JP7229493B2 - 圧迫損傷防止クッションの制御方法、装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents

圧迫損傷防止クッションの制御方法、装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 Download PDF

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Description

本出願は電子技術分野に関し、特に圧迫損傷防止クッションの制御方法、装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関する。
皮膚圧迫損傷、すなわち皮膚圧力損傷は、局所組織が長期間にわたり圧迫されて、持続的な虚血、低酸素、栄養失調が発生することにより起こる組織の潰瘍壊死のことである。皮膚圧力損傷は、臨床リハビリテーションや看護においてよく見られる問題である。
個人の体型、体重が異なることから、異なる人の異なる体位ではその皮膚圧力損傷の生じやすい部位が異なる。現在、臨床的に皮膚圧力損傷の生じやすい部位を判断する手法としては、通常、医療関係者により患者の圧迫部位での皮膚に色の変化、例えば皮膚が紫色や赤褐色になり、それとともに痛み、硬化、発熱、冷たさが伴うか否かを定期的に観察し、色が変わり且つ関連する合併反応のある部位が、皮膚圧力損傷の生じやすい部位として決定され、そして、現在、皮膚圧力損傷の生じやすい部位に対する予防ケアについては、主に当該部位を手動でマッサージすることにより予防・保護を行い、このため、現在、圧迫損傷の生じやすい部位に対する特定や予防・保護の効率が低く、正確性が制限されない。
本出願の実施例の主な目的は、手動方式で圧迫損傷の生じやすい部位の特定や予防・保護を行うことにより、効率が低くなり、正確性が制限されるという関連技術における問題を少なくとも解決できる圧迫損傷防止クッションの制御方法、装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供することである。
上記目的を達成するために、本出願の実施例の第1の態様は、
空気ポンプ、複数の独立空気室、及び圧力センサを含む圧迫損傷防止クッションに適用され、前記空気ポンプは、各前記独立空気室にそれぞれ給気及び排気を行い、各前記独立空気室の上面にそれぞれ前記圧力センサが設けられており、
前記圧力センサによって、各前記独立空気室にそれぞれ対応する圧力データをリアルタイムで収集するステップと、
前記圧力データに基づいて、現在予め設定された圧力放出条件を満たすターゲット独立空気室を決定するステップと、
前記空気ポンプを制御して、前記ターゲット独立空気室に排気処理を行わせるステップとを含む圧迫損傷防止クッションの制御方法を提供する。
上記目的を達成するために、本出願の実施例の第2の態様は、
空気ポンプ、複数の独立空気室、及び圧力センサを含む圧迫損傷防止クッションに適用され、前記空気ポンプは、各前記独立空気室にそれぞれ給気及び排気を行い、各前記独立空気室の上面にそれぞれ前記圧力センサが設けられており、
前記圧力センサによって、各前記独立空気室にそれぞれ対応する圧力データをリアルタイムで収集するための収集モジュールと、
前記圧力データに基づいて、現在予め設定された圧力放出条件を満たすターゲット独立空気室を決定するための決定モジュールと、
前記空気ポンプを制御して、前記ターゲット独立空気室に排気処理を行わせるための制御モジュールとを含む、圧迫損傷防止クッションの制御装置を提供する。
上記目的を達成するために、本出願の実施例の第3の態様は、
プロセッサ、メモリ、及び通信バスを含み、
前記通信バスは、前記プロセッサとメモリとを通信可能に接続することに用いられ、
前記プロセッサは、前記メモリに記憶された1つ又は複数のプログラムを実行することにより、上記のいずれか1つの圧迫損傷防止クッションの制御方法のステップを実現する電子装置を提供する。
上記目的を達成するために、本出願の実施例の第4の態様は、1つ又は複数のプログラムが記憶されており、前記1つ又は複数のプログラムは、1つ又は複数のプロセッサにより実行されて、上記のいずれか1つの圧迫損傷防止クッションの制御方法のステップを実現するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。
本出願の実施例による圧迫損傷防止クッションの制御方法、装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体によれば、圧力センサによって、各独立空気室にそれぞれ対応する圧力データをリアルタイムで収集し、圧力データに基づいて、現在予め設定された圧力放出条件を満たすターゲット独立空気室を決定し、空気ポンプを制御して、ターゲット独立空気室に排気処理を行わせる。本出願を実施することによって、圧力センサを圧迫損傷防止クッションのそれぞれの独立空気室の上面に設けることにより、空気室の表面と接触する人体の部位が感じられる圧力を自動的に検出することで圧迫損傷の生じやすい部位を特定し、圧迫損傷の生じやすい部位に対応する独立空気室を自動的に排気して圧力を放出し、それにより、圧迫損傷の生じやすい部位に対する予防ケアを実現し、圧迫損傷の生じやすい部位の特定や予防・保護の効率及び正確性を効果的に向上させる。
本出願の他の特徴及び対応する効果は、明細書の後の部分において記載して説明し、且つ、少なくとも一部の効果が本出願の明細書における記載より明らかになることが理解できる。
