JP7216900B2 - 電子機器の制御装置、制御方法及び制御プログラムと、時計、時計本体及びバンド - Google Patents

電子機器の制御装置、制御方法及び制御プログラムと、時計、時計本体及びバンド Download PDF

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本発明は、電子機器の制御装置、制御方法及び制御プログラムと、時計、時計本体及びバンドに関するものである。
従来、例えば下記特許文献1には、腕時計型の電子機器が開示されている。係る電子機器においては、表示装置を有する本体部に、外装体である図案の異なるバンドが着脱可能であるとともに、本体部に装着されたバンドを識別し、装着されたバンドに対応した表示コンテンツを表示装置3に表示させる構成を備えており、これにより興趣性を高めることが可能となっている。
特開2017-167088号公報
しかしながら、上記の電子機器においては、例えば用途の異なるバンドを本体部に装着して使用する場合、バンドの図案に応じた表示コンテンツを本体部の表示装置に表示させることで興趣性を高めることができたとしても、電子機器の使い勝手を向上させることはできなかった。
本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、バンド等の外装体が交換可能な電子機器の使い勝手を向上させることを目的とする。
本発明における電子機器の制御装置は、表示機能以外の機能であって互いに異なる第1機能と第2機能を少なくとも実行可能な電子機器の本体に装着された外装体が、互いに個別に予め作成された複数の外装体のいずれであるかを識別し、前記識別された前記外装体が前記複数の外装体のうちのある外装体である場合に、前記電子機器の少なくとも前記第1機能を有効にし、かつ、前記電子機器の少なくとも前記第2機能を無効にし、前記識別された前記外装体が前記複数の外装体のうちの前記ある外装体とは異なる他の外装体である場合に、前記電子機器の少なくとも前記第2機能を有効にし、かつ、前記電子機器の少なくとも前記第1機能を無効にする、処理部を備え、前記ある外装体及び前記他の外装体の一方は、第1外装体と第2外装体とを含む1組の外装体であり、前記電子機器は、表示機能以外の機能であって互いに異なる第3機能と第4機能を少なくとも実行可能に構成され、前記処理部は、前記第1外装体と前記第2外装体の組合せが第1の組合せと第2の組合せのいずれであるかを識別し、前記識別された前記第1外装体と前記第2外装体の組合せが第1の組合せである場合に、前記電子機器の少なくとも前記第1機能と前記第3機能を有効にし、かつ、少なくとも前記第2機能を無効にし、前記識別された前記第1外装体と前記第2外装体の組合せが前記第1の組合せとは異なる第2の組合せである場合に、前記電子機器の少なくとも前記第2機能と前記第4機能を有効にし、かつ、少なくとも前記第1機能を無効にする、電子機器の制御装置である。
また、本発明における電子機器の制御方法は、表示機能以外の機能であって互いに異なる第1機能と第2機能を少なくとも実行可能な電子機器の本体に装着された外装体が、互いに個別に予め作成された複数の外装体のいずれであるかを識別し、前記識別された前記外装体が前記複数の外装体のうちのある外装体である場合に、前記電子機器の少なくとも前記第1機能を有効にし、かつ、前記電子機器の少なくとも前記第2機能を無効にし、前記識別された前記外装体が前記複数の外装体のうちの前記ある外装体とは異なる他の外装体である場合に、前記電子機器の少なくとも前記第2機能を有効にし、かつ、前記電子機器の少なくとも前記第1機能を無効に前記ある外装体及び前記他の外装体の一方は、第1外装体と第2外装体とを含む1組の外装体であり、前記電子機器は、表示機能以外の機能であって互いに異なる第3機能と第4機能を少なくとも実行可能に構成され、前記第1外装体と前記第2外装体の組合せが第1の組合せと第2の組合せのいずれであるかを識別し、前記識別された前記第1外装体と前記第2外装体の組合せが第1の組合せである場合に、前記電子機器の少なくとも前記第1機能と前記第3機能を有効にし、かつ、少なくとも前記第2機能を無効にし、前記識別された前記第1外装体と前記第2外装体の組合せが前記第1の組合せとは異なる第2の組合せである場合に、前記電子機器の少なくとも前記第2機能と前記第4機能を有効にし、かつ、少なくとも前記第1機能を無効にする、電子機器の制御方法である。
また、本発明における制御プログラムは、表示機能以外の機能であって互いに異なる第1機能と第2機能を少なくとも実行可能な電子機器の本体に装着された外装体が、互いに個別に予め作成された複数の外装体のいずれであるかを識別する機能と、前記識別された前記外装体が前記複数の外装体のうちのある外装体である場合に、前記電子機器の少なくとも前記第1機能を有効にし、かつ、前記電子機器の少なくとも前記第2機能を無効にし、前記識別された前記外装体が前記複数の外装体のうちの前記ある外装体とは異なる他の外装体である場合に、前記電子機器の少なくとも前記第2機能を有効にし、かつ、前記電子機器の少なくとも前記第1機能を無効にする機能と、をコンピュータに実現させ、前記ある外装体及び前記他の外装体の一方は、第1外装体と第2外装体とを含む1組の外装体であり、前記電子機器は、表示機能以外の機能であって互いに異なる第3機能と第4機能を少なくとも実行可能に構成され、前記第1外装体と前記第2外装体の組合せが第1の組合せと第2の組合せのいずれであるかを識別する機能と、前記識別された前記第1外装体と前記第2外装体の組合せが第1の組合せである場合に、前記電子機器の少なくとも前記第1機能と前記第3機能を有効にし、かつ、少なくとも前記第2機能を無効にし、前記識別された前記第1外装体と前記第2外装体の組合せが前記第1の組合せとは異なる第2の組合せである場合に、前記電子機器の少なくとも前記第2機能と前記第4機能を有効にし、かつ、少なくとも前記第1機能を無効にする機能と、を前記コンピュータに実現させる制御プログラムである。
また、本発明における時計は、互いに異なる複数の機能を実行可能な時計本体と、前記時計本体に装着されるバンドと、制御部と、を備え、前記制御部は、表示機能以外の機能であって互いに異なる第1機能と第2機能を少なくとも実行可能な電子機器の本体に装着された外装体が、互いに個別に予め作成された複数の外装体のいずれであるかを識別し、前記識別された前記外装体が前記複数の外装体のうちのある外装体である場合に、前記電子機器の少なくとも前記第1機能を有効にし、かつ、前記電子機器の少なくとも前記第2機能を無効にし、前記識別された前記外装体が前記複数の外装体のうちの前記ある外装体とは異なる他の外装体である場合に、前記電子機器の少なくとも前記第2機能を有効にし、かつ、前記電子機器の少なくとも前記第1機能を無効にし、前記ある外装体及び前記他の外装体の一方は、第1外装体と第2外装体とを含む1組の外装体であり、前記電子機器は、表示機能以外の機能であって互いに異なる第3機能と第4機能を少なくとも実行可能に構成され、前記制御部は、前記第1外装体と前記第2外装体の組合せが第1の組合せと第2の組合せのいずれであるかを識別し、前記識別された前記第1外装体と前記第2外装体の組合せが第1の組合せである場合に、前記電子機器の少なくとも前記第1機能と前記第3機能を有効にし、かつ、少なくとも前記第2機能を無効にし、前記識別された前記第1外装体と前記第2外装体の組合せが前記第1の組合せとは異なる第2の組合せである場合に、前記電子機器の少なくとも前記第2機能と前記第4機能を有効にし、かつ、少なくとも前記第1機能を無効にする、時計である。
また本発明における時計本体は、バンドが装着される、互いに異なる複数の機能を実行可能な時計本体であって、表示機能以外の機能であって互いに異なる第1機能と第2機能を少なくとも実行可能な電子機器の本体に装着された外装体が、互いに個別に予め作成された複数の外装体のいずれであるかを識別し、前記識別された前記外装体が前記複数の外装体のうちのある外装体である場合に、前記電子機器の少なくとも前記第1機能を有効にし、かつ、前記電子機器の少なくとも前記第2機能を無効にし、前記識別された前記外装体が前記複数の外装体のうちの前記ある外装体とは異なる他の外装体である場合に、前記電子機器の少なくとも前記第2機能を有効にし、かつ、前記電子機器の少なくとも前記第1機能を無効にする、制御部を備え、前記ある外装体及び前記他の外装体の一方は、第1外装体と第2外装体とを含む1組の外装体であり、前記電子機器は、表示機能以外の機能であって互いに異なる第3機能と第4機能を少なくとも実行可能に構成され、前記制御部は、前記第1外装体と前記第2外装体の組合せが第1の組合せと第2の組合せのいずれであるかを識別し、前記識別された前記第1外装体と前記第2外装体の組合せが第1の組合せである場合に、前記電子機器の少なくとも前記第1機能と前記第3機能を有効にし、かつ、少なくとも前記第2機能を無効にし、前記識別された前記第1外装体と前記第2外装体の組合せが前記第1の組合せとは異なる第2の組合せである場合に、前記電子機器の少なくとも前記第2機能と前記第4機能を有効にし、かつ、少なくとも前記第1機能を無効にする、時計本体である。
