JP7218580B2 - 空気入りタイヤの検査方法及び空気入りタイヤの検査装置 - Google Patents

空気入りタイヤの検査方法及び空気入りタイヤの検査装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7218580B2
JP7218580B2 JP2019001597A JP2019001597A JP7218580B2 JP 7218580 B2 JP7218580 B2 JP 7218580B2 JP 2019001597 A JP2019001597 A JP 2019001597A JP 2019001597 A JP2019001597 A JP 2019001597A JP 7218580 B2 JP7218580 B2 JP 7218580B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tread rubber
tire
pneumatic tire
width direction
tread
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019001597A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020111099A (ja
Inventor
敦也 波多野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
Priority to JP2019001597A priority Critical patent/JP7218580B2/ja
Publication of JP2020111099A publication Critical patent/JP2020111099A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7218580B2 publication Critical patent/JP7218580B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Tires In General (AREA)

Description

本発明は、第1のトレッドゴムと、X線の透過率が第1のトレッドゴムと異なり、第1のトレッドゴムと接する第2のトレッドゴムを含むトレッドゴム部材を有する空気入りタイヤの検査方法及び検査装置に関する。
空気入りタイヤのトレッドゴム部材には、転がり抵抗を低減させるために、シリカ配合量を多くしたものが用いられる場合がある。しかし、このようなトレッドゴム部材は、導電性が低く、これに伴い、車体やタイヤに蓄積する静電気を路面に逃がす能力が低下し、車に使われている各種の電子機器に悪影響を与えるリスクがある。
このため、静電気が蓄積されないように、トレッドゴム部材の一部として、導電性の高いゴムをタイヤ幅方向の一部の位置に配置する場合がある。
導電性ゴムは、静電気を空気入りタイヤの外部に流すために設けられるが、タイヤ幅方向の適切な位置に設けられることが必要である。このため、導電性ゴムの配置位置は、空気入りタイヤの生産現場において適切に管理されることが好ましい。
例えば、空気入りタイヤの生産現場において、完成した空気入りタイヤ内で、構成部材が正しい個所に設けられるか否かを迅速に検査することができる低コストのタイヤ検査方法および装置が知られている(特許文献1)。
当該タイヤ検査方法および装置によれば、空気入りタイヤの構成部材を検査するため、放射線源から0.1~2.0THzの周波数範囲の電磁放射線を空気入りタイヤに照射し、この空気入りタイヤを通過した放射線および/または空気入りタイヤから反射した放射線を受信装置で受信する非破壊式タイヤ検査を行う。
特開2016-41577号公報
しかし、上記タイヤ検査方法および装置で用いる電磁放射線は、0.1~2.0THzの周波数範囲のもので、波長は約0.15~3mmである。このため、トレッドゴム部材中のごく一部に設けられた幅の狭い導電性ゴムの配置位置を精度よく求めることができる程度の細かい分解能を有さない。このため、トレッドゴム部材中のごく一部に設けられた幅の狭い導電性ゴムの配置位置を精度よく求めることは難しい。
そこで、本発明は、ゴム種の異なる第1のトレッドゴムと第2のトレッドゴムを含むトレッドゴム部材において、第1のトレッドゴムあるいは第2のトレッドゴムの配置位置を精度よく求めて、第1のトレッドゴム及び第2のトレッドゴムが目標とする配置位置にあるか否かを検査することができる、空気入りタイヤの検査方法及び検査装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、第1のトレッドゴムと、X線の透過率が前記第1のトレッドゴムと異なり、前記第1のトレッドゴムと接する第2のトレッドゴムを含むトレッドゴム部材を有する空気入りタイヤの検査方法である。当該検査方法は、
