JP7209398B2 - 応力解析装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の温度画像を用いた応力解析装置に関する。
温度画像から応力解析を行う技術については様々なものが提案されてきた(例えば、特許文献1参照。)。これらの応力解析技術では、温度画像から得られる対象物の温度変化とその対象物に及ぼされる応力との間に線形関係があることを用いて、温度画像から応力画像を得ている。
国際公開第2017/141294号
しかし、一般的な温度画像から応力変化を得る場合、撮像素子に由来するノイズのために十分な精度の応力画像が得られていなかった。
そこで、本発明は、より改善された精度の応力画像が得られる応力解析装置を提供することを目的とする。
本開示に係る応力解析装置は、対象物の同一領域について同一の時間範囲にわたって2以上の温度画像を取得する撮像素子と、
前記各温度画像の中の特徴点を抽出する特徴点抽出部と、
前記各温度画像の中の特徴点を合わせるように、前記各温度画像について射影変換を行って、基準となる温度画像に対して位置合わせを行う射影変換部と、
射影変換を行った前記各温度画像の画素配列を、前記基準となる温度画像の画素配列に対して再配列する画素再配列部と、
画素再配列後の前記各温度画像について、応力変換係数を乗じて各応力画像を得る応力変換部と、
前記各応力画像を加算平均して加算平均応力画像を得る加算平均部と、
を備える。
本発明に係る応力解析方法は、対象物の同一領域について同一の時間範囲にわたって2以上の温度画像を取得するステップと、
前記各温度画像の中の特徴点を抽出するステップと、
前記各温度画像の中の特徴点を合わせるように、前記各温度画像について射影変換を行って、基準となる温度画像に対して位置合わせを行うステップと、
射影変換を行った前記各温度画像の画素配列を、前記基準となる温度画像の画素配列に対して再配列するステップと、
画素再配列後の前記各温度画像について、応力変換係数を乗じて各応力画像を得るステップと、
前記各応力画像を加算平均して加算平均応力画像を得るステップと、
を含む。
本発明に係る温度測定装置は、対象物の同一領域について同一の時間範囲にわたって2以上の温度画像を取得する撮像素子と、
前記各温度画像の中の特徴点を抽出する特徴点抽出部と、
前記各温度画像の中の特徴点を合わせるように、前記各温度画像について射影変換を行って、基準となる温度画像に対して位置合わせを行う射影変換部と、
射影変換を行った前記各温度画像の画素配列を、前記基準となる温度画像の画素配列に対して再配列する画素再配列部と、
画素再配列後の前記各温度画像を得る温度画像取得部と、
前記各温度画像を加算平均して加算平均温度画像を得る温度画像加算平均部と、
を備える。
本発明に係る温度測定方法は、対象物の同一領域について同一の時間範囲にわたって2以上の温度画像を取得するステップと、
前記各温度画像の中の特徴点を抽出するステップと、
前記各温度画像の中の特徴点を合わせるように、前記各温度画像について射影変換を行って、基準となる温度画像に対して位置合わせを行うステップと、
射影変換を行った前記各温度画像の画素配列を、前記基準となる温度画像の画素配列に対して再配列するステップと、
画素再配列後の前記各温度画像を得るステップと、
前記各温度画像を加算平均して加算平均温度画像を得るステップと、
を含む。
これらの概括的かつ特定の態様は、システム、方法、コンピュータプログラム並びにシステム、方法及びコンピュータプログラムの任意の組み合わせにより実現してもよい。
本発明に係る応力解析装置によれば、複数の応力画像を加算平均して加算平均応力画像を得ているので、改善された精度の応力画像が得られる。
実施の形態1に係る応力解析装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る応力解析方法のフローチャートである。 変形例に係る応力解析装置に用いられる複眼カメラによる視野1乃至視野4の4つの温度画像を示す概略図である。 実施の形態1に係る応力解析装置の視野1乃至視野4の4つの視野のうち視野1の温度画像における特徴点を示す概略図である。 実施の形態1に係る応力解析装置の視野1乃至視野4の4つの視野のうち視野2の温度画像における特徴点を示す概略図である。 実施の形態1に係る応力解析装置の視野1乃至視野4の4つの視野のうち視野3の温度画像における特徴点を示す概略図である。 実施の形態1に係る応力解析装置の視野1乃至視野4の4つの視野のうち視野4の温度画像における特徴点を示す概略図である。 (a)は、視野1の温度画像の特徴点を含む画素配列を示す概略図であり、(b)は、視野2の温度画像の特徴点を含む画素配列を示す概略図である。 (a)は、基準となる視野1の温度画像の座標系による画素配列を示す概略図であり、(b)は、図5Aの(b)の視野2の温度画像を特徴点が合うように視野1の温度画像の座標系に射影変換した後の視野2の温度画像の画素配列を示す概略図である。 (a)は、基準となる視野1の温度画像の座標系による画素配列を示す概略図であり、(b)は、視野1の温度画像の座標系に射影変換後の視野2の温度画像の画素配列を示す概略図である。 (a)は、基準となる視野1の温度画像の画素配列を示す概略図であり、(b)は、視野1の温度画像の画素配列と対応するように視野2の温度画像の画素配列を画素再配列した視野2の温度画像の画素配列を示す概略図である。 射影変換後の視野2の画素配列について、最近接の視野1の画素配列に画素再配列を行うことを示す概略図である。 1画素の温度変化のサンプリングによる補間前のデータ点と、サンプリングによる各データ点の間を補間する補間後のデータ点を示す概略図である。 温度画像のフーリエ変換後の周波数に対する振幅について、振幅補正の前後の様子を示す概略図である。 図9の振幅補正に用いられる1次遅れ系の周波数応答関数の一例を示す図である。 正弦波負荷実験による視野1の温度画像についての1次遅れ系の周波数応答関数における時定数を示す図である。 正弦波負荷実験による視野2の温度画像についての1次遅れ系の周波数応答関数における時定数を示す図である。 正弦波負荷実験による視野3の温度画像についての1次遅れ系の周波数応答関数における時定数を示す図である。 正弦波負荷実験による視野4の温度画像についての1次遅れ系の周波数応答関数における時定数を示す図である。 振幅補正後の各視野の対応する同一画素の温度の時間変化を重ね合わせて示す図である。 図12の振幅補正後の各視野の対応する同一画素の温度の時間変化について、開始点をそろえて重ね合わせて示す図である。 正弦波負荷実験による視野1の温度画像について切片の逆数として算出された応力変換係数を示す図である。 正弦波負荷実験による視野2の温度画像について切片の逆数として算出された応力変換係数を示す図である。 正弦波負荷実験による視野3の温度画像について切片の逆数として算出された応力変換係数を示す図である。 正弦波負荷実験による視野4の温度画像について切片の逆数として算出された応力変換係数を示す図である。 1つの視野の温度画像における1つの画素の温度の時間変化である温度データと荷重データとを重ね合わせて示す図である。 2つの視野の温度画像における対応する同一画素の温度の加算平均の温度変化である温度データと荷重データとを重ね合わせて示す図である。 3つの視野の温度画像における対応する同一画素の温度の加算平均の温度変化である温度データと荷重データとを重ね合わせて示す図である。 4つの視野の温度画像における対応する同一画素の温度の加算平均の温度変化である温度データと荷重データとを重ね合わせて示す図である。 1画素についての加算平均の回数と、温度データと荷重データとの相関係数との関係を示す図である。 1画素についての加算平均の回数と、温度データと荷重データとの平均平方2乗誤差(RMSE)との関係を示す図である。 温度画像のX方向に沿って加算平均を1回の場合と4回の場合の温度データと荷重データとの平均平方2乗誤差(RMSE)を示す図である。 温度画像のY方向に沿って加算平均を1回の場合と4回の場合の温度データと荷重データとの平均平方2乗誤差(RMSE)を示す図である。 実施の形態2に係る温度測定装置50の構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係る温度測定方法のフローチャートである。
第1の態様に係る応力解析装置は、対象物の同一領域について同一の時間範囲にわたって2以上の温度画像を取得する撮像素子と、
前記各温度画像の中の特徴点を抽出する特徴点抽出部と、
前記各温度画像の中の特徴点を合わせるように、前記各温度画像について射影変換を行って、基準となる温度画像に対して位置合わせを行う射影変換部と、
射影変換を行った前記各温度画像の画素配列を、前記基準となる温度画像の画素配列に対して再配列する画素再配列部と、
画素再配列後の前記各温度画像について、応力変換係数を乗じて各応力画像を得る応力変換部と、
前記各応力画像を加算平均して加算平均応力画像を得る加算平均部と、