また本発明におけるバンドは、前記時計本体に装着されるバンドであって、自己の識別に使用される識別情報を前記時計本体へ提供する無線タグを備えたことを特徴とするバンドである。
本発明によれば、バンド等の外装体が交換可能な電子機器の使い勝手を向上させることができる。
本発明の一実施形態における電子機器の概略図である。 電子機器の電気的構成の概略を示すブロック図である。 電子機器のCPUの処理内容を示すフローチャートである。 図3に続くフローチャートである。 図3に続くフローチャートである。 ランニング用のバンドの装着時における表示部の画面遷移図である。 サイクリング用のバンドの装着時における表示部の画面遷移図である。 ビジネス用のバンドの装着時おける表示部の画面遷移図である。 睡眠用のバンドの装着時における表示部の画面遷移図である。 異なる用途のバンドの装着時における表示部の初期画面を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態における電子機器1の概略図である。図1に示したように、本実施例の電子機器1は腕時計型の装置(スマートウォッチ等)であり、時計本体に相当する機器本体2と、機器本体2に取り付けられた美錠3aを有する第1バンド3と、それに美錠3aを介して連結される第2バンド4とを備えている。
機器本体2には、表示部5と操作スイッチ6,7とが設けられている。表示部5は、表示内容として、例えば、時刻情報を含む盤面情報を表示するものであり、表示部5には後述する各種情報が表示される。なお、操作スイッチ6は、電子機器1の電源のオンオフや動作モードの切換等に使用され、操作スイッチ7は、電子機器1の機能に関する設定、表示部5の表示内容の変更、表示動作のオンオフ等の操作にも使用される。
第1バンド3及び第2バンド4は、交換機構(例えばレバーの付いたアビエ式バネ棒)を介して機器本体2にそれぞれ取り付けられている。これらの第1バンド3及び第2バンド4は、電子機器1を装着するユーザがファッションや用途に合わせて予め個別に設けられているデザインや色、素材等が異なる他の第1バンド103や第2バンド104等と交換可能である。なお、第1バンド3及び第2バンド4の取り付け構造はこれに限らない。例えば機器本体2に、第1バンド3や第2バンド4を着脱可能に係止するとともに、それらの係止状態を解除するボタンやレバー等が設けられた装着部が設けられている構成でも構わない。
また、第1バンド3及び第2バンド4には、無線タグ8がそれぞれ設けられている。本実施形態における無線タグ8は、NFC(Near Field Communication)規格に基づく無線通信を行うNFCタグである。無線タグ8は、第1バンド3や第2バンド4に埋め込まれており外部から視認できないよう構成されている。なお、無線タグ8は、第1バンド3や第2バンド4と一体化されていればよく、例えば第1バンド3や第2バンド4の表面に嵌め込まれていたり、接着されたりすることにより外部から視認できる構成であっても構わない。無線タグ8には、識別情報が格納されたメモリとアンテナとが内蔵されており、電子機器1からから電波を介して電力を供給され、その電力に基づいて動作することにより、電子機器1に識別情報を送信する。なお、無線タグ8の具体的な構造、形状や位置は任意である。また、識別情報には、第1バンド3や第2バンド4の用途の種類を示す用途番号が含まれる。本実施形態において第1バンド3や第2バンド4の用途は「ランニング」、「サイクリング」、「ビジネス」、「睡眠」である。なお、ランニングは、ユーザが自身で走行する運動、例えばジョギング又はトレッキングでもよい。また、ランニングなどの走行する運動に代えて、または、これとともに、ウォーキング(歩行)スイミングやヨガ、フィットネス等の走行以外の種々の運動でもよい。
図2は、機器本体2の電気的構成の概略を示すブロック図である。図2に示すように、機器本体2は、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、RTC(Real Time Clock)14と、入力部15、センサ部16、タッチ表示部17、非接触通信部18、スピーカ20を備えている。
CPU11は、ROM12に記憶されているプログラムに従い機器本体2の全体を制御する。ROM12は記憶内容が書き換え可能な不揮発性メモリである。RAM13は、CPU11が必要に応じて各種のデータを一時記憶するための作業用のメモリである。RTC14は現在時刻を計時するとともにカレンダー機能を有しており、現在の日付情報と時刻情報とをCPU11に供給する。センサ部16は、加速度センサ、心拍センサ(光電式脈波センサ)、地磁気センサ、ジャイロセンサ、気圧センサ等の各種のセンサにより構成され、それら各種センサの検出結果をCPU11に供給する。
ここで、各種のセンサには、GPS(Global Positioning System)衛星から送信されるGPS衛星信号を受信し、緯度経度及び高度で表される電子機器1の位置、高度、速度を含む測位情報を取得するGPSセンサが含まれ、センサ部16は、GPSセンサが計測した測位情報もCPU11に供給する。なお、このGPSセンサは、上記の測位情報が取得できるものであれば、GPSではなく、みちびき、GLONASS(Global Navigation Satellite System)やGALILEO、Beidou(BeiDou Navigation Satellite System)等の他の衛星測位システムを利用したセンサとしても良い。また、ROM12には、上記プログラムの他に、ユーザにより設定された電子機器1が有する各種機能に関する設定情報や、電子機器1が取得した各種データが記憶されている。
入力部15は前記操作スイッチ6,7により構成される。なお、操作スイッチ6,7の操作状態がCPU11により逐次検出される。タッチ表示部17は、機器本体2の表示部5を構成するものであり、具体的にはLCD(Liquid Crystal Display)などのディスプレイ上にタッチパネルが積層配置された構成である。タッチ表示部17は、CPU11による制御に従い、ユーザに提供する各種情報からなる盤面情報を所定の表示フォーマットで表示する。また、タッチ表示部17は、表示部5に対するユーザのタッチ操作を検出し、操作情報としてCPU11に供給する。
非接触通信部18は、アンテナ19を介して第1バンド3や第2バンド4に設けられている無線タグ8とNFC規格に基づく無線通信を行い、双方の無線タグ8から識別情報を個別に読み出しCPU11に供給する。そのため、アンテナ19は、双方の無線タグ8と個別に通信可能な構成、及び配置で機器本体2内に設けられている。なお、アンテナ19は、第1バンド3側の無線タグ8との通信用と、第2バンド4側の無線タグ8との通信用とに個別に設けられていてもよい。
一方、電子機器1は、CPU11がROM12に記憶されているプログラムに基づき動作することにより実行可能な機能として、ユーザにおける電子機器1の複数の用途に対応する第1機能~第4機能を含む複数の機能を有している。
ここで第1機能はランニング時に有用な機能であり、この機能には、例えばセンサ部16のGPSセンサによる電子機器1の測位情報の取得が含まれる。また、第2機能はユーザの睡眠を支援するとともに、ユーザの睡眠状態等を取得する機能であり、この機能には、例えばセンサ部16の加速度センサによる加速度の検出や心拍センサによる心拍(脈拍)の検出が含まれる。また、第3機能はサイクリング時に有用な機能であり、この機能には、第1機能と同様に、例えばセンサ部16のGPSセンサによる電子機器1の測位情報の取得が含まれる。また、第4機能はビジネスでの使用時に有用な機能であり、この機能には、例えばセンサ部16の心拍センサによる心拍(脈拍)の検出が含まれる。なお、上記各機能についての詳細は後述する。
