そのために、本発明は、空間内の光通信モダリティの帯域幅カバレッジ(bandwidth coverage)を決定及び伝えるためのコンピューティングデバイスであって、空間は、前記光通信モダリティで通信するための少なくとも1つの光トランスミッタを含み、当該コンピューティングデバイスは、前記空間の構成(configuration)を特徴付ける構成データ(configuration data)を得る、少なくとも1つの光トランスミッタを特徴付ける照明データを得る、及び、構成データ及び照明データに基づいて空間内の光通信モダリティの帯域幅カバレッジを決定するように構成されるコントローラを含み、当該コンピューティングデバイスは、空間内の光通信モダリティの帯域幅カバレッジを示す信号を伝える(convey)ように構成される出力インターフェースを含む、コンピューティングデバイスを提供する。一実施形態では、光通信モダリティは、VLC又はLi-Fiであってもよい。
全体を通じて、帯域幅カバレッジは、空間内のそれぞれの位置(respective location)で達成可能なそれぞれの通信帯域幅(respective communication bandwidth)を意味してもよい。帯域幅カバレッジは、代替的に、帯域幅のカバレッジ(coverage of bandwidth)、又は帯域幅の分布(distribution of bandwidth)、又は帯域幅値のヒートマップ(heat map of bandwidth values)と言い表されてもよい。
本願を通じて、「決定する(determining)」というフレーズは、代替的に、「計算する(calculating)」又は「コンピュートする(computing)」と言い表されてもよい。より具体的には、例えば、空間内の光通信モダリティの帯域幅カバレッジを決定するという特徴は、代替的に、空間内の光通信モダリティの帯域幅カバレッジを計算する又はコンピュートすると言い表されてもよい。したがって、(コンピューティングデバイスの)コントローラは、構成データ及び照明データに基づいて空間内の光通信モダリティの帯域幅カバレッジを計算又はコンピュートするように構成されてもよい。
本発明によるコンピューティングデバイスは、光通信のための少なくとも1つの光トランスミッタを含む空間の構成を特徴付ける構成データを得る、及びこの少なくとも1つの光トランスミッタを特徴付ける照明データを得るので、コンピューティングデバイスは、得られたデータに基づいてそれぞれの空間(respective space)内の光通信モダリティの帯域幅カバレッジを決定する(すなわち、コンピュートする)ことが可能である。その後、コンピューティングデバイスの出力インターフェースは、空間内の光通信モダリティの帯域幅カバレッジを示す信号を伝えることができる。
その結果、本発明は、有利なことに、光通信モダリティのコンピュートされた帯域幅カバレッジを伝えることを可能にし、これは、光通信においてとりわけ関連する洞察であり、例えば、空間全体の信号強度をリアルタイムで測定することを必要とせずに光レシーバを相応に位置付けることを可能にする。これは明らかな利点である。さらに、特に帯域幅カバレッジを伝えることは、Li-Fiにとりわけ関連し得る。
例えば、様々なオフィスに、異なる種類のLi-Fi構成が設置される可能性がある。本発明のコンピューティングデバイスは、前記照明データ及び前記構成データの組み合わせしか必要としないので、異なる種類のLi-Fi構成を備えるこのようなオフィスのいずれに対してもLi-Fi帯域幅カバレッジをコンピュートすることができる。
光トランスミッタは、代替的に、光トランシーバであってもよい。光トランスミッタは、さらに代替的に、それぞれの光トランスミッタを含む照明デバイスであってもよい。光トランスミッタは、さらに代替的に、光ビーコンであってもよい。光トランスミッタは、さらに代替的に、光トランスミッタを含むセンサバンドル(すなわち、このような光トランスミッタ、及び/又は光レシーバをさらに含んでもよい少なくとも1つのセンサを含むモジュール)であってもよい。