を備える。
第2の態様に係る応力解析装置は、上記第1の態様に係る応力解析装置であって、画素再配列後の前記各温度画像から背景温度を差し引く背景温度減算部をさらに備えてもよい。
第3の態様に係る応力解析装置は、上記第1又は第2の態様に係る応力解析装置であって、画素再配列後の前記各温度画像について、フーリエ変換後の周波数と振幅との関係に対して、1次遅れ系の周波数応答関数で割り算して振幅補正を行う振幅補正部をさらに備えてもよい。
第4の態様に係る応力解析装置は、上記第1から第3のいずれかの態様に係る応力解析装置であって、画素再配列後の前記各温度画像の前記同一の時間範囲にわたってスプライン補間を行うスプライン補間部をさらに備えてもよい。
第5の態様に係る応力解析装置は、上記第1から第4のいずれかの態様に係る応力解析装置であって、前記2以上の温度画像を取得する際に、前記撮像素子は、同期信号を前記2以上の温度画像に含めるようにすると共に、
画素再配列後の前記各温度画像について、前記同期信号に基づいて開始点をそろえる開始点設定部をさらに備えてもよい。
第6の態様に係る応力解析方法は、対象物の同一領域について同一の時間範囲にわたって2以上の温度画像を取得するステップと、
前記各温度画像の中の特徴点を抽出するステップと、
前記各温度画像の中の特徴点を合わせるように、前記各温度画像について射影変換を行って、基準となる温度画像に対して位置合わせを行うステップと、
射影変換を行った前記各温度画像の画素配列を、前記基準となる温度画像の画素配列に対して再配列するステップと、
画素再配列後の前記各温度画像について、応力変換係数を乗じて各応力画像を得るステップと、
前記各応力画像を加算平均して加算平均応力画像を得るステップと、
を含む。
第7の態様に係る温度測定装置は、対象物の同一領域について同一の時間範囲にわたって2以上の温度画像を取得する撮像素子と、
前記各温度画像の中の特徴点を抽出する特徴点抽出部と、
前記各温度画像の中の特徴点を合わせるように、前記各温度画像について射影変換を行って、基準となる温度画像に対して位置合わせを行う射影変換部と、
射影変換を行った前記各温度画像の画素配列を、前記基準となる温度画像の画素配列に対して再配列する画素再配列部と、
画素再配列後の前記各温度画像を得る温度画像取得部と、
前記各温度画像を加算平均して加算平均温度画像を得る温度画像加算平均部と、
を備える。
第8の態様に係る温度測定方法は、対象物の同一領域について同一の時間範囲にわたって2以上の温度画像を取得するステップと、
前記各温度画像の中の特徴点を抽出するステップと、
前記各温度画像の中の特徴点を合わせるように、前記各温度画像について射影変換を行って、基準となる温度画像に対して位置合わせを行うステップと、
射影変換を行った前記各温度画像の画素配列を、前記基準となる温度画像の画素配列に対して再配列するステップと、
画素再配列後の前記各温度画像を得るステップと、
前記各温度画像を加算平均して加算平均温度画像を得るステップと、
を含む。
以下、実施の形態に係る応力解析装置について、添付図面を参照しながら説明する。なお、図面において実質的に同一の部材については同一の符号を付している。
(実施の形態1)
<応力解析装置>
図1は、実施の形態1に係る応力解析装置40の構成を示すブロック図である。
この応力解析装置40は、2以上の温度画像を取得する撮像素子20a~20dと、各温度画像の中の特徴点を抽出する特徴点抽出部35aと、各温度画像について位置合わせを行う射影変換部35bと、各温度画像の画素配列を再配列する画素再配列部35cと、各温度画像について、応力変換係数を乗じて各応力画像を得る応力変換部35hと、各応力画像を加算平均して加算平均応力画像を得る加算平均部35iと、を備える。撮像素子20a~20dは、対象物1の同一領域について同一の時間範囲にわたって2以上の温度画像を取得する。射影変換部35bは、各温度画像の中の特徴点を合わせるように、各温度画像について射影変換を行って、基準となる温度画像に対して位置合わせを行う。画素再配列部35cは、射影変換を行った各温度画像の画素配列を、基準となる温度画像の画素配列に対して再配列する。
この応力解析装置40によれば、2以上の応力画像を加算平均して加算平均応力画像を得ている。これによって、撮像素子に由来するノイズが各応力画像の加算平均によって相殺され、改善された精度の応力画像が得られる。
以下に、この応力解析装置40を構成する各部材について説明する。
<対象物>
