JP7210313B2 - 通信制御装置及び通信制御方法並びに通信システム - Google Patents

通信制御装置及び通信制御方法並びに通信システム Download PDF

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Description

本発明は各種通信システムにおける通信制御装置及び通信制御方法並びに通信システムに関する。
各種通信システムとして、例えば制御用計算機が、制御ネットワークを介して単一または複数の制御対象を制御する制御システムを構成することがある。このような制御システムにおいては、制御システムの用途、要件、要求によって、適切な制御ネットワークが選択され、適用される。技術的な観点からは、それら制御システムの要求の高度化によって、制御ネットワークの技術進展がもたらされたとも言える。そのような制御ネットワークへの要求は多岐に渡り、これらは通信遅延、低コスト化、接続台数、時刻同期の精度、接続距離、通信媒体及び通信データモデルの共通化、冗長化通信等である。
例えばIEC61784等で規格化される一連のリアルタイムEthernetは、IT分野で広く使われるIEEE802.3方式に対して、制御システム向けの機能を定義し、制御システムへの適用を意図した制御ネットワークの代表例である。
加えて、TSN(Time Sensitive Network)と呼ばれる一連のIEEE規格群で構成される通信方式は、リアルタイムEthernetと同様に、IEEE802.3規格を制御システムに適用可能とした制御ネットワークである。
これらIEEE802.3ベースの制御ネットワークは、従来の制御ネットワークに対して、通信帯域の広帯域化等の技術的利点を有する。
一方で、IT分野では、SDN(Software Defined Network)のように、柔軟にネットワークの構成を変更する考え方と、その実装が活用され始めている。SDNでは、対応した中継装置等において、通信パケットの経路制御方式を柔軟に変更可能とし、クラウドといった新たなITシステムの構成の実現に寄与している。
これらの技術的進展とあいまって、制御ネットワークにおける制御システムへの要求は高度化している。従来は、制御対象との制御通信性能の高度化を指向していたが、近年では通信性能に留まらない。例えば、ディープラーニングを主とするAI技術の高度化によって、制御システムへのAI適用や、あるいは保守データの通信によるCBM(Condition Based Maintenance)の適用による資産管理といった用途が挙げられる。
これらの用途を実現する上で必要な通信の要件は、従来の制御用通信と異なっており、状況によって動的に変化し得る。
これらの観点から、例えば特許文献1では、「複数のセンサ端末から受信するセンサ情報に基づく学習結果を用いて観測対象の状態を判別する判別部と、前記センサ情報の通信コストと前記判別部による判別精度とに基づいて、前記センサ情報の送信要否を前記センサ端末ごとに決定する送信制御モデル構築部と、を備え、前記判別部は、前記送信制御モデル構築部により決定された前記送信要否に基づいて送信される前記センサ情報に基づいて、前記観測対象の状態を判別する、情報処理装置」のように構成することで、判別精度を維持しながらセンサ情報の通信コストを低減し得る。
また特許文献2では、「ローカルエリアネットワークと外部ネットワークとの間の通信を中継する通信中継装置であって、前記ローカルエリアネットワークに対するインタフェースとなるLANインタフェース部と、前記外部ネットワークに対するインタフェースとなるWANインタフェース部と、前記LANインタフェース部と前記WANインタフェース部との間に設けられ、前記通信の帯域を制御する帯域制御処理を行う通信データ制御部と、前記通信において送受信される通信データを監視して、前記通信データが予め設定した種類のデータであった場合に帯域制限問い合わせフラグを有効状態とするコンテンツ解析処理を行うコンテンツデータ解析部と、前記通信の帯域制限時の通信レートを定義する帯域制限レートを示す帯域制限レート情報と、前記外部ネットワークに設置される通信先サーバ毎に前記通信の帯域制限状況を定義した帯域制限設定値を含む帯域制限管理テーブルと、を少なくとも格納する記憶部と、前記帯域制限問い合わせフラグが有効状態となったことに応じて、前記帯域制限管理テーブルを参照し、前記帯域制限問い合わせフラグを有効状態とした前記通信データである制限対象通信データの送受信相手の通信先サーバの帯域制限設定値が有効となっている場合に前記帯域制限レート情報において定義された通信レートにて前記制限対象通信データに関する通信処理を実行することを前記通信データ制御部に指示する帯域制限処理を行うシステム制御部と、を有する通信中継装置。」のように構成することで、通信中継装置における無駄な通信を削減する。
特開2018-124852号公報 特開2017-184095号公報
しかしながら、従来の制御用通信では静的なネットワーク構成をとることが主であったため、状況の変化によってはネットワーク資源の利用効率が低いという課題があった。さらには従来の制御用通信の要件(例えば、リアルタイム性といった最大通信遅延の保証)を満足させることが困難であった。
この点に関し、特許文献1は、センサ情報の通信コストと判別精度とに基づいて、該センサ情報の送信要否を決定する。しかしながら、制御用計算機とセンサ間のネットワーク資源を制御しないため、制御用通信の要件を満足させることが困難である。
また特許文献2は、通信データが予め設定した種類のデータであった場合に通信先サーバに対して設定された帯域制限レート情報に基づいて通信する中継装置の発明である。しかしながら、静的な設定に基づくため、動的に状況が変更し得る制御システムへの適用が困難である。
以上のことから本発明においては、制御ネットワークのネットワーク資源の利用効率に優れた制御システムを構成することを可能とする通信制御装置及び通信制御方法並びに通信システムを提供することを目的とする。
以上のことから本発明においては「第一の制御装置の情報を、ネットワーク上の中継装置を介して第二の制御装置に収集する通信システムにおける通信制御装置であって、収集した情報を処理する過程に基づいて、ネットワークのネットワーク資源の配分を制御することを特徴とする通信制御装置」としたものである。
また本発明は、「第一の制御装置と、第一の制御装置の情報をネットワーク上で中継する中継装置と、中継装置を介して第一の制御装置の情報を収集する第二の制御装置と、収集した情報を処理する過程に基づいて、ネットワークのネットワーク資源の配分を制御する通信制御装置を備えることを特徴とする通信システム」としたものである。
また本発明は、「第一の制御装置の情報を、ネットワーク上の中継装置を介して第二の制御装置に収集する通信システムにおける通信制御方法であって、収集した情報を処理する過程に基づいて、ネットワークのネットワーク資源の配分を制御することを特徴とする通信制御方法」としたものである。
本発明によれば、制御ネットワークのネットワーク資源の利用効率に優れた制御システムを提供することができる。
本発明を適用した通信システムの構成例を示す図。 図1内の中央制御装置120のハードウェア構成例を示す図。 図1内のネットワーク中継装置121のハードウェア構成例を示す図。 図1内の分散制御装置123のハードウェア構成例を示す図。 図1内の中央制御装置120の機能構成例を示す図。 図1内の分散制御装置123の機能構成例を示す図。 図1内のネットワーク中継装置121の機能構成例を示す図。 図1内のネットワーク資源制御装置125の機能構成例を示す図。 図1内のネットワーク資源の制御にかかわる機能部の関係をまとめて示す図。 図1内の中央制御装置120における送信側制御処理の動作手順を示すフロー図。 図1内のネットワーク中継装置121における転送処理の動作手順を示すフロー図。 図1内の分散制御装置123における転送処理の動作手順を示すフロー図。 図9内の情報処理用データ処理部135における転送処理の動作手順を示すフロー図。 図1内のネットワーク資源制御装置125におけるネットワーク資源の配分制御の動作手順を示すフロー図。 図9内のネットワーク中継装置121におけるネットワーク資源管理部151によるネットワーク資源の設定の動作手順を示すフロー図。 ネットワーク構成が階層化している場合のシステム構成例を示す図。 スーパーやデパート、百貨店において、本発明を適用する場合のシステム構成例を示す図。 図1内のネットワーク中継装置121におけるネットワーク資源の配分の変化を示す図。 図1内のネットワーク中継装置121におけるネットワーク資源の配分を制御するための指標を示す図。