そして、ユーザにおいては、電子機器1に用意されている複数の動作モードの中から特定の動作モードを設定することにより、第1機能~第4機能を選択的に利用することができる。本実施形態においてユーザは、動作モードをランニングモードに設定することにより第1機能を利用することができ、動作モードを睡眠モードに設定することにより第2機能を利用することができ、動作モードをサイクリングモードに設定することにより第3機能を利用することができ、動作モードをビジネスモードに設定することにより第4機能を利用することができる。なお、ユーザによる動作モードの設定は、例えば表示部5をタップやフリックにより行われる。
次に、電子機器1の本発明に係る動作について説明する。図3~図5は、機器本体2のCPU11の処理内容を示すフローチャートであり、決められたサイクルの動作タイミングでCPU11が繰り返し実行する処理を示す図である。具体的に述べると、このフローチャートは、主として電子機器1のバンド交換に伴いCPU11が実行する処理を示すものである。
CPU11は、上記のようなあるタイミングで動作を開始すると、まず、その時点がバンドの交換時であるか否かを判定する(ステップS1)。係る判定は、例えば、機器本体2に設けられた加速度センサを用いて行われる。より具体的には、予めバンド交換時における機器本体2の加速度の遷移データと、バンド交換時以外の時の機器本体2の加速度の遷移データとの各々を多数、取得し、取得したこれらの加速度の遷移データを用いた教師ありの機械学習により、識別器(例えばサポート・ベクター・マシンやニューラルネットワークなど)が生成されている。この場合、識別器は、入力された機器本体2の加速度の遷移データがバンド交換時の加速度の遷移データであるか否かを識別できるように、機械学習されている。そしてステップS1の処理では、ステップS1の実行時に取得された加速度の遷移データを上記の識別器に入力することにより得られた識別結果に基づいて、バンドの交換時であるか否かを判定する。
バンドの交換時でないと判定した場合(ステップS1:NO)、CPU11は、直ちに処理を終了する。これに対し、バンドの交換時であると判定した場合(ステップS1:YES)、CPU11は、非接触通信部18を動作させて無線タグ8からの識別情報の読み取りを実施する(ステップS2)。ここで、識別情報が読み取れない場合(ステップS3:NO)、CPU11は、識別情報が読み取れない旨を表示部5に表示する(ステップS4)。なお、識別情報が読み取れない場合には、電子機器1に無線タグ8を有していないバンドが取り付けられている場合も含まれる。その後、CPU11は、直前に設定されていた後述するいずれかの動作モードを維持したまま(ステップS5)、処理を終了する。
一方、識別情報が読み取れ(ステップS3:YES)、かつ読み取れた識別情報が1つであった場合(ステップS6:YES)、CPU11は、読み取った識別情報に含まれる用途番号に対応する用途を確認する(ステップS7)。すなわち本実施形態においては、交換された第1バンド3及び第2バンド4の用途が「ランニング」、「サイクリング」、「ビジネス」、「睡眠」の何れであるかを確認する。そして、CPU11は、確認した用途に応じて以下に述べるステップS8~S23の処理を行う。
まず、CPU11は、確認した用途が「ランニング」であれば、電子機器1が有する前述した複数の機能における、第1機能を有効にするとともに、第2機能~第4機能を無効にする(ステップS8)。ここで、機能を無効にするとは、ユーザがその機能を使用することができない状態とすることを意味する。したがって、この時点で、動作モードが、第1機能を使用するランニングモードに強制的に設定(固定)される。同時に、表示部5のタップやフリックによる通常のモード選択操作を行っても、ユーザが他の動作モードを選択することができない状態となる。また、既説したように第1機能には電子機器1の測位情報の取得が含まれ、CPU11は、この時点でセンサ部16のGPSセンサによる電子機器1の位置計測を開始する。そして、CPU11は、表示部5において、有効化された機能に基づく情報群、つまりランニング時に有用な各種情報からなる盤面情報の表示を開始する(ステップS9)。なお、図示しないが、上記ステップS8,S9の処理は、ユーザによって動作モードが第1機能を使用する動作モードに設定されている状況下、つまりバンド交換前に、ユーザによってランニングモードが設定されていた状況下ではスキップされる。
図6(a)は、この場合における盤面情報を例示する図であり、ステップS9の処理に伴い表示部5に表示される初期画面G11を示す図である。この初期画面G11には、例えば月初めから現在までのランニング距離を示す月間距離情報51、日付と曜日を横並びで示すカレンダー情報52、現在時刻をデジタルで示す時刻情報53、直近の各週におけるランニング距離を示す週別距離情報54の各種情報からなる盤面情報が決められたフォーマットで表示される。
その後、CPU11は、ユーザによって動作の開始指示があるか否かを確認する(ステップS10)。本実施形態における開始指示は、予め決められている一回の操作、例えば表示部5に対するタップやフリックにより行われる。ここで開始指示がなければ(ステップS10:NO)、CPU11は、この時点で処理を終了する。この場合、第1機能が有効で、かつ第2機能~第4機能が無効となった状態が維持されるとともに、初期画面G11の表示も維持される。一方、CPU11は、初期画面G11の表示中に開始指示があると(ステップS10:YES)、直ちにラニング計測処理を実行する(ステップS11)。
このラニング計測処理は、ステップS9の盤面情報の表示処理と共に前記第1機能を実現するために実行される処理であって、センサ部16における前述した各種センサの検出結果に基づいてランニング中におけるユーザの心拍数、ユーザの走行距離、ユーザの走行速度、ユーザの消費カロリー、ユーザのラップタイム、ユーザの走行開始からの経過時間、ユーザの平均ストライド、ユーザのピッチ、ユーザの走行経路等の情報を取得(導出)して記憶するとともに、その一部をユーザに逐次提供する機能に関する処理である。ここで、これらのユーザの心拍数、ユーザの走行距離、ユーザの走行速度、ユーザの消費カロリー、ユーザのラップタイム、ユーザの走行開始からの経過時間、ユーザの平均ストライド、及びユーザのピッチが、ユーザの走行中の運動情報に相当する。また、この場合の各種の情報の導出手法は周知であるので、その詳細な説明は省略する。
ランニング計測処理に際してCPU11は、表示部5の表示画面を初期画面G11から図6(b)に示したようなスタート画面G12に切り替える。このスタート画面G12は、ユーザに対してランニングを開始するタイミングを知らせるものであり、CPU11は、スタートまでの残り時間を秒単位でカウントダウンし、その残り時間情報55を画面内に表示する。そして、CPU11は、ランニング開始タイミングが到来したタイミングで、表示部5の表示画面をスタート画面G12から図6(c)に示したような計測画面G13に切り替えて、ランニング開始後の経過時間を示す時間情報56及び走行距離を示す距離情報57、心拍数を示す心拍情報58を表示部5の画面内に表示する。これにより、第1バンド3や第2バンド4が交換された直後の処理を終了する。
また、CPU11は、ステップS7の処理で確認した用途が「サイクリング」であれば、電子機器1が有する前述した複数の機能における、第3機能を有効にするとともに、第1、第2、第4機能を無効にする(ステップS12)。ここでも、機能を無効にするとは、ユーザがその機能を使用することができない状態とすることを意味する。したがって、この時点で、動作モードが、第3機能を使用するサイクリングモードに強制的に設定(固定)される。同時に、表示部5のタップやフリックによる通常のモード選択操作を行っても、ユーザが他の動作モードを選択することができない状態となる。また、既説したように第3機能には、第1機能と同様、センサ部16のGPSセンサによる電子機器1の測位情報の取得が含まれ、CPU11は、この時点でセンサ部16のGPSセンサによる電子機器1の位置計測を開始する。そして、CPU11は、表示部5において、有効化された機能に基づく情報群、つまりサイクリングの際に有用な各種情報からなる盤面情報の表示を開始する(ステップS13)。なお、図示しないが、上記ステップS12,S13の処理は、ユーザによって動作モードが第3機能を使用する動作モードに設定されている状況下、つまりバンド交換前に、ユーザによってサイクリングモードが設定されていた状況下ではスキップされる。
