JP7209603B2 - 空調制御装置、空調システムおよびプログラム - Google Patents

空調制御装置、空調システムおよびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP7209603B2
JP7209603B2 JP2019155967A JP2019155967A JP7209603B2 JP 7209603 B2 JP7209603 B2 JP 7209603B2 JP 2019155967 A JP2019155967 A JP 2019155967A JP 2019155967 A JP2019155967 A JP 2019155967A JP 7209603 B2 JP7209603 B2 JP 7209603B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
terminal device
air conditioning
target
target temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019155967A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021032535A (ja
Inventor
茂 川崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Gas Co Ltd filed Critical Tokyo Gas Co Ltd
Priority to JP2019155967A priority Critical patent/JP7209603B2/ja
Publication of JP2021032535A publication Critical patent/JP2021032535A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7209603B2 publication Critical patent/JP7209603B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、空調制御装置、空調システムおよびプログラムに関する。
予め定めた目標温度に向けて空間の温度調整を行う空調装置を制御する空調制御装置では、空間を利用する個人が携帯するスマートフォン等の端末装置から、目標温度の設定を受け付ける場合がある。
従来技術として、特許文献1には、予め定めた領域に位置する端末装置から第1の設定温度を受信し、これに基づいて領域の温度制御を行う空調装置、およびこの空調装置を制御する空調制御装置が開示されている。そして、この空調制御装置は、空調装置により温度制御を行う領域に複数の端末装置が存在する場合には、各端末装置の第1の設定温度および領域での滞在時間に基づいて、空調装置へ出力する第2の設定温度を決定している。
特開2019-56498号公報
ところで、空調装置により温度調整される空間にいる人が「暑い」、「寒い」等と感じる感覚は、その空間の現在温度のほか、その人がそれ以前にいた環境での周囲温度の影響を受ける場合がある。そして、空調装置により温度調整される空間へ移動した人は、それ以前にいた環境での周囲温度の影響により、頻繁に空調装置の目標温度を変更する要求を行う場合がある。例えば、気温が高い屋外から空調装置により温度調整される建物に入った人は、建物に入った直後は「暑い」と感じやすく、空調装置の目標温度を過度に下げる要求を行うことが多い。しかしながら、その後に建物内に滞在し続けると、その目標温度では「寒い」と感じ、再び目標温度を上げる要求を行う場合がある。
このような現在温度とそれ以前の周囲温度との差による空調装置の目標温度の頻繁な変更は、空調装置のエネルギー効率の低下につながる懸念がある。
本発明は、空調装置の目標温度を変更する指示を端末装置から受け付ける空調制御装置等において、周囲温度と現在温度との差に応じて目標温度を設定しない場合と比べて、目標温度の短期的な変更を抑制することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、空調装置により目標温度に向けて温度調整される空間に位置する端末装置から、当該目標温度を第1の温度に変更する指示を受け付ける受付部と、予め定めた期間の前に前記端末装置が存在した位置の周囲温度と前記空間の現在温度との差が予め定めた温度以上である場合に、前記目標温度を前記第1の温度と比べて当該現在温度に近い第2の温度に設定する温度設定部とを備える空調制御装置である。
請求項2に記載の発明は、前記温度設定部は、前記周囲温度と前記現在温度との差が予め定めた温度未満である場合には、前記目標温度を前記第1の温度に設定することを特徴とする請求項1に記載の空調制御装置である。
請求項3に記載の発明は、ある時刻における前記端末装置の位置情報に基いて当該端末装置が存在した位置の温度を取得し、当該温度と当該時刻とを対応付けた履歴情報を取得する取得部をさらに備え、前記温度設定部は、前記履歴情報から前記周囲温度を把握することを特徴とする請求項1に記載の空調制御装置である。
請求項4に記載の発明は、前記温度設定部は、前記周囲温度と前記現在温度との差が予め定めた温度以上である場合に、前記第1の温度に対し、予め定めた補正温度を加算又は減算することで前記第2の温度を算出することを特徴とする請求項1に記載の空調制御装置である。
請求項5に記載の発明は、前記温度設定部は、前記端末装置を操作するユーザに応じて前記補正温度を異ならせることを特徴とする請求項4に記載の空調制御装置である。
請求項6に記載の発明は、前記温度設定部は、前記第1の温度が前記現在温度と前記周囲温度との間である場合には、前記目標温度を当該第1の温度に設定することを特徴とする請求項1に記載の空調制御装置である。
