JP7214977B2 - 吊り具システム - Google Patents

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Description

本開示は、吊り具システムに関する。
従来、対象物を吊り上げる際に使用される治具が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の半円形状の治具は、円筒体である対象物に対して、径方向の両側から装着される。治具は円筒体の全周に連続するように配置される。例えば、所定の長さを有する対象物は、その長手方向が水平方向に沿うように横置きされている。特許文献1の治具を用いて対象物を吊り上げる場合には、長手方向が上下方向に沿うように対象物の姿勢を変更させながら吊り上げていた。
実公平7-20140号公報
所定の長さを有する対象物を横置きのまま吊り上げるには、対象物の長手方向に離間する複数の支持点において、リング状の部材を対象物に装着することが求められる。本開示は、対象物を吊る際の作業時間の増大を抑制することが可能な吊り具システムを提供することを目的とする。
本開示の吊り具システムは、長手方向に延在する対象物を吊すための吊り具システムであって、対象物を周回するように巻き付けられ、長手方向に離間する一対のリング部材と、リング部材に当接可能な側壁を含み、リング部材の長手方向の位置を拘束可能なガイド部と、を含む。
この吊り具システムでは、一対のリング部材に対してワイヤー等を連結して、このワイヤーをクレーン(重機)のフックに引っ掛けて、対象物を吊ることができる。吊り具システムでは、一対のリング部材を対象物の長手方向に離間して配置して、対象物に装着するので、対象物の長手方向が水平方向となる状態で対象物を吊ることができる。また、対象物にガイド部が設けられているので、このガイド部を利用して、リング部材の位置決めを行うことができる。そのため、リング部材の対象物への装着の際の作業時間の増大を抑制することができる。また、リング部材は、ガイド部によって対象物に対する位置ずれが抑制されるので、対象物の姿勢を安定させることができる。なお、「対象物を周回するように巻き付けられ」とは、対象物の上側の部分に対しても巻き付けられるこという。この吊り具システムでは、対象物の上側の部分に対しても、リング部材が巻き付けられるので、リング部材が対象物から離れて自由に動いてしまうことが抑制される。そのため、リング部材を対象物に装着したままとしても、リング部材が邪魔になることが抑制される。
いくつかの態様において、吊り具システムは、対象物の上側でリング部材に係合する係合部材を更に備えていてもよい。これにより、係合部材を介して、ワイヤー等をリング部材に連結することができる。
いくつかの態様において、吊り具システムは、対象物の上側に設けられ、リング部材に係合する係合部材を収容可能であり、対象物の内側に凹む係合部材収容部を更に備えていてもよい。これにより、係合部材収容部に係合部材を配置することで、係合部材の位置決めを容易に行うことができる。また、係合部材の位置ずれが抑制される。係合部材を係合部材収容部に収容することができるので、係合部材の対象物の外側への張り出しを抑えることができる。係合部材が邪魔になることが抑制される。
いくつかの態様において、ガイド部は、対象物の外側に向かって突出する突出部を含み、側壁は、突出部の側壁であってもよい。これにより、突出部の側壁にリング部材を当接させて、リング部材の位置ずれを抑制することができる。
いくつかの態様において、ガイド部は、対象物の内側に凹むガイド溝を含み、側壁は、ガイド溝の側壁であってもよい。これにより、ガイド溝の側壁にリング部材を当接させて、リング部材の位置ずれを抑制することができる。また、ガイド溝にリング部材を収容することができるので、リング部材の対象物の外側への張り出しを抑えることができる。リング部材が邪魔になることが抑制される。
いくつかの態様において、ガイド部は、リング部材の一部を覆うカバー部を含んでもよい。これにより、カバー部にリング部材を当接させて、リング部材の位置ずれを抑制することができる。