前記空気入りタイヤの前記トレッドゴム部材を配置した部分にX線を照射してX線透過画像を得るステップと、
前記X線透過画像に基づいて、前記空気入りタイヤにおける前記第1のトレッドゴムの配置位置あるいは前記第2のトレッドゴムの配置位置を求めることにより、前記トレッドゴム部材を検査するステップと、を備える。
前記第1のトレッドゴム及び前記第2のトレッドゴムそれぞれが前記空気入りタイヤのタイヤ周方向に沿って同じ形状を維持し、かつ、前記空気入りタイヤのタイヤ幅方向の同じ位置を維持しながら前記タイヤ周方向に一周するように前記トレッドゴム部材は構成され、
前記検査するステップでは、前記第2のトレッドゴムの、前記空気入りタイヤにおけるタイヤ幅方向の配置位置を求める、ことが好ましい。
前記検査するステップでは、2次元実空間上の前記X線透過画像を波数変換処理した2次元波数空間上の、前記X線透過画像に対応した2次元波数画像に、波数帯域を制限するフィルタ処理を行った後、前記2次元実空間に戻すことにより得られるフィルタ処理画像を用いて前記配置位置を求める、ことが好ましい。
前記フィルタ処理では、前記空気入りタイヤの前記タイヤ周方向に対応した第1の波数の最大波数及び最小波数の0.1~0.2%の波数の値を前記第1の波数のフィルタ通過帯域の上限及び下限とし、前記空気入りタイヤの前記タイヤ幅方向に対応した第2の波数の最大波数及び最小波数の90~100%の波数の値をフィルタ通過帯域の上限及び下限とする、ことが好ましい。
前記第2のトレッドゴムは、前記空気入りタイヤのタイヤ幅方向の両側から前記第1のトレッドゴムにより挟まれて、前記トレッドゴム部材の前記タイヤ幅方向の所定の位置に設けられ、前記空気入りタイヤのタイヤ周方向に延在してタイヤ周上を一周する、ことが好ましい。
前記第2のトレッドゴムは、前記第1のトレッドゴムに比べて高い電気伝導率を有する、ことが好ましい。
前記検査するステップは、前記X線透過画像に基づいて前記空気入りタイヤのベルト材の前記タイヤ幅方向の端の位置を求めるステップ、を含み、
前記ベルト材の前記端の位置を用いて、前記第2のトレッドゴムの前記配置位置を基準とした、前記ベルト材の前記タイヤ幅方向における相対位置を求めることにより、前記タイヤ幅方向における前記トレッドゴム部材に対する前記ベルト材の位置ずれを評価すること、及び、前記ベルト材の前記端の位置から求めた前記ベルト材の中心位置を基準とした、前記第2のトレッドゴムの前記タイヤ幅方向における相対位置を求めることにより、前記タイヤ幅方向における前記ベルト材の前記中心位置に対する前記第2のトレッドゴム部材の位置ずれを評価すること、の一方を行うステップと、を備える、ことが好ましい。
前記検査するステップは、前記X線透過画像に基づいて前記空気入りタイヤのタイヤ周方向に延びる周方向溝の前記タイヤ幅方向の位置を求めるステップを、含み、
前記周方向溝の位置を用いて、前記第2のトレッドゴムの前記配置位置を基準とした、前記周方向溝の前記タイヤ幅方向における相対位置を求めることにより、前記空気入りタイヤの製造過程で用いる加硫金型に入れる加硫前タイヤ構造体の前記加硫金型に対する位置ずれを評価するステップと、を備える、ことが好ましい。
本発明の他の一態様は、第1のトレッドゴムと、X線の透過率が前記第1のトレッドゴムと異なり、前記第1のトレッドゴムと接する第2のトレッドゴムを含むトレッドゴム部材を有する空気入りタイヤの検査装置である。当該検査装置は、
前記空気入りタイヤの前記トレッドゴム部材を配置した部分にX線を照射してX線透過画像を得る撮像装置と、
前記X線透過画像に基づいて、前記空気入りタイヤにおける前記第1のトレッドゴムの配置位置あるいは前記第2のトレッドゴムの配置位置を求める位置特定部と、求めた前記配置位置を用いて前記トレッドゴム部材を検査する検査部と、を備える処理装置と、を備える。
前記第2のトレッドゴムは、前記タイヤ幅方向の両側から前記第1のトレッドゴムにより挟まれて、前記トレッドゴム部材のタイヤ幅方向の所定の位置に設けられて、タイヤ周方向に延在してタイヤ周上を一周するゴムであり、
前記位置特定部は、前記X線透過画像に基づいて前記空気入りタイヤのベルト材の前記タイヤ幅方向の端の位置を求め、
前記検査部は、前記ベルト材の前記端の位置を用いて、前記第2のトレッドゴムの前記配置位置を基準とした、前記ベルト材の前記タイヤ幅方向における相対位置を求めることにより、前記タイヤ幅方向における前記トレッドゴム部材に対する前記ベルト材の位置ずれを評価すること、及び、前記ベルト材の前記端の位置から求めた前記ベルト材の中心位置を基準とした、前記第2のトレッドゴムの前記タイヤ幅方向における相対位置を求めることにより、前記タイヤ幅方向における前記ベルト材の前記中心位置に対する前記第2のトレッドゴム部材の位置ずれを評価すること、の一方を行う、ことが好ましい。
前記第2のトレッドゴムは、前記タイヤ幅方向の両側から前記第1のトレッドゴムにより挟まれて、前記トレッドゴム部材のタイヤ幅方向の所定の位置に設けられて、タイヤ周方向に延在してタイヤ周上を一周するゴムであり、