対象物1は、応力を解析する対象となる物体である。図1では細長い試験片として示しているが、対象物1はこれに限られない。例えば、橋梁、ビル、塔等の建築物、車両、船舶、航空機等の可動体および赤外線カメラ側が移動する場合であってもよい。
<荷重印加部>
図1において、対象物1を荷重印加部10によって支持している。この荷重印加部10によって、対象物1に既知の正弦波負荷や、複数の周波数の正弦波負荷を複合して印加してもよい。この場合には、荷重印加部10から対象物1に印加される荷重は既知のものである。なお、荷重印加部10は必要により設ければよく、任意の構成である。また、この応力解析装置において解析の対象となる対象物1に印加される荷重は、上記既知の荷重だけではなく未知の荷重も含む。
この荷重印加部10によって対象物1に既知の荷重を印加することで、得られる温度画像による温度データと既知の荷重データとの対比を行うことができる。各撮像素子ごとに1次遅れ系の周波数応答関数の時定数が異なり、応力変換係数も異なる。そこで、この荷重印加部10によって既知の正弦波負荷を対象物に印加することで、各撮像素子の周波数応答関数の時定数及び応力変換係数を算出することができる。
<撮像素子>
図1では、4つの撮像素子20a~20dを示している。また、図1では、これらの撮像素子20a~20dは、それぞれレンズと撮像素子からなる赤外線カメラを4つ組み合わせたものとして示している。図1では、4つの撮像素子20a~20dを1段に2つ、全体で2段に配置しているが、配置方法はこれに限られない。例えば、横一列に4つの撮像素子20a~20dを並べて配置してもよい。
撮像素子20a~20dは、複数の画素、例えば、320×256の画素を有し、対象物1の同一領域について同一の時間範囲にわたる視野1乃至視野4の4つの温度画像(図4A乃至図4D)を撮影する。温度画像は、赤外線画像ともいわれる。撮影は、所定のフレームレート、例えば、5Hz~3000Hz(5枚/秒~3000枚/秒)で撮影する。なお、上記撮像素子20a~20dの上記特性は、一例であって、これらに限定するものではない。
また、撮像素子は、ここでは4つの場合を示したが、これに限られない。撮像素子は、2以上の温度画像が得られればよく、後述の変形例に示すように1つでもよく、複数でもよい。
<画像処理部(コンピュータ装置)>
画像処理部30によって、複数の温度画像の画像処理を行う。画像処理部30は、例えば、コンピュータ装置である。このコンピュータ装置としては、汎用的なコンピュータ装置を用いることができ、例えば、図1に示すように、処理部31、記憶部32、表示部33を含む。なお、さらに、入力装置、記憶装置、インタフェース等を含んでもよい。
<処理部>
処理部31は、例えば、中央処理演算子(CPU、MPU等)、マイクロコンピュータ、又は、コンピュータで実行可能な命令を実行できる処理装置であればよい。
<記憶部>
記憶部32は、例えば、ROM、EEPROM、RAM、フラッシュSSD、ハードディスク、USBメモリ、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク等の少なくとも一つであってもよい。
記憶部32には、プログラム35を含む。なお、画像処理部30がネットワークに接続されている場合には、必要に応じてプログラム35をネットワークからダウンロードしてもよい。
<プログラム>
プログラム35には、特徴点抽出部35aと、射影変換部35bと、画素再配列部35cと、応力変換部35hと、加算平均部35iと、を含む。これらは、実行時には、記憶部32から読み出されて処理部31にて実行される。
なお、図1には、上記以外にも背景温度減算部35dと、スプライン補間部35eと、振幅補正部35fと、開始点設定部35gと、を含むが、これらは必須の構成ではなく、任意の構成要素である。
<特徴点抽出部>
特徴点抽出部35aでは、各温度画像の中の特徴点を抽出する。なお、温度画像では、温度の異なる箇所が濃淡の差異となって表される。一方、同一温度の箇所は形状にかかわらず同一温度として表され、区別できない。したがって通常の画像において特徴点となりうる形状等の差異は、温度画像の中では目立った差異とはならず、特徴点として用いることは困難である。つまり、温度画像の中では、見かけ上、異なった温度として見える箇所が特徴点となりえる。そこで、例えば、対象物の表面に部分的に放射率を変えるパターンを設けてもよい。周囲と実質的に同じ温度であっても放射率の異なるパターンを設けた箇所は、温度画像内で見かけ上異なる温度としてパターンを認識でき、特徴点となりえる。放射率の異なるパターンは、対象物1の表面が黒体に近い放射率の場合には、例えば、放射率の低いアルミニウム薄膜を対象物1の一部に貼ってパターンを形成してもよい。
