JP7227080B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、コネクタに関する。詳細には、詳細には、一方のハウジングがパネルに組付けられ、他方のハウジングがグロメットで覆われた状態でハウジング同士が嵌合するコネクタに関する。
従来、コネクタとしては、パネルに組付けられる第1ハウジングと、第1ハウジングに嵌合可能な第2ハウジングと、第2ハウジングの外周を覆いパネルに密着されるリップ部としての弾性シール片を有するグロメットとを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このコネクタでは、第2ハウジングの外周に、グロメットを組付けるためのフランジ部が第2ハウジングと一体に設けられ、第1ハウジングがパネルに組付けられ、グロメットが第2ハウジングのフランジ部に組付けられている。
このようなコネクタでは、第1ハウジングに対して第2ハウジングを嵌合させることにより、第2ハウジングのフランジ部に組付けられたグロメットの弾性シール片が、パネルの表面に密着し、パネルの第1ハウジング側と第2ハウジング側とを区画する。
特開2010-129256号公報
しかしながら、上記特許文献1のようなコネクタでは、第1ハウジングと第2ハウジングとが嵌合した状態で、第2ハウジングの外周を覆うグロメットのリップ部がパネルに密着してしまうので、第1ハウジングと第2ハウジングとの嵌合状態を視認することができなかった。
このため、第1ハウジングと第2ハウジングとの嵌合状態を検知するためには、第1ハウジングと第2ハウジングとを嵌合させた後、第2ハウジングを第1ハウジングから離脱させる方向に引っ張る作業が必要となるなど、嵌合状態を検知することが煩雑になっていた。
そこで、この発明は、第1ハウジングと第2ハウジングとの嵌合状態を容易に検知することができるコネクタの提供を目的としている。
請求項1記載の発明は、パネルに組付けられる第1ハウジングと、前記第1ハウジングに嵌合可能な第2ハウジングと、前記第2ハウジングの外周を覆い前記パネルに密着されるリップ部を有するグロメットと、前記第2ハウジングの外周に回動可能に配置され前記グロメットの前記リップ部側が組付けられ前記パネルに対して傾斜した状態で前記第2ハウジングに対する回動が規制されたフランジ部と、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとが正規に嵌合した状態で前記フランジ部を回動可能とし前記リップ部を前記パネルに密着させる嵌合検知手段とを有することを特徴とするコネクタである。
このコネクタでは、第1ハウジングと第2ハウジングとが正規に嵌合した状態でフランジ部を回動可能としリップ部をパネルに密着させる嵌合検知手段を有するので、第1ハウジングと第2ハウジングとの正規嵌合状態ではフランジ部が回動され、リップ部がパネルに密着される。
一方、第1ハウジングと第2ハウジングとが正規に嵌合していない状態では、フランジ部が回動されず、リップ部がパネルに密着されない。
従って、このようなコネクタでは、第1ハウジングと第2ハウジングとの嵌合状態をフランジ部の回動の可否によって検出することができ、第1ハウジングと第2ハウジングとの嵌合状態を容易に検知することができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のコネクタであって、前記第2ハウジングと前記フランジ部との間には、撓み可能に設けられた係合部と、前記係合部が係合され前記第2ハウジングに対する前記フランジ部の回動を規制する被係合部とが設けられ、前記嵌合検知手段は、前記第1ハウジングに設けられ、前記係合部を撓ませ前記係合部と前記被係合部との係合を解除させる解除部を有することを特徴とする。
このコネクタでは、嵌合検知手段が、第1ハウジングに設けられ、係合部を撓ませ係合部と被係合部との係合を解除させる解除部を有するので、第1ハウジングと第2ハウジングとの嵌合状態に合わせて、係合部と被係合部との係合解除の可否を安定して行うことができる。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載のコネクタであって、前記第2ハウジングには、前記フランジ部の過大な回動を規制する規制部が設けられていることを特徴とする。
このコネクタでは、第2ハウジングに、フランジ部の過大な回動を規制する規制部が設けられているので、フランジ部の回動スペースを制限することができ、大型化を抑制することができる。
