JP7228489B2 - Connecting device for fluid passage pipe - Google Patents
Connecting device for fluid passage pipe Download PDFInfo
- Publication number
- JP7228489B2 JP7228489B2 JP2019148209A JP2019148209A JP7228489B2 JP 7228489 B2 JP7228489 B2 JP 7228489B2 JP 2019148209 A JP2019148209 A JP 2019148209A JP 2019148209 A JP2019148209 A JP 2019148209A JP 7228489 B2 JP7228489 B2 JP 7228489B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- needle
- collection
- fluid passage
- spool
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
本発明は流体通路管の接続装置に関するものであり、特に、一対の流体通路管を取り付け・取り外し自在に連結するための採集弁とニードル弁とを具備する流体通路管の接続装置に関するものである。
BACKGROUND OF THE
建設機械などは、エンジンを用いて油圧ポンプを駆動し、油圧ポンプの駆動で得られる油圧を用いて、種々の動作や作業を行うことが知られている。このため、建設機械は作動油を貯める作動油タンクを備え、またエンジンはエンジンオイルを貯めるオイルパンを備えている。 It is known that construction machinery and the like use an engine to drive a hydraulic pump, and use hydraulic pressure obtained by driving the hydraulic pump to perform various operations and work. For this reason, construction machines are equipped with hydraulic oil tanks for storing hydraulic oil, and engines are equipped with oil pans for storing engine oil.
ところで、建設機械などは、使用する時間に従って、作動油やエンジンオイルの汚れや成分の劣化が徐々に生じ、放っておくと油圧機器やエンジンの損傷に繋がる虞がある。 By the way, construction machinery and the like gradually become contaminated and deteriorated in the components of hydraulic oil and engine oil over time, which may lead to damage to hydraulic equipment and engines if left untreated.
そのため、作動油やエンジンオイルを定期的にサンプリングして、汚れ具合のチェックや、成分分析を行う必要がある。 Therefore, it is necessary to periodically sample hydraulic oil and engine oil to check the degree of contamination and analyze the components.
このような油圧機器における作動油タンク内の作動油や、建設機械におけるエンジンのオイルパン内のオイルを、それぞれサンプリングする装置として、作動油タンク又はオイルパンと採取容器との間に、取り付け・取り外し可能な流体通路管の接続装置を設け、その流体通路管の接続装置を介して作動油やエンジンオイルをサンプリングする方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。 As a device for sampling the hydraulic oil in the hydraulic oil tank of such hydraulic equipment and the oil in the oil pan of the engine of construction machinery, it is attached/detached between the hydraulic oil tank or oil pan and the sampling container. It is known to provide a possible fluid passage pipe connection device and sample hydraulic oil or engine oil through the fluid passage pipe connection device (see, for example, Patent Document 1).
特許文献1に記載の接続装置は、一対の流体管路を取り付け・取り外し自在に連結するために、各流体通路管の端部に設けられるソケット部とプラグ部とを備えている。また、これらのソケット部とプラグ部の内部に、互いに連通する流体通路を各々設け、さらにソケット部の流体通路内に、コイルスプリングのバネ力で流体通路を開閉する球状の弁体を有した弁機構と、流体通路方向に複数設けられて弁機構の弁体の移動を案内するリブなどを備えた構成となっている。この接続装置では、弁機構が内装された流体通路の内壁に、弁体を案内する複数個のリブを、流体通路方向に同心状に設けているので、構造が複雑になる問題点があった。
The connection device described in
そこで、例えば図8に示すように、採集ポートブロック101と採油容器102との間に接続装置110を設け、その接続装置110を用いて、作動油タンク若しくはオイルパン等のオイル溜容器103内の作動油若しくはエンジンオイル等の液油104を、定期的にサンプリングする方法が知られている。
Therefore, for example, as shown in FIG. 8, a
更に詳述と、採集ポートブロック101は、流体通路101aを有し、その流体通路101aの入口側をオイル溜容器103の出口に接続した状態で、オイル溜容器103に常に固定して取り付けられている。そして、オイル溜容器103内の液油104が、採集ポートブロック101の流体通路101a内に、常に流入された状態で保持されている。
More specifically, the
接続装置110は、採集ポートブロック101と採油容器102との間に配置されるものである。また、接続装置110は、採集ポートブロック101に設けられている流体通路101aの出口側に接続される採集弁111と、採油容器102側の流体通路であるチューブ105が接続されるニードル弁112と、を備えている。採集弁111とニードル弁112は、互いに取り外し可能に連結でき、その連結及び取り外しにより、一対の流体通路である、採集ポートブロック101内の流体通路101aとチューブ105とを、互いに取り付け・取り外し自在にして連結できるように構成されている。
A connecting
図9及び図10は、接続装置110の内部構造を詳細に示している拡大断面図であり、図9は採集弁111とニードル弁112の連結を取り外した状態で示しており、図10は採集弁111にニードル弁112を取り付けた連結状態で示している。
9 and 10 are enlarged cross-sectional views showing the details of the internal structure of the
採集弁111は、軸方向(軸線Oに沿う方向)に細長く延ばされた、棒状の弁本体111aを有している。弁本体111aの略中心には、流体通路として用いられる孔113が、弁本体111aの軸線Oに沿って、前後端に貫通して設けられている。
The
弁本体111aの孔113は、図9の図面を主に用いて説明すると、採集ポートブロック101の流体通路101aに固定して取り付けられる先端部111b側からニードル弁112と連結接続される後端部111c側に向かって順に、小径空洞部113a、第1の中径空洞部113b、第2の中径空洞部113c、第3の中径空洞部113d、第4の中径空洞部113e、及び、後端空洞部113fが、互いに連通した状態で形成されている。なお、小径空洞部113a、第1の中径空洞部113b、第2の中径空洞部113c、第3の中径空洞部113d、第4の中径空洞部113e、後端空洞部113fの各内径の大きさは、小径空洞部113a、第1の中径空洞部113b、第2の中径空洞部113c、第3の中径空洞部113d、第4の中径空洞部113e、の順に大きくなっているが、後端空洞部113fの内径の大きさは、第4の中径空洞部113eの内径の大きさよりも若干小さく形成されている。また、弁本体111aの先端部111bの外周面には、採集ポートブロック101における流体通路101aの出口側の内周面に形成されている、雌ねじに螺合して採集ポートブロック101に固定される、雄ねじ部111dが形成されている。
9, the
そして、弁本体111aには、第1の中径空洞部113b内に、軸線Oに沿ってコイルスプリング118を伸縮自在に収容配置するとともに、第1の中径空洞部113bと第2の中径空洞部113cと第3の中径空洞部113d内にそれぞれ共通に跨がった状態で、スプール114を軸線Oに沿って移動可能に収容配置させる。また、第3の中径空洞部113dと第4の中径空洞部113eの内部には、環状のカラー115が共通に内包されて、孔113と同心的に収容される。さらに、カラー115を第3の中径空洞部113d及び第4の中径空洞部113e内に収容配置する際、第2の中径空洞部113cと第3の中径空洞部113dの間に形成される、第3の中径空洞部113dにおける周回段差部113gとカラー115との間の隙間に第1のOリング116を収容配置し、第3の中径空洞部113d内におけるカラー115の軸線Oに沿う方向への移動を第1のOリング116により規制する。なお、カラー115における中心貫通孔115aの内周面には、Oリング位置決め溝115bが設けられている。Oリング位置決め溝115b内には、カラー115の内径の大きさよりも小さい内径を有している第2のOリング117が、カラー115と同心的に位置決めされて収容配置されている。
