JP7225272B2 - 車両用表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用表示装置に関する。
従来、車両には、車室内の乗員に提供する情報を虚像表示させる車両用表示装置が搭載されている。この車両用表示装置は、所謂ヘッドアップディスプレイ装置であり、被投影部に投影させる表示情報を表示光として出射する表示器と、この表示器から出射された表示光を反射させて、この表示光を被投影部に投影させる反射部材と、を備えている。この車両用表示装置は、その被投影部に投影されている表示光に応じた表示情報を乗員に虚像として視認させる。この種の車両用表示装置については、例えば、下記の特許文献1に開示されている。
特開2017-9864号公報
ところで、その表示情報の提供対象者となる乗員の目の位置(所謂アイポイント)は、乗員の座高の高さや座席の座面の高さ等に応じて異なる。このため、車両用表示装置は、乗員の利便性を高めるべく、アイポイントに拘わらず明瞭な虚像表示を行う必要がある。しかしながら、この車両用表示装置においては、様々なアイポイントで明瞭な虚像表示を行うためであるからといって、光源の出射光の出力を上げるなど、消費電力の増加に至るような対応を採ることは望まれない。
そこで、本発明は、消費電力の増加を抑えつつアイポイントに応じた明瞭な虚像表示を行うことが可能な車両用表示装置を提供することを、その目的とする。
上記目的を達成する為、本発明は、車室内の乗員に虚像として視認させる表示情報を表示光として出射する表示器と、前記表示器から出射された前記表示光を反射させて、前記表示光を車室内の被投影部に投影させる反射部材と、前記乗員のアイポイントの検知結果たる検知アイポイント又は前記虚像の視認が可能な前記アイポイントの範囲であるアイボックスの検知結果たる検知アイボックスに応じた前記表示光の制御を行う制御部と、を備え、前記制御部は、前記反射部材に向けた前記表示器からの前記表示光の出射角度を前記検知アイポイント又は前記検知アイボックスに応じた前記表示器の制御によって調整し、前記反射部材で反射させた前記表示光を前記被投影部における前記検知アイポイント又は前記検知アイボックスに応じた視点位置に投影させ、前記表示器は、バックライトユニットと、前記バックライトユニットの出射光を裏面から入射させ、その裏面からの入射光に応じた前記表示光を表面から前記反射部材に出射させる表示ユニットと、を備え、前記バックライトユニットには、前記アイポイント又は前記アイボックスに応じた出射角度の前記表示光を前記表示ユニットから出射させるための光源が複数の前記アイポイント又は複数の前記アイボックス毎に設けられ、前記制御部は、前記検知アイポイント又は前記検知アイボックスに対応する前記光源を点灯させ、前記検知アイポイント以外の非検知アイポイント又は前記検知アイボックス以外の非検知アイボックスに対応する前記光源を消灯させることで、前記反射部材に向けた前記表示ユニットからの前記表示光の出射角度を前記検知アイポイント又は前記検知アイボックスに応じた出射角度に調整することを特徴としている。また、上記目的を達成する為、本発明は、車室内の乗員に虚像として視認させる表示情報を表示光として出射する表示器と、前記表示器から出射された前記表示光を反射させて、前記表示光を車室内の被投影部に投影させる反射部材と、前記乗員のアイポイントの検知結果たる検知アイポイント又は前記虚像の視認が可能な前記アイポイントの範囲であるアイボックスの検知結果たる検知アイボックスに応じた前記表示光の制御を行う制御部と、を備え、前記制御部は、前記反射部材に向けた前記表示器からの前記表示光の出射角度を前記検知アイポイント又は前記検知アイボックスに応じた前記表示器の制御によって調整し、前記反射部材で反射させた前記表示光を前記被投影部における前記検知アイポイント又は前記検知アイボックスに応じた視点位置に投影させ、前記表示器は、バックライトユニットと、前記バックライトユニットの出射光を裏面から入射させ、その裏面からの入射光に応じた前記表示光を表面から前記反射部材に出射させる表示ユニットと、を備え、前記バックライトユニットは、光源と、前記光源側から入射面に入射された光を前記表示ユニット側に出射させる出射面が凹状の湾曲面になっているフィールドレンズと、前記光源に対して前記フィールドレンズを相対移動させることで、前記出射面からの光の出射角度を変化させる駆動部と、を備え、前記制御部は、前記駆動部を制御し、前記出射面からの光の出射角度が前記検知アイポイント又は前記検知アイボックスに応じた出射角度となる位置に前記フィールドレンズを相対移動させることで、前記反射部材に向けた前記表示ユニットからの前記表示光の出射角度を前記検知アイポイント又は前記検知アイボックスに応じた出射角度に調整することを特徴としている。
本発明に係る車両用表示装置は、表示器の制御によって、反射部材に向けた表示器からの表示光の出射角度を検知アイポイント又は検知アイボックスに応じた出射角度に調整し、反射部材で反射させた表示光を被投影部における検知アイポイント又は検知アイボックスに応じた視点位置に投影させるので、乗員のアイポイントに応じた明瞭な虚像表示を行うことができる。また、本発明に係る車両用表示装置は、拡散角度の大きな拡散部材を用いずとも、表示器の制御によって、複数のアイポイント又は複数のアイボックスの位置に対応させて光を広角度に拡散させることができるので、従来のようなアイポイント又はアイボックスの変化に伴う輝度の低下が少なく、光源の出力を増加させる必要もない。このため、この車両用表示装置は、消費電力の増加を抑えることができる。このように、本発明に係る車両用表示装置は、消費電力の増加を抑えつつアイポイントに応じた明瞭な虚像表示を行うことができる。
図1は、実施形態並びに変形例1及び2の車両用表示装置について示す模式図であって、基準位置の第1アイボックスでの制御形態を示している。 図2は、実施形態の表示器について示す模式図であって、基準位置の第1アイボックスでの制御形態を示している。 図3は、実施形態の光源の配列について示す斜視図である。 図4は、実施形態並びに変形例1及び2の車両用表示装置について示す模式図であって、車両上方の第2アイボックスでの制御形態を示している。 図5は、実施形態の表示器について示す模式図であって、車両上方の第2アイボックスでの制御形態を示している。 図6は、実施形態並びに変形例1及び2の車両用表示装置について示す模式図であって、車両下方の第3アイボックスでの制御形態を示している。 図7は、実施形態の表示器について示す模式図であって、車両下方の第3アイボックスでの制御形態を示している。 図8は、実施形態の車両用表示装置における光源の点灯制御の変形形態について説明する図である。 図9は、変形例1の表示器について示す模式図であって、基準位置の第1アイボックスでの制御形態を示している。 図10は、変形例1の駆動部を車両上方から見た模式図である。 図11は、変形例1の駆動部を車両側方から見た模式図である。 図12は、変形例1の表示器について示す模式図であって、車両上方の第2アイボックスでの制御形態を示している。 図13は、変形例1の表示器について示す模式図であって、車両下方の第3アイボックスでの制御形態を示している。 図14は、変形例2の表示器について示す模式図であって、基準位置の第1アイボックスでの制御形態を示している。 図15は、変形例2の駆動部を車両上方から見た模式図である。 図16は、変形例2の駆動部を車両側方から見た模式図である。 図17は、変形例2の駆動部の別形態を車両上方から見た模式図である。 図18は、変形例2の駆動部の別形態を車両側方から見た模式図である。 図19は、変形例2の表示器について示す模式図であって、車両上方の第2アイボックスでの制御形態を示している。 図20は、変形例2の表示器について示す模式図であって、車両下方の第3アイボックスでの制御形態を示している。
以下に、本発明に係る車両用表示装置の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1の符号1は、実施形態の車両用表示装置を示す。また、図1の符号2は、変形例1の車両用表示装置を示す。また、図1の符号3は、変形例2の車両用表示装置を示す。これらの車両用表示装置1,2,3は、車両(自動車等)の車室内の乗員に提供する情報を虚像表示させる所謂ヘッドアップディスプレイ装置である。そして、ここで示す車両用表示装置1,2,3は、乗員が視認している実在の視認情報に虚像表示情報を重畳表示させる所謂拡張現実(AR:Augmented Reality)技術を利用したヘッドアップディスプレイ装置として例示する。
