JP7234554B2 - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置及びプログラムに関する。
特許文献1に開示された情報処理装置の分類手段は、文字認識対象を3種類のいずれかに分類し、抽出手段は、前記分類手段によって第1の種類に分類された場合に、前記文字認識対象の文字認識結果を抽出し、第1の制御手段は、前記分類手段によって第2の種類に分類された場合に、前記文字認識対象の文字認識結果を抽出し、該文字認識対象を人手で入力させるように制御し、第2の制御手段は、前記分類手段によって第3の種類に分類された場合に、前記文字認識対象を複数人の人手で入力させるように制御する。
文字認識対象を複数人に入力させる場合、各人から取得した人手入力結果の突き合わせ処理を行い、突き合わせの結果、同じ場合は人手入力結果を出力データとし、異なる場合は人手により選択若しくは入力させる。
特開2016-212812号公報
東京都ビジネスサービス株式会社、"データエントリーサービス"、[online]、[平成30年8月23日]、インターネット(URL:https://www.tokyotobs.co.jp/service/entry_vwrify.html) 日商エレクトロニクスル株式会社、"e-Entry Express+ 主な機能"、[online]、[平成30年8月23日]、インターネット(URL:https://www.nissho-ele.co.jp/product/3e_plus/function.html)
上記特許文献1では、どのように突き合わせを行わせ、また、突き合わせを行った結果、人手入力結果が一致しない場合は人手で処理させるようにしているものの、どのように処理させるかという具体的な手法については提案されていない。
本発明は、文書に含まれている複数の項目に対する別処理により得られた第1及び第2の各文字認識結果を承認者が突き合わせて確認する場合において、文字認識結果の一致不一致に関係なく文字認識結果を単に表示させる場合に比して、承認者による確認作業の効率性を向上させる文字認識結果の確認用画面を提供することを目的とする。
本発明に係る情報処理装置は、文書に含まれている複数の項目に対する第1処理により得られた第1の文字認識結果を取得する第1取得手段と、前記文書に含まれている複数の項目に対する前記第1処理とは異なる第2処理により得られた第2の文字認識結果を取得する第2取得手段と、前記第1の文字認識結果と前記第2の文字認識結果の一致不一致に応じて、承認者が利用する文字認識結果の確認用画面の表示制御を行う制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記文書を表示する第1表示領域と、前記承認者が前記項目の文字認識結果の確認作業に用いる第2表示領域と、を前記確認用画面に形成し、前記第1表示領域に表示されている文書において、前記承認者が前記第2表示領域において選択された項目に対応する項目の表示形態を他の項目と異ならせるよう表示させることを特徴とする。
また、前記制御手段は、前記第1の文字認識結果と前記第2文字認識結果の一致不一致に応じて前記確認用画面上における文字認識結果の訂正内容を承認者に入力させるための入力欄の表示制御を行うことを特徴とする。
また、前記制御手段は、前記第1の文字認識結果と前記第2文字認識結果とが一致する項目と一致しない項目とで、前記確認用画面上における文字認識結果の訂正内容を承認者に入力させるための入力欄の表示を異ならせる制御を行うことを特徴とする。
また、前記制御手段は、前記第1の文字認識結果と前記第2の文字認識結果が一致している項目は、承認者による当該文字認識結果に対する訂正内容を受け付けないよう前記入力欄の表示を制御することを特徴とする。
また、前記制御手段は、前記第1の文字認識結果と前記第2文字認識結果が一致していない項目は、当該項目に対応させて前記入力欄を表示させるように制御することを特徴とする。
また、前記制御手段は、前記第1の文字認識結果と前記第2の文字認識結果が一致している場合、前記入力欄に前記第1の文字認識結果または前記第2の文字認識結果を表示するよう制御することを特徴とする。
また、前記制御手段は、前記第1の文字認識結果と前記第2の文字認識結果を前記確認用画面に表示させることを特徴とする。
また、前記制御手段は、前記第1の文字認識結果と前記第2の文字認識結果を並べて表示させることを特徴とする。
また、前記制御手段は、前記第1の文字認識結果と前記第2の文字認識結果における一致部分と不一致部分とを判別可能に表示させることを特徴とする。
また、前記制御手段は、表示されている前記第1の文字認識結果または前記第2の文字認識結果のうち承認者により選択された文字認識結果を前記入力欄に表示させることを特徴とする。
また、前記制御手段は、確認対象外とする項目に対応させて、前記確認用画面上に当該文字認識結果の訂正内容を承認者に入力させるための入力欄を表示させることを特徴とする。
また、前記制御手段は、前記第1の文字認識結果と前記第2の文字認識結果が不一致だった項目に対して、承認者からの入力を受け付けなかった場合、前記確認用画面の遷移をさせないように制御することを特徴とする。
また、前記各項目の表示領域には、コメント欄が設けられていることを特徴とする。
また、前記各項目の表示領域には、承認者が当該項目に対する確認作業が終了した旨を入力させるチェック欄が設けられていることを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、コンピュータを、文書に含まれている複数の項目に対する第1処理により得られた第1の文字認識結果を取得する第1取得手段、前記文書に含まれている複数の項目に対する前記第1処理とは異なる第2処理により得られた第2の文字認識結果を取得する第2取得手段、前記第1の文字認識結果と前記第2の文字認識結果の一致不一致に応じて、承認者が利用する文字認識結果の確認用画面の表示制御を行う制御手段、として機能させ、前記制御手段は、前記文書を表示する第1表示領域と、前記承認者が前記項目の文字認識結果の確認作業に用いる第2表示領域と、を前記確認用画面に形成し、前記第1表示領域に表示されている文書において、前記承認者が前記第2表示領域において選択された項目に対応する項目の表示形態を他の項目と異ならせるよう表示させる