In the valve
スプール114は、図11の(a)、(b)に示すように、棒状のスプール本体114aと、スプール本体114aの基端側に、第1の中径空洞部113bの内径の大きさと略略等しい外径の大きさで形成されている基端鍔部114bと、スプール本体114aの前端側に、第2の中径空洞部113cの内径の大きさよりも小さく、かつ、カラー15の内径の大きさよりも大きい外径で形成されている先端鍔部114cと、スプール本体114aの先端中心から更にスプール本体114aの前方に向かって突出しているピン状部114dと、を一体に有している。なお、ピン状部114dの前側の部分114e(以下、この部分を「先細状の部分114e」という)の外周面は面取り加工されて、先細状に形成されている。また、スプール114における基端鍔部114bの左右両側の部分は、各々概略半月状に切り欠かれてなる、切欠部114fが設けられた状態になっている。切欠部114fの切欠量は、切欠部114fの弦となる部分が、スプール本体114aの外周面と略面一となるまで、切り欠かれている。
As shown in FIGS. 11(a) and 11(b), the
また、弁本体111aへのスプール114の組み付けでは、図8、図9、図10に示すように、先端鍔部114cがカラー115の端面115cに当接して位置決めされた、所謂「弁閉位置」に配置された状態にして組み付けられ、ピン状部114dは、第1のOリング116を通ってカラー115の中心貫通孔115a内に挿入される。また、その後から、第2の中径空洞部113c内には、コイルスプリング118を圧縮させて配置され、その後、コイルスプリング118の圧縮を解く。そして、コイルスプリング118のバネ力により、スプール114をカラー115側に押し付け、スプール114の先端鍔部114cとカラー115の端面115cとの間を密に接触させてシール状態、すなわち弁閉の状態にして、スプール114を「弁閉位置」に保持する。
Further, in assembling the
なお、コイルスプリング118のバネ力により、カラー115の端面115cに押し付けられて、弁閉位置でカラー115の端面115cと密に配置されているスプール114は、外部から、ニードル弁112のニードル部112aが後端空洞部113f及びカラー115の中心貫通孔115aを通って弁本体111a内に差し込まれ、ニードル部112aの先端でコイルスプリング118側に押されると、コイルスプリング118がバネ圧縮されて、スプール114を弁本体111aの先端部111b側にスライド移動させる。ここでの移動は、ピン状部114dにおける面取りされた先細状の部分114eの基部が、カラー115の中心貫通孔115aから抜け出る「弁開位置」まで、すなわち図10に示す距離Sだけ逃がされ、カラー115の中心貫通孔115aとスプール114のピン状部114dの先細状の部分114eとの間に液油104を通過させることができる隙間を作り、スプール114とカラー115の間のシール状態が解かれて、採集弁111を弁開放させることができる。
The
ニードル弁112は、図8、図9、図10、及び、図11の(c)、(d)に示すように、中間部分に円形鍔状をした把持部112bを設け、把持部112bの前後にそれぞれ、把持部112bと同心的に設けられたピン状のニードル部112aと連結部112cとを一体に設けている。また、ニードル弁112の軸中心には、ニードル部112a、把持部112b、連結部112cに渡って軸線Oに沿って前後に貫通している貫通孔120が設けられている。また、ニードル部112aの先端部分には、ニードル部112aの先端面から把持部112bに向かって切り込まれた、貫通孔120内に通じるスリット状のすり割り121が形成されている。
As shown in FIGS. 8, 9, 10 and 11 (c) and (d), the
なお、ニードル弁112におけるニードル部112aの外径の大きさは、スプール114の内径の大きさよりも若干小さく、かつ、第2のOリング117の内径の大きさよりも若干大きく形成されている。そして、ニードル部112aは、第2のOリング117を押し広げながら密にカラー115の中心貫通孔115a内に差し込まれるようになっている。また、ニードル部112aの軸方向の長さL1(図9参照)は、採集弁111の外側から、後端空洞部113fとカラー115の中心貫通孔115aを通って、ニードル部112aを採集弁111の孔113内に差し込んだとき、スプール114の後端面114gと当接してスプール114を軸方向に逃がし、図10に示すようにスプール114の先端鍔部114cをカラー115の端面115cから離して、先細状の部分114eとカラー115の間に液油104を流す隙間を形成することができる。
The outer diameter of the
そして、このように構成された接続装置110は、採集弁111とニードル弁112が連結されていない状態で、図8、図9、図10に示すように、採集弁111の弁本体111aを、採集ポートブロック101に取り付ける。この取り付けでは、オイル溜容器103に既に取り付けられている採集ポートブロック101における、流体通路101aの出口側に、弁本体111aの雄ねじ部111dを螺合して固定する。なお、採集弁111にニードル弁112が連結されていないとき、採集弁111は、図8及び図9に示すように、スプール114がコイルスプリング118のバネ力でカラー115側に移動されて、先端鍔部114cがカラー115の端面115cに押し付けられ、スプール114がカラー115とスプール114との間、すなわち流体通路である孔113を閉じた弁閉状態にある。
8, 9, and 10, the
そして、サンプリングのために、オイル溜容器103内の液油104を採油容器102内に採取する場合は、図8に示すように、ニードル弁112の連結部112cに連結されているチューブ122の末端を、採油容器102内に差し込んだ状態で、ニードル弁112のニードル部112aを、順に、後端空洞部113f及びカラー115の中心貫通孔115aを通って採集弁111の弁本体111a内に差し込む。また、所定の位置まで差し込むと、ニードル部112aの先端がスプール114のピン状部114dの後端面114gに突き当たる。また、更に差し込むと、図10に示すように、スプール114の全体が、ニードル弁112のニードル部112aの先端でコイルスプリング118側に押される。そして、ニードル弁112が、コイルスプリング118を圧縮させながら、スプール114の全体をコイルスプリング118側、すなわち採集ポートブロック101側にスライド移動させる。
When collecting the
また、図10に示すように、スプール114の先細状の部分114eが、カラー115の端面115cから採集ポートブロック101側に抜き出ると、カラー115と先細状の部分114eとの間に、液油104が通過する隙間が生じ、採集弁111内のスプール114が弁開口された状態になる。なお、図10では、スプール114の先細状の部分114eが、カラー115の端面115cから採集ポートブロック101側に距離S抜き出た状態を示しており、カラー115と先細状の部分114eとの間に液油104が流れる隙間が生じている。
Further, as shown in FIG. 10, when the tapered
そして、図10に示すように、ニードル部112aが採集弁111内に差し込まれて、採集弁111内のスプール114を弁開口すると、オイル溜容器103内の液油104は、採集ポートブロック101の流体通路101a-弁本体111aの小径空洞部113a-第1の中径空洞部113b-第1の中径空洞部113bの内周面とスプール114における切欠部114fとの間の隙間-第2の中径空洞部113cの内周面とスプール114の先端鍔部114cの間の隙間-カラー115とスプール114における先細状の部分114eの間の隙間-カラー115の中心貫通孔(流体通路)115a-ニードル部112aのすり割り121-ニードル部112aの貫通孔(流体通路)120を順に通って、チューブ105内に流れる。また、チューブ105からは採油容器102内に流れ、オイル溜容器103内の液油104の一部を採油容器102でサンプリングすることができる。
10, the
採油容器102内に所定量の採油ができたら、ニードル弁112のニードル部112aを、採集弁11から引き抜く。ニードル弁112が採集弁111内から引き抜かれると、スプール114はその引き抜きに伴ってコイルスプリング118のバネ力によりカラー115側に戻され、先端鍔部114cがカラー115の端面115cに密に当接し、弁閉の状態に復帰する。これにより、オイル溜容器103内の液油104が、採集弁11を通して外部に漏れ出るのが防止される。
After a predetermined amount of oil has been collected in the
したがって、この接続装置110では、採集弁111外側から、ニードル弁112のニードル部112aを採集弁111内に差し込むと、オイル溜容器103内の液油104の一部をサンプリングとして採油容器102内に取り出し、取り出した液油104の一部から、オイル溜容器103内の液油104の汚れ具合などのチェックや成分分析を行うことができる。
Therefore, in the
