JP7224492B2 - 推論装置、推論方法及び推論プログラム - Google Patents

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Description

本開示は、推論装置、推論方法及び推論プログラムに関する。
従来より、各種製造プロセスの分野では、対象物の処理中に測定された測定データ(複数種類の時系列データのデータセット、以下、時系列データ群と称す)から、処理後の対象物の状態や処理中のプロセス内の事象等を推論する推論技術が知られている。
一例として、半導体製造プロセスにおいては、処理後のウェハの状態を推論する仮想測定技術や、処理中のプロセス内の異常の有無を推論する異常検知技術等が知られている。
一方で、これらの推論技術において用いられるモデル(例えば、仮想測定モデル、異常検知モデル)が、より高精度な推論を実現するには、プロセスごとにモデルを生成し、最適化する必要があり、コストと時間がかかる。
これに対して、特定のプロセスを対象として高精度な推論を実現したモデルを、同種の他のプロセスにも適用することができれば、モデルの最適化にかかるコストと時間を削減することができる。
特開2006-163517号公報
本開示は、適用対象によらず高精度な推論が可能な推論装置、推論方法及び推論プログラムを提供する。
本開示の一態様による推論装置は、例えば、以下のような構成を有する。即ち、
製造プロセスの所定の処理単位において、対象物の処理に伴い測定された時系列データ群を取得する取得部と、
予め取得された前記時系列データ群であって、対応するネットワーク部で行われる処理に応じて分岐された前記時系列データ群それぞれを処理する複数のネットワーク部と、該複数のネットワーク部を用いて処理することで出力された各出力データを合成する連結部とを含む学習部によって、該連結部より出力された合成結果が、前記対象物を処理した際の結果物の検査データに近づくように、前記複数のネットワーク部及び前記連結部が機械学習されることで生成された、機械学習済みの前記複数のネットワーク部及び機械学習済みの前記連結部と、
取得された前記時系列データ群であって、対応する機械学習済みのネットワーク部で行われる処理に応じて分岐された前記時系列データ群それぞれが、機械学習済みの前記複数のネットワーク部を用いて処理されることで出力された各出力データであって、機械学習済みの前記連結部により合成されることなく出力された各出力データを調整し、調整した後の各出力データを合成することで、推論結果を出力する調整部と、を有し、
前記調整部は、前記推論結果に含まれる誤差に応じた補正パラメータを用いて、前記各出力データを調整する。
本開示によれば、適用対象によらず高精度な推論が可能な推論装置、推論方法及び推論プログラムを提供することができる。
図1は、仮想測定装置が適用されるシステムの全体構成の一例を示す図である。 図2は、半導体製造プロセスの所定の処理単位の一例を示す第1の図である。 図3は、半導体製造プロセスの所定の処理単位の一例を示す第2の図である。 図4は、取得される時系列データ群の一例を示す図である。 図5は、仮想測定装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 図6は、仮想測定装置の学習部の機能構成の一例を示す図である。 図7は、分岐部の処理の具体例を示す第1の図である。 図8は、分岐部の処理の具体例を示す第2の図である。 図9は、分岐部の処理の具体例を示す第3の図である。 図10は、各ネットワーク部に含まれる正規化部の処理の具体例を示す図である。 図11は、分岐部の処理の具体例を示す第4の図である。 図12は、仮想測定装置の推論部の機能構成の一例を示す図である。 図13は、仮想測定装置による仮想測定処理の流れを示すフローチャートである。 図14は、仮想測定装置の微調整機能付き推論部の機能構成の一例を示す第1の図である。 図15は、仮想測定装置による微調整処理の流れを示すフローチャートである。 図16は、仮想測定装置の微調整機能付き推論部の機能構成の一例を示す第2の図である。
以下、各実施形態について添付の図面を参照しながら説明する。なお、以下の各実施形態では、特定の半導体製造プロセスを対象として、ウェハの処理に伴い測定された時系列データ群を用いて、
・処理後のウェハの状態を推論する仮想測定モデル、または、
・プロセス内の異常の有無を推論する異常検知モデル、
を生成する場合について説明する。このとき、以下の各実施形態では、時系列データ群を複数のネットワーク部を用いて処理することで、多面的な解析を行い、高精度な推論を実現するモデルを生成する。
また、以下の各実施形態では、生成したモデルに微調整機能を付加することで、同種の他の半導体製造プロセスに当該モデルを適用した際に、プロセス間の個体差に起因する誤差(推論結果に含まれる誤差)を、該微調整機能を用いて低減させる。
これにより、以下の各実施形態によれば、適用対象によらず高精度な推論が可能な推論装置、推論方法及び推論プログラムを提供することができる。この結果、他の半導体製造プロセスを対象として新たにモデルを生成し、最適化する場合と比較して、コストと時間を削減することができる。
なお、以下の各実施形態のうち、第1の実施形態では、時系列データ群に基づくモデルとして仮想測定モデルを生成し、微調整機能として補正行列を用いる場合について説明する。また、第2の実施形態では、微調整機能として、補正行列に代えてニューラルネットワークを用いる場合について説明する。更に、第3の実施形態では、時系列データ群に基づくモデルとして、仮想測定モデルに代えて異常検知モデルを生成する場合について説明する。
なお、各実施形態及び添付の図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省略する。
[第1の実施形態]
<推論装置の適用例>
はじめに、仮想測定モデルに微調整機能が付加された仮想測定装置(推論装置)の適用例について説明する。図1は、仮想測定装置が適用されるシステムの全体構成の一例を示す図である。
図1に示すように、システム100Aは、半導体製造プロセスAと、時系列データ取得装置140A_1~140A_nと、検査データ取得装置150Aと、仮想測定装置160Aとを有する。システム100Aでは、特定のプロセスである半導体製造プロセスAを対象として、高精度な推論を実現する仮想測定モデルが生成される。
システム100Bは、半導体製造プロセスBと、時系列データ取得装置140B_1~140B_nと、検査データ取得装置150Bと、仮想測定装置160Bとを有する。システム100Bにおいて、半導体製造プロセスBは、半導体製造プロセスAと同種の他のプロセスであり、本実施形態では、システム100Aにおいて生成された仮想測定モデルに微調整機能が付加された仮想測定装置(推論装置)が適用される適用対象である。
システム100Aにおいて、半導体製造プロセスAは、所定の処理単位120Aにおいて、対象物(処理前ウェハ110A)を処理し、結果物(処理後ウェハ130A)を生成する。なお、ここでいう処理単位120Aとは、抽象的な概念であり、詳細は後述する。また、処理前ウェハ110Aとは、処理単位120Aにおいて処理される前のウェハ(基板)を指し、処理後ウェハ130Aとは、処理単位120Aにおいて処理された後のウェハ(基板)を指す。
