JP7209435B2 - ネットワークの一部であるネットワークデバイスの再ベースライニングを制御するためのシステム、ネットワーク、方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

ネットワークの一部であるネットワークデバイスの再ベースライニングを制御するためのシステム、ネットワーク、方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、ネットワークデバイスのネットワークの一部であるネットワークデバイスの再ベースライニング(re-baselining)を制御するためのシステム、システムを含むネットワーク、方法及びコンピュータプログラムに関する。
現代のスマートホームアプリケーションでは、一般に、複数のデバイスが、ネットワークデバイス間で送信されるワイヤレス信号を使用することにより構築及び維持されるネットワークを形成することによって連携する。これらのネットワークデバイスによって使用されるワイヤレス通信信号は、ネットワークのエリアにおけるかなり信頼性の高い動き、存在及び/又は占有検出を可能にすることが判明している。この種の動き、存在及び/又は占有検出は、赤外線センサ等の専用の存在又は動きセンサを設ける必要を無くすので、このようなスマートホームアプリケーション、例えば、部屋のユーザの存在に基づいてデバイスをオン/オフする、又は部屋にいる人数をカウントしてそれに応じて空調を制御する等のアプリケーションに非常に都合がよい。一般に、ネットワークデバイスによって使用される検出方法は、現在の検出信号、すなわち、ネットワークの現在の通信を検出することにより得られる信号、例えば、他のネットワークデバイスによってネットワークデバイスに送信される通信信号を、ベースライン信号に対する現在の検出信号の各変化が決定され、例えば、ネットワークデバイスの検出エリアにおける対象物の存否を判断するために分析されることができるような、予め確立されたベースライン信号と比較することに基づく。斯くして、検出結果の精度は、現在の検出信号の品質に、及びベースライン信号の品質にも強く依存する。
WO 2019/032718A1は、通信ネットワークにおける生物質量の存在によって引き起こされる無線周波数(RF)波の信号吸収、並びに信号前方散乱及び反射後方散乱を使用して、基準エレメントなくネットワークにおける身体の存在を検出する方法を開示している。
本発明の目的は、ネットワークのワイヤレス信号を使用して対象物の存否を検出する際の検出精度を向上させることができるシステム、ネットワーク、方法及びコンピュータプログラムを提供することである。
本発明の第1の態様では、ネットワークデバイスのネットワークの一部であるネットワークデバイスの再ベースライニング(re-baselining)を制御するための再ベースライニング制御システム(re-baselining control system)であって、再ベースライニングは、検出エリアにおける対象物(subject)の検出のための新しいベースラインを決定することを意味し、新しいベースラインは、ネットワークデバイスによって検出される及び/又はネットワークの一部である他のネットワークデバイスによって検出される検出信号に基づいて決定され、再ベースライニング制御システムは、a)検出エリアにおいてネットワークデバイスによって及び/又はネットワークの一部である他のネットワークデバイスによって検出される検出信号を提供するための検出信号提供ユニット(detection signal providing unit)であって、検出信号は、検出エリアにおける対象物の存否を示し、ベースラインを決定するために使用可能である、検出信号提供ユニットと、b)提供された検出信号に基づいて、再ベースライニングのための所定の品質基準が満たされるかどうかをチェックするための品質基準チェックユニット(quality criterion checking unit)と、c)所定の品質基準が満たされる場合、再ベースライニングするようにネットワークデバイスを制御するための再ベースライニングユニット(re-baselining unit)とを含む、再ベースライニング制御システムが提供される。
品質基準チェックユニットは、提供された検出信号に基づいて、再ベースライニングのための所定の品質基準が満たされるかどうかをチェックするので、及び、再ベースライニングユニットは、所定の品質基準が満たされる場合にのみ再ベースライニングするようにネットワークデバイスを制御するので、品質の高いベースラインが新しいベースラインとして決定されることが保証される。とりわけ、例えば環境の変化に起因して、新しいベースラインを決定することが必要になる場合にも、同じ検出品質がアプリケーションを通じて維持されることが保証されることができる。斯くして、検出エリアにおける対象物の存否を検出する際の長期的な検出精度が向上されることができる。
再ベースライニング制御システムは、ネットワークデバイスのネットワークの一部であるネットワークデバイスの再ベースライニングを制御するように構成される。さらに、再ベースライニング制御システムは、2つ以上のネットワークデバイスの再ベースライニング、例えば、ネットワークの一部であるすべてのネットワークデバイスの再ベースライニングを制御するように構成されることもできる。例えば、再ベースライニング制御システムは、例えばグループのすべてのメンバの検出信号に基づいて、ネットワークデバイスのグループ全体のベースラインを決定するためにネットワークデバイスのグループの再ベースライニングを制御するように構成されることができる。このような場合、ベースラインは、ベースライン値のn×nマトリクスを意味することができ、ここで、nは、グループ内のデバイスの数を意味し、ベースラインは、グループのすべてのメンバに関連付けられる、すなわち、グループのすべてのメンバによって使用される。ネットワークデバイスのグループは、ネットワークのすべてのネットワークデバイス又はネットワークのネットワークデバイスの選択された一部のみを含むことができる。例えば、ネットワークデバイスは、デバイスの検出された信号の品質、デバイスの位置、デバイスの特性等に関する事前知識に基づいて選択されることができる。ネットワークデバイスのグループのメンバの検出信号を使用して決定されるベースラインは、ネットワークのすべての他のネットワークデバイス、又は選択されたグループの一部ではないネットワークの他のネットワークデバイスの一部のためのベースラインとして使用されることもできる。
ネットワークデバイスは、複数のネットワークデバイスによって形成されるワイヤレスネットワークの一部である任意のネットワークデバイスであることができる。好ましくは、ネットワークデバイスは、スマートホーム又はオフィスアプリケーションの一部として使用可能なデバイスである。例えば、ネットワークデバイスは、温度センサ等のセンサデバイス、スマートテレビ、スピーカ、暖房ユニット等のユーザにアプリケーションを提供するアプリケーション提供デバイス、及び/又は、例えばネットワークの他のネットワークデバイスを制御するための、制御デバイスであることができる。好ましい実施形態において、ネットワークデバイスは、さらなるスマート照明デバイスを含むネットワークの一部であるスマート照明デバイスである。ネットワークのネットワークデバイスは、実質的に常にネットワーク通信のワイヤレス信号がネットワークデバイスによって測定されることができるように互いの通信のための及びネットワークを維持するためのワイヤレス信号を使用する、すなわち、ワイヤレス信号は、ネットワークデバイスによって検出されることができるようにネットワークデバイスに送信される。一実施形態において、ワイヤレス信号は、例えば、他のネットワークデバイスのいずれも現在ワイヤレス信号を送信していない場合、検出エリアにワイヤレス信号を送信することによって、ネットワークデバイス自身によって提供されることもできる。好ましくは、ネットワークデバイスは、WiFi(登録商標)信号等、通信信号として無線周波数信号を使用する。再ベースライニングは、ネットワークデバイスによって測定される現在の検出信号が、ネットワークの検出エリアにおける対象物の検出のために比較されることができる、新しいベースラインを決定することを意味する。このようにして検出される対象物は、少なくとも一部分において動きを示すいかなる対象物であってもよい。例えば、対象物が人間である場合、対象物は、腕、脚、胸又は体の他の部分の動きに基づいて検出されることができる。例えば、対象物は、掃除ロボット等の移動可能な物体であってもよく、又は、対象物は、ハンドジェスチャ、呼吸運動若しくは歩行運動等、体の動きに基づいて検出されることができる人間若しくは動物であってもよい。
新しいベースラインは、ネットワークデバイスのために決定されることができるが、他のネットワークデバイスに伝達されることもでき、この場合、ネットワークの他のネットワークデバイスによってベースラインとして使用されることもできる。新しいベースラインは、ネットワークデバイスによって検出される及び/又はネットワークの一部である他のネットワークデバイスによって検出される、検出信号、例えば、無線周波数信号(radio frequency signal)又は無線周波数信号の検出されたメトリック(detected metric)に基づいて決定される。例えば、新しいベースラインは、過去又は現在検出された検出信号の少なくとも一部をベースラインとして記憶することによって決定されることができ、又は、例えば、ネットワークデバイス及び/又はネットワークの他のネットワークデバイスによって検出された過去又は現在検出された検出信号の一部の平均化、重み付け平均化、非線形結合等によって決定されてもよい。
