JP7219620B2 - 配信画像生成方法 - Google Patents

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本発明は、配信画像生成方法に関する。
カメラによって撮影した画像を、当該カメラから離れた遠隔地において携帯情報端末やパソコンなどのコンピュータで受信し、受信した画像をコンピュータの表示画面に表示させる画像配信システムが知られている。このような、画像配信システムは、例えば、留守中の部屋内を監視するための監視システムとして用いられている。近年では、全天周の画像を生成するカメラを備え、より広い範囲の画像を配信できる画像配信システムが登場している。
例えば、特許文献1には、カメラで撮影した全天周の映像を正距円筒図法によってパノラマ展開し、展開したパノラマ画像を配信する映像配信装置が記載されている。当該映像配信装置では、低解像度の全天周画像に対して、ユーザが注視している部分を高精細な画像で重畳して送信することで、ユーザに提供する映像の品質を向上させると共に、映像を配信する際の情報量を抑制することを可能にしている。
特開2016-15705号公報
しかしながら、高解像度の画像と低解像度の画像を単に重畳するだけでは、解像度の違いに起因する境界が画像に現れるため、当該画像を見るユーザに違和感を与えるおそれがある。
本発明は、上記の課題に鑑み、画像を配信する際の情報量を抑制しながらも、当該画像を見るユーザに対して違和感を与えることのない配信画像生成方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、ネットワークを介して配信される配信画像を生成する配信画像生成方法であって、前記配信画像の配信先端末から画角を取得するステップ、少なくとも全方位が撮像されて生成された画像を取得するステップ、前記取得した画像から画素を抽出して配信画像を生成する生成ステップ、を含み、前記生成ステップでは、取得した画角に応じて定まる関数に基づいて前記取得した画像から画素を間引き抽出することを特徴とする。
また、前記関数は、前記間引き間隔が前記配信画像の中心から外側になるに従って増大することを特徴とする。
また、前記関数は、前記画像がマッピングされたとした立体の中心から見たユーザの視線に対する角度と、前記配信画像の中心からの距離の対応を定めるものであり、当該距離が最大のとき前記角度が180度となることを特徴とする。
また、前記関数は、前記画角内にある前記立体上の画素を前記配信画像に含まれる円状領域の内側に配列し、前記画角外にある前記立体上の画素を前記円状領域の外側に配列するよう定められることを特徴とする。
また、前記円状領域は前記配信画像の縁に接するよう設けられることを特徴とする。
また、前記関数は、前記距離が前記円状領域の外形を形成する円の半径であるときの前記ユーザの視線に対する角度が前記画角となるよう定められることを特徴とする。
本発明によれば、コンピュータに配信される配信画像は、関数に従って当該画像の画質が周縁部分の外側になるに従って漸減するように生成されている。従って、画像を配信する際の情報量を抑制しながらも、当該画像を見るユーザに対して違和感を与えることがない。
本発明の実施形態に係る画像配信システムの概略図 上記画像配信システムのブロック図 上記画像配信システムのフロー図 上記フロー図の生成処理における画像の生成過程を示した図 配信画像と仮想球の対応関係を示した図 配信画像における低解像度部分を生成する場合の対応関係を示した図 関数の例を示した図
図1に示すように、本実施形態の画像配信システム10は、ネットワーク通信回線3に接続された画像配信装置12と携帯情報端末14により構成されている。これら画像配信装置12と携帯情報端末14は、不図示のシグナリングサーバによって、peer‐to‐peer接続が確立され、相互に通信可能となっている。
画像配信装置12は、ネットワーク通信回線3を通じて画像を配信する装置であって、周りを撮影するためのカメラモジュール16を備えている。カメラモジュール16には、2つのイメージセンサ18,19が設けられている。これらのイメージセンサ18,19は、各々の方形の受光面18a,19aに結像された光の強度に応じた電気信号を出力するものであって、互いに受光面18a,19aが逆向きになるように配されている。また、イメージセンサ18,19各々の受光面18a,19aに収まるように半天周の像(イメージサークル)を結像させる不図示の光学部品(魚眼レンズ)が所定の位置に設けられている。この半天周とは、イメージセンサ18,19の受光面18a,19aを中心にして仮想された半径無限大の半球面である。
