JP7213157B2 - コンクリートひび割れ評価方法およびコンクリート打設評価方法 - Google Patents

コンクリートひび割れ評価方法およびコンクリート打設評価方法 Download PDF

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Description

本発明は、コンクリートひび割れ評価方法およびコンクリート打設評価方法に関する。
コンクリートを含んで構成される構造物において、コンクリートのひび割れは、主要な課題である。コンクリートにひび割れが生じる要因のひとつに、セメントの水和熱に起因する応力が挙げられる。そこで、コンクリートの打設を行う前に、有害なひび割れを生じさせない打設条件の検討が行われる。例えば、非特許文献1には、コンクリートのひび割れを事前に評価する指針が示されている。
日本建築学会、「マスコンクリートの温度ひび割れ制御設計・施工指針(案)・同解説」、日本、日本建築学会、2008年。
ひび割れの評価は、コンクリート構造物をいくつかの単純な解析モデルとして抽出し、当該解析モデルについて評価を行う。解析モデルごとに行う評価の手法は、例えば、非特許文献1などに規定された評価方法に従うことができる。一方、コンクリート構造物は、多様な形状や構成を取り得る。そのため、解析モデルの抽出は、解析を行う技術者の能力や経験に基づいて行われることが多い。そのため、同じコンクリート構造物から、互いに異なる解析モデルが形成されることがあり、一方の解析モデルの結果が良好であるが、他方の解析モデルの結果が不良であるというように、結果にばらつきが生じる可能性がある。
そこで、本発明は、解析者の能力や経験に左右されることなく、信頼性の高い評価結果を得ることが可能なコンクリートひび割れ評価方法およびコンクリート打設評価方法を提供する。
本発明の一形態は、コンクリートを含んで構成される構造物を対象として、コンクリートのひび割れに関する評価を行うコンクリートひび割れ評価方法であって、構造物の構造情報を含むモデリングデータを準備する工程と、モデリングデータを利用して、解析領域検討モデルを生成する工程と、解析領域検討モデルを利用して、複数の解析モデルを生成する工程と、複数の解析モデルのそれぞれについて、コンクリートを打設するときにコンクリートにひび割れが生じる可能性を評価するための評価値を得る工程と、を有する。
このひび割れ評価方法では、準備したモデリングデータを利用して、解析領域検討モデルを生成する。そして、解析領域検討モデルを利用して、コンクリートにひび割れが生じる可能性を評価するための評価値を得るための複数の解析モデルを生成する。つまり、コンクリートのひび割れを評価するに際して、モデリングデータから一部の解析モデルを抽出することなく、モデリングデータから生成可能な全ての解析モデルについて、ひび割れを評価することが可能になる。全ての解析モデルについて評価を行った場合には、一部の解析モデルを抽出することにより生じる結果の揺れが生じることがない。したがって、コンクリートのひび割れの評価について、信頼性の高い評価結果を得ることができる。
上記の方法において、解析領域検討モデルを生成する工程では、モデリングデータから、複数の辺候補から抽出された有効辺が直線状に連結された解析対象辺を含む解析領域検討モデルを生成し、解析モデルを生成する工程では、解析対象辺から、壁状部材と壁状部材の底面を拘束する拘束体とを含む解析モデルを生成してもよい。この工程によれば、梁状の部材または壁状の部材に関するひび割れの評価を行うことができる。
上記の方法において、解析領域検討モデルを生成する工程では、モデリングデータから、複数の版候補から抽出された有効版が連結された解析対象版を含む解析領域検討モデルを生成し、解析モデルを生成する工程では、解析対象版から、平板状の解析モデルを生成してもよい。この工程によれば、耐圧版といった板状の部材に関するひび割れの評価を行うことができる。
上記の方法は、許容閾値より大きい評価値を示す解析モデルに対応する推奨解析モデルであって、評価値が許容閾値以下となる推奨解析モデルのパラメータを得る工程を更に有してもよい。この工程によれば、ひび割れを抑制し得る推奨パラメータを得ることができる。