検出信号提供ユニットは、検出エリアにおいてネットワークデバイスによって及び/又はネットワークの一部である他のネットワークデバイスによって検出される検出信号を提供するように構成される。検出信号提供ユニットは、検出信号が既に記憶され、検出信号が取得されることができる記憶ユニットであることができる。また、検出信号提供ユニットは、例えば、新しいベースラインが決定されるべきネットワークの一部である少なくとも1つのネットワークデバイスから検出信号を取得するための取得ユニット(retrieving unit)であることができ、この場合、検出信号提供ユニットは、受けた検出信号を提供するように構成される。
検出信号は、検出エリアにおける対象物の存否を示し、すなわち、検出エリアにおける存在検出を可能にする検出方法の一部として使用されることができる。例えば、検出信号は、検出エリアにおける対象物の存在を示す検出信号とベースラインとの間の差を決定するためにベースラインと比較されることができる。一例において、検出信号は、ネットワーク通信信号の検出された信号強度、例えば、受信信号強度インジケータ(RSSI:received signal strength indicator)を意味することができる。この場合、ベースラインは、経時的な信号強度の記録であることができる。検出中に、信号強度の動的な変動が決定され、現在検出された信号とベースラインとの間の差を決定するためにベースラインと比較されることができる。差は、例えば、振幅、ピークトゥピークスイング(peak-to-peak swing)、標準偏差(standard variation)、周波数成分等の観点から決定されることができる。これらの差は、ネットワーク通信信号を乱す検出エリア内の存在又は動きを示すことができ、ネットワークデバイスは、これらの差を相応に解釈するようにトレーニング又はプログラムされることができる。しかしながら、ネットワーク通信信号に基づいて検出エリアにおける対象物の存否を検出するために、当技術分野で既知の他の検出方法も使用されることができる。
さらに、検出信号は、一般に、検出エリアにおける対象物の存否検出のためのベースラインとして使用されることができるネットワークデバイスのためのベースラインの決定に使用可能である。
品質基準チェックユニットは、提供された検出信号に基づいて、再ベースライニングのための所定の品質基準が満たされるかどうかをチェックするように構成される。例えば、品質基準チェックユニットは、1つ以上の所定の品質基準が記憶される記憶ユニットを含むことができ、この場合、品質基準チェックユニットは、提供された検出信号に基づいて、所定の品質基準のうちの1つ以上が満たされるかどうかをチェックすることができる。好ましくは、品質基準は、提供された検出信号の特定の特性又は条件を意味し、所定の品質基準が満たされるかどうかをチェックすることは、提供された検出信号が所定の特性を含むかどうか又は所定の条件を満たすかどうかをチェックすることを意味する。所定の品質基準は、1つの特定の品質基準、例えば、検出信号の1つの特定の特性を意味することができ、又は複数の特定の品質基準、例えば、検出信号の複数の特定の特性を意味することができ、品質基準は、a)特定の品質基準のうちの1つが満たされる場合、b)特定の品質基準のすべてが満たされる場合及びc)特定の品質基準のうちの少なくともいくつかが満たされる場合に満たされていると見なされることができる。さらに、特定の品質基準は、異なるネットワークデバイスから提供される検出信号に対する特定の品質基準を意味することもでき、又は、どのネットワークデバイスが再ベースライニング制御システムによって再ベースライニングするように制御されるかに依存することができる。特定の品質基準は、各ネットワークデバイスについて同じであってもよく、異なってもよい。
再ベースライニングユニットは、所定の品質基準が満たされる場合、再ベースライニングするようにネットワークデバイスを制御するように構成される。とりわけ、再ベースライニングユニットは、ネットワークデバイスのための新しいベースラインを決定するために提供された検出信号の過去又は現在の部分を使用するようにネットワークデバイスを制御するように構成されることができる。さらに、品質基準が将来の時間、例えば、次の数分等の近い将来にも満たされることが想定できる場合、再ベースライニングユニットは、ネットワークデバイスのための新しいベースラインを決定するためにこの将来の時間中に提供される検出信号の将来の部分を使用するようにネットワークデバイスを制御するように構成されることができる。例えば、再ベースライニングユニットは、現在検出された検出信号が品質基準を満たすことが示される場合、新しいベースラインを決定するために現在検出された検出信号を使用するようにネットワークデバイスを制御するように構成されることができる。追加的又は代替的に、再ベースライニングユニットは、過去検出された検出信号の一部が品質基準を満たすことが示される場合、新しいベースラインを決定するために過去検出され、場合によっては記録された検出信号の該一部を使用するようにネットワークデバイスを制御するように構成されることができる。
一実施形態において、所定の品質基準は、所定の最大数を超えない対象物が再ベースライニングのための検出エリアに存在することを保証することを意味する。検出エリアに存在する対象物の所定の最大数は、絶対数、例えば、検出エリアに最大に存在すべき人数、又は、検出エリアの相対占有レベルを意味する相対数、例えば、検出エリアの最大10%の占有率を意味することができる。占有レベルとして対象物の最大数を提供する場合、小動物又は検出エリア内を動き回る小型清掃ロボット等、人間以外のものを考慮することも容易になる。例えば、検出エリアに生息する小動物が存在し、おそらく2%の占有率を提供することは許容可能であり得るが、人間の存在がおそらく10%超の占有率を呈することは、再ベースライニングに許容可能ではないであろう。好ましい実施形態において、検出エリアに存在する対象物の最大数はゼロであり、すなわち、動くことができる又は可動部分を有する対象物は、再ベースライニングのための検出エリアに存在すべきではない。しかしながら、とりわけ広く非常に混雑した場所では、検出エリアにおいて対象物ゼロを意味する品質基準を満たすことは決して可能ではない可能性があり、この場合、対象物のより高い最大数、例えば、3若しくは4つの対象物又は20%の占有レベルが決定されることが許容可能であってもよい。斯くして、対象物の所定の最大数は、検出エリアに関する一般知識、得られるべきアプリケーション/センシング目標、及び検出エリアにおける対象物の存否に基づいて決定されることができる。さらに、対象物の最大数は、時間とともに変わることさえできる。例えば、昼間の混雑したエリアにおける再ベースライニングのために、夜間の同じエリアの再ベースライニングよりも高い対象物の最大数が許容可能であってもよい。
好ましくは、この実施形態において、品質基準チェックユニットは、提供された検出信号に基づいて、検出エリアにおける対象物の数又は検出エリアにおける占有レベルをチェックし、この数又はレベルが対象物の所定の最大数を満たすか、すなわち、下回るかを判断するように構成される。この場合、再ベースライニングユニットは、検出された対象物の数が、現在の又は過去の検出信号に対する対象物の最大数を下回る場合、再ベースライニングするようにネットワークデバイスを制御することができる。とりわけ、再ベースライニングユニットは、検出された対象物の数が検出された対象物の最大数を下回った又は下回る検出信号の部分に基づいて新しいベースラインを決定することによって再ベースライニングするようにネットワークデバイスを制御するように構成されることができる。
一実施形態において、再ベースライニング制御システムはさらに、信号開始ユニット(signal initiating unit)を含み、信号開始ユニットは、検出エリアにおける潜在的な対象物(potential subject)に再ベースライニングする意図を知らせるためにネットワークデバイス又はネットワークを介してネットワークデバイスに接続されるデバイスからユーザ知覚可能出力(user perceptible output)を開始するように構成される。例えば、信号開始ユニットは、ユーザ知覚可能出力を提供するためにネットワークデバイス又はネットワークを介してネットワークデバイスに接続されるデバイスに制御信号を提供するように構成されることができる。好ましくは、ユーザ知覚可能出力は、可視的(visible)、感覚的(sensible)又は可聴的(audible)信号を意味する。出力は、例えば、ユーザが知覚することができるライト又はディスプレイの点滅等の照明出力であることができる。さらに、可視的出力は、ネットワークデバイスのスクリーン上に提供される状況を説明する等のテキストメッセージ等、より複雑な出力を意味することもできる。出力は、アラーム信号、ビープ音信号、又は検出エリアに存在する人が聞くことができる任意の他の信号等の可聴信号であることもできる。さらに、この場合も、出力信号は、より複雑なものであることができ、例えば、再ベースライニングが始まることを言うボイスメッセージ等を意味することができる。さらに、出力は、ユーザと接触するデバイス又は表面の振動等の感覚的出力であることができる。さらに、一実施形態において、信号開始ユニットは、知覚可能出力に基づいて動物が検出エリアから離れるよう訓練されることができるように動物が知覚することができる知覚可能出力を開始するために、首輪等、動物につながれるデバイスを制御するように構成されることができる。