上記のカメラモジュール16には、さらに、アナログ‐デジタル変換器(不図示)を有しており、当該アナログ‐デジタル変換器によって各イメージセンサ18,19から出力されたアナログ信号がデジタル信号へと変換される。このデジタル信号は画像配信装置12のCPU20へと入力され、撮影画像が生成される。これにより、本実施形態では、各イメージセンサ18,19に結像された2つの魚眼画像、すなわち、一方のイメージセンサ18に結像された一方向の半天周の像を含む一の魚眼画像、および他方のイメージセンサ19に結像された他方向の半天周の像を含む他の魚眼画像が生成される。
画像配信装置12は、画像配信プログラムが予め記憶されたメモリ22と、ネットワーク通信回線3に接続するための通信モジュール24と、を備えている。画像配信プログラムがCPU20によって実行されることで、CPU20は、図2に示すように、通信モジュール24(図1)を介して携帯情報端末14から後述する画角情報および姿勢情報を受信する受信部26、カメラモジュール16から取得したデジタル信号に基づいて配信画像52(図4)を生成する生成部28、通信モジュール24を介して配信画像52を配信する配信部30として機能する。
図1に戻り、携帯情報端末14は、代表的にはスマートホンやタブレットなどの端末であって、CPU32やメモリ34に加えて、ユーザからの入力を受け付ける入力部(不図示)として機能するタッチパネル36、ユーザに対して情報を表示する表示部38(図2)として機能する液晶ディスプレイ40、ネットワーク通信回線3に接続するための通信モジュール42、及び携帯情報端末14の姿勢を検出するための角速度センサー44を備えている。
携帯情報端末14のメモリ34には、画像配信装置12から取得した配信画像52を液晶ディスプレイ40に表示させるアプリケーションが予め記憶されており、CPU32が当該アプリケーションを実行することで、図2に示すように、後述の画角情報および姿勢情報を画像配信装置12に送信する送信部46、画像配信装置12から配信画像52を受信する受信部48、受信した配信画像52を展開する展開部50、及び展開された画像を液晶ディスプレイ40に表示する表示部38として機能する。
以下、図3に基づいて、本実施形態における画像の配信フローを説明する。
携帯情報端末14においてアプリケーションが実行されると、携帯情報端末14では画像配信装置12とpeer‐to‐Peer接続を行うための接続処理(s101)が実行される。
携帯情報端末14は、接続処理(s101)によって画像配信装置12との通信が確立すると、画角情報及び姿勢情報を取得する取得処理(s102)を実行する。姿勢情報は、ユーザによって操作されている携帯情報端末14の姿勢を指標する情報であり、代表的には、角速度センサー44から出力される信号に基づいて決定されるロール角(α)、ピッチ角(β)、及びヨー角(γ)を含む。画角情報は、携帯情報端末14の液晶ディスプレイ40に、ユーザが注目する部分として表示させるために、撮影画像から抽出する範囲を指標する情報であり、タッチパネル36に対するユーザによる拡大・縮小表示操作に基づいて決定される。
取得処理(s102)が実行されると、携帯情報端末14は、画像の配信を要求するリクエスト処理(s103)を実行する。リクエスト処理(s103)では画角情報と姿勢情報が画像配信装置12に送信される。
画像配信装置12では、電源が投入されて、接続処理(s201)が実行されると、携帯情報端末14から送信された画角情報と姿勢情報を受信する受信処理(s202)が実行される。
画像配信装置12は、画角情報及び姿勢情報を受信すると撮影処理(s203)を実行する。撮影処理(s203)は、イメージセンサ18,19を中心とした2方向の半天周を撮影する処理であって、CPU20が、イメージセンサ18,19およびアナログ‐デジタル変換器を制御して、アナログ‐デジタル変換器から入力されたデジタル信号に基づいて2つの撮影画像を生成する。当該撮影処理(s203)により生成された各撮影画像は魚眼画像である。具体的には、矩形の画像領域を備えており、当該領域内にイメージセンサ18,19の受光面18a、19aに結像された半天周の画像を含む円形の半天周エリアと、当該半天周エリアの周り(四隅)に生成された空(黒色)の情報が配列されている。
