JP7230000B2 - 外科用システムベイルアウト部 - Google Patents

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本発明は、外科用器具に関し、また、様々な状況において組織をステープル留めし、切断するために設計された、外科用ステープル留め及び切断器具並びにそれらと共に使用するためのステープルカートリッジに関する。
本明細書に記載する実施形態の様々な特徴は、それらの利点と共に、以下の添付図面と併せて以下の説明によって理解することができる。
少なくとも1つの実施形態による、ロボット外科用システムと動作可能に連結されるように構成された外科用器具の斜視図である。 図1の外科用器具の立面図である。 分解状態で示した、図1の外科用器具の部分斜視図である。 図1の外科用器具のシャフトアセンブリと伝動アセンブリとの間の相互接続部の斜視図である。 分解状態での図4の相互接続部の斜視図である。 図1の外科用器具のシャフトアセンブリの分解図である。 図1の外科用器具の伝動アセンブリの部分分解図である。 図4の相互接続部の分解図である。 開放された、クランプ解除されている構成で示した、図1の外科用器具のシャフトアセンブリのエンドエフェクタの立面図である。 閉鎖された、クランプされている構成で示した、図9のエンドエフェクタの立面図である。 関節運動構成で示した、図9のエンドエフェクタの平面図である。 非関節運動構成で示した、図9のエンドエフェクタの平面図である。 図1の外科用器具の伝動アセンブリ及びハウジングアセンブリの断面立面図である。 図13の伝動アセンブリのスライダアセンブリの部分斜視図である。 いくつかの構成要素が取り除かれている状態で示した、図13Aのスライダアセンブリの部分斜視図である。 図9に示したエンドエフェクタの開放構成に対応する図13Aのスライダアセンブリの断面立面図である。 図10に示したエンドエフェクタの閉鎖構成に対応する図13Aのスライダアセンブリの断面立面図である。 いくつかの構成要素が取り除かれている状態で示した、図13のハウジングアセンブリの平面図である。 図10に示したエンドエフェクタの閉鎖された、クランプされている構成に対応する図1の外科用器具の部分断面図である。 図9に示したエンドエフェクタの開放された、クランプ解除されている構成に対応する図1の外科用器具の部分断面図である。 閉鎖システムベイルアウト部の一部分を示している、図13のハウジングアセンブリの部分断面図である。 作動構成での図17の閉鎖システムベイルアウト部を示している、図13のハウジングアセンブリの部分断面図である。 別の閉鎖システムベイルアウト部を示している、図1の外科用器具の部分斜視図である。 いくつかの構成要素が取り除かれている状態で示した、図13の伝動アセンブリ及びハウジングアセンブリの斜視図である。 解放構成での図19の閉鎖システムベイルアウト部を示している、図13の伝動アセンブリ及びハウジングアセンブリの斜視図である。 いくつかの構成要素が取り除かれている状態で示した、図13の伝動アセンブリ及びハウジングアセンブリの斜視図である。 図21の解放構成での図19の閉鎖システムベイルアウト部を示している、図13の伝動アセンブリ及びハウジングアセンブリの斜視図である。 図13Aのスライダアセンブリ及び図19の閉鎖システムベイルアウト部の断面端面図である。 図21の解放構成での、図13Aのスライダアセンブリ及び図19の閉鎖システムベイルアウト部の断面端面図である。 図9の開放構成で示した、図1の外科用器具の部分断面斜視図である。 図13Aのスライダアセンブリを示している、図13の伝動アセンブリの部分断面平面図である。 図13Aのスライダアセンブリを示している、図13の伝動アセンブリの別の部分断面平面図である。 関節運動構成で示した、図13の伝動アセンブリの部分断面平面図である。 図13のハウジングアセンブリ内の発射システムの部分平面図である。 発射システムベイルアウト部が発射システムと動作可能に係合されている状態で示した、図30の発射システムの部分平面図である。 図31の発射システムベイルアウト部によって後退させられている、図30の発射システムの部分平面図である。 少なくとも1つの実施形態による、ロボット外科用システムと動作可能に連結されるように構成された外科用器具の斜視図である。 図33の外科用器具の伝動アセンブリ及びハウジングアセンブリから分解された、図33の外科用器具のシャフトアセンブリを示す斜視図である。 図34のシャフトアセンブリの分解斜視図である。 図34のシャフトアセンブリのスパインの分解斜視図である。 図34の伝動アセンブリの分解斜視図である。 図34のシャフトアセンブリと伝動アセンブリとの間の相互接続部の斜視図である。 接続解除構成での図38の相互接続部の斜視図である。 図38の相互接続部の断面図である。 いくつかの構成要素が取り除かれている状態で示した、接続解除構成での図38の相互接続部の斜視図である。 図34のハウジングアセンブリの部分断面立面図である。 スライダアセンブリを示している、図34の伝動アセンブリの部分断面立面図である。 関節運動構成で示した、図34の伝動アセンブリの部分断面立面図である。 いくつかの構成要素が取り除かれている状態で示した、図34の伝動アセンブリ及びハウジングアセンブリの斜視図である。 図34の伝動アセンブリ及びハウジングアセンブリの部分立面図である。 図46の線47-47に沿ってとられた、図34の伝動アセンブリの端断面図である。 閉鎖システムベイルアウト部を示している、図47の線47A-47Aに沿ってとられた、図43のスライダアセンブリの第1のスライダの部分断面図である。 閉鎖された又はクランプされている構成で示した、図47の線47A-47Aに沿ってとられた、図47Aの第1のスライダの部分断面図である。 解放構成での閉鎖システムベイルアウト部を示している、図47の線47A-47Aに沿ってとられた、図47Aの第1のスライダの部分断面図である。 閉鎖された又はクランプされている構成での図34のシャフトアセンブリのエンドエフェクタを示している、図33の外科用器具の部分斜視図である。 開放された又はクランプ解除されている構成での図48のエンドエフェクタ及び図47Cの解放構成での図47Aの閉鎖システムベイルアウト部を示している、図33の外科用器具の部分斜視図である。 図34の伝動アセンブリの部分断面底面図である。 いくつかの構成要素が取り除かれている状態で示した、発射システムを示している図34のハウジングアセンブリの部分斜視図である。 発射システムベイルアウト部を示している、図34のハウジングアセンブリの部分斜視図である。 作動構成での図52の発射システムベイルアウト部を示している、図34のハウジングアセンブリの部分斜視図である。 図51の発射システムの一部分及び図52の発射システムベイルアウト部の部分平面図である。 解放構成での図52の発射システムベイルアウト部を示す。 図53の作動構成での図52の発射システムベイルアウト部を示す。 閉鎖構成でのベイルアウトドアを示している、図34のハウジングアセンブリの部分底面斜視図である。 開放構成での図57のベイルアウトドアを示している、図34のハウジングアセンブリの部分底面斜視図である。 図57の閉鎖構成での図57のベイルアウトドアを示している、図34のハウジングアセンブリの断面端面図である。 図58の開放構成での図57のベイルアウトドアを示している、図34のハウジングアセンブリの断面端面図である。 図57の閉鎖構成での図57のベイルアウトドアを示している、図34のハウジングアセンブリの部分底面断面図である。 関節運動構成での図48のエンドエフェクタ及び図58の開放構成での図57のベイルアウトドアを示している、図33の外科用器具の底面平面図である。 反対の方向に関節運動された図48のエンドエフェクタ及び図58の開放構成での図57のベイルアウトドアを示している、図33の外科用器具の底面平面図である。 図48のエンドエフェクタを非関節運動構成に移動させるように作動させられている関節運動ベイルアウトシステムを示している、図33の外科用器具の底面平面図である。 係合解除構成での図64の関節運動ベイルアウトシステムを示している、いくつかの構成要素が取り除かれている状態で示した、図33の外科用器具の部分斜視図である。 図65の係合解除構成での図64の関節運動ベイルアウトシステムを示している、いくつかの構成要素が取り除かれている状態で示した、図33の外科用器具の部分斜視図である。 係合構成での図64の関節運動ベイルアウトシステムを示している、いくつかの構成要素が取り除かれている状態で示した、図33の外科用器具の部分斜視図である。 少なくとも1つの実施形態による、外科用器具及び滅菌アダプタを備える外科用器具アセンブリの斜視図であり、外科用器具は、滅菌アダプタに取り付けられ、かつ滅菌アダプタから取り外されるように構成されており、外科用器具は、事前に組み立てられた状態で示されている。 図67の外科用器具の駆動システムの斜視図である。 図67の外科用器具アセンブリの断面斜視図である。 図67の外科用器具アセンブリの断面斜視図であり、外科用器具は、部分的に取り付けられた状態で示されている。 図67の外科用器具アセンブリの断面斜視図であり、外科用器具は、完全に取り付けられた状態で示されている。 少なくとも1つの実施形態による、外科用器具及び滅菌アダプタを備える外科用器具アセンブリの斜視図であり、外科用器具は、滅菌アダプタに取り付けられ、かつ滅菌アダプタから取り外されるように構成されており、外科用器具は、事前組み立て状態で示されている。 図72の外科用器具アセンブリの断面斜視図である。 図72の外科用器具アセンブリの断面斜視図であり、外科用器具は、部分的に取り付けられた状態で示されている。 図72の外科用器具アセンブリの断面斜視図であり、外科用器具は、完全に取り付けられた状態で示されている。 図72の外科用器具アセンブリの断面斜視図であり、外科用器具は、部分的に取り外された状態で示されている。 図72の外科用器具アセンブリの断面斜視図であり、外科用器具は、分解された状態で示されている。 外科用ロボットの斜視図である。
複数の図面を通して、対応する参照符号は対応する部分を示す。本明細書に記載される例示は、本発明の様々な実施形態を1つの形態で例示するものであり、かかる例示は、いかなる方法によっても本発明の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。
本願の出願人は、本願と同日に出願された以下の米国特許出願を所有しており、これらはそれぞれの内容全体が参照により本明細書に組み込まれる。
-米国特許出願第__________号、発明の名称「METHOD FOR OPERATING A SURGICAL SYSTEM BAILOUT」、代理人整理番号END8172USNP/170111M、
-米国特許出願第__________号、発明の名称「SURGICAL SYSTEM SHAFT INTERCONNECTION」、代理人整理番号END8173USNP/170114、及び
-米国特許出願第__________号、発明の名称「SURGICAL SYSTEM COMPRISING AN ARTICULATION BAILOUT」、代理人整理番号END8175USNP/170113。
本願の出願人は、2017年6月28日に出願された以下の米国特許出願を所有しており、これらはそれぞれの全ての内容が参照により本明細書に組み込まれる。
-米国特許出願第15/635,693号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT COMPRISING AN OFFSET ARTICULATION JOINT」、
-米国特許出願第15/635,729号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT COMPRISING AN ARTICULATION SYSTEM RATIO」、
-米国特許出願第15/635,785号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT COMPRISING AN ARTICULATION SYSTEM RATIO」、
-米国特許出願第15/635,808号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT COMPRISING FIRING MEMBER SUPPORTS」、
-米国特許出願第15/635,837号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT COMPRISING AN ARTICULATION SYSTEM LOCKABLE TO A FRAME」、
-米国特許出願第15/635,941号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT COMPRISING AN ARTICULATION SYSTEM LOCKABLE BY A CLOSURE SYSTEM」、
-米国特許出願第15/636,029号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT COMPRISING A SHAFT INCLUDING A HOUSING ARRANGEMENT」、
-米国特許出願第15/635,958号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT COMPRISING SELECTIVELY ACTUATABLE ROTATABLE COUPLERS」、
-米国特許出願第15/635,981号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENTS COMPRISING SHORTENED STAPLE CARTRIDGE NOSES」、
-米国特許出願第15/636,009号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT COMPRISING A SHAFT INCLUDING A CLOSURE TUBE PROFILE」、
-米国特許出願第15/635,663号、発明の名称「METHOD FOR ARTICULATING A SURGICAL INSTRUMENT」、
-米国特許出願第15/635,530号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENTS WITH ARTICULATABLE END EFFECTOR WITH AXIALLY SHORTENED ARTICULATION JOINT CONFIGURATIONS」、
-米国特許出願第15/635,549号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENTS WITH OPEN AND CLOSABLE JAWS AND AXIALLY MOVABLE FIRING MEMBER THAT IS INITIALLY PARKED IN CLOSE PROXIMITY TO THE JAWS PRIOR TO FIRING」、
-米国特許出願第15/635,559号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENTS WITH JAWS CONSTRAINED TO PIVOT ABOUT AN AXIS UPON CONTACT WITH A CLOSURE MEMBER THAT IS PARKED IN CLOSE PROXIMITY TO THE PIVOT AXIS」、
-米国特許出願第15/635,578号、発明の名称「SURGICAL END EFFECTORS WITH IMPROVED JAW APERTURE ARRANGEMENTS」、
-米国特許出願第15/635,594号、発明の名称「SURGICAL CUTTING AND FASTENING DEVICES WITH PIVOTABLE ANVIL WITH A TISSUE LOCATING ARRANGEMENT IN CLOSE PROXIMITY TO AN ANVIL PIVOT AXIS」、
-米国特許出願第15/635,612号、発明の名称「JAW RETAINER ARRANGEMENT FOR RETAINING A PIVOTABLE SURGICAL INSTRUMENT JAW IN PIVOTABLE RETAINING ENGAGEMENT WITH A SECOND SURGICAL INSTRUMENT JAW」、
-米国特許出願第15/635,621号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT WITH POSITIVE JAW OPENING FEATURES」、
-米国特許出願第15/635,631号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT WITH AXIALLY MOVABLE CLOSURE MEMBER」、
-米国特許出願第15/635,521号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT LOCKOUT ARRANGEMENT」、
-米国意匠特許出願第29/609,083号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT SHAFT」、
-米国意匠特許出願第29/609,087号、発明の名称「SURGICAL FORMING ANVIL」、
-米国意匠特許出願第29/609,093号、発明の名称「SURGICAL FASTENER CARTRIDGE」、
-米国意匠特許出願第29/609,121号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT」、
-米国意匠特許出願第29/609,125号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT」、
-米国意匠特許出願第29/609,128号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT」、及び
-米国意匠特許出願第29/609,129号、発明の名称「DISPLAY SCREEN PORTION OF A SURGICAL INSTRUMENT HAVING A GRAPHICAL USER INTERFACE」。
本願の出願人は、2017年6月27日に出願された以下の米国特許出願を所有しており、これらはそれぞれの全ての内容が参照により本明細書に組み込まれる。
-米国特許出願第15/634,024号、発明の名称「SURGICAL ANVIL MANUFACTURING METHODS」、
-米国特許出願第15/634,035号、発明の名称「SURGICAL ANVIL ARRANGEMENTS」、
-米国特許出願第15/634,046号、発明の名称「SURGICAL ANVIL ARRANGEMENTS」、
-米国特許出願第15/634,054号、発明の名称「SURGICAL ANVIL ARRANGEMENTS」、
-米国特許出願第15/634,068号、発明の名称「SURGICAL FIRING MEMBER ARRANGEMENTS」、
-米国特許出願第15/634,076号、発明の名称「STAPLE FORMING POCKET ARRANGEMENTS」、
-米国特許出願第15/634,090号、発明の名称「STAPLE FORMING POCKET ARRANGEMENTS」、
-米国特許出願第15/634,099号、発明の名称「SURGICAL END EFFECTORS AND ANVILS」、及び
-米国特許出願第15/634,117号、発明の名称「ARTICULATION SYSTEMS FOR SURGICAL INSTRUMENTS」。
本願の出願人は、2016年12月21日に出願された以下の米国特許出願を所有しており、これらはそれぞれの全ての内容が参照により本明細書に組み込まれる。
-米国特許出願第15/386,185号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENTS AND REPLACEABLE TOOL ASSEMBLIES THEREOF」、
-米国特許出願第15/386,230号、発明の名称「ARTICULATABLE SURGICAL STAPLING INSTRUMENTS」、
-米国特許出願第15/386,221号、発明の名称「LOCKOUT ARRANGEMENTS FOR SURGICAL END EFFECTORS」、
-米国特許出願第15/386,209号、発明の名称「SURGICAL END EFFECTORS AND FIRING MEMBERS THEREOF」、
-米国特許出願第15/386,198号、発明の名称「LOCKOUT ARRANGEMENTS FOR SURGICAL END EFFECTORS AND REPLACEABLE TOOL ASSEMBLIES」、
-米国特許出願第15/386,240号、発明の名称「SURGICAL END EFFECTORS AND ADAPTABLE FIRING MEMBERS THEREFOR」、
-米国特許出願第15/385,939号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGES AND ARRANGEMENTS OF STAPLES AND STAPLE CAVITIES THEREIN」、
-米国特許出願第15/385,941号、発明の名称「SURGICAL TOOL ASSEMBLIES WITH CLUTCHING ARRANGEMENTS FOR SHIFTING BETWEEN CLOSURE SYSTEMS WITH CLOSURE STROKE REDUCTION FEATURES AND ARTICULATION AND FIRING SYSTEMS」、
-米国特許出願第15/385,943号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENTS AND STAPLE-FORMING ANVILS」、
-米国特許出願第15/385,950号、発明の名称「SURGICAL TOOL ASSEMBLIES WITH CLOSURE STROKE REDUCTION FEATURES」、
-米国特許出願第15/385,945号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGES AND ARRANGEMENTS OF STAPLES AND STAPLE CAVITIES THEREIN」、
-米国特許出願第15/385,946号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENTS AND STAPLE-FORMING ANVILS」、
-米国特許出願第15/385,951号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENTS WITH JAW OPENING FEATURES FOR INCREASING A JAW OPENING DISTANCE」、
-米国特許出願第15/385,953号、発明の名称「METHODS OF STAPLING TISSUE」、
-米国特許出願第15/385,954号、発明の名称「FIRING MEMBERS WITH NON-PARALLEL JAW ENGAGEMENT FEATURES FOR SURGICAL END EFFECTORS」、
-米国特許出願第15/385,955号、発明の名称「SURGICAL END EFFECTORS WITH EXPANDABLE TISSUE STOP ARRANGEMENTS」、
-米国特許出願第15/385,948号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENTS AND STAPLE-FORMING ANVILS」、
-米国特許出願第15/385,956号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENTS WITH POSITIVE JAW OPENING FEATURES」、
-米国特許出願第15/385,958号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENTS WITH LOCKOUT ARRANGEMENTS FOR PREVENTING FIRING SYSTEM ACTUATION UNLESS AN UNSPENT STAPLE CARTRIDGE IS PRESENT」、
-米国特許出願第15/385,947号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGES AND ARRANGEMENTS OF STAPLES AND STAPLE CAVITIES THEREIN」、
-米国特許出願第15/385,896号、発明の名称「METHOD FOR RESETTING A FUSE OF A SURGICAL INSTRUMENT SHAFT」、
-米国特許出願第15/385,898号、発明の名称「STAPLE FORMING POCKET ARRANGEMENT TO ACCOMMODATE DIFFERENT TYPES OF STAPLES」、
-米国特許出願第15/385,899号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT COMPRISING IMPROVED JAW CONTROL」、
-米国特許出願第15/385,901号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGE AND STAPLE CARTRIDGE CHANNEL COMPRISING WINDOWS DEFINED THEREIN」、
-米国特許出願第15/385,902号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT COMPRISING A CUTTING MEMBER」、
-米国特許出願第15/385,904号、発明の名称「STAPLE FIRING MEMBER COMPRISING A MISSING CARTRIDGE AND/OR SPENT CARTRIDGE LOCKOUT」、
-米国特許出願第15/385,905号、発明の名称「FIRING ASSEMBLY COMPRISING A LOCKOUT」、
-米国特許出願第15/385,907号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT SYSTEM COMPRISING AN END EFFECTOR LOCKOUT AND A FIRING ASSEMBLY LOCKOUT」、
-米国特許出願第15/385,908号、発明の名称「FIRING ASSEMBLY COMPRISING A FUSE」、
-米国特許出願第15/385,909号、発明の名称「FIRING ASSEMBLY COMPRISING A MULTIPLE FAILED-STATE FUSE」、
-米国特許出願第15/385,920号、発明の名称「STAPLE FORMING POCKET ARRANGEMENTS」、
-米国特許出願第15/385,913号、発明の名称「ANVIL ARRANGEMENTS FOR SURGICAL STAPLE/FASTENERS」、
-米国特許出願第15/385,914号、発明の名称「METHOD OF DEFORMING STAPLES FROM TWO DIFFERENT TYPES OF STAPLE CARTRIDGES WITH THE SAME SURGICAL STAPLING INSTRUMENT」、
-米国特許出願第15/385,893号、発明の名称「BILATERALLY ASYMMETRIC STAPLE FORMING POCKET PAIRS」、
-米国特許出願第15/385,929号、発明の名称「CLOSURE MEMBERS WITH CAM SURFACE ARRANGEMENTS FOR SURGICAL INSTRUMENTS WITH SEPARATE AND DISTINCT CLOSURE AND FIRING SYSTEMS」、
-米国特許出願第15/385,911号、発明の名称「SURGICAL STAPLE/FASTENERS WITH INDEPENDENTLY ACTUATABLE CLOSING AND FIRING SYSTEMS」、
-米国特許出願第15/385,927号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENTS WITH SMART STAPLE CARTRIDGES」、
-米国特許出願第15/385,917号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGE COMPRISING STAPLES WITH DIFFERENT CLAMPING BREADTHS」、
-米国特許出願第15/385,900号、発明の名称「STAPLE FORMING POCKET ARRANGEMENTS COMPRISING PRIMARY SIDEWALLS AND POCKET SIDEWALLS」、
-米国特許出願第15/385,931号、発明の名称「NO-CARTRIDGE AND SPENT CARTRIDGE LOCKOUT ARRANGEMENTS FOR SURGICAL STAPLE/FASTENERS」、
-米国特許出願第15/385,915号、発明の名称「FIRING MEMBER PIN ANGLE」、
-米国特許出願第15/385,897号、発明の名称「STAPLE FORMING POCKET ARRANGEMENTS COMPRISING ZONED FORMING SURFACE GROOVES」、
-米国特許出願第15/385,922号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT WITH MULTIPLE FAILURE RESPONSE MODES」、
-米国特許出願第15/385,924号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT WITH PRIMARY AND SAFETY PROCESSORS」、
-米国特許出願第15/385,912号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENTS WITH JAWS THAT ARE PIVOTABLE ABOUT A FIXED AXIS AND INCLUDE SEPARATE AND DISTINCT CLOSURE AND FIRING SYSTEMS」、
-米国特許出願第15/385,910号、発明の名称「ANVIL HAVING A KNIFE SLOT WIDTH」、
-米国特許出願第15/385,906号、発明の名称「FIRING MEMBER PIN CONFIGURATIONS」、
-米国特許出願第15/386,188号、発明の名称「STEPPED STAPLE CARTRIDGE WITH ASYMMETRICAL STAPLES」、
-米国特許出願第15/386,192号、発明の名称「STEPPED STAPLE CARTRIDGE WITH TISSUE RETENTION AND GAP SETTING FEATURES」、
-米国特許出願第15/386,206号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGE WITH DEFORMABLE DRIVER RETENTION FEATURES」、
-米国特許出願第15/386,226号、発明の名称「DURABILITY FEATURES FOR END EFFECTORS AND FIRING ASSEMBLIES OF SURGICAL STAPLING INSTRUMENTS」、
-米国特許出願第15/386,222号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENTS HAVING END EFFECTORS WITH POSITIVE OPENING FEATURES」、
-米国特許出願第15/386,236号、発明の名称「CONNECTION PORTIONS FOR DEPOSABLE LOADING UNITS FOR SURGICAL STAPLING INSTRUMENTS」、
-米国特許出願第15/385,887号、発明の名称「METHOD FOR ATTACHING A SHAFT ASSEMBLY TO A SURGICAL INSTRUMENT AND,ALTERNATIVELY,TO A SURGICAL ROBOT」、