車両用表示装置1,2,3は、車室内の乗員に虚像として視認させる表示情報を表示光として出射する表示器10を備える(図1)。この表示器10は、バックライトユニット20と表示ユニット30を備えるものであり、バックライトユニット20から表示ユニット30に向けて光を出射させ、そのバックライトユニット20からの入射光に応じた表示情報の表示光を表示ユニット30から出射させる。更に、この車両用表示装置1,2,3は、その表示器10(表示ユニット30)から出射された表示光を反射させて、この表示光を車室内の被投影部Rwfに投影させる反射部材40を備える(図1)。この反射部材40は、例えば、表示器10から出射された表示光を拡大させて反射させる拡大ミラーである。この反射部材40としては、例えば、非球面(自由曲面)ミラーが用いられる。また更に、この車両用表示装置1,2,3は、表示情報の表示制御を行う制御部50を備える(図1)。
この車両用表示装置1,2,3は、更に、その表示器10と反射部材40と制御部50とを内方に収容させる筐体61と、この筐体61の開口を塞ぐ透明のカバー62と、を備える(図1)。この車両用表示装置1,2,3においては、反射部材40で反射させた表示光をカバー62から筐体61の外に出射させ、その先に存在している被投影部Rwfに投影させる。ここで示す車両用表示装置1,2,3は、カバー62を露出させた状態で車室内のインスツルメントパネルPiの中に収容され、被投影部RwfとしてのフロントウインドシールドWfの反射部に反射部材40で反射させた表示光を投影させる(図1)。そのフロントウインドシールドWfの反射部(被投影部Rwf)には、例えば、フロントウインドシールドWfの車室内側の壁面に、入射してきた光の一部を反射させ、この入射してきた光の残りを透過させる半透過性のコーティングが施されたり、フロントウインドシールドWfの中に、そのような半透過性のフィルム材が埋め込まれたりしている。
被投影部Rwfに投影された表示光は、この被投影部RwfからアイボックスEBに反射されることによって、乗員に虚像として視認される(図1)。アイボックスEBとは、虚像の視認が可能なアイポイントの範囲を示すものである。アイポイントとは、車室内の乗員の目の位置を示すものである。よって、アイポイントは、乗員の座高の高さや座席の座面の高さ等に応じて異なるものとなる。従って、この車両用表示装置1,2,3においては、車室内に複数のアイボックスEBが設定されている。ここでは、基準位置のアイボックス(以下、「第1アイボックス」という。)EB1と、この第1アイボックスEB1よりも車両上方のアイボックス(以下、「第2アイボックス」という。)EB2と、その第1アイボックスEB1よりも車両下方のアイボックス(以下、「第3アイボックス」という。)EB3と、が設定されている(図1)。尚、複数のアイボックスEBは、車幅方向に並べられたものであってもよい。
[実施形態]
先ず、実施形態の車両用表示装置1について説明する。
この実施形態の車両用表示装置1においては、バックライトユニット20及び表示ユニット30を備える表示器10について、次のようなバックライトユニット20A及び表示ユニット30Aを備える表示器10Aとして構成されている(図2)。
本実施形態のバックライトユニット20Aは、基材21と、光源22と、集光レンズ23と、フィールドレンズ24と、拡散部材25と、を備える(図2)。このバックライトユニット20Aにおいては、光源22からの出射光を集光レンズ23で集光させ、この集光レンズ23からの出射光をフィールドレンズ24に入射させる。このバックライトユニット20Aにおいては、その入射光をフィールドレンズ24で屈折させ、このフィールドレンズ24で進行方向が整えられた出射光を拡散部材25に入射させることによって、その入射光を拡散部材25で表示ユニット30Aに好適な広さに拡散させながら表示ユニット30Aに向けて出射させる。
基材21は、光源22を固定するための部材である。この基材21は、矩形の平板状に成形され、一方の平面に光源22を固定させる(図2及び図3)。
このバックライトユニット20Aには、アイボックスEBに応じた出射角度の表示光を表示ユニット30Aから出射させるための光源22が複数のアイボックスEB毎に設けられている(図2及び図3)。ここで例示する表示器10Aは、反射部材40よりも車両後方に配置され、車両前方の反射部材40に向けて表示光を出射させる。そして、この車両用表示装置1においては、その表示光の出射光に基づく反射部材40の反射光が被投影部Rwfにて車両上下方向で反転して投影される。このため、ここで示す複数の光源22は、車両上下方向に位置する複数のアイボックスEB(第1アイボックスEB1、第2アイボックスEB2、第3アイボックスEB3)に応じて、車両上方のアイボックスEB(第2アイボックスEB2)に対応させたものから順に車両下方へと並べられている。
このバックライトユニット20Aは、光源22として、そのようなアイボックスEB毎に対応させたもののみを備えるものであってもよい。但し、ここで示すバックライトユニット20Aにおいては、光源22として、そのアイボックスEB毎の光源(以下、「主光源」という。)22の他に、別の光源(以下、「副光源」という。)22も設けられている。その副光源22は、隣り合うアイボックスEBに各々対応させた2箇所の主光源22の間に配置される(図2及び図3)。ここでは、基準位置の第1アイボックスEB1に対応させた第1主光源22Aと、車両上方の第2アイボックスEB2に対応させた第2主光源22Bと、車両下方の第3アイボックスEB3に対応させた第3主光源22Cと、第1主光源22Aと第2主光源22Bとの間に介在させた第1副光源22Dと、第1主光源22Aと第3主光源22Cとの間に介在させた第2副光源22Eと、が設けられている。
このバックライトユニット20Aにおいては、その第1主光源22Aと第2主光源22Bと第3主光源22Cと第1副光源22Dと第2副光源22Eとが各々車幅方向に複数設けられている(図3)。ここでは、その第1主光源22Aと第2主光源22Bと第3主光源22Cと第1副光源22Dと第2副光源22Eとが各々車幅方向に同数ずつ(この例示では3つずつ)設けられている。つまり、これら全ての光源22は、基材21の一方の平面の上で格子状に配置されている。
ここで示す光源22としては、発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)が用いられている。この光源22には、車両の二次電池等の電源(図示略)から電力が供給される。また、この光源22は、制御部50によって、点灯、消灯又は点灯時の出射光の出力が制御される。
集光レンズ23は、光源22からの光を集光させるガラス又は透明樹脂から成るレンズ部材であり、光源22毎に設けられる。この集光レンズ23は、光を入射させる入射面と、この入射面から入射してきた光を出射させる出射面と、を有する。そして、この集光レンズ23は、入射面を光源22における光の出射部に対向配置させ、かつ、出射面を表示ユニット30A側に対向配置させる。ここで示す集光レンズ23は、入射面が平坦面で且つ出射面が凸状の湾曲面の平凸レンズとして成形されている。また、ここで示す集光レンズ23は、表示ユニット30A側から見て略矩形状に成形されている。
フィールドレンズ24は、集光レンズ23から出射された光の進行方向を揃えるガラス又は透明樹脂から成るレンズ部材であり、全ての集光レンズ23と表示ユニット30Aとの間に介在させる。このフィールドレンズ24は、光を入射させる入射面と、この入射面から入射してきた光を出射させる出射面と、を有する。そして、このフィールドレンズ24は、入射面を全ての集光レンズ23の出射面に対向配置させ、かつ、出射面を表示ユニット30A側に対向配置させる。ここで示すフィールドレンズ24は、入射面と出射面が各々凸状の湾曲面の両凸レンズとして成形されている。また、ここで示すフィールドレンズ24は、表示ユニット30A側から見て略矩形状に成形されている。
拡散部材25は、フィールドレンズ24から出射された光をアイボックスEB全体に拡散させる拡散板等の光学素子であり、フィールドレンズ24と表示ユニット30Aとの間に介在させる。この拡散部材25は、矩形の平板状に成形され、一方の平面(入射面)をフィールドレンズ24の出射面に対向配置させ、かつ、他方の平面(出射面)を表示ユニット30Aの裏面に対向配置させる。この拡散部材25は、車両上下方向と車幅方向とで拡散角度が同じものであってもよく、車両上下方向と車幅方向とで拡散角度が異なるものであってもよい。例えば、一般的なアイボックスEBは、車両上下方向よりも車幅方向に長い。このため、拡散部材25は、車両上下方向の拡散角度よりも車幅方向の拡散角度の方が広角のものを用いることによって、光をアイボックスEB全体に拡散させるに際しての効率を高めることができる。また、その効率については、この拡散部材25と共に、例えば、拡散特性がトップハット型となるレンズアレイのような素子を併用することによって高めることもできる。
このバックライトユニット20Aにおいては、その拡散部材25から出射させる光が表示ユニット30Aに向けて出射させる出射光になる。
