JP7232065B2 - Rotation angle detector - Google Patents
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Description
本発明は、回転角検出装置に関する。 The present invention relates to a rotation angle detection device.
特許文献1には、エンジンのクランクシャフトに設けられたロータと、ロータの外周に形成された歯を検出するセンサとを備えた回転角検出装置について開示がある。 Japanese Unexamined Patent Application Publication No. 2002-100001 discloses a rotation angle detection device that includes a rotor provided on a crankshaft of an engine and a sensor that detects teeth formed on the outer circumference of the rotor.
回転角検出装置は、センサから出力される歯の検出信号のパルス間隔に基づいて、クランクシャフトの回転角(クランク角)を検出したり、エンジンの燃焼状態(例えば、失火状態)を判定したりすることができる。しかし、特許文献1では、ロータの外周に形成される歯は、ロータの周方向に、例えば10°間隔で形成される。ここで、歯がロータの周方向に10°間隔で形成される場合、回転角検出装置は、エンジンの低速回転域において、エンジンの失火を精度よく判定することが困難になる。一方、ロータの外周に形成される歯が10°未満間隔で形成される場合、回転角検出装置は、エンジンの高速回転域において、エンジンのクランク角を精度よく検出することが困難になる。 The rotation angle detection device detects the rotation angle (crank angle) of the crankshaft and determines the combustion state (for example, misfire state) of the engine based on the pulse interval of the tooth detection signal output from the sensor. can do. However, in Patent Document 1, the teeth formed on the outer periphery of the rotor are formed at intervals of, for example, 10 degrees in the circumferential direction of the rotor. Here, if the teeth are formed at intervals of 10° in the circumferential direction of the rotor, it becomes difficult for the rotation angle detection device to accurately determine misfire of the engine in the low speed rotation range of the engine. On the other hand, when the teeth formed on the outer circumference of the rotor are formed at intervals of less than 10°, it becomes difficult for the rotation angle detection device to accurately detect the crank angle of the engine in the high speed rotation range of the engine.
そこで、本発明は、エンジンの失火を精度よく判定することが可能な回転角検出装置を提供することを目的としている。 SUMMARY OF THE INVENTION Accordingly, it is an object of the present invention to provide a rotation angle detection device capable of accurately determining engine misfire.
上記課題を解決するために、本発明の回転角検出装置は、エンジンのシャフトに設けられたロータの外周に形成され、ロータの径方向に延在する第1径方向延在部、および、径方向と交差する交差方向に延在する交差方向延在部を含む複数の第1の歯と、複数の第1の歯の間に形成され、ロータの径方向に延在する第2径方向延在部を含む第2の歯と、交差方向において、交差方向延在部と対向して配される第1のセンサと、径方向において、第1径方向延在部、および、第2径方向延在部と対向して配される第2のセンサと、を備え、第2の歯は、ロータの外周のうち、エンジンの少なくとも1つのピストンが上死点に位置するときに第2のセンサと対向する部分を含む所定範囲内に部分的に形成され、所定範囲外に形成されていない。 In order to solve the above problems, a rotation angle detection device of the present invention includes a first radially extending portion formed on the outer periphery of a rotor provided on an engine shaft and extending in the radial direction of the rotor; and a second radial extension formed between the plurality of first teeth and extending in a radial direction of the rotor. a second tooth including a base portion; a first sensor disposed opposite the cross-direction extending portion in the cross direction; a first radially extending portion and a second radial direction; a second sensor disposed opposite the extension, wherein the second tooth detects the second sensor when at least one piston of the engine is at top dead center of the outer periphery of the rotor; It is partially formed within a predetermined range including the portion facing and is not formed outside the predetermined range .
第1径方向延在部および第2径方向延在部は、ロータの周方向に並んで形成されてもよい。 The first radially extending portion and the second radially extending portion may be formed side by side in the circumferential direction of the rotor.
本発明によれば、エンジンの失火を精度よく判定することができる。 According to the present invention, engine misfire can be accurately determined.
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易にするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。 Preferred embodiments of the present invention will be described in detail below with reference to the accompanying drawings. The dimensions, materials, and other specific numerical values shown in these embodiments are merely examples for facilitating understanding of the invention, and do not limit the invention unless otherwise specified. In the present specification and drawings, elements having substantially the same function and configuration are given the same reference numerals to omit redundant description, and elements that are not directly related to the present invention are omitted from the drawings. do.
