JP7215080B2 - 周波数可変フィルタ、結合回路、及び結合方法 - Google Patents

周波数可変フィルタ、結合回路、及び結合方法 Download PDF

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Description

本開示は、周波数可変フィルタ、結合回路、及び結合方法に関する。
近年、携帯電話のトラフィック需要の増加に伴い、ネットワークの伝送容量を拡大するために、携帯電話の総無線周波数が拡大され、複数の周波数帯の電波を束ねて同時に伝送するキャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation)方式も実用化されている。また、無線周波数は、資源であり、国及び地域の法や他のサービスの運用共存も考慮して、様々な周波数が用いられている。
マイクロ波帯やミリ波帯の高周波信号の通信を行う高周波無線通信装置では、不要波の放射や妨害波の影響を抑圧するために、フィルタが用いられる。フィルタは、例えば、通過帯域の信号を通過させる帯域通過フィルタや、阻止帯域の信号の通過を阻止する帯域阻止フィルタである。しかし、高周波信号の波長は周波数に依存する。そのため、高周波無線通信装置では、様々な周波数に対応するために複数のフィルタを具備することが求められている。
例えば、携帯電話端末では、携帯電話基地局に比べて、送信電力が小さく(1W程度)、抑圧量も小さい。そのため、携帯電話端末では、表面弾性波フィルタや誘電体フィルタなどの、比較的損失が大きいが小型であるフィルタ(数cc程度)を、複数の周波数毎に複数実装し、複数のフィルタを切り替える方式が用いられている。
一方、携帯電話基地局では、携帯電話端末に比べて、送信電力が大きい(10W~100W)。そのため、携帯電話基地局では、基地局全体の省電力化を図るために、フィルタの損失を小さくする必要があり、フィルタの大きさが大きくなる(数リットル程度)。そのため、携帯電話基地局に複数の周波数毎に複数のフィルタを実装することは非現実的である。また、携帯電話基地局の事業者にとって、RF(Radio Frequency)部・RRH(Remote Radio Head)を周波数毎に別々に設けることは、管理費用の増大や調達期間の長期化などを招くことになるため、不都合である。そのため、周波数が可変であるRF部・RRHを実現することが好適であり、その実現のためには、周波数が可変である周波数可変フィルタが有効である。
フィルタは、例えば、複数の共振器と、複数の共振器のうち隣接する2つの共振器間を結合する結合回路と、を備える構成により実現される。また、この構成で周波数可変フィルタを実現するには、共振器の共振周波数を可変にすることと、隣接する2つの共振器間の結合係数を適切に調整することと、が必要である。例えば、特許文献1には、共振周波数が可変である可変共振器及びこの可変共振器を用いたフィルタが開示されている。
国際公開第2017/072813号
上述のように、フィルタは、例えば、複数の共振器と、複数の共振器のうち隣接する2つの共振器間を結合する結合回路と、を備える構成により実現される。この構成のフィルタにおいて、隣接する2つの共振器間の結合係数kは、以下の数式(1)で表される。
k=(f -f )/(f +f )・・・・・(1)
ここで、fは、フィルタの中心周波数、fは、フィルタの通過帯域/阻止帯域の片帯域である。
しかし、特許文献1に開示されたフィルタは、隣接する2つの共振器間を結合する結合回路が、結合窓を用いた構成となっている。この結合窓は、共振器の周波数において導波管モードTE10の遮断周波数以下となるため、周波数の上昇、即ち遮断周波数に近づくにつれ電磁波が通り易くなるという特性を有する。
従って、特許文献1に開示されたフィルタでは、結合係数kは、ほぼ一定又は共振器の共振周波数の上昇に伴って単調増加し、その結果、フィルタの帯域幅は、フィルタの中心周波数fの上昇に伴って拡大してしまうという課題がある。
携帯電話の事業者への周波数の割り当ては、フィルタの中心周波数によらず一定である場合が多い。そのため、フィルタの中心周波数の上昇に伴い、フィルタの帯域幅が拡大することは、携帯電話の事業者にとって、不都合である。