本発明の別の形態は、コンクリートを含んで構成される構造物を対象として、コンクリートを打設する領域ごとに、コンクリートのひび割れに関する評価を行うコンクリート打設評価方法であって、構造物の構造情報を含むモデリングデータを準備する工程と、モデリングデータを、コンクリート打設予定領域ごとに分割することにより、分割モデリングデータを生成する工程と、分割モデリングデータごとに、コンクリートのひび割れに関する評価を行う工程と、コンクリートのひび割れに関する評価の結果を利用して、コンクリート打設予定領域ごとに打設の可否を判定する工程と、を有し、コンクリートのひび割れに関する評価を行う工程は、分割モデリングデータを利用して、解析領域検討モデルを生成する工程と、解析領域検討モデルを利用して、複数の解析モデルを生成する工程と、複数の解析モデルのそれぞれについて、コンクリートを打設するときにコンクリートにひび割れが生じる可能性を評価するための評価値を得る工程と、評価値と許容閾値とを比較して、許容閾値より大きい評価値を示す解析モデルを抽出する工程と、を有し、打設の可否を判定する工程は、許容閾値より大きい評価値を示す解析モデルを含むコンクリート打設予定領域を打設不可と判定し、許容閾値より大きい評価値を示す解析モデルを含まないコンクリート打設予定領域を打設可能と判定する。
この打設評価方法では、仮定される打設領域ごとに、上記のひび割れ評価方法を用いて、ひび割れの評価を行う。上記のひび割れ評価方法では、信頼性の高い評価結果を得ることが可能である。そして、当該ひび割れ評価方法の結果を用いて打設の可否を判定するので、打設の可否についても信頼性の高い評価結果を得ることができる。
本発明によれば、解析者の能力や経験に左右されることなく、信頼性の高い評価結果を得ることが可能なコンクリートひび割れ評価方法およびコンクリート打設評価方法が提供される。
図1は、第1実施形態のコンクリートひび割れ評価方法の主要な工程を示す図である。 図2の(a)部は、BIMデータを模式的に示す図であり、図2の(b)部は解析領域検討モデルを模式的に示す図である。 図3の(a)部は解析領域の例示であり、図3の(b)部は解析モデルの一例を示す図である。 図4は、図3の(a)部に示す解析領域から生成される解析モデルの一群であり、図4の(b)部はコンクリートひび割れ評価方法の結果として示される図の一例である。 図5は、第2実施形態のコンクリートひび割れ評価方法の主要な工程を示す図である。 図6の(a)部は解析領域検討モデルを模式的に示す図であり、図6の(b)部は解析領域の例示であり、図6の(c)部は解析モデルの一例を示す図である。 図7は、図6の(b)部に示す解析領域から生成される解析モデルの一群であり、図7の(b)部はコンクリートひび割れ評価方法の結果として示される図の一例である。 図8は、第3実施形態のコンクリートひび割れ評価方法の主要な工程を示す図である。 図9は、第4実施形態のコンクリート打設評価方法の主要な工程を示す図である。 図10は、図9のコンクリート打設評価方法において打設領域を設定する動作を説明する図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明を実施するための形態を詳細に説明する。図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
コンクリートの打設は、予め設定される工区と呼ばれる領域ごとに行われる。作業効率の面からすると、工区は広い領域とする方がよい。一方、広い領域を一度の打設で行う形態は、コンクリートのひび割れの観点からすると望ましくない。つまり、作業効率の向上とひび割れの抑制とは、相反する関係にある。したがって、工区は、ひび割れを抑制し得る最大の大きさとすることが望まれる。
そこで、構造物のモデリングデータを用いて、工区を仮定する。そして、工区ごとに、コンクリートのひび割れに関する評価を行う。ひび割れの可能性が高い工区については、工区の再設定を行う。この工区の設定とひび割れの評価とを繰り返し、最終的な工区を決定する。実施形態のコンクリートひび割れ評価方法およびコンクリート打設評価方法は、このような作業において用いられる。
<第1実施形態>
図1~図3を参照しながら、第1実施形態のコンクリートひび割れ評価方法を説明する。コンクリートひび割れ評価方法は、コンクリートを打設するときのひび割れの可能性について評価する。
