位置指紋を重ね合わせただけでは、その間に位置する発信源に対応する位置指紋を合成できない可能性があるためである。例えば、各々の候補位置から同時に電波が発信された場合に取得されるような位置指紋が合成されることもあり得る。
しかし、数多くの位置指紋を取得することはコスト増加の原因となる。
本発明は、訓練段階で取得する位置指紋の数を減らすことに寄与する、位置推定装置、位置推定方法及びプログラムを提供することを主たる目的とする。
本発明の第1の視点によれば、任意位置の発信源からの信号を特定の位置で受信したときに得られる、発信位置に依存した特徴量を予測する予測モデルを生成する、予測モデル生成部と、既知位置の参照発信源からの信号に基づき取得された特徴量の計測値と、前記予測モデルを用いて算出された、前記既知位置の参照発信源に関する特徴量の予測値と、の誤差を複数の参照発信源位置に対して計算することで誤差群を算出する、誤差群算出部と、任意位置の疑似発信源と前記参照発信源各々との位置関係に応じて前記誤差群を合成し、合成誤差として出力する、誤差合成部と、前記疑似発信源からの信号を受信したときの前記予測モデルによる特徴量の予測値を、前記合成誤差を用いて補正する、疑似計測値補正部と、前記発信位置に依存した特徴量の計測値を、少なくとも前記補正後の疑似発信源からの特徴量の予測値に基づき学習された学習モデルに入力することで、発信源位置を推定する位置推定部と、を備える、位置推定装置が提供される。
本発明の第2の視点によれば、位置推定装置において、任意位置の発信源からの信号を特定の位置で受信したときに得られる、発信位置に依存した特徴量を予測する予測モデルを生成するステップと、既知位置の参照発信源からの信号に基づき取得された特徴量の計測値と、前記予測モデルを用いて算出された、前記既知位置の参照発信源に関する特徴量の予測値と、の誤差を複数の参照発信源位置に対して計算することで誤差群を算出するステップと、任意位置の疑似発信源と前記参照発信源各々との位置関係に応じて前記誤差群を合成し、合成誤差として出力するステップと、前記疑似発信源からの信号を受信したときの前記予測モデルによる特徴量の予測値を、前記合成誤差を用いて補正するステップと、前記発信位置に依存した特徴量の計測値を、少なくとも前記補正後の疑似発信源からの特徴量の予測値に基づき学習された学習モデルに入力することで、発信源位置を推定するステップと、を含む、位置推定方法が提供される。
本発明の第3の視点によれば、位置推定装置に搭載されたコンピュータに、任意位置の発信源からの信号を特定の位置で受信したときに得られる、発信位置に依存した特徴量を予測する予測モデルを生成する処理と、既知位置の参照発信源からの信号に基づき取得された特徴量の計測値と、前記予測モデルを用いて算出された、前記既知位置の参照発信源に関する特徴量の予測値と、の誤差を複数の参照発信源位置に対して計算することで誤差群を算出する処理と、任意位置の疑似発信源と前記参照発信源各々との位置関係に応じて前記誤差群を合成し、合成誤差として出力する処理と、前記疑似発信源からの信号を受信したときの前記予測モデルによる特徴量の予測値を、前記合成誤差を用いて補正する処理と、前記発信位置に依存した特徴量の計測値を、少なくとも前記補正後の疑似発信源からの特徴量の予測値に基づき学習された学習モデルに入力することで、発信源位置を推定する処理と、を実行させるプログラムが提供される。
本発明の各視点によれば、訓練段階で取得する位置指紋の数を減らすことに寄与する、位置推定装置、位置推定方法及びプログラムが提供される。本発明により、当該効果の代わりに、又は当該効果と共に、他の効果が奏されてもよい。
図1は、一実施形態の概要を説明するための図である。 図2は、第1の実施形態に係る発信源位置推定システムの概略構成の一例を示す図である。 図3は、第1の実施形態に係る発信源位置推定システムの動作を説明するための図である。 図4は、第1の実施形態に係る位置推定装置の処理構成(処理モジュール)の一例を示す図である。 図5は、第1の実施形態に係る発信源位置推定システムの訓練段階の動作の一例を示すフローチャートである。 図6は、RSS計測値セットの概念を説明するための図である。 図7は、参照発信源による訓練用データを作成する動作の一例を示すフローチャートである。 図8は、第1の実施形態に係る伝搬モデル生成部の動作を説明するための図である。 図9は、第1の実施形態に係る参照発信源誤差セット作成部の動作を説明するための図である。 図10は、疑似発信源による訓練データを作成する動作の一例を示すフローチャートである。 図11は、第1の実施形態に係る疑似発信源用誤差セット合成部の動作を説明するための図である。 図12は、第1の実施形態に係る疑似計測値セット補正部の動作を説明するための図である。 図13は、第1の実施形態に係る発信源位置推定システムの推定段階の動作の一例を示すフローチャートである。 図14は、第2の実施形態に係る位置推定装置の処理構成(処理モジュール)の一例を示す図である。 図15は、第3の実施形態に係る発信源位置推定システムの処理構成の一例を示す図である。 図16は、第4の実施形態に係る発信源位置推定システムの処理構成の一例を示す図である。 図17は、第5の実施形態に係る発信源位置推定システムの処理構成の一例を示す図である。 図18は、位置推定装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
はじめに、一実施形態の概要について説明する。なお、この概要に付記した図面参照符号は、理解を助けるための一例として各要素に便宜上付記したものであり、この概要の記載はなんらの限定を意図するものではない。なお、本明細書及び図面において、同様に説明されることが可能な要素については、同一の符号を付することにより重複説明が省略され得る。
一実施形態に係る位置推定装置100は、予測モデル生成部101と、誤差群算出部102と、誤差合成部103と、疑似計測値補正部104と、位置推定部105と、を備える(図1参照)。予測モデル生成部101は、任意位置の発信源からの信号を特定の位置で受信したときに得られる、発信位置に依存した特徴量を予測する予測モデルを生成する。誤差群算出部102は、既知位置の参照発信源からの信号に基づき取得された特徴量の計測値と、予測モデルを用いて算出された、既知位置の参照発信源に関する特徴量の予測値と、の誤差を複数の参照発信源位置に対して計算することで誤差群を算出する。誤差合成部103は、任意位置の疑似発信源と参照発信源各々との位置関係に応じて誤差群を合成し、合成誤差として出力する。疑似計測値補正部104は、疑似発信源からの信号を受信したときの予測モデルによる特徴量の予測値を、合成誤差を用いて補正する。位置推定部105は、発信位置に依存した特徴量の計測値を、少なくとも補正後の疑似発信源からの特徴量の予測値に基づき学習された学習モデルに入力することで、発信源位置を推定する。
上記位置推定装置100は、例えば、発信される電波を周囲に配置されたセンサで受信し、当該受信波形から得られる発信位置に依存した特徴量を用いて発信源位置を推定する。上記位置推定装置100は、単純に複数候補位置に対応する位置指紋を重ね合わせるのではなく、複数候補位置での計測値と予測値の誤差の空間分布を重ね合わせ、当該予測値の誤差の空間分布を用いて予測値を補正する。即ち、上記位置推定装置100は、発信源から遠ざかるほど特徴量(例えば、RSS)が小さくなるといった通常の傾向を考慮することで、少ない数の候補位置での位置指紋から、任意の発信位置に対応する位置指紋を作成する。作成された位置指紋により、実測値による訓練データが拡張される。その結果、訓練段階において、実際に計測して取得する位置指紋の数を削減できる。
さらに、発信源から遠ざかるほどRSSが小さくなるといった通常の傾向を考慮することで、訓練段階で位置指紋を取得した候補位置の外側の発信位置に対応する位置指紋が精度よく作成される。その結果、訓練段階で位置指紋を取得した候補位置の外側に発信源が存在する場合であっても、推定精度の劣化度合いを低減できる。