本発明によれば、第1ハウジングと第2ハウジングとの嵌合状態を容易に検知することができるコネクタを提供することができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態に係るコネクタの第1ハウジングと第2ハウジングとが正規に嵌合したときの側面図である。 図1のグロメットを取り外したときの側面図である。 図1の断面図である。 本発明の実施の形態に係るコネクタの第1ハウジングと第2ハウジングとを嵌合させるときの側面図である。 図4のグロメットを取り外したときの側面図である。 図4の断面図である。 本発明の実施の形態に係るコネクタの第1ハウジングと第1端子の斜視図である。 本発明の実施の形態に係るコネクタの第1ハウジングをパネルに組付けたときの側面図である。 本発明の実施の形態に係るコネクタの第2ハウジングの側面図である。 本発明の実施の形態に係るコネクタの第2ハウジングとフランジ部と第2端子の斜視図である。 本発明の実施の形態に係るコネクタの第2ハウジングにフランジ部を組付けたときの側面図である。
図1~図11を用いて本発明の実施の形態に係るコネクタについて説明する。
本実施の形態に係るコネクタ1は、パネル3に組付けられる第1ハウジング5と、第1ハウジング5に嵌合可能な第2ハウジング7と、第2ハウジング7の外周を覆いパネル3に密着されるリップ部9を有するグロメット11と、第2ハウジング7の外周に回動可能に配置されグロメット11のリップ部9側が組付けられパネル3に対して傾斜した状態で第2ハウジング7に対する回動が規制されたフランジ部13と、第1ハウジング5と第2ハウジング7とが正規に嵌合した状態でフランジ部13を回動可能としリップ部9をパネル3に密着させる嵌合検知手段15とを有する。
また、第2ハウジング7とフランジ部13との間には、撓み可能に設けられた係合部17と、係合部17が係合され第2ハウジング7に対するフランジ部13の回動を規制する被係合部19とが設けられている。
そして、嵌合検知手段15は、第1ハウジング5に設けられ、係合部17を撓ませ係合部17と被係合部19との係合を解除させる解除部21を有する。
さらに、第2ハウジング7には、フランジ部13の過大な回動を規制する規制部23が設けられている。
図1~図11に示すように、パネル3は、車両のドアなどに配置され、パネル3の一面側が被水領域となっており、パネル3の他面側が車室側などの非被水領域となっている。
このパネル3の非被水領域側には、第1ハウジング5が配置され、被水領域側には、第2ハウジング7が配置される。
このようなパネル3には、一面側と他面側とを貫通して組付穴25が設けられ、この組付穴25に第1ハウジング5が組付けられる。
第1ハウジング5は、合成樹脂などの絶縁性材料からなり、端子収容室27と、パネル取付部29と、係止部31とを備えている。
端子収容室27は、第1ハウジング5の内部に、第2ハウジング7との嵌合方向に向けて延設され、幅方向に複数列設けられると共に、高さ方向に複数段設けられている。
この端子収容室27には、電線33の端末部に電気的に接続された箱状の接続部を有する雌型端子からなる第1端子35がそれぞれ収容される。
なお、端子収容室27内には、第1端子35と係合する係止ランス(不図示)やスペーサ37が設けられており、端子収容室27からの第1端子35の抜け止めがなされる。
パネル取付部29は、第1ハウジング5のパネル3側の外周に、フランジ状に形成され、外径がパネル3の組付穴25の内径より大きく設定されている。
このパネル取付部29は、第1ハウジング5をパネル取付部29と反対側からパネル3の組付穴25に挿入することにより、組付穴25の縁部に当接され、第1ハウジング5の組付穴25からの抜け止めがなされる。
係止部31は、第1ハウジング5の高さ方向の両側に、それぞれ撓み可能に設けられ、第1ハウジング5をパネル3の組付穴25に挿入した状態で、パネル3を挟んでパネル取付部29と対向して配置される。
この係止部31は、第1ハウジング5の高さ方向の一側をパネル3の組付穴25に挿入することにより、一方の係止部31が撓んだ後の復元力によって組付穴25の縁部に係合され、第1ハウジング5の高さ方向の他側をパネル3の組付穴25に挿入することにより、他方の係止部31が撓んだ後の復元力によって組付穴25の縁部に係合される。
このように係止部31をパネル3の組付穴25に係合させることにより、第1ハウジング5がパネル3に組付けられ、パネル3に対して第1ハウジング5が第2ハウジング7と嵌合する前の待ち受け状態が保持される。
第2ハウジング7は、合成樹脂などの絶縁性材料からなり、端子収容室39と、ロックアーム41とを備えている。
端子収容室39は、第2ハウジング7の内部に、第1ハウジング5との嵌合方向に向けて延設され、幅方向に複数列設けられると共に、高さ方向に複数段設けられている。