そこで本開示の目的は、上述した課題を解決し、フィルタの中心周波数の上昇に伴い、フィルタの帯域幅が拡大することを抑制できる周波数可変フィルタ、結合回路、及び結合方法を提供することにある。
一態様による周波数可変フィルタは、
各々が共振周波数が可変であり所定の方向に並べられた複数の可変共振器と、
前記複数の可変共振器のうち隣接する2つの可変共振器間を結合する結合回路と、
を備え、
前記結合回路は、隣接する2つの可変共振器間に一端が接続され、他端が接地された並列共振器を備え、
前記並列共振器は、互いに並列に接続された誘導性リアクタンス及び容量性リアクタンスを備える。
他の態様による周波数可変フィルタは、
各々が共振周波数が可変であり所定の方向に並べられた複数の可変共振器と、
前記複数の可変共振器のうち隣接する2つの可変共振器間を結合する結合回路と、
を備え、
前記結合回路は、隣接する2つの可変共振器間に直列に接続された直列共振器を備え、
前記直列共振器は、互いに直列に接続された誘導性リアクタンス及び容量性リアクタンスを備える。
一態様による結合回路は、
各々が共振周波数が可変であり所定の方向に並べられた複数の可変共振器のうち隣接する2つの可変共振器間を結合する結合回路であって、
隣接する2つの可変共振器間に一端が接続され、他端が接地された並列共振器を備え、
前記並列共振器は、互いに並列に接続された誘導性リアクタンス及び容量性リアクタンスを備える。
他の態様による結合回路は、
各々が共振周波数が可変であり所定の方向に並べられた複数の可変共振器のうち隣接する2つの可変共振器間を結合する結合回路であって、
隣接する2つの可変共振器間に直列に接続された直列共振器を備え、
前記直列共振器は、互いに直列に接続された誘導性リアクタンス及び容量性リアクタンスを備える。
一態様による結合方法は、
各々が共振周波数が可変であり所定の方向に並べられた複数の可変共振器のうち隣接する2つの可変共振器間を結合する結合方法であって、
隣接する2つの可変共振器間に並列共振器の一端を接続し、前記並列共振器の他端を接地し、
前記並列共振器は、互いに並列に接続された誘導性リアクタンス及び容量性リアクタンスを備える。
他の態様による結合方法は、
各々が共振周波数が可変であり所定の方向に並べられた複数の可変共振器のうち隣接する2つの可変共振器間を結合する結合方法であって、
隣接する2つの可変共振器間に直列に直列共振器を接続し、
前記直列共振器は、互いに直列に接続された誘導性リアクタンス及び容量性リアクタンスを備える。
上述の態様によれば、フィルタの中心周波数の上昇に伴い、フィルタの帯域幅が拡大することを抑制できる周波数可変フィルタ、結合回路、及び結合方法を提供できるという効果が得られる。
実施の形態1に係る周波数可変帯域通過フィルタのブロック構成の一例を示すブロック図である。 図1に示した並列共振器の回路構成の一例を示す回路図である。 実施の形態1に係る周波数可変帯域通過フィルタの外観構成の一例を示す透過斜視図である。 図3に示した結合回路及びその周辺部分を拡大した拡大図である。 実施の形態1に係る結合回路の反射係数S11の一例を示す図である。 実施の形態1に係る結合回路の通過特性S21の一例を示す図である。 関連技術に係る周波数可変帯域通過フィルタの外観構成の一例を示す透過斜視図である。 図7に示した結合回路及びその周辺部分を拡大した拡大図である。 関連技術に係る周波数可変帯域通過フィルタの周波数可変時の通過特性の一例を示す図である。 実施の形態1に係る周波数可変帯域通過フィルタの周波数可変時の通過特性の一例を示す図である。 実施の形態1に係る周波数可変帯域通過フィルタ及び関連技術に係る周波数可変帯域通過フィルタの各々における中心周波数と結合係数と帯域幅との関係の一例を示す図である。 実施の形態2に係る周波数可変帯域通過フィルタのブロック構成の一例を示すブロック図である。 図12に示した直列共振器の回路構成の一例を示す回路図である。 実施の形態3に係る周波数可変帯域通過フィルタのブロック構成の一例を示すブロック図である。 実施の形態4に係る周波数可変帯域通過フィルタのブロック構成の一例を示すブロック図である。 実施の形態5に係る周波数可変帯域通過フィルタのブロック構成の一例を示すブロック図である。