図1は、本実施形態の回転角検出装置1を説明する図である。図1に示すように、回転角検出装置1は、クランクシャフト(シャフト)CSと、ディスクプレート(ロータ)3と、クランク角検出用センサ(第1のセンサ)5と、失火判定用センサ(第2のセンサ)7と、ECU9とを備える。 FIG. 1 is a diagram illustrating a rotation angle detection device 1 of this embodiment. As shown in FIG. 1, the rotation angle detection device 1 includes a crankshaft (shaft) CS, a disk plate (rotor) 3, a crank angle detection sensor (first sensor) 5, and a misfire determination sensor (first sensor). 2 sensor) 7 and an ECU 9 .
クランクシャフトCSは、不図示のエンジンに配される。クランクシャフトCSは、エンジンのピストン(不図示)の往復運動を回転運動に変換する。ディスクプレート3は、クランクシャフトCSに取り付けられ、クランクシャフトCSと一体的に回転する。
The crankshaft CS is arranged in an engine (not shown). The crankshaft CS converts the reciprocating motion of the pistons (not shown) of the engine into rotary motion. The
ディスクプレート3は、本体部3aと、クランク角検出用歯(第1の歯)3bと、失火判定用歯(第2の歯)3cと、切欠き部3dとを備える。ディスクプレート3は、例えば、磁性材料から構成される。本体部3aは、略円環形状の板である。本体部3aの内周面には、クランクシャフトCSが接続される。本体部3aの外周縁には、クランク角検出用歯3bと、失火判定用歯3cと、切欠き部3dが形成される。
The
クランク角検出用歯3bは、本体部3aの外周縁から径方向外側に突出する。クランク角検出用歯3bは、本体部3aの全周に亘って周方向に複数形成される。クランク角検出用歯3bは、本体部3aの周方向に一定間隔(例えば、10°間隔)で形成される。
The crank
失火判定用歯3cは、本体部3aの外周縁から径方向外側に突出する。失火判定用歯3cは、本体部3aの周方向に複数形成される。失火判定用歯3cは、クランク角検出用歯3bの間に一定間隔(例えば、3.3°間隔)で形成される。本実施形態では、失火判定用歯3cは、隣接する一対のクランク角検出用歯3bの間に2つ形成される。クランク角検出用歯3bと失火判定用歯3cの間隔は、失火判定用歯3c同士の間隔と等しい。つまり、クランク角検出用歯3bと失火判定用歯3cは、クランク角検出用歯3b、失火判定用歯3c、失火判定用歯3c、クランク角検出用歯3b、・・・の順に等間隔で並んでいる。
The
図1に示すように、失火判定用歯3cは、不図示のピストンが上死点に位置するときに失火判定用センサ7が本体部3aと対向する部分(位置)を含んだ所定範囲内に複数形成される。例えば、失火判定用歯3cは、不図示のピストンが上死点に位置するときに失火判定用センサ7が本体部3aと対向する部分(位置)から周方向に前後45°の範囲内に形成される。
As shown in FIG. 1, the
本実施形態において、不図示のエンジンは、水平対向エンジンである。水平対向エンジンは、クランクシャフトCSを介して互いに水平方向に対向するように配された複数のピストンを備えている。互いに水平方向に対向する複数のピストンは、クランクシャフトCSの回転角(クランク角)が180°ずれた2つの位置で上死点となる。換言すれば、互いに水平方向に対向する複数のピストンは、本体部3aの周方向に180°ずれた2つの位置で上死点となる。よって、本実施形態の失火判定用歯3cは、本体部3aの周方向に180°ずれた2つの上死点に対応する位置を含んだ所定範囲内に形成される。
In this embodiment, the engine (not shown) is a horizontally opposed engine. A horizontally opposed engine includes a plurality of pistons arranged to horizontally face each other via a crankshaft CS. A plurality of pistons facing each other in the horizontal direction have top dead centers at two positions where the rotation angle (crank angle) of the crankshaft CS is shifted by 180°. In other words, the plurality of pistons facing each other in the horizontal direction have top dead centers at two positions shifted by 180° in the circumferential direction of the