本出願の実施例又は従来技術における技術案をより明確に説明するために、以下、実施例又は従来技術の説明に使用される図面を簡単に説明するが、明らかなように、以下の説明における図面は本出願の一部の実施例に過ぎず、当業者であれば、創造的な努力を必要とせずに、これらの図面に基づいて他の図面を得ることもできる。
本出願の第1の実施例による圧迫損傷防止クッションの構造模式図である。 本出願の第1の実施例による圧迫損傷防止クッションの制御方法の基本的な手順の模式図である。 本出願の第2の実施例による圧迫損傷防止クッションの制御方法の詳細な手順の模式図である。 本出願の第3の実施例による圧迫損傷防止クッションの制御装置の構造模式図である。 本出願の第4の実施例による電子装置の構造模式図である。
本出願の出願の目的、特徴、利点をより明らか且つ理解しやすくするために、以下、本出願の実施例の図面を参照して、本出願の実施例の技術案を明確かつ完全に説明するが、明らかなように、説明する実施例は本出願の実施例の一部に過ぎず、全ての実施例ではない。当業者が本出願の実施例に基づいて創造的な努力を必要とせずに得られる全ての他の実施例は、本出願の保護範囲に属する。
第1の実施例
手動方式で圧迫損傷の生じやすい部位の特定や予防・保護を行うことにより、効率が低くなり、正確性が制限されるという関連技術における技術的問題を解決するために、本実施例は圧迫損傷防止クッションの制御方法を提案しており、空気ポンプ、複数の独立空気室及び圧力センサを含む圧迫損傷防止クッションに適用され、空気ポンプは、各独立空気室にそれぞれ給気及び排気を行い、各独立空気室の上面にそれぞれ圧力センサが設けられている。
図1には、本実施例による圧迫損傷防止クッションの構造模式図が示されており、ここで、圧迫損傷防止クッションの上面において点線で分割された矩形がそれぞれ1つの独立空気室に対応し、各独立空気室の表面での黒点が全て圧力センサであり、圧力センサは、選択的に、マイクロ極薄型動的圧力センサであってもよく、つまり、該圧迫損傷防止クッションは6×10個の独立空気室からなり、各独立空気室の表面に4×5個の圧力センサが分布しており、本実施例では、一般的なユーザの体つきを考慮して、単一の独立空気室の体と接触した面、すなわち対応するクッション表面のサイズが19cm×15cmであり、圧迫損傷防止クッション全体の面積が190cm×90cmであり、また、図においては空気ポンプが示されていない。
なお、実際に使用される際に、正常な場合、各独立空気室が一定の圧力に維持され、圧迫損傷防止クッションのクッション表面が平坦に保持される。且つ、独立空気室の形状は本実施例の矩形に制限されず、円形などとしてもよく、また、独立空気室の数は実際の使用ニーズに応じて設定されてもよく、さらに、圧力センサは本実施例のように各独立空気室に複数設けられる場合に制限されず、単一の独立空気室に1つだけの圧力センサが設けられてもよい。
図2には、本実施例による圧迫損傷防止クッションの制御方法の基本的な手順の模式図が示されており、本実施例で提案された圧迫損傷防止クッションの制御方法は、ステップ201~ステップ203を含む。
ステップ201、圧力センサによって、各独立空気室にそれぞれ対応する圧力データをリアルタイムで収集する。
具体的には、本実施例では、ユーザが臥位で圧迫損傷防止クッションを使用する場合、圧迫損傷防止クッションが圧迫されて、クッション表面に設けられた圧力センサが圧迫を検知し、力が相互なものであるため、圧力センサにより検出された圧力が人体の受けた反作用力と等しく、このように、圧迫損傷防止クッションを利用するユーザの体への圧力状況が自動的に検知される。本実施例における圧迫損傷防止クッションが複数の独立空気室に分割されるため、各独立空気室は1つの圧力データに対応する。なお、本実施例では、リアルタイムな収集は圧力データを持続的に収集することに制限されず、実際に使用する際には、予め設定された時間おきに圧力データを1回収集してもよい。
選択的に、圧力センサによって、各独立空気室にそれぞれ対応する圧力データをリアルタイムで収集する前に、現在予め設定された圧迫損傷防止クッションのトリガー制御条件を満たすか否かを判断し、満たす場合、圧力センサによって、各独立空気室にそれぞれ対応する圧力データをリアルタイムで収集するステップを実行するステップをさらに含む。
具体的には、実際に使用する際には、本実施例では、圧迫損傷防止クッションの制御手順が予め設定された条件によりトリガーされ、その1つは、現在外部から入力されたトリガー制御命令を受信したか否かを判断することであり、受信した場合、該予め設定された条件が満たされ、つまり、外部から手動でトリガーされ得、もう1つは、現在前記圧迫損傷防止クッションの上に臥位人体があるか否かを検出することであり、ある場合、該予め設定された条件が満たされ、つまり、自動検出によりトリガーされ得る。
選択的に、圧力センサによって、各独立空気室にそれぞれ対応する圧力データをリアルタイムで収集した後、収集した全ての圧力データを統計するステップと、統計結果に基づいて各独立空気室の圧力表示データを決定するステップであって、圧力表示データは独立空気室の圧迫状況を表すステップと、全ての独立空気室の圧力表示データに従って、圧力分布図を生成して出力するステップとをさらに含む。
具体的には、本実施例では、各独立空気室は1つの圧力データに対応し、同一時刻に各空気室が人体の異なる部位からの圧力を受けるので、全ての空気室の圧力データに一定のばらつきが認められる。本実施例では、統計した圧力データに基づいて、異なる独立空気室の圧迫状況を表し、例えば圧力データ自体(数値)で表してもよく、色で表してもよく、例えば圧迫が強いほど、対応する色が暗くなり、次に、全ての圧力表示データに基づいて、圧迫損傷防止クッション全体の圧迫状況を視覚的に表現する圧力分布図を生成し、外部から把握できるように外部に出力する。