信号開始ユニットは、再ベースライニング制御システムによって再ベースライニングプロシージャが開始される場合に直接ユーザ知覚可能信号を開始するように構成されることができ、及び/又は、品質基準チェックユニット等の要求に基づいてユーザ知覚可能信号を開始するように構成されることができる。この場合、品質基準チェックユニットは、品質基準チェックの結果に基づいて、好ましくは、例えば検出エリアにおける対象物の存在に起因して、品質基準が満たされない場合に、ユーザ知覚可能信号の開始を要求するように構成されることができる。信号開始ユニットがユーザ知覚可能出力を開始するので、出力を知覚する及び検出エリアに存在するユーザは、品質基準チェックユニットがユーザが退室したことをチェックした後に再ベースライニングが実行されることができるように、検出エリアから離れることができる。
一実施形態において、品質基準チェックユニットは、所定の品質基準として、ユーザ知覚可能出力前に検出される検出信号と、ユーザ知覚可能出力中及び/又は後に検出される検出信号との間で、検出エリアにおける対象物の存在を示す変化が検出されるかどうかをチェックするように構成される。例えば、人又は動物が室内で寝ていた場合、及び、品質基準チェックユニットが、所定の品質基準として、所定の最大数の対象物が検出エリアに存在するかどうかをチェックしていた場合、場合によっては、人又は動物の動きのない状態に起因して、品質基準チェックユニットは、品質基準は満たされると見なされると判断する可能性がある。しかしながら、品質基準チェックユニットが、品質基準として、ユーザ知覚可能出力中及び/又は後に検出信号において変化が検出されるかどうか、すなわち、人又は動物がユーザ知覚可能出力によって起こされ、今や検出エリア内を動き回っているのをチェックするように構成される場合、当該変化に基づいて、人又は動物が室内に存在し、斯くして、所定の品質基準が満たされていると見なされることはできないと判断されることができる。好ましくは、ユーザ知覚可能出力の開始後、ユーザ知覚可能出力前の検出信号とユーザ反応時間中に検出される検出信号との間の変化が決定されることができるかどうかが品質基準チェックユニットによってチェックされる、ユーザ反応時間が予め定められる。この場合、所定のユーザ反応時間の後、検出エリアにおける対象物の不在を示す、変化が検出されない場合、及び/又は、所定の最大数を超えない対象物が検出エリアに存在することを示す、変化が検出される場合、品質基準は満たされていると見なされることができる。
一実施形態において、再ベースライニングユニットは、所定の最大数を超えない対象物が検出エリアにおいて検出されるまで再ベースライニングを延期するように構成される。とりわけ、この実施形態において、再ベースライニングユニットは、再ベースライニングのための所定の品質基準が満たされる場合にのみ、すなわち、検出エリアにおいて現在の検出信号に基づいて所定の最大数を超えない対象物が検出される場合にのみ、現在検出されている検出信号に基づいて再ベースライニングするようにネットワークデバイスを制御するように構成される。斯くして、ベースラインの品質が高いこと、すなわち、ベースラインの決定が検出エリアにおける対象物の動きによって阻害されないことが期待されることができる場合にのみ、ベースラインが現在の検出信号から決定されることが保証されることができる。
一実施形態において、再ベースライニング制御システムはさらに、検出信号に基づいて潜在的な新しいベースラインを決定するための潜在的な新しいベースライン決定ユニット(potential new baseline determination unit)を含み、品質基準チェックユニットは、潜在的な新しいベースラインにさらに基づいて、再ベースライニングのための所定の品質基準が満たされるかどうかをチェックするように構成され、品質基準が満たされると判断される場合、再ベースライニングユニットは、潜在的な新しいベースラインが、検出エリアにおける対象物の存否の検出のための新しいベースラインとして決定されるように、再ベースライニングを制御するように構成される。潜在的な新しいベースライン決定ユニットは、検出信号に基づいて、例えば、検出信号の過去又は現在の部分に基づいて潜在的な新しいベースラインを決定するように構成される。この実施形態において、品質基準チェックユニットは、所定の品質基準が満たされるかどうかをチェックする場合に潜在的な新しいベースラインをさらに考慮するように構成される。
好ましい実施形態において、品質基準チェックユニットは、所定のテスト期間中に少なくとも1つの他のネットワークデバイスによって使用されるベースラインに基づいて得られる検出結果と潜在的な新しいベースライン及び提供された検出信号に基づいて得られる検出結果とを比較するように構成され、これらのネットワークデバイスの検出エリアは部分的にオーバーラップし、オーバーラップする検出エリアにおいて所定のテスト期間中にこれらの検出結果が実質的に同様である場合に品質基準は満たされると見なされる。とりわけ、品質基準チェックユニットは、提供された現在又は過去の検出信号を使用する、及び、検出信号の現在又は過去の部分及び潜在的な新しいベースラインに基づいて対象物の存否を決定するように構成されることができる。さらに、品質基準チェックユニットは、同じ検出時間についてネットワークの一部である1つ以上の他のネットワークデバイスの検出結果を受けるように構成されることができ、該検出結果は、1つ以上のネットワークデバイスによって、これらのネットワークデバイスによって使用されるベースラインに基づいて決定されている。とりわけ、結果は、所定のテスト期間について比較されることができ、所定のテスト期間は、異なるベースラインを使用して結果が現在の検出信号に基づいて決定される場合現在の期間又は結果が過去の検出信号に基づいて決定される場合過去の期間であることができる。所定のテスト期間における検出結果が、部分的にオーバーラップする検出エリアについて実質的に同様であると見なされることができる場合に品質基準は満たされると見なされる。実質的に同様である信号は、一般に、所定の精度尺度(accuracy measure)、すなわち、許容誤差(tolerance)に至るまで同様である信号であり、精度尺度は、例えば、検出方法の一般的精度(general accuracy)に関する知識又は検出信号の一般的精度に関する知識に基づいて決定されることができる。例えば、検出信号も非常にノイジーであることが知られている非常にノイジーな環境では、精度尺度は、検出信号が非常に正確であることが知られている環境よりも高くすることができる。
好ましい実施形態において、品質基準チェックユニットは、品質基準として、潜在的な新しいベースラインに基づいて得られる検出結果を、検出エリアに関する予め定められた知識との整合性(consistency)についてチェックするように構成され、予め定められたテスト期間中に検出結果が検出エリアに関する予め定められた知識と整合する場合に品質基準は満たされると見なされる。またこの実施形態において、予め定められたテスト期間は、検出信号提供ユニットによって提供され、潜在的な新しいベースラインに基づいて検出結果を決定するために使用される検出信号が検出される過去又は現在の期間を意味することができる。予め定められた知識は、予め定められたテスト期間中の検出エリアの占有に関する任意の知識であることができる。例えば、検出エリアがビジネスビルの一部であり、検出時間が夜間を意味するため、現在又は過去の期間、例えば10分間に、検出エリアに人は存在しないことが知られていることがある。この場合、品質基準チェックユニットは、この検出時間の検出信号及び潜在的な新しいベースラインに基づいて決定される検出結果も、検出エリアに人が存在しないことを示しているかどうかを判断するように構成されることができる。予め定められた知識はまた、追加のセンサによって、とりわけ、ネットワークデバイスのネットワークの一部でもある追加のセンサによって得られる知識であることができる。例えば、追加のセンサは、エリアにおける対象物の存否を決定するパッシブ赤外線センサであることができる。さらに、ネットワークの一部である他のネットワークデバイスが、予め定められた知識の一部であると見なされることができる情報を提供することができ、例えば、ユーザによって手動で作動されたライトスイッチは、ライトスイッチも検出エリアの一部である場合、ライトスイッチが作動された時間に人が検出エリアに存在したことを示す。斯くして、品質基準チェックユニットは、このような場合、潜在的な新しいベースライン及びライトスイッチが操作された時間に得られる検出信号に基づく検出結果が、検出エリアにおける少なくとも1人の人の存在を意味するかどうかをチェックすることができる。一般に、これらの予め定められた知識基準のうちの複数が品質基準として提供されることができ、品質基準チェックユニットは、a)予め定められた知識基準のうちの少なくとも1つが満たされる場合、b)予め定められた知識基準のすべてが満たされる場合、又はc)予め定められた知識基準のうちの少なくともいくつかが満たされる場合に品質基準は満たされていると見なすことができる。