画像配信装置12は、撮影処理(s203)を実行すると、配信画像52(図4(b))を生成する生成処理(s204)を実行する。配信画像52は、携帯情報端末14において展開されて表示される画像54(図4(a))の元となる画像であって、画角情報や姿勢情報に基づいて、撮影画像から画素を部分的に抽出することで生成される。配信画像52が生成されると、画像配信装置12は配信処理(s206)を実行して、当該配信画像52を携帯情報端末14に対して配信する。
携帯情報端末14では、画像配信装置12からの配信画像52を受信する受信処理(s104)が実行される。当該処理により、配信画像52を受信すると、携帯情報端末14は、当該配信画像52を画像54へと展開する展開処理(s105)を実行する。展開処理(s105)を実行すると、携帯情報端末14は、画像54を液晶ディスプレイ40に表示させる表示処理(s106)を実行する。当該表示処理(s106)の後は、ユーザが携帯情報端末14の姿勢を変える度に、上記の処理(s102)~(s106)が携帯情報端末14で実行され、処理(s202)~(s206)が画像配信装置12で実行される。
ここで、携帯情報端末14において展開され、表示される画像54は、図4(a)に示すように、画像の周縁部分がその内側(中央)部分に比べて低画質となるよう構成されている。言い換えれば、画像54においてユーザが注視する内側部分が周縁部分よりも高画質となるように構成されている。
このような画像54の元となる配信画像52は、図4(b)に示すように、矩形の画像であり上記高画質に表示される部分が、配信画像52の中心を基点として当該画像の4辺(各縁)に内接する円(内接円)内に広がっており、上記低画質となる部分が、当該円の外周から配信画像52の4隅にかけて広がっている。このような配信画像52の各画素は、CPU20による所定の演算によって撮影画像から抽出され配列されるものである。本実施形態では、配信画像52中の各画素に対応する画素を、2つの撮影画像が仮想的にマッピングされた球体(以下、仮想球56という)から、画角情報と姿勢情報に基づいて抽出するよう演算を行なっている。
具体的には、図4(c)に示すように、配信画像52の各画素に対応する仮想球56面上の第1座標が対応式によって、画角情報に応じて算出され(第1算出ステップ)、当該第1座標に姿勢情報を含む回転式を適用して第2座標が算出され(第2算出ステップ)、図4(d)に示すように、当該第2座標に位置している画素情報が抽出される。
なお、説明の便宜上、配信画像52の座標は、図5(b)に示すように、その中心を原点とするXY直交座標によって示し、配信画像52の横方向(X軸)は-1≦X≦1の値をとり、縦方向(Y軸)は-1≦Y≦1の値をとるものとする。また、仮想球56の座標は、図5(a)に示すように、その中心を原点とするXYZ直交座標によって示し、仮想球56の半径rは1とする。
上記の第1算出ステップは、画角情報に応じて定まる関数に基づいて撮影画像から画素を間引き抽出するための第1座標を算出するステップであって、配信画像52の各画素に対応する仮想球56の球面座標(r,θ,φ)を関数に基づいて算出する球面座標算出ステップ、及び当該算出した球面座標に対応する直交座標(x,y,z)を算出する直交座標算出ステップを含む。
配信画像の点Pを例に球面座標算出ステップを説明する。当該点Pに対応する仮想球56上の点P´の球面座標は(r,θp´,φp´)で表されるが、当該角度θp´(仮想球56におけるZ軸に対する角度)と、角度φp´(X軸に対する角度)は次のように求められる。なお、上記の通り仮想球56の半径rは1である。
角度θp´は、配信画像52のXY直交座標における原点から点Pまでの距離Pを、画角情報に対応する関数f(r)に入力することで求められる。当該距離Pについては、点Pの座標値(P,P)に基づいて、次の対応式により求められる。
Figure 0007219620000001