図4Aは、視野1乃至視野4の4つの視野のうち視野1の温度画像における特徴点を示す概略図である。図4Bは、視野1乃至視野4の4つの視野のうち視野2の温度画像における特徴点を示す概略図である。図4Cは、視野1乃至視野4の4つの視野のうち視野3の温度画像における特徴点を示す概略図である。図4Dは、視野1乃至視野4の4つの視野のうち視野4の温度画像における特徴点を示す概略図である。
図4A乃至図4Dでは、視野1乃至視野4のそれぞれの温度画像において、対象物1の表面に設けた放射率の異なるパターンが見かけ温度の差を有する特徴点として検出されている様子を示している。具体的には、細長い対象物の上下にそれぞれ4つの丸○で形成される正方形のパターンが特徴点として検出されている。各視野の温度画像において、対象物の上下の正方形のパターンがそれぞれ対応する。
<射影変換部>
射影変換部35bでは、各温度画像の中の特徴点を合わせるように、各温度画像について射影変換を行って、基準となる温度画像に対して位置合わせを行う。
まず、特徴点から視野2,3,4の温度画像を視野1の温度画像に重ね合わせるための射影変換の係数を求める。(x,y)→(x’,y’)に変換する射影変換の式は、以下の通りである。
Figure 0007209398000001

Figure 0007209398000002
なお、fは定数であり、hijは係数である。ここではf0を1とし、係数は最小二乗法を用いて求める。
第三成分を1にする正規化作用素Z[ ]を用いると、
x’=Z[Hx]
と表される。
ここで、x、x’、Hは、以下のように表される。
Figure 0007209398000003
なお、||H||=1と正規化する。
式x’=Z[Hx]は、ベクトルx’とHxが平行なことを表すため、以下の式と等価である。
x’×Hx=0
次に、9次元ベクトルh、ξ(1)、ξ(2)、ξ(3)を以下のように定義する。
Figure 0007209398000004
x’×Hx=0から以下の拘束式が得られる。
(ξ(1),h)=0、(ξ(2),h)=0、(ξ(3),h)=0
ただし、(a,b)をa,bの内積とする。
N個の特徴点(xα、yα)と対応する特徴点(x’α、y’α)、(α=1~N)が与えられたとき、ξ(1)、ξ(2)、ξ(3)をそれぞれξα (1)、ξα (2)、ξα (3)とする。
そこで、(ξ(1),h)~0、(ξ(2),h)~0、(ξ(3),h)~0、(α=1~N)となるようなベクトルhを求める。
拘束式の二乗和は、次のようになる。
Figure 0007209398000005
ただし、Mは、以下の式で表される。
Figure 0007209398000006
求めるべきベクトルhは、Jを最小にする行列Mの最小値に対する単位固有ベクトルである。
図5A(a)は、視野1の温度画像の特徴点を含む画素配列を示す概略図であり、図5A(b)は、視野2の温度画像の特徴点を含む画素配列を示す概略図である。図5B(a)は、基準となる視野1の温度画像の座標系による画素配列を示す概略図であり、図5B(b)は、図5A(b)の視野2の温度画像を特徴点が合うように視野1の温度画像の座標系に射影変換した後の視野2の温度画像の画素配列を示す概略図である。
図5A(a)の視野1の温度画像の特徴点と図5A(b)の視野2の温度画像の特徴点とを対比すると、視野2の温度画像は、視野1の温度画像に対して時計回りに45°回転していることがわかる。そこで、視野1の温度画像を基準として、対応する特徴点が合うようにするには、視野2の温度画像を反時計回りに45°回転させる射影変換を行う必要がある。
図5B(b)の視野2の温度画像は、図5A(b)の視野2の温度画像を反時計回りに45°回転させる射影変換を行った後の画素配列を示す概略図である。図5B(a)の視野1の温度画像と図5B(b)の射影変換後の視野2の温度画像とを対比すると、それぞれの特徴点が互いに対応していることがわかる。
これによって、視野1の温度画像を基準として、視野2の温度画像を位置合わせすることができる。
<画素再配列部(リサンプリング)>
