JP7238968B2 - 光通信システム、光トランシーバ、光通信方法、及びプログラム - Google Patents

光通信システム、光トランシーバ、光通信方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本開示は、光通信システム、光トランシーバ、光通信方法、及びプログラムに関する。
特許文献1には、光トランシーバ間で通信を行う光通信システムにおける運用開始後に用いられる技術が記載されている。特許文献1に記載の光トランシーバでは、対向する光トランシーバに単一の光線路を通じて第1光信号を送信し、対向する光トランシーバからその光線路を通じて第2光信号を受信している。そして、特許文献1に記載の光トランシーバでは、第1光信号に含まれ且つその波長を示す第1波長情報と第2光信号に含まれ且つその波長を示す第2波長情報とを取得し、それらを比較することで、第1光信号と第2光信号との間の波長分離間隔を制御している。
一方で、光トランシーバ間で通信を行う光通信システムでは、システムの起動時や光トランシーバの増設時又は交換時において、光通信を確立する必要がある。また、各光トランシーバが送受信可能な光信号の波長は、接続する合分波器のポートが選択的に透過する波長により決められる。よって、対向する光トランシーバ間で通信を確立するためには、各トランシーバが接続するポートに応じた適切な出力波長を設定しておくことが必要になる。
特許文献2,3には、光トランシーバに適切な出力波長を設定するための波長チューニング技術が記載されている。特許文献2に記載の技術では、固定波長の光トランシーバを複数有する第1サイトと波長調整可能な光トランシーバを複数有する第2サイトとの間でLOS(Loss Of Signal)情報を交換し、第2サイトが出力する信号光の波長調整を行う。このLOS情報は、低周波成分として第1サイトが出力する信号光に重畳される。特許文献2に記載の技術において、第1サイトは、第2サイトからの信号光の波長が適切でない場合(受信不可の時)、LOS情報を第2サイトに送信し、第2サイトは、第1サイトからLOS情報を受信している間、波長切替を継続する。そして、第1サイトは、第2サイトからの信号光の波長が特定のチャネルになった場合(受信可能となった時)、LOS情報の出力を停止し、第2サイトは、第1サイトからLOS情報を受信しなくなったことをもって、波長切替制御を完了する。
特許文献3には、PON(Passive Optical Network)のOLT(Optical Line Termination)とONT(Optical Network Termination)との間のチャネル確立技術が記載されている。特許文献3に記載の技術では、OLTとONTとの両端局において波長調整を実行している。具体的には、ONTは、ある波長の光信号をOLTに出力し、第1所定時間内にOLTから応答信号を受信できた場合には制御を完了し、受信できなかった場合には波長を切り替えて再度OLTに光信号を出力する。OLTは、ONTからの光信号を受信できれば、ある波長の応答信号をONに出力し、第2所定時間内にONTから光信号を受信できた場合には制御を完了し、受信できなかった場合には波長を切り替えて再度ONTに応答信号を出力する。
特表2017-504224号公報 米国特許第9692547号明細書 米国特許第9917671号明細書
上述のように、特許文献2に記載の技術では、波長設定を一方(片側)の端局側の光トランシーバでのみ実行するものであり、他方の端局側の光トランシーバには出力すべき波長が固定で設定されていることが前提となっている。よって、特許文献2に記載の技術では、上記他方の端局側の或る光トランシーバを交換する必要がある場合には、その固定波長専用の光トランシーバを用意する必要があり、システムの管理コストが嵩むことになる。
また、特許文献3に記載の技術では、両方の端局において波長を順次切り替えるスキャニングを実行しているため、両端局における適切な波長設定に多大な時間を要し、それによりシステムの管理コストが嵩むことになる。
よって、光通信システムにおいて、管理コストの低減のために、波長設定に要する時間を低減し、且つ交換又は増設用に用意する光トランシーバの種類を低減することが望まれる。
本開示の目的は、上記課題を解決する光通信システム、光トランシーバ、光通信方法、及びプログラムを提供することにある。上記課題は、光通信システムにおいて、システム起動時や光トランシーバの増設時又は交換時における、光トランシーバ間での波長設定に要する時間を低減し、且つ増設又は交換用に用意する光トランシーバの種類を低減する、というものである。
本開示の第1の態様に係る光通信システムは、
第1光信号を出力する第1光トランシーバと、
前記第1光トランシーバと対向し、第2光信号を出力する第2光トランシーバと、
前記第1光トランシーバと前記第2光トランシーバとの間の一芯双方向通信を行うための媒体となる光ファイバと、
を備え、
前記第1光トランシーバは、前記第1光信号を前記第1光信号の波長を切り替えながら前記光ファイバ側に出力し、
前記第2光トランシーバは、前記第1光信号の波長が受信可能な波長となったとき、受信した前記第1光信号の波長を識別して、前記第2光信号として、識別結果に基づいて決定した波長を有する光信号を前記光ファイバ側に出力し、
前記第1光トランシーバは、前記光ファイバ側から前記第2光信号を受信したとき、前記第1光信号の波長の切り替えを停止する、ものである。
本開示の第2の態様に係る光トランシーバは、
自機と対向する他の光トランシーバとの間の一芯双方向通信を行うための媒体となる光ファイバ側に、第1光信号を出力する光出力部と、
前記光出力部で出力する前記第1光信号の波長を切り替える制御部と、
前記他の光トランシーバが前記第1光信号を受信したときに出力した、前記第1光信号の波長に予め対応付けられた波長の第2光信号を、前記光ファイバ側から入力する光入力部と、
を備え、
前記制御部は、前記光入力部で前記第2光信号を受信したとき、前記第1光信号の波長の切り替えを停止する、ものである。
本開示の第3の態様に係る光トランシーバは、
自機と対向する他の光トランシーバとの間の一芯双方向通信を行うための媒体となる光ファイバ側から、波長を切り替えながら出力された第1光信号を入力する光入力部と、
前記光入力部で受信できた前記第1光信号の波長を識別して、識別結果に基づいて送信波長を決定する制御部と、
前記制御部で決定された前記送信波長を有する第2光信号を、前記光ファイバ側に出力する光出力部と、
を備えた、ものである。
本開示の第4の態様に係る光トランシーバは、
自機と対向する他の光トランシーバとの間の一芯双方向通信を行うための媒体となる光ファイバ側に、第1光信号を出力する光出力部と、
前記光出力部で出力する前記第1光信号の波長を切り替える制御部と、
前記他の光トランシーバが前記第1光信号を受信したときに出力した、前記第1光信号の波長に予め対応付けられた波長の第2光信号を、前記光ファイバ側から入力する光入力部と、
を備え、
前記制御部は、前記光入力部で前記第2光信号を受信したとき、前記第1光信号の波長の切り替えを停止し、
前記光入力部は、前記光ファイバ側から、波長を切り替えながら出力された第3光信号を入力し、
前記制御部は、前記光入力部で受信できた前記第3光信号の波長を識別して、識別結果に基づいて送信波長を決定し、
前記光出力部は、前記制御部で決定された前記送信波長を有する第4光信号を、前記光ファイバ側に出力し、
前記光入力部で受信できる前記第3光信号の波長は、前記第2光信号の波長であり、
前記制御部で決定される前記第4光信号の波長は、前記他の光トランシーバが受信できる前記第1光信号の波長である、ものである。
本開示の第5の態様に係る光通信方法は、
第1光トランシーバが、前記第1光トランシーバと対向する第2光トランシーバとの間の一芯双方向通信を行うための媒体となる光ファイバ側に、第1光信号を前記第1光信号の波長を切り替えながら出力する第1出力ステップと、
前記第2光トランシーバが、前記第1光信号の波長が受信可能な波長となったとき、受信した前記第1光信号の波長を識別して、識別結果に基づいて決定した波長を有する第2光信号を前記光ファイバ側に出力する第2出力ステップと、
前記第1光トランシーバが、前記光ファイバ側から前記第2光信号を受信したとき、前記第1光信号の波長の切り替えを停止するステップと、
を備えた、ものである。
本開示の第6の態様に係るプログラムは、
光トランシーバが備える制御コンピュータに、
前記光トランシーバと対向する他の光トランシーバとの間の一芯双方向通信を行うための媒体となる光ファイバ側に出力する第1光信号の波長を切り替える切替ステップと、
前記他の光トランシーバが前記第1光信号を受信したときに出力した、前記第1光信号の波長に予め対応付けられた波長の第2光信号を受信したとき、前記第1光信号の波長の切り替えを停止するステップと、
を実行させるためのプログラムである。
