JP7231140B2 - 多孔性ウィクおよびこれを含む蒸気化器とエアロゾル発生装置 - Google Patents

多孔性ウィクおよびこれを含む蒸気化器とエアロゾル発生装置 Download PDF

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Description

本開示は、多孔性ウィクおよびこれを含む蒸気化器とエアロゾル発生装置に関する。より詳しくは、液状が目標移送経路に沿って集中移送され得るように考案された多孔性ウィクおよびこれを含む蒸気化器とエアロゾル発生装置に関する。
近年、一般的な巻きタバコの短所を克服する代替喫煙物品に関する需要が増加している。例えば、巻きタバコでなく、液状組成物を気化することによってエアロゾルを発生させるエアロゾル発生装置(e.g.液状型電子タバコ)に関する需要が増加しており、これにより、液状気化式エアロゾル発生装置に対する研究が活発に行われている。
液状気化式エアロゾル発生装置において、ウィク(wick)は、装置の核心構成要素のうち1つであって、液状を吸収して加熱要素(e.g.ヒーター)に伝達する役割を行う。最近には、多孔性構造体に基づくウィク(いわゆる「多孔性ウィク」)が提案されたことがある。
ところが、多孔性ウィクは、ボディー全体が多孔性であるから、全方向に液状移送が行われ、液状移送方向が希望通りに制御されることができない。すなわち、液状移送方向が目標移送地(e.g.加熱要素)に集中しないので、多孔性ウィクを用いても、液状移送能力と霧化量が思ったより向上しないことがある。
本開示のいくつかの実施例を通じて解決しようとする技術的課題は、液状が目標移送経路に沿って集中移送され得るように考案された多孔性ウィクおよびこれを含む蒸気化器とエアロゾル発生装置を提供することにある。
本開示のいくつかの実施例を通じて解決しようとする他の技術的課題は、液状移送速度および移送量の均一性を保障できる多孔性ウィクおよびこれを含む蒸気化器とエアロゾル発生装置を提供することにある。
本開示の技術的課題は、以上で言及した技術的課題に制限されず、言及されていないさらに他の技術的課題は、下記の記載から本開示の技術分野における通常の技術者に明確に理解され得る。
前記技術的課題を解決するための、本開示のいくつかの実施例による蒸気化器は、液状のエアロゾル発生基材を貯蔵する液状貯蔵槽と、前記貯蔵されたエアロゾル発生基材を加熱してエアロゾルを発生させる加熱要素と、多孔性ボディー(porous body)を通じて前記貯蔵されたエアロゾル発生基材を前記加熱要素に伝達し、かつ、前記多孔性ボディーを形成する複数の面のうち少なくとも一部にコーティング膜が形成された多孔性ウィクと、を含むことができる。
いくつかの実施例において、前記複数の面のうち少なくとも一部は、前記エアロゾル発生基材の目標移送経路に関連しない少なくとも1つの面を含むことができる。
いくつかの実施例において、前記加熱要素は、平面形態の加熱パターンを含み、前記加熱パターンは、前記複数の面のうち少なくとも1つの面に配置され、前記複数の面のうち少なくとも一部は、前記加熱パターンが配置されていない面を含むことができる。
いくつかの実施例において、前記コーティング膜は、ガラス膜でありうる。
いくつかの実施例において、前記多孔性ボディーは、複数のビーズ(bead)により形成され得る。
いくつかの実施例において、前記多孔性ウィクの上部方向に配置され、前記発生したエアロゾルを伝達する気流管をさらに含み、前記加熱要素は、前記多孔性ウィクの下部に配置され得る。
いくつかの実施例において、前記加熱要素は、平面形態の加熱パターンを含み、前記加熱パターンは、前記多孔性ボディーの表面から0μm~400μmの深さに内蔵され得る。
上述した本開示の多様な実施例によれば、多孔性ウィクのボディーを形成する複数の面うち目標移送経路に関連しない一部の面にコーティング膜が形成され得る。これにより、液状が目標移送経路に沿って集中移送され得、多孔性ウィクの液状供給能力と蒸気化器(またはエアロゾル発生装置)の霧化量が大きく増加することができる。
また、複数のビーズをパッキングしてウィクを製造することによって、孔隙(pore)の大きさおよび/または分布が均一な多孔性ウィクが形成され得る。これにより、均一な液状移送速度および移送量が保障され得、蒸気化器(またはエアロゾル発生装置)の霧化量も均一に維持され得る。ひいては、多孔性ウィクの炭化現象は最小化され得る。
本開示の技術的思想による効果は、以上で言及した効果に制限されず、言及されていないさらに他の効果は、下記の記載から通常の技術者に明確に理解され得る。