以下、図面を参照して本開示の実施の形態について説明する。なお、以下の記載及び図面は、説明の明確化のため、適宜、省略及び簡略化がなされている。また、以下の各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。また、以下で示す具体的な数値等は、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、これに限定されるものではない。また、以下で説明する各実施の形態は、本開示に係る周波数可変フィルタが、通過中心周波数が可変である周波数可変帯域通過フィルタである場合の例である。
<実施の形態1>
<実施の形態1の構成>
図1は、本実施の形態1に係る周波数可変帯域通過フィルタ1Aのブロック構成の一例を示すブロック図である。
図1に示されるように、本実施の形態1に係る周波数可変帯域通過フィルタ1Aは、3つの可変共振器10-1~10-3と、2つの結合回路20-1~20-2と、2つの入出力端子40-1~40-2と、を備えている。以下、可変共振器10-1~10-3を特に区別することなく言及する場合には、単に「可変共振器10」とも呼ぶ。同様に、結合回路20-1~20-2は、単に「結合回路20」とも呼ぶ(後述の結合回路20-3~20-5も同様)。
可変共振器10-1~10-3は、共振周波数が可変である共振器である。すなわち、本実施の形態1に係る周波数可変帯域通過フィルタ1Aは、3つの可変共振器10-1~10-3を備える3段構成の帯域通過フィルタである。ただし、可変共振器10-1~10-3の段数は、3段に限定されず、2段以上であれば良い。
結合回路20-1~20-2は、3つの可変共振器10-1~10-3のうち隣接する2つの可変共振器10間を結合する結合回路である。結合回路20-1は、可変共振器10-1~10-2間を結合するもので、可変共振器10-1~10-2間に一端が接続され、他端が接地された並列共振器21-1を備える構成になっている。結合回路20-2は、可変共振器10-2~10-3間を結合するもので、可変共振器10-2~10-3間に一端が接続され、他端が接地された並列共振器21-2を備える構成になっている。なお、並列共振器21-1~21-2の共振周波数は、周波数可変帯域通過フィルタ1Aの可変周波数範囲よりも低い周波数であることが好適である。以下、並列共振器21-1~21-2は、単に「並列共振器21」とも呼ぶ(後述の並列共振器21-3も同様)。
図2は、図1に示した並列共振器21の回路構成の一例を示す回路図である。
図2に示されるように、並列共振器21は、互いに並列に接続されたインダクタL及びキャパシタCから構成される。なお、インダクタLは誘導性リアクタンスの一例であり、キャパシタCは容量性リアクタンスの一例である(以下同じ)。
入出力端子40-1~40-2は、高周波信号を入出力する端子である。入出力端子40-1~40-2は、一方が入力端子として動作し、他方が出力端子として動作する。例えば、入出力端子40-1が入力端子、入出力端子40-2が出力端子として動作する場合、入出力端子40-1に高周波信号が入力され、そのうち周波数可変帯域通過フィルタ1Aの通過帯域内の高周波信号のみが入出力端子40-2から出力される。
図3は、本実施の形態1に係る周波数可変帯域通過フィルタ1Aの外観構成の一例を示す透過斜視図である。図4は、図3に示した結合回路20及びその周辺部分を拡大した拡大図である。
図3に示されるように、可変共振器10-1~10-3は、中空円柱状の部材となっており、その内部には円板状の導体を備えている。可変共振器10-1~10-3は、x方向に並べられ、各々の内部の円板状の導体が結合回路20により接続されている。
また、3つの可変共振器10-1~10-3の各々に対応して、3つの誘電体30-1~30-3が設けられている。以下、誘電体30-1~30-3は、単に「誘電体30」とも呼ぶ。誘電体30の一端では、対応する可変共振器10の内部の円板状の導体を上下方向(z方向)から挟み込んでおり、誘電体30の他端は、3つの可変共振器10-1~10-3が並べられた方向(x方向)に対して略垂直な方向(y方向)に延在している。また、誘電体30-1~30-3は、外部に設けられたモータ等の駆動部に他端側が接続され、この駆動部により、y方向に駆動可能である。これにより、誘電体30と可変共振器10の内部の円板状の導体とが重なり合う面積が可変となる。そのため、この面積を調整することで、可変共振器10の共振周波数が変化し、その結果、周波数可変帯域通過フィルタ1Aの通過中心周波数が変化する。