この端子収容室39には、電線43の端末部に電気的に接続されたタブ状の接続部を有する雄型端子からなる第2端子45がそれぞれ収容される。
なお、端子収容室39内には、第2端子45と係合する係止ランス(不図示)やスペーサ47が設けられており、端子収容室39からの第2端子45の抜け止めがなされる。
ロックアーム41は、第2ハウジング7の高さ方向の一側に、撓み可能に設けられ、ロック部49と、操作部51とを備えている。
ロック部49は、ロックアーム41の中央部に突設され、第1ハウジング5と第2ハウジング7とが嵌合した状態で、ロックアーム41が撓んだ後の復元力によって、第1ハウジング5に設けられた被ロック部(不図示)に係合される。
このロック部49と被ロック部との係合により、第1ハウジング5と第2ハウジング7との嵌合解除方向の移動が規制され、第1ハウジング5と第2ハウジング7との嵌合状態を保持することができる。
操作部51は、ロックアーム41の自由端側に設けられ、下方に向けて押圧されることより、ロックアーム41を撓ませ、ロック部49と被ロック部との係合を解除させる。
この操作部51によるロック部49と被ロック部との係合解除により、第2ハウジング7を第1ハウジング5から取り外すことができる。
このような第2ハウジング7は、パネル3に第1ハウジング5が組付けられた状態で、第1ハウジング5に嵌合され、第1端子35と第2端子45とが電気的に接続される。
このように第1ハウジング5と嵌合可能な第2ハウジング7は、被水領域に配置されており、その外周がグロメット11によって覆われて防水される。
グロメット11は、ゴムなどの弾性材料からなり、第2ハウジング7を収容可能なように筒状に形成された本体部53と、本体部53の一端側に設けられた引出部55と、本体部53の他端側に設けられたリップ部9と、リップ部9に隣接して設けられた装着部57とを備えている。
引出部55は、本体部53の一側からパネル3と反対側に向けて筒状に延設され、第2ハウジング7から引き出された複数の電線43が挿通される。
この引出部55は、挿通された複数の電線43の外周に密着され、複数の電線43に沿って水などが本体部53内に浸入することを防止し、本体部53に収容された第2ハウジング7を防水する。
リップ部9は、本体部53の他側に弾性変形可能に環状に設けられ、第1ハウジング5と第2ハウジング7とが正規に嵌合した状態で、パネル3の表面に密着される。
このリップ部9は、外径がパネル3の組付穴25の内径や第1ハウジング5のパネル取付部29の外径より大径に設定され、パネル3の表面に密着することにより、本体部53に収容された第2ハウジング7を防水すると共に、パネル3の第2ハウジング7側から組付穴25を介して第1ハウジング5側への水などの浸入を防止し、パネル3の第1ハウジング5側を防水する。
装着部57は、本体部53のリップ部9に対してパネル3と反対側に隣接して設けられ、第2ハウジング7より大きな外径を有するように環状に形成され、内部に周方向に連続する溝部が設けられている。
この装着部57には、第2ハウジング7の外周に組付けられたフランジ部13が溝部に密着して係合するように組付けられる。
フランジ部13は、合成樹脂などの絶縁性材料からなり、内周側に第2ハウジング7が配置されるように、環状に形成されている。
このフランジ部13には、幅方向の両側に軸部59,59が設けられ、第2ハウジング7の両側壁に設けられた軸孔61,61に軸部59,59を係合することにより、第2ハウジング7の外周にフランジ部13が回動可能に組付けられる。
このようなフランジ部13は、パネル3の平面方向に対して、フランジ部13の軸部59と反対側がパネル3側に向けて傾斜した状態で、第2ハウジング7の外周に組付けられる。
この第2ハウジング7に対するフランジ部13の傾斜した状態の組付位置は、第2ハウジング7とフランジ部13との間に設けられた係合部17と、被係合部19との係合によって保持される。
係合部17は、フランジ部13の軸部59が設けられた面と反対側の面でフランジ部13の幅方向の両側に撓み可能に設けられている。
被係合部19は、第2ハウジング7の両側壁に、係合部17,17と対向する部分に設けられた孔部となっている。
この係合部17と被係合部19とは、フランジ部13を第2ハウジング7の外周に組付けることによって係合し、フランジ部13の軸部59と反対側(係合部17側)がパネル3から離間する方向、或いはパネル3に近接する方向への移動が規制され、パネル3に対して傾斜した状態である第2ハウジング7に対するフランジ部13の仮係止位置でフランジ部13を保持する。
ここで、第2ハウジング7には、フランジ部13の軸部59側と対向する幅方向の両側に、フランジ部13の過大な回動を規制する規制部23が設けられている。