本開示のいくつかの実施例による蒸気化器の例示的な構成図である。 本開示のいくつかの実施例による蒸気化器の例示的な分解図である。 本開示のいくつかの実施例によって多孔性ウィクの液状移送経路を制御する方法を例示する図である。 本開示のいくつかの実施例によって多孔性ウィクの液体移送経路を制御する方法を例示する図である。 本開示のいくつかの実施例によって多孔性ウィクの液体移送経路を制御する方法を例示する図である。 本開示のいくつかの実施例による多孔性ウィクの製造方法を説明するための例示図である。 ビーズサイズと多孔性ウィクの液状移送速度に関する実験結果を示す図である。 ビーズサイズと多孔性ウィクの強度に関する実験結果を示す図である。 本開示のいくつかの実施例による蒸気化器が適用され得るエアロゾル発生装置を示す例示的なブロック図である。 本開示のいくつかの実施例による蒸気化器が適用され得るエアロゾル発生装置を示す例示的なブロック図である。 本開示のいくつかの実施例による蒸気化器が適用され得るエアロゾル発生装置を示す例示的なブロック図である。
以下、添付の図面を参照して本開示の好ましい実施例を詳細に説明する。本開示の利点および特徴、そしてそれらを達成する方法は、添付の図面と共に詳細に後述している実施例を参照すると明確になるだろう。しかしながら、本開示の技術的思想は、以下の実施例に限定されるものではなく、互いに異なる多様な形態で具現され得、単に以下の実施例は、本開示の技術的思想を完全にし、本開示の属する技術分野における通常の知識を有する者に本開示の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本開示の技術的思想は、請求項の範疇によって定義されるのみである。
各図面の構成要素に参照符号を付加するに際して、同じ構成要素に対しては、たとえ異なる図面上に表示されても、できるだけ同じ符号を有するようにしていることに留意しなければならない。また、本開示を説明するに際して、関連した公知構成または機能に関する具体的な説明が本開示の要旨を不明にすることができると判断される場合には、その詳細な説明は省略する。
別途の定義がない限り、本明細書において使用されるすべての用語(技術および科学的用語を含む)は、本開示の属する技術分野における通常の知識を有する者に共通して理解され得る意味として使用され得る。また、一般的に使用される辞書に定義されている用語は、明白に特に定義されていない限り、理想的にまたは過度に解釈されない。本明細書で使用された用語は、実施例を説明するためのものであって、本開示を制限しようとするものではない。本明細書で、単数型は、文章において特に言及しない限り、複数型も含む。
また、本開示の構成要素を説明するに際して、第1、第2、A、B、(a)、(b)等の用語を使用することができる。このような用語は、その構成要素を他の構成要素と区別するためのものに過ぎず、その用語により当該構成要素の本質や手順または順序等が限定されない。ある構成要素が他の構成要素に「連結」、「結合」または「接続」されると記載された場合、その構成要素は、当該他の構成要素に直接的に連結されるか、または接続され得るが、各構成要素の間にさらに他の構成要素が「連結」、「結合」または「接続」されてもよいと理解されなければならない。
本開示で使用される「含む(comprises)」および/または「含む(comprising)」は、言及された構成要素、段階、動作および/または素子は、1つ以上の他の構成要素、段階、動作および/または素子の存在または追加を排除しない。
本開示の多様な実施例に関する説明に先立って、本明細書で使用されるいくつかの用語について明確にすることとする。
本明細書で、「エアロゾル発生基材」は、エアロゾル(aerosol)を発生させることができる物質を意味し得る。エアロゾルは、揮発性化合物を含むことができる。エアロゾル発生基材は、固体または液状でありうる。
例えば、固体のエアロゾル発生基材は、板状葉タバコ、刻みタバコ、再構成タバコ等タバコ原料を基礎とする固体物質を含むことができ、液状のエアロゾル発生基材は、ニコチン、タバコ抽出物および/または多様な香味剤を基礎とする液状組成物を含むことができる。しかしながら、本開示の範囲が前記列挙された例示に限定されるものではない。
より具体的な例として、液状のエアロゾル発生基材は、プロピレングリコール(PG)およびグリセリン(GLY)のうち少なくとも1つを含むことができ、エチレングリコール、ジプロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコールおよびオレイルアルコールのうち少なくとも1つをさらに含むこともできる。他の例として、エアロゾル発生基材は、ニコチン、水分および加香物質のうち少なくとも1つをさらに含むことができる。さらに他の例として、エアロゾル発生基材は、ケイヒ、カプサイシン等の多様な添加物質をさらに含むこともできる。エアロゾル発生基材は、流動性が大きい液体物質だけでなく、ゲルまたは固形分形態の物質を含むこともできる。このように、エアロゾル発生基材の組成成分は、実施例によって多様に選択され得、その組成比率も、実施例によって変わることができる。以下の明細書で、「液状」は、液状のエアロゾル発生基材を指すものと理解され得る。