以下に具体的な実施形態について、図面を参照してさらに詳しく説明する。
[第1の実施形態]
第1の実施形態について、図面を用いてより詳細に説明する。
[構成の説明]
はじめに、第1の実施形態に係る発信源位置推定システムの構成について説明する。図2は、第1の実施形態に係る発信源位置推定システムの概略構成の一例を示す図である。
図2を参照すると、発信源位置推定システムには、複数の受信装置10-1~10-Mと、複数の信号処理装置20-1~20-Mと、記憶装置30と、位置推定装置40と、が含まれる(Mは正の整数、以下同じ)。なお、以降の説明において、受信装置10-1~10-Mを区別する特段の理由がない場合には、単に「受信装置10」と表記する。同様に、信号処理装置20-1~20-Mを区別する特段の理由がない場合には、単に「信号処理装置20」と表記する。
受信装置10は、発信源位置推定の対象となるフィールドに配置される。受信装置10には、電波を受信する電波センサ等が例示される。
信号処理装置20は、受信装置10が受信した信号を使用して信号処理を行う装置である。具体的には、信号処理装置20は、受信信号(無線信号)から特徴量(例えば、受信強度RSS)を計算する。
記憶装置30は、受信装置10の位置と信号処理装置20により計算された特徴量を関連付けて記憶する。
位置推定装置40は、記憶装置30に格納された情報に基づき、位置が未知の信号発信源のフィールド内における位置を推定する。
位置推定装置40は、図3に示すようなフィールドにおいて、発信源の位置を推定する。図3において、電波センサが上記受信装置10に相当する。位置推定装置40は、参照発信源の位置ごとの特徴量マップ(例えば、電波強度のマップ;位置指紋)を生成し、当該マップと未知発信源から得られる特徴量マップ(位置指紋)を照合し、未知発信源の位置を推定する。
図4は、第1の実施形態に係る位置推定装置40の処理構成(処理モジュール)の一例を示す図である。
図4を参照すると、位置推定装置40は、入力部201と、データ分類部202と、訓練データ拡張部203と、訓練データ結合部204と、学習部205と、位置推定部206と、出力部207と、を含んで構成される。
入力部201は、任意位置の発信源からの信号を特定の位置で受信したときのRSS計測値セットを入力する。
データ分類部202は、入力されたデータが訓練用のデータか推定用のデータを分類する。
訓練データ拡張部203は、訓練用データを基に疑似的にデータ(訓練用のデータ)を生成する。
訓練データ結合部204は、実際に計測して得られた訓練用データと疑似的に生成された訓練用データを結合する。訓練データ結合部204は、上記2つの訓練用データ(実測値による訓練用データ、擬似的に生成された訓練用データ)を学習用の訓練用データとして生成する。
学習部205は、結合された訓練用データに基づきRSS計測値セットと正解位置の対応関係を学習する。より具体的には、学習部205は、参照発信源からの信号に基づき取得された特徴量の計測値(実測値による訓練用データ)と疑似発信源からの特徴量の予測値(疑似発信源を想定した場合の訓練用データ)に基づき、上記対応関係を学習する。
位置推定部206は、学習部205が学習した結果に基づき、入力された推定用データに対応する発信源位置を推定する。位置推定部206は、発信位置に依存した特徴量の計測値を、少なくとも補正後の疑似発信源からの特徴量の予測値に基づき学習された学習モデル(学習部205により生成された学習モデル)に入力することで、発信源位置を推定する。
出力部207は、推定された発信源位置を出力する。
ここで、RSSは、発信位置に依存した特徴量の一例である。各々異なるM個の位置で計測されたRSS計測値のセット[RSS、RSS、・・・、RSS]が、位置指紋の一例である。例えば、図3の例では、9個のRSSからなるRSS計測値セットが計算される。
訓練用データは、RSS位置指紋Xi(=[RSS、RSS、・・・、RSS])と、それに対応する訓練用の参照発信源の位置Yiの対の集合{(Xi、Yi)}である。
なお、訓練段階での参照発信源の数をN(Nは正の整数。以下同じ)とする。サフィックスiは1~Nである。図3の例では、1個の参照発信源(N=1)が記載されている。
上述のように、RSSは本願開示で使用できる特徴量の一例であり、他の特徴量として、CIRや基準時刻と到来時刻の差等が用いられてもよい。
入力部201は、RSS計測値の線形単位と対数単位の相互変換、正規化や標準化といったスケーリングなどの単調写像を伴う前処理を含んでもよい。
データ分類部202は、発信源位置推定システムのモードに応じて入力部201から取得したデータを「訓練用データ」又は「推定用データ」に振り分ける。発信源位置推定システムのモードは、「訓練モード」及び「推定モード」のいずれかであり、システムの管理者等が発信源位置推定システムのモードを決定し、入力する。
訓練データ拡張部203は、伝搬モデル生成部211と、参照発信源誤差セット作成部212と、疑似発信源位置決定部213と、モデルベース疑似計測値セット生成部214と、疑似発信源用誤差セット合成部215と、疑似計測値セット補正部216と、を含む。
伝搬モデル生成部211は、訓練用データを用いて電波伝搬モデルを生成する。伝搬モデル生成部211は、任意位置の発信源(参照発信源)からの信号を特定の位置で受信装置10が受信したときに得られる、発信位置に依存した特徴量(例えば、電波強度)を予測するモデルを生成する。当該予測モデルの詳細は後述する。
参照発信源誤差セット作成部212は、生成された伝搬モデルから予測されるRSS疑似計測値セットと実際に得られたRSS計測値セットとの誤差のセットを作成する。参照発信源誤差セット作成部212は、既知位置の参照発信源からの信号に基づき取得された特徴量の計測値(実測値)と、上記予測モデルを用いて算出された、既知位置の参照発信源に関する特徴量の予測値と、誤差を計算する。参照発信源誤差セット作成部212は、上記誤差の計算を複数の参照発信源位置に対して実行することで誤差群(複数の誤差マップ)を算出する。
疑似発信源位置決定部213は、訓練データ拡張のために設ける疑似的な発信源の位置を決定する。
モデルベース疑似計測値セット生成部214は、疑似発信源位置と伝搬モデルに基づいた疑似的なRSS計測値セットを生成する。
疑似発信源用誤差セット合成部215は、任意位置の疑似発信源と参照発信源各々との位置関係に応じて誤差群(複数の誤差マップ)を合成し、合成誤差として出力する。例えば、疑似発信源用誤差セット合成部215は、疑似発信源位置と参照発信源位置の空間的な相関の度合いに基づき誤差セットを合成して疑似発信源用誤差セットを合成する。
疑似計測値セット補正部216は、生成されたモデルベース疑似計測値セットを合成された疑似発信源用誤差セットで補正して出力する。疑似計測値セット補正部216は、疑似発信源からの信号を受信したときの予測モデルによる特徴量の予測値を、上記合成誤差を用いて補正する。
ここで、伝搬モデル生成部211は、予測モデル生成部の一例である。また、参照発信源誤差セット作成部212は、誤差群算出部の一例である。また、疑似発信源用誤差セット合成部215は、誤差合成部の一例である。
[動作の説明]
次に、フローチャートを参照して第1の実施形態に係る発信源位置推定システムの動作について詳細に説明する。図5は、第1の実施形態に係る発信源位置推定システムの訓練段階の動作の一例を示すフローチャートである。はじめに、図5のフローチャートを参照して訓練段階の動作について詳細に説明する。