前記位置特定部は、前記X線透過画像に基づいて前記空気入りタイヤのタイヤ周方向に延びる周方向溝の前記タイヤ幅方向の位置を求め、
前記検査部は、前記周方向溝の位置を用いて、前記第2のトレッドゴムの前記配置位置を基準とした、前記周方向溝の前記タイヤ幅方向における相対位置を求めることにより、前記空気入りタイヤの製造過程で用いる加硫金型に入れる加硫前タイヤ構造体の前記加硫金型に対する位置ずれを評価する、ことが好ましい。
上述の空気入りタイヤの検査方法及び空気入りタイヤの検査装置によれば、ゴム種の異なる第1のトレッドゴムと第2のトレッドゴムを含むトレッドゴム部材において、第1のトレッドゴムあるいは第2のトレッドゴムの配置位置を精度よく求めて、第1のトレッドゴム及び第2のトレッドゴムが目標とする配置位置にあるか否かを検査することができる。
一実施形態の空気入りタイヤの検査方法を実施する空気入りタイヤの検査装置の概略の構成を示す図である。 X線透過画像の一例を示す模式図である。 一実施形態の空気入りタイヤの検査方法で用いるフィルタ処理の一例を説明する図である。 (a)は、ベルトの位置ずれを説明する図であり、(b)は、周方向溝の位置ずれを説明する図である。
以下、一実施形態の空気入りタイヤの検査方法及び空気入りタイヤの検査装置について詳細に説明する。
本発明に用いる空気入りタイヤは、第1のトレッドゴムと、X線の透過率が第1のトレッドゴムと異なり、第1のトレッドゴムと接する第2のトレッドゴムを含むトレッドゴム部材を有する。第2のトレッドゴムは、例えば、第1のトレッドゴムに比べて電気伝導度が高いゴムである。第2のトレッドゴムには、カーボンブラックまたは導電性の高いフィラーを第1のトレッドゴムに比べて多く配合したゴムである。第1のトレッドゴムに、転がり抵抗低減のためにシリカ含有量を従来に比べて多くした空気入りタイヤの場合、この空気入りタイヤは、路面と接地しても路面に静電気を逃がす能力が低い。このため、導電性が第1のトレッドゴムに比べて高い第2のトレッドゴムが配置される。
このような第2のトレッドゴムの、X線の透過率は第1のトレッドゴムと異なっている。例えばカーボンブラックが多く配合された第2のトレッドゴムの場合、X線の透過率は第1のトレッドゴムに比べて高くなることが分かっている。したがって、トレッドゴム部材のX線透過画像において、第2のトレッドゴムを、第1のトレッドゴムと区別して識別することができる。このため、第2のトレッドゴムの像を識別可能に含むX線透過画像に基づいて、空気入りタイヤにおける第1のトレッドゴムの配置位置あるいは第2のトレッドゴムの配置位置を精度よく求めることができるので、トレッドゴム部材の第1のトレッドゴム及び第2のトレッドゴムが、目標通り配置されているか否かを検査することができる。
図1は、一実施形態の空気入りタイヤの検査方法を実施する空気入りタイヤの検査装置の概略の構成を示す図である。
図1に示す空気入りタイヤの検査装置10は、X線を用いた撮像装置10と処理装置20と、を有する。
撮像装置10は、X線を発するX線源12と、空気入りタイヤ1を透過したX線を受信する検出器13と、を備える。
空気入りタイヤ1は、空気入りタイヤ1は、測定治具14上に組みつけられる。測定治具14は、空気入りタイヤ1をタイヤ周方向に回転させることができるように、測定治具14の回転軸15は図示されない駆動源によって回転する。回転軸15が回転することにより空気入りタイヤ1はタイヤ周方向に一周回転する。このとき、検出器13が空気入りタイヤ1を透過したX線を受信することにより、空気入りタイヤ1の一周分のトレッドゴム部材のX線透過画像を得ることができる。
なお、空気入りタイヤ1のトレッド部に配置されるトレッドゴム部材には、第1のトレッドゴム2及び第2のトレッドゴム3が設けられ、トレッドゴム部材の表面にはタイヤ周方向に延びる周方向溝4a,4b,4c,4dが設けられている。
なお、タイヤ幅方向は、空気入りタイヤ1の回転軸と平行な方向である。タイヤ周方向は、空気入りタイヤ1の回転軸を回転の中心として回転する方向である。タイヤ径方向は、空気入りタイヤの回転軸に直交する方向である。タイヤ径方向内側は、前記回転軸に近づく側をいう。
処理装置20は、空気入りタイヤ1のトレッドゴム部材を検査する装置である。処理装置20は、例えば、CPU22及びメモリ24を有するコンピュータにより構成される。メモリ24に記憶されたプログラムを呼び出して起動することにより、トレッドゴム部材を検査するソフトウェアモジュールが機能する。具体的には、ソフトウェアモジュールとして、位置特定部26と検査部28を含む。
処理装置20には、ディスプレイ30及び入力操作系32が接続される。ディスプレイ30は、撮像装置10で得られるX線透過画像を表示する他、X線透過画像を画像処理した処理結果の画像を表示し、また、画像処理に必要な処理条件や検査内容を設定するための条件設定画面を表示し、さらに、処理装置20が行う検査結果を画面表示する。