本明細書で、「エアロゾル発生装置」は、ユーザの口を通じてユーザの肺に直接的に吸入可能なエアロゾルを発生させるために、エアロゾル発生基材を用いてエアロゾルを発生させる装置を意味し得る。エアロゾル発生装置は、例えば蒸気化器を利用する液状型エアロゾル発生装置と、蒸気化器と巻きタバコを共に利用するハイブリッド型エアロゾル発生装置を含むことができる。ただし、その他にも多様な類型のエアロゾル発生装置がさらに含まれ得るので、本開示の範囲が前記列挙された例示に限定されるものではない。エアロゾル発生装置のいくつかの例示については、図9~図11を参照することとする。
本明細書で、「パフ(puff)」は、ユーザの吸入(inhalation)を意味し、吸入とは、ユーザの口や鼻を通じてユーザの口腔内、鼻腔内または肺に引き寄せる状況を意味し得る。
以下、添付の図面を参照して本開示の多様な実施例について詳細に説明することとする。
図1は、本開示のいくつかの実施例による蒸気化器1を示す例示的な構成図であり、図2は、蒸気化器1を示す例示的な分解図である。図1で、点線の矢印は、空気またはエアロゾルの伝達経路を示す。
図1または図2に示されたように、蒸気化器1は、上部ケース11、気流管12、液状貯蔵槽13、ウィクハウジング14、多孔性ウィク15、加熱要素16および下部ケース17を含むことができる。ただし、図1には、本開示の実施例に係る構成要素のみが図示されている。したがって、本開示の属する技術分野における通常の技術者なら図1に示された構成要素以外に他の汎用的な構成要素がさらに含まれ得ることが分かる。
また、図1に示された構成要素11~17の全部が、蒸気化器1の必須の構成要素ではなくてもよい。すなわち、本開示の他のいくつかの実施例では、図1に示された構成要素のうち少なくとも一部が省略されたり他の構成要素に代替されることもできる。以下、蒸気化器1の各構成要素について説明することとする。
上部ケース11は、蒸気化器1の上部を覆う蓋体またはハウジングの役割をすることができる。いくつかの実施例において、上部ケース11は、マウスピースの役割を兼ねることもできる。
次に、気流管12は、空気および/またはエアロゾルに対する気流パスの役割をすることができる。例えば、加熱要素16により生成されたエアロゾルは、気流管12を通じて上部ケースの方向に排出されてユーザに吸入され得る。ただし、図1は、ユーザの吸引が蒸気化器1の上段方向に行われることを仮定しているだけであり、エアロゾル発生装置および/または気流管12の設計方式によって気流管12の形態と伝達経路は変形され得る。
次に、液状貯蔵槽13は、内部に所定の空間を具備し、当該空間に液状のエアロゾル発生基材を貯蔵することができる。また、液状貯蔵槽13は、貯蔵されたエアロゾル発生基材を多孔性ウィク15を通じて加熱要素16に供給することができる。
次に、ウィクハウジング14は、液状貯蔵槽13と多孔性ウィク15との間に配置され、多孔性ウィク15の少なくとも一部を包んでいるハウジングを意味し得る。
次に、多孔性ウィク15は、多孔性ボディー(porous body)を通じて液状貯蔵槽13に貯蔵されたエアロゾル発生基材を吸収し、これを加熱要素16に伝達することができる。図1および図2は、多孔性ウィク15がH類似形状の多孔性ボディーを有するものを例として図示しているが、多孔性ウィク15は、多様な形態で設計され、具現され得る。例えば、図3等の図面に示されたように、多孔性ウィク15は、直六面体類似形状の多孔性ボディーを有するように具現されることもできる。
いくつかの実施例において、多孔性ボディーの少なくとも一部には、コーティング膜が形成されていてもよい。好ましくは、多孔性ボディーを形成する複数の面のうち液状の目標移送経路に関連しない面にコーティング膜が形成され得る。この際、コーティング膜は、液状移動を遮断したり制限する役割を行うことができる。それによって、液状移送が目標移送経路に集中できるためである。本実施例に関しては、後で図3~図5を参照してさらに詳細に説明することとする。