しかしながら、図8~図11に示した従来の接続装置110では、ニードル弁112のニードル部112aを採集弁111内に差し込むとき、採集弁111側の小さな孔である後端空洞部113f内に、この後端空洞部113fの内径の大きさとさほど変わらない外径の大きさをしたニードル部112aを差し込むので、採集弁111側の軸線Oとニードル弁112側の軸線Oとの位置を互いに略一致させた状態で差し込む必要があるが、位置の一致が採りずらく、作業性が悪いという問題点があった。
However, in the
また、採集弁111内にニードル弁112のニードル部112aを差し込んでサンプリングを行うとき、差し込み量が多くなると、スプール114とカラー115との間の隙間、すなわち開口量が大きくなり、反対に差し込み量が少ないと、スプール114とカラー115との間の隙間が小さくなる。そのため、毎回、差し込み量が定まらず、採油に要する作業時間が定まらないという問題点もあった。
Further, when sampling is performed by inserting the
また、採集弁111にニードル弁112を着脱する時に、ニードル弁112の把持部112bを掴む指が滑りやすく、作業性が悪いという問題点もあった。
In addition, when the
そこで、採集弁の内部にニードル弁のニードルを挿入する作業を容易にするとともに、採油時に略一定の液油の流速と採集に要する時間が得られ、また低コストで実現可能な構造とするために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。 Therefore, in addition to facilitating the work of inserting the needle of the needle valve into the inside of the collection valve, the flow rate of the liquid oil is approximately constant and the time required for collection is obtained during oil collection, and the structure is realized at low cost. Therefore, a technical problem to be solved arises, and an object of the present invention is to solve this problem.
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1に記載の発明は、一対の流体通路管を取り付け・取り外し自在に連結するための採集弁とニードル弁とを具備し、前記採集弁と前記ニードル弁を連結すると、互いに連通する流体通路と、前記採集弁と前記ニードル弁との連結を外すと前記流体通路を閉じる開閉弁機構を設けている流体通路管の接続装置であって、前記開閉弁機構は、前記採集弁内の前記流体通路を開閉可能にして設けているスプールと、前記スプールが前記流体通路を閉じる閉じ方向に前記スプールを付勢するようにして設けているバネ手段と、前記採集弁と前記ニードル弁との連結時に、前記採集弁の前記流体通路内に挿入されて、前記スプールを前記バネ手段のバネ付勢に抗して押圧し、前記採集弁内の前記流体通路を開くようにして前記ニードル弁に一体に設けられているニードル部と、を備え、前記ニードル弁は、前記採集弁と前記ニードル弁が連結される際に前記採集弁の連結側外周部分である後端部を受容して、前記後端部の外周に形成されたテーパーガイド面に接触することにより前記採集弁の前記流体通路内に対する前記ニードル部の挿入を前記採集弁の略軸心に沿って案内する環状案内部を外周に備え、前記ニードル部は、前記ニードル弁が前記採集弁に差し込まれる向きの先端部分に外周面から前記流体通路内まで延びたスリットを備えている、流体通路管の接続装置を提供することにある。
The present invention has been proposed to achieve the above object, and the invention according to
この構成によれば、液油のサンプリングなどを行うのに、ニードル弁のニードル部を採集弁内に差し込んで連結する際に、ニードル弁の環状案内部内に、採集弁の連結側外周部分を受容するようにしてニードル弁を採集弁に臨ませる。ニードル弁の環状案内部内に採集弁の連結側外周部分を受容させると、採集弁側の差し込み口とニードル弁のニードル部が略同一軸線上に並んで、互いに位置決めされる。また、採集弁側の差し込み口とニードル弁のニードル部が位置決めされた状態で、ニードル弁を採集弁側に更に移動させると、ニードル弁のニードル部が軸線に沿って採集弁側に移動され、そのニードル部が採集弁内にスムーズに差し込まれて行く。したがって、ニードル弁のニードル部を採集弁内に差し込むとき、ニードル部を軸線に沿ってスムーズに差し込むことができるので、ニードル弁のニードル部に負担をかけることなく、安全、かつ、確実に差し込むことができる。 According to this configuration, when the needle portion of the needle valve is inserted into the collecting valve for connection to perform sampling of liquid oil, the connecting side outer peripheral portion of the collecting valve is received in the annular guide portion of the needle valve. Make the needle valve face the collection valve in such a way as to do. When the connection-side outer peripheral portion of the collection valve is received in the annular guide portion of the needle valve, the insertion port on the collection valve side and the needle portion of the needle valve are aligned substantially on the same axis and positioned relative to each other. Further, when the needle valve is further moved toward the collection valve in a state in which the insertion port of the collection valve and the needle portion of the needle valve are positioned, the needle portion of the needle valve is moved toward the collection valve along the axis, The needle part is smoothly inserted into the collection valve. Therefore, when inserting the needle part of the needle valve into the collection valve, the needle part can be smoothly inserted along the axis, so that the needle part of the needle valve can be inserted safely and reliably without putting a burden on the needle part. can be done.
また、液油のサンプリングなどを行うために、ニードル弁のニードル部を採集弁内の所定の位置まで差し込むと、採集弁側の流体通路管内にある液油が、スリットを通ってニードル弁の流体通路内に一定の速さでスムーズに流れ込む。これにより、液油の採集に要する時間が安定する。 In addition , when the needle part of the needle valve is inserted to a predetermined position in the collection valve in order to sample liquid oil, the liquid oil in the fluid passage tube on the side of the collection valve passes through the slit and flows into the fluid of the needle valve. It flows smoothly into the passage at a constant speed. This stabilizes the time required to collect the liquid oil.
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構成において、前記ニードル弁は、前記採集弁に対する前記ニードル部の挿入量を規制する肩部を備えている、流体通路管の接続装置を提供する。 According to a second aspect of the present invention, there is provided a connection device for a fluid passage tube in the structure according to the first aspect, wherein the needle valve has a shoulder portion that regulates the amount of insertion of the needle portion into the collection valve. offer.