本実施形態の表示ユニット30Aは、バックライトユニット20Aの出射光を裏面から入射させ、その裏面からの入射光に応じた表示光を表面から反射部材40に出射させるものとして構成されている。例えば、この表示ユニット30Aとしては、光透過型のTFT液晶(Thin Film Transistor Liquid Crystal Display)等が用いられる。この表示ユニット30Aは、制御部50によって制御され、表示情報を表示させる。例えば、その表示情報としては、文字、数字、図形等の画像情報が表示される。
この車両用表示装置1においては、乗員のアイポイントに拘わらず明瞭な虚像表示を行うために、次のように制御部50に制御させるよう構成している。
その制御部50には、アイボックスEBの検知結果たる検知アイボックスEBdに応じた表示光の制御を行わせる(図1、図4及び図6)。ここで示す制御部50には、乗員のアイポイントに応じたアイボックスEBを検知させ、その検知アイボックスEBdに応じた表示光の制御を行わせる。
先ず、この制御部50は、乗員のアイポイントを検出するアイポイント検出部71(図1、図4及び図6)の検出信号に基づいて、アイボックスEBを検知する。車両用表示装置1は、自らがアイポイント検出部71を備えていてよく、車両が具備するアイポイント検出部71の検出信号を利用するものであってもよい。
続いて、この制御部50は、反射部材40に向けた表示器10Aからの表示光の出射角度を検知アイボックスEBdに応じた表示器10Aの制御によって調整し、反射部材40で反射させた表示光を被投影部Rwfにおける検知アイボックスEBdに応じた視点位置に投影させる。具体的に、この実施形態の制御部50は、検知アイボックスEBdに対応する光源22を点灯させ、検知アイボックスEBd以外の非検知アイボックスEB0に対応する光源22を消灯させることで、反射部材40に向けた表示ユニット30Aからの表示光の出射角度を検知アイボックスEBdに応じた出射角度に調整する(図1、図2及び図4から図7)。
図1及び図2には、検知アイボックスEBdが基準位置の第1アイボックスEB1であり、この第1アイボックスEB1に対応させた第1主光源22Aを点灯させ、残りの全ての光源22を消灯させた場合を示している。この場合には、反射部材40に向けた表示ユニット30Aからの表示光の出射角度が第1アイボックスEB1に応じた出射角度に調整され、この反射部材40で反射させた表示光が被投影部Rwfにおける第1アイボックスEB1に応じた視点位置Pv1に投影される。
図4及び図5には、検知アイボックスEBdが車両上方の第2アイボックスEB2であり、この第2アイボックスEB2に対応させた第2主光源22Bを点灯させ、残りの全ての光源22を消灯させた場合を示している。この場合には、反射部材40に向けた表示ユニット30Aからの表示光の出射角度が第2アイボックスEB2に応じた出射角度に調整され、この反射部材40で反射させた表示光が被投影部Rwfにおける第2アイボックスEB2に応じた視点位置Pv2(基準位置の第1アイボックスEB1に応じた視点位置Pv1よりも車両上方の視点位置Pv2)に投影される。
図6及び図7には、検知アイボックスEBdが車両下方の第3アイボックスEB3であり、この第3アイボックスEB3に対応させた第3主光源22Cを点灯させ、残りの全ての光源22を消灯させた場合を示している。この場合には、反射部材40に向けた表示ユニット30Aからの表示光の出射角度が第3アイボックスEB3に応じた出射角度に調整され、この反射部材40で反射させた表示光が被投影部Rwfにおける第3アイボックスEB3に応じた視点位置Pv3(基準位置の第1アイボックスEB1に応じた視点位置Pv1よりも車両下方の視点位置Pv3)に投影される。
以上示したように、本実施形態の車両用表示装置1は、検知アイボックスEBdに対応する光源22を点灯させ、かつ、これ以外の光源22を消灯させるという表示器10Aの制御によって、反射部材40に向けた表示器10Aからの表示光の出射角度を検知アイボックスEBdに応じた出射角度に調整し、反射部材40で反射させた表示光を被投影部Rwfにおける検知アイボックスEBdに応じた視点位置に投影させる。このため、この車両用表示装置1は、乗員のアイポイントに応じた明瞭な虚像表示を行うことができる。
また、従来の車両用表示装置では、複数のアイボックスEBの位置に対応させて光を広角度に拡散させるべく、例えば、拡散角度の大きな拡散部材を用い、かつ、このような拡散部材の適用に伴う輝度の低下を光源の出射光の出力増加で抑えている。しかしながら、本実施形態の車両用表示装置1は、拡散角度の大きな拡散部材を用いずとも、点灯させる光源22を切り替えるという表示器10Aの制御によって、複数のアイボックスEBの位置に対応させて光を広角度に拡散させることができるので、従来のようなアイボックスEBの変化に伴う輝度の低下が少なく、光源22の出力を増加させる必要もない。このため、この車両用表示装置1は、消費電力の増加を抑えることができる。
このように、本実施形態の車両用表示装置1は、消費電力の増加を抑えつつアイポイントに応じた明瞭な虚像表示を行うことができる。
ところで、本実施形態の車両用表示装置1は、検知アイボックスEBdの変位を検出することができる場合、制御部50に次のような制御を実施させてもよい。
制御部50は、検知アイボックスEBdが隣のアイボックスEBd側へ変位する場合、現状の検知アイボックスEBdに対応させて点灯している主光源の出力を低下させながら、現状の検知アイボックスEBdに対応する主光源と隣のアイボックスEBdに対応する主光源との間に介在する副光源の出力を増加させ、その副光源の出力が最大値になったら当該副光源の出力を低下させながら、次の検知アイボックスEBdである隣のアイボックスEBdに対応させた主光源の出力を増加させる(図8)。例えば、現状の検知アイボックスEBdが基準位置の第1アイボックスEB1で車両上方の第2アイボックスEB2側へ変位する場合、基準位置の第1アイボックスEB1に対応させて点灯している第1主光源22Aの出力を低下させながら、この第1主光源22Aと車両上方の第2アイボックスEB2に対応する第2主光源22Bとの間に介在する第1副光源22Dの出力を増加させ、その第1副光源22Dの出力が最大値になったら当該第1副光源22Dの出力を低下させながら、次の検知アイボックスEBdである車両上方の第2アイボックスEB2に対応させた第2主光源22Bの出力を増加させる。尚、図8では、隣り合う2つの光源22の出力の合計値を一定にして、一方の光源22の出力を低下させるときに、その低下代分だけ他方の光源22の出力を増加させている。しかしながら、例えば、制御部50は、隣り合う2つの光源22の出力の合計値をアイポイント(アイボックスEB)に応じて増減させるように、一方の光源22の出力の低下代と他方の光源22の出力の増加代とを決めてもよい。
これにより、本実施形態の車両用表示装置1は、乗員の車両上下方向でのアイポイントの変化に伴う輝度の変化を小さくできる。
また、本実施形態の車両用表示装置1は、乗員の車両上下方向のアイポイントの変化だけでなく、乗員の車幅方向のアイポイントの変化も検出することができる場合、制御部50に次のような制御を実施させてもよい。この場合の車両用表示装置1においては、乗員のアイポイントに対応する光源22をアイポイント毎に設定しておく。そして、制御部50は、例えば、検出したアイポイントに対応する光源22のみを点灯させる。また、制御部50は、例えば、検出したアイポイントに対応する光源22と当該光源22の周囲の全ての光源22とを点灯させ、残りの全ての光源22を消灯させる。本実施形態の車両用表示装置1は、このように制御することによって、乗員の様々な方向へのアイポイントの変化に伴う輝度の変化を小さくできる。
また、本実施形態の車両用表示装置1は、反射部材40に車幅方向を軸線とする回転軸(図示略)を設け、この反射部材40を制御部50によって回転軸周りに回転させるものとして構成してもよい。この場合、制御部50は、反射部材40を回転させた上で上述した制御を実施して、この反射部材40で反射させた表示光を被投影部Rwfにおける検知アイボックスEBdに応じた視点位置に投影してもよい。また、この場合、制御部50は、その反射部材40の回転位置に基づいて検知アイボックスEBdを把握してもよい。
ここで、この例示の車両用表示装置1は、表示器10Aが反射部材40よりも車両後方に配置され、この表示器10Aが車両前方の反射部材40に向けて表示光を出射させ、その出射光に基づく反射部材40の反射光が被投影部Rwfにて車両上下方向で反転して投影されるものとして構成及び配置されている。しかしながら、本実施形態の車両用表示装置1は、次のような構成及び配置のものであってもよい。