図7(a)は、この場合における盤面情報を例示する図であり、ステップS13の処理に伴い表示部5に表示される初期画面G21を示す図である。この初期画面G21は、基本的に図6に示した初期画面G11と同様である。但し、この初期画面G21に表示される月間距離情報51と週別距離情報54はサイクリングにおける走行距離である。
その後、CPU11は、ユーザによって動作の開始指示があるか否かを確認し、ここで開始指示がなければ(ステップS14:NO)、CPU11は、この時点で処理を終了する。この場合、第3機能が有効で、かつ第1,第2、第4機能が無効となった状態が維持されるとともに、初期画面G21の表示も維持される。一方、CPU11は、初期画面G21の表示中に開始指示があると(ステップS14:YES)、直ちにサイクリング計測処理を実行する(ステップS15)。
このサイクリング計測処理は、ステップS13の盤面情報の表示処理と共に前記第3機能を実現するために実行される処理であって、前述したランニング計測処理の場合とほぼ同様の情報を取得(導出)して記憶するとともに、その一部をユーザに逐次提供する機能に関する処理である。この場合のこれらの情報(サイクリング中のユーザの心拍数、ユーザの走行距離、ユーザの走行速度、ユーザの消費カロリー、ユーザのラップタイム、ユーザの走行開始からの経過時間)が、ユーザの自転車走行中の運動情報に相当する。なお、係る処理では、ランニング計測処理とは異なり、平均ストライド、ピッチに代えて、走行経路上の各地点における道路勾配に関する情報を取得(導出)して記憶する。この場合の導出手法も周知であるので、その詳細な説明は省略する。
サイクリング計測処理に際してCPU11は、表示部5の表示画面を初期画面G21から図7(b)に示したようなスタート画面G22に切り替え、スタートまでの残り時間情報55をカウントダウンして画面内に表示する。そして、CPU11は、走行開始タイミングが到来したタイミングで、表示部5の表示画面をスタート画面G22から図7(c)に示したような計測画面G23に切り替えて、各種情報を画面内に表示する。これにより、第1バンド3や第2バンド4が交換された直後の処理を終了する。
また、CPU11は、ステップS7の処理で確認した用途が「ビジネス」であれば、電子機器1が有する前述した複数の機能における、第4機能を有効にするとともに、第1~第3機能を無効にする(ステップS16)。ここでも、機能を無効にするとは、ユーザがその機能を使用することができない状態とすることを意味する。したがって、この時点で、動作モードが、第4機能を使用するビジネスモードに強制的に設定(固定)される。同時に、表示部5のタップやフリックによる通常のモード選択操作を行っても、ユーザが他の動作モードを選択することができない状態となる。そして、CPU11は、表示部5において、有効化された機能に基づく情報群、つまりビジネスでの使用時に有用な各種情報からなる盤面情報の表示を開始する(ステップS17)。なお、図示しないが、上記ステップS16,S17の処理は、ユーザによって動作モードが第4機能を使用する動作モードに設定されている状況下、つまりバンド交換前に、ユーザによってビジネスモードが設定されていた状況下ではスキップされる。
図8(a)は、この場合における盤面情報を例示する図であり、ステップS17の処理に伴い、表示部5に表示される初期画面G31を示す図である。この初期画面G31には、例えば予定されている会議の開始時刻を示す時刻情報61、予定されている面談の開始時刻を示す時刻情報62、現在時刻を時針と分針で示す時刻情報63、日付と曜日を上下に並べて示すカレンダー情報64、予め設定されている2都市の現在時刻を示すワールド時刻情報65の各種情報からなる盤面情報が決められたフォーマットで表示される。ここで、会議や面談の開始時刻を示す時刻情報61,62は、ユーザによって電子機器1に予め登録され、ROM12にいるユーザの業務に係る種々の業務情報に含まれる業務のスケジュール情報の一部である。
その後、CPU11は、前述した他の場合と同様、開始指示があるか否かを確認し、開始指示がなければ(ステップS18:NO)、この時点で処理を終了する。この場合、第4機能が有効で、かつ第1機能~第3機能が無効となった状態が維持されるとともに、初期画面G31の表示も維持される。一方、CPU11は、初期画面G31の表示中に開始指示があると(ステップS18:YES)、直ちにマインドフルネス支援処理を実行する(ステップS19)。
このマインドフルネス支援処理は、ステップS17の盤面情報の表示処理と共に前記第4機能を実現するために実行される処理であって、ユーザが、仕事のパフォーマンス向上を期待できるマインドフルネス瞑想を行う場合に、それを支援する処理である。係るマインドフルネス支援処理に際してCPU11は、先ず、表示部5の表示画面を初期画面G31から図8(b)に示したようなスタート画面G32に切り替えるとともに、センサ部16の心拍(脈拍)センサによる心拍の検出を開始する。このときCPU11は、瞑想をイメージさせるオブジェクト(静止画や動画)66を画面内に表示するとともに、瞑想の手順を説明するキャプション67を画面内に順に表示する。
そして、所定時間が経過した後、CPU11は、心拍の検出を終了し、前記時間内における心拍間隔の変化に基づいて、ユーザのストレスを表す公知のストレス指標(LF/HF)を算出する。しかる後、CPU11は、表示部5の表示画面をスタート画面G32から図8(c)に示したような計測結果画面G33に切り替えて、ストレス指標の算出結果、つまり現在のストレス状態を示すゲージ68と数値情報69を、マインドフルネス瞑想の効果度合を示す情報として画面内に表示する。これにより、第1バンド3や第2バンド4が交換された直後の処理を終了する。また、CPU11は、算出されたストレス指標がユーザの勤務中に算出されたか否かを、ユーザの業務のスケジュール情報に基づいて判定し、ユーザの勤務中に算出されたと判定した場合には、このストレス指標を、業務に係るストレス指標(業務情報)として出力してもよい。
また、CPU11は、ステップS7の処理で確認した用途が「睡眠」であれば、電子機器1が有する前述した複数の機能における、第2機能を有効にするとともに、第1、第3、第4機能を無効にする(ステップS20)。ここでも、機能を無効にするとは、ユーザがその機能を使用することができない状態とすることを意味する。したがって、この時点で、動作モードが、第2機能を使用する睡眠モードに強制的に設定(固定)される。同時に、表示部5のタップやフリックによる通常のモード選択操作を行っても、ユーザが他の動作モードを選択することができない状態となる。そして、CPU11は、表示部5において、有効化された機能に基づく情報群、つまり睡眠に関する各種情報からなる盤面情報の表示を開始する(ステップS21)。なお、図示しないが、上記ステップS20,S21の処理は、ユーザによって動作モードが第2機能を使用する動作モードに設定されている状況下、つまりバンド交換前に、ユーザによって睡眠モードが設定されていた状況下ではスキップされる。
図9(a)は、この場合における盤面情報を例示する図であり、具体的には、ステップS21の処理に伴い、表示部5に表示される初期画面G41を示す図である。この初期画面G41には、例えば昨日の睡眠時間を示す睡眠時間情報71、直前1週間の睡眠時間の平均を示す平均時間情報72、日付と曜日を横並びで示すカレンダー情報52、現在時刻をデジタルで示す時刻情報53、昨日の入眠に要した時間を示す入眠時間情報73、直前1週間の入眠時間の平均を示す平均入眠時間情報74の各種情報からなる盤面情報が決められたフォーマットで表示される。なお、ユーザにより予め初期画面G41における表示項目の変更が行われている場合、図示しないが初期画面G41には、入眠時間情報73や平均入眠時間情報74に代えて、昨日の睡眠期間中におけるレム睡眠状態とノンレム睡眠状態との分布を示す睡眠状態分布情報が表示される。
その後、CPU11は、前述した他の場合と同様、開始指示があるまで指示待ちを行い、開始指示がなければ(ステップS22:NO)、この時点で処理を終了する。この場合、第2機能が有効で、かつ第1、第3、第4機能が無効となった状態が維持されるとともに、初期画面G41の表示も維持される。一方、CPU11は、初期画面G41の表示中に開始指示があると(ステップS22:YES)、直ちに睡眠導入処理を実行する(ステップS23)。