さらなる例では、少なくとも1つの光トランスミッタは、モデムと通信及び/又は接続してもよい。このようなモデムは、該モデムと通信及び/又は接続するすべての光トランスミッタに対して光通信を提供してもよい。それゆえ、このようなモデムは、複数の光トランスミッタが空間において光通信を提供する必要がある場合に有利であり得る。しかしながら、このようなモデムは、前記光通信を提供するためにモデムが対応し得る光トランスミッタの数において制限される可能性もある。したがって、より大きな空間は、前記光通信を(一様に)提供するために光トランスミッタの数を増やす必要があり得るので、光トランスミッタはグルーピングされ、それぞれのモデムに提供されてもよい。このようなソリューションの不利な点は、前記光通信を受信するデバイスが、あるグループのトランスミッタによって提供される光通信が別のグループのトランスミッタによって提供される光通信とオーバーラップする領域において干渉及びハンドオーバの問題に対処する可能性があることである。ハンドオーバ及び/又は干渉に対するソリューションは、別途想定され得る。
上述したように、本発明によるモデムは、該モデムと通信及び/又は接続するすべての光トランスミッタに対して光通信を提供し得るので、本願を通じて、「モデム」というフレーズは、代替的に、光通信モデムと言い表されてもよい。
したがって、空間内の光トランスミッタ及び対応するモデムの設置をどのように組織化するかに関する洞察を提供し得る、改善されたコンピューティングデバイスを提供することが、本発明の追加の又は代替的な目的であってもよい。
それゆえ、一実施形態では、コントローラは、構成データ及び/又は照明データに基づいて空間内の光通信モダリティの帯域幅カバレッジをレンダリングする(render)ための要件パラメータ(requirement parameter)を決定するように構成され、出力インターフェースは、空間内の光通信モダリティの帯域幅カバレッジを示す及び要件パラメータを示す信号を伝えるように構成されてもよい。要件パラメータは、モデムの数、モデムのグルーピングのうちの少なくとも一方であってもよい。このような実施形態は、構成データ及び/又は照明データに基づいて、伝えられる信号(conveyed signal)が、モデムの数又はモデムのグルーピングも示し得るので、有利である。
一実施形態では、構成データは、空間内の少なくとも1つの光トランスミッタの位置(location)、空間のマップ、空間の高さ、空間のジオメトリ(geometry)、空間の輪郭(contour)、前記空間内の家具の位置、前記空間内の窓の位置、前記空間内の開口(aperture)の位置、前記空間内の電子デバイスの位置、前記空間内の反射面の位置、前記空間内の照明源の位置のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
このようなパラメータは、空間内の光通信モダリティの帯域幅カバレッジを決定する際に有利であり得る。このようなデータの組み合わせが得られてもよい。例えば、空間のマップ又は空間の輪郭は、帯域幅カバレッジの境界を提供し得る。例えば、空間内の少なくとも1つの光トランスミッタの位置は、空間における帯域幅カバレッジのそれぞれの値を決定するためにとりわけ関連し得る。少なくとも1つの光トランスミッタの位置は、例えば、直交座標(X、Y、Z)、又は極座標で提供されてもよい。空間の高さは、代替的に、少なくとも1つのトランスミッタが取り付けられ又は設置される空間の高さであってもよい。例えば、窓、反射面又は照明源の位置も、帯域幅カバレッジを決定するために使用されてもよい。なぜなら、このようなパラメータは、光通信モダリティの光リンクに影響を及ぼし、これにより帯域幅カバレッジに影響を及ぼす可能性があるからである。
構成データは、代替的に、少なくとも1つの光トランスミッタのメッセージ又はメッセージタイプ、空間内の少なくとも1つの光通信モデムへの接続を含んでもよい。