入力操作系32は、マウスあるいはキーボードであり、上記必要な処理条件を入力し、また、検査結果の画面表示を指示するなど、処理装置20への種々の入力指示のために用いられる。
位置特定部26は、撮像装置10により得られたX線透過画像に基づいて、空気入りタイヤ1における第1のトレッドゴムの配置位置あるいは第2のトレッドゴムの配置位置を求める部分である。第2のトレッドゴム3は、X線の透過率が第1のトレッドゴム2と異なるので、X線透過画像では、第2のトレッドゴム3の部分は、第1のトレッドゴム2の部分と識別可能な高い輝度あるいは低い輝度で表現される。このため、X線透過画像では、第2のトレッドゴム3の像を輝度によって第1のトレッドゴム2の像と区別して抽出することができる。例えば、位置特定部26は、X線透過画像の各画素を所定の範囲で平均化処理した後、第1のトレッドゴムの像と第2のトレッドゴムの像を区別できるような輝度値を用いた2値化処理をする。さらに、第2のトレッドゴムが予め定められている目標位置付近に配置されていることを利用して、目標位置を含む所定の範囲を解析対象として、2値化処理画像に対してエッジ検出フィルタを用いたフィルタ処理を行い、第1のトレッドゴムの像と第2のトレッドゴムの像の境界を明瞭にし、さらに、ノイズ除去処理を行うことにより、第2のトレッドゴム3の像を抽出する。
図2は、X線透過画像の一例を理解し易いように示したX線透過画像の模式図である。図2では、X線透過画像の上に、第2のトレッドゴム3が、第1のトレッドゴム2と識別できるように示されている。第2のトレッドゴム3は、タイヤ幅方向の幅が細く、タイヤ周方向に延びており、タイヤ幅方向の両側から第1のトレッドゴム2に挟まれている。さらに、図2では、トレッドゴム部材の表面に設けられたトレッドパターンが示されている。トレッドパターンは、タイヤ周方向に延びる周方向溝4a,4b,4c,4d、及びタイヤ幅方向に延びる複数のラグ溝を含み、図2に示すX線透過画像では、周方向溝4a,4b,4c,4d、及び複数のラグ溝が示されている。周方向溝4a,4b,4c,4d、及び複数のラグ溝の像は、第1のトレッドゴム2の厚さが薄くなっているので、X線は透過し易い。このため、周方向溝4a,4b,4c,4d、及び複数のラグ溝の部分と、溝のない部分との間で、X線の透過量差が生じるので、X線透過画像には、周方向溝4a,4b,4c,4d、及び複数のラグ溝の部分の像が識別可能に示される。
さらに、トレッドゴム部材のタイヤ径方向内側に配置される複数のスチールワイヤがタイヤ周方向に対して傾斜して平行に配列したベルト材5a,5b(図4(a)参照)を含むベルト5が示されている。金属のX線の透過率は低いのでベルト材5a,5bのスチールワイヤの部分は、ベルト5のゴムの部分に対してX線の透過量に差が生じる。このため、X線透過画像では、ベルト5のスチールワイヤの像が識別可能に示される。
空気入りタイヤの検査装置は、このような構成を有するので、X線透過画像に基づいて、空気入りタイヤにおける第2のトレッドゴム3の配置位置を精度よく求めることができる。検査装置は、この配置位置を用いて、トレッドゴム部材を検査する。トレッドゴム部材の検査では、トレッドゴム部材が目標通りに、第2のトレッドゴムが配置されているか否かを評価することができる。例えば、第2のトレッドゴムが、空気入りタイヤ1のタイヤ赤道線に対してタイヤ幅方向に沿って所定の距離離間した位置に一定の幅を持ってタイヤ周方向に延びているか否かを検査することができる。
したがって、一実施形態の空気入りタイヤの検査方法では、撮像装置10は、空気入りタイヤ1のトレッドゴム部材を配置した部分にX線を照射してX線透過画像を得る。この後、処理装置20は、撮像装置10から処理装置20に送信されたX線透過画像に基づいて、空気入りタイヤ1における第2のトレッドゴム3の配置位置を求めることにより、トレッドゴム部材を検査する。なお、第2のトレッドゴムは、第1のトレッドゴムと接するので、第2のトレッドゴム3の配置位置を求める代わりに第1のトレッドゴム2の配置位置を求めることもできる。
図2に示すように、第1のトレッドゴム2及び第2のトレッドゴム3それぞれが空気入りタイヤ1のタイヤ周方向に沿って同じ形状を維持し、かつ、空気入りタイヤ1のタイヤ幅方向の同じ位置を維持しながらタイヤ周方向に一周するようにトレッドゴム部材は構成される場合、処理装置20で行う検査では、第2のトレッドゴム3の、空気入りタイヤ1におけるタイヤ幅方向の配置位置を求めることが好ましい。第2のトレッドゴム3の配置位置は、例えば、空気入りタイヤ1を測定治具14に固定して撮像装置10で撮像する時に定められるX線透過画像上の基準位置からのタイヤ幅方向の距離によって定めることができる。これにより、第2のトレッドゴム3が空気入りタイヤ1において、タイヤ幅方向において目標通りに配置されているかどうかを検査することができる。