この睡眠導入処理は、ステップS21の盤面情報の表示処理と共に前記第2機能を実現するために実行される処理であって、ユーザの睡眠を支援する機能に関する処理である。係る睡眠導入処理に際してCPU11は、先ず、表示部5の表示画面を初期画面G41から図9(b)に示したような音楽再生画面G42に切り替えて、ROM12に記憶されている楽音データに基づきリラックス効果のある睡眠導入音楽の再生を開始する。また、これと並行してCPU11は、加速度センサ及び心拍センサの検出結果に基づいて、ユーザが睡眠状態に入った否かを判断する処理を繰り返す。具体的には、加速度センサにより加速度や角速度等の体動情報を取得し、心拍センサにより心拍の拍動情報を取得する。そして、体動情報及び拍動情報に基づいて、ユーザに動きが閾値以下で、かつ心拍数が閾値(安静の値)よりも下がったか否かを確認する処理を繰り返す。
そして、CPU11は、ユーザが睡眠状態に入ったと判断できた時点、つまり上記の条件を満足した時点で、睡眠導入音楽の再生を終了するとともに、その時点の時刻を入眠時刻として記録する。また、CPU11は、表示部5の表示画面を音楽再生画面G42から図9(c)に示したような検知結果画面G43に切り替えて、入眠時刻を示す時刻情報75をカレンダー情報52及び時刻情報53と共に表示部5の画面内に表示する。これにより、第1バンド3や第2バンド4が交換された直後の処理を終了する。
なお、既説したように、ユーザにより初期画面G41の表示項目の変更が行われており、初期画面G41に昨日の睡眠期間中におけるレム睡眠状態とノンレム睡眠状態との分布を示す睡眠状態分布情報を表示させる場合、ステップS23の睡眠導入処理においては、上記の処理に加えて以下の睡眠状態推定処理が行われる。例えば拍動情報から一定時間毎の特徴量(例えば、心拍間隔の平均、標準偏差、LF/HF比など)を算出し、時系列に得られた特徴量から特徴量系列を生成するとともに、予め学習済みの睡眠ステージ確率推定モデルを利用して、各時刻における特徴量から睡眠ステージ(睡眠状態)を推定する。そして、睡眠ステージがレム睡眠状態とノンレム睡眠状態の各ステージと推定した各期間をそれぞれ上記の睡眠状態分布情報として記録する。
以上の処理により、第1バンド3や第2バンド4が他の用途のバンドに交換された際には、機器本体2に取り付けられた第1バンド3及び第2バンド4の用途の違いに応じて、各々の用途に対応する第1機能~第4機能のいずれかの機能が自動的に有効化され、かつそれ例外の機能が無効化される。それに伴い、表示部5に表示される盤面情報が自動的に変化することとなる。
一方、前述したステップS6の判別結果がNOであって、読み取れた識別情報が1つでない場合、つまり読み取れた識別情報が2つであり、図1に示したように、機器本体2に、無線タグ8がそれぞれ設けられている第1バンド3及び第2バンド4が取り付けられている場合、CPU11は、図5に示した以下の処理を行う。
まず、CPU11は、第1バンド3及び第2バンド4から読み取った各々の識別情報に含まれる用途番号が同一であるか否かを確認し、同一である場合には(ステップS24:YES)、前述したステップS7の処理へ進み、用途番号に対応する用途を確認し、確認した用途に応じて前述したステップS8~S23のいずれかの処理を行う。
これに対し、第1バンド3及び第2バンド4から読み取った各々の識別情報に含まれる用途番号が同一でない場合(ステップS24:NO)、CPU11は、まず、各々の用途番号に対応する2種類の用途に対応する各機能の組合せが特定の組合せか否かを確認する(ステップS25)。すなわち、上記2種類の用途の組合せが予め想定される組合せであって、各用途に対応する各機能の組合せが予め決められている1又は複数の組合せのいずれかに該当するか否かを確認する。
そして、CPU11は、上記2種類の用途に対応する2種類の機能の組合せが特定の組合せでない場合(ステップS25:NO)、この時点で処理を終了する。その場合には、直前に設定されていた動作モードが維持され、かつその動作モードに対応する盤面情報の表示部5への表示も維持される。逆に上記2種類の機能の組合せが特定の組合せであった場合(ステップS25:YES)、CPU11は、上記2種類の機能を有効にするとともに、その他の2種類の機能を無効にする(ステップS26)。例えば、上記2種類の用途が「ランニング」と「ビジネス」であり、それらに対応する第1機能と第4機能の組合せが特定の組合せである場合には、第1機能と第4機能とを有効にするとともに、第2機能と第3機能とを無効にする。そして、CPU11は、表示部5において、有効化された2つの機能に基づく情報群、つまり2種類の用途での使用時に有用な各種情報からなる盤面情報の表示を開始する(ステップS27)。
図10は、この場合の表示部5における盤面情報を例示する図であり、上述した例のように2種類の用途が「ランニング」と「ビジネス」であって、第1機能と第4機能とが有効にされた場合に、ステップS27の処理に伴い表示部5に表示される初期画面G51を例示する図である。この初期画面G51には、例えば図6(a)に例示した月間距離情報51と、昨日の睡眠時間を示す睡眠時間情報71、図8(a)に例示した時刻情報63、カレンダー情報64、ワールド時刻情報65とからなる盤面情報が決められたフォーマットで表示される。そして、このような表示を開始した後、CPU11は、第1バンド3や第2バンド4が交換された直後の処理を終了する。
この場合、すなわち機器本体2に用途が異なるバンドが取り付けられることに伴い、図に例示したような初期画面G51が表示された場合、ユーザは、表示部5のタップやフリックすることにより、その時点で有効となっている2つの機能、すなわちこの例では第1機能または第4機能の2つの機能のいずれかを選択することによって、所望する機能を、電子機器1に直ちに実行させることができる。
なお、前述した一連の処理において、表示部5に前述した初期画面G11,G21,G31,G41のいずれかが表示されている間、CPU11には以下の処理を行わせてもよい。すなわちバンド交換に伴い第1機能~第4機能のうちバンドの用途に対応する特定の機能のみが有効化され、他の機能が無効化されている状態、つまり動作モードがバンドの用途に対応する動作モードに固定された状態では、CPU11に、その状態を解除するための操作、例えば操作スイッチ6,7の長押し等による解除操作が行われたか否かを確認させ、解除操作があれば上記の状態を解除する処理を行わせてもよい。これにより、ユーザは、表示部5のタップやフリックによる通常のモード選択操作によって、動作モードを適宜選択することにより、前述した第1~第4の機能を含む任意の機能を使用することができる。つまり、電子機器1において任意の機能を実行させることができる。
以上のように、本実施形態の電子機器1においては、第1バンド3や第2バンド4の交換時には、機器本体2に取り付けられた第1バンド3及び第2バンド4が識別され、それらの用途に対応する特定の機能のみが自動的に有効とされるようにした。すなわち電子機器1が有する複数の機能のうちの特定の機能であって、第1バンド3及び第2バンド4に対応する機能が自動的に有効となり、かつ他の機能が無効とされるようにした。
そのため、ユーザが第1バンド3や第2バンド4を異なる用途のバンドに交換した際には、ユーザが用途に合わせて動作モードを自分で設定する、つまり特定の機能を自分で有効にするといった操作が不要となる。これにより電子機器1の使い勝手を向上させることができる。また、バンド交換に伴いユーザの意図しない機能が誤って実行されることが防止できる。例えばビジネス用のバンドの装着時に、誤ってランニング時に有用な第1機能や、ユーザの睡眠を支援する第2機能が実行されことを防止できる。特に誤って第1機能が実行された場合には、ユーザの知らない間にGPSセンサによる位置計測により電力が無駄に消費されることとなるため、その効果が大である。
さらに、機器本体2に用途が異なるバンドが取り付けられた際、それら2種類の用途に対応する2種類の機能の組合せが、予め決められている1又は複数の組合せのいずれかに該当する特定の組合せである場合には、自動的に上記2種類の機能が有効となり、その他の2種類の機能が無効となるようにした。これにより電子機器1の使い勝手をさらに向上させることができる。