関数f(r)は、図7に示すように、距離rと角度θの関係を定めたものであり、複数の画角情報ごとに定められている。例えば、画角情報が30°の場合には、図7(a)に示されるように、r=1の場合にθが30°になるように関数f(r)が定められており、当該関数に対して、上記数1において求められた距離Pが代入されて点Pに対応する角度θP´が求められる。また、画角情報が90°の場合には、図7(b)に示されるようにr=1の場合にθが90°になるように関数が定められており、当該関数に対して上記数1において求められた距離Pが代入されて点Pに対応する角度θP´が求められる。すなわち、各関数は、配信画像52における高画素部分と低画素部分の境界が画角情報に対応するように定められている。当該関数は、図7(c)に示されるように1次関数であっても構わない。
角度φp´は、配信画像52のXY直交座標におけるφと同一であり、当該φは点Pの座標(P,P)に基づいて、以下の対応式により求められる。
Figure 0007219620000002
ここで、図6に示すように、低画質部分を構成している画素、例えば円周C上にある画素に対して、上記の対応式(数2)と同様に角度φを求めた場合、破線で示された弧(破線弧)上に位置する画素が考慮されず、一点鎖線で示された弧に対応する画素のみが考慮される偏った画素情報の抽出となってしまう。そこで、本実施形態では、円周に対する破線弧の比率に基づいて、抽出すべき画素を選択している。具体的には、破線部分を含めた円周C上の点を均等に一点鎖線上に配列することで、偏りの少ない画素情報の抽出を実現しつつ配信画像52の情報量の低減を実現している。そのため、例えば円周C上の画素Qには画素Q´に対応する画素情報が抽出されることとなる。このような均等配列を実現するための対応式は次の式になる。
Figure 0007219620000003
ここで、φiは、円周Cに対する破線弧の比率(割合)を求めるための角度である。
上記のようにして、配信画像52の各画素に対する球面座標(1,θ,φ)が求められると、直交座標算出ステップにおいて、次の変換式により各画素に対する第1座標(x,y,z)が求められる。
Figure 0007219620000004
Figure 0007219620000005
Figure 0007219620000006
次いで、第2算出ステップが実行される。第2算出ステップでは、各第1座標に対して、姿勢情報を含む回転式を適用して第2座標(x,y,z)が求められる。
Figure 0007219620000007
上記第2算出ステップにより、仮想球56における抽出すべき画素が特定されることとなる。具体的には、第1算出ステップにおいて求められた座標図4(c)に示すように、第2座標が求められると、当該座標に位置する画素情報が抽出され、抽出された画素情報が対応する配信画像52の各画素に割り当てられる。このようにして、高画質部分となる内接円内には画角に応じた仮想球56上の画素が魚眼画像状に抽出され、低画質部分となる内接円外には画角外となる仮想球56上の画素が間引き抽出された配信画像52が生成されることとなっている。
なお、上記第1算出ステップにおいて算出された座標は、第2算出ステップにおいて、姿勢情報に応じてシフトされることとなっている。従って、第1算出ステップにおいて求めた角度θはz軸に対する角度として算出されたが、最終的には、図4(d)に示されるように、仮想球56の中心から姿勢情報に対応して伸びる半直線に対する角度を指標することとなる。ここで、当該姿勢情報に対応して伸びる半直線は、仮想球56の中心から見たユーザの視線に対応するものである。従って、角度θは撮影画像がマッピングされた仮想球56の中心から見たユーザの視線に対する角度を指標するものであり、関数f(r)は当該角度と、配信画像の中心からの距離の対応を定めたものとなる。
また、図7(a)や図7(b)に示すように、画角情報に応じて定まる関数f(r)は、rの値が大きくなるに従ってθの増加度が増すように定められている。すなわち、仮想球56において抽出すべき画素の間隔(間引き間隔)が配信画像の中心から外側になるに従って増大するよう、関数f(r)が定められている。