また、第1実施形態のコンクリートひび割れ評価方法は、評価プログラムがコンピュータによって実行されることにより行われる。第2及び第3実施形態のコンクリートひび割れ評価方法および第4実施形態のコンクリート打設評価方法も同様である。評価プログラムは、1又は複数の処理プログラムを含んでもよい。処理プログラムのそれぞれは、以下に示す各工程の動作を行うように設計された複数のモジュールを含む。つまり、コンクリートひび割れ評価プログラムは、コンクリートを含んで構成される構造物を対象として、コンクリートのひび割れに関する評価を行う。
まず、モデリングデータを準備する(工程S10)。モデリングデータは、構造物の物理的な構造情報を含む。例えば、モデリングデータとして、ビルディング・インフォンメーション・モデリング(Building Information Modeling:BIM)のデータ(以下「BIMデータ」と呼ぶ)を用いてよい。BIMデータは、コンピュータによって作成した構造物の三次元モデルであり、構造データのほかに種々の属性データを含む。BIMデータは、コンピュータによって一から作成したものでもよいし、記憶媒体から読み込まれたものであってもよいし、有線又は無線のネットワークを介して取得されたものであってもよい。
図2の(a)部は、BIMデータ10の一部を平面視した簡易なモデルである。BIMデータ10は、例えば、柱部材11、梁部材12、床部材13に関する情報を含む。柱部材11の中心を通る仮想的な線は、いわゆる通り芯14である。梁部材12は、主に柱部材11間に配置される。梁部材12は、両端が柱部材11に連結される場合もあるし、一端のみが柱部材11に連結される場合もあるし、両端が柱部材11に連結されない場合もある。さらに、梁部材12は、柱部材11の間に配置されない場合もあり得る。したがって、梁部材12と通り芯14との関係は、梁部材12が通り芯14と重複する場合と、梁部材12が通り芯14と重複しない場合と、がある。さらに、梁部材12が通り芯14と重複する場合は、梁部材12の中心線が通り芯14と重複する場合と、梁部材12の中心線が通り芯14と重複しない場合と、を含む。床部材13は、柱部材11及び/又は梁部材12に囲まれた領域に設けられる。床部材13は、その全ての辺が柱部材11および/又は梁部材12に連結される場合もあるし、一部の辺が柱部材11および/又は梁部材12に連結される場合もある。また、床部材13は、穴を含む場合もあり得る。
次に、解析領域検討モデルを生成する(工程S20)。BIMデータ10は、構造物の詳細な構造情報を含んでいる。これらの情報には、ひび割れ評価に必要でないものも含まれる。また、構造物が大規模になるほど、BIMデータ10のデータ容量も大きくなる。そこで、評価に要する計算コストを削減するため、BIMデータ10からひび割れの評価に適したモデルを生成する。
具体的には、まず、辺候補B1を生成する(工程S21)。図2の(a)部において破線によって示すように、辺候補B1とは、例えば、梁部材12を単純な1本の線として簡素化したものである。辺候補B1には、ひび割れ評価の対象に資するものもあるし、評価の対象に資さないものも含まれる。
次に、辺候補B1が評価の対象に資する有効辺B2であるか否かを判定する(工程S22)。まず、梁部材12が柱部材11の間にあるか否かを判定する。換言すると、梁部材12が辺に含まれるか否かを判定する。具体的には、通り芯14から梁部材12の中心(辺候補B1)までの距離が、梁部材12の幅以下であるときに当該梁部材12が柱部材11の間にあると判定する。次に、柱部材11の間にあると判定された梁部材12が有効であるか否かを判定する。具体的には、柱部材11の間隔に対して、梁部材12の長さ(辺候補B1の長さ)が所定の割合以上(例えば20%以上)であるときに、当該辺候補B1を有効辺B2であると判定する。その結果、有効辺B2によって構成される中間モデル15が得られる。
なお、一対の柱部材11の間に、複数の梁部材12が存在する場合もあり得る。この場合には、例えば、一方の柱部材11と対面する一方の梁部材12の面から、他方の柱部材11と対面する他方の梁部材12の面までの距離が、柱部材11の間の距離(辺の長さ)の20%以上である場合に、有効であると判定してよい。
次に、有効辺B2に対して、幅情報を追加する。ひび割れ評価は、同一の通り芯14上に存在するある柱部材11と別の柱部材11との間に存在する一又は複数の連続する梁部材12を対象とする。例えば、同一の通り芯14上にいくつかの梁部材12が存在するとき、それらの幅は同一である場合もあるし、互いに異なる場合もあり得る。そこで、梁部材12の幅が互いに異なる場合に、ひび割れ評価において、厳しい条件となる幅に統一する。その結果、図2の(b)部に示す解析領域検討モデル20が得られる。