請求項7に記載の発明は、冷気または暖気を生成する空調ユニットと、建物内の複数の空間のそれぞれに設けられ、当該空調ユニットで生成された冷気または暖気をそれぞれの空間に供給する複数の室内ユニットとを有し、予め定めた目標温度に向けてそれぞれの空間の温度調整を行う空調装置と、一の空間に位置する端末装置から、前記目標温度を第1の温度に変更する指示を受け付け、予め定めた期間の前に当該端末装置が存在した位置の周囲温度と当該一の空間の現在温度との差が予め定めた温度以上である場合に、当該目標温度を当該第1の温度と比べて当該現在温度に近い第2の温度に設定する空調制御装置と
を備える空調システムである。
請求項8に記載の発明は、コンピュータに、空調装置により目標温度に向けて調整される空間に位置する端末装置を介して、当該目標温度を第1の温度に変更する指示を受け付ける機能と、予め定めた期間の前に前記端末装置が存在した位置の周囲温度と前記空間の現在温度との差が予め定めた温度以上である場合に、前記目標温度を前記第1の温度と比べて当該現在温度に近い第2の温度に設定する機能とを実現させるプログラムである。
本発明によれば、空調装置の目標温度を変更する指示を端末装置から受け付ける空調制御装置等において、周囲温度と現在温度との差に応じて目標温度を設定しない場合と比べて、目標温度の短期的な変更を抑制することができる。
本実施の形態が適用される空調システムの概略構成を示した図である。 本実施の形態が適用される空調制御装置の機能構成を示したブロック図である。 記憶部に記憶されるアカウント情報の構成の一例を示した図である。 アカウント情報管理部が行う処理の手順を示したフローチャートである。 目標温度設定部が行う処理の手順を示したフローチャートである。 目標温度設定部が設定する目標温度t、T分前の周囲温度ta、居室Cの現在温度tn、および希望温度txの関係を説明する図である。
続いて、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
(空調システム1)
図1は、本実施の形態が適用される空調システム1の概略構成を示した図である。空調システム1は、例えば複数(この例では3個)の居室Cを有する建物Bに設けられ、それぞれの居室Cに設定された目標温度に向けて居室Cの温度調整を行う。空調システム1は、後述する一つの空調ユニット10によって建物B内の複数の居室Cの温度調整を行う、所謂セントラル空調システムである。本実施の形態では、居室Cが、目標温度に向けて温度調整される空間に対応する。
空調システム1は、図1に示すように、空調ユニット10、それぞれの居室Cに設けられる複数の室内ユニット20、それぞれの居室Cに設けられる複数のリモコン30、および空調制御装置50を備えている。さらに、空調システム1は、建物Bの居室Cを利用するそれぞれのユーザが所持する複数の端末装置70を備えている。
空調ユニット10は、例えば、不図示の圧縮機、凝縮器、膨張弁、蒸発器、冷媒が循環する配管等を有するヒートポンプにより構成される。空調ユニット10は、空調制御装置50による制御に基づいて、予め定めた温度の冷気または暖気を生成する。そして、空調ユニット10は、生成した冷気または暖気を、不図示のダクトを介してそれぞれの室内ユニット20へ送る。
室内ユニット20は、空調ユニット10から送られた冷気または暖気をそれぞれの居室Cに供給し、居室C内の温度を調整する。室内ユニット20は、空調ユニット10から送られた冷気または暖気を居室Cへ排出する吹出し口21と、空調制御装置50による制御に基づいて吹出し口21の開閉を行う開閉機構23とを有している。室内ユニット20では、開閉機構23によって吹出し口21が開閉されることで、吹出し口21から居室C内へ排出される冷気または暖気の流量が調整される。
リモコン30は、ユーザによる操作を受け付ける操作部31と、それぞれの居室Cの現在の温度を検知する温度センサ33とを備えている。リモコン30は、例えば、Bluetooth(登録商標)やWi-Fi(登録商標)等によって、空調制御装置50と通信可能に構成されている。そして、リモコン30は、操作部31にて受け付けた情報や、温度センサ33により検知した現在の温度に関する情報を、空調制御装置50へ送信する。
なお、詳細については後述するが、空調システム1では、端末装置70から居室Cの温度調整を行うための目標温度を変更する指示を受け付け、これに基づいて目標温度を設定する。したがって、本実施の形態では、ユーザが端末装置70を使わずに操作部31により目標温度の入力を行ったり、端末装置70と操作部31とでユーザによる入力内容が食い違ったりすることを抑制するため、操作部31に対する目標温度の入力を制限したり、端末装置70に対する目標温度の入力を操作部31に対する入力に優先して受け付けたりしてもよい。
空調制御装置50は、ユーザによる端末装置70やリモコン30を介した指示に基づいて、それぞれの居室Cの温度調整を行うための目標温度を設定する。そして、空調制御装置50は、設定した目標温度に基づいて空調ユニット10および室内ユニット20の動作を制御し、それぞれの居室Cの温度調整を行う。なお、空調制御装置50の機能等については、後段にてより詳細に説明する。
端末装置70は、通信機能、表示機能および位置検知機能を備える情報機器により構成される。端末装置70としては、例えば、スマートフォン、タブレット型端末、スマートウォッチ等のウェアラブル端末等、居室Cを利用するユーザが携帯可能な携帯型の情報機器が挙げられる。
端末装置70は、建物B内に存在する場合には、例えば、BluetoothやWi-Fi等によって、空調制御装置50と通信可能に構成されている。また、端末装置70は、建物Bの外に存在する場合には、インターネット等のネットワークを介して、空調制御装置50と通信可能に構成されている。なお、端末装置70は、建物B内に存在する場合にも、ネットワークを介して空調制御装置50と通信してもよい。