この構成によれば、液油のサンプリングなどを行うために、ニードル弁のニードル部を採集弁内の所定の位置まで差し込むとき、肩部に規制されてそれ以上差し込むことができなくなる位置まで差し込むと、その位置が所定の差し込み位置となる。したがって、採集弁内に、ニードル弁のニードル部を肩部で規制される位置まで差し込むことにより、毎回、適正な差し込み量を得ることができ、採油の作業時間を安定させることができる。 According to this configuration, when the needle portion of the needle valve is inserted to a predetermined position in the sampling valve for sampling liquid oil, the needle portion is restricted by the shoulder portion and inserted to a position where it cannot be inserted any further. , that position is the predetermined insertion position. Therefore, by inserting the needle portion of the needle valve into the collecting valve to a position where it is regulated by the shoulder portion, an appropriate insertion amount can be obtained each time, and the working time for oil sampling can be stabilized.
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の構成において、前記ニードル弁は、外周面に滑り防止用の溝を形成した把持部を備えている、流体通路管の接続装置を提供する。 According to a third aspect of the invention, there is provided a connection device for a fluid passage tube in the structure according to the first or second aspect, wherein the needle valve has a gripping portion formed with an anti-slip groove on the outer peripheral surface. offer.
この構成によれば、ニードル弁の外周面には、滑り防止用の溝を形成した把持部を設けているので、採集弁に対してニードル弁を取り付け・取り外しをするとき、把持部を掴んだ指などが滑ることなく、簡単、かつ、確実に取り付け・取り外しをすることができる。 According to this configuration, since the grasping portion having the groove for slip prevention is provided on the outer peripheral surface of the needle valve, the grasping portion can be easily grasped when attaching or detaching the needle valve to/from the collection valve. It can be attached and detached easily and reliably without slipping of fingers.
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れか1項に記載の構成において、前記ニードル弁は、樹脂材で形成してなる、流体通路管の接続装置を提供する。 According to a fourth aspect of the present invention, there is provided a connection device for a fluid passage pipe, in the configuration according to any one of the first to third aspects, wherein the needle valve is made of a resin material.
この構成によれば、ニードル弁を、樹脂材を射出成形するなどして簡単に作ることができ、コスト低減が可能になる。 According to this configuration, the needle valve can be easily manufactured by injection molding a resin material, and cost can be reduced.
発明によれば、ニードル弁に環状案内部を設けており、液油のサンプリングなどを行うに際して、ニードル弁のニードル部を採集弁内に差し込むとき、まず、採集弁の連結側外周部分を環状案内部内に受容し、採集弁側の差し込み口とニードル弁のニードル部を、略同一軸線上に並ばせて、互いに位置決めした状態で、ニードル弁のニードル部を採集弁に差し込むようにしているので、採集弁内にニードル部をスムーズに差し込むことができる。したがって、採集弁内にニードル弁のニードル部を差し込むとき、ニードル弁のニードル部に負担をかけることなく、安全、かつ、確実に差し込むことができるので、差し込み作業の簡略化が図れる。 According to the invention, the needle valve is provided with the annular guide portion, and when the needle portion of the needle valve is inserted into the collecting valve for sampling liquid oil, the connecting side outer peripheral portion of the collecting valve is first guided by the annular guide. The needle portion of the needle valve is inserted into the collection valve in a state in which the insertion port on the side of the collection valve and the needle portion of the needle valve are aligned substantially on the same axis and positioned with respect to each other. The needle part can be smoothly inserted into the collection valve. Therefore, when inserting the needle portion of the needle valve into the collection valve, the needle portion of the needle valve can be inserted safely and reliably without putting a burden on the needle portion of the needle valve, thereby simplifying the insertion work.
本発明は、採集弁の内部にニードル弁のニードルを挿入する作業を容易にするとともに、採油時に略一定の液油の流速と採集に要する時間が得られ、また低コストで実現可能な構造を提供するという目的を達成するために、一対の流体通路管を取り付け・取り外し自在に連結するための採集弁とニードル弁とを具備し、前記採集弁と前記ニードル弁を連結すると、互いに連通する流体通路と、前記採集弁と前記ニードル弁との連結を外すと前記流体通路を閉じる開閉弁機構を設けている流体通路管の接続装置であって、前記開閉弁機構は、前記採集弁内の前記流体通路を開閉可能にして設けているスプールと、前記スプールが前記流体通路を閉じる閉じ方向に前記スプールを付勢するようにして設けているバネ手段と、前記採集弁と前記ニードル弁との連結時に、前記採集弁の前記流体通路内に挿入されて、前記スプールを前記バネ手段のバネ付勢に抗して押圧し、前記採集弁内の前記流体通路を開くようにして前記ニードル弁側に設けられているニードル部と、を備え、前記ニードル弁は、前記採集弁と前記ニードル弁が連結される際に前記採集弁の連結側外周部分を受容して、前記採集弁の前記流体通路内に対する前記ニードル部の挿入を前記採集弁の略軸心に沿って案内する環状案内部を外周に備える、構成としたことにより実現した。 The present invention facilitates the work of inserting the needle of the needle valve into the inside of the collection valve, provides a substantially constant liquid oil flow rate and the time required for collection during oil collection, and provides a structure that can be realized at low cost. In order to achieve the object of providing a fluid passage tube, it comprises a collection valve and a needle valve for detachably connecting a pair of fluid passage tubes, wherein when the collection valve and the needle valve are connected, the fluid communicates with each other. A connection device for a fluid passage pipe, comprising a passage and an on-off valve mechanism that closes the fluid passage when the collection valve and the needle valve are disconnected from each other, wherein the on-off valve mechanism includes the A spool provided so as to open and close a fluid passage, a spring means provided so as to bias the spool in a direction in which the spool closes the fluid passage, and a connection between the collection valve and the needle valve. When inserted into the fluid passageway of the collection valve, the spool is pressed against the spring bias of the spring means to open the fluid passageway in the collection valve to the needle valve side. and a needle portion provided therein, wherein the needle valve receives a connection-side outer peripheral portion of the collection valve when the collection valve and the needle valve are connected, and is arranged in the fluid passage of the collection valve. It is realized by providing an annular guide portion on the outer circumference for guiding the insertion of the needle portion into the collecting valve substantially along the axis of the collection valve.
以下、本発明の実施形態に係る一実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施例において、構成要素の数、数値、量、範囲等に言及する場合、特に明示した場合及び原理的に明らかに特定の数に限定される場合を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも構わない。 An example according to an embodiment of the present invention will be described in detail below with reference to the accompanying drawings. In the following examples, when referring to the number, numerical value, amount, range, etc. of constituent elements, unless otherwise specified or clearly limited to a specific number in principle, the specific number It is not limited, and may be more than or less than a specific number.
また、構成要素等の形状、位置関係に言及するときは、特に明示した場合及び原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似又は類似するもの等を含む。 In addition, when referring to the shape or positional relationship of components, etc., unless otherwise specified or in principle clearly considered otherwise, etc. include.