以下本発明について図面を参照して詳細に説明する。
なお本発明に係る通信システムにおける通信制御装置及び通信制御方法並びに通信システムの技術内容は多岐にわたることから、実施例1においては主に通信システム並びにその通信制御装置のハード的な構成とその機能について説明し、実施例2においては通信制御方法について説明する。
また本発明はその概要を述べると、「第一の制御装置の情報を、ネットワーク上の中継装置を介して第二の制御装置に収集する通信システムにおける通信制御装置であって、
前記収集した情報を処理する過程に基づいて、前記ネットワークのネットワーク資源の配分を制御すること」であることから、実施例3においてはネットワークのネットワーク資源について詳述し、実施例4においては収集した情報を処理する過程においてネットワーク資源の配分を制御すべき条件について詳述する。
さらに実施例5においては、本発明に付随する各種事項として、特に余剰資源の活用について説明する。
実施例1においては、主に通信システム並びにその通信制御装置のハード的な構成とその機能について、図1から図9を用いて説明する。
図1は、本発明に係る通信制御装置及び通信制御方法が適用される典型的な通信システムの構成例を示している。
図1に示す典型的な通信システムは、中央制御装置120が、制御ネットワーク122、ネットワーク中継装置121を介して、分散制御装置123と接続し、通信する。分散制御装置123は、例えばロボットなどの被制御装置124を制御する。
上記構成の通信システムに対して、本発明に係る通信制御装置及び通信制御方法を適用したネットワーク資源制御装置125は、例えばネットワーク中継装置121に作用して、ネットワーク資源を可変に調整する。詳細は実施例3において後述するが、ここでネットワーク資源とは、通信帯域、時分割通信方式における時間幅、特定通信種別に対する優先度等の設定、利用する通信経路数等が挙げられる。
以降、図1各部の構成や処理機能、内容についてさらに詳細に説明する。
まず中央制御装置120は、分散制御装置123に対して、通信パケットを送受信することにより、被制御装置124を制御するための制御指令値の伝送、被制御装置124の計測値の取得や各種設定を実行する。
中央制御装置120は、DCS(Distributed Control System)の中央制御装置や電力系統の保護制御装置のように、各制御システム内のサンプリングデータや、制御指令、状態信号をやりとりすることが例示される。同一制御システム内のデータをパケット内に格納してもよい。
中央制御装置120として、専用コントローラ、産業用パソコン、制御用計算機、DCSコントローラ、SCADA(Supervisory Control and Data Acquisition)サーバ、PLC(Programmable Logic Controller)、IED(Intelligent Electronic Device)、保護制御装置、クラウド、サーバが例示される。
ネットワーク中継装置121は、制御ネットワーク122における中継装置であり、中央制御装置120、分散制御装置123やネットワーク中継装置121の通信するパケットを経路制御し、転送する。ネットワーク中継装置121として、L2スイッチ、L3スイッチを含むネットワークスイッチ、ブリッジ、ルータ、IEEE 1588のTC(Transparent Clock)、BC(Boundary Clock)、OpenFlowスイッチ、IEC 62439-3で定義されるRedBox、QuadBox、光スイッチ、光合波器、光分派器等の各種ネットワーク中継装置が例示される。
制御ネットワーク122は、中央制御装置120、分散制御装置123、ネットワーク中継装置121を接続するネットワークであり、IEEE 802.3(Ethernet)、IEC61784、IEC61784-2のCommunication Profile Family 12(以下、EtherCAT(登録商標)とする)、IEC61158で定義される制御用ネットワークを含む各種産業用ネットワーク、TSNと関連するIEEE通信規格群、DNP(Distributed Network Protocol)3、IEC 61970、IEC62439-3におけるHSR(High availability Seamless Ring)及びPRP(Parallel Redundancy Protocol)、リングネットワーク、IEEE802.17のRPR方式、CAN(Controller Area Network:登録商標)、DeviceNet、RS-232C、RS-422、RS-485、ZigBee(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、IEEE 802.15、IEEE 802.1、モバイル通信、OpenADR、ECHONET Lite(登録商標)、OpenFlow(登録商標)等が例示される。
また、プロトコルスタックにおける上位プロトコルとして、IEC61850、OPC UA(Unified Architecture)、IEC 61850-7-420、IEC 60870-5-104が例示される。あるいは、以上のプロトコルは階層化されていてもよい。例えば、TSN上でデータ領域の内容はOPC UA規格を適用することが例示される。
分散制御装置123は、被制御装置124に接続され、制御ネットワーク122を介して、中央制御装置120から受信した制御指令に応じて被制御装置124を制御、設定する。また、被制御装置124の状態や情報を取得して制御ネットワーク122を介して中央制御装置120へ送信する。
分散制御装置123として、専用コントローラ、産業用パソコン、制御用計算機、DCSコントローラ、SCADA装置、PLC、IED、MU(Merging Unit)、保護制御装置が例示される。
被制御装置124は、分散制御装置123によって制御される機器、装置である。被制御装置124として、移動ロボットやロボットアーム等の産業用ロボット、チップマウンタ、工作機械テーブル、加工装置、工作機械、半導体製造装置、あるいは製造装置内のモータ、インバータや、遮断器、断路器といった電力機器が例示される。
本発明に係る通信制御装置であるネットワーク資源制御装置125は、中央制御装置120、ネットワーク中継装置121、分散制御装置123の通信にかかわるネットワーク資源を制御する。そのようなネットワーク資源として、通信帯域、時分割通信方式における時間幅、特定通信種別に対する優先度等の設定、利用する通信経路数等が挙げられる。
ネットワーク資源制御装置125は、中央制御装置120、ネットワーク中継装置121、分散制御装置123と通信し、中央制御装置120、ネットワーク中継装置121、分散制御装置123の状態を取得することができる。
ネットワーク資源制御装置125として、SDNにおけるOpen Flowコントローラ等の通信制御装置、専用の通信装置が例示される。
なお、図1では中央制御装置120と分散制御装置123間に2つのネットワーク中継装置121を接続しているが、異なる数でもよいし、通信経路が複数であってもよい。
図1に示すシステム構成として、FA(Factory Automation)、PA(Process Automation)向けのDCS等の制御システム、電力分野の監視制御・保護制御システムや、産業用機器、半導体製造装置、車載システム、建設機械や鉄道車両内の制御システム、鉄道地上信号システム、航空機内の制御システムなどが例示される。あるいは、制御ネットワーク122を介して収集した情報をもとに、中央制御装置120あるいは、図示していないクラウドやコンピュータ上で人工知能にて解析し、制御システムの性能向上を図るIoTシステムなどが例示される。
図2に中央制御装置120のハードウェア構成例を示す。
中央制御装置120内のCPU101は、不揮発性記憶媒体105からプログラムをメモリ104に転送して実行する。実行処理プログラムとしては、オペレーティングシステム(以下、OSと称す)やOS上で動作するアプリケーションプログラムが例示される。CPU101上で動作するプログラムは、通信制御IC102の動作設定や、状態情報を取得する。