ステップS31は、訓練段階の準備工程である。本ステップにおいて、発信源位置推定システムは、発信源(参照発信源)からの信号を受信して生成される位置座標セットを生成する。受信位置座標は、レーザー測距計などを用いて基準点からの距離としてシステムに入力されてもよいし、衛星測位システムなどを使うことによって入力されてもよい。なお、受信位置は、領域内の任意の位置に発信源があった場合に複数箇所で電波を受信できるように設定することが望ましい。例えば、図3の例では、9個の電波センサが配置されている位置がシステムに入力される。
次に、発信源位置推定システムは、位置が既知である参照発信源を用いて訓練用データを作成する(ステップS32)。
訓練用データは、複数の参照発信源位置と、それに対応して得られるRSS計測値セットの集合である。例えば、図3の例では、参照発信源の位置を変更し、各位置における電波センサ(受信装置10)から受信信号が収集される。当該参照発信源の位置ごとの受信信号から特徴量(例えば、RSS)が計算され、RSS計測値セット(位置指紋)が得られる。
図6は、RSS計測値セットの概念を説明するための図である。図6では、図3に示すようにフィールド内に9個の電波センサを設置した場合の当該センサから得られる電波強度を色の濃淡で表現している。図6を参照すると、参照発信源から送信された電波を電波センサ(受信装置10)で受信し、各電波センサの位置と当該センサから得られる特徴量を関連付けた情報がRSS計測値セット(位置指紋)となる。この位置指紋と参照発信源の位置を対応付けた情報が訓練用データである。
図5に説明を戻す。発信源位置推定システムは、実際に計測して得られた訓練用データをもとにして、疑似発信源による訓練用データを作成する(ステップS33)。疑似発信源による訓練用データの作成に関する詳細は後述する。
さらに、発信源位置推定システムは、上記ステップS32で作成された訓練用データと、ステップS33で作成された疑似発信源による訓練用データを結合して得られる訓練データを用いて、位置推定器を訓練する(ステップS34)。即ち、発信源位置推定システムは、2つの訓練データ(実際の参照発信源による訓練用データと疑似発信源による訓練用データ)を用いて学習モデルを生成する。
図7は、上記ステップS32における参照発信源による訓練用データを作成する動作の一例を示すフローチャートである。図7を参照し、上記ステップS32の動作を詳細に説明する。
はじめに、受信装置10により参照発信源が発信する電波が複数の位置で受信され、信号処理装置20によりRSSが計測される(ステップS41)。
次に、発信源位置推定システムは、参照発信源の位置を取得する(ステップS42)。
ステップS41で得られる複数のRSS計測値のセットが位置指紋である。当該位置指紋とステップS42で取得する参照発信源位置は1:1の対応関係にある。すなわち、ステップS41とステップS42が実行されることにより、訓練用データが得られる。
なお、参照発信源の数は、受信位置の数と同程度から5倍程度の数が望ましい。それよりも少ないと、参照発信源による訓練用データから疑似発信源による訓練用データを生成する際の精度が劣化し、高い位置精度が得られなくなる。また、それよりも多いと、位置推定精度向上の観点からは望ましいが、訓練段階で必要なデータ量を削減するという効果が小さくなる。
次に、得られた訓練用データの各々の参照発信源位置に対して、以下の処理が行われる。
訓練データ拡張部203の伝搬モデル生成部211は、参照発信源位置と実際のRSS計測値セットに基づき、伝搬モデルを作成(推定)する(ステップS43)。具体的には、伝搬モデル生成部211は、発信源と受信位置の間の距離に応じて、どの程度RSSが減衰するかをモデル化する。
図8は、伝搬モデル生成部211の動作を説明するための図である。伝搬モデル生成部211は、参照発信源の位置を中心(原点)に設定し、位置が把握されている参照発信源の位置と電波センサ(受信装置10)の間の距離をX軸、各電波センサにおける電波強度をY軸に設定し、データセット(グラフ)を生成する。伝搬モデル生成部211は、当該データセットに対して回帰解析を実施して伝搬モデルを生成する。図8の例では、直線が伝搬モデルとして生成される。伝搬モデル生成部211は、図8の直線を表す定数(伝搬モデル定数)を計算する。
図7に説明を戻す。参照発信源誤差セット作成部212は、上記作成された伝搬モデルに基づき、各受信位置におけるRSSの予測値を計算する(ステップS44)。
図9は、参照発信源誤差セット作成部212の動作を説明するための図である。参照発信源誤差セット作成部212は、図9の左下に示すような電波強度マップを生成する。参照発信源誤差セット作成部212は、上記ステップS43にて推定された伝搬モデルに参照発信源と電波センサ(受信装置10)間の距離を入力し、電波センサ位置における電波強度を計算する。参照発信源誤差セット作成部212は、フィールドに配置された各電波センサについて当該電波強度の計算を行い、図9の左下に示すような電波強度マップ(RSS予測値)を計算する。
その後、参照発信源誤差セット作成部212は、実際のRSS計測値と上記ステップS44で計算された予測値と差を計算し、誤差セットとして保存する(ステップS45)。図9の例では、左上の電波強度マップ(実際のRSS計測値)と左下の電波強度マップ(RSS予測値)の差分が計算され、参照発信源位置ごとの電波強度の誤差マップが計算される。図9を参照すると、当該図面の左下に記載された伝搬モデルにより生成された電波強度マップは現実のフィールドに存在する障害物の影響を受けない予測値であるので、発信源から離れるに従い電波強度が低くなる。対して、当該図面の左上の電波強度マップは、実測値であるのでフィールドに存在する障害物等の影響を受けている。電波強度に関する実測値と予測値の差分を計算すると、各参照発信源位置における障害物等の影響が誤差として計算される。なお、図9等に示す電波強度の誤差に関する濃淡は、中央の色は誤差が小さいことを示し、端の色は誤差(正の誤差、負の誤差)が大きいことを示す。
図10は、上記ステップS33における疑似発信源による訓練データを作成する動作の一例を示すフローチャートである。図10を参照し、上記ステップS33の動作を詳細に説明する。
まず、疑似発信源位置決定部213は、疑似発信源の位置を設定する(ステップS51)。疑似発信源位置決定部213は、疑似発信源の位置を、位置推定対象である未知発信源が存在しうる領域内に設定する。その際、疑似発信源位置決定部213は、既に参照発信源が存在する位置とは異なる位置を、疑似発信源位置に設定することが望ましい。
また、領域内を網羅できるよう、疑似発信源位置決定部213は、複数の位置に疑似発信源を設定することが望ましい。具体的には、疑似発信源の数は、参照発信源の数の5倍から10倍程度が望ましい。それよりも少ないと十分な密度で領域内を網羅できないことがあり、また、それよりも多くしても計算量が増すだけで精度の向上は限定的となる。
次に、各々の疑似発信源位置に対して、以下の処理が行われる。
モデルベース疑似計測値セット生成部214は、上記ステップS43で生成された伝搬モデルに基づき、疑似発信源位置から発信される電波を各受信位置で受信したときに得られるRSS計測値セットを疑似計測値セットとして算出する(ステップS52)。モデルベース疑似計測値セット生成部214は、選択した疑似発信源の位置に最も近い参照発信源の伝搬モデルに疑似発信源の位置と電波センサの位置の差を入力し、疑似発信源ごとのRSS計測値セット(電波強度マップ)を生成する。
あるいは、上記疑似発信源ごとのRSS計測値セットは、全ての疑似発信源に共通して使用される伝搬モデルから生成されてもよい。具体的には、伝搬モデル生成部211は、全ての参照発信源に対するデータを図8に示すようにプロットし、当該プロットされたデータから上記全ての疑似発信源に共通して使用される伝搬モデルを生成する。
あるいは、上記疑似発信源ごとのRSS計測値セットは、疑似発信源位置と参照発信源の間の距離に応じて決定される重み係数で加重平均することで得られる伝搬モデルから生成されてもよい。この場合の伝搬モデルの生成方法は、後述する疑似発信源用誤差セット合成部215が誤差セットを生成する際の方法と同一とすることができる。