また、端末装置70は、端末装置70が存在する現在位置を検知する機能を有している。端末装置70は、例えば、GPS(Global Positioning Systems)受信機を有し、GPS衛星からGPS信号を受信することにより現在位置を検知する。また、端末装置70は、GPS信号を受信することが困難な建物B内では、Bluetooth信号を用いた所謂ビーコンや、Wi-Fiによって、建物B内での現在位置を検知する。そして、端末装置70は、空調制御装置50からの要求に応じて、検知した現在位置に関する情報を空調制御装置50へ送信する。
なお、本実施の形態では、ユーザは、通常、建物Bの居室C内に滞在している期間のほか、建物Bの外へ出る場合にも端末装置70を携帯する。したがって、端末装置70によって検知される現在位置は、端末装置70を携帯するユーザの現在位置とみなすことができる。
さらに、端末装置70には、空調ユニット10や室内ユニット20を操作するためのアプリケーションがインストールされている。そして、ユーザは、端末装置70のアプリケーションを用いて、居室Cの希望温度を入力できるようになっている。
(空調制御装置50)
続いて、空調制御装置50の構成について説明する。空調制御装置50は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を有している。ROMは、CPUにより実行される制御プログラムを記憶している。CPUは、ROMに記憶されている制御プログラムを読み出し、RAMを作業エリアにして制御プログラムを実行する。
なお、CPUによって実行される制御プログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスクなど)、光記録媒体(光ディスクなど)、光磁気記録媒体、半導体メモリなどのコンピュータが読取可能な記録媒体に記憶した状態で提供し得る。また、インターネット等の通信手段を用いてダウンロードさせてもよい。
図2は、本実施の形態が適用される空調制御装置50の機能構成を示したブロック図である。
本実施の形態の空調制御装置50は、端末装置70等との通信を行う通信部51と、各種のデータを記憶する記憶部52と、後述するアカウント情報を管理するアカウント情報管理部53と、居室Cの温度調整に用いる目標温度を算出する目標温度設定部54と、空調ユニット10の動作を制御する空調ユニット制御部55と、室内ユニット20の動作を制御する室内ユニット制御部56とを備えている。
通信部51は、例えばBluetoothやWi-Fi等の通信方式により、建物B内のリモコン30や端末装置70と通信を行い、情報の授受を行う。また、インターネット等のネットワークを介した通信方式により、建物Bの外に位置する端末装置70やネットワークを介して接続されるデータベース等と通信を行い、情報の授受を行う。
具体的には、通信部51は、操作部31にて入力された居室Cの温度の設定や、温度センサ33で検知した現在の温度に関する情報を、リモコン30から受信する。
また、通信部51は、予め定めた時間間隔で、端末装置70に対して現在位置に関する情報の送信を要求する信号を出力する。そして、通信部51は、この信号に基づいて端末装置70で検知された現在位置に関する情報を、端末装置70から受信する。
記憶部52は、空調制御装置50による制御に用いる各種のデータを記憶する。また、記憶部52は、基本ソフトウェアや制御プログラムを記憶する。本実施の形態では、CPUによる制御プログラムの実行を通じて、空調制御装置50の各部の機能が実現される。
また、記憶部52は、各種のデータの一つとして、建物Bを利用するユーザが携帯する端末装置70の連絡先を含むリストを記憶する。さらに、記憶部52は、各種のデータの一つとして、それぞれの端末装置70ごとに作成されたアカウント情報を記憶する。
図3は、記憶部52に記憶されるアカウント情報の構成の一例を示した図である。上述したように、記憶部52には、建物Bを利用するユーザの端末装置70ごとに、複数のアカウント情報が記憶されている。図3には、これらの複数のアカウント情報のうちの一つを例示している。
アカウント情報には、対応する端末装置70を識別するための情報である識別ID(Identifier)が含まれる。
また、アカウント情報には、端末装置70が居室Cに存在し且つユーザが特別な指示を行わない場合に、居室Cの目標温度として設定される温度である基本目標温度t0が含まれる。ここでは、標準目標温度t0は、26℃に設定されている。
さらに、アカウント情報には、目標温度設定部54により目標温度を算出する際に用いられる温度である補正温度tc1、tc2が含まれる。ここで、補正温度tc1は、空調システム1において冷房運転を行っている場合に用いる補正温度であり、補正温度tc2は、空調システム1において暖房運転を行っている場合に用いる補正温度である。
なお、標準目標温度t0および補正温度tc1、tc2は、それぞれの端末装置70に固有の温度であり、端末装置70を携帯するユーザの体質や空調の性向(暑がりか、寒がりか等)、過去に設定した目標温度の履歴等に基づいて定められる。
さらにまた、アカウント情報には、現在時刻から予め定めた期間の前に端末装置70が存在した位置の周囲温度taと、時刻とを対応付けた情報である履歴情報が含まれる。図3に示す例では、予め定めた期間として現在時刻の30分前から5分ごとに、周囲温度taと時刻とが対応付けて記憶されている。詳細については後述するが、履歴情報は、アカウント情報管理部53によって、予め定めた時間間隔(この例では5分ごと)に取得され、更新される。例えば、図3の例では、時刻が10:35になると、10:05の履歴情報が削除され、新たに10:35の履歴情報が記憶される。