また、図面は、特徴を分かり易くするために特徴的な部分を拡大する等して誇張する場合があり、構成要素の寸法比率等が実際と同じであるとは限らない。また、断面図では、構成要素の断面構造を分かり易くするために、一部の構成要素のハッチングを省略することがある。 In addition, the drawings may exaggerate characteristic parts by enlarging them in order to make the characteristics easier to understand. In addition, in cross-sectional views, hatching of some components may be omitted in order to facilitate understanding of the cross-sectional structure of the components.
また、以下の説明において、上下や左右等の方向を示す表現は、絶対的なものではなく、本発明に係る流体通路管の接続装置の各部が描かれている姿勢である場合に適切であるが、その姿勢が変化した場合には姿勢の変化に応じて変更して解釈されるべきものである。また、実施例の説明の全体を通じて同じ要素には同じ符号を付している。 Further, in the following description, expressions indicating directions such as up and down, left and right are not absolute, and are appropriate when each part of the connection device for fluid passage pipes according to the present invention is depicted. However, if the posture changes, it should be interpreted according to the change in posture. Also, the same reference numerals are given to the same elements throughout the description of the embodiments.
図1~図2は、本発明に係る流体通路管の接続装置10(以下、単に「接続装置10」という)を示すものである。この中、図1の(a)は接続装置10のニードル弁12を採集弁11から取り外している状態で示している側面図であり、図1の(b)は、ニードル弁12を採集弁11に取り付けている状態で示している側面図、図1の(c)は、図1の(a)のA-A線方向から見た採集弁11の正面図、図1の(d)は、図1の(b)のB-B線方向から見たニードル弁12の正面図である。また、図2の(a)は、接続装置10のニードル弁12を採集弁11から取り外している状態で示している縦断側面図であり、図2の(b)は、ニードル弁12を採集弁11に取り付けている状態で示している縦断側面図である。
1 and 2 show a
図3~図7は、本発明に係る接続装置10の使用説明図を示すものである。この中、図3は、採集弁11にニードル弁12を連結する前の状態で一部を破断して示している図であり、図4は、採集弁11にニードル弁12を連結した後の状態で一部を破断して示している図である。図5は、採集弁11にニードル弁12を連結する前の状態を示している拡大縦断側面図、図6は採集弁11にニードル弁12を連結している途中の状態を示している拡大縦断側面図である。図7は、採集弁11にニードル弁12を連結した後の状態を示している拡大縦断側面図である。
3 to 7 are diagrams for explaining the use of the
図1~図7において、本発明に係る接続装置10は、図3及び図4に示すように、採集ポートブロック1と採油容器2との間に設けられる。その接続装置10は、作動油タンク若しくはオイルパン等のオイル溜容器3内に貯留されている、作動油若しくはエンジンオイル等の液油4を定期的にサンプリングとき等に使用される。
1-7, a
図3及び図4に示す採集ポートブロック1は、流体通路1aを有し、その流体通路1aの入口側をオイル溜容器3の出口に接続した状態で、オイル溜容器3に常に固定して取り付けられている。そして、オイル溜容器3内の液油4が、採集ポートブロック1の流体通路1a内に常に流入された状態で保持されている。
The
接続装置10は、採集ポートブロック1と採油容器2との間に配置されるものである。また、接続装置10は、採集ポートブロック1に設けられている流体通路1aの出口側に接続されるソケット部として機能する採集弁11と、採油容器2側の流体通路であるチューブ5が接続されるプラグ部として機能するニードル弁12とを備えている。採集弁11とニードル弁12は、ソケット部としての採集弁11にプラグ部としてのニードル弁12を着脱可能に差し込んで連結でき、その採集弁11とニードル弁12の取り付け・取り外しにより、一対の流体通路である、採集ポートブロック1内の流体通路1aとチューブ5とを、互いに取り付け・取り外し自在にして連結できるように構成されている。
A
次に、接続装置10の構造を詳細に説明する。採集弁11は、軸方向(軸線Oに沿う方向)に細長く延ばされた、棒状の弁本体11aを有している。弁本体11aの略中心には、流体通路として用いられる孔13が、弁本体11aの軸線Oに沿って、前後端に貫通して設けられている。
Next, the structure of the
弁本体11aの孔13は、主に図2、図5及び図6を用いて説明すると、採集ポートブロック1の流体通路1aに固定して取り付けられる基端部11b側から、ニードル弁12と連結接続される後端部11Aの後面11c側に向かって順に、小径空洞部13a、第1の中径空洞部13b、第2の中径空洞部13c、第3の中径空洞部13d、第4の中径空洞部13e、及び、後端空洞部13fが互いに連通した状態で形成されている。なお、小径空洞部13a、第1の中径空洞部13b、第2の中径空洞部13c、第3の中径空洞部13d、第4の中径空洞部13e、後端空洞部13fの各内径の大きさは、小径空洞部13a、第1の中径空洞部13b、第2の中径空洞部13c、第3の中径空洞部13d、第4の中径空洞部13e、の順に大きくなっているが、後端空洞部13fの内径の大きさは、第4の中径空洞部13eの内径の大きさよりも若干小さく形成されている。また、弁本体11aの基端部11bの外周面には、採集ポートブロック1における流体通路1aの出口側の内周面に形成されている、雌ねじに螺合して採集ポートブロック1に固定される、雄ねじ部11dが形成されている。
Mainly referring to FIGS. 2, 5 and 6, the
そして、弁本体11aには、第1の中径空洞部13b内に、軸線Oに沿ってコイルスプリング18を伸縮自在に収容配置するとともに、第1の中径空洞部13bと第2の中径空洞部13cと第3の中径空洞部13d内に共通に跨がった状態で、スプール14を軸線Oに沿って移動可能に収容配置させる。また、第3の中径空洞部13dと第4の中径空洞部113e内には、環状のカラー15が共通に内包されて、孔13と同心的に収容される。さらに、カラー15を第3の中径空洞部13d及び第4の中径空洞部13e内に収容配置する際、第2の中径空洞部13cと第3の中径空洞部13dの間に形成される、第3の中径空洞部13dにおける周回段差部13gとカラー15との間の隙間に第1のOリング16を収容配置し、第3の中径空洞部13d内におけるカラー15の軸線Oに沿う方向への移動を第1のOリング16により規制する。なお、カラー15における中心貫通孔15aの内周面にはOリング位置決め溝15bが設けられている。Oリング位置決め溝15b内には、カラー15の内径の大きさよりも小さい内径を有している第2のOリング17が、カラー15と同心的に位置決めされて収容配置されている。
In the valve
スプール14は、棒状のスプール本体14aと、スプール本体14aの基端側に、第1の中径空洞部13bの内径の大きさと略略等しい外径の大きさで形成されている基端鍔部14bと、スプール本体14aの前端側に、第2の中径空洞部13cの内径の大きさよりも小さく、かつ、カラー15の内径の大きさよりも大きい外径で形成されている先端鍔部14cと、スプール本体14aの先端中央部分から更にスプール本体14aの前方に向かって突出しているピン状部14dと、を一体に有している。なお、ピン状部14dの前側の部分14e(以下、この部分を「先細状の部分14e」という)の外周面は面取り加工されて、先細状に形成されている。また、スプール14における基端鍔部14bの左右両側の部分は、各々概略半月状に切り欠かれてなる、切欠部14fが設けられた状態になっている。切欠部14fの切欠量は、切欠部14fの弦となる部分が、スプール本体14aの外周面と略面一となるまで、切り欠かれている。このスプール14の形状は、図11の(a)及び(b)に示したスプール114と同じ形状として形成されている。
The
また、弁本体11aへのスプール14の組み付けでは、図2に示すように、先端鍔部14cがカラー15の端面15cに当接して位置決めされた、所謂、「弁閉位置」に配置された状態にして組み付けられ、ピン状部14dは、第1のOリング16を通ってカラー15の中心貫通孔15a内に挿入される。また、その後から、第1の中径空洞部13b内に、コイルスプリング18を圧縮させて配置され、その後、コイルスプリング18の圧縮を解く。そして、コイルスプリング18のバネ力により、スプール14をカラー15側に押し付け、スプール14の先端鍔部14cとカラー15の端面15cとの間を密に接触させてシール状態、すなわち弁閉の状態にして、スプール14を「弁閉位置」で保持する。
In addition, when assembling the