-米国特許出願第15/385,889号、発明の名称「SHAFT ASSEMBLY COMPRISING A MANUALLY-OPERABLE RETRACTION SYSTEM FOR USE WITH A MOTORIZED SURGICAL INSTRUMENT SYSTEM」、
-米国特許出願第15/385,890号、発明の名称「SHAFT ASSEMBLY COMPRISING SEPARATELY ACTUATABLE AND RETRACTABLE SYSTEMS」、
-米国特許出願第15/385,891号、発明の名称「SHAFT ASSEMBLY COMPRISING A CLUTCH CONFIGURED TO ADAPT THE OUTPUT OF A ROTARY FIRING MEMBER TO TWO DIFFERENT SYSTEMS」、
-米国特許出願第15/385,892号、発明の名称「SURGICAL SYSTEM COMPRISING A FIRING MEMBER ROTATABLE INTO AN ARTICULATION STATE TO ARTICULATE AN END EFFECTOR OF THE SURGICAL SYSTEM」、
-米国特許出願第15/385,894号、発明の名称「SHAFT ASSEMBLY COMPRISING A LOCKOUT」、
-米国特許出願第15/385,895号、発明の名称「SHAFT ASSEMBLY COMPRISING FIRST AND SECOND ARTICULATION LOCKOUTS」、
-米国特許出願第15/385,916号、発明の名称「SURGICAL STAPLING SYSTEMS」、
-米国特許出願第15/385,918号、発明の名称「SURGICAL STAPLING SYSTEMS」、
-米国特許出願第15/385,919号、発明の名称「SURGICAL STAPLING SYSTEMS」、
-米国特許出願第15/385,921号、発明の名称「SURGICAL STAPLE/FASTENER CARTRIDGE WITH MOVABLE CAMMING MEMBER CONFIGURED TO DISENGAGE FIRING MEMBER LOCKOUT FEATURES」、
-米国特許出願第15/385,923号、発明の名称「SURGICAL STAPLING SYSTEMS」、
-米国特許出願第15/385,925号、発明の名称「JAW ACTUATED LOCK ARRANGEMENTS FOR PREVENTING ADVANCEMENT OF A FIRING MEMBER IN A SURGICAL END EFFECTOR UNLESS AN UNFIRED CARTRIDGE IS INSTALLED IN THE END EFFECTOR」、
-米国特許出願第15/385,926号、発明の名称「AXIALLY MOVABLE CLOSURE SYSTEM ARRANGEMENTS FOR APPLYING CLOSURE MOTIONS TO JAWS OF SURGICAL INSTRUMENTS」、
-米国特許出願第15/385,928号、発明の名称「PROTECTIVE COVER ARRANGEMENTS FOR A JOINT INTERFACE BETWEEN A MOVABLE JAW AND ACTUATOR SHAFT OF A SURGICAL INSTRUMENT」、
-米国特許出願第15/385,930号、発明の名称「SURGICAL END EFFECTOR WITH TWO SEPARATE COOPERATING OPENING FEATURES FOR OPENING AND CLOSING END EFFECTOR JAWS」、
-米国特許出願第15/385,932号、発明の名称「ARTICULATABLE SURGICAL END EFFECTOR WITH ASYMMETRIC SHAFT ARRANGEMENT」、
-米国特許出願第15/385,933号、発明の名称「ARTICULATABLE SURGICAL INSTRUMENT WITH INDEPENDENT PIVOTABLE LINKAGE DISTAL OF AN ARTICULATION LOCK」、
-米国特許出願第15/385,934号、発明の名称「ARTICULATION LOCK ARRANGEMENTS FOR LOCKING AN END EFFECTOR IN AN ARTICULATED POSITION IN RESPONSE TO ACTUATION OF A JAW CLOSURE SYSTEM」、
-米国特許出願第15/385,935号、発明の名称「LATERALLY ACTUATABLE ARTICULATION LOCK ARRANGEMENTS FOR LOCKING AN END EFFECTOR OF A SURGICAL INSTRUMENT IN AN ARTICULATED CONFIGURATION」、及び
-米国特許出願第15/385,936号、発明の名称「ARTICULATABLE SURGICAL INSTRUMENTS WITH ARTICULATION STROKE AMPLIFICATION FEATURES」。
本願の出願人は、2016年6月24日に出願された以下の米国特許出願を所有しており、これらはそれぞれの内容全体が参照により本明細書に組み込まれる。
-米国特許出願第15/191,775号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGE COMPRISING WIRE STAPLES AND STAMPED STAPLES」、
-米国特許出願第15/191,807号、発明の名称「STAPLING SYSTEM FOR USE WITH WIRE STAPLES AND STAMPED STAPLES」、
-米国特許出願第15/191,834号、発明の名称「STAMPED STAPLES AND STAPLE CARTRIDGES USING THE SAME」、
-米国特許出願第15/191,788号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGE COMPRISING OVERDRIVEN STAPLES」、及び
-米国特許出願第15/191,818号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGE COMPRISING OFFSET LONGITUDINAL STAPLE ROWS」。
本願の出願人は、2016年6月24日に出願された以下の米国特許出願を所有しており、これらはそれぞれの内容全体が参照により本明細書に組み込まれる。
-米国意匠特許出願第29/569,218号、発明の名称「SURGICAL FASTENER」、
-米国意匠特許出願第29/569,227号、発明の名称「SURGICAL FASTENER」、
-米国意匠特許出願第29/569,259号、発明の名称「SURGICAL FASTENER CARTRIDGE」、及び
-米国意匠特許出願第29/569,264号、発明の名称「SURGICAL FASTENER CARTRIDGE」。
本願の出願人は、2016年4月1日に出願された以下の特許出願を所有しており、これらはそれぞれの内容全体が参照により本明細書に組み込まれる。
-米国特許出願第15/089,325号、発明の名称「METHOD FOR OPERATING A SURGICAL STAPLING SYSTEM」、
-米国特許出願第15/089,321号、発明の名称「MODULAR SURGICAL STAPLING SYSTEM COMPRISING A DISPLAY」、
-米国特許出願第15/089,326号、発明の名称「SURGICAL STAPLING SYSTEM COMPRISING A DISPLAY INCLUDING A RE-ORIENTABLE DISPLAY FIELD」、
-米国特許出願第15/089,263号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT HANDLE ASSEMBLY WITH RECONFIGURABLE GRIP PORTION」、
-米国特許出願第15/089,262号、発明の名称「ROTARY POWERED SURGICAL INSTRUMENT WITH MANUALLY ACTUATABLE BAILOUT SYSTEM」、
-米国特許出願第15/089,277号、発明の名称「SURGICAL CUTTING AND STAPLING END EFFECTOR WITH ANVIL CONCENTRIC DRIVE MEMBER」、
-米国特許出願第15/089,296号、発明の名称「INTERCHANGEABLE SURGICAL TOOL ASSEMBLY WITH A SURGICAL END EFFECTOR THAT IS SELECTIVELY ROTATABLE ABOUT A SHAFT AXIS」、
-米国特許出願第15/089,258号、発明の名称「SURGICAL STAPLING SYSTEM COMPRISING A SHIFTABLE TRANSMISSION」、
-米国特許出願第15/089,278号、発明の名称「SURGICAL STAPLING SYSTEM CONFIGURED TO PROVIDE SELECTIVE CUTTING OF TISSUE」、
-米国特許出願第15/089,284号、発明の名称「SURGICAL STAPLING SYSTEM COMPRISING A CONTOURABLE SHAFT」、
-米国特許出願第15/089,295号、発明の名称「SURGICAL STAPLING SYSTEM COMPRISING A TISSUE COMPRESSION LOCKOUT」、
-米国特許出願第15/089,300号、発明の名称「SURGICAL STAPLING SYSTEM COMPRISING AN UNCLAMPING LOCKOUT」、
-米国特許出願第15/089,196号、発明の名称「SURGICAL STAPLING SYSTEM COMPRISING A JAW CLOSURE LOCKOUT」、
-米国特許出願第15/089,203号、発明の名称「SURGICAL STAPLING SYSTEM COMPRISING A JAW ATTACHMENT LOCKOUT」、
-米国特許出願第15/089,210号、発明の名称「SURGICAL STAPLING SYSTEM COMPRISING A SPENT CARTRIDGE LOCKOUT」、
-米国特許出願第15/089,324号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT COMPRISING A SHIFTING MECHANISM」、
-米国特許出願第15/089,335号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENT COMPRISING MULTIPLE LOCKOUTS」、
-米国特許出願第15/089,339号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENT」、
-米国特許出願第15/089,253号、発明の名称「SURGICAL STAPLING SYSTEM CONFIGURED TO APPLY ANNULAR ROWS OF STAPLES HAVING DIFFERENT HEIGHTS」、
-米国特許出願第15/089,304号、発明の名称「SURGICAL STAPLING SYSTEM COMPRISING A GROOVED FORMING POCKET」、
-米国特許出願第15/089,331号、発明の名称「ANVIL MODIFICATION MEMBERS FOR SURGICAL STAPLE/FASTENERS」、
-米国特許出願第15/089,336号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGES WITH ATRAUMATIC FEATURES」、
-米国特許出願第15/089,312号、発明の名称「CIRCULAR STAPLING SYSTEM COMPRISING AN INCISABLE TISSUE SUPPORT」、
-米国特許出願第15/089,309号、発明の名称「CIRCULAR STAPLING SYSTEM COMPRISING ROTARY FIRING SYSTEM」、及び
-米国特許出願第15/089,349号、発明の名称「CIRCULAR STAPLING SYSTEM COMPRISING LOAD CONTROL」。
本願の出願人はまた、2015年12月31日に出願された以下に特定する米国特許出願を所有しており、これらはそれぞれの内容全体が参照により本明細書に組み込まれる。
-米国特許出願第14/984,488号、発明の名称「MECHANISMS FOR COMPENSATING FOR BATTERY PACK FAILURE IN POWERED SURGICAL INSTRUMENTS」、
-米国特許出願第14/984,525号、発明の名称「MECHANISMS FOR COMPENSATING FOR DRIVETRAIN FAILURE IN POWERED SURGICAL INSTRUMENTS」、及び
-米国特許出願第14/984,552号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENTS WITH SEPARABLE MOTORS AND MOTOR CONTROL CIRCUITS」。
本願の出願人はまた、2016年2月9日に出願された以下に特定する米国特許出願を所有しており、これらはそれぞれの内容全体が参照により本明細書に組み込まれる。
-米国特許出願第15/019,220号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT WITH ARTICULATING AND AXIALLY TRANSLATABLE END EFFECTOR」、
-米国特許出願第15/019,228号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENTS WITH MULTIPLE LINK ARTICULATION ARRANGEMENTS」、
-米国特許出願第15/019,196号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT ARTICULATION MECHANISM WITH SLOTTED SECONDARY CONSTRAINT」、
-米国特許出願第15/019,206号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENTS WITH AN END EFFECTOR THAT IS HIGHLY ARTICULATABLE RELATIVE TO AN ELONGATE SHAFT ASSEMBLY」、
-米国特許出願第15/019,215号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENTS WITH NON-SYMMETRICAL ARTICULATION ARRANGEMENTS」、
-米国特許出願第15/019,227号、発明の名称「ARTICULATABLE SURGICAL INSTRUMENTS WITH SINGLE ARTICULATION LINK ARRANGEMENTS」、
-米国特許出願第15/019,235号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENTS WITH TENSIONING ARRANGEMENTS FOR CABLE DRIVEN ARTICULATION SYSTEMS」、
-米国特許出願第15/019,230号、発明の名称「ARTICULATABLE SURGICAL INSTRUMENTS WITH OFF-AXIS FIRING BEAM ARRANGEMENTS」、及び
-米国特許出願第15/019,245号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENTS WITH CLOSURE STROKE REDUCTION ARRANGEMENTS」。
本願の出願人はまた、2016年2月12日に出願された以下に特定する米国特許出願を所有しており、これらはそれぞれの内容全体が参照により本明細書に組み込まれる。
-米国特許出願第15/043,254号、発明の名称「MECHANISMS FOR COMPENSATING FOR DRIVETRAIN FAILURE IN POWERED SURGICAL INSTRUMENTS」、
-米国特許出願第15/043,259号、発明の名称「MECHANISMS FOR COMPENSATING FOR DRIVETRAIN FAILURE IN POWERED SURGICAL INSTRUMENTS」、
-米国特許出願第15/043,275号、発明の名称「MECHANISMS FOR COMPENSATING FOR DRIVETRAIN FAILURE IN POWERED SURGICAL INSTRUMENTS」、及び
-米国特許出願第15/043,289号、発明の名称「MECHANISMS FOR COMPENSATING FOR DRIVETRAIN FAILURE IN POWERED SURGICAL INSTRUMENTS」。
本願の出願人は、2015年6月18日に出願された以下の特許出願を所有しており、これらはそれぞれの内容全体が参照により本明細書に組み込まれる。
-米国特許出願第14/742,925号、発明の名称「SURGICAL END EFFECTORS WITH POSITIVE JAW OPENING ARRANGEMENTS」、現在は、米国特許出願公開第2016/0367256号、
-米国特許出願第14/742,941号、発明の名称「SURGICAL END EFFECTORS WITH DUAL CAM ACTUATED JAW CLOSING FEATURES」、現在は米国特許出願公開第2016/0367248号、
-米国特許出願第14/742,914号、発明の名称「MOVABLE FIRING BEAM SUPPORT ARRANGEMENTS FOR ARTICULATABLE SURGICAL INSTRUMENTS」、現在は米国特許出願公開第2016/0367255号、
-米国特許出願第14/742,900号、発明の名称「ARTICULATABLE SURGICAL INSTRUMENTS WITH COMPOSITE FIRING BEAM STRUCTURES WITH CENTER FIRING SUPPORT MEMBER FOR ARTICULATION SUPPORT」、現在は米国特許出願公開第2016/0367254号、
-米国特許出願第14/742,885号、発明の名称「DUAL ARTICULATION DRIVE SYSTEM ARRANGEMENTS FOR ARTICULATABLE SURGICAL INSTRUMENTS」、現在は米国特許出願公開第2016/0367246号、及び
-米国特許出願第14/742,876号、発明の名称「PUSH/PULL ARTICULATION DRIVE SYSTEMS FOR ARTICULATABLE SURGICAL INSTRUMENTS」、現在は米国特許出願公開第2016/0367245号。
本願の出願人は、2015年3月6日に出願された以下の特許出願を所有しており、これらはそれぞれの内容全体が参照により本明細書に組み込まれる。
-米国特許出願第14/640,746号、発明の名称「POWERED SURGICAL INSTRUMENT」、現在は米国特許出願公開第2016/0256184号、
-米国特許出願第14/640,795号、発明の名称「MULTIPLE LEVEL THRESHOLDS TO MODIFY OPERATION OF POWERED SURGICAL INSTRUMENTS」、現在は米国特許出願公開第2016/02561185号、
-米国特許出願第14/640,832号、発明の名称「ADAPTIVE TISSUE COMPRESSION TECHNIQUES TO ADJUST CLOSURE RATES FOR MULTIPLE TISSUE TYPES」、現在は米国特許出願公開第2016/0256154号、
-米国特許出願第14/640,935号、発明の名称「OVERLAID MULTI SENSOR RADIO FREQUENCY(RF)ELECTRODE SYSTEM TO MEASURE TISSUE COMPRESSION」、現在は米国特許出願公開第2016/0256071号、
-米国特許出願第14/640,831号、発明の名称「MONITORING SPEED CONTROL AND PRECISION INCREMENTING OF MOTOR FOR POWERED SURGICAL INSTRUMENTS」、現在は米国特許出願公開第2016/0256153号、
-米国特許出願第14/640,859号、発明の名称「TIME DEPENDENT EVALUATION OF SENSOR DATA TO DETERMINE STABILITY,CREEP,AND VISCOELASTIC ELEMENTS OF MEASURES」、現在は米国特許出願公開第2016/0256187号、
-米国特許出願第14/640,817号、発明の名称「INTERACTIVE FEEDBACK SYSTEM FOR POWERED SURGICAL INSTRUMENTS」、現在は米国特許出願公開第2016/0256186号、
-米国特許出願第14/640,844号、発明の名称「CONTROL TECHNIQUES AND SUB-PROCESSOR CONTAINED WITHIN MODULAR SHAFT WITH SELECT CONTROL PROCESSING FROM HANDLE」、現在は米国特許出願公開第2016/0256155号、
-米国特許出願第14/640,837号、発明の名称「SMART SENSORS WITH LOCAL SIGNAL PROCESSING」、現在は米国特許出願公開第2016/0256163号、
-米国特許出願第14/640,765号、発明の名称「SYSTEM FOR DETECTING THE MIS-INSERTION OF A STAPLE CARTRIDGE INTO A SURGICAL STAPLE/FASTENER」、現在は米国特許出願公開第2016/0256160号、
-米国特許出願第14/640,799号、発明の名称「SIGNAL AND POWER COMMUNICATION SYSTEM POSITIONED ON A ROTATABLE SHAFT」、現在は米国特許出願公開第2016/0256162号、及び
-米国特許出願第14/640,780号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT COMPRISING A LOCKABLE BATTERY HOUSING」、現在は米国特許出願公開第2016/0256161号。
本願の出願人は、2015年2月27日に出願された以下の特許出願を所有しており、これらはそれぞれの内容全体が参照により本明細書に組み込まれる。
-米国特許出願第14/633,576号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT SYSTEM COMPRISING AN INSPECTION STATION」、現在は米国特許出願公開第2016/0249919号、
-米国特許出願第14/633,546号、発明の名称「SURGICAL APPARATUS CONFIGURED TO ASSESS WHETHER A PERFORMANCE PARAMETER OF THE SURGICAL APPARATUS IS WITHIN AN ACCEPTABLE PERFORMANCE BAND」、現在は米国特許出願公開第2016/0249915号、
-米国特許出願第14/633,560号、発明の名称「SURGICAL CHARGING SYSTEM THAT CHARGES AND/OR CONDITIONS ONE OR MORE BATTERIES」、現在は米国特許出願公開第2016/0249910号、
-米国特許出願第14/633,566号、発明の名称「CHARGING SYSTEM THAT ENABLES EMERGENCY RESOLUTIONS FOR CHARGING A BATTERY」、現在は米国特許出願公開第2016/0249918号、
-米国特許出願第14/633,555号、発明の名称「SYSTEM FOR MONITORING WHETHER A SURGICAL INSTRUMENT NEEDS TO BE SERVICED」、現在は米国特許出願公開第2016/0249916号、
-米国特許出願第14/633,542号、発明の名称「REINFORCED BATTERY FOR A SURGICAL INSTRUMENT」、現在は米国特許出願公開第2016/0249908号、
-米国特許出願第14/633,548号、発明の名称「POWER ADAPTER FOR A SURGICAL INSTRUMENT」、現在は米国特許出願公開第2016/0249909号、
-米国特許出願第14/633,526号、発明の名称「ADAPTABLE SURGICAL INSTRUMENT HANDLE」、現在は米国特許出願公開第2016/0249945号、
-米国特許出願第14/633,541号、発明の名称「MODULAR STAPLING ASSEMBLY」、現在は米国特許出願公開第2016/0249927号、
-米国特許出願第14/633,562号、発明の名称「SURGICAL APPARATUS CONFIGURED TO TRACK AN END-OF-LIFE PARAMETER」、現在は米国特許出願公開第2016/0249917号。
本願の出願人は、2014年12月18日に出願された以下の特許出願を所有しており、これらはそれぞれの内容全体が参照により本明細書に組み込まれる。
-米国特許出願第14/574,478号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT SYSTEMS COMPRISING AN ARTICULATABLE END EFFECTOR AND MEANS FOR ADJUSTING THE FIRING STROKE OF A FIRING MEMBER」、現在は米国特許出願公開第2016/0174977号、
-米国特許出願第14/574,483号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT ASSEMBLY COMPRISING LOCKABLE SYSTEMS」、現在は米国特許出願公開第2016/0174969号、
-米国特許出願第14/575,139号、発明の名称「DRIVE ARRANGEMENTS FOR ARTICULATABLE SURGICAL INSTRUMENTS」、現在は米国特許出願公開第2016/0174978号、
-米国特許出願第14/575,148号、発明の名称「LOCKING ARRANGEMENTS FOR DETACHABLE SHAFT ASSEMBLIES WITH ARTICULATABLE SURGICAL END EFFECTORS」、現在は米国特許出願公開第2016/0174976号、
-米国特許出願第14/575,130号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT WITH AN ANVIL THAT IS SELECTIVELY MOVABLE ABOUT A DISCRETE NON-MOVABLE AXIS RELATIVE TO A STAPLE CARTRIDGE」、現在は米国特許出願公開第2016/0174972号、
-米国特許出願第14/575,143号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENTS WITH IMPROVED CLOSURE ARRANGEMENTS」、現在は米国特許出願公開第2016/0174983号、
-米国特許出願第14/575,117号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENTS WITH ARTICULATABLE END EFFECTORS AND MOVABLE FIRING BEAM SUPPORT ARRANGEMENTS」、現在は米国特許出願公開第2016/0174975号、
-米国特許出願第14/575,154号、発明の名称SURGICAL INSTRUMENTS WITH ARTICULATABLE END EFFECTORS AND IMPROVED FIRING BEAM SUPPORT ARRANGEMENTS」、現在は米国特許出願公開第2016/0174973号、
-米国特許出願第14/574,493号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT ASSEMBLY COMPRISING A FLEXIBLE ARTICULATION SYSTEM」、現在は米国特許出願公開第2016/0174970号、及び
-米国特許出願第14/574,500号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT ASSEMBLY COMPRISING A LOCKABLE ARTICULATION SYSTEM」、現在は米国特許出願公開第2016/0174971号。
本願の出願人は、2013年3月1日に出願された以下の特許出願を所有しており、これらはそれぞれの内容全体が参照により本明細書に組み込まれる。
-米国特許出願第13/782,295号、発明の名称「ARTICULATABLE SURGICAL INSTRUMENTS WITH CONDUCTIVE PATHWAYS FOR SIGNAL COMMUNICATION」、現在は米国特許出願公開第2014/0246471号、
-米国特許出願第13/782,323号、発明の名称「ROTARY POWERED ARTICULATION JOINTS FOR SURGICAL INSTRUMENTS」、現在は米国特許出願公開第2014/0246472号、
-米国特許出願第13/782,338号、発明の名称「THUMBWHEEL SWITCH ARRANGEMENTS FOR SURGICAL INSTRUMENTS」、現在は米国特許出願公開第2014/0249557号、
-米国特許出願第13/782,499号、発明の名称「ELECTROMECHANICAL SURGICAL DEVICE WITH SIGNAL RELAY ARRANGEMENT」、現在は米国特許第9,358,003号、
-米国特許出願第13/782,460号、発明の名称「MULTIPLE PROCESSOR MOTOR CONTROL FOR MODULAR SURGICAL INSTRUMENTS」、現在は米国特許第9,554,794号、
-米国特許出願第13/782,358号、発明の名称「JOYSTICK SWITCH ASSEMBLIES FOR SURGICAL INSTRUMENTS」、現在は米国特許第9,326,767号、
-米国特許出願第13/782,481号、発明の名称「SENSOR STRAIGHTENED END EFFECTOR DURING REMOVAL THROUGH TROCAR」、現在は米国特許第9,468,438号、
-米国特許出願第13/782,518号、発明の名称「CONTROL METHODS FOR SURGICAL INSTRUMENTS WITH REMOVABLE IMPLEMENT PORTIONS」、現在は米国特許出願公開第2014/0246475号、
-米国特許出願第13/782,375号、発明の名称「ROTARY POWERED SURGICAL INSTRUMENTS WITH MULTIPLE DEGREES OF FREEDOM」、現在は米国特許第9,398,911号、
-米国特許出願第13/782,536号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT SOFT STOP」、現在は米国特許第9,307,986号。
本願の出願人はまた、2013年3月14日に出願された以下の特許出願を所有しており、これらはそれぞれの内容全体が参照により本明細書に組み込まれる。