一実施形態では、照明データは、少なくとも1つの光トランスミッタのタイプ、照明デバイスに対する少なくとも1つの光トランスミッタのポジショニング(positioning)、少なくとも1つの光トランスミッタの指向性、少なくとも1つの光トランスミッタの光分布(optical distribution)、少なくとも1つの光トランスミッタのコーン角、光トランスミッタによって発せられる光の強度レベルのうちの少なくとも1つを含んでもよい。このようなパラメータは、空間内の光通信モダリティの帯域幅カバレッジを決定する際に有利であり得る。このようなデータの組み合わせが得られてもよい。例えば、少なくとも1つの光トランスミッタのタイプ及び/又はコーン角は、使用される光トランスミッタ及び光リンクを確立する(したがって、このようなリンクの期待帯域幅(expected bandwidth)を保証する)ためのそのケイパビリティに関する情報を提供し得る。同様に、照明データは、ランバート分布(Lambertian distribution)等、光トランスミッタの配光(light distribution)であってもよい。前記光分布は、例えば、ランバート分布であってもよい。例えば、(それぞれの)照明デバイスに対するそれぞれの光トランスミッタのポジショニングは、光トランスミッタが照明デバイスに隣接しているか、又は照明デバイスに含まれることによって、このような光トランスミッタによって確立される光リンクの帯域幅は、照明デバイス(又は例えばそのハウジング)に対するそのポジショニングそのものに影響を受け得るので、関連し得る。
照明データ及び/又は構成データは、必ずしもある単一の時点で得られる(例えば、受信される又は取得される)必要はなく、例えば、上述したパラメータのいくつかは一緒に得られてもよく、例えば、上述したパラメータのいくつかは別々に得られてもよく、例えば、上述したパラメータのいくつかはコントローラによって予め(例えば、前記コントローラに動作可能に結合されるローカル及び/又は外部メモリに記憶されるパラメータ又は定数として)知られていてもよい。
ある例では、コントローラは、構成データ及び照明データを含む入力データを得てもよい。したがって、構成データ及び照明データの両方は、入力データの1回のデータ送信によって得られてもよい。
ある態様において、照明データは、測定の結果であってもよい。例えば、本発明は、例えば、少なくとも1つの光トランスミッタの指向性、少なくとも1つの光トランスミッタのコーン角等を測定するための測定ツールを提供してもよい。照明データの一部を規定し得る、このような測定値は、本発明によるデータベース、例えば、ローカル又は外部データベースに記憶されてもよい。したがって、このような照明パラメータを例えば光トランスミッタのタイプに関連付けることによって、光トランスミッタのタイプを知ることは、当該光トランスミッタの他の照明データパラメータも取得することを可能にし得る。
ある態様において、コントローラは、照明データ及び/又は構成データに基づいて少なくとも1つの光トランスミッタのうちの光トランスミッタに対する事前測定された帯域幅カバレッジ(premeasured bandwidth coverage)を選択する、及び、少なくとも1つの光トランスミッタのうちの前記光トランスミッタの各それぞれの位置で空間のマップ又は輪郭内に事前測定された帯域幅カバレッジを投影することによって空間内の光通信モダリティの帯域幅カバレッジを決定するように構成される。
さらに、ある態様において、コントローラは、少なくとも2つのそれぞれの光トランスミッタの事前測定された帯域幅カバレッジのオーバーラップを有するそれぞれの位置について、事前測定された帯域幅カバレッジを信号強度カバレッジに変換する、前記信号強度カバレッジを結果の信号強度カバレッジに合算する、及び、最後に、結果の信号強度カバレッジを(例えば、相関を用いて)本発明による帯域幅カバレッジに変換(し戻す)ように構成される。
例えば、これは、有利なことに、本発明によるコンピューティングデバイスが、単一の光トランスミッタの事前測定された帯域幅カバレッジ及びこのような単一の光トランスミッタが空間内で設置される位置を得る、及び、その後、空間内の光通信モダリティの帯域幅カバレッジをコンピュートすることを可能にする。信号強度への中間の変換は、オーバーラップするエリアの追加を可能にするために有利であり得る(単に帯域幅値を合計することでは十分ではないので、相関を用いることによる信号強度への変換の行き来(translation back-and-forth)が、このようなオーバーラップするエリアにおいて正しい帯域幅値をレンダリングするために必要とされてもよい)。