また、いくつかの実施例において、多孔性ボディーは、複数のビーズ(bead)により形成され得る。例えば、複数のビーズをスフィアパッキング(sphere packing)して多孔性ボディーが形成され得る。本実施例によれば、ビーズをパッキングして多孔性ボディーを形成することによって、孔隙の分布が均一な多孔性ウィクが製造され得、これにより、多孔性ウィクの液状移送速度と移送量の均一性が保障され得る。本実施例に関しては、後で図6~図8を参照してさらに詳細に説明することとする。
さらに、図1および図2を参照して蒸気化器1の構成要素に関する説明を継続することとする。
いくつかの実施例において、加熱要素16は、平たい形態の加熱パターンおよびバッテリー(不図示)から電気を供給されるための端子を含むことができる(図2参照)。加熱パターンは、多孔性ウィク15のボディーの下部に付着されたり内蔵されて、ボトムヒーティング(bottom heating)方式で吸収された液状を加熱することができる。このような場合、加熱要素16が多孔性ウィク15に吸収された液状を均一に加熱できるので、エアロゾル発生量(すなわち、霧化量)が大きく増加することができる。加熱により発生したエアロゾルは、上部方向に配置された気流管12を通じてユーザに吸入され得る。
また、いくつかの実施例において、前記端子は、多孔性ウィク15のボディーの両側面に密着する形態で配置され得る(図2参照)。このような場合、加熱要素16が占める空間が最小化され得、端子が気流を妨害してエアロゾル発生量が減少する問題が緩和され得る。
また、いくつかの実施例において、前記加熱パターンは、多孔性ウィク15のボディーの下部表面から0~400μmの距離(深さ)に内蔵され得る。このような数値範囲で、エアロゾル発生量が最大化され、ウィクの破損現象が最小化され得る。
次に、下部ケース17は、下部に位置するハウジングであって、蒸気化器1の下部と多孔性ウィク15、加熱要素16等を支持する役割をすることができる。
いくつかの実施例では、空気が加熱要素16側に円滑に流入できるように、下部ケース17に空気ホールまたは気流管が含まれ得る(図1参照)。
また、いくつかの実施例において、下部ケース17には、加熱要素16の端子とバッテリー(不図示)を電気的に連結するための連結端子が含まれ得る(図1参照)。
以上、図1および図2を参照して本開示のいくつかの実施例による蒸気化器1について説明した。以下では、多孔性ウィク15の液状移送経路を制御する方法について説明することとする。理解の便宜を提供するために、多孔性ウィク15が直六面体形状のボディーを有すると仮定して説明を継続することとする。
本開示のいくつかの実施例によれば、多孔性ウィク15の液状移送経路を制御するために、多孔性ウィク15のボディーの少なくとも一部にコーティング膜が形成され得る。より詳しくは、目標移送経路に沿って液状が移送されるように制御するために、多孔性ウィク15のボディーを形成する複数の面のうち少なくとも一部にコーティング膜が形成され得る。
ここで、コーティング膜は、液状の移送(e.g.流入、流出)を遮断したり制限する役割を行うことができ、コーティング膜の形成位置は、液状の目標移送経路(または移送方向)に基づいて決定され得る。例えば、コーティング膜は、多孔性ウィク15のボディーを形成する複数の面のうち目標移送経路に関連しない面に形成され得る。より理解の便宜を提供するために、図3~図5に示された例を参照して詳細に説明することとする。図3~図5の右側に示された展開図は、左側の多孔性ウィク15を平面上に展開したものである。
例えば、液状の目標移送方向が図3に示されたところと同じであると仮定しよう。このような場合、目標移送経路は、多孔性ウィク15のボディーを形成する複数の面151~156のうち2つの面152、154を通過することになる。したがって、目標移送経路に関連した面は、面152、154となり、これを除いた他の面151、153、155、156にコーティング膜が形成され得る。それによって、液状の移送が目標移送経路に沿うように制御され得るためである。参考として、目標移送経路の終着地は、加熱要素16が存在する所であるから、加熱要素16に関連した面154は、目標移送経路に関連するしかない。
他の例として、液状の目標移送方向が図4に示されたところと同じであると仮定しよう。このような場合、目標移送経路は、多孔性ウィク15のボディーを形成する複数の面151~156のうち3つの面154~156を通過することになる。したがって、目標移送経路に関連した面は、面154~156となり、これを除いた他の面151~153にコーティング膜が形成され得る。それによって、液状の移送が目標移送経路に沿うように制御され得るためである。