-米国特許出願第13/803,097号、発明の名称「ARTICULATABLE SURGICAL INSTRUMENT COMPRISING A FIRING DRIVE」、現在は米国特許出願公開第2014/0263542号、
-米国特許出願第13/803,193号、発明の名称「CONTROL ARRANGEMENTS FOR A DRIVE MEMBER OF A SURGICAL INSTRUMENT」、現在は米国特許第9,332,987号、
-米国特許出願第13/803,053号、発明の名称「INTERCHANGEABLE SHAFT ASSEMBLIES FOR USE WITH A SURGICAL INSTRUMENT」、現在は米国特許出願公開第2014/0263564号、
-米国特許出願第13/803,086号、発明の名称「ARTICULATABLE SURGICAL INSTRUMENT COMPRISING AN ARTICULATION LOCK」、現在は米国特許出願公開第2014/0263541号、
-米国特許出願第13/803,210号、発明の名称「SENSOR ARRANGEMENTS FOR ABSOLUTE POSITIONING SYSTEM FOR SURGICAL INSTRUMENTS」、現在は米国特許出願公開第2014/0263538号、
-米国特許出願第13/803,148号、発明の名称「MULTI-FUNCTION MOTOR FOR A SURGICAL INSTRUMENT」、現在は米国特許出願公開第2014/0263554号、
-米国特許出願第13/803,066号、発明の名称「DRIVE SYSTEM LOCKOUT ARRANGEMENTS FOR MODULAR SURGICAL INSTRUMENTS」、現在は米国特許第9,629,623号、及び
-米国特許出願第13/803,117号、発明の名称「ARTICULATION CONTROL SYSTEM FOR ARTICULATABLE SURGICAL INSTRUMENTS」、現在は米国特許第9,351,726号、
-米国特許出願第13/803,130号、発明の名称「DRIVE TRAIN CONTROL ARRANGEMENTS FOR MODULAR SURGICAL INSTRUMENTS」、現在は米国特許第9,351,727号、及び
-米国特許出願第13/803,159号、発明の名称「METHOD AND SYSTEM FOR OPERATING A SURGICAL INSTRUMENT」、現在は米国特許出願公開第2014/0277017号。
本願の出願人はまた、2014年3月7日に出願された以下の特許出願を所有しており、その全体内容が参照により本明細書に組み込まれる。
-米国特許出願第14/200,111号、発明の名称「CONTROL SYSTEMS FOR SURGICAL INSTRUMENTS」、現在は米国特許第9,629,629号。
本願の出願人はまた、2014年3月26日に出願された以下の特許出願を所有しており、これらはそれぞれの内容全体が参照により本明細書に組み込まれる。
-米国特許出願第14/226,106号、発明の名称「POWER MANAGEMENT CONTROL SYSTEMS FOR SURGICAL INSTRUMENTS」、現在は米国特許出願公開第2015/0272582号、
-米国特許出願第14/226,099号、発明の名称「STERILIZATION VERIFICATION CIRCUIT」、現在は米国特許出願公開第2015/0272581号、
-米国特許出願第14/226,094号、発明の名称「VERIFICATION OF NUMBER OF BATTERY EXCHANGES/PROCEDURE COUNT」、現在は米国特許出願公開第2015/0272580号、
-米国特許出願第14/226,117号、発明の名称「POWER MANAGEMENT THROUGH SLEEP OPTIONS OF SEGMENTED CIRCUIT AND WAKE UP CONTROL」、現在は米国特許出願公開第2015/0272574号、
-米国特許出願第14/226,075号、発明の名称「MODULAR POWERED SURGICAL INSTRUMENT WITH DETACHABLE SHAFT ASSEMBLIES」、現在は米国特許出願公開第2015/0272579号、
-米国特許出願第14/226,093号、発明の名称「FEEDBACK ALGORITHMS FOR MANUAL BAILOUT SYSTEMS FOR SURGICAL INSTRUMENTS」、現在は米国特許出願公開第2015/0272569号、
-米国特許出願第14/226,116号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT UTILIZING SENSOR ADAPTATION」、現在は米国特許出願公開第2015/0272571号、
-米国特許出願第14/226,071号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT CONTROL CIRCUIT HAVING A SAFETY PROCESSOR」、現在は米国特許出願公開第2015/0272578号、
-米国特許出願第14/226,097号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT COMPRISING INTERACTIVE SYSTEMS」、現在は米国特許出願公開第2015/0272570号、
-米国特許出願第14/226,126号、発明の名称「INTERFACE SYSTEMS FOR USE WITH SURGICAL INSTRUMENTS」、現在は米国特許出願公開第2015/0272572号、
-米国特許出願第14/226,133号、発明の名称「MODULAR SURGICAL INSTRUMENT SYSTEM」、現在は米国特許出願公開第2015/0272557号、
-米国特許出願第14/226,081号、発明の名称「SYSTEMS AND METHODS FOR CONTROLLING A SEGMENTED CIRCUIT」、現在は米国特許出願公開第2015/0277471号、
-米国特許出願第14/226,076号、発明の名称「POWER MANAGEMENT THROUGH SEGMENTED CIRCUIT AND VARIABLE VOLTAGE PROTECTION」、現在は米国特許出願公開第2015/0280424号、
-米国特許出願第14/226,111号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENT SYSTEM」、現在は米国特許出願公開第2015/0272583号、及び
-米国特許出願第14/226,125号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT COMPRISING A ROTATABLE SHAFT」、現在は、米国特許出願公開第2015/0280384号。
本願の出願人はまた、2014年9月5日に出願された以下の特許出願を所有しており、これらはそれぞれの内容全体が参照により本明細書に組み込まれる。
-米国特許出願第14/479,103号、発明の名称「CIRCUITRY AND SENSORS FOR POWERED MEDICAL DEVICE」、現在は米国特許出願公開第2016/0066912号、
-米国特許出願第14/479,119号、発明の名称「ADJUNCT WITH INTEGRATED SENSORS TO QUANTIFY TISSUE COMPRESSION」、現在は米国特許出願公開第2016/0066914号、
-米国特許出願第14/478,908号、発明の名称「MONITORING DEVICE DEGRADATION BASED ON COMPONENT EVALUATION」、現在は米国特許出願公開第2016/0066910号、
-米国特許出願第14/478,895号、発明の名称「MULTIPLE SENSORS WITH ONE SENSOR AFFECTING A SECOND SENSOR’S OUTPUT OR INTERPRETATION」、現在は米国特許出願公開第2016/0066909号、
-米国特許出願第14/479,110号、発明の名称「POLARITY OF HALL MAGNET TO DETECT MISLOADED CARTRIDGE」、現在は米国特許出願公開第2016/0066915号、
-米国特許出願第14/479,098号、発明の名称「SMART CARTRIDGE WAKE UP OPERATION AND DATA RETENTION」、現在は米国特許出願公開第2016/0066911号、
-米国特許出願第14/479,115号、発明の名称「MULTIPLE MOTOR CONTROL FOR POWERED MEDICAL DEVICE」、現在は米国特許出願公開第2016/0066916号、及び
-米国特許出願第14/479,108号、発明の名称「LOCAL DISPLAY OF TISSUE PARAMETER STABILIZATION」、現在は米国特許出願公開第2016/0066913号。
本願の出願人はまた、2014年4月9日に出願された以下の特許出願を所有しており、これらはそれぞれの内容全体が参照により本明細書に組み込まれる。
-米国特許出願第14/248,590号、発明の名称「MOTOR DRIVEN SURGICAL INSTRUMENTS WITH LOCKABLE DUAL DRIVE SHAFTS」、現在は米国特許出願公開第2014/0305987号、
-米国特許出願第14/248,581号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT COMPRISING A CLOSING DRIVE AND A FIRING DRIVE OPERATED FROM THE SAME ROTATABLE OUTPUT」、現在は米国特許第9,649,110号、
-米国特許出願第14/248,595号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT SHAFT INCLUDING SWITCHES FOR CONTROLLING THE OPERATION OF THE SURGICAL INSTRUMENT」、現在は米国特許出願公開第2014/0305988号、
-米国特許出願第14/248,588号、発明の名称「POWERED LINEAR SURGICAL STAPLE/FASTENER」、現在は米国特許出願公開第2014/0309666号、
-米国特許出願第14/248,591号、発明の名称「TRANSMISSION ARRANGEMENT FOR A SURGICAL INSTRUMENT」、現在は米国特許出願公開第2014/0305991号、
-米国特許出願第14/248,584号、発明の名称「MODULAR MOTOR DRIVEN SURGICAL INSTRUMENTS WITH ALIGNMENT FEATURES FOR ALIGNING ROTARY DRIVE SHAFTS WITH SURGICAL END EFFECTOR SHAFTS」、現在は米国特許出願公開第2014/0305994号、
-米国特許出願第14/248,587号、発明の名称「POWERED SURGICAL STAPLE/FASTENER」、現在は米国特許出願公開第2014/0309665号、
-米国特許出願第14/248,586号、発明の名称「DRIVE SYSTEM DECOUPLING ARRANGEMENT FOR A SURGICAL INSTRUMENT」、現在は米国特許出願公開第2014/0305990号、及び
-米国特許出願第14/248,607号、発明の名称「MODULAR MOTOR DRIVEN SURGICAL INSTRUMENTS WITH STATUS INDICATION ARRANGEMENTS」、現在は米国特許出願公開第2014/0305992号。
本願の出願人はまた、2013年4月16日に出願された以下の特許出願を所有しており、これらはそれぞれの内容全体が参照により本明細書に組み込まれる。
-米国特許仮出願第61/812,365号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT WITH MULTIPLE FUNCTIONS PERFORMED BY A SINGLE MOTOR」、
-米国特許仮出願第61/812,376号、発明の名称「LINEAR CUTTER WITH POWER」、
-米国特許仮出願第61/812,382号、発明の名称「LINEAR CUTTER WITH MOTOR AND PISTOL GRIP」、
-米国特許仮出願第61/812,385号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT HANDLE WITH MULTIPLE ACTUATION MOTORS AND MOTOR CONTROL」、及び
-米国特許仮出願第61/812,372号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT WITH MULTIPLE FUNCTIONS PERFORMED BY A SINGLE MOTOR」。
明細書に記載され、添付の図面に示されるように、実施形態の全体的な構造、機能、製造、及び使用の完全な理解を提供するために、多数の具体的な詳細が説明される。周知の動作、構成要素、及び要素は、本明細書に記載される実施形態を不明瞭にしないようにするため、詳細に記載されていない。読者は、本明細書に記載され図示された実施形態は、非限定的な例であり、したがって本明細書に開示された特定の構造的及び機能的詳細は、代表的及び例示的であり得ることを、理解するであろう。特許請求の範囲から逸脱することなく、それに対する変形及び変更を行うことができる。
用語「備える(comprise)」(「comprises」及び「comprising」など、compriseの任意の語形)、「有する(have)」(「has」及び「having」など、haveの任意の語形)、「含む(include)」(「includes」及び「including」など、includeの任意の語形)、及び「含有する(contain)」(「contains」及び「containing」など、containの任意の語形)は、オープンエンドの連結動詞である。結果として、1つ以上の要素を「備える」、「有する」、「含む」、若しくは「含有する」外科用システム、デバイス、又は装置は、それらの1つ以上の要素を有するが、それらの1つ以上のみを有することに限定されない。同様に、1つ以上の特徴を「備える」、「有する」、「含む」、若しくは「含有する」、システム、デバイス、又は装置の素子は、それら1つ以上の特徴を有するが、それら1つ以上の特徴のみを有することに限定されない。
「近位」及び「遠位」という用語は、本明細書では、外科用器具のハンドル部分を操作する臨床医を基準として使用される。「近位」という用語は、臨床医に最も近い部分を指し、「遠位」という用語は、臨床医から離れた位置にある部分を指す。便宜上及び明確性のために、「垂直」、「水平」、「上」、及び「下」などの空間的用語が、本明細書において図面に対して使用され得ることが更に理解されよう。しかしながら、外科用器具は、多くの向き及び位置で使用されるものであり、これらの用語は限定的及び/又は絶対的であることを意図したものではない。
腹腔鏡下及び低侵襲性の外科手術を行うための、様々な例示的なデバイス及び方法が提供される。しかしながら、本明細書に開示される様々な方法及びデバイスが、例えば開腹外科手術と関連するものを含む、多くの外科手術及び用途で使用され得ることが、読者には容易に理解されよう。本明細書の「発明を実施するための形態」を読み進めることで、読者は、本明細書に開示される様々な器具が、例えば、もとからある開口部を通じて、組織に形成された切開又は穿刺穴を通じてなど、任意の方法で体内に挿入され得ることを更に理解するであろう。これらの器具の作用部分すなわちエンドエフェクタ部分は、患者の体内に直接に挿入することもでき、又は、外科用器具のエンドエフェクタ及び細長いシャフトを進めることが可能な作用通路を有するアクセスデバイスを通じて挿入することもできる。
外科用ステープル留めシステムは、シャフトと、シャフトから延在するエンドエフェクタとを備えることができる。エンドエフェクタは、第1のジョーと第2のジョーとを備える。第1のジョーは、ステープルカートリッジを備える。ステープルカートリッジは、第1のジョーへと挿入可能であり、且つ第1のジョーから取り外し可能であるが、ステープルカートリッジが第1のジョーから取り外し可能でない、又は第1のジョーから少なくとも容易に交換可能ではない、その他の実施形態が想到される。第2のジョーは、ステープルカートリッジから排出されたステープルを変形させるように構成されたアンビルを備える。第2のジョーは、閉鎖軸の周囲にて、第1のジョーに対して枢動可能であるが、第1のジョーが第2のジョーに対して枢動可能である、その他の実施形態が想定される。外科用ステープル留めシステムは、エンドエフェクタをシャフトに対して回転させる、すなわち関節運動させることができるように構成された関節接合部を更に備える。エンドエフェクタは、関節接合部を通って延在する関節運動軸を中心にして回転可能である。関節接合部を含まない他の実施形態も想到される。
ステープルカートリッジは、カートリッジ本体を備える。カートリッジ本体は、近位端と、遠位端と、近位端と遠位端との間に延在するデッキ部とを含む。使用中、ステープルカートリッジは、ステープル留めされる組織の第1の側に位置付けられ、アンビルは、組織の第2の側に位置付けられる。アンビルは、ステープルカートリッジに向かって移動させられて、デッキ部に対して組織を圧縮及びクランプする。続いて、カートリッジ本体内に取り外し可能に格納されたステープルを、組織内に配備することができる。カートリッジ本体は、その内部に画定されたステープルキャビティを含み、ステープルは、ステープルキャビティ内に取り外し可能に格納される。ステープルキャビティは、6つの長手方向列に配置されている。3つの列のステープルキャビティは、長手方向スロットの第1の側に位置付けられ、3つの列のステープルキャビティは、長手方向スロットの第2の側に位置付けられている。ステープルキャビティ及びステープルの他の配置も可能であり得る。
ステープルは、カートリッジ本体内のステープル駆動部によって支持される。駆動部は、第1の、すなわち未発射位置と、ステープルキャビティからステープルを排出する、第2の、すなわち発射位置との間で移動可能である。駆動部は、カートリッジ本体の底部周辺に延在する保持具によってカートリッジ本体内に保持され、また、カートリッジ本体を把持し、保持具をカートリッジ本体に対して保持するように構成された、弾性部材を含む。駆動部は、スレッドによってそれらの未発射位置とそれらの発射位置との間で移動可能である。スレッドは、近位端に隣接した近位位置と、遠位端に隣接した遠位位置との間で移動可能である。スレッドは、駆動部の下を摺動し、駆動部を持ち上げるように構成された複数の傾斜面を備え、ステープルがその上に支持され、アンビルに向かう。
上記に加えて、スレッドは発射部材によって遠位に移動される。発射部材は、スレッドに接触し、スレッドを遠位端に向かって押し出すように構成されている。カートリッジ本体内に画定された長手方向スロットは、発射部材を受け入れるように構成されている。アンビルは、発射部材を受け入れるように構成されたスロットも含む。発射部材は、第1のジョーに係合する第1のカムと、第2のジョーに係合する第2のカムとを更に備える。発射部材を遠位に前進させる際、第1のカム及び第2のカムは、ステープルカートリッジのデッキ部とアンビルとの間の距離、すなわち組織隙間を制御することができる。発射部材はまた、ステープルカートリッジとアンビルとの中間に捕捉された組織を切除するように構成されたナイフも備える。ステープルがナイフよりも前方に排出されるように、ナイフが傾斜面に対して少なくとも部分的に近位側に位置付けられることが望ましい。
外科用器具1000が図1~図32に示されている。外科用器具1000は、ロボット外科用システムと共に使用されるように構成されている外科用ステープル留め器具を備える。様々なロボット外科用システムが、2011年5月27日付けで出願された米国特許第2012/0298719号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENTS WITH ROTATABLE STAPLE DEPLOYMENT ARRANGEMENTS」、現在は、米国特許第9,072,535号に開示されており、その開示全体が参照により本明細書に組み込まれる。主に図1及び図2を参照すると、外科用器具1000は、ロボット外科用システムに取り付けられるように構成されたハウジングアセンブリ2000と、加えて、ハウジングアセンブリ2000に装着された伝動アセンブリ3000と、を備える。外科用器具1000は、伝動アセンブリ3000に取り付け可能なシャフトアセンブリ4000を更に備える。使用中、ロボット外科用システムは、以下により詳細に記載されるように、ハウジングアセンブリ2000及び/又は伝動アセンブリ3000に回転及び/又は直線入力を伝動して、シャフトアセンブリ4000を動作させることができる。
シャフトアセンブリ4000は、中でも特に、シャフト4100及びエンドエフェクタ4200を含む。エンドエフェクタ4200は、例えば、ステープルカートリッジ4230などのステープルカートリッジを受容するように構成されたカートリッジチャネルを備える第1のジョー4210を備える。エンドエフェクタ4200は、ステープルカートリッジのステープルを変形させるように構成されたアンビルを備える第2のジョー4220を更に備える。第2のジョー4220は、開放された、クランプ解除されている位置(図9)と閉鎖された、クランプされている位置(図10)との間で、第1のジョー4210に対して回転可能である。シャフトアセンブリ4000は、第2のジョー4220を閉鎖するためにシャフト4100の長手方向軸線LAに沿って遠位に移動可能である閉鎖管4120を更に備える。以下により詳細に記載されるように、伝動アセンブリ3000は、閉鎖管4120を遠位に押し、第2のジョー4220を閉鎖して、エンドエフェクタ4200を患者の組織上にクランプするように構成されているロボット外科用システムの第1の直線入力部に動作可能に連結されている。伝動アセンブリ3000はまた、閉鎖管4120を近位に押し、第2のジョー4220を開放する、又はクランプ解除するように構成されているロボット外科用システムの第2の直線入力部にも動作可能に連結されている。ロボット外科用システムの第1及び第2の直線入力部は、必要に応じてエンドエフェクタ4200を開放及び閉鎖するように選択的に作動され得る。
様々な代替実施形態では、第1のジョー4210は、第2のジョー4220に対して回転可能である。このような実施形態では、ジョー運動及びステープル発射運動は両方とも、エンドエフェクタの同じ側で起こる。
シャフトアセンブリ4000は、エンドエフェクタ4200をシャフト4100に回転可能に接続する関節運動継手4300を更に備える。以下により詳細に記載されるように、伝動アセンブリ3000は、例えば、エンドエフェクタ4200を右になど(図11)の第1の方向に関節運動させるように構成されているロボット外科用システムの第3の直線入力部に動作可能に連結されている。伝動アセンブリ3000は、エンドエフェクタ4200を左になどの第2の方向に関節運動させるように構成されているロボット外科用システムの第4の直線入力部に動作可能に連結されている。使用中、ロボット外科用システムの第3及び第4の直線入力部は、外科手術部位内の患者の組織に対してエンドエフェクタ4200を好適に位置付けるために必要に応じて、非関節運動構成(図12)と関節運動構成との間、又は2つの異なる関節運動構成の間でエンドエフェクタ4200を回転させるように選択的に作動され得る。
シャフトアセンブリ4000はまた、手術部位内の患者の組織に対してエンドエフェクタ4200を位置付けるために、長手方向軸線LAを中心に回転可能である。以下でより詳細に論じられるように、シャフトアセンブリ4000は、伝動アセンブリ3000のハウジング3100によって回転可能に支持され、ハウジングアセンブリ2000内のエンドエフェクタ回転駆動システム2900と動作可能に連結されている。エンドエフェクタ回転駆動システム2900は、ハウジングアセンブリ2000のハウジング2100内に画定された開口部2180を通じてアクセス可能な駆動入力部を備える。エンドエフェクタ回転駆動システム2900は、外科用器具1000がロボット外科用システムに組み付けられると、ロボット外科用システムの第1の回転入力部に動作可能に連結される。エンドエフェクタ回転駆動システム2900の駆動入力部が第1の方向に回転されると、シャフトアセンブリ4000は、長手方向軸線LAを中心に時計回りの方向などの第1の方向に回転される。エンドエフェクタ駆動システム2900の駆動入力部が第2の、すなわち、反対の方向に回転されると、シャフトアセンブリ4000は、長手方向軸線LAを中心に反時計回りの方向などの第2の方向に回転される。エンドエフェクタ駆動システム2900は、エンドエフェクタ4200を標的組織に対して好適に位置付けるために、必要に応じて何度でも、第1及び第2の方向で選択的に動作させられ得る。
シャフトアセンブリ4000は、ステープルカートリッジ4230からステープルを排出するように構成されたステープル発射システムを更に備える。シャフトアセンブリ4000のステープル発射システムは、ハウジングアセンブリ2000内のステープル発射駆動システム2500と動作可能に連結されている。ステープル発射駆動システム2500は、ハウジングアセンブリ2000のハウジング2100内に画定された開口部2150を通じてアクセス可能な駆動入力部を備える。ステープル発射駆動システム2500は、外科用器具1000がロボット外科用システムに組み付けられると、ロボット外科用システムの第2の回転入力部に動作可能に連結される。ステープル発射駆動システム2500の駆動入力部が第1の方向に回転されると、ステープル発射システムの発射バーは、ステープル発射ストロークを通じて、又は少なくとも部分的を通じて、遠位に前進させられる。ステープル発射駆動システム2500の駆動入力部が第2の、すなわち、反対の方向に回転されると、発射バーは、後退ストロークを通じて近位に後退させられる。様々な例では、少なくとも部分的に発射された、すなわち、消費されたステープルカートリッジ4230は、未消費のステープルカートリッジと交換され得、ステープル発射システム2500は、所望により、別のステープル発射ストロークを実施するためにもう一度動作させられ得る。
様々な外科手術の間、外科用器具4000のエンドエフェクタ4200は、閉鎖された非関節運動構成で配置され、トロカールを通じて患者内の手術部位に挿入される。様々な例では、トロカールは、患者の切開部を押し通されるように構成されている、遠位端にある鋭い先端部と、また更に、エンドエフェクタ4200を封止して受容し、かつ外科用器具1000のシャフト4100に対して封止するように構成されている、近位端にある封止されたポートと、を含む管を備える。エンドエフェクタ4200がロボット外科用システムによって手術部位に位置付けられると、シャフトアセンブリ4000は、エンドエフェクタ4200を好適に配向するために、その長手方向軸線LAを中心に回転させられ得る。シャフトアセンブリ4000の関節運動継手4300がトロカールの遠位端を通過すると、エンドエフェクタ4200は関節運動させられ得る。多くの例では、エンドエフェクタ4200は、エンドエフェクタ4200が関節運動継手4300を中心に関節運動させられる前に、長手方向軸線LAを中心に回転される。しかしながら、いくつかの例では、エンドエフェクタ4200が長手方向軸線LAを中心に回転される前に、及び/又はエンドエフェクタ4200が長手方向軸線LAを中心に回転されている間に、関節運動継手4300を中心にエンドエフェクタを関節運動させることが可能である。
多くの例では、エンドエフェクタ4200は、上述のように回転及び/又は関節運動させられるとき、その閉鎖構成にある。しかしながら、いくつかの例では、エンドエフェクタ4200は、上述のように回転及び/又は関節運動させられるとき、その開放構成にあり得る。ロボット外科用システム及び/又は外科用器具1000は、エンドエフェクタ4200がその閉鎖構成にあるときに、エンドエフェクタ4200が関節運動及び/又は回転させられるのを防止するように構成された1つ又は2つ以上のロックアウトを備え得る。そのようなロックアウトは、例えば、機械的及び/又は電子的ロックアウトであり得る。更に、このような構成は、エンドエフェクタ4200が患者の上にクランプされた後、エンドエフェクタ4200が患者の組織をねじる可能性を低減することができる。あるいは、ロボット外科用システム及び/又は外科用器具1000は、エンドエフェクタ4200がその閉鎖構成にない限り、エンドエフェクタ4200が回転及び/又は関節運動させられるのを防止するように構成又はプログラムされた1つ又は2つ以上のロックアウトを備え得る。いずれの場合も、エンドエフェクタ4200は、標的組織がエンドエフェクタ4200のジョー4210と4220との間に位置付けられる前にロボット外科用システムによって開放され、次いで、組織がこれらのジョーの間に好適に位置付けられると閉鎖される。その後、ロボット外科用システムは、ステープル発射ストロークを実施するように外科用器具1000のステープル発射システムを動作させるか、又は動作させるように制御され得る。上記と同様に、ロボット外科用システム及び/又は外科用器具1000は、エンドエフェクタ4200がその閉鎖された又は好適に閉鎖された構成にない限り、ステープル発射ストロークが実施されるのを防止するように構成された1つ又は2つ以上の機械的及び/又は電子的ロックアウトを備え得る。
ステープル発射ストロークが完了すると、又は少なくとも部分的に完了すると、ロボット外科用システムは、ステープル発射システム2500を使用して、ステープル発射システムの発射バーを後退させることができる。様々な例では、ロボット外科用システム及び/又は外科用器具1000は、発射部材が完全に、又は少なくとも十分に後退させられるまで第2のジョー4220が開放されるのを防止するように構成された1つ又は2つ以上のロックアウトを備え得る。そのため、外科用器具1000は、以下により詳細に記載されるように、そのようなロックアウトに打ち勝つことができる1つ又は2つ以上のベイルアウトシステムを備え得る。エンドエフェクタ4200が組織から解放されると、ロボット外科用システムは、エンドエフェクタ4200を組織及び再閉鎖から離れる方向に移動されるか、又は移動させるように制御され得、トロカールを通じてエンドエフェクタ4200を引き戻す前に、エンドエフェクタ4200を真っ直ぐにすることができる。様々な例では、ロボット外科用システムは、エンドエフェクタ4200をトロカールから完全に後退させることができるが、いくつかの例では、外科用器具1000は、ロボット外科用器具から取り外され、トロカールから手動で取り出される必要があり得る。
いくつかの例では、ロボット外科用システム及び外科用器具1000は、開腹外科手術を実施するために使用することができる。このような手術では、トロカールを使用することなく手術部位にアクセスするために、より大きな切開部が患者に作成される。
外科用器具1000の閉鎖システム、関節運動システム、回転システム、及びステープル発射システムの更なる詳細が、以下に提供される。しかしながら、様々な例において、これらのシステムのうちの1つ又は2つ以上は、使用中に機能不全となり得る。更に、ロボット外科用システムは、使用中に、外科用器具1000のシステムのうちの1つ又は2つ以上が動作させられるのを、又は少なくとも適切に動作させられるのを妨げ得る機能不全となり得る。以下で更により詳細に説明するように、外科用器具1000は、中でも特に、臨床医が手術部位から外科用器具1000を取り出すことを可能にするために、外科用器具1000を少なくともある程度まで手動で動作させるように構成されたベイルアウトシステムを備える。このような手動動作式ベイルアウトシステムはまた、外科用器具1000が外科用ロボットシステムから取り外されたときに、外科用器具1000を操作するのに役立つ。
上述のように、外科用器具1000の伝動アセンブリ3000は、ロボット外科用システムから4つの直線入力部を受け取るように構成されている。したがって、外科用器具の伝動アセンブリが4つを超える又は4つ未満の直線入力部を備える、他の実施形態が想到される。主に図21~図29を参照すると、伝動アセンブリ3000は、ロボット外科用システムによって提供される4つの直線運動を外科用器具1000のエンドエフェクタ閉鎖及び関節運動システムに伝動するように構成されたスライダアセンブリ3700を備える。より具体的には、スライダアセンブリ3700は、外科用器具1000の閉鎖システムを動作させるためにロボット外科用システムの第1及び第2の直線入力部をそれぞれ受け取るように構成された第1のスライダ3710及び第2のスライダ3720を備える。スライダアセンブリ3700は、外科用器具1000の関節運動システムを動作させるためにロボット外科用システムの第3及び第4の直線入力部をそれぞれ受け取るように構成された第3のスライダ3730及び第4のスライダ3740を更に備える。
