JP7220341B2 - 防除剤及び活力剤並びにこれらの製造方法及び使用 - Google Patents

防除剤及び活力剤並びにこれらの製造方法及び使用 Download PDF

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Description

本発明は、防除剤及び活力剤並びにこれらの製造方法及び使用に関する。
カイガラムシ等の害虫による農作物、果菜、果樹、花卉等に対する被害は甚大である。このような有翅害虫(半翅目害虫含む)防除のための手段としては、薬剤防除、生物的防除、物理的防除等が提案され、薬剤としては、有機リン剤、カーバメート剤、合成ピレスロイド剤等が使用されている。しかし、薬剤を使用すると多くの害虫はこれらの薬剤に対する抵抗性を獲得し、やがて効果が低減し、あるいは全く失われてしまう場合が多い。
また、薬剤は人畜に対して有害作用を有するものが多く、植物にとっても有害な場合もあり、多用できないという問題もある。生物的防除や物理的防除にも有効なものがあるが、コスト、汎用性等の点で充分満足すべきものはないのが現状である。このような事情は収穫後の農産物、果菜、果樹、花卉等の植物病害防除及び貯蔵病害防除(ポストハーベスト病害防除)についても同様である。従って、低コストで汎用性が高く、人畜に対して安全な、害虫及び病害の防除手段が切望されている。
一方、人畜に対して安全性が高く環境に悪影響を及ぼす恐れが少ない植物害虫及び植物病害の防除剤として重曹がある。重曹は農林水産省、環境省より「特定防除資材」として指定されている。しかし重曹は約8%までしか水に溶解しなく、また防除効果が弱い。さらに、2-3日すると重曹が沈殿してしまうため、散布時にノズルが詰まってしまう恐れがあり、このままでは防除散布としては不向きである。
特許6602710 特許6659440
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、環境に優しく、安全性が高く、従来の防除剤よりも優れた防除効果を発揮することの出来る防除剤及び活力剤を提供することを目的とする。
本発明者は、鋭意検討の結果、重曹をpHが8.9以上としたものを有効成分として含有する防除剤を用いると、従来の重曹よりも防除効果が飛躍的に向上することを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明の要旨は以下のとおりである。
(1)重曹又は重曹水を75℃以上に加熱したもの、重曹又は重曹水を加熱してpHが8.9以上としたもの(ただし、pHが11.0を超えないもの)、重曹と炭酸ナトリウムを0.8~1.2の割合で混合しpHを8.9以上としたもの(ただし、pHが11.0を超えないもの)、または、セスキ炭酸ナトリウムをpHが9.6以上としたもの、を有効成分として含有する、カイガラムシ用の防除剤。
(2) 重曹又は重曹水を、75℃以上に加熱する、または、加熱しpHを8.9以上(ただし、pHが11.0を超えないもの)とする、植物害虫及び/又は植物病害用の防除剤の製造方法。
(3)重曹又は重曹水を、75℃以上に加熱する、または、加熱しpHを8.9以上(ただし、pHが11.0を超えないもの)とする、植物害虫及び/又は植物病害用の防除剤の使用。
(4)セスキ又はセスキ水を、75℃以上に加熱する、または、加熱しpHを9.6以上(ただし、pHが11.0を超えないもの)とする、植物病害用の防除剤の製造方法。
(5)セスキ又はセスキ水を、75℃以上に加熱する、または、加熱しpHを9.6以上(ただし、pHが11.0を超えないもの)とする、植物病害用の防除剤の使用。
本発明によれば、安全で環境負荷が少なく、従来の防除剤よりも高い防除効果を有する植物害虫及び/又は植物病害用の防除剤を提供することができる。
また、優れた効果のある植物用の活力剤を提供することができる。
実施例(本発明)におけるカイガラムシの様子(Zで示された箇所:本発明によりカイガラムシが崩壊している状態)を示す図である。 参考例(水)におけるカイガラムシの様子(Yで示された箇所:カイガラムシが生存している状態)を示す図である。 本発明による重曹、セスキ及び水の散布(参考例)によるカイガラムシの死滅率を示すグラフである。 本発明による重曹、セスキ及び水の散布(参考例)によるナツミカンの貯蔵時正常果率を示すグラフである。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の第一の態様は、重曹又は重曹水をpHが8.9以上としたもの、を有効成分として含有する、植物害虫及び/又は植物病害用の防除剤であることを特徴とする。