図6A(a)は、基準となる視野1の温度画像の座標系による画素配列を示す概略図であり、図6A(b)は、視野1の温度画像の座標系に射影変換後の視野2の温度画像の画素配列を示す概略図である。図6B(a)は、基準となる視野1の温度画像の画素配列を示す概略図であり、図6B(b)は、視野1の温度画像の画素配列と対応するように視野2の温度画像の画素配列を画素再配列した視野2の温度画像の画素配列を示す概略図である。なお、各図では、3行3列の枡目にそれぞれ画素が配置されているものとして示している。
画素再配列部35cでは、射影変換を行った各温度画像の画素配列を、基準となる温度画像の画素配列に対して再配列する。画素再配列は、リサンプリングとも呼ばれる。例えば、図6A(b)に示すように、視野1の温度画像の画素配列に対して、射影変換後の視野2の温度画像の画素配列が回転している場合がある。この場合に、各温度画像に対応する画素がいずれであるか不明確となる可能性がある。そこで、画素再配列部35cによって、視野2の温度画像の画素配列の構成を視野1の温度画像の画素配列の構成とあわせるように画素を再配列する。
具体的には、図6A(b)の射影変換後の視野2の温度画像と図6B(b)の画素再配列後の視野2の温度画像の画素配列とを対比すると、画素再配列前の視野2の画素配列の中央の特徴点3つの画素は、そのまま中央の縦3つの画素に対応している。一方、画素再配列前の両側角部の画素は、画素再配列後の両側の真ん中の画素にそれぞれ対応している。また、画素再配列前の両側角部に隣接する側部の画素は、画素再配列後の両側の角部の画素と対応している。
これによって、図6B(a)の視野1の画素配列と図6B(b)の視野2の画素配列とを対比すると、両者の画素配列は構成が一致しており、互いに対応する画素が明確となっている。
図7は、射影変換後の視野2の画素配列について、最近接の視野1の画素配列に画素再配列を行うことを示す概略図である。なお、図7では、図6A及び図6Bに示す枡目に各画素が配置されているものとは異なり、視野1の画素配列と射影変換後の視野2の画素配列とをそれぞれ各画素が格子点にあるものとして示している。
図6Aの場合には、視野1の画素配列に対して視野2の画素配列が時計回りに45°回転した関係にある場合の画素再配列の例であったが、画素再配列はこれに限られない。つまり、互いの画素配列が任意の角度をなす場合には、図7に示すように、視野2の画素配列の各画素について、最近接の視野1の画素配列の各画素への画素再配列を行えばよい。具体的には、視野1の画素配列の各画素に最近接である視野2の画素配列の各画素を図7の矢印に示すように再配置する。この方法は「最近接法(ニアレストネイバー法)」と呼ばれる。これによって、視野2の画素配列が視野1の画素配列と同様の構成となる。
これによって、互いの画素配列が任意の角度をなす場合にも、視野2の画素配列について、視野1の画素配列と同様の画素配列に画素再配列を行うことができる。
なお、画素再配列の方法は、上記の最近接法に限られず、他の方法で行ってもよい。また、画素再配列は必須の構成ではなく、必要によって設ければよい。
<背景温度減算部>
背景温度減算部35dでは、画素再配列後の各温度画像から背景温度を差し引く。背景温度は、例えば、対象物の周囲に存在するが、対象物と関連せず、応力を受けていない背景物等の温度であってもよい。温度画像から背景温度を差し引くことによって、環境の温度変化に起因するバックノイズを低減できる。特に温度変化が大きい場合にはノイズ低減に有効である。なお、背景物は、自然に存在するものに限られず、例えば、あらかじめ設置した板等であってもよい。
また、冷却型の撮像素子のように温度ドリフトが発生する撮像素子の場合には、温度変動が一定と考えられる物を背景温度が得られるものとして温度画像内に映り込ませることが有効である。
なお、背景温度の変化を実質的に考慮する必要がない場合には、背景温度減算部は必須ではない。
<スプライン補間部>
スプライン補間部35eでは、画素再配列後の各温度画像の同一の時間範囲にわたってスプライン補間を行う。スプライン補間は、各温度画像の各画素にサンプリングによる補間前のデータ点に基づいて、各データ点を滑らかに接続するように、データ点間について多項式近似、例えば3次式近似式を得ることによって行われる。スプライン補間を行うことによって、各温度画像のデータ点間の連続的な時間にわたる温度変化を得ることができる。これにより、各撮像素子ごとにフレームレートがずれて、異なるタイミングでサンプリングが行われ、各温度画像でデータ点がずれた場合であっても、補間によって同一のタイミングのデータ点を算出できる。なお、スプライン補間は一般的に行われている方法によって行うことができる。