一実施形態では、コントローラは、前記構成データ及び/又は前記照明データをリモートサーバから取得及び/又は受信するように構成されてもよい。コンピューティングデバイスは、例えば、ポータブルユーザデバイスであってもよく、例えば、ポータブルユーザデバイスのユーザインターフェース上のユーザインターフェース要素を選択する際の要求に応じて、リモートサーバから前記構成データ及び/又は前記照明データを取得及び/又は受信してもよい。前記構成データ及び/又は前記照明データは、例えば、空間のコミッショニング後、又は少なくとも1つの照明デバイスの設置後、又は設置前段階における測定ツールを用いた測定後に前記リモートサーバに(予め)記憶されてもよい。ポータブルユーザデバイスは、例えば、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、VLC、RF、IR、ZigBee(登録商標)、Lo-Ra等を介して前記リモートサーバと通信してもよい。前記リモートサーバは、リモートデータベースと言い表されてもよい。
ある例では、照明データの少なくとも一部は、前記リモートサーバに記憶されてもよく、一方、構成データは、ユーザ入力デバイスのユーザ入力を介して得られてもよい。
一実施形態では、コンピューティングデバイスは、前記構成データ及び/又は前記照明データを記憶するためのローカルメモリを含んでもよく、コントローラは、前記構成データ及び/又は前記照明データをローカルメモリから取得するように構成されてもよい。
一実施形態では、コントローラは、前記構成データ及び/又は前記照明データをセンサデバイス及び/又はユーザ入力デバイスから受信するように構成されてもよい。コンピューティングデバイス及びこのようなユーザ入力デバイスを含むシステムにおいて、ユーザ入力デバイスは、例えば、ユーザがユーザ入力デバイスのユーザインターフェースにおいてユーザ入力要素を選択すると、有線又はワイヤレス接続を介してコンピューティングデバイスに照明データ及び/又は構成データを送信してもよい。前記データは、例えば、ユーザ入力されてもよく、又はユーザ入力デバイスに関連するセンサで測定されてもよい。さらなる実施形態において、センサデバイスは、カメラ、PIRセンサ、マイクロ波センサ、LIDARセンサ、及び/又はレンジセンサのいずれかを含んでもよい。
一実施形態では、出力インターフェースは、ディスプレイを含み、コントローラは、前記ディスプレイに信号を表示するように構成されてもよい。ディスプレイは、例えば、タッチスクリーンディスプレイであってもよい。ディスプレイは、ユーザインターフェースと言い表されてもよい。
ある例では、コントローラは、前記ディスプレイに信号の少なくとも一部を表示するように構成されてもよい。ある例では、コントローラは、前記ディスプレイに信号の表現(representation)を表示するように構成されてもよい。
このさらなる例では、コンピューティングデバイスはさらに、光通信モジュールを含んでもよく、信号は、コントローラが光通信モジュールとそれぞれの光トランスミッタとの間の光通信リンクを確立すると前記ディスプレイに表示されてもよい。これは、光通信リンクの確立時に、コンピューティングデバイスが、コンピューティングデバイスの光トランシーバの正しいポジショニング及び/又は向きを促すように、空間内の帯域幅カバレッジを表示し得るので、とりわけ有利である。これにより、このような例では、コンピューティングデバイスは、例えば、ポータブルユーザデバイスであってもよい。
一実施形態では、出力インターフェースは、トランスミッタを含んでもよく、コントローラは、前記トランスミッタを介してユーザデバイスに信号を送信するように構成されてもよい。
一実施形態では、コントローラは、照明設計アプリケーションの出力ファイルを受信するように構成され、前記照明設計アプリケーションの出力ファイルは、前記構成データ及び/又は前記照明データを含んでもよい。前記照明設計アプリケーションは、例えば、DIALux又は類似のCADベースの照明設計アプリケーションであってもよい。また、前記照明設計アプリケーションは、インテリア(建築)設計アプリケーションと言い表されてもよい。前記出力ファイルは、例えば、レイアウトファイル、例えば、DIALuxからエクスポートされるレイアウトファイルであってもよい。斯くして、レイアウトファイルは、インポートされてもよい。ユーザは、前記レイアウトファイルをデジタル入力してもよい。