ステップ202、圧力データに基づいて、現在予め設定された圧力放出条件を満たすターゲット独立空気室を決定する。
具体的には、本実施例では、圧力放出条件を満たす独立空気室は圧迫損傷の生じやすいユーザの部位に対応する独立空気室であり、該独立空気室の位置は収集した圧力データを分析することにより得られる。
選択的に、圧力放出条件として、圧力データが予め設定された第1の圧力データ閾値を超え、且つ第1の圧力データ閾値を超える持続時間が予め設定された時間閾値を超えることを含む。
具体的には、実際に使用する際には、検出したある独立空気室に対応する圧力データの数値が大きいほど、該独立空気室がより強く圧迫され、つまり、ユーザの体のうち該独立空気室に対応する部位が大きな圧力を受けることを示し、そして、持続的に強い圧力を受けると、ユーザの対応する部位での皮膚に圧力損傷が生じやすくなる。本実施例では、ここでの第1の圧力データ閾値である臨界損傷圧力は32mmHgであってもよく、時間閾値である臨界時間は10分間であってもよい。
ステップ203、空気ポンプを制御して、ターゲット独立空気室に排気処理を行わせる。
具体的には、本実施例は、空気ポンプによって、ユーザの体の圧迫損傷の生じやすい部位に対応する独立空気室に自動排気圧力放出を行い、ユーザの該部位での皮膚への圧力を低減させ、一方、臨界圧力以下にある人体の他の部位に対しては、排気圧力放出を自動的に施されず、このように、ユーザの体が皮膚圧力損傷を低減させるのに最適な体位にあるようにし、皮膚圧迫損傷を効率的かつ正確に予防・保護することを可能なものとする。
選択的に、空気ポンプを制御して、ターゲット独立空気室に排気処理を行わせる方式には、以下の2つの方式が含まれるが、これらに制限されない。
方式1、空気ポンプを制御して、予め設定された排気時間内に、ターゲット独立空気室に排気処理を行わせる。
方式2、空気ポンプを制御して、ターゲット独立空気室の圧力データが予め設定された第2の圧力データ閾値よりも低くなるまでターゲット独立空気室に排気処理を行わせる。
具体的には、実際に使用する際には、排気圧力放出の終了条件は圧力と時間の両方に基づいて決定され、例えば、ターゲット独立空気室に排気圧力放出を20mmHgとなるまで行ってもよいし、ターゲット独立空気室を制御して予め設定された流量に従って圧力を10分間持続して放出させてもよい。なお、本実施例では、第2の圧力データ閾値は前述第1の圧力データ閾値よりも低い。且つ、なお、実際に使用する際には、ターゲット独立空気室を第2の圧力データ閾値よりも低くなるまで排気した後、実際に使用する際には、ユーザの圧迫損傷の生じやすい部位を十分に緩和するように、該圧力での保持時間を設定してもよい。
選択的に、空気ポンプを制御して、ターゲット独立空気室に排気処理を行わせた後、排気処理が終了したときに、空気ポンプを制御して、ターゲット独立空気室が排気処理前の初期圧力に戻るまでターゲット独立空気室に給気処理を行わせるステップをさらに含む。
具体的には、本実施例では、ターゲット独立空気室に対する排気処理を完了し、ユーザの圧迫損傷の生じやすい部位での圧力を緩和した後、自動的に給気して加圧し該独立空気室を正常な気圧に回復させ、それにより、圧迫損傷防止クッションのクッション表面を平坦にし、このように、手動による給気加圧よりも効率的であり、制御性がより向上する。
なお、実際に使用する際には、該圧迫損傷防止クッションを利用したユーザの休憩に悪影響を与えず、ユーザへ不快さをもたらさないように、本実施例では、給気及び排気を行うときに、予め設定された調整速度閾値よりも低い調整速度で給気及び排気を行い、つまり、給気及び排気がともに穏やかな状態で行われることが確保される。
選択的に、空気ポンプを制御して、ターゲット独立空気室に排気処理を行わせる前に、現在予め設定された自動圧力放出トリガー条件を満たすか否かを判断するステップと、自動圧力放出トリガー条件を満たす場合、空気ポンプを制御して、ターゲット独立空気室に排気処理を行わせるステップを実行するステップと、自動圧力放出トリガー条件を満たさない場合、現在圧迫損傷防止クッションを使用しているユーザの体のうちターゲット独立空気室に対する部位が圧迫損傷の生じやすい部位であることを示す圧迫損傷の早期警告を出力するステップとをさらに含む。
具体的には、本実施例では、一部の適用シナリオでは空気ポンプを用いてターゲット独立空気室に自動圧力放出を行うプロセスが操作されにくいか、該ターゲット独立空気室が今のところさらなる圧力放出に適していないことを考慮して、本実施例では、自動圧力放出トリガー条件を満たさない場合、圧迫損傷の早期警告を出力することによって、外部例えば医療関係者に圧迫損傷の生じやすい部位を提示し、それにより、医療関係者が提示に従って圧迫損傷の生じやすい部位を手動でマッサージして、ユーザのこの体の部位での圧力を緩和することができる。なお、本実施例では、自動圧力放出トリガー条件として、ターゲット独立空気室の現在の気体流量が予め設定された流量閾値よりも高い、及び/又は、現在圧迫損傷防止クッションを使用しているユーザの体重が予め設定された体重閾値よりも低いことであってもよい。
選択的に、本実施例の圧迫損傷防止クッションの制御方法は、現在予め設定された局所複合圧力放出条件を満たすか否かを判断するステップと、局所複合圧力放出条件を満たす場合、空気ポンプを制御して、圧迫損傷防止クッションのうち、現在圧迫損傷防止クッションを使用しているユーザの体の両側に対応する局所の複数の独立空気室に複合排気処理を行わせるステップと、複合排気処理が終了したときに、空気ポンプを制御して、複数の独立空気室が同時に排気処理前の初期圧力に戻るまで複数の独立空気室に複合給気処理を行わせるステップとをさらに含む。