また、システム100Aにおいて、時系列データ取得装置140A_1~140A_nは、それぞれ、処理前ウェハ110Aの処理に伴い時系列データを測定する。時系列データ取得装置140A_1~140A_nは、互いに異なる種類の測定項目について測定を行うものとする。なお、時系列データ取得装置140A_1~140A_nそれぞれが測定する測定項目の数は1つであっても、複数であってもよい。また、処理前ウェハ110Aの処理に伴い測定した時系列データには、処理前ウェハ110Aの処理中に測定した時系列データのほか、処理前ウェハ110Aの処理の前後に行われる前処理、後処理の際に測定した時系列データも含まれる。これらの処理にはウェハ(基板)が無い状態で行われる前処理、後処理が含まれていてもよい。
時系列データ取得装置140A_1~140A_nにより測定された時系列データ群は、学習用データ(入力データ)として、仮想測定装置160Aの学習用データ格納部163Aに格納される。
また、システム100Aにおいて、検査データ取得装置150Aは、処理単位120Aにおいて処理された処理後ウェハ130Aの所定の検査項目(例えば、ER(Etch Rate))を検査し、検査データを取得する。検査データ取得装置150Aにより取得された検査データは、学習用データ(正解データ)として、仮想測定装置160Aの学習用データ格納部163Aに格納される。
また、システム100Aにおいて、仮想測定装置160Aには、学習プログラム及び推論プログラムを含む仮想測定プログラムがインストールされている。仮想測定プログラムが実行されることで、仮想測定装置160Aは、学習部161A及び推論部162Aとして機能する。
学習部161Aは、時系列データ取得装置140A_1~140A_nにより測定された時系列データ群と、検査データ取得装置150Aにより取得された検査データとを用いて機械学習を行う。
具体的には、学習部161Aが有する複数のネットワーク部を用いて時系列データ群を処理し、複数のネットワーク部より出力された各出力データの合成結果が、検査データに近づくよう、当該複数のネットワーク部について機械学習を行う。
推論部162Aは、新たな対象物(処理前ウェハ)の処理に伴い測定された時系列データ群を取得し、機械学習が行われた複数のネットワーク部に入力する。これにより、推論部162Aは、新たな処理前ウェハの処理に伴い取得された時系列データに基づき、処理後ウェハの検査データを推論し、推論結果(仮想測定データ)を出力する。
このように、対象物の処理に伴い測定された時系列データ群を、複数のネットワーク部を用いて処理することで、仮想測定装置160Aによれば、時系列データ群を多面的に解析することが可能となる。この結果、時系列データ群を1のネットワーク部を用いて処理する場合と比較して、高精度な推論を実現する仮想測定モデル(推論部162A)を生成することができる。
一方、システム100Bにおいて、半導体製造プロセスBは、システム100Aの半導体製造プロセスAと同種のプロセスである。また、システム100Bにおいて、時系列データ取得装置140B_1~140B_n、検査データ取得装置150Bは、それぞれ、システム100Aの時系列データ取得装置140A_1~140A_n、検査データ取得装置150Aと対応している。
更に、システム100Bにおいて、仮想測定装置160B(推論装置)は、システム100Aの仮想測定装置160Aと対応している。ただし、システム100Bの仮想測定装置160Bの場合、学習部161Aを有していない。また、推論部162Aに代えて、微調整機能付き推論部162Bを有している(学習プログラムを含まず、仮想測定装置160Aにインストールされた推論プログラムとは同様の推論プログラムを含む仮想測定プログラムがインストールされている)。
システム100Bの仮想測定装置160Bの場合、新たに仮想測定モデルを生成し、時系列データ群を用いて機械学習を行うことで最適化するのではなく、システム100Aの仮想測定装置160Aにおいて生成された仮想測定モデル(推論部162A)を適用する。
ここで、半導体製造プロセスAと半導体製造プロセスBとは、上述したように同種のプロセスであるが、個体差を有している。このため、仮想測定装置160Aにおいて生成された仮想測定モデル(推論部162A)をそのまま適用しても、推論結果(仮想測定データ)には誤差が含まれる。
そこで、仮想測定装置160B(推論装置)の場合、仮想測定装置160Aにおいて生成された仮想測定モデル(推論部162A)に微調整機能を付加した推論部を生成する。図1において、仮想測定装置160Bが有する微調整機能付き推論部162Bは、仮想測定装置160Aにおいて生成された仮想測定モデル(推論部162A)に微調整機能を付加した推論部の一例である。
微調整機能付き推論部162Bは、仮想測定装置160Aにおいて生成された仮想測定モデル(推論部162A)が適用される一方で(破線170参照)、個体差に起因する誤差(推論結果に含まれる誤差)を低減する微調整機能が付加されている。
具体的には、微調整機能付き推論部162Bは、
・生成された仮想測定モデルに含まれる複数のネットワーク部を用いて、時系列データ群を処理し、複数のネットワーク部より出力された各出力データを調整した後に合成することで出力される推論結果(仮想測定データ)と、
・検査データ取得装置150Bにより取得される検査データと、
の誤差が低減されるように、補正パラメータ(各出力データを調整する際に用いる補正行列に含まれるパラメータ。詳細は後述)を更新する。
これにより、仮想測定装置160Bでは、
・仮想測定装置160Aにおいて生成された、高精度な推論を実現する仮想測定モデル(推論部162A)が適用されたモデルであって、
・適用対象である半導体製造プロセスBにおいても、高精度な推論が可能なモデル、
を実現することができる。
<半導体製造プロセスの所定の処理単位>
次に、半導体製造プロセスA、Bの所定の処理単位120A、120Bについて説明する。図2は、半導体製造プロセスの所定の処理単位の一例を示す第1の図である。図2に示すように、基板処理装置の一例である半導体製造装置200は、複数のチャンバ(複数の処理空間の一例。図2の例では、“チャンバA”~“チャンバC”)を有しており、各チャンバにおいて、ウェハが処理される。
このうち、図2の2aは、複数のチャンバを処理単位120A、120Bと定義した場合を示している。この場合、処理前ウェハ110A、110Bとは、チャンバAにおいて処理される前のウェハを指し、処理後ウェハ130A、130Bとは、チャンバCにおいて処理された後のウェハを指す。
また、図2の2aの処理単位120A、120Bにおいて、処理前ウェハ110A、110Bの処理に伴い測定される時系列データ群には、
・チャンバA(第1の処理空間)における処理に伴い測定される時系列データ群と、
・チャンバB(第2の処理空間)における処理に伴い測定される時系列データ群と、
・チャンバC(第3の処理空間)における処理に伴い測定される時系列データ群と、
が含まれる。
一方、図2の2bは、1のチャンバ(図2の2bの例では、“チャンバB”)を処理単位120A、120Bと定義した場合を示している。この場合、処理前ウェハ110A、110Bとは、チャンバBにおいて処理される前のウェハ(チャンバAにおいて処理された後のウェハ)を指す。また、処理後ウェハ130A、130Bとは、チャンバBにおいて処理された後のウェハ(チャンバCにおいて処理される前のウェハ)を指す。
また、図2の2bの処理単位120A、120Bにおいて、処理前ウェハ110A、110Bの処理に伴い測定される時系列データ群には、チャンバBにおいて、処理前ウェハ110A、110Bの処理に伴い測定される時系列データ群が含まれる。
図3は、半導体製造プロセスの所定の処理単位の一例を示す第2の図である。図2と同様、半導体製造装置200は、複数のチャンバを有しており、各チャンバにおいて、ウェハが処理される。