通信制御IC102は、CPU101上で動作するソフトウェアから送信要求、送信データを受け取り、PHY103を用いて制御ネットワーク122に対して送信する。また、制御ネットワーク122から受信したデータを、バス106を介してCPU101、メモリ104、不揮発性記憶媒体105へ転送する。
通信制御IC102の実装例としては、FPGA(Field Programmable Gate Array)、CPLD(Complex Programmable Logic Device)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、ゲートアレイ等のICが例示される。あるいは、CPU101と一体化して構成されてもよい。通信制御IC102をMAC層、PHY層を含めたIEEE 802.3通信デバイスとしてもよいし、また、PHY機能まで含めて通信制御IC102に包含してもよい。この場合、通信制御IC102の実装例としては、IEEE802.3規格のMAC(Media Access Control)チップ、PHY(物理層)チップ、MACとPHYの複合チップを含む。なお、通信制御IC102は、CPU101や、コンピュータ内部の情報経路を制御するチップセットに含まれていてもよい。また、図2の構成では、通信制御IC102を1つずつ示しているが、通信制御IC102の数は複数であってもよい。
PHY103は、制御ネットワーク122との通信機能を実装した送受信機ICである。PHY103の提供する通信規格としてIEEE802.3のPHY(物理層)チップが例示される。なお、図2の構成では、PHY103と通信制御IC102が接続しているので、IEEE 802.3のMAC(Media Access Control)層の処理は通信制御IC102に含まれる。ただし、MAC機能を提供するICを通信制御IC102とPHY103間に配置する構成や、MAC機能を提供するICとPHY103を組み合わせた通信用ICと通信制御IC102を接続する構成においても、本発明の効果は失われるものではない。なお、PHY103は、通信制御IC102に含まれていてもよい。また、図2の構成では、PHY103を1つずつ示しているが、PHY103の数は複数であってもよい。
メモリ104は、CPU101が動作するための一時的な記憶領域であり、不揮発性記憶媒体105から転送したOS、アプリケーションプログラム等が格納される。
不揮発性記憶媒体105は、情報の記憶媒体で、OS、アプリケーション、デバイスドライバ等や、CPU101を動作させるためのプログラムの保存、プログラムの実行結果の保存に利用される。不揮発性記憶媒体105として、ハードディスクドライブ(HDD)やソリッドステートドライブ(SSD)、フラッシュメモリが例示される。また、取り外しが容易な外部記憶媒体として、フロッピーディスク(FD)、CD、DVD、ブルーレイ(登録商標)、USBメモリ、コンパクトフラッシュ(登録商標)等の利用が例示される。
バス106は、CPU101、通信制御IC102、メモリ104、不揮発性記憶媒体105をそれぞれ接続する。バス106としては、PCIバス、ISAバス、PCI Expressバス、システムバス、メモリバス等が例示される。
図3にネットワーク中継装置121のハードウェア構成例を示す。
ネットワーク中継装置121の内の通信経路制御IC107は、1つ、または複数のPHY103と、バス106に接続し、受信したパケットの転送処理等の通信経路制御を実行する。通信経路制御IC107は、バス106に接続し、バス106経由で通信制御IC102(図示なし)と接続する構成としてもよい。通信経路制御IC107は、FPGA、CPLD、ASIC、ゲートアレイ等のICによる実装が例示される。なお、通信経路制御IC107は、CPU101やコンピュータ内部の情報経路を制御するチップセットに含まれていてもよい。
図4に分散制御装置123のハードウェア構成例を示す。
分散制御装置123内の入出力部108は、被制御装置124を制御、あるいは被制御装置124の情報を取得するための入出力インターフェースである。
入出力部108として、各種のデジタル入出力やアナログ入出力ICが例示される。なお、入出力108からの信号線を1本で示しているが、被制御装置124側の構成により、複数でもよい。
なお図示説明を省略しているが、ネットワーク資源制御装置125のハードウェア構成は図2と同様であるのでその説明を省略する。
次に図1各部装置の機能構成について説明する。まず中央制御装置120の機能構成例を図5に示す。
中央制御装置120内の通信制御部130は、接続された機能部からの送信内容を通信部131へと送信する。複数の機能部からの送信要求に対して、優先度制御や送信内容の結合、複製、送信タイミングの制御を実行し得る。あるいは通信部131が接続する制御ネットワーク122の仕様にあわせてフォーマットの整形、パラメータの付加を実行し得る。
あるいは、単一または複数の通信部131が接続する際は、送信内容を転送する通信部131をひとつ、または複数選択し得る。転送先の通信部131毎に異なるパラメータを付与してもよい。
また、通信制御部130は、接続された通信部131で受信した内容を機能部へと転送する。複数の通信部131からの受信内容に対して、取得順序の優先度制御、受信内容の複製、分解、受信タイミングの制御を実行し得る。
あるいは、通信部131が接続する制御ネットワーク122の仕様にあわせてフォーマットの整形、パラメータの除去をし得る。
通信制御部130は、通信制御IC102、PHY103、あるいはスイッチやルータ、ネットワーク装置に用いられる専用ICといったハードウェアや、TCP/IPプロトコルスタック、ネットワーク処理用ミドルウェアといったソフトウェアのいずれか、または両方による構成が例示される。
通信部131は、制御ネットワーク122に接続し、制御ネットワーク122の通信プロトコルにしたがって通信をするための機能部である。CPU101上で動作するソフトウェア、通信制御IC102、PHY103のいずれか、または複数で構成する。
送信部132は、PHY103と接続して、PHY103に対して、バス106から通知されたデータ、あるいはパケットを加工して送信する機能部である。送信部132の加工処理は、データからフレームを生成する処理や、データまたはパケットの複製、所定のタグを追加することや、CRCなどの異常診断データの計算と付加が例示される。
送信部132が付加するタグとして、IEEE802.1Qで定義されるVLANタグ、IEC62439-3で定義されるHSRタグ、PRPタグが例示される。VLANタグの設定では、PCP(Priority Code Point)、VID(VLAN Identifier)の設定を含む。
送信部132がMAC機能を有することが例示され、CPU101上で動作するソフトウェア、通信制御IC102のいずれか、または複数で構成する。
受信部133は、受信したパケットを通信制御部130へ転送する。受信部133は、受信パケットを加工してもよく、加工処理としては、パケットに付加されたタグの除去やデータの抽出が例示される。また、受信部133は、処理したパケットの情報を一定期間記憶するために情報記憶手段を有し、例えば、送信元アドレスやタグ上の情報を記憶してもよい。
受信部133は、通信制御IC102、PHY103、またはCPU101上のソフトウェアのいずれか、または複数で実装することが例示される。
制御演算部134は、分散制御装置123が被制御装置124を制御する上で必要な指令値を演算する。被制御装置124を直接制御する指令値を算出してもよいし、あるいは分散制御装置123が具体的に被制御装置124を制御するための目標値を算出してもよい。これらの指令値の演算のために、分散制御装置123から受信した情報を用いてもよい。この受信情報は被制御装置124の状態信号を含む。
制御演算部134として、CPU101や、CPU101上で実行されるソフトウェアが例示される。
情報処理用データ処理部135は、主に分散制御装置123から取得した被制御装置124に関する情報を特定用途で処理する機能部である。例えば、分散制御装置123における被制御装置124の制御、状態情報を処理するAI機能や、予防保全、CBM、余寿命予測といった保守機能が例示される。情報処理用データ処理部135の出力として、被制御装置124が実行する制御演算を改善、高度化する情報(制御指令値、フィードバック制御にけるモデル定数等)や、運用者における保守への実行指示が例示される。
情報処理用データ処理部135として、CPU101や、CPU101上で実行されるソフトウェアが例示される。