図2に戻り、アカウント情報管理部53は、取得部の一例であって、記憶部52に記憶されるアカウント情報の管理を行う。
本実施の形態では、アカウント情報管理部53は、予め定めた時間間隔で、通信部51を介して、記憶部52に連絡先が記憶されるそれぞれの端末装置70に対し現在位置に関する情報(以下、位置情報と表記する。)の送信を要求する信号を出力する。そして、アカウント情報管理部53は、それぞれの端末装置70から送信された位置情報を取得すると、取得した位置情報に基づいて、端末装置70が存在する地点の周囲温度を取得する。具体的には、位置情報が建物Bの居室C内である場合には、アカウント情報管理部53は、周囲温度として、温度センサ33で検知された居室C内の現在の温度をリモコン30から取得する。また、位置情報が建物Bの外である場合には、アカウント情報管理部53は、周囲温度として、位置情報に対応する地点の現在の温度を、インターネットを介して接続されるデータベース等から取得する。
なお、アカウント情報管理部53は、通信部51を介して上述した情報の送信および受信を行う。
そして、アカウント情報管理部53は、取得した周囲温度を時刻と対応付けて、アカウント情報の履歴情報として記憶部52に記憶させる。
また、アカウント情報管理部53は、位置情報の送信を要求する信号を出力した端末装置70について、アカウント情報が記憶部52に記憶されていない場合、この端末装置70について新たなアカウント情報を作成し、記憶部52に記憶させる。アカウント情報管理部53は、新たなアカウント情報を作成する場合、端末装置70に固有の標準目標温度t0および補正温度tc1、tc2として、予め定められたデフォルトの温度を設定する。また、アカウント情報管理部53は、標準目標温度t0および補正温度tc1、tc2として、端末装置70を介してユーザに入力された温度を設定してもよい。
目標温度設定部54は、端末装置70から居室Cの目標温度を変更する指示がなされた場合に、予め定めた期間の前に端末装置70が存在した位置の周囲温度taと居室Cの現在温度tnとに基づいて、目標温度tを設定する。
具体的には、端末装置70から居室Cの目標温度tを希望温度txに変更する指示がなされると、目標温度設定部54は、この端末装置70に対応するアカウント情報を記憶部52から取得する。
そして、目標温度設定部54は、アカウント情報の履歴情報から、予め定めた期間の前の周囲温度taを取得する。なお、予め定めた期間の前の周囲温度taは、履歴情報に含まれる周囲温度のうちの特定の時間の温度(例えば、現在時刻から5分前の温度)としてもよく、履歴情報に含まれる周囲温度を平均した温度(例えば、現在時刻から15分前、10分前、5分前の温度の平均)としてもよい。
次いで、目標温度設定部54は、取得した周囲温度taと居室Cの現在温度tnとの差の絶対値が予め定めた温度差Δt以上である場合に、補正温度tc1、tc2に基づいて目標温度tを設定する。
一方、目標温度設定部54は、取得した周囲温度tと居室Cの現在温度tnとの差の絶対値が温度差Δt未満である場合には、目標温度tを希望温度txに設定する。
なお、目標温度設定部54による目標温度tを設定する処理については、後段にて詳細に説明する。
そして、目標温度設定部54は、算出した目標温度tを、空調ユニット制御部55および室内ユニット制御部56に出力する。
空調ユニット制御部55は、それぞれの居室Cに設定された目標温度に基づいて、空調ユニット10の動作を制御する。例えば、空調ユニット制御部55は、それぞれの居室Cに設定された目標温度に基づいて空調ユニット10の動作を制御し、空調ユニット10により生成される冷気または暖気の温度、空調ユニット10からそれぞれの室内ユニット20に供給する冷気または暖気の流量等を調整する。
室内ユニット制御部56は、それぞれの居室Cに設定された目標温度に基づいて、それぞれの居室Cの室内ユニット20の動作を制御する。具体的には、開閉機構23を操作することにより、吹出し口21から居室C内へ排出される冷気または暖気の流量を調整し、居室C内の温度が目標温度となるようにする。
本実施の形態の空調システム1では、空調ユニット制御部55により動作制御される空調ユニット10と、室内ユニット制御部56により動作制御される室内ユニット20とが、協働することにより、居室C内が目標温度設定部54により算出された目標温度に向けて温度調整される。
続いて、本実施の形態のアカウント情報管理部53がアカウント情報の履歴情報を取得する処理について説明する。図4は、アカウント情報管理部53が行う処理の手順を示したフローチャートである。なお、図4に示す処理は、記憶部52に登録されているそれぞれの端末装置70に対して行うものであるが、ここでは、複数の端末装置70から選択された一の端末装置70に対する処理を例に挙げて説明する。
アカウント情報管理部53は、予め定めた時間間隔(例えば、5分間隔)で、通信部51を介して端末装置70に対し位置情報の送信を要求する信号を出力する(ステップ101)。
信号を受信した端末装置70は、空調制御装置50との通信を確立し、位置検知機能により検知した位置情報を、空調制御装置50へ送信する。具体的には、端末装置70は、建物B内に存在する場合には、位置情報として、複数の居室Cのうち現在存在する居室Cを特定する情報を空調制御装置50へ送信する。また、端末装置70は、建物B外に存在する場合には、位置情報として、GPS機能等により特定した現在位置に関する情報を空調制御装置50へ送信する。
次いで、アカウント情報管理部53は、端末装置70から送信された位置情報を取得する(ステップ102)。なお、アカウント情報管理部53は、端末装置70から位置情報が取得できない場合(ステップ102でNO)、一連の処理を終了する。
一方、アカウント情報管理部53は、端末装置70から位置情報を取得すると(ステップ102でYES)、取得した位置情報が建物B内であるか否かの判定を行う(ステップ103)。