次に、解析モデル30を生成する(工程S30)。解析モデル30とは、ひび割れの発生の可能性を評価する評価値を得るための計算モデルである。
まず、解析領域21(解析対象辺)を抽出する(工程S31)。解析領域21は、通り芯14上に連続する有効辺B2ごとに設定される。例えば、図2の(b)部に示す解析領域検討モデル20からは、図3の(a)部に示す15個の解析領域21a~21oが抽出される。なお、以下の説明において、解析領域21a~21oを特に区別する必要がない場合には、単に解析領域21と称する。そして、解析領域21の抽出とは、より詳細には、解析領域21の長さと、解析領域21の幅と、解析領域21の拘束体の幅と、解析領域21の拘束体の長さと、を抽出することである。解析領域の長さとは、連続する有効辺B2の全体の長さと、両端に位置する柱部材11の長さと、の和である。解析領域21の幅とは、連続する有効辺B2を構成する梁部材12において、最も幅が狭い梁部材12の幅である。解析領域21の拘束体の長さとは、解析領域21の長さと同意であり、つまり、連続する有効辺B2の全体の長さと、両端に位置する柱部材11の長さと、の和である。解析領域21の拘束体の幅とは、連続する有効マスM2を構成する床部材13において、最も幅が大きい床部材13の幅である。なお、有効マスM2については、第2実施形態で詳細に説明する。
次に、解析領域21を利用して解析モデル30を生成する(工程S32)。図3の(b)部に示すように、解析モデル30は、断面が逆T形状を呈し、壁状部材31と、拘束体32と、を含む。壁状部材31は、梁部材12を模擬する部分である。拘束体32は、耐圧版を模擬する部分である。壁状部材31の底面31aは、拘束体32の表面32aに固定されている。解析モデル30は、ひび割れ評価に要するいくつかの寸法パラメータを有する。壁状部材31の寸法パラメータは、壁状部材31の長さLと、壁状部材31の幅Dと、壁状部材31の高さHと、を含む。拘束体32の寸法パラメータは、拘束体32の長さLと、拘束体32の幅Dと、拘束体32の高さHと、を含む。解析モデル30の生成とは、これらの寸法パラメータを設定することにより、解析モデル30の形状を決定する作業をいう。
具体的には、壁状部材31の長さLは、解析領域21の長さとする。壁状部材31の幅Dは、解析領域21を構成する梁部材12の幅とする。壁状部材31の高さHは、解析領域21を構成する梁部材12のうち、最も低い高さである梁部材12の高さとする。拘束体32の長さLは、解析領域21の長さとする。拘束体32の幅Dは、解析領域21における拘束体32の幅とする。拘束体32の高さHは、解析領域21を構成する床部材(耐圧版)のうち、最も厚い床部材の高さとする。
つまり、解析領域21は、長さ及び幅に関する情報を含む。したがって、工程S32では、壁状部材31の高さHと、拘束体32の高さH(厚み)と、を設定する。換言すると、工程S32では、各解析領域21に高さ情報を付与して、解析モデル30を決定する。その結果、図4の(a)部に示すように、1個の解析領域21につき1個の解析モデル30が得られる。つまり、解析領域21a~21oから15個の解析モデル30a~30oが得られる。
次に、マスコンクリート解析を行う(工程S40)。この工程S40は、狭義のひび割れ評価である。この工程S40には、日本建築学会が規定する評価手法を採用してよい。本建築学会が規定する評価手法は、有限要素法による温度応力解析と、チャートによる温度応力解析と、を含む。工程S40では、いずれの解析手法を用いてもよい。
1個の解析モデル30に対して、1個の評価値が得られる。つまり、図4の(a)部に示すように、15個の解析モデル30a~30oのそれぞれについて評価値が得られる。解析モデル30a~30oの近傍に付す下線付きの数字は、評価値の例示である。この評価値は、例えば、応力強度比である。より具体的には、打設によって発生する温度応力と、ひび割れが発生する可能性が高い応力と、比率である。評価値は、数値が大きいほどひび割れの可能性が高いことを示し、数値が小さいほどひび割れの可能性が低いことを示す。
次に、複数の解析モデル30a~30oのうち、最大の評価値を示す解析モデル30を抽出する(工程S50)。図4の(a)部に示す例示では、解析モデル30aの評価値(2.0)が最大値である。従って、工程S50の結果、解析モデル30aが抽出される。