さらに他の例として、目標移送方向が図5に示されたところと同じであると仮定しよう。このような場合、目標移送経路は、多孔性ウィク15のボディーを形成する複数の面151~156のうち3つの面151、153、154を通過することになる。したがって、目標移送経路に関連した面は、面151、153、154となり、これを除いた他の面152、155、156にコーティング膜が形成され得る。それによって、液状の移送が目標移送経路に沿うように制御され得るためである。
前述したように、コーティング膜は、液状の移送を制限できる物質または防水性物質により形成され得、その種類は、実施例によって変わることができる。
いくつかの実施例において、コーティング膜は、ガラス膜でありうる。本実施例において、多孔性ウィク15は、焼成を通じて多孔性ボディーを形成する1次焼成過程と、ガラスフリット(frit)を多孔性ウィク15のボディーの外面に塗布し焼成する2次焼成過程を通じて形成され得る。この際、多孔性ボディーの焼成温度より低い融点を有するガラスフリットを用いることが好ましいことがある。ガラスフリットの融点が多孔性構造体の焼成温度より高い場合、2次焼成過程で多孔性ボディーの外面が溶融する現象が発生し得るためである。例えば、多孔性ボディーの焼成温度は、800度を上回ることが好ましいことがあり、ガラスフリットの融点は、600度~800度であることが好ましいことがある。
他のいくつかの実施例において、コーティング膜は、ポリイミドコーティング膜でありうる。
さらに他のいくつかの実施例において、コーティング膜は、撥水コーティング膜でありうる。
さらに他のいくつかの実施例において、コーティング膜は、上記の実施例の組み合わせに基づくものであってもよい。例えば、コーティング膜は、ガラス膜と撥水コーティング膜を含む二重膜の形態で具現されることもできるので、このような場合、コーティング膜の防水性能がさらに向上することができる。
さらに他のいくつかの実施例において、コーティング膜は、液体の透過を選択的に遮断するメンブレン(membrane)素材で具現されることもできる。
以上、図3~図5を参照して本開示のいくつかの実施例によって多孔性ウィク15の液状移送経路を制御する方法について説明した。上述した方法によれば、多孔性ウィク15のボディーを形成する複数の面のうち目標移送経路に関連しない一部の面にコーティング膜が形成され得る。これにより、液状が目標移送経路に沿って集中移送されるように制御され得、多孔性ウィク15の液状供給能力と蒸気化器1(またはエアロゾル発生装置)の霧化量が大きく増加することができる。
以下では、図6~図8を参照して本開示のいくつかの実施例によるビーズ集合体基盤の多孔性ウィク15について説明することとする。
図6は、多孔性ウィク15の製造過程を例示している。
図6に示されたように、複数のビーズ20をパッキング(packing)して多孔性ウィク15-1、15-2が製造され得る。例えば、複数のビーズ20をスフィアパッキング(sphere packing)し、焼成することによって、多孔性ウィク15-1、15-2のボディーが形成され得る。ビーズのパッキング構造は、例えば体心立方構造(Body-Centered Cubic;BCC)、面心立方構造(Face-Centered Cubic)等になり得る。しかしながら、その他にも多様なパッキング構造が活用され得るので、本開示の範囲がこれに限定されるものではない。面心立方構造と体心立方構造は、既に当該技術分野に広く知られたスフィアパッキング構造であるから、これに関する説明は省略することとする。
多孔性ウィク15がビーズ集合体で製造される場合、多孔度(孔隙率)、孔隙(pore)サイズ、孔隙分布等がビーズサイズ、パッキング方式および/またはパッキング構造に基づいて容易に制御され得る。例えば、多孔度が基準値以上であり、均一な孔隙分布を有する多孔性ウィクが容易に製造され得、製造された多孔性ウィクは、液状移送速度と移送量の均一性を保障することができる。
多孔性ウィクの基盤となるビーズの素材は、多様でありうる。例えば、ビーズの素材は、セラミックであってもよく、セラミックビーズは、ガラス(glass)セラミックビーズまたはアルミナ(alumina)セラミックビーズを含むことができる。しかしながら、その他にも他の素材のビーズが活用され得るので、本開示に範囲が前記列挙された例示に限定されるものではない。
一方、ビーズのサイズ(e.g.直径)は、液状移送速度とウィク強度と関連しているので、ビーズのサイズを適切に決定することが重要である。例えば、図7および図8の実験結果に示されたように、ビーズの直径が増加すると、ウィクの液状移送速度が増加する反面、ウィクの強度は減少することができる。これは、ビーズの直径が増加すると、孔隙の大きさも大きくなり、単位体積当たりのビーズ数が減少して、焼結(sintering)時に接触界面の数が減少するためである。したがって、適正なウィク強度と液状移送速度を共に達成するためには、ビーズのサイズを適切に決定することが重要でありうる。
いくつかの実施例において、ビーズの直径は、10μm~300μmでありうる。好ましくは、ビーズの直径は、30μm~270μm、50μm~250μmでありうる。より好ましくは、ビーズの直径は、60μm~100μm、65μm~90μm、70μm~95μm、75μm~90μm、80μm~95μm、75μm~85μmまたは75μm~80μmでありうる。このような数値範囲で、適切な強度を有する多孔性ウィクが製造され得、液状移送速度も、ファイバー束(fiber bundle)基盤ウィクより改善され得る。
また、いくつかの実施例において、多孔性ウィクを形成する複数のビーズに対する直径分布は、平均直径と対比して30%以内の誤差範囲を有することができる。好ましくは、複数のビーズの直径分布は、25%、23%または21%以内の誤差範囲を有することができる。より好ましくは、複数のビーズの直径分布は、20%、18%、16%、14%、12%または10%以内の誤差範囲を有することができる。さらに好ましくは、複数のビーズの直径分布は、8%、6%または5%以内の誤差範囲を有することができる。同じ直径を有するビーズを連続的に製造することは容易ではないので、このような誤差範囲内で多孔性ウィクの製造に必要とされる費用と難易度が大きく軽減され得る。それだけでなく、このような誤差範囲を有する複数のビーズをパッキング(packing)して多孔性ウィクを製造する場合、ビーズ間に接触面積が増加してウィクの強度が向上する効果も達成され得る。
その他にも、ビーズのサイズおよび/またはパッキング構造は、ターゲット(target)エアロゾル発生基材の粘度にさらに基づいて決定され得る。粘度が高いエアロゾル発生基材に対して適正な液状移送速度を保障するためには、ウィクの多孔度を増加させる必要があるためである。ここで、ターゲットエアロゾル発生基材は、液状貯蔵槽に保管される基材を意味し得る。いくつかの実施例では、ターゲットエアロゾル発生基材の粘度に基づいてビーズサイズの誤差範囲が調節されることもできる。例えば、ターゲットエアロゾル発生基材の粘度が基準値以上である場合、ビーズサイズの誤差範囲が減少することができる。ビーズサイズの誤差範囲が小さくなると、孔隙の大きさが大きくなって液状移送速度が増加することができるためである。反対の場合には、ビーズサイズの誤差範囲が増加することができる。
ビーズ集合体で多孔性ウィクを具現する場合、次のような多様な利点を得ることができる。
一番目の利点は、均一な孔隙の大きさおよび分布を有する多孔性ウィクが容易に製造され得、ウィクの品質偏差も最小化され得るという点である。また、製造された多孔性ウィクは、液状移送速度と移送量の均一性を保障することができるので、焦げ味が発現したり、ウィクが破損される現象も最小化することができる。
二番目の利点は、多孔性ウィクの物理的特性(e.g.多孔度、孔隙の大きさ、孔隙の分布、強度)が容易に制御され得るという点である。多孔性ウィクの物理的特性は、液状移送能力(e.g.移送速度、移送量)と密接に関連しているので、これは、つまりウィクの液状移送能力が制御され得ることを意味する。例えば、ビーズのサイズ、パッキング方式および/またはパッキング構造等の制御可能因子を調節することによって、多孔性ウィクの液状移送能力が制御され得る。
一方、エアロゾル発生装置の霧化量(すなわちエアロゾル発生量)は、加熱要素の性能(e.g.発熱量)とウィクの液状移送能力に依存するが、加熱要素の性能に優れていても、ウィクの液状移送能力が劣ると、瞬間的な液状枯渇に起因して液状が焦げてしまうことがある。また、ウィクの液状移送能力が加熱要素の性能を上回る場合、気化しない液状がウィク表面に残って涙液現象を引き起こすことができる。したがって、ウィクの液状移送能力と加熱要素の性能がバランスよく制御されることが重要であるが、加熱要素の性能は容易に制御され得るが、ウィクの液状移送能力を制御することは容易ではない問題である。このような点から、ビーズ集合体で具現された多孔性ウィクは、液状移送能力を容易に制御することができるので、霧化量を最も効果的に増大させることができる。
一方、本開示の他のいくつかの実施例では、コーティング膜を用いることなく、多孔性ウィク15のビーズサイズ、パッキング構造等を異ならせることによって、液状移送経路が制御されることもできる。
例えば、多孔性ウィク15のボディーを形成する複数の面のうち目標移送経路と関連がない面にさらに小さいサイズのビーズが適用され得る。このような場合、目標移送経路と関連がない面の孔隙の大きさが小さくなるので、目標移送経路と関連がない方向に液状が移送されることが制限され得る。