主に図21~図29を参照すると、第1のスライダ3710は、そこから延在する第1の入力ソケット又はカップ3712を備える。第1の入力ソケット3712は、第1のスライダ3710を近位に押すために、ロボット外科用システムの第1のリニアアクチュエータによって近位に押されるように構成されている。注目すべきことに、第1のリニアアクチュエータは、第1のリニアアクチュエータが第1のスライダ3710を遠位に引くことを可能にするように第1の入力ソケット3712に取り付けられていない。同様に、第2のスライダ3720は、そこから延在する第2の入力ソケット又はカップ3722を備える。第2の入力ソケット3722は、第2のスライダ3720を近位に押すために、ロボット外科用システムの第2のリニアアクチュエータによって近位に押されるように構成されている。注目すべきことに、第2のリニアアクチュエータは、第2のリニアアクチュエータが第2のスライダ3720を遠位に引くことを可能にするように第2の入力ソケット3722に取り付けられていない。図27~図29を参照すると、伝動部3000のハウジング3100は、スライダ3710及び3720の運動をハウジング3100内の長手方向、又は少なくとも実質的に長手方向の経路に拘束するように構成されている。
上記に加えて、図21~図25を参照すると、第1のスライダ3710は、その上に画定された第1の長手方向の歯のラック3716を備える。同様に、第2のスライダ3720は、その上に画定された第2の長手方向の歯のラック3726を備える。第1の長手方向の歯のラック3716は、第2の長手方向の歯のラック3726に対して平行、又は少なくとも実質的に平行である。第1の長手方向の歯のラック3716は、第1のスライダ3710がロボット外科用システムによって近位に押されると、第2のスライダ3720が第1のスライダ3710によって遠位に押されるように、ピニオンギア2896によって第2の歯のラック3726に動作可能に連結されている。それに対応して、第1のスライダ3710は、第2のスライダ3720がロボット外科用システムによって近位に押されると、第2のスライダ3720によって遠位に押される。いずれの場合も、ピニオンギア2896は、そこから延在するシャフト又はピン2890によって画定される軸を中心に回転する。以下でより詳細に論じられるように、ピニオンギア2896は、第1のスライダ3710及び第2のスライダ3720(図25)を動作可能に分離するためにラック3716及び3726から離れる方向に変位可能であり、その結果、スライダ3710及び3720は、外科用器具1000の閉鎖システムを手動でベイルアウトさせるために互いに独立して動作させられ得る。
上記に加えて、図13~図13Dを参照すると、第2のスライダ3720は、駆動ディスク3820と連結された駆動部分3724を備える。より具体的には、主に図13A及び13Bを参照すると、第2のスライダ3720の駆動部分3724は、駆動ディスク3820内に画定された環状溝3824と係合されている。第2のスライダ3720がロボット外科用システムによって近位に押されると、第2のスライダ3720は駆動ディスク3820を近位に押す。同様に、第2のスライダ3720は、第2のスライダ3720が遠位に移動されると、駆動ディスク3820を遠位に押す。更に、駆動ディスク3820は、第2のスライダ3720に対して回転可能である。結果として、駆動ディスク3820は、シャフトアセンブリ4000が長手方向軸線LAを中心に回転させられると、シャフトアセンブリ4000と共に、かつ第2のスライダ3720に対して、回転することができる。以下により詳細に記載されるように、駆動ディスク3820は、外科用器具4000の様々な機能を実施するように構成されている駆動ディスクのアレイ3800の一部である。しかしながら、注目すべきことに、第1のスライダ3710は、駆動ディスクアレイ3800の駆動ディスクのいずれとも直接係合されていない。むしろ、第1のスライダ3710は、ピニオンギア2896及び第2のスライダ3720を介してのみ駆動ディスク3820と係合されている。
図13Cを参照すると、駆動ディスク3820は、伝動アセンブリ3000の閉鎖管3120に装着されている。より具体的には、閉鎖管3120は、駆動ディスク3820に止めねじを介して装着されている、駆動ディスク3820に画定された六角形のアパーチャを通って延在する六角形の管部分3128を備える。閉鎖管3120は、閉鎖管3120及び駆動ディスク3820が一緒に並進及び回転するように、駆動ディスク3820に装着されている。使用中、閉鎖管3120は、エンドエフェクタ4200の第2のジョー4220を閉鎖するために、閉鎖ストローク中に近位位置(図13C)から遠位位置(図13D)まで移動可能である。それに対応して、閉鎖管3120は、第2のジョー4220を開放するために、開放ストローク中に遠位位置(図13D)から近位位置(図13C)まで移動可能である。伝動部3000のハウジング3100は、閉鎖管3120の閉鎖及び開放ストロークを制限するように構成されている。より具体的には、伝動ハウジング3100は、閉鎖ストロークを制限するように構成された遠位端壁と、開放ストロークを制限するように構成された近位端壁とを備える、その内部に画定された空洞3116を含む。閉鎖管3120から延在するフランジ又はストップ部3126は、閉鎖ストローク及び開放ストローク中にそれぞれ遠位端壁及び近位端壁に係合するように構成されている。
上記に加えて、伝動アセンブリ3000の閉鎖管3120は、第2のジョー4220と直接係合しない。むしろ、主に図3を参照すると、閉鎖管3120は、第2のジョー4220に係合するシャフトアセンブリ4000の閉鎖管4120と動作可能に連結されている。閉鎖管3120は、閉鎖管3120及び閉鎖管4120が一緒に並進及び回転するように、閉鎖管4120の近位端4122と嵌合されるように構成されている遠位端3122を備える。主に図6を参照すると、閉鎖管4120は、細長い管部分4123と、加えて、細長い管部分4123の遠位端4124に回転可能に接続された遠位管部分4128と、を備える。より具体的には、遠位管部分4128は、エンドエフェクタ4200がシャフト4100に対して関節運動することを可能にするように構成されている1つ又は2つ以上のリンク4126によって細長い管部分4123に回転可能に接続されている。主に図9及び図10を参照すると、遠位管部分4128は、その上に画定されたカム4129を備えており、カム4129は、閉鎖管4120が遠位に前進させられると、第2のジョー4220上に画定されたカム表面4229に係合し、開放された、クランプ解除されている位置(図9)から閉鎖された、クランプされている位置(図10)まで第2のジョー4220を回転させるように構成されている。図11及び図12を参照すると、遠位管部分4125は、その内部に画定された1つ又は2つ以上の窓4127を備え、第2のジョー4220は、窓4127内へと延在する1つ又は2つ以上の突出部4227を備える。閉鎖管4120が近位に後退させられると、窓4127の遠位端壁は、第2のジョー4220の突出部4227に係合し、閉鎖された、クランプされている位置(図10)から開放された、クランプ解除されている位置(図9)まで第2のジョー4220を回転させる。
再び図21~図29を参照すると、スライダアセンブリ3700の第3のスライダ3730は、そこから延在する第3の入力ソケット又はカップ3732を備える。第3の入力ソケット3732は、第3のスライダ3730を近位に押すために、ロボット外科用システムの第3のリニアアクチュエータによって近位に押されるように構成されている。注目すべきことに、第3のリニアアクチュエータは、第3のリニアアクチュエータが第3のスライダ3730を遠位に引くことを可能にするように第3の入力ソケット3732に取り付けられていない。同様に、第4のスライダ3740は、そこから延在する第4の入力ソケット又はカップ3742を備える。第4の入力ソケット3742は、第4のスライダ3740を近位に押すために、ロボット外科用システムの第4のリニアアクチュエータによって近位に押されるように構成されている。注目すべきことに、第4のリニアアクチュエータは、第4のリニアアクチュエータが第4のスライダ3740を遠位に引くことを可能にするように第4の入力ソケット3742に取り付けられていない。主に図27~図29を参照すると、伝動部3000のハウジング3100は、スライダ3730及び3740の運動をハウジング3100内の長手方向、又は少なくとも実質的に長手方向の経路に拘束するように構成されている。
上記に加えて、主に図13C、図13D、及び図28を参照すると、駆動ディスクアレイ3800は、駆動ディスク3830及び駆動ディスク3840を更に備える。第3のスライダ3730は、駆動ディスク3830内に画定された環状溝3834と係合された駆動部分3734を備える。第3のスライダ3730がロボット外科用システムによって近位に押されると、第3のスライダ3730は駆動ディスク3830を近位に押す。更に、駆動ディスク3830は、第3のスライダ3730に対して回転可能である。結果として、駆動ディスク3830は、シャフトアセンブリ4000が長手方向軸線LAを中心に回転させられると、シャフトアセンブリ4000と共に、かつスライダ3730に対して、回転することができる。同様に、第4のスライダ3740は、駆動ディスク3840内に画定された環状溝3844と係合された駆動部分3744を備える。第4のスライダ3740がロボット外科用システムによって近位に押されると、第4のスライダ3740は駆動ディスク3840を近位に押す。更に、駆動ディスク3840は、第4のスライダ3740に対して回転可能である。結果として、駆動ディスク3840は、シャフトアセンブリ4000が長手方向軸線LAを中心に回転させられると、シャフトアセンブリ4000と共に、かつ第4のスライダ3740に対して、回転することができる。
主に図11、図12、及び図28を参照すると、第1の関節運動駆動部3410が駆動ディスク3830に装着されている。第1の関節運動駆動部3410は、第1の関節運動駆動部3410及び駆動ディスク3830が一緒に並進及び回転するように、駆動ディスク3830に締結された近位端3414(図7)を備える。駆動ディスク3830が、上述のように、第3のスライダ3730によって近位に移動されると、第1の関節運動駆動部3410は、近位に引かれてエンドエフェクタ4200を第1の方向に、すなわち右に、関節運動させる(図11)。したがって、第1の関節運動駆動部3410は、エンドエフェクタ4200と直接係合されていない。むしろ、主に図6及び図7を参照すると、伝動アセンブリ3000の第1の関節運動駆動部3410は、シャフトアセンブリ4000の第1の関節運動駆動部4410と動作可能に連結されており、第1の関節運動駆動部4410がエンドエフェクタ4200と直接係合されている。第1の関節運動駆動部4410は、第1の関節運動駆動部3410の遠位端3412と動作可能に係合されている近位端4412と、更に、エンドエフェクタ4200の第1のジョー4210と動作可能に係合されている遠位端4414と、を備える。
主に図29を参照すると、第2の関節運動駆動部3420が駆動ディスク3840に装着されている。第2の関節運動駆動部3420は、第2の関節運動駆動部3420及び駆動ディスク3840が一緒に並進及び回転するように、駆動ディスク3840に締結された近位端3424(図7)を備える。駆動ディスク3840が、上述のように、第4のスライダ3740によって近位に移動されると、第2の関節運動駆動部3420は、近位に引かれてエンドエフェクタ4200を第2の方向に、すなわち左に、関節運動させる。したがって、第2の関節運動駆動部3420は、エンドエフェクタ4200と直接係合されていない。むしろ、主に図6及び図7を参照すると、伝動アセンブリ3000の第2の関節運動駆動部3420は、シャフトアセンブリ4000の第2の関節運動駆動部4420と動作可能に連結されており、第2の関節運動駆動部4420がエンドエフェクタ4200と直接係合されている。第2の関節運動駆動部4420は、第2の関節運動駆動部3420の遠位端3422と動作可能に係合されている近位端4422と、更に、エンドエフェクタ4200の第1のジョー4210と動作可能に係合されている遠位端4424と、を備える。
上記に加えて、再び図29を参照すると、第2の関節運動駆動部3420及び4420は、エンドエフェクタ4200が第1の関節運動駆動部3410及び4410によって右に関節運動させられると、エンドエフェクタ4200によって後方駆動される。換言すれば、第1の関節運動駆動部3410及び4410、第3のスライダ3730、並びに駆動ディスク3830が近位に押されると、第2の関節運動駆動部3420及び4420、第4のスライダ3740、並びに駆動ディスク3840は遠位に引かれる。それに対応して、第1の関節運動駆動部3410及び4410は、エンドエフェクタ4200が第2の関節運動駆動部3420及び4420によって左に関節運動させられると、エンドエフェクタ4200によって後方駆動される。換言すれば、第2の関節運動駆動部3420及び4420、第4のスライダ3740、並びに駆動ディスク3840が近位に押されると、第1の関節運動駆動部3410及び4410、第3のスライダ3730、並びに駆動ディスク3830は遠位に引かれる。
外科用器具1000は、エンドエフェクタ4200を定位置にロックし、エンドエフェクタ4200がシャフト4100に対して関節運動するのを防止するように構成された関節運動ロックを更に備える。関節運動ロックは、伝動アセンブリ3000内の近位ロック部分3610(図7)と、シャフトアセンブリ4000内の遠位ロック部分4610(図6)とを備える。近位ロック部分3610は、駆動ディスク3820に装着された近位端3614と、加えて、遠位端3612とを備える。遠位ロック部分4610は、近位ロック部分3610の遠位端3612に係合された近位端4612と、加えて、エンドエフェクタ4200の第1のジョー4210に係合するように構成された遠位端4614とを備える。上記の結果として、関節運動ロックは、外科用器具1000の閉鎖システムと共に移動可能である。より詳細には、第2のスライダ3720が、上述のように、近位に押されてエンドエフェクタ4200の第2のジョー4220を開放すると、関節運動ロックは、エンドエフェクタ4200が関節運動継手4300を中心に関節運動されることができるように、エンドエフェクタ4200から離れる方向に移動される。更に、第1のスライダ3710が近位に押されてエンドエフェクタ4200の第2のジョー4220を閉鎖すると、エンドエフェクタ4200が関節運動位置又は非関節運動位置にあるかどうかにかかわらず、関節運動ロックは、エンドエフェクタ4200を定位置にロックするためにエンドエフェクタ4200に向かって移動される。
上述のように、外科用器具1000の関節運動ロックは、閉鎖システムによって自動的に作動させられる。結果として、外科用器具1000のエンドエフェクタ4200は、エンドエフェクタ4200がその閉鎖構成に配置される前に適切な位置へと関節運動されなければならず、あるいは、エンドエフェクタ4200は、エンドエフェクタ4200が再び関節運動されることができるように再び開放されなければならない。そのような例では、エンドエフェクタ4200は、患者組織にクランプされている間、関節運動することはできない。様々な代替実施形態では、外科用器具の関節運動ロックは別個に作動させられることができ、外科用器具の任意の他のシステムによって自動的に作動させられることはない。このような実施形態では、外科用器具のエンドエフェクタは、閉鎖構成にある間、関節運動させられることができ、結果として、手術部位内のより小さい空間にアクセスすることが可能になり得る。
上述のように、スライダアセンブリ3700のスライダ3710、3720、3730、及び3740は、ロボット外科用システムのリニアアクチュエータによって遠位に押すことが可能である。いくつかの例では、リニアアクチュエータは、例えば、直線出力を生成するソレノイドを備える。様々な例では、リニアアクチュエータは、例えば、任意の好適なリニアモータを備えることができる。また上述したように、ロボット外科用システムのリニアアクチュエータは、スライダ3710、3720、3730、及び3740を押すが、それらを引かないように、構成されている。様々な他の実施形態では、ロボット外科用システムのアクチュエータは、スライダ3710、3720、3730、及び3740を押す及び/又は引くように構成されている。そのような例では、スライダ3710及び3720を動作させるアクチュエータは、外科用器具の閉鎖システムを制御するために協働的に作用することができ、同様に、スライダ3730及び3740を動作させるアクチュエータは、外科用器具の関節運動システムを制御するために協働的に作用することができる。
上述のように、外科用器具1000のシャフトアセンブリ4000は、その長手方向軸線LAを中心に、ハウジングアセンブリ2000に対して回転可能である。主に図20~図23、図28、及び図29を参照すると、ハウジングアセンブリ2000は、シャフトアセンブリ4000を、長手方向軸線LAを中心に回転させるように構成された回転駆動システム2900を備える。回転駆動システム2900は、ロボット外科用システムの回転出力部と動作可能に係合可能である回転可能な駆動入力部2980を備える。回転可能な駆動入力部2980は、ハウジングアセンブリ2000のハウジング2100内に画定された開口部2180(図22)内へ延在する。駆動入力部2980は、以下でより詳細に論じられるように、ハウジング2100によって回転可能に支持されているシャフトであって、長手方向軸線LAを中心にシャフトアセンブリ4000を第1の方向に回転させるために第1の方向に回転可能であり、長手方向軸線LAを中心にシャフトアセンブリ4000を第2の方向に回転させるために第2の方向に回転可能である、シャフトを備える。
上記に加えて、回転駆動システム2900は、駆動入力部2980の回転を出力シャフト2940に伝動するように構成されたギアトレインを備える。ギアトレインは、駆動入力部2980と共に回転する駆動入力部2980に固定して装着されたピニオンギア2970を備える。ギアトレインは、ピニオンギア2970と噛み合い係合されたアイドラーギア2960と、加えて、アイドラーギア2960と噛み合い係合された出力ギア2950とを更に備える。出力ギア2950は、出力シャフト2940に固定して装着され、出力シャフト2940と共に回転する。アイドラーギア2960はハウジング2100に回転可能に装着されており、出力シャフト2940は、ハウジングアセンブリ2000のハウジング2100及び/又は伝動アセンブリ3000のハウジング3100によって回転可能に支持されている。上記の結果として、ギアトレインは、駆動入力部2980がロボット外科用器具によって回転されると、駆動入力部2980の回転を出力シャフト2940に伝動する。
回転駆動システム2900は、出力シャフト2940と共に回転する、出力シャフト2940に固定して装着された細長いスパーギア2930を更に備える。細長いスパーギア2930は、出力シャフト2940の回転が閉鎖管3120に伝動されるように、伝動アセンブリ3000の閉鎖管3120に固定して装着されたリングギア2920と噛み合い係合されている。上述のように、閉鎖管3120は、閉鎖管3120及び4120が一緒に回転するように、シャフトアセンブリ4000の閉鎖管4120と動作可能に係合されている。閉鎖管4120は、閉鎖管4120が回転駆動システム2900によって回転されると、閉鎖管4120が長手方向軸線LAを中心にシャフトアセンブリ4000全体を回転させるように、シャフト4100の他の構成要素、エンドエフェクタ4200、及び関節運動継手4300にキー結合され、かつ/又は他の方法で十分に連結されている。
上述のように、細長いスパーギア2930は、回転駆動システム2900の運動を、リングギア2920を介して閉鎖管3120に伝動するように構成されている。スパーギア2930は、スパーギア2930が、閉鎖管3120の閉鎖ストローク全体を通じてリングギア2920と動作可能に係合された状態、又は噛み合わされた状態を維持するように細長くなっている。換言すれば、細長いスパーギア2930は、閉鎖管3120がその開放位置(図13C及び図27~図29)、その閉鎖位置(図13D)、及びそれらの間の全ての位置にあるとき、リングギア2920と動作可能に係合されている。結果として、回転駆動システム2900は、第2のジョー4220がその開放位置、その閉鎖位置、及びそれらの間の全ての部分閉鎖位置にあるとき、長手方向軸線LAを中心にシャフトアセンブリ4000を回転させるために使用され得る。様々な例では、結果として、細長いスパーギア2930は、閉鎖管3120の閉鎖ストロークと少なくとも同程度の長さである。
上述のように、外科用器具1000のシャフトアセンブリ4000は、第1のジョー4210内に位置付けられたステープルカートリッジ4230と第2のジョー4220のアンビルとの間に捕捉された組織をステープル留め及び切開するように構成されている。主に図20及び図28を参照すると、ハウジングアセンブリ2000は、エンドエフェクタ4200を通って遠位に発射駆動部3500を前進させて組織をステープル留め及び切開するように構成された発射駆動システム2500を備える。発射駆動システム2500は、ロボット外科用システムの回転出力部と動作可能に係合可能である回転可能な駆動入力部2550を備える。回転可能な駆動入力部2550は、ハウジングアセンブリ2000のハウジング2100内に画定された開口部2150(図22)内へ延在する。駆動入力部2550は、ハウジング2100によって回転可能に支持されているシャフトであって、発射駆動部3500を遠位に前進させるために第1の方向に回転可能であり、更に、発射駆動部3500を近位に後退させるために第2の方向に回転可能である、シャフトを備える。
発射駆動システム2500は、第1のベベルギア2540が駆動入力部2550と共に回転するように、駆動入力部2550に固定して装着された第1のベベルギア2540を更に備える。発射駆動システム2500は、第2のベベルギア2530が第1のベベルギア2540によって回転されるように、第1のベベルギア2540と噛み合い係合された第2のベベルギア2530を更に備える。第2のベベルギア2530は、伝達シャフト2520が第2のベベルギア2530と共に回転するように、伝達シャフト2520に固定して装着されている。伝達シャフト2520、又は少なくとも伝達シャフト2520の端部は、ハウジング2100によって回転可能に支持されている。発射駆動システム2500はまた、ピニオンギア2510が伝達シャフト2520と共に回転するように、伝達シャフト2520に固定して装着されたピニオンギア2510も更に備える。ピニオンギア2510は、以下により詳細に記載されるように、発射駆動システム2500によって近位に及び遠位に駆動される発射駆動部3500のラック3510と噛み合い係合されている。
主に図26を参照すると、発射駆動部3500のラック3510は、ハウジングアセンブリ2000のハウジング2100内に画定されたアパーチャ2190内に摺動可能に位置付けられている。ラック3510は、その第1の側面上に画定された第1の長手方向の歯のアレイ3514と、その第2の側面上に画定された第2の長手方向の歯のアレイ3514とを備える。上述した、発射駆動システム2500のピニオンギア2510は、第1の長手方向の歯のアレイ3514と噛み合い係合されている。以下により詳細に記載されるように、第2の長手方向の歯のアレイ3514は、発射駆動ベイルアウトシステムによって選択的に係合可能である。発射駆動システム2500の駆動入力部2550がロボット外科用システムによって第1の方向に回転されると、ラック3510は遠位方向に前進させられる。それに対応して、駆動入力部2550が第2の、すなわち、反対の方向に回転されると、ラック3510は近位に後退させられる。
主に図6を参照すると、上記に加えて、発射駆動部3500は、発射ロッド4510及び発射バー4520を更に備える。発射駆動部3500のラック3510は、ラック3510及び発射ロッド4510が一緒に並進するように発射ロッド4510の近位端4512と動作可能に係合されている遠位端3512を備える。注目すべきことに、ラック3510と発射ロッド4510との間の相互接続部は、シャフトアセンブリ4000が上述のようにハウジングアセンブリ2000に対して回転されるとき、発射ロッド4510がラック3510に対して回転することを可能にする。発射ロッド4510は、発射ロッド4510及び発射バー4520が一緒に並進するように発射バー4520の近位端4524と係合された遠位端4514を更に備える。
発射バー4520は、複数の長手方向に延在する平行な層を備える。しかしながら、発射バー4520が固体材料片から構成されている実施形態も想到される。発射バー4520は、その遠位端に切断部材4530を更に備える。切断部材4530は、鋭利なナイフ縁部を備えるが、組織を切断するための任意の好適な手段を備えることができる。発射駆動部3500が発射ストローク中に発射駆動システム2500によって遠位に前進させられると、切断部材4530は、第2のジョー4220のアンビルとステープルカートリッジ4230との間に捕捉された組織を切開する。更に、切断部材4530は、ステープルカートリッジ4230内に位置付けられたステープル発射スレッドを発射ストローク中に遠位に押して、ステープルカートリッジ4230からステープルを排出する。様々な例では、ステープル発射スレッドは、切断部材4530が発射ストローク後に後退させられるときに、切断部材4530と共に後退させられなくてもよい。代替実施形態では、ステープル発射スレッドは、切断部材4530と一体的に形成され得る。このような実施形態では、ステープル発射スレッドは、切断部材4530と共に後退させられる。
切断部材4530はまた、第1のジョー4210に係合するように構成された第1のカムと、第2のジョー4220に係合するように構成された第2のカムと、を更に備える。第1及び第2のカムは協働的に、第2のジョー4220を発射ストローク中にステープルカートリッジ4230に対して定位置に保持する。そのような例では、発射駆動部3500は、第2のジョー4220のアンビルに対して形成されるステープルの形成高さを制御することができる。いくつかの実施形態では、切断部材4530の第1及び第2のカムは、閉鎖ストローク中に第2のジョー4220を閉鎖し、次いで、発射ストローク中に第2のジョー4220を第1のジョー4210に対して保持するために使用され得る。いずれの場合も、第2のジョー4220は、切断部材4530が十分に後退させられるまで、エンドエフェクタ4200から組織を解放するその完全開放位置まで再び開放されることはできない。代替実施形態では、切断部材4530は、第1及び第2のカムを備えていない。このような実施形態では、第2のジョー4220は、切断部材4530が後退させられる前に、エンドエフェクタ4200から組織を解放するように開放されることができる。
様々な例では、ロボット外科用システムは、発射駆動部3500を完全には、又は全く後退させることができない場合がある。そのような例は、ロボット外科用システムが適切に動作していないときに生じ得る。そのような例はまた、外科用器具1000がロボット外科用システムから動作可能に分離されたときにも生じ得る。いずれの場合も、ここで図30~図32を参照すると、外科用器具は、発射システムベイルアウト部2700を備える。発射システムベイルアウト部2700は、ハウジングアセンブリ2000内に収容されているが、外科用器具1000上の任意の好適な位置に配置されることができる。発射システムベイルアウト部2700は、爪2710及びハンドル2720を含むラチェットを備える。爪2710は、ピボット2715を中心にハンドル2720に回転可能に装着されており、ハンドル2720は、ピボット2725を中心にハウジング2100に回転可能に装着されている。発射システムベイルアウト部2700は、上述のように、係合解除又は無効化構成(図30)から、爪2710がラック3510の第2の長手方向の歯のラック3514と動作可能に係合されている係合又は有効化構成(図31)へと回転可能である。そのような時点で、図32を参照すると、ハンドル2720は、ラック3510、発射ロッド4510、及び発射バー4520を後退させるために、臨床医が手動で回転、又はクランクすることができる。ハンドル2720の1回又は2回以上のクランクは、切断部材4530を第2のジョー4220との係合から後退させて、第2のジョー4220が十分に開放されることを可能にするのに十分であり得る。
上記に加えて、ロボット外科用器具は、発射駆動部3500が十分に後退させられた又はベイルアウトされた後に、第2のジョー4220を開放するために使用され得る。ロボット外科用システムの第1及び第2のリニアアクチュエータの一方又は両方が適切に動作していない場合、又は外科用器具1000がロボット外科用システムから動作可能に取り外されている場合、閉鎖システムは、以下で論じられるような1つ又は2つ以上の方法でベイルアウトされ得る。
上述のように、図20~図22を参照すると、第1のスライダ3710及び第2のスライダ3720は、ピニオンギア2896によって互いに連結されている。第1のスライダ3710と係合された第1のリニアアクチュエータ3710が正常に機能しない、かつ/又は第1のスライダ3710が動かない状態になった場合、例えば、閉鎖システムは、動かない状態又は別の方法で動作不能になり得る。第1のスライダ3710がその近位又は作動位置で動かなくなると、エンドエフェクタ4200は、その閉鎖構成でロックされ、組織から解放不能になり得る。そのような例では、図23を参照すると、ピニオンギア2896は、ハウジング2100から延在するベイルアウトピン2890によってラック3716及び3726との係合から手動で持ち上げられ得る。ピニオンギア2896がラック3716及び3726から係合解除されると、スライダ3710及び3720は、互いに動作可能に分離され、互いに独立して移動させられることができる。結果として、第2のスライダ3720は、エンドエフェクタ4200を開放するために近位に移動させることができる。様々な例では、ロボット外科用システムは、第2のスライダ3720を近位に移動させることができ、あるいは、第2のスライダ3720は、臨床医が手動で移動させることができる。ベイルアウトピン2890が作動させられると、第2のスライダ3720はまた、必要に応じて、エンドエフェクタ4200を再び閉鎖するために臨床医によって手動で遠位に移動されることもできる。上記の結果として、この閉鎖システムベイルアウト部は、エンドエフェクタ4200を開放するために第1の方向に、及びエンドエフェクタ4200を閉鎖するために第2の方向に動作させられ得る。
上記に加えて、外科用器具1000は、伝動アセンブリ3000及びシャフトアセンブリ4000を通って延在するスパインを更に備える。図7を参照すると、スパインは、伝動アセンブリ3100内にある近位部分3112を備える。図6を参照すると、スパインは、近位部分3112と動作可能に係合されたコネクタ部分4112と、コネクタ部分4112と係合された細長い部分4114と、細長い部分4114に取り付けられたキャップ部分4116と、細長い部分4114に取り付けられた遠位関節運動継手マウント4117及び4118と、を含む、シャフトアセンブリ4000内にあるスパインアセンブリを更に備える。エンドエフェクタ4200の第1のジョー4210は、関節運動継手マウント4117及び4118に回転可能に接続されて、関節運動継手2300を形成する。スパイン部分3112、4112、4114、及び4116、マウント4117及び4118、並びに第1のジョー4210は、上述のように、シャフトアセンブリ4000が長手方向軸線LAを中心に回転させられたときにそれらが一緒に回転するように互いに取り付けられている。加えて、第2のジョー4220は、第2のジョー4220が長手方向軸線LAを中心に第1のジョー4210と共に回転するように、第1のジョー4210に取り付けられている。更に、スパインの構成要素は、以下により詳細に記載されるように、スパインが近位及び/又は遠位に並進することを可能にする方法で互いに取り付けられている。
伝動アセンブリ3000のハウジング3100は、ハウジングアセンブリ2000のハウジング2100に固定して装着されている。少なくとも1つの例では、ハウジング3100は、ハウジング2100に締結されている。特定の他の例では、ハウジング3100は、ハウジング2100と一体的に形成されている。いずれの場合も、ハウジング3100は、ハウジング2100に対して回転しないが、実施形態が想到される。