次に、疑似発信源用誤差セット合成部215は、ステップS45で保存された参照発信源位置毎の誤差セットを合成し、疑似発信源位置に応じた誤差セットを作成する(ステップS53)。例えば、疑似発信源用誤差セット合成部215は、参照源発信位置と疑似発信源位置との相対関係(2つの発信源の位置関係)に基づき予め決められた重み係数で誤差セットを加重平均することで、疑似発信源位置に対応する誤差セットを合成する。
図11は、疑似発信源用誤差セット合成部215の動作を説明するための図である。疑似発信源用誤差セット合成部215は、先に算出された各参照発信源位置の誤差セットを合成(電波強度を加算)する。その際、疑似発信源用誤差セット合成部215は、疑似発信源の位置と参照発信源の位置を反映した加重平均により誤差セットを合成する。例えば、図11の左側最上段においては、参照発信源と疑似発信源の距離は長いので当該参照発信源の重みは小さくする。一方、左側最下段においては、参照発信源と疑似発信源の距離は短いので当該参照発信源の重みは大きくする。このような誤差セットの合成により、図11の右側に示すような疑似発信源位置における誤差(電波強度の誤差)が得られる。
図11の例では、左側最下段に示すように、疑似発信源と参照発信源が近ければ、当該参照発信源の誤差マップと疑似発信源の誤差マップの類似度は高いはずである。対して、左側最上段に示すように、疑似発信源と参照発信源が遠ければ、当該参照発信源の誤差マップと疑似発信源の誤差マップの類似度は低いはずである。疑似発信源用誤差セット合成部215は、上記2種類の発信源の位置を考慮して、疑似発信源の誤差マップを生成する。
逆距離加重法では、参照発信源位置と疑似発信源位置の間の距離の逆数に比例する重み係数が用いられる。例えば、距離の-1.5乗や-2乗に比例する重み係数が使用されてもよい。
誤差セットの合成手法の他の例として、はじめに、疑似発信源用誤差セット合成部215は、任意の2つの参照発信源に対して、各々の誤差セットの類似度が、2点間の距離に応じてどのように変化するかという空間相関モデルを作成する。その上で、疑似発信源用誤差セット合成部215は、当該空間相関モデルと整合するように、参照発信源位置と疑似発信源位置の間の距離に応じて重み係数を決定する。このように、空間相関を考慮した重み係数の決定方法としては、クリギングがある。
疑似計測値セット補正部216は、上記ステップS52で生成された疑似計測値セットを上記ステップS53で作成された誤差セットにより補正する(ステップS54)。具体的には、疑似計測値セット補正部216は、各疑似発信位置に関し、疑似計測値セットと誤差セットを加算することで、上記ステップS52で生成された疑似計測値セットを補正する。
図12は、疑似計測値セット補正部216の動作を説明するための図である。疑似計測値セット補正部216が、疑似発信源位置の疑似計測値セットの電波強度とその誤差を加算すると、図12の右側に示すような補正後の疑似発信源位置での電波強度マップが得られる。当該電波強度マップは、疑似位置指紋データとなる。
図13は、第1の実施形態に係る発信源位置推定システムの推定段階の動作の一例を示すフローチャートである。図13のフローチャートを参照して推定段階の動作について詳細に説明する。
はじめに、ステップS31と同様に、受信位置が取得される(ステップS61)。
次に、入力部201は、ステップS41と同様に、信号処理手段により計算されたRSS計測値セットを取得する(ステップS62)。
次に、位置推定部206は、ステップS34で訓練された位置推定器を用いて、未知発信源に対して得られたRSS計測値セットと、訓練用データに含まれるRSS計測値セットとを照合する(ステップS63)。
その後、出力部207は、最も近い訓練用データのRSS計測値セットに対応する発信源位置を、未知発信源の推定位置として出力する(ステップS64)。
なお、第1の実施形態では、多数の候補位置のなかから最も近い候補位置を1つ選んで出力する多クラス分類の手法を用いる場合を想定して説明した。しかし、本願開示では、発信源の位置座標を連続的な数値として取り扱って出力する回帰分析の手法を用いてもよい。
あるいは、未知発信源に対して得られたRSS計測値セットと、類似度の大きな複数の訓練用データのRSS計測値セットに対応する複数の候補位置に対して、類似度を重み係数とする加重平均を計算して推定位置として扱ってもよい。
多クラス分類の手法の例としては、ロジスティック回帰、ランダムフォレスト、サポートベクタマシン、決定木、ニューラルネットワーク、k近傍法などがある。回帰分析の手法の例としては、線形回帰、ロジスティック回帰、サポートベクタマシン、ランダムフォレスト、ニューラルネットワークなどがある。但し、本願開示が適用可能な位置推定方法は、上記の例示に限定されない。
[効果の説明]
次に、第1の実施形態の効果について説明する。
第1の実施形態では、参照発信源による訓練用データに基づき、疑似発信源による訓練データを作成することで、訓練データを拡張している。その結果、実際に計測して取得するRSS計測値セットの数を削減できる。その際、単純に複数の参照発信源位置に対応するRSS計測値セットを重ね合わせるのではなく、複数の参照発信源位置に対する計測値と予測値の誤差セットが重ね合わせられ、さらに、当該誤差セットを用いて予測値が補正されている。そのため、複数の候補位置から同時に電波が発信されたようなRSS計測値セットが合成されることを回避できる。即ち、システム運用時に複数の候補位置から同時に電波が発信されるようなことは希であり、このような希なRSS計測値セットを用いて学習モデルを生成しても当該学習モデルによる推定結果は精度の低いものとなる。
また、第1の実施形態では、参照発信源を用いて実際に計測したRSS計測値セットに基づき伝搬モデルが作成されている。そのため、参照発信源位置の外側に疑似発信源を配置した場合に得られるRSS計測値セットが精度よく作成される。その結果、訓練段階での参照発信源位置よりも外側に未知の発信源が存在する場合であっても、推定精度の劣化度合いが低減される。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
[構成の説明]
図14は、第2の実施形態に係る位置推定装置40の処理構成(処理モジュール)の一例を示す図である。図14を参照すると、第2の実施形態に係る位置推定装置40は、第1の実施形態に係る位置推定装置40と比較して、複数波源疑似計測値セット合成部701をさらに有する点で異なる。ここで、複数波源疑似計測値セット合成部701は、疑似計測値合成部の一例である。
[動作の説明]
複数波源疑似計測値セット合成部701は、概略つぎのように動作する。
複数波源疑似計測値セット合成部701は、互いに異なる地点から同時に複数の発信源が信号を送信している場合の訓練データを疑似的に作成するため、波源数が1のときのRSS計測値セットを重ね合わせて複数波源存在時のRSS計測値セットを作成する。重ね合わせるRSS計測値セットは、参照発信源によるRSS計測値セットでも、疑似発信源によるRSS計測値セットでも、いずれであってもよい。また、重ね合わせ方は、RSSの場合、線形表現での電力レベルを加算することが望ましい。ただし、加算後に対数表現に変換するなどの単調写像の処理を実施してもよい。
なお、第2の実施形態での訓練用データにおいて、1つのRSS計測値セットは、1つ以上の発信源位置と対応関係にある。したがって、位置推定部206は、1つ以上の発信源位置を出力できるよう、構成されている必要がある。例えば、1つのRSS計測値セットに対して、複数の候補位置を選んで出力する多ラベル分類の手法を用いることができる。
[効果の説明]
第2の実施形態の効果について説明する。第2の実施形態では、2以上の発信源が同時(実質的に同時)に電波を送信しているときのRSS計測値セットを作成し、当該RSS計測値セットを用いて学習を行う。その結果、領域内に複数の発信源が存在し、同時に電波が送信されている場合であっても、各々の発信源の位置を推定して出力できる。