他の例として、多孔性ウィク15のボディーを形成する複数の面のうち目標移送経路と関連がない面にさらにコンパクトなパッキング構造が適用され得る。このような場合、目標移送経路と関連がない面の多孔度が小さくなるので、目標移送経路と関連がない方向に液状が移送されることが制限され得る。
さらに他の例として、多孔性ウィク15のボディーを形成する複数の面のうち目標移送経路と関連がない面にサイズの誤差範囲がさらに大きいビーズ集合が適用され得る。このような場合、目標移送経路と関連がない面の多孔度と孔隙の大きさが小さくなるので、目標移送経路と関連がない方向に液状が移送されることが制限され得る。
以上、図6~図8を参照して本開示のいくつかの実施例によるビーズ集合体基盤の多孔性ウィク15について説明した。以下では、図9~図11を参照して実施例による蒸気化器1が適用され得るエアロゾル発生装置100-1~100-3について説明することとする。
図9~図11は、エアロゾル発生装置100-1~100-3を示す例示的なブロック図である。具体的に、図9は、液状型エアロゾル発生装置100-1を例示しており、図10および図11は、液状と巻きタバコを共に利用するハイブリッド型エアロゾル発生装置100-2、100-3を例示している。
図9に示されたように、エアロゾル発生装置100-1は、マウスピース110、蒸気化器1、バッテリー130および制御部120を含むことができる。ただし、これは、本開示の目的を達成するための好適な実施例に過ぎず、必要に応じて一部の構成要素が追加されたり省略されることはもちろんである。また、図9に示されたエアロゾル発生装置100-1のそれぞれの構成要素は、機能的に区分される機能要素を示したものであって、複数の構成要素が実際の物理的環境では互いに統合される形態で具現されたり、単一構成要素が複数の細部機能要素に分離される形態で具現されることもできる。以下、エアロゾル発生装置100-1の各構成要素について説明することとする。
マウスピース110は、エアロゾル発生装置100-1の一端に位置し、蒸気化器1から発生したエアロゾルを吸入するためにユーザの口部と接触することができる。いくつかの実施例において、マウスピース110は、蒸気化器1の一構成要素であってもよい。
次に、蒸気化器1は、液状のエアロゾル発生基材を気化させてエアロゾルを発生させることができる。重複した説明を排除するために、蒸気化器1に関する説明は省略することとする。
次に、バッテリー130は、エアロゾル発生装置100-1が動作するのに用いられる電力を供給することができる。例えば、バッテリー130は、蒸気化器1の加熱要素16がエアロゾル発生基材を加熱できるように電力を供給することができ、制御部120が動作するのに必要な電力を供給することができる。
また、バッテリー130は、エアロゾル発生装置100-1に設置されたディスプレイ(不図示)、センサー(不図示)、モーター(不図示)等の電気的構成要素が動作するのに必要な電力を供給することができる。
次に、制御部120は、エアロゾル発生装置100-1の動作を全般的に制御することができる。例えば、制御部120は、蒸気化器1およびバッテリー130の動作を制御することができ、エアロゾル発生装置100-1に含まれた他の構成要素の動作も制御することができる。制御部120は、バッテリー130が供給する電力、蒸気化器1に含まれた加熱要素16の加熱温度等を制御することができる。また、制御部120は、エアロゾル発生装置100-1の構成それぞれの状態を確認して、エアロゾル発生装置100-1が動作可能な状態であるか否かを判断することもできる。
制御部120は、少なくとも1つのプロセッサ(processor)により具現され得る。前記プロセッサは、多数の論理ゲートのアレイで具現されることもでき、汎用的なマイクロプロセッサと、このマイクロプロセッサで実行され得るプログラムが保存されたメモリーの組み合わせで具現されることもできる。また、本開示の属する技術分野における通常の知識を有する者なら、制御部120が他の形態のハードウェアで具現されることもできることを自明に理解することができる。
一方、いくつかの実施例において、エアロゾル発生装置100-1は、ユーザ入力を受信するための入力部(不図示)をさらに含むことができる。入力部は、スイッチまたはボタンで具現され得るが、本開示の範囲がこれに限定されるものではない。本実施例において、制御部120は、入力部を通じて受信されたユーザ入力に応答してエアロゾル発生装置100-1を制御することができる。例えば、制御部120は、ユーザがスイッチまたはボタンを作動させることによって、エアロゾルが発生するようにエアロゾル発生装置100-1を制御することができる。