一実施形態において、再ベースライニング制御システムはさらに、対象物の存否を検出するために現在使用されているベースラインを古いベースラインとして記憶するための古いベースライン記憶ユニット(old baseline storing unit)を含み、品質基準チェックユニットは、所定のテスト期間中に、潜在的な新しいベースライン及び古いベースラインにそれぞれ基づいて得られる検出結果を比較するように構成され、所定のテスト期間中にこれらの検出結果が実質的に同様である場合に品質基準は満たされると見なされる。古いベースライン記憶ユニットは、対象物の存否を検出するために現在使用されているベースラインを古いベースラインとして記憶するように構成される。またこの場合、所定のテスト期間は、過去又は現在のテスト期間であることができ、潜在的な新しいベースラインに基づいて及び古いベースラインに基づいて提供された検出信号から得られる検出結果を比較するために使用されることができる検出信号が提供されるテスト期間を意味する。またこの実施形態において、上述したように、これらの検出結果が、所定の精度尺度、すなわち、許容誤差にしたがって同様である場合に検出結果は実質的に同様であると見なされることができる。
好ましくは、再ベースライニング制御システムは、潜在的な新しいベースライン、古いベースラインに基づいて、及び少なくとも1つの他のネットワークデバイスによって使用されるベースラインに基づいて得られる検出結果が比較されるように上述した実施形態を組み合わせるように構成される。この場合、品質基準チェックユニットは、a)比較のうちの少なくとも1つが実質的に同様である検出結果をもたらす場合、又はb)比較のすべてが実質的に同様である検出結果をもたらす場合、すなわち、潜在的な新しいベースラインに対する検出結果、古いベースラインに対する検出結果、及び他のネットワークデバイスによって使用されるベースラインに対する検出結果が実質的に同様である場合に品質基準は満たされていると見なすように構成されることができる。
一実施形態において、再ベースライニング制御システムはまた、品質基準チェックユニットが、品質基準として、潜在的な新しいベースラインで得られる検出結果が、古いベースラインに基づいて及び/又は他のネットワークデバイスに使用されるベースラインに基づいて得られる検出結果と実質的に同様であるかどうかをチェックするだけでなく、これらがさらに、予め定められた知識とも整合するかどうかをチェックするように上述した実施形態を組み合わせるように構成されることができる。
一実施形態において、再ベースライニング制御システムは、上述した実施形態のすべてを組み合わせるように構成されることができる。例えば、品質基準チェックユニットは、先ず、任意選択的にユーザ知覚可能信号の開始中又は後に、所定数を超えない対象物が検出エリアに存在するかどうかをチェックするように構成されることができ、この品質基準が満たされる場合、潜在的な新しいベースライン決定ユニットは、所定の最大数を超えない対象物が検出エリアに存在するという品質基準が満たされた検出信号の部分に基づいて潜在的な新しいベースラインを決定するように構成されることができる。さらに、品質基準チェックユニットは、上述したように潜在的な新しいベースラインに基づいて及び検出信号に基づいてさらなる品質基準をチェックするように構成されることができる。
一実施形態において、品質基準が満たされると見なされない場合、再ベースライニングユニットは、古いベースラインが検出エリアにおける対象物の存否の検出のためのベースラインとして決定される及び/又は再ベースライニングが所定の期間後に再び開始されるように、再ベースライニングを制御するように構成される。所定期間は、例えば、検出エリアの占有状況が速く変化することが予想される場合、短い期間を意味することができ、この場合、例えば、数分程度であることができ、又は、検出エリアの占有状況がより長い時間スケールでしか変化しないことが知られている場合、より長い期間、例えば、数時間を意味することができる。代替的に、品質基準が満たされると見なされないが、例えば、検出信号の特性及び/又は事前知識に基づいて、品質基準は短期間後に満たされるであろうと判断されることができる場合、再ベースライニングユニットは、ベースラインが短期間後に検出される検出信号に基づいて決定されるように、再ベースライニングを制御するように構成されることができる。例えば、検出信号が、品質基準が満たされないように部屋の中の人間の存在を示すが、例えば閉鎖時間に起因して、10分後には、すべての人間が部屋を出なければならないことが知られている場合、又は、信号が、人間がすでに部屋を出る過程にあり、2分のうちに部屋を出るであろうことを示す場合、再ベースライニングユニットは、ベースラインがこの時間後、例えば、10又は2分後に検出される検出信号に基づいて決定されるように、再ベースライニングを制御することができる。
一実施形態において、再ベースライニング制御システムはさらに、信号開始ユニットを含み、信号開始ユニットは、ネットワークデバイス又はネットワークを介してネットワークデバイスに接続されるデバイスからユーザ知覚可能出力を開始するように構成され、品質基準が満たされるかどうかのチェックの結果が曖昧である(ambiguous)場合、再ベースライニングユニットは、検出エリアにおける潜在的な対象物に再ベースライニングする意図を知らせるためにユーザ知覚可能出力を開始するように信号開始ユニットを制御するように構成されることができる。品質基準のチェックの結果は、例えば、所定の曖昧さ基準(ambiguity criterion)が満たされる場合に曖昧であると見なされることができる。曖昧さ基準は、各品質基準について個別に決定されることができ、例えば、2つの信号の類似性が決定されるべき場合ある類似性尺度範囲(similarity measure range)、検出信号のあるノイズレベル等のある検出信号特性を意味することができる。なぜなら、あるノイズレベルでは検出エリアにおける小動物又は1人のみの人の存在の検出は困難である等が想定できるからである。この場合、検出信号が所定の曖昧さ基準を満たす場合、結果は曖昧であると見なされる。
本発明の他の態様では、ネットワークの一部であるネットワークデバイスの再ベースライニングを制御するための再ベースライニング制御方法であって、再ベースライニングは、検出エリアにおける対象物の検出のための新しいベースラインを決定することを意味し、新しいベースラインは、ネットワークデバイスによって検出される検出信号に基づいて決定され、再ベースライニング制御方法は、a)検出エリアにおいてネットワークデバイスによって検出される検出信号を提供することであって、検出信号は、検出エリアにおける対象物の存否を示す、ことと、b)提供された検出信号に基づいて、再ベースライニングのための所定の品質基準が満たされるかどうかをチェックすることと、c)所定の品質基準が満たされる場合、再ベースライニングするようにネットワークデバイスを制御することとを含む、再ベースライニング制御方法が提供される。
本発明の他の態様では、ネットワークデバイスのネットワークの一部であるネットワークデバイスの再ベースライニングを制御するための再ベースライニング制御方法であって、再ベースライニングは、検出エリアにおける対象物の検出のための新しいベースラインを決定することを意味し、新しいベースラインは、ネットワークデバイスによって検出される及び/又はネットワークの一部である他のネットワークデバイスによって検出される検出信号に基づいて決定され、再ベースライニング制御方法は、a)検出エリアにおいてネットワークデバイスによって及び/又はネットワークの一部である他のネットワークデバイスによって検出される検出信号を提供することであって、検出信号は、検出エリアにおける対象物の存否を示し、ベースラインを決定するために使用可能である、ことと、b)提供された検出信号に基づいて、再ベースライニングのための所定の品質基準が満たされるかどうかをチェックすることと、c)所定の品質基準が満たされる場合、再ベースライニングするようにネットワークデバイスを制御することとを含む、再ベースライニング制御方法が提供される。
本発明の他の態様では、ネットワークの一部であるネットワークデバイスの再ベースライニングを制御するためのコンピュータプログラムであって、コンピュータプログラムは、請求項1に記載の再ベースライニング制御システムに、コンピュータプログラムがシステムによって実行された場合に請求項14に記載の再ベースライニング制御方法のステップを実行させるためのプログラムコード手段を含む、コンピュータプログラムが提供される。
請求項1の再ベースライニング制御システム、請求項13のネットワーク、請求項14の再ベースライニング制御方法、及び請求項15のコンピュータプログラムは、同様及び/又は同一の好適な実施形態、とりわけ、従属請求項に記載されるような実施形態を有することを理解されたい。
本発明の好ましい実施形態は、従属請求項又は上記の実施形態とそれぞれの独立請求項との任意の組み合わせであり得ることも理解されたい。
本発明のこれらの及び他の態様は、以下に述べられる実施形態を参照して明らかになり、解明されるであろう。