例えば、本実施形態の車両用表示装置1は、表示器10Aが反射部材(以下、「第1反射部材」という。)40よりも車両前方且つ車両下方に配置され、かつ、その第1反射部材40よりも車両前方に別の反射部材(以下、「第2反射部材」という。)が配置され、表示器10Aが第1反射部材40に向けて表示光を出射させ、その出射光に基づく第1反射部材40の反射光が第2反射部材にて車両上下方向で反転して投影され、かつ、その投影光に基づく第2反射部材の反射光が被投影部Rwfにて車両上下方向で反転して投影されるものとして構成及び配置されたものであってもよい(図示略)。この場合、複数の光源22は、先の例示と同じように、車両上下方向に位置する複数のアイボックスEB(第1アイボックスEB1、第2アイボックスEB2、第3アイボックスEB3)に応じて、車両上方のアイボックスEB(第2アイボックスEB2)に対応させたものから順に車両下方へと並べられる。
更に、例えば、本実施形態の車両用表示装置1は、表示器10Aが反射部材40よりも車両前方に配置され、この表示器10Aが車両後方の反射部材40に向けて表示光を出射させ、その出射光に基づく反射部材40の反射光が被投影部Rwfにて車両上下方向で反転せずに投影されるものとして構成及び配置されたものであってもよい(図示略)。また、本実施形態の車両用表示装置1は、表示器10Aが反射部材(以下、「第1反射部材」という。)40よりも車両後方に配置され、かつ、その第1反射部材40よりも車両後方且つ車両上方に別の反射部材(以下、「第2反射部材」という。)が配置され、表示器10Aが車両前方の第1反射部材40に向けて表示光を出射させ、その出射光に基づく第1反射部材40の反射光が第2反射部材にて車両上下方向で反転せずに投影され、かつ、その投影光に基づく第2反射部材の反射光が被投影部Rwfにて車両上下方向で反転せずに投影されるものとして構成及び配置されたものであってもよい(図示略)。これらのように構成及び配置を行った場合、車両上下方向での虚像の反転を抑止するべく、複数の光源22は、車両上下方向に位置する複数のアイボックスEB(第1アイボックスEB1、第2アイボックスEB2、第3アイボックスEB3)に応じて、車両上方のアイボックスEB(第2アイボックスEB2)に対応させたものから順に車両上方へと並べられる。
尚、本実施形態の車両用表示装置1は、検知アイボックスEBdに基づいた上記の制御を行うものとして示しているが、アイポイント検出部71の検出信号により検知される検知アイポイントに基づいて上記の制御を実施してもよい。この場合には、上記の説明においてアイボックスをアイポイントと読み替える。
[変形例1]
次に、変形例1の車両用表示装置2について説明する。
本変形例の車両用表示装置2においては、バックライトユニット20及び表示ユニット30を備える表示器10について、次のようなバックライトユニット20B及び表示ユニット30Bを備える表示器10Bとして構成されている(図9)。
本変形例のバックライトユニット20Bは、基材121と、光源122と、集光レンズ123と、フィールドレンズ124と、拡散部材125と、を備える(図9)。このバックライトユニット20Bにおいては、光源122からの出射光を集光レンズ123で集光させ、この集光レンズ123からの出射光をフィールドレンズ124に入射させる。このバックライトユニット20Bにおいては、その入射光をフィールドレンズ124で屈折させ、このフィールドレンズ124で進行方向が整えられた出射光を拡散部材125に入射させることによって、その入射光を拡散部材125で表示ユニット30Bに好適な広さに拡散させながら表示ユニット30Bに向けて出射させる。
基材121は、光源122を固定するための部材である。この基材121は、実施形態の基材21と同じように、矩形の平板状に成形され、一方の平面に光源122を固定させる(図9)。
光源122は、実施形態の光源22と同じように、発光ダイオードが用いられ、制御部50によって、点灯、消灯又は点灯時の出射光の出力が制御される。本変形例の光源122は、例えば、車両上下方向に2つ並べられると共に、車幅方向に3つ並べられている。
集光レンズ123は、光源122からの光を集光させるガラス又は透明樹脂から成るレンズ部材であり、光源122毎に設けられる。本変形例の集光レンズ123は、実施形態の集光レンズ23と同形状の平凸レンズとして成形され、平坦な入射面を光源122における光の出射部に対向配置させ、かつ、凸状の出射面を表示ユニット30B側に対向配置させている。この集光レンズ123を介した光源122からの光は、表示ユニット30Bの裏面における区画された領域を照射させるものであってもよく、隣り合う領域同士の一部又は全部に重なるように照射させるものであってもよい。
フィールドレンズ124は、集光レンズ123から出射された光の進行方向を揃えるガラス又は透明樹脂から成るレンズ部材であり、全ての集光レンズ123と表示ユニット30Bとの間に介在させる。このフィールドレンズ124は、光を入射させる入射面と、この入射面から入射してきた光を出射させる出射面と、を有する。そして、このフィールドレンズ124は、入射面を全ての集光レンズ123の出射面に対向配置させ、かつ、出射面を表示ユニット30B側に対向配置させる。ここで示すフィールドレンズ124は、入射面が平坦面で且つ出射面が凹状の湾曲面の平凹レンズとして成形されている。つまり、ここで示すフィールドレンズ124は、光源122側から入射面に入射された光を表示ユニット30B側に出射させる出射面が凹状の湾曲面になっている。また、ここで示すフィールドレンズ124は、表示ユニット30B側から見て略矩形状に成形されている。
拡散部材125は、フィールドレンズ124から出射された光をアイボックスEB全体に拡散させる拡散板等の光学素子であり、フィールドレンズ124と表示ユニット30Bとの間に介在させる。本変形例の拡散部材125は、実施形態の拡散部材25と同じものであり、一方の平面(入射面)をフィールドレンズ124の出射面に対向配置させ、かつ、他方の平面(出射面)を表示ユニット30Bの裏面に対向配置させる。
このバックライトユニット20Bにおいては、実施形態と同じように、この拡散部材125と共に、例えば、拡散特性がトップハット型となるレンズアレイのような素子を併用することによって、光をアイボックスEB全体に拡散させるに際しての効率を高めることができる。
このバックライトユニット20Bにおいては、その拡散部材125から出射させる光が表示ユニット30Bに向けて出射させる出射光になる。
本変形例の表示ユニット30Bは、前述した実施形態の表示ユニット30Aと同じものである。そして、本変形例の車両用表示装置2は、実施形態における具体的な例示の車両用表示装置1と同じように、表示器10Bが反射部材40よりも車両後方に配置され、この表示器10Bが車両前方の反射部材40に向けて表示光を出射させ、その出射光に基づく反射部材40の反射光が被投影部Rwfにて車両上下方向で反転して投影されるものとして構成及び配置されている。
この車両用表示装置2においては、乗員のアイポイントに拘わらず明瞭な虚像表示を行うために、次のように制御部50に制御させるよう構成している。
その制御部50には、アイボックスEBの検知結果たる検知アイボックスEBdに基づきフィールドレンズ124を光源122に対して相対移動させることによって、この検知アイボックスEBdに応じた表示光の制御を行わせる(図1、図4及び図6)。ここで示す制御部50には、乗員のアイポイントに応じたアイボックスEBを検知させ、その検知アイボックスEBdに基づいてフィールドレンズ124を相対移動させる。
そこで、本変形例のバックライトユニット20Bには、光源122に対してフィールドレンズ124を相対移動させることで、このフィールドレンズ124の出射面からの光の出射角度を変化させる駆動部126が設けられている(図10及び図11)。ここで示す駆動部126は、光源122に対してフィールドレンズ124を車両上下方向に相対移動させるものである。例えば、駆動部126は、駆動源たる電動モータ126Aと、この電動モータ126Aの出力軸に取り付けられた同心のピニオンギヤ126Bと、フィールドレンズ124に固定され、かつ、ピニオンギヤ126Bに噛み合わされたラックギヤ126Cと、を備える。この駆動部126は、ピニオンギヤ126Bを介して電動モータ126Aの駆動トルクをラックギヤ126Cに伝達させることによって、そのラックギヤ126Cを車両上下方向に移動させながら、このラックギヤ126Cが取り付けられているフィールドレンズ124を車両上下方向に相対移動させる。
制御部50は、先ず、実施形態と同じように、アイポイント検出部71の検出信号に基づいて、アイボックスEBを検知する。
続いて、この制御部50は、駆動部126を制御し、フィールドレンズ124の出射面からの光の出射角度が検知アイボックスEBdに応じた出射角度となる位置にフィールドレンズ124を相対移動させることで、反射部材40に向けた表示ユニット30Bからの表示光の出射角度を検知アイボックスEBdに応じた出射角度に調整する(図1、図4、図6、図9、図12及び図13)。ここで例示する表示器10Bは、反射部材40よりも車両後方に配置され、車両前方の反射部材40に向けて表示光を出射させる。このため、制御部50には、駆動部126を次のように制御させる。
