JP7215890B2 - シュート部保護装置、および流動層ボイラのシュート部 - Google Patents
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Description
流動層ボイラのシュート部に流動媒体が落下した際に前記シュート部に発生する衝撃を低減するためのシュート部保護装置であって、
前記シュート部の上方から投下された前記流動媒体を下方へ導くための上流側落下管と、
前記上流側落下管内から排出された前記流動媒体が落下される床部を有し、前記床部に落下後の前記流動媒体が前記シュート部へ落下するよう構成された衝撃低減部と、
前記衝撃低減部から落下する前記流動媒体を前記衝撃低減部の下方に位置する前記シュート部に導くための下流側落下管と、を備えている。
前記床部の上面は、少なくとも一部において、前記下流側落下管の入口に向かうに従って低くなるように形成されている。
前記衝撃低減部は、底部を有し、
前記床部は、前記底部の上に設けられた衝撃吸収部材で形成される。
前記衝撃吸収部材は、板状の部材である。
上記(4)の構成によれば、衝撃吸収部材を板状の部材とすることで、床部を含む衝撃低減部のコストの適正化や、床部の交換の容易化を図ることができる。また、床部の上面への傾斜の付与を容易に行うことができる。
前記衝撃吸収部材は、耐火材である。
上記(5)の構成によれば、流動層ボイラの熱がシュート部および下流側落下管を介して伝わってきた場合への耐久性を高めることができる。
前記上流側落下管の出口と前記下流側落下管の入口との間に設けられた堰部を、さらに備える。
前記堰部は、前記下流側落下管における前記床部よりも上方に突出した状態にある端部で形成される。
上記(7)の構成によれば、堰部は、下流側落下管の端部により形成される。これによって、堰部を容易に形成することができる。
前記衝撃低減部は、
底部と、
前記底部の上面の少なくとも一部の周囲に設けられる周壁部と、
前記周壁部の上部を覆う天井部と、をさらに有し、
前記衝撃低減部には、マンホールが形成されている。
前記流動層ボイラに固定された、前記衝撃低減部を支持する支持部を、さらに備える。
上記(9)の構成によれば、衝撃低減部は、流動層ボイラに固定された支持部で支持される。これによって、シュート部および衝撃低減部は、流動層ボイラに固定されるので、流動層ボイラが熱伸びした場合に一緒に移動することで、その熱伸びの影響を受けないようにすることができる。
前記上流側落下管または前記下流側落下管の少なくとも一方は、エキスパンションを介して前記衝撃低減部に接続される。
上記(10)の構成によれば、衝撃低減部が流動層ボイラに固定されない場合であっても、エキスパンションにより、流動層ボイラの熱伸びの影響を受けないようにすることができる。
流動層ボイラに流動媒体を供給するためのシュート部であって、
第1端部および第2端部を有し、前記第1端部の側から前記流動層ボイラ側の前記第2端部に向けて前記流動媒体を導くよう構成された管状の本体部を有し、
前記本体部には、
上記(1)~(10)のいずれか1項に記載のシュート部保護装置が備える下流側落下管から落下する前記流動媒体を内部に供給するための供給口と、
前記第1端部または前記第1端部と前記供給口との間に設けられた、前記シュート部の内部と外部との連通する窓部と、が形成されている。
前記管状の本体部は、前記窓部から前記第2端部まで直線状に形成されている。
上記(12)の構成によれば、管状の本体部が窓部から第2端部まで直線状に形成されているため、シュート部に滞留した流動媒体を窓部から押し出すことがより容易となる。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
以下、シュート部保護装置1が備える上記の構成について、それぞれ説明する。なお、以下の説明における、上方とは、鉛直方向の上向きの方向であり、下方とは、鉛直方向の下向きの方向である。
幾つかの実施形態では、図1に示すように、上述した、流動媒体Sが落下する床部35の上面は、少なくとも一部において、下流側落下管4の入口(入口開口4a)に向かうに従って低くなるように形成されていても良い。より具体的には、床部35の上面の全体が傾斜していても良いし(図1参照)、上流側落下管2から排出された流動媒体Sが、床部35に最初に落下する落下点の想定領域から、下流側落下管4の入口開口4aの手前までの間の少なくとも一部の上面が傾斜していても良い。
幾つかの実施形態では、図1~図2に示すように、衝撃低減部3は、上流側落下管2の出口(出口開口2b)と、下流側落下管4の入口(入口開口4a)との間に設けられた堰部36を、さらに備えても良い。より詳細には、堰部36は、床部35に落下した流動媒体Sが下流側落下管4の入口開口4aに到達する経路上に設けられ、床部35または底部31から下流側落下管4の入口開口4aへの流動媒体Sの流れをせき止める役割を有している。そして、流動媒体Sが時間の経過に伴って、堰部36の上流側落下管2側に溜まっていき、堰部36の高さを越えた分だけ、流動媒体Sが下流側落下管4の入口開口4aに入るようになる。