[第3の実施形態]
次に、第3の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
[構成の説明]
図15は、第3の実施形態に係る発信源位置推定システムの処理構成の一例を示す図である。図15を参照すると、第3の実施形態では、第1及び第2の実施形態の入力部201の代わりに、発信源からの信号を受信するM個のセンサ801-1~801-Mと、通信網802と、通信部803を有する点が異なる。
複数のセンサ801-1~801-Mのそれぞれは、電波強度計測部804と、位置計測部805と、計測したデータを送信するための通信部806と、を含んで構成される。ここで、電波強度計測部804は、発信位置に依存した特徴量を計測する計測部の一例である。
[動作の説明]
上記構成要素のそれぞれは概略つぎのように動作する。
電波強度計測部804は、発信源からの電波を受信してそのRSSを計測する。位置計測部805は、自己位置を計測する。通信部806は、通信網802を介して、通信部803へ計測したデータを送信する。
[効果の説明]
第3の実施形態の効果について説明する。第3の実施形態では、センサ801-1~801-MがRSSと自己位置を計測して、計測したデータが通信網802を介してデータ分類部202と接続されるように構成されているため、訓練及び推定のプロセスをオンラインで実施できる。
[第4の実施形態]
次に、第4の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
[構成の説明]
図16は、第4の実施形態に係る発信源位置推定システムの処理構成の一例を示す図である。図16を参照すると、第4の実施形態は、第3の実施形態の位置計測部805の代わりに、センサ位置保持部901とセンサ位置付加部902とを有する点が異なる。
[動作の説明]
上記構成要素のそれぞれは概略つぎのように動作する。
センサ位置保持部901は、領域内に設置された各々のセンサの位置を保持している。センサ位置付加部902は、通信部803を介して得られる、センサ801-1~801-Mが計測したデータに、各々のセンサの位置を付加して出力する。
[効果の説明]
第4の実施形態の効果について説明する。第4の実施形態では、センサ801-1~801-Mが計測したRSS計測値セットに、センサ位置保持部901が保持するセンサ位置を付加してデータ分類部202と接続されるように構成されている。そのため、センサの位置計測部805が不要となり、センサを低コストに作成できる。
[第5の実施形態]
次に、第5の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
[構成の説明]
図17は、第5の実施形態に係る発信源位置推定システムの処理構成の一例を示す図である。図17を参照すると、第5の実施形態は、第4の実施形態と比較して、時間・気象計測部1001と、時間・気象ラベル付加部1002とを有する点が異なる。
[動作の説明]
上記構成要素のそれぞれは概略つぎのように動作する。
時間・気象計測部1001は、計測を行った年月日や時刻、曜日や祝祭日などのカレンダー情報や、その日の天候や気温や湿度を取得する。時間・気象ラベル付加部1002は、通信部803を介して得られる、センサ801-1~801-Mが計測したデータに、時間情報や気象情報を付加して出力する。
[効果の説明]
第5の実施形態の効果について説明する。第5の実施形態では、センサ801-1~801-Mが計測したRSS計測値セットに、時間ラベルや気象ラベルが付与される。そのため、データ分類部202において、時間や気象に応じた分類が行える。すなわち、付与された時間ラベルと気象ラベルに応じた訓練と推定が行えるようになる。例えば、時間については、1年間を周期として、季節に応じて植生が変化するため、葉の生い茂った夏は電波が植生によって吸収されて減衰しやすく、葉の落ちた冬は電波を遮るものがなくなって遠距離まで届きやすい。
また、1日周期や1週間周期では、ヒトの流動、それに伴う車両の増減がある。ヒトも車両も、電波にとっては吸収体や反射体となるため、ヒトの活動が盛んになる平日の日中は電波が飛びにくいなどの変化が想定される。同様に、雨天時は雨に電波が吸収されて減衰しやすく、晴天で乾燥した日は電波が飛びやすい。このような変化を考慮に入れた位置推定を行うことで、位置推定精度を改善することができる。なお、時間・気象計測部1001をセンサ801-1~801-Mが有していてもよい。
続いて、位置推定装置40のハードウェアについて説明する。図18は、位置推定装置40のハードウェア構成の一例を示す図である。
位置推定装置40は、情報処理装置(所謂、コンピュータ)により構成可能であり、図18に例示する構成を備える。例えば、位置推定装置40は、プロセッサ311、メモリ312、入出力インターフェイス313及び通信インターフェイス314等を備える。上記プロセッサ311等の構成要素は内部バス等により接続され、相互に通信可能に構成されている。
但し、図18に示す構成は、位置推定装置40のハードウェア構成を限定する趣旨ではない。位置推定装置40は、図示しないハードウェアを含んでもよいし、必要に応じて入出力インターフェイス313を備えていなくともよい。また、位置推定装置40に含まれるプロセッサ311等の数も図18の例示に限定する趣旨ではなく、例えば、複数のプロセッサ311が位置推定装置40に含まれていてもよい。
プロセッサ311は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)等のプログラマブルなデバイスである。あるいは、プロセッサ311は、FPGA(Field Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のデバイスであってもよい。プロセッサ311は、オペレーティングシステム(OS;Operating System)を含む各種プログラムを実行する。
メモリ312は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等である。メモリ312は、OSプログラム、アプリケーションプログラム、各種データを格納する。
入出力インターフェイス313は、図示しない表示装置や入力装置のインターフェイスである。表示装置は、例えば、液晶ディスプレイ等である。入力装置は、例えば、キーボードやマウス等のユーザ操作を受け付ける装置である。
通信インターフェイス314は、他の装置と通信を行う回路、モジュール等である。例えば、通信インターフェイス314は、NIC(Network Interface Card)等を備える。
位置推定装置40の機能は、各種処理モジュールにより実現される。当該処理モジュールは、例えば、メモリ312に格納されたプログラムをプロセッサ311が実行することで実現される。また、当該プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記録することができる。記憶媒体は、半導体メモリ、ハードディスク、磁気記録媒体、光記録媒体等の非トランジェント(non-transitory)なものとすることができる。即ち、本発明は、コンピュータプログラム製品として具現することも可能である。また、上記プログラムは、ネットワークを介してダウンロードするか、あるいは、プログラムを記憶した記憶媒体を用いて、更新することができる。さらに、上記処理モジュールは、半導体チップにより実現されてもよい。
[変形例]
なお、上記実施形態にて説明した発信源位置推定システムの構成、動作等は例示であって、システムの構成等を限定する趣旨ではない。例えば、受信装置10と信号処理装置20が統合されてこれらの機能が単一の装置により実現されていてもよい。