上記配信画像52を受信した携帯情報端末14では、配信画像52を画像54へと展開する展開処理(s105)が実行される。当該処理では、先ず、配信画像52に基づいて展開用画像が生成される。展開用画像の中央には配信画像52の高画質部分の画素がそのまま配列され、当該高画質部分の周りには配信画像52の低画質部分の画素が配列される。ここで当該低画質部分の各画素については、そのまま配列するのではなく、上記の数式4を用いてφQ´の位置を特定し、特定した位置に画素を配置するこのとき、φQ´を含む円周C上には連続して画素が配列されないため、各画素間を補間する補間処理が行われる。当該補間処理は特に限定されないが、例えば同一円周上にある画素と画素の間にそれぞれと近似した画素情報を配列する。
上記の補間処理が実行されると、公知のパノラマ展開手法を用いて展開用画像が展開され画像54が生成されることとなる。
本実施形態の画像配信システム10によると、画像配信装置12から携帯情報端末14へと配信される配信画像52は、画像54に展開したときに最もユーザが注目する部分が高画質に生成され、その周りの着目され難い部分が低画質に圧縮されて生成されている。このように、画像の情報量を低減することで、通信の高速化を実現しつつ、ユーザには高画質な画像を提供することができる。なお、画像54における低画質部分は、ユーザが携帯情報端末14の姿勢を変えた後、新たな配信画像52を受信して新たな画像54が展開されるまでの間、当該姿勢を変更した分だけ液晶ディスプレイ40に表示されることとなる。
また、配信画像52は、携帯情報端末14によって画像54として展開されたときに、当該画像の画質が周縁部分の外側になるに従って漸減するように生成されている。従って、画像を配信する際の情報量を抑制しながらも、当該画像を見るユーザに対して違和感を与えることがない。
以上、本願発明に係る配信画像生成方法を実施形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上記した形態に限らないことは勿論であり、例えば、以下のような形態で実施されても構わない。
<変形例>
(1)上記の実施形態の球面座標算出ステップでは、球面座標の角度θを求める際に、画角情報に対応付けて予め定められた関数(図7)を用いたが、当該関数は予め定められたものに限られず、取得した画角情報に基づいて関数を生成しても良い。例えば、一次関数や二次関数を用いる場合には、画角情報に対応する係数を決定し、関数を生成すればよい。また、指数関数を用いる場合には、画角情報に対応する底を決定し、関数を生成すればよい。なお、これら係数や底を決定するために、これら係数や底の値と画角情報の対応のみを予め定めておいてもよい。
すなわち、関数は、画角情報が指標する画角内にある仮想球56上の画素を配信画像の中心を基点とする円(内接円)の内側に配列し、当該画角外にある仮想球56上の画素を円の外側に配列するよう定められる。この時、当該関数は、距離(r)が円の半径(上記実施形態では1)の値をとる場合に、角度θが画角情報となるよう定められる。このような関数は、距離(r)が0の場合に角度θが0となる点(原点)、距離(r)が最大値(配信画像の中心から配信画像の角までの距離)の場合に角度θが180となる点、かつ、距離(r)が円の半径の場合に角度θが画角となる点を通るよう定められたベジェ曲線やスプライン曲線が代表例として挙げられる。
(2)画像配信システム10が有する携帯情報端末14は1つに限られず、複数であってもよい。また、携帯情報端末14に限られず、デスクトップ型やノート型のパソコンであってもよい。すなわち、画像配信装置12から配信画像52を受信し、画像54を表示するのはコンピュータであればよい。なお、パソコンを用いる場合には、例えば、Peer-to-Peer通信可能なブラウザを介して画像配信システム10と情報(画角情報や配信画像52)を送受信することができる。また、画角情報を入力する入力手段として、携帯情報端末14では角速度センサー44を用いたが、マウスを用いた画面操作により画角情報を入力しても良い。姿勢情報は、マウスによって指定されたブラウザの画像表示部内における位置座標に基づいて、仮想的な姿勢が求められたものである。また、画角情報は、マウスホイールの回転操作に基づいて求められる。
(3)上記の実施形態では、画像配信装置12は、全天周を撮影するカメラモジュール16を備えているが、当該カメラモジュールは半天周を撮影する一のイメージセンサ18のみを備えても構わない。このようなカメラモジュールを有する画像配信装置は、例えば、室内の天井などに取り付けられ、室内を撮影し、当該室内の様子を配信画像52として送信する装置として用いられる。そして、当該配信画像52を生成する際には、撮影画像が仮想球52の下側にマッピングされ上記の第1座標算出ステップおよび第2座標算出ステップが実行される。