切欠き部3dは、本体部3aの周方向に1つ形成される。切欠き部3dには、クランク角検出用歯3bおよび失火判定用歯3cが形成されない。切欠き部3dは、クランク角検出用センサ5がクランク角の基準位置を検出するために形成される。本実施形態では、切欠き部3dは、本体部3aの周方向のうち失火判定用歯3cが形成されていない範囲に形成されるが、これに限定されず、切欠き部3dは、失火判定用歯3cが形成される範囲に形成されてもよい。
One
図2は、本体部3aの外周縁の概略拡大図である。図2に示すように、クランク角検出用歯3bは、径方向延在部(第1径方向延在部)11と、交差方向延在部13とを含んで構成される。
FIG. 2 is a schematic enlarged view of the outer peripheral edge of the
径方向延在部11は、本体部3aの外周縁上に形成される。径方向延在部11は、本体部3aの径方向に沿って延在する。交差方向延在部13は、本体部3aの径方向と交差する方向(以下、交差方向ともいう)に沿って延在する。本実施形態では、交差方向延在部13は、径方向延在部11の先端から、本体部3aの回転軸方向(すなわち、径方向と直交する方向)に向かって延在する。
The radially extending
失火判定用歯3cは、径方向延在部(第2径方向延在部)15を含んで構成される。径方向延在部15は、本体部3aの外周縁上に形成される。径方向延在部15は、本体部3aの径方向に沿って延在する。径方向延在部15は、本体部3aの周方向(すなわち、回転方向)における幅が、径方向延在部11および交差方向延在部13の幅と大凡等しい。また、径方向延在部15は、径方向延在部11の径方向の長さと大凡等しい。
The
図3は、図2に示すIII-III断面図である。図3では、クランク角検出用センサ5および失火判定用センサ7がクランク角検出用歯3bと対向している状態を示している。図3に示すように、クランク角検出用センサ5は、交差方向延在部13が延在する方向(すなわち、交差方向)において、交差方向延在部13と対向して配される。交差方向延在部13は、径方向延在部11と接続する側と反対側の端部に対向面17を備える。クランク角検出用センサ5は、対向面17と所定間隔を介して対向して配される。
FIG. 3 is a cross-sectional view taken along line III-III shown in FIG. FIG. 3 shows a state in which the crank
クランク角検出用センサ5は、コイルおよび磁石を含んで構成される。クランク角検出用センサ5は、対向面17の離接による磁界変化に基づいて、クランク角検出用信号を出力する。クランク角検出用センサ5は、クランク角検出用歯3bの交差方向延在部13の対向面17と対向したとき、クランク角検出用信号を出力する。
The crank
図4は、図2に示すIV-IV断面図である。図4では、失火判定用センサ7が失火判定用歯3cと対向している状態を破線で表している。図4に示すように、失火判定用センサ7は、径方向延在部15が延在する方向(すなわち、径方向)において、径方向延在部15と対向して配される。径方向延在部15は、本体部3aの外周縁と接続する側と反対側の端部に対向面19を備える。失火判定用センサ7は、対向面19と所定間隔を介して対向して配される。
FIG. 4 is a sectional view along IV-IV shown in FIG. In FIG. 4, the dashed line indicates the state in which the misfire determination sensor 7 faces the
ここで、図3に示すように、クランク角検出用歯3bの径方向延在部11は、本体部3aの外周縁と接続する側と反対側の端部に対向面21を備える。対向面19(図4参照)および対向面21は、本体部3aの中心(回転中心軸)からの距離が大凡等しい。ただし、対向面19および対向面21は、失火判定用センサ7が検出可能な範囲内にあれば、本体部3aの中心(回転中心軸)からの距離が異なっていてもよい。また、対向面19および対向面21は、本体部3aの軸方向(回転軸方向)において、大凡等しい位置に配される。つまり、径方向延在部11および径方向延在部15(図4参照)は、本体部3aの周方向に並んで(すなわち、対向して)形成される。したがって、失火判定用センサ7は、本体部3aの回転に伴い、対向面19(径方向延在部15)および対向面21(径方向延在部11)と対向する。
Here, as shown in FIG. 3, the
失火判定用センサ7は、コイルおよび磁石を含んで構成される。失火判定用センサ7は、対向面19、21の離接による磁界変化に基づいて、失火判定用信号を出力する。失火判定用センサ7は、対向面21および対向面19(図4参照)と対向したとき、失火判定用信号を出力する。
The misfire determination sensor 7 includes a coil and a magnet. The misfire determination sensor 7 outputs a misfire determination signal based on the change in the magnetic field due to the contact and separation of the opposing