本開示によれば、対象物を吊る際の作業時間の増大を抑制することができる。
第1実施形態に係る吊り具システムを対象物の長手方向から示す正面図である。 吊り具システムの側面図である。 図3(a)は、リング部材を覆うカバー部を示す断面図である。図3(b)は、リング部材の両側に配置されたガイド棒を示す断面図である。図3(c)は、リング部材を収容するガイド溝を示す断面図である。 第2実施形態に係る吊り具システムを対象物の長手方向から示す正面図である。 図5(a)は、係合部材収容部を示す部分断面図である。図5(b)は、係合部材収容部を示す平面図である。 図6(a)は、第3実施形態に係る吊り具システムを対象物の長手方向から示す正面図である。図6(b)は、第4実施形態に係る吊り具システムを対象物の長手方向から示す正面図である。
以下、本開示の好適な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図において同一部分又は相当部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図1及び図2に示される吊り具システム1は、長手方向に延在する対象物2を吊す際に用いられる。対象物2は例えば円筒体である。対象物2は、円筒体に限定されず、複数の円筒体を含むものでもよく、長手方向に交差する断面形状が矩形であるものでもよく、その他の形状を含むものでもよい。また、対象物2は、長手方向に沿って直線的な形状のものでもよく、湾曲しているもの、屈曲しているもの、分岐されているものでもよい。
なお、図1及び図2において、直交する3方向(X方向、Y方向、Z方向)を矢印で図示している。X方向は対象物2の長手方向に沿う方向である。Z方向は上下方向である。Y方向は、X方向及びZ方向に直交する方向である。
吊り具システム1は、一対のリング部材3及びガイド部4を含む。一対のリング部材3は、対象物2の長手方向に離間して配置される。リング部材3は、対象物2を周回するように巻き付けられて、対象物2を保持する。リング部材3は、対象物2の外周面2aに沿って、対象物2の周方向に配置される。リング部材3は、例えば紐状又は帯状を成している。リング部材3として、例えばナイロンスリングを用いることができる。リング部材3として、例えばワイヤーを用いてもよく、その他の部材を用いてもよい。リング部材3の長さは、例えば対象物2の外周の長さに対応している。
リング部材3は、対象物2の外周面2aに対して、略全周に亘って接している。外周面2aの上側の部分(対象物2の中心よりも上側の部分)についても、リング部材3に接している。リング部材3は、後述する係合部材10が配置された部分を除き、外周面2aに接している。リング部材3は、無端状のものでもよく、所定の長さを有する部材を対象物2に巻き付けるようにしてリング状を成すものでもよい。リング部材3は、例えば、所定の長さを有する複数のナイロンスリングを連結して構成されるものでもよい。
ガイド部4は、カバー部5及び一対のガイド棒(突出部)6を含む。カバー部5は、リング部材3の長手方向の一部を覆うように配置されている。カバー部5及びガイド棒6は、対象物2の周方向において異なる位置に配置されている。例えば、カバー部5は、上下方向において、対象物2の中心よりも上側に配置され、一対のガイド棒6は、上下方向において、対象物2の中心よりも下側に配置されている。
カバー部5は、図3(a)に示されるように、一対の側壁7,8と、一対の側壁7を連結する連結部9と、を含む。一対の側壁7,8は、対象物2の長手方向に離間して配置される。一対の側壁7,8は、リング部材3の両側に配置されている。側壁7,8は板状を成している。側壁7,8の板厚方向は、対象物2の長手方向に沿うように配置されている。側壁7,8の第1端部は、対象物2の外周面2aに対向して配置されている。側壁7,8は、リング部材3が対象物2の長手方向に移動した際に当接可能である。側壁7,8は、リング部材3の外周面に当接して、リング部材3の移動を抑制できる。側壁7,8の第2端部は、対象物2の径方向において、外周面2aから離れた位置に配置されている。