このうち、図3の3aは、チャンバBにおける処理内容のうち、前処理と後処理とを除いた処理(“ウェハ処理”と称す)を処理単位120A、120Bと定義した場合を示している。この場合、処理前ウェハ110A、110Bとは、ウェハ処理が行われる前のウェハ(前処理が行われた後のウェハ)を指し、処理後ウェハ130A、130Bとは、ウェハ処理が行われた後のウェハ(後処理が行われる前のウェハ)を指す。
また、図3の3aの処理単位120A、120Bにおいて、処理前ウェハ110A、110Bの処理に伴い測定される時系列データ群には、チャンバBにおいて、処理前ウェハ110A、110Bのウェハ処理に伴い測定される時系列データ群が含まれる。
なお、図3の3aの例では、同一チャンバ内(チャンバB内)において、前処理、ウェハ処理(本処理)、後処理が行われる場合の、ウェハ処理を処理単位120A、120Bとした場合について示した。しかしながら、異なるチャンバで各処理が行われる場合(例えば、チャンバA内において前処理が、チャンバB内においてウェハ処理が、チャンバC内において後処理が行われる場合)にあっては、チャンバごとの各処理を処理単位120A、120Bとしてもよい。
一方、図3の3bは、チャンバBにおける処理内容のうち、ウェハ処理に含まれる1のレシピ(図3の3bの例では“レシピIII”)の処理を処理単位120A、120Bと定義した場合を示している。この場合、処理前ウェハ110A、110Bとは、レシピIIIの処理が行われる前のウェハ(レシピIIの処理が行われた後のウェハ)を指す。また、処理後ウェハ130A、130Bとは、レシピIIIの処理が行われた後のウェハ(レシピIV(不図示)の処理が行われる前のウェハ)を指す。
また、図3の3aの処理単位120A、120Bにおいて、処理前ウェハ110A、110Bの処理に伴い測定される時系列データ群には、チャンバBにおいて、レシピIIIによるウェハ処理に伴い測定される時系列データ群が含まれる。
<時系列データ群の具体例>
次に、時系列データ取得装置140A_1~140A_n、140B_1~140B_nにおいて取得される時系列データ群の具体例について説明する。図4は、取得される時系列データ群の一例を示す図である。なお、図4の例では、説明の簡略化のため、時系列データ取得装置140A_1~140A_n、140B_1~140B_nがそれぞれ1次元のデータを測定するものとしている。ただし、1の時系列データ取得装置が2次元のデータ(複数種類の1次元データのデータセット)を測定してもよい。
このうち、図4の4aは、処理単位120A、120Bが、図2の2b、図3の3a、図3の3bのいずれかで定義された場合の時系列データ群を表している。この場合、時系列データ取得装置140A_1~140A_n、140B_1~140B_nは、それぞれ、チャンバBにおける処理に伴い測定した時系列データを取得する。また、時系列データ取得装置140A_1~140A_nは、互いに、同一時間帯に測定した時系列データを、時系列データ群として取得する。同様に、時系列データ取得装置140B_1~140B_nは、互いに、同一時間帯に測定した時系列データを、時系列データ群として取得する。
一方、図4の4bは、処理単位120A、120Bが、図2の2aで定義された場合の時系列データ群を表している。この場合、時系列データ取得装置140A_1~140A_3、140B_1~140B_3は、例えば、チャンバAにおけるウェハの処理に伴い測定した時系列データ群1を取得する。また、時系列データ取得装置140A_n-2、140B_n-2は、例えば、チャンバBにおける当該ウェハの処理に伴い測定した時系列データ群2を取得する。また、時系列データ取得装置140A_n-1~140A_n、140B_n-1~140B_nは、例えば、チャンバCにおける当該ウェハの処理に伴い測定した時系列データ群3を取得する。
なお、図4の4aにおいて、時系列データ取得装置140A_1~140A_n、140B_1~140B_nは、チャンバBにおいて処理前ウェハの処理に伴い測定した、同一の時間範囲の時系列データを、時系列データ群として取得する場合について示した。しかしながら、時系列データ取得装置140A_1~140A_n、140B_1~140B_nは、チャンバBにおいて処理前ウェハの処理に伴い測定した、異なる時間範囲の時系列データを時系列データ群として取得してもよい。
具体的には、時系列データ取得装置140A_1~140A_n、140B_1~140B_nは、前処理を実行中に測定した複数の時系列データを、時系列データ群1として取得してもよい。また、時系列データ取得装置140A_1~140A_n、140B_1~140B_nは、ウェハ処理を実行中に測定した複数の時系列データを、時系列データ群2として取得してもよい。更に、時系列データ取得装置140A_1~140A_n、140B_1~140B_nは、後処理を実行中に測定した複数の時系列データを、時系列データ群3として取得してもよい。
同様に、時系列データ取得装置140A_1~140A_n、140B_1~140B_nは、レシピIを実行中に測定した複数の時系列データを、時系列データ群1として取得してもよい。また、時系列データ取得装置140A_1~140A_n、140B_1~140B_nは、レシピIIを実行中に測定した複数の時系列データを、時系列データ群2として取得してもよい。更に、時系列データ取得装置140A_1~140A_n、140B_1~140B_nは、レシピIIIを実行中に測定した複数の時系列データを、時系列データ群3として取得してもよい。
<仮想測定装置のハードウェア構成>
次に、仮想測定装置160A、160Bのハードウェア構成について説明する。図5は、仮想測定装置のハードウェア構成の一例を示す図である。図5に示すように、仮想測定装置160A、160Bは、CPU(Central Processing Unit)501、ROM(Read Only Memory)502、RAM(Random Access Memory)503を有する。また、仮想測定装置160は、GPU(Graphics Processing Unit)504を有する。なお、CPU501、GPU504などのプロセッサ(処理回路、Processing Circuit、Processing Circuitry)と、ROM502、RAM503などのメモリは、いわゆるコンピュータを形成する。
更に、仮想測定装置160は、補助記憶装置505、表示装置506、操作装置507、I/F(Interface)装置508、ドライブ装置509を有する。なお、仮想測定装置160の各ハードウェアは、バス510を介して相互に接続される。
CPU501は、補助記憶装置505にインストールされた各種プログラム(例えば、仮想測定プログラム等)を実行する演算デバイスである。
ROM502は、不揮発性メモリであり、主記憶装置として機能する。ROM502は、補助記憶装置505にインストールされた各種プログラムをCPU501が実行するために必要な各種プログラム、データ等を格納する。具体的には、ROM502はBIOS(Basic Input/Output System)やEFI(Extensible Firmware Interface)等のブートプログラム等を格納する。
RAM503は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)やSRAM(Static Random Access Memory)等の揮発性メモリであり、主記憶装置として機能する。RAM503は、補助記憶装置505にインストールされた各種プログラムがCPU501によって実行される際に展開される、作業領域を提供する。