制御部50は、検知アイボックスEBdが基準位置の第1アイボックスEB1のときに、駆動部126を制御し、フィールドレンズ124の出射面からの光の出射角度が基準位置の第1アイボックスEB1に応じた出射角度となる基準レンズ位置にフィールドレンズ124を相対移動させる(図9)。これにより、反射部材40で反射させた表示光は、被投影部Rwfにおける第1アイボックスEB1に応じた視点位置Pv1に投影される。
また、制御部50は、検知アイボックスEBdが車両上方の第2アイボックスEB2のときに、駆動部126を制御し、フィールドレンズ124を基準レンズ位置よりも車両上方に相対移動させることで、フィールドレンズ124の出射面からの光の出射角度が車両上方の第2アイボックスEB2に応じた出射角度となるように調整する(図12)。これにより、反射部材40で反射させた表示光は、被投影部Rwfにおける第2アイボックスEB2に応じた視点位置Pv2に投影される。
また、制御部50は、検知アイボックスEBdが車両下方の第3アイボックスEB3のときに、駆動部126を制御し、フィールドレンズ124を基準レンズ位置よりも車両下方に相対移動させることで、フィールドレンズ124の出射面からの光の出射角度が車両下方の第3アイボックスEB3に応じた出射角度となるように調整する(図12)。これにより、反射部材40で反射させた表示光は、被投影部Rwfにおける第3アイボックスEB3に応じた視点位置Pv3に投影される。
以上示したように、本変形例の車両用表示装置2は、検知アイボックスEBdに応じてフィールドレンズ124を光源122に対して相対移動させ、そのフィールドレンズ124の出射面からの光の出射角度を検知アイボックスEBdに応じた出射角度に調整するという表示器10Bの制御によって、反射部材40に向けた表示器10Bからの表示光の出射角度を検知アイボックスEBdに応じた出射角度に調整し、反射部材40で反射させた表示光を被投影部Rwfにおける検知アイボックスEBdに応じた視点位置に投影させる。このため、この車両用表示装置2は、乗員のアイポイントに応じた明瞭な虚像表示を行うことができる。
また、本変形例の車両用表示装置2は、拡散角度の大きな拡散部材を用いずとも、光源122に対するフィールドレンズ124の位置を変えるという表示器10Bの制御によって、複数のアイボックスEBの位置に対応させて光を広角度に拡散させることができるので、従来のようなアイボックスEBの変化に伴う輝度の低下が少なく、光源122の出力を増加させる必要もない。このため、この車両用表示装置2は、消費電力の増加を抑えることができる。
このように、本変形例の車両用表示装置2は、消費電力の増加を抑えつつアイポイントに応じた明瞭な虚像表示を行うことができる。
ところで、本変形例の車両用表示装置2は、光源122に対するフィールドレンズ124の相対移動方向について、車両上下方向に加えて、車幅方向又は/及び車両前後方向にも相対移動できるように駆動部を構成してもよい。この場合、車両用表示装置2は、その駆動部を制御部50が制御し、車両上下方向に加えて、車幅方向又は/及び車両前後方向へとフィールドレンズ124を光源122に対して相対移動させることによって、乗員のアイポイントに応じたより明瞭な虚像表示を行うことができる。
また、本変形例の車両用表示装置2は、実施形態と同じように、反射部材40に車幅方向を軸線とする回転軸(図示略)を設け、この反射部材40を制御部50によって回転軸周りに回転させるものとして構成してもよい。そして、本変形例の制御部50は、実施形態と同じように、反射部材40を回転させた上で上述した制御を実施して、この反射部材40で反射させた表示光を被投影部Rwfにおける検知アイボックスEBdに応じた視点位置に投影してもよい。この場合、制御部50は、その反射部材40の回転位置に基づいて検知アイボックスEBdを把握してもよい。
ここで、この例示の車両用表示装置2は、実施形態における具体的な例示の車両用表示装置1と同じように、表示器10Bが反射部材40よりも車両後方に配置され、この表示器10Bが車両前方の反射部材40に向けて表示光を出射させ、その出射光に基づく反射部材40の反射光が被投影部Rwfにて車両上下方向で反転して投影されるものとして構成及び配置されている。しかしながら、本変形例の車両用表示装置2は、次のような構成及び配置のものであってもよい。
例えば、本変形例の車両用表示装置2は、実施形態で車両用表示装置1の別の形態として示したものと同じように、表示器10Bが第1反射部材40よりも車両前方且つ車両下方に配置され、かつ、その第1反射部材40よりも車両前方に第2反射部材が配置され、表示器10Bが第1反射部材40に向けて表示光を出射させ、その出射光に基づく第1反射部材40の反射光が第2反射部材にて車両上下方向で反転して投影され、かつ、その投影光に基づく第2反射部材の反射光が被投影部Rwfにて車両上下方向で反転して投影されるものとして構成及び配置されたものであってもよい(図示略)。この場合でも、制御部50には、先の例示と同じように駆動部126を制御させる。
更に、例えば、本変形例の車両用表示装置2は、実施形態で車両用表示装置1の別の形態として示したものと同じように、表示器10Bが反射部材40よりも車両前方に配置され、この表示器10Bが車両後方の反射部材40に向けて表示光を出射させ、その出射光に基づく反射部材40の反射光が被投影部Rwfにて車両上下方向で反転せずに投影されるものとして構成及び配置されたものであってもよい(図示略)。また、本変形例の車両用表示装置2は、実施形態で車両用表示装置1の別の形態として示したものと同じように、表示器10Bが第1反射部材40よりも車両後方に配置され、かつ、その第1反射部材40よりも車両後方且つ車両上方に第2反射部材が配置され、表示器10Bが車両前方の第1反射部材40に向けて表示光を出射させ、その出射光に基づく第1反射部材40の反射光が第2反射部材にて車両上下方向で反転せずに投影され、かつ、その投影光に基づく第2反射部材の反射光が被投影部Rwfにて車両上下方向で反転せずに投影されるものとして構成及び配置されたものであってもよい(図示略)。
これらのように構成及び配置を行った場合でも、制御部50は、検知アイボックスEBdが基準位置の第1アイボックスEB1であれば、駆動部126を制御し、フィールドレンズ124の出射面からの光の出射角度が基準位置の第1アイボックスEB1に応じた出射角度となる基準レンズ位置にフィールドレンズ124を相対移動させる。
一方、制御部50は、検知アイボックスEBdが車両上方の第2アイボックスEB2のときに、車両上下方向での虚像の反転を抑止するべく、駆動部126を制御し、フィールドレンズ124を基準レンズ位置よりも車両下方に相対移動させることで、フィールドレンズ124の出射面からの光の出射角度が車両上方の第2アイボックスEB2に応じた出射角度となるように調整する。また、制御部50は、検知アイボックスEBdが車両下方の第3アイボックスEB3のときに、車両上下方向での虚像の反転を抑止するべく、駆動部126を制御し、フィールドレンズ124を基準レンズ位置よりも車両上方に相対移動させることで、フィールドレンズ124の出射面からの光の出射角度が車両下方の第3アイボックスEB3に応じた出射角度となるように調整する。
尚、本変形例の車両用表示装置2は、検知アイボックスEBdに基づいた上記の制御を行うものとして示しているが、アイポイント検出部71の検出信号により検知される検知アイポイントに基づいて上記の制御を実施してもよい。この場合には、上記の説明においてアイボックスをアイポイントと読み替える。
[変形例2]
次に、変形例2の車両用表示装置3について説明する。
本変形例の車両用表示装置3においては、バックライトユニット20及び表示ユニット30を備える表示器10について、次のようなバックライトユニット20C及び表示ユニット30Cを備える表示器10Cとして構成されている(図14)。
本変形例のバックライトユニット20Cは、基材221と、光源222と、集光レンズ223と、フィールドレンズ224と、拡散部材225と、を備える(図14)。このバックライトユニット20Cにおいては、光源222からの出射光を集光レンズ223で集光させ、この集光レンズ223からの出射光をフィールドレンズ224に入射させる。このバックライトユニット20Cにおいては、その入射光をフィールドレンズ224で屈折させ、このフィールドレンズ224で進行方向が整えられた出射光を拡散部材225に入射させることによって、その入射光を拡散部材225で表示ユニット30Cに好適な広さに拡散させながら表示ユニット30Cに向けて出射させる。
基材221は、光源222を固定するための部材である。この基材221は、変形例1の基材121と同じように、矩形の平板状に成形され、一方の平面に光源222を固定させる(図14)。
光源222は、変形例1の光源122と同じように、発光ダイオードが用いられ、制御部50によって、点灯、消灯又は点灯時の出射光の出力が制御される。本変形例の光源222は、変形例1の光源122と同じように、車両上下方向に2つ並べられると共に、車幅方向に3つ並べられている。