ここで、重曹水とは重曹を水(HO)に溶解した状態のもの(重曹水溶液)を意味する。なお、本発明において水(HO)とは純粋の水だけでなく、水道水、川の水、池の水等通常の意味における水を含む得る。
<<植物害虫及び/又は植物病害用防除剤>>
また、防除(control)とは、植物における植物害虫の繁殖及び/又は病害の発生を予防する忌避剤として作用すること、並びに植物害虫に対する殺虫剤(殺ダニ剤を含む)、植物病害の原因菌に対する殺菌剤(殺真菌剤)及び植物(成長)調整剤、貯蔵病害発生抑制剤(ポストハーベスト剤)として作用することを包括する概念である。特に、本発明の防除剤は、植物害虫に対する殺虫剤(殺ダニ剤を含む)及び植物病害の原因菌に対する殺菌剤(殺真菌剤)として有効に作用する。
<重曹>
本明細書及び特許請求の範囲において、重曹とは、炭酸水素ナトリウム(化学式:NaHCO)、重炭酸ナトリウム又は重炭酸ソーダを意味する。
重曹の通常グレードは食用、薬用、工業用の3種に分類されており、食品衛生法(食品添加物に適用)、薬事法(局方に適用)、飼料添加物規格でそれぞれ定められたグレードがある。本発明の重曹は上記何れのグレードも含み得る。
重曹は他の炭酸塩と比較すると、その水溶液のpH値が多少低い点と、水溶液への溶解度が相当に低い点等が挙げられる。
炭酸塩水溶液として使用される際、例えば、20℃において炭酸ナトリウムと炭酸カリウムの水溶液pHはそれぞれ約11.2~11.6程度、過炭酸ナトリウムの水溶液pHは10~11程度、セスキ炭酸ナトリウム(以下、「セスキ」という。)の水溶液pHは9.6~10程度であるのに対し、20℃における重曹水溶液のpHは、濃度1~50g/水1リットル(L)でpH8.0~8.4程度である。
より具体的には、例えば、20℃において、水1リットル(L)中の重曹濃度が10gでpH8.3と無機ナトリウム系水溶液の中で、相対的にアルカリ性の低い物質である。
従って、重曹の水溶液は他の炭酸塩水溶液と比較してpHがより弱アルカリ性であるので取扱いが容易である。
また、重曹は自然界に存在する天然の素材で、河川や海への環境負荷が低いことから、30年~40年ほど前から自然環境への意識の高まりにより、家庭内で、洗浄効果、消臭効果に着目した、いろいろな使用方法が工夫されてきている。
さらに、重曹は加熱したとしても人体に無害な物質であることからお菓子を膨らませるのに使うベーキングパウダーや、タンパク質を分解して肉を軟らかくする働きがあるため牛肉、豚肉及び鶏肉などを重曹で下ごしらえしてやわらかくする際にもよく用いられる。
このような重曹の特徴をできるだけ生かした上でpH値を高くすることで、植物害虫及び/又は植物病害用の防除効果を高めることができる。具体的にはpH値は8.9以上であることが望ましい。
また、上記pH値範囲とすることで、水に溶解し易くなり、散布時のノズル詰まりが解消され、防除散布に適する。
本発明の第二の態様は、重曹又は重曹水を加熱し、pHを8.9以上としたもの、を有効成分として含有する、植物害虫及び/又は植物病害用の防除剤であることを特徴とする。
ここで、重曹は加熱すると熱分解を起こして、炭酸ガスと水を放出し炭酸ナトリウム(炭酸ソーダ)になる。具体的には重曹粉末及び重曹水は50℃以上の加熱で徐々に分解が進み、pHは高まり、270℃で分解(炭酸ナトリウム、二酸化炭素、水)し、融点となり液状化する。このときのpHは11.3にまで高まる。pHが11.0を超えると取扱いに危険性を生じることから、重曹の加熱温度は50℃以上270℃未満であることが望ましい。
ここで加熱(例えば100℃)によりpH値を変化させた場合は、常温(例えば20℃)に戻したとしても、pH値は元に戻らず、加熱時のpH値のままである。すなわち、pH値は加熱により大きくなることはあっても下がることは無い。
例えば、重曹を100℃で加熱した場合、pH10となり、仮に20℃に戻したとしても、pH10のままである。
つまり、本発明による防除剤を利用する際の温度は加熱した際の温度以下であれば何℃であっても構わない。
また、70℃以上(特に75℃以上)で熱分解反応が顕著に生ずる。この際のpHは8.9となり防除効果が高くなる(図3参照)。さらに、100℃以上がこの熱分解反応を行うのに好ましい。このときのpHは10にまで上昇し、防除効果がさらに高くなる。
より好ましくは200℃以上がよい。このことによりアルカリ性を強くすることができる。pHの値が高くなることで、本発明の防除剤は、植物害虫に対する殺虫剤(殺ダニ剤を含む)及び植物病害の原因菌に対する殺菌剤(殺真菌剤)として有効に作用する。
また、このようにアルカリ性が強くなり、植物や土壌に活性作用を生じさせることで、虫を寄せ付けなくなる。さらには、(植物)活力剤、植物成長調整剤、植物活性剤及び肥料として用いてもよい。
ただし、pHの値が11.0を超えると取扱いが容易ではなくなるので好ましくない。
