JP7237875B2 - リスク管理システム、方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、原子力プラントにおけるリスク管理技術に関する。
原子力発電所のリスク管理における代表的な指標は炉心損傷頻度(CDF:Core Damage Frequency)である。CDFを十分に低い状態に維持することで、公衆の放射線障害リスク及び周辺の土地汚染リスクを抑制し、プラントの財産価値を保護する。このような原子力発電所のリスク管理方法として、プラントのリスク情報に基づいて設備のメンテナンス計画を支援するシステムが提案されている。なお、リスク評価の手法としては、確率論的リスク評価(PRA: Probabilistic Risk Assessment)が一般に用いられ、炉心損傷頻度の評価を対象としたPRAをレベル1PRAと呼ぶ。
また、事故時の公衆の放射線被ばくリスクを低減するために、原子力規制委員会が制定した原子力災害対策指針では、放射性物質の環境への放出前に公衆の予防的避難を行うこととしている。そして、原子力発電所の状態に対応した緊急時活動レベル(EAL: Emergency Action Level)に基づき、公衆の避難準備、実施を行う。
原子力事業者は、原子力発電所がEALに該当する状態になった場合、直ちに国に連絡を行い、国及び地方自治体は公衆の防護措置の準備、実施を行う。EAL到達の判断は種々の指標から構成されており、原子力事業者が適切にEALの判断を行うために、緊急時対応支援システム等にEAL到達を表示する機能の追加が提案されている。
特許第4550632号公報 特許第6596287号公報 特開2017-49153号公報 特許第6633313号公報
上述したように現在の原子力発電所のリスク管理における代表的な指標はCDFである。しかし、原子力発電所の事故による公衆の健康障害は、放射線に起因するものだけでなく、避難実施による身体的・精神的ストレスに起因するものが無視できない。このことは、福島第一原子力発電所の事故で明らかとなっている。
また、住民避難を伴う事態に陥った場合、結果として炉心損傷を回避し放射性物質の環境への放出が確認されなかったとしても、社会的に大きな混乱が生じることは想像に難くない。このように、原子力発電所が存在することによる社会的リスクは、直接的な放射線影響だけでないことは明らかであり、リスク管理にEALの視点を取り入れていくことは、原子力発電所が地域社会と共存していくうえで不可欠であると考えられる。
本発明の実施形態はこのような事情を考慮してなされたもので、個々の緊急時活動レベル(EAL)の到達頻度を管理することで公衆リスクを低減させることができるリスク管理技術を提供することを目的とする。
実施形態に係るリスク管理システムにおいて、緊急時活動レベルの判断基準を示すEAL区分を登録する第1登録部と、起因事象の進展を防止する一連の処置事項における成功/失敗の分岐を展開したイベントツリーを登録する第2登録部と、前記イベントツリーの前記分岐により展開された各々のシーケンスの終状態に前記EAL区分を関連付ける関連付け部と、各々の前記処置事項における前記失敗の原因事象を階層的に展開したフォールトツリーを登録する第3登録部と、前記フォールトツリーの末端に位置する前記原因事象の発生確率を入力し対応する前記処置事項における前記失敗の分岐確率を演算する演算部と、前記シーケンスに沿った前記分岐確率の各々に基づいて前記終状態に関連付けられた前記EAL区分の到達頻度を計算する計算部と、を備える。
本発明の実施形態によれば、個々の緊急時活動レベル(EAL)の到達頻度を管理することで公衆リスクを低減させることができるリスク管理技術が提供される。
本発明の第1実施形態に係るリスク管理システムのブロック図。 緊急時活動レベルの判断基準となるEAL区分を示すマトリックス表。 (A)CDF評価用のイベントツリーを示す図、(B)新設の処置事項が追加されたEAL評価用のイベントツリーを示す図。 フォールトツリーを示す図。 第2実施形態に係るリスク管理システムのブロック図。 第3実施形態に係るリスク管理システムのブロック図。 第4実施形態に係るリスク管理システムのブロック図。 実施形態に係るリスク管理方法及びリスク管理プログラムを説明するフローチャート。
(第1実施形態)