連結部9は、例えば一対の側壁7,8の第2端部同士を連結している。連結部9は板状を成している。連結部9の板厚方向は、対象物2の径方向に沿うように配置されている。カバー部5は、例えば金属製の板材をプレス加工することにより成形することができる。カバー部5は、その他の加工方法によって成形することができる。カバー部5は、対象物2の外周面2aに沿うように周方向に延在し、リング部材3の長手方向の一部を覆うように配置される。
一方の側壁7は、例えばヒンジ部材を介して、対象物2の外周面2aに取り付けられている。カバー部5は、ヒンジ部材によって揺動可能に対象物2に取り付けられている。対象物2の長手方向において中央側に側壁7が配置され、対象物2の長手方向の端部に近い方に側壁8が配置されている。リング部材3を対象物2に対して装着する際には、カバー部5は開いた状態となり、他方の側壁8が対象物2の外周面2aから離れた状態となる。側壁8と対象物2の外周面2aとの間の隙間を通じて、リング部材3を移動させて装着することができる。リング部材3を装着後、カバー部5を閉じることで、側壁8を対象物2の外周面2aに当接する。これにより、一対の側壁7,8間にリング部材3が配置される。
なお、ヒンジ部材は、その他の位置に設けられていてもよい。例えば、側壁7が対象物2に固定されており、側壁7に対してヒンジ部材を介して連結部9が取り付けられていてもよい。これにより、側壁7に対して、連結部9及び側壁8を揺動させて、開閉することができる。同様に、例えば側壁7及び連結部9が一体的に構成されて対象物2に対して固定されており、連結部9に対してヒンジ部材を介して、側壁8が取り付けられていてもよい。これにより、連結部9に対して側壁8を揺動させて、開閉することができる。また、カバー部5を対象物2に対して着脱可能に取り付けてもよい。この場合にはリング部材3を装着する際に、カバー部5を取り外し、リング部材3を対象物2に装着した後に、カバー部5を対象物2に対して取り付けてもよい。また、連結部9は、リング部材3と交差する断面において、直線的に形成されていてもよく、湾曲していてもよい。
一対のガイド棒6は、図3(b)に示されるように、対象物2の長手方向に離間して配置されている。一対のガイド棒6は、リング部材3の両側に配置されている。ガイド棒6は、対象物2の周方向に沿うように配置されている。ガイド棒6の長手方向に交差する断面形状は、例えば円形となっている。ガイド棒6として、金属製の丸棒を用いることができる。ガイド棒6は、対象物2の外周面2aに対して例えば溶接等によって取り付けることができる。ガイド棒6は、溶接以外の方法によって対象物2固定されていてもよい。ガイド棒6の外径は、例えばリング部材3の線径に対応している。ガイド棒6の外径は、リング部材3の線径よりも小さくてもよく、大きくてもよい。ガイド棒6の外周面は、リング部材3に当接可能な側壁を構成する。
なお、ガイド棒6の断面形状は円形に限定されず、半円形状でもよく、矩形でもよく、台形状でもよく、その他の形状でもよい。リング部材3が対象物2に装着されている状態において、一対のガイド棒6間に配置されている。ガイド棒6は、例えばリング部材3の両側に配置されているものに限定されず、片側に配置されているものでもよい。例えば、対象物2の長手方向において、中央側のみにガイド棒6が配置されていてもよい。
吊り具システム1は、リング部材3に係合する係合部材10を備える。係合部材10は、リング部材3を挿通させる枠体を含む。係合部材10として、例えばシャックルを用いることができる。シャックルは、例えばU字状を成す本体部と、U字の開放端部間に連結されるボルト部と、を含む。ボルト部はU字状の本体部に対して、取り付け、取り外しが可能となっている。係合部材10は、対象物2の上側に配置される。例えば、シャックルが対象物2に対して配置された状態において、ボルト部は対象物2の外周面2a上で、対象物2の長手方向に沿って配置される。例えばU字状の本体部の湾曲形状は、上側に凸となるように配置される。係合部材10は、リング部材3が対象物2に取り付けられた後に、リング部材3に対して取り付けられる。係合部材10は、リング部材3が対象物2に取り付けられる前に、リング部材3に取り付けられていてもよい。