本開示の第7の態様に係るプログラムは、
光トランシーバが備える制御コンピュータに、
前記光トランシーバと対向する他の光トランシーバとの間の一芯双方向通信を行うための媒体となる光ファイバ側から、波長を切り替えながら出力された第1光信号を受信したとき、受信した前記第1光信号の波長を識別する識別ステップと、
前記識別ステップでの識別結果に基づいて送信波長を決定する決定ステップと、
前記決定ステップで決定された前記送信波長になるように、前記光ファイバ側に出力させる第2光信号の波長を切り替える切替ステップと、
を実行させるためのプログラムである。
本開示の第8の態様に係るプログラムは、
光トランシーバが備える制御コンピュータに、
前記光トランシーバと対向する他の光トランシーバとの間の一芯双方向通信を行うための媒体となる光ファイバ側に出力する第1光信号の波長を切り替える第1切替ステップと、
前記他の光トランシーバが前記第1光信号を受信したときに出力した、前記第1光信号の波長に予め対応付けられた波長の第2光信号を受信したとき、前記第1光信号の波長の切り替えを停止するステップと、
前記光ファイバ側から、波長を切り替えながら出力された第3光信号を受信したとき、受信した前記第3光信号の波長を識別する識別ステップと、
前記識別ステップでの識別結果に基づいて送信波長を決定する決定ステップと、
前記決定ステップで決定された前記送信波長になるように、前記光ファイバ側に出力させる第4光信号の波長を切り替える第2切替ステップと、
を実行させるためのプログラムであり、
前記光ファイバ側から受信できる前記第3光信号の波長は、前記第2光信号の波長であり、
前記決定ステップで決定される前記第4光信号の波長は、前記他の光トランシーバが受信できる前記第1光信号の波長である。
本開示により、上記課題を解決する光通信システム、光トランシーバ、光通信方法、及びプログラムを提供することができる。即ち、本開示によれば、光通信システムにおいて、システム起動時や光トランシーバの増設時又は交換時における、光トランシーバ間での波長設定に要する時間を低減し、且つ増設又は交換用に用意する光トランシーバの種類を低減することができる。
実施形態1に係る光通信システムの一構成例を示す図である。 図1の光通信システムの一構成例を示すブロック図である。 実施形態1に係る光通信システムにおける波長設定処理の一例を説明するためのフロー図である。 実施形態2に係る光通信システムの一構成例を示すブロック図である。 図4の光通信システムにおける光トランシーバにおいて記憶される対応テーブルの一例を示す図である。 実施形態2に係る光通信システムにおける波長設定処理の一例を説明するためのフロー図である。 実施形態3に係る光通信システムの一構成例を示すブロック図である。 実施形態3に係る光通信システムの一構成例を示すブロック図である。 光トランシーバの一部のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照して、実施形態について説明する。なお、実施形態において、同一又は同等の要素には、同一の符号を付し、重複する説明を省略する場合がある。
<実施形態1>
実施形態1に係る光通信システムについて、図1~図3を参照しながら説明する。図1は、実施形態1に係る光通信システムの一構成例を示す図である。
図1に示すように、本実施形態に係る光通信システム(以下、本システム)は、第1光トランシーバ1と第2光トランシーバ2と光ファイバ3とを備え、互いに対向する第1光トランシーバ1と第2光トランシーバ2との間で光通信を行う。
第1光トランシーバ1は、第1光信号を出力する。第2光トランシーバ2は、第1光トランシーバ1と対向し、第2光信号を出力する。光ファイバ3は、第1光トランシーバ1と第2光トランシーバ2との間の一芯双方向通信を行うための媒体となる。つまり、本システムは、第1光トランシーバ1と第2光トランシーバ2とが単一の光ファイバ3でなる単一光路で接続される部分を含む。第1光トランシーバ1、第2光トランシーバ2は、それぞれ第1端局側の光トランシーバ、第2端局側の光トランシーバとすることができ、両端局が光ファイバ3を介して接続される。
図1では第1光トランシーバ1と第2光トランシーバ2とのセットが1つである例を図示しているが、本システムでは、第1端局側の光トランシーバと第2端局側の光トランシーバとでなるセット(ペア)を複数有することができる。なお、光トランシーバの増設時又は交換時などでは、一時的にセットの片割れが存在しない場面が生じ得る。
複数セットのいずれも、セット内の光トランシーバ間には上記単一の光ファイバ3で接続される部分が含まれる。この部分における光通信には、WDM(Wavelength Division Multiplexing)伝送方式が採用される。つまり、本システムは、一芯双方向通信を行うWDM伝送ネットワークが含まれる。例えば、第1端局側、第2端局側にそれぞれ第1合分波器、第2合分波器を設けておき、2つの合分波器の間を単一の光ファイバ3で接続しておくことで、波長多重通信を行うことができる。
本システムのような光通信システムにおいては、各光トランシーバが送受信可能な光信号の波長は、接続する合分波器のポートが選択的に透過する波長により決められることができる。一例として、第1光トランシーバ1、第2光トランシーバ2が接続するポートがそれぞれλ1、λ2を透過するものである場合について説明する。この場合、第1トランシーバ1が第1光信号として波長λ1の光信号を出力し、対向するトランシーバ2は第2光信号として波長λ2の光信号を出力するときに、第1光トランシーバ1と第2光トランシーバ2との間で光通信を行うことが可能となる。なお、本実施形態及び後述の実施形態において、波長とは波長帯と称することができる程度の幅をもたせたものとすることもできる。
そして、運用開始段階では、上述のような対向光トランシーバ間での光通信を確立するために、各光トランシーバで適切な波長を設定しておく必要がある。ここで運用開始段階とは、システムの起動時、光トランシーバの交換時又は増設時などを指す。ここで、システムの起動時とは、システムの立ち上げ時を指すことができ、再起動時も含めることができる。
このような波長設定のために、本システムでは、次のような制御がなされる。
まず、第1光トランシーバ1は、第1光信号をその波長を切り替えながら光ファイバ3側に出力する。これにより、第1光トランシーバ1は、どの波長が光ファイバ3側に出力できるかをスキャンすることになる。また、第2光トランシーバ2は、受信可能な波長となるまで、第1光信号の受信ができないことになる。
第2光トランシーバ2は、第1光信号の波長が受信可能な波長(例えば波長λ1)となったとき、受信した第1光信号の波長を識別する。第2光トランシーバ2は、第2光信号として、この識別結果に基づいて決定した波長(例えば波長λ2)を有する光信号を光ファイバ3側に出力する。そして、第1光トランシーバ1は、光ファイバ3側から第2光信号(上述の例では波長λ2の光信号)を受信したとき、第1光信号の波長の切り替えを停止する。無論、第1光トランシーバ1と第2光トランシーバ2とは逆の構成とすることもでき、後述するように、各光トランシーバの制御として説明する制御をいずれも備える構成であってもよい。
次に、図2を参照しながら、各光トランシーバのより具体的な構成例について説明する。図2は、図1の光通信システムの一構成例を示すブロック図である。
図2に示すように、第1光トランシーバ1は、制御部1a、光出力部1b、及び光入力部1cを備えることができる。光出力部1bは、自機と対向する他の光トランシーバ(ここでは第2光トランシーバ2)との間の一芯双方向通信を行うための媒体となる光ファイバ3側に、第1光信号を出力する。光出力部1bは、光信号を送信するため、送信部と称することもできる。光出力部1bは、送信対象の情報を示す電気信号を光信号(第1光信号)に変換して出力するように構成することができる。
制御部1aは、光出力部1bで出力する第1光信号の波長を切り替える。制御部1aは、このような切替制御を含め、第1光トランシーバ1の全体を制御する部位とすることができる。制御部1aは、例えば、CPU(Central Processing Unit)、作業用メモリ、及び第1光トランシーバ1の全体を制御するためのプログラムを記憶した不揮発性の記憶装置などによって実現することができる。つまり、制御部1aは、上記プログラムが実行可能に組み込まれた制御コンピュータを有することができる。また、制御部1aは、例えば集積回路(Integrated Circuit)によって実現することもできる。
光入力部1cは、他の光トランシーバ(ここでは第2光トランシーバ2)が第1光信号を受信したときに出力した、第1光信号の波長に予め対応付けられた波長の第2光信号を、光ファイバ3側から入力する。この対応付けの例については、実施形態2で後述する。光入力部1cは、光信号を受信するため、受信部と称することもできる。制御部1aは、光入力部1cで第2光信号を受信したとき、第1光信号の波長の切り替えを停止する。光入力部1cは、第2光信号を入力し、それを電気信号に変換することで情報を受信するように構成することができる。