具体的には、本実施例は、予め設定された局所複合圧力放出条件を満たす場合、それぞれ圧迫損傷防止クッションのうちユーザの体の左側又は右側に対応する複数の独立空気室に同時に排気圧力放出処理を行い、次に、排気処理が終了した後、これらの独立空気室に同時に給気加圧処理を行うことによって、寝返りのような効果を果たし、このように、ユーザの体の広範な部位への受力による圧迫を一括して緩和するようにしてもよい。なお、本実施例では、局所複合圧力放出条件は時間に関連してもよく、つまり、予め設定された時間間隔が経過すると、局所複合圧力放出条件が満たされる。
本出願の実施例による圧迫損傷防止クッションの制御方法によれば、圧力センサによって、各独立空気室にそれぞれ対応する圧力データをリアルタイムで収集し、圧力データに基づいて、現在予め設定された圧力放出条件を満たすターゲット独立空気室を決定し、空気ポンプを制御して、ターゲット独立空気室に排気処理を行わせる。本出願を実施することによって、圧力センサを圧迫損傷防止クッションのそれぞれの独立空気室の上面に設けることにより、空気室の表面と接触する人体の部位が感じられる圧力を自動的に検出することで圧迫損傷の生じやすい部位を特定し、圧迫損傷の生じやすい部位に対応する独立空気室を自動的に排気して圧力を放出し、それにより、圧迫損傷の生じやすい部位に対する予防ケアを実現し、圧迫損傷の生じやすい部位の特定や予防・保護の効率及び正確性を効果的に向上させる。
第2の実施例
本出願の技術案をよりよく説明するために、図3の方法は本実施例による圧迫損傷防止クッションの詳細な制御方法であり、空気ポンプ、複数の独立空気室及び圧力センサを含む圧迫損傷防止クッションに適用され、空気ポンプは各独立空気室にそれぞれ給気及び排気を行い、各独立空気室の上面にそれぞれ圧力センサが設けられており、該圧迫損傷防止クッションの制御方法は、具体的には、ステップ301~ステップ308を含む。
ステップ301、圧迫損傷防止クッションがユーザの体による圧力を受けたときに、圧力センサによって、各独立空気室にそれぞれ対応する圧力データをリアルタイムで収集する。
具体的には、実際に使用する際には、正常な場合、各独立空気室が一定の圧力に維持され、圧迫損傷防止クッションのクッション表面が平坦に保持される。ユーザにより使用されるときに、圧迫損傷防止クッションの空気室がユーザからの圧迫を受けて、クッション表面に設けられた圧力センサが圧迫を検知し、各独立空気室は1つの圧力データに対応する。
ステップ302、収集した全ての圧力データに基づいて、各独立空気室の圧力表示データを決定する。
具体的には、本実施例の圧力表示データは独立空気室の圧迫状況を表し、ここでの圧力表示データは、圧力データ自体であってもよく、圧力データの色に関連付けられてもよい。
ステップ303、全ての独立空気室の圧力表示データに従って、圧力分布図を生成して出力する。
本実施例では、全ての圧力表示データに基づいて、圧迫損傷防止クッション全体の圧迫状況を視覚的に表現する圧力分布図を生成し、外部から把握できるように外部に出力する。
ステップ304、現在圧力データが予め設定された第1の圧力データ閾値を超え、且つ第1の圧力データ閾値を超える持続時間が、予め設定された時間閾値を超えるターゲット独立空気室を決定する。
本実施例では、検出したある独立空気室に対応する圧力データの数値が大きいほど、該独立空気室がより強く圧迫され、つまり、ユーザの体のうち該独立空気室に対応する部位が大きな圧力を受けることを示し、そして、持続的に強い圧力を受けると、ユーザの対応する部位の皮膚に圧力損傷が生じやすくなり、それにより、皮膚圧迫損傷の生じやすい部位を効率的かつ正確に特定する。
ステップ305、現在予め設定された自動圧力放出トリガー条件を満たすか否かを判断し、満たす場合、ステップ306を実行し、次にステップ307を実行し、満たさない場合、ステップ308を実行する。
本実施例では、自動圧力放出トリガー条件として、ターゲット独立空気室の現在の気体流量が予め設定された流量閾値よりも高い、及び/又は、現在圧迫損傷防止クッションを使用しているユーザの体重が予め設定された体重閾値よりも低いことであってもよい。
ステップ306、空気ポンプを制御して、予め設定された排気時間内に、ターゲット独立空気室に排気処理を行わせる。
本実施例では、本実施例は、空気ポンプによって、ユーザの体のうち圧迫損傷の生じやすい部位に対応する独立空気室に自動的排気圧力放出を行うことによって、ユーザの該部位の皮膚での圧力を低減させ、ユーザの体が皮膚圧力損傷を低減させるのに最適な体位にあるようにし、皮膚圧迫損傷の生じやすい部位を効率的かつ正確に予防・保護することを可能なものとする。
ステップ307、排気処理が終了したときに、空気ポンプを制御して、ターゲット独立空気室が排気処理前の初期圧力に戻るまでターゲット独立空気室に給気処理を行わせる。
本実施例では、ターゲット独立空気室に対する排気処理を完了し、ユーザの圧迫損傷の生じやすい部位での圧力を緩和した後、自動的に給気して加圧し該独立空気室を正常な気圧に回復させ、それにより、圧迫損傷防止クッションのクッション表面を平坦に回復させる。
ステップ308、ユーザの体のうちターゲット独立空気室に対応する部位が圧迫損傷の生じやすい部位であることを示す圧迫損傷の早期警告を出力する。
具体的には、一部の適応シナリオでは空気ポンプを用いてターゲット独立空気室に自動圧力放出を行うプロセスが操作されにくいか、又は該ターゲット独立空気室が今のところさらなる圧力放出に適していないことを考慮して、本実施例では、自動圧力放出トリガー条件を満たさない場合、圧迫損傷の早期警告を出力することによって、外部例えば医療関係者に圧迫損傷の生じやすい部位を提示し、それにより、医療関係者が提示に従って圧迫損傷の生じやすい部位を手動でマッサージして、ユーザのこの体の部位での圧力を緩和することができる。