係合部材10には、ワイヤー11が連結される。リング部材3は、係合部材10及びワイヤー11を介して、例えばクレーン側の治具(フック)に連結される。なお、係合部材10を介さずに、ワイヤー11をリング部材3に連結してもよい。例えば、ワイヤー11の端部のリング部に、リング部材3を挿通させてもよい。
次に、吊り具システム1を用いて、対象物2を海中(水中)に設置する方法について説明する。まず、対象物2、一対のリング部材3、係合部材10及びワイヤー11を準備する。係合部材10及びワイヤー11は、リング部材3に対してそれぞれ1セット準備する。
この方法では、例えば地上において、対象物2に対して一対のリング部材3を装着することができる。対象物2は例えば支持台に載せられている。この状態において、作業者は、リング部材3を、対象物2の長手方向の端部2b側から装着する。作業者は、対象物2の長手方向にリング部材3を移動させ、ガイド部4に対応する位置まで移動させる。リング部材3を装着する際には、カバー部5を開けた状態とする。これにより、側壁8と対象物2の外周面2aとの間の隙間を通過させて、リング部材3を移動させることができる。リング部材3を移動させた後に、カバー部5を閉じる。また、一方のガイド棒6を乗り越えるように、リング部材3を移動する。
リング部材3を対象物2に装着した状態において、リング部材3の一部(第1部分)は、図3(a)に示されるように、カバー部5に覆われている。リング部材3の一部(第2部分)は、図3(b)に示されるように、一対のガイド棒6の間に配置されている。また、このとき、リング部材3は、対象物2の周方向の略全周において、対象物2の外周面2aに接している。
次に、リング部材3に対して、係合部材10を装着すると共に、係合部材10に対してワイヤー11を連結する。そして、リング部材3を対象物2の周方向における最上部に配置する。この状態において、対象物2はリング部材3が装着され、リング部材3は、係合部材10及びワイヤー11に連結されている。なお、係合部材10及びワイヤー11をリング部材3に連結した後に、リング部材3を対象物2に装着することもできる。
対象物2は、例えばクレーンが設置された運搬船に載置される。対象物2に連結されたワイヤー11は、クレーンのフックに引っ掛けられる。そして、クレーンを用いて、対象物2を吊り上げて、移動させ、運搬船の所定の位置で降ろされる、これにより、対象物2は運搬船の所定の位置に載置される。対象物2は、運搬船によって、海上の所定の位置まで運搬される。リング部材3は、対象物2に装着した状態で運搬できる。
運搬船が海上の所定の位置に到着した後に、運搬船のクレーンを用いて対象物2を吊り上げて移動させて、対象物2を降下させる。これにより、対象物2を水中に配置することができる。例えば潜水作業員は、水中で係合部材10及びワイヤー11をリング部材3から外すことができる。
例えば、対象物2を水中に設置した状態において、リング部材3は対象物2に装着された状態のままでもよい。この状態で対象物2を使用することができる。リング部材3は、対象物2の外周面2aに密着した状態であり、水流を受けても対象物2から外れないようになっている。リング部材3は、水中において、カバー部5及び一対のガイド棒6によって、移動が拘束される。
対象物2を水中に設置した後に、対象物2を引き上げる際には、再び、吊り具システム1を用いることができる。例えば潜水作業員は、水中に潜り、対象物2に取り付けられているリング部材3に対して、係合部材10を装着する。係合部材10には予めワイヤー11が連結されている。そして、ワイヤー11をクレーンのフックに引っ掛ける。クレーンの操縦者は、クレーンを作動させて、ワイヤー11を引き上げることで、対象物2を浮上させて、水面から上方へ移動させる。引き上げられた対象物2は、クレーンによって吊り下げられた状態で移動させられて、運搬船に乗せられる。その後、対象物2は運搬船によって運搬されて、地上に引き上げられる。対象物2を運搬船から地上に移動させる際にも、吊り具システム1を用いて、対象物2を吊り上げることができる。