上述した制御部1aに組み込まれたプログラムは、次の第1切替ステップ及び停止ステップをこの制御コンピュータに実行させるためのものである。第1切替ステップは、光ファイバ3側に出力する第1光信号の波長を切り替える。停止ステップは、第2光トランシーバ2が第1光信号を受信したときに出力した、第1光信号の波長に予め対応付けられた波長の第2光信号を受信したとき、第1光信号の波長の切り替えを停止する。
図2に示すように、第2光トランシーバ2は、制御部2a、光出力部2b、及び光入力部2cを備えることができる。光入力部2cは、自機と対向する他の光トランシーバ(ここでは第1光トランシーバ1)との間の一芯双方向通信を行うための媒体となる光ファイバ3側から、波長を切り替えながら出力された第1光信号を入力する。光入力部2cは、光信号を受信するため、受信部と称することもできる。光入力部2cは、第1光信号を入力し、それを電気信号に変換することで情報を受信するように構成することができる。
制御部2aは、光入力部2cで受信できた第1光信号の波長を識別して、識別結果に基づいて送信波長を決定する。制御部2aは、このような識別及び決定の制御を含め、第2光トランシーバ2の全体を制御する部位とすることができる。制御部2aは、例えば、CPU、作業用メモリ、及び第2光トランシーバ2の全体を制御するためのプログラムを記憶した不揮発性の記憶装置などによって実現することができる。つまり、制御部2aは、上記プログラムが実行可能に組み込まれた制御コンピュータを有することができる。また、制御部2aは、例えば集積回路によって実現することもできる。
光出力部2bは、制御部2aで決定された送信波長を有する第2光信号を、光ファイバ3側に出力する。光出力部2bは、光信号を送信するため、送信部と称することもできる。光出力部2bは、送信対象の情報を示す電気信号を光信号(第2光信号)に変換して出力するように構成することができる。
上述した制御部2aに組み込まれたプログラムは、次の識別ステップ、決定ステップ、及び第2切替ステップをこの制御コンピュータに実行させるためのものである。識別ステップは、光ファイバ3側から、波長を切り替えながら出力された第1光信号を受信したとき、受信した第1光信号の波長を識別する。決定ステップは、識別ステップでの識別結果に基づいて送信波長を決定する。第2切替ステップは、決定ステップで決定された送信波長になるように、光ファイバ3側に出力させる第2光信号の波長を切り替える。
次に、図3を併せて参照しながら、本実施形態に係る光通信システムにおける波長設定処理の一例について説明する。図3は、この波長設定処理の一例を説明するためのフロー図である。
まず、第1光トランシーバ1が接続されると、第1光トランシーバ1が、複数の波長のうち1つを選択し、選択した波長に順次切り替えながら第1光信号を光ファイバ3側に出力する(ステップS1)。波長を切り替えた結果、第1光信号の波長が特定の波長(ここではλ1とする)となったとき(ステップS2でYESとなったとき)、第2光トランシーバ2にて第1光信号を受信可能となる。よって、このとき、第2光トランシーバ2は、第1光信号を光ファイバ3側から受信する(ステップS3)。
第2光トランシーバ2は、第1光信号の波長を識別し、自身が出力すべき第2光信号の波長を決定し(ステップS4)、決定した波長を有する第2光信号を光ファイバ3側に出力する(ステップS5)。第1光トランシーバ1は、第2光信号を受信し(ステップS6)、そのことをもって、波長切替を停止(λ1で波長を固定)する(ステップS7)。
以上のように、本システムは、WDM伝送ネットワークにおいて、対向する両端局の光トランシーバの波長を可変にしつつ、各光トランシーバが出力すべき波長を特定可能とする波長制御機構を有し、これにより適切な波長での通信確立を行う。
このような構成により、本システムでは、システム起動時や光トランシーバの増設時又は交換時における、光トランシーバ間での波長設定に要する時間を低減すること、並びに増設又は交換用に用意する光トランシーバの種類を低減することができる。よって、本システムでは、その管理のためのコストを低減させることができる。
このような効果について具体的に説明する。まず、光トランシーバの管理コストを削減するためには、両端局において波長可変光トランシーバを採用可能な構成とし、用意する光トランシーバの種類を低減させることが望ましい。この点について、本実施形態では、第1光トランシーバ1は波長を切り替えながら出力を行うといった波長可変の構成を有し、また第2光トランシーバ2は受信できた波長に基づいて送信波長を決定するといった波長可変の構成を有することができる。このように、本システムにおける各光トランシーバは波長を選択的に切り替えて出力することができ、各光トランシーバにおいて起動時に波長不明のために不確定となっているポートを確定(認識)させることができる。これにより、本システムでは、両端局において光トランシーバに事前に出力すべき波長を設定することなく、波長調整(波長チューニング)を実行して接続されたポートに応じた適切な波長設定を行うことができる。したがって、増設や交換等に際して、光トランシーバをどのポートに接続するべきかを作業者が意識や意図することなく、例えば空ポートに接続するだけで適切な波長設定を自動的に行うことができる。
さらに両端局において波長可変の構成の光トランシーバを採用する場合には、両端局における適切な波長設定のための工数及び時間を削減することが望ましい。この点についても、本実施形態では、対向する光トランシーバにおいては、受信波長を識別して自身が出力すべき波長を決定するため、波長切替を行わずに波長チューニングが可能となり、システム全体として波長設定に要する時間を削減できる。つまり、本実施形態では、双方の端局側でのスキャンに比べて短時間で、波長設定を行うことができる。
また、例えば5Gネットワークにおけるアンテナ局と端局間通信(モバイルフロントホール通信)には、WDM伝送が適用され、各局舎には光信号を出力する光トランシーバが設けられる。対向する光トランシーバ間は、単一の光ファイバ3にて光信号の送受信(一芯双方向通信)を行う。本実施形態では、このようなモバイルフロントホール通信にも有益に適用することができる。
ここで、各光トランシーバの制御として説明した制御をいずれも備える構成の光トランシーバについて、簡単に説明する。なお、第1光トランシーバ1をこのような構成とした例について説明するが、第2光トランシーバ2についても同様の構成を採用することができる。この構成における第1光トランシーバ1は、制御部1a、光出力部1b、及び光入力部1cに、それぞれ制御部2a、光出力部2b、及び光入力部2cにおける制御も実行させるようにした(各部2a,2b,2cの機能をもたせた)ものとなる。
まず、第1光トランシーバ1を新たに接続する場合の制御は、上述したように次のようになる。即ち、光出力部1bは、光ファイバ3側に第1光信号を出力し、制御部1aは、光出力部1bで出力する第1光信号の波長を切り替える。光入力部1cは、他の光トランシーバ(ここでは第2光トランシーバ2)が第1光信号を受信したときに出力した、第1光信号の波長に予め対応付けられた波長の第2光信号を、光ファイバ3側から入力する。制御部1aは、光入力部1cで第2光信号を受信したとき、第1光信号の波長の切り替えを停止する。
次に、第1光トランシーバ1が既に接続済みである場合の制御について説明する。この制御は、第2光トランシーバ2の制御として説明したように、次のようになる。即ち、光入力部1cは、光ファイバ3側から、波長を切り替えながら出力された第3光信号を入力する。制御部1aは、光入力部1cで受信できた第3光信号の波長を識別して、識別結果に基づいて送信波長を決定する。光出力部1bは、制御部1aで決定された送信波長を有する第4光信号を、光ファイバ3側に出力する。
ここでは、光信号の名称を変えて説明しているが、光入力部1cで受信できる第3光信号の波長は、第2光信号の波長であり、制御部1aで決定される第4光信号の波長は、上記他の光トランシーバが受信できる第1光信号の波長である。
このような構成における第1光トランシーバ1が備える制御コンピュータには、次のようなプログラムを実行可能に組み込むことができる。即ち、このプログラムは、この制御コンピュータに、上述した第1切替ステップ、停止ステップ、識別ステップ、決定ステップ、及び第2切替ステップを実行させるためのプログラムである。なお、識別ステップ、決定ステップ、及び第2切替ステップも、上述したものと基本的に同様であり、光信号の名称を変えたものに過ぎない。
このような構成を採用することで、第1端局側及び第2端局側のいずれの光トランシーバについても共通化を図ることができる。また、ここで説明したような両機能を有する光トランシーバは、後述する実施形態で説明する例も適用することができる。