なお、コイルスプリング18のバネ力により、カラー15の端面15cに押し付けられて、弁閉位置でカラー15の端面15cと密に配置されているスプール14は、外部から、ニードル弁12のニードル部12aが、後端空洞部13f及びカラー15の中心貫通孔15aを通って弁本体11a内に差し込まれ、ニードル部12aの先端でコイルスプリング18側に押されると、コイルスプリング18がバネ圧縮されて、スプール14を弁本体11aの基端部11b側にスライド移動させる。ここでの移動は、ピン状部14dにおける面取りされた先細状の部分14eの基部が、カラー15の中心貫通孔15aから抜け出る「弁開位置」まで、すなわち図2の(b)に示す距離Sだけ逃がされ、カラー15の中心貫通孔15aとスプール14のピン状部14dの先細状の部分14eとの間に液油4を通過させることができる隙間を作り、スプール14とカラー15の間のシール状態が解かれ、採集弁11を弁開放させることができる。
The
ニードル弁12は、樹脂製であり、射出成形などにより形成される。また、ニードル弁12は、図1~図7に示すように、中間部分に、円形鍔状をした把持部12bを設け、把持部12bの前後にそれぞれ、把持部12bと同心的に設けられたピン状のニードル部12aと連結部12c、及び、ニードル部12aの基部と把持部12bとの間に形成された環状案内部12dを、一体に設けている。
The
環状案内部12dは、把持部12bと隣接しているニードル部12aの外周面から外側に向かって略直角に配設された円板状の底部12daと、底部12daの外周からニードル部12aの先端側に向かって直角に形成された円筒部12dbとを一体に有して、ニードル部12aの先端側が開口されたカップ形に形成されている。また、環状案内部12dの底部12daの内面には、底部12daの中心部分を開口側に膨出させて形成してなる円板形の肩部23が、底部12daと一体に形成されている。肩部23の外径の大きさは、採集弁11に設けられている第4の中径空洞部13eの内径の大きさよりも若干大きく形成されている。肩部23は、ニードル部12aが弁本体11a側に押されたとき、底部12daが第4の中径空洞部13e内に入り込まずに、後面11cと当接して、それ以上入り込まないように規制される構成になっている。
The
また、図2に示すように、環状案内部12dの内径の大きさD1は、弁本体11aの後端側の外径の大きさD2と等しいか、D2のよりも若干大きく、すなわちD1≧D2で形成されている。また、環状案内部12dの突出量はニードル部12aの突出量の距離L1よりも距離L2だけ大きく突出した状態にして形成されている。なお、環状案内部12d内に差し込まれて収容される弁本体11aの後端部11Aの外周には、弁本体11aの後端部11Aの受け入れを案内するための、後端側へ向かうに従って先細状になるテーパーガイド面11eが全周にわたって形成されている。
Further, as shown in FIG. 2, the inner diameter D1 of the
さらに、ニードル弁12の軸中心には、ニードル部12a、把持部12b、連結部12cに渡って、軸線Oに沿って前後に貫通している貫通孔20が設けられている。また、ニードル部12aの先端部分には、ニードル部12aの先端面から環状案内部12dの底部12daに向かって切り込まれた貫通孔20内に通じるスリット状のすり割り21が形成されている。
Further, a through
なお、ニードル弁12におけるニードル部12aの外径の大きさは、スプール14の内径の大きさよりも若干小さく、かつ、第2のOリング17の内径の大きさよりも若干大きく形成されている。そして、ニードル部12aは、第2のOリング17を押し広げながら密にカラー15の中心貫通孔15a内に差し込まれるようになっている。また、ニードル部12aの軸方向の長さL1(図2参照)は、採集弁11の外側から、後端空洞部13fとカラー15の中心貫通孔15aを通って、ニードル部12aを採集弁11の孔13内に差し込んだとき、スプール14の先端面14gと当接してスプール14を軸方向に押し、図2の(b)に示すようにスプール14の先端鍔部14cをカラー15の端面15cから離して、先細状の部分114eとカラー15との間に液油4を流す隙間を形成することができる。なお、ニードル弁12の採集弁11への差し込みは、ニードル弁12の肩部23の位置規制面23aが採集弁11の後面11cに当接したときが、スプール14による開口が最大となるように設定されている。
The outer diameter of the
ニードル弁12の把持部12bは、環状案内部12dと連結部12cとの間に、環状案内部12d及び連結部12cなどと一体に、軸線Oに沿って設けられている。把持部12bの外径の大きさは、環状案内部12dの外径の大きさよりも小さく、かつ、連結部12cの外径の大きさよりも大きい外径で形成されており、外周面には滑り防止用の環状の溝24が複数個(実施例では2個)設けられている。環状の溝24は、把持部12bを指で摘まんで、ニードル弁12を採集弁11の弁本体11aに対して軸線O沿って移動させて着脱操作するとき、環状の溝24によって外周面に凹凸が作られ、その凹凸により、把持部12bに対して指が滑るのを防止するものである。したがって、環状の溝24は指が滑るのを防止できるのであれば、環状の溝24でなくても、例えば菱形の目をした溝形状にして設けてもよい。
The grasping
このように構成された接続装置10は、採集弁11とニードル弁12が連結されていない状態で、図3、図4、図5、図6、図7に示すように、採集弁11の弁本体11aを、固定側の採集ポートブロック1に取り付ける。この取り付けでは、オイル溜容器3に既に取り付けられている採集ポートブロック1における、流体通路1aの出口側に、弁本体11aの雄ねじ部11dを螺合して固定する。なお、採集弁11にニードル弁12が連結されていないとき、採集弁11は、図2(a)、図3及び図5に示すように、スプール14がコイルスプリング18のバネ力でカラー15側に移動されて、先端鍔部14cがカラー15の端面15cに押し付けられ、スプール14がカラー15とスプール14との間、すなわち流体通路である孔13を閉じた弁閉状態にある。
The
そして、サンプリングのために、オイル溜容器3内の液油4を採油容器2内に採取する場合は、図3及び図4に示すように、ニードル弁12の連結部12cに連結されているチューブ5の末端を、採油容器2内に差し込んだ状態で、可動自在なニードル弁12のニードル部12aを、後端空洞部13fに差し込む。ここでの差し込み作業では、差し込みに先立って、まず図6に示すように、弁本体11aの後端部11Aを環状案内部12d内に差し込み収容する。この差し込み収容では、弁本体11aの後端部11Aを環状案内部12d内に差し込み収容すると、後端部11Aの後面11cには、テーパーガイド面11eが全周にわたって形成されているので、弁本体11aの後端部11Aはテーパーガイド面11eに案内されてスムーズに環状案内部12d内に差し込み収容される。また、弁本体11aの後端部11Aを、環状案内部12d内に差し込み収容すると、採集弁11とニードル弁12とが、軸線Oを互いに一致させて対向配置される。
When collecting the
また、採集弁11とニードル弁12が、軸線Oを一致させて対向配置された状態で、ニードル弁12を採集弁11側へ更に押すと、ニードル弁12のニードル部12aが、軸線Oに沿って後端空洞部13f及びカラー15の中心貫通孔15aを順に通って、採集弁11の弁本体11a内に差し込まれる。さらに、所定の位置まで差し込むと、ニードル部12aの先端がスプール14のピン状部14dの先端面14gに突き当たる。また、更に差し込むと、スプール14の全体が、ニードル弁12のニードル部12aの先端でコイルスプリング118側に押される。そして、ニードル弁12が、コイルスプリング18を圧縮させながら、スプール14の全体をコイルスプリング18側、すなわち採集ポートブロック1側にスライド移動させる。図6は、その移動途中の状態を示す。
When the
また、スプール14の先細状の部分14eが、カラー15の端面15cから採集ポートブロック101側に抜き出ると、カラー15と先細状の部分14eとの間に、液油4が通過する隙間が生じ、採集弁11内のスプール14が弁開口された状態になる。そして、図4及び図7に示すように、ニードル部12aの肩部23が、弁本体11aの後面11cに当接すると、ニードル弁12がそれ以上移動するのが規制される。また、肩部23と後面11cとが当接すると、図2の(b)、図4、図7に示すように、スプール14の先細状の部分14eが、カラー15の端面15cから採集ポートブロック1側に距離S抜き出た状態になり、この状態ではカラー15と先細状の部分14eとの間に液油104が流れる最大の隙間が作られ、採集弁11の弁開口量が最大になる。
Further, when the tapered
そして、図2の(b)、図4、図7に示すように、ニードル弁12のニードル部12aが採集弁11内に差し込まれて、採集弁11内のスプール14の移動で採集弁11が弁開口すると、オイル溜容器3内の液油4は、採集ポートブロック1の流体通路1a-弁本体11aの小径空洞部13a-第1の中径空洞部13b-第1の中径空洞部13bの内周面とスプール14における切欠部14fとの間の隙間-第2の中径空洞部13cの内周面とスプール14の先端鍔部14cの間の隙間-カラー15とスプール14における先細状の部分14eの間の隙間-カラー15の中心貫通孔(流体通路)15a-ニードル部12aのすり割り21-ニードル部12aの貫通孔(流体通路)20を順に通って、チューブ5内に流れる。また、チューブ5からは、図4に示す採油容器2内に流れ、オイル溜容器3内の液油4の一部を採油容器2でサンプリングすることができる。
2B, 4, and 7, the
採油容器2内に所定量の採油ができたら、ニードル弁12のニードル部12aを、採集弁11から引き抜く。ニードル弁12が採集弁11内から引き抜かれると、スプール14はその引き抜きに伴ってコイルスプリング18のバネ力によりカラー15側に戻され、先端鍔部14cがカラー15の端面15cに密に当接し、弁閉の状態に復帰する。これにより、オイル溜容器3内の液油4が採集弁11を通して外部に漏れ出るのが防止される。このように、この接続装置10では、採集弁11の外側から、ニードル弁12のニードル部12aを採集弁11内に差し込むと、オイル溜容器3内の液油4の一部をサンプリングとして採油容器2内に取り出し、取り出した液油4の一部から、オイル溜容器3内の液油4の汚れ具合などのチェックや、成分分析を行うことができる。