本発明による再ベースライニング制御システムを含む複数のネットワークデバイスのネットワークの一実施形態を概略的且つ例示的に示す。 ネットワークデバイスの再ベースライニングを制御するための方法の一実施形態を例示的に示すフローチャートを示す。
図1は、再ベースライニング制御システムを含む複数のネットワークデバイスを含むネットワークの一実施形態を概略的且つ例示的に示している。ネットワーク100は、無線周波数信号140、141、142を介して互いに通信し、ネットワーク100を維持するネットワークデバイス110、120、130によって形成される。ネットワークデバイスは、好ましくはスマート照明デバイスであるが、他の機能的ケイパビリティを有するスマートデバイスを意味することもできる。無線周波数信号140、141、142は、ネットワークを維持するため、又は互いに通信するために使用され、これらのネットワーク通信信号は、ネットワークデバイス110によって検出されることができる。通信信号自体の又は通信信号のメトリックの変化は、例えばネットワーク100の検出エリアにおける対象物の動きに起因する、ネットワーク100の環境の変化を示すことができる。
ここで述べられる実施形態において、少なくともネットワークデバイス110は、ネットワーク通信信号又はネットワーク通信信号のメトリックを検出信号として検出する、及び、この検出信号に基づいて及び以前に決定された又は提供されたベースラインに基づいて、ネットワーク100の検出エリアにおける対象物の存否を決定するように構成される。ネットワーク100の検出エリアにおける動きを示す通信信号の特性、例えば、メトリックは、例えばネットワーク100の検出エリアの環境の変化に起因して、時間の経過と共に変化する可能性があるので、検出信号の新しいベースラインは、対象物の存否が依然として正確に検出されることを保証するために定期的に決定される必要がある。
この点で、ネットワーク100は、再ベースライニング制御システム150を含む。この例では、再ベースライニング制御システム150は、ネットワークデバイス110に接続され、ネットワークデバイス110の再ベースライニングを制御するように構成される。しかしながら、他の実施形態において、ネットワーク100の再ベースライニング制御システム150は、すべてのネットワークデバイス110、120、130に、又はネットワークデバイスのある部分、例えば、ネットワークデバイス110及び130に接続されることもできる。
この実施形態において、再ベースライニング制御システム150は、ネットワークデバイス110によって検出される検出信号を受信する、及び、ネットワークデバイス110によって検出される検出信号を提供するように構成される検出信号提供ユニット151を含む。検出信号は、ネットワーク100の検出エリアにおける対象物の存否を示し、一般に、ネットワークデバイス110のためのベースラインを決定するために使用可能である。
さらに、再ベースライニング制御システム150は、検出信号提供ユニット150から提供された検出信号に基づいて、再ベースライニングのための所定の品質基準が満たされるかどうかをチェックするように構成される品質基準チェックユニット152を含む。例えば、品質基準チェックユニット152は、品質基準として、提供された検出信号に基づいて及び現在使用されているベースラインに基づいて、所定の最大数の対象物がネットワーク100の検出エリアに存在するかどうかをチェックするように構成されることができる。
さらに、再ベースライニング制御システム150は、例えば、照明機能を含むネットワークデバイス110を制御して、ユーザ知覚可能出力、この場合、ユーザ知覚可能照明信号を開始させるように構成される信号開始ユニット153を含むことができる。この場合、品質基準チェックユニット152は、例えば、開始された出力信号に応答して対象物によって開始された動きに基づいて、提供された検出信号が、検出エリアにおける所定の最大数を超える対象物の存在を示すかどうかをユーザ知覚可能出力中又は直後にチェックするように構成されることができる。
再ベースライニング制御システムはまた、提供された検出信号に基づいて潜在的な新しいベースラインを決定するように構成される潜在的な新しいベースライン決定ユニット154を含むことができる。潜在的な新しいベースライン決定ユニット154は、一般に、再ベースライニングプロセスが開始される場合に潜在的な新しいベースラインを決定するように構成されることができ、又は、例えば、品質基準チェックユニット152が品質基準が満たされていると既に判断している場合に潜在的な新しいベースラインを決定するように構成されることができる。例えば、品質基準チェックユニットが、ユーザ知覚可能出力の間又は後に、所定の最大数より少ない対象物が検出エリアに存在すると判断している場合、潜在的な新しいベースライン決定ユニットは、ネットワークデバイス110の現在の検出信号に基づいて潜在的な新しいベースラインを決定するように構成されることができる。
この場合、品質基準チェックユニット152は、検出信号に基づく及び潜在的な新しいベースラインにさらに基づく品質基準を適用するように構成されることができる。例えば、品質基準チェックユニット152は、ネットワークデバイス110の現在の検出信号を使用する、並びに、現在の検出信号及び潜在的な新しいベースラインに基づいて、検出エリアにおける対象物の存否を決定するように構成されることができる、すなわち、検出結果を提供することができる。この場合、品質基準チェックユニット152は、品質基準として、例えば、決定された検出結果が検出エリアの所定の知識と整合するかどうかをチェックすることができる。例えば、検出エリアが夜に閉じられる店舗又はビジネスビルを意味するため、例えば、現在の時間帯又は夜間において、一般に検出エリアに対象物が存在し得ないことが知られている場合、潜在的な新しいベースラインに基づく決定された検出結果が検出エリアにおける対象物の存在を示さない場合に品質基準は満たされていると見なされることができる。
さらに、この場合、品質基準チェックユニット152は、ネットワーク100の一部である他のネットワークデバイス120、130のうちの少なくとも1つから、それぞれのネットワークデバイス120、130の検出信号及びそれぞれのネットワークデバイス120、130によって使用されるベースラインを使用して得られた検出結果を受けるように構成されることができる。この場合、品質基準チェックユニット152は、品質基準として、潜在的な新しいベースラインに基づくネットワークデバイス110の検出結果と、少なくとも1つの他のネットワークデバイス120、130の検出結果とが、所定のテスト期間、例えば、次の10分間、整合する、すなわち、実質的に同様であるかどうかをチェックすることができる。検出結果が実質的に同様である場合、品質基準は満たされていると見なされることができ、一方、同じ検出エリアについて異なる検出結果は、潜在的な新しいベースラインが毒され(corrupted)、検出エリアにおける対象物の存否を検出するためのベースラインとして適していない可能性があることを示す。
追加的に、再ベースライニング制御システム150はさらに、ネットワーク110によって対象物の存在及び/又は不在を検出するために現在使用されているベースラインを古いベースラインとして記憶するように構成される古いベースライン記憶ユニット155を含むことができる。この場合、品質基準チェックユニット152は、ネットワークデバイス110によって提供される現在の検出信号及び古いベースラインに基づいて得られる検出結果と、ネットワークデバイス110の現在の検出信号及び潜在的な新しいベースラインによって得られるさらなる検出結果とを使用するように構成されることができる。この場合、品質基準チェックユニット152は、所要の検出結果を比較する、及び、決定された検出結果が実質的に同様である場合、すなわち、両方の検出結果が互いに整合する場合、品質基準は満たされると判断するように構成されることができる。
さらに、品質基準チェックユニット152は、再ベースライニング制御システム150のこの実施形態について、異なる品質基準を、品質基準の部分のうちの少なくとも1つ、品質基準の部分のうちのいくつか、又は品質基準の部分のすべてが満たされる場合に満たされる1つの品質基準に組み合わせるように構成されることができる。とりわけ、品質基準チェックユニット152は、先ず、現在の検出信号及び潜在的な新しいベースラインを使用して得られる検出結果が検出エリアに関する事前知識と整合するかどうかをチェックし、そうである場合、所定の期間、現在の検出信号及び潜在的な新しいベースラインを使用して得られる検出結果が、他のネットワークデバイスのうちの1つによって、それらの現在の検出信号及びそれらの現在のベースラインを使用して得られる検出結果と実質的に同じであるかどうかをチェックするように構成されることができる。この品質基準も満たされる場合、品質基準チェックユニット152はさらに、次の所定の期間、現在の検出信号及び潜在的な新しいベースラインに基づいて得られる検出結果、並びに、現在の検出信号及び古いベースラインによって得られる検出結果も整合する、すなわち、実質的に同様であるかどうかをチェックするように構成されることができる。この例では、この最後のチェックも満たされる場合、品質基準は満たされていると見なされる。
再ベースライニング制御システム150はさらに、所定の品質基準が満たされる場合、再ベースライニングするようにネットワークデバイス110を制御するように構成される再ベースライニングユニット156を含む。例えば、所定の品質基準に基づいて、再ベースライニングは、新しいベースラインのための基礎(basis)として現在の検出信号を使用すること、又は、新しいベースラインのための基礎としてネットワークデバイス110の検出信号の一部を使用することを意味することができる。さらに、再ベースライニングは、品質基準チェックユニット152が、潜在的な新しいベースラインはすべての品質基準を満たすとチェックしている場合、潜在的な新しいベースラインをベースラインとして使用することを意味することができる。品質基準チェックユニット152が、品質基準のどれも又はすべてが満たされないと判断する場合、再ベースライニングユニットは、古いベースラインをベースラインとして使用するようにネットワークデバイスを制御する、又は、再ベースライニングを別の時間、例えば、現在の時間に数分又は数時間を加えた時間に再スケジュールするように構成されることができる。
図2は、ネットワーク100の一部であるネットワークデバイス110の再ベースライニングを制御するための方法の一実施形態を例示的に示すフローチャートを示している。方法200は、検出エリアにおいてネットワークデバイス110によって検出される検出信号を提供する第1のステップ210を含み、検出信号は、検出エリアにおける対象物の存否を示し、一般に、ベースラインを決定するために使用可能である。さらなるステップ220において、提供された検出信号に基づいて、再ベースライニングのための所定の品質基準が満たされるかどうかのチェックが行われる。最後のステップ230において、ネットワークデバイス110は、所定の品質基準が満たされる場合、再ベースライニングするように制御される。
本発明による再ベースライニング制御システム150及び再ベースライニング制御方法200の例示的な構成及び一般的な機能について述べた後、以下では、特定の状況に対する再ベースライニング制御システム150及び方法200の適用についてのいくつかのより具体的な例が述べられる。
第1のシナリオにおいて、ネットワーク100は、ユーザのリビングルームに設けられる。このシナリオでは、ユーザはソファに横になってテレビを見ており、おそらく眠りに落ちたために、かなりの時間、例えば10分間、動いていない。この場合、ネットワークデバイス110は、現在の検出信号及び現在使用されているベースラインに基づいて、リビングルームがユーザによって占有されていることを検出することができず、すなわち、検出結果として、リビングルームにおけるユーザの不在を提供することになる。これは、例えば、ネットワークデバイス110の検出信号のパターンがリビングルームの完全な空き(complete vacancy)と完全に整合しない場合、ノイズに起因する場合もあり得る。この状況において、ネットワークデバイス110が、再ベースライニング制御システムを使用して再ベースライニングを開始する場合、品質基準チェックユニット152は、所定の最大数を超えない対象物、この場合、ゼロが、再ベースライニングのための検出エリアに存在することを判断するためにネットワークデバイス110の現在の検出結果を使用することになる。この例では、この品質基準は、満たされていると見なされ得る。
しかしながら、所定の最大数を超えない対象物が再ベースライニングのための検出エリアに存在することを保証するために、再ベースライニング制御システム150は、予防措置として信号開始ユニット153を使用するように構成されることができる。この場合、信号開始ユニット153は、ユーザの日常活動で一般的に使用されない可視光パターン、例えば、パルス状(pulsating)、又は呼吸状出力(breathing output)、急閃光(quick flashing)、又は低輝度での素早いカラーループ等を出力するようにネットワークデバイス110又はネットワーク100の一部である他のネットワークデバイス120、130のいずれかを使用するように構成されることができる。ネットワークデバイス110が、ユーザがソファで寝ている部屋の空きを判断する場合、典型的には、暗い部屋で光効果が非常に顕著になるような、空室の一般的な状態であるように、照明はオフであるので、このような可視信号を使用することは、このような状況において特に効果的であり得る。
しかしながら、他の状況においては、視覚的効果の代わりに又は視覚的効果に加えて、他の出力メカニズムも信号開始ユニット153によって使用され、開始されてもよい。例えば、スマートスピーカがネットワーク100の一部であり、検出エリアに存在する場合、スマートスピーカが、再ベースライニングが始まることになるという指示又は警告として気ぜわしい、可聴音を発する等、可聴効果を発するために使用されることができる。また、再ベースライニングの警告として、ユーザが選択することができる、又は時間の経過とともに知ることができるようになる、再ベースライニングの開始を示す予め定められ、予め選択された音が作成されてもよい。さらに、ネットワーク100の一部であるネットワークデバイスが振動信号等の触覚信号を提供できる場合、触覚感覚的信号も使用されることができる。再ベースライニング制御システムが、例えば、ユーザのペットとして、又は厩舎の動物でもって、動物が検出エリアの一部であり得るコンテキストにおいて使用される特別な場合、可聴又は触覚信号が首輪を介して提供される場合に動物が所定の検出エリアから離れるように訓練されることができるように、サウンドエミッタ又は触覚信号提供ユニットを備えた首輪が動物に提供されてもよい。
一般に、これらすべての出力は、例えば、ユーザ又は動物の動きに起因して、ユーザ又は動物からの反応がネットワークデバイス110によって検出される検出信号においてより顕著な信号をもたらすことができるように、ユーザ又は動物からの反応をトリガすることが意図される。この場合、品質基準チェックユニットは、検出結果をチェックする、すなわち、ネットワークデバイス110からの検出信号に基づいて、依然として所定の最大数を超えない対象物が存在するどうかを判断するように構成されることができる。例えば、この例では、ユーザが目を覚まして移動し、検出が今、検出エリアにおけるユーザの存在を示すため、この品質基準が満たされない場合、品質基準チェックユニットは、品質基準は満たされていないと見なすことができ、再ベースライニングユニットは、所定の期間、又は品質基準チェックユニットが品質基準は満たされると判断する次の時まで再ベースライニングを延期するようにネットワークデバイス110を制御するように構成されてもよい。例えば、ユーザが部屋を出たため、品質基準チェックユニットが、視覚効果の提供後、例えば、10秒等、短い期間後に、品質基準が満たされると判断する場合、再ベースライニングユニットは、再ベースライニングする、すなわち、この場合、現在検出されている検出信号に基づいて新しいベースラインを決定するようにネットワークデバイス110を制御することができる。
変形例において、信号開始ユニットは、ユーザ知覚可能出力をループで開始するように構成されることができ、出力信号は、ループの各反復でより顕著になり、品質基準チェックユニットは、各ループ又は反復後に所定の最大数を超えない対象物の存在についてチェックするように構成されることができる。
上記のシナリオの拡張において、ベースラインに対する高品質を保証するために、品質基準チェックユニット152によって、ユーザ知覚可能出力の開始後に最大数を超えない対象物が部屋に存在することが確認されているが、潜在的な新しいベースライン決定ユニット154が、直接再ベースライニングする代わりに、ネットワークデバイス110の現在の検出信号から潜在的な新しいベースラインを決定するように構成されることができる。これは、例えば、以下のシナリオにおいて有利であり得る。上記シナリオのユーザがテレビを見た後にソファで眠ってしまった場合、該ユーザは、再ベースライニングの警告として提供される視覚効果に気づかず、したがって反応しなかった可能性がある。この場合、潜在的な新しいベースラインは、ソファで眠ってしまっているユーザの存在下で現在の検出信号から決定されることになる。斯くして、潜在的な新しいベースラインは、例えば、ユーザの呼吸運動等によって、ユーザの存在に毒される(corrupted)可能性がある。このようなシナリオが除外され(ruled out)、新しいベースラインが高品質のベースラインを意味する、すなわち、検出エリアにおける最大許容可能数より少ない人でもって間違いなく決定されることを保証するために、品質基準チェックユニット152は、潜在的な新しいベースラインに基づいて所定の品質基準が満たされるかどうかを再びチェックするように構成されることができる。