図1に戻り、ECU9は、クランク角検出用センサ5および失火判定用センサ7と電気的に接続される。ECU9は、中央処理装置(CPU)、プログラム等が格納されたROM、ワークエリアとしてのRAM等を含むマイクロコンピュータでなり、エンジン(不図示)および回転角検出装置1を統括制御する。本実施形態では、ECU9は、クランク角導出部23と、失火判定部25として機能する。
Returning to FIG. 1 , the ECU 9 is electrically connected to the crank
クランク角導出部23は、クランク角検出用センサ5から出力されるクランク角検出用信号に基づいて、クランクシャフトCSの回転角(クランク角)を導出する。
The crank angle derivation unit 23 derives the rotation angle (crank angle) of the crankshaft CS based on the crank angle detection signal output from the crank
失火判定部25は、失火判定用センサ7から出力される失火判定用信号に基づいて、エンジンの失火を判定する。不図示のエンジンが駆動されると、クランクシャフトCSの回転に伴い、ディスクプレート3が回転する。ここで、エンジンの失火が起きると、ディスクプレート3の角加速度が低下する。ディスクプレート3の角加速度が低下すると、失火判定用センサ7から出力される失火判定用信号のパルス間隔が大きくなる。
The
失火判定部25は、例えば、失火判定用信号のパルス間隔が、エンジン回転数に応じて予め定められた失火判定用閾値よりも大きくなったとき、エンジンの失火を判定する。このように、回転角検出装置1は、失火判定用信号のパルス間隔に応じて、エンジンの燃焼状態(例えば、失火状態)を判定することができる。
The
以上のように、本実施形態の回転角検出装置1は、クランク角検出用歯3b(径方向延在部11および交差方向延在部13)と、失火判定用歯3c(径方向延在部15)と、クランク角検出用センサ5と、失火判定用センサ7とを備える。
As described above, the rotation angle detection device 1 of the present embodiment includes the crank
ここで、仮に、失火判定用歯3cが形成されない場合、失火判定用センサ7は、クランク角検出用歯3bの径方向延在部11と対向したときに、失火判定用信号を出力する。しかし、径方向延在部11(クランク角検出用歯3b)は、本体部3aの周方向に比較的大きい間隔(10°間隔)で形成される。また、失火判定用センサ7は、エンジン回転数が低くなるほど、失火判定用信号を出力する間隔(パルス間隔)が大きくなる。失火判定部25は、失火判定用信号が出力されていない間は、エンジンの失火判定を行うことができない。そのため、失火判定部25は、失火判定用信号のパルス間隔が大きくなるほど、エンジンの失火を精度よく判定することが困難になる。したがって、本体部3aに失火判定用歯3cが形成されない場合、失火判定部25は、エンジンの低速回転域においてエンジンの失火を精度よく判定することが困難になる。
Here, if the
一方、失火判定用歯3cが形成される場合、失火判定用センサ7は、クランク角検出用歯3bの径方向延在部11、および、失火判定用歯3cの径方向延在部15と対向したときに、失火判定用信号を出力する。径方向延在部11および径方向延在部15(クランク角検出用歯3bおよび失火判定用歯3c)は、本体部3aの周方向に比較的小さい間隔(3.3°間隔)で形成される。そのため、失火判定用センサ7は、本体部3aに失火判定用歯3cが形成されない場合よりも、失火判定用歯3cが形成される場合の方が、失火判定用信号のパルス間隔を小さくすることができる。その結果、失火判定部25は、エンジンの低速回転域においてエンジンの失火を精度よく判定することが容易になる。
On the other hand, when the
このように、失火判定用センサ7は、失火判定用歯3cが形成されない場合よりも、失火判定用歯3cが形成される方が、短い周期で失火判定用信号を出力することができる。したがって、失火判定部25は、失火判定用歯3cが形成されない場合よりも、失火判定用歯3cが形成される方が、エンジンの失火を高精度に判定することができる。よって、本実施形態の回転角検出装置1によれば、エンジンの低速回転域において、エンジンの失火を精度よく判定することができる。
Thus, the misfire determination sensor 7 can output the misfire determination signal at a shorter cycle when the