計測データ(x、y)、(x、y)、...(x、y)に対して、区間[x,xi+1](i=0、1、...、n-1)内のxの補間値yは、次式により得られる。
y=Ay+Byi+1+Cy”+Dy”
Figure 0007209398000007

Figure 0007209398000008

Figure 0007209398000009

Figure 0007209398000010
図8は、1画素の温度変化のサンプリングによる補間前のデータ点と、サンプリングによる各データ点の間を補間する補間後のデータ点を示す概略図である。図8に示すように、補間後は、サンプリングによるデータ点の間に、各温度画像で同一のタイミングでのデータ点として補間されたデータ点が示されている。
なお、各温度画像のサンプリングのタイミングが実質的に同一である場合や、複眼赤外線カメラの場合のように同一の撮像素子によって複数の温度画像が得られている場合には、スプライン補間を行う必要はない。
<振幅補正部>
図9は、温度画像のフーリエ変換後の周波数に対する振幅について、振幅補正の前後の様子を示す概略図である。図10は、図9の振幅補正に用いられる1次遅れ系の周波数応答関数の一例を示す図である。
振幅補正部35fでは、画素再配列後の各温度画像について、フーリエ変換後の周波数と振幅との関係に対して、1次遅れ系の周波数応答関数で割り算して振幅補正を行う。
温度変化の振幅は、周波数の高い場合ほど減衰しやすい。この振幅の減衰傾向は、例えば、1次遅れ系で表されるものと仮定した。この場合の周波数応答関数は、図10に示され、下記式で表される。なお、図10では、補正対象の周波数ωを10Hzまでとしている。これは、周波数が高いほど補正量が多くなるため、ここでは補正対象の周波数範囲として10Hzを上限としている。この場合10Hzでも高周波数となる。つまり、1次遅れ系の周波数応答関数は、周波数が高いほど小さくなるため、高周波数になるほど補正後の振幅が大きくなる。なお、補正対象の上限以上では周波数応答関数の値を1とするので補正されない。
H(ω)=(1-jωα)/(1+ωα
なお、αは時定数である。
図11Aは、正弦波負荷実験による視野1の温度画像についての1次遅れ系の周波数応答関数における時定数を示す図である。図11Bは、正弦波負荷実験による視野2の温度画像についての1次遅れ系の周波数応答関数における時定数を示す図である。図11Cは、正弦波負荷実験による視野3の温度画像についての1次遅れ系の周波数応答関数における時定数を示す図である。図11Dは、正弦波負荷実験による視野4の温度画像についての1次遅れ系の周波数応答関数における時定数を示す図である。
図11A乃至図11Dに示すように、対象物1に既知の正弦波負荷を印加することによって、得られた温度変化について、応力で除算し、上記1次遅れ系の周波数応答関数でフィッティングして、時定数αを求めることができる。得られた時定数αを用いて各視野の1次遅れ系の周波数応答関数が算出され、各温度画像について、フーリエ変換後の周波数と振幅との関係に対して、算出された1次遅れ系の周波数応答関数で割り算して振幅補正を行うことができる。
なお、補正対象の周波数範囲の上限は10Hzに限られない。
また、撮像素子の周波数特性が一定の場合には振幅補正は不要である。
<開始点設定部>
開始点設定部35gでは、画素再配列後の各温度画像について、各温度画像に含められた同期信号に基づいて開始点をそろえる。各温度画像に同期信号を含めることで、各温度画像の同一時間を特定することができ、開始点を合わせることができる。同期信号は、例えば、LEDランプの発光による各温度画像内への同一時間の温度変化としての記録がある。LEDランプの発光によって、各温度画像内で同一時間での温度変化を同期信号として用いることができる。
なお、同期信号は、上記LEDランプの発光による各温度画像内への同一時間の温度変化としての記録に限られない。例えば、各撮像素子の撮像時のシャッターの開閉を同期信号として用いてもよい。
また、開始点の合わせ方は、上述の各温度画像に含められた同期信号を用いる場合に限られない。例えば、各温度画像の相互相関を計算して各温度画像の振幅が最も一致するタイミングを算出して、開始点を合わせてもよい。
図12は、振幅補正後の各視野の対応する同一画素の温度の時間変化を重ね合わせて示す図である。図13は、図12の振幅補正後の各視野の対応する同一画素の温度の時間変化について、開始点をそろえて重ね合わせて示す図である。