しかも、本実施形態においては、第1バンド3及び第2バンド4の交換に伴い、第1バンド3及び第2バンド4の用途に対応する特定の機能(但し、1つの機能)が有効化された際には、その特定の機能が、例えば表示部5に対するタップやフリックによる一回の操作により直ちに実行される。したがって、ユーザは、第1バンド3及び第2バンド4の用途に対応する特定の機能を直ちに使用することができるため、電子機器1の使い勝手をより一層向上させることができる。
なお、本実施形態においては、上記のように、第1バンド3及び第2バンド4の用途に対応する特定の機能が、一回の操作により直ちに実行される構成としたが、本発明の実施に際しては以下のように構成してもよい。すなわち、第1バンド3及び第2バンド4の交換に伴い、第1バンド3及び第2バンド4の用途に対応する特定の機能(但し、1つの機能)を有効化した後、その特定の機能に付随する他の機能が存在する場合には、係る他の機能をユーザが必要に応じて実行させることができるように構成してもよい。特定の機能に付随する他の機能としては、ユーザの睡眠を支援する第2機能が特定の機能である場合には、例えば睡眠導入処理で再生される睡眠導入音楽をユーザに選択させる機能である。また、特定の機能に付随する他の機能には、表示部5に表示される初期画面G11,G21,G31,G41,G51の表示項目の設定(変更)も含まれる。
また、本実施形態では、第1バンド3や第2バンド4の用途は「ランニング」、「サイクリング」、「ビジネス」、「睡眠」の4種類であり、電子機器1が、これらの用途に対応する機能として第1機能~第4機能を有している場合について説明した。しかし、本発明において、第1バンド3や第2バンド4の用途に対応する機能の具体的な内容は、前述したものに限らず適宜変更することができる。例えば、ビジネスでの使用時に有用な第4機能の実行時における具体的な処理を、ユーザの業務に係る業務情報を含む盤面情報の表示処理及びマインドフルネス支援処理とした場合について説明したが、マインドフルネス支援処理は廃止してもよい。また、業務情報は、予め登録されROM12に記憶されている進行中のプロジェクトの情報、取引先の住所・電話番号などであってもよい。
ここで、本実施形態においては、機器本体2のCPU11が、図3~図5に示した処理を決められたサイクルの動作タイミングで繰り返すものであり、第1バンド3や第2バンド4が交換されたか否かを、加速度センサを用いて判定する構成について説明した。しかし、係る構成については適宜変更することができる。例えば、機器本体2に、第1バンド3や第2バンド4が装着されていないときにはオフ状態となり、装着されているときにはオン状態となる検出スイッチを設け、その検出スイッチを用いてCPU11が第1バンド3や第2バンド4が交換されたか否かを判定するように構成しても良い。
また、これとは別に、第1バンド3や第2バンド4が交換されたか否かを自動的に判定(又は検出)することなく、ユーザによって電子機器1の使用を開始するためのスイッチ操作が行われたタイミングでCPU11が図3のステップS2以降の処理を実行する構成としても良い。なお、電子機器1の使用を開始するための操作は、例えば電源をオンとするスイッチ操作や、表示部5(タッチ表示部17)の表示動作がオフ状態にあるとき、それがオン状態とするためのスイッチ操作である。
また、本実施形態においては、機器本体2(CPU11)が、第1バンド3及び第2バンド4の用途を、それらに設けた無線タグ8から読み出した識別情報に基づき識別する構成について説明した。しかし、本発明において、第1バンド3及び第2バンド4の用途の具体的な識別方法は任意である。すなわち、第1バンド3及び第2バンド4は機器本体2に装着された状態で識別情報を機器本体2に提供可能な構成であればよい。したがって、本発明の実施に際しては以下のような構成とすることができる。
例えば第1バンド3及び第2バンド4に、無線タグ8に代えて識別情報が格納されたメモリ、及びメモリから識別情報を読み出すための出力端子を設ける一方、その出力端子が接触する入力端子を機器本体2に設けるようにしても良い。その場合、機器本体2は、装着された第1バンド3及び第2バンド4の各々のメモリから識別情報を直接読み出すことによって、第1バンド3及び第2バンド4の用途を識別することができる。
また、例えば機器本体2の、第1バンド3や第2バンド4の取付部に、3以上の複数のスイッチ端子を設ける一方、第1バンド3や第2バンド4に、機器本体2への取付時に複数のスイッチ端子の特定の2つを選択的に連結(導通状態とする)する連結端子を無線タグ8に代えて設け、連結されたスイッチ端子の組み合わせの違いによって、第1バンド3及び第2バンド4の用途を識別するようにしても良い。
また、本実施形態においては、第1バンド3及び第2バンド4の用途の違いに応じて表示部5に表示される盤面情報を変化させる場合について説明したが、表示部5に表示される盤面情報は、例えば第1バンド3や第2バンド4の色やデザインの違いに応じて変化させても良い。その場合には、例えば第1バンド3や第2バンド4に設ける無線タグ8に、用途番号に代えて、又は用途番号に加えて各々の色やデザインを示すデザイン情報を識別情報と共に格納しておき、そのデザイン情報に応じて表示部5に表示される盤面情報の色調やデザインを制御すればよい。
さらに、機器本体2に提供する識別情報には、例えば第1バンド3や第2バンド4が正規品であることを示す情報(暗号化されたメーカー情報等)を含めることができる。その場合、機器本体2(CPU11)が、識別情報に基づいて、装着された第1バンド3及び第2バンド4が正規品であるか否かの真贋判定を行い、正規品でなければ、その旨を示すメッセージを表示部5に表示させたり、表示部5の画面を黒一色にしたり、表示部5に表示される機能を制限したりする構成とすることができる。それにより、機器本体2に正規品でない第1バンド3や第2バンド4が装着された際には、それをユーザに知らせることができる。
また、本実施形態においては、機器本体2に取り付けられるバンドが、第1バンド3と第2バンド4の2部材からなる場合について説明したが、本発明において、機器本体2に取り付けられるバンドは単一であっても構わない。すなわち本発明は、例えば一端に美錠が設けられ、他端側が美錠に連結される単一のバンドに、機器本体2を取り付けるための取付部が設けられた構成を有する電子機器にも適用できる。その場合の取付部の構造は任意であり、例えば機器本体2が嵌め込まれる凹部や開口部である。
さらに、以上の説明においては、主として本発明を腕時計型の電子機器1に採用する場合について説明したが、これに限らず、本発明は、他形状の電子機器にも適用することができる。また、本発明における電子機器は、それが単独で使用されるものである必要はなく、他の機器と無線又は有線で接続されることにより機能するものや、ネットワークに接続されることにより機能するものにも適用することができる。
その場合、電子機器1が、機器本体2に装着された第1バンド3及び第2バンド4の用途に対応する機能を実行する際、前述した各々の処理に不可欠な各種情報の取得のみを行い、取得した情報を上記の他の機器に送信し、送信した情報に基づく処理を上記の他の機器に行わせるようにしてもよい。その場合、例えばランニング時に有用な第1機能やサイクリング時に有用な第3機能を実行する際には、前述した心拍数、距離、速度等の各種情報を取得する処理、すなわちユーザの運動情報を計測するための運動情報計測処理を電子機器1に行わせてもよい。また、例えばユーザの睡眠を支援する第2機能を実行する際には、前述した体動情報や拍動情報を取得する処理、すなわちユーザの睡眠状態を計測するための睡眠状態計測処理を電子機器1に行わせてもよい。さらに、その場合、電子機器1が送信する各種情報は、センサ部16の各種センサの検出結果、つまり一次データであってもよいし、それらの検出結果に基づき取得(導出)される二次データであってもよい。
ここで、第1バンド3や第2バンド4の用途が、「ランニング」、「サイクリング」以外の運動、すなわち走行以外のスイミングやヨガ、フィットネス等の種々の運動でもよい点については既に言及したとおりである。その場合、電子機器1に走行以外の種々の運動に有用な機能を設け、電子機器1には、各機能を実行する際、種々の運動に関する運動情報を計測するための運動情報計測処理を行わせることとなる。かかる構成の電子機器1においても、運動情報計測処理において取得した運動情報を上記の他の機器に送信し、送信した運動情報に基づく処理を上記の他の機器に行わせる構成を採用してもよい。その場合、例えば対応する運動がスイミングであれば、運動情報には、ストローク数(ストロークのカウント数や、25mプールなら25mといったような単位距離当りのストローク数や、単位時間当りのストローク数)、泳いでいた時間、スイミング中の心拍数、スイミングによる消費カロリー等が含まれる。また、例えば対応する運動がヨガであれば、運動情報にはヨガをしていた時間、ヨガ中の心拍数、ヨガによる消費カロリー等が含まれる。