例えば、上記のシナリオにおいて、追加的に、古いベースライン記憶ユニット155が、潜在的な新しいベースライン決定ユニット154によって潜在的な新しいベースラインが決定される場合に古いベースラインを記憶するように構成されることができ、品質基準チェックユニット152は、所定のテスト期間、例えば、数時間、現在の検出信号及び潜在的な新しいベースラインに基づく検出結果と現在の検出信号及び古いベースラインに基づく検出結果とが整合するかどうかをチェックするように構成されることができる。例えば、現在の検出信号において著しい外乱(significant disturbance)が判断される場合、潜在的な新しいベースライン及び古いベースラインの両方が、可能な検出についてチェックするために使用されることができる。この場合、品質基準チェックユニット152は、品質基準が満たされるかどうか、すなわち、再ベースライニングユニットが、将来の検出のために、潜在的な新しいベースラインに再ベースライニングするようにネットワークデバイス110を制御すべきか、古いベースラインを使用するようにネットワークデバイス110を制御すべきかを判断するために、外乱のタイプ、経時的な外乱の再現性、再ベースライニングの前に見られた外乱との類似性等に基づく、及び異なる検出結果間の比較にさらに基づくシンプルなアービトレーションメカニズムを使用することができる。
さらなる例示的な状況では、多くの場合そうであるように、例えば、ユーザがソファで眠ってしまった場合の上記のシナリオのように、ユーザがまだ部屋に存在している状態でベースラインが決定された場合、このようなベースラインは、ユーザが部屋を出た後も長く部屋の占有の検出結果につながることが想定される。この状況を解決するために及びさらなる検出に使用されるベースラインが高い品質を有することを保証するために、この場合、品質基準チェックユニット152は、潜在的な新しいベースラインで得られる検出結果と検出エリアの所定の知識との整合性についてチェックするように構成されることができる。例えば、この場合、潜在的な新しいベースラインに基づいて拡張された占有が検出される場合、追加の有意な動きについてチェックすることによって、この検出結果が整合するかどうかが判断されることができる。検出エリアが占有されていると見なされると同時に、長期間有意な動きがないと判断される場合、この結果はあまりありそうになく、矛盾していると判断されることができる。別の例では、例えば、午前3時から午前5時までの間のキッチンの占有等、占有の可能性が低い時間帯を超えて占有が検出されるかどうかがチェックされてもよい。さらなる例では、潜在的な新しいベースラインに基づいて現在の検出信号によって検出される挙動又は動きのパターンが、特定の検出エリアで予想されるものと矛盾するどうかがチェックされてもよい。例えば、大きな突然の動きは、収納室では予想されるが、ビジネスルームではそうではないであろう。さらに、ネットワークデバイスが過去のどの時点でも人が入室したことを検知していない際に、例えば、2つ以上のネットワークデバイスを使用することにより又はネットワークデバイスの検出感度を上げることにより、呼吸動作が検出されるかどうかがチェックされてもよい。検出エリアにおける特定の予想シナリオに基づいて、これらの整合性チェックのうちの異なるものが予め定められることができ、品質基準チェックユニット152は、所定の整合性シナリオをチェックすることによって所定の品質基準をチェックし、これらのシナリオのうちの少なくとも1つが満たされない場合に品質基準は満たされないと判断するように構成されることができる。この場合、潜在的な新しいベースラインは毒されているか又は無効であることが知られ、再ベースライニングユニットは、新しい再ベースライニングをスケジュールするか、又は古いベースラインをベースラインとして再び使用するようにネットワークデバイスを制御することができる。
また、上記のシナリオの組み合わせが企図され、例えば、潜在的な新しいベースラインが検出エリアに関する所定の知識と整合すると決定した後、品質基準チェックユニット152は、追加的に、第1のシナリオのようにユーザ知覚可能出力を開始するように信号開始ユニット153に促すことができ、及び/又は、古いベースラインを記憶するように古いベースライン保存ユニット155に促すことができ、上記のシナリオに関して説明したように追加の品質基準をさらに適用することができる。
また、再ベースライニング制御システムは、上述したシナリオとは全く異なるシナリオに適用されることもできる。例えば、一実施形態において、ネットワークデバイスは、精密農業アプリケーション用の照明デバイスであることができ、監視される対象は、家畜、例えば、羊の群れを意味することができる。この場合、ある状況下で1頭の羊を検出することは困難であるかもしれないが、羊のグループ、例えば、3頭の羊は検出可能であり得、納屋のあるエリアにおける羊の検出に基づいて納屋が暖房されてもよい。この場合、再ベースライニングは、例えば、ユーザ知覚可能信号を羊が知覚可能な信号に、対象物の最大数を検出可能な羊の最小数に等適応させることにより、この特定のシナリオに適応されることができる。
別のシナリオでは、再ベースライニングライニング制御システムは、オープンプランのオフィス内のネットワークに適用される。このようなシナリオでは、誰も存在しない夜間にのみベースラインを作成することが理想的である。しかしながら、場合によっては、日中も再ベースライニングすることが必要とされ得る。この場合、オープンプランのオフィスのどこかに常に誰かが存在する可能性がある。これらの状況下では、再ベースライニング制御システムは、対象物の最大数を0よりも多く、例えば、4人を選択することにより、数人存在するとしても、例えば、他の時間には空間に常に5人以上の人がいるが、昼食時に2人存在する場合に再ベースライニングが行われることができるように、当該シナリオに適応されることができる。
他のシナリオでは、ネットワークデバイスは、鼓動する心臓の動き又は呼吸運動等の小さなバイタルサインをも検出するように構成されることができる。さらなる実施形態において、ネットワークデバイスは、ワイヤレス信号反射の違いによってもたらされる検出信号の異なるワイヤレスマルチパス信号パターンに基づいて、部屋のドアが半分開いているか、4分の3開いているかを検出するように構成されることもできる。また、これらのシナリオにおいて、再ベースライニング制御システムは、とりわけ、品質基準チェックプロセスの選択された品質基準又は選択された精度に関して、これらのシナリオに特に適応されることができる。
上述した実施形態において、検出信号は、ネットワークのネットワークデバイス間の通信信号によって提供されたが、他の実施形態では、ネットワークの単一のネットワークデバイスが信号を提供することができ、すなわち、室内の物体によって反射されネットワークデバイスによって検出されることができる無線信号を送信することができる。例えば、Qualcomm Dakotaチップに基づくワイヤレスラジオは、2つの無線信号を同時に制御することができ、したがって、第1のアンテナは、ワイヤレス信号を送信するために使用されてもよく、第2のアンテナは、反射したワイヤレスマルチパス信号を受信し、ワイヤレスチャネル状態情報データから検出信号を抽出するために使用されてもよい。
上記の実施形態において、再ベースライニング制御システムはネットワークの一部であり、とりわけ、ネットワークの一部であるネットワークデバイスに接続されていたが、他の実施形態において、再ベースライニング制御システムは、ネットワークデバイスのうちの1つ又はすべてに組み込まれることができる。代替的に、再ベースライニング制御システムは、再ベースライニングプロセスが開始される場合、ネットワークと又はネットワークデバイスのうちの1つと接続するだけのスタンドアロンシステムであることができる。
上記実施形態において、再ベースライニング制御システムは、信号開始ユニット、潜在的な新しいベースライン決定ユニット及び古いベースライン記憶ユニットを含むが、これらのユニットは任意選択的であるに過ぎず、再ベースライニング制御システムは、これらのユニットのいずれも含まない又は一部のみを含むこともできることに留意されたい。
図面、本開示、及び添付の請求項の検討によって、開示される実施形態に対する他の変形形態が、当業者により理解されることができ、また、特許請求される発明を実施する際に実行されることができる。
請求項では、単語「含む」は、他の構成要素又はステップを排除するものではなく、不定冠詞「1つの(a)」又は「1つの(an)」は、複数を排除するものではない。
単一のユニット又はデバイスが、請求項において列挙される、いくつかの項目の機能を果たしてもよい。特定の手段が、互いに異なる従属請求項内に列挙されているという単なる事実は、これらの手段の組み合わせが、有利に使用され得ないことを示すものではない。
1つ又は複数のユニット又はデバイスによって実行される、検出信号の提供、所定の品質基準が満たされるかどうかのチェック、又はネットワークデバイスの制御等のプロシージャは、他の任意の数のユニット又はデバイスによって実行されることができる。例えば、これらのプロシージャは、単一のデバイスによって実行されることができる。これらのプロシージャは、コンピュータプログラムのプログラムコード手段として、及び/又は専用ハードウェアとして実装されることができる。
コンピュータプログラムは、他のハードウェアと共に、又は他のハードウェアの一部として供給される、光学記憶媒体又は固体媒体等の、好適な媒体において記憶/頒布されてもよいが、インターネット、又は他の有線若しくは無線の電気通信システム等を介して、他の形態で頒布されてもよい。
請求項中のいかなる参照符号も、範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。