請求項1に記載の発明によれば、文書に含まれている複数の項目に対する別処理により得られた第1及び第2の各文字認識結果を承認者が突き合わせて確認する場合において、文字認識結果の一致不一致に関係なく文字認識結果を単に表示させる場合に比して、承認者による確認作業の効率性を向上させる文字認識結果の確認用画面を提供することができる。
請求項2に記載の発明によれば、文字認識結果の一致不一致に応じて入力欄の表示を制御することができる。
請求項3に記載の発明によれば、第1の文字認識結果と第2文字認識結果とが一致する項目と一致しない項目とで入力欄の表示を制御することができる。
請求項4に記載の発明によれば、文字認識結果が一致していることにより文字認識結果が正しいことが予想される場合には、訂正内容を承認者に入力させないようにすることができる。
請求項5に記載の発明によれば、文字認識結果が一致していない場合、承認者に文字認識結果の訂正内容を入力させることができる。
請求項6に記載の発明によれば、一致している文字認識結果を承認者に確認させることができる。
請求項7に記載の発明によれば、第1の文字認識結果と前記第2の文字認識結果を承認者に確認させることができる。
請求項8に記載の発明によれば、第1の文字認識結果と第2の文字認識結果が一致していない場合、その一致していない部分を視認しやすく表示させることができる。
請求項9に記載の発明によれば、第1の文字認識結果と第2の文字認識結果の一致している部分とそうでない部分とを判別しやすく表示させることができる。
請求項10に記載の発明によれば、承認者により選択された文字認識結果を入力欄に表示させることができる。
請求項11に記載の発明によれば、正しく文字認識されていると信頼できる項目に対しても承認者により訂正させることができる。
請求項12に記載の発明によれば、第1の文字認識結果と第2の文字認識結果が不一致だった項目に対して承認者が入力してはじめて確認用画面から遷移できるよう制御することができる。
請求項13に記載の発明によれば、各項目に対応する文字認識結果に対するコメントを承認者に入力させることができる。
請求項14に記載の発明によれば、各項目に対応する確認作業を承認者が実施したことを確認することができる。
請求項15に記載の発明によれば、文書に含まれている複数の項目に対する別処理により得られた第1及び第2の各文字認識結果を承認者が突き合わせて確認する場合において、文字認識結果の一致不一致に関係なく文字認識結果を単に表示させる場合に比して、承認者による確認作業の効率性を向上させる文字認識結果の確認用画面を提供することができる。
本実施の形態における情報処理システムの全体構成及び本実施の形態における情報処理装置を示すブロック構成図である。 本実施の形態における情報処理装置を形成するコンピュータのハードウェア構成図である。 本実施の形態における確認訂正処理を示すフローチャートである。 本実施の形態における確認訂正処理者数決定処理を示すフローチャートである。 本実施の形態における第1確認訂正用画面の一例を示す図である。 本実施の形態における第2確認訂正用画面の一例を示す図である。 本実施の形態における最終確認用画面の一例を示す図である。 本実施の形態における最終確認用画面の他の例を示す図である。
以下、図面に基づいて、本発明の好適な実施の形態について説明する。
図1は、本実施の形態において帳票の確認訂正を行うための情報処理システムの全体構成及び本発明に係る情報処理装置の一実施の形態を示すブロック構成図である。図1には、第1確認訂正者用クライアント1、第2確認訂正者用クライアント2、承認者用クライアント3及び情報処理装置10がネットワーク4で接続された構成が示されている。
本実施の形態における情報処理システムでは、帳票に手書きにより入力された文字に対して文字認識処理を施すことで手書き文字を認識するが、この認識された文字をユーザ確認訂正者であるユーザにより確認訂正させ、更に承認者であるユーザに、文字認識処理による認識結果及び確認訂正者による確認訂正の内容を確認させることで、手書き文字の認識結果を最終的に確認させるためのシステムである。
なお、認識された文字を複数のユーザにそれぞれ確認訂正させる場合、「確認訂正」という作業の目的は同じだが、異なった人物が確認訂正しているため、各々のユーザの確認訂正作業により得られた文字認識結果は、異なった処理により得られた文字認識結果と表現している。さらに複数のユーザだけでなく、CPUによる文字認識結果と、人によって確認訂正した結果や、複数の異なったCPUによる文字認識結果同士も、異なった処理により得られた文字認識結果の例として挙げられる。
「確認訂正」とは、文字認識対象となる文字の読取画像を確認して、正しい文字を入力することをいう。文字認識結果を取得していてもあえて表示させずに、文字の読取画像を確認して、正しい文字を入力させる場合もあるし、読取画像と文字認識処理の結果を比較することで文字認識処理の結果が正しいかどうかを確認させ、正しくないと判断した場合には文字認識処理の結果を訂正させる、つまり正しいと考えられる文字を入力させる場合もある。本実施の形態では、正しいと判断した場合に入力させない場合(単なる確認のみ)、更に正しいと判断した場合でも文字認識処理の結果と同じ文字を入力させる場合も含めて「確認訂正」と称することにする。なお、ここでいう「文字」というのは、厳密に言うと1又は複数の文字から成る文字列のことをいうが、説明の便宜上、本実施の形態では、単に「文字」と称することもある。