ステップ102で取得した位置情報が建物B内である場合(ステップ103でYES)、アカウント情報管理部53は、位置情報に対応する居室Cのリモコン30から居室Cの現在の温度を取得する(ステップ104)。なお、この居室Cの現在の温度が、端末装置70の周囲温度taに対応する。
一方、ステップ102で取得した位置情報が建物Bの外である場合(ステップ103でNO)、アカウント情報管理部53は、インターネットを介して接続されるデータベース等から位置情報に対応する地点の現在の温度を取得する(ステップ105)。なお、この位置情報に対応する地点の現在の温度が、端末装置70の周囲温度taに対応する。
次いで、アカウント情報管理部53は、記憶部52に端末装置70に対応するアカウント情報が記憶されているか否かを判定する(ステップ106)。
アカウント情報が記憶されていない場合(ステップ106にてNO)、アカウント情報管理部53は、端末装置70について新たなアカウント情報を作成する(ステップ107)。
一方、アカウント情報が記憶されている場合(ステップ106でYES)、アカウント情報管理部53は、記憶部52から対応するアカウント情報を取得する(ステップ108)。
次いで、アカウント情報管理部53は、ステップ104またはステップ105で取得した端末装置70の周囲温度を、現在の時刻と対応付けて、アカウント情報の履歴情報として記憶部52に記憶させ(ステップ109)、一連の処理を終了する。なお、アカウント情報管理部53は、過去の履歴情報が存在する場合には、記憶部52から一番古い履歴情報を削除し、新たな履歴情報を記憶させる。
アカウント情報管理部53は、以上の処理を、記憶部52に連絡先が記憶される複数のそれぞれの端末装置70に対して、予め定められた時間間隔で定期的に行う。これにより、記憶部52に記憶されるそれぞれの端末装置70に対応するアカウント情報に、予め定めた期間(例えば現在時刻から30分前まで)の履歴情報が、所定の時間間隔(例えば5分間隔)で蓄積される。
続いて、本実施の形態の目標温度設定部54が行う、目標温度tを設定する処理について説明する。図5は、目標温度設定部54が行う処理の手順を示したフローチャートである。また、図6は、目標温度設定部54が設定する目標温度t、T分前の周囲温度ta、居室Cの現在温度tn、および希望温度txの関係を説明する図である。
本実施の形態では、受付部および温度設定部が、目標温度設定部54により実現される。
建物Bの居室C内に存在する端末装置70から、居室Cの目標温度tを希望温度txに変更する指示(以下、目標温度tの変更指示と表記する。)がなされると、目標温度設定部54は、この希望温度txを取得する(ステップ201)。ここでは、希望温度txが、第1の温度に相当する。また、目標温度tとは、居室C内がこの温度に近づくように、空調制御装置50により空調ユニット10および室内ユニット20を制御する温度である。
次いで、目標温度設定部54は、目標温度tの変更指示を行った端末装置70に対応するアカウント情報を取得する(ステップ202)。
そして、目標温度設定部54は、アカウント情報に含まれる履歴情報に基づき、現在時刻から予め定めた期間の前(この例では、T分前)の周囲温度taを取得する(ステップ203)。
次いで、目標温度設定部54は、端末装置70が現在存在する居室Cのリモコン30から、居室Cの現在の温度(以下、居室Cの現在温度tnと表記する。)を取得する(ステップ204)。
そして、目標温度設定部54は、T分前の周囲温度taと居室Cの現在温度tnとの差の絶対値が予め定めた温度差Δt以上であるか否かの判定を行う(ステップ205)。
T分前の周囲温度taと居室Cの現在温度tnとの差の絶対値が温度差Δt未満(|ta-tn|<Δt)である場合(ステップ205でNO)、目標温度設定部54は、目標温度tを希望温度txに設定する(t=tx、ステップ206)。
ここで、T分前の周囲温度taと居室Cの現在温度tnとの差の絶対値が温度差Δt未満である場合とは、例えば、T分前からユーザが同じ居室Cに継続して滞在している状態や、ユーザが居室Cとの温度差が小さい場所から居室Cへ移動してきた状態等が該当する。このような場合、ユーザによる「暑い」、「寒い」等の間隔は、T分前の周囲温度taと居室Cの現在温度tnとの差によって生じる一時的な感覚ではない。したがって、このような場合に、目標温度設定部54が、目標温度tを希望温度txに設定することで、居室Cをユーザの所望する温度に調整することが可能となる。また、目標温度tを希望温度txに設定した場合であっても、その後の目標温度tの短期的な変更はされにくい。
一方、T分前の周囲温度taと居室Cの現在温度tnとの差の絶対値が温度差Δt以上(|ta-tn|≧Δt)である場合(ステップ205でYES)、目標温度設定部54は、居室Cの現在温度tnとT分前の周囲温度taとを比較する(ステップ207)。
居室Cの現在温度tnがT分前の周囲温度taよりも低い場合(tn<ta、ステップ207でYES)、すなわち、端末装置70のユーザが温度の高い地点から温度の低い居室Cへ移動したような場合、目標温度設定部54は、希望温度txと居室Cの現在温度tnとを比較する(ステップ208)。
そして、希望温度txが居室Cの現在温度tnよりも低い場合(tx<tn、ステップ208でYES)、すなわち、ユーザが居室Cの温度を現在温度tnよりも下げようしている場合、目標温度設定部54は、希望温度txに冷房運転用の補正温度tc1を加算し、目標温度tとして設定する(t=tx+tc1、ステップ209)。ここでは、希望温度txに補正温度tc1を加算した温度が、第2の温度に相当する。これにより、目標温度tとして、希望温度txより高く、希望温度txと比べて現在温度tnに近い温度が設定される。