ここで、本システムにおける光通信方法について、補足する。本システムは、その波長設定処理を説明したように、次のような第1出力ステップ、第2出力ステップ、及び停止ステップを備えた光通信方法を実行することができる。この第1出力ステップは、第1光トランシーバ1が、第1光トランシーバ1と対向する第2光トランシーバ2との間の一芯双方向通信を行うための媒体となる光ファイバ3側に、第1光信号をその波長を切り替えながら出力する。この第2出力ステップは、第2光トランシーバ2が、第1光信号の波長が受信可能な波長となったとき、受信した第1光信号の波長を識別して、識別結果に基づいて決定した波長を有する第2光信号を光ファイバ3側に出力する。この停止ステップは、第1光トランシーバ1が、光ファイバ3側から第2光信号を受信したとき、第1光信号の波長の切り替えを停止する。その他の例については上述した通りであり、また後述する実施形態で説明する例も適用することができる。
<実施形態2>
実施形態2について、図4~図6を併せて参照しながら、実施形態1との相違点を中心に説明するが、実施形態1で説明した様々な例が適用できる。図4は、実施形態2に係る光通信システムの一構成例を示すブロック図で、図5は、図4の光通信システムにおける光トランシーバにおいて記憶される対応テーブルの一例を示す図である。
に示すように、本実施形態に係る光通信システム(以下、本システム)は、第1端局10と第2端局20とが単一の光ファイバ3で接続されている。そして、第1端局10は、n台(nは正の整数)の光トランシーバ11-1~11-nと、それらに接続された第1合分波器12と、を備える。第2端局20は、n台の光トランシーバ21-1~21-nと、それらに接続された第2合分波器22と、を備える。以下では、光トランシーバ11-1~11-nについて区別無く説明を行う場合には光トランシーバ11として説明し、光トランシーバ21-1~21-nについて区別無く説明を行う場合には光トランシーバ21として説明する。
光ファイバ3は、第1合分波器12と第2合分波器22との間に配置されることになる。第1合分波器12、第2合分波器22はいずれも、例えばAWG(Arrayed Waveguide Grating)等とすることができる。そして、対向する光トランシーバ11,21間では、第1合分波器12及び第2合分波器22を介した光信号の送受信が行われる。各光トランシーバ11,21から出力される光信号は、合波された後に光ファイバ網の光ファイバ3を伝送し、対向する局の合分波器にて分波された後に対向する光トランシーバ21,11にて受信されることになる。逆方向の通信についても同様である。
また、光トランシーバ11-1が交換又は増設により新たに接続される第1端局10側の光トランシーバであり、接続済みの光トランシーバ21-nがその第1光トランシーバ11-1に対向する第2端局20側の光トランシーバである場面について説明する。つまり、光トランシーバ11-2~11-nが第1合分波器12の各ポートに接続済みで且つ光トランシーバ21-1~21-nが第2合分波器22の各ポートに接続済みの状態において、新たに第1トランシーバ11-1が接続される場面について説明する。なお、同時に複数台の光トランシーバを新たに接続した場合でも、それに対向する光トランシーバが接続されていれば、同様に以下の説明が援用できる。
例えば、第1光トランシーバ11-1の構成は図2の第1光トランシーバ1と同様とすることができ、第2光トランシーバ21-nの構成は図2の第2光トランシーバ2と同様とすることができるが、いずれの構成も両機能を有するものとすることができる。また、他の光トランシーバ11-2~11-n,21-1~21-(n-1)についても同様である。つまり、これらの光トランシーバについては、第1端局10側の光トランシーバとそれに対向する第2端局20側の光トランシーバとのうち、いずれか一方が図2の第1光トランシーバ1の機能を、他方が図2の第2光トランシーバ2の機能を有することができる。また、これらの光トランシーバのいずれも、両機能を有することができる。
第1光トランシーバ11-1は、接続する第1合分波器12のポートに応じて、送受信可能な波長が決定される。ここで、第1光トランシーバ11-1が接続される第1合分波器12のポートで送信可能な波長(送信波長、つまり出力波長)をλ1、そのポートで受信可能な波長(受信波長、つまり入力波長)をλ2とする。つまり、第1合分波器12は、第1光トランシーバ11-1から波長λ1の光信号を入力可能で且つ第1光トランシーバ11-1に波長λ2の光信号を出力可能であるポートを有するものとする。
第1光トランシーバ11-1は、複数の波長のうち1つを選択し、例えば所定間隔で、順次切り替えて光信号を出力可能な構成を有する。上述したように、第1合分波器12において各ポートに入出力可能な波長は固定であり、また互いに異なるものとする。なお、他の光トランシーバ11-2~11-nが接続される各ポートは、λ1,λ2と異なり且つ互いに異なる送信波長の光信号及び受信波長が透過可能となっている。
第2光トランシーバ21-nは、接続する第2合分波器22のポートに応じて、送受信可能な波長が決定される。ここでは、第2光トランシーバ21-nが第1光トランシーバ11-1と対向して通信を行う光トランシーバである場合を説明しているため、その送信波長がλ2、その受信波長がλ1となる。つまり、第2合分波器22は、第2光トランシーバ21-nから波長λ2の光信号を入力可能で且つ第2光トランシーバ21-nに波長λ1の光信号を出力可能であるポートを有する。第2合分波器22においても、各ポートに入出力可能な波長は固定であり、また互いに異なるものとする。
そして、第2光トランシーバ21-nは、第1光トランシーバ11-1から入力する第1光信号の波長を識別し、識別した波長に基づいて自身が出力すべき波長を決定し、その波長の光信号(第2光信号)を出力する。また、第1光トランシーバ11-1は、第2光信号を受信したことをもって、波長の切り替えを停止する(λ1で固定する)。
本実施形態では、第1光トランシーバ11-1は、第1光信号に第1光信号の波長を示す情報(第1情報)を含めて光ファイバ3側に出力するように構成することができる。図2の例では、光出力部1bが第1光信号に第1情報を含めて光ファイバ3側に出力する。第1情報は、第1光信号の例えばヘッダ情報などとして含めておくことができる。このように、本実施形態では、第1光信号には出力時の波長が含まれているようにすることができる。
第1光トランシーバ11-1に対向する第2光トランシーバ21-nは、受信した第1光信号の波長を第1情報に基づいて識別することができ、その識別結果に基づいて波長を決定することができる。図2の例では、制御部2aが第1光トランシーバ11-1から受信した第1光信号の波長を、第1光信号に含まれる情報に基づいて識別する。
また、第2光トランシーバ21-nは、受信波長(入力波長)と送信波長(出力波長)との対応関係を記憶する記憶部を有することが好ましい。この記憶部は、例えば図2の制御部2aに備えることができる。また、対応関係は、例えば図5に示すテーブル50のようなテーブルとして記憶させておくことができる。テーブル50では、λ1-1とλ2-1が対応し、λ1-2とλ2-2が対応するなどの対応関係が記述されている。
そして、第2光トランシーバ21-n、例えばその制御部2aは、上記識別結果及び上記対応関係に基づいて、上記識別結果が示す波長と一致する受信波長に対応した送信波長を、第2光信号の波長として決定するように構成することができる。
次に、図6を併せて参照しながら、本実施形態に係る光通信システムにおける波長設定処理の一例について説明する。図6は、この波長設定処理の一例を説明するためのフロー図である。なお、時系列を示すため、図6では図3と異なる記載方法でフローを図示している。
まず、第1光トランシーバ11-1が第1合分波器12に接続されると、第1光トランシーバ11-1が、複数の波長のうち1つを選択し、選択した波長を示す情報を含めた第1光信号を出力する(ステップS11)。次いで、第1光トランシーバ11-1は、対向する第2光トランシーバ21-nから第2光信号を受信したか否かを判定し(ステップS12)、受信しなかった場合(NOの場合)、ステップS11に戻り次の波長を選択する(ステップS13)。ステップS12でYESとなった段階で、波長切替を停止(λ1-1で固定)する(ステップS13)。
第2光トランシーバ21-nは、ステップS11での波長の切り替え及び第1光信号の出力の結果、第1光信号の波長が特定の波長(λ1-1)となったとき、第1光信号を受信可能となる。よって、第2光トランシーバ21-nは、第1光信号を受信したか否かを判定する(ステップS21)。ステップS21でYESの場合、第2光トランシーバ21-nは、第1光信号に含まれる情報からその波長(λ1-1)を読み取り、テーブル50を参照してその波長に予め対応付けられた波長(λ2-1)を、出力波長に決定する(ステップS22)。次いで、第2光トランシーバ21-nは、この波長(λ2-1)を有する第2光信号を出力する(ステップS23)。