なお、本実施例では、各ステップの番号の大きさは、ステップを実行する順番を示すものではなく、各ステップを実行する順番はその機能及び内部ロジックにより決定され、本出願の実施例の実施過程に対する一意な限定にならない。
本出願の実施例による圧迫損傷防止クッションの制御方法によれば、圧力センサによって、各独立空気室にそれぞれ対応する圧力データをリアルタイムで収集し、収集した圧力データに基づいて圧力分布図を生成して出力し、次に、圧力データに基づいて、現在予め設定された圧力放出条件を満たすターゲット独立空気室を決定し、最後に、自動圧力放出トリガー条件を満たす場合、空気ポンプを制御して、ターゲット独立空気室に排気処理を行わせ、排気処理が終了した後、空気ポンプを制御して、ターゲット独立空気室に給気処理を行わせて初期圧力に回復し、自動圧力放出トリガー条件を満たさない場合、圧迫損傷の早期警告を出力する。本出願を実施することによって、圧力センサを圧迫損傷防止クッションのそれぞれの独立空気室の上面に設けることにより、空気室の表面と接触する人体の部位が感じられる圧力を自動的に検出することで圧迫損傷の生じやすい部位を特定し、圧迫損傷の生じやすい部位に対応する独立空気室を自動的に排気して圧力を放出し、それにより、圧迫損傷の生じやすい部位に対する予防ケアを実現し、圧迫損傷の生じやすい部位の特定や予防・保護の効率及び正確性を効果的に向上させる。
第3の実施例
手動方式で圧迫損傷の生じやすい部位の特定や予防・保護を行うことにより、効率が低くなり、正確性が制限されるという関連技術における問題を解決するために、本実施は、圧迫損傷防止クッションの制御装置を例示しており、空気ポンプ、複数の独立空気室及び圧力センサを含む圧迫損傷防止クッションに適用され、空気ポンプは各独立空気室にそれぞれ給気及び排気を行い、各独立空気室の上面にそれぞれ圧力センサが設けられており、具体的には、図4を参照して、本実施例の圧迫損傷防止クッションの制御装置は、
圧力センサによって、各独立空気室にそれぞれ対応する圧力データをリアルタイムで収集するための収集モジュール401と、
圧力データに基づいて、現在予め設定された圧力放出条件を満たすターゲット独立空気室を決定するための決定モジュール402と、
空気ポンプを制御して、ターゲット独立空気室に排気処理を行わせるための制御モジュール403とを含む。
本実施例のいくつかの実施形態では、圧力放出条件は、圧力データが予め設定された第1の圧力データ閾値を超え、且つ第1の圧力データ閾値を超える持続時間が、予め設定された時間閾値を超えることを含む。
本実施例のいくつかの実施形態では、制御モジュール403は、具体的には、空気ポンプを制御して、予め設定された排気時間内に、ターゲット独立空気室に排気処理を行わせるか、又は、空気ポンプを制御して、ターゲット独立空気室の圧力データが予め設定された第2の圧力データ閾値よりも低くなるまでターゲット独立空気室に排気処理を行わせることに用いられる。
本実施例のいくつかの実施形態では、制御モジュール503はさらに、排気処理が終了したときに、空気ポンプを制御して、ターゲット独立空気室が排気処理前の初期圧力に戻るまでターゲット独立空気室に給気処理を行わせることに用いられる。
本実施例のいくつかの実施形態では、圧迫損傷防止クッションの制御装置は、圧力センサによって、各独立空気室にそれぞれ対応する圧力データをリアルタイムで収集した後、収集した全ての圧力データを統計し、統計結果に基づいて、独立空気室の圧迫状況を表す各独立空気室の圧力表示データを決定し、全ての独立空気室の圧力表示データに従って、圧力分布図を生成して出力するための出力モジュールをさらに含む。
さらに、本実施例のいくつかの実施形態では、圧迫損傷防止クッションの制御装置は、現在予め設定された自動圧力放出トリガー条件を満たすか否かを判断する判断モジュールをさらに含む。それに対応して、自動圧力放出トリガー条件を満たす場合、制御モジュール403は、空気ポンプを制御して、ターゲット独立空気室に排気処理を行わせる機能を実行し、自動圧力放出トリガー条件を満たさない場合、出力モジュールはさらに、現在圧迫損傷防止クッションを使用しているユーザの体のうちターゲット独立空気室に対する部位が圧迫損傷の生じやすい部位であることを示す圧迫損傷の早期警告を出力することに用いられる。
さらに、本実施例のいくつかの実施形態では、判断モジュールはさらに、現在予め設定された局所複合圧力放出条件を満たすか否かを判断することに用いられる。それに対応して、制御モジュール403はさらに、局所複合圧力放出条件を満たす場合、空気ポンプを制御して、圧迫損傷防止クッションのうち現在圧迫損傷防止クッションを使用しているユーザの体の両側に対する局所の複数の独立空気室に複合排気処理を行わせること、及び、複合排気処理が終了したときに、空気ポンプを制御して、複数の独立空気室が同時に排気処理前の初期圧力に戻るまで複数の独立空気室に複合給気処理を行わせることに用いられる。
なお、前述実施例における圧迫損傷防止クッションの制御方法は、すべて、本実施例による圧迫損傷防止クッションの制御装置によって実現されてもよく、当業者にとって明らかなように、説明の便宜及び簡素さから、本実施例で説明する圧迫損傷防止クッションの制御装置の具体的な作動プロセスについては、前述方法実施例の対応するプロセスを参照すればよく、ここでは詳しく説明しない。