この吊り具システム1では、一対のリング部材3に対してワイヤー11を連結して、ワイヤー11をクレーン(重機)のフックに引っ掛けて、対象物2を吊ることができる。吊り具システム1では、一対のリング部材3を対象物2の長手方向に離間して配置して、対象物2に装着するので、対象物2の長手方向が水平方向となる状態で対象物2を吊ることができる。また、対象物2にガイド部4が設けられているので、このガイド部4を利用して、リング部材3の位置決めを行うことができる。そのため、リング部材3の対象物2への装着の際の作業時間の増大を抑制することができる。また、リング部材3は、ガイド部4によって対象物に対する位置ずれが抑制されるので、対象物2の姿勢を安定させることができる。
リング部材3は、略全周に亘って対象物2の外周面2aに密着しているので、対象物2に装着した状態のままであっても邪魔にならない。これにより、対象物2を吊っていない状態においても、リング部材3を対象物2に取り付けた状態のまま、対象物2を運搬することができる。同様に、リング部材3を対象物2に取り付けた状態のまま、対象物2を使用することができる。その結果、リング部材3の取り付け、取り外しの回数を抑制することができる。リング部材3の取り付け、取り外しのための作業時間を削減することが可能となる。
また、ガイド部4は、リング部材3の一部を覆うカバー部5を含んでいるので、一対の側壁7,8間に、リング部材3を拘束することができる。これにより、リング部材3の位置がずれても、リング部材3が側壁7,8に当接して、リング部材3の移動が抑制される。また、リング部材3が、例えば、対象物2の外周面2aから離れる方向に移動しても、カバー部5の連結部9に当接して、リング部材3の移動が抑制される。
また、ガイド部4は、対象物2の外周面2aから突出する一対のガイド棒6を含んでいるので、一対のガイド棒6間に、リング部材3を拘束することができる。これにより、リング部材3の位置がずれても、リング部材3がガイド棒6の外周面に当接して、リング部材3の移動が抑制される。
このように、ガイド部4によってリング部材3の位置ずれを抑制することができるので、リング部材3を対象物2に装着したまま、海中に設置しても、水流を受けてリング部材3が外れてしまうことが防止される。ガイド部4によってリング部材3の位置ずれが抑制されるので、リング部材3が対象物2に装着された状態が維持される。その結果、リング部材3が外れて、対象物2の使用(運転、移動)等に影響を及ぼすことが抑制される。
吊り具システム1では、リング部材3を装着したまま運搬できるので、例えば、対象物2を海中に設置する場合において、運搬船上での作業時間を削減できる。そのため、運搬船の使用時間の増加を抑制できる。吊り具システム1では、船上での作業時間を抑制できるので、波浪状況が良好なうちに作業を完了できる。そのため、波浪状況の悪化による作業延期を回避でき、計画通りの作業を実現できる。
次に、図3(c)に示されるガイド溝について説明する。吊り具システム1のガイド部4は、カバー部5及びガイド棒6に代えて、ガイド溝12を備える構成でもよい。ガイド溝12は、例えば、対象物2の周方向に沿って全周に亘って形成されている。ガイド溝12は、対象物2の径方向において、外周面2aから内側に窪む凹部である。ガイド溝12は、対象物2の長手方向に対向する一対の側壁13,14、及び底面15を含む。側壁13は、対象物2の長手方向において中央側に配置され、側壁14は、対象物2の長手方向において、端部側に配置されている。側壁13,14は、対象物2の長手方向に交差する面を含む。底面15は、対象物2の外周面2aよりも内側に配置された面である。底面15は、対象物2の長手方向において、側壁13,14間に形成されている。
ガイド溝12の深さは、リング部材3の線径に対応している。リング部材3は、対象物2に装着された状態において、ガイド溝12内に収容される。リング部材3は、側壁13,14間に拘束されるので、リング部材3の位置ずれが抑制される。リング部材3は、側壁13,14に当接して、移動が抑制される。リング部材3は、対象物2の外周面2aよりも内側に配置されるので、対象物2の外周面2aからの張り出し量を抑制することができる。リング部材3が邪魔にならないので、リング部材3を対象物2に装着したまま、対象物2を使用することもできる。