GPU504は、画像処理用の演算デバイスであり、CPU501により仮想測定プログラムが実行される際に、各種画像データ(本実施形態では、時系列データ群)について、並列処理による高速演算を行う。なお、GPU504は、内部メモリ(GPUメモリ)を搭載しており、各種画像データについて並列処理を行う際に必要な情報を一時的に保持する。
補助記憶装置505は、各種プログラムや、各種プログラムがCPU501によって実行される際に用いられる各種データ等を格納する。
表示装置506は、仮想測定装置160A、160Bの内部状態を表示する表示デバイスである。操作装置507は、仮想測定装置160A、160Bの管理者が仮想測定装置160A、160Bに対して各種指示を入力する際に用いる入力デバイスである。I/F装置508は、不図示のネットワークと接続し、通信を行うための接続デバイスである。
ドライブ装置509は記録媒体520をセットするためのデバイスである。ここでいう記録媒体520には、CD-ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等のように情報を光学的、電気的あるいは磁気的に記録する媒体が含まれる。また、記録媒体520には、ROM、フラッシュメモリ等のように情報を電気的に記録する半導体メモリ等が含まれていてもよい。
なお、補助記憶装置505にインストールされる各種プログラムは、例えば、配布された記録媒体520がドライブ装置509にセットされ、該記録媒体520に記録された各種プログラムがドライブ装置509により読み出されることでインストールされる。あるいは、補助記憶装置505にインストールされる各種プログラムは、ネットワークを介してダウンロードされることで、インストールされてもよい。
<学習部の機能構成>
次に、システム100Aにおける、仮想測定装置160Aの学習部161Aの機能構成について説明する。図6は、仮想測定装置の学習部の機能構成の一例を示す図である。学習部161Aは、分岐部610と、第1のネットワーク部620_1~第Mのネットワーク部620_Mと、連結部630と、比較部640とを有する。
分岐部610は、学習用データ格納部163Aより時系列データ群を読み出す。また、分岐部610は、読み出した時系列データ群が、第1のネットワーク部620_1から第Mのネットワーク部620_Mまでの複数のネットワーク部を用いて処理されるよう、当該時系列データ群を処理する。
第1のネットワーク部620_1~第Mのネットワーク部620_Mは、畳み込みニューラルネットワーク(CNN:Convolutional Neural Network)をベースに構成されており、複数の層を有する。
具体的には、第1のネットワーク部620_1は、第1層620_11~第N層620_1Nを有する。同様に、第2のネットワーク部620_2は、第1層620_21~第N層620_2Nを有する。以下、同様の構成を有しており、第Mのネットワーク部620_Mは、第1層620_M1~第N層620_MNを有する。
第1のネットワーク部620_1の第1層620_11~第N層620_1Nの各層では、正規化処理や、畳み込み処理、活性化処理、プーリング処理等の各種処理が行われる。また、第2のネットワーク部620_2~第Mのネットワーク部620_Mの各層でも同様の各種処理が行われる。
連結部630は、第1のネットワーク部620_1の第N層620_1Nから出力された出力データから、第Mのネットワーク部620_Mの第N層620_MNから出力された出力データまでの各出力データを合成し、合成結果を比較部640に出力する。
比較部640は、連結部630より出力された合成結果と、学習用データ格納部163Aより読み出した検査データ(正解データ)とを比較し、誤差を算出する。学習部161Aでは、比較部640により算出された誤差が所定の条件を満たすように、第1のネットワーク部620_1~第Mのネットワーク部620_M及び連結部630について機械学習を行う。
これにより、第1のネットワーク部620_1~第Mのネットワーク部620_Mの第1層~第N層それぞれのモデルパラメータ及び連結部630のモデルパラメータが最適化される。
<学習部の各部の処理の詳細>
次に、システム100Aにおける、仮想測定装置160Aの学習部161Aの各部(ここでは、特に、分岐部610)の処理の詳細について、具体例を挙げて説明する。
(1)分岐部の処理の詳細1
図7は、分岐部の処理の具体例を示す第1の図である。図7の場合、分岐部610は、時系列データ取得装置140A_1~140A_nにより測定された時系列データ群を、第1の基準に応じて加工することで、時系列データ群1(第1の時系列データ群)を生成し、第1のネットワーク部620_1に入力する。
また、分岐部610は、時系列データ取得装置140A_1~140A_nにより測定された時系列データ群を、第2の基準に応じて加工することで、時系列データ群2(第2の時系列データ群)を生成し、第2のネットワーク部620_2に入力する。
このように、時系列データ群を、異なる基準に応じて加工し、それぞれ異なるネットワーク部に分けて処理する構成としたうえで機械学習を行うことで、時系列データ群を多面的に解析することが可能となる。この結果、時系列データ群を1のネットワーク部に入力して機械学習を行う場合と比較して、高精度な推論を実現する仮想測定モデル(推論部162A)を生成することが可能となる。
なお、図7の例では、2種類の基準に応じて時系列データ群を加工することで、2種類の時系列データ群を生成する場合について示したが、3種類以上の基準に応じて時系列データ群を加工することで、3種類以上の時系列データ群を生成してもよい。
(2)分岐部による処理の詳細2
次に、分岐部610の他の処理の詳細について説明する。図8は、分岐部の処理の具体例を示す第2の図である。図8の場合、分岐部610は、時系列データ取得装置140A_1~140A_nにより測定された時系列データ群を、データ種類に応じてグループ分けする。これにより、分岐部610は、時系列データ群1(第1の時系列データ群)と時系列データ群2(第2の時系列データ群)とを生成する。また、分岐部610は、生成した時系列データ群1を第3のネットワーク部620_3に入力し、生成した時系列データ群2を第4のネットワーク部620_4に入力する。
このように、時系列データ群を、データ種類に応じて複数のグループに分け、異なるネットワーク部を用いて処理する構成としたうえで機械学習を行うことで、時系列データ群を多面的に解析することが可能となる。この結果、時系列データ群を1のネットワーク部に入力して機械学習を行う場合と比較して、高精度な推論を実現する仮想測定モデル(推論部162A)を生成することが可能となる。
なお、図8の例では、時系列データ取得装置140A_1~140A_nの違いに基づくデータ種類の違いに応じて、時系列データ群をグループ分けしたが、データが取得された時間範囲に応じて、時系列データ群をグループ分けしてもよい。例えば、時系列データ群が複数のレシピによる処理に伴い測定された時系列データ群であった場合には、レシピごとの時間範囲に応じて、時系列データ群をグループ分けしてもよい。
(3)分岐部による処理の詳細3
次に、分岐部610による他の処理の詳細について説明する。図9は、分岐部の処理の具体例を示す第3の図である。図9の場合、分岐部610は、時系列データ取得装置140A_1~140A_nにより取得された時系列データ群を、第5のネットワーク部620_5と第6のネットワーク部620_6の両方に入力する。そして、第5のネットワーク部620_5と第6のネットワーク部620_6とで、同じ時系列データ群に対して、異なる処理(正規化処理)を施す。