そして、抽出された解析モデル30aを表示する(工程S60)。例えば、解析領域検討モデル20を利用して、抽出された解析モデル30aに対応する解析領域21aを別の解析領域21b~21oとは別の色にて示してもよい。
このひび割れ評価方法では、準備したBIMデータ10を利用して、解析領域検討モデル20を生成する。そして、解析領域検討モデル20を利用して、コンクリートにひび割れが生じる可能性を評価するための評価値を得るための複数の解析モデル30を生成する。つまり、コンクリートのひび割れを評価するに際して、BIMデータ10から一部の解析モデル30を抽出することなく、BIMデータ10から生成可能な全ての解析モデル30について、ひび割れを評価することが可能になる。全ての解析モデル30について評価を行った場合には、一部の解析モデル30を抽出することにより生じる結果の揺れが生じることがない。したがって、コンクリートのひび割れの評価について、信頼性の高い評価結果を得ることができる。
上記の方法において、解析領域検討モデル20を生成する工程S20では、BIMデータ10から、複数の辺候補B1から抽出された有効辺B2が直線状に連結された解析領域21を含む解析領域検討モデル20を生成する。解析モデル30を生成する工程S30では、解析領域21a~21oから、壁状部材31と壁状部材31の底面31aを拘束する拘束体32とを含む解析モデル30a~30oを生成する。これらの工程S20、S30によれば、梁状の部材または壁状の部材に関するひび割れの評価を行うことができる。
<第2実施形態>
図5~図7を参照しながら、第2実施形態のコンクリートひび割れ評価方法について説明する。第2実施形態の評価方法は、第1実施形態の評価方法に対して、工程S40において行う狭義のひび割れ評価に用いる解析モデル50の形状が異なる。第1実施形態の評価方法では、図3の(b)部に示す断面形状が逆T字状のモデルを用いた。第2実施形態の評価方法では、図6の(c)部に示すように平板状の版状部材を解析モデル50として用いる。そして、当該解析モデル50の違いに伴い、BIMデータ10から解析モデル50を生成する各工程S20A、S30Aの詳細も相違する。以下、第1実施形態の評価方法と異なる部分について、詳細に説明する。そして、工程S10、S50、S60といった、第1実施形態の評価方法と共通する部分については、詳細な説明を省略する。
解析領域検討モデル40を生成する工程(工程S20A)を行う。この工程S20Aでは、まず、マス候補M1(版候補)を生成する(工程S21A)。マス候補M1は、4本の通り芯14によって囲まれた最小の処理単位である。
次に、マス候補M1が評価の対象に資する有効マスM2(有効版)であるか否かを判定する(工程S22A)。例えば、マス候補M1に1個の床部材13が存在する場合には、マス候補M1と床部材13との重複面積がマス候補M1の面積に対して所定の割合(例えば30%)以上であるとき、マス候補M1は、有効マスM2であるとする。また、マス候補M1に複数の床部材13が存在する場合には、まず、それぞれの床部材13について、床部材13の全面積に占めるマス候補M1との重複面積の割合を得る。当該割合が所定値(例えば80%)以上であるものを次の計算対象とする。次に、当該割合が所定値以上であった床部材13のそれぞれについて、マス候補M1との重複面積を足し合わせる。そして、足し合わせた合計面積がマス候補M1の面積に対して所定の割合(例えば30%)以上であるとき、マス候補M1は、有効マスM2であるとする。上記のマス候補M1の有効/無効を判断した結果、図6の(a)部に示す解析領域検討モデル40が得られる。
次に、解析モデル50を生成する(工程S30A)。既に述べたように、図6の(c)部に示す第2実施形態の解析モデル50は、第1実施形態の解析モデル30とは形状が異なる。第2実施形態の解析モデル50は、版状部材と呼ばれる。
解析領域41(解析対象版)を抽出する(工程S31A)。解析領域41は、一又は複数の有効マスM2が連続する矩形状の領域である。例えば、図6の(b)部に示す解析領域検討モデル20からは、図7の(a)部に示す9個の解析領域41a~41iが抽出される。