第1確認訂正者用クライアント1は、帳票への記載内容を確認訂正するユーザ(第1確認訂正者)によって使用されるクライアントコンピュータである。第2確認訂正者用クライアント2は、帳票への記載内容を確認訂正するユーザ(第2確認訂正者)によって使用されるクライアントコンピュータである。承認者用クライアント3は、文字認識処理の結果(文字認識結果)、ユーザにより訂正入力がされていた場合にはその入力された内容を見て、文字認識対象に対する文字認識結果の最終的な確認を行うユーザ(承認者)によって使用されるクライアントコンピュータである。第1確認訂正者と第2確認訂正者は異なる人物であるが、第1確認訂正者と承認者または第2確認訂正者と承認者は同じ人物であってもよい。
なお、本実施の形態では、第1確認訂正者用クライアント1と第2確認訂正者用クライアント2を相互に区別する必要はない場合は、「確認訂正者用クライアント」と総称する。同様に、第1確認訂正者と第2確認訂正者を相互に区別する必要はない場合は、「確認訂正者」と総称する。また、第1確認訂正者は、第1確認訂正者用クライアント1に表示される第1確認訂正用画面から文字認識対象の確認訂正を行い、第2確認訂正者は、第2確認訂正者用クライアント2に表示される第2確認訂正用画面から文字認識対象の確認訂正を行うが、第1確認訂正用画面と第2確認訂正用画面を相互に区別する必要はない場合は、「確認訂正用画面」と総称する。
本実施の形態における情報処理システムでは、確認訂正者用クライアント1,2を設けて2人の確認訂正者に帳票の確認訂正可能なシステム形態を形成している。また、後述するように、条件によっては1人のみで帳票の確認訂正をさせる場合もある。なお、確認訂正者の数は2人に限る必要はなく1人以上であればよい。
本実施の形態では、各コンピュータ1~3,10を接続するネットワーク4としてLANを想定しているが、例えばインターネットを利用して外部にあるクライアント1,2を接続するよう構成してもよい。
情報処理装置10は、各クライアント1~3と連携して、帳票の項目の記入欄に手書き入力された文字の正しい認識結果を得るために全体的な制御を行うコンピュータである。図2は、本実施の形態における情報処理装置10を形成するコンピュータのハードウェア構成図である。本実施の形態における情報処理装置10は、パーソナルコンピュータ(PC)等の従前から存在する汎用的なハードウェア構成で実現できる。すなわち、情報処理装置10は、図2に示すCPU21、ROM22、RAM23、ハードディスクドライブ(HDD)24、ネットワーク4を接続し、各クライアント1~3との間でデータ通信を行うためのネットワークコントローラ25を内部バス26に接続して構成される。また、必要により、ユーザインタフェースとしてマウス27、キーボード28及びディスプレイ29をそれぞれ接続する入出力コントローラ30を内部バス26に接続して構成してもよい。
各クライアント1~3も情報処理装置10と同じコンピュータであることから、図2に示すハードウェア構成を有している。
図1に戻り、本実施の形態における情報処理装置10は、帳票画像取得部11、認識処理部12、画面生成処理部13、確認訂正処理制御部14、最終確認処理制御部15及び最終結果出力部16を有している。
帳票画像取得部11は、処理対象とする帳票の画像を取得する。認識処理部12は、取得された帳票画像に含まれる文字認識対象(帳票の項目の記入欄に手書き入力された文字)に対して文字認識処理を実行することで得られる文字認識結果(文字を示すテキストコード)と認識確度との組を出力する。認識処理部12は、文字認識処理として、例えば文字認識対象となる文字の読取画像(入力画像データ)に対して公知のOCR(光学文字認識)処理を行い、これにより入力画像データ内に含まれる文字(文字列)を認識する。「認識確度」は、文字認識結果(以下、単に「認識結果」とも言う)のテキストコードがその入力画像データに含まれる文字列(手書きの場合もある)を正しく表している確からしさを示す度合いである。認識確度が高いほど、認識結果のテキストコードが正解である(すなわち入力画像データ中の文字を正しく表している)可能性が高い。認識確度は、既存の文字認識技術を用いて算出してもよい。
画面生成処理部13は、認識処理部12による認識結果を確認訂正させるための確認訂正用画面を生成する。また、文字認識対象に対する認識結果の最終的な確認を承認者にさせるための最終確認用画面を生成する。確認訂正処理制御部14は、確認訂正処理の全体制御を行う。例えば、認識処理部12が出力する認識結果と認識確度の組を取得すると、確認訂正処理制御部14は、認識確度に応じて確認訂正者用クライアント1,2に表示される確認訂正用画面を画面生成処理部13に生成させると共に、生成された確認訂正用画面の表示制御を行う。最終確認処理制御部15は、文字認識対象に対する認識結果の最終的な確認を承認者にさせるための処理を実行する。最終結果出力部16は、帳票画像取得部11が取得した帳票画像に含まれる各文字認識対象の最終的な認識結果を出力する。
情報処理装置10における各構成要素11~16は、情報処理装置10を形成するコンピュータと、コンピュータに搭載されたCPU21で動作するプログラムとの協調動作により実現される。
また、本実施の形態で用いるプログラムは、通信手段により提供することはもちろん、CD-ROMやUSBメモリ等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して提供することも可能である。通信手段や記録媒体から提供されたプログラムはコンピュータにインストールされ、コンピュータのCPU21がプログラムを順次実行することで各種処理が実現される。