すなわち、居室Cの現在温度tnがT分前の周囲温度taよりも低く、且つ希望温度txが居室Cの現在温度tnよりも低い場合、ユーザは、T分前の周囲温度taと居室Cの現在温度tnとの差によって一時的に「暑い」と感じており、ユーザによる希望温度txは、居室Cの温度を過度に下げる温度である可能性が高い。この場合、目標温度tを希望温度txに設定すると、居室Cに滞在し続けたユーザは、その後に目標温度tを上げる指示を行う傾向がある。
これに対し、本実施の形態では、希望温度txより現在温度tnに近い温度を目標温度tと設定することで、居室Cの温度を過度に低下させることが抑制され、目標温度tの短期的な変更が抑制される。
また、希望温度txが居室Cの現在温度tn以上である場合(tx≧tn、ステップ208でNO)、すなわち、ユーザが居室Cの温度を現在温度tnよりも上げようとしている場合、目標温度設定部54は、上述したステップ206に進み、目標温度tを希望温度txに設定する(t=tx)。
すなわち、居室Cの現在温度tnがT分前の周囲温度taよりも低く、且つ希望温度txが居室Cの現在温度tn以上である場合、居室Cの現在温度tnがユーザの性向に合っていない可能性が高い。言い換えると、ユーザによる希望温度txは、T分前の周囲温度taと居室Cの現在温度tnとの間の温度であって、T分前の周囲温度taと居室Cの現在温度tnとの差によって居室Cの温度を過度に上げるものではなく、ユーザにとって適切な温度である可能性が高い。この場合には、目標温度設定部54が、目標温度tを希望温度txに設定することで、居室Cをユーザの所望する温度に調整することが可能となる。また、目標温度tを希望温度txに設定した場合であっても、その後の目標温度tの短期的な変更はされにくい。
一方、ステップ207において、居室Cの現在温度tnがT分前の周囲温度ta以上である場合(tn≧ta、ステップ207でNO)、すなわち、端末装置70のユーザが温度の低い地点から温度の高い居室Cへ移動したような場合、目標温度設定部54は、希望温度txと居室Cの現在温度tnとを比較する(ステップ210)。
そして、希望温度txが居室Cの現在温度tnよりも高い場合(tx>tn、ステップ210でYES)、すなわち、ユーザが居室Cの温度を現在温度tnよりも上げようしている場合、目標温度設定部54は、希望温度txから暖房運転用の補正温度tc2を減算し、目標温度tとして設定する(t=tx-tc2、ステップ211)。ここでは、希望温度txから補正温度tc2を減算した温度が、第2の温度に相当する。これにより、目標温度tとして、希望温度txより低く、希望温度txと比べて現在温度tnに近い温度が設定される。
すなわち、居室Cの現在温度tnがT分前の周囲温度ta以上であり、且つ希望温度txが居室Cの現在温度tnよりも高い場合、ユーザは、T分前の周囲温度taと居室Cの現在温度tnとの差によって一時的に「寒い」と感じており、ユーザによる希望温度txは、居室Cの温度を過度に上げる温度である可能性が高い。この場合、目標温度tを希望温度txに設定すると、居室Cに滞在し続けたユーザは、その後に目標温度tを下げる指示を行う傾向がある。
これに対し、本実施の形態では、希望温度txより現在温度tnに近い温度を目標温度tと設定することで、居室Cの温度を過度に上昇させることが抑制され、目標温度tの短期的な変更が抑制される。
また、希望温度txが居室Cの現在温度tn以下である場合(tx≦tn、ステップ210でNO)、すなわち、ユーザが居室Cの温度を現在温度tnよりも下げようとしている場合、目標温度設定部54は、上述したステップ206に進み、目標温度tを希望温度txに設定する(t=tx)。
すなわち、居室Cの現在温度tnがT分前の周囲温度ta以上であり、且つ希望温度txが居室Cの現在温度tn以下である場合、居室Cの現在温度tnがユーザの性向に合っていない可能性が高い。言い換えると、ユーザによる希望温度txは、T分前の周囲温度taと居室Cの現在温度tnとの間の温度であって、T分前の周囲温度taと居室Cの現在温度tnとの差によって居室Cの温度を過度に下げるものではなく、ユーザにとって適切な温度である可能性が高い。この場合には、目標温度設定部54が、目標温度tを希望温度txに設定することで、居室Cをユーザの所望する温度に調整することが可能となる。また、目標温度tを希望温度txに設定した場合であっても、その後の目標温度tの短期的な変更はされにくい。
次いで、目標温度設定部54は、設定した目標温度tを空調ユニット制御部55および室内ユニット制御部56へ出力し(ステップ212)、一連の処理を終了する。
その後、空調制御装置50の空調ユニット制御部55および室内ユニット制御部56は、居室C内の温度が目標温度tとなるように、それぞれ、空調ユニット10および室内ユニット20の動作を制御する。
続いて、具体例を用いて本実施の形態をより詳細に説明する。ここでは、図3に示したアカウント情報が、Aさんが携帯する端末装置70に対応するアカウント情報であるとする。また、目標温度設定部54が目標温度tの設定に用いる温度差Δtが5℃であり、周囲温度taを取得する予め定めた期間Tが5分前であるとする。
Aさんは、周囲温度32℃の外出先から、現在温度26℃の居室Cへ入室し、端末装置70のアプリケーションによって居室Cの目標温度tを希望温度23℃に変更する指示を行った(ta=32℃、tn=26℃、tx=23℃)。
ここで、周囲温度taと現在温度tnとの差の絶対値|ta-tn|が予め定めた温度差5℃以上であり、且つ、現在温度tnが周囲温度taよりも低く、且つ希望温度txが居室Cの現在温度tnよりも低い。このため、Aさんによる希望温度23℃は目標温度tを過度に下げる温度であり、目標温度tを23℃に設定した場合には、居室Cに滞在した後にAさんは「寒い」と感じ、目標温度tを23℃よりも高く変更する指示を行う可能性が高い。