図2に示すようにX線透過画像には、トレッドパターンの溝の像やベルト5のスチールワイヤの像が識別可能に含まれている。このようなX線透過画像から、溝やスチールワイヤの像を除去して第2のトレッドゴム3の像を抽出することは、第2のトレッドゴムの配置位置を精度よく求める点で好ましい。一実施形態によれば、2次元実空間(図2に示すタイヤ周方向及びタイヤ幅方向を座標軸の軸方向とする2次元空間)上のX線透過画像を波数変換処理した2次元波数空間上の、X線透過画像に対応した2次元波数画像に、波数帯域を制限するフィルタ処理を行った後、2次元実空間に戻すことにより得られるフィルタ処理画像を用いて配置位置を求める、ことが好ましい。波数変換処理とは、2次元実空間で表される位置座標(x,y)を、例えば周知の離散フーリエ変換(DFT)を行って波数座標(kx,ky)に変換する処理である。フィルタ処理後、波数座標(kx,ky)から位置座標(x,y)に戻す処理は、周知の逆離散フーリエ変換を行う。
このようにフィルタ処理を行って、溝やスチールワイヤの像を除去することができる。第2のトレッドゴム3は、タイヤ周上でタイヤ幅方向の同じ位置にあるので、第2のトレッドゴムの像の波数成分はある波数帯域に制限されており、タイヤ周方向に傾斜して延びる溝の像やベルト5のスチールワイヤの像の波数成分と分離することができる。X線透過画像から、溝やスチールワイヤの像の除去をせずに、またフィルタ処理を行わずに、X線透過画像内の第1のトレッドゴム2あるいは第2のトレッドゴム3の像を求めて、第1のトレッドゴム2あるいは第2のトレッドゴム3の配置位置を求めることもできるが、第2のトレッドゴム3の像が溝の像やベルト5のスチールワイヤの像と交差する部分がなくなるので、精度よく配置位置を求めることができる。
第2のトレッドゴムの像の波数成分をタイヤ周方向に傾斜して延びる溝の像やベルト5のスチールワイヤの像の波数成分から分離するためには、一実施形態によれば、以下のようなフィルタ処理を行うことが好ましい。すなわち、フィルタ処理では、空気入りタイヤ1のタイヤ周方向に対応した第1の波数の最大波数及kxmax及び最小波数kxminの0.1~0.2%の波数の値を第1の波数のフィルタ通過帯域の上限及び下限とし、空気入りタイヤ1のタイヤ幅方向に対応した第2の波数kyの最大波数kymax及び最小波数kyminの90~100%の波数の値をフィルタ通過帯域の上限及び下限とする、ことが好ましい。最大波数及kxmax、最小波数kxmin、最大波数kymax、及び最小波数kyminは、サンプリング定理にしたがって2次元実空間におけるタイヤ周方向及びタイヤ幅方向のサンプリング間隔によって定まる。
図3は、フィルタ処理の一例を説明する図である。図3は、X線透過画像を波数変換処理した結果である2次元波数画像を示している。図3中、黒い部分が、トレッドパターンの溝の像、ベルト5のスチールワイヤの像、第2のトレッドゴム3の像を変換した結果である。ここで、第2のトレッドゴム3の像は、タイヤ幅方向において略変動しないので、kxの波数成分はkx=0に集中する。したがって、図3に示すFの領域をフィルタ通過領域としてフィルタ処理することにより、トレッドパターンの溝の像、ベルト5のスチールワイヤの像の波数成分を除去することができる。この領域Fの範囲が、第1の波数の最大波数及kxmax及び最小波数kxminの0.1~0.2%の波数の範囲であり、第2の波数kyの最大波数kymax及び最小波数kyminの90~100%の波数の範囲である。
このような第2のトレッドゴム3は、図1に示すように、空気入りタイヤ1のタイヤ幅方向の両側から第1のトレッドゴム2により挟まれて、トレッドゴム部材のタイヤ幅方向の所定の位置に、空気入りタイヤのタイヤ周方向に延在してタイヤ周上を一周する、ことが好ましい。これにより、第2のトレッドゴム3のタイヤ幅方向の両側の位置がわかるので、第2のトレッドゴムのタイヤ幅方向の中心位置を求めることができ、より正確に、トレッドゴム部材における第2のトレッドゴムの配置位置を検査することができる。
一実施形態によれば、第2のトレッドゴム3は、第1のトレッドゴム2に比べて高い電気伝導率を有する、ことが好ましい。電気伝導率が高い第2のトレッドゴムは、カーボンブラックまたは導電性の高いフィラーを第1のトレッドゴムに比べて多く含み、X線における透過率は、第1のトレッドゴムと大きく異なる。このため、第1のトレッドゴム2との間でX線の透過量の差を大きくすることができるので、X線透過画像において、第2のトレッドゴム3の像を第1のトレッドゴム2の像から際立たせることができる。
図2に示すように、X線透過画像には、第2のトレッドゴム3の像の他に、ベルト5のスチールワイヤの像及び周方向溝4a,4b,4c,4dの像が含まれているので、これらの配置位置を求めることにより、ベルト5や周方向溝4a,4b,4c,4dの位置ずれを評価することができる。
図4(a)は、ベルト5の位置ずれを説明する図であり、図4(b)は、周方向溝4b,4cの位置ずれを説明する図である。図4(a),(b)では、周方向溝4a,4dの図示を省略している。