以上の説明から明らかなように、本実施形態によれば実施形態1による効果を奏し、あらに、対向する第2光トランシーバ21-nにおいて受信波長の判別を波長の解析などの処理に依らずとも簡単に行うことができる。また、本実施形態では、対向両側の波長情報を受け渡しするのではなく、片側の波長情報のみをトリガとしてもう一方の波長チューニングを行うことができる。さらに、本実施形態によれば、対応関係を記憶させておくことで、光トランシーバ11,21をどの端局側のどのポートに接続しても適切に波長設定を行うことができる。
以上の例では、第1合分波器12や第2合分波器22の各ポートが送受信ポートであることを前提として説明した。このような送受信ポートとしては、例えばBOSA(Bi-directional Optical Sub Assembly)が挙げられる。そして、以上の例では、このように合分波器と光トランシーバとが1芯で接続されることを前提として説明した。つまり、第1合分波器12は、第1光トランシーバ11-1に接続するための送受信ポートを有し、第2合分波器22は、第2光トランシーバ21-nに接続するための送受信ポートを有することを前提とした。この場合、上述したように、第1光トランシーバ11-1が接続された第1合分波器12の送受信ポートに応じて、第1光トランシーバ11-1で送受信可能な波長が規定されている。また、第2光トランシーバ21-nが接続された第2合分波器22の送受信ポートに応じて、第2光トランシーバ21-nで送受信可能な波長が規定されている。他の光トランシーバ11,21についても同様である。
一方で、送信ポートと受信ポートとは別々に構成し、合分波器と光トランシーバとを2芯で接続することもできる。例えば送信ポートはTOSA(Transmitter Optical Sub Assembly)、受信ポートはROSA(Receiver Optical Sub Assembly)とすることができる。つまり、第1合分波器12は第1光トランシーバ11-1に接続するための送信ポート及び受信ポートを有し、第2合分波器22は第2光トランシーバ21-nに接続するための送信ポート及び受信ポートを有することができる。この場合、第1光トランシーバ11-1が接続された第1合分波器12の送信ポート及び受信ポートに応じて、それぞれ第1光トランシーバ11-1から送信可能な波長及び第1光トランシーバ11-1で受信可能な波長が規定されている。また、第2光トランシーバ21-nが接続された第2合分波器22の送信ポート及び受信ポートに応じて、それぞれ第2光トランシーバ21-nから送信可能な波長及び第2光トランシーバ21-nで受信可能な波長が規定されている。他の光トランシーバ11,21についても同様である。
<実施形態3>
実施形態3について、図7及び図8を併せて参照しながら、実施形態2との相違点を中心に説明する。但し、実施形態3は、適宜、実施形態1,2で説明した様々な例が適用できる。図7及び図8は、実施形態3に係る光通信システムの一構成例を示すブロック図で、図7は対向する光トランシーバがない場合を示す例、図8は対向する光トランシーバが接続された時点を示す例である。
本実施形態では、図7に示すように、第1端局10側で第1光トランシーバ11-1を接続した場合に、それに対向する光トランシーバが第2端局20側に存在しない場合について説明する。
本実施形態における第1光トランシーバ11-1は、所定回数、波長の切り替えを実行しても光ファイバ3側から第2光信号を受信できなかった場合、第1光信号の出力を停止する。つまり、第1端局10と第2端局20における互いに対向する光トランシーバのうち、ポートに接続を行った側がこのようなスキャンを開始する。ここで、所定回数とは、波長のセットが10セットあった場合で例示すると、例えば(λ1-1~λ1-10の一巡となる10回であってもよいし、それより少ない2回や5回などであってもよいし、λ1-1~λ1-10のm巡(mは正の整数)であってもよい。そして、第2光信号を受信できなかった場合、第1光トランシーバ11-1は、第2端局20における、第1光トランシーバ11-に対向する光トランシーバが接続されることを待つスタンバイ状態となる。
このようなスタンバイ状態において(つまり第1光信号の出力の停止後に)、図8に示すように、スタンバイ状態の第1光トランシーバ11-1に対向する第2光トランシーバ21-nが接続された場合、次のような制御がなされる。即ち、接続された第2光トランシーバ21-nは、第2光信号を第2光信号の波長を切り替えながら光ファイバ3側に出力する。そして、第1光トランシーバ11-1は、第2光信号の波長が受信可能な波長となったとき、受信した第2光信号の波長を識別して、第1光信号として、識別結果に基づいて決定した波長を有する光信号を光ファイバ3側に出力する。さらに、図4に示した状態のようになったとき、つまり第2光トランシーバ21-nが光ファイバ3側から第1光信号を受信したとき、第2光トランシーバ21-nは第2光信号の波長の切り替えを停止する。
また、本実施形態においても、第2光トランシーバ21-nは、受信波長と送信波長との対応関係を記憶する記憶部を有することが望ましい。そして、第2光トランシーバ21-nは、上記識別結果及び上記対応関係に基づいて、上記識別結果が示す波長と一致する受信波長に対応した送信波長を、第2光信号の波長として決定することが望ましい。そして、本実施形態では、第1光トランシーバ11-1も同様に、上記対応関係を記憶する記憶部を有することが望ましい。そして、第1光トランシーバ11-1も同様に、上記識別結果及びその記憶部に記憶された上記対応関係に基づいて、上記識別結果が示す波長と一致する受信波長に対応した送信波長を、第1光信号の波長として決定することが望ましい。
以上、本実施形態によれば、第1又は第2の実施形態による効果に加えて、光トランシーバをポートに接続した時点でそれに対向する光トランシーバが接続されていなかった場合にも、その接続を待って波長設定を行うことができる。さらに、本実施形態によれば、対応関係を記憶させておくことで、光トランシーバ11,21をどの端局側のどのポートに接続しても適切に波長設定を行うことができる。
<他の実施形態>
上述した各実施形態では、光トランシーバの各部の機能について説明したが、光トランシーバとしてこれらの機能が実現できればよい。また、上述した各実施形態では、光通信システムの構成について例示したが、例示したものに限ったものではない。また、各実施形態において説明した様々な例は、適宜組み合わせることができる。
また、各実施形態に係る光トランシーバは、次のようなハードウェア構成を有することができる。図9は、各実施形態に係る光トランシーバの一部のハードウェア構成の一例を示す図である。
図9に示す光トランシーバ100は、プロセッサ101、メモリ102、及びインタフェース103を有する。インタフェース103は、図示しない光出力デバイス及び光入力デバイスとのインタフェースとすることができる。各実施形態で説明した各部の機能は、プロセッサ101がメモリ102に記憶されたプログラムを読み込んで、インタフェース103と協働しながら実行することにより実現される。このプログラムは、各実施形態で説明したプログラムとすることができる。
上述の例において、上記プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)を含む。さらに、この例は、CD-ROM(Read Only Memory)、CD-R、CD-R/Wを含む。さらに、この例は、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、上記プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
なお、本開示は上述した様々な実施形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。また、本開示は、それぞれの実施形態を適宜組み合わせて実施されてもよい。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
<付記>
(付記1)
第1光信号を出力する第1光トランシーバと、
前記第1光トランシーバと対向し、第2光信号を出力する第2光トランシーバと、
前記第1光トランシーバと前記第2光トランシーバとの間の一芯双方向通信を行うための媒体となる光ファイバと、
を備え、
前記第1光トランシーバは、前記第1光信号を前記第1光信号の波長を切り替えながら前記光ファイバ側に出力し、
前記第2光トランシーバは、前記第1光信号の波長が受信可能な波長となったとき、受信した前記第1光信号の波長を識別して、前記第2光信号として、識別結果に基づいて決定した波長を有する光信号を前記光ファイバ側に出力し、