図10は、各ネットワーク部に含まれる正規化部の処理の具体例を示す図である。図10に示すように、第5のネットワーク部620_5の各層には、正規化部と、畳み込み部と、活性化関数部と、プーリング部とが含まれる。
図10の例は、第5のネットワーク部620_5に含まれる各層のうち、第1層620_51に、正規化部1001と、畳み込み部1002と、活性化関数部1003と、プーリング部1004とが含まれることを示している。
このうち、正規化部1001では、分岐部610により入力された時系列データ群に対して第1の正規化処理を行い、正規化時系列データ群1(第1の時系列データ群)を生成する。
同様に、図10の例は、第6のネットワーク部620_6に含まれる各層のうち、第1層620_61には、正規化部1011と、畳み込み部1012と、活性化関数部1013と、プーリング部1014とが含まれることを示している。
このうち、正規化部1011では、分岐部610により入力された時系列データ群に対して第2の正規化処理を行い、正規化時系列データ群2(第2の時系列データ群)を生成する。
このように、異なる手法で正規化処理を行う正規化部をそれぞれに含む複数のネットワーク部を用いて時系列データ群を処理する構成としたうえで機械学習を行うことで、時系列データ群を多面的に解析することが可能となる。この結果、時系列データ群を1の正規化処理を行う1のネットワーク部に入力して機械学習を行う場合と比較して、高精度な推論を実現する仮想測定モデル(推論部162A)を生成することが可能となる。
(4)分岐部による処理の詳細4
次に、分岐部610による他の処理の詳細について説明する。図11は、分岐部の処理の具体例を示す第4の図である。図11の場合、分岐部610は、時系列データ取得装置140A_1~140A_nにより測定された時系列データ群のうち、チャンバAにおける処理に伴い測定された時系列データ群1(第1の時系列データ群)を第7のネットワーク部620_7に入力する。
また、分岐部610は、時系列データ取得装置140A_1~140A_nにより測定された時系列データ群のうち、チャンバBにおける処理に伴い測定された時系列データ群2(第2の時系列データ群)を第8のネットワーク部620_8に入力する。
このように、異なるチャンバ(第1の処理空間、第2の処理空間)における処理に伴い測定されたそれぞれの時系列データ群を、異なるネットワーク部を用いて処理する構成としたうえで機械学習を行うことで、時系列データ群を多面的に解析することが可能となる。この結果、それぞれの時系列データ群を1のネットワーク部に入力して機械学習を行う場合と比較して、高精度な推論を実現する仮想測定モデル(推論部162A)を生成することが可能となる。
<仮想測定装置の推論部の機能構成>
次に、システム100Aにおける、仮想測定装置160Aの推論部162Aの機能構成について説明する。図12は、仮想測定装置の推論部の機能構成の一例を示す図である。図12に示すように、仮想測定装置160Aの推論部162Aは、分岐部1210と、第1のネットワーク部1220_1から第Mのネットワーク部1220_Mと、連結部1230とを有する。
分岐部1210は、時系列データ取得装置140A_1~140A_Nにより新たに測定された時系列データ群を取得する。また、分岐部1210は、取得した時系列データ群が、第1のネットワーク部1220_1~第Mのネットワーク部1220_Mを用いて処理されるよう制御する。
第1のネットワーク部1220_1~第Mのネットワーク部1220_Mは、学習部161Aにより機械学習が行われ、第1のネットワーク部620_1~第Mのネットワーク部620_Mの各層のモデルパラメータが最適化されることで形成される。
連結部1230は、学習部161Aにより機械学習が行われ、モデルパラメータが最適化された連結部630により形成される。連結部1230は、第1のネットワーク部1220_1の第N層1220_1Nから出力された出力データから、第Mのネットワーク部1220_Mの第N層1220_MNから出力された出力データまでの各出力データを合成し、仮想測定データを出力する。
<仮想測定処理の流れ>
次に、システム100Aにおける、仮想測定装置160Aによる仮想測定処理全体の流れについて説明する。図13は、仮想測定装置による仮想測定処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS1301において、学習部161Aは、学習用データとして時系列データ群及び検査データを取得する。
ステップS1302において、学習部161Aは、取得した学習用データのうち、時系列データ群を入力データ、検査データを正解データとして機械学習を行う。
ステップS1303において、学習部161Aは、機械学習を継続するか否かを判定する。更なる学習用データを取得して機械学習を継続する場合には(ステップS1303においてYESの場合には)、ステップS1301に戻る。一方、機械学習を終了する場合には(ステップS1303においてNOの場合には)、ステップS1304に進む。
ステップS1304において、推論部162Aは、機械学習により最適化されたモデルパラメータを反映することで、第1のネットワーク部1220_1~第Mのネットワーク部1220_Mを生成する。
ステップS1305において、推論部162Aは、新たな処理前ウェハ110Aの処理に伴い測定された時系列データ群を入力し、仮想測定データを推論する。
ステップS1306において、推論部162Aは、推論した仮想測定データを出力する。
<仮想測定装置の微調整機能付き推論部の機能構成>
次に、システム100Bにおける、仮想測定装置160Bの微調整機能付き推論部162Bの機能構成について説明する。図14は、仮想測定装置の微調整機能付き推論部の機能構成の一例を示す図である。
図14に示すように、仮想測定装置160Bの微調整機能付き推論部162Bは、取得部として機能する分岐部1210を有する。また、仮想測定装置160Bの微調整機能付き推論部162Bは、推論部として機能する、第1のネットワーク部1220_1から第Mのネットワーク部1220_M、連結部1410、個体調整部1420、微調整部1430、比較部1440を有する。
このうち、分岐部1210は、推論部162Aの分岐部1210と同じであり、図12を用いて説明済みであるため、ここでは説明を省略する。また、第1のネットワーク部1220_1から第Mのネットワーク部1220_Mも、推論部162Aの第1のネットワーク部1220_1から第Mのネットワーク部1220_Mと同じである。
具体的には、第1のネットワーク部1220_1~第Mのネットワーク部1220_Mは、学習部161Aにより機械学習が行われ、第1のネットワーク部620_1~第Mのネットワーク部620_Mの各層のモデルパラメータが最適化されることで形成される。
連結部1410は、学習部161Aにより機械学習が行われ、モデルパラメータが最適化された連結部630により形成される。ただし、連結部1410の場合、第1のネットワーク部1220_1の第N層1220_1Nから出力された出力データから、第Mのネットワーク部1220_Mの第N層1220_MNから出力された出力データまでの各出力データを合成することなく出力する。
個体調整部1420は、連結部1410より出力された各出力データに、半導体製造プロセスAの処理単位120Aと、半導体製造プロセスBの処理単位120Bとの個体差に応じた係数(“個体感度”と称す)をかけ合わせる。