After a predetermined amount of oil has been collected in the
したがって、本実施例の接続装置10の構成によれば、ニードル弁12に環状案内部12dを設けており、液油4のサンプリングなどを行うに際して、ニードル弁12のニードル部12aを採集弁11内に差し込むとき、ニードル弁12の環状案内部12d内に、採集弁11の連結側外周部分(後端部11A)を受容し、採集弁11側の差し込み口とニードル弁12のニードル部12aとを、軸線Oを一致させて直線状に並ばせ、互いに位置決めした状態でニードル弁12のニードル部12aを採集弁11内に差し込むようにしているので、ニードル部12aを採集弁11内にスムーズに差し込むことができる。これにより、ニードル弁12のニードル部12aを採集弁11内に差し込むとき、ニードル弁12のニードル部12aに負担をかけることなく、安全、かつ、確実に差し込むことができるので、作業の簡略化が図れる。なお、環状案内部12dは、本実施例ではニードル部12aの先端側が開口されたカップ形に形成されている構造を開示しているが、完全なカップ形でなくても、弁本体11aの後端部11Aを受容できるもので有れば、例えば螺旋状に巻回された筒状部などであっても良い
Therefore, according to the configuration of the
また、ニードル弁12におけるニードル部12aの略中心に、流体通路管の一部を形成する貫通孔20を設けているとともに、差し込み側の先端部分に外周面から流体通路である貫通孔20内まで延びたスリット状のすり割り(スリット)21を設けているので、液油4のサンプリングなどを行うために、ニードル弁12のニードル部12aを採集弁11内の所定の位置まで差し込むと、採集弁11側の流体通路管(孔13)内にある液油4が、すり割り21を通ってニードル弁12の流体通路内に一定の速さでスムーズに流れ込むので、液油4の採集に要する時間を安定化させることができる。
A through
また、採集弁11における弁本体11aの後面11cとニードル弁12における環状案内部12dの内面との間に、採集弁11に対するニードル部12aの挿入量を規制する肩部23を設けているので、採集弁11とニードル弁12を連結する際、弁本体11aの後面11cとニードル弁12の肩部23が当接するまで、弁本体11aを環状案内部12dに挿入させればよい。すなわち、差し込む量が常に一定になるので、連結時における挿入量が安定する。これにより、液油4の採集時間が安定する。
Further, a
また、ニードル弁12の外周面には、滑り防止用の溝24を有する把持部12bを設けているので、採集弁11に対してニードル弁12を取り付け・取り外しするとき、把持部12bを摘まんだ指が滑るのを防止でき、確実に取り付け・取り外し操作をすることができる。
Further, since the grasping
また、ニードル弁12を樹脂材で形成しているので、ニードル弁12を射出成形などで成形して簡単に作ることができ、コスト低減が可能になる。
In addition, since the
なお、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を成すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。例えば、上記実施例では、採集弁11側を位置固定し、ニードル弁12側を可動自在に配置した構造を開示したが、逆にニードル弁12側を位置固定して、採集弁11側を可動自在に配置した構造にしても構わないものである。
It should be noted that the present invention can be modified in various ways without departing from the spirit of the present invention, and the present invention naturally extends to such modifications. For example, in the above-described embodiment, a structure is disclosed in which the position of the
1 :採集ポートブロック
1a :流体通路
2 :採油容器
3 :オイル溜容器
4 :液油
5 :チューブ
10 :接続装置
11 :採集弁
11A :後端部
11a :弁本体
11b :基端部
11c :後面
11d :雄ねじ部
11e :テーパーガイド面
12 :ニードル弁
12a :ニードル部
12b :把持部
12c :連結部
12d :環状案内部
12da :底部
12db :円筒部
13 :孔
13a :小径空洞部
13b :第1の中径空洞部
13c :第2の中径空洞部
13d :第3の中径空洞部
13e :第4の中径空洞部
13f :後端空洞部
13g :周回段差部
14 :スプール
14a :スプール本体
14b :基端鍔部
14c :先端鍔部
14d :ピン状部
14e :部分
14f :切欠部
14g :先端面
15 :カラー
15a :中心貫通孔
15b :Oリング位置決め溝
15c :端面
16 :第1のOリング
17 :第2のOリング
18 :コイルスプリング
20 :貫通孔
21 :すり割り(スリット)
23 :肩部
23a :位置規制面
24 :溝
L1 :距離
L2 :距離
O :軸線
S :距離
Reference Signs List 1:
23:
Claims (4)
前記開閉弁機構は、
前記採集弁内の前記流体通路を開閉可能にして設けているスプールと、
前記スプールが前記流体通路を閉じる閉じ方向に前記スプールを付勢するようにして設けているバネ手段と、
前記採集弁と前記ニードル弁との連結時に、前記採集弁の前記流体通路内に挿入されて、前記スプールを前記バネ手段のバネ付勢に抗して押圧し、前記採集弁内の前記流体通路を開くようにして前記ニードル弁に一体に設けられているニードル部と、を備え、
前記ニードル弁は、前記採集弁と前記ニードル弁が連結される際に前記採集弁の連結側外周部分である後端部を受容して、前記後端部の外周に形成されたテーパーガイド面に接触することにより前記採集弁の前記流体通路内に対する前記ニードル部の挿入を前記採集弁の略軸心に沿って案内する環状案内部を外周に備え、
前記ニードル部は、前記ニードル弁が前記採集弁に差し込まれる向きの先端部分に外周面から前記流体通路内まで延びたスリットを備えていることを特徴とする流体通路管の接続装置。 A collection valve and a needle valve are provided for connecting a pair of fluid passage tubes in a detachable manner, and when the collection valve and the needle valve are connected, the fluid passage communicates with the collection valve and the needle valve. A connection device for a fluid passage pipe, which is provided with an on-off valve mechanism that closes the fluid passage when the connection with
The on-off valve mechanism is
a spool configured to open and close the fluid passage in the collection valve;
spring means provided to urge the spool in a closing direction in which the spool closes the fluid passage;
When the collection valve and the needle valve are connected, a needle is inserted into the fluid passageway of the collection valve to press the spool against the spring bias of the spring means, and to press the fluid passageway in the collection valve. a needle part integrally provided with the needle valve so as to open the
When the collection valve and the needle valve are connected, the needle valve receives the rear end of the collection valve, which is the connection-side outer circumference of the collection valve. an annular guide portion that guides the insertion of the needle portion into the fluid passage of the collection valve by contact along the substantially axial center of the collection valve ;