また、上述の説明で用いた複数のフローチャートでは、複数の工程(処理)が順番に記載されているが、各実施形態で実行される工程の実行順序は、その記載の順番に制限されない。各実施形態では、例えば各処理を並行して実行する等、図示される工程の順番を内容的に支障のない範囲で変更することができる。また、上述の各実施形態は、内容が相反しない範囲で組み合わせることができる。
上記の説明により、本発明の産業上の利用可能性は明らかであるが、本発明は、不法・違法な電波発信源の位置を推定して適切な処置を行うといった用途に好適である。また、電波の発信器(ビーコン)を備えたヒトやモノの位置を探知・追跡するといった用途にも好適である。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
[付記1]
任意位置の発信源からの信号を特定の位置で受信したときに得られる、発信位置に依存した特徴量を予測する予測モデルを生成する、予測モデル生成部(101、211)と、
既知位置の参照発信源からの信号に基づき取得された特徴量の計測値と、前記予測モデルを用いて算出された、前記既知位置の参照発信源に関する特徴量の予測値と、の誤差を複数の参照発信源位置に対して計算することで誤差群を算出する、誤差群算出部(102、212)と、
任意位置の疑似発信源と前記参照発信源各々との位置関係に応じて前記誤差群を合成し、合成誤差として出力する、誤差合成部(103、215)と、
前記疑似発信源からの信号を受信したときの前記予測モデルによる特徴量の予測値を、前記合成誤差を用いて補正する、疑似計測値補正部(104、216)と、
前記発信位置に依存した特徴量の計測値を、少なくとも前記補正後の疑似発信源からの特徴量の予測値に基づき学習された学習モデルに入力することで、発信源位置を推定する位置推定部(105、206)と、
を備える、位置推定装置(40、100)。
[付記2]
前記誤差合成部(103、215)は、前記任意位置の疑似発信源と前記参照発信源各々との位置関係に応じて決定される重み係数を用いて前記誤差群を加重平均し、前記合成誤差を計算する、付記1に記載の位置推定装置(40、100)。
[付記3]
前記既知位置の参照発信源からの信号に基づき取得された特徴量の計測値と前記補正後の疑似発信源からの特徴量の予測値に基づき、前記発信位置に依存した特徴量と正解位置の対応関係を学習し学習モデルを生成する、学習部(205)をさらに備える、付記1又は2に記載の位置推定装置(40、100)。
[付記4]
前記重み係数は、前記疑似発信源と前記参照発信源の間の距離のべき乗で表現される、付記2に記載の位置推定装置(40、100)。
[付記5]
前記重み係数は、任意の2つの参照発信源に対して、2点間の距離に対する誤差の類似度の空間相関モデルを作成し、当該空間相関モデルと整合するように、参照発信源と疑似発信源の間の距離に応じて決定される、付記2に記載の位置推定装置(40、100)。
[付記6]
異なる発信源位置に対応する前記計測値又は前記疑似発信源による疑似計測値を1以上合成して出力する、疑似計測値合成部(701)をさらに備える、付記1乃至5のいずれか一つに記載の位置推定装置(40、100)。
[付記7]
前記発信位置に依存した特徴量を計測する計測部を備えるセンサとネットワークを介して接続された通信部(803)をさらに備える、付記1乃至6のいずれか一つに記載の位置推定装置(40、100)。
[付記8]
前記特徴量は、電波強度である付記1乃至7のいずれか一つに記載の位置推定装置(40、100)。
[付記9]
領域内に設置された各々の前記センサの位置を保持する、センサ位置保持部(901)と、
前記通信部(803)を介して得られる、前記センサが計測したデータに前記センサの位置を付加して出力する、センサ位置付加部(902)と、をさらに備える、付記7に記載の位置推定装置(40、100)。
[付記10]
計測を行った時間に関する時間情報、又は、計測を行った日の気象に関する気象情報を取得する時間・気象計測部(1001)と、
前記通信部を介して得られる前記センサが計測したデータに、前記時間情報又は気象情報を付加する、時間・気象ラベル付加部(1002)と、
をさらに備える、付記7に記載の位置推定装置(40、100)。
[付記11]
位置推定装置(40、100)において、
任意位置の発信源からの信号を特定の位置で受信したときに得られる、発信位置に依存した特徴量を予測する予測モデルを生成するステップと、
既知位置の参照発信源からの信号に基づき取得された特徴量の計測値と、前記予測モデルを用いて算出された、前記既知位置の参照発信源に関する特徴量の予測値と、の誤差を複数の参照発信源位置に対して計算することで誤差群を算出するステップと、
任意位置の疑似発信源と前記参照発信源各々との位置関係に応じて前記誤差群を合成し、合成誤差として出力するステップと、
前記疑似発信源からの信号を受信したときの前記予測モデルによる特徴量の予測値を、前記合成誤差を用いて補正するステップと、
前記発信位置に依存した特徴量の計測値を、少なくとも前記補正後の疑似発信源からの特徴量の予測値に基づき学習された学習モデルに入力することで、発信源位置を推定するステップと、
を含む、位置推定方法。
[付記12]
位置推定装置(40、100)に搭載されたコンピュータに、
任意位置の発信源からの信号を特定の位置で受信したときに得られる、発信位置に依存した特徴量を予測する予測モデルを生成する処理と、
既知位置の参照発信源からの信号に基づき取得された特徴量の計測値と、前記予測モデルを用いて算出された、前記既知位置の参照発信源に関する特徴量の予測値と、の誤差を複数の参照発信源位置に対して計算することで誤差群を算出する処理と、
任意位置の疑似発信源と前記参照発信源各々との位置関係に応じて前記誤差群を合成し、合成誤差として出力する処理と、
前記疑似発信源からの信号を受信したときの前記予測モデルによる特徴量の予測値を、前記合成誤差を用いて補正する処理と、
前記発信位置に依存した特徴量の計測値を、少なくとも前記補正後の疑似発信源からの特徴量の予測値に基づき学習された学習モデルに入力することで、発信源位置を推定する処理と、
を実行させるプログラム。
なお、付記11の形態及び付記12の形態は、付記1の形態と同様に、付記2の形態~付記10の形態に展開することが可能である。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。これらの実施形態は例示にすぎないということ、及び、本発明のスコープ及び精神から逸脱することなく様々な変形が可能であるということは、当業者に理解されるであろう。
この出願は、2019年4月12日に出願された日本出願特願2019-076361を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
10、10-1~10-M 受信装置
20、20-1~20-M 信号処理装置
30 記憶装置
40、100 位置推定装置
101 予測モデル生成部
102 誤差群算出部
103 誤差合成部
104 疑似計測値補正部
105、206 位置推定部
201 入力部
202 データ分類部
203 訓練データ拡張部
204 訓練データ結合部
205 学習部
207 出力部
211 伝搬モデル生成部
212 参照発信源誤差セット作成部
213 疑似発信源位置決定部
214 モデルベース疑似計測値セット生成部
215 疑似発信源用誤差セット合成部
216 疑似計測値セット補正部
311 プロセッサ
312 メモリ
313 入出力インターフェイス
314 通信インターフェイス
701 複数波源疑似計測値セット合成部
801-1~801-M センサ
802 通信網
803、806 通信部
804 電波強度計測部
805 位置計測部
901 センサ位置保持部
902 センサ位置付加部
1001 時間・気象計測部
1002 時間・気象ラベル付加部