なお、有効マスM2に対応する床部材13が柱部材11及び/又は梁部材12に接する場合には、有効マスM2の寸法に当該柱部材11及び/又は梁部材12の寸法が加算されてもよい。この場合には、解析領域41が拡大することとなる。解析モデル50の解析にあっては、長さが長いほど解析上不利になる。換言すると、解析モデル50の解析にあっては、長さが長いほど安全側の結果が得られる。同様に、解析モデル50の解析にあっては、幅が狭いほど解析上不利になる。そのため、床部材13を模擬した有効マスM2のパラメータに柱部材11及び/又は梁部材12の影響を付与する。
例えば、梁部材12と通り芯14に囲まれた領域(つまり、マス候補M1)とが重複する場合に、当該重複する領域の面積が、マス候補M1の面積の所定割合(例えば20%)以上であるとき、マス候補M1からはみ出ている梁部材12の寸法を解析領域41に加算する。また、例えば、柱部材11と通り芯14に囲まれた領域(つまり、マス候補M1)とが重複する場合に、当該重複する領域の面積が、マス候補M1の面積の所定割合(例えば10%)以上であるとき、マス候補M1からはみ出ている柱部材11の寸法を解析領域41に加算する。これらの梁部材12及び柱部材11に基づいて解析領域41に加算される寸法を、拡張寸法と呼ぶ。
次に、解析領域41a~41iを利用して解析モデル50a~50iを生成する(工程S32A)。具体的には、解析モデル50において、長さLと、幅Dと、高さHと、を設定する。長さLは、解析領域41の長さに、柱部材11及び又は/梁部材12に基づく拡張寸法を加算したものである。幅Dは、解析領域41の幅である。高さHは、解析領域41に含まれる床部材13のうち、最も薄い床部材13の高さとする。
以下、第1実施形態と同様に、工程S40~S60を行う。その結果、図7の(b)部に示すように、最も大きい評価値(1.8)を示す解析モデル50aに対応する解析領域41aが示される。
第2実施形態の評価方法によっても、第1実施形態の評価方法と同様に、BIMデータ10から生成可能な全ての解析モデル50a~50iについて評価を行う。その場合には、一部の解析モデルを抽出することにより生じる結果の揺れが生じることがない。したがって、コンクリートのひび割れの評価について、信頼性の高い評価結果を得ることができる。
さらに、上記の方法において、解析領域検討モデル40を生成する工程では、BIMデータ10から、複数のマス候補M1から抽出された有効マスM2が連結された解析領域41a~41iを含む解析領域検討モデル40を生成する。解析モデル50を生成する工程S30Aでは、解析領域41a~41iから、平板状の解析モデル50a~50iを生成する。これらの工程S20A、S30Aによれば、耐圧版といった板状の部材に関するひび割れの評価を行うことができる。
<第3実施形態>
図8を参照しながら、第3実施形態であるコンクリートひび割れ評価方法を説明する。第1実施形態の評価方法は、最終的な結果として、最大の評価値を示す解析領域21aを示していた。第3実施形態の評価方法は、最終的な結果として、別の情報を提示する。具体的には、第3実施形態の評価情報は、ひび割れを抑制するために推奨される情報を提示する。したがって、第3の実施形態の評価方法は、評価値を得るまでの工程は、第1実施形態および第2実施形態と同様である。以下、第1実施形態及び第2実施形態の評価方法と相違する処理について詳細に説明し、共通する処理については説明を適宜省略する。
全ての解析モデル30について評価値を得た(工程S40)後に、評価値の判定を行う(工程S70)。この判定では、許容閾値よりも大きい値である評価値を抽出する。許容閾値は、コンクリートの組成やその他の条件に応じて適宜設定してよい。例えば、許容閾値として、1.4を例示する。この場合には、図4の(a)部に示す一群の解析モデル30において、評価値が1.4以上である解析モデル30a、30b、30c、30e、30h、30i、30l、30oが注出される。したがって、工程S70の結果として、評価値が許容閾値以上である解析モデル30a、30b、30c、30e、30h、30i、30l、30oが示される。なお、解析モデル30a~30oのすべての評価値が許容閾値より小さい場合もあり得る。その場合には、工程S70の結果として、全ての解析モデル30a~30oにおいてひび割れの可能性は低い、との情報を採用してよい。