さらに、光通信において、複数の光トランスミッタによって同時に発せられる光を得ることは困難であり得る。それゆえ、前述のように、光通信モダリティを考慮する場合、空間内の帯域幅カバレッジを決定することは有利であり得る。したがって、一実施形態では、構成データは、空間のマップを含んでもよく、信号は、空間のマップに表現される空間内の光通信モダリティの帯域幅カバレッジの値表現(value representation)を有するフォーマットを含んでもよい。前記マップは、代替的に、例えば、空間の輪郭、又は、例えば、前記空間の幾何学的インディケーション(geometrical indication)であってもよい。
一実施形態では、少なくとも1つの光トランスミッタのうちの光トランスミッタは、それぞれの照明デバイス内に非対称的に位置付けられてもよく、照明データは、それぞれの照明デバイスに対するそれぞれの光トランスミッタのポジショニングを含んでもよい。
本発明のさらなる目的は、少なくとも上記の課題及び不利な点を緩和する、本発明による改善されたシステムを提供することである。そのために、本発明はさらに、空間内の光通信モダリティの帯域幅カバレッジを決定及び伝えるためのシステムであって、当該システムは、本発明によるコンピューティングデバイスと、前記光通信モダリティで通信するための少なくとも1つの光トランスミッタとを含む、システムを提供する。これにより、本発明によるコンピューティングデバイスに当てはまる利点及び/又は実施形態は、本発明による前記システムに準用してもよい。
一実施形態では、システムは、ユーザデバイスを含み、ユーザデバイスは、照明データ及び/又は構成データをコンピューティングデバイスに送信するように構成され、コンピューティングデバイスは、空間内の光通信モダリティの帯域幅カバレッジを示す信号を前記ユーザデバイスに伝えるように構成される。これは、コンピューティングデバイスが、空間内の光通信モダリティの帯域幅カバレッジを(例えば、ユーザデバイスのユーザインターフェース(例えば、ディスプレイ)に)レンダリングするためにユーザデバイスによって容易に使用されることができるフォーマットで前記帯域幅カバレッジを既に決定しているので、ユーザデバイスが信号を帯域幅カバレッジに変換する必要がないため、有利である。
本発明のさらなる目的は、少なくとも上記の課題及び不利な点を緩和する、空間内の光通信モダリティの帯域幅カバレッジを決定及び伝える改善された方法を提供することである。そのために、本発明は、空間内の光通信モダリティの帯域幅カバレッジを決定及び伝える方法であって、空間は、前記光通信モダリティで通信するための少なくとも1つの光トランスミッタを含み、当該方法は、前記空間の構成を特徴付ける構成データを得ることと、少なくとも1つの光トランスミッタを特徴付ける照明データを得ることと、構成データ及び照明データに基づいて空間内の光通信モダリティの帯域幅カバレッジを決定することと、空間内の光通信モダリティの帯域幅カバレッジを示す信号を伝えることとを含む、方法を提供する。これにより、本発明によるコンピューティングデバイスに当てはまる利点及び/又は実施形態は、本発明による前記方法に準用してもよい。
本発明のさらなる態様は、光トランスミッタについての事前測定された帯域幅カバレッジをデータベースに記憶する改善された方法であって、当該方法は、少なくとも1つの光トランスミッタに関連する照明データ及び/又は構成データを得ることと、少なくとも1つの光トランスミッタに対して空間内で測定ツールを移動することと、測定ツールが空間内の少なくとも1つの光トランスミッタの光通信モダリティの帯域幅カバレッジを測定することと、得られた照明データ及び/又は構成データと関連させて測定された帯域幅カバレッジをデータベースに記憶することとを含む、方法を提供することである。方法のこのようなステップは、ステップを示すボックスで概略的に描かれてもよい。
照明データ及び/又は構成データは、例えば、ユーザ入力によって得られてもよい。測定ツールは、例えば、ポータブルデバイスであってもよい。例えば、測定ツールは、光レシーバであってもよい。