集光レンズ223は、光源222からの光を集光させるガラス又は透明樹脂から成るレンズ部材であり、光源222毎に設けられる。本変形例の集光レンズ223は、変形例1の集光レンズ123と同形状の平凸レンズとして成形され、平坦な入射面を光源222における光の出射部に対向配置させ、かつ、凸状の出射面を表示ユニット30C側に対向配置させている。この集光レンズ223を介した光源222からの光は、表示ユニット30Cの裏面における区画された領域を照射させるものであってもよく、隣り合う領域同士の一部又は全部に重なるように照射させるものであってもよい。
フィールドレンズ224は、集光レンズ223から出射された光の進行方向を揃えるガラス又は透明樹脂から成るレンズ部材であり、全ての集光レンズ223と表示ユニット30Cとの間に介在させる。本変形例のフィールドレンズ224は、変形例1のフィールドレンズ124と同形状の平凹レンズとして成形され、平坦な入射面を全ての集光レンズ223の出射面に対向配置させ、かつ、凹状の出射面を表示ユニット30C側に対向配置させている。
拡散部材225は、フィールドレンズ224から出射された光をアイボックスEB全体に拡散させる拡散板等の光学素子であり、フィールドレンズ224と表示ユニット30Cとの間に介在させる。本変形例の拡散部材225は、変形例1の拡散部材125と同じものであり、一方の平面(入射面)をフィールドレンズ224の出射面に対向配置させ、かつ、他方の平面(出射面)を表示ユニット30Cの裏面に対向配置させる。
このバックライトユニット20Cにおいては、実施形態や変形例1と同じように、この拡散部材225と共に、例えば、拡散特性がトップハット型となるレンズアレイのような素子を併用することによって、光をアイボックスEB全体に拡散させるに際しての効率を高めることができる。
このバックライトユニット20Cにおいては、その拡散部材225から出射させる光が表示ユニット30Cに向けて出射させる出射光になる。
本変形例の表示ユニット30Cは、前述した実施形態の表示ユニット30A(変形例1の表示ユニット30B)と同じものである。そして、本変形例の車両用表示装置3は、実施形態における具体的な例示の車両用表示装置1と同じように、表示器10Cが反射部材40よりも車両後方に配置され、この表示器10Cが車両前方の反射部材40に向けて表示光を出射させ、その出射光に基づく反射部材40の反射光が被投影部Rwfにて車両上下方向で反転して投影されるものとして構成及び配置されている。
この車両用表示装置3においては、乗員のアイポイントに拘わらず明瞭な虚像表示を行うために、次のように制御部50に制御させるよう構成している。
その制御部50には、アイボックスEBの検知結果たる検知アイボックスEBdに基づき表示器10Cを車体に対して相対回転させることによって、この検知アイボックスEBdに応じた表示光の制御を行わせる(図1、図4及び図6)。ここで示す制御部50には、乗員のアイポイントに応じたアイボックスEBを検知させ、その検知アイボックスEBdに基づいて表示器10Cを相対回転させる。
そこで、本変形例の車両用表示装置3には、表示器10Cを車体に対して相対回転させる駆動部80が設けられている(図15から図18)。その駆動部80は、車幅方向を軸線とする回転軸63の軸周りに表示器10Cを車体に対して相対回転させることによって、その表示器10Cからの表示光の出射角度を変化させるものである。ここでは、その回転軸63をバックライトユニット20Cの筐体61に設けており、バックライトユニット20Cを相対回転させながら、このバックライトユニット20Cの筐体61に固定させた表示ユニット30Cも一緒に相対回転させる。
例えば、駆動部80は、駆動源たる電動モータ81と、この電動モータ81の出力軸に取り付けられた同心のウォームギヤ82と、バックライトユニット20Cの筐体61に固定され、かつ、ウォームギヤ82に噛み合わされたラックギヤ83と、を備える(図15及び図16)。そのラックギヤ83においては、回転軸63の軸線から見て径方向の外側に、その外側に凸の弧状となるよう複数の歯が並べられている。この駆動部80は、ウォームギヤ82を介して電動モータ81の駆動トルクをラックギヤ83に伝達させることによって、回転軸63を中心にラックギヤ83を車両上下方向に回転させながら、このラックギヤ83が取り付けられている筐体61を回転軸63の軸周りに相対回転させる。
また、駆動部80は、駆動源たる電動モータ85と、この電動モータ85の出力軸上に形成された雄螺子部86と、この雄螺子部86に螺合された雌螺子部(図示略)を有する動力伝達具87と、バックライトユニット20Cの筐体61に設けられ、動力伝達具87からの力を受ける被動力伝達部88と、動力伝達具87を車両上下方向に案内するガイド具89と、を備えるものであってもよい(図17及び図18)。動力伝達具87は、車両上方又は車両下方に向けて突出させた突起状の動力伝達部87aを有しており、この動力伝達部87aから被動力伝達部88に力を伝える。また、この動力伝達具87は、ガイド具89のガイド軸89aに沿って車両上下方向に案内される被ガイド部87bを有している。ここで示す動力伝達部87aは、車両上方に向けて突出させている。この動力伝達具87は、雄螺子部86と雌螺子部とによる軸力で車両上方への力が作用している場合、動力伝達部87aが被動力伝達部88を車両上方に押し上げながら、この被動力伝達部88が取り付けられている筐体61を回転軸63の軸周りに相対回転させる。そして、この動力伝達具87は、雄螺子部86と雌螺子部とによる軸力で車両下方への力が作用している場合、動力伝達部87aから被動力伝達部88に作用する力が抜けるので、この動力伝達部87aの車両下方への移動に合わせて被動力伝達部88も車両下方に移動しながら、この被動力伝達部88が取り付けられている筐体61を回転軸63の軸周りに相対回転させる。
制御部50は、先ず、実施形態や変形例1と同じように、アイポイント検出部71の検出信号に基づいて、アイボックスEBを検知する。
続いて、この制御部50は、駆動部80を制御し、反射部材40に向けた表示ユニット30Cからの表示光の出射角度が検知アイボックスEBdに応じた出射角度となる位置に表示器10Cを相対回転させる(図1、図4、図6、図14、図19及び図20)。ここで例示する表示器10Cは、反射部材40よりも車両後方に配置され、車両前方の反射部材40に向けて表示光を出射させる。このため、制御部50には、駆動部80を次のように制御させる。
制御部50は、検知アイボックスEBdが基準位置の第1アイボックスEB1のときに、駆動部80を制御し、反射部材40に向けた表示ユニット30Cからの表示光の出射角度が基準位置の第1アイボックスEB1に応じた出射角度となる基準表示器位置に表示器10Cを相対回転させる(図14)。これにより、反射部材40で反射させた表示光は、被投影部Rwfにおける第1アイボックスEB1に応じた視点位置Pv1に投影される。
また、制御部50は、検知アイボックスEBdが車両上方の第2アイボックスEB2のときに、駆動部80を制御し、表示ユニット30Cの表面が基準表示器位置よりも車両下方を向くように表示器10Cを相対回転させることで、反射部材40に向けた表示ユニット30Cからの表示光の出射角度が車両上方の第2アイボックスEB2に応じた出射角度となるように調整する(図19)。これにより、反射部材40で反射させた表示光は、被投影部Rwfにおける第2アイボックスEB2に応じた視点位置Pv2に投影される。
また、制御部50は、検知アイボックスEBdが車両下方の第3アイボックスEB3のときに、駆動部80を制御し、表示ユニット30Cの表面が基準表示器位置よりも車両上方を向くように表示器10Cを相対回転させることで、反射部材40に向けた表示ユニット30Cからの表示光の出射角度が車両下方の第3アイボックスEB3に応じた出射角度となるように調整する(図20)。これにより、反射部材40で反射させた表示光は、被投影部Rwfにおける第3アイボックスEB3に応じた視点位置Pv3に投影される。
以上示したように、本変形例の車両用表示装置3は、検知アイボックスEBdに応じて表示器10Cを車体に対して相対移動させるという表示器10Cの制御によって、反射部材40に向けた表示器10Cからの表示光の出射角度を検知アイボックスEBdに応じた出射角度に調整し、反射部材40で反射させた表示光を被投影部Rwfにおける検知アイボックスEBdに応じた視点位置に投影させる。このため、この車両用表示装置3は、乗員のアイポイントに応じた明瞭な虚像表示を行うことができる。
また、本変形例の車両用表示装置3は、拡散角度の大きな拡散部材を用いずとも、車体に対して表示器10Cを相対回転させ、この表示器10Cの表示ユニット30Cの表面の向きを変えるという表示器10Cの制御によって、複数のアイボックスEBの位置に対応させて光を広角度に拡散させることができるので、従来のようなアイボックスEBの変化に伴う輝度の低下が少なく、光源222の出力を増加させる必要もない。このため、この車両用表示装置3は、消費電力の増加を抑えることができる。