また、仮に、クランク角検出用歯3bに交差方向延在部13が形成されない場合、クランク角検出用センサ5は、径方向延在部11および径方向延在部15と対向したとき、クランク角検出用信号を出力する。径方向延在部11および径方向延在部15(クランク角検出用歯3bおよび失火判定用歯3c)は、本体部3aの周方向に比較的小さい間隔(3.3°間隔)で形成される。また、クランク角検出用センサ5は、エンジン回転数が高くなるほど、クランク角検出用信号を出力する間隔(パルス間隔)が小さくなる。クランク角検出用信号のパルス間隔が所定値未満になると、隣接するパルス信号が繋がってしまい、クランク角導出部23は、エンジンのクランク角を精度よく判定することが困難になる。したがって、クランク角検出用歯3bに交差方向延在部13が形成されない場合、クランク角導出部23は、エンジンの高速回転域においてエンジンのクランク角を精度よく検出することが困難になる。
Further, if the crank
一方、クランク角検出用歯3bに交差方向延在部13が形成される場合、クランク角検出用センサ5は、交差方向延在部13と対向したとき、クランク角検出用信号を出力する。交差方向延在部13(クランク角検出用歯3b)は、本体部3aの周方向に比較的大きい間隔(10°間隔)で形成される。そのため、クランク角検出用信号のパルス間隔は、エンジンの高速回転域においても所定値未満になり難い(つまり、隣接するパルス信号が繋がり難い)。したがって、クランク角検出用歯3bに交差方向延在部13が形成される場合、クランク角導出部23は、エンジンの高速回転域においてエンジンのクランク角を精度よく検出することができる。このように、本実施形態の回転角検出装置1によれば、エンジンの高速回転域においてエンジンのクランク角を精度よく検出することができる。
On the other hand, when the
また、本実施形態の失火判定用歯3cは、本体部3aの全周に亘って形成されずに、不図示のピストンが上死点に位置するときに失火判定用センサ7が本体部3aと対向する部分を含んだ所定範囲内に形成される。これにより、エンジンの失火判定の精度を維持しながら、ディスクプレート3の製造コストを低減することができる。
Further, the
また、本実施形態の失火判定用歯3cの径方向延在部15は、クランク角検出用歯3bの径方向延在部11と本体部3aの周方向に並んで形成される。これにより、ディスクプレート3の厚さを薄くすることができ、ディスクプレート3の製造コストを低減することができる。
Further, the
図5は、変形例におけるクランク角検出用歯103bの概略断面図である。上記実施形態の回転角検出装置1と実質的に等しい構成要素については、同一符号を付して説明を省略する。本変形例の回転角検出装置100は、ディスクプレート103を備える。ディスクプレート103は、上記実施形態のクランク角検出用歯3bに代えて、クランク角検出用歯103bを備える。本変形例のディスクプレート103は、クランク角検出用歯103b以外の構成が、上記実施形態のディスクプレート3の構成と同じである。
FIG. 5 is a schematic cross-sectional view of a crank
図5に示すように、クランク角検出用歯103bは、径方向延在部(第1径方向延在部)11と、交差方向延在部113とを含んで構成される。
As shown in FIG. 5 , the crank
径方向延在部11は、本体部3aの径方向に沿って延在する。交差方向延在部113は、本体部3aの径方向と交差する方向(交差方向)に沿って延在する。本変形例では、交差方向延在部113は、径方向延在部11の先端から、本体部3aの径方向(および回転軸方向)に対し45°傾斜した方向に向かって延在する。
The
クランク角検出用センサ5は、交差方向延在部113が延在する方向(すなわち、交差方向)において、交差方向延在部113と対向して配される。交差方向延在部113は、径方向延在部11と接続する側と反対側の端部に対向面117を備える。対向面117は、本体部3a回転中心軸と直交する面に対し、45°傾斜している。クランク角検出用センサ5は、対向面117と所定間隔を介して対向して配される。
The crank
本変形例の回転角検出装置100によれば、上記実施形態の回転角検出装置1と同様の作用および効果を得ることができる。
According to the rotation
以上、添付図面を参照しつつ本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されないことは勿論であり、特許請求の範囲に記載された範疇における各種の変更例又は修正例についても、本発明の技術的範囲に属することは言うまでもない。 Although the preferred embodiments of the present invention have been described above with reference to the accompanying drawings, the present invention is of course not limited to the above-described embodiments, and various modifications within the scope of the claims can be made. It is needless to say that modified examples also belong to the technical scope of the present invention.