Claims (11)

  1. 任意位置の発信源からの信号を特定の位置で受信したときに得られる、発信位置に依存した特徴量を予測する予測モデルを生成する、予測モデル生成部と、
    既知位置の参照発信源からの信号に基づき取得された特徴量の計測値と、前記予測モデルを用いて算出された、前記既知位置の参照発信源に関する特徴量の予測値と、の誤差を複数の参照発信源位置に対して計算することで誤差群を算出する、誤差群算出部と、
    任意位置の疑似発信源と前記参照発信源各々との位置関係に応じて前記誤差群を合成し、合成誤差として出力する、誤差合成部と、
    前記疑似発信源からの信号を受信したときの前記予測モデルによる特徴量の予測値を、前記合成誤差を用いて補正する、疑似計測値補正部と、
    前記発信位置に依存した特徴量の計測値を、少なくとも前記補正後の疑似発信源からの特徴量の予測値に基づき学習された学習モデルに入力することで、発信源位置を推定する位置推定部と、
    を備える、位置推定装置。
  2. 前記誤差合成部は、前記任意位置の疑似発信源と前記参照発信源各々との位置関係に応じて決定される重み係数を用いて前記誤差群を加重平均し、前記合成誤差を計算する、請求項1に記載の位置推定装置。
  3. 前記既知位置の参照発信源からの信号に基づき取得された特徴量の計測値と前記補正後の疑似発信源からの特徴量の予測値とを含む訓練データに基づき、前記発信位置に依存した特徴量と正解位置の対応関係を学習し学習モデルを生成する、学習部をさらに備える、請求項1又は2に記載の位置推定装置。
  4. 前記重み係数は、前記疑似発信源と前記参照発信源の間の距離のべき乗で表現される、請求項2に記載の位置推定装置。
  5. 前記重み係数は、任意の2つの参照発信源に対して、2点間の距離に対する誤差の類似度の空間相関モデルを作成し、当該空間相関モデルと整合するように、参照発信源と疑似発信源の間の距離に応じて決定される、請求項2に記載の位置推定装置。
  6. 前記訓練データを生成する、訓練データ生成部と、
    異なる発信源位置に対応する前記計測値又は前記疑似計測値補正部によって補正された前記予測値を1以上合成して前記訓練データ生成部に出力する、疑似計測値合成部と、
    をさらに備える、請求項に記載の位置推定装置。
  7. 前記発信位置に依存した特徴量を計測する計測部を備えるセンサとネットワークを介して接続された通信部をさらに備える、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の位置推定装置。
  8. 前記特徴量は、電波強度である請求項1乃至7のいずれか一項に記載の位置推定装置。
  9. 領域内に設置された各々の前記センサの位置を保持する、センサ位置保持部と、
    前記通信部を介して得られる、前記センサが計測したデータに前記センサの位置を付加して出力する、センサ位置付加部と、をさらに備える、請求項7に記載の位置推定装置。
  10. 計測を行った時間に関する時間情報、又は、計測を行った日の気象に関する気象情報を取得する時間・気象計測部と、
    前記通信部を介して得られる前記センサが計測したデータに、前記時間情報又は気象情報を付加する、時間・気象ラベル付加部と、
    をさらに備える、請求項7に記載の位置推定装置。
  11. 位置推定装置において、
    任意位置の発信源からの信号を特定の位置で受信したときに得られる、発信位置に依存した特徴量を予測する予測モデルを生成するステップと、
    既知位置の参照発信源からの信号に基づき取得された特徴量の計測値と、前記予測モデルを用いて算出された、前記既知位置の参照発信源に関する特徴量の予測値と、の誤差を複数の参照発信源位置に対して計算することで誤差群を算出するステップと、
    任意位置の疑似発信源と前記参照発信源各々との位置関係に応じて前記誤差群を合成し、合成誤差として出力するステップと、
    前記疑似発信源からの信号を受信したときの前記予測モデルによる特徴量の予測値を、前記合成誤差を用いて補正するステップと、
    前記発信位置に依存した特徴量の計測値を、少なくとも前記補正後の疑似発信源からの特徴量の予測値に基づき学習された学習モデルに入力することで、発信源位置を推定するステップと、
    を含む、位置推定方法。
JP2021513519A 2019-04-12 2020-03-09 位置推定装置、位置推定方法及びプログラム Active JP7238972B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019076361 2019-04-12
JP2019076361 2019-04-12
PCT/JP2020/009924 WO2020208987A1 (ja) 2019-04-12 2020-03-09 位置推定装置、位置推定方法及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2020208987A1 JPWO2020208987A1 (ja) 2021-12-09
JP7238972B2 true JP7238972B2 (ja) 2023-03-14