この規制部23は、フランジ部13の係合部17側が、パネル3側に向けて移動しようとするとき、フランジ部13の軸部59側と当接し、フランジ部13の回動を規制して、第2ハウジング7に対するフランジ部13の仮係止位置を保持する。
このように規制部23によって、フランジ部13の過大な回動を規制することにより、フランジ部13の仮係止位置を的確に位置決めすることができると共に、フランジ部13の周辺に無駄な回動スペースを設ける必要がない。
なお、規制部23は、ロックアーム41を保護する保護壁に設けられ、保護壁にロックアーム41の保護機能と規制部23としての機能とを兼用させているが、保護壁とは別に、規制部23のみの機能を有する部分を第2ハウジング7に設けてもよい。
このように仮係止位置で保持されたフランジ部13に対して装着部57でグロメット11を組付けることにより、グロメット11のリップ部9がパネル3に対して傾斜した状態となる。
このパネル3に対して傾斜した状態で保持されたグロメット11のリップ部9は、第1ハウジング5と第2ハウジング7とが正規に嵌合した状態で、嵌合検知手段15によって、フランジ部13が回動可能となり、フランジ部13の回動によってパネル3の表面に密着される。
この嵌合検知手段15は、第1ハウジング5と第2ハウジング7とが正規に嵌合していない状態では、第2ハウジング7に対してフランジ部13を回動させず、リップ部9の傾斜状態を保持し、作業者などに対して第1ハウジング5と第2ハウジング7とが正規に嵌合していないことを知らせる。
一方、嵌合検知手段15は、第1ハウジング5と第2ハウジング7とが正規に嵌合している状態では、第2ハウジング7に対してフランジ部13を回動させ、リップ部9がパネル3に対して平行となってパネル3の表面に密着し、作業者などに対して第1ハウジング5と第2ハウジング7とが正規に嵌合していることを知らせる。
このように嵌合検知手段15は、第2ハウジング7に対するフランジ部13の回動の可否によって、第1ハウジング5と第2ハウジング7との嵌合状態を容易に検出することができ、第2ハウジング7を第1ハウジング5から離脱させる方向に引っ張るなどの作業が必要なく、嵌合状態の検知作業が煩雑となることがない。
このような嵌合検知手段15は、第1ハウジング5に設けられた解除部21を有している。
解除部21は、第1ハウジング5の両側壁に、フランジ部13の係合部17,17と対応する位置に設けられた凹部となっている。
この解除部21は、第1ハウジング5と第2ハウジング7とが正規嵌合状態となるとき、詳細にはロックアーム41のロック部49が被ロック部に乗り上げたとき、第2ハウジング7の側壁と係合部17との間に挿入され、係合部17を第2ハウジング7の外方に向けて撓ませる。
この解除部21による係合部17の撓みにより、係合部17と被係合部19との係合が解除され、第2ハウジング7に対してフランジ部13を回動可能とすることができる。
そして、フランジ部13が回動可能となった状態で、第1ハウジング5と第2ハウジング7とが正規嵌合状態となったときに、第2ハウジング7に対してフランジ部13が回動し、リップ部9がパネル3と平行となってパネル3の表面に密着される。
一方、解除部21は、第1ハウジング5と第2ハウジング7とが正規嵌合状態に至らず半嵌合状態であるとき、係合部17に到達することがない。
このため、係合部17は、撓むことがなく、係合部17と被係合部19との係合が保持され、第2ハウジング7に対してフランジ部13が回動できず、パネル3に対してリップ部9が傾斜した状態となっており、リップ部9がパネル3の表面に密着されない。
なお、フランジ部13が回動可能となった状態で、第1ハウジング5と第2ハウジング7との嵌合を終えたときには、パネル3に対してリップ部9が傾斜した状態となっているので、第1ハウジング5と第2ハウジング7とが正規に嵌合していないことを検出することができる。
このように第1ハウジング5に解除部21を設けることにより、第1ハウジング5と第2ハウジング7との嵌合状態に合わせて、安定して係合部17と被係合部19との係合解除の可否を行うことができ、フランジ部13(リップ部9)の傾斜状態による第1ハウジング5と第2ハウジング7との嵌合状態の検出を安定して行うことができる。
なお、フランジ部13は、第1ハウジング5と第2ハウジング7とが正規に嵌合した状態で、軸部59側のリップ部9がパネル3に密着されているので、フランジ部13の係合部17側がパネル3から離間する方向に回動することがないが、リップ部9とパネル3との密着性を保持するために、第2ハウジング7とフランジ部13の係合部17側との間に、フランジ部13の回動を規制する係合手段などを設けてもよい。