なお、図5において、制御演算部134と情報処理用データ処理部135を区別して示しているが、同一として構成してもよい。あるいは、中央制御装置120が複数存在し、制御演算部134と情報処理用データ処理部135が異なる中央制御装置120上で動作してもよい。
状態観測部136は、情報処理用データ処理部135における情報処理用データの処理過程の状態を観測する。観測する状態は、予め定義した処理過程の段階を用いて識別してもよい。これは所定の処理を完了したことや対象の制御装置のモデルを構築した等の事象が例示される。あるいは処理過程を定義する単一または複数の指標、変数の値を用いてもよい。例えば、AIの学習における誤差関数の値を用いることが挙げられる。あるいは、処理過程をステートマシンで表わし、各ステートの識別子を用いてもよい。
状態観測部136は、観測した状態をネットワーク資源制御装置125のネットワーク資源配分制御部160へ送信する。
状態観測部136として、CPU101や、CPU101上で実行されるソフトウェアが例示される。
図6は、分散制御装置123の機能構成例を示す。
演算部140は、中央制御装置120から受信した制御指令に基づいて、被制御装置制御部142を介して被制御装置124を制御する。演算部140は、制御演算部134からの制御指令そのままに被制御装置124を制御してもよいし、あるいは制御演算部134からの制御指令値を目標値として細かな制御をしてもよい。例えば、制御演算部134からの制御指令値を位置目標値として、演算部140で被制御装置124の速度制御をしてもよい。
あるいは被制御装置情報取得部143を介して被制御装置124の状態を取得し、中央制御装置120へ送信する。
演算部140として、CPU101や、CPU101上で実行されるソフトウェア、あるいは専用ICによる実装が例示される。
情報処理用データ収集部141は、情報処理用データ処理部135が用いる情報処理用データを演算部140または被制御装置情報取得部143から取得し、情報処理用データ処理部135へと送信する。
情報処理用データ収集部141として、CPU101や、CPU101上で実行されるソフトウェア、あるいは専用ICによる実装が例示される。
被制御装置制御部142は、演算部140からの制御指令を受信し、制御指令に基づいて被制御装置124を制御する。
被制御装置制御部142として、CPU101や、CPU101上で実行されるソフトウェア、あるいは入出力部108による実装が例示される。
被制御装置情報取得部143は、被制御装置124の状態を監視し、演算部140、情報処理用データ収集部141へ伝送する。伝送のタイミングは、所定の定期間隔でもよいし、被制御装置124の状態が変化した場合や、演算部140、情報処理用データ収集部141から要求があった場合が例示される。
被制御装置情報取得部143として、CPU101や、CPU101上で実行されるソフトウェア、あるいは入出力部108による実装が例示される。
図7は、ネットワーク中継装置121の機能構成例を示す。
通信経路制御部150は、複数の通信部131と接続し、各通信部131が受信したパケットが転送され、受信パケット上の情報と、通信経路制御部150に設定された情報に基づいて、受信パケットの転送先である通信部131を決定して経路制御する。
なお、転送先の通信部131へパケット送信するタイミングは、転送先決定後ただちに送信してもよいし、転送待ちの複数のパケット間で優先度制御してもよいし、時分割通信方式によって所定タイムスロットごとに転送してもよい。時分割通信方式による通信の例として、IEEE801.1Qbvが例示される。
通信経路制御部150は、CPU101や、CPU101上で実行されるソフトウェア、FPGA、CPLD、ASIC、ゲートアレイ等のICによる実装が例示される。なお、通信経路制御部150は、CPU101やコンピュータ内部の情報経路を制御するチップセットに含まれていてもよい。また、通信部131の構成によって、通信に必要な機能を内蔵してもよい。例えば、通信部131がPHY(物理層)相当の機能であれば、通信経路制御部150がMAC層相当の機能を含むことが例示される。
ネットワーク資源管理部151は、通信経路制御部150及び、単一または複数の通信部131におけるネットワーク資源の利用状況、配分状況等を管理し、予め定められた規則またはネットワーク資源制御装置125のネットワーク資源設定部161から通知された内容に基づいて、ネットワーク中継装置121におけるネットワーク資源を制御する。
そのようなネットワーク資源として、通信帯域、時分割通信方式における時間幅、特定通信種別に対する優先度等の設定、利用する通信経路数等が挙げられる。
ネットワーク資源管理部151として、CPU101や、CPU101上で実行されるソフトウェア、ネットワーク中継装置におけるネットワーク処理用のLSI等のICデバイスが例示される。
図8にネットワーク資源制御装置125の機能構成例を示す。
ネットワーク資源配分制御部160は、状態観測部136から通知された情報処理用データ処理部135の状態に応じて、ネットワーク資源管理部151へネットワーク中継装置121のネットワーク資源の制御内容あるいは変更指令を通知する。
ネットワーク資源配分制御部160として、CPU101や、CPU101上で実行されるソフトウェア、ネットワーク処理用のLSI等のICデバイスが例示される。
ネットワーク資源設定部161は、ネットワーク資源配分制御部160が決定したネットワーク資源の制御内容に基づいて、ネットワーク中継装置121のネットワーク資源管理部151へ、ネットワーク資源の制御プロトコルに基づいて制御内容を通知する。
ネットワーク資源の制御プロトコルとして、OpenFlowやTSNに関連するIEEE規格、独自プロトコルが例示される。
独自プロトコルは、少なくとも制御対象のネットワーク資源の種別に関する情報と、どのように制御するかを定義した情報を含む。また、ネットワーク資源の制御を変更する時刻、または継続時間を絶対時刻あるいは相対時刻で含めてもよい。絶対時刻は、制御システム内で統一された時刻でもよい。
ネットワーク資源設定部161として、CPU101や、CPU101上で実行されるソフトウェア、ネットワーク処理用のLSI等のICデバイスが例示される。
本発明のネットワーク資源の制御にかかわる機能部の関係を図9に纏めて示す。
図9では、本来、機能部間に存在する通信部131等の図示は省略している。
なお、本発明では情報処理用データ収集部141を分散制御装置123、情報処理用データ処理部135を中央制御装置120、ネットワーク資源管理部151をネットワーク中継装置121、ネットワーク資源配分制御部160、ネットワーク資源設定部161をネットワーク資源制御装置125に含むとして説明しているが、各機能部の配置は、これに限定されず、制御システム内に有していれば、異なる配置でも構わない。例えば、情報処理用データ収集部141が中央制御装置120、ネットワーク中継装置121にあってもよいし、情報処理用データ処理部135がネットワーク中継装置121、分散制御装置123、ネットワーク資源制御装置125のいずれか、または複数に存在してもよい。また、ネットワーク資源配分制御部160、ネットワーク資源設定部161が中央制御装置120、ネットワーク中継装置121、分散制御装置123のいずれか、または複数にあってもよい。
また、ネットワーク中継装置121が複数存在し、ネットワーク資源配分制御部160、ネットワーク資源設定部161が、それら複数のネットワーク中継装置121に存在する複数のネットワーク資源管理部151を対象として、ネットワーク資源の配分を制御してもよい。
また、制御演算部134、演算部140、情報処理用データ収集部141は、ネットワーク中継装置121が適用するネットワーク資源を決定するための情報を通信データに付加してもよい。これは、IEEE802.1Qで定義されるVLANタグ、IEC62439-3で定義されるHSRタグ、PRPタグが例示される。VLANタグの設定では、PCP(Priority Code Point)、VID(VLAN Identifier)の設定が例示される。
図9に示す各機能部の通信は、認証や暗号化等のセキュリティ対策を適用することが例示される。
実施例2においては、実施例1に例示した通信システム並びにその通信制御装置を用いて実行される通信制御方法について、図10から図15を用いて説明する。