微調整部1430は、個体調整部1420により個体感度がかけ合わされた各出力データに、補正行列をかけ合わせることで、スカラ量である仮想測定データを算出する。
比較部1440は、微調整部1430により出力された仮想測定データを取得するとともに、処理後ウェハ130Bについての検査データを取得する。また、比較部1440は、取得した仮想測定データと検査データとの差分を算出し、微調整部1430に通知する。
このように、微調整機能付き推論部162Bでは、半導体製造プロセスBにおいて、所定の期間、処理後ウェハ130Bについての検査データに基づいて、微調整部1430が補正パラメータ(P~P)を更新する。そして、微調整機能付き推論部162Bの微調整部430では、仮想測定データと検査データとの差分が所定の閾値以下となるまで、補正パラメータ(P~P)の更新を継続する。
これにより、微調整部1430では、半導体製造プロセスAの処理単位120Aと、半導体製造プロセスBの処理単位120Bとの個体差に起因する誤差(推論結果に含まれる誤差)を低減させることが可能になる。
なお、微調整機能付き推論部162Bの場合、半導体製造プロセスBにおいて測定された時系列データ群を追加データとして、仮想測定モデルを再学習することで最適化する場合と比較して、コストと時間を削減することができる。
<微調整処理の流れ>
次に、システム100Bにおける、仮想測定装置160Bによる微調整処理の流れについて説明する。図15は、仮想測定装置による微調整処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS1501において、微調整機能付き推論部162Bの分岐部1210は、半導体製造プロセスBの処理単位120Bにおいて、新たな処理前ウェハ110Bの処理に伴い測定された時系列データ群を取得する。また、微調整機能付き推論部162Bの第1~第Mのネットワーク部1220_1~1220_Mは、取得された時系列データ群を処理する。これにより、第1~第Mのネットワーク部1220_1~1220_Mの最終層から各出力データが出力される。
ステップS1502において、微調整機能付き推論部162Bの個体調整部1420は、第1~第Mのネットワーク部1220_1~1220_Mの最終層より出力された各出力データに、個体感度をかけ合わせることで、各出力データを調整する。
ステップS1503において、微調整機能付き推論部162Bの微調整部1430は、個体感度がかけあわされた各出力データに、補正行列をかけ合わせることで、仮想測定データを算出する。
ステップS1504において、微調整機能付き推論部162Bは、処理後ウェハ130Bについての検査データを取得し、比較部1440に通知する。また、比較部1440は、微調整部1430より出力された仮想測定データと、通知された検査データとを比較し、差分(推論結果に含まれる誤差)を算出する。
ステップS1505において、微調整機能付き推論部162Bの比較部1440は、比較結果に基づいて、差分が所定の閾値以下か否かを判定することで、補正パラメータの更新が必要か否かを判定する。
ステップS1505において、差分が所定の閾値を超えており、補正パラメータの更新が必要と判定した場合には(ステップS1505においてYESの場合には)、ステップS1506に進む。
ステップS1506において、微調整機能付き推論部162Bの微調整部1430は、比較部1440により算出された差分(推論結果に含まれる誤差)に応じて、補正行列の補正パラメータ(P~P)を更新する。その後、ステップS1507に進む。
一方、ステップS1505において、差分が所定の閾値以下であり、補正パラメータの更新が必要でないと判定した場合には(ステップS1505においてNOの場合には)、直接、ステップS1507に進む。
ステップS1507において、微調整機能付き推論部162Bは、微調整処理を終了するか否かを判定する。ステップS1507において、微調整処理を終了しないと判定した場合には(ステップS1507においてNOの場合には)、ステップS1501に戻る。
一方、ステップS1507において、微調整処理を終了すると判定した場合には(ステップS1507においてYESの場合には)、微調整処理を終了する。
<まとめ>
以上の説明から明らかなように、仮想測定装置160Aは、
・製造プロセスの所定の処理単位において、対象物の処理に伴い測定された時系列データ群を取得する。
・取得した時系列データ群を複数のネットワーク部を用いて処理することで各ネットワーク部より出力される各出力データの合成結果が、対象物を処理することで得られる結果物の検査データに近づくように、各ネットワーク部について機械学習を行う。
このように、時系列データ群を複数のネットワーク部を用いて処理することで、多面的な解析を行うことが可能となる。この結果、仮想測定装置160Aでは、高精度な推論を実現する仮想測定モデルを生成することが可能となる。
また、仮想測定装置160B(推論装置)は、
・他の製造プロセスの所定の処理単位において、対象物の処理に伴い測定された時系列データ群を、生成された仮想測定モデルに含まれる複数のネットワーク部を用いて処理し、各出力データを出力する。
・出力した各出力データを補正パラメータを用いて微調整した後に合成することで、仮想測定データを推論する。
・推論した仮想測定データに含まれる誤差に応じて補正パラメータを更新する。
このように、製造プロセスの所定の処理単位において、時系列データ群を用いて生成された仮想測定モデルを、他の製造プロセスに適用する際、仮想測定装置160Bでは、複数のネットワーク部より出力される各出力データを微調整する機能を付加する。
これにより、他の製造プロセスに仮想測定モデルを適用する際に、プロセス間の個体差に起因する誤差(推論結果に含まれる誤差)を低減させることが可能になる。つまり、第1の実施形態によれば、適用対象によらず高精度な推論が可能な推論装置、推論方法及び推論プログラムを提供することができる。
[第2の実施形態]
上記第1の実施形態では、各ネットワーク部の最終層から出力された各出力データを、個体感度及び補正行列を用いて微調整するものとして説明した。しかしながら、微調整機能付き推論部による各出力データの微調整の方法はこれに限定されず、例えば、微調整用のネットワーク部を用いて、各出力データを微調整してもよい。
図16は、仮想測定装置の微調整機能付き推論部の機能構成の一例を示す第2の図である。図14との相違点は、図16に示す微調整機能付き推論部1600Bの場合、微調整ネットワーク部1610を有する点である。
微調整ネットワーク部1610は、畳み込みニューラルネットワークをベースに構成され、連結部1410より出力された各出力データを入力することで、仮想測定データを出力する。
また、微調整ネットワーク部1610は、仮想測定データを出力したことに応じて、比較部1440から通知される差分に基づいて、微調整ネットワーク部1610のモデルパラメータである補正パラメータを更新する。
このように、微調整機能付き推論部1600Bでは、半導体製造プロセスBにおいて、所定の期間、処理後ウェハ130Bについての検査データに基づいて、微調整ネットワーク部1610が補正パラメータを更新する。なお、このとき、第1のネットワーク部1220_1から第Mのネットワーク部1220_Mのモデルパラメータは固定した状態を維持するものとする。そして、微調整機能付き推論部1600Bの微調整ネットワーク部1610では、仮想測定データと検査データとの差分が所定の閾値以下になるまで、補正パラメータの更新を継続する。