また、植物によってはpHの値が10.5を超えないことが望ましい。
pHの値が10.5以下であれば殆どの植物に使用可能である。
pHの値は熱分解反応の方法及び熱分解反応温度を調整することで、調整することができる。
また、仮に分解温度である270℃以上の温度で加熱したとしても、加熱時間を短くし、分解を一部の重曹だけに留めておくことで、pHを11.0以下にすることができる。このように熱分解反応時間を多くしたり、少なくしたりすることによりpHの値を調整することもできる。
さらには、重曹を加熱する際に生成され得るセスキや炭酸ナトリウムを利用することで、重曹そのものでなくても同様の効果を生じさせることができる。
すなわち、本発明の第三の態様は、セスキ炭酸ナトリウムをpHが9.6以上としたもの、を有効成分として含有する、植物害虫及び/又は植物病害用の防除剤であることを特徴とする。
また、本発明の第四の態様は、重曹と炭酸ナトリウムを0.8~1.2の割合で混合し、pHを8.9以上としたもの、を有効成分として含有する、植物害虫及び/又は植物病害用の防除剤であることを特徴とする。
このように本発明においてはセスキであってもよく、また、重曹と炭酸ナトリウムの混合物であってもよい。特にセスキの場合は前述のとおり常温状態でpHが9.6~10程度であり望ましい。また、重曹と炭酸ナトリウムの混合物の場合は混合比を変えることでpHを調整することができる。この場合の混合比は0.8~1.2が望ましい。
なお、本明細書及び特許請求の範囲において重曹、セスキ炭酸ナトリウム及び炭酸ナトリウムとは、それぞれ例えば粉末状態のものを意味するだけでなく、水(HO)に溶解された状態のもの(水溶液)を意味する場合がある。例えば、重曹水を重曹という場合があり、この場合には重曹が溶解した水溶液も本発明の重曹に含まれ得る。特に第三の態様のセスキ炭酸ナトリウムとはセスキ炭酸ナトリウム水を含んでいてもよく、また、第四の態様の重曹及び炭酸ナトリウムとは重曹水及び炭酸ナトリウム水を含んでいてもよい。
<その他の成分>
本発明の防除剤には、本発明の防除剤が有する効果が妨げられない限り、必要に応じて、上記成分の他に農薬組成物に通常用いられる公知の補助剤/添加剤を添加してもよい。このような補助剤/添加剤としては、例えば、担体、酸化防止剤、分散剤、防腐剤、共力剤、乳化剤、懸濁剤、展着剤、湿展剤、浸透剤、粘漿剤、安定剤、固着剤、吸着剤等が挙げられる。
さらには、本発明の防除剤には、本発明の防除剤が有する効果が妨げられない限り、他の農薬等、例えば、殺菌剤、殺虫剤、植物成長調節剤、除草剤、(植物)活力剤、植物活性剤等を適宜混合して併用してもよい。
ただし、環境負荷をできるだけ少なくするためには、上記公知の補助剤/添加剤や他の農薬の割合を少なくすることが望ましい。
例えば、上記公知の補助剤/添加剤や他の農薬の割合は全重量の20%未満が良く、好ましくは10%未満、さらに好ましくは5%未満、できれば1%未満とするのがよい。
<害虫及び病害>
本発明の第五の態様は、植物害虫が、アブラムシ類、コナジラミ類、ダニ類、アザミウマ類、およびカイガラムシ類からなる群から選択される少なくとも1種である植物害虫及び/又は植物病害用の防除剤であることを特徴とする。
すなわち、本発明の第五の態様では、対象となる植物害虫としては、アブラムシ類、コナジラミ類、ダニ類、アザミウマ類、カイガラムシ類が挙げられる。なかでも、アブラムシ類、コナジラミ類及びハダニ類に対して、本発明の防除剤は優れた防除効果を発揮する。アブラムシ類、コナジラミ類、ダニ類、アザミウマ類、カイガラムシ類の具体例としては、以下のものが挙げられる。
[ダニ類(ACARINA)]
(TARSONEMIDAE)
チャノホコリダニ(Polyphagotarsonemus latus)
シクラメンホコリダニ(Steneotarsonemau pallidus)
スジブトホコリダニ(Tarsonemus bilobatus)
アシブトホコリダニ(Tarsonemus confusus)
アシボソホコリダニ(Tarsonemus waitei)等
(PYEMOTIDAE)
シラミダニ(Pyemotes ventricosus)等
(EUPODIDAE)
ムギダニ(Penthaleus major)等
(TENUIPALPIDAE)
オンシツヒメハダニ(Brevipalpus californicus)
ブドウヒメハダニ(Brevipalpus lewisi)
チャノヒメハダニ(Brevipalpus obovatus)
サボテンヒメハダニ(Brevipalpus russulus)
パイナップルヒメハダニ(Dolichotetranychus florodanus)
ランヒメハダニ(Tenuipalpus pacificus)