図10に中央制御装置120における送信側制御処理の動作手順例を示す。はじめに制御演算部134は制御指令値の演算開始のタイミングを待機する(処理ステップS001)。これは所定の周期で制御処理を開始してもよいし、分散制御装置123からの被制御装置124の状態情報またはセンサデータの受信、あるいは他の中央制御装置120等からの開始要求をもって制御指令の演算を開始してもよい。
次に制御演算部134は、制御指令値を演算する(処理ステップS002)。これは所定の制御方式にしたがう。制御指令値の演算には、分散制御装置123から受信したデータを用いてもよい。次に、計算した制御指令値を単一または複数の分散制御装置123に対して、通信制御部130、送信部132を介して送信する(処理ステップS003)。
ネットワーク中継装置121における転送処理の動作手順例を図11に示す。なお図11の処理の前提として、図10の処理ステップS003で送信された制御指令値は、図11に示す手順で分散制御装置123へ転送されている。
はじめに、ネットワーク中継装置121の通信部131の受信部133は、パケットの受信を待機する(処理ステップS010)。パケットを受信すれば、通信経路制御部150は、受信パケットの内容及びパケットを受信した通信部131、受信部133の情報、ネットワーク資源管理部151によって通信経路制御部150に設定された経路制御の規則にしたがって、該受信パケットを転送する通信部131、送信部132と、転送するタイミングまたは転送先の送信部132での送信タイミングを決定する(処理ステップS011)。このとき、転送先の送信部132は複数でもよいし、転送時に該送信部132に応じて情報をパケットに付加してもよい。該パケットを転送された送信部132は、通信経路制御部150によって制御されたタイミングまたは通信経路制御部150から転送されたタイミングで該パケットを送信する(処理ステップS012)。
図12は、分散制御装置123における制御処理の動作手順例を示す。
はじめに、演算部140は演算処理の開始を待機する(処理ステップS020)。これは所定の周期で制御処理を開始してもよいし、被制御装置124の状態変化によって開始してもよい。
次に、中央制御装置120から受信した制御指令値に基づいて、分散制御装置123の制御指令値を演算する(処理ステップS021)。そして、被制御装置制御部142は、処理ステップS021で算出した制御指令値に基づいて被制御装置124を制御する(処理ステップS022)。次に、演算部140は、被制御装置情報取得部143から被制御装置124の状態情報、センサデータの取得タイミングを待機する(処理ステップS023)。そして、被制御装置124の状態情報、センサデータを取得する(処理ステップS024)。次に、取得した被制御装置124の状態情報、センサデータを中央制御装置120に送信するかどうかを判定する(処理ステップS025)。送信すると判定した場合は送信する(処理ステップS026)。
これは、毎回状態情報、センサデータを取得する度に送信してもよいし、所定回数取得するごとに送信してもよい。あるいは、取得した値がしきい値比較等の所定の条件を満足した場合に送信してもよい。あるいは、状態情報、センサデータを取得した時刻が所定の条件に一致する場合に送信してもよい。これにより、例えば、日中に取得した状態情報、センサデータのみ送信するといった処理が可能である。あるいは、分散制御装置123または被制御装置124が複数のセンサを備え、単一または複数のセンサが所定の条件を満足した場合に送信してもよい。あるいは演算部140、情報処理用データ収集部141の状態が所定の条件を満足した場合に送信してもよい。これは例えば演算部140、情報処理用データ収集部141の演算負荷が小さい場合に送信することが挙げられる。
送信するデータにおいても、取得したデータをそのまま送信してもよいし、複数回数取得した値に対して、全て、または統計処理を施した結果を送信してもよい。あるいは分散制御装置123、被制御装置124が備える他のセンサのセンサデータと組み合わせた結果、あるいは、その結果に対して、全て、または統計処理を施した結果を送信してもよい。
以上の処理終了後、再び処理ステップS020から処理を開始する。
なお、処理ステップS020から処理ステップS022の制御処理と、処理ステップS023から処理ステップS026の状態情報、センサデータの取得処理を順次実行するとして説明したが、これらの制御処理と取得処理を並列に実行してもよい。
また、取得された状態情報、センサデータは中央制御装置120の制御演算部134または情報処理用データ処理部135のいずれか、または両方に送信される。処理ステップS023から処理ステップS026の取得処理は演算部140、情報処理用データ収集部141のいずれか、または両方が実行し得る。
図13は、図9内の情報処理用データ処理部135の動作手順例を示す。これは中央制御装置120における受信側制御処理の動作手順を示すフロー図である。
はじめに情報処理用データ処理部135の処理の開始を待機する(処理ステップS030)。これは、分散制御装置123からの情報処理用データの受信、あるいは所定周期で開始してもよいし、常時演算してもよい。あるいは他の中央制御装置120からの開始要求によって開始してもよい。次に情報処理用データ処理部135は、情報処理用データを用いて演算する(処理ステップS031)。次に、情報処理用データ処理部135の状態が更新されたかを判定する(処理ステップS032)。更新されていれば(処理ステップS032のY)、状態観測部136へ更新された状態の情報を通知する(処理ステップS033)。そして、情報処理用データの演算結果を出力する(処理ステップS034)。これは制御演算部134への制御モデルのパラメータの変更や、AI適用による演算結果(例えば、分類問題における結果)、予防保全における対象機器である被制御装置124の異常診断結果等が挙げられる。状態が更新されていなければ(処理ステップS032のN)、処理ステップS034へ進む。なお、処理ステップS034において、演算結果が、それまでの出力結果と変わらなければ出力しなくてもよい。
図14は、ネットワーク資源制御装置125におけるネットワーク資源の配分制御の動作手順例を示す。
はじめに、ネットワーク資源配分制御部160は、中央制御装置120の状態観測部136から状態が更新されたことを示す通知を待機する(処理ステップS040)。次にネットワーク資源の配分を制御する(処理ステップS041)。そして、演算した結果をネットワーク資源設定部161に通知し、ネットワーク資源設定部161はネットワーク資源の配分結果を、単一または複数のネットワーク中継装置121のネットワーク資源管理部151へ送信する(処理ステップS042)。なお、配分結果に変更がなければ、配分結果を送信しなくともよい。
図15は、ネットワーク中継装置121におけるネットワーク資源管理部151によるネットワーク資源の設定の動作手順例を示す。
はじめに、ネットワーク資源管理部151は通信経路制御部150の設定を更新するタイミングを待機する(処理ステップS050)。これは、ネットワーク資源設定部161からの設定指令の受信をもって開始してもよいし、電源投入後の初期動作時に開始してもよい。あるいは予め定めた絶対時刻や起動後からの相対時刻に開始してもよい。次に、設定内容が設定可能かどうかを判定する(処理ステップS051)。この判定は、設定内容に示されたネットワーク資源が該ネットワーク中継装置121に備わっているかどうかが例示される。
例えば、設定内容がギガビットイーサネット(イーサネット:登録商標)を想定して、100Mbpsより大きい通信帯域を指定しているにもかかわらず、実際の通信部131が100Mbpsの場合は設定不可と判定する。一方で、時分割通信方式において、例えば、1ミリ秒周期中の400マイクロ秒のタイムスロットを未使用で、設定内容が新たに200マイクロ秒のタイムスロットの配分を要求する場合は設定可とする。あるいは250マイクロ秒のタイムスロットの新規配分を要求しているが、通信経路制御部150、ネットワーク資源管理部151におけるタイムスロットの分解能が100マイクロ秒単位の場合があり得る。このような場合、通信経路制御部150、ネットワーク資源管理部151の対応として以下の場合分けが例示される。
A:200マイクロ秒のタイムスロットを配分する(設定可)。
B:300マイクロ秒のタイムスロットを配分する(設定可)。
C:分解能が異なるとして、設定不可とする。