Family

ID=72751090

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021513519A Active JP7238972B2 (ja) 2019-04-12 2020-03-09 位置推定装置、位置推定方法及びプログラム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7238972B2 (ja)
WO (1) WO2020208987A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7384363B2 (ja) 2021-02-22 2023-11-21 ソフトバンク株式会社 位置推定システム、飛行体、情報処理装置、位置推定用の学習済みモデルの作成方法、及び、位置推定用の学習済みモデル

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005024535A (ja) 2003-06-12 2005-01-27 Mitsubishi Electric Corp 位置推定装置
US20100138184A1 (en) 2008-12-01 2010-06-03 Andrew David Fernandez Likelihood Map System for Localizing an Emitter
JP2013053930A (ja) 2011-09-05 2013-03-21 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 物品位置特定システム、物品位置特定方法および物品位置特定プログラム
JP2013205398A (ja) 2012-03-29 2013-10-07 Tokyo Institute Of Technology 発信源推定方法およびそれを利用した発信源推定装置
JP2015017845A (ja) 2013-07-09 2015-01-29 富士通株式会社 位置推定方法、位置推定装置および位置推定システム
JP2015040721A (ja) 2013-08-20 2015-03-02 国立大学法人東京工業大学 推定方法およびそれを利用した推定装置
JP2017142180A (ja) 2016-02-10 2017-08-17 国立大学法人 名古屋工業大学 位置推定方法及び位置推定システム

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005024535A (ja) 2003-06-12 2005-01-27 Mitsubishi Electric Corp 位置推定装置
US20100138184A1 (en) 2008-12-01 2010-06-03 Andrew David Fernandez Likelihood Map System for Localizing an Emitter
JP2013053930A (ja) 2011-09-05 2013-03-21 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 物品位置特定システム、物品位置特定方法および物品位置特定プログラム
JP2013205398A (ja) 2012-03-29 2013-10-07 Tokyo Institute Of Technology 発信源推定方法およびそれを利用した発信源推定装置
JP2015017845A (ja) 2013-07-09 2015-01-29 富士通株式会社 位置推定方法、位置推定装置および位置推定システム
JP2015040721A (ja) 2013-08-20 2015-03-02 国立大学法人東京工業大学 推定方法およびそれを利用した推定装置
JP2017142180A (ja) 2016-02-10 2017-08-17 国立大学法人 名古屋工業大学 位置推定方法及び位置推定システム

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2020208987A1 (ja) 2021-12-09
WO2020208987A1 (ja) 2020-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11372114B2 (en) Systems and methods for high-integrity satellite positioning
AU2009222991B2 (en) Autonomous sonar system and method
WO2016031174A1 (ja) シミュレーション装置、シミュレーション方法、および、記憶媒体
JP4908972B2 (ja) 観測データ推定方法及び観測データ推定プログラム
JP7195588B2 (ja) 予測装置、予測方法、及び予測プログラム
CN110851790A (zh) 一种基于深度学习算法的海流动力优化预报模型
Redondi Radio map interpolation using graph signal processing
KR102319145B1 (ko) 고해상도 해양 데이터를 생성하기 위한 방법 및 이를 이용한 장치
JP7238972B2 (ja) 位置推定装置、位置推定方法及びプログラム
JP5029796B2 (ja) 電波到達状態推定システム及び電波到達状態推定方法ならびにプログラム
Robinson et al. Prediction systems with data assimilation for coupled ocean science and ocean acoustics
CN110426717B (zh) 一种协同定位方法及系统、定位设备、存储介质
CN110208808B (zh) 一种被动声纳非合作目标线谱信息融合方法
CN116719062A (zh) 卫星的信号质量评估方法及装置、设备、存储介质
KR102500534B1 (ko) 순환신경망 기반 수자원 정보 생성 장치 및 방법
KR101941132B1 (ko) 국지적 전리층지도의 가용영역 확장 장치 및 방법
Diamant Prediction of water current using a swarm of submerged drifters
Heyns et al. Terrain visibility-dependent facility location through fast dynamic step-distance viewshed estimation within a raster environment
JP6819797B2 (ja) 位置推定装置、位置推定方法とプログラム、並びに、位置推定システム
JP2023523842A (ja) 気象情報を向上させるための移動データの使用
CN114646313A (zh) 一种用户轨迹定位方法、电子设备及计算机存储介质
Ahmed et al. Machine Learning Based Sound Speed Prediction for Underwater Networking Applications
US20230185310A1 (en) Localization system, localization method, storage medium, and map generation device
KR102659273B1 (ko) Uwb 측위를 위한 거리 보정 방법
Rixen et al. Super-ensemble forecasts and resulting acoustic sensitivities in shallow waters

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210804

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210804

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220830

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221012

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230131

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230213

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7238972

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151