ここで図14~図18を参照すると、シャフトアセンブリ1000は、エンドエフェクタ4200を開放及び/又は閉鎖するように構成されている別の閉鎖システムベイルアウト部、すなわち、閉鎖システムベイルアウト部2800を更に備える。外科用器具1000のスパインに対して閉鎖管3120及び4120を移動させる上述の閉鎖システムベイルアウト部とは異なり、閉鎖システムベイルアウト部2800は、閉鎖管3120及び4120に対してスパインを移動させる。換言すれば、閉鎖システムベイルアウト部2800は、第2のジョー4220のカム表面4229を閉鎖管4120のカム4129に向かって及びそれから離れる方向に移動させて、第2のジョー4220を開放及び閉鎖する。上記の結果として、閉鎖システムベイルアウト部2800は、エンドエフェクタ4200を開放するために第1の方向に、及びエンドエフェクタ4200を閉鎖するために第2の方向に動作させられ得る。閉鎖システムベイルアウト部は、互いに独立して又は協働的に使用され得る。
閉鎖システムベイルアウト部2800は、ハウジング2100によって回転可能に装着された回転可能なアクチュエータ又はサムホイール2860を備える。閉鎖システムベイルアウト部2800は、スパーギア2850がアクチュエータ2860と共に回転するようにアクチュエータ2860に固定して装着されたスパーギア2850と、加えて、スパーギア2850と噛み合い係合されたスパーギア2840と、を更に備える。スパーギア2840は、ハウジングアセンブリ2000のハウジング2100及び/又は伝動アセンブリ3000のハウジング3100によって回転可能に支持されている閉鎖システムベイルアウト部2800のシャフト2830に固定して装着されている。シャフト2830は、ハウジング3100内に摺動可能に装着された駆動ナット2820と螺着可能に係合されているねじ付き遠位端を備える。シャフト2830がアクチュエータ2860によって第1の方向に回転されると、駆動ナット2820は遠位に並進させられる。それに対応して、駆動ナット2820は、シャフト2830がアクチュエータ2860によって第2の方向に回転されると、近位に並進させられる。駆動ナット2820は、スパインが駆動ナット2820と共に並進するように、外科用器具1000のスパインから延在する駆動フランジ2810と係合されている。したがって、上述のようにスパインがシャフトアセンブリ4000と共に回転することができるように、駆動ナット2820及び駆動フランジ2810は、それらの間の相対的な回転移動を可能にするように構成されている。
上述のように、閉鎖ベイルアウトシステム2800は、外科用器具1000を第1の状態又は構成にベイルアウトさせるために第1の方向に、及び外科用器具1000を第2の状態又は構成にベイルアウトさせるために第2の方向に動作させられ得る。更に、閉鎖ベイルアウトシステム2800は、ロボット外科用システムが動作している並びに/又はスライダアセンブリ3700の第1及び第2のスライダ3710及び3720を適切に動作させているかどうかにかかわらず、エンドエフェクタ4200を開放構成と閉鎖構成との間で操作するように構成されている。したがって、スライダアセンブリ3700のベイルアウト部は、閉鎖ベイルアウトシステム2800を動作させる前、及び/又はその動作中に解放されることができる。換言すれば、ピニオンギア2896は、エンドエフェクタ4200内の組織クランプ圧力を解放するためにスライダアセンブリ3700から係合解除されることができ、これにより、閉鎖ベイルアウトシステム2800を動作させるために必要なサムホイール2896に加える力を低減することができる。
様々な代替実施形態では、閉鎖ベイルアウトシステム2800、又は閉鎖ベイルアウトシステム2800と同様の閉鎖ベイルアウトシステムは、閉鎖システムをその閉鎖ストローク及び/又はその開放ストロークを通じて移動させるように構成され得る。例えば、閉鎖ベイルアウトシステム2800は、閉鎖管3120及び4120を遠位に移動させるために第1の方向に、並びに閉鎖管3120及び4120を近位に移動させるために第2の方向に動作させられ得る。
上述のように、主に図3及び図4を参照すると、シャフトアセンブリ4000は、外科用器具1000の伝動アセンブリ3000に動作可能に取り付け可能であり、かつそこから取り外し可能である。シャフトアセンブリ4000は、伝動アセンブリ3000の遠位接続部分3900と動作可能に係合可能である近位接続部分4900を備える。主に図5を参照すると、接続部分3900と4900との間の相互接続は、接続部分4900を並進させて接続部分3900と係合する、又はその逆に係合することによって行われる。少なくとも1つの例では、シャフトアセンブリ4000は、シャフトアセンブリ4000を伝動アセンブリ3000に対して連結及び分離するために、外科用器具1000の長手方向軸線LAに対して横方向又は直交方向に移動される。
シャフトアセンブリ4000が伝動アセンブリ3000に組み付けられると、伝動アセンブリ3000及びシャフトアセンブリ4000のスパイン、閉鎖システム、関節運動システム、関節運動ロックシステム、及び発射システムのそれぞれの構成要素は、動作可能に同時に係合される。例えば、図8を参照すると、スパイン3110の遠位端3112は、ばね4110の近位端4112と係合され、閉鎖管3120の遠位端3122は、閉鎖管4120の近位端4122と係合され、ラック3510の遠位端3512は、発射部材4510の近位端4512と係合され、関節運動ロック3610の遠位端3612は、関節運動ロック4610の近位端4612と係合され、関節運動駆動部3410及び3420の遠位端3412及び3422は、関節運動駆動部4410及び4420の近位端4412及び4422とそれぞれ係合される。
上記に加えて、再び図4及び図5を参照すると、シャフトアセンブリ4000は、シャフトロック4124がシャフトロック3124から係合解除されるまで、伝動アセンブリ3000及びシャフトアセンブリ4000の接続部分3900及び4900がそれぞれ互いに係合したままであるように、伝動アセンブリ3000上のシャフトロック3124に係合し、シャフトアセンブリ4000を伝動アセンブリ3000にロックするように構成されたシャフトロック4124を備える。シャフトロック4124は、シャフトアセンブリ4000を伝動アセンブリ3000からロック解除するために、シャフトロック3124から遠位に離れる方向に並進可能である。そのような時点で、シャフトアセンブリ4000は、伝動アセンブリ3000から横に離れる方向に並進させられ、分離されることができる。そのような例では、シャフトアセンブリ4000は別のシャフトアセンブリと交換されることができ、外科用器具1000はもう一度使用されることができる。更に、ステープルカートリッジ4300は、エンドエフェクタ4200内で別のステープルカートリッジによって交換されることができる。結果として、外科用器具1000は、いくつかのモジュール性の層を備える。
外科用器具5000が図33~図66に示されている。外科用器具5000は、多くの点で外科用器具1000に類似しており、その大部分は、簡潔にするために、本明細書において議論されていない。主に図33及び図34を参照すると、外科用器具5000は、ハウジングアセンブリ6000と、ハウジングアセンブリ6000に装着された伝動アセンブリ7000と、伝動アセンブリ7000に解放可能に取り付けられたシャフトアセンブリ8000と、を備える。ハウジングアセンブリ6000は、多くの点でハウジングアセンブリ2000に類似している。例えば、ハウジングアセンブリ6000は、以下でより詳細に説明される、ハウジング6100と、シャフトアセンブリ8000を、そのロット長手方向軸線LAを中心に回転させるように構成されている駆動システム2900と、発射駆動システム6500と、を備える。伝動アセンブリ7000は、多くの点で伝動アセンブリ3000に類似している。例えば、伝動アセンブリ7000は、以下でより詳細に説明される、ハウジング7100と、スライダアセンブリ7700と、遠位接続部分7900と、を備える。シャフトアセンブリ8000は、多くの点でシャフトアセンブリ4000に類似している。例えば、シャフトアセンブリ8000は、以下でより詳細に説明される、シャフト4100と、エンドエフェクタ4200と、関節運動継手4300と、近位接続部分8900と、を備える。
上記に加えて、図35~図41を参照すると、シャフトアセンブリ8000の近位接続部分8900は、伝動アセンブリ7000の遠位接続部分7900に回転可能に接続されている。より詳細には、シャフトアセンブリ8000は、シャフトアセンブリ8000を伝動アセンブリ7000に連結するために、伝動アセンブリ7000に対して回転させられる。主に図41を参照すると、伝動アセンブリ7000は、シャフトアセンブリ8000のスパイン部分8110と係合されるスパイン部分7110を備える。外科用器具1000のスパインとは異なり、外科用器具5000のスパインは、近位に及び遠位に並進可能でないが、代替実施形態では可能であり得る。図43を参照すると、スパイン部分7110の近位端は、そこから延在するフランジ7111を備えており、フランジ7111は、伝動ハウジング7100内に画定された横方向スロット7101内に緊密に受容されており、これにより、スパインが伝動ハウジング7100に対して近位に及び遠位に移動するのを防止している。したがって、フランジ7111及び横方向スロット7101は、シャフトアセンブリ8000が伝動アセンブリ7000に対して回転できるように、スパイン部分7110と伝動ハウジング7100との間の回転運動を可能にするように構成されている。
上記に加えて、再び図41を参照すると、スパイン部分7110は、コネクタ7114(図37)によって一緒に連結されている2つの横方向部分7112で構成されている。そのような構成は、伝動アセンブリ7000の構成要素の組み立てを容易にすることができる。しかしながら、スパイン部分7110が固体材料片から構成されている実施形態も想到される。同様に、スパイン部分8110は、一緒に連結されている2つの横方向部分8112から構成されている。また、同様に、そのような構成は、シャフトアセンブリ8000の構成要素の組み立てを容易にすることができるが、スパイン部分8110が固体材料片から構成されている実施形態も想到される。各横方向スパイン部分7112は、そこから延在する少なくとも1つのフックコネクタ7111を含む遠位端を備えており、また、各横方向スパイン部分8112は、そこから延在する少なくとも1つのフックコネクタ8111を含む遠位端を備える。シャフトアセンブリ8000が伝動アセンブリ7000に回転可能に組み付けられると、フックコネクタ8111はフックコネクタ7111に係合する。そのような例では、スパイン部分8110は、スパイン部分7110にロックされ、その結果、それらの間には相対的な長手方向移動があったとしてもほとんど存在しない。
上記に加えて、再び図41を参照すると、各横方向部分7112は、そこから延在する少なくとも1つのストップ部7113を備える。同様に、各横方向部分8112は、そこから延在する少なくとも1つのストップ部8113を備える。シャフトアセンブリ8000のスパイン部分8110が伝動アセンブリ7000のスパイン部分7110に対して回転されるとき、ストップ部7113及び8113は、スパイン部分8110とスパイン部分7110との間の回転移動を制限するように協働することができる。主に図39及び図40を参照すると、シャフトアセンブリ8000は、伝動アセンブリ7100のシャフトロック7124に係合し、スパイン部分7110及び8110を一緒に保持するように構成されているシャフトロック8124を備える。シャフトアセンブリ8000が伝動アセンブリ7000に回転可能に連結された後、シャフトロック8124は、長手方向軸線LAに沿って近位に摺動して、シャフトロック7124に係合することができる。シャフトロック8124は、シャフトロック7124内に画定されたロック窓7123に挿入されるように構成されている可撓性ロック部材8923を備える。様々な例では、ロック部材8923は、シャフトロック7124及び8124を一緒に連結するために、スナップ嵌め及び/又は圧入方式でシャフトロック7124に画定されたレッジ部に係合することができる。いくつかの例では、シャフトロック8124は、シャフトロック7124及び8124を一緒にロックするために、シャフトロック7124に対して少なくとも部分的に回転される必要があり得る。いずれの場合も、いったん係合されると、シャフトロック7124及び8124は、スパイン部分7110及び8100が意図せずに分離した状態になるのを防止する。スパイン部分7110及び8110を分離するために、ロック部材8923のボタン部分8920は、ロック部材8923をシャフトロック7124から係合解除するように臨床医によって押下され得る。主に図40を参照すると、各ロック部材8923は、ボタン部分8920が押下されると、ロック部材8923が内方に屈曲するか、又は片持ち梁状になるように、シャフトロック8124に固定して装着された端部8925を備える。そのような時点で、シャフトアセンブリ8000は、伝動アセンブリ7000から回転可能に取り外されることができる。ボタン部分8920が解放されると、ロック部材8923は、それらの非屈曲位置に弾性的に戻ることができる。
上記に加えて、シャフトロック7124及び8124はまた、シャフトロック8124がシャフトロック7124に係合されるとき、外科用器具5000の閉鎖システム、関節運動システム、関節運動ロックシステム、及び発射システム内の相互接続部を一緒に保持するようにも構成されている。そのような各システムは、主に図41を参照すると、以下により詳細に記載されるように、シャフトアセンブリ8000が伝動アセンブリ7000に回転可能に連結されると、遠位接続部分7900と近位接続部分8900との間のインターフェースにおいて動作可能に係合されている、伝動アセンブリ7000内の部分と、シャフトアセンブリ8000内の部分と、を備える。
外科用器具5000の関節運動システムは、多くの点で外科用器具1000の関節運動システムと類似している。主に図35及び図37を参照すると、伝動アセンブリ7000は、第1の関節運動駆動部3410及び第2の関節運動駆動部3420とそれぞれ類似している、第1の関節運動駆動部7410及び第2の関節運動駆動部7420を備える。同様に、シャフトアセンブリ8000は、第1の関節運動駆動部4410及び第2の関節運動駆動部4420とそれぞれ類似している、第1の関節運動駆動部8410及び第2の関節運動駆動部8420を備える。しかしながら、注目すべきことに、第1の関節運動駆動部7410は、シャフトアセンブリ8000が伝動アセンブリ7000に回転可能に連結されると関節運動駆動部8410の近位端8412に回転可能に連結される遠位端7412を備える。同様に、第2の関節運動駆動部7420は、シャフトアセンブリ8000が伝動アセンブリ7000に回転可能に連結されると関節運動駆動部8420の近位端8422に回転可能に連結される遠位端7422を備える。
外科用器具5000の関節運動ロックシステムは、多くの点で外科用器具1000の関節運動ロックシステムと類似している。再び図35及び図37を参照すると、伝動アセンブリ7000は、近位ロック部分3610と類似している近位ロック部分7610を備える。同様に、シャフトアセンブリ8000は、遠位ロック部分4610と類似している遠位ロック部分8610を備える。しかしながら、注目すべきことに、近位ロック部分7610は、シャフトアセンブリ8000が伝動アセンブリ7000に回転可能に連結されると遠位ロック部分8610の近位端8612に回転可能に連結される遠位端7612を備える。
外科用器具5000の閉鎖システムは、多くの点で外科用器具1000の閉鎖システムと類似している。図35、図37、及び図39を参照すると、伝動アセンブリ7000は、多くの点で閉鎖管3120と類似している閉鎖管7120を備える。同様に、シャフトアセンブリ8000は、多くの点で閉鎖管4120と類似している閉鎖管8120を備える。しかしながら、注目すべきことに、閉鎖管7120は、シャフトアセンブリ8000が伝動アセンブリ7000に回転可能に連結されると閉鎖管8120の近位端8122に回転可能に連結される遠位端7122を備える。主に図39を参照すると、閉鎖管7120の遠位端7122は、その内部に画定された1つ又は2つ以上のバヨネットスロット又はツイストロックスロット7121を備える。閉鎖管8120の近位端8122は、1つ又は2つ以上のバヨネット突出部を備えており、それらは、シャフトアセンブリ8000が伝動アセンブリ7000に回転可能に連結されるとき、スロット7121内へ並進され、次いで回転されて、スロット7121内に着座するように構成されている。遠位端7122は、その両側に位置付けられた2つのバヨネットスロット7121を備え、近位端8122は、その両側に位置付けられた2つの対応するバヨネット突出部を備えるが、閉鎖管7120及び8120の端部7122及び8122は、任意の好適な数のバヨネットスロット7121及び突出部を含むことができる。
上記と同様に、外科用器具5000の発射システム7500は、多くの点で外科用器具1000の発射システム3500と類似している。図35、図37、及び図39を参照すると、伝動アセンブリ7000は、多くの点でラック3510と類似している発射ロッド7510を備える。同様に、シャフトアセンブリ8000は、多くの点で発射部材4510と類似している発射部材8510を備える。しかしながら、注目すべきことに、発射ロッド7510は、シャフトアセンブリ8000が伝動アセンブリ7000に回転可能に連結されると発射部材8510の近位端8512に回転可能に連結される遠位端7512を備える。主に図39を参照すると、発射ロッド7510の遠位端7512は、その内部に画定された1つ又は2つ以上のバヨネットスロット又はツイストロックスロット7511を備える。発射部材8510の近位端8512は、1つ又は2つ以上のバヨネット突出部8511を備えており、それらは、シャフトアセンブリ8000が伝動アセンブリ7000に回転可能に連結されるとき、スロット7511内へ並進され、次いで回転されて、スロット7511内に着座するように構成されている。発射ロッド7510の遠位端7512は、その両側に位置付けられた2つのバヨネットスロット7511を備え、発射部材8510の近位端8512は、その両側に位置付けられた2つの対応するバヨネット突出部8511を備える。しかしながら、発射ロッド7510及び発射部材8510の端部7512及び8512は、任意の好適な数のバヨネットスロット7511及び突出部8511を含むこともできる。
上述のように、再び図41を参照すると、閉鎖システム、関節運動システム、関節運動ロックシステム、及び発射システム内の相互接続部は、シャフトアセンブリ8000が伝動アセンブリ7000に回転可能に連結されるとき、遠位接続部分7900と近位接続部分8900との間のインターフェースにおいて動作可能に係合可能である。様々な例では、これらのシステムのそれぞれは、シャフトアセンブリ8000が伝動アセンブリ7000に組み付けられるとき、シャフトアセンブリ8000を伝動アセンブリ7000に容易に組み付けることを可能にし得るホーム状態にある。例えば、閉鎖システム、関節運動システム、関節運動ロックシステム、及び/又は発射システムのホーム状態がシステムストロークの開始又は終了時に生じる実施形態が企図される。少なくとも1つのそのような例では、外科用器具5000の閉鎖システムのホーム状態は、エンドエフェクタ4200がその完全開放位置にあるときの閉鎖ストロークの開始時にある。同様に、少なくとも1つのそのような例では、外科用器具5000の発射システムのホーム状態は、発射ストロークの開始時、又は未発射位置にある。
したがって、外科用器具5000のシステムを、それらがそれぞれのシステムストロークの開始又は終了時に連結及び/又は分離されるように設計することは、特定の欠点を有し得る。例えば、閉鎖管7120と8120との間の相互接続部は、閉鎖システムストロークの開始時に横方向に拘束されていない状態であり得、結果として、閉鎖管7120及び8120は、閉鎖管7120及び8120を連結及び分離するためのホーム状態が閉鎖ストロークの開始時にあると、閉鎖システムがその閉鎖ストロークの開始時に負荷された際に、連結解除を起こしやすくなり得る。更に、閉鎖管7120及び8120は、閉鎖管7120及び8120を連結又は分離するためのホーム状態が閉鎖ストロークの終了時にあると、閉鎖システム内の負荷がピークレベルにあり得る閉鎖ストロークの終了時に連結解除を起こしやすくなり得る。同様に、発射ロッド7510と発射部材8510との間の相互接続部は、発射システムストロークの開始時に横方向に拘束されていない状態であり得、結果として、発射ロッド7510及び発射部材8510は、発射ロッド7510及び発射部材8510を連結及び分離するためのホーム状態が発射ストロークの開始時にあると、発射システムがその発射ストロークの開始時に負荷された際に、連結解除を起こしやすくなり得る。更に、発射ロッド7510及び発射部材8510は、発射システムが高い又はピーク負荷を経験する発射ストローク内の特定の時点において連結解除を起こしやすくなり得る。以下により詳細に記載されるように、外科用器具5000の様々なシステムを、それらの連結又は分離ホーム状態が、それらのシステムストロークの開始若しくは終了時にないように、又はそれらのピーク負荷点と一致しないように設計することは、それらのシステムの意図されない連結を低減することができる。
したがって、外科用器具5000の閉鎖管7120及び8120を連結及び分離するためのホーム状態は、閉鎖ストロークの開始と終了との中間にある。閉鎖管8120が閉鎖管7120に動作可能に連結された後、閉鎖システムは、その非作動位置又は開放位置まで近位に後退させられて、閉鎖管7120及び8120を閉鎖ストロークの開始と位置合わせすることができる。そのような時点で、閉鎖管7120と8120との間の相互接続部は、外科用器具5000のスパインによって横方向に偏向することを制限される。閉鎖ストローク中、閉鎖管7120と8120との間の相互接続部は、閉鎖システムのホーム状態を通過することになる。しかしながら、ホーム状態は、閉鎖システムの低負荷状態と位置合わせされるように選択され得る。閉鎖管7120及び8120を分離するために、閉鎖システムは、そのホーム状態に戻される。
上述のように、外科用器具5000の関節運動ロックシステム及び閉鎖システムは、それらが協働して移動するように動作可能に連結されている。そのようなものとして、外科用器具5000の関節運動ロックシステムのホーム状態は、その関節運動ロックストロークの開始と終了との間にある。少なくとも1つの例では、関節運動ロック部分8610は、閉鎖管8120が、関節運動ロックストローク及び閉鎖ストロークの開始又は終了時でない位置で閉鎖管7120に動作可能に連結され、閉鎖管7120と分離されるとき、関節運動ロック7610に動作可能に連結され、関節運動ロック7610と分離される。しかしながら、外科用器具の関節運動ロックシステム及び閉鎖システムが独立して動作させられる実施形態も想到され、少なくとも1つのそのような実施形態では、それらのシステムは、異なる及び/又は独立したホーム位置を有することができる。
したがって、外科用器具5000の発射ロッド7510及び発射部材8510を連結及び分離するためのホーム状態は、発射ストロークの開始と終了との中間にある。発射部材8510が発射ロッド7510に動作可能に連結された後、発射システムは、その非作動位置又は未発射位置まで近位に後退させられて、発射ロッド7510及び発射部材8510を発射ストロークの開始と位置合わせすることができる。そのような時点で、発射ロッド7510と発射部材8510との間の相互接続部は、外科用器具5000のスパインによって横方向に偏向することを制限される。発射ストローク中、発射ロッド7510と発射部材8510との間の相互接続部は、発射システムのホーム状態を通過することになる。しかしながら、ホーム状態は、発射システムの低負荷状態と位置合わせされるように選択され得る。発射ロッド7510及び発射部材8510を分離するために、発射システムは、そのホーム状態に戻される。
上記と同様に、外科用器具5000の関節運動システムのためのホーム状態は、関節運動駆動部7410、7420、8410、及び8420の偶発的な分離を防止するように選択され得る。特定の例では、関節運動システムは、エンドエフェクタ4200がその非関節運動構成にあるときに、関節運動駆動部7410、7420、8410、及び8420が連結及び分離されるように構成され得る。他の例では、関節運動システムは、エンドエフェクタ4200がその非関節運動構成と完全関節運動構成との間で部分的に関節運動されたときに、関節運動駆動部7410、7420、8410、及び8420が連結及び分離されるように構成され得る。そのような例では、関節運動駆動部7410、7420、8410、及び8420は、エンドエフェクタが非関節運動位置でも完全関節運動位置でもないときに連結及び分離される。上記と同様に、エンドエフェクタ4200は、エンドエフェクタ4200が関節運動させられているときに、そのホーム位置を通り過ぎてもよい。
あるいは、閉鎖システム、関節運動システム、関節運動ロックシステム、及び/又は発射システムのホーム位置は、これらのシステムの動作ストローク内にない。そのような例では、これらのシステムのうちの1つ又は2つ以上の連結及び分離点は、それらの動作ゾーンの外側にある。例えば、閉鎖システムのホーム状態は、閉鎖ストロークの開始の近位に位置付けられ得る。そのような例では、閉鎖管8120は、閉鎖システムのホーム状態で閉鎖管7120に連結され、次いで、閉鎖システムの非作動位置又は開放位置へと遠位に前進させられる。上記に加えて、又はその代わりに、発射部材8510は、発射システムのホーム状態で発射ロッド7510に連結され、次いで、発射システムの未発射位置へと遠位に前進させられ得る。様々な例では、これらのシステムの構成要素は、そのような範囲外の組み付け及び分解位置に適応するのに十分な可撓性を有する。少なくとも1つの例では、そのような組み付け及び分解位置に適応するために、システム内に十分なスロップが存在する。いくつかの例では、システムは、そのような組み付け及び分解位置に適応するために十分に伸張することができる。
様々な例では、上記に加えて、ロボット外科用システムは、シャフトアセンブリ8000が伝動アセンブリ7000に動作可能に取り付けられた後、場合によって、外科用器具5000のシステムをそれらのホーム位置からそれらのストローク開始位置、非作動位置、又は中立位置まで移動させるように構成され得る。少なくとも1つの例では、ロボット外科用システム及び/又は外科用器具5000は、ロボット外科用システムのコントローラに、閉鎖システムをその開放位置に、関節運動システムをその非関節運動位置に、関節運動ロックシステムをそのロック解除位置に、及び発射システムをその未発射位置に移動させるように指示するホームトゥレディ(home-to-ready)ボタン及び/又はコントロールを備える。同様に、ロボット外科用システムは、シャフトアセンブリ8000が伝動アセンブリ7000から分解されることができるように、外科用器具5000のシステムをそれらのホーム位置に移動させるように構成され得る。少なくとも1つの例では、ロボット外科用システム及び/又は外科用器具5000は、ロボット外科用システムのコントローラに、閉鎖システム、関節運動システム、関節運動ロックシステム、及び発射システムをそれらのホーム位置に移動させるように指示するホームボタン及び/又はコントロールを備える。
ロボット外科用システム及び/又は外科用器具5000は、シャフトアセンブリ8000及び伝動アセンブリ7000の組み付け及び/又は分解を検出するように構成された制御システムを備えることができる。少なくとも1つの例では、制御システムはマイクロプロセッサを備えており、伝動ハウジング7100は、シャフトアセンブリ8000が伝動アセンブリ7000に組み付けられていない、伝動アセンブリ7000に部分的に組み付けられている、及び/又は伝動アセンブリ7000に完全に組み付けられているときを検出するように構成されている、マイクロプロセッサと信号通信する1つ又は2つ以上のセンサを備える。制御システムは、シャフトアセンブリ8000が伝動アセンブリ7000に組み付けられているかどうか、又はシャフトアセンブリ8000が伝動アセンブリ7000から分解されているかどうかを判定するためのアルゴリズムに従って、この感知された情報を解釈するようにプログラムされている。例えば、制御システムは、センサが、シャフトアセンブリ8000の組み付けられていない状態を検出した後、シャフトアセンブリ8000の部分的に組み付けられた状態を検出すると、シャフトアセンブリ8000が伝動アセンブリ7000に組み付けられている途中であると解釈することができる。同様に、制御システムは、センサが、シャフトアセンブリ8000の完全に組み付けられた状態を検出した後、シャフトアセンブリ8000の部分的に組み付けられた状態を検出すると、シャフトアセンブリ8000が伝動アセンブリ7000から分解されている途中であると解釈することができる。
シャフトアセンブリ8000が伝動アセンブリ7000に組み付けられている途中であることを制御システムが検出すると、上記に加えて、制御システムは、伝動アセンブリ7000の閉鎖システム、関節運動システム、関節運動ロックシステム、及び/又は発射システムをそれらのホーム状態に自動的に位置付けて、伝動アセンブリ7000へのシャフトアセンブリ8000の組み付けを容易にすることができる。シャフトアセンブリ8000が伝動アセンブリ7000に完全に組み付けられたことを制御システムが検出すると、制御システムは、閉鎖システムをその非作動状態に、関節運動システムをその非関節運動状態に、関節運動ロックシステムをそのロック解除状態に、及び/又は発射システムをその未発射状態に自動的に設定することができる。
シャフトアセンブリ8000が伝動アセンブリ7000から分解されている途中であることを制御システムが検出すると、上記に加えて、制御システムは、伝動アセンブリ7000の閉鎖システム、関節運動システム、関節運動ロックシステム、及び/又は発射システムをそれらのホーム状態に自動的に位置付けて、伝動アセンブリ7000からのシャフトアセンブリ8000の分解を容易にすることができる。したがって、制御システムが、閉鎖システム、関節運動システム、関節運動ロックシステム、及び発射システムのうちの1つ又は2つ以上の状態を自動的に変更しない実施形態が想到される。少なくとも1つのそのような実施形態では、制御システムは、閉鎖システム、関節運動システム、関節運動ロックシステム、及び/又は発射システムの自動制御機構が選択的に有効化され、無効化され、及び/又は再有効化されることができる1つ又は2つ以上のスイッチ又は入力部を備えることができる。
様々な例では、図39を参照すると、伝動アセンブリ7000及び/又はシャフトアセンブリ8000は、シャフトアセンブリ8000が伝動アセンブリ7000に組み付けられている又はそこから分解されている途中であるかどうかを判定するために、伝動アセンブリ7000に対するシャフトアセンブリ8000の回転を検出するように構成された1つ又は2つ以上のセンサを備える。特定の例では、伝動アセンブリ7000及び/又はシャフトアセンブリ8000は、シャフトアセンブリ8000が伝動アセンブリ7000に組み付けられている又はそこから分解されている途中であるかどうかを判定するために、ボタン部分8920の押下及び/又はロック部材8923の作動を検出するように構成された1つ又は2つ以上のセンサを備える。少なくとも1つの例では、制御システムは、シャフトアセンブリ8000が伝動アセンブリ7000に組み付けられている又はそこから分解されている途中であるかどうかを判定するために、例えば、伝動アセンブリ7000に対するシャフトアセンブリ8000の回転及びボタン部分8920の押下など、外科用器具5000の2つ以上の状態を評価するように構成され得る。そのような構成は、中でも特に、外科用器具5000の不正確な評価が行われる可能性を低減することができる。
本明細書に記載されるように、シャフトアセンブリ8000が伝動アセンブリ7000に組み付けられるとき、シャフトアセンブリ8000の可動構成要素が伝動アセンブリ7000の対応する可動構成要素と位置合わせされない場合に事例が生じる。いくつかの例では、伝動アセンブリ7000及びシャフトアセンブリ8000の可動構成要素は、そのような構成要素が、伝動アセンブリ7000へのシャフトアセンブリの組み付け中に自身を位置合わせする又は自己調整することを可能にする、アセンブリ内部での十分な浮動又はスロップを有する。他の例では、外科用器具5000のシステムのうちの1つ又は2つ以上は、伝動アセンブリ7000及びシャフトアセンブリ8000の可動構成要素を位置合わせするために手動で操作可能である。本明細書で論じられるように、ハウジングアセンブリ6000及び/又は伝動アセンブリ7000は、外科用器具5000の可動構成要素を位置合わせするために手動で操作されることができる1つ又は2つ以上のベイルアウトシステムを備える。