本実施例による圧迫損傷防止クッションの制御装置を用いると、圧力センサによって、各独立空気室にそれぞれ対応する圧力データをリアルタイムで収集し、圧力データに基づいて、現在予め設定された圧力放出条件を満たすターゲット独立空気室を決定し、空気ポンプを制御して、ターゲット独立空気室に排気処理を行わせる。本出願を実施することによって、圧力センサを圧迫損傷防止クッションのそれぞれの独立空気室の上面に設けることにより、空気室の表面と接触する人体の部位が感じられる圧力を自動的に検出することで圧迫損傷の生じやすい部位を特定し、圧迫損傷の生じやすい部位に対応する独立空気室を自動的に排気して圧力を放出し、それにより、圧迫損傷の生じやすい部位に対する予防ケアを行い、圧迫損傷の生じやすい部位の特定や予防・保護の効率及び正確性を効果的に向上させる。
第4の実施例
本実施例は電子装置を提供し、図5に示すように、この電子装置は、プロセッサ501、メモリ502及び通信バス503を含み、これらのうち、通信バス503は、プロセッサ501とメモリ502とを通信可能に接続し、プロセッサ501は、メモリ502に記憶された1つ又は複数のコンピュータプログラムを実行することで、上記実施例1における圧迫損傷防止クッションの制御方法の少なくとも1つのステップを実現する。
本実施例はさらにコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、該コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、情報(例えばコンピュータ読み取り可能な命令、データ構成、コンピュータプログラムモジュールや他のデータ)を記憶するための任意の方法又は技術において実施される揮発性又は不揮発性、リムーバブル又は非リムーバブル媒体を含む。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、RAM(Random Access Memory、ランダムアクセスメモリ)、ROM(Read-Only Memory、読み取り専用メモリ)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable read only memory、電気的消去可能でプログラム可能な読み取り専用メモリ)、フラッシュメモリ又は他のメモリ技術、CD-ROM(Compact Disc Read-Only Memory、コンパクトディスク読み取り専用メモリ)、デジタル多機能ディスク(DVD)又は他の光ディスク記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置又は他の磁気記憶装置、又は所望の情報を記憶できるとともにコンピュータによりアクセス可能な任意の他の媒体を含むが、これらに制限されない。
本実施例のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、1つ又は複数のコンピュータプログラムを記憶することができ、それに記憶された1つ又は複数のコンピュータプログラムは、プロセッサにより実行されて、上記実施例1における方法の少なくとも1つのステップを実現する。
本実施例はさらにコンピュータプログラムを提供し、該コンピュータプログラムはコンピュータ読み取り可能な媒体に配置されて、計算装置により実行され、上記実施例1における方法の少なくとも1つのステップを実現し、さらに、いくつかの場合、上記実施例で記載の順番と異なるものに従って、示す又は説明する少なくとも1つのステップを実行してもよい。
本実施例はさらにコンピュータプログラム製品を提供し、このコンピュータプログラム製品は、コンピュータ読み取り可能な装置を含み、該コンピュータ読み取り可能な装置には、前述したコンピュータプログラムが記憶されている。本実施例では、該コンピュータ読み取り可能な装置は、前述したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を含んでもよい。
これから分かるように、当業者であれば、以上で開示された方法の全て又は一部のステップ、システム、装置の機能モジュール/ユニットはソフトウェア(計算装置実行可能なコンピュータプログラムコードにより実現されてもよい)、ファームウェア、ハードウェア及びこれらの適切な組み合わせとして実施できることが理解できる。ハードウェア実施形態では、以上の記載に言及された機能モジュール/ユニットの分割は、物理コンポーネントの分割に対応するとは限らず、例えば、1つの物理コンポーネントは、複数の機能、又は1つの機能を有してもよく、又はステップはいくつかの物理コンポーネントが協力して実行してもよい。一部の物理コンポーネント又は全ての物理コンポーネントはプロセッサ、例えば中央プロセッサ、デジタル信号プロセッサ又はマイクロプロセッサにより実行されるソフトウェア、又はハードウェア、又は集積回路、例えば特定用途向け集積回路として実装されてもよい。
さらに、当業者にとって公知のとおり、通信媒体は、通常、コンピュータ読み取り可能な命令、データ構成、コンピュータプログラムモジュール又はキャリアや他の伝送機構のような変調データ信号のうちの他のデータを含み、且つ任意の情報配信媒体を含んでもよい。このため、本出願は、任意の特定のハードウェアとソフトウェアとの組み合わせに制限されない。
以上の内容は、特定の実施形態を参照して本出願の実施例について行われたさらに詳細な説明であり、本出願の具体的な実施がこれらの説明に制限されると理解できない。当業者にとっては、本出願の構想を逸脱することなく、いくつかの簡単な推論又は置換を行うことができ、これらはすべて本出願の保護範囲に属するものとする。

Claims (10)

  1. 圧迫損傷防止クッションであって、
    空気ポンプ、複数の独立空気室、圧力センサ、及び制御装置を含