幾つかの実施形態では、シュート部保護装置1は、流動層ボイラ7に固定された、衝撃低減部3を支持する支持部12を、さらに備えても良い。この場合、シュート部8は、上述したように流動層ボイラ7に固定されているので、シュート部8および衝撃低減部3が共に、流動層ボイラ7に固定されることになる。よって、流動層ボイラ7の運転時に発生する熱により、流動層ボイラ7が熱伸びした場合には、シュート部8および衝撃低減部3が共に移動する。したがって、流動層ボイラ7の熱伸びの影響を受けないようにすることができる。このため、例えば、下流側落下管4とシュート部8との間、または、下流側落下管4と衝撃低減部3との間の少なくとも一方を、溶接などにより強固に固定することが可能となる。
第4固定部95は、底部31の上面に固定されても良い。また、後述する図5に示す本実施形態ではエキスパンション9は、上流側落下管2および下流側落下管4の両方にあるが、既に説明した通り少なくとも一方にあれば良い。
本実施形態のシュート部8は、上述したのと同様に、流動層ボイラ7に流動媒体Sを供給するためのシュート部8であり、図5に示すように、第1端部8aおよび第2端部8bを有し、第1端部8aの側から流動層ボイラ7側の第2端部8bに向けて流動媒体Sを導くよう構成された管状の本体部81を有する。
また、図1~図2に示す実施形態のシュート部8は、流動媒体S専用のものであるが、他の幾つかの実施形態では、流動媒体Sおよび燃料を供給するためのものであっても良い。
12 支持部
2 上流側落下管
2a 入口開口
2b 出口開口
3 衝撃低減部
31 底部
3a 入口開口
3b 出口開口
32 周壁部
33 天井部
35 床部
36 堰部
37 マンホール
4 下流側落下管
4a 入口開口
4b 出口開口
7 流動層ボイラ
7a 炉壁開口
8 シュート部
8a 第1端部
8b 第2端部
81 本体部
82 供給口
83 窓部
84 蓋部
9 エキスパンション
9a 第1エキスパンション
9b 第2エキスパンション
91 第1固定部
92 第2固定部
93 第1コルゲート管
94 第3固定部
95 第4固定部
96 第2コルゲート管
97 第5固定部
L 距離
S 流動媒体
Claims (12)
- 流動層ボイラのシュート部に流動媒体が落下した際に前記シュート部に発生する衝撃を低減するためのシュート部保護装置であって、
前記シュート部の上方から投下された前記流動媒体を下方へ導くための上流側落下管と、
前記上流側落下管内から排出された前記流動媒体が落下される床部を有し、前記床部に落下後の前記流動媒体が前記シュート部へ落下するよう構成された衝撃低減部と、
前記衝撃低減部から落下する前記流動媒体を前記衝撃低減部の下方に位置する前記シュート部の内部に導くための下流側落下管と、を備え、
前記シュート部の全体が、前記衝撃低減部の前記床部よりも下方に位置している
ことを特徴とするシュート部保護装置。 - 前記床部の上面は、少なくとも一部において、前記下流側落下管の入口に向かうに従って低くなるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載のシュート部保護装置。
- 前記衝撃低減部は、底部を有し、
前記床部は、前記底部の上に設けられた衝撃吸収部材で形成されることを特徴とする請求項1または2に記載のシュート部保護装置。 - 前記衝撃吸収部材は、板状の部材であることを特徴とする請求項3に記載のシュート部保護装置。
- 前記衝撃吸収部材は、耐火材であることを特徴とする請求項3または4に記載のシュート部保護装置。
- 前記上流側落下管の出口と前記下流側落下管の入口との間に設けられた堰部を、さらに備えることを特徴とする請求項3~5のいずれか1項に記載のシュート部保護装置。
- 前記堰部は、前記下流側落下管における前記床部よりも上方に突出した状態にある端部で形成されることを特徴とする請求項6に記載のシュート部保護装置。
- 前記衝撃低減部は、
底部と、
前記底部の上面の少なくとも一部の周囲に設けられる周壁部と、
前記周壁部の上部を覆う天井部と、をさらに有し、
前記衝撃低減部には、マンホールが形成されていることを特徴とする請求項1~7のいずれか1項に記載のシュート部保護装置。 - 前記流動層ボイラに固定された、前記衝撃低減部を支持する支持部を、さらに備えることを特徴とする請求項1~8のいずれか1項に記載のシュート部保護装置。
- 前記上流側落下管または前記下流側落下管の少なくとも一方は、エキスパンションを介して前記衝撃低減部に接続されることを特徴とする請求項1~9のいずれか1項に記載のシュート部保護装置。
- 流動層ボイラに流動媒体を供給するための流動層ボイラのシュート部であって、
第1端部および第2端部を有し、前記第1端部の側から前記流動層ボイラ側の前記第2端部に向けて前記流動媒体を導くよう構成された管状の本体部を有し、
前記本体部には、
請求項1~10のいずれか1項に記載のシュート部保護装置が備える下流側落下管から落下する前記流動媒体を内部に供給するための供給口と、
前記第1端部または前記第1端部と前記供給口との間に設けられた、前記シュート部の内部と外部との連通する窓部と、が形成されていることを特徴とする流動層ボイラのシュート部。 - 前記管状の本体部は、前記窓部から前記第2端部まで直線状に形成されていることを特徴とする請求項11に記載の流動層ボイラのシュート部。
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