以下では、図10および図11を参照してハイブリッド型エアロゾル発生装置100-2、100-3について簡略に説明することとする。
図10は、蒸気化器1と巻きタバコ150が並列に配置されたエアロゾル発生装置100-2を例示しており、図11は、蒸気化器1と巻きタバコ150が直列に配置されたエアロゾル発生装置100-3を例示している。しかしながら、本開示の実施例による蒸気化器1が適用されるエアロゾル発生装置の内部構造は、図10および図11に例示されたものに限定されるものではなく、設計方式によって構成要素の配置は変更され得る。
図10または図11において、エアロゾル発生装置100-2、100-3は、巻きタバコ150を加熱するヒーター140をさらに含むことができる。ヒーター140は、巻きタバコ150の周辺に配置されて、巻きタバコ150を加熱することができる。ヒーター140は、例えば電気抵抗性ヒーターであってもよいが、これに限定されるものではない。ヒーター140またはヒーター140の加熱温度は、制御部120により制御され得る。蒸気化器1で発生したエアロゾルは、巻きタバコ150を通過してユーザの口部に吸入され得る。
以上、図9~図11を参照して本開示のいくつかの実施例による蒸気化器1が適用され得る多様な類型のエアロゾル発生装置100-1~100-3について説明した。
以上で、本開示の実施例を構成するすべての構成要素が1つで結合されたり、結合されて動作するものと説明されたといって、本開示の技術的思想が必ずこのような実施例に限定されるわけではない。すなわち、本開示の目的範囲内で、すべての構成要素が1つ以上で選択的に結合して動作することもできる。
以上、添付の図面を参照して本開示の実施例を説明したが、本開示の属する技術分野における通常の知識を有する者は、その技術的思想や必須の特徴を変更することなく、本開示が他の具体的な形態で実施され得ることを理解することができる。したがって、以上で記述した実施例は、すべての面において例示的なものであり、限定的なものでないことを理解しなければならない。本開示の保護範囲は、下記の請求範囲により解釈されるべきであり、それと同等な範囲内にあるすべての技術思想は、本開示により定義される技術的思想の権利範囲に含まれるものと解釈されるべきである。

Claims (11)

  1. 液状のエアロゾル発生基材を貯蔵する液状貯蔵槽と、
    前記貯蔵されたエアロゾル発生基材を加熱してエアロゾルを発生させる加熱要素と、
    多孔性ボディー(porous body)を通じて前記貯蔵されたエアロゾル発生基材を前記加熱要素に伝達し、かつ、前記多孔性ボディーを形成する複数の面のうち少なくとも一部にコーティング膜が形成された多孔性ウィクと、を含み、
    前記液状のエアロゾル発生基材の目標移送経路に関連しない面のみに前記コーティング膜が形成され、前記目標移送経路の終着地は、前記加熱要素の存在する所である、蒸気化器。
  2. 前記加熱要素は、平面形態の加熱パターンを含み、
    前記加熱パターンは、前記複数の面のうち少なくとも1つの面に配置され、
    前記複数の面のうち少なくとも一部は、前記加熱パターンが配置されていない面を含む、請求項に記載の蒸気化器。
  3. 前記コーティング膜は、防水性物質により形成される、請求項1または2に記載の蒸気化器。
  4. 前記コーティング膜は、ガラス膜である、請求項1からのいずれか1項に記載の蒸気化器。
  5. 前記多孔性ウィクは、前記多孔性ボディーを焼成する1次焼成過程およびガラスフリット(frit)を前記少なくとも一部に塗布し焼成する2次焼成過程を通じて製造される、請求項に記載の蒸気化器。
  6. 前記多孔性ボディーは、複数のビーズ(bead)により形成される、請求項1からのいずれか1項に記載の蒸気化器。
  7. 前記複数のビーズは、セラミックビーズである、請求項に記載の蒸気化器。
  8. 前記複数のビーズの直径は、70μm~100μmである、請求項6または請求項7に記載の蒸気化器。
  9. 前記複数のビーズの直径分布は、平均直径と対比して20%以内の誤差範囲を有する、請求項6から8のいずれか1項に記載の蒸気化器。
  10. 前記多孔性ウィクの上部方向に配置され、前記発生したエアロゾルを伝達する気流管をさらに含み、
    前記加熱要素は、前記多孔性ウィクの下部に配置される、請求項1からのいずれか1項に記載の蒸気化器。
  11. 前記加熱要素は、平面形態の加熱パターンを含み、
    前記加熱パターンは、前記多孔性ボディーの表面から0μm~400μmの深さに内蔵される、請求項1~10のいずれか1項に記載の蒸気化器。
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