これに対し、目標温度設定部54は、希望温度23℃に冷房運転用の補正温度1℃を加算し、目標温度tを24℃に設定する。付言すると、目標温度設定部54は、目標温度tを、希望温度23℃より高く、希望温度23℃と比べて現在温度26℃に近い24℃に設定する。
これにより、居室Cの温度が過度に下げられることが抑制され、その後にAさんが「寒い」と感じて目標温度tを変更することが抑制される。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の技術的範囲は、上述した実施の形態に記載した範囲に限定されるものではない。
上述した空調システム1では、空調制御装置50の目標温度設定部54が、周囲温度taと居室Cの現在温度tnとに基づいて目標温度tを設定する処理を行う構成としたが、目標温度tを設定する処理を、端末装置70で行ってもよい。例えば、ユーザにより居室Cの目標温度tを希望温度txに変更する指示がなされた場合、端末装置70は、空調制御装置50からアカウント情報を取得するとともに、リモコン30から居室Cの現在温度tnを取得する。次いで、端末装置70は、取得した情報を用い、周囲温度taと居室Cの現在温度tn等とに基づいて、目標温度tを算出する。そして、端末装置70は、算出した目標温度tを空調制御装置50の空調ユニット制御部55および室内ユニット制御部56へ出力する。これにより、上述した実施の形態と同様に、居室Cが目標温度tとなるように温度調整される。
また、上述した空調システム1では、空調ユニット10が圧縮機、凝縮器、膨張弁、蒸発器、冷媒が循環する配管等を有するヒートポンプにより構成され、空調制御装置50が空調ユニット10および室内ユニット20の動作を制御する構成としたが、これに限定されるものではない。例えば、空調ユニット10が、熱源機により製造された冷水または温水と各居室Cからの空気を熱交換させて冷風または温風を製造する、空気-水熱交換器、ファン、フィルタ、加湿器、冷水-温水流量調整用バルブ等を内蔵したエアハンドリングユニットであってもよい。この場合、空調制御装置50は、空調ユニット10における冷水-温水流量調整用バルブ、および室内ユニット20における開閉機構23を制御することで、居室Cが目標温度tとなるように温度調整することができる。
1…空調システム、10…空調ユニット、20…室内ユニット、21…吹出し口、23…開閉機構、30…リモコン、31…操作部、33…温度センサ、50…空調制御装置、51…通信部、52…記憶部、53…アカウント情報管理部、54…目標温度設定部、55…空調ユニット制御部、56…室内ユニット制御部、70…端末装置、B…建物、C…居室

Claims (8)

  1. 空調装置により目標温度に向けて温度調整される空間に位置する端末装置から、当該目標温度を第1の温度に変更する指示を受け付ける受付部と、
    予め定めた期間の前に前記端末装置が存在した位置の周囲温度と前記空間の現在温度との差が予め定めた温度以上である場合に、前記目標温度を前記第1の温度と比べて当該現在温度に近い第2の温度に設定する温度設定部と
    を備える空調制御装置。
  2. 前記温度設定部は、前記周囲温度と前記現在温度との差が予め定めた温度未満である場合には、前記目標温度を前記第1の温度に設定することを特徴とする請求項1に記載の空調制御装置。
  3. ある時刻における前記端末装置の位置情報に基いて当該端末装置が存在した位置の温度を取得し、当該温度と当該時刻とを対応付けた履歴情報を取得する取得部をさらに備え、
    前記温度設定部は、前記履歴情報から前記周囲温度を把握することを特徴とする請求項1に記載の空調制御装置。
  4. 前記温度設定部は、前記周囲温度と前記現在温度との差が予め定めた温度以上である場合に、前記第1の温度に対し、予め定めた補正温度を加算又は減算することで前記第2の温度を算出することを特徴とする請求項1に記載の空調制御装置。
  5. 前記温度設定部は、前記端末装置を操作するユーザに応じて前記補正温度を異ならせることを特徴とする請求項4に記載の空調制御装置。
  6. 前記温度設定部は、前記第1の温度が前記現在温度と前記周囲温度との間である場合には、前記目標温度を当該第1の温度に設定することを特徴とする請求項1に記載の空調制御装置。
  7. 冷気または暖気を生成する空調ユニットと、建物内の複数の空間のそれぞれに設けられ、当該空調ユニットで生成された冷気または暖気をそれぞれの空間に供給する複数の室内ユニットとを有し、予め定めた目標温度に向けてそれぞれの空間の温度調整を行う空調装置と、
    一の空間に位置する端末装置から、前記目標温度を第1の温度に変更する指示を受け付け、予め定めた期間の前に当該端末装置が存在した位置の周囲温度と当該一の空間の現在温度との差が予め定めた温度以上である場合に、当該目標温度を当該第1の温度と比べて当該現在温度に近い第2の温度に設定する空調制御装置と
    を備える空調システム。
  8. コンピュータに、
    空調装置により目標温度に向けて調整される空間に位置する端末装置を介して、当該目標温度を第1の温度に変更する指示を受け付ける機能と、
    予め定めた期間の前に前記端末装置が存在した位置の周囲温度と前記空間の現在温度との差が予め定めた温度以上である場合に、前記目標温度を前記第1の温度と比べて当該現在温度に近い第2の温度に設定する機能と
    を実現させるプログラム。
JP2019155967A 2019-08-28 2019-08-28 空調制御装置、空調システムおよびプログラム Active JP7209603B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019155967A JP7209603B2 (ja) 2019-08-28 2019-08-28 空調制御装置、空調システムおよびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019155967A JP7209603B2 (ja) 2019-08-28 2019-08-28 空調制御装置、空調システムおよびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021032535A JP2021032535A (ja) 2021-03-01