次に、評価値が許容閾値以上である解析モデル30a、30b、30c、30e、30h、30i、30l、30oについて、ひび割れを抑制するために推奨される情報を提示する。より詳細には、対象となる解析モデル30a、30b、30c、30e、30h、30i、30l、30oについて、評価値が許容閾値より小さくなる寸法の例を提示する。例えば、図4の(a)部における最大の評価値(2.0)を示す解析モデル30aについて、解析モデル30aの各寸法パラメータを変更し、変更後の寸法パラメータを用いて再度マスコンクリート解析(工程S40)を行う。そして、工程S40によって得た評価値と許容閾値とを再度比較する。
このように、寸法パラメータの調整と、マスコンクリート解析と、評価値と許容閾値との比較と、を繰り返し、評価値が許容閾値より小さくなる寸法を得る。調整する寸法パラメータは、例えば、解析モデル30aが壁状部材31を含む場合には、壁状部材31の寸法パラメータである、壁状部材31の長さLと、壁状部材31の幅Dと、壁状部材31の高さHと、のうち一又は複数を調整の対象としてよい。また、調整の対象として、拘束体32の寸法パラメータである、拘束体32の長さLと、拘束体32の幅Dと、拘束体32の高さHと、のうち一又は複数を調整の対象としてもよい。
推奨情報の提示は、最大の評価値を示す解析モデル30aのみに対して行ってもよいし、許容閾値以上の評価値を示す解析モデル30a、30b、30c、30e、30h、30i、30l、30oのすべてについて行ってもよい。
また、最大の評価値を示す解析モデル30aについて推奨寸法が設定されたとき、別の解析モデル30b~30oに影響が及ぶ場合があり得る。この場合には、推奨寸法が設定された解析モデル30aを考慮し、解析領域21の再設定と、再設定された解析領域21に基づく解析モデル30a~30oの再生成と、再生成された解析モデル30a~30oごとのマスコンクリート解析と、を行ってもよい。
この工程によれば、ひび割れを抑制し得る推奨パラメータを得ることができる。
<第4実施形態>
図9、図10を参照しながら、第4実施形態であるコンクリート打設評価方法を説明する。この評価方法では、コンクリートを含んで構成される構造物を対象として、コンクリートを打設する領域ごとに、コンクリートのひび割れに関する評価を行う。さらに、この評価方法では、ひび割れに関する評価において否定的な結果が得られた場合には、肯定的な結果が得られる推奨打設領域(工区)の提示も行ってもよい。
第4実施形態の評価方法は、狭義のひび割れ評価の処理として、第1実施形態又は第2実施形態の評価方法を含む。したがって、第4実施形態の評価方法において、第1実施形態又は第2実施形態と共通する工程については詳細な説明を省略する。
まず、BIMデータ10を準備する(工程S100)。次に、打設領域P1、P2(コンクリート打設予定領域)を設定する(工程S200)。ここでいう打設領域とは、工区と読み替えてもよい。打設領域P1、P2の設定には特に制限はない。例えば、図10の(a)部に示すように、2個の打設領域P1、P2を設定してもよい。それぞれの領域を示すデータを、分割モデリングデータと呼ぶ。
次に、打設領域P1、P2について打設が可能であるか否かの判定を行う(工程S300)。打設が可能であるか否かの判定では、ひび割れ評価において許容閾値を超える評価値を示す解析モデル30を含まない場合に打設が可能であると判定し、許容閾値を超える評価値を示す解析モデル30を含む場合に打設が可能でないと判定する。この工程S300において、第1実施形態又は第2実施形態のひび割れ評価方法を用いる。
例えば、まず、分割モデリングデータごとに、解析領域検討モデル20を生成する(工程S20)。次に、解析領域検討モデル20から複数の解析モデル30を生成する(工程S30)。次に、複数の解析モデル30のそれぞれについてマスコンクリート解析を行い、複数の評価値を得る(工程S40)。そして、評価値と許容閾値とを比較し、許容閾値以上である評価値を示す解析モデル30を抽出する(工程S80)。
許容閾値以上である評価値を示す解析モデル30が抽出された場合(工程S80:YES)には、当該打設領域P1は、打設が可能でないと判定する。次に、図10の(b)部に示すように、当該打設領域P1を2以上の新たな打設領域P1a、P1bに分割することにより、打設領域P1の再設定を行う(工程S82)。分割は、打設領域P1の形状や、柱部材11、梁部材12、床部材13といった構成物などに基づいて、適宜設定してよい。そして、それぞれの新たな打設領域P1a、P1bごとに、打設の可否について評価を行う。