このように、本変形例の車両用表示装置3は、消費電力の増加を抑えつつアイポイントに応じた明瞭な虚像表示を行うことができる。
ところで、本変形例の車両用表示装置3は、車体に対する表示ユニット30Cの位置を固定させ、かつ、バックライトユニット20Cを上記の如く車体に対して相対回転させるものとして構成してもよい。この場合、制御部50は、バックライトユニット20Cを相対回転させ、バックライトユニット20Cからの出射光の出射角度を検知アイボックスEBdに応じた出射角度に調整することによって、反射部材40に向けた表示器10C(表示ユニット30C)からの表示光の出射角度を検知アイボックスEBdに応じた出射角度に調整し、反射部材40で反射させた表示光を被投影部Rwfにおける検知アイボックスEBdに応じた視点位置に投影させる。
また、本変形例の車両用表示装置3は、車体に対する表示ユニット30Cの位置と車体に対するバックライトユニット20Cの筐体61及び拡散部材225の位置とを固定させ、かつ、バックライトユニット20Cにおける基材221と光源222と集光レンズ223とフィールドレンズ224を車体に対して一緒に相対回転させるものとして構成してもよい。この場合、制御部50は、基材221と光源222と集光レンズ223とフィールドレンズ224を車体に対して一緒に相対回転させ、バックライトユニット20Cからの出射光の出射角度を検知アイボックスEBdに応じた出射角度に調整することによって、反射部材40に向けた表示器10C(表示ユニット30C)からの表示光の出射角度を検知アイボックスEBdに応じた出射角度に調整し、反射部材40で反射させた表示光を被投影部Rwfにおける検知アイボックスEBdに応じた視点位置に投影させる。
また、本変形例の車両用表示装置3は、実施形態や変形例1と同じように、反射部材40に車幅方向を軸線とする回転軸(図示略)を設け、この反射部材40を制御部50によって回転軸周りに回転させるものとして構成してもよい。そして、本変形例の制御部50は、実施形態と同じように、反射部材40を回転させた上で上述した制御を実施して、この反射部材40で反射させた表示光を被投影部Rwfにおける検知アイボックスEBdに応じた視点位置に投影してもよい。この場合、制御部50は、その反射部材40の回転位置に基づいて検知アイボックスEBdを把握してもよい。
ここで、この例示の車両用表示装置3は、実施形態における具体的な例示の車両用表示装置1等と同じように、表示器10Cが反射部材40よりも車両後方に配置され、この表示器10Cが車両前方の反射部材40に向けて表示光を出射させ、その出射光に基づく反射部材40の反射光が被投影部Rwfにて車両上下方向で反転して投影されるものとして構成及び配置されている。しかしながら、本変形例の車両用表示装置3は、次のような構成及び配置のものであってもよい。
例えば、本変形例の車両用表示装置3は、実施形態で車両用表示装置1の別の形態として示したものと同じように、表示器10Cが第1反射部材40よりも車両前方且つ車両下方に配置され、かつ、その第1反射部材40よりも車両前方に第2反射部材が配置され、表示器10Cが第1反射部材40に向けて表示光を出射させ、その出射光に基づく第1反射部材40の反射光が第2反射部材にて車両上下方向で反転して投影され、かつ、その投影光に基づく第2反射部材の反射光が被投影部Rwfにて車両上下方向で反転して投影されるものとして構成及び配置されたものであってもよい(図示略)。この場合でも、制御部50には、先の例示と同じように駆動部80を制御させる。
更に、例えば、本変形例の車両用表示装置3は、実施形態で車両用表示装置1の別の形態として示したものと同じように、表示器10Cが反射部材40よりも車両前方に配置され、この表示器10Cが車両後方の反射部材40に向けて表示光を出射させ、その出射光に基づく反射部材40の反射光が被投影部Rwfにて車両上下方向で反転せずに投影されるものとして構成及び配置されたものであってもよい(図示略)。また、本変形例の車両用表示装置3は、実施形態で車両用表示装置1の別の形態として示したものと同じように、表示器10Cが第1反射部材40よりも車両後方に配置され、かつ、その第1反射部材40よりも車両後方且つ車両上方に第2反射部材が配置され、表示器10Cが車両前方の第1反射部材40に向けて表示光を出射させ、その出射光に基づく第1反射部材40の反射光が第2反射部材にて車両上下方向で反転せずに投影され、かつ、その投影光に基づく第2反射部材の反射光が被投影部Rwfにて車両上下方向で反転せずに投影されるものとして構成及び配置されたものであってもよい(図示略)。
これらのように構成及び配置を行った場合でも、制御部50は、検知アイボックスEBdが基準位置の第1アイボックスEB1であれば、駆動部80を制御し、反射部材40に向けた表示ユニット30Cからの表示光の出射角度が基準位置の第1アイボックスEB1に応じた出射角度となる基準表示器位置に表示器10Cを相対回転させる。
一方、制御部50は、検知アイボックスEBdが車両上方の第2アイボックスEB2のときに、駆動部80を制御し、表示ユニット30Cの表面が基準表示器位置よりも車両上方を向くように表示器10Cを相対回転させることで、反射部材40に向けた表示ユニット30Cからの表示光の出射角度が車両上方の第2アイボックスEB2に応じた出射角度となるように調整する。また、制御部50は、検知アイボックスEBdが車両下方の第3アイボックスEB3のときに、駆動部80を制御し、表示ユニット30Cの表面が基準表示器位置よりも車両下方を向くように表示器10Cを相対回転させることで、反射部材40に向けた表示ユニット30Cからの表示光の出射角度が車両下方の第3アイボックスEB3に応じた出射角度となるように調整する。
尚、本変形例の車両用表示装置3は、検知アイボックスEBdに基づいた上記の制御を行うものとして示しているが、アイポイント検出部71の検出信号により検知される検知アイポイントに基づいて上記の制御を実施してもよい。この場合には、上記の説明においてアイボックスをアイポイントと読み替える。
1,2,3 車両用表示装置
10,10A,10B,10C 表示器
20,20A,20B,20C バックライトユニット
22,122,222 光源
22A 第1主光源
22B 第2主光源
22C 第3主光源
22D 第1副光源
22E 第2副光源
30,30A,30B,30C 表示ユニット
40 反射部材
50 制御部
71 アイポイント検出部
80 駆動部
124 フィールドレンズ
126 駆動部
EB アイボックス
EB0 非検知アイボックス
EB1 第1アイボックス
EB2 第2アイボックス
EB3 第3アイボックス
EBd 検知アイボックス
Pv1,Pv2,Pv3 視点位置
Rwf 被投影部

Claims (7)

  1. 車室内の乗員に虚像として視認させる表示情報を表示光として出射する表示器と、
    前記表示器から出射された前記表示光を反射させて、前記表示光を車室内の被投影部に投影させる反射部材と、
    前記乗員のアイポイントの検知結果たる検知アイポイント又は前記虚像の視認が可能な前記アイポイントの範囲であるアイボックスの検知結果たる検知アイボックスに応じた前記表示光の制御を行う制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記反射部材に向けた前記表示器からの前記表示光の出射角度を前記検知アイポイント又は前記検知アイボックスに応じた前記表示器の制御によって調整し、前記反射部材で反射させた前記表示光を前記被投影部における前記検知アイポイント又は前記検知アイボックスに応じた視点位置に投影させ、
    前記表示器は、バックライトユニットと、前記バックライトユニットの出射光を裏面から入射させ、その裏面からの入射光に応じた前記表示光を表面から前記反射部材に出射させる表示ユニットと、を備え、
    前記バックライトユニットには、前記アイポイント又は前記アイボックスに応じた出射角度の前記表示光を前記表示ユニットから出射させるための光源が複数の前記アイポイント又は複数の前記アイボックス毎に設けられ、
    前記制御部は、前記検知アイポイント又は前記検知アイボックスに対応する前記光源を点灯させ、前記検知アイポイント以外の非検知アイポイント又は前記検知アイボックス以外の非検知アイボックスに対応する前記光源を消灯させることで、前記反射部材に向けた前記表示ユニットからの前記表示光の出射角度を前記検知アイポイント又は前記検知アイボックスに応じた出射角度に調整することを特徴とした車両用表示装置。