上述のように、伝動アセンブリ7000は、外科用器具5000の閉鎖及び関節運動システムを動作させるためにロボット外科用器具から直線入力部を受け取るように構成されているスライダアセンブリ7700を備える。スライダアセンブリ7700は、多くの点でスライダアセンブリ3700に類似している。例えば、図42~図50を参照すると、スライダアセンブリ7700は、第1のスライダ7710、第2のスライダ3720、第3のスライダ3730、及び第4のスライダ3740を備える。スライダアセンブリ3700と同様に、図43を参照すると、スライダアセンブリ7700の第2のスライダ3720は、駆動ディスクアレイ3800の駆動ディスク3820と係合されており、エンドエフェクタ4200を開放するために近位に移動可能である。しかしながら、スライダアセンブリ3700の第1のスライダ3710とは異なり、スライダアセンブリ7700の第1のスライダ7710はまた、図44に示されるように、駆動ディスク3820と直接係合されてもいる。結果として、スライダアセンブリ7700の第1のスライダ7710及び第2のスライダ3720は、同じ方向に移動する。第1及び第2のスライダ7710及び3720を遠位に引いてエンドエフェクタ4200を閉鎖するために、第1及び第2のリニアアクチュエータのうちの1つが第1及び第2のスライダ7710及び3720に取り付けられており、その結果、ロボット外科用システムはそれらのスライダに引張力を加えることができる。少なくとも1つの例では、ロボット外科用システムの第1のリニアアクチュエータは、第1のリニアアクチュエータが第1のスライダ7710を近位に引くことができるように、第1のスライダ7710の第1の入力ソケット7712に取り付けられている。
上記に加えて、第2の駆動ソケット3722は、第2のスライダ3720に固定して装着され、第3の駆動ソケット3732は、第3のスライダ3730に固定して装着され、第4の駆動ソケット3742は、第4のスライダ3740に固定して装着されている。しかしながら、図46~図47Cを参照すると、第1の駆動ソケット7712は、スライダアセンブリ7700の第1のスライダ7710に回転可能に装着されている。第1の駆動ソケット7712は、アーム7714の端部に画定された細長いアパーチャ7718を通って延在するポスト7716の周りで第1のスライダ7710に回転可能に装着されているアーム又はリンク7714を備える。そのような構成は2バー連結部を備えるが、任意の好適な構成が使用されてもよい。以下で更に詳細に説明するように、第1のスライダ7710は、外科用器具5000の閉鎖駆動部をベイルアウトさせるために、手動で操作されることができる。
第1のスライダ7710に回転可能に装着されることに加えて、第1の駆動ソケット7712はまた、ベイルアウトピン7790によって伝動ハウジング7100に選択的にピン留めされる又はピン留め可能である。伝動ハウジング7100は、そこから延在するピンマウント7414を備え、ピンマウント7414は、その中を通って延在するピンアパーチャを含み、このピンアパーチャは、ベイルアウトピン7790が第1の駆動ソケット7712及びハウジング7100と係合されるときに第1の駆動ソケット7712のアーム7714に画定されたピンアパーチャと位置合わせされる。ベイルアウトピン7790は、ピンマウント7414及び第1の駆動ソケット7712に画定されたピンアパーチャを通って延在し、第1の駆動ソケット7712と伝動ハウジング7100との間の相対並進を防止する、ピンシャフト7794を備える。しかしながら、この構成は、第1の駆動ソケット7712と伝動ハウジング7100との間の相対回転を可能にする。例えば、図47Aを参照すると、第1のスライダ7710が近位に押されるとき、第1の駆動ソケット7712は遠位回転位置に回転される。更に、図47Bを参照すると、第1のスライダ7710が遠位に押されるとき、第1の駆動ソケット7712は近位回転位置に回転される。
上記に加えて、図48を参照すると、第1の駆動ソケット7712と伝動ハウジング7100との係合は、第1のスライダ7710及び閉鎖システムの移動に少なくとも部分的に抵抗するか、又はその移動を拘束することができる。結果として、ベイルアウトピン7790は、エンドエフェクタ4200がその閉鎖位置にあるとき、エンドエフェクタ4200内のクランプ圧力を保持することができる。ベイルアウトピン7790が臨床医によって第1の駆動ソケット7712から引き抜かれるか、又は係合解除されると、図47Cに示されるように、第1の駆動ソケット7712はもはや伝動ハウジング3100に連結されていない。そのような例では、第1のスライダ7710は、図49に示されるように、エンドエフェクタ4200内のクランプ圧力の少なくとも一部を解放するように反応し得るか、又は臨床医によって移動させられ得る。
上述のように、スライダアセンブリ7700はまた、外科用器具5000の関節運動システムを動作させるようにも構成されている。図43を参照すると、第3のスライダ3730は、第3のスライダ3730が近位に移動されると、第3のスライダ3730が駆動ディスク3830及び第1の関節運動駆動部7410を近位に駆動して、エンドエフェクタ4200をその第1の方向に、すなわち、右に関節運動させるように、第1の関節運動駆動部7410と係合されている駆動ディスク3830と係合されている。図44を参照すると、第4のスライダ3740は、第4のスライダ3740が近位に移動されると、第4のスライダ3740が駆動ディスク3840及び第2の関節運動駆動部7420を近位に駆動して、エンドエフェクタ4200をその第2の方向に、すなわち、左に関節運動させるように、第2の関節運動駆動部7420と係合されている駆動ディスク3840と係合されている。
図51~図65Aを参照すると、外科用器具5000は、エンドエフェクタ4200をその非関節運動位置に戻すように構成されている関節運動システムベイルアウト部6800を更に備える。以下により詳細に記載されるように、関節運動システムベイルアウト部6800は、エンドエフェクタ4200を右関節運動位置(図62)からその非関節運動位置(図64)に移動させるために第1の方向に動作可能であり、また、エンドエフェクタ4200を左関節運動位置(図63)からその非関節運動位置(図64)に移動させるために第2の方向に動作可能である。様々な例では、関節運動システムベイルアウト部6800は、必要に応じてエンドエフェクタ4200の関節運動位置を変更するために使用され得る。いずれの場合も、主に図57及び図58を参照すると、関節運動システムベイルアウト部6800は、ハウジングアセンブリ6000のハウジング6100内に位置付けられており、ヒンジ6020を中心にハウジング6100に回転可能に装着されているベイルアウトドア6090を開放することによってアクセス可能である。ハウジングアセンブリ6000は、ベイルアウトドア6090をその閉鎖位置(図57)に解放可能に保持するが、ベイルアウトドア6090がその開放位置(図58)へと回転させられることを解放可能にするように構成されている、少なくとも1つのロック又はラッチを備える。
主に図65Aを参照すると、関節運動システムベイルアウト部6800は、ハウジング6100に回転可能に装着されているハンドル又はクランク6810と、更に、ハンドル6810に固定して装着されたスパーギア6820と、を備える。結果として、ハンドル6810及びスパーギア6820は、一緒に回転可能である。関節運動システムベイルアウト部6800は、ハウジング6100内に回転可能に支持されている回転可能シャフト6840の近位端に固定して装着されたスパーギア6830を更に備える。以下により詳細に記載されるように、スパーギア6820は、回転運動がハンドル6810からシャフト6840に伝動されることができるように、スパーギア6830と係合可能である。関節運動システムベイルアウト部6800は、シャフト6840の遠位端に固定して装着されたベベルギア6850と、加えて、ベベルギア6850と噛み合い係合されたベベルギア6860と、を更に備える。ベベルギア6860は、ハウジング6100内に回転可能に支持され、かつシャフト6840に直交して、又は少なくとも実質的に直交して延在する、伝達シャフト6870に固定して装着されている。関節運動システムベイルアウト部6800は、伝達シャフト6870に固定して装着されたピニオンギア6880を更に備えており、ピニオンギア6880は、結果として、ベベルギア6860及び伝達シャフト6870と共に回転する。
上記に加えて、再び図65Aを参照すると、スライダアセンブリ7700の第3のスライダ3730は、そこから近位に延在するラック7730を備える。同様に、スライダアセンブリ7700の第4のスライダ3740は、そこから近位に延在するラック7740を備える。各ラック7730、7740は、関節運動システムベイルアウト部6800のピニオンギア6880と噛み合い係合されている内向きの長手方向の歯のラックを備える。結果として、第3のスライダ3730は、第3のスライダ3730が近位に移動させられてエンドエフェクタ4200を右に関節運動させるとき、第4のスライダ3740を遠位に駆動する。同様に、第4のスライダ3740は、第4のスライダ3740が近位に移動させられてエンドエフェクタ4200を左に関節運動させるとき、第3のスライダ3730を遠位に駆動する。更に、関節運動システムベイルアウト部6800は、図66に示されるように、ピニオンギア6880が第1の方向に回転させられてエンドエフェクタ4200を第1の方向、すなわち、右に関節運動させるとき、第3のスライダ3730を近位に、及び第4のスライダ3740を遠位に駆動し、それに対応して、関節運動システムベイルアウト部6800は、ピニオンギア6880が第2の、すなわち、反対の方向に回転させられてエンドエフェクタ4200を第2の方向、すなわち、左に関節運動させるとき、第3のスライダ3730を遠位に、及び第4のスライダ3740を近位に駆動する。
上記の結果として、関節運動システムベイルアウト部6800は、関節運動システムを1つの方向にベイルアウトさせるために第1の方向に作動させられ得、関節運動システムを別の方向にベイルアウトさせるために第2の方向に作動させられ得る。様々な例では、ハンドル6810は、時計回り及び反時計回りの方向に回転させられて、関節運動システムベイルアウト部6800をその第1及び第2の方向に駆動する。このような2方向ベイルアウトシステムは、本明細書に開示されるベイルアウトシステムのいずれか、及び/又は外科用器具の任意の他の好適なベイルアウトシステムに適合され得る。
上述したように、関節運動システムベイルアウト部6800のスパーギア6820は、スパーギア6830と係合可能である。より具体的には、スパーギア6820は、図61に示されるように、ベイルアウトドア6090がその閉鎖位置にあるとき、スパーギア6830と動作可能に係合しないように保持され、その後、図58及び図62~図64に示されるように、ベイルアウトドア6090が開放されると、スパーギア6830と動作可能に係合される。主に図58を参照すると、ベイルアウトドア6090は、そこから延出するスタンドオフ6010を備えており、スタンドオフ6010は、ベイルアウトドア6090がその閉鎖位置(図61)にあるとき、スパーギア6830と動作可能に係合しないようにスパーギア6820及びハンドル6810を遠位に変位させ、かつ/又はスパーギア6820をスパーギア6830と動作可能に係合しないように保持するように構成されている。そのような例では、スタンドオフ6010は、スパーギア6820とハウジング6100の側壁との中間に位置付けられる。再び図58を参照すると、ベイルアウトドア6090が開放されると、スタンドオフ6010はもはや、スパーギア6820とハウジング6100の側壁との間に位置付けられていない。そのような例では、臨床医は、ハンドル6810を掴み、ハンドル6810を遠位に摺動させて、スパーギア6820をスパーギア6830と動作可能に係合させることができる。いくつかの実施形態では、関節運動システムベイルアウト部6800は、ベイルアウトドア6090が開放されるとハンドル6810を遠位に付勢し、スパーギア6820をスパーギア6830と自動的に連結するように構成された、例えば、ばねなどの、付勢部材を備える。
関節運動システムベイルアウト部6800のスパーギア6820がスパーギア6830と動作可能に連結されると、ハンドル6810は、エンドエフェクタ4200をその第1の方向、すなわち、右に関節運動させるために第1方向に、及びエンドエフェクタ4200をその第2の方向、すなわち、左に関節運動させるために第2の方向に回転させることができる。様々な例では、関節運動システムベイルアウト部6800は、例えば、ハンドル6810の4分の1回転、又は1回転が、エンドエフェクタ4200をその非関節運動位置からその完全右関節運動位置へと関節運動させることができるように構成されている。同様に、そのような例では、ハンドル6810の反対の方向の4分の1回転、又は1回転は、エンドエフェクタ4200をその非関節運動位置からその完全左関節運動位置へと関節運動させることができる。他の実施形態では、ハンドル6810は、エンドエフェクタ4200をその非関節運動位置から完全に、すなわち、その完全右又は完全左関節運動位置のいずれかに関節運動させるために、4分の1回転未満又は4分の1回転超、回転可能である。少なくとも1つの実施形態では、ハンドル6810は、エンドエフェクタ4200をその非関節運動位置から完全に、すなわち、その完全右又は完全左関節運動位置のいずれかに関節運動させるために、1回転超、回転される。特定の実施形態では、ハンドル6810は、エンドエフェクタ4200が、広範囲の位置を通ってハンドル6810を回転させることなく、完全に関節運動させられることができるように構成された、例えば、2方向性ラチェットを備えることができる。
様々な例では、上記に加えて、関節運動システムベイルアウト部6800を使用してエンドエフェクタ4200をその非関節運動位置に関節運動させることを試みる臨床医は、関節運動システムベイルアウト部6800を使用するのと同時にエンドエフェクタ4200を見ることはできない場合がある。少なくとも1つのそのような例では、エンドエフェクタ4200は、例えば、依然として患者内に位置付けらたままであり得る。他に何もなければ、結果として、臨床医は、エンドエフェクタ4200を好適に位置付けるためにハンドル6810を回転させる方向及び/又はハンドル6810をどの程度回転させるかを知ることができない。主に図58を参照すると、外科用器具5000は、例えば、エンドエフェクタ4200をその非関節運動位置に戻すための十分な情報を臨床医に伝達するように構成されているインジケータ6890を更に備える。ここで図65Aを参照すると、インジケータ6890は、伝達シャフト6870に固定して装着されており、伝達シャフト6870が第3のスライダ3730及び第4のスライダ3740からそれぞれ近位に延在するラック7730及び7740によって回転されるときに、並びに/又は伝達シャフト6870が関節運動システムベイルアウト部6800によって回転されるときに、伝達シャフト6870と共に回転可能である。主に図62~図64を参照すると、ハウジングアセンブリ6000のハウジング6100は、その上に画定された境界R、C、及びLを更に備えており、エンドエフェクタ4200がその非関節運動位置(図64)にあるとき、インジケータ6890はC、すなわち、中央の境界を指し示す。エンドエフェクタ4200がその完全右関節運動位置(図62)にあるとき、インジケータ6890はR境界を指し示す。同様に、インジケータ6890は、エンドエフェクタ4200がその完全左関節運動位置にあるとき、L境界を指し示す。任意の他の好適な構成及び/又は境界が使用されてもよい。少なくとも1つの例では、インジケータは、例えば、電子的インジケータを備える。
様々な例では、ハウジングアセンブリ6000は、エンドエフェクタ4200がその非関節運動位置又は中央位置に到達した後に、関節運動システムベイルアウト部4200の運動を少なくとも抑制することができる戻り止め部を更に備えることができる。特定の例では、戻り止め部は、エンドエフェクタ4200がその非関節運動位置を通って反対側に通過することを可能にするように構成され得るが、臨床医に何らかの形態のフィードバックを提供し得る。様々な例では、フィードバックは、例えば、触覚的及び/又は聴覚的であり得る。いくつかの例では、ハウジングアセンブリ6000は、エンドエフェクタ4200がその非関節運動位置を越えて手動で関節運動させられるのを防止することができるハードストップを備えることができる。
図51~図56を参照すると、外科用器具5000のハウジングアセンブリ6000は、発射駆動部7500を前進及び後退させるように構成された発射駆動システム6500を備える。発射駆動システム6500は、ロボット外科用器具の回転出力部と動作可能に係合可能である回転可能な駆動入力部6590を備える。発射駆動入力部6590は、ハウジング6100によって回転可能に支持され、ハウジング6100内に画定された開口部2150を通じてアクセス可能である。発射駆動システム6500は、ベベルギア6580が発射駆動入力部6590と共に回転するように、発射駆動入力部6590に固定して装着されたベベルギア6580と、加えて、ベベルギア6570がベベルギア6580によって回転させられるように、ベベルギア6580と噛み合い係合されたベベルギア6570と、を更に備える。
上記に加えて、発射駆動システム6500は、伝達シャフト6560及びスパーギア6550を更に備える。ベベルギア6570は、伝達シャフト6560がベベルギア6570によって回転させられるように、伝達シャフト6560に固定して装着されている。伝達シャフト6560は、ハウジング6100によって回転可能に支持され、スパーギア6550は、スパーギア6550が伝達シャフト6560と共に回転するように、伝達シャフト6560に固定して装着されている。発射駆動システム6500は、スパーギア6540、並進可能シャフト6530、及びベベルギア6520を更に備える。スパーギア6540及びベベルギア6520は、並進可能シャフト6530に固定して装着されており、並進可能シャフト6530と共に回転する。図54を参照すると、並進可能シャフト6530は、スパーギア6540がスパーギア6550と噛み合い係合される駆動位置に位置付け可能であり、また、ベベルギア6520は、発射システム7500の発射ロッド7510のねじ部分と螺着可能に係合されたベベルギア6510と噛み合い係合されている。並進可能シャフト6530のそのような位置では、発射駆動入力部6590の回転は、発射ロッド7510に伝達可能である。使用中、発射ロッド7510は、ベベルギア6510がロボット外科用システムによって第1の方向に回転させられると、遠位に並進されて発射ストロークを実施し、ベベルギア6510がロボット外科用システムによって第2の、すなわち、反対の方向に回転させられると、近位に並進されて後退ストロークを実施する。
上記に加えて、図55を参照すると、並進可能シャフト6530は、上述のその駆動位置と、後述のベイルアウト位置との間でハウジング6100によって摺動可能に支持されている。並進可能シャフト6530がその駆動位置からそのベイルアウト位置に移動されると、ベベルギア6520は持ち上げられ、ベベルギア6510との係合から外れる。換言すれば、ベベルギア6520は、シャフト6530がそのベイルアウト位置にあるとき、ベベルギア6510と動作可能に係合されていない。シャフト6530は、それに固定して装着されたベイルアウトノブ6790を備えており、ベイルアウトノブ6790は、臨床医によって手動で持ち上げられて、ベベルギア6520をベベルギア6510から動作可能に係合解除し、ロボット外科用システムを発射駆動部7500から分離するように構成されている。そのような例では、発射駆動入力部6590の回転は、ベベルギア6510に伝達可能ではなく、結果として、発射ロッド7510は、発射駆動システム6500を介して、ロボット外科用システムによって並進可能ではない。ロボット外科用システムを発射駆動システム7500と再連結するために、並進可能シャフト6530は、その駆動位置(図54)に戻されて、ベベルギア6520をベベルギア6510と動作可能に再係合することができる。
上記に加えて、外科用器具5000は、発射システムベイルアウト部6700を更に備える。発射システムベイルアウト部6700は、ベベルギア6510と噛み合い係合された駆動ギア6710と、加えて、内部ラチェット爪6720を含むハンドル6730と、を備える。内部ラチェット爪6720は、ハンドル6730内に画定された窓又は開口部内に位置付けられており、ピンを中心にハンドル6730に回転可能に装着されている。注目すべきことに、駆動ギア6710及びハンドル6730は、共通のピン及び/又は回転軸を中心に回転可能である。ハンドル6730が、図55に示されるその位置から図56に示されるその位置まで回転されるとき、ラチェット爪6720は、駆動ギア6710上に画定された内側の歯のアレイに係合し、その時点で、ハンドル6730は、駆動ギア6710を回転させるために使用することができる。そのような例では、駆動ギア6710の回転は、発射駆動部7500の発射ロッド7510を近位に並進又は後退させるベベルギア6510に伝動される。
注目すべきことに、上記に加えて、ラチェット爪6720によって駆動される駆動ギア6710上に画定された内側の歯のアレイは、ベベルギア6510と係合されていない。むしろ、駆動ギア6710上に画定された外側の歯のアレイが、ラチェット爪6720によって係合される内側の歯のアレイとは異なるベベルギア6710と噛み合い係合されている。ハンドル6730が、図56に示されるその位置から図55に示されるその位置まで逆回転されるとき、ラチェット爪6720は、駆動ギア6710を逆駆動、又は少なくとも実質的に逆駆動することなく、駆動ギア6710の歯の上を摺動する。ハンドル6730が、図55に示される位置にリセット、又は少なくとも実質的にリセットされると、ハンドル6730は、発射ロッド7510を更に後退させるために、もう一度回転されることができる。このプロセスは、発射ロッド7510が十分に後退させられて、エンドエフェクタ4200が再び開放されることが可能になるまで、必要に応じて何度でも繰り返されることができる。
多くの例では、上記に加えて、外科用器具5000は、発射システムベイルアウト部6700が発射駆動部7500を後退させるために使用されるとき、ロボット外科用器具から動作可能に分離されている。そのような例では、ベイルアウトノブ6790は、発射駆動部7500がもはやロボット外科用システムと動作可能に連結されていないので、発射駆動部7500を後退させるために引かれる必要がない場合がある。したがって、ベイルアウトノブ6790は、所望により、発射駆動入力部6590を発射駆動部7500から動作可能に分離するために引かれ得る。他の例では、外科用器具5000は、発射システムベイルアウト部6700が発射駆動部7500を後退させるために使用されるとき、依然としてロボット外科用システムに動作可能に連結されていてもよい。そのような例では、発射システムベイルアウト部6700がロボット外科用システムの回転駆動部内の慣性及び/又は抵抗に打ち勝つことが困難であり得、結果として、発射駆動部7500を発射駆動入力部6590から動作可能に分離するようにベイルアウトノブ6790を引くことは、有用であり得る。
ロボット外科用システムは、共通のロボット出力インターフェースに取り付け可能な様々なタイプの外科用器具と共に使用することができる。使用者は、ロボット出力インターフェースから外科用器具アタッチメントを取り外し、次いで、その場所において異なる外科用器具アタッチメントをロボット出力インターフェースに取り付けてもよい。第1の外科用器具アタッチメント及び第2の外科用器具アタッチメントは、同じ機能又は異なる機能を実施し得る。いずれの場合も、再利用可能なロボット出力インターフェースの汚染を制限するために、外科用器具アタッチメントとロボット出力インターフェースとの間に無菌障壁を設けることが有利であり得る。様々な例では、外科用器具アタッチメントは、滅菌アダプタがロボット出力インターフェースに取り付けられている間に、滅菌アダプタに取り付けられ、かつ滅菌アダプタから取り外されるように構成されている。滅菌アダプタは、外科用器具アタッチメントとロボット出力インターフェースとの間に無菌障壁を提供すると同時に、ロボット出力インターフェースが外科用器具アタッチメントの駆動システムを作動させることができるように、ロボット出力インターフェースと外科用器具アタッチメントとの動作可能な連結を可能にする。
現在の設計では、外科用器具アタッチメントと共通のロボット出力インターフェースとの間の中間取り付け部分は、ロボット出力インターフェースの出力部を外科用器具アタッチメントの入力部と連結するためにアイドラードライブトレインインターフェースを必要とする。そのような設計では、ロボット出力インターフェースの出力部は、外科用器具アタッチメントの入力部を駆動するだけでなく、中間取り付け部分のアイドラードライブトレインインターフェースも駆動する。これは、外科用器具アタッチメントの駆動システムが動かなくなったとき、及び/又は、例えば、過負荷状態にあるとき、アダプタから外科用器具アタッチメントを取り外そうとすると、臨床医に課題をもたらす。外科用器具アタッチメントが動かなくなった場合、臨床医は、中間取り付け部分及び外科用器具アタッチメントの主要な取り付け手段を破る仕事に直面するだけでなく、臨床医はまた、外科用器具アタッチメントの駆動システムによってアイドラードライブトレインインターフェースに加えられている圧力と戦わなければならない。したがって、外科用器具アタッチメントと滅菌アダプタとロボット出力インターフェースとの間に駆動インターフェースを必要としない滅菌アダプタを提供することは、以前に利用不可能であった利点を提供することができる。
ここで図67~図71を参照すると、外科用器具アセンブリ10000は、外科用器具アタッチメント10100及び滅菌アダプタ10200を備える。滅菌アダプタ10200は、ロボット出力インターフェースに取り付けられ、かつロボット出力インターフェースから取り外されるように構成されている。外科用器具アタッチメント10100は、外科用器具アタッチメント10100の1つ又は2つ以上の駆動部が、ロボット出力インターフェースの1つ又は2つ以上の対応する駆動出力部によって直接作動させられることができるように、滅菌アダプタ10200に取り付けられ、かつ滅菌アダプタ10200から取り外されるように構成されている。外科用器具アタッチメント10100は、滅菌アダプタ10200によって受容されるように構成された取り付けインターフェース部分10110(図69)と、外科用器具アタッチメント10100の1つ又は2つ以上の駆動部の様々な構成要素10170(図69)を備える本体部分10150と、を備える。外科用器具アタッチメント10100の取り付けインターフェース部分10110及び本体部分10150は、共通のシュラウド又はハウジング10101を共有する。
ここで図68を参照すると、外科用器具アタッチメント10100は、1つ又は2つ以上の直線に作動可能な駆動部を備える。各直線作動駆動部は、スライダ10160と、スライダ10160から延在する作動アーム10161と、シャフト10162と、を備える。各スライダ10160は、シャフト10162に摺動可能に装着されている。各直線作動駆動部は、スライダ10160を近位方向に付勢するように構成されたばね10164を更に備える。各スライダ10160は、駆動マウント部分10163を備えており、直線作動駆動部のそれぞれは、対応の駆動マウント部分10163に取り付けられた直線駆動出力部10165を更に備える。スライダ10160が作動され、シャフト10162に対して並進すると、直線駆動出力部10165は、シャフト10162に対して並進して、外科用器具アタッチメント10100の様々な機能に影響を及ぼす。スライダ10160は、独立して、及び/又は同時に作動され得る。各作動アーム10161は、作動アーム10161がロボット出力インターフェースによって作動させられると、ハウジング10101内に画定された長手方向アパーチャ10103内で並進するように構成されている。
上記に加えて、外科用器具アタッチメント10100は、もう1つの回転駆動部10180、10190を更に備える。回転駆動部10180は、ロボット出力インターフェースの駆動出力部と連結されるように構成された駆動入力部10181と、可撓性駆動部材10182と、可撓性駆動部材10182によって駆動入力部10181に連結された駆動シャフト10183と、を備える。駆動シャフト10183は、それに装着された回転駆動出力部10184を備えており、外科用器具アタッチメント10100の機能に影響を及ぼすように構成されている。回転駆動部10190は、ロボット出力インターフェースの駆動出力部と連結されるように構成された駆動入力部10191と、可撓性駆動部材10192と、可撓性駆動部材10192によって駆動入力部10191に連結された駆動シャフト10193と、を備える。駆動シャフト10193は、駆動シャフト10183と同心であり、外科用器具アタッチメント10100の機能に影響を及ぼすように構成された回転駆動出力部を備える。
作動アーム10161がロボット出力インターフェースの対応する駆動出力部に連結されることを可能にするために、アパーチャ又は空洞10211が滅菌アダプタ10200内に設けられている。滅菌アダプタ10200は、2つの側部分10210を備えており、各側部分10210は、合計4つ、すなわち、各作動アーム10161に対して1つの通路を提供する2つの空洞10211を備える。結果として、スライダ10160の作動アーム10161は、ロボットインターフェースの4つの対応する駆動出力部に連結されることができ、対応する空洞10211内で長手方向に移動することができる。4つを超える又は4つ未満のスライダ10160を含む実施形態が想到され、そのような実施形態では、滅菌アダプタ10200は、スライダ10160を収容するための任意の好適な数の空洞10211を備え得る。滅菌アダプタ10200は、滅菌アダプタ10200の嵌合面10201内に画定された位置合わせアパーチャ10213を更に備える。位置合わせアパーチャ部10213は、取り付けインターフェース部分10110の位置合わせ突出部10113を受容するように構成されている。位置合わせ突出部10113は、外科用器具アタッチメント10100のハウジング10101の嵌合面10102から遠位に延在しており、外科用器具アタッチメント10100及び滅菌アダプタ10200の取り付け部の一次支持機構である。
外科用器具アタッチメント10100を滅菌アダプタ10200に取り付け、それにより、作動アーム10161をロボット出力インターフェースの駆動出力部に連結するために、位置合わせ突出部10113は、アパーチャ10213と位置合わせされ、外科用器具アタッチメント10100は、外科用器具アタッチメント10100の嵌合面10102を滅菌アダプタ10200の嵌合面10201と近接させるように遠位に押される又は引かれる。嵌合面10102、10201が近接すると、滅菌アダプタ10200の突出部10220は、ハウジング10101内に画定されたアパーチャ10106内に受容され、また取り付けインターフェース部分10110の対応するラッチ機構に係合するように構成されている。各ラッチ機構は、1つ目に、ピン10112によって外科用器具アタッチメント10100のスパイン10114に枢動可能に装着されたレバー10120と、2つ目に、レバー10120をロック構成(図69及び図71)に付勢するように構成されたばね10115と、を備える。ストップピン10117もまた、レバー10120がそのロック構成を超えて回転するのを防止するために、滅菌アダプタ11200内で各レバー10120に対して提供される。各ばね10115は、スパイン10114に接地されており、レバー10120上に画定された突起部10122を介してレバー10120に装着されている。滅菌アダプタ10200の突出部10220は、レバー10120に係合するように構成されており、その結果、滅菌アダプタ10200及び外科用器具アタッチメント10100が互いに完全に取り付けられると、突出部10220は、レバー10120をそのロック構成に保持し、かつ外科用器具アタッチメント10100を滅菌アダプタ10200に保持するように構成されている。
上記に加えて、各レバー10120は、嵌合面10201、10102が近接させられて外科用器具アタッチメント10100を滅菌アダプタ10200に接続するとき、突出部10220上に画定された対応する係合表面10221によって係合される係合表面10121を備える。近接の初期段階の間、突出部10220は、ばね10115によってレバー10120に加えられたばね付勢力に打ち勝ち、ピン10112を中心にレバー10120をロック解除構成(図70)に向かって回転させる。嵌合面10201、10102が完全に近接すると、又は係合表面10121が係合表面10221に対して遠位になると、ばね10115は、レバー10120をそのロック構成(図71)に跳ね返らせる。ロック構成において、各突出部10220は、レバー10120の上に引っ掛かり、かつレバー10120を定位置に解放可能に保持する、近位レッジ部を備える。