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。図1は本発明の第1実施形態に係るリスク管理システム10A(10)のブロック図である。図2は緊急時活動レベル(EAL:Emergency Action Level)の判断基準となるEAL区分35を示すマトリックス表である。図3(A)はCDF評価用のイベントツリー20a(20)を示す図である。図3(B)は新設の処置事項24xが追加されたEAL評価用のイベントツリー20b(20)を示す図である。図4はフォールトツリー30を示す図である。
図1に示すようにリスク管理システム10A(10)は、緊急時活動レベルの判断基準を示すEAL区分35(図2)を登録する第1登録部11と、起因事象の進展を防止する一連の処置事項24(24a,24b…)(図3)における成功/失敗の分岐27(27b、27c…)を展開したイベントツリー20a(図3(A))を登録する第2登録部12と、イベントツリー20aの分岐27により展開された各々のシーケンス26の終状態25にEAL区分35を関連付ける関連付け部15と、各々の処置事項24(図3)における失敗の原因事象31,31x(図4)を階層的に展開したフォールトツリー30を登録する第3登録部13と、フォールトツリー30の末端に位置する原因事象31xの発生確率P(P1,P2,P3…)を入力し対応する処置事項24における失敗の分岐確率Qを演算する演算部17と、シーケンス26に沿った分岐確率Qの各々に基づいて終状態25に関連付けられたEAL区分35の到達頻度Fを計算する計算部18と、を備えている。
図3(B)は、新設の処置事項24が追加されたEAL評価用のイベントツリー20bを示す図である。リスク管理システム10A(10)は、さらに、終状態25に関連付け不能なEAL区分35が関連付け可能となるよう新規の処置事項24xをイベントツリー20に追加し、シーケンス26を再展開する再展開部16(図1)を備えている。
緊急時活動レベル(EAL)とは、原子力施設において異常事象が発生した際、緊急事態を判断する基準を言う。図2に示すようにこの緊急事態は、施設の情報、放射線量等に基づき「警戒事態(AL:Alert)」、「施設敷地緊急事態(SE:Site Emergency)」及び「全面緊急事態(GE:General Emergency)」の3つに区分されている。
さらに緊急時活動レベル(EAL)は、発生事態がいずれのEAL区分35に該当するかの判断基準が項目分けして定義されている。なお以降において、特定のEAL区分35を指す場合は、図2のマトリックスの行を特定する項目番号と列を特定する記号を用いて、例えば、SE27,GE42のように示す。
警戒事態(AL)では、プラントの安全レベルが低下した場合、あるいは、その可能性があるような事象が発生した場合を判定基準とし、この場合、PAZ(予防的防護措置を準備する区域)内の災害時要援護者の避難の準備が開始される。
施設敷地緊急事態(SE)では、公衆を防護するために必要とされるプラントの機能が喪失した場合、あるいは、その可能性があるような事象が発生した場合を判定基準とし、この場合、PAZ内の災害時要援護者の避難が実施され、PAZ内住民の避難準備が実施される。
全面緊急事態(GE)では、炉心損傷若しくは燃料の溶融が発生した場合、あるいは、その可能性があるような事象が発生し、さらに格納容器の健全性を喪失する可能性がある事象が発生した場合を判定基準とし、この場合、PAZ内住民の避難が実施され、UPZ(緊急時防護措置を準備する区域)の屋内退避が実施される。
図1に戻って説明を続ける。
第1登録部11に登録されるEAL区分35は、図2に示される緊急時活動レベルのうち、少なくとも施設敷地緊急事態(SE)及び全面緊急事態(GE)に区分けされたものである。
第2登録部12に登録されるイベントツリー20は、確率論的リスク評価(PRA)に基づき、図3に示すように、起因事象の進展を防止する一連の処置事項24(24a,24b…)がヘディングされている。さらにイベントツリー20は、各々の処置事項24(24a,24b…)において、成功/失敗の分岐27(27b、27c…)を持つシーケンス26が展開されている。
図3(A)に例示されるイベントツリー20aは、レベル1PRAで炉心損傷頻度(CDF)を評価するために構築したものであって、シーケンス26の左端の起因事象として給水喪失の事象を出発端としている。そして、炉心損傷への進展を防止する複数の対策が、処置事項24(24a,24b…)として時系列にヘディングされている。そしてシーケンス26は、それぞれの処置事項24(24a,24b…)における対策の成功/失敗で分岐27して、終状態25まで展開されている。
ここで終状態25における「OK」は、起因事象から炉心損傷に至る事故の進展を防止することに成功したことを示し、「NG」は、その進展の防止が失敗したことを示している。なお、シーケンス26の左端の起因事象として給水喪失を例示しているが、確率論的リスク評価(PRA:Probabilistic Risk Assessment)に基づいて複数のその他の起因事象が定義される場合もある。
第3登録部13に登録されるフォールトツリー30は、各々の処置事項24(24a,24b…)における失敗の原因事象31,31xを階層的に展開したものである。図4に示されるフォールトツリー30は、階層の頂点の処置事項24bとして「高圧注水」が失敗するときの原因事象31,31xが、AND論理記号32及びOR論理記号33で結ばれて樹木状に展開されている。
フォールトツリー30の末端に位置する原因事象31xは、プラントを構成する機器の故障、人的過誤、外部要因及びその他の、処置事項24の「成功」に望ましくない事象である。フォールトツリー30は、頂点の処置事項24を「失敗」に導く原因事象31,31xを導き出して組み合わせ、末端に位置する原因事象31xの発生確率P(P1,P2,P3…)から頂点の処置事項24における失敗の分岐確率Qを演算するためのものである。
演算部17は、フォールトツリー30(図4)の末端に位置する原因事象31xの発生確率P(P1,P2,P3…)を入力し対応する(頂点の)処置事項24における失敗の分岐確率Qを演算する。複数存在する原因事象31xは、それぞれの発生確率Pがデータベース化されて蓄積されている。そして、演算部17は、第3登録部13からフォールトツリー30を呼び出して、さらにその末端の原因事象31xの発生確率Pをデータベースから呼び出して入力し、論理記号32,33に従って頂点の処置事項24の分岐確率Qを演算する。
計算部18は、図3(B)に示すようにシーケンス26に沿った失敗の分岐確率Q(Qx,Qb,Qc,Qe,…)の各々に基づいて終状態25に関連付けられたEAL区分35の到達頻度Fを計算する。具体的に、GE23、GE42、GE22の到達頻度Fは給水喪失頻度をFiとしたとき、それぞれ次のように表される。FGE23=Fi・Qx・(1-Qb)・Qe、FGE42=Fi・Qx・Qb・(1-Qc)、FGE22=Fi・Qx・Qb・Qc
関連付け部15(図1)は、イベントツリー20aの分岐27により展開された各々のシーケンス26の終状態25にEAL区分35を関連付ける。これにより、それぞれのEAL区分35の発生頻度Fを、他の目的(例えば、レベル1PRAでCDF評価)のために構築したイベントツリー20a(図3(A))をベースに評価することができる。つまり、イベントツリー20aの終状態25を炉心損傷の「OK」「NG」の評価から、EAL区分35に変更してSEまたはGEの発生頻度Fを評価することができる。
ところで、EAL区分35を終状態25に関連付けするに際し、例えば緩和機能の喪失など処置事項24に対応するSE、GEは直接関連付けられる。しかし、障壁喪失のように条件の組合せで成立するEALについては、条件を整理した上で終状態25に関連付ける必要がある。
深入りを避けて説明を簡単にするが、燃料被覆管障壁、原子炉冷却系障壁、原子炉格納容器障壁の3つの障壁については、各障壁の喪失判断基準(図示略)が示されている。これらのうち、2つの障壁の喪失または喪失可能性でSE42に該当し、2つの障壁喪失及び1つの障壁の喪失又は喪失可能性でGE42に該当する。
一例として、図3(A)に示す処置事項24aの給水機能喪失時に、原子炉格納容器隔離が失敗した場合を考えると、この時点で原子炉格納容器障壁が喪失する。その後、処置事項24bの原子炉への高圧注水に失敗し、処置事項24cの原子炉減圧に成功すると燃料のパーフォレーションにより格納容器放射線モニタの有意な上昇が生じる。この時点で燃料被覆管障壁と原子炉冷却系障壁が喪失したことになり、GE42が成立する。
図3(B)は、図3(A)に示すレベル1PRA用の炉心損傷を終状態としたCDF評価用のイベントツリー20aから、終状態25にEAL区分35を関連付けて変換したEAL評価用のイベントツリー20bである。さらに図3(B)は、新設の処置事項24xが追加されている。
再展開部16(図1)は、終状態25に関連付け不能なEAL区分35が関連付け可能となるよう新規の処置事項24xをイベントツリー20に追加し、シーケンス26を再展開する。このようにイベントツリー20bに新規の処置事項24x追加することで、原子炉格納容器隔離の失敗はPCV隔離失敗に、格納容器放射線モニタ指示値の有意な上昇は原子炉減圧成功に対応付けられる。
第1実施形態によれば、従来のレベル1PRAのCDF評価用のイベントツリー20aに加えて、EAL評価用のイベントツリー20b及びフォールトツリー30を整備し、個々のEAL区分35への到達頻度Fを評価する。このように、EAL区分への到達頻度Fをリスク指標の一つとしてモニタすることで、リスク管理及び種々の改善提案を、平時において合理的に行える。
(第2実施形態)
次に図5を参照して本発明における第2実施形態について説明する。図5は第2実施形態に係るリスク管理システム10B(10)のブロック図である。なお、図5において図1と共通の構成又は機能を有する部分は、同一符号で示し、重複する説明を省略する。
第2実施形態のリスク管理システム10Bは、第1実施形態のリスク管理システム10A(図1)の構成に加え、さらにフォールトツリー30の末端に位置する原因事象31xに関連するプロセス信号Sをプラント38から取得する取得部21を備えている。
プラント38に万が一の事故が発生した場合、この事故の進展に応じてフォールトツリー30の末端に位置する原因事象31xの発生確率Pも刻々と変化する。もしくは事故発生とは無関係の通常時においても、メンテナンスや不慮の故障により特定の機器が使用不全となり発生確率Pが変化する場合がある。この発生確率Pの変化量は、刻々と状態が変化するプラント38から取得されるプロセス信号Sを解析することで定量化することができる。そして、発生確率Pの変化に伴って、対応する処置事項24の分岐確率Qも変化する。
演算部17は、このプロセス信号Sに基づき更新部22で更新された発生確率Pを入力して分岐確率Qを再演算する。そして計算部18は、再演算された分岐確率Qに基づいて、到達頻度Fを再計算する。これにより第2実施形態では、プラント事故が発生したり通常時に特定機器が使用不全に陥ったりしても、イベントツリー20bの終状態25として規定されるEAL区分35の到達頻度Fの変化を、プロセス信号Sに基づいてリアルタイムに把握できる。
(第3実施形態)
次に図6を参照して本発明における第3実施形態について説明する。図6は第3実施形態に係るリスク管理システム10C(10)のブロック図である。なお、図6において図1と共通の構成又は機能を有する部分は、同一符号で示し、重複する説明を省略する。
第3実施形態のリスク管理システム10Cは、第1実施形態のリスク管理システム10A(図1)の構成に加え、さらにプラント38に施す対策に伴う原因事象31,31x(図4)の変更に基づいて再展開されたフォールトツリー30を再登録させる再登録部23を備えている。そして演算部17は、この再展開されたフォールトツリー30に基づいて分岐確率Qを再演算する。さらに計算部18は、再演算された分岐確率Qに基づいて、到達頻度Fを再計算する。
公衆リスク低減を目的として、通常時において、各々のEAL区分35の到達頻度Fが小さくなるようにプラント38の設計変更等の対策が検討されている。またプラント38に万が一の事故が発生した場合も、この事故の進展を抑制するため、予備電源を起動したりモバイル注水系を接続したりといった対策がプラント38に施される。このような対策により、到達頻度Fの計算及び分岐確率Qの演算の根拠となるフォールトツリー30の末端に位置する原因事象31xの構成が変更され、対応する処置事項24の分岐確率Qが変化する。
第3実施形態では、プラント38に設計変更等の対策を加えても、フォールトツリー30が再展開されるために、適切な分岐確率Qに基づいて、イベントツリー20bの終状態25として規定されるEAL区分35の到達頻度Fを正確に把握できる。これにより、プラント38に施される設計変更等の対策の効果を、予め確認することができる。
(第4実施形態)
次に図7を参照して本発明における第4実施形態について説明する。図7は第4実施形態に係るリスク管理システム10D(10)のブロック図である。なお、図7において図1と共通の構成又は機能を有する部分は、同一符号で示し、重複する説明を省略する。
第4実施形態のリスク管理システム10Dは、第1実施形態のリスク管理システム10A(図1)の構成に加え、さらにプロセス信号Sに基づいてイベントツリー20の処置事項24(図3)の成功/失敗の判定結果Rを出力する判定部37と、この判定結果Rに基づいてEAL区分35への到達タイミングTを推定する推定部28と、を備えている。
プラント38に万が一の事故が発生した場合、この事故の進展に応じてフォールトツリー30の一連の処置事項24(24a,24b…)も進展していく。これら処置事項24(24a,24b…)における成功/失敗の判定結果Rは、プラント38から取得されるプロセス信号Sに基づいて把握することができる。
そして、それぞれの処置事項24(24a,24b…)における成功/失敗の判定結果Rが出力されてから、対応するシーケンス26の終状態25であるEAL区分35に到達するまでには、時間余裕が存在する。EAL区分35への予想される到達タイミングTが推定部28から出力されることで、公衆に対して実施する放射線防護措置の予測可能性及び確実性を向上させることができる。
さらにリスク管理システム10Dは、判定結果R及び到達タイミングTに基づいてプラント38に施す対策に関する対策情報Jを提供するデータベース29を備えている。このデータベース29には、万が一発生した事故に備えて予め実施した事象進展評価の結果から、この事象進展の抑制に有効であると検討されたプラント38の対策情報Jが蓄積されている。
このデータベース29には、このように検討された複数の対策情報Jの各々が、判定結果R及び到達タイミングTに紐づけされて蓄積されている。なお、上記の第1登録部11、第2登録部12、第3登録部13及びデータベース29は、ハードウェアとして共通の又は別々のデータ記憶装置で構築することができる。
提案部36は、判定結果R及び到達タイミングTを入力すると、データベース29から対応するプラント38の対策情報Jを抽出して出力する。この情報Jは、事故・緊急時においてEAL区分35への到達防止のためのマネジメント支援に活用される。
各実施形態に係るリスク管理システムは、公衆避難による社会的リスクの抑制・低減の観点を取り入れたものである。これにより、通常時のプラント38が抱えるリスク状態の把握、この把握されたリスク情報に基づく保全計画の策定、規程・手順の見直し、安全性向上対策の選定に寄与することができる。さらに緊急事態が発生した時においても、EALの到達回避を目指したマネジメント支援をすることにより、公衆避難の実施を回避し、社会的リスクの発生を抑制することができる。これらにより、原子力発電プラントの社会的リスクを低減することができる。
図8のフローチャートに基づいて実施形態に係るリスク管理方法及びリスク管理プログラムを説明する。まず、EAL区分35(図2)及びイベントツリー20aを登録し(S11,S12)、イベントツリー20aのシーケンス26の終状態25に、EAL区分35を関連付ける(S13)。
次に、フォールトツリー30を登録し(S14)、このフォールトツリー30の末端に位置する原因事象31xの発生確率Pを入力し、対応する処置事項24における失敗の分岐確率Qを演算する(S15)。そして、シーケンス26に沿った分岐確率Qの各々に基づいて終状態25に関連付けられたEAL区分35の到達頻度Fを計算する(S16)。そして、平時においては(S17 No)、各々のEAL区分35の到達頻度Fが小さくなるように、さらなる安全性を向上させる対策の立案が繰り返される(S18→S11)。
そして、プラント38に事故が発生した場合は(S17 Yes)、フォールトツリー30の末端に位置する原因事象31xに関連するプロセス信号Sをプラント38から取得し(S19 Yes,S20)、この原因事象31xの発生確率Pを更新する(S21)。そして、上述した(S15,S16)と同じアルゴリズムで、更新した発生確率Pから分岐確率Qを再演算し、到達頻度Fを再計算する。これにより、プラント事故の発生後、時事刻々と変化するEAL区分35の到達頻度Fをリアルタイムに把握できる(S22 No→S15)。
事故の発生に伴いプラント38に対策を施した場合は(S22 Yes)、この対策に伴う原因事象31,31xの変更に基づいて再展開されたフォールトツリー30を再登録させる(S14)。そして、この再展開されたフォールトツリー30に基づいて分岐確率Qを再演算し(S15)、到達頻度Fを再計算する(S16)。そして、(S17 Yes)をキープして(S14)以降のフローを、プラントの事故が収束するまで繰り返す(S19 No END)。
また一方において、取得されたプロセス信号Sに基づいて(S20)、イベントツリー20の処置事項24(図3)の成功/失敗の判定結果Rが出力される(S31)。そして、この判定結果Rに基づいてEAL区分35への到達タイミングTが推定される(S32)。さらに、これら判定結果R及び到達タイミングTに基づいてデータベース29からプラント38の対策情報Jが提供され、この対策情報Jに基づいてプラント38に対策を施す(S33→S22 Yes)。そして上述したフローが、プラントの事故が収束するまで繰り返される(S19 No END)。
以上述べた少なくともひとつの実施形態のリスク管理システムによれば、個々の緊急時活動レベル(EAL)の到達頻度を管理することで、公衆リスクを低減させることができるリスク管理技術を提供することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組み合わせを行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
以上説明したリスク管理システムは、専用のチップ、FPGA(Field Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)、又はCPU(Central Processing Unit)などのプロセッサを高集積化させた制御装置と、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などの記憶装置と、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などの外部記憶装置と、ディスプレイなどの表示装置と、マウスやキーボードなどの入力装置と、通信I/Fとを、備えており、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成で実現できる。
またリスク管理システムで実行されるプログラムは、ROM等に予め組み込んで提供される。もしくは、このプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、CD-R、メモリカード、DVD、フロッピーディスク(FD)等のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記憶されて提供するようにしてもよい。
また、本実施形態に係るリスク管理システムで実行されるプログラムは、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせて提供するようにしてもよい。また、リスク管理システムは、構成要素の各機能を独立して発揮する別々のモジュールを、ネットワーク又は専用線で相互に接続し、組み合わせて構成することもできる。
10(10A,10B,10C,10D)…リスク管理システム、11…第1登録部、12…第2登録部、13…第3登録部、15…関連付け部、16…再展開部、17…分岐確率の演算部、18…到達頻度の計算部、20(20a,20b)…イベントツリー、20a…CDF評価用のイベントツリー、20b…EAL評価用のイベントツリー、21…プロセス信号の取得部、22…発生確率の更新部、23…再登録部、24(24a,24b,24c…),24x…処置事項、25…終状態、26…シーケンス、27…分岐、28…タイミング推定部、29…データベース、30…フォールトツリー、31…原因事象、31x…フォールトツリーの末端に位置する原因事象、32…AND論理記号、33…OR論理記号、35…EAL区分、36…提案部、37…判定部、38…プラント、P(P1,P2,P3…)…発生確率、Q…分岐確率、F…到達頻度、S…プロセス信号、T…到達タイミング、J…対策情報。

Claims (8)

  1. 緊急時活動レベルの判断基準を示すEAL区分を登録する第1登録部と、
    起因事象の進展を防止する一連の処置事項における成功/失敗の分岐を展開したイベントツリーを登録する第2登録部と、
    前記イベントツリーの前記分岐により展開された各々のシーケンスの終状態に、前記EAL区分を関連付ける関連付け部と、
    各々の前記処置事項における前記失敗の原因事象を階層的に展開したフォールトツリーを登録する第3登録部と、
    前記フォールトツリーの末端に位置する前記原因事象の発生確率を入力し、対応する前記処置事項における前記失敗の分岐確率を演算する演算部と、
    前記シーケンスに沿った前記分岐確率の各々に基づいて、前記終状態に関連付けられた前記EAL区分の到達頻度を計算する計算部と、を備えるリスク管理システム。
  2. 請求項1に記載のリスク管理システムにおいて、
    前記終状態に関連付け不能な前記EAL区分が関連付け可能となるよう新規の前記処置事項を前記イベントツリーに追加し、前記シーケンスを再展開する再展開部を、備えるリスク管理システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のリスク管理システムにおいて、
    前記フォールトツリーの末端に位置する前記原因事象に関連するプロセス信号を取得する取得部を備え、
    前記演算部は、前記プロセス信号に基づき更新した前記発生確率を入力して前記分岐確率を再演算し、
    前記計算部は、再演算された前記分岐確率に基づいて、前記到達頻度を再計算するリスク管理システム。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のリスク管理システムにおいて、
    プラントに施す対策に伴う前記原因事象の変更に基づいて再展開された前記フォールトツリーを再登録させる再登録部を備え、
    前記演算部は、前記再展開された前記フォールトツリーに基づいて前記分岐確率を再演算し、
    前記計算部は、再演算された前記分岐確率に基づいて、前記到達頻度を再計算するリスク管理システム。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のリスク管理システムにおいて、
    プロセス信号に基づいて前記処置事項の成功/失敗の判定結果を出力する判定部と、
    前記判定結果に基づいて、前記EAL区分への到達タイミングを推定する推定部と、を備えるリスク管理システム。
  6. 請求項4を引用する請求項5に記載のリスク管理システムにおいて、
    前記判定結果及び前記到達タイミングに基づいて前記対策に関する対策情報を提供するデータベースを備えるリスク管理システム。
  7. 第1登録部に、緊急時活動レベルの判断基準を示すEAL区分を登録するステップと、
    第2登録部に、起因事象の進展を防止する一連の処置事項における成功/失敗の分岐を展開したイベントツリーを登録するステップと、
    前記イベントツリーの前記分岐により展開された各々のシーケンスの終状態に、前記EAL区分を関連付けるステップと、
    第3登録部に、各々の前記処置事項における前記失敗の原因事象を階層的に展開したフォールトツリーを登録するステップと、
    演算部に、前記フォールトツリーの末端に位置する前記原因事象の発生確率を入力し、対応する前記処置事項における前記失敗の分岐確率を演算させるステップと、
    計算部に、前記シーケンスに沿った前記分岐確率の各々に基づいて、前記終状態に関連付けられた前記EAL区分の到達頻度を計算させるステップと、を含むリスク管理方法。
  8. コンピュータに、
    緊急時活動レベルの判断基準を示すEAL区分を登録するステップ、
    起因事象の進展を防止する一連の処置事項における成功/失敗の分岐を展開したイベントツリーを登録するステップ、
    前記イベントツリーの前記分岐により展開された各々のシーケンスの終状態に、前記EAL区分を関連付けるステップと、
    各々の前記処置事項における前記失敗の原因事象を階層的に展開したフォールトツリーを登録するステップ、
    前記フォールトツリーの末端に位置する前記原因事象の発生確率を入力し、対応する前記処置事項における前記失敗の分岐確率を演算させるステップ、
    前記シーケンスに沿った前記分岐確率の各々に基づいて、前記終状態に関連付けられた前記EAL区分の到達頻度を計算させるステップ、を実行させるリスク管理プログラム。
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