これにより、微調整ネットワーク部1610では、半導体製造プロセスAの処理単位120Aと、半導体製造プロセスBの処理単位120Bとの個体差に起因する誤差(推論結果に含まれる誤差)を低減させることが可能になる。
なお、微調整機能付き推論部1600Bの場合、新たに仮想測定モデルを生成し、半導体製造プロセスBにおいて測定された時系列データ群を用いて最適化する場合と比較して、オーバフィッティングの可能性を低減させることができる。
[第3の実施形態]
上記第1及び第2の実施形態では、仮想測定装置160Aが生成した仮想測定モデルを他の半導体製造プロセスBに適用する場合について説明したが、他の半導体製造プロセスBに適用されるモデルは、仮想測定モデルに限定されない。
第3の実施形態では、第1及び第2の実施形態において説明した仮想測定装置160A及び160Bを、異常検知装置160A及び160Bと読み替え、異常検知装置160Aが生成した異常検知モデルを他の半導体製造プロセスBに適用する場合について説明する。
異常検知装置160Aの場合、学習部161Aは、時系列データ群を入力データ、イベント(異常の有無を示す情報)を正解データとして、異常検知モデル(推論部162A)について機械学習を行う。異常検知モデル(推論部162A)は、仮想測定モデル(推論部162A)と同様の構成を有しているものとし、機械学習に用いる学習用データだけが異なっているものとする。
なお、異常検知装置160Aの場合、機械学習に用いる時系列データ群を出力する時系列データ取得装置140A_1~140A_nには、例えば、
・時系列データ群であるOES(Optical Emission Spectrometry)データを出力する、発光分光分析装置、
・時系列データ群である温度データ、圧力データ等のプロセスデータを出力する、プロセスデータ取得装置、
・時系列データであるRFデータを出力する、プラズマ用高周波電源装置、
等が含まれる。
また、異常検知装置160B(推論装置)の場合、微調整機能付き推論部1600Bは、時系列データ群を入力し、異常の有無を示す情報を推論する。
なお、異常検知装置160Bの場合、推論に用いる時系列データ群を出力する時系列データ取得装置140A_1~140A_nには、例えば、
・時系列データ群であるOES(Optical Emission Spectrometry)データを出力する、発光分光分析装置、
・時系列データ群である温度データ、圧力データ等のプロセスデータを出力する、プロセスデータ取得装置、
・時系列データであるRFデータを出力する、プラズマ用高周波電源装置、
等が含まれる。
<まとめ>
以上の説明から明らかなように、異常検知装置160Aは、
・製造プロセスの所定の処理単位において、対象物の処理に伴い測定された時系列データ群(OESデータ、プロセスデータ、RFデータ)を取得する。
・取得した時系列データ群を複数のネットワーク部を用いて処理することで各ネットワーク部より出力された各出力データの合成結果が、対象物の処理に伴い発生したイベント(異常の有無を示す情報)に近づくように、各ネットワーク部について機械学習を行う。
このように、時系列データ群を複数のネットワーク部を用いて処理することで、多面的な解析を行うことが可能となる。この結果、異常検知装置160Aでは、高精度な推論を実現する異常検知モデルを生成することが可能となる。
また、異常検知装置160B(推論装置)は、
・他の製造プロセスの所定の処理単位において、対象物の処理に伴い測定された時系列データ群(OESデータ、プロセスデータ、RFデータ)を、生成された異常検知モデルに含まれる複数のネットワーク部を用いて処理し、各出力データを出力する。
・出力した各出力データを補正パラメータを用いて微調整した後に合成することで、異常の有無を示す情報を推論する。
・推論した異常の有無を示す情報に含まれる誤差に応じて補正パラメータを更新する。
このように、製造プロセスの所定の処理単位において、時系列データ群を用いて生成された異常検知モデルを、他の製造プロセスに適用する際、異常検知装置160Bでは、複数のネットワーク部より出力される各出力データを微調整する機能を付加する。
これにより、他の製造プロセスに異常検知モデルを適用する際に、プロセス間の個体差に起因する誤差(推論結果に含まれる誤差)を低減させることが可能になる。つまり、第3の実施形態によれば、適用対象によらず高精度な推論が可能な推論装置、推論方法及び推論プログラムを提供することができる。
[その他の実施形態]
上記第1及び第2の実施形態では、各出力データの微調整の方法として、個体感度及び補正行列、または、微調整用のネットワーク部を用いる場合について説明した。しかしながら、各出力データの微調整の方法は、これに限定されず、例えば、一般化線形混合モデルや、ガウス過程回帰分析、カルマンフィルタ等を用いてもよい。
また、上記第3の実施形態では、異常検知装置が、対象物の処理に伴い発光分光分析装置、プロセスデータ取得装置、プラズマ用高周波電源装置より出力されたOESデータ、プロセスデータ、RFデータを取得するものとして説明した。しかしながら、異常検知装置が取得するデータの組み合わせは、これに限定されず、いずれか1のデータを取得してもよいし、いずれか2のデータの組み合わせを取得してもよい。
また、上記各実施形態では、微調整機能付き推論部162B、1600Bが、第1~第Mのネットワーク部1220_1~1220_Mを有するものとして説明した。しかしながら、微調整機能付き推論部162B、1600Bは、第1~第Mのネットワーク部1220_1~1220_Mを全て有している必要はなく、少なくとも2以上のいずれかのネットワーク部を有しているものとする。
また、上記各実施形態では、学習部161Aの各ネットワーク部の機械学習アルゴリズムを、畳み込みニューラルネットワークをベースに構成するものとして説明した。しかしながら、学習部161Aの各ネットワーク部の機械学習アルゴリズムは、畳み込みニューラルネットワークに限定されず、他の機械学習アルゴリズムをベースに構成してもよい。
また、上記各実施形態では、仮想測定装置または異常検知装置160Aが学習部161A及び推論部162Aとして機能するものとして説明した。しかしながら、学習部161Aとして機能する装置と、推論部162Aとして機能する装置とは一体である必要はなく、別体により構成されてもよい。つまり、仮想測定装置または異常検知装置160Aは、推論部162Aを有していない学習部161Aとして機能させてもよいし、学習部161Aを有していない推論部162Aとして機能させてもよい。
また、上記各実施形態では、システム100Aにおいて生成された仮想測定モデル(または異常検知モデル)に微調整機能が付加された仮想測定装置(または異常検知装置)を、システム100Bに適用するものとして説明した。しかしながら、微調整機能が付加された仮想測定装置(または異常検知装置)が適用される適用対象は、他のシステムに限定されず、自システムであってもよい。
例えば、プロセスレシピの一部を変更した場合等、変更の程度が小さい場合において、自システムで生成した仮想測定モデル(または異常検知モデル)に、微調整機能を付加して適用してもよい。
あるいは、自システム内の装置において、部品交換などの保守作業を行った場合や、自システム内の装置のパーツ消耗等により装置内の環境が変化した場合等、自システムで生成した仮想測定モデル(または異常検知モデル)の精度が低下した際に適用してもよい。
なお、上記実施形態に挙げた構成等に、その他の要素との組み合わせ等、ここで示した構成に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