図4に示されるように、結合回路20においては、隣接する2つの可変共振器10間に外部導体25が配置されており、外部導体25の内部を通る線路が、2つの可変共振器10の各々の内部の円板状の導体同士を接続している。また、その線路の中心導体23と接地導体24との間に並列に、並列共振器21を構成するインダクタL及びキャパシタCが接続されている。
<実施の形態1の動作>
本実施の形態1に係る周波数可変帯域通過フィルタ1Aでは、誘電体30-1~30-3をy方向に駆動し、誘電体30と可変共振器10の内部の円板状の導体とが重なり合う面積を調整することで、可変共振器10の共振周波数が変化し、その結果、周波数可変帯域通過フィルタ1Aの通過中心周波数が変化する。
ここで、本実施の形態1に係る周波数可変帯域通過フィルタ1Aでは、隣接する2つの可変共振器10間を結合する結合回路20は、隣接する2つの可変共振器10間に一端が接続され、他端が接地された並列共振器21を備える構成になっている。
そのため、周波数可変帯域通過フィルタ1Aの通過中心周波数の上昇に伴い、可変共振器10間を結合する結合回路20の部分における不整合損失が増大し、その結果、可変共振器10間の結合が疎となることで、可変共振器10間の結合係数(上述の数式(1)で表される結合係数k)の絶対値が減少する。
このように、本実施の形態1に係る周波数可変帯域通過フィルタ1Aでは、周波数可変帯域通過フィルタ1Aの通過中心周波数の上昇に伴い、可変共振器10間の結合係数、すなわち比帯域が減少する。従って、周波数可変帯域通過フィルタ1Aでは、通過中心周波数の上昇に伴い、通過帯域の帯域幅の絶対値が拡大することが抑制され、その結果、通過帯域の帯域幅の絶対値はほぼ一定となる。
図5及び図6は、本実施の形態1に係る結合回路20の部分のみを、一定の特性インピーダンスから見たSパラメータの一例を示す図であり、図5は、反射係数S11を示し、図6は、通過特性S21を示している。
図5に示されるように、反射係数S11は、1.4GHzでゼロになり、周波数の上昇に伴い、2.9GHzに向かって大きくなる。また、図6に示されるように、通過特性S21は、1.4GHzで損失がゼロになり、2.9GHzに向かって損失が一価関数的に増大している。
<実施の形態1の効果>
上述したように本実施の形態1に係る周波数可変帯域通過フィルタ1Aでは、隣接する2つの可変共振器10間を結合する結合回路20が、隣接する2つの可変共振器10間に一端が接続され、他端が接地された並列共振器21を備える構成になっている。
従って、本実施の形態1に係る周波数可変帯域通過フィルタ1Aは、通過中心周波数の上昇に伴い、結合回路20の不整合損失が増大し、可変共振器10間の結合係数の絶対値が減少するため、通過帯域の帯域幅の絶対値が拡大することを抑制できる。
以下、本実施の形態1に係る周波数可変帯域通過フィルタ1Aの効果について、関連技術と対比して、具体的に説明する。まず、関連技術に係る周波数可変帯域通過フィルタ9の構成について説明する。
図7は、関連技術に係る周波数可変帯域通過フィルタ9の外観構成の一例を示す透過斜視図である。図8は、図7に示した結合回路50及びその周辺部分を拡大した拡大図である。
図7に示されるように、関連技術に係る周波数可変帯域通過フィルタ9は、本実施の形態1に係る周波数可変帯域通過フィルタ1Aと比較して、結合回路20を結合回路50に置き換えた点が異なる。図8に示されるように、結合回路50においては、隣接する2つの可変共振器10間に外部導体52が配置されており、外部導体52は、結合窓51を用いた構成となっている。
図9は、関連技術に係る周波数可変帯域通過フィルタ9の周波数可変時の通過特性の一例を示す図であり、図10は、本実施の形態1に係る周波数可変帯域通過フィルタ1Aの周波数可変時の通過特性の一例を示す図である。また、図11は、本実施の形態1に係る周波数可変帯域通過フィルタ1A及び関連技術に係る周波数可変帯域通過フィルタ9の各々における中心周波数と結合係数と帯域幅との関係の一例を示す図である。