前記第1光トランシーバは、前記光ファイバ側から前記第2光信号を受信したとき、前記第1光信号の波長の切り替えを停止する、
光通信システム。
(付記2)
前記第1光トランシーバは、前記第1光信号に前記第1光信号の波長を示す情報を含めて前記光ファイバ側に出力し、
前記第2光トランシーバは、受信した前記第1光信号の波長を前記情報に基づいて識別する、
付記1に記載の光通信システム。
(付記3)
前記第2光トランシーバは、受信波長と送信波長との対応関係を記憶する記憶部を有し、前記識別結果及び前記対応関係に基づいて、前記識別結果が示す波長と一致する受信波長に対応した送信波長を、前記第2光信号の波長として決定する、
付記1又は2に記載の光通信システム。
(付記4)
前記第1光トランシーバは、所定回数、波長の切り替えを実行しても前記光ファイバ側から前記第2光信号を受信できなかった場合、前記第1光信号の出力を停止し、
前記第1光信号の出力の停止後に前記第2光トランシーバが接続された場合、
接続された前記第2光トランシーバは、前記第2光信号を前記第2光信号の波長を切り替えながら前記光ファイバ側に出力し、
前記第1光トランシーバは、前記第2光信号の波長が受信可能な波長となったとき、受信した前記第2光信号の波長を識別して、前記第1光信号として、識別結果に基づいて決定した波長を有する光信号を前記光ファイバ側に出力し、
前記第2光トランシーバは、前記光ファイバ側から前記第1光信号を受信したとき、前記第2光信号の波長の切り替えを停止する、
付記1又は2に記載の光通信システム。
(付記5)
前記第2光トランシーバは、受信波長と送信波長との対応関係を記憶する記憶部を有し、前記識別結果及び前記対応関係に基づいて、前記識別結果が示す波長と一致する受信波長に対応した送信波長を、前記第2光信号の波長として決定し、
前記第1光トランシーバは、前記対応関係を記憶する記憶部を有し、前記識別結果及び前記対応関係に基づいて、前記識別結果が示す波長と一致する受信波長に対応した送信波長を、前記第1光信号の波長として決定する、
付記4に記載の光通信システム。
(付記6)
前記第1光トランシーバに接続するための送信ポート及び受信ポートを有する第1合分波器と、前記第2光トランシーバに接続するための送信ポート及び受信ポートを有する第2合分波器と、を備え、
前記光ファイバは、前記第1合分波器と前記第2合分波器との間に配置され、
前記第1光トランシーバが接続された前記第1合分波器の送信ポート及び受信ポートに応じて、それぞれ前記第1光トランシーバから送信可能な波長及び前記第1光トランシーバで受信可能な波長が規定され、
前記第2光トランシーバが接続された前記第2合分波器の送信ポート及び受信ポートに応じて、それぞれ前記第2光トランシーバから送信可能な波長及び前記第2光トランシーバで受信可能な波長が規定されている、
付記1~5のいずれか1項に記載の光通信システム。
(付記7)
前記第1光トランシーバに接続するための送受信ポートを有する第1合分波器と、前記第2光トランシーバに接続するための送受信ポートを有する第2合分波器と、を備え、
前記光ファイバは、前記第1合分波器と前記第2合分波器との間に配置され、
前記第1光トランシーバが接続された前記第1合分波器の送受信ポートに応じて、前記第1光トランシーバで送受信可能な波長が規定され、
前記第2光トランシーバが接続された前記第2合分波器の送受信ポートに応じて、前記第2光トランシーバで送受信可能な波長が規定されている、
付記1~5のいずれか1項に記載の光通信システム。
(付記8)
自機と対向する他の光トランシーバとの間の一芯双方向通信を行うための媒体となる光ファイバ側に、第1光信号を出力する光出力部と、
前記光出力部で出力する前記第1光信号の波長を切り替える制御部と、
前記他の光トランシーバが前記第1光信号を受信したときに出力した、前記第1光信号の波長に予め対応付けられた波長の第2光信号を、前記光ファイバ側から入力する光入力部と、
を備え、
前記制御部は、前記光入力部で前記第2光信号を受信したとき、前記第1光信号の波長の切り替えを停止する、
光トランシーバ。
(付記9)
前記光出力部は、前記第1光信号に前記第1光信号の波長を示す情報を含めて前記光ファイバ側に出力する、
付記8に記載の光トランシーバ。
(付記10)
自機と対向する他の光トランシーバとの間の一芯双方向通信を行うための媒体となる光ファイバ側から、波長を切り替えながら出力された第1光信号を入力する光入力部と、
前記光入力部で受信できた前記第1光信号の波長を識別して、識別結果に基づいて送信波長を決定する制御部と、
前記制御部で決定された前記送信波長を有する第2光信号を、前記光ファイバ側に出力する光出力部と、
を備えた、
光トランシーバ。
(付記11)
前記制御部は、前記他の光トランシーバから受信した前記第1光信号の波長を、前記第1光信号に含まれる情報に基づいて識別する、
付記10に記載の光トランシーバ。
(付記12)
前記制御部は、受信波長と送信波長との対応関係を記憶する記憶部を有し、前記識別結果及び前記対応関係に基づいて、前記識別結果が示す波長と一致する受信波長に対応した送信波長を、前記第2光信号の送信波長として決定する、
付記10又は11に記載の光トランシーバ。
(付記13)
自機と対向する他の光トランシーバとの間の一芯双方向通信を行うための媒体となる光ファイバ側に、第1光信号を出力する光出力部と、
前記光出力部で出力する前記第1光信号の波長を切り替える制御部と、
前記他の光トランシーバが前記第1光信号を受信したときに出力した、前記第1光信号の波長に予め対応付けられた波長の第2光信号を、前記光ファイバ側から入力する光入力部と、
を備え、
前記制御部は、前記光入力部で前記第2光信号を受信したとき、前記第1光信号の波長の切り替えを停止し、
前記光入力部は、前記光ファイバ側から、波長を切り替えながら出力された第3光信号を入力し、
前記制御部は、前記光入力部で受信できた前記第3光信号の波長を識別して、識別結果に基づいて送信波長を決定し、
前記光出力部は、前記制御部で決定された前記送信波長を有する第4光信号を、前記光ファイバ側に出力し、
前記光入力部で受信できる前記第3光信号の波長は、前記第2光信号の波長であり、
前記制御部で決定される前記第4光信号の波長は、前記他の光トランシーバが受信できる前記第1光信号の波長である、
光トランシーバ。
(付記14)
前記光出力部は、前記第1光信号に前記第1光信号の波長を示す情報を含めて前記光ファイバ側に出力し、
前記制御部は、前記光入力部で受信できた前記第3光信号の波長を、前記第3光信号に含まれる情報に基づいて識別する、
付記13に記載の光トランシーバ。
(付記15)
前記光出力部は、所定回数、波長の切り替えを実行しても前記光ファイバ側から前記第2光信号を受信できなかった場合、前記第1光信号の出力を停止し、
前記制御部は、前記第1光信号の出力の停止後に、前記光入力部で前記第3光信号を受信できた場合に、前記光入力部で受信できた前記第3光信号の波長を識別する、
付記13又は14に記載の光トランシーバ。
(付記16)
前記制御部は、受信波長と送信波長との対応関係を記憶する記憶部を有し、前記識別結果及び前記対応関係に基づいて、前記識別結果が示す波長と一致する受信波長に対応した送信波長を、前記第4光信号の波長として決定する、
付記13~15のいずれか1項に記載の光トランシーバ。
(付記17)
前記光ファイバは、前記光トランシーバに接続するための送信ポート及び受信ポートを有する第1合分波器と、前記他の光トランシーバに接続するための送信ポート及び受信ポートを有する第2合分波器と、の間に配置され、
前記光トランシーバが接続された前記第1合分波器の送信ポート及び受信ポートに応じて、それぞれ前記光トランシーバから送信可能な波長及び前記光トランシーバで受信可能な波長が規定され、
前記他の光トランシーバが接続された前記第2合分波器の送信ポート及び受信ポートに応じて、それぞれ前記他の光トランシーバから送信可能な波長及び前記他の光トランシーバで受信可能な波長が規定されている、
付記8~16のいずれか1項に記載の光トランシーバ。
(付記18)
前記光ファイバは、前記光トランシーバに接続するための送受信ポートを有する第1合分波器と、前記他の光トランシーバに接続するための送受信ポートを有する第2合分波器と、の間に配置され、
前記光トランシーバが接続された前記第1合分波器の送受信ポートに応じて、前記光トランシーバで送受信可能な波長が規定され、
前記他の光トランシーバが接続された前記第2合分波器の送受信ポートに応じて、前記他の光トランシーバで送受信可能な波長が規定されている、
付記8~16のいずれか1項に記載の光トランシーバ。
(付記19)
第1光トランシーバが、前記第1光トランシーバと対向する第2光トランシーバとの間の一芯双方向通信を行うための媒体となる光ファイバ側に、第1光信号を前記第1光信号の波長を切り替えながら出力する第1出力ステップと、