本出願は、2019年11月29日に出願された日本国特許出願第2019-217439号に基づきその優先権を主張するものであり、同日本国特許出願の全内容を参照することにより本願に援用する。
100A、100B :システム
110A、110B :処理前ウェハ
120A、120B :処理単位
130A、130B :処理後ウェハ
140A_1~140A_n :時系列データ取得装置
140B_1~140B_n :時系列データ取得装置
150A、150B :検査データ取得装置
160A、160B :仮想測定装置
161A :学習部
162A :推論部
162B :微調整機能付き推論部
200 :半導体製造装置
610 :分岐部
620_1 :第1のネットワーク部
620_11~620_1N :第1層~第N層
620_2 :第2のネットワーク部
620_21~620_2N :第1層~第N層
620_M :第Mのネットワーク部
620_M1~620_MN :第1層~第N層
630 :連結部
640 :比較部
1001、1011 :正規化部
1004、1014 :プーリング部
1210 :分岐部
1220_1 :第1のネットワーク部
1220_11~1220_1N :第1層~第N層
1220_2 :第2のネットワーク部
1220_21~1220_2N :第1層~第N層
1220_M :第Mのネットワーク部
1220_M1~1220_MN :第1層~第N層
1240 :連結部
1410 :連結部
1420 :個体調整部
1430 :微調整部
1440 :比較部
1600B :微調整機能付き推論部
1610 :微調整ネットワーク部

Claims (9)

  1. 製造プロセスの所定の処理単位において、対象物の処理に伴い測定された時系列データ群を取得する取得部と、
    予め取得された前記時系列データ群であって、対応するネットワーク部で行われる処理に応じて分岐された前記時系列データ群それぞれを処理する複数のネットワーク部と、該複数のネットワーク部を用いて処理することで出力された各出力データを合成する連結部とを含む学習部によって、該連結部より出力された合成結果が、前記対象物を処理した際の結果物の検査データに近づくように、前記複数のネットワーク部及び前記連結部が機械学習されることで生成された、機械学習済みの前記複数のネットワーク部及び機械学習済みの前記連結部と、
    取得された前記時系列データ群であって、対応する機械学習済みのネットワーク部で行われる処理に応じて分岐された前記時系列データ群それぞれが、機械学習済みの前記複数のネットワーク部を用いて処理されることで出力された各出力データであって、機械学習済みの前記連結部により合成されることなく出力された各出力データを調整し、調整した後の各出力データを合成することで、推論結果を出力する調整部と、を有し、
    前記調整部は、前記推論結果に含まれる誤差に応じた補正パラメータを用いて、前記各出力データを調整する、推論装置。
  2. 前記調整部は、機械学習済みの前記複数のネットワーク部のモデルパラメータを固定した状態で、前記推論結果に含まれる誤差が低減されるように、前記補正パラメータを更新する、請求項1に記載の推論装置。
  3. 前記取得部は、取得した前記時系列データ群を第1の基準及び第2の基準に応じてそれぞれ処理することで、第1の時系列データ群と第2の時系列データ群とを生成し、
    前記第1の時系列データ群及び前記第2の時系列データ群が、機械学習済みの前記複数のネットワーク部を用いて処理される、請求項2に記載の推論装置。
  4. 前記取得部は、取得した前記時系列データ群をデータ種類または時間範囲に応じてグループ分けし、
    グループ分けした各グループが、機械学習済みの前記複数のネットワーク部を用いて処理される、請求項2に記載の推論装置。
  5. 取得された前記時系列データ群が、異なる手法で正規化を行う正規化部をそれぞれに含む、機械学習済みの前記複数のネットワーク部を用いて処理される、請求項2に記載の推論装置。
  6. 前記取得部は、取得した前記時系列データ群を、前記所定の処理単位の第1の処理空間における前記対象物の処理に伴い測定された第1の時系列データ群と、第2の処理空間における前記対象物の処理に伴い測定された第2の時系列データ群とに分け、
    前記第1の時系列データ群及び前記第2の時系列データ群が、機械学習済みの前記複数のネットワーク部を用いて処理される、請求項2に記載の推論装置。
  7. 前記時系列データ群は、基板処理装置における処理に伴い測定されたデータである、請求項1に記載の推論装置。
  8. 製造プロセスの所定の処理単位において、対象物の処理に伴い測定された時系列データ群を取得する取得工程と、
    予め取得された前記時系列データ群であって、対応するネットワーク部で行われる処理に応じて分岐された前記時系列データ群それぞれを処理する複数のネットワーク部と、該複数のネットワーク部を用いて処理することで出力された各出力データを合成する連結部とを含む学習部によって、該連結部より出力された合成結果が、前記対象物を処理した際の結果物の検査データに近づくように、前記複数のネットワーク部及び前記連結部が機械学習されることで生成された、機械学習済みの前記複数のネットワーク部及び機械学習済みの前記連結部を用いて、取得された前記時系列データ群を処理する処理工程と、
    取得された前記時系列データ群であって、対応する機械学習済みのネットワーク部で行われる処理に応じて分岐された前記時系列データ群それぞれが、機械学習済みの前記複数のネットワーク部を用いて処理されることで出力された各出力データであって、機械学習済みの前記連結部により合成されることなく出力された各出力データを調整し、調整した後の各出力データを合成することで、推論結果を出力する調整工程と、を有し、
    前記調整工程は、前記推論結果に含まれる誤差に応じた補正パラメータを用いて、前記各出力データを調整する、推論方法。
  9. 製造プロセスの所定の処理単位において、対象物の処理に伴い測定された時系列データ群を取得する取得工程と、
    予め取得された前記時系列データ群であって、対応するネットワーク部で行われる処理に応じて分岐された前記時系列データ群それぞれを処理する複数のネットワーク部と、該複数のネットワーク部を用いて処理することで出力された各出力データを合成する連結部とを含む学習部によって、該連結部より出力された合成結果が、前記対象物を処理した際の結果物の検査データに近づくように、前記複数のネットワーク部及び前記連結部が機械学習されることで生成された、機械学習済みの前記複数のネットワーク部及び機械学習済みの前記連結部を用いて、取得された前記時系列データ群を処理する処理工程と、
    取得された前記時系列データ群であって、対応する機械学習済みのネットワーク部で行われる処理に応じて分岐された前記時系列データ群それぞれが、機械学習済みの前記複数のネットワーク部を用いて処理されることで出力された各出力データであって、機械学習済みの前記連結部により合成されることなく出力された各出力データを調整し、調整した後の各出力データを合成することで、推論結果を出力する調整工程と、をコンピュータに実行させるための推論プログラムであって、
    前記調整工程は、前記推論結果に含まれる誤差に応じた補正パラメータを用いて、前記各出力データを調整する、推論プログラム。
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