例えば、対象物2が水中に設置された場合には、リング部材3に対する水流の影響を抑制することができる。例えば、水流により発生する抵抗力等を減少させることができる。この吊り具システム1では、リング部材3が水流によって、対象物2から外れる可能性が低減される。リング部材3が、ガイド溝12に収容されて、外部への張り出し量が少ないと、例えば水中での使用において、水中で浮遊する他の物体がリング部材3に当たる可能性が少ない。そのため、リング部材3の損傷が抑制される。
ガイド溝12の長手方向に交差する断面形状は、矩形に限定されず、半円形状でもよく、逆三角形、V字状、その他の形状でもよい。リング部材3は、部分的にガイド溝12からはみ出ていてもよい。また、リング部材3が、ガイド溝12に収容された状態において、ガイド溝12を覆うカバー部を設けてもよい。
次に、図4に示される第2実施形態に係る吊り具システム21について説明する。第2実施形態に係る吊り具システム21が、第1実施形態に係る吊り具システム1と違う点は、係合部材収容部22を備える点である。第2実施形態の説明において、第1実施形態と同じ説明は省略する。
係合部材収容部22は、係合部材10の一部を収容する収容凹部を含む。係合部材収容部22は、例えば、係合部材10のうち、リング部材3の下側に配置される部分を収容する。係合部材収容部22は、例えば、係合部材10であるシャックルのボルト部及びボルト部が連結される部分を収容する凹部である。係合部材収容部22は、一対の側壁23,24、及び底面25を含む。側壁23,24は、対象物2の周方向に対向している。側壁23,24は、図4に示すY方向に対向している。底面25は、対象物2の外周面2aよりも内側に配置された面である。
このように係合部材収容部22を備える吊り具システム21によれば、係合部材10の一部を収容することができるので、係合部材10の位置決めを確実に行うことができる。係合部材10を係合部材収容部22に配置した状態において、係合部材10は、対象物2の周方向に対向する側壁23,24に当接可能である。これにより、係合部材10の位置ずれが抑制される。同様に、係合部材10は、対象物2の長手方向(X方向)に対向する側壁に当接可能である(例えば図5(a)参照)。これにより、係合部材10の位置ずれが抑制される。また、係合部材10の位置ずれが抑制されるので、対象物2を安定した姿勢で吊すことができる。
また、対象物2の径方向において、リング部材3と対象物2の外周面2aとの間に、係合部材10が配置されず、対象物2の外周面2aより内側に、係合部材10の一部が配置される。そのため、リング部材3を対象物2に装着した状態において、リング部材3が略全周に亘って対象物2に接するように配置することができる。リング部材3の局所的な変形が抑制される。
次に、図5に示される係合部材収容部22及びガイド溝12について説明する。吊り具システムは、係合部材収容部22及びガイド溝12を備えていてもよい。図5(a)に示されるように係合部材収容部22の底面25は、ガイド溝12の底面15よりも深い位置に形成されている。係合部材収容部22の底面25は、対象物2の径方向(Z方向)において、ガイド溝12の底面15よりも中心側に配置されている。係合部材収容部22は、対象物2の長手方向に対向する一対の側壁26,27を含む。側壁26は、対象物2の長手方向において中央側(内側)に配置され、側壁27は、対象物2の長手方向において、端部側(外側)に配置されている。
図5(b)に示されるように、係合部材収容部22は、平面視において、ガイド溝12に対して交差するように配置されている。ガイド溝12は、係合部材収容部22の側壁23,24を貫通するように形成されている。なお、図5(b)では、リング部材3及び係合部材10の図示を省略している。