前記第2光トランシーバが、前記第1光信号の波長が受信可能な波長となったとき、受信した前記第1光信号の波長を識別して、識別結果に基づいて決定した波長を有する第2光信号を前記光ファイバ側に出力する第2出力ステップと、
前記第1光トランシーバが、前記光ファイバ側から前記第2光信号を受信したとき、前記第1光信号の波長の切り替えを停止するステップと、
を備えた、光通信方法。
(付記20)
前記第1出力ステップは、前記第1光信号に前記第1光信号の波長を示す情報を含めて前記光ファイバ側に出力し、
前記第2出力ステップは、受信した前記第1光信号の波長を前記情報に基づいて識別する、
付記19に記載の光通信方法。
(付記21)
前記第2出力ステップは、受信波長と送信波長との対応関係及び前記識別結果に基づいて、前記識別結果が示す波長と一致する受信波長に対応した送信波長を、前記第2光信号の波長として決定する、
付記19又は20に記載の光通信方法。
(付記22)
前記第1光トランシーバが、所定回数、波長の切り替えを実行しても前記光ファイバ側から前記第2光信号を受信できなかった場合、前記第1光信号の出力を停止するステップと、
前記第1光信号の出力の停止後に前記第2光トランシーバが接続された場合、接続された前記第2光トランシーバが、前記第2光信号を前記第2光信号の波長を切り替えながら前記光ファイバ側に出力する第3出力ステップと、
前記第1光トランシーバが、前記第2光信号の波長が受信可能な波長となったとき、受信した前記第2光信号の波長を識別して、前記第1光信号として、識別結果に基づいて決定した波長を有する光信号を前記光ファイバ側に出力する第4出力ステップと、
前記第2光トランシーバが、前記光ファイバ側から前記第1光信号を受信したとき、前記第2光信号の波長の切り替えを停止するステップと、
を備えた、付記19又は20に記載の光通信方法。
(付記23)
前記第2出力ステップは、受信波長と送信波長との対応関係及び前記識別結果に基づいて、前記識別結果が示す波長と一致する受信波長に対応した送信波長を、前記第2光信号の波長として決定し、
前記第4出力ステップは、前記対応関係及び前記識別結果に基づいて、前記識別結果が示す波長と一致する受信波長に対応した送信波長を、前記第1光信号の波長として決定する、
付記22に記載の光通信方法。
(付記24)
前記光ファイバは、前記第1光トランシーバに接続するための送信ポート及び受信ポートを有する第1合分波器と、前記第2光トランシーバに接続するための送信ポート及び受信ポートを有する第2合分波器と、の間に配置され、
前記第1光トランシーバが接続された前記第1合分波器の送信ポート及び受信ポートに応じて、それぞれ前記第1光トランシーバから送信可能な波長及び前記第1光トランシーバで受信可能な波長が規定され、
前記第2光トランシーバが接続された前記第2合分波器の送信ポート及び受信ポートに応じて、それぞれ前記第2光トランシーバから送信可能な波長及び前記第2光トランシーバで受信可能な波長が規定されている、
付記19~23のいずれか1項に記載の光通信方法。
(付記25)
前記光ファイバは、前記第1光トランシーバに接続するための送受信ポートを有する第1合分波器と、前記第2光トランシーバに接続するための送受信ポートを有する第2合分波器と、の間に配置され、
前記第1光トランシーバが接続された前記第1合分波器の送受信ポートに応じて、前記第1光トランシーバで送受信可能な波長が規定され、
前記第2光トランシーバが接続された前記第2合分波器の送受信ポートに応じて、前記第2光トランシーバで送受信可能な波長が規定されている、
付記19~23のいずれか1項に記載の光通信方法。
(付記26)
光トランシーバが備える制御コンピュータに、
前記光トランシーバと対向する他の光トランシーバとの間の一芯双方向通信を行うための媒体となる光ファイバ側に出力する第1光信号の波長を切り替える切替ステップと、
前記他の光トランシーバが前記第1光信号を受信したときに出力した、前記第1光信号の波長に予め対応付けられた波長の第2光信号を受信したとき、前記第1光信号の波長の切り替えを停止するステップと、
を実行させるためのプログラム。
(付記27)
前記切替ステップは、前記第1光信号に前記第1光信号の波長を示す情報を含めるステップを含む、
付記26に記載のプログラム。
(付記28)
光トランシーバが備える制御コンピュータに、
前記光トランシーバと対向する他の光トランシーバとの間の一芯双方向通信を行うための媒体となる光ファイバ側から、波長を切り替えながら出力された第1光信号を受信したとき、受信した前記第1光信号の波長を識別する識別ステップと、
前記識別ステップでの識別結果に基づいて送信波長を決定する決定ステップと、
前記決定ステップで決定された前記送信波長になるように、前記光ファイバ側に出力させる第2光信号の波長を切り替える切替ステップと、
を実行させるためのプログラム。
(付記29)
前記識別ステップは、前記他の光トランシーバから受信した前記第1光信号の波長を、前記第1光信号に含まれる情報に基づいて識別する、
付記28に記載のプログラム。
(付記30)
前記決定ステップは、受信波長と送信波長との対応関係及び前記識別結果に基づいて、前記識別結果が示す波長と一致する受信波長に対応した送信波長を、前記第2光信号の送信波長として決定する、
付記28又は29に記載のプログラム。
(付記31)
光トランシーバが備える制御コンピュータに、
前記光トランシーバと対向する他の光トランシーバとの間の一芯双方向通信を行うための媒体となる光ファイバ側に出力する第1光信号の波長を切り替える第1切替ステップと、
前記他の光トランシーバが前記第1光信号を受信したときに出力した、前記第1光信号の波長に予め対応付けられた波長の第2光信号を受信したとき、前記第1光信号の波長の切り替えを停止するステップと、
前記光ファイバ側から、波長を切り替えながら出力された第3光信号を受信したとき、受信した前記第3光信号の波長を識別する識別ステップと、
前記識別ステップでの識別結果に基づいて送信波長を決定する決定ステップと、
前記決定ステップで決定された前記送信波長になるように、前記光ファイバ側に出力させる第4光信号の波長を切り替える第2切替ステップと、
を実行させるためのプログラムであり、
前記光ファイバ側から受信できる前記第3光信号の波長は、前記第2光信号の波長であり、
前記決定ステップで決定される前記第4光信号の波長は、前記他の光トランシーバが受信できる前記第1光信号の波長である、
プログラム。
(付記32)
前記第1切替ステップは、前記第1光信号に前記第1光信号の波長を示す情報を含めるステップを含み、
前記識別ステップは、前記他の光トランシーバから受信した前記第3光信号の波長を、前記第3光信号に含まれる情報に基づいて識別する、
付記31に記載のプログラム。
(付記33)
前記第1切替ステップは、所定回数、波長の切り替えを実行しても前記光ファイバ側から前記第2光信号を受信できなかった場合、前記第1光信号の出力を停止するステップを含み、
前記識別ステップは、前記第1光信号の出力の停止後に、前記光ファイバ側から前記第3光信号を受信できた場合に、受信できた前記第3光信号の波長を識別する、
付記31又は32に記載のプログラム。
(付記34)
前記決定ステップは、受信波長と送信波長との対応関係及び前記識別結果に基づいて、前記識別結果が示す波長と一致する受信波長に対応した送信波長を、前記第4光信号の波長として決定する、
付記31~33のいずれか1項に記載のプログラム。
以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記によって限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2019年3月27日に出願された日本出願特願2019-061886を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
1、11-1 第1光トランシーバ
1a、2a 制御部
1b、2b 光出力部
1c、2c 光入力部
2、21-n 第2光トランシーバ
3 光ファイバ
10 第1端局
11、11-2、11-n 第1端局側の光トランシーバ
12 第1合分波器
20 第2端局
21、21-2 第端局側の光トランシーバ
22 第2合分波器
50 テーブル
100 光トランシーバ
101 プロセッサ
102 メモリ
103 インタフェース

Claims (9)

  1. 第1光信号を出力する第1光トランシーバと、
    前記第1光トランシーバと対向し、第2光信号を出力する第2光トランシーバと、
    前記第1光トランシーバと前記第2光トランシーバとの間の一芯双方向通信を行うための媒体となる光ファイバと、
    を備え、
    前記第1光トランシーバは、前記第1光信号を前記第1光信号の波長を切り替えながら前記光ファイバ側に出力し、