A connecting device for a fluid passage tube, wherein the needle portion has a slit extending from an outer peripheral surface to the inside of the fluid passage at a tip end portion in a direction in which the needle valve is inserted into the collection valve.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019148209A JP7228489B2 (en) | 2019-08-09 | 2019-08-09 | Connecting device for fluid passage pipe |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019148209A JP7228489B2 (en) | 2019-08-09 | 2019-08-09 | Connecting device for fluid passage pipe |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021028526A JP2021028526A (en) | 2021-02-25 |
JP7228489B2 true JP7228489B2 (en) | 2023-02-24 |
Family
ID=74667500
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019148209A Active JP7228489B2 (en) | 2019-08-09 | 2019-08-09 | Connecting device for fluid passage pipe |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7228489B2 (en) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016161066A (en) | 2015-03-03 | 2016-09-05 | 日東工器株式会社 | Pipe joint |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4919983Y1 (en) * | 1967-07-07 | 1974-05-28 | ||
JPS5130178Y2 (en) * | 1972-06-14 | 1976-07-30 | ||
JPS5918139U (en) * | 1982-07-22 | 1984-02-03 | 東芝熱器具株式会社 | liquid fuel combustion equipment |
JPS5959578U (en) * | 1982-10-15 | 1984-04-18 | シ−ケデイコントロ−ルズ株式会社 | flow control valve |
JP2012246955A (en) * | 2011-05-25 | 2012-12-13 | Hiroshima Univ | Valve |
CN206929473U (en) * | 2017-06-05 | 2018-01-26 | 广州爱锘德医疗器械有限公司 | Medical fluid quick connector |
JP3222093U (en) * | 2019-03-19 | 2019-07-11 | Smc株式会社 | Flow control valve |
-
2019
- 2019-08-09 JP JP2019148209A patent/JP7228489B2/en active Active
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016161066A (en) | 2015-03-03 | 2016-09-05 | 日東工器株式会社 | Pipe joint |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021028526A (en) | 2021-02-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20230380707A1 (en) | Swivel hose coupling with outer grip | |
JP3299495B2 (en) | Misconnection prevention connector | |
CN101617162A (en) | Connector with quick connection of tolerance accommodation | |
EP3306176B1 (en) | Container valve | |
EP2421465B1 (en) | Dental syringe | |
US20110000551A1 (en) | Push Button Regulator Device with Sealing Element to Facilitate Easy Connection with Other Devices | |
PT1296881E (en) | ADAPTER FOR A DISPENSING DEVICE MANUAL LIQUID RESERVOIR | |
MXPA01003192A (en) | Disposable injection device designed to be pre-filled. | |
JP7228489B2 (en) | Connecting device for fluid passage pipe | |
EP3163137A1 (en) | Conduction direction regulation valve mechanism and valve device | |
US20040256005A1 (en) | Relief valve | |
CN213189419U (en) | Water-gas control device of endoscope | |
US20170088319A1 (en) | Liquid transfer device | |
US20140110005A1 (en) | Flow regulator for shower head | |
JP4802914B2 (en) | Medical pipe joint and line used for transporting infusion or blood using the same | |
US10807112B2 (en) | Filling device | |
JP7102506B2 (en) | Medical equipment | |
US11161650B2 (en) | Oil injection adapter and system | |
US20060026811A1 (en) | Faucet cartridge removal apparatus and method | |
US11572955B1 (en) | Gas switching device | |
CN102631249B (en) | Oral rinsing device is to the application of the water out of sanitary equipment | |
JP2018172988A (en) | Oil level gauge structure | |
CN108331932B (en) | Fluid control valve | |
JP3149890U (en) | Fitting with cock | |
IT202100004736A1 (en) | CONNECTOR FOR FLUID DISPENSER |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210901 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220722 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220726 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220819 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20221206 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20221216 |
|
C60 | Trial request (containing other claim documents, opposition documents) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60 Effective date: 20221216 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20221228 |
|
C21 | Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21 Effective date: 20230110 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230207 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230213 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7228489 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |