JP7212000B2 - 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム Download PDF

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Description

本開示は、情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムに関する。
放射線画像撮影装置に、着脱可能な部材を装着した状態で、放射線画像の撮影が行われることが知られている。そのため、放射線画像撮影装置に装着される着脱可能な部材に関して判定する技術が知られている。例えば、特許文献1には、放射線画像撮影装置の一例であるマンモグラフィ装置に取り付けられる、着脱可能は部材の一例である圧迫板の種類を識別する技術が記載されている。特許文献1に記載の技術では、乳房を圧迫する圧迫板に、圧迫板の種類を識別するための識別情報が設けられており、マンモグラフィ装置本体に設けられた識別センサにより、識別情報を読み取ってマンモグラフィ装置に取り付けられた圧迫板の種類を識別する。
特開2017-225635号公報
ところで、放射線画像撮影装置に装着する着脱可能な部材の種類が増えた場合等において、十分には対応しきれなかったり、着脱可能な部材に関して判定するための装置が大型化したりする場合があった。
本開示は、上記事情を考慮して成されたものであり、簡易な構成で放射線画像撮影装置に装着される着脱可能な部材に関して判定することができる情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本開示の第1の態様の情報処理装置は、少なくとも1つのプロセッサと、プロセッサによって実行可能な命令を記憶するメモリと、を備え、プロセッサは、放射線画像撮影装置に着脱可能な部材が装着される領域の少なくとも一部を含む領域を撮影領域として、撮影装置により撮影された撮影対象との間の距離を表す距離画像を取得し、放射線画像撮影装置に着脱可能な部材が装着された状態における、着脱可能な部材と撮影装置との間の距離の基準値に関する基準距離情報を取得し、距離画像及び基準距離情報に基づいて、放射線画像撮影装置に、着脱可能な部材が装着されているか否かを判定する。
本開示の第2の態様の情報処理装置は、第1の態様の情報処理装置において、着脱可能な部材は、複数種類存在し、プロセッサは、距離画像及び基準距離情報に基づいて、着脱可能な部材の種類を判定する。
本開示の第3の態様の情報処理装置は、第2の態様の情報処理装置において、着脱可能な部材は、種類毎に、放射線画像撮影装置に装着される位置、及び放射線画像撮影装置に装着された状態での撮影装置との間の距離の少なくとも一方が異なる。
本開示の第4の態様の情報処理装置は、第1の態様から第3の態様のいずれか1態様の情報処理装置において、放射線画像撮影装置は、被検者の乳房を撮影対象としたマンモグラフィであり、着脱可能な部材は、乳房を圧迫する圧迫部材、被検者を放射線から保護するための保護部材、拡大撮影台、及びバイオプシユニットの少なくとも1つである。
本開示の第5の態様の情報処理装置は、第1の態様から第3の態様のいずれか1態様の情報処理装置において、放射線画像撮影装置は、被検者の乳房を撮影対象としたマンモグラフィであり、着脱可能な部材は、乳房を圧迫する複数の種類の圧迫部材を少なくとも含み、プロセッサは、距離画像及び基準距離情報に基づいて、放射線画像撮影装置に装着されている圧迫部材の種類を判定する。
本開示の第6の態様の情報処理装置は、第5の態様の情報処理装置において、複数の種類の圧迫部材の各々には、種類毎に撮影装置との間の距離が異なる目印が設けられている。
本開示の第7の態様の情報処理装置は、第5の態様の情報処理装置において、複数の種類の圧迫部材の各々には、種類毎に形状が異なる凸状または凹状の目印が設けられている。
本開示の第8の態様の情報処理装置は、第1の態様から第7の態様のいずれか1態様の情報処理装置において、基準距離情報は、撮影装置と、放射線画像撮影装置に装着された着脱可能な部材との間の距離を表した基準距離マップである。
本開示の第9の態様の情報処理装置は、第1の態様から第8の態様のいずれか1態様の情報処理装置において、撮影装置は、TOF(Time Of Flight)方式を用いて距離画像を撮影する。
また、上記目的を達成するために本開示の第10の態様の情報処理方法は、放射線画像撮影装置に着脱可能な部材が装着される領域の少なくとも一部を含む領域を撮影領域として、撮影装置により撮影された撮影対象との間の距離を表す距離画像を取得し、放射線画像撮影装置に着脱可能な部材が装着された状態における、着脱可能な部材と撮影装置との間の距離の基準値に関する基準距離情報を取得し、距離画像及び基準距離情報に基づいて、放射線画像撮影装置に、着脱可能な部材が装着されているか否かを判定する処理をコンピュータが実行するための方法である。
また、上記目的を達成するために本開示の第11の態様の情報処理プログラムは、放射線画像撮影装置に着脱可能な部材が装着される領域の少なくとも一部を含む領域を撮影領域として、撮影装置により撮影された撮影対象との間の距離を表す距離画像を取得し、放射線画像撮影装置に着脱可能な部材が装着された状態における、着脱可能な部材と撮影装置との間の距離の基準値に関する基準距離情報を取得し、距離画像及び基準距離情報に基づいて、放射線画像撮影装置に、着脱可能な部材が装着されているか否かを判定する処理をコンピュータに実行させるためのものである。
本開示によれば、簡易な構成で放射線画像撮影装置に装着される着脱可能な部材に関して判定することができる。
実施形態の放射線画像撮影システムにおける全体の構成の一例を概略的に表した構成図である。 実施形態のマンモグラフィ装置の外観の一例を表す側面図である。 実施形態の圧迫板の一例を表す三面図である。 実施形態の圧迫板の他の例を表す三面図である。 実施形態の圧迫板の他の例を表す三面図である。 実施形態のコンソールの構成の一例を表したブロック図である。 実施形態のコンソールの機能の一例を表す機能ブロック図である。 実施形態のコンソールにおける情報処理の流れの一例を表したフローチャートである。 情報処理において実行される着脱可能部材判定処理の流れの一例を表したフローチャートである。 第1取得部が取得する距離画像の一例を表した模式図である。 TOFカメラと同様の位置から可視光カメラで撮影された可視光画像の一例を表した模式図である。 距離画像を格子状に分割した例を表した模式図である。 判定部により生成された距離マップの一例を表す模式図である。 判定部による基準距離マップと距離マップとの比較を説明するための図である。 変形例1を説明するための圧迫板の一例を表す三面図である。 変形例1を説明するための圧迫板の他の例を表す三面図である。 変形例1を説明するための圧迫板の他の例を表す三面図である。 変形例1の情報処理において実行される着脱可能部材判定処理の流れの一例を表したフローチャートである。 変形例2を説明するための圧迫板の一例を表す三面図である。 変形例2を説明するための圧迫板の他の例を表す三面図である。 変形例2を説明するための圧迫板の一例を表す三面図である。 変形例2を説明するための圧迫板の他の例を表す三面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、各実施形態は本発明を限定するものではない。
まず、本実施形態の放射線画像撮影システムにおける、全体の構成の一例について説明する。図1には、本実施形態の放射線画像撮影システム1における、全体の構成の一例を表す構成図が示されている。図1に示すように、本実施形態の放射線画像撮影システム1は、マンモグラフィ装置10及びコンソール12を備える。本実施形態のマンモグラフィ装置10が、本開示の放射線画像撮影装置の一例である。また、本実施形態のコンソール12が、本開示の情報処理装置の一例である。
まず、本実施形態のマンモグラフィ装置10について説明する。図2には、本実施形態のマンモグラフィ装置10の外観の一例を表す側面図が示されている。なお、図2は、被検者の右側からマンモグラフィ装置10を見た場合の外観の一例を示している。
本実施形態のマンモグラフィ装置10は、被検者の乳房を被写体として、乳房に放射線R(例えば、X線)を照射して乳房の放射線画像を撮影する装置である。なお、マンモグラフィ装置10は、被検者が起立している状態(立位状態)のみならず、被検者が椅子(車椅子を含む)等に座った状態(座位状態)において、被検者の乳房を撮影する装置であってもよい。
図2に示すように、本実施形態のマンモグラフィ装置10は、撮影台30内部に制御部20、記憶部22、及びI/F(Interface)部24を備える。制御部20は、コンソール12の制御に応じて、マンモグラフィ装置10の全体の動作を制御する。制御部20は、いずれも図示を省略した、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、及びRAM(Random Access Memory)を備える。ROMには、CPUで実行される、放射線画像の撮影に関する制御を行うための撮影処理プログラムを含む各種のプログラム等が予め記憶されている。RAMは、各種データを一時的に記憶する。
記憶部22には、放射線検出器28により撮影された放射線画像の画像データや、その他の各種情報等が記憶される。記憶部22の具体例としては、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等が挙げられる。I/F部24は、無線通信または有線通信により、コンソール12との間で各種情報の通信を行う。マンモグラフィ装置10で放射線検出器28により撮影された放射線画像の画像データは、I/F部24を介してコンソール12に無線通信または有線通信によって送信される。
また、操作部26は、例えば、マンモグラフィ装置10の撮影台30等に複数のスイッチとして設けられている。なお、操作部26は、タッチパネル式のスイッチとして設けられていてもよいし、ユーザが足で操作するフットスイッチとして設けられていてもよい。
放射線検出器28は、被写体である乳房を通過した放射線Rを検出する。図2に示すように、放射線検出器28は、撮影台30の内部に配置されている。本実施形態のマンモグラフィ装置10では、撮影を行う場合、撮影台30の撮影面30A上には、被検者の乳房が医師及び技師等のユーザによってポジショニングされる。
放射線検出器28は、被検体の乳房及び撮影台30を透過した放射線Rを検出し、検出した放射線Rに基づいて放射線画像を生成し、生成した放射線画像を表す画像データを出力する。本実施形態の放射線検出器28の種類は、特に限定されず、例えば、放射線Rを光に変換し、変換した光を電荷に変換する間接変換方式の放射線検出器であってもよいし、放射線Rを直接電荷に変換する直接変換方式の放射線検出器であってもよい。
放射線照射部37は、放射線源37Rを備えている。図2に示すように放射線照射部37は、撮影台30及び圧迫ユニット36と共にアーム部32に設けられている。図2に示すように、放射線照射部37の下方にあたるアーム部32の被検者に近い位置には、フェイスガード38は着脱可能である。フェイスガード38は、放射線源37Rから出射された放射線Rから被検体を保護するための保護部材である。
また、放射線照射部37の下方にあたるアーム部32の被検者から離れた位置には、撮影対象との間の距離を表す距離画像を撮影するTOF(Time of Flight)カメラ39が設けられている。TOFカメラ39は、TOF方式を用いて距離画像を撮影するカメラであり、本開示の撮影装置の一例である。具体的には、TOFカメラ39は、撮影対象に赤外線等の光を照射し、その反射光を受光するまでの時間、または出射光と受光光との位相変化に基づいて、TOFカメラ39と撮影対象との間の距離を測定する。TOFカメラ39によって撮影される距離画像は、画素毎に、TOFカメラ39と撮影対象との間の距離を表す距離情報を有する。なお、距離画像とは、その画像から、撮影対象までの距離を導出することが可能な画像このことをいう。
なお、図2に示すように本実施形態のマンモグラフィ装置10は、アーム部32と、基台34と、軸部35と、を備えている。アーム部32は、基台34によって、上下方向(Z軸方向)に移動可能に保持される。軸部35は、アーム部32を基台34に連結する。またアーム部32は、軸部35を回転軸として、基台34に対して相対的に回転可能となっている。
アーム部32と撮影台30及び圧迫ユニット36は、軸部35を回転軸として、別々に、基台34に対して相対的に回転可能となっている。本実施形態では、基台34、アーム部32、撮影台30、及び圧迫ユニット36にそれぞれ係合部(図示省略)が設けられ、この係合部の状態を切替えることにより、アーム部32、撮影台30、及び圧迫ユニット36の各々が基台34に連結される。軸部35に連結されたアーム部32、撮影台30、及び圧迫ユニット36の一方または両方が、軸部35を中心に一体に回転する。
圧迫ユニット36には、圧迫板40を上下方向(Z軸方向)に移動する圧迫板駆動部(図示省略)が設けられている。本実施形態の圧迫板40は、被検者の乳房を圧迫する機能を有する。圧迫板40の支持部46は、圧迫板駆動部に着脱可能に取り付けられ、圧迫板駆動部により上下方向(Z軸方向)に移動し、撮影台30との間で被検者の乳房を圧迫する。本実施形態の圧迫板40は、本開示の着脱可能な部材の一例であり、また、本開示の圧迫部材の一例である。
本実施形態のマンモグラフィ装置10に取り付けが可能な圧迫板40には、複数の種類がある。例えば、圧迫板40は、乳房全体を圧迫するものに限らず、乳房の一部を圧迫するものであってもよい。換言すると、乳房よりも小さい圧迫板40でもよい。このような圧迫板40としては、例えば、病変が存在する領域のみの放射線画像を撮影する、いわゆるスポット撮影に用いられる圧迫板40が知られている。またその他の種類の圧迫板40としては、例えば、乳房の大きさに応じた圧迫板、腋窩撮影用の圧迫板、及び拡大撮影用の圧迫板等が挙げられる。
具体例として、本実施形態のマンモグラフィ装置10に取り付けが可能な3種類の圧迫板40~40の各々について、図3A~図3Cを参照して説明する。なお、本実施形態において圧迫板40について、種類を関係なく総称する場合、圧迫板40~40における1~3等の種類を表す符号を省略して単に「圧迫板40」という。
図3Aには、本実施形態の圧迫板40の一例の三面図を示す。図3Aに示した三面図には、圧迫板40を上側(放射線照射部37側)から見た平面図(上面図)、被検体側から見た側面図、及び被検体の右側から見た側面図が含まれる。図3Aに示すように、本実施形態の圧迫板40は、圧迫部42及び支持部46を含む。
圧迫部42は、底部43が壁部44に囲まれた、断面形状が凹型に形成されている。底部43は、被検体の乳房に接触する面の板厚が略一定であり、放射線源37R側の上面43Aは、平坦で、高さが略一様である。また、壁部44は、比較的高く、高さが略一様である。圧迫部42は、乳房の圧迫において位置合わせや圧迫状態の確認を行うために光学的に透明であることが好ましく、また、放射線Rの透過性に優れた材料によって形成される。このような材料の具体的一例としては、PC(ポリカーボネート)、PRT(ポリエチレンテレフタレート)、アクリル、PP(ポリプロピレン)等が挙げられるが、特に限定されるものではない。
一方、支持部46は、取付部47及び腕48を含む。取付部47は、圧迫板40をマンモグラフィ装置10、具体的には圧迫板40内の圧迫板駆動部に取り付ける機能を有し、腕48は、圧迫部42を支持する機能を有する。
図3Bには、本実施形態の圧迫板40の一例の三面図を示す。図3Bに示した三面図には、圧迫板40を上側(放射線照射部37側)から見た平面図(上面図)、被検体側から見た側面図、及び被検体の右側から見た側面図が含まれる。図3Bに示すように、本実施形態の圧迫板40は、上述の圧迫板40と同様に、圧迫部42及び支持部46を含む。図3Bに示すように、本実施形態の圧迫板40は、壁部44の高さが、図3Aに示した圧迫板40の壁部44よりも低く、支持部46の腕48の形が異なる他は、圧迫板40と同様の構成である。
図3Cには、本実施形態の圧迫板40の一例の三面図を示す。図3Cに示した三面図には、圧迫板40を上側(放射線照射部37側)から見た平面図(上面図)、被検体側から見た側面図、及び被検体の右側から見た側面図が含まれる。図3Cに示すように、本実施形態の圧迫板40は、上述の圧迫板40及び40と同様に、圧迫部42及び支持部46を含む。図3Cに示すように、本実施形態の圧迫板40における底部43の上面43Aは、平坦ではなく、胸壁側(取付部47から離れた側)に比べて、取付部47側が高くなっている。また、壁部44は、高さが一様ではなく、胸壁側の一部の高さが、その他の部分の高さに比べて低い。
このように、圧迫板40は、底部43の上面43Aが平坦で、壁部44の高さが一様で比較的高い。そのため、TOFカメラ39により圧迫板40を真上から撮影した場合、TOFカメラ39と上面43Aとの間の距離は場所によらず略一定である。また、TOFカメラ39と壁部44との間の距離は場所によらず略一定であり、かつ圧迫板40におけるTOFカメラ39と壁部44との間の距離に比べて短い。一方、圧迫板40は、底部43の上面43Aが平坦で、壁部44の高さが一様で比較的低い。そのため、TOFカメラ39により圧迫板40を真上から撮影した場合、TOFカメラ39と上面43Aとの間の距離は場所によらず略一定である。また、TOFカメラ39と壁部44との間の距離は場所によらず略一定であり、かつ圧迫板40におけるTOFカメラ39と壁部44との間の距離に比べて長い。一方、圧迫板40は、底部43の上面43Aが平坦ではなく、壁部44の高さが一様ではない。そのため、TOFカメラ39により圧迫板40を真上から撮影した場合、TOFカメラ39と上面43Aとの間の距離は、胸壁側に比べて取付部47側の方が短い。また、TOFカメラ39と壁部44との間の距離は、胸壁側の中央部に比べてその他の部分の方が短い。
従って、TOFカメラ39でTOFカメラ39と圧迫板40との間の距離を測定することにより、圧迫板40~40の各々を区別するとことができる。
一方、本実施形態のコンソール12は、無線通信LAN(Local Area Network)等を介してRIS(Radiology Information System)2等から取得した撮影オーダ及び各種情報と、操作部56等によりユーザにより行われた指示等とを用いて、マンモグラフィ装置10の制御を行う機能を有している。
本実施形態のコンソール12は、一例として、サーバーコンピュータである。図4に示すように、コンソール12は、制御部50、記憶部52、I/F部54、操作部56、及び表示部58を備えている。制御部50、記憶部52、I/F部54、操作部56、及び表示部58はシステムバスやコントロールバス等のバス59を介して相互に各種情報の授受が可能に接続されている。
本実施形態の制御部50は、コンソール12の全体の動作を制御する。制御部50は、CPU50A、ROM50B、及びRAM50Cを備える。ROM50Bには、CPU50Aで実行される、後述する情報処理プログラム51を含む各種のプログラム等が予め記憶されている。RAM50Cは、各種データを一時的に記憶する。本実施形態のCPU50Aが、本開示のプロセッサの一例であり、本実施形態のROM50Bが、本開示のメモリの一例である。
記憶部52には、マンモグラフィ装置10で撮影された放射線画像の画像データや、その他の各種情報等が記憶される。記憶部52の具体例としては、HDDやSSD等が挙げられる。また、本実施形態の記憶部52には、詳細を後述する基準距離情報53が記憶される。
操作部56は、放射線Rの照射指示を含む放射線画像の撮影等に関する指示や各種情報等をユーザが入力するために用いられる。操作部56は特に限定されるものではなく、例えば、各種スイッチ、タッチパネル、タッチペン、及びマウス等が挙げられる。表示部58は、各種情報を表示する。なお、操作部56と表示部58とを一体化してタッチパネルディスプレイとしてもよい。
I/F部54は、無線通信または有線通信により、マンモグラフィ装置10及びRIS2との間で各種情報の通信を行う。本実施形態の放射線画像撮影システム1では、マンモグラフィ装置10で撮影された放射線画像の画像データは、コンソール12が、I/F部54を介して無線通信または有線通信によりマンモグラフィ装置10から受信する。
さらに、図5には、本実施形態のコンソール12の構成の一例の機能ブロック図を示す。図5に示すようにコンソール12は、第1取得部60、第2取得部62、及び判定部64を備える。一例として本実施形態のコンソール12は、制御部50のCPU50AがROM50Bに記憶されている情報処理プログラム51を実行することにより、CPU50Aが、第1取得部60、第2取得部62、及び判定部64として機能する。
第1取得部60は、TOFカメラ39により撮影された距離画像を取得する機能を有する。一例として本実施形態の第1取得部60は、TOFカメラ39により撮影された距離画像を表す画像データを、I/F部24及びI/F部54を介して、TOFカメラ39から取得する。
第2取得部62は、基準距離情報53を取得する機能を有する。一例として本実施形態の第2取得部62は、記憶部52から基準距離情報53を取得する。基準距離情報53は、マンモグラフィ装置10に圧迫板40が装着された状態における、圧迫板40とTOFカメラ39との間の距離の基準値に関する情報である。本実施形態の基準距離情報53が、本開示の基準値に関する基準距離情報の一例である。本実施形態では、圧迫板40とTOFカメラ39との間の距離の基準値として、マンモグラフィ装置10に圧迫板40を取り付けた位置が初期位置である場合の、圧迫板40とTOFカメラ39との間の距離を適用している。なお、圧迫板40の初期位置とは、例えば、撮影台30に最も近い位置が挙げられる。また、基準距離情報53として、圧迫板40とTOFカメラ39との間の距離の基準値が表された基準距離マップ53A(図11も参照)を適用している。基準距離マップ53Aは、圧迫板40の種類毎に存在する。本実施形態では、上述のように複数種類の圧迫板40が存在するため、複数の基準距離マップ53Aが基準距離情報53として記憶部52に記憶されている。また、本実施形態では、マンモグラフィ装置10に圧迫板40が取り付けられていない状態に対応する基準距離マップ53Aも基準距離情報53として記憶部52に記憶されている。
なお、本実施形態において距離画像に対する基準距離マップ53Aや距離マップ72(図10参照)等の「マップ」とは、距離画像における各画素や、分割された格子(図9等参照)が表す距離情報と、その画素や格子等の位置が対応付けられた情報である。基準距離マップ53Aは、画素や格子等の位置と、その画素や格子等が表す距離情報とが対応付けられた情報であれば、画像そのものでなくてもよく、例えば、画素や格子等の位置と、距離情報との相関を表す表等であってもよい。
また、基準距離マップ53Aは、距離画像における圧迫板40とTOFカメラ39との間の距離の基準値を表す情報であればよく、例えば、距離画像そのものであってもよいし、距離画像を加工した画像であってもよい。一例として、本実施形態では、距離画像を加工した画像を用いている。詳細を後述するが、本実施形態では、距離画像70(図9参照)を格子状に分割し、格子毎に距離情報を数値化した距離マップ72(図10参照)を、着脱可能部材判定処理(図7参照)に用いている。そのため、距離画像を距離マップ72と同様に、格子状に分割して格子毎の距離情報を数値化した数値を表す画像を基準距離マップ53Aとして用いている。
基準距離情報53は、マンモグラフィ装置10に取り付けた圧迫板40を初期位置とした状態で予めTOFカメラ39等によって撮影された距離画像等に基づいて得ておくことができる。なお、本実施形態では、基準距離情報53がコンソール12の記憶部52に記憶されている形態について説明したが、基準距離情報53が記憶されている場所は記憶部52に限定されない。例えば、マンモグラフィ装置10の記憶部22に記憶されていてもよいし、放射線画像撮影システム1の外部の装置に記憶されていてもよい。
判定部64は、距離画像及び基準距離情報53に基づいて、マンモグラフィ装置10に圧迫板40が取り付けられているか否かを判定する機能を有する。また、本実施形態の判定部64は、マンモグラフィ装置10に圧迫板40が取り付けられている場合、取り付けられている圧迫板40の種類を判定する機能を有する。
次に、本実施形態のコンソール12の作用について図面を参照して説明する。
本実施形態のコンソール12は、一例として、RIS2等から撮影オーダを受け付けた場合、制御部50のCPU50Aが、ROM50Bに記憶されている情報処理プログラム51を実行することにより、図6に一例を示した情報処理を実行する。図6には、本実施形態のコンソール12において実行される情報処理の流れの一例を表したフローチャートが示されている。
図6のステップS100で、図7に示した着脱可能部材判定処理を実行し、マンモグラフィ装置10に圧迫板40が取り付けられているか否かを判定する。図7には、着脱可能部材判定処理の流れの一例を表したフローチャートが示されている。
図7のステップS200で第1取得部60は、マンモグラフィ装置10のTOFカメラ39から距離画像を取得する。具体的には、第1取得部60は、TOFカメラ39に距離画像の撮影を指示し、指示に基づいてTOFカメラ39によって撮影された距離画像をI/F部24を介して取得する。第1取得部60が取得した距離画像は、判定部64に出力される。
図8Aには、第1取得部60が取得する距離画像70の一例の模式図を示す。 また、図8Bには、TOFカメラ39と同様の位置から可視光カメラ、いわゆる一般的なカメラで撮影された可視光画像の一例の模式図を示す。なお、説明の便宜上、図8Aには、図2に示したTOFカメラ39と異なり、放射線照射部37のフェイスガード38側に配置されたTOFカメラ39から圧迫ユニット36方向に向けて撮影された距離画像70の一例の模式図が示されている。この場合においてもTOFカメラ39の配置によらず、同様の処理が行われるため、以下では、図8Aに示した距離画像70を用いて説明する。
なお、本実施形態において、TOFカメラ39による距離画像の撮影は、被検体のポジショニング前に行っている。被検体のポジショニングが行われ、圧迫板40により被検体の乳房を圧迫した状態では、乳房の厚みに応じて、TOFカメラ39と圧迫板40との間の距離が変化する。そのため、圧迫板40が取り付けられているか否かを判定する場合は、被検体のポジショニング前に、TOFカメラ39により距離画像を撮影することが好ましい。
次のステップS202で判定部64は、距離画像70を格子状に分割する。図9には、距離画像70を格子状に分割した例の模式図を示す。格子の大きさは、限定されず、任意の大きさとすることができる。なお、格子が小さいほど、精度は高くなるが、処理速度は遅くなる。
次のステップS204で判定部64は、距離画像70における分割した格子毎の距離情報を数値化し、マッピングした距離マップを生成する。図10には、判定部64により生成された距離マップ72の一例を示す。なお、図10では、距離マップ72の一部を拡大化したものにおいて数値化された距離情報を明示している。
なお、図10に示した距離情報は、距離画像70において、TOFカメラ39との間の距離が最も近い撮影対象物の距離情報を「0」とし、最も遠い撮影対象物の距離情報を「255」とし、TOFカメラ39との間の距離が離れるほど数値が大きくなる場合の一例を示している。
また、判定部64が、距離画像70における格子毎の距離情報を数値化する方法は限定されない。例えば、各格子において、格子内に含まれる複数の画素の距離情報の平均値を、その格子の距離情報として用いてもよい。
次のステップS206で第2取得部62は、基準距離マップ53Aを取得する。具体的には、第2取得部62は、記憶部52に記憶されている複数の基準距離マップ53Aのうちの1つを取得する。取得した基準距離マップ53Aは、判定部64に出力される。
次のステップS208で判定部64は、図11に示すように、取得した基準距離マップ53Aと、上記ステップS204で生成した距離マップ72とを比較する。判定部64は、比較結果の一例として、基準距離マップ53Aと距離マップ72との類似度を導出する。なお、距離マップ72及び基準距離マップ53Aの全体を比較対象としてもよいが、全体に代えて着脱可能部材の画像が含まれる一部の領域を比較対象としてもよい。本実施形態では、上述したように距離画像70を撮影する場合の圧迫板40の位置を初期位置として定めている。そのため、距離画像70に含まれる圧迫板40を表す画像の領域を予め特定することができる。この場合、距離画像70に含まれる圧迫板40を表す画像の領域を比較対象とすることにより、比較精度を高くすることができ、また、比較のための処理時間を短縮することができる。
次のステップS210で判定部64は、記憶部52に記憶されている全ての基準距離マップ53Aについて、上記ステップS206及びS208の処理を行ったか否かを判定する。未だ、上記ステップS206及びS208の処理を行っていない基準距離マップ53Aがある場合、ステップS210の判定が否定判定となり、ステップS206に戻り、上記ステップS206及びS208の処理を繰り返す。一方、全ての基準距離マップ53Aについて、上記ステップS206及びS208の処理を行った場合、ステップS210の判定が肯定判定となり、ステップS212へ移行する。
ステップS212で判定部64は、上記ステップS208の比較結果に基づいて、距離マップ72と最も類似する基準距離マップ53Aを特定する。
次のステップS214で判定部64は、上記ステップS212で特定した基準距離マップ53Aに基づいて、マンモグラフィ装置10に圧迫板40が取り付けられているか否か、及び取り付けられている場合は、装着されている圧迫板40の種類を判定する。
具体的には、最も類似する基準距離マップ53Aが、マンモグラフィ装置10に圧迫板40が取り付けられていない状態に対応する基準距離マップ53Aである場合、判定部64は、マンモグラフィ装置10に圧迫板40が取り付けられていないと判定する。その他の場合、判定部64は、マンモグラフィ装置10に圧迫板40が取り付けられていると判定し、最も類似する基準距離マップ53Aに対応する圧迫板40の種類を、マンモグラフィ装置10に取り付けられている圧迫板40の種類として特定する。ステップS214の処理の終了により、図7に示した着脱可能部材判定処理が終了し、図6に示した情報処理のステップS100が終了してステップS102に移行する。
なお、マンモグラフィ装置10に取り付けられている着脱可能部材の種類を判別する方法、具体的には着脱可能部材判定処理は、図7を参照して上述した形態に限定されない。例えば、以下の方法としてもよい。判定部64は、基準距離マップ53A及び距離マップ72の同じ位置に対応する各格子について、距離情報が表す距離の差を導出し、さらに、全ての格子について導出した差の絶対値の総和を導出する。判定部64は、導出した総和が、予め定められた閾値以下の場合、導出に用いた基準距離マップ53Aに対応する圧迫板40がマンモグラフィ装置10に取り付けられていると判定する。一方、判定部64は、導出した総和が、予め定められた閾値以下の場合、導出に用いた基準距離マップ53Aに対応する圧迫板40はマンモグラフィ装置10に取り付けられていないと判定してもよい。なお、本形態の場合、例えば、新種の圧迫板40がマンモグラフィ装置10に取り付けられている場合等は、記憶部52に記憶されている全ての基準距離マップ53Aについて、導出した総和が予め定められた閾値以下となる。このように、記憶部52に記憶されている全ての基準距離マップ53Aについて、導出した総和が予め定められた閾値以下となる場合、判定部64は、マンモグラフィ装置10に取り付けられている圧迫板40の種類が判定できないため、例えば、警告を表す情報を出力してもよい。
また、上記形態では、距離画像70を格子状に分割して距離マップ72を生成して判定に用いているが、距離画像70そのものを判定に用いてもよい。この場合、上記格子に代わり、距離画像70の各画素の画素値等、各画素が表す距離情報を判定に用いればよい。
ステップS102で判定部64は、ステップS100の着脱可能部材判定処理の処理結果に基づいて、放射線画像の撮影条件を設定する。撮影条件が、マンモグラフィ装置10に取り付けられる部材に応じて定められる場合がある。例えば、撮影条件の一例である照射の大きさは、圧迫板40の種類に対応して定められている場合がある。この場合、判定部64は、判定結果として得られた圧迫板40の種類に対応して定められている照射野の大きさを取得し、取得した照射野の大きさとするために、放射線照射部37のコリメータ(図示省略)等を制御する。ステップS102の処理が終了すると、図6に示した情報処理が終了する。
このように本実施形態では、コンソール12が、TOFカメラ39で撮影された距離画像70を取得し、距離画像から生成した距離マップ72と、基準距離情報53である基準距離マップ53Aとを比較した比較結果に基づいて、マンモグラフィ装置10に圧迫板40が取り付けられているか否か、及び取り付けられている場合はその種類を判定する。
なお、上記形態に限定されず、例えば、下記変形例1及び変形例2を適用してもよい。
(変形例1)
本変形例では、基準距離情報53の変形例について説明する。上述したように、圧迫板40~40は、壁部44及び底部43の上面43Aにより識別が可能である。そのため、距離画像70における識別に必要な圧迫板40の壁部44及び底部43の上面43Aが含まれる領域について基準距離情報53と比較することにより圧迫板40が取り付けられているか否か、及び取り付けられている場合は、その種類を判定することができる。本変形例では、本形態について説明する。
本変形例では、図12A~12Cに示すように、圧迫板40の領域A及び領域Bに対応する距離画像70の領域を上記判定に用いる。具体的には、マンモグラフィ装置10に各圧迫板40が装着された状態に領域A及び領域Bの各々に対応する距離画像70の領域(便宜上、距離画像70の領域A、及び距離画像70の領域Bという)を上記判定に用いる。
一例として、本変形例の判定部64は、距離画像70から得られた領域Aの壁部44にあたる部分の画素群が表す距離が、第1閾値以下の場合、壁部44が他の圧迫板40よりも高い、圧迫板40が取り付けられていると判定する。一方、判定部64は、距離画像70から得られた領域Aの壁部44にあたる部分の画素群が表す距離が、第1閾値よりも大きい第2閾値以下の場合、圧迫板40または圧迫板40が取り付けられていると判定する。また、判定部64は、距離画像70から得られた領域Aの壁部44にあたる部分の画素群が表す距離が、第2閾値を越える場合、マンモグラフィ装置10に圧迫板40が取り付けられていないと判定する。第1閾値は、圧迫板40の壁部44の高さと、圧迫板40、40の壁部44の高さとを区別するための閾値である。また、第2閾値は、圧迫板40、40の壁部44の高さと、マンモグラフィ装置10に圧迫板40が取り付けられていない状態とを区別するための閾値である。そのため、判定に用いる第1閾値及び第2閾値が基準距離情報53として、予め記憶部52に記憶されている。
なお、判定部64における判定方法は上述した例に限定されない。例えば、圧迫板40の種類毎に、マンモグラフィ装置10の初期位置に圧迫板40を取り付けた状態でTOFカメラ39により撮影された距離画像70の領域A及び領域Bの情報が基準距離情報53とし、距離画像70の領域A及び領域Bの各々と比較する形態としてもよい。また例えば、領域Aには壁部44と底部43とが各々含まれるため、領域Aについては、領域Aにおける壁部44とTOFカメラ39との間の距離に対応する数値、及び底部43とTOFカメラ39との間の距離に対応する数値を基準距離情報53とし、領域Bには、底部43が含まれるため、領域Bについては、領域Bにおける底部43とTOFカメラ39との間の距離に対応する数値を基準距離情報53として用いてもよい。
次に、本変形例のコンソール12の作用を説明する。本変形例のコンソール12で実行される情報処理は、ステップS100の着脱可能部材判定処理が上述した着脱可能部材判定処理(図7参照)と異なるため、本変形例の着脱可能部材判定処理について説明する。図13には、本変形例における、着脱可能部材判定処理の流れの一例を表したフローチャートが示されている。
図13のステップS220で第1取得部60は、上述した着脱可能部材判定処理(図7参照)のステップS200と同様に、マンモグラフィ装置10のTOFカメラ39から距離画像70を取得する。
次のステップS222で判定部64は、距離画像70から領域A及び領域Bを抽出する。一例として、本変形例では、距離画像70における領域A及び領域Bの各々の位置を表す情報が記憶部52に記憶されているため、本情報に基づいて判定部64は、距離画像70から領域A及び領域Bを抽出する。
次のステップS224で第2取得部62は、記憶部52から、領域A及び領域B各々の基準距離情報53を取得する。
次のステップS226で判定部64は、距離画像70の領域Aの壁部44部分と、領域Aの基準距離マップ53Aの壁部44部分とを比較する。次のステップS228で判定部64は、距離画像70の領域Aの壁部44にあたる部分の画素群が表す距離が第1閾値以下であるか否かを判定する。距離画像70の領域Aの壁部44にあたる部分の画素群が表す距離が第1閾値以下の場合、ステップS228の判定が肯定判定となり、ステップS230へ移行する。ステップS230で判定部64は、マンモグラフィ装置10に圧迫板40が取り付けられていると判定する。圧迫板40は、領域Aにおける壁部44の高さが最も高く、TOFカメラ39との間の距離が最も短くなる。そのため、TOFカメラ39との間の距離が第1閾値以下である場合、圧迫板40が取り付けられていると判定することができる。
一方、距離画像70の領域Aの壁部44にあたる部分の画素群が表す距離が第1閾値以下ではない場合、ステップS228の判定が否定判定となり、ステップS232へ移行する。ステップS232で判定部64は、距離画像70の領域Aの壁部44にあたる部分の画素群が表す距離が第2閾値以下であるか否かを判定する。距離画像70の領域Aの壁部44にあたる部分の画素群が表す距離が第2閾値以下の場合、ステップS232の判定が肯定判定となり、ステップS234へ移行する。
ステップS234で判定部64は、距離画像70の領域Aの底部43にあたる部分の画素群が表す距離(以下、領域Aの底部43までの距離という)と、距離画像70の領域Bの底部43にあたる部分の画素群が表す距離(以下、領域Bの底部43までの距離という)とを比較する。圧迫板40と圧迫板40とでは、領域Aにおける壁部44の高さがいずれも低く、本変形例では同様の高さである。そのため、領域Aにおける壁部44の高さでは、圧迫板40及び圧迫板40の判別がつかない。しかしながら、圧迫板40では、領域Aにおける底部43の高さと領域Bにおける底部43が等しいとみなせるが、圧迫板40では、領域Aにおける底部43の高さと領域Bにおける底部43が異なり、領域Bにおける底部43の方が高い位置にあり、TOFカメラ39との間の距離が短くなる。そのため、本変形例では、一例として、距離画像70の領域Aの底部43までの距離と、距離画像70の領域Bの底部43までの距離とを比較することにより、マンモグラフィ装置10に取り付けられている圧迫板40が圧迫板40及び圧迫板40のいずれであるかを判定する。
そこで、次のステップS236で判定部64は、距離画像70の領域Aの底部43までの距離と、距離画像70の領域Bの底部43までの距離とが同一であるか否かを判定する。なお、本判定では、同一であるとの判定は完全に一致する場合に限定されず、誤差を考慮して、同一であると見なせればよい。距離画像70の領域Aの底部43までの距離と、距離画像70の領域Bの底部43までの距離とが同一である場合、ステップS236の判定が肯定判定となり、ステップS238へ移行する。ステップS238で判定部64は、マンモグラフィ装置10に圧迫板40が取り付けられていると判定する。このように第1閾値よりも大きな第2閾値以下であり、かつ領域Aの底部43とTOFカメラ39との間の距離と、領域Bの底部43とTOFカメラ39との間の距離が同一である場合、圧迫板40が取り付けられていると判定することができる。
一方、距離画像70の領域Aの底部43までの距離と、距離画像70の領域Bの底部43までの距離とが同一ではない場合、ステップS236の判定が否定判定となり、ステップS240へ移行する。ステップS240で判定部64は、マンモグラフィ装置10に圧迫板40が取り付けられていると判定する。このように第1閾値よりも大きな第2閾値以下であり、かつ領域Aの底部43とTOFカメラ39との間の距離と、領域Bの底部43とTOFカメラ39との間の距離が同一ではない場合、圧迫板40が取り付けられていると判定することができる。
また、上記ステップS232において、距離画像70の領域Aの壁部44にあたる部分の画素群が表す距離が第2閾値以下ではない場合、ステップS232の判定が否定判定となり、ステップS242へ移行する。ステップS242で判定部64は、マンモグラフィ装置10に圧迫板40が取り付けられていないと判定する。このように第2閾値を越える場合、マンモグラフィ装置10に圧迫板40が取り付けられていないと判定することができる。
上記ステップS230、S238、S240、及びS242のいずれかの処理が終了すると、図13に示した本変形例の着脱可能部材判定処理が終了する。
このように本変形例では、距離画像70及び基準距離情報53を用いることで、マンモグラフィ装置10に圧迫板40が取り付けられているか否か、及び取り付けられている場合は、その種類を判定することができる。
(変形例2)
本変形例では、基準距離情報53の変形例についてさらに説明する。
圧迫板40に各種類を識別するための凸状または凹状の目印が設けられている場合、TOFカメラ39から圧迫板40に設けられた目印までの距離、または目印の形状により圧迫板40の種類を判定することができる。
例えば、図14A及び図14Bには、TOFカメラ39から圧迫板40に設けられた目印までの距離により圧迫板40の種類を識別するための目印80が設けられた場合の一例が示されている。図14A及び図14Bに示すように、圧迫板40の取付部47に、凸状、より具体的には、TOFカメラ39に近付く方向に突出した目印80が設けられている。圧迫板40の目印80は、圧迫板40の目印80に比べて、高さが高い。すなわち、圧迫板40の目印80は、圧迫板40の目印80に比べて、TOFカメラ39との間の距離が短い。この場合、例えば、マンモグラフィ装置10の初期位置に圧迫板40が取り付けられた状態における目印80とTOFカメラ39との間の距離、及びマンモグラフィ装置10の初期位置に圧迫板40が取り付けられた状態における目印80とTOFカメラ39との間の距離を基準距離情報53として適用することができる。本形態では、基準距離情報53と圧迫板40の種類とを対応付けた情報を予め得ておけばよい。
また例えば、図15A及び図15Bには、形状により圧迫板40の種類を識別するための目印81が設けられた場合の一例が示されている。図15A及び図15Bに示すように、圧迫板40の取付部47に、凸状、より具体的には、TOFカメラ39に近付く方向に突出した目印81が設けられている。圧迫板40の目印81は角柱であり、距離画像70に写る形状が矩形状となる。一方、圧迫板40の目印81は円柱であり、距離画像70に写る形状が円形状となる。この場合、例えば、各目印81の形状及びマンモグラフィ装置10の初期位置に圧迫板40が取り付けられた状態における目印81とTOFカメラ39との間の距離を基準距離情報53として適用することができる。
なお、圧迫板40の角柱型の目印81の高さと、圧迫板40の円柱型の目印81の高さとが同じ場合、基準距離情報53が同じになる。しかしながら、圧迫板40の角柱型の目印81と、圧迫板40の円柱型の目印81とでは距離画像70における目印81に対応する画像の形状が異なる。そこで、距離画像70における目印81に対応する画像の形状と圧迫板40の種類とを対応付けた情報を予め得ておく。判定部64は、例えば、距離画像70に対して目印81に対応する画像の形状を判別するための画像解析を行い、判別した目印81に対応する画像に対応する圧迫板40の種類を特定することで、マンモグラフィ装置10に取り付けられている圧迫板40の種類を判定すればよい。なお、このような目印81としては、図15A及び図15Bに示した目印81の他、圧迫板40のID(IDentification)等を表す文字や識別記号等を目印81として用いてもよい。
以上説明したように、上記各形態のコンソール12は、少なくとも1つのプロセッサとしてCPU50Aと、CPU50Aによって実行可能な命令を記憶するROM50Bと、を備える。CPU50Aは、マンモグラフィ装置10に着脱可能な部材が装着される領域の少なくとも一部を含む領域を撮影領域として、TOFカメラ39により撮影された撮影対象との間の距離を表す距離画像70を取得する。また、CPU50Aは、マンモグラフィ装置10に着脱可能な部材が装着された状態における、着脱可能な部材とTOFカメラ39との間の距離の基準値に関する基準距離情報53を取得する。また、CPU5Aは、距離画像及び基準距離情報53に基づいて、マンモグラフィ装置10に、着脱可能な部材が装着されているか否かを判定する。
本開示と異なる従来技として、例えば、圧迫板に、圧迫板の種類を識別するための識別情報を設けておき、マンモグラフィ装置本体に設けられた識別センサにより、識別情報を読み取ってマンモグラフィ装置に取り付けられた圧迫板の種類を識別する形態がある。このような形態では、圧迫板の種類が多い場合や、圧迫板の種類が新たに増えた場合は、現行のセンサでは対応できなかったり、装置が大型化してしまったりする場合がある。
これに対して、本開示のコンソール12では、TOFカメラ39により撮影された距離画像70と基準距離情報53とから圧迫板40が取り付けられているか否か、取り付けられている場合はその種類まで判定することができる。従って、上記各形態のコンソール12によれば、簡易な構成でマンモグラフィ装置10に装着される着脱可能な部材に関して判定することができる。
なお、上記各形態では、基準距離情報53の一例として、基準距離マップ53Aを用いる形態について説明したが、基準距離情報53は、基準距離マップ53Aに限定されない。上述したように、基準距離情報53は、マンモグラフィ装置10に圧迫板40等の着脱可能部材が装着された状態における、着脱可能部材とTOFカメラ39との間の距離の基準値に関する情報であればよい。例えば、基準値として、マンモグラフィ装置10に着脱可能部材を取り付けた場合における設計値を用いてもよく、この場合、設計値を表す情報が基準距離情報53となる。なお、この場合、例えば、距離画像70における着脱可能部材を表す画像の領域の位置を予め定めておき、判定部64は、本領域の画像が表す距離と、基準距離情報53とに基づいて、着脱可能部材判定処理(図7等参照)を行えばよい。
なお、上記各形態では、本開示の着脱可能な部材の一例として、圧迫板40について説明したが、本開示の着脱可能な部材は、圧迫板40に限定されない。例えば、フェイスガード38は、本開示の着脱可能な部材の一例であり、また、本開示の保護部材の一例である。フェイスガード38及び圧迫板40は、マンモグラフィ装置10に取り付けられる位置が異なる。この場合、フェイスガード38及び圧迫板40を撮影対象として、TOFカメラ39により1枚の距離画像70を撮影した場合、フェイスガード38が写る領域、及び圧迫板40が写る領域の各々が得られる。そのため、1枚の距離画像70に基づいて、複数の着脱可能な部材について、装着されているか否か、また装着されている場合はその種類について判定することができる。このように、本形態のコンソール12によれば、複数の着脱可能部材についての判定を1枚の距離画像70に基づいて行うことができるため、より簡易な構成でマンモグラフィ装置10に装着される着脱可能な部材に関して判定することができる。なお、このような着脱可能部材のその他の例としては、例えば、拡大撮影台やバイオプシユニット等が挙げられる。
なお、上記各形態では、距離画像を撮影する形態の一例として、TOFカメラを用い、TOF方式により距離画像を撮影する形態について説明したが、距離画像を撮影する撮影装置はTOFカメラに限定されない。例えば、パターンがついた赤外光を撮影対象に照射し、撮影対象からの反射光に応じた距離画像を撮影する撮影装置を用い、Structured Light方式を適用して距離画像を撮影する形態としてもよい。また、例えば、距離画像に写り込んでいるエッジ領域のボケ具合を基に距離を復元するDFD(Depth from Defocus)方式を適用した形態としてもよい。この形態の場合、例えば、カラー開口フィルタを用いて単眼のカメラで撮影した距離画像を用いる形態が知られている。
また、上記各形態では、マンモグラフィ装置10の放射線照射部37における圧迫ユニット36側にTOFカメラ39を設ける形態について説明したが、TOFカメラ39を設ける位置は、本形態に限定されない。TOFカメラ39は、マンモグラフィ装置10に着脱可能な部材が装着される領域の少なくとも一部、具体的には、装着されているか否かを判定可能な部分が写る領域を撮影領域として撮影が可能な位置に配置されていればよく、その位置は限定されない。例えば、放射線照射部37におけるフェイスガード38側にTOFカメラ39を設けてもよい。また例えば、TOFカメラ39をマンモグラフィ装置10の外部に設けてもよい。
また、上記各形態では、本開示の放射線画像撮影装置の一例として、マンモグラフィ装置10を適用した形態について説明した、放射線画像撮影装置は、マンモグラフィ装置に限定されない。例えば、一般撮影を行うための放射線画像撮影装置を適用する形態であってもよい。
また、上記各形態では、コンソール12が本開示の情報処理装置の一例である形態について説明したが、コンソール12以外の装置が本開示の情報処理装置の機能を備えていてもよい。換言すると、第1取得部60、第2取得部62、及び判定部64の機能の一部または全部をコンソール12以外の、例えばマンモグラフィ装置10や、外部の装置が備えていてもよい。
また、上記各形態において、例えば、第1取得部60、第2取得部62、及び判定部64といった各種の処理を実行する処理部(processing unit)のハードウェア的な構造としては、次に示す各種のプロセッサ(processor)を用いることができる。上記各種のプロセッサには、前述したように、ソフトウェア(プログラム)を実行して各種の処理部として機能する汎用的なプロセッサであるCPUに加えて、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の製造後に回路構成を変更可能なプロセッサであるプログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device:PLD)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が含まれる。
1つの処理部は、これらの各種のプロセッサのうちの1つで構成されてもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGAの組み合わせや、CPUとFPGAとの組み合わせ)で構成されてもよい。また、複数の処理部を1つのプロセッサで構成してもよい。
複数の処理部を1つのプロセッサで構成する例としては、第1に、クライアント及びサーバ等のコンピュータに代表されるように、1つ以上のCPUとソフトウェアの組み合わせで1つのプロセッサを構成し、このプロセッサが複数の処理部として機能する形態がある。第2に、システムオンチップ(System On Chip:SoC)等に代表されるように、複数の処理部を含むシステム全体の機能を1つのIC(Integrated Circuit)チップで実現するプロセッサを使用する形態がある。このように、各種の処理部は、ハードウェア的な構造として、上記各種のプロセッサの1つ以上を用いて構成される。
更に、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造としては、より具体的には、半導体素子などの回路素子を組み合わせた電気回路(circuitry)を用いることができる。
また、上記各実施形態では、情報処理プログラム51が記憶部52に予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、これに限定されない。情報処理プログラム51は、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD-ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)、及びUSB(Universal Serial Bus)メモリ等の記録媒体に記録された形態で提供されてもよい。また、情報処理プログラム51は、ネットワークを介して外部装置からダウンロードされる形態としてもよい。
1 放射線画像撮影システム
2 RIS
10 マンモグラフィ装置
12 コンソール
20、50 制御部
22、52 記憶部
24、54 I/F部
26、56 操作部
28 放射線検出器
30 撮影台、30A 撮影面
32 アーム部
34 基台
35 軸部
36 圧迫ユニット
37 放射線照射部、37R 放射線源
38 フェイスガード
39 TOFカメラ
40、40~40 圧迫板
42 圧迫部
43 底部、43A 上面
44 壁部
46 支持部
47 取付部
48 腕
50A CPU、50B ROM、50C RAM
51 情報処理プログラム
53 基準距離情報、53A 基準距離マップ
58 表示部
59 バス
60 第1取得部
62 第2取得部
64 判定部
70 距離画像
72 距離マップ
80、81 目印
A、B 領域
R 放射線

Claims (11)

  1. 少なくとも1つのプロセッサと、
    前記プロセッサによって実行可能な命令を記憶するメモリと、を備え、
    前記プロセッサは、
    放射線画像撮影装置に着脱可能な部材が装着される領域の少なくとも一部を含む領域を撮影領域として、撮影装置により撮影された撮影対象との間の距離を表す距離画像を取得し、
    前記放射線画像撮影装置に前記着脱可能な部材が装着された状態における、前記着脱可能な部材と前記撮影装置との間の距離の基準値に関する基準距離情報を取得し、
    前記距離画像及び前記基準距離情報に基づいて、前記放射線画像撮影装置に、前記着脱可能な部材が装着されているか否かを判定する
    情報処理装置。
  2. 前記着脱可能な部材は、複数種類存在し、
    前記プロセッサは、
    前記距離画像及び前記基準距離情報に基づいて、前記着脱可能な部材の種類を判定する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記着脱可能な部材は、種類毎に、前記放射線画像撮影装置に装着される位置、及び前記放射線画像撮影装置に装着された状態での前記撮影装置との間の距離の少なくとも一方が異なる
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記放射線画像撮影装置は、被検者の乳房を撮影対象としたマンモグラフィであり、
    前記着脱可能な部材は、前記乳房を圧迫する圧迫部材、前記被検者を放射線から保護するための保護部材、拡大撮影台、及びバイオプシユニットの少なくとも1つである
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記放射線画像撮影装置は、被検者の乳房を撮影対象としたマンモグラフィであり、
    前記着脱可能な部材は、前記乳房を圧迫する複数の種類の圧迫部材を少なくとも含み、
    前記プロセッサは、
    前記距離画像及び前記基準距離情報に基づいて、前記放射線画像撮影装置に装着されている前記圧迫部材の種類を判定する
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記複数の種類の圧迫部材の各々には、種類毎に前記撮影装置との間の距離が異なる目印が設けられている
    請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記複数の種類の圧迫部材の各々には、種類毎に形状が異なる凸状または凹状の目印が設けられている
    請求項5に記載の情報処理装置。
  8. 前記基準距離情報は、前記撮影装置と、前記放射線画像撮影装置に装着された前記着脱可能な部材との間の距離を表した基準距離マップである、
    請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記撮影装置は、TOF(Time Of Flight)方式を用いて前記距離画像を撮影する
    請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  10. 放射線画像撮影装置に着脱可能な部材が装着される領域の少なくとも一部を含む領域を撮影領域として、撮影装置により撮影された撮影対象との間の距離を表す距離画像を取得し、
    前記放射線画像撮影装置に前記着脱可能な部材が装着された状態における、前記着脱可能な部材と前記撮影装置との間の距離の基準値に関する基準距離情報を取得し、
    前記距離画像及び前記基準距離情報に基づいて、前記放射線画像撮影装置に、前記着脱可能な部材が装着されているか否かを判定する
    処理をコンピュータが実行する情報処理方法。
  11. 放射線画像撮影装置に着脱可能な部材が装着される領域の少なくとも一部を含む領域を撮影領域として、撮影装置により撮影された撮影対象との間の距離を表す距離画像を取得し、
    前記放射線画像撮影装置に前記着脱可能な部材が装着された状態における、前記着脱可能な部材と前記撮影装置との間の距離の基準値に関する基準距離情報を取得し、
    前記距離画像及び前記基準距離情報に基づいて、前記放射線画像撮影装置に、前記着脱可能な部材が装着されているか否かを判定する
    処理をコンピュータに実行させるための情報処理プログラム。
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