カキヒメハダニ(Tenuipalpus zhizhilashviliae)等
(TUCKERELLIDAE)
ナミケナガハダニ(Tuckerella pavoniformis)等
(TETRANYCHIDAE)
クローバーハダニ(Bryobia praetiosa)
ニセクローバーハダニ(Bryobia rubrioculus)
アンズハダニ(Eotetranychus boreus)
ミチノクハダニ(Eotetranychus geniculatus)
クリハダニ(Eotetranychus pruni)
コウノシロハダニ(Eotetranychus sexmanaculatus)
スミスハダニ(Eotetranychus smithi)
クルミハダニ(Eotetranychus uncatus)
マンゴーハダニ(Oligonychus coffeae)
スギノハダニ(Oligonychus hondoensis)
チビコブハダニ(Oligonychus ilicis)
カラマツハダニ(Oligonychus karamatus)
サトウキビハダニ(Oligonychus orthius)
ミカンハダニ(Panonychus citri)
リンゴハダニ(Panonychus ulmi)
ニセナミハダニ(Tetranychus cinnabarinus)
ミツユビハダニ(Tetranychus evansi)
カンザワハダニ(Tetranychus kanzawai)
ナミハダニ(Tetranychus urticae)
オウトウハダニ(Tetranychus viennensis)等
(ERIOPHIDAE)
チャノナガサビダニ(Acaphylla theae)
イチジクモンサビダニ(Aceria ficus)
レイシフシダニ(Aceria litchi)
カーネーションサビダニ(Aceria paradianthi)
チューリップサビダニ(Aceria tulipae)
トマトサビダニ(Aculops lycopersici)
ミカンサビダニ(Aculops pelekassi)
モモサビダニ(Aculus fockeui)
リンゴサビダニ(Aculus schlechtendali)
チャノサビダニ(Calacarus carinatus)
マンゴーサビダニ(Cisaberoptus kenyae)
ブドウハモグリダニ(Colomerus vitis)
チャノサビダニ(Calacarus carinatus)
ブドウサビダニ(Calepitrimerus vitis)
ナシサビダニ(Epitrimerus pyri)
ニセナシサビダニ(Eriophyes chibaensis)等
キクモンサビダニ(Paraphytoptus kikus.)
(ACARIDAE)
アシブトコナダニ(Acarus siro)
ムギコナダニ(Aleuroglyphus ovatus)
ロビンネダニ(Rhizoglyphus robini)
ケナガコナダニ(Tyrophagus putrescentiae)等
[アザミウマ類(THYSANOPTERA)]
(THRIPIDAE)
クサキイロアザミウマ(Anaphothrips obscurus)
トゲブトアザミウマ(Chirothrips manicatus)
マメハナアザミウマ(Megaleurothrips distalis)
チャノクロアザミウマ(Dendrothrips minowai)
ヒラズハナアザミウマ(Frankliniella intonsa)
ユリキイロアザミウマ(Frankliniella lilivora)
クロトンアザミウマ(Heliothrips haemorrhoidalis)
コスモスアザミウマ(Microcephalothrips abdominalis)
ダイズアザミウマ(Mycterothrips glycines)
クワアザミウマ(Pseudodendrothrips mori)
チャノキイロアザミウマ(Scirtothrips dorsalis)
アカオビアザミウマ(Selenothrips rubrocinctus)
イネアザミウマ(Stenchaetothrips biformis)
ネギクロアザミウマ(Thrips alliorum)
ビワハナアザミウマ(Thrips coloratus)
キイロハナアザミウマ(Thrips flavas)
ハナアザミウマ(Thrips hawaiiensis)
クロゲハナアザミウマ(Thrips nigropilosus)
ミナミキイロアザミウマ(Thrips palmi)
ミカンキイロアザミウマ(Frankliniella occidentalis)
ダイズウスイロアザミウマ(Thrips setosus)
グラジオラスアザミウマ(Thrips simplex)等