例えば、オフィス内に光トランスミッタを設置する前に、光レシーバが、少なくとも1つの光トランスミッタに対して空間において移動されてもよい。照明データ(すなわち、例えば、少なくとも1つのトランスミッタのタイプ(これに限定されるものではなく、単なる一例である))及び構成データ(少なくとも1つのトランスミッタの高さ(これに限定されるものではなく、単なる一例である))は、ユーザ入力によって提供されてもよい。当該トランスミッタについての及びその設置高さについての測定された帯域幅カバレッジは、データベースに一緒に(altogether)記憶されてもよい。本発明によるコンピューティングデバイスは、前記データベースから前記事前測定された帯域幅カバレッジを取得又は受信してもよい。データベースは、例えば、ローカルデータベースであってもよく、又は、サーバ若しくはクラウド等、外部データベースであってもよい。
したがって、光トランスミッタについての事前測定された帯域幅カバレッジをデータベースに記憶する方法は、有利なことに、空間(例えば、オフィス)内の精緻な光通信構成を設計するために又はこのような構成の性能をチェックするために(空間内の光通信モダリティの帯域幅カバレッジを示す信号を伝えることができる)コンピューティングデバイスにおいて前記事前測定された帯域幅カバレッジを使用することを可能にする。
本発明はさらに、コンピュータプログラムプロダクトに関する。したがって、本発明は、コンピューティングデバイスのためのコンピュータプログラムプロダクトであって、当該コンピュータプログラムプロダクトがコンピューティングデバイスの処理ユニットで実行された場合、本発明による方法を実行するためのコンピュータプログラムコードを含む、コンピュータプログラムプロダクトを提供する。斯くして、本発明の態様は、コンピュータにより実行され得るコンピュータ可読記憶デバイスに記憶されたコンピュータプログラム命令の集合体であってもよいコンピュータプログラムプロダクトにおいて、実施されてもよい。本発明の命令は、スクリプト、解釈可能プログラム、ダイナミックリンクライブラリ(DLL)又はJavaクラスを含むが、これらに限定されない任意の解釈可能又は実行可能コードメカニズムであってもよい。命令は、完全な実行可能プログラム、部分実行可能プログラム、既存のプログラムに対する修正(例えば更新)、又は既存のプログラムに対する拡張(例えば、プラグイン)として提供され得る。さらに、本発明の処理の一部は、複数のコンピュータ又はプロセッサにわたって分散されてもよい。
上述したように、光トランスミッタは、さらに代替的に、それぞれの光トランスミッタを含む照明デバイスであってもよい。したがって、ある態様では、本発明は、空間内の光通信モダリティの帯域幅カバレッジを決定及び伝えるためのコンピューティングデバイスであって、空間は、前記光通信モダリティで通信するためのそれぞれの光トランシーバを含む少なくとも1つの照明デバイスを含み、当該コンピューティングデバイスは、前記空間の構成を特徴付ける構成データを得る、少なくとも1つの照明デバイスを特徴付ける照明データを得る、及び、構成データ及び照明データに基づいて空間内の光通信モダリティの帯域幅カバレッジを決定するように構成されるコントローラを含み、当該コンピューティングデバイスは、空間内の光通信モダリティの帯域幅カバレッジを示す信号を伝えるように構成される出力手段を含む、コンピューティングデバイスを提供してもよい。
さらなる態様において、本発明は、空間内の光通信モダリティの要件パラメータを決定及び伝えるためのコンピューティングデバイスであって、空間は、前記光通信モダリティで通信するための少なくとも1つの光トランスミッタを含み、当該コンピューティングデバイスは、前記空間の構成を特徴付ける構成データを得る及び/又は少なくとも1つの光トランスミッタを特徴付ける照明データを得る、及び、(それぞれ)構成データ及び/又は照明データに基づいて空間内の光通信モダリティの要件パラメータを決定するように構成されるコントローラを含み、当該コンピューティングデバイスは、空間内の光通信モダリティの要件パラメータを示す信号を伝えるように構成される出力インターフェースを含む、コンピューティングデバイスを提供する。これにより、要件パラメータは、モデムの数、モデムのグルーピングのうちの少なくとも一方であってもよい。本発明の第1の目的によるコンピューティングデバイスに当てはまる利点及び/又は実施形態は、本発明のさらなる態様によるこのコンピューティングデバイスに準用してもよい。