関連技術に係る周波数可変帯域通過フィルタ9は、結合回路50が、結合窓51を用いた構成となっている。そのため、図9及び図11に示されるように、関連技術に係る周波数可変帯域通過フィルタ9は、通過中心周波数の上昇に伴い、結合係数kが単調増加する。また、通過中心周波数の変化にかかわらず、通過比帯域がほぼ一定となる。その結果、通過中心周波数の上昇に伴い、通過帯域の帯域幅の絶対値が拡大してしまう。
これに対して、本実施の形態1に係る周波数可変帯域通過フィルタ1Aは、結合回路20が、並列共振器21を備える構成になっている。そのため、図10及び図11に示されるように、本実施の形態1に係る周波数可変帯域通過フィルタ1Aは、通過中心周波数の上昇に伴い、結合係数kが単調減少し、通過比帯域が減少する。その結果、通過中心周波数の上昇に伴い、通過帯域の帯域幅の絶対値が拡大することを抑制でき、通過帯域の帯域幅の絶対値がほぼ一定となる。
<実施の形態2>
図12は、本実施の形態2に係る周波数可変帯域通過フィルタ1Bのブロック構成の一例を示すブロック図である。
図12に示されるように、本実施の形態2に係る周波数可変帯域通過フィルタ1Bは、上述した実施の形態1に係る周波数可変帯域通過フィルタ1Aと比較して、結合回路20-1,20-2を、結合回路20-3,20-4にそれぞれ置き換えた点が異なる。これ以外の構成は、実施の形態1と同様である。
結合回路20-3は、可変共振器10-1~10-2間に直列に接続された直列共振器22-1を備える構成になっている。結合回路20-4は、可変共振器10-2~10-3間に直列に接続された直列共振器22-2を備える構成になっている。なお、直列共振器22-1~22-2の共振周波数は、周波数可変帯域通過フィルタ1Bの可変周波数範囲よりも低い周波数であることが好適である。以下、直列共振器22-1~22-2は、単に「直列共振器22」とも呼ぶ(後述の直列共振器22-3~22-4も同様)。
図13は、図12に示した直列共振器22の回路構成の一例を示す回路図である。
図13に示されるように、直列共振器22は、互いに直列に接続されたインダクタL及びキャパシタCから構成される。
上述したように本実施の形態2に係る周波数可変帯域通過フィルタ1Bは、上述した実施の形態1の並列共振器21-1~21-2を、直列共振器22-1~22-2に置き換えた構成に相当する。
そのため、本実施の形態2に係る周波数可変帯域通過フィルタ1Bも、上述した実施の形態1と同様に、通過中心周波数の上昇に伴い、可変共振器10間を結合する結合回路20の部分における不整合損失が増大し、その結果、可変共振器10間の結合が疎となることで、可変共振器10間の結合係数の絶対値が減少する。
よって、本実施の形態2に係る周波数可変帯域通過フィルタ1Bも、上述した実施の形態1と同様に、通過中心周波数の上昇に伴い、通過帯域の帯域幅の絶対値が拡大することを抑制できる。
<実施の形態3>
図14は、本実施の形態3に係る周波数可変帯域通過フィルタ1Cのブロック構成の一例を示すブロック図である。
図14に示されるように、本実施の形態3に係る周波数可変帯域通過フィルタ1Cは、上述した実施の形態1に係る周波数可変帯域通過フィルタ1Aと比較して、3つの可変共振器10-1~10-3を備える3段構成の帯域通過フィルタを、2つの可変共振器10-1~10-2を備える2段構成の帯域通過フィルタに変更した点が異なる。これ以外の構成は、実施の形態1と同様である。なお、並列共振器21-1の共振周波数は、周波数可変帯域通過フィルタ1Cの可変周波数範囲よりも低い周波数であることが好適である。
上述したように本実施の形態3に係る周波数可変帯域通過フィルタ1Cは、上述した実施の形態1の3段構成の帯域通過フィルタを、2段構成の帯域通過フィルタに変更した構成に相当する。
そのため、本実施の形態3に係る周波数可変帯域通過フィルタ1Cも、上述した実施の形態1と同様に、通過中心周波数の上昇に伴い、可変共振器10間の結合係数の絶対値が減少する構成となるため、通過中心周波数の上昇に伴い、通過帯域の帯域幅の絶対値が拡大することを抑制できる。
<実施の形態4>
図15は、本実施の形態4に係る周波数可変帯域通過フィルタ1Dのブロック構成の一例を示すブロック図である。