(PHLAEOTHRIPIDAE)
イネクダアザミウマ(Haplothrips aculeatus)
シナクダアザミウマ(Haplothrips chinensis)
ハナクダアザミウマ(Haplothrips kurdjumovi)
ツメクサクダアザミウマ(Haplothrips nigar)
シイオナガクダアザミウマ((Leeuwania pasanii)
クスクダアザミウマ(Liothrips flordensis)
ユリノクダアザミウマ(Liothrips vaneeckei)
シイマルクダアザミウマ(Litotetothrips pasaniae)
カキクダアザミウマ(Ponticulothrips diospyrosi)等
[コナジラミ類]
(ALEYRODIDAE)
ビワキジラミ(Cacopsylla biwa Inoue)
ミカントゲコナジラミ(Aleurocanthus spiniferus)
ブドウコナジラミ(Aleurolobus taonabae)
ブドウコナジラミ(Aleurolobus taonabae)
アオキコナジラミ(Aleurotuberculatus aucubae)
チャトゲコナジラミ(Aleurocanthus camelliae)
タバココナジラミ(Bemisia tabaci)
ミカンコナジラミ(Dialeurodes citri)
イチゴコナジラミ(Trialeurodes packardi)
オンシツコナジラミ(Trialeurodes vaporariorum)等
[アブラムシ類]
(PHYLLOXERIDAE)
ブドウネアブラムシ(Viteus vitifolii)等
(PEMPHIGIDAE)
リンゴネアブラムシ(Aphidonuguis mali)
リンゴワタムシ(Eriosoma lanigerum)
サトウキビネワタムシ(Geoica lucifuga)等
(APHIDIDAE)
エンドウヒゲナガアブラムシ(Acyrthosiphon pisum)
ユキヤナギアブラムシ(Aphis citricola)
マメアブラムシ(Aphis craccivora)
ヤナギアブラムシ(Aphis farinose yanagicola)
イチゴネアブラムシ(Aphis forbesi)
ダイズアブラムシ(Aphis glycines)
ワタアブラムシ(Aphis gossypii)
ムギワラギクオマルアブラムシ(Brachycaudus helichrysi)
ダイコンアブラムシ(Brevicoryne brassicae)
チューリップネアブラムシ(Dysaphis tulipae)
リンゴワタアブラムシ(Eriosoma lanigerum)
カバワタフキマダラアブラムシ(Euceraphis punctipennis)
モモコフキアブラムシ(Hyalopterus pruni)
ニセダイコンアブラムシ(Lipaphis erysimi)
キクヒメヒゲナガアブラムシ(Macrosiphoniella sanborni)
チューリップヒゲナガアブラムシ(Macrosiphum euphorbiae)
ソラマメヒゲナガアブラムシ(Megoura crassicauda)
ナシコフキアブラムシ(Melanaphis siphonella)
リンゴコブアブラムシ(Myzus malisuctus)
ウメコブアブラムシ(Myzus mumecola)
モモアカアブラムシ(Myzus persicae)
レタスヒゲナガアブラムシ(Nasonovia ribisnigri)
ネギアブラムシ(Neotoxoptera formosana)
リンゴミドリアブラムシ(Ovatus malicolens)
ハスクビレアブラムシ(Rhopalosophum nymphaeae)
トウモロコシアブラムシ(Rhopalosiphum maidis)
ムギクビレアブラムシ(Rhopalosophum padi)
オカボノアカアブラムシ(Rhopalosophum rufiabdominalis)
ナシマルアブラムシ(Sappaphis piri)
ナシアブラムシ(Schizaphis piricola)
ニンジンアブラムシ(Semiaphis heraclei)
ムギヒゲナガアブラムシ(Sitobion akebiae)
イバラヒゲナガアブラムシ(Sitobion ibarae)
コミカンアブラムシ(Toxoptera aurantii)
ミカンクロアブラムシ(Toxoptera citricidus)
モモコブアブラムシ(Tuberocephalus momonis)
タイワンヒゲナガアブラムシ(Uroeucon formosanum)等
ゴボウヒゲナガアブラムシ(Uroleucon gobonis)