外科用器具アタッチメント10100を滅菌アダプタ10200から取り外すために、使用者は、ハウジング10101内に画定された開口部10105内で、レバー10120の近位部分10123を内向きに、又は互いに向かって圧迫することができる。ばね10115によってレバー10120に加えられたばね力に打ち勝つようにレバー10120を圧迫することは、外科用器具アタッチメント10100が滅菌アダプタ10200から引き離されることを可能にする。そのような例では、レバー10120は、ストップピン10117から離れる方向に回転され、係合表面10121、10221が少なくとも実質的に互いに平行である位置になって、突出部10220がラッチ機構又はレバー10120から係合解除されることを可能にし、突出部10220がアパーチャ10106を通って後退することを可能にする。次いで、外科用器具アタッチメント10100は、滅菌アダプタ10200から離れる方向に取り外されることができ、滅菌アダプタ10200は直線に作動可能なアーム10161と直接係合されていないため、外科用器具アタッチメント10100の取り外しは、ロボット出力インターフェースの駆動出力部によって直線に作動可能なアーム10161に加えられた残留力に打ち勝つことを必要としない。突出部10220がレバー10120から係合解除されると、レバー10120は解放され、ばね10115によって付勢されてそのロック解除構成に戻ることができる。
ここで図72~図77を参照すると、外科用器具アセンブリ11000は、外科用器具アタッチメント11100及び滅菌アダプタ11200を備える。滅菌アダプタ10200と同様に、滅菌アダプタ11200は、ロボット出力インターフェースに取り付けられ、かつロボット出力インターフェースから取り外されるように構成されている。外科用器具アタッチメント11100は、外科用器具アタッチメント11100の1つ又は2つ以上の駆動部が、ロボット出力インターフェースの1つ又は2つ以上の対応する駆動出力部によって直接作動させられることができるように、滅菌アダプタ11200に取り付けられ、かつ滅菌アダプタ11200から取り外されるように構成されている。外科用器具アタッチメント11100は、滅菌アダプタ11200内に受容されるように構成された取り付けインターフェース部分11110(図73)と、外科用器具アタッチメント11100の1つ又は2つ以上の駆動部の様々な構成要素11170(図73)を備える本体部分11150と、を備える。外科用器具アタッチメント11100の取り付けインターフェース部分11110及び本体部分11150は、共通のシュラウド又はハウジング11101を共有するが、取り付けインターフェース部分11110及び本体部分11150は、別個のハウジングを備えることができる。
外科用器具アタッチメント11100は、上述したのと同じ直線作動可能駆動部を備える。各作動アーム10161は、作動アーム10161がロボット出力インターフェースによって作動させられると、ハウジング11101内に画定された長手方向アパーチャ11103内で並進するように構成されている。作動アーム10161がロボット出力インターフェースの対応する駆動出力部に連結されることを可能にするために、アパーチャ又は空洞11211が滅菌アダプタ11200内に設けられている。滅菌アダプタ11200は、2つの側部分11210を備えており、各側部分11210は、合計4つ、すなわち、各作動アーム10161に対して1つの通路を提供する2つの空洞11211を備える。結果として、作動アーム10161は、ロボットインターフェースの4つの対応する駆動出力部に連結されることができ、対応する空洞11211内で長手方向に移動することができる。4つを超える又は4つ未満のスライダ10160を含む実施形態が想到され、そのような実施形態では、滅菌アダプタ11200は、スライダ10160を収容するための任意の好適な数の空洞11211を備え得る。滅菌アダプタ11200は、滅菌アダプタ11200の嵌合面11201内に画定された位置合わせアパーチャ11213を更に備える。位置合わせアパーチャ11213は、取り付けインターフェース部分11110の位置合わせ突出部11113を受容するように構成されており、外科用器具アタッチメント11100のハウジング11101の嵌合面11102から遠位に延在する。位置合わせ突出部11113は、外科用器具アタッチメント11100及び滅菌アダプタ11200の取り付け部の一次支持機構である。
外科用器具アタッチメント11100を滅菌アダプタ11200に取り付け、それにより、作動アーム10161をロボット出力インターフェースの駆動出力部に連結するために、位置合わせ突出部11113は、アパーチャ11213と位置合わせされ、外科用器具アタッチメント11100は、外科用器具アタッチメント11100の嵌合面11102を滅菌アダプタ11200の嵌合面11201と近接させるように遠位に押される又は引かれる。嵌合面11102、11201を近接させると、滅菌アダプタ11200の突出部11220は、ハウジング11101内に画定されたアパーチャ11105内に受容され、取り付けインターフェース部分11110の対応するラッチ機構に係合する。1つのラッチ機構のみが示されているが、2つ以上のラッチ機構が企図される。各ラッチ機構は、ピン11112によって外科用器具アタッチメント11100のスパイン11114に枢動可能に装着されたレバー11120と、レバー11120内に入れ子にされ、かつピン11117によってスパイン11114に枢動可能に装着されたカム11130と、レバー11120及びカム11130をロック構成(図73及び図75)に付勢するように構成されたスパイン11114に接地されたばね11115と、を備える。突出部11220は、レバー11120及びカム11130に係合するように構成されており、その結果、滅菌アダプタ11200及び外科用器具アタッチメント11100が互いに完全に取り付けられると、突出部11220は、レバー11120をそのロック構成に保持して、外科用器具アタッチメント11100を滅菌アダプタ11200に保持するように構成されている。
上記に加えて、カム11130は、嵌合面11201、11102が近接させられて外科用器具アタッチメント11100を滅菌アダプタ11200に接続するとき、突出部11220上に画定された係合表面11221によって係合されるロック解除表面11131を備える。近接の初期段階の間、図73を参照すると、突出部11220は、ばね11115によってレバー11120に加えられたばね付勢力に打ち勝つ。係合表面11221がロック解除表面11131に係合するとき、図74を参照すると、カム11130は、ピン11117を中心に回転される。カム11130がピン11117を中心に回転されると、カム11130のローブ11135は、レバー11120の係合表面11125を押して、レバー11120をそのロック解除構成(図74)に向かって回転させる。嵌合面11201、11102が完全に近接すると、又は突出部11220のロック表面11223がカム11130の係合表面11131を通過する、すなわち、その近位になると、ばね11115は、レバー11120をそのロック構成(図75)に跳ね返らせる。ロック構成において、図75を参照すると、突出部11220は、レバー11120の上に引っ掛かり、かつレバー11120を解放可能に保持する、近位レッジ部を備える。より具体的には、突出部11220のロック表面11223は、カム11130のカタツムリ形状部分11133の上に保持されるように構成されており、カム11130は、レバー11120の保持表面11126とローブ11135との係合(図75)によって、回転することを防止される。
ここで図76を参照すると、使用者は、ハウジング11101内に画定された開口部11105内でレバー11120の近位部分11123を圧迫して、ばね11115を圧縮し、外科用器具アタッチメント11100を滅菌アダプタ11200から取り外すことができる。レバー11120を圧迫し、ばね11115によってレバー11120に加えられたばね力に打ち勝つことは、カム11130のローブ11135がレバー11120の保持表面11126を通過することを可能にする。ローブ11135が保持表面11126を越えて回転することができるようになると、外科用器具アタッチメント11100は、滅菌アダプタ11200から近位に引かれて部分的に取り外された状態になることができる。外科用器具アタッチメント11100が滅菌アダプタ11200から引き出されると、突出部11220のロック表面11223は、カム11130のカタツムリ形状部分11133を引っ張り、それにより、カム11130をロック解除位置へと回転させる。突出部11220の係合表面11221がカム11130のカタツムリ形状部分11133を通過すると、図77を参照すると、ばね11115は、レバー11120及びカム11130をロック構成に戻すように付勢する。そのような時点で、突出部11220及びラッチ機構11120は、次いで、突出部11220がアパーチャ11105を通って後退することを可能にするように係合解除される。次いで、外科用器具アタッチメント11100は、滅菌アダプタ11200から近位方向に取り外されることができ、滅菌アダプタ11200は外科用器具アタッチメント11100の直線に作動可能なアーム10161と直接係合されていないため、外科用器具アタッチメント11100の取り外しは、ロボット出力インターフェースの駆動出力部によって直線に作動可能なアーム10161に加えられた残留力に打ち勝つことを必要としない。換言すれば、外科用器具アタッチメント11100を滅菌アダプタ11200に取り付けるための手段は、駆動出力部を直線に作動可能なアーム10161と係合するための手段から独立している。
上述のように、本明細書に開示される外科用器具は、例えば、図78に示されるロボット外科用システム9000などのロボット外科用システムに動作可能に取り付けられ得る。様々な例では、ロボット外科用システム9000は、本明細書に開示される外科用器具のうちの1つ又は2つ以上を操作するように構成された1つ又は2つ以上のアームを備える。様々なロボット外科用システムが、2011年5月27日付けで出願された米国特許第2012/0298719号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENTS WITH ROTATABLE STAPLE DEPLOYMENT ARRANGEMENTS」、現在は、米国特許第9,072,535号に開示されており、その開示全体が参照により本明細書に組み込まれる。更に、本明細書に開示される外科用器具は、手持ち式外科用システムのハンドルに動作可能に取り付けられるように適合され得る。
実施例1-外科用ロボットに取り付けられたロボット外科用アタッチメントをベイルアウトするための方法であって、外科用ロボットの駆動出力部をロボット外科用アタッチメントのアクチュエータと係合解除する工程と、ロボット外科用アタッチメントを外科用ロボットから取り外す工程と、ロボット外科用アタッチメントの閉鎖ベイルアウト部を、ロボット外科用アタッチメントのエンドエフェクタのジョーを開放するために第1の方向に、及びエンドエフェクタのジョーを閉鎖するために第2の方向に作動させる工程と、を含む、方法。
実施例2-係合解除する工程が、駆動出力部及びアクチュエータを分離するためにピンを引くことを含む、実施例1に記載の方法。
実施例3-係合解除する工程が、取り外し工程の前又は後に起こり得る、実施例1又は2に記載の方法。
実施例4-ロボット外科用アタッチメントの発射部材を後退させるために発射ベイルアウト部を作動させる工程を更に含む、実施例1、2、又は3に記載の方法。
実施例5-ロボット外科用アタッチメントのエンドエフェクタのジョーを選択的に開放及び閉鎖するために追加のベイルアウト部を作動させる工程を更に含む、実施例1、2、3、又は4に記載の方法。
実施例6-追加のベイルアウト部を作動させる工程が、係合解除する工程の前又は後に起こり得る、実施例5に記載の方法。
実施例7-追加のベイルアウト部が、ロボット外科用アタッチメントのスパイン部材をロボット外科用アタッチメントの閉鎖管に対して並進させるように構成されており、閉鎖ベイルアウト部が、閉鎖管をスパイン部材に対して並進させるように構成されている、実施例5又は6に記載の方法。
実施例8-エンドエフェクタが、ロボット外科用アタッチメントのシャフトに対して関節運動されるように構成されており、方法が、ロボット外科用アタッチメントのエンドエフェクタを関節運動していない状態にするために関節運動ベイルアウト部を作動させる工程を更に含む、実施例1、2、3、4、5、6、又は7に記載の方法。
実施例9-制御インターフェースに取り付けられた外科用器具アセンブリをベイルアウトする方法であって、外科用器具アセンブリの発射部材を後退させるために発射ベイルアウト部を作動させる工程と、外科用器具アセンブリのエンドエフェクタ内の組織をクランプ解除するために第1の閉鎖ベイルアウト部を作動させる工程と、外科用器具アセンブリのエンドエフェクタ内の組織をクランプ解除するために第2の閉鎖ベイルアウト部を作動させる工程と、エンドエフェクタをクランプするために第1の閉鎖ベイルアウト部又は第2の閉鎖ベイルアウト部を作動させる工程と、トロカールを通じて患者から外科用器具アセンブリを取り出す工程と、外科用器具アセンブリを制御インターフェースから取り外す工程と、を含む、方法。
実施例10-第1の閉鎖ベイルアウト部が、外科用器具アセンブリのスパイン部材を外科用器具アセンブリの閉鎖管に対して並進させるように構成されている、実施例9に記載の方法。
実施例11-第2の閉鎖ベイルアウト部が、閉鎖管をスパイン部材に対して並進させるように構成されている、実施例10に記載の方法。
実施例12-制御インターフェースに取り付けられた外科用器具アセンブリをベイルアウトする方法であって、動作ストロークを通じて外科用器具アセンブリの動作システムを作動させる工程と、動作システムを少なくとも部分的に後退させるために、手動駆動式ベイルアウトシステムを作動させる工程と、動作ストロークを通じて動作システムを少なくとも部分的に前進させるために、手動駆動式ベイルアウトシステムを有効化する工程と、を含む、方法。
実施例13-外科用ロボットに取り付けられ、かつ外科用ロボットから取り外されるように構成された外科用器具アセンブリであって、外科用器具アセンブリは、発射システムと、閉鎖システムと、シャフトと、第1のジョー、第2のジョー、クランプされている構成、及びクランプ解除されている構成を備えるエンドエフェクタと、を備え、閉鎖システムは、外科用器具アセンブリが外科用ロボットに動作可能に取り付けられると、外科用ロボットによって作動させられて、エンドエフェクタをクランプされている構成及びクランプ解除されている構成に選択的に配置するように構成されている、外科用器具アセンブリ。外科用器具アセンブリは、外科用器具アセンブリが外科用ロボットから取り外されると、閉鎖システムを作動させて、エンドエフェクタをクランプされている構成及びクランプ解除されている構成に手動で配置するように構成された、手動作動可能なベイルアウト部を更に備える。
実施例14-シャフトがスパインを備えており、閉鎖システムが閉鎖管を備えており、閉鎖管は、エンドエフェクタをクランプされている構成に配置するために第1の方向に、及びエンドエフェクタをクランプ解除されている構成に配置するために第2の方向に作動させられるように構成されており、第1の方向は、第2の方向の反対である、実施例13に記載の外科用器具アセンブリ。
実施例15-手動作動可能なベイルアウト部が、エンドエフェクタをクランプ解除されている構成に配置するために第1の方向に、及びエンドエフェクタをクランプされている構成に配置するために第2の方向にスパインを作動させるように構成されている、実施例14に記載の外科用器具アセンブリ。
実施例16-手動作動可能なベイルアウト部が、回転駆動入力部と、回転駆動入力部によって作動されるように構成された駆動ねじと、駆動ねじ及びスパインに連結されたアクチュエータ部分と、を備える、実施例14又は15に記載の外科用器具アセンブリ。
実施例17-閉鎖システムが、外科用ロボットの駆動出力部によって作動されるように構成された直線に作動可能な駆動部分を備えており、直線に作動可能な駆動部分は、外科用器具アセンブリが外科用ロボットから取り外されると、手動で作動されるように更に構成されている、実施例13、14、15、又は16に記載の外科用器具アセンブリ。
実施例18-エンドエフェクタをシャフトに対して関節運動させるように構成された関節運動システムを更に備えており、関節運動システムは、外科用器具アセンブリが外科用ロボットから取り外されると、手動で作動されるように構成されたアクチュエータを備える、実施例13、14、15、16、又は17に記載の外科用器具アセンブリ。
実施例19-発射システムが、発射ストロークにわたって移動可能な発射部材を備えており、発射システムは、発射部材を後退させるように構成された発射システムベイルアウト部を更に備える、実施例13、14、15、16、17、又は18に記載の外科用器具アセンブリ。
実施例20-手動作動式ベイルアウト部が、第1の手動作動式ベイルアウト部を備えており、外科用器具アセンブリは、外科用器具アセンブリが外科用ロボットに取り付けられると、閉鎖システムを作動させて、エンドエフェクタをクランプされている構成及びクランプ解除されている構成に手動で配置するように構成された第2の手動作動可能なベイルアウト部を更に備える、実施例13、14、15、16、17、18、又は19の外科用器具アセンブリ。
実施例21-手動作動可能なベイルアウト部が外科用ロボットの電動アクチュエータからの干渉なしで使用されることができるように、外科用ロボットの電動アクチュエータを閉鎖システムのリニアアクチュエータと動作可能に係合解除するための手段を更に備える、実施例13、14、15、16、17、18、19、又は20の外科用器具アセンブリ。
実施例22-内部に取り外し可能に格納された複数のステープルを備えるステープルカートリッジを更に備える、実施例13、14、15、16、17、18、19、20、又は21に記載の外科用器具アセンブリ。
実施例23-外科用ロボットに取り付けられ、かつ外科用ロボットから取り外されるように構成された外科用器具アセンブリであって、外科用器具アセンブリは、発射システムと、閉鎖システムと、シャフトと、第1のジョー、第2のジョー、クランプされている構成、及びクランプ解除されている構成を備えるエンドエフェクタと、を備え、閉鎖システムは、外科用器具アセンブリが外科用ロボットに取り付けられると、外科用ロボットによって作動させられて、エンドエフェクタをクランプされている構成及びクランプ解除されている構成に配置するように構成されている、外科用器具アセンブリ。外科用器具アセンブリは、外科用器具アセンブリが外科用ロボットから取り外されると、閉鎖システムを作動させて、エンドエフェクタをクランプされている構成及びクランプ解除されている構成に手動で配置するように構成された第1のベイルアウト部と、外科用器具アセンブリが外科用ロボットに取り付けられる又は外科用ロボットから取り外されると、閉鎖システムを作動させて、エンドエフェクタをクランプされている構成及びクランプ解除されている構成に手動で配置するように構成された第2のベイルアウト部と、を更に備える。
実施例24-シャフトがスパインを備えており、閉鎖システムが閉鎖管を備えており、閉鎖管は、エンドエフェクタをクランプされている構成に配置するために第1の方向に、及びエンドエフェクタをクランプ解除されている構成に配置するために第2の方向に作動させられるように構成されており、第1の方向は、第2の方向の反対である、実施例23に記載の外科用器具アセンブリ。
実施例25-第1のベイルアウト部が、エンドエフェクタをクランプ解除されている構成に配置するために第1の方向に、及びエンドエフェクタをクランプされている構成に配置するために第2の方向にスパインを作動させるように構成されている、実施例24に記載の外科用器具アセンブリ。
実施例26-第1のベイルアウト部が、回転駆動入力部と、回転駆動入力部によって作動されるように構成された駆動ねじと、駆動ねじ及びスパインに連結されたアクチュエータ部分と、を備える、実施例24又は25に記載の外科用器具アセンブリ。
実施例27-閉鎖システムが、閉鎖管を作動させるために外科用ロボットの駆動出力部によって作動されるように構成された直線に作動可能な駆動部分を備えており、直線に作動可能な駆動部分は、第2のベイルアウト部を備える、実施例24、25、又は26に記載の外科用器具アセンブリ。
実施例28-発射システムが、発射ストロークにわたって移動可能な発射部材を備えており、発射システムは、発射部材を後退させるように構成された発射システムベイルアウト部を更に備える、実施例23、24、25、26、又は27に記載の外科用器具アセンブリ。
実施例29-第1のベイルアウト部が外科用ロボットの電動アクチュエータからの干渉なしで使用されることができるように、外科用ロボットの電動アクチュエータを閉鎖システムのリニアアクチュエータと動作可能に係合解除するための手段を更に備える、実施例23、24、25、26、27、又は28の外科用器具アセンブリ。
実施例30-内部に取り外し可能に格納された複数のステープルを備えるステープルカートリッジを更に備える、実施例23、24、25、26、27、28、又は29に記載の外科用器具アセンブリ。
実施例31-シャフト及びエンドエフェクタを備える外科用器具アタッチメントアセンブリを備える外科用システム。外科用システムは、外科用ロボットに動作可能に取り付けられ、かつ外科用ロボットから取り外されるように構成された伝動アセンブリを更に備え、外科用器具アタッチメントアセンブリは、伝動アセンブリに動作可能に取り付けられ、かつ伝動アセンブリから取り外されるように構成されている。伝動アセンブリは、駆動ストローク中に第1の方向に、及び戻りストローク中に第2の方向に移動可能な駆動部材と、伝動アセンブリが外科用ロボットに取り付けられているときに駆動部材を第1及び第2の方向に選択的に移動させるように構成された手動動作式ベイルアウト部と、を備える駆動システムを備える。
実施例32-手動動作式ベイルアウト部が、駆動部材の駆動ストローク及び戻りストローク中に他の方法では作動させられない伝動アセンブリの構成要素を作動させるように構成されている、実施例31の外科用システム。
実施例33-駆動システムが、エンドエフェクタをクランプ及びクランプ解除するように構成された閉鎖駆動システムを備える、実施例31又は32に記載の外科用システム。
実施例34-内部に取り外し可能に格納された複数のステープルを備えるステープルカートリッジを更に備える、実施例31、32、又は33に記載の外科用システム。
実施例35-外科用ロボットに取り付けられ、かつ外科用ロボットから取り外されるように構成された外科用器具アセンブリであって、外科用器具アセンブリが、関節運動システムと、シャフトと、関節運動システムによってシャフトに対して関節運動させられるように構成されたエンドエフェクタと、関節運動ベイルアウト部と、を備える、外科用器具アセンブリ。関節運動ベイルアウト部は、関節運動ベイルアウト部が有効化されるまで関節運動ベイルアウト部が関節運動システムに動作可能に係合するのを防止するように構成されたベイルアウト係合機構と、関節運動ベイルアウト部の使用中にエンドエフェクタの関節運動位置を表示するための位置指示手段と、関節運動システムを手動で作動させるように構成された手動作動可能な部材と、を備える。
実施例36-手動作動可能な部材がラチェット機構を備える、実施例35に記載の外科用器具アセンブリ。
実施例37-関節運動システムが、二重関節運動リンク及び二重関節運動駆動部を備えており、位置指示手段が、二重関節運動駆動部にキー結合されている、実施例35又は36に記載の外科用器具アセンブリ。
実施例38-ベイルアウト係合機構がスタンドオフを備えており、手動作動可能な部材は、スタンドオフが手動作動可能な部材から離れる方向に移動されるまで、関節運動ベイルアウト部が関節運動システムから動作可能に係合解除される位置に保持されている、実施例35、36、又は37に記載の外科用器具アセンブリ。
実施例39-関節運動ベイルアウト部が有効化機構を更に備えており、スタンドオフは、有効化機構が有効化されるとスタンドオフが関節運動システムとの関節運動ベイルアウト部の係合を可能にするように、有効化機構上に位置付けられている、実施例38に記載の外科用器具アセンブリ。
実施例40-有効化機構は、開放されると関節運動ベイルアウト部がアクセスされることを可能にし、かつ閉鎖されると関節運動ベイルアウト部がアクセスされるのを防止するように構成されたアクセスドアを備える、実施例39に記載の外科用器具アセンブリ。
実施例41-位置指示手段は、指示ダイヤルと、関節運動システムがエンドエフェクタを関節運動させたときに指示ダイヤルを回転させるように構成された相反する二重ラックギアと、を備える、実施例35、36、37、38、39、又は40に記載の外科用器具アセンブリ。
実施例42-位置指示手段が駆動シャフト及びピニオンギアを更に備えており、ピニオンギア及び指示ダイヤルが駆動シャフトに連結されており、二重ラックギアは、エンドエフェクタが関節運動させられ、ピニオンギアを回転させると、それぞれ反対の方向に移動するように構成されている、実施例41に記載の外科用器具アセンブリ。
実施例43-内部に取り外し可能に格納された複数のステープルを備えるステープルカートリッジを更に備える、実施例35、36、37、38、39、40、41、又は42に記載の外科用器具アセンブリ。
実施例44-外科用ロボットに取り付けられ、かつ外科用ロボットから取り外されるように構成された外科用器具アセンブリであって、外科用器具アセンブリは、外科用ロボットの第1のリニアアクチュエータによって作動されるように構成された閉鎖システムと、外科用ロボットの第2のリニアアクチュエータによって作動されるように構成された関節運動システムと、シャフトと、閉鎖システムによって閉鎖され、かつ関節運動システムによってシャフトに対して関節運動されるように構成されたエンドエフェクタと、関節運動ベイルアウト部と、を備える、外科用器具アセンブリ。関節運動ベイルアウト部は、関節運動システムを駆動するように構成された手動動作式作動部材と、関節運動システムに動作可能に連結された関節運動位置部材であって、関節運動ベイルアウト部の使用中にエンドエフェクタの関節運動位置を示すように構成されている、関節運動位置部材と、を備える。
実施例45-手動動作式作動部材が、手動作動可能なラチェット機構を備える、実施例44に記載の外科用器具アセンブリ。
実施例46-関節運動システムが、関節運動リンク及び関節運動駆動部を備えており、関節運動位置部材が、関節運動駆動部に動作可能に連結されている、実施例44又は45に記載の外科用器具アセンブリ。
実施例47-関節運動ベイルアウト部が有効化されるまで、関節運動ベイルアウト部が関節運動システムに動作可能に係合するのを防止するように構成されたベイルアウト係合機構を更に備えており、ベイルアウト係合機構はスタンドオフを備えており、手動動作式作動部材は、スタンドオフが手動動作式作動部材から離れる方向に移動されるまで、関節運動ベイルアウト部が関節運動システムから動作可能に係合解除される位置に保持されている、実施例44、45、又は46に記載の外科用器具アセンブリ。
実施例48-関節運動ベイルアウト部が有効化部材を更に備えており、スタンドオフは、有効化部材が有効化されるとスタンドオフが関節運動システムとの関節運動ベイルアウト部の係合を可能にするように、有効化部材上に位置付けられている、実施例47に記載の外科用器具アセンブリ。
実施例49-有効化部材は、開放されると関節運動ベイルアウト部がアクセスされることを可能にし、かつ閉鎖されると関節運動ベイルアウト部がアクセスされるのを防止するように構成されたアクセスドアを備える、実施例48に記載の外科用器具アセンブリ。
実施例50-関節運動ベイルアウト部は、関節運動ダイヤルと、関節運動システムがエンドエフェクタを関節運動させたときに関節運動ダイヤルを回転させるように構成された相反する二重ラックギアと、を更に備える、実施例44、45、46、47、48、又は49に記載の外科用器具アセンブリ。
実施例51-関節運動ベイルアウト部が駆動シャフト及びピニオンギアを更に備えており、ピニオンギア及び関節運動位置部材が駆動シャフトに連結されており、二重ラックギアは、エンドエフェクタが関節運動させられ、ピニオンギアを回転させると、それぞれ反対の方向に移動するように構成されている、実施例50に記載の外科用器具アセンブリ。
実施例52-内部に取り外し可能に格納された複数のステープルを備えるステープルカートリッジを更に備える、実施例44、45、46、47、48、49、50、又は51に記載の外科用器具アセンブリ。
実施例53-関節運動システムが関節運動駆動部を備えており、外科用器具アセンブリが、関節運動駆動部の中点位置を示すための手段を更に備える、実施例44、45、46、47、48、49、50、51、又は52に記載の外科用器具アセンブリ。
実施例54-外科用ロボットに取り付けられ、かつ外科用ロボットから取り外されるように構成された外科用器具アセンブリであって、外科用器具アセンブリは、第1の方向に、及び第1の方向の反対である第2の方向に作動可能な駆動システムを備えており、駆動システムは、器具機能、シャフト、エンドエフェクタ、及び駆動システムベイルアウト部を動作させるように構成されている、外科用器具アセンブリ。駆動システムベイルアウト部は、駆動システムの位置を示すための位置指示手段と、駆動システムを第1の方向及び第2の方向に作動させるように構成された作動部材とを備えており、駆動システムベイルアウト部が動作させられる方向は、位置指示手段によって示された駆動システムの位置に基づく。
実施例55-駆動システムが、エンドエフェクタをシャフトに対して関節運動させるように構成された関節運動駆動システムを備える、実施例54に記載の外科用器具アセンブリ。
実施例56-エンドエフェクタが、非関節運動位置と複数の関節運動位置との間で関節運動可能であり、外科用器具アセンブリが、エンドエフェクタの非関節運動位置を示すように構成された戻り止め部を更に備える、実施例54又は55に記載の外科用器具アセンブリ。
実施例57-作動部材が、手動作動可能なラチェット機構を備える、実施例54、55、又は56に記載の外科用器具アセンブリ。
実施例58-駆動システムベイルアウト部は、有効化機構を更に備え、有効化機構は、有効化機構が作動部材から係合解除されるまで、作動部材が駆動システムを作動させることができないように構成されている、実施例54、55、56、又は57に記載の外科用器具アセンブリ。
実施例59-作動部材が、手動で作動されるように構成されている、実施例54、55、56、57、又は58に記載の外科用器具アセンブリ。
実施例60-内部に取り外し可能に格納された複数のステープルを備えるステープルカートリッジを更に備える、実施例54、55、56、57、58、又は59に記載の外科用器具アセンブリ。
実施例61-近位駆動部材を備える近位シャフトアセンブリと、近位シャフトアセンブリに取り付け可能であり、かつ近位シャフトアセンブリから取り外し可能な遠位シャフトアセンブリと、を備える外科用器具アセンブリであって、遠位シャフトアセンブリは、近位駆動部材に連結され、かつ近位駆動部材から分離されるように構成された遠位駆動部材を備え、遠位駆動部材は、外科用器具アセンブリの機能を作動させるために、近位駆動部材による駆動ストロークを通じて作動されるように構成されている、外科用器具アセンブリ。駆動ストロークは、ストローク開始位置と、ストローク開始位置の遠位にあるストローク終了位置と、ホーム位置と、を含む。外科用器具アセンブリは、エンドエフェクタを更に備えており、近位駆動部材及び遠位駆動部材は、近位駆動部材及び遠位駆動部材がホーム位置にあるときに、互いに連結され、かつ互いから分離されるように構成されており、ホーム位置は、ストローク開始位置でも、ストローク終了位置でもない。
実施例62-ホーム位置がストローク開始位置の近位にある、実施例61に記載の外科用器具アセンブリ。
実施例63-ホーム位置が、ストローク開始位置の遠位にあり、かつストローク終了位置の近位にある、実施例61に記載の外科用器具アセンブリ。
実施例64-駆動ストロークが、外科用器具アセンブリの機能の少なくとも1つの特定の事象に対応する少なくとも1つの間隔駆動ストローク位置を更に含み、少なくとも1つの間隔駆動ストローク位置が、ストローク開始位置の遠位にあり、かつストローク終了位置の近位にあり、ホーム位置が、少なくとも1つの間隔駆動ストローク位置でない、実施例61、62、又は63に記載の外科用器具アセンブリ。
実施例65-制御システムを更に備えており、近位駆動部材及び遠位駆動部材は、近位シャフトアセンブリ及び遠位シャフトアセンブリが取り付けられた後、制御システムによってストローク開始位置まで自動的に移動される、実施例61、62、63、又は64に記載の外科用器具アセンブリ。
実施例66-近位駆動部材及び遠位駆動部材は、遠位シャフトアセンブリが近位シャフトアセンブリから分離されると、自動的にホーム位置に移動される、実施例61、62、63、64、又は65に記載の外科用器具アセンブリ。
実施例67-近位駆動部材が第1の近位駆動部材であり、遠位駆動部材が第1の遠位駆動部材であり、近位シャフトアセンブリが第2の近位駆動部材を更に含み、遠位シャフトアセンブリが第2の遠位駆動部材を更に含み、第2の近位駆動部材及び第2の遠位駆動部材は、第2の近位駆動部材及び第2の遠位駆動部材が第2のホーム位置にあるときに連結及び分離されるように構成されている、実施例61、62、63、64、65、又は66に記載の外科用器具アセンブリ。