図4(a)では、第2のトレッドゴム3がタイヤ赤道線上に配置されている。図4(a)では、第2のトレッドゴム3の位置ずれはなく、ベルト材5a,5bが、タイヤ赤道線に対して右側にずれている例を示している。
検査部28は、このように位置ずれの評価のために、第2のトレッドゴムの像の中心位置からベルト材5a,5bそれぞれの端までの距離L1~L4をX線透過画像から求める。位置ずれがなければ、L1=L2、L3=L4である。位置ずれがある場合、L1とL2は等しくならず、L3とL4は等しくならない。このとき、位置ずれ量は|L2-L1|/2、|L4-L3|/2として求めることができる。したがって、検査部28は、この位置ずれ量を求めて、位置ずれ量が許容範囲内にあるか否かを判定することにより、位置ずれを評価する。
したがって、検査部28における検査では、X線透過画像に基づいて空気入りタイヤ1のベルト5のタイヤ幅方向の端の位置を求める。この後、検査部28は、第2のトレッドゴム3の配置位置を基準とした、ベルト5のタイヤ幅方向における相対位置を求めることにより、タイヤ幅方向におけるトレッドゴム部材に対するベルト5の位置ずれを評価する。
図4(b)では、第2のトレッドゴム3の位置ずれはなく、第2のトレッドゴム3の中心位置に対して、周方向溝4b,4cが位置ずれをしていることを示している。周方向溝4b及び周方向溝4cのタイヤ幅方向の中心位置が、目標位置として、第2のトレッドゴム3の中心位置に対してタイヤ幅方向の両側に同じ距離離れた位置にある例を示している。この場合、図示されない周方向溝4a,4dも、周方向溝4b,4cと同様に同じ量だけ位置ずれしている。
検査部28は、周方向溝4b,4cのタイヤ幅方向の中心位置から第2のトレッドゴム3の中心位置までの距離L5,L6を求める。周方向溝4b,4cの位置ずれがなければ、L5=L6である。位置ずれがある場合、L5とL6は等しくならない。このとき、位置ずれ量は|L6-L5|/2として求めることができる。したがって、検査部28は、この位置ずれ量を求めて、位置ずれ量が許容範囲内にあるか否かを判定することにより、位置ずれを評価する。このような位置ずれは、加硫前タイヤ構造体(グリーンタイヤ)を目標通りに部材を貼り付けて作製しても、空気入りタイヤ1の製造過程で用いる加硫金型に入れる加硫前タイヤ構造体(グリーンタイヤ)の加硫金型に対して目標位置に正しくセットされておらずタイヤ幅方向に位置ずれがある場合に生じる。したがって、検査装置28で行う検査では、X線透過画像に基づいて空気入りタイヤ1のタイヤ周方向に延びる周方向溝4b,4cのタイヤ幅方向の位置を求める。この後、検査部28は、第2のトレッドゴムの配置位置を基準とした、周方向溝4b,4cのタイヤ幅方向における相対位置を求めることにより、空気入りタイヤ1の製造過程で用いる加硫金型に入れる加硫前タイヤ構造体の加硫金型に対する位置ずれを評価する。上記相対位置は、例えば、第2のトレッドゴムの配置位置を基準とした、周方向溝4b,4cのタイヤ幅方向における溝中心線の相対位置である。図4(b)に示す例では、周方向溝4b及び周方向溝4cを位置ずれの対象として用いたが、周方向溝4a及び周方向溝4dを用いることもできる。
図4(a),(b)に示す例では、L1~L4、L5及びL6を求めて位置ずれ量を求める例を示したが、L1及びL3を求め、あるいはL3及びL4を求めてベルト5のタイヤ幅方向の位置ずれ量を求めてもよく、L5あるいはL6を求めて加硫前タイヤ構造体の加硫金型に対する位置ずれ量を求めてもよい。
このような位置ずれ量と、空気入りタイヤ1のコニシティーとの対応関係を予め求めておき、空気入りタイヤ1のコニシティーが目標範囲内に入らない場合、コニシティーが目標範囲に入るような位置ずれ量を上記対応関係から算出し、位置ずれ量を調整することができる。
また、検査部28は、タイヤ幅方向におけるベルト材5a,5bの中心位置に対する第2のトレッドゴム部材3の位置ずれを評価してもよい。ベルト材5a,5bの中心位置が位置ずれしていない場合、上記第2のトレッドゴム部材3の位置ずれを、ベルト材5a,5bの端の位置から求めたベルト材5a,5bの中心位置を基準とした、第2のトレッドゴム3のタイヤ幅方向における相対位置を求めることにより評価する。これにより、第2のトレッドゴム2を含むトレッドゴム部材の貼合せ精度を検査することもできる。
以上、本発明の空気入りタイヤの検査方法及び空気入りタイヤの検査装置について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更してもよいのはもちろんである。
1 空気入りタイヤ
2 第1のトレッドゴム
3 第2のトレッドゴム
4a,4b,4c,4d 周方向溝
5 ベルト
5a,5b ベルト材
10 撮像装置
12 X線源
13 検出器
14 測定治具
15 回転軸
20 処理装置
22 CPU
24 メモリ
26 位置特定部
28 検査部
30 ディスプレイ
32 入力操作系