上記実施形態および変形例において、回転角検出装置1、100は、エンジンのクランク角を検出するクランク角検出装置である場合を例に説明した。しかし、これに限定されず、回転角検出装置1、100は、例えば、エンジンのカムシャフトの回転角(カム角)を検出するカム角検出装置であってもよい。このように、上記実施形態および変形例の回転角検出装置1、100は、クランク角検出装置以外にも適用可能であり、その用途が限定されるものではない。
In the above embodiments and modified examples, the rotation
上記実施形態および変形例において、回転角検出装置1、100は、失火判定用歯3cが本体部3aの全周の一部にのみ形成される例について説明した。しかし、これに限定されず、失火判定用歯3cは、本体部3aの全周に亘って形成されてもよい。
In the above embodiments and modified examples, the rotation
上記実施形態および変形例において、回転角検出装置1、100は、失火判定用歯3cの径方向延在部15がクランク角検出用歯3b、103bの径方向延在部11と本体部3aの周方向に並んで形成される例について説明した。しかし、これに限定されず、径方向延在部15は、径方向延在部11と本体部3aの回転軸方向にずれて形成されてもよい。その場合、失火判定用センサ7は、径方向延在部11および径方向延在部15を検出するために複数設けられてもよい。
In the above embodiments and modified examples, the rotation
上記実施形態および変形例において、回転角検出装置1、100は、失火判定用歯3cが隣接する一対のクランク角検出用歯3b、103bの間に2つ形成される例について説明した。しかし、これに限定されず、隣接する一対のクランク角検出用歯3b、103bの間には、単一(1つ)の失火判定用歯3cが等間隔に形成されてもよいし、3つ以上の失火判定用歯3cが等間隔に形成されてもよい。
In the above embodiments and modified examples, the rotation
本発明は、回転角検出装置に利用できる。 INDUSTRIAL APPLICABILITY The present invention can be used for a rotation angle detection device.
CS クランクシャフト(シャフト)
1 回転角検出装置
3 ディスクプレート(ロータ)
3b クランク角検出用歯(第1の歯)
3c 失火判定用歯(第2の歯)
5 クランク角検出用センサ(第1のセンサ)
7 失火判定用センサ(第2のセンサ)
11 径方向延在部(第1径方向延在部)
13 交差方向延在部
15 径方向延在部(第2径方向延在部)
103 ディスクプレート(ロータ)
103b クランク角検出用歯(第1の歯)
113 交差方向延在部
CS crankshaft (shaft)
1
3b Crank angle detection tooth (first tooth)
3c Misfire determination tooth (second tooth)
5 Crank angle detection sensor (first sensor)
7 misfire determination sensor (second sensor)
11 radially extending portion (first radially extending portion)
13 cross
103 disk plate (rotor)
103b Crank angle detection tooth (first tooth)
113 cross direction extension
Claims (2)
前記複数の第1の歯の間に形成され、前記ロータの径方向に延在する第2径方向延在部を含む第2の歯と、
前記交差方向において、前記交差方向延在部と対向して配される第1のセンサと、
前記径方向において、前記第1径方向延在部、および、前記第2径方向延在部と対向して配される第2のセンサと、
を備え、
前記第2の歯は、前記ロータの外周のうち、前記エンジンの少なくとも1つのピストンが上死点に位置するときに前記第2のセンサと対向する部分を含む所定範囲内に部分的に形成され、前記所定範囲外に形成されていない回転角検出装置。 A first radially extending portion formed on an outer periphery of a rotor provided on an engine shaft and extending in a radial direction of the rotor, and a crossing direction extending portion extending in a crossing direction crossing the radial direction. a plurality of first teeth including
a second tooth formed between the plurality of first teeth and including a second radial extension extending radially of the rotor;
a first sensor disposed facing the cross-direction extending portion in the cross direction;
a second sensor disposed facing the first radially extending portion and the second radially extending portion in the radial direction;
with
The second tooth is partially formed within a predetermined range including a portion of the outer circumference of the rotor that faces the second sensor when at least one piston of the engine is positioned at top dead center. , a rotation angle detection device that is not formed outside the predetermined range .
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