図15に示されるように、本実施の形態4に係る周波数可変帯域通過フィルタ1Dは、上述した実施の形態2に係る周波数可変帯域通過フィルタ1Bと比較して、3つの可変共振器10-1~10-3を備える3段構成の帯域通過フィルタを、2つの可変共振器10-1~10-2を備える2段構成の帯域通過フィルタに変更した点が異なる。これ以外の構成は、実施の形態2と同様である。なお、直列共振器22-1の共振周波数は、周波数可変帯域通過フィルタ1Dの可変周波数範囲よりも低い周波数であることが好適である。
上述したように本実施の形態4に係る周波数可変帯域通過フィルタ1Dは、上述した実施の形態2の3段構成の帯域通過フィルタを、2段構成の帯域通過フィルタに変更した構成に相当する。
そのため、本実施の形態4に係る周波数可変帯域通過フィルタ1Dも、上述した実施の形態2と同様に、通過中心周波数の上昇に伴い、可変共振器10間の結合係数の絶対値が減少する構成となるため、通過中心周波数の上昇に伴い、通過帯域の帯域幅の絶対値が拡大することを抑制できる。
<実施の形態5>
図16は、本実施の形態5に係る周波数可変帯域通過フィルタ1Eのブロック構成の一例を示すブロック図である。
図16に示されるように、本実施の形態5に係る周波数可変帯域通過フィルタ1Eは、上述した実施の形態3,4に係る周波数可変帯域通過フィルタ1C,1Dと比較して、結合回路20-1,20-3を、結合回路20-5に置き換えた点が異なる。これ以外の構成は、実施の形態3,4と同様である。
結合回路20-5は、直列共振器22-3~22-4と、並列共振器21-3と、を備える構成になっている。直列共振器22-3~22-4は、可変共振器10-1~10-2間に直列に接続されると共に、互いに直列に接続されている。並列共振器21-3は、一端が直列共振器22-3~22-4間に接続され、他端が接地されている。なお、直列共振器22-3,22-4及び並列共振器21-3の共振周波数は、周波数可変帯域通過フィルタ1Eの可変周波数範囲よりも低い周波数であることが好適である。
上述したように本実施の形態5に係る周波数可変帯域通過フィルタ1Eは、上述した実施の形態3の並列共振器21-1と、上述した実施の形態4の直列共振器22-1と、を併用した構成に相当する。
そのため、本実施の形態5に係る周波数可変帯域通過フィルタ1Eも、上述した実施の形態3,4と同様に、通過中心周波数の上昇に伴い、可変共振器10間を結合する結合回路20の部分における不整合損失が増大し、その結果、可変共振器10間の結合が疎となることで、可変共振器10間の結合係数の絶対値が減少する。
よって、本実施の形態5に係る周波数可変帯域通過フィルタ1Eも、上述した実施の形態3,4と同様に、通過中心周波数の上昇に伴い、通過帯域の帯域幅の絶対値が拡大することを抑制できる。
以上、実施の形態を参照して本開示を説明したが、本開示は上記の実施の形態に限定されるものではない。本開示の構成や詳細には、本開示のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
例えば、上記の実施の形態においては、本開示に係る周波数可変フィルタが、通過中心周波数が可変である周波数可変帯域通過フィルタである例について説明したが、これには限定されない。本開示に係る周波数可変フィルタは、阻止中心周波数が可変であるチューナブル帯域阻止フィルタであっても良い。また、本開示に係る周波数可変フィルタは、携帯電話基地局、マイクロ波帯やミリ波帯の高周波信号の通信を行う高周波無線通信装置等に適用可能である。
また、結合回路が備える直列共振器及び並列共振器は、分布定数線路(例えば、マイクロストリップ線路、ストリップ線路、コプレーナ線路、導波管)で実現しても良いし、分布定数線路と空洞共振器との組み合わせで実現しても良い。
また、上記の実施の形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
各々が共振周波数が可変であり所定の方向に並べられた複数の可変共振器と、
前記複数の可変共振器のうち隣接する2つの可変共振器間を結合する結合回路と、
を備え、
前記結合回路は、隣接する2つの可変共振器間に一端が接続され、他端が接地された並列共振器を備え、
前記並列共振器は、互いに並列に接続された誘導性リアクタンス及び容量性リアクタンスを備える、