Claims (11)

  1. 第1のトレッドゴムと、X線の透過率が前記第1のトレッドゴムと異なり、前記第1のトレッドゴムと接する第2のトレッドゴムを含むトレッドゴム部材を有する空気入りタイヤの検査方法であって、
    前記空気入りタイヤの前記トレッドゴム部材を配置した部分にX線を照射してX線透過画像を得るステップと、
    前記X線透過画像に基づいて、前記空気入りタイヤにおける前記第1のトレッドゴムの配置位置あるいは前記第2のトレッドゴムの配置位置を求めることにより、前記トレッドゴム部材を検査するステップと、を備える空気入りタイヤの検査方法。
  2. 前記第1のトレッドゴム及び前記第2のトレッドゴムそれぞれが前記空気入りタイヤのタイヤ周方向に沿って同じ形状を維持し、かつ、前記空気入りタイヤのタイヤ幅方向の同じ位置を維持しながら前記タイヤ周方向に一周するように前記トレッドゴム部材は構成され、
    前記検査するステップでは、前記第2のトレッドゴムの、前記空気入りタイヤにおけるタイヤ幅方向の配置位置を求める、請求項1に記載の空気入りタイヤの検査方法。
  3. 前記検査するステップでは、2次元実空間上の前記X線透過画像を波数変換処理した2次元波数空間上の、前記X線透過画像に対応した2次元波数画像に、波数帯域を制限するフィルタ処理を行った後、前記2次元実空間に戻すことにより得られるフィルタ処理画像を用いて前記配置位置を求める、請求項2に記載の空気入りタイヤの検査方法。
  4. 前記フィルタ処理では、前記空気入りタイヤの前記タイヤ周方向に対応した第1の波数の最大波数及び最小波数の0.1~0.2%の波数の値を前記第1の波数のフィルタ通過帯域の上限及び下限とし、前記空気入りタイヤの前記タイヤ幅方向に対応した第2の波数の最大波数及び最小波数の90~100%の波数の値をフィルタ通過帯域の上限及び下限とする、請求項3に記載の空気入りタイヤの検査方法。
  5. 前記第2のトレッドゴムは、前記空気入りタイヤのタイヤ幅方向の両側から前記第1のトレッドゴムにより挟まれて、前記トレッドゴム部材の前記タイヤ幅方向の所定の位置に設けられ、前記空気入りタイヤのタイヤ周方向に延在してタイヤ周上を一周する、請求項1~4のいずれか1項に記載の空気入りタイヤの検査方法。
  6. 前記第2のトレッドゴムは、前記第1のトレッドゴムに比べて高い電気伝導率を有する、請求項5に記載の空気入りタイヤの検査方法。
  7. 前記検査するステップは、前記X線透過画像に基づいて前記空気入りタイヤのベルト材の前記タイヤ幅方向の端の位置を求めるステップ、を含み、
    前記ベルト材の前記端の位置を用いて、前記第2のトレッドゴムの前記配置位置を基準とした、前記ベルト材の前記タイヤ幅方向における相対位置を求めることにより、前記タイヤ幅方向における前記トレッドゴム部材に対する前記ベルト材の位置ずれを評価すること、及び、前記ベルト材の前記端の位置から求めた前記ベルト材の中心位置を基準とした、前記第2のトレッドゴムの前記タイヤ幅方向における相対位置を求めることにより、前記タイヤ幅方向における前記ベルト材の前記中心位置に対する前記第2のトレッドゴム部材の位置ずれを評価すること、の一方を行うステップと、を備える、請求項5または6に記載の空気入りタイヤの検査方法。
  8. 前記検査するステップは、前記X線透過画像に基づいて前記空気入りタイヤのタイヤ周方向に延びる周方向溝の前記タイヤ幅方向の位置を求めるステップを、含み、
    前記周方向溝の位置を用いて、前記第2のトレッドゴムの前記配置位置を基準とした、前記周方向溝の前記タイヤ幅方向における相対位置を求めることにより、前記空気入りタイヤの製造過程で用いる加硫金型に入れる加硫前タイヤ構造体の前記加硫金型に対する位置ずれを評価するステップと、を備える、請求項5~7のいずれか1項に記載の空気入りタイヤの検査方法。
  9. 第1のトレッドゴムと、X線の透過率が前記第1のトレッドゴムと異なり、前記第1のトレッドゴムと接する第2のトレッドゴムを含むトレッドゴム部材を有する空気入りタイヤの検査装置であって、
    前記空気入りタイヤの前記トレッドゴム部材を配置した部分にX線を照射してX線透過画像を得る撮像装置と、
    前記X線透過画像に基づいて、前記空気入りタイヤにおける前記第1のトレッドゴムの配置位置あるいは前記第2のトレッドゴムの配置位置を求める位置特定部と、求めた前記配置位置を用いて前記トレッドゴム部材を検査する検査部と、を備える処理装置と、を備える空気入りタイヤの検査装置。
  10. 前記第2のトレッドゴムは、前記タイヤ幅方向の両側から前記第1のトレッドゴムにより挟まれて、前記トレッドゴム部材のタイヤ幅方向の所定の位置に設けられて、タイヤ周方向に延在してタイヤ周上を一周するゴムであり、
    前記位置特定部は、前記X線透過画像に基づいて前記空気入りタイヤのベルト材の前記タイヤ幅方向の端の位置を求め、
    前記検査部は、前記ベルト材の前記端の位置を用いて、前記第2のトレッドゴムの前記配置位置を基準とした、前記ベルト材の前記タイヤ幅方向における相対位置を求めることにより、前記タイヤ幅方向における前記トレッドゴム部材に対する前記ベルト材の位置ずれを評価すること、及び、前記ベルト材の前記端の位置から求めた前記ベルト材の中心位置を基準とした、前記第2のトレッドゴムの前記タイヤ幅方向における相対位置を求めることにより、前記タイヤ幅方向における前記ベルト材の前記中心位置に対する前記第2のトレッドゴム部材の位置ずれを評価すること、の一方を行う、請求項9に記載の空気入りタイヤの検査装置。
  11. 前記第2のトレッドゴムは、前記タイヤ幅方向の両側から前記第1のトレッドゴムにより挟まれて、前記トレッドゴム部材のタイヤ幅方向の所定の位置に設けられて、タイヤ周方向に延在してタイヤ周上を一周するゴムであり、
    前記位置特定部は、前記X線透過画像に基づいて前記空気入りタイヤのタイヤ周方向に延びる周方向溝の前記タイヤ幅方向の位置を求め、
    前記検査部は、前記周方向溝の位置を用いて、前記第2のトレッドゴムの前記配置位置を基準とした、前記周方向溝の前記タイヤ幅方向における相対位置を求めることにより、前記空気入りタイヤの製造過程で用いる加硫金型に入れる加硫前タイヤ構造体の前記加硫金型に対する位置ずれを評価する、請求項9に記載の空気入りタイヤの検査装置。
JP2019001597A 2019-01-09 2019-01-09 空気入りタイヤの検査方法及び空気入りタイヤの検査装置 Active JP7218580B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019001597A JP7218580B2 (ja) 2019-01-09 2019-01-09 空気入りタイヤの検査方法及び空気入りタイヤの検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019001597A JP7218580B2 (ja) 2019-01-09 2019-01-09 空気入りタイヤの検査方法及び空気入りタイヤの検査装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020111099A JP2020111099A (ja) 2020-07-27
JP7218580B2 true JP7218580B2 (ja) 2023-02-07