このようなコネクタ1における組付けは、まず、パネル3に第1ハウジング5を組付け、第2ハウジング7にフランジ部13を組付け、フランジ部13にグロメット11を装着する。
次に、第1ハウジング5に対して第2ハウジング7を嵌合させ、フランジ部13(リップ部9)の傾斜状態を確認する。
そして、フランジ部13がパネル3と平行でリップ部9がパネル3に密着している場合には、組付けを完了し、フランジ部13がパネル3に対して傾斜し、リップ部9がパネル3に密着していない場合には、フランジ部13がパネル3と平行となり、リップ部9がパネル3に密着するまで、第2ハウジング7を第1ハウジング5に嵌合させ、組付けを完了する。
このようなコネクタ1では、第1ハウジング5と第2ハウジング7とが正規に嵌合した状態でフランジ部13を回動可能としリップ部9をパネル3に密着させる嵌合検知手段15を有するので、第1ハウジング5と第2ハウジング7との正規嵌合状態ではフランジ部13が回動され、リップ部9がパネルに密着される。
一方、第1ハウジング5と第2ハウジング7とが正規に嵌合していない状態では、フランジ部13が回動されず、リップ部9がパネル3に密着されない。
従って、このようなコネクタ1では、第1ハウジング5と第2ハウジング7との嵌合状態をフランジ部13の回動の可否によって検出することができ、第1ハウジング5と第2ハウジング7との嵌合状態を容易に検知することができる。
また、嵌合検知手段15は、第1ハウジング5に設けられ、係合部17を撓ませ係合部17と被係合部19との係合を解除させる解除部21を有するので、第1ハウジング5と第2ハウジング7との嵌合状態に合わせて、係合部17と被係合部19との係合解除の可否を安定して行うことができる。
さらに、第2ハウジング7には、フランジ部13の過大な回動を規制する規制部23が設けられているので、フランジ部13の回動スペースを制限することができ、大型化を抑制することができる。
なお、本発明の実施の形態に係るコネクタでは、フランジ部の係合部側がパネル側に向けて傾斜して配置されているが、これに限らず、フランジ部の係合部側をパネルから離間する方向に向けて傾斜して配置してもよい。
この場合には、第1ハウジングに設けられた解除部を、第2ハウジング側に向けて延設し、第1ハウジングと第2ハウジングとが正規に嵌合した状態で、解除部が係合部を撓ませるようにすればよい。
このような場合には、第1ハウジングと第2ハウジングとの嵌合状態の検出を、第1ハウジングと第2ハウジングとを嵌合させた後、フランジ部の回動の可否によって行うことができる。
詳細には、フランジ部を回動させてリップ部をパネルに密着できる場合には、第1ハウジングと第2ハウジングとが正規に嵌合した状態であり、フランジ部を回動させることができない場合には、第1ハウジングと第2ハウジングとが正規に嵌合していない状態である。
また、係合部は、フランジ部に設けられ、被係合部は、第2ハウジングに設けられているが、これに限らず、係合部を第2ハウジングに設け、被係合部をフランジ部に設けてもよい。
1…コネクタ
3…パネル
5…第1ハウジング
7…第2ハウジング
9…リップ部
11…グロメット
13…フランジ部
15…嵌合検知手段
17…係合部
19…被係合部
21…解除部
23…規制部

Claims (3)

  1. パネルに組付けられる第1ハウジングと、
    前記第1ハウジングに嵌合可能な第2ハウジングと、
    前記第2ハウジングの外周を覆い前記パネルに密着されるリップ部を有するグロメットと、
    前記第2ハウジングの外周に回動可能に配置され前記グロメットの前記リップ部側が組付けられ前記パネルに対して傾斜した状態で前記第2ハウジングに対する回動が規制されたフランジ部と、
    前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとが正規に嵌合した状態で前記フランジ部を回動可能とし前記リップ部を前記パネルに密着させる嵌合検知手段と、
    を有することを特徴とするコネクタ。
  2. 請求項1記載のコネクタであって、
    前記第2ハウジングと前記フランジ部との間には、撓み可能に設けられた係合部と、前記係合部が係合され前記第2ハウジングに対する前記フランジ部の回動を規制する被係合部とが設けられ、
    前記嵌合検知手段は、前記第1ハウジングに設けられ、前記係合部を撓ませ前記係合部と前記被係合部との係合を解除させる解除部を有することを特徴とするコネクタ。
  3. 請求項1又は2記載のコネクタであって、
    前記第2ハウジングには、前記フランジ部の過大な回動を規制する規制部が設けられていることを特徴とするコネクタ。
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