本実施の形態における情報処理システムでは、1つの帳票を2人の確認訂正者で確認訂正を行う、いわゆるダブルエントリーが可能なシステム体系を形成している。もちろん、1つの帳票を1人の確認訂正者(本実施の形態の場合、第1確認訂正者)のみで確認訂正を行う、いわゆるシングルエントリーにも対応可能である。但し、本実施の形態においては、認識処理部12による認識結果(1つの文字認識対象に対する認識結果)を、2人の確認訂正者に確認訂正させる場合、1人の確認訂正者のみに確認訂正させる場合、あるいは確認訂正者による確認訂正を不要とする場合と、認識確度に応じて当該認識結果に対して確認訂正を行う確認訂正者の人数を決定している。この3つのパターンの中では、認識処理部12による認識結果を2人の確認訂正者で確認訂正を行うのが最終的な文字認識結果の精度(正解率)が最も高いと考えられる。しかしながら、常に2人体制で確認訂正を行うと、1人体制で行う場合に比して人的コストがかかるし、確認訂正者における作業量を軽減できない。確認訂正に要する時間も長くなる。
そこで、本実施の形態においては、1つの帳票に対して1つのフォーム形式の確認訂正用画面を生成するものの、各確認訂正者が使用する確認訂正用画面においては当該確認訂正者が確認訂正対象とする文字認識対象に対してのみ訂正入力できるようにした。
以下、本実施の形態において帳票に対して実施する確認訂正処理について図3に示すフローチャートを用いて説明する。
帳票画像取得部11は、外部から送られてきた帳票の画像を受け付ける(ステップ101)。続いて、認識処理部12は、取得された帳票画像から抽出対象の項目の領域に記載されている文字の読取画像(以下、「文字画像」)を切り出す(ステップ102)。抽出対象となる項目の領域は、通常、帳票設計時などで定義される。このようにして切り出された文字画像が文字認識対象となる。続いて、認識処理部12は、文字画像に対して文字認識処理を実行することで各文字画像の認識結果及び認識確度を取得する(ステップ103)。
続いて、確認訂正処理制御部14は、変数Nを0に初期化し(ステップ104)、その後、Nを1ずつインクリメントすることになるが(ステップ107)、Nがステップ102において切り出した文字画像の数に達するまで(ステップ105でY)、確認訂正処理者数決定処理を繰り返し実行する(ステップ106)。以下、本実施の形態における確認訂正処理者数決定処理について図4に示すフローチャートを用いて説明する。
確認訂正処理者数決定処理は、処理対象の文字画像(文字認識対象)の確認訂正に要する確認訂正者の数を決定する処理である。そのために、確認訂正処理制御部14は、各文字画像の認識結果及び認識確度の組を認識処理部12から順次取得することになるが(ステップ1061)、このうち取得した認識確度に基づき当該文字画像に対する確認訂正者の数を決定する。すなわち、前述した3つのパターン(確認訂正者の数が0,1又は2)のいずれかであるかを決定するために、本実施の形態では、2種類の閾値A,Bを用意している。閾値A(第1閾値)には、認識処理部12による当該文字画像に対する認識結果が信頼できると判断するための値が設定される。例えば、認識確度が閾値A以上である場合(ステップ1062で“認識確度≧A”)、認識処理部12は文字認識対象を正しく文字認識していることから認識処理部12による認識結果は信頼できると判断し、当該認識結果に対する確認訂正者による確認訂正は不要と判定する(ステップ1063)。例えば、閾値Aに90%と設定する。
閾値B(第2閾値)には、認識処理部12による当該文字画像に対する認識結果が信頼できないと判断するための値が設定される。例えば、認識確度が閾値B未満である場合(ステップ1062で“認識確度<B”)、認識処理部12は文字認識対象を正しく文字認識している可能性が低いと自ら認めていることから認識処理部12による認識結果は信頼できないと判断し、当該認識結果に対して2人の確認訂正者が必要と判定する(ステップ1064)。例えば、閾値Bに50%と設定する。
以上のように、本実施の形態では、認識処理部12による当該文字画像の認識結果が信頼できるか否かを示す2種類の閾値を設定するが、この閾値A,Bの間、すなわち認識確度が閾値B以上閾値A未満である場合(ステップ1062で“B≦認識確度<A”)、認識処理部12による認識結果はあまり信頼できないものの認識確度が閾値B未満である場合より信頼できると判断し、当該認識結果に対して1人の確認訂正者が必要と判定する(ステップ1065)。
以上のようにして、各文字画像(文字認識対象)に対して必要な確認訂正者の数が決定されると(ステップ105でN)、確認訂正処理制御部14は、帳票画像に対して必要な確認訂正者の数を決定する(ステップ108)。すなわち、少なくとも1つの文字画像の認識結果に対し2人の確認訂正者が必要と判定されている場合、確認訂正者数は2と決定する。全ての文字画像の認識結果に対し確認訂正者は不要と判定されている場合、確認訂正者数は0と決定する。それ以外の、2人の確認訂正者が必要と判定された文字画像の認識結果はなく、かつ全ての文字画像の認識結果に対し確認訂正者は不要と判定されていない場合、確認訂正者数は1と決定する。
確認訂正者数が0の場合(ステップ109で“0”)、認識処理部12による全ての文字画像に対する認識結果は信頼できるので、確認訂正処理制御部14は、第1及び第2の各確認訂正用画面を表示させないように制御する。そして、最終結果出力部16は、承認者による最終確認を受けることなく、認識処理部12による認識結果を最終的な認識結果として出力する(ステップ118)。最終結果出力部16における出力先は、特に限定する必要はない。例えば、帳票画像の提供元、印刷装置、HDD24等の記憶手段、ネットワーク4を介して接続されているコンピュータ等でよい。
なお、本実施の形態では、承認者による最終確認を受けないように処理するが、認識確度は90%以上であるものの全てが100%であるとは限らない。従って、承認者による確認処理(ステップ116)を受けるようにしてもよい。
確認訂正者数が1の場合(ステップ109で“1”)、確認訂正処理制御部14は、第1確認訂正者のみに確認訂正させるために第1確認訂正用画面を画面生成処理部13に生成させる(ステップ110)。そして、確認訂正処理制御部14は、第1確認訂正者に確認訂正を依頼する(ステップ111)。依頼の方法は、特に限定する必要はなく、例えば電子メールや専用のアプリケーション等を利用して第1確認訂正者用クライアント1に通知するようにしてもよい。この場合、確認訂正処理制御部14は、第2の確認訂正用画面を表示させないように制御する。
確認訂正者数が2の場合(ステップ109で“2”)、確認訂正処理制御部14は、第1及び第2の各確認訂正者に確認訂正させるために第1及び第2の各確認訂正用画面を画面生成処理部13に生成させる(ステップ112)。そして、確認訂正処理制御部14は、第1及び第2の各確認訂正者に確認訂正を依頼する(ステップ113)。この場合、確認訂正処理制御部14は、第1及び第2の各確認訂正用画面を表示させるように制御する。
図5は、本実施の形態における第1確認訂正用画面の一例を示す図である。また、図6は、本実施の形態における第2確認訂正用画面の一例を示す図である。図5,6には、確認訂正者が2人と判定された場合に生成される確認訂正用画面であり、ダブルエントリー用の確認訂正用画面である。確認訂正用画面は、確認訂正処理制御部14による表示制御のもとに各クライアント1,2に表示される。ウェブページにて生成されてもよい。
確認訂正用画面は、図5,6に例示するように1つの帳票に対して共通のフォームにて形成されるが、確認訂正対象となる認識結果が異なってくるため第1の確認訂正用画面と第2の確認訂正用画面の表示内容は一致しない。確認訂正用画面には、帳票画像取得部11が取得した帳票画像31と、確認訂正作業を行うための作業用テーブル32との各表示領域が形成される。帳票画像31の表示領域には、帳票画像の取得時に合わせて取得された帳票画像を識別する識別情報(帳票ID)が合わせて表示される。作業用テーブル32は、項目名、文字画像/認識結果、認識確度の各項目が対応付けられている。
項目名は、帳票に含まれる項目であって、帳票上の文字記入欄が対応付けられている項目の名称である。文字画像/認識結果には、文字画像と認識結果が表示される。文字画像33は、帳票上の当該項目に対応する記入欄に記された文字の読取画像である。認識結果は、当該文字画像の認識処理部12による文字認識結果であるが、図5,6では便宜的に表示させていない。文字画像/認識結果には、更に、文字画像に対応させて確認訂正者により訂正内容を入力させる入力欄34が表示される。認識確度は、認識処理部12による認識結果に対する認識確度である。
図5,6において、認識確度が閾値A(90%)以上の場合、認識処理部12による認識結果は信頼できるので確認訂正者による訂正は不要とする。このために、認識確度が95%の項目「氏名1」に対応させて入力欄34は表示されない。このため、確認訂正者は、当該項目に対する確認訂正作業は不要と認識できる。
閾値B(50%)≦認識確度<閾値A(90%)の場合、1人の確認訂正者のみによる確認訂正が必要である。そのため、その1人の確認訂正者に該当する第1確認訂正者が使用する第1確認訂正用画面には、認識確度が75%である項目「生年月日1」に対応させて入力欄34は表示される。このため、第1確認訂正者は、当該項目が確認訂正対象と認識できる。これに対し、第2確認訂正用画面には入力欄34は表示されない。このため、第2確認訂正者は、当該項目に対する確認訂正作業は不要と認識できる。
認識確度<閾値B(50%)の場合、2人の確認訂正者による確認訂正が必要である。そのため、第1及び第2の各確認訂正者が使用する第1及び第2の各確認訂正用画面の双方には、認識確度が40%、45%である項目「氏名2」、「生年月日2」に対応させて入力欄34は表示される。このため、各確認訂正者共に当該項目が確認訂正対象と認識できる。
図5,6に示す確認訂正用画面の例によると、帳票IDが001の帳票に対し、第1確認訂正者は、項目「生年月日1」、「氏名2」、「生年月日2」が確認訂正対象であることがわかる。項目「氏名1」は確認訂正対象外であることから確認訂正作業を省略できる。一方、第2確認訂正者は、項目「氏名2」、「生年月日2」が確認訂正対象であることがわかる。項目「氏名1」、「生年月日1」は確認訂正対象外であることから確認訂正作業を省略できる。
本実施の形態においては、以上説明したように確認訂正者が確認訂正を要する項目の文字画像に対応させて入力欄34が表示されるよう確認訂正用画面を生成し、確認訂正処理制御部14は、各クライアント1,2に対して確認訂正用画面の表示制御を行う。
なお、確認訂正を要しない項目自体を表示させないようにしてもよい。すなわち、確認訂正を要する項目のみ、項目名、文字画像、入力欄を表示するようにしてもよい。
確認訂正者は、確認訂正用画面の文字画像33を見て記載されている文字を認識し、その認識した文字を入力欄34に入力する。このように、図5,6に示す確認訂正用画面を用いた確認訂正作業では、認識処理部12による認識結果を確認することなく入力が要求される。
確認訂正者は、確認すべき文字画像に対応する全ての入力欄34に入力すると、画面下方の確定ボタン35を選択して作業終了を情報処理装置10に通知する。全ての入力欄34に文字が入力されていないと、確定ボタン35が選択できないように制御してもよい。
全ての確認訂正者が確定ボタン35を選択すること全ての確認訂正者による確認訂正作業が終了したことを認識すると、確認訂正処理制御部14は、各クライアント1,2から入力欄34に入力されている認識結果を取得する(ステップ114)。なお、認識処理部12による認識結果との違いを明確にするために、確認訂正者が入力欄34に入力する認識結果を「作業結果」と称する場合もある。
確認訂正者による確認訂正作業が終了すると、最終確認処理制御部15は、文字画像、認識処理部12による認識結果、確認訂正処理制御部14が取得した確認訂正者による作業結果を取得し、文字認識結果の最終確認に用いる最終確認用画面を画面生成処理部13に生成させる(ステップ115)。そして、最終確認処理制御部15は、文字画像に対する認識文字の最終確認を承認者に依頼する(ステップ116)。依頼の方法は、特に限定する必要はなく、例えば電子メールや専用のアプリケーション等を利用して承認者用クライアント3に通知するようにしてもよい。
図7は、本実施の形態における最終確認用画面の一例を示す図である。最終確認用画面は、最終確認処理制御部15による表示制御のもとに承認者用クライアント3に表示される。ウェブページにて生成されてもよい。最終確認用画面は、帳票に対応させて形成される。最終確認用画面には、帳票画像取得部11が取得した帳票画像41と、確認訂正作業を行うための作業用テーブル42との各表示領域が形成される。帳票画像41の表示領域には、帳票画像の取得時に合わせて取得された帳票の帳票IDが表示される。作業用テーブル42は、項目名、文字画像/認識結果の各項目が対応付けられている。
項目名の欄は、帳票に含まれる項目であって、帳票上文字が記されている記入欄が対応付けられている項目の名称である。文字画像/認識結果の欄には、文字画像と認識結果が表示される。文字画像43は、帳票上の当該項目に対応する記入欄に記された文字の読取画像である。認識結果は、当該文字画像の認識処理部12による文字認識結果あるいは確認訂正者による作業結果である。条件によって表示される認識結果が異なってくる。詳細は追って説明する。文字画像/認識結果には、更に、項目(に対応する文字画像)に対応させて承認者により訂正内容を入力させる入力欄44が表示される。最終確認処理制御部15は、認識処理部12による文字認識結果と確認訂正者による作業結果との一致不一致、あるいは第1確認訂正者の作業結果と第2確認訂正者の作業結果との一致不一致に応じて入力欄44の表示制御を行う。入力欄44は、認識結果の表示領域としても利用される場合がある。
作業用テーブル42には、帳票に含まれる項目毎に表示領域が設定される。図7に示す作業用テーブル42には、帳票上の4項目が表示例として含まれているが、以下、各項目の表示例を用いて最終確認処理制御部15における最終確認用画面の表示制御、具体的には認識結果の信頼性に応じて各項目行における表示領域、また認識結果の一致不一致に応じて入力欄44の表示制御について説明する。
まず、項目「氏名1」に示すように、認識処理部12による認識結果(項目「氏名1」に対応する文字画像43の認識結果)の認識確度が閾値A以上の場合、最終確認処理制御部15は、認識処理部12による認識結果は信頼できるので、項目「氏名1」を最終確認の対象外とする。このため、項目「氏名1」の文字画像/認識結果の欄には入力欄44を表示しない。
また、項目「生年月日2」は、認識確度が閾値B未満に該当するので、第1及び第2の各確認訂正者によって確認訂正作業が行われた、いわゆるダブルエントリーにより作業結果が得られている。そして、第1確認訂正者による作業結果と第2確認訂正者による作業結果が一致していたとする。なお、一致していなければ、後述する項目「生年月日1」と同等に取り扱えばよい。2人の確認訂正者による作業結果が一致している場合、認識処理部12による認識結果の認識確度が閾値B未満であるとはいえ、2人から同じ認識結果(作業結果)が得られているので、2人の確認訂正者による作業結果は閾値A以上の場合と同等に信頼できると考えられる。このため項目「生年月日2」を最終確認の対象外とする。ただ、項目「氏名1」とは異なり、入力欄44を表示すると共に2人の確認訂正者による一致した作業結果を入力欄44にデフォルト表示する。これにより、承認者は、認識結果(確認訂正者による作業結果)を確認することができる。なお、承認者による確認対象外であることがわかるように入力欄44の表示を制御してもよい。例えば、入力欄44にデフォルト表示する文字を薄くするなど、確認訂正対象として表示されている場合と表示形態を異ならせるようにしてもよい。あるいは、前述したように入力欄44を表示しないようにしてもよい。また、確認訂正者による作業結果は信頼できるとは言っても、100%正しいとは限らないので、承認者は、入力欄44に表示されている認識結果を訂正することは可能である。
項目「生年月日1」は、認識確度が閾値B以上閾値A未満に該当するので、第1確認訂正者のみによって確認訂正作業が行われた、いわゆるシングルエントリーにより作業結果が得られている。そして、認識処理部12による認識結果と第1確認訂正者による作業結果が一致していなかったとする。なお、一致していれば、2人の確認訂正者による作業結果が一致している項目「生年月日2」と同等に取り扱えばよい。認識結果が一致していなかった場合、最終確認処理制御部15は、入力欄44を表示すると共に、入力欄44を空欄にて表示させることによって承認者による確認対象となることがわかるようにする。この場合、承認者は、必ず入力しなければならない。この入力が必須であることを承認者に知らせるために、入力欄44の表示形態を確認訂正対象外として表示されている場合と異ならせるようにしてもよい。図7では、入力欄44の色を他と異ならせることで強調表示したが、この例に限らず、外枠や目印を表示させるなど色以外の表示形態を異ならせて入力が必須であることを承認者に伝えるようにしてもよい。
ところで、図7では、項目「生年月日1」の項目行で例示したが、承認者が作業用テーブル42内において項目行を選択すると、その項目行の表示形態を他の項目行と異ならせて選択されたことを視認しやすくしてもよい。例えば、背景色を付けたり、ハイライト表示してもよい。また、帳票画像41上において、選択された項目行の項目に該当する項目の表示形態を他の項目と異ならせることによって、承認者がどの項目を最終確認作業の対象としているかが視認しやすくしてもよい。例えば、該当する項目の枠を強調表示したり、図7に例示するように囲み線(破線)を付けたりしてもよい。
項目「氏名2」は、認識確度が閾値B未満に該当するので、第1及び第2の各確認訂正者によって確認訂正作業が行われた、いわゆるダブルエントリーにより作業結果が得られている。そして、第1確認訂正者による作業結果と第2確認訂正者による作業結果が一致していないとする。なお、一致していれば、2人の確認訂正者による作業結果が一致している項目「生年月日2」と同等に取り扱えばよい。認識結果が一致していなかった場合、最終確認処理制御部15は、項目「生年月日1」の場合と同様に処理する。すなわち、入力欄44を表示すると共に、入力欄44を空欄にて表示させることによって承認者による確認対象となることがわかるようにする。
更に、最終確認処理制御部15は、項目「生年月日1」では表示させない例を示したが、項目「氏名2」では第1及び第2の各確認訂正者による認識結果45を並べて表示させる。そして、認識結果に含まれる文字の不一致部分と一致部分とを判別可能に表示させる。図7に示す画面例では、第1確認訂正者による認識結果と第2確認訂正者による認識結果は、“土”と“士”が不一致であることからその不一致部分が一致部分と異なる形態にて表示させる。図7では、ドットパターンで該当する文字を装飾しているが、これに限らず、表示色を変えるなどして一致部分との違いを明確にする。
更に、本実施の形態では、各認識結果45にコピーボタン46を対応付けして表示させる。第1確認訂正者による認識結果と第2確認訂正者による認識結果は一致していないものの、人手により入力されたいずれかの認識結果は正しい可能性が高い。そこで、承認者は、対応する文字画像43を見て、正しい認識結果と判断できる方のコピーボタン46を選択する。これにより、最終確認処理制御部15は、選択された方の認識結果のコピーを入力欄44に表示させる。正しい認識結果と判断できる方の認識結果を承認者に入力させると、この際に誤入力してしまう可能性もあり得るが、本実施の形態においては、手入力ではなくコピーにて入力欄44に入力させるので、誤入力の可能性はない。
本実施の形態における最終確認処理制御部15は、以上のようにして最終確認用画面、特に入力欄44の表示制御を行うようにしたので、各項目が最終確認対象かどうかを承認者により明確に提示することができる。
ところで、本実施の形態では、作業用テーブル32に表示する項目数が多い場合、画面内に全ての項目を表示できない可能性が生じてくる。この場合、選択ボタン47を操作して、例えば入力欄44が強調表示されている項目(承認者の確認対象となる項目)のみを抽出して表示させるようにしてもよい。
承認者は、少なくとも確認対象の項目に対応する全ての入力欄44に入力すると、画面下方の確定ボタン48を選択して確認作業終了を情報処理装置10に通知する。全ての入力欄44に文字が入力されていないと、確定ボタン48が選択できないように制御してもよい。あるいは、未入力項目がある場合には確認ダイアログを表示させるようにして、次の画面へ遷移しないようにしてもよい。
最終確認作業が終了したことを認識すると、最終確認処理制御部15は、承認者用クライアント3から確認結果を取得する(ステップ117)。そして、最終結果出力部16は、承認者による最終確認の結果を最終的な認識結果として出力する(ステップ118)。
なお、本実施の形態では、第1及び第2の各確認訂正者の作業結果の一致不一致に応じて、確認用画面の表示制御を行っているが、文字認識結果と確認訂正者の作業結果の一致不一致に応じて、確認用画面の表示制御を行ってもよい。
以下、最終確認用画面の変形例について説明する。
図8は、本実施の形態における最終確認用画面の他の例を示す図である。図7と異なる点は、作業用テーブル42において、コメント欄49及び確認フラグ欄50を追加したことである。コメント欄49には、項目行毎にコメントを記入するためのコメント領域51が設けられている。また、確認フラグ欄50には、項目行毎にチェックボックス52が設けられている。また、図7では、項目「氏名2」において、確認訂正者による認識結果45を並べて表示させる例を示したが、図8では、認識処理部12による認識結果45を表示させる例を示している。
承認者が帳票上の項目や当該項目の文字画像等に対して何らかのコメントをしたい場合、当該項目のコメント領域51にコメントを書き込む。また、項目行に対する最終確認作業が終了した旨を承認者に入力させるために、確認作業が終了した項目に対応するチェックボックス53にチェックを入れさせる。全ての項目のチェックボックス53にチェックがされてはじめて確定ボタン48が選択できるようになる。
なお、作業用テーブル42に含まれる項目数が多いと、全ての項目のチェックボックス53にチェックをさせると作業効率が悪化するかもしれないので、確認フラグ欄50の先頭に設けられているチェックボックス53にチェックを入れることで、全ての項目のチェックボックス52がチェックされたこととしてもよい。
また、コメント欄49は、各項目に対するコメントを記入させるために設けられているが、複数の項目に該当するコメントが記入できるようにコメント欄54を最終確認用画面に設けている。
1 第1確認訂正者用クライアント、2 第2確認訂正者用クライアント、3 承認者用クライアント、4 ネットワーク、10 情報処理装置、11 帳票画像取得部、12 認識処理部、13 画面生成処理部、14 確認訂正処理制御部、15 最終確認処理制御部、16 最終結果出力部、21 CPU、22 ROM、23 RAM、24 ハードディスクドライブ(HDD)、25 ネットワークコントローラ、26 内部バス、27 マウス、28 キーボード、29 ディスプレイ、30 入出力コントローラ、31,41 帳票画像、32,42 作業用テーブル、33,43 文字画像、34,44 入力欄、35,48 確定ボタン、45 認識結果、46 コピーボタン、47 選択ボタン、49,54 コメント欄、50 確認フラグ欄、51 コメント領域、52,53 チェックボックス。

Claims (15)

  1. 文書に含まれている複数の項目に対する第1処理により得られた第1の文字認識結果を取得する第1取得手段と、
    前記文書に含まれている複数の項目に対する前記第1処理とは異なる第2処理により得られた第2の文字認識結果を取得する第2取得手段と、
    前記第1の文字認識結果と前記第2の文字認識結果の一致不一致に応じて、承認者が利用する文字認識結果の確認用画面の表示制御を行う制御手段と、
    を有し、
    前記制御手段は、
    前記文書を表示する第1表示領域と、前記承認者が前記項目の文字認識結果の確認作業に用いる第2表示領域と、を前記確認用画面に形成し、
    前記第1表示領域に表示されている文書において、前記承認者が前記第2表示領域において選択された項目に対応する項目の表示形態を他の項目と異ならせるよう表示させる、
    とを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記制御手段は、前記第1の文字認識結果と前記第2文字認識結果の一致不一致に応じて前記確認用画面上における文字認識結果の訂正内容を承認者に入力させるための入力欄の表示制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記制御手段は、前記第1の文字認識結果と前記第2文字認識結果とが一致する項目と一致しない項目とで、前記確認用画面上における文字認識結果の訂正内容を承認者に入力させるための入力欄の表示を異ならせる制御を行うことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記制御手段は、前記第1の文字認識結果と前記第2の文字認識結果が一致している項目は、承認者による当該文字認識結果に対する訂正内容を受け付けないよう前記入力欄の表示を制御することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記制御手段は、前記第1の文字認識結果と前記第2文字認識結果が一致していない項目は、当該項目に対応させて前記入力欄を表示させるように制御することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  6. 前記制御手段は、前記第1の文字認識結果と前記第2の文字認識結果が一致している場合、前記入力欄に前記第1の文字認識結果または前記第2の文字認識結果を表示するよう制御することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  7. 前記制御手段は、前記第1の文字認識結果と前記第2の文字認識結果を前記確認用画面に表示させることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  8. 前記制御手段は、前記第1の文字認識結果と前記第2の文字認識結果を並べて表示させることを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記制御手段は、前記第1の文字認識結果と前記第2の文字認識結果における一致部分と不一致部分とを判別可能に表示させることを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  10. 前記制御手段は、表示されている前記第1の文字認識結果または前記第2の文字認識結果のうち承認者により選択された文字認識結果を前記入力欄に表示させることを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  11. 前記制御手段は、確認対象外とする項目に対応させて、前記確認用画面上に当該文字認識結果の訂正内容を承認者に入力させるための入力欄を表示させることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  12. 前記制御手段は、前記第1の文字認識結果と前記第2の文字認識結果が不一致だった項目に対して、承認者からの入力を受け付けなかった場合、前記確認用画面の遷移をさせないように制御することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  13. 前記各項目の表示領域には、コメント欄が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  14. 前記各項目の表示領域には、承認者が当該項目に対する確認作業が終了した旨を入力させるチェック欄が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  15. コンピュータを、
    文書に含まれている複数の項目に対する第1処理により得られた第1の文字認識結果を取得する第1取得手段、
    前記文書に含まれている複数の項目に対する前記第1処理とは異なる第2処理により得られた第2の文字認識結果を取得する第2取得手段、
    前記第1の文字認識結果と前記第2の文字認識結果の一致不一致に応じて、承認者が利用する文字認識結果の確認用画面の表示制御を行う制御手段、
    として機能させ
    前記制御手段は、
    前記文書を表示する第1表示領域と、前記承認者が前記項目の文字認識結果の確認作業に用いる第2表示領域と、を前記確認用画面に形成し、
    前記第1表示領域に表示されている文書において、前記承認者が前記第2表示領域において選択された項目に対応する項目の表示形態を他の項目と異ならせるよう表示させる、
    めのプログラム。
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