A、Bは分解能に相違がある場合に切り下げるか、切り上げるかの違いである。手順処理ステップS051で設定可(Y)であれば、該ネットワーク資源をネットワーク資源管理部151に配分する(処理ステップS052)。その後、ネットワーク資源の配分可否及び配分結果について、ネットワーク資源配分制御部160に通知する(処理ステップS053)。なお、処理ステップS053において、結果を通知しなくてもよいし、配分不可、あるいは上記のタイムスロットの分解能の違いのように、要求と異なった配分を実行した場合のみ通知してもよい。
次にネットワーク構成を把握することについて説明する。
ネットワーク資源制御装置125のネットワーク資源配分制御部160は、ネットワーク中継装置121のネットワーク資源の配分を制御するため、制御システムを構成する制御ネットワーク122のトポロジや、各ネットワーク中継装置121の状況、性能を知る必要がある。これは、制御システムの立ち上げ時に予め入力してもよいし、動的に情報収集をしてもよい。
情報収集には、ping(ICMP)やIEEE1588のDelay Request Responseメカニズム等を用いることや、TSNを構成するIEEE通信規格群、STP(Spanning Tree Protocol)、RSTP(Rapid Spanning Tree Protocol)でツリートポロジを構築するためのパスコストを用いることやRIP(Routing Infomation Protocol)等のルーティングプロトコルを利用することが例示される。
あるいは、情報収集に独自プロトコルを用いてもよい。独自プロトコルは、収集する情報において、ネットワーク中継装置121が管理可能なネットワーク資源の種類や、設定可能な値の範囲や、パラメータのセット、現在の設定状況を含むことが例示される。
実施例3においては、ネットワークにおけるネットワーク資源とその調整手法について説明する。
実施例1、実施例2における以上の説明においては、単にネットワーク資源と称しているが、本発明において調整可能なネットワーク資源としていくつかのものが考えられる。本発明において利用可能なネットワーク資源は、例えば時分割通信方式におけるタイムスロット、通信帯域、パケットの送信または受信の優先度、冗長化通信の利用経路数またはパケットの複製の数、パケットを構成するデータグラムのサイズまたは数、のいずれか1つ以上である。以下、具体的なネットワーク資源の内容について、さらに詳述する。
まず、ネットワーク資源として時分割通信方式におけるタイムスロットに着目することについて説明する。
図1から図9において、ネットワーク資源配分制御部160、ネットワーク資源設定部161、通信経路制御部150、ネットワーク資源管理部151で対象とするネットワーク資源として時分割通信方式のタイムスロットが例示される。これはタイムスロットの時間幅を変更してもよいし、利用するタイムスロットの数を変更してもよい。このような例として、IEEE802.1Qbvのゲート制御リストやIEC61784-2のCommunication Profile Family 3やCommunication Profile Family 13が例示される。このようにすることで既存の制御通信におけるリアルタイム性を保証しつつ、情報処理用データ処理部135の処理過程に応じて、制御ネットワーク122の利用効率を高めることができる。
次にネットワーク資源として通信帯域に着目することについて説明する。ネットワーク資源配分制御部160、ネットワーク資源設定部161、通信経路制御部150、ネットワーク資源管理部151で対象とするネットワーク資源として、通信帯域幅の配分や、IEEE802.1Qにおける優先度の割り当て、無線周波数帯域のチャネルまたは利用チャネル数が例示される。
次にネットワーク資源としてパケットの送信または受信の優先度、冗長化通信に着目することについて説明する。ここではパケットの送信または受信の優先度、冗長化通信における、複数経路を用いたパケットの経路制御における利用経路数や、ひとつの通信経路であっても対象パケットを複製する数が例示される。
同一の通信内容を再送することで、通信を冗長化し、高信頼化することができる。この場合、再送にかかわるネットワーク資源の配分を制御することが有用である。具体的には通信部131の占有時間、再送にかかる制御演算部134、演算部140、情報処理用データ収集部141、通信経路制御部150の計算機資源、パケットを保存するための記憶資源、再送回数等が例示される。
このとき、演算部140、情報処理用データ収集部141から送信するパケットを複製する場合は、異なる中央制御装置120に送信して高信頼化してもよい。
あるいは、分散制御装置123から、異なる学習方式を利用したAIを動作させる複数の中央制御装置120へ情報処理用データを送信することで、学習方式を多様化させ、学習の収束の可能性の向上、学習速度の向上、複数AIの合議制の利用による高度化といった利点を得ることができる。
他のネットワーク資源として、通信のためのセキュリティ資源が例示される。例えば暗号化計算エンジンの配分等である。
あるいは、ネットワーク資源として、IEEE802.3フレームを構成する単一または複数のデータグラムあたりのデータサイズまたはデータグラムの数であることが例示される。例えば、EtherCATはデータ領域を複数のデータグラムで構成することが可能であるため、これに該当する。
また、ネットワーク資源配分の連続性、非連続性と設定時間を調整することが考えられる。これらのネットワーク資源の配分や割り当ては、必ずしも連続でなくてもよい。例えば、時分割通信におけるタイムスロットの数を変更する場合、追加するタイムスロットは時間的に連続していなくてもよい。
また、ネットワーク資源の変更を維持する期間は、変更後に再変更するまで継続してもよいし、所定期間だけ、あるいは所定の時刻まで有効としてもよい。所定期間は、変更を指示してからの期間に対して設定してもよいし、日中の18時から24時までといった所定期間を指定してもよい。
またネットワーク資源を管理するにあたり、具体的な変更量について、ネットワーク資源管理部151において、ネットワーク資源の変更量は、状態観測部136で定義された状態ごとに所定の変更量を定めてもよいし、あるいは動的に変更量を調整、制御してもよい。
実施例4では、収集した情報を処理する過程においてネットワーク資源の配分を制御すべき条件について詳述する。これは図9の中央処理装置120内の状態観測部136において観測する対象の状態が何であり、どのようになったことをもって、ネットワーク資源制御装置125内のネットワーク資源配分制御部160がネットワーク資源制御を実行すべき状態になっていることを判断するかということであり、以下いくつかの条件について説明する。
本発明に関する配分制御の方式ではAIを考慮するのがよい。この前提として、例えば中央処理装置120は、AI機能を包含するものであり、通信を介して多数のデータを収集し、AI処理結果を制御や監視などに適用している。
ネットワーク資源管理部151の配分制御として、例えば中央処理装置120におけるAIや統計処理の適用によって、所定事象への影響因子の特定を例示する。中央処理装置120におけるAIや統計処理においては、例えば、機器、装置及び消耗品の異常度や劣化度合いを推定する場合に、AIや統計処理の初期段階では、通信を介して多数及び多種のセンサデータを取得するため、タイムスロット等のネットワーク資源を多く割り当てる。
一方AIや統計処理において、異常度、劣化度合いといった該事象への影響因子を特定できた場合は、該影響因子に関係するセンサデータのみを取得すればよいため、ネットワーク資源を制限することができる。このとき、配分するネットワーク資源は、初期段階では、全てのセンサデータを通信可能なネットワーク資源を割り当て、影響因子の特定後は必要なセンサデータのみを通信可能なネットワーク資源を割り当てることが例示される。
例えば、図18では各サイクルに対して3種類の通信にタイムスロットを割り当てている。タイムスロット190を制御データの通信、タイムスロット191をセンサデータの通信、タイムスロット192をその他のデータの通信とすると、初期段階では全てのセンサデータを通信可能なタイムスロット幅をタイムスロット191に割り当て(図18の(a))、影響因子の特定後は必要なセンサデータのみを通信可能なタイムスロット幅をタイムスロット191に割り当てる(図18の(b))ことが例示される。