JP7209603B2 true JP7209603B2 (ja) 2023-01-20

Family

ID=74675858

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019155967A Active JP7209603B2 (ja) 2019-08-28 2019-08-28 空調制御装置、空調システムおよびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7209603B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114234288A (zh) * 2021-11-12 2022-03-25 青岛海尔空调器有限总公司 用于空调送新风的控制方法及装置、空调

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012138820A (ja) 2010-12-27 2012-07-19 Daiwa House Industry Co Ltd 建物管理システム及び建物管理方法
JP2013145088A (ja) 2012-01-16 2013-07-25 Azbil Corp 要望判別装置、空調制御システム、要望判別方法および空調制御方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012138820A (ja) 2010-12-27 2012-07-19 Daiwa House Industry Co Ltd 建物管理システム及び建物管理方法
JP2013145088A (ja) 2012-01-16 2013-07-25 Azbil Corp 要望判別装置、空調制御システム、要望判別方法および空調制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021032535A (ja) 2021-03-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2790082B1 (en) A system and method with geo location triggering automatic action
US10584892B2 (en) Air-conditioning control method, air-conditioning control apparatus, and storage medium
JP4135766B2 (ja) 空調制御の仲介装置、空調制御システム、空調制御方法および空調制御プログラム
JP5755556B2 (ja) 空調制御装置、空調制御システム及び空調制御プログラム
KR101724135B1 (ko) 건물 자동제어 네트워크 및 사물인터넷을 이용한 개별 실내환경 제어시스템 및 제어방법
JP6005304B2 (ja) 換気制御装置および換気制御方法
CN108644968B (zh) 用于空调系统的控制方法
JP2010175229A (ja) 空調制御装置
CN107631406B (zh) 空调系统及其控制方法、计算机可读存储介质
US10823443B2 (en) Self-adaptive smart setback control system
CN104793668A (zh) 环境参数设定支援装置及方法
CN108592353B (zh) 用于空调系统的控制方法
CN108826599B (zh) 用于空调系统的控制方法
CN111121256A (zh) 空调的控制方法、装置及存储介质
CN110553347A (zh) 一种延缓结霜的控制方法、系统、存储介质及空调器
JP7209603B2 (ja) 空調制御装置、空調システムおよびプログラム
CN115540247A (zh) 空调降温控制方法、空调器及计算机可读存储介质
JP2021071262A (ja) 空気調和装置
CN108050670B (zh) 空调控制方法及空调器
CN110864402B (zh) 空调器、基于冷热感检测的空调器控制方法和存储介质
JP7300343B2 (ja) 情報処理装置およびプログラム
KR20070107324A (ko) 공기 조화 시스템 및 그 동작방법
JP2012225609A (ja) 空調制御システム
CN112577165A (zh) 空调器的控制方法、控制装置及可读存储介质
WO2017119025A1 (ja) 情報端末、制御装置、制御方法及び記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220217

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221221

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221227

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230110

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7209603

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150