  2. 前記表示器が前記反射部材よりも車両後方に配置され、前記表示器が車両前方の前記反射部材に向けて前記表示光を出射させ、その出射光に基づく前記反射部材の反射光が前記被投影部にて車両上下方向で反転して投影される場合、又は、前記表示器が前記反射部材としての第1反射部材よりも車両前方且つ車両下方に配置され、かつ、前記第1反射部材よりも車両前方に第2反射部材が配置され、前記表示器が前記第1反射部材に向けて前記表示光を出射させ、その出射光に基づく前記第1反射部材の反射光が前記第2反射部材にて車両上下方向で反転して投影され、かつ、その投影光に基づく前記第2反射部材の反射光が前記被投影部にて車両上下方向で反転して投影される場合、複数の前記光源は、車両上下方向に位置する複数の前記アイポイント又は複数の前記アイボックスに応じて、車両上方の前記アイポイント又は車両上方の前記アイボックスに対応させたものから順に車両下方へと並べられることを特徴とした請求項1に記載の車両用表示装置。
  3. 前記表示器が前記反射部材よりも車両前方に配置され、前記表示器が車両後方の前記反射部材に向けて前記表示光を出射させ、その出射光に基づく前記反射部材の反射光が前記被投影部にて車両上下方向で反転せずに投影される場合、又は、前記表示器が前記反射部材としての第1反射部材よりも車両後方に配置され、かつ、前記第1反射部材よりも車両後方且つ車両上方に第2反射部材が配置され、前記表示器が車両前方の前記第1反射部材に向けて前記表示光を出射させ、その出射光に基づく前記第1反射部材の反射光が前記第2反射部材にて車両上下方向で反転せずに投影され、かつ、その投影光に基づく前記第2反射部材の反射光が前記被投影部にて車両上下方向で反転せずに投影される場合、複数の前記光源は、車両上下方向に位置する複数の前記アイポイント又は複数の前記アイボックスに応じて、車両上方の前記アイポイント又は車両上方の前記アイボックスに対応させたものから順に車両上方へと並べられることを特徴とした請求項1に記載の車両用表示装置。
  4. 前記バックライトユニットは、隣り合う前記アイポイント又は隣り合う前記アイボックスに各々対応させた前記光源としての2箇所の主光源の間に副光源を備え、
    前記制御部は、前記検知アイポイントが隣の前記アイポイント側へ変位する場合又は前記検知アイボックスが隣の前記アイボックス側へ変位する場合、現状の前記検知アイポイント又は現状の前記検知アイボックスに対応させて点灯している前記主光源の出力を低下させながら、現状の前記検知アイポイントに対応する前記主光源と隣の前記アイポイントに対応する前記主光源との間又は現状の前記検知アイボックスに対応する前記主光源と隣の前記アイボックスに対応する前記主光源との間に介在する前記副光源の出力を増加させ、その副光源の出力が最大値になったら当該副光源の出力を低下させながら、次の前記検知アイポイントである隣の前記アイポイント又は次の前記検知アイボックスである隣の前記アイボックスに対応させた前記主光源の出力を増加させることを特徴とした請求項1,2又は3に記載の車両用表示装置。
  5. 車室内の乗員に虚像として視認させる表示情報を表示光として出射する表示器と、
    前記表示器から出射された前記表示光を反射させて、前記表示光を車室内の被投影部に投影させる反射部材と、
    前記乗員のアイポイントの検知結果たる検知アイポイント又は前記虚像の視認が可能な前記アイポイントの範囲であるアイボックスの検知結果たる検知アイボックスに応じた前記表示光の制御を行う制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記反射部材に向けた前記表示器からの前記表示光の出射角度を前記検知アイポイント又は前記検知アイボックスに応じた前記表示器の制御によって調整し、前記反射部材で反射させた前記表示光を前記被投影部における前記検知アイポイント又は前記検知アイボックスに応じた視点位置に投影させ、
    前記表示器は、バックライトユニットと、前記バックライトユニットの出射光を裏面から入射させ、その裏面からの入射光に応じた前記表示光を表面から前記反射部材に出射させる表示ユニットと、を備え、
    前記バックライトユニットは、光源と、前記光源側から入射面に入射された光を前記表示ユニット側に出射させる出射面が凹状の湾曲面になっているフィールドレンズと、前記光源に対して前記フィールドレンズを相対移動させることで、前記出射面からの光の出射角度を変化させる駆動部と、を備え、
    前記制御部は、前記駆動部を制御し、前記出射面からの光の出射角度が前記検知アイポイント又は前記検知アイボックスに応じた出射角度となる位置に前記フィールドレンズを相対移動させることで、前記反射部材に向けた前記表示ユニットからの前記表示光の出射角度を前記検知アイポイント又は前記検知アイボックスに応じた出射角度に調整することを特徴とした車両用表示装置。
  6. 前記表示器が前記反射部材よりも車両後方に配置され、前記表示器が車両前方の前記反射部材に向けて前記表示光を出射させ、その出射光に基づく前記反射部材の反射光が前記被投影部にて車両上下方向で反転して投影される場合、又は、前記表示器が前記反射部材としての第1反射部材よりも車両前方且つ車両下方に配置され、かつ、前記第1反射部材よりも車両前方に第2反射部材が配置され、前記表示器が前記第1反射部材に向けて前記表示光を出射させ、その出射光に基づく前記第1反射部材の反射光が前記第2反射部材にて車両上下方向で反転して投影され、かつ、その投影光に基づく前記第2反射部材の反射光が前記被投影部にて車両上下方向で反転して投影される場合、前記制御部は、前記検知アイポイントが基準位置の前記アイポイントのとき又は前記検知アイボックスが基準位置の前記アイボックスのときに、前記駆動部を制御し、前記出射面からの光の出射角度が前記基準位置の前記アイポイント又は前記基準位置の前記アイボックスに応じた出射角度となる基準レンズ位置に前記フィールドレンズを相対移動させ、かつ、前記検知アイポイントが前記基準位置の前記アイポイントよりも車両上方の前記アイポイントのとき又は前記検知アイボックスが前記基準位置の前記アイボックスよりも車両上方の前記アイボックスのときに、前記駆動部を制御し、前記フィールドレンズを前記基準レンズ位置よりも車両上方に相対移動させることで、前記出射面からの光の出射角度が前記車両上方の前記アイポイント又は前記車両上方の前記アイボックスに応じた出射角度となるように調整し、かつ、前記検知アイポイントが前記基準位置の前記アイポイントよりも車両下方の前記アイポイントのとき又は前記検知アイボックスが前記基準位置の前記アイボックスよりも車両下方の前記アイボックスのときに、前記駆動部を制御し、前記フィールドレンズを前記基準レンズ位置よりも車両下方に相対移動させることで、前記出射面からの光の出射角度が前記車両下方の前記アイポイント又は前記車両下方の前記アイボックスに応じた出射角度となるように調整することを特徴とした請求項5に記載の車両用表示装置。
  7. 前記表示器が前記反射部材よりも車両前方に配置され、前記表示器が車両後方の前記反射部材に向けて前記表示光を出射させ、その出射光に基づく前記反射部材の反射光が前記被投影部にて車両上下方向で反転せずに投影される場合、又は、前記表示器が前記反射部材としての第1反射部材よりも車両後方に配置され、かつ、前記第1反射部材よりも車両後方且つ車両上方に第2反射部材が配置され、前記表示器が車両前方の前記第1反射部材に向けて前記表示光を出射させ、その出射光に基づく前記第1反射部材の反射光が前記第2反射部材にて車両上下方向で反転せずに投影され、かつ、その投影光に基づく前記第2反射部材の反射光が前記被投影部にて車両上下方向で反転せずに投影される場合、前記制御部は、前記検知アイポイントが基準位置の前記アイポイントのとき又は前記検知アイボックスが基準位置の前記アイボックスのときに、前記駆動部を制御し、前記出射面からの光の出射角度が前記基準位置の前記アイポイント又は前記基準位置の前記アイボックスに応じた出射角度となる基準レンズ位置に前記フィールドレンズを相対移動させ、かつ、前記検知アイポイントが前記基準位置の前記アイポイントよりも車両上方の前記アイポイントのとき又は前記検知アイボックスが前記基準位置の前記アイボックスよりも車両上方の前記アイボックスのときに、前記駆動部を制御し、前記フィールドレンズを前記基準レンズ位置よりも車両下方に相対移動させることで、前記出射面からの光の出射角度が前記車両上方の前記アイポイント又は前記車両上方の前記アイボックスに応じた出射角度となるように調整し、かつ、前記検知アイポイントが前記基準位置の前記アイポイントよりも車両下方の前記アイポイントのとき又は前記検知アイボックスが前記基準位置の前記アイボックスよりも車両下方の前記アイボックスのときに、前記駆動部を制御し、前記フィールドレンズを前記基準レンズ位置よりも車両上方に相対移動させることで、前記出射面からの光の出射角度が前記車両下方の前記アイポイント又は前記車両下方の前記アイボックスに応じた出射角度となるように調整することを特徴とした請求項5に記載の車両用表示装置。
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