ツツジアブラムシ(Vesiculaphis caricis)
[カイガラムシ類]
(MARGARODIDAE)
オオワラジカイガラムシ(Drosicha corpulenta)
イセリアカイガラムシ(Icerya purchasi)等
(PSEUDOCOCCIDAE)
マツモトコナカイガラムシ(Crisicoccus matsumotoi)
マツコナカイガラムシ(Crisicoccus pini)
パイナップルコナガイガラムシ(Dysmicoccus brevipes)
ナシコナカイガラムシ(Dysmicoccus wistariae)
ツツジコナカイガラムシ(Phenacoccus azaleae)
ミカンコナカイガラムシ(Planococcus citri)
フジコナカイガラムシ(Planococcus kranuhiae)
ミカンヒメコナカイガラムシ(Pseudococcus citriculus)
クワコナカイガラムシ(Pseudococcus comstocki)等
(COCCIDAE)
ツノロウムシ(Ceroplastes ceriferus)
カメノコロウムシ(Ceroplastes japonicus)
ルビーロウムシ(Ceroplastes rubens)
ミカンヒラタカイガラムシ(Coccus discrepans)
ヒラタカタカイガラムシ(Coccus hesperidum)
カンキツカタカイガラムシ(Coccus pseudomagnoliarum)
イボタロウムシ(Ericerus pela)
タマカタカイガラムシ(Eulecanium kunoense)
ミズキカタカイガラムシ(Lecanium corni)
チャノカタカイガラムシ(Lecanium persicae)
ミカンワタカイガラムシ(Pulvinaria aurantii)
ミカンヒメワタカイガラムシ(Pulvinaria citricola)
モミジワタカイガラムシ(Pulvinaria horii)
クワワタカイガラムシ(Pulvinaria kuwacola)等
(DIASPIDIDAE)
カンキツカイガラムシ(Andaspis kashicola)
アカマルカイガラムシ(Aonidiella aurantii)
キマルカイガラムシ(Aonidiella citrina)
ウスイロマルカイガラムシ(Aspidiotus destructor)
シロマルカイガラムシ(Aspidiotus hederae)
アカホシマルカイアガラムシ(Chrysomphalus ficus)
ナシマルカイガラムシ(サンホーゼカイガラムシ:Comstockaspis perniciosa)
クロテンコナカイガラムシ(Phenacoccus solenopsis Tinsley)
クロカタマルカイガラムシ(Duplaspidiotus claviger)
ミカンカキカイガラムシ(Lepidosaphes beckii)
リンゴカキカイガラムシ(Lepidosaphes ulmi)
ナシシロナガカイガラムシ(Lepholeucaspis japonica)
パイナップルクルマルカイガラムシ(Melanaspis bromiliae)
ナシクロホシカイガラムシ(Parlatoreopsis pyri)
ツバキクロホシカイガラムシ(Parlatoria camelliae)
チャノクロホシカイガラムシ(Parlatoria theae)
ヒメクロカイガラムシ(Parlatoria ziziphi)
ハランナガカイガラムシ(Pinnaspis aspidistrae)
ミカンマルカイガラムシ(Pseudaonidia duplex)
チャノマルカイガラムシ(Pseudaonidia paeoniae)
ウメシロカイガラムシ(Pseudaulacaspis prunicola)
ヤノネカイガラムシ(Unaspis yanonensis)等
本発明の第六の態様は、植物病害が、かび病、うどんこ病、根こぶ病及びいもち病からなる群から選択される少なくとも1種である植物病害用の防除剤であることを特徴とする。
すなわち、植物病害としては、かび病(灰色かび病、カンキツ緑かび病、青かび病、葉かび病等各種かび病)、うどんこ病、根こぶ病及びいもち病などが挙げられる。すなわち、本発明の防除剤は、例えば灰色かび病の原因菌であるボトリチス菌などや、うどんこ病の病原菌であるErysiphe necator又はUncinula necator(ブドウ)、Blumeria graminis(麦類)、Sphaerotheca pannosa(モモ)、Sphaerotheca humuli(イチゴ)、Oidium lycopersici(トマト)、Erysiphe polygoni及びSphaerotheca cucurbitae(キュウリ)Sphaerotheca pannosa及びUncinula simulans(バラ)、並びにPhyllactinia moricola(クワ)等に対して、優れた防除効果を発揮する。