    前記空気ポンプは、各前記独立空気室にそれぞれ給気及び排気を行い、
    前記圧力センサはそれぞれ各前記独立空気室の上面に設けられており、各前記独立空気室にそれぞれ対応する圧力データをリアルタイムで収集することに用いられ
    前記制御装置は、前記圧力データに基づいて、現在予め設定された圧力放出条件を満たすターゲット独立空気室を決定するためのものであり前記予め設定された圧力放出条件は、前記圧力データが予め設定された第1の圧力データ閾値を超え、且つ前記第1の圧力データ閾値を超える持続時間が予め設定された時間閾値を超えることを含み、
    前記制御装置は、更に、前記ターゲット独立空気室が予め設定された自動圧力放出トリガー条件を満たすか否かを判断することに用いられ、前記自動圧力放出トリガー条件は、前記ターゲット独立空気室の現在の気体流量が予め設定された流量閾値よりも高いこと、及び/又は、現在圧迫損傷防止クッションを使用しているユーザの体重が予め設定された体重閾値よりも低いことを含み、
    前記制御装置は、前記自動圧力放出トリガー条件を満たす場合、前記空気ポンプを制御して、前記ターゲット独立空気室に排気処理を行わせることに用いられ
    前記制御装置は、前記自動圧力放出トリガー条件を満たさない場合、現在前記圧迫損傷防止クッションを使用しているユーザの体のうち前記ターゲット独立空気室に対応する部位が圧迫損傷の発生しやすい部位であることを示す圧迫損傷の早期警告を出力することに用いられる、ことを特徴とする圧迫損傷防止クッション。
  2. 前記制御装置は、前記空気ポンプを制御して、予め設定された排気時間内に、前記ターゲット独立空気室に排気処理を行わせること、又は
    前記空気ポンプを制御して、前記ターゲット独立空気室の圧力データが予め設定された第2の圧力データ閾値よりも低くなるまで前記ターゲット独立空気室に排気処理を行わせることに用いられる、ことを特徴とする請求項1に記載の圧迫損傷防止クッション。
  3. 前記制御装置は、更に、
    前記排気処理が終了したときに、前記空気ポンプを制御して、前記ターゲット独立空気室が前記排気処理前の初期圧力に戻るまで前記ターゲット独立空気室に給気処理を行わせることに用いられる、ことを特徴とする請求項1に記載の圧迫損傷防止クッション。
  4. 前記制御装置は、更に、
    収集した全ての圧力データを統計することと、
    統計結果に基づいて各前記独立空気室の圧力表示データを決定することであって、前記圧力表示データは前記独立空気室の圧迫状況を表すことと、
    全ての前記独立空気室の圧力表示データに従って、圧力分布図を生成して出力することとに用いられる、ことを特徴とする請求項1に記載の圧迫損傷防止クッション。
  5. 前記制御装置は、更に、
    現在予め設定された局所複合圧力放出条件を満たすか否かを判断することであって、前記局所複合圧力放出条件は予め設定された時間間隔であることと、
    前記局所複合圧力放出条件を満たす場合、前記空気ポンプを制御して、前記圧迫損傷防止クッションのうち、現在前記圧迫損傷防止クッションを使用しているユーザの体の両側に対応する局所の複数の独立空気室に複合排気処理を行わせることと、
    前記複合排気処理が終了したときに、前記空気ポンプを制御して、前記複数の独立空気室が同時に前記排気処理前の初期圧力に戻るまで前記複数の独立空気室に複合給気処理を行わせることとに用いられる、ことを特徴とする請求項1~のいずれか1項に記載の圧迫損傷防止クッション。
  6. 圧迫損傷防止クッションの制御装置であって、
    空気ポンプ、複数の独立空気室、及び圧力センサを含む圧迫損傷防止クッションに適用され、
    前記空気ポンプは、各前記独立空気室にそれぞれ給気及び排気を行い、各前記独立空気室の上面にそれぞれ前記圧力センサが設けられており、
    前記制御装置は、前記圧力センサによって、各前記独立空気室にそれぞれ対応する圧力データをリアルタイムで収集するための収集モジュールと、
    前記圧力データに基づいて、現在予め設定された圧力放出条件を満たすターゲット独立空気室を決定するための決定モジュールと、
    前記圧力データに基づいて、現在、予め設定された圧力放出条件を満たすターゲット独立空気室を決定するための制御モジュールであって、前記予め設定された圧力放出条件は、前記圧力データが予め設定された第1の圧力データ閾値を超え、且つ前記第1の圧力データ閾値を超える持続時間が予め設定された時間閾値を超える制御モジュールとを含み、
    前記制御モジュールは、更に、前記ターゲット独立空気室が予め設定された自動圧力放出トリガー条件を満たすか否かを判断することに用いられ、前記自動圧力放出トリガー条件は、前記ターゲット独立空気室の現在の気体流量が予め設定された流量閾値よりも高いこと、及び/又は、現在圧迫損傷防止クッションを使用しているユーザの体重が予め設定された体重閾値よりも低いことを含み、
    前記制御モジュールは、前記自動圧力放出トリガー条件を満たす場合、前記空気ポンプを制御して、前記ターゲット独立空気室に排気処理を行わせることに用いられ
    前記制御モジュールは、前記自動圧力放出トリガー条件を満たさない場合、現在前記圧迫損傷防止クッションを使用しているユーザの体のうち前記ターゲット独立空気室に対応する部位が圧迫損傷の発生しやすい部位であることを示す圧迫損傷の早期警告を出力することに用いられることを特徴とする圧迫損傷防止クッションの制御装置。
  7. 電子装置であって、
    空気ポンプ、複数の独立空気室、及び圧力センサを含む圧迫損傷防止クッションに適用され、