このような吊り具システムでは、係合部材収容部22の側壁23,24によって、対象物2の周方向における係合部材10の位置を拘束することができる。この吊り具システムでは、係合部材収容部22の側壁26,27によって、対象物2の長手方向における係合部材10の位置を拘束することができる。この吊り具システムでは、ガイド溝12によって、対象物2の長手方向におけるリング部材3の位置を拘束することができる。この吊り具システムでは、リング部材3及び係合部材10の対象物2に対する位置ずれを抑制することができる。
吊り具システムでは、リング部材3をガイド溝12内に収容し、係合部材10を係合部材収容部22に収容することができるので、対象物2を設置した後もそのまま対象物2に装着した状態としてもよい。リング部材3及び係合部材10が邪魔にならず、対象物2の使用に影響を与えないようにすることができる。また、対象物2を撤去したり、一時的に取り外したりする際に、リング部材3を再利用することができ、リング部材3を装着するための作業時間を削減できる。
次に、図6(a)に示される第3実施形態に係る吊り具システム31について説明する。第3実施形態の説明において、上記実施形態と同じ説明は省略する。吊り具システム31では、複数の円筒体2,32を備える対象物を吊ることができる。対象物は、一対の円筒体2を備える。一対の円筒体2は、Y方向に離間して配置されている。一対の円筒体2は、Y方向に延在する強度部材33によって連結されている。
円筒体32は、Y方向における一対の円筒体2間で、一対の円筒体2より上方に配置されている。円筒体32は、Z方向において、一対の円筒体2とは異なる位置に配置されている。円筒体32は、強度部材33からZ方向に延びる一対の支持片34によって連結されている。一対の支持片34は、円筒体32のY方向の両側から強度部材33に向かって延びている。複数の円筒体2,32は、強度部材33及び支持片34によって連結されている。これらの円筒体2,32、強度部材33及び支持片34は、例えば溶接によって接合されている。
リング部材3は、3本の円筒体2,32を一体として周回するように巻き付けられている。リング部材3は、円筒体2の外周面のうち、円筒体32とは反対側の部分に当接している。リング部材3は、円筒体32の外周面のうち、円筒体2とは反対側の部分に当接している。例えば、リング部材3は、円筒体32の上側の外周面の部分に当接している。リング部材3は、左側の円筒体2の左側及び下側の外周面の部分に当接している。リング部材3は、右側の円筒体2の右側及び下側の外周面の部分に当接している。
円筒体2,32の外周面には、ガイド部4が設けられている。ガイド部4は、リング部材3の配置に対応して設けられている。円筒体32の上側の部分には、ガイド部4として、カバー部5が配置されている。左側の円筒体2の左側の部分には、ガイド部4として、カバー部5及びガイド棒6が設けられている。右側の円筒体2の右側の部分には、ガイド部4として、カバー部5及びガイド棒6が設けられている。カバー部5は、円筒体2の中心よりも上側に配置され、ガイド棒6は、円筒体2の中心よりも下側に配置されている。図6(a)では、図示を省略しているが、係合部材10は円筒体32の上側の部分に配置されている。
このような吊り具システム31を用いることで、複数の円筒体2,32を備える対象物を吊ることができる。
次に、図6(b)に示される第4実施形態に係る吊り具システム35について説明する。第3実施形態の説明において、上記実施形態と同じ説明は省略する。ここでは、対象物が一対の円筒体2である場合について説明する。リング部材3は、一対の円筒体2を一体として周回するように巻き付けられている。リング部材3は、一方の円筒体2の外周面のうち、他方の円筒体2とは反対側の部分に当接している。ガイド部4は、リング部材3の配置に対応して設けられている。ガイド部4は、円筒体2の外周面のうち、リング部材3が当接する領域に設けられている。図6(b)では、図示を省略しているが、係合部材10は、例えば一対の円筒体2の最上部にそれぞれ配置されている。係合部材10は、例えば一対の円筒体2の中間に配置されていてもよい。なお、リング部材3は、図1に示されるように、円筒体2の外周面の略全周に接するように装着されるものでもよい。