本発明は、ネットワークRFセンシングにおける検出精度を向上させることができるシステムに関する。ネットワークデバイスの再ベースライニングを制御するためのシステムであって、新しいベースラインは、ネットワークデバイスによって検出される及び/又は他のネットワークデバイスによって検出される検出信号に基づいて決定され、システムは、検出エリアにおいてネットワークデバイスによって及び/又は他のネットワークデバイスによって検出される検出信号を提供するための検出信号提供ユニットと、提供された検出信号に基づいて、再ベースライニングのための所定の品質基準が満たされるかどうかをチェックするための品質基準チェックユニットと、所定の品質基準が満たされる場合、再ベースライニングするようにネットワークデバイスを制御するための再ベースライニングユニットとを含む、システムが提供される。斯くして、検出エリアにおける対象物の存否を検出する際の長期的な検出精度が向上されることができる。

Claims (14)

  1. ネットワークデバイスのネットワークの一部であるネットワークデバイスの再ベースライニングを制御するための再ベースライニング制御システムであって、再ベースライニングは、検出エリアにおける対象物の検出のための新しいベースラインを決定することを意味し、新しいベースラインは、前記ネットワークデバイスによって検出される及び/又は前記ネットワークの一部である他のネットワークデバイスによって検出される検出信号に基づいて決定され、当該再ベースライニング制御システムは、
    検出エリアにおいて前記ネットワークデバイスによって及び/又は前記ネットワークの一部である他のネットワークデバイスによって検出される検出信号を提供するための検出信号提供ユニットであって、前記検出信号は、検出エリアにおける対象物の存否を示し、ベースラインを決定するために使用可能である、検出信号提供ユニットと、
    前記提供された検出信号に基づいて、再ベースライニングのための所定の品質基準が満たされるかどうかをチェックするための品質基準チェックユニットと、
    前記所定の品質基準が満たされる場合、再ベースライニングするように前記ネットワークデバイスを制御するための再ベースライニングユニットと、
    を含み、
    当該再ベースライニング制御システムは、信号開始ユニットを含み、前記信号開始ユニットは、検出エリアにおける潜在的な対象物に再ベースライニングする意図を知らせるために前記ネットワークデバイス又は前記ネットワークを介して前記ネットワークデバイスに接続されるデバイスからユーザ知覚可能出力を開始するように構成される、再ベースライニング制御システム。
  2. 前記所定の品質基準は、所定の最大数を超えない対象物が再ベースライニングのための検出エリアに存在することを保証することを意味する、請求項1に記載の再ベースライニング制御システム。
  3. 前記品質基準チェックユニットは、所定の品質基準として、前記ユーザ知覚可能出力前に検出される検出信号と、前記ユーザ知覚可能出力中及び/又は後に検出される検出信号との間で、検出エリアにおける対象物の存在を示す変化が検出されるかどうかをチェックするように構成される、請求項1に記載の再ベースライニング制御システム。
  4. 前記再ベースライニングユニットは、所定の最大数を超えない対象物が検出エリアにおいて検出されるまで再ベースライニングを延期するように構成される、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の再ベースライニング制御システム。
  5. 当該再ベースライニング制御システムは、
    前記検出信号に基づいて潜在的な新しいベースラインを決定するための潜在的な新しいベースライン決定ユニット、
    を含み、
    前記品質基準チェックユニットは、前記潜在的な新しいベースラインにさらに基づいて、再ベースライニングのための所定の品質基準が満たされるかどうかをチェックするように構成され、
    前記品質基準が満たされると判断される場合、前記再ベースライニングユニットは、前記潜在的な新しいベースラインが、検出エリアにおける対象物の存否の検出のための新しいベースラインとして決定されるように、再ベースライニングを制御するように構成される、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の再ベースライニング制御システム。
  6. 前記品質基準チェックユニットは、所定のテスト期間中に少なくとも1つの他のネットワークデバイスによって使用されるベースラインに基づいて得られる検出結果と前記潜在的な新しいベースライン及び前記提供された検出信号に基づいて得られる検出結果とを比較するように構成され、これらのネットワークデバイスの検出エリアは部分的にオーバーラップし、オーバーラップする検出エリアにおいて前記所定のテスト期間中にこれらの検出結果が実質的に同様である場合に品質基準は満たされると見なされる、請求項5に記載の再ベースライニング制御システム。
  7. 前記品質基準チェックユニットは、品質基準として、前記潜在的な新しいベースラインに基づいて得られる検出結果を、検出エリアに関する予め定められた知識との整合性についてチェックするように構成され、予め定められたテスト期間中に該検出結果が前記検出エリアに関する予め定められた知識と整合する場合に品質基準は満たされると見なされる、請求項5又は6に記載の再ベースライニング制御システム。
  8. 当該再ベースライニング制御システムは、
    対象物の存否を検出するために現在使用されているベースラインを古いベースラインとして記憶するための古いベースライン記憶ユニット、
    を含み、
    前記品質基準チェックユニットは、所定のテスト期間中に、前記潜在的な新しいベースライン及び前記古いベースラインにそれぞれ基づいて得られる検出結果を比較するように構成され、該所定のテスト期間中にこれらの検出結果が実質的に同様である場合に品質基準は満たされると見なされる、請求項5乃至7のいずれか一項に記載の再ベースライニング制御システム。
  9. 前記品質基準は満たされると見なされない場合、前記再ベースライニングユニットは、前記古いベースラインが検出エリアにおける対象物の存否の検出のためのベースラインとして決定される及び/又は再ベースライニングが所定の期間後に再び開始されるように、再ベースライニングを制御するように構成される、請求項8に記載の再ベースライニング制御システム。
  10. 当該再ベースライニング制御システムは、信号開始ユニットを含み、前記信号開始ユニットは、前記ネットワークデバイス又は前記ネットワークを介して前記ネットワークデバイスに接続されるデバイスからユーザ知覚可能出力を開始するように構成され、品質基準が満たされるかどうかのチェックの結果が曖昧である場合、前記再ベースライニングユニットは、検出エリアにおける潜在的な対象物に再ベースライニングする意図を知らせるために前記ユーザ知覚可能出力を開始するように前記信号開始ユニットを制御するように構成されることができる、請求項5乃至9のいずれか一項に記載の再ベースライニング制御システム。
  11. 前記ユーザ知覚可能出力は、可視的、感覚的又は可聴的信号を意味する、請求項1乃至10のいずれか一項に記載の再ベースライニング制御システム。
  12. 検出エリアにおける対象物の存否を示す信号を検出する及び検出信号に基づいてエリアにおける対象物の存否を判断するように構成されるネットワークデバイスと、
    請求項1に記載の再ベースライニング制御システムと、
    を含む、ネットワーク。
  13. ネットワークデバイスのネットワークの一部であるネットワークデバイスの再ベースライニングを制御するための再ベースライニング制御方法であって、再ベースライニングは、検出エリアにおける対象物の検出のための新しいベースラインを決定することを意味し、新しいベースラインは、前記ネットワークデバイスによって検出される及び/又は前記ネットワークの一部である他のネットワークデバイスによって検出される検出信号に基づいて決定され、当該再ベースライニング制御方法は、
    検出エリアにおいて前記ネットワークデバイスによって及び/又は前記ネットワークの一部である他のネットワークデバイスによって検出される検出信号を提供することであって、前記検出信号は、検出エリアにおける対象物の存否を示し、ベースラインを決定するために使用可能である、ことと、
    前記提供された検出信号に基づいて、再ベースライニングのための所定の品質基準が満たされるかどうかをチェックすることと、
    前記所定の品質基準が満たされる場合、再ベースライニングするように前記ネットワークデバイスを制御することと、
    を含み、
    ユーザ知覚可能出力が、検出エリアにおける潜在的な対象物に再ベースライニングする意図を知らせるために前記ネットワークデバイス又は前記ネットワークを介して前記ネットワークデバイスに接続されるデバイスから開始される、再ベースライニング制御方法。
  14. ネットワークの一部であるネットワークデバイスの再ベースライニングを制御するためのコンピュータプログラムであって、当該コンピュータプログラムは、請求項1に記載の再ベースライニング制御システムに、当該コンピュータプログラムが前記システムによって実行された場合に請求項13に記載の再ベースライニング制御方法のステップを実行させるためのプログラムコード手段を含む、コンピュータプログラム。
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