また、本実施形態では、本発明における外装体として、腕時計型の電子機器1に装着される第1バンド3及び第2バンド4を例示したが、これに限らず、本発明における外装体は、電子機器に装着されるものであればよく、その形状や用途については何ら限定されるものではない。
以上、本発明の実施形態、及びその変形例について説明したが、これらは本発明の作用効果が得られる範囲内であれば適宜変更が可能であり、変更後の実施形態も特許請求の範囲に記載された発明、及びその発明と均等の発明の範囲に含まれる。以下に、本出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[請求項1]
表示機能以外の機能であって互いに異なる第1機能と第2機能を少なくとも実行可能な電子機器の本体に装着された外装体が、互いに個別に予め作成された複数の外装体のいずれであるかを識別し、
前記識別された前記外装体が前記複数の外装体のうちのある外装体である場合に、前記電子機器の少なくとも前記第1機能を有効にし、かつ、前記電子機器の少なくとも前記第2機能を無効にし、前記識別された前記外装体が前記複数の外装体のうちの前記ある外装体とは異なる他の外装体である場合に、前記電子機器の少なくとも前記第2機能を有効にし、かつ、前記電子機器の少なくとも前記第1機能を無効にする、
処理部を備える電子機器の制御装置。
[請求項2]
前記処理部は、前記外装体の用途別の種類を識別する、
請求項1記載の電子機器の制御装置。
[請求項3]
前記第1機能は、前記電子機器を携帯したユーザの運動情報を計測するための運動情報計測機能を含み、
前記第2機能は、前記電子機器を携帯した前記ユーザの睡眠状態を推定するための睡眠状態推定機能を含む、
請求項1又は2に記載に電子機器の制御装置。
[請求項4]
前記ある外装体及び前記他の外装体の一方は、第1外装体と第2外装体とを含む1組の外装体である、
請求項1から3のいずれかに記載の電子機器の制御装置。
[請求項5]
前記電子機器は、表示機能以外の機能であって互いに異なる第3機能と第4機能を少なくとも実行可能に構成され、
前記処理部は、
前記第1外装体と前記第2外装体の組合せが第1の組合せと第2の組合せのいずれであるかを識別し、
前記識別された前記第1外装体と前記第2外装体の組合せが第1の組合せである場合に、前記電子機器の少なくとも前記第1機能と前記第3機能を有効にし、かつ、少なくとも前記第2機能を無効にし、前記識別された前記第1外装体と前記第2外装体の組合せが前記第1の組合せとは異なる第2の組合せである場合に、前記電子機器の少なくとも前記第2機能と前記第4機能を有効にし、かつ、少なくとも前記第1機能を無効にする、
請求項4に記載の電子機器の制御装置。
[請求項6]
前記電子機器は、表示機能以外の機能であって互いに異なる第3機能と第4機能を少なくとも実行可能に構成され、
前記第1機能は、前記電子機器を携帯したユーザの歩行中又は走行中の運動情報を計測するための第1運動情報計測機能を含み、
前記第2機能は、前記電子機器を携帯した前記ユーザの睡眠状態を推定するための睡眠状態推定機能を含み、
前記第3機能は、前記電子機器を携帯した前記ユーザの自転車走行中の運動情報を計測するための第2運動情報計測機能を含み、
前記第4機能は、前記電子機器のユーザの業務に係る業務情報を出力するための業務情報出力機能を含む、
請求項4に記載の電子機器の制御装置。
[請求項7]
前記電子機器は、前記複数の機能を実行可能な時計本体と、前記外装体としてのバンドと、を有する時計である、
請求項1から6のいずれかに記載の電子機器の制御装置。
[請求項8]
表示機能以外の機能であって互いに異なる第1機能と第2機能を少なくとも実行可能な電子機器の本体に装着された外装体が、互いに個別に予め作成された複数の外装体のいずれであるかを識別し、
前記識別された前記外装体が前記複数の外装体のうちのある外装体である場合に、前記電子機器の少なくとも前記第1機能を有効にし、かつ、前記電子機器の少なくとも前記第2機能を無効にし、前記識別された前記外装体が前記複数の外装体のうちの前記ある外装体とは異なる他の外装体である場合に、前記電子機器の少なくとも前記第2機能を有効にし、かつ、前記電子機器の少なくとも前記第1機能を無効にする、
電子機器の制御方法。
[請求項9]
表示機能以外の機能であって互いに異なる第1機能と第2機能を少なくとも実行可能な電子機器の本体に装着された外装体が、互いに個別に予め作成された複数の外装体のいずれであるかを識別する機能と、
前記識別された前記外装体が前記複数の外装体のうちのある外装体である場合に、前記電子機器の少なくとも前記第1機能を有効にし、かつ、前記電子機器の少なくとも前記第2機能を無効にし、前記識別された前記外装体が前記複数の外装体のうちの前記ある外装体とは異なる他の外装体である場合に、前記電子機器の少なくとも前記第2機能を有効にし、かつ、前記電子機器の少なくとも前記第1機能を無効にする機能と、
をコンピュータに実現させる制御プログラム。
[請求項10]
互いに異なる複数の機能を実行可能な時計本体と、
前記時計本体に装着されるバンドと、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
表示機能以外の機能であって互いに異なる第1機能と第2機能を少なくとも実行可能な電子機器の本体に装着された外装体が、互いに個別に予め作成された複数の外装体のいずれであるかを識別し、
前記識別された前記外装体が前記複数の外装体のうちのある外装体である場合に、前記電子機器の少なくとも前記第1機能を有効にし、かつ、前記電子機器の少なくとも前記第2機能を無効にし、前記識別された前記外装体が前記複数の外装体のうちの前記ある外装体とは異なる他の外装体である場合に、前記電子機器の少なくとも前記第2機能を有効にし、かつ、前記電子機器の少なくとも前記第1機能を無効にする、
時計。
[請求項11]
バンドが装着される、互いに異なる複数の機能を実行可能な時計本体であって、
表示機能以外の機能であって互いに異なる第1機能と第2機能を少なくとも実行可能な電子機器の本体に装着された外装体が、互いに個別に予め作成された複数の外装体のいずれであるかを識別し、
前記識別された前記外装体が前記複数の外装体のうちのある外装体である場合に、前記電子機器の少なくとも前記第1機能を有効にし、かつ、前記電子機器の少なくとも前記第2機能を無効にし、前記識別された前記外装体が前記複数の外装体のうちの前記ある外装体とは異なる他の外装体である場合に、前記電子機器の少なくとも前記第2機能を有効にし、かつ、前記電子機器の少なくとも前記第1機能を無効にする、
制御部を備える、
時計本体。
[請求項12]
請求項11記載の時計本体に装着されるバンドであって、
自己の識別に使用される識別情報を前記時計本体へ提供する無線タグを備えたことを特徴とするバンド。
1 電子機器
2 機器本体
3 第1バンド
4 第2バンド
5 表示部
8 無線タグ
11 CPU
12 ROM
13 RAM
14 RTC
15 入力部
16 センサ部
17 タッチ表示部
18 非接触通信部
19 アンテナ

Claims (10)

  1. 表示機能以外の機能であって互いに異なる第1機能と第2機能を少なくとも実行可能な電子機器の本体に装着された外装体が、互いに個別に予め作成された複数の外装体のいずれであるかを識別し、
    前記識別された前記外装体が前記複数の外装体のうちのある外装体である場合に、前記電子機器の少なくとも前記第1機能を有効にし、かつ、前記電子機器の少なくとも前記第2機能を無効にし、前記識別された前記外装体が前記複数の外装体のうちの前記ある外装体とは異なる他の外装体である場合に、前記電子機器の少なくとも前記第2機能を有効にし、かつ、前記電子機器の少なくとも前記第1機能を無効にする、
    処理部を備え
    前記ある外装体及び前記他の外装体の一方は、第1外装体と第2外装体とを含む1組の外装体であり、
    前記電子機器は、表示機能以外の機能であって互いに異なる第3機能と第4機能を少なくとも実行可能に構成され、
    前記処理部は、
    前記第1外装体と前記第2外装体の組合せが第1の組合せと第2の組合せのいずれであるかを識別し、