これは、AIの教師あり学習手法の適用とみれば、ネットワーク資源管理部151における状態として学習段階の状態と、推論段階の状態の2状態が例示される。あるいは教師データと推論結果の差を表わす誤差関数の値を状態としてもよい。これは誤差関数そのものの値を用いてもよいし、誤差関数をいくつかの範囲で区切り、その範囲の違いで状態を表現してもよい。図19は学習曲線を示し、例えば誤差が所定しきい値(図19の点線)を下回った場合に状態を変更することが示される。あるいは誤差の変化の微分値が所定しきい値を下回った場合に、学習が収束しつつあると捉え、状態を変更してもよい。
このとき、推論段階では中央制御装置120から分散制御装置123へ推論結果が送信され、その場合に分散制御装置123からのセンサデータの通信に配分されたネットワーク資源は限定的であることが例示される。
あるいは、ニューラルネットや各推定手法におけるパラメータの変化度合いによって状態を識別してもよい。例えば、ニューラルネットにおける各ニューロンの重み係数の変化度合いが、所定の値以下となれば学習が収束したとして学習が終了した状態とすることが例示される。それ以外の状態を学習状態としてもよいし、重み係数の変化度合いに応じて複数の状態を定義してもよい。
あるいは、制御システム上で制御クラウドを構成し、制御システムを実現する仮想マシンが、異なる中央制御装置120、または分散制御装置123へ移動する場合に、ネットワーク資源を変更することが例示される。具体的には、移動前の中央制御装置120、分散制御装置123間を接続する経路上のネットワーク資源の配分を減少させ、移動先の中央制御装置120または分散制御装置123と、制御対象の被制御装置124と接続する分散制御装置123間を接続する経路上のネットワーク資源の配分を増加させる。
また配分制御の方式として、保守・事故時を考慮するのがよい。例えば、関連する機器、装置が故障した場合、原因調査用のセンサデータや稼動データの通信を優先するため、それら情報処理用データの通信にネットワーク資源を配分することが例示される。
あるいは、工場等の生産システム、FA(Factory Automation)システム、PA(Process Automation)システム等において、夜間等の生産量が少ない場合には、中央制御装置120から分散制御装置123、または分散制御装置123から中央制御装置120への生産にかかわる通信用のネットワーク資源の配分を少なくし、代わりに予防保全用の診断データを主とする情報処理用データへのネットワーク資源配分を増加させることが例示される。このような場合には、ネットワーク資源管理部151はSCADAやDCS、MES(Manufacturing Execution System)と連携し、対象の制御システムの情報を取得することが例示される。
また配分制御の方式として、時刻同期を考慮するのがよい。時分割通信方式で所定タイムスロットをNTP(Network Time Protocol)、SNTP(Simple Network Time Protocol)、IEC61158、IEEE1588等のネットワーク時刻同期プロトコルに配分し、中央制御装置120の情報処理用データ処理部135において、分散制御装置123との同期精度を評価し、分散制御装置123での補正量に応じて時刻同期用パケットのタイムスロットの時間幅または回数を変更してもよい。例えば、分散制御装置123での時刻補正量が少ない場合は、時刻同期の基準となる装置(例えば、中央制御装置120や他の分散制御装置123、またはネットワーク中継装置121)との時刻のずれ、進み方を近似できていると考え、時刻同期パケットのネットワーク資源を減らすことが挙げられる。
実施例5においては、本発明に付随する各種事項として、特に余剰資源の活用について図16、図17を用いて説明する。
実施例4によれば、ネットワーク資源を調整したことによりネットワーク資源に余剰を発生することがある。
例えば、情報処理用データ処理部135の処理過程に応じて、ネットワーク資源の配分を減らした場合、余剰のネットワーク資源を別用途に用いることができる。
例えば、異なる種類のセンサを分散制御装置123または被制御装置124に付加して、マルチモーダルAIの適用を可能とし、AIの学習を高度化することが例示される。
あるいは、送信する情報の整形、表現形式を変更することが例示される。例えば、従来、2値(0、1)で送信していたデータを数値に変更することが例示される。温度センサを例にとると20度以上かどうかという0、1の表現から、具体的な温度数値に変更することが例示される。
あるいは、センシング対象が正弦波の組み合わせで表現し、通常時は該信号をフーリエ変換、またはフェーザ表示等をして、所定周期ごとにパラメータを送信している場合、ネットワーク資源の余剰によって、より細かい周期で瞬時値を送信することが例示される。
あるいは、通常時は、正常、異常または安全、危険といった粗い粒度での判定結果を送信している場合に、ネットワーク資源の余剰によって、その判断理由(例えば、センサ値による判断)もあわせて送信することや、異常、危険である場合の対策例を送信することが例示される。
これらの余剰資源の利用において、配分済みのネットワーク資源では、通常どおりの通信内容(例えば、温度が20度以上かどうかの0、1)で通信し、余剰資源において、具体的な情報(温度数値)を通信することが例示される。
また配分の再設定を行うのがよい。所定の事象に応じて、ネットワーク資源の配分を再設定することが例示される。
例えば、対象の制御システムに季節性の傾向変化が予想される場合、季節によって再設定することが例示される。これは例えば特定の日時になった際に所定センサデータ用のネットワーク資源の配分を増加することが例示される。
あるいは、対象とは異なる分散制御装置123含め、センサ値に特異な変化が見られた場合に、制御システムに異常や状況変化が起きたと考え、ネットワーク資源の配分を再設定してもよい。このような変化は、センサ値を所定しきい値との比較で判定してもよいし、センサ値の時間変化の度合いをもって判定してもよい。
あるいは、橋梁センサや河川の流量計センサのように、社会インフラ向けセンサを対象とする場合は、地震、台風、豪雨、暴風雨、猛暑、多湿といった自然災害の発生を契機にネットワーク資源の配分を再設定してもよい。
あるいはFA、PAといった制御システムにおいて、生産量の変化や急増、激減、または生産ラインの新設、追加、削減等、または新規設備の導入、更新、既存設備の廃棄、新規センサの追加、更新によって、ネットワーク資源の配分を再設定してもよい。
あるいは情報処理用データ処理部135において教師あり学習方式を実行する場合に、学習が収束後、定期的に誤差関数を評価し、その値と所定しきい値との比較した結果によってネットワーク資源の配分を再設定してもよい。
これは、制御システムの環境が動的に変化する場合に対して、学習を継続することで制御システムの環境変化に追従し、情報処理用データ処理を高度化できる。
なお、本発明は、組込みシステム向けのファンレスプロセッサやGPU(Graphics Processing Unit)、AI処理用ICを採用した制御用計算機を用いて、フィールドバス介して、分散制御装置123と接続したフィールド制御システムに適用してもよい。
あるいは、図16のように、ネットワーク構成が階層化している場合に、下位の制御ネットワーク122の状態を通信制御装置180が検知して、中央制御装置120の情報処理用データ処理部135へ通知し、異なる下位の制御ネットワーク122を制御してもよい。
例えば、制御ネットワーク122bに接続する分散制御装置123に状態変化があり、中央制御装置120における分散制御装置123のセンサデータの重要度が上がった場合(例として事故や異常等)に、制御ネットワーク122a、bにおいて、制御ネットワーク122bに接続する分散制御装置123向けのネットワーク資源の配分を増加させ、制御ネットワーク122c、dまたは制御ネットワーク122aにおける制御ネットワーク122c、dに接続する分散制御装置123向けのネットワーク資源の配分を減少させることが例示される。このとき、通信制御装置180a、b、cは、中央制御装置120と同じ図5に示す構成が例示される。
通信制御装置180a、b、cは、中央制御装置120からのネットワーク資源の変更要求を受けて、下位の制御ネットワーク122のネットワーク資源を更新することが例示される。あるいは、通信制御装置180は自律的にネットワーク資源を更新してもよい。