周波数可変フィルタ。
(付記2)
前記結合回路は、隣接する2つの可変共振器間に直列に接続されると共に、互いに直列に接続された2つの直列共振器を備え、
前記並列共振器の前記一端は、前記2つの直列共振器の間に接続され、
前記直列共振器は、互いに直列に接続された誘導性リアクタンス及び容量性リアクタンスを備える、
付記1に記載の周波数可変フィルタ。
(付記3)
各々が共振周波数が可変であり所定の方向に並べられた複数の可変共振器と、
前記複数の可変共振器のうち隣接する2つの可変共振器間を結合する結合回路と、
を備え、
前記結合回路は、隣接する2つの可変共振器間に直列に接続された直列共振器を備え、
前記直列共振器は、互いに直列に接続された誘導性リアクタンス及び容量性リアクタンスを備える、
周波数可変フィルタ。
(付記4)
前記結合回路は、隣接する2つの可変共振器間に直列に接続されると共に、互いに直列に接続された2つの前記直列共振器を備えると共に、2つの前記直列共振器間に一端が接続され、他端が接地された並列共振器を備え、
前記並列共振器は、互いに並列に接続された誘導性リアクタンス及び容量性リアクタンスを備える、
付記3に記載の周波数可変フィルタ。
(付記5)
前記並列共振器の共振周波数は、前記周波数可変フィルタの可変周波数範囲よりも低い周波数である、
付記1、2、又は4に記載の周波数可変フィルタ。
(付記6)
前記直列共振器の共振周波数は、前記周波数可変フィルタの可変周波数範囲よりも低い周波数である、
付記2、3、又は4に記載の周波数可変フィルタ。
(付記7)
各々が共振周波数が可変であり所定の方向に並べられた複数の可変共振器のうち隣接する2つの可変共振器間を結合する結合回路であって、
隣接する2つの可変共振器間に一端が接続され、他端が接地された並列共振器を備え、
前記並列共振器は、互いに並列に接続された誘導性リアクタンス及び容量性リアクタンスを備える、
結合回路。
(付記8)
隣接する2つの可変共振器間に直列に接続されると共に、互いに直列に接続された2つの直列共振器を備え、
前記並列共振器の前記一端は、前記2つの直列共振器の間に接続され、
前記直列共振器は、互いに直列に接続された誘導性リアクタンス及び容量性リアクタンスを備える、
付記7に記載の結合回路。
(付記9)
各々が共振周波数が可変であり所定の方向に並べられた複数の可変共振器のうち隣接する2つの可変共振器間を結合する結合回路であって、
隣接する2つの可変共振器間に直列に接続された直列共振器を備え、
前記直列共振器は、互いに直列に接続された誘導性リアクタンス及び容量性リアクタンスを備える、
結合回路。
(付記10)
隣接する2つの可変共振器間に直列に接続されると共に、互いに直列に接続された2つの前記直列共振器を備えると共に、2つの前記直列共振器間に一端が接続され、他端が接地された並列共振器を備え、
前記並列共振器は、互いに並列に接続された誘導性リアクタンス及び容量性リアクタンスを備える、
付記9に記載の結合回路。
(付記11)
前記並列共振器の共振周波数は、前記周波数可変フィルタの可変周波数範囲よりも低い周波数である、
付記7、8、又は10に記載の結合回路。
(付記12)
前記直列共振器の共振周波数は、前記周波数可変フィルタの可変周波数範囲よりも低い周波数である、
付記8、9、又は10に記載の結合回路。
(付記13)
各々が共振周波数が可変であり所定の方向に並べられた複数の可変共振器のうち隣接する2つの可変共振器間を結合する結合方法であって、
隣接する2つの可変共振器間に並列共振器の一端を接続し、前記並列共振器の他端を接地し、
前記並列共振器は、互いに並列に接続された誘導性リアクタンス及び容量性リアクタンスを備える、
結合方法。
(付記14)
各々が共振周波数が可変であり所定の方向に並べられた複数の可変共振器のうち隣接する2つの可変共振器間を結合する結合方法であって、
隣接する2つの可変共振器間に直列に直列共振器を接続し、
前記直列共振器は、互いに直列に接続された誘導性リアクタンス及び容量性リアクタンスを備える、
結合方法。
1A~1E 周波数可変帯域通過フィルタ
10-1~10-3 可変共振器
20-1~20-5 結合回路
21-1~21-3 並列共振器
22-1~22-4 直列共振器