    前記識別された前記第1外装体と前記第2外装体の組合せが第1の組合せである場合に、前記電子機器の少なくとも前記第1機能と前記第3機能を有効にし、かつ、少なくとも前記第2機能を無効にし、前記識別された前記第1外装体と前記第2外装体の組合せが前記第1の組合せとは異なる第2の組合せである場合に、前記電子機器の少なくとも前記第2機能と前記第4機能を有効にし、かつ、少なくとも前記第1機能を無効にする、
    電子機器の制御装置。
  2. 前記処理部は、前記外装体の用途の種類を識別する、
    請求項1記載の電子機器の制御装置。
  3. 前記第1機能は、前記電子機器のユーザの運動情報を計測するための運動情報計測機能を含み、
    前記第2機能は、前記電子機器の前記ユーザの睡眠状態を推定するための睡眠状態推定機能を含む、
    請求項1又は2に記載に電子機器の制御装置。
  4. 前記第1機能は、前記電子機器のユーザの歩行中又は走行中の運動情報を計測するための第1運動情報計測機能を含み、
    前記第2機能は、前記電子機器の前記ユーザの睡眠状態を推定するための睡眠状態推定機能を含み、
    前記第3機能は、前記電子機器の前記ユーザの自転車走行中の運動情報を計測するための第2運動情報計測機能を含み、
    前記第4機能は、前記電子機器のユーザの業務に係る業務情報を出力するための業務情報出力機能を含む、
    請求項1から3のいずれかに記載の電子機器の制御装置。
  5. 前記電子機器は、少なくとも前記第1機能と前記第2機能を実行可能な時計本体と、前記外装体としてのバンドと、を有する時計である、
    請求項1からのいずれかに記載の電子機器の制御装置。
  6. 表示機能以外の機能であって互いに異なる第1機能と第2機能を少なくとも実行可能な電子機器の本体に装着された外装体が、互いに個別に予め作成された複数の外装体のいずれであるかを識別し、
    前記識別された前記外装体が前記複数の外装体のうちのある外装体である場合に、前記電子機器の少なくとも前記第1機能を有効にし、かつ、前記電子機器の少なくとも前記第2機能を無効にし、前記識別された前記外装体が前記複数の外装体のうちの前記ある外装体とは異なる他の外装体である場合に、前記電子機器の少なくとも前記第2機能を有効にし、かつ、前記電子機器の少なくとも前記第1機能を無効に
    前記ある外装体及び前記他の外装体の一方は、第1外装体と第2外装体とを含む1組の外装体であり、
    前記電子機器は、表示機能以外の機能であって互いに異なる第3機能と第4機能を少なくとも実行可能に構成され、
    前記第1外装体と前記第2外装体の組合せが第1の組合せと第2の組合せのいずれであるかを識別し、
    前記識別された前記第1外装体と前記第2外装体の組合せが第1の組合せである場合に、前記電子機器の少なくとも前記第1機能と前記第3機能を有効にし、かつ、少なくとも前記第2機能を無効にし、前記識別された前記第1外装体と前記第2外装体の組合せが前記第1の組合せとは異なる第2の組合せである場合に、前記電子機器の少なくとも前記第2機能と前記第4機能を有効にし、かつ、少なくとも前記第1機能を無効にする、
    電子機器の制御方法。
  7. 表示機能以外の機能であって互いに異なる第1機能と第2機能を少なくとも実行可能な電子機器の本体に装着された外装体が、互いに個別に予め作成された複数の外装体のいずれであるかを識別する機能と、
    前記識別された前記外装体が前記複数の外装体のうちのある外装体である場合に、前記電子機器の少なくとも前記第1機能を有効にし、かつ、前記電子機器の少なくとも前記第2機能を無効にし、前記識別された前記外装体が前記複数の外装体のうちの前記ある外装体とは異なる他の外装体である場合に、前記電子機器の少なくとも前記第2機能を有効にし、かつ、前記電子機器の少なくとも前記第1機能を無効にする機能と、
    をコンピュータに実現させ
    前記ある外装体及び前記他の外装体の一方は、第1外装体と第2外装体とを含む1組の外装体であり、
    前記電子機器は、表示機能以外の機能であって互いに異なる第3機能と第4機能を少なくとも実行可能に構成され、
    前記第1外装体と前記第2外装体の組合せが第1の組合せと第2の組合せのいずれであるかを識別する機能と、
    前記識別された前記第1外装体と前記第2外装体の組合せが第1の組合せである場合に、前記電子機器の少なくとも前記第1機能と前記第3機能を有効にし、かつ、少なくとも前記第2機能を無効にし、前記識別された前記第1外装体と前記第2外装体の組合せが前記第1の組合せとは異なる第2の組合せである場合に、前記電子機器の少なくとも前記第2機能と前記第4機能を有効にし、かつ、少なくとも前記第1機能を無効にする機能と、
    を前記コンピュータに実現させる制御プログラム。
  8. 互いに異なる複数の機能を実行可能な時計本体と、
    前記時計本体に装着されるバンドと、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    表示機能以外の機能であって互いに異なる第1機能と第2機能を少なくとも実行可能な電子機器の本体に装着された外装体が、互いに個別に予め作成された複数の外装体のいずれであるかを識別し、
    前記識別された前記外装体が前記複数の外装体のうちのある外装体である場合に、前記電子機器の少なくとも前記第1機能を有効にし、かつ、前記電子機器の少なくとも前記第2機能を無効にし、前記識別された前記外装体が前記複数の外装体のうちの前記ある外装体とは異なる他の外装体である場合に、前記電子機器の少なくとも前記第2機能を有効にし、かつ、前記電子機器の少なくとも前記第1機能を無効にし、
    前記ある外装体及び前記他の外装体の一方は、第1外装体と第2外装体とを含む1組の外装体であり、
    前記電子機器は、表示機能以外の機能であって互いに異なる第3機能と第4機能を少なくとも実行可能に構成され、
    前記制御部は、
    前記第1外装体と前記第2外装体の組合せが第1の組合せと第2の組合せのいずれであるかを識別し、
    前記識別された前記第1外装体と前記第2外装体の組合せが第1の組合せである場合に、前記電子機器の少なくとも前記第1機能と前記第3機能を有効にし、かつ、少なくとも前記第2機能を無効にし、前記識別された前記第1外装体と前記第2外装体の組合せが前記第1の組合せとは異なる第2の組合せである場合に、前記電子機器の少なくとも前記第2機能と前記第4機能を有効にし、かつ、少なくとも前記第1機能を無効にする、
    時計。
  9. バンドが装着される、互いに異なる複数の機能を実行可能な時計本体であって、
    表示機能以外の機能であって互いに異なる第1機能と第2機能を少なくとも実行可能な電子機器の本体に装着された外装体が、互いに個別に予め作成された複数の外装体のいずれであるかを識別し、
    前記識別された前記外装体が前記複数の外装体のうちのある外装体である場合に、前記電子機器の少なくとも前記第1機能を有効にし、かつ、前記電子機器の少なくとも前記第2機能を無効にし、前記識別された前記外装体が前記複数の外装体のうちの前記ある外装体とは異なる他の外装体である場合に、前記電子機器の少なくとも前記第2機能を有効にし、かつ、前記電子機器の少なくとも前記第1機能を無効にする、制御部を備え、
    前記ある外装体及び前記他の外装体の一方は、第1外装体と第2外装体とを含む1組の外装体であり、
    前記電子機器は、表示機能以外の機能であって互いに異なる第3機能と第4機能を少なくとも実行可能に構成され、
    前記制御部は、
    前記第1外装体と前記第2外装体の組合せが第1の組合せと第2の組合せのいずれであるかを識別し、
    前記識別された前記第1外装体と前記第2外装体の組合せが第1の組合せである場合に、前記電子機器の少なくとも前記第1機能と前記第3機能を有効にし、かつ、少なくとも前記第2機能を無効にし、前記識別された前記第1外装体と前記第2外装体の組合せが前記第1の組合せとは異なる第2の組合せである場合に、前記電子機器の少なくとも前記第2機能と前記第4機能を有効にし、かつ、少なくとも前記第1機能を無効にする、
    時計本体。
  10. 請求項9記載の時計本体に装着されるバンドであって、
    自己の識別に使用される識別情報を前記時計本体へ提供する無線タグを備えたことを特徴とするバンド。
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