(4)また、上記の実施形態では、各イメージセンサ18,19により生成される撮影画像は半天周の画像であったが、少なくとも全方位を含む全方位画像であれば良い。ここで、全方位画像とは、東西南北のすべて方位を撮像した画像、換言すれば、ある点を基点とし、当該基点の周囲(水平方向に360度)を撮影した画像である。このような全方位画像は、イメージセンサ18から出力された撮影画像の中心部分を除いた画像であっても良いし、撮影画角が90度のカメラモジュールを東西南北に4つ配置し、これらのカメラモジュールから得た撮影画像を仮想球の水平方向に並べてマッピングしても良い。
(5)上記の実施形態では、カメラモジュール16によって生成された撮影画像が仮想球56にマッピングされていたが、当該態様に限定されず、カメラモジュールによって撮影された撮影画像が、仮想キューブにマッピングされても構わない。当該態様においては、生成処理において、配信画像52上の位置と仮想キューブ上の位置の対応関係を定めた所定の対応式に基づいて第1座標が求められ、当該第1座標に所定の回転式を適用することで第2座標が求められる。これにより、配信画像52の各画素に対して、仮想キューブにおける画素情報が抽出されることとなる。また、同様に、撮影画像が仮想円筒にマッピングされても構わない。
(6)上記の実施形態や変形例では、撮影画像が仮想球56や仮想キューブなどにマッピングされた場合を例に説明したが、当該態様には限られず、撮影画像が仮想球や仮想キューブなどにマッピングされることを想定して、所定の計算式に基づいてメモリ22に画素情報が展開されても構わない。当該態様においては、配信画像52の各画素について、上記の対応式に基づいて第1座標が求め、上記の回転式に基づいて第2座標を求め、当該第2座標に対応するメモリ番地から画素情報を抽出する。
本願発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づいて種々なる改良、修正、又は変形を加えた態様でも実施できる。また、同一の作用又は効果が生じる範囲内で、何れかの発明特定事項を他の技術に置換した形態で実施しても良い。
3 … ネットワーク通信回線
10 … 画像配信システム
12 … 画像配信装置
14 … 携帯情報端末(コンピュータ)
16 … カメラモジュール
28 … 生成部
30 … 配信部
38 … 表示部
48 … 受信部
50 … 展開部
52 … 配信画像
54 … 画像

Claims (6)

  1. ネットワークを介して配信される配信画像を生成する配信画像生成方法であって、
    前記配信画像の配信先端末から画角を取得するステップ、
    少なくとも全方位が撮像されて生成された画像を取得するステップ、
    前記取得した画像から画素を抽出して配信画像を生成する生成ステップ、
    を含み、
    前記生成ステップでは、取得した画角に応じて定まる関数に基づいて前記取得した画像から画素を間引き抽出することを特徴とする、配信画像生成方法。
  2. 前記関数は、前記間引き間隔が前記配信画像の中心から外側になるに従って増大することを特徴とする、請求項1に記載の配信画像生成方法。
  3. 前記関数は、前記画像がマッピングされたとした立体の中心から見たユーザの視線に対する角度と、前記配信画像の中心からの距離の対応を定めるものであり、当該距離が最大のとき前記角度が180度となることを特徴とする、請求項2または請求項2に記載の配信画像生成方法。
  4. 前記関数は、前記画角内にある前記立体上の画素を前記配信画像に含まれる円状領域の内側に配列し、前記画角外にある前記立体上の画素を前記円状領域の外側に配列するよう定められることを特徴とする、請求項3に記載の配信画像生成方法。
  5. 前記円状領域は前記配信画像の縁に接するよう設けられることを特徴とする請求項4に記載の配信画像生成方法。
  6. 前記関数は、前記距離が前記円状領域の外形を形成する円の半径であるときの前記ユーザの視線に対する角度が前記画角となるよう定められることを特徴とする請求項5または請求項5に記載の配信画像生成方法。
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