23 中心導体
24 接地導体
25 外部導体
30-1~30-3 誘電体
40-1~40-2 入出力端子
L インダクタ
C キャパシタ

Claims (9)

  1. 各々が共振周波数が可変であり所定の方向に並べられた複数の可変共振器と、
    前記複数の可変共振器のうち隣接する2つの可変共振器間を結合する結合回路と、
    を備え、
    前記結合回路は、隣接する2つの可変共振器間に一端が接続され、他端が接地された並列共振器を備え、
    前記並列共振器は、互いに並列に接続された誘導性リアクタンス及び容量性リアクタンスを備える、
    周波数可変フィルタ。
  2. 前記結合回路は、隣接する2つの可変共振器間に直列に接続されると共に、互いに直列に接続された2つの直列共振器を備え、
    前記並列共振器の前記一端は、前記2つの直列共振器の間に接続され、
    前記直列共振器は、互いに直列に接続された誘導性リアクタンス及び容量性リアクタンスを備える、
    請求項1に記載の周波数可変フィルタ。
  3. 各々が共振周波数が可変であり所定の方向に並べられた複数の可変共振器と、
    前記複数の可変共振器のうち隣接する2つの可変共振器間を結合する結合回路と、
    を備え、
    前記結合回路は、隣接する2つの可変共振器間に直列に接続されると共に、互いに直列に接続され2つの直列共振器と、2つの前記直列共振器間に一端が接続され、他端が接地された並列共振器と、を備え、
    前記直列共振器は、互いに直列に接続された誘導性リアクタンス及び容量性リアクタンスを備え、
    前記並列共振器は、互いに並列に接続された誘導性リアクタンス及び容量性リアクタンスを備える、
    周波数可変フィルタ。
  4. 前記並列共振器の共振周波数は、前記周波数可変フィルタの可変周波数範囲よりも低い周波数である、
    請求項1、2、又はに記載の周波数可変フィルタ。
  5. 前記直列共振器の共振周波数は、前記周波数可変フィルタの可変周波数範囲よりも低い周波数である、
    請求項2又は3に記載の周波数可変フィルタ。
  6. 各々が共振周波数が可変であり所定の方向に並べられた複数の可変共振器のうち隣接する2つの可変共振器間を結合する結合回路であって、
    隣接する2つの可変共振器間に一端が接続され、他端が接地された並列共振器を備え、
    前記並列共振器は、互いに並列に接続された誘導性リアクタンス及び容量性リアクタンスを備える、
    結合回路。
  7. 各々が共振周波数が可変であり所定の方向に並べられた複数の可変共振器のうち隣接する2つの可変共振器間を結合する結合回路であって、
    隣接する2つの可変共振器間に直列に接続されると共に、互いに直列に接続され2つの直列共振器と、2つの前記直列共振器間に一端が接続され、他端が接地された並列共振器と、を備え、
    前記直列共振器は、互いに直列に接続された誘導性リアクタンス及び容量性リアクタンスを備え、
    前記並列共振器は、互いに並列に接続された誘導性リアクタンス及び容量性リアクタンスを備える、
    結合回路。
  8. 各々が共振周波数が可変であり所定の方向に並べられた複数の可変共振器のうち隣接する2つの可変共振器間を結合する結合方法であって、
    隣接する2つの可変共振器間に並列共振器の一端を接続し、前記並列共振器の他端を接地し、
    前記並列共振器は、互いに並列に接続された誘導性リアクタンス及び容量性リアクタンスを備える、
    結合方法。
  9. 各々が共振周波数が可変であり所定の方向に並べられた複数の可変共振器のうち隣接する2つの可変共振器間を結合する結合方法であって、
    隣接する2つの可変共振器間に直列に、互いに直列に接続された2つの直列共振器を接続し、
    2つの前記直列共振器間に並列共振器の一端を接続し、前記並列共振器の他端を接地し、
    前記直列共振器は、互いに直列に接続された誘導性リアクタンス及び容量性リアクタンスを備え、
    前記並列共振器は、互いに並列に接続された誘導性リアクタンス及び容量性リアクタンスを備える、
    結合方法。
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