Family

ID=71668074

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019001597A Active JP7218580B2 (ja) 2019-01-09 2019-01-09 空気入りタイヤの検査方法及び空気入りタイヤの検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7218580B2 (ja)

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003085391A1 (fr) 2002-04-05 2003-10-16 Kabushiki Kaisha Bridgestone Technique d'inspection aux rayons x d'un pneumatique et appareil a cet effet
JP2005254859A (ja) 2004-03-09 2005-09-22 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りタイヤ
JP2013217712A (ja) 2012-04-05 2013-10-24 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤx線検査判定方法
JP2014038050A (ja) 2012-08-17 2014-02-27 Bridgestone Corp タイヤ検査装置及びタイヤ検査方法
JP2016041577A (ja) 2014-08-13 2016-03-31 ステインビッヒラー オプトテヒニク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング タイヤの検査方法および装置
CN205484132U (zh) 2016-01-07 2016-08-17 北京霍里思特科技有限公司 用于轮胎的x射线检测装置及系统
CN206132667U (zh) 2016-09-29 2017-04-26 合肥美亚光电技术股份有限公司 一种用于轮胎x射线检测的扩胎旋转检测装置
CN104969052B (zh) 2013-01-28 2018-02-09 依科视朗国际有限公司 用于针对轮胎类型校准x射线检查设备的方法以及用于检查帘线在轮胎中的方位的方法
JP2018044807A (ja) 2016-09-13 2018-03-22 横浜ゴム株式会社 位置特定方法、位置特定装置、タイヤの検査方法、タイヤ検査装置、およびタイヤの製造方法
JP2018179882A (ja) 2017-04-19 2018-11-15 横浜ゴム株式会社 タイヤx線検査システム、タイヤx線検査方法およびタイヤ支持装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1134611A (ja) * 1997-07-16 1999-02-09 Bridgestone Corp 空気入りラジアルタイヤ
JPH11129713A (ja) * 1997-10-31 1999-05-18 Bridgestone Corp 空気入りタイヤ
BR112014019008B1 (pt) * 2012-03-02 2022-07-26 Mitsubishi Electric Corporation Aparelhos de radiotransmissão e de radiorrecepção, e, método para transmissão de dados

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003085391A1 (fr) 2002-04-05 2003-10-16 Kabushiki Kaisha Bridgestone Technique d'inspection aux rayons x d'un pneumatique et appareil a cet effet
JP2005254859A (ja) 2004-03-09 2005-09-22 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りタイヤ
JP2013217712A (ja) 2012-04-05 2013-10-24 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤx線検査判定方法
JP2014038050A (ja) 2012-08-17 2014-02-27 Bridgestone Corp タイヤ検査装置及びタイヤ検査方法
CN104969052B (zh) 2013-01-28 2018-02-09 依科视朗国际有限公司 用于针对轮胎类型校准x射线检查设备的方法以及用于检查帘线在轮胎中的方位的方法
JP2016041577A (ja) 2014-08-13 2016-03-31 ステインビッヒラー オプトテヒニク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング タイヤの検査方法および装置
CN205484132U (zh) 2016-01-07 2016-08-17 北京霍里思特科技有限公司 用于轮胎的x射线检测装置及系统
JP2018044807A (ja) 2016-09-13 2018-03-22 横浜ゴム株式会社 位置特定方法、位置特定装置、タイヤの検査方法、タイヤ検査装置、およびタイヤの製造方法
CN206132667U (zh) 2016-09-29 2017-04-26 合肥美亚光电技术股份有限公司 一种用于轮胎x射线检测的扩胎旋转检测装置
JP2018179882A (ja) 2017-04-19 2018-11-15 横浜ゴム株式会社 タイヤx線検査システム、タイヤx線検査方法およびタイヤ支持装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020111099A (ja) 2020-07-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9109974B2 (en) Tire shape inspection method and tire shape inspection apparatus
US9097514B2 (en) Device and method for inspecting tyre shape
JP5373676B2 (ja) タイヤの形状測定方法および形状測定装置
KR102027986B1 (ko) 비전 카메라를 이용한 비드 인식 장치 및 그 방법
WO2019022170A1 (ja) 欠陥検査方法及び欠陥検査装置
JP2014215163A (ja) 検査装置
US9953409B2 (en) Tire inspection method and device therefor
JP6740093B2 (ja) タイヤの検査装置及び検査方法
JP7218580B2 (ja) 空気入りタイヤの検査方法及び空気入りタイヤの検査装置
US7614292B2 (en) Method and device for detecting defect in outer shape of tire side portion
CN111932573B (zh) 一种光学系统空间分辨率的自动测试方法
KR101902068B1 (ko) 타이어 완제품의 트레드 프로파일 편차 분석방법
US9772259B2 (en) Method for calibrating an X-ray testing system for a tire type and method for checking the position of cords in a tire
US11042974B2 (en) Method and system for determining a degree of correlation between a simulated camera image and an actual camera image
JP2010249700A (ja) 表面状態検出方法とその装置
JP2014190825A (ja) タイヤ形状検査装置のデータ処理方法、タイヤ形状検査装置のデータ処理プログラム、及び、タイヤ形状検査装置のデータ処理装置
JP4872132B2 (ja) タイヤの検査方法及びその装置
JP7051847B2 (ja) X線インライン検査方法および装置
JP6592240B2 (ja) タイヤ検査装置及びタイヤ検査方法
JP5088007B2 (ja) タイヤの検査方法及びその装置
JP2015059861A (ja) 硬化層の検査方法および検査装置
JP5786799B2 (ja) クリアランス測定装置及びクリアランス測定方法
JP2015206622A (ja) タイヤ解析装置およびタイヤ解析方法
JP2008221887A (ja) タイヤアンバランス要因解析方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220106

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221108

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221227

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230109

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7218580

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350