なお、ネットワーク資源制御装置125のネットワーク資源配分制御部160は、ネットワーク中継装置121のネットワーク資源の配分を制御することを中心に説明したが、同様のネットワーク資源を中央制御装置120、分散制御装置123において制御してもよい。
本発明は、制御システムへの適用を中心に述べたが、これに留まらない。例えば、スーパーやデパート、百貨店において、本発明を適用する例を図17に示す。買い物顧客のカートや買い物かごにタブレットPC171を備え、カートや買い物かごに入れた買い物、または買い物顧客の識別子を、カートや買い物かごに備えた無線通信で中央装置174に伝送し、データベース170に記憶された過去の購入履歴の情報等とあわせて、買い物顧客の特性を中央装置174における情報処理用データ処理部135で学習または推論する。
学習段階にあわせて、ネットワーク173のネットワーク資源の配分を変更する。買い物顧客の特性を学習後、余剰資源を用いて、該買い物顧客の購入傾向から、類似または興味を持ち得る商品についての広告や案内に関するデータをタブレットPC171に送信させて表示することが例示される。
なお、購入品の認識はタブレットPC171への入力または商品にRFID(Radio Frequency Identifier)タグ等を付加して自動認識することが例示される。
以上の構成により、情報処理用データの処理過程に応じて、中央制御装置120、分散制御装置123、ネットワーク中継装置121のネットワーク資源を適切に配分するため、ネットワーク資源の利用効率を向上することができる。時分割通信方式のタイムスロットをネットワーク資源とする場合は、制御指令のリアルタイム性を保証しながら、制御システムへのAIやCBM等の保守の適用を両立することができ、制御システムを高度化することができる。
さらに、情報処理用データ処理部135の状態に応じて、ネットワーク資源を適切に変更することで、余剰資源を活用し、冗長化通信による高信頼化、異種AIを活用したAIの学習の高速化、合議制による高度化、補足情報、センサデータの詳細化による制御システムのオペレーションの高度化が期待される。
さらに、所定事象に合わせてネットワーク資源の配分を再設定することにより、環境変化にあわせて制御システムを適応させることができる。
101…CPU、102…通信制御IC、103…PHY、104…メモリ、105…不揮発性記憶媒体、106…バス、107…通信経路制御IC、120…中央制御装置、121…ネットワーク中継装置、122…制御ネットワーク、123…分散制御装置、124…被制御装置、125…ネットワーク資源制御装置、130…通信制御部、131…通信部、132…送信部、133…受信部、134…制御演算部、135…情報処理用データ処理部、136…状態観測部、140…演算部、141…情報処理用データ収集部、142…被制御装置制御部、143…被制御装置情報取得部、150…通信経路制御部、151…ネットワーク資源管理部、160…ネットワーク資源配分制御部、161…ネットワーク資源設定部、170、171、172…タイムスロット

Claims (16)

  1. 第一の制御装置の情報を、ネットワーク上の中継装置を介して第二の制御装置に収集する通信システムにおける通信制御装置であって、
    前記収集した情報を処理する過程に基づいて、前記ネットワークのネットワーク資源の配分を制御するとともに、
    前記収集した情報を処理する過程とは、前記第二の制御装置におけるAI学習または統計処理の過程、前記第二の制御装置が前記第一の制御装置における状態変化時の変化要因の調査処理の過程、前記第二の制御装置と前記第一の制御装置との時刻同期処理の過程のいずれか1つ以上であることを特徴とする通信制御装置。
  2. 請求項1記載の通信制御装置であって、
    前記ネットワーク資源は、前記第一の制御装置、前記第二の制御装置、前記中継装置、
    前記ネットワークにより構成された通信システムの前記ネットワーク資源であることを特徴とする通信制御装置。
  3. 請求項1に記載の通信制御装置であって、
    前記ネットワーク資源は、時分割通信方式におけるタイムスロット、通信帯域、パケットの送信または受信の優先度、冗長化通信の利用経路数またはパケットの複製の数、パケットを構成するデータグラムのサイズまたは数、のいずれか1つ以上であることを特徴とする通信制御装置。
  4. 請求項1に記載の通信制御装置であって、
    前記収集した情報を処理する過程が、前記第二の制御装置におけるAI学習または統計処理の過程であるとき、ニューラルネットの誤差関数の値に基づいて前記ネットワーク資源の配分を制御することを特徴とする通信制御装置。
  5. 請求項1に記載の通信制御装置であって、
    前記ネットワークのネットワーク資源の配分において、第一の通信用途への前記ネットワーク資源の減少により生じた余剰資源を第二の通信用途に配分することを特徴とする通信制御装置。
  6. 請求項5に記載の通信制御装置であって、
    前記第二の通信用途は、前記第一の制御装置または前記第二の制御装置と、第三の制御装置間の通信であることを特徴とする通信制御装置。
  7. 請求項5に記載の通信制御装置であって、
    前記第二の通信用途は、前記第一の制御装置に接続されている第一のセンサに加えて、第二のセンサを接続し、前記第二のセンサから得られる情報との通信であることを特徴とする通信制御装置。
  8. 請求項5に記載の通信制御装置であって、
    前記第二の通信用途は、前記第一の制御装置に接続されている第一のセンサから得られる情報の別表現の通信であることを特徴とする通信制御装置。
  9. 第一の制御装置と、前記第一の制御装置の情報をネットワーク上で中継する中継装置と、前記中継装置を介して前記第一の制御装置の情報を収集する第二の制御装置と、前記収集した情報を処理する過程に基づいて、前記ネットワークのネットワーク資源の配分を制御する通信制御装置を備えるとともに、
    前記収集した情報を処理する過程とは、前記第二の制御装置におけるAI学習または統計処理の過程、前記第二の制御装置が前記第一の制御装置における状態変化時の変化要因の調査処理の過程、前記第二の制御装置と前記第一の制御装置との時刻同期処理の過程のいずれか1つ以上であることを特徴とする通信システム。
  10. 請求項9に記載の通信システムであって、
    前記中継装置は、前記ネットワーク資源の配分制御の実行結果を前記通信制御装置に送信することを特徴とする通信システム。
  11. 請求項9に記載の通信システムであって、
    前記中継装置、前記第一の制御装置、前記第二の制御装置で構成される通信システムの構成変化に基づいて、前記ネットワーク資源の配分制御を実行することを特徴とする通信システム。
  12. 請求項9に記載の通信システムであって、
    前記第二の制御装置が設置された環境の変化に基づいて、前記ネットワーク資源の配分制御を実行することを特徴とする通信システム。
  13. 第一の制御装置の情報を、ネットワーク上の中継装置を介して第二の制御装置に収集する通信システムにおける通信制御方法であって、
    前記収集した情報を処理する過程に基づいて、前記ネットワークのネットワーク資源の配分を制御するとともに、
    前記収集した情報を処理する過程とは、前記第二の制御装置におけるAI学習または統計処理の過程、前記第二の制御装置が前記第一の制御装置における状態変化時の変化要因の調査処理の過程、前記第二の制御装置と前記第一の制御装置との時刻同期処理の過程のいずれか1つ以上であることを特徴とする通信制御方法。
  14. 請求項13に記載の通信制御方法であって、
    前記ネットワーク資源は、前記第一の制御装置、前記第二の制御装置、前記中継装置、前記ネットワークにより構成された通信システムの前記ネットワーク資源であることを特徴とする通信制御方法。
  15. 請求項13に記載の通信制御方法であって、
    前記ネットワーク資源は、時分割通信方式におけるタイムスロット、通信帯域、パケットの送信または受信の優先度、冗長化通信の利用経路数またはパケットの複製の数、パケットを構成するデータグラムのサイズまたは数、のいずれか1つ以上であることを特徴とする通信制御方法。
  16. 請求項14に記載の通信制御方法であって、
    パケット上の情報を用いて、配分された前記ネットワーク資源のいずれを適用するかを選択することを特徴とする通信制御方法。
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