    前記第2光トランシーバは、前記第1光信号の波長が受信可能な波長となったとき、受信した前記第1光信号の波長を識別して、前記第2光信号として、識別結果に基づいて決定した波長を有する光信号を前記光ファイバ側に出力し、
    前記第1光トランシーバは、前記光ファイバ側から前記第2光信号を受信したとき、前記第1光信号の波長の切り替えを停止
    前記第1光トランシーバは、所定回数、波長の切り替えを実行しても前記光ファイバ側から前記第2光信号を受信できなかった場合、前記第1光信号の出力を停止し、
    前記第1光信号の出力の停止後に前記第2光トランシーバが接続された場合、
    接続された前記第2光トランシーバは、前記第2光信号を前記第2光信号の波長を切り替えながら前記光ファイバ側に出力し、
    前記第1光トランシーバは、前記第2光信号の波長が受信可能な波長となったとき、受信した前記第2光信号の波長を識別して、前記第1光信号として、識別結果に基づいて決定した波長を有する光信号を前記光ファイバ側に出力し、
    前記第2光トランシーバは、前記光ファイバ側から前記第1光信号を受信したとき、前記第2光信号の波長の切り替えを停止する、
    光通信システム。
  2. 前記第1光トランシーバは、前記第1光信号に前記第1光信号の波長を示す情報を含めて前記光ファイバ側に出力し、
    前記第2光トランシーバは、受信した前記第1光信号の波長を前記情報に基づいて識別する、
    請求項1に記載の光通信システム。
  3. 前記第2光トランシーバは、受信波長と送信波長との対応関係を記憶する記憶手段を有し、前記識別結果及び前記対応関係に基づいて、前記識別結果が示す波長と一致する受信波長に対応した送信波長を、前記第2光信号の波長として決定
    前記第1光トランシーバは、前記対応関係を記憶する記憶手段を有し、前記識別結果及び前記対応関係に基づいて、前記識別結果が示す波長と一致する受信波長に対応した送信波長を、前記第1光信号の波長として決定する、
    請求項1又は2に記載の光通信システム。
  4. 自機と対向する他の光トランシーバとの間の一芯双方向通信を行うための媒体となる光ファイバ側に、第1光信号を出力する光出力手段と、
    前記光出力手段で出力する前記第1光信号の波長を切り替える制御手段と、
    前記他の光トランシーバが前記第1光信号を受信したときに出力した、前記第1光信号の波長に予め対応付けられた波長の第2光信号を、前記光ファイバ側から入力する光入力手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記光入力手段で前記第2光信号を受信したとき、前記第1光信号の波長の切り替えを停止
    前記光出力手段は、所定回数、波長の切り替えを実行しても前記光ファイバ側から前記第2光信号を受信できなかった場合、前記第1光信号の出力を停止し、
    前記制御手段は、前記第1光信号の出力の停止後に前記第2光信号の波長が受信可能な波長となったとき、受信した前記第2光信号の波長を識別し、
    前記光出力手段は、識別結果に基づいて決定した波長を有する光信号を、前記第1光信号として前記光ファイバ側に出力する、
    光トランシーバ。
  5. 自機と対向する他の光トランシーバとの間の一芯双方向通信を行うための媒体となる光ファイバ側から、波長を切り替えながら出力された第1光信号を入力する光入力手段と、
    前記光入力手段で受信できた前記第1光信号の波長を識別して、識別結果に基づいて送信波長を決定する制御手段と、
    前記制御手段で決定された前記送信波長を有する第2光信号を、前記光ファイバ側に出力する光出力手段と、
    を備え
    前記第1光信号の出力の停止後に前記自機が接続された場合、前記光出力手段が前記第2光信号を前記第2光信号の波長を切り替えながら前記光ファイバ側に出力し、前記光入力手段が前記光ファイバ側から前記第1光信号を受信したとき、前記制御手段が前記第2光信号の波長の切り替えを停止する、
    光トランシーバ。
  6. 自機と対向する他の光トランシーバとの間の一芯双方向通信を行うための媒体となる光ファイバ側に、第1光信号を出力する光出力手段と、
    前記光出力手段で出力する前記第1光信号の波長を切り替える制御手段と、
    前記他の光トランシーバが前記第1光信号を受信したときに出力した、前記第1光信号の波長に予め対応付けられた波長の第2光信号を、前記光ファイバ側から入力する光入力手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記光入力手段で前記第2光信号を受信したとき、前記第1光信号の波長の切り替えを停止し、
    前記光入力手段は、前記光ファイバ側から、波長を切り替えながら出力された第3光信号を入力し、
    前記制御手段は、前記光入力手段で受信できた前記第3光信号の波長を識別して、識別結果に基づいて送信波長を決定し、
    前記光出力手段は、前記制御手段で決定された前記送信波長を有する第4光信号を、前記光ファイバ側に出力し、
    前記光入力手段で受信できる前記第3光信号の波長は、前記第2光信号の波長であり、
    前記制御手段で決定される前記第4光信号の波長は、前記他の光トランシーバが受信できる前記第1光信号の波長である、
    光トランシーバ。
  7. 第1光トランシーバが、前記第1光トランシーバと対向する第2光トランシーバとの間の一芯双方向通信を行うための媒体となる光ファイバ側に、第1光信号を前記第1光信号の波長を切り替えながら出力する第1出力ステップと、
    前記第2光トランシーバが、前記第1光信号の波長が受信可能な波長となったとき、受信した前記第1光信号の波長を識別して、識別結果に基づいて決定した波長を有する第2光信号を前記光ファイバ側に出力する第2出力ステップと、
    前記第1光トランシーバが、前記光ファイバ側から前記第2光信号を受信したとき、前記第1光信号の波長の切り替えを停止するステップと、
    前記第1光トランシーバが、所定回数、波長の切り替えを実行しても前記光ファイバ側から前記第2光信号を受信できなかった場合、前記第1光信号の出力を停止するステップと、
    前記第1光信号の出力の停止後に前記第2光トランシーバが接続された場合、
    接続された前記第2光トランシーバが、前記第2光信号を前記第2光信号の波長を切り替えながら前記光ファイバ側に出力し、
    前記第1光トランシーバが、前記第2光信号の波長が受信可能な波長となったとき、受信した前記第2光信号の波長を識別して、前記第1光信号として、識別結果に基づいて決定した波長を有する光信号を前記光ファイバ側に出力し、
    前記第2光トランシーバが、前記光ファイバ側から前記第1光信号を受信したとき、前記第2光信号の波長の切り替えを停止するステップと、
    を備えた、光通信方法。
  8. 光トランシーバが備える制御コンピュータに、
    前記光トランシーバと対向する他の光トランシーバとの間の一芯双方向通信を行うための媒体となる光ファイバ側に出力する第1光信号の波長を切り替える切替ステップと、
    前記他の光トランシーバが前記第1光信号を受信したときに出力した、前記第1光信号の波長に予め対応付けられた波長の第2光信号を受信したとき、前記第1光信号の波長の切り替えを停止するステップと、
    所定回数、波長の切り替えを実行しても前記光ファイバ側から前記第2光信号を受信できなかった場合、前記第1光信号の出力を停止するステップと、
    前記第1光信号の出力の停止後に前記第2光信号の波長が受信可能な波長となったとき、受信した前記第2光信号の波長を識別して、前記第1光信号として、識別結果に基づいて決定した波長を有する光信号を前記光ファイバ側に出力するステップと、
    を実行させるためのプログラム。
  9. 光トランシーバが備える制御コンピュータに、
    前記光トランシーバと対向する他の光トランシーバとの間の一芯双方向通信を行うための媒体となる光ファイバ側から、波長を切り替えながら出力された第1光信号を受信したとき、受信した前記第1光信号の波長を識別する識別ステップと、
    前記識別ステップでの識別結果に基づいて送信波長を決定する決定ステップと、
    前記決定ステップで決定された前記送信波長になるように、前記光ファイバ側に出力させる第2光信号の波長を切り替える切替ステップと、
    前記第1光信号の出力の停止後に前記光トランシーバが接続された場合、前記第2光信号を前記第2光信号の波長を切り替えながら前記光ファイバ側に出力し、前記光ファイバ側から前記第1光信号を受信したとき、前記第2光信号の波長の切り替えを停止するステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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