    前記空気ポンプは、各前記独立空気室にそれぞれ給気及び排気を行い、各前記独立空気室の上面にそれぞれ前記圧力センサが設けられて、各前記独立空気室にそれぞれ対応する圧力データをリアルタイムで収集し、
    前記電子装置は、プロセッサ、メモリ、及び通信バスを含み、
    前記通信バスは、前記プロセッサとメモリとを通信可能に接続することに用いられ、
    前記プロセッサは、前記メモリに記憶された1つ又は複数のプログラムを実行することにより、
    前記圧力データに基づいて、現在、予め設定された圧力放出条件を満たすターゲット独立空気室を決定することであって、前記予め設定された圧力放出条件は、前記圧力データが予め設定された第1の圧力データ閾値を超え、且つ前記第1の圧力データ閾値を超える持続時間が予め設定された時間閾値を超えることと、
    前記ターゲット独立空気室が予め設定された自動圧力放出トリガー条件を満たすか否かを判断することであって、前記自動圧力放出トリガー条件は、前記ターゲット独立空気室の現在の気体流量が予め設定された流量閾値よりも高いこと、及び/又は、現在圧迫損傷防止クッションを使用しているユーザの体重が予め設定された体重閾値よりも低いことと、
    前記自動圧力放出トリガー条件を満たす場合、前記空気ポンプを制御して、前記ターゲット独立空気室に排気処理を行わせることと、
    前記自動圧力放出トリガー条件を満たさない場合、現在前記圧迫損傷防止クッションを使用しているユーザの体のうち前記ターゲット独立空気室に対応する部位が圧迫損傷の発生しやすい部位であることを示す圧迫損傷の早期警告を出力することとを実現することに用いられる、ことを特徴とする電子装置。
  8. 前記プロセッサは、更に、前記メモリに記憶された1つ又は複数のプログラムを実行することにより、
    現在、予め設定された局所複合圧力放出条件を満たすか否かを判断することであって、前記局所複合圧力放出条件は予め設定された時間間隔であることと、
    前記局所複合圧力放出条件を満たす場合、前記空気ポンプを制御して、前記圧迫損傷防止クッションのうち、現在前記圧迫損傷防止クッションを使用しているユーザの体の両側に対応する局所の複数の独立空気室に複合排気処理を行わせることと、
    前記複合排気処理が終了したときに、前記空気ポンプを制御して、前記複数の独立空気室が同時に前記排気処理前の初期圧力に戻るまで前記複数の独立空気室に複合給気処理を行わせることとを実現することに用いられる、ことを特徴とする請求項7に記載の電子装置。
  9. コンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
    空気ポンプ、複数の独立空気室、及び圧力センサを含む圧迫損傷防止クッションに適用され、
    前記空気ポンプは、各前記独立空気室にそれぞれ給気及び排気を行い、各前記独立空気室の上面にそれぞれ前記圧力センサが設けられて、各前記独立空気室にそれぞれ対応する圧力データをリアルタイムで収集し、
    前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体には、1つ又は複数のプログラムが記憶されており、前記1つ又は複数のプログラムは、1つ又は複数のプロセッサによって実行されて、
    前記圧力データに基づいて、現在、予め設定された圧力放出条件を満たすターゲット独立空気室を決定することであって、前記予め設定された圧力放出条件は、前記圧力データが予め設定された第1の圧力データ閾値を超え、且つ前記第1の圧力データ閾値を超える持続時間が予め設定された時間閾値を超えることと、
    前記ターゲット独立空気室が予め設定された自動圧力放出トリガー条件を満たすか否かを判断することであって、前記自動圧力放出トリガー条件は、前記ターゲット独立空気室の現在の気体流量が予め設定された流量閾値よりも高いこと、及び/又は、現在圧迫損傷防止クッションを使用しているユーザの体重が予め設定された体重閾値よりも低いことと、
    前記自動圧力放出トリガー条件を満たす場合、前記空気ポンプを制御して、前記ターゲット独立空気室に排気処理を行わせることと、
    前記自動圧力放出トリガー条件を満たさない場合、現在前記圧迫損傷防止クッションを使用しているユーザの体のうち前記ターゲット独立空気室に対応する部位が圧迫損傷の発生しやすい部位であることを示す圧迫損傷の早期警告を出力することとを実現する、ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  10. 前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶された前記プログラムは、1つ又は複数のプロセッサによって実行されて、
    現在、予め設定された局所複合圧力放出条件を満たすか否かを判断することであって、前記局所複合圧力放出条件は予め設定された時間間隔であることと、
    前記局所複合圧力放出条件を満たす場合、前記空気ポンプを制御して、前記圧迫損傷防止クッションのうち、現在前記圧迫損傷防止クッションを使用しているユーザの体の両側に対応する局所の複数の独立空気室に複合排気処理を行わせることと、
    前記複合排気処理が終了したときに、前記空気ポンプを制御して、前記複数の独立空気室が同時に前記排気処理前の初期圧力に戻るまで前記複数の独立空気室に複合給気処理を行わせることとを実現することに用いられる、ことを特徴とする請求項9に記載のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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