<対象植物>
また、本発明の防除剤を散布する対象植物としては、上記害虫が生育し得る植物や病害が発生し得る植物であれば特に制限はなく、例えば、キュウリ、イチゴ、トマト、ナス、ピーマン、ブドウ、柑橘類、リンゴ、モモ、麦類、米類、バラ、クワ、インゲン、ダイコン、ビワ、キャベツ、サザンカ、ペチュニアなどが挙げられる。
通常の散布時期は、植物害虫及び/又は植物病害が植物上に存在する時期あるいはその前のいずれでもよいが、植物害虫及び/又は植物病害が植物上に存在する時期に散布すると顕著な殺虫/殺ダニ/殺菌(殺真菌)効果が発揮されるため好ましい。
散布は、植物害虫及び/又は植物病害の存在する又は発生し得る植物全体に散布してもよく、植物害虫及び/又は植物病害の存在する部分に直接散布してもよい。
散布回数は、1回だけでもよく、2回以上散布してもよい。
また、貯蔵病害防除(ポストハーベスト病害防除)を行う場合は、収穫した果実(収穫後果実)を貯蔵する際に散布することが望ましい。例えば、収穫後果実を貯蔵する際は、本発明の防除剤を収穫後果実に散布し、コンテナなどに新聞紙等を敷き、そこに散布後の果実を並べて冷暗所に保管する。
なお、貯蔵病害防除を行う時期はこのような収穫後散布に限定されない。例えば、収穫前日から1週間前又は1ヶ月前でも構わない。
次に、実施例により、本発明の防除剤が有する防除効果を具体的に例証する。なお、本発明は以下の実施例に限定されるものでなく、本実施例と同じ技術的思想を成しえる構成を含むものである。
[実施例1]
樹上にカイガラムシが付着している(図2参照)ミカンに対し、20℃の水に重曹粉末を溶かした水溶液(濃度0.1%及び2.5%)、75℃及び100℃の熱湯に重曹粉末を溶かした水溶液(各々濃度が0.1%、1.0%及び2.5%)、重曹粉末を200℃に加熱し、水を加えた水溶液(濃度1.0%)を、それぞれ十分量散布処理をし、処理1カ月後(31日後)の死滅効果を調べた。
死滅効果は補正死虫率で示されるが、具体的には、処理1ヶ月後に供試した虫の生死を観察した。その観察結果から、下記式によって補正死虫率をそれぞれ算出した。
また、その結果を図3に示す。

補正死虫率=
{(無処理区生存虫率)-(処理区生存虫率)/無処理区生存虫率}×100
図3で示すようにカイガラムシの死滅効果は20℃の場合、重曹濃度に関わらず約23%(pH8)であった。一方で温度が75℃の場合、重曹2.5%区で約35%(pH8.9)であった。これは、20℃の死滅効果(約23%)の約1.5倍であり、75℃の加熱が重曹の死滅効果を高めることが示された。
次に100℃の場合、重曹2.5%区で、成虫、幼虫ともに約92%(pH10)であり、重曹1.0%区で死滅数は約57%(pH10)であり、重曹0.1%区で死滅数は約54%(pH10)であった。これは100℃の加熱により、20℃の死滅効果(約23%)の約2~4倍となり、100℃の加熱が重曹の死滅効果をより高めることが示された。また、重曹の濃度が高い程死滅効果が高まることも示された。
さらに、200℃の場合、重曹1.0%区での死滅数は約99%(pH10.5)であった。これは20℃の死滅効果(約23%)の4倍以上となり、200℃の加熱が重曹の死滅効果をより一層高めることが示された。
なお、散布時の温度が加熱時の温度以下であれば加熱時の温度のものと同様の結果であった。例えば重曹を、75℃に加熱したまま散布した場合も、75℃に加熱後20℃にして散布した場合も同様の結果となった。本発明ではこの両者とも75℃に加熱した重曹という。
このような死滅効果は図1のZで示される箇所において、カイガラムシが崩壊し、枝に白っぽくなっていくつかくっついていることから理解できる。
また、重曹を100℃の水に溶かしたものをミカンの発芽期に散布したが、薬害等は特に観察されなかった。なお、参考例として無処理区(水のみ)は成虫、2齢越冬幼虫ともに死滅数は0%であった。これは、図2のYで示される箇所において虫体被覆物に崩壊はみられないこと、及び、図3の無処理区(水のみ)において補正死虫率が約0%であること、から影響をうけていないことが理解できる。
[実施例2]
実施例1の重曹をセスキに代えて同様の実験を行った。
すなわち、20℃の水にセスキ粉末を溶かした水溶液(濃度2.5%)、75℃及び100℃の熱湯にセスキ粉末を溶かした水溶液(それぞれ濃度2.5%)、を樹上にカイガラムシが付着している(図2参照)ミカンに対し、十分量散布処理をし、処理1カ月後(31日後)の死滅効果を調べた。試験結果を図3に示す。