実施例68-ホーム位置が第1のホーム位置を含み、第2のホーム位置が第1のホーム位置と位置合わせされている、実施例67に記載の外科用器具アセンブリ。
実施例69-ホーム位置が第1のホーム位置を含み、第2のホーム位置が第1のホーム位置と位置合わせされていない、実施例67に記載の外科用器具アセンブリ。
実施例70-近位シャフトアセンブリ及び遠位シャフトアセンブリが、近位シャフトアセンブリ及び遠位シャフトアセンブリを取り付ける及び取り外すためにねじり運動を用いる、実施例61、62、63、64、65、66、67、68、又は69に記載の外科用器具アセンブリ。
実施例71-内部に取り外し可能に格納された複数のステープルを備えるステープルカートリッジを更に備える、実施例61、62、63、64、65、66、67、68、69、又は70に記載の外科用器具アセンブリ。
実施例72-エンドエフェクタと、近位駆動部材を備える近位シャフトアセンブリと、近位シャフトアセンブリに取り付け可能であり、かつ近位シャフトアセンブリから取り外し可能な遠位シャフトアセンブリと、を備える外科用器具アセンブリであって、遠位シャフトアセンブリは、近位駆動部材に連結され、かつ近位駆動部材から分離されるように構成された遠位駆動部材を備え、遠位駆動部材は、エンドエフェクタを関節運動させるために、近位駆動部材による駆動ストロークを通じて作動されるように構成されている、外科用器具アセンブリ。駆動ストロークは、エンドエフェクタが第1の方向に完全に関節運動している第1の関節運動位置と、エンドエフェクタが第1の方向の反対である第2の方向に完全に関節運動している第2の関節運動位置と、エンドエフェクタが関節運動していない非関節運動位置であって、非関節運動位置が、第1の関節運動位置と第2の関節運動位置との中間にある、非関節運動位置と、ホーム位置と、を含む。近位駆動部材及び遠位駆動部材は、近位駆動部材及び遠位駆動部材がホーム位置にあるときに、互いに連結され、かつ互いから分離されるように構成されており、ホーム位置は、第1の関節運動位置でも、第2の関節運動位置でも、非関節運動位置でもない。
実施例73-ホーム位置が、第1の関節運動位置と非関節運動位置との中間、又は第2の関節運動位置と非関節運動位置との中間のいずれかにある、実施例72に記載の外科用器具アセンブリ。
実施例74-制御システムを更に備えており、近位駆動部材及び遠位駆動部材は、近位シャフトアセンブリ及び遠位シャフトアセンブリが取り付けられた後、制御システムによって非関節運動位置まで自動的に移動される、実施例72又は73に記載の外科用器具アセンブリ。
実施例75-制御システムを更に備えており、近位駆動部材及び遠位駆動部材は、遠位シャフトアセンブリが近位シャフトアセンブリから分離されると、制御システムによってホーム位置まで自動的に移動される、実施例72、73、又は74に記載の外科用器具アセンブリ。
実施例76-近位シャフトアセンブリ及び遠位シャフトアセンブリが、近位シャフトアセンブリ及び遠位シャフトアセンブリを取り付ける及び取り外すためにねじり運動を用いる、実施例72、73、74、又は75に記載の外科用器具アセンブリ。
実施例77-内部に取り外し可能に格納された複数のステープルを備えるステープルカートリッジを更に備える、実施例72、73、74、75、又は76に記載の外科用器具アセンブリ。
実施例78-近位駆動部材を備える近位シャフトアセンブリと、近位シャフトアセンブリに取り付け可能であり、かつ近位シャフトアセンブリから取り外し可能な遠位シャフトアセンブリと、を備える外科用器具アセンブリであって、遠位シャフトアセンブリは、近位駆動部材に連結され、かつ近位駆動部材から分離されるように構成された遠位駆動部材を備え、遠位駆動部材は、外科用器具アセンブリの機能を作動させるために、近位駆動部材による駆動ストロークを通じて作動されるように構成されている、外科用器具アセンブリ。駆動ストロークは、ストローク開始位置と、ストローク開始位置の遠位にあるストローク終了位置と、外科用器具アセンブリの機能の少なくとも1つの特定の事象に対応する少なくとも1つの間隔駆動ストローク位置であって、少なくとも1つの間隔駆動ストローク位置が、ストローク開始位置の遠位にあり、かつストローク終了位置の近位にある、少なくとも1つの間隔駆動ストローク位置と、パーク位置と、を含む。近位駆動部材及び遠位駆動部材は、近位駆動部材及び遠位駆動部材がパーク位置にあるときに、互いに連結され、かつ互いから分離されるように構成されており、パーク位置は、ストローク開始位置でも、ストローク終了位置でも、少なくとも1つの間隔駆動ストローク位置でもない。
実施例79-パーク位置がストローク開始位置の近位にある、実施例78に記載の外科用器具アセンブリ。
実施例80-パーク位置が、ストローク開始位置の遠位にあり、かつストローク終了位置の近位にある、実施例78に記載の外科用器具アセンブリ。
実施例81-制御システムを更に備えており、近位駆動部材及び遠位駆動部材は、近位シャフトアセンブリ及び遠位シャフトアセンブリが取り付けられた後、制御システムによってストローク開始位置まで自動的に移動される、実施例78、79、又は80に記載の外科用器具アセンブリ。
実施例82-制御システムを更に備えており、近位駆動部材及び遠位駆動部材は、遠位シャフトアセンブリが近位シャフトアセンブリから分離されると、制御システムによってパーク位置まで自動的に移動される、実施例78、79、80、又は81に記載の外科用器具アセンブリ。
実施例83-近位駆動部材が第1の近位駆動部材であり、遠位駆動部材が第1の遠位駆動部材であり、パーク位置が第1のパーク位置であり、近位シャフトアセンブリが第2の近位駆動部材を更に含み、遠位シャフトアセンブリが第2の遠位駆動部材を更に含み、第2の近位駆動部材及び第2の遠位駆動部材は、第2の近位駆動部材及び第2の遠位駆動部材が第2のパーク位置にあるときに連結及び分離されるように構成されている、実施例78、79、80、81、又は82に記載の外科用器具アセンブリ。
実施例84-近位シャフトアセンブリ及び遠位シャフトアセンブリが、近位シャフトアセンブリ及び遠位シャフトアセンブリを取り付ける及び取り外すためにねじり運動を用いる、実施例78、79、80、81、82、又は83に記載の外科用器具アセンブリ。
実施例85-内部に取り外し可能に格納された複数のステープルを備えるステープルカートリッジを更に備える、実施例78、79、80、81、82、83、又は84に記載の外科用器具アセンブリ。
本明細書で説明する外科用器具システムの多くは、電動モータによって駆動されている。本明細書に記載された外科用器具システムは、任意の好適な方式で動作することができる。更に、上述のように、本明細書に開示されるモータは、ロボット制御システムの部分を備えてもよい。例えば、米国特許出願第13/118,241号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENTS WITH ROTATABLE STAPLE DEPLOYMENT ARRANGEMENTS」、現在は米国特許第9,072,535号は、ロボット外科用器具システムのいくつかの例をより詳細に開示している。
本明細書に記載される外科用器具システムは、ステープルの展開及び変形に関連して説明されてきた。本明細書に記載された実施形態は、これに限定されない。例えば、クランプ又はタックなど、ステープル以外の締結要素を展開する様々な実施形態が想定される。更に、組織を封止するための任意の好適な手段を利用する、様々な実施形態も想到される。例えば、様々な実施形態によるエンドエフェクタは、組織を加熱して封止するように構成された電極を備え得る。また例えば、特定の実施形態によるエンドエフェクタは、組織を封止するために振動エネルギーを加えることができる。
以下の開示内容全体が参照により本明細書に組み込まれる。
-米国特許第5,403,312号、発明の名称「ELECTROSURGICAL HEMOSTATIC DEVICE」、1995年4月4日に発行、
-米国特許第7,000,818号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENT HAVING SEPARATE DISTINCT CLOSING AND FIRING SYSTEMS」、2006年2月21日に発行、
-米国特許第7,422,139号、発明の名称「MOTOR-DRIVEN SURGICAL CUTTING AND FASTENING INSTRUMENT WITH TACTILE POSITION FEEDBACK」、2008年9月9日に発行、
-米国特許第7,464,849号、発明の名称「ELECTRO-MECHANICAL SURGICAL INSTRUMENT WITH CLOSURE SYSTEM AND ANVIL ALIGNMENT COMPONENTS」、2008年12月16日に発行、
-米国特許第7,670,334号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT HAVING AN ARTICULATING END EFFECTOR」、2010年3月2日に発行、
-米国特許第7,753,245号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENTS」、2010年7月13日に発行、
-米国特許第8,393,514号、発明の名称「SELECTIVELY ORIENTABLE IMPLANTABLE FASTENER CARTRIDGE」、2013年3月12日に発行、
-米国特許出願第11/343,803号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT HAVING RECORDING CAPABILITIES」、現在は、米国特許第7,845,537号、
-米国特許出願第12/031,573号、発明の名称「SURGICAL CUTTING AND FASTENING INSTRUMENT HAVING RF ELECTRODES」、2008年2月14日に出願、
-米国特許出願第12/031,873号、発明の名称「END EFFECTORS FOR A SURGICAL CUTTING AND STAPLING INSTRUMENT」、2008年2月15日に出願、現在は米国特許第7,980,443号、
-米国特許出願第12/235,782号、発明の名称「MOTOR-DRIVEN SURGICAL CUTTING INSTRUMENT」、現在は米国特許第8,210,411号、
-米国特許出願第12/249,117号、発明の名称「POWERED SURGICAL CUTTING AND STAPLING APPARATUS WITH MANUALLY RETRACTABLE FIRING SYSTEM」、現在は米国特許第8,608,045号、
-2009年12月24日付けで出願された米国特許出願第12/647,100号、発明の名称「MOTOR-DRIVEN SURGICAL CUTTING INSTRUMENT WITH ELECTRIC ACTUATOR DIRECTIONAL CONTROL ASSEMBLY」、現在は、米国特許第8,220,688号、
-米国特許出願第12/893,461号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGE」、2012年9月29日に出願、現在は米国特許第8,733,613号、
-米国特許出願第13/036,647号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENT」、2011年2月28日に出願、現在は米国特許第8,561,870号、
-米国特許出願第13/118,241号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENTS WITH ROTATABLE STAPLE DEPLOYMENT ARRANGEMENTS」、現在は米国特許第9,072,535号、
-2012年6月15日付けで出願された米国特許出願第13/524,049号、発明の名称「ARTICULATABLE SURGICAL INSTRUMENT COMPRISING A FIRING DRIVE」、現在は、米国特許第9,101,358号、
-2013年3月13日付けで出願された米国特許出願第13/800,025号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGE TISSUE THICKNESS SENSOR SYSTEM」、現在は、米国特許第9,345,481号、
-米国特許出願第13/800,067号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGE TISSUE THICKNESS SENSOR SYSTEM」、2013年3月13日に出願、現在は米国特許出願公開第2014/0263552号、
-米国特許出願公開第2007/0175955号、発明の名称「SURGICAL CUTTING AND FASTENING INSTRUMENT WITH CLOSURE TRIGGER LOCKING MECHANISM」、2006年1月31日に出願、及び、
-米国特許出願公開第2010/0264194号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENT WITH AN ARTICULATABLE END EFFECTOR」、2010年4月22日に出願、現在は米国特許第8,308,040号。
特定の実施形態と共に本明細書で様々なデバイスについて説明したが、それらの実施形態に対して修正及び変更が実施されてもよい。特定の特徴、構造又は特性を、1つ以上の実施形態で、任意の適切な様式で組み合わせてもよい。したがって、一実施形態に関して図示又は説明される特定の特徴、構造、又は特性は、無制限に、1つ以上のその他の実施形態の特徴、構造、又は特性と全て、あるいは、部分的に組み合わされてよい。また、材料が特定の構成要素に関して開示されているが、他の材料が使用されてもよい。更に、様々な実施形態に従って、所与の機能(複数可)を実行するために、単一の構成要素を複数の構成要素に置き換えてもよく、また複数の構成要素を単一の構成要素に置き換えてもよい。以上の説明及び以下の特許請求の範囲は、そのような修正及び変形形態を全て包含することが意図される。
本明細書に開示される装置は、1回の使用後に廃棄されるように設計することができ、又は複数回使用されるように設計することができる。しかしながら、いずれの場合も、デバイスは少なくとも1回の使用後に再利用のために再調整され得る。再調整には、デバイスの分解工程、それに続くデバイスの特定の部品の洗浄工程又は交換工程、及びその後のデバイスの再組み立て工程の任意の組み合わせを含むことができるが、これらに限定されない。具体的には、再調整の施設及び/又は外科チームは、デバイスを分解することができ、デバイスの特定の部品を洗浄及び/又は交換した後、デバイスをその後の使用のために再組み立てすることができる。当業者であれば、装置の再調整が、分解、洗浄/交換、及び再組み立てのための様々な技術を利用できることを理解するであろう。こうした技術の使用、及び結果として得られる再調整された装置は、全て本出願の範囲内にある。
本明細書に開示のデバイスは、手術前に処理され得る。最初に、新品又は使用済みの器具が入手され、必要に応じて洗浄されてもよい。次いで、器具を滅菌してよい。1つの滅菌技術では、器具は、プラスチックバッグ又はTYVEKバッグなどの、閉鎖され密封された容器に入れられる。次いで、容器及び器具を、γ線、X線、及び/又は高エネルギー電子などの、容器を透過し得る放射線野に置くことができる。放射線は、器具上及び容器内の細菌を死滅させることができる。次いで、滅菌済みの器具を滅菌容器内で保管してよい。密封容器は、医療施設で開けられるまで、器具を滅菌状態に保つことができる。デバイスはまた、β線、γ線、エチレンオキシド、過酸化水素プラズマ、及び/又は水蒸気が挙げられるが、これらに限定されない、当該技術分野で既知の任意の他の技術を用いて滅菌され得る。
代表的な設計を有するものとして本発明について記載してきたが、本発明は、本開示の趣旨及び範囲内で更に修正されてもよい。したがって、本出願は、その一般的原理を使用する本発明のあらゆる変形、使用、又は適合を包含するものとする。
その全体又は部分において本明細書に参照によって組み込まれるものとする全ての特許、刊行物、又はその他の開示文献は、組み込まれる資料が本開示に記載される既存の定義、記述、又はその他の開示内容と矛盾しない範囲においてのみ本明細書に組み込まれるものとする。それ自体、また必要な範囲で、本明細書に明瞭に記載された開示内容は、参考により本明細書に組み込まれるあらゆる矛盾する記載に優先するものとする。現行の定義、見解、又は本明細書に記載されたその他の開示内容と矛盾する任意の内容、又はそれらの部分は本明細書に参考として組み込まれるものとするが、参照内容と現行の開示内容との間に矛盾が生じない範囲においてのみ、参照されるものとする。
〔実施の態様〕
(1) 外科用ロボットに取り付けられ、かつ前記外科用ロボットから取り外されるように構成された外科用器具アセンブリであって、前記外科用器具アセンブリは、
発射システムと、
閉鎖システムと、
シャフトと、
エンドエフェクタであって、
第1のジョーと、
第2のジョーと、
クランプされている構成と、
クランプ解除されている構成と、を含み、前記閉鎖システムは、前記外科用器具アセンブリが前記外科用ロボットに動作可能に取り付けられると、前記外科用ロボットによって作動させられて、前記エンドエフェクタを前記クランプされている構成及び前記クランプ解除されている構成に選択的に配置するように構成されている、エンドエフェクタと、
前記外科用器具アセンブリが前記外科用ロボットから取り外されると、前記閉鎖システムを作動させて、前記エンドエフェクタを前記クランプされている構成及び前記クランプ解除されている構成に手動で配置するように構成された手動作動可能なベイルアウト部と、を備える、外科用器具アセンブリ。
(2) 前記シャフトがスパインを備えており、前記閉鎖システムが閉鎖管を備えており、前記閉鎖管は、前記エンドエフェクタを前記クランプされている構成に配置するために第1の方向に、及び前記エンドエフェクタを前記クランプ解除されている構成に配置するために第2の方向に作動させられるように構成されており、前記第1の方向は、前記第2の方向の反対である、実施態様1に記載の外科用器具アセンブリ。
(3) 前記手動作動可能なベイルアウト部が、前記エンドエフェクタを前記クランプ解除されている構成に配置するために前記第1の方向に、及び前記エンドエフェクタを前記クランプされている構成に配置するために前記第2の方向に、前記スパインを作動させるように構成されている、実施態様2に記載の外科用器具アセンブリ。
(4) 前記手動作動可能なベイルアウト部が、
回転駆動入力部と、
前記回転駆動入力部によって作動されるように構成された駆動ねじと、
前記駆動ねじ及び前記スパインに連結されたアクチュエータ部分と、を備える、実施態様3に記載の外科用器具アセンブリ。
(5) 前記閉鎖システムが、前記外科用ロボットの駆動出力部によって作動されるように構成された直線に作動可能な駆動部分を備えており、前記直線に作動可能な駆動部分は、前記外科用器具アセンブリが前記外科用ロボットから取り外されると、手動で作動されるように更に構成されている、実施態様1に記載の外科用器具アセンブリ。
(6) 前記エンドエフェクタを前記シャフトに対して関節運動させるように構成された関節運動システムを更に備えており、前記関節運動システムは、前記外科用器具アセンブリが前記外科用ロボットから取り外されると、手動で作動されるように構成されたアクチュエータを備える、実施態様1に記載の外科用器具アセンブリ。
(7) 前記発射システムが、発射ストロークにわたって移動可能な発射部材を備えており、前記発射システムは、前記発射部材を後退させるように構成された発射システムベイルアウト部を更に備える、実施態様1に記載の外科用器具アセンブリ。
(8) 前記手動作動式ベイルアウト部が、第1の手動作動式ベイルアウト部を備えており、前記外科用器具アセンブリは、前記外科用器具アセンブリが前記外科用ロボットに取り付けられると、前記閉鎖システムを作動させて、前記エンドエフェクタを前記クランプされている構成及び前記クランプ解除されている構成に手動で配置するように構成された第2の手動作動可能なベイルアウト部を更に備える、実施態様1に記載の外科用器具アセンブリ。
(9) 前記手動作動可能なベイルアウト部が前記外科用ロボットの電動アクチュエータからの干渉なしで使用されることができるように、前記外科用ロボットの前記電動アクチュエータを前記閉鎖システムのリニアアクチュエータと動作可能に係合解除するための手段を更に備える、実施態様1に記載の外科用器具アセンブリ。
(10) 内部に取り外し可能に格納された複数のステープルを含むステープルカートリッジを更に備える、実施態様1に記載の外科用器具アセンブリ。
(11) 外科用ロボットに取り付けられ、かつ前記外科用ロボットから取り外されるように構成された外科用器具アセンブリであって、前記外科用器具アセンブリは、
発射システムと、
閉鎖システムと、
シャフトと、
エンドエフェクタであって、
第1のジョーと、
第2のジョーと、
クランプされている構成と、
クランプ解除されている構成と、を含み、前記閉鎖システムは、前記外科用器具アセンブリが前記外科用ロボットに取り付けられると、前記外科用ロボットによって作動させられて、前記エンドエフェクタを前記クランプされている構成及び前記クランプ解除されている構成に配置するように構成されている、エンドエフェクタと、
前記外科用器具アセンブリが前記外科用ロボットから取り外されると、前記閉鎖システムを作動させて、前記エンドエフェクタを前記クランプされている構成及び前記クランプ解除されている構成に手動で配置するように構成された第1のベイルアウト部と、
前記外科用器具アセンブリが前記外科用ロボットに取り付けられる又は前記外科用ロボットから取り外されると、前記閉鎖システムを作動させて、前記エンドエフェクタを前記クランプされている構成及び前記クランプ解除されている構成に手動で配置するように構成された第2のベイルアウト部と、を備える、外科用器具アセンブリ。
(12) 前記シャフトがスパインを備えており、前記閉鎖システムが閉鎖管を備えており、前記閉鎖管は、前記エンドエフェクタを前記クランプされている構成に配置するために第1の方向に、及び前記エンドエフェクタを前記クランプ解除されている構成に配置するために第2の方向に作動させられるように構成されており、前記第1の方向は、前記第2の方向の反対である、実施態様11に記載の外科用器具アセンブリ。
(13) 前記第1のベイルアウト部が、前記エンドエフェクタを前記クランプ解除されている構成に配置するために前記第1の方向に、及び前記エンドエフェクタを前記クランプされている構成に配置するために前記第2の方向に、前記スパインを作動させるように構成されている、実施態様12に記載の外科用器具アセンブリ。
(14) 前記第1のベイルアウト部が、
回転駆動入力部と、
前記回転駆動入力部によって作動されるように構成された駆動ねじと、
前記駆動ねじ及び前記スパインに連結されたアクチュエータ部分と、を備える、実施態様13に記載の外科用器具アセンブリ。
(15) 前記閉鎖システムが、前記閉鎖管を作動させるために前記外科用ロボットの駆動出力部によって作動されるように構成された直線に作動可能な駆動部分を備えており、前記直線に作動可能な駆動部分は、前記第2のベイルアウト部を備える、実施態様12に記載の外科用器具アセンブリ。
(16) 前記発射システムが、発射ストロークにわたって移動可能な発射部材を備えており、前記発射システムは、前記発射部材を後退させるように構成された発射システムベイルアウト部を更に備える、実施態様11に記載の外科用器具アセンブリ。
(17) 前記第1のベイルアウト部が前記外科用ロボットの電動アクチュエータからの干渉なしで使用されることができるように、前記外科用ロボットの前記電動アクチュエータを前記閉鎖システムのリニアアクチュエータと動作可能に係合解除するための手段を更に備える、実施態様11に記載の外科用器具アセンブリ。
(18) 内部に取り外し可能に格納された複数のステープルを含むステープルカートリッジを更に備える、実施態様11に記載の外科用器具アセンブリ。
(19) 外科用システムであって、
外科用器具アタッチメントアセンブリであって、
シャフトと、
エンドエフェクタと、を含む、外科用器具アタッチメントアセンブリと、
外科用ロボットに動作可能に取り付けられ、かつ前記外科用ロボットから取り外されるように構成された伝動アセンブリであって、前記外科用器具アタッチメントアセンブリは、前記伝動アセンブリに動作可能に取り付けられ、かつ前記伝動アセンブリから取り外されるように構成されており、伝動アセンブリは、
駆動ストローク中に第1の方向に、及び戻りストローク中に第2の方向に移動可能な駆動部材を備える駆動システムと、
前記伝動アセンブリが前記外科用ロボットに取り付けられているときに前記駆動部材を前記第1及び第2の方向に選択的に移動させるように構成された手動動作式ベイルアウト部と、を含む、伝動アセンブリと、を備える、外科用システム。
(20) 前記手動動作式ベイルアウト部が、前記駆動部材の前記駆動ストローク及び前記戻りストローク中に他の方法では作動させられない前記伝動アセンブリの構成要素を作動させるように構成されている、実施態様19に記載の外科用システム。
(21) 前記駆動システムが、前記エンドエフェクタをクランプ及びクランプ解除するように構成された閉鎖駆動システムを備える、実施態様19に記載の外科用システム。
(22) 内部に取り外し可能に格納された複数のステープルを含むステープルカートリッジを更に備える、実施態様19に記載の外科用システム。

Claims (10)

  1. 外科用ロボットに取り付けられ、かつ前記外科用ロボットから取り外されるように構成された外科用器具アセンブリであって、前記外科用器具アセンブリはハウジング及びモータを備え、前記外科用器具アセンブリは、
    ステープル発射ストロークにわたって遠位に移動可能なステープル発射駆動部を備える、ステープル発射システムと、
    前記ステープル発射システムとは独立して動作可能な、モータ駆動閉鎖システムと、
    シャフトと、
    エンドエフェクタであって、前記ステープル発射駆動部は、前記エンドエフェクタを通って遠位に移動可能であり、前記エンドエフェクタは、
    第1のジョーと、
    第2のジョーと
    ランプされている構成と、
    クランプ解除されている構成と、を含み、前記モータ駆動閉鎖システムは、前記外科用器具アセンブリが前記外科用ロボットに動作可能に取り付けられると、前記外科用ロボットによって作動させられて、前記エンドエフェクタを前記クランプされている構成及び前記クランプ解除されている構成に選択的に配置するように構成されている、エンドエフェクタと、
    前記外科用器具アセンブリが前記外科用ロボットから取り外されると、前記モータ駆動閉鎖システムを作動させて、前記エンドエフェクタを前記クランプされている構成及び前記クランプ解除されている構成に手動で配置するように構成された手動作動可能なエンドエフェクタ閉鎖システムベイルアウト部と、を備える、外科用器具アセンブリ。
  2. 前記シャフトがスパインを備えており、前記モータ駆動閉鎖システムが閉鎖管を備えており、前記閉鎖管は、前記エンドエフェクタを前記クランプされている構成に配置するために第1の方向に、及び前記エンドエフェクタを前記クランプ解除されている構成に配置するために第2の方向に作動させられるように構成されており、前記第1の方向は、前記第2の方向の反対である、請求項1に記載の外科用器具アセンブリ。
  3. 外科用ロボットに取り付けられ、かつ前記外科用ロボットから取り外されるように構成された外科用器具アセンブリであって、前記外科用器具アセンブリは、
    ステープル発射ストロークにわたって遠位に移動可能なステープル発射駆動部を備える、ステープル発射システムと、
    閉鎖システムと、
    シャフトと、
    エンドエフェクタであって、
    第1のジョーと、
    第2のジョーと、
    クランプされている構成と、
    クランプ解除されている構成と、を含み、前記閉鎖システムは、前記外科用器具アセンブリが前記外科用ロボットに動作可能に取り付けられると、前記外科用ロボットによって作動させられて、前記エンドエフェクタを前記クランプされている構成及び前記クランプ解除されている構成に選択的に配置するように構成されている、前記エンドエフェクタと、
    前記外科用器具アセンブリが前記外科用ロボットから取り外されると、前記閉鎖システムを作動させて、前記エンドエフェクタを前記クランプされている構成及び前記クランプ解除されている構成に手動で配置するように構成された手動作動可能である、閉鎖システムベイルアウト部と、を備え、
    前記シャフトがスパインを備えており、前記閉鎖システムが閉鎖管を備えており、前記閉鎖管は、前記エンドエフェクタを前記クランプされている構成に配置するために第1の方向に、及び前記エンドエフェクタを前記クランプ解除されている構成に配置するために第2の方向に作動させられるように構成されており、前記第1の方向は、前記第2の方向の反対であり、
    前記閉鎖システムベイルアウト部が、前記エンドエフェクタを前記クランプ解除されている構成に配置するために前記第1の方向に、及び前記エンドエフェクタを前記クランプされている構成に配置するために前記第2の方向に、前記スパインを作動させるように構成されている、外科用器具アセンブリ。
  4. 前記閉鎖システムベイルアウト部が、
    回転駆動入力部と、
    前記回転駆動入力部によって作動されるように構成された駆動ねじと、
    前記駆動ねじ及び前記スパインに連結されたアクチュエータ部分と、を備える、請求項3に記載の外科用器具アセンブリ。
  5. 前記モータ駆動閉鎖システムが、前記外科用ロボットの駆動出力部によって作動されるように構成された直線に作動可能な駆動部分を備えており、前記直線に作動可能な駆動部分は、前記外科用器具アセンブリが前記外科用ロボットから取り外されると、手動で作動されるように更に構成されている、請求項1に記載の外科用器具アセンブリ。
  6. 前記エンドエフェクタを前記シャフトに対して関節運動させるように構成された関節運動システムを更に備えており、前記関節運動システムは、前記外科用器具アセンブリが前記外科用ロボットから取り外されると、手動で作動されるように構成されたアクチュエータを備える、請求項1に記載の外科用器具アセンブリ。
  7. ステープル発射システムは、前記ステープル発射駆動部を後退させるように構成されたステープル発射システムベイルアウト部を更に備える、請求項1に記載の外科用器具アセンブリ。
  8. 外科用ロボットに取り付けられ、かつ前記外科用ロボットから取り外されるように構成された外科用器具アセンブリであって、前記外科用器具アセンブリは、
    ステープル発射ストロークにわたって遠位に移動可能なステープル発射駆動部を備える、ステープル発射システムと、
    閉鎖システムと、
    シャフトと、
    エンドエフェクタであって、
    第1のジョーと、
    第2のジョーと、
    クランプされている構成と、
    クランプ解除されている構成と、を含み、前記閉鎖システムは、前記外科用器具アセンブリが前記外科用ロボットに動作可能に取り付けられると、前記外科用ロボットによって作動させられて、前記エンドエフェクタを前記クランプされている構成及び前記クランプ解除されている構成に選択的に配置するように構成されている、前記エンドエフェクタと、
    前記外科用器具アセンブリが前記外科用ロボットから取り外されると、前記閉鎖システムを作動させて、前記エンドエフェクタを前記クランプされている構成及び前記クランプ解除されている構成に手動で配置するように構成された手動作動可能である、閉鎖システムベイルアウト部と、を備え
    閉鎖システムベイルアウト部が、第1の手動作動式ベイルアウト部を備えており、前記外科用器具アセンブリは、前記外科用器具アセンブリが前記外科用ロボットに取り付けられると、前記閉鎖システムを作動させて、前記エンドエフェクタを前記クランプされている構成及び前記クランプ解除されている構成に手動で配置するように構成された第2の手動作動可能なベイルアウト部を更に備える、外科用器具アセンブリ。
  9. エンドエフェクタ閉鎖システムベイルアウト部が前記外科用ロボットの電動アクチュエータからの干渉なしで使用されることができるように、前記外科用ロボットの前記電動アクチュエータを前記モータ駆動閉鎖システムのリニアアクチュエータと動作可能に係合解除するための手段を更に備える、請求項1に記載の外科用器具アセンブリ。
  10. 内部に取り外し可能に格納された複数のステープルを含むステープルカートリッジを更に備える、請求項1に記載の外科用器具アセンブリ。
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