許容閾値以上である評価値を示す解析モデル30が抽出されなかった場合(工程S80:NO)には、当該打設領域P2は、打設が可能であると判定する(工程S83)。そして、当該打設領域P2の設定が妥当である旨を提示する。
この打設評価方法では、仮定される打設領域P1、P2ごとに、上記のひび割れ評価方法を用いて、ひび割れの評価を行う。上記のひび割れ評価方法では、信頼性の高い評価結果を得ることが可能である。そして、当該ひび割れ評価方法の結果を用いて打設の可否を判定するので、打設の可否についても信頼性の高い評価結果を得ることができる。
なお、本開示に係るコンクリートひび割れ評価方法およびコンクリート打設評価方法は上記実施形態に限定されない。
10…BIMデータ(モデリングデータ)、11…柱部材、12…梁部材、13…床部材、14…通り芯、B1…辺候補、B2…有効辺、15…中間モデル、20…解析領域検討モデル、21…解析領域、30…解析モデル、31…壁状部材、32…拘束体、M1…マス候補、M2…有効マス、P1,P1a,P1b,P2…打設領域。

Claims (5)

  1. コンクリートを含んで構成される構造物を対象として、前記コンクリートのひび割れに関する評価を行うコンクリートひび割れ評価方法であって、
    前記構造物の構造情報を含むモデリングデータを準備する工程と、
    前記モデリングデータを利用して、解析領域検討モデルを生成する工程と、
    前記解析領域検討モデルを利用して、複数の解析モデルを生成する工程と、
    前記複数の解析モデルのそれぞれについて、前記コンクリートを打設するときに、前記コンクリートにひび割れが生じる可能性を評価するための評価値を得る工程と、を有するコンクリートひび割れ評価方法。
  2. 前記解析領域検討モデルを生成する工程では、前記モデリングデータから、複数の辺候補から抽出された有効辺が直線状に連結された解析対象辺を含む前記解析領域検討モデルを生成し、
    前記解析モデルを生成する工程では、前記解析対象辺から、壁状部材と前記壁状部材の底面を拘束する拘束体とを含む前記解析モデルを生成する、請求項1に記載のコンクリートひび割れ評価方法。
  3. 前記解析領域検討モデルを生成する工程では、前記モデリングデータから、複数の版候補から抽出された有効版が連結された解析対象版を含む前記解析領域検討モデルを生成し、
    前記解析モデルを生成する工程では、前記解析対象版から、平板状の前記解析モデルを生成する、請求項1に記載のコンクリートひび割れ評価方法。
  4. 許容閾値より大きい前記評価値を示す前記解析モデルに対応する推奨解析モデルであって、前記評価値が前記許容閾値以下となる前記推奨解析モデルのパラメータを得る工程を更に有する、請求項1~3の何れか一項に記載のコンクリートひび割れ評価方法。
  5. コンクリートを含んで構成される構造物を対象として、前記コンクリートを打設する領域ごとに、前記コンクリートのひび割れに関する評価を行うコンクリート打設評価方法であって、
    前記構造物の構造情報を含むモデリングデータを準備する工程と、
    前記モデリングデータを、コンクリート打設予定領域ごとに分割することにより、分割モデリングデータを生成する工程と、
    前記分割モデリングデータごとに、前記コンクリートのひび割れに関する評価を行う工程と、
    前記コンクリートのひび割れに関する評価の結果を利用して、前記コンクリート打設予定領域ごとに打設の可否を判定する工程と、を有し、
    前記コンクリートのひび割れに関する評価を行う工程は、
    前記分割モデリングデータを利用して、解析領域検討モデルを生成する工程と、
    前記解析領域検討モデルを利用して、複数の解析モデルを生成する工程と、
    前記複数の解析モデルのそれぞれについて、前記コンクリートを打設するときに前記コンクリートにひび割れが生じる可能性を評価するための評価値を得る工程と、
    前記評価値と許容閾値とを比較して、前記許容閾値より大きい前記評価値を示す前記解析モデルを抽出する工程と、を有し、
    前記打設の可否を判定する工程は、前記許容閾値より大きい前記評価値を示す前記解析モデルを含む前記コンクリート打設予定領域を打設不可と判定し、前記許容閾値より大きい前記評価値を示す前記解析モデルを含まない前記コンクリート打設予定領域を打設可能と判定する、コンクリート打設評価方法。
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