カイガラムシの死滅効果は20℃の場合、成虫、幼虫ともに約93%(pH10)であり、75℃の場合、約56%(pH10.5)であり、100℃の場合、約52%(pH11.2)であった。セスキの場合は重曹と異なり、常温(20℃)が良く、加熱温度が高くなるほど死滅効果が下がることが示された。
なお、本実施例1、2はカタカイガラムシ科に属するカイガラムシ(特にルビーロウカイガラムシ等)であるが、他のカイガラムシ類(ハカマカイガラムシ科、ワタフキカイガラムシ科、コナカイガラムシ科、カタカイガラムシ科、マルカイガラムシ科等)に属するカイガラムシも同様の作用効果があるものと考えられる。さらには、アブラムシ類、コナジラミ類、ダニ類、アザミウマ類に対しても同様の作用効果があるものと考えられる。
[実施例3]
収穫期を迎えたナツミカン果実に対し、重曹及びセスキをそれぞれ14℃の水に溶かしたものと重曹粉末及びセスキ粉末をそれぞれ200℃に加熱したものに水を加えた水溶液(それぞれ濃度が1.0%の水溶液)を収穫後、十分量散布処理した後、各区、別のコンテナへ新聞紙を1枚敷き、1段に並べて納屋の冷暗所にて貯蔵し、正常果率を開始時(4月24日)、14日後(5月7日)、15日後(5月8日)及び43日後(6月5日)について調べた。
正常果率は下記式によって算出した。その結果を図4に示す。

正常果率={正常果数/(正常果数+腐敗果数)}×100

図4で示すように重曹及びセスキは何れも200℃に加熱したものの方が常温(14℃)のものよりも正常果率は全体的に高く、43日後であっても正常果率は約87%(常温のものは約73%)であった。
なお、水のみの場合、43日後の正常果率は約40%しかなかった。
すなわち、加熱重曹、セスキ又は加熱セスキを用いることで、何もしない場合(本実施例3では水のみの場合)の2倍以上の正常果率となることが理解できる。
したがって、加熱重曹、セスキ又は加熱セスキは植物病害用の防除剤(特に、収穫後貯蔵病害発生抑制剤(ポストハーベスト剤))として使用できることが示された。
なお、散布時の温度は加熱時の温度以下であれば同様の結果であった。例えば重曹を、200℃に加熱したまま散布した場合も、200℃に加熱後14℃にして散布した場合も同様の結果となった。本発明ではこの両者とも200℃に加熱した重曹という。
また、本実施例3での加熱温度は200℃であるが、常温の場合の正常果率と比較すると、加熱温度が75℃以上(pH8.9以上)から顕著な効果が見受けられた。
すなわち、重曹又はセスキを75℃以上に加熱させることで、植物病害用の防除剤(特に貯蔵病害防除剤(ポストハーベスト病害防除剤))として効果が高まることが分った。
特に加熱温度は100℃以上が好ましく、200℃以上になるとさらに好ましい。
本実施例1乃至3は重曹粉末を14℃、20℃、75℃及び100℃の水(熱湯)に溶かしたものであったが、重曹粉末のみでも同様の結果であった。例えば重曹粉末をそのまま(14℃、20℃)の状態、オーブンで75℃及び100℃に加熱、としても同様の結果であった。
また、重曹(重曹水、加熱重曹水等)やセスキ(セスキ水、加熱セスキ水等)は希釈して使用することができるので、流通段階では濃度を高め、それを既定の倍率に希釈して水に混用して使用することも可能である。
また、本発明による防虫効果や病害防止効果等により植物自身の活力を増加させることができることから、活力剤としても機能する。なお、活力剤としての効果は防虫効果や病害防止効果に基づくものであり、これらは比例している。

Claims (5)

  1. 重曹又は重曹水を75℃以上に加熱したもの、重曹又は重曹水を加熱してpHが8.9以上としたもの(ただし、pHが11.0を超えないもの)、重曹と炭酸ナトリウムを0.8~1.2の割合で混合しpHを8.9以上としたもの(ただし、pHが11.0を超えないもの)、または、セスキ炭酸ナトリウムをpHが9.6以上としたもの、を有効成分として含有する、カイガラムシ用の防除剤。
  2. 重曹又は重曹水を、75℃以上に加熱する、または、加熱しpHを8.9以上(ただし、pHが11.0を超えないもの)とする、植物害虫及び/又は植物病害用の防除剤の製造方法。
  3. 重曹又は重曹水を、75℃以上に加熱する、または、加熱しpHを8.9以上(ただし、pHが11.0を超えないもの)とする、植物害虫及び/又は植物病害用の防除剤の使用。
  4. セスキ又はセスキ水を、75℃以上に加熱する、または、加熱しpHを9.6以上(ただし、pHが11.0を超えないもの)とする、植物病害用の防除剤の製造方法。
  5. セスキ又はセスキ水を、75℃以上に加熱する、または、加熱しpHを9.6以上(ただし、pHが11.0を超えないもの)とする、植物病害用の防除剤の使用。
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