また、対象物は、一対の円筒体(第1円筒体)2の間で、円筒体2よりも外径が小さい他の円筒体(第2円筒体)を備えていてもよい。この構成の場合には、中央に配置された第2円筒体から両側に延びる強度部材33を備え、この強度部材33によって、中央の第2円筒体と両側の一対の第1円筒体とが連結されている。このような対象物に対して吊り具システム31を用い、対象物を吊ることができる。
本開示は、前述した実施形態に限定されず、本開示の要旨を逸脱しない範囲で下記のような種々の変形が可能である。
上記の実施形態では、リング部材3に対して係合部材10を介して、ワイヤー11を連結しているが、係合部材10を介さずに、ワイヤー11をリング部材3に連結してもよい。
ガイド溝12は、対象物2の周方向において全周に設けられているものでもよく、部分的に設けられていてもよい。また、ガイド溝12は、リング部材3の長手方向に交差する断面において、全部を収容するものでもよく、部分的に収容するものでもよい。また、ガイド溝12は、対象物2の径方向において、外周面2aよりも外側に配置されている構成でもよい。
係合部材収容部22は、図4及び図5(a)に示されるように、下側部分のみ収容するものでもよく、下側から上側の部分まで略全部を収容するものでもよい。
吊り具システムにおいて、対象物2を設置する際に使用したリング部材3は、その後も装着した状態として、対象物2を再度吊り上げる際に再利用してもよく、対象物2を設置した後に、リング部材3を取り外し、対象物2を再度吊り上げる際に、リング部材3を装着し直してもよい。
吊り具システムは、例えば工場等において装置の製造時に対象物2を吊して使用することができる。例えば、吊り具システムを用いて吊された対象物2に対して、他の部品を組み付けることができる。
1、21、31、35 吊り具システム
2、32 対象物、円筒体
3 リング部材
4 ガイド部
5 カバー部
6 ガイド棒(突出部)
7、8 側壁
10 係合部材
12 ガイド溝
13、14 側壁
22 係合部材収容部。

Claims (6)

  1. 長手方向に延在する対象物を吊すための吊り具システムであって、
    前記対象物を周回するように巻き付けられ、前記長手方向に離間する一対のリング部材と、
    前記対象物に設けられ前記リング部材に当接可能な側壁を含み、前記リング部材の前記長手方向の位置を拘束可能なガイド部と、
    前記対象物の上側に設けられ、前記リング部材に係合する係合部材を収容可能であり、前記対象物の内側に凹む係合部材収容部と、を含み、
    前記ガイド部は、前記対象物の外面から内側に凹む凹部であるガイド溝を含み、
    前記側壁は、前記ガイド溝の側壁である吊り具システム。
  2. 前記対象物の上側で前記リング部材に係合する前記係合部材を更に備える請求項1に記載の吊り具システム。
  3. 前記ガイド部は、前記対象物の外側に向かって突出する突出部を含み、
    前記側壁は、前記突出部の側壁である請求項1又は2に記載の吊り具システム。
  4. 前記ガイド部は、前記リング部材の一部を覆うカバー部を含む請求項1~の何れか一項に記載の吊り具システム。
  5. 長手方向に延在する対象物を吊すための吊り具システムであって、
    前記対象物を周回するように巻き付けられ、前記長手方向に離間する一対のリング部材と、
    前記対象物に設けられ前記リング部材に当接可能な側壁を含み、前記リング部材の前記長手方向の位置を拘束可能なガイド部と、
    前記対象物の上側に設けられ、前記リング部材に係合する係合部材を収容可能であり、前記対象物の内側に凹む係合部材収容部と、を備える吊り具システム。
  6. 長手方向に延在する対象物を吊すための吊り具システムであって、
    前記対象物を周回するように巻き付けられ、前記長手方向に離間する一対のリング部材と、
    前記対象物に設けられ前記リング部材に当接可能な側壁を含み、前記リング部材の前記長手方向の位置を拘束可能なガイド部と、を含み、
    前記ガイド部は、前記対象物の外側に向かって突出する突出部を含み、
    前記側壁は、前記突出部の側壁である吊り具システム。
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