図12では、各視野の温度画像の開始点がずれているため、同一の周期の温度変化も各視野について重なり合わない。一方、図13に示すように、各視野の温度画像の開始点をそろえることによって、同一の周期の温度変化が各視野の温度画像について重なり合うことがわかる。
なお、複眼赤外線カメラのようにハード面で開始点が揃っている場合には開始点設定は行う必要がない。
<応力変換部>
応力変換部35hでは、画素再配列後の各温度画像について、応力変換係数を乗じて各応力画像を得る。応力変換部35hは、例えば、熱弾性効果を表す次式(1)を用いて、温度変化量ΔTから応力変化量Δδを算出する。
ΔT=-KTΔδ・・・(1)
Kは、熱弾性係数で、K=α/(CP)であり、Tは、対象物の表面の絶対温度である。αは、対象物の表面の線膨張係数であり、ρは対象物の表面の密度であり、CPは、応力一定のもとでの対象物の表面の比熱である。
そして、応力変換部35hは、全画素の応力変化量による応力画像を得ることができる。
図14Aは、正弦波負荷実験による視野1の温度画像について切片の逆数として算出された応力変換係数を示す図である。図14Bは、正弦波負荷実験による視野2の温度画像について切片の逆数として算出された応力変換係数を示す図である。図14Cは、正弦波負荷実験による視野3の温度画像について切片の逆数として算出された応力変換係数を示す図である。図14Dは、正弦波負荷実験による視野4の温度画像について切片の逆数として算出された応力変換係数を示す図である。
図14A乃至図14Dに示される各応力変換係数を用いて、各視野の温度画像の時間変化について、応力画像を得ることができる。
なお、この応力変換は、開始点設定後のタイミングで行う場合に限られない。例えば、温度画像読み込み後に行ってもよい。また、その後の背景温度減算後、スプライン補間後、振幅補正後、加算平均後のいずれのタイミングで行ってもよい。
<加算平均部>
加算平均部35iでは、各応力画像を加算平均して加算平均応力画像を得る。加算平均する応力応力画像の数は、2以上であればよい。応力画像の数を増やせば精度は高くなるが、多すぎても処理に要する時間等がかかってしまう。また、撮像素子の数が多くなるとその配置等も難しくなる。そこで、通常は、例えば、4つの応力画像を加算平均すればよい。なお、多くても高々8~10の応力画像を加算平均すればよい。
図15Aは、1つの視野の温度画像における1つの画素の温度の時間変化である温度データと荷重データとを重ね合わせて示す図である。図15Bは、2つの視野の温度画像における対応する同一画素の温度の加算平均の温度変化である温度データと荷重データとを重ね合わせて示す図である。図15Cは、3つの視野の温度画像における対応する同一画素の温度の加算平均の温度変化である温度データと荷重データとを重ね合わせて示す図である。図15Dは、4つの視野の温度画像における対応する同一画素の温度の加算平均の温度変化である温度データと荷重データとを重ね合わせて示す図である。図15A乃至図15Dでは、対象物に印加された荷重データは既知のものである。そこで、温度画像の時間変化から得られる温度データと荷重データとを重ね合わせて示すことで、温度画像から応力画像への応力変換の精度がわかる。つまり、温度データが荷重データに沿っているほど応力変換の精度が高い。
なお、「温度データ」から「応力データ」への応力変換は線形変換であるので、図では、「温度データ」の単位として、応力変換後の「MPa」で表している。
図15Aに示すように、一つの温度画像による温度データでは、荷重データに対してノイズが大きく応力画像の精度は十分ではない。一方、2つの温度画像による温度データを加算平均した図15B、3つの温度画像による温度データを加算平均した図15C、4つの温度画像による温度データを加算平均した図15Dを対比すると、加算平均の回数が増すにつれて荷重データに近づいていることがわかる。複数の温度画像、つまり複数の応力画像を加算平均して加算平均応力画像を算出することで、改善された精度の応力画像が得られる。
図16は、1画素についての加算平均の回数と、温度データと荷重データとの相関係数との関係を示す図である。図17は、1画素についての加算平均の回数と、温度データと荷重データとの平均平方2乗誤差(RMSE)との関係を示す図である。図18Aは、温度画像のX方向に沿って加算平均を1回の場合と4回の場合の温度データと荷重データとの平均平方2乗誤差(RMSE)を示す図である。図18Bは、温度画像のY方向に沿って加算平均を1回の場合と4回の場合の温度データと荷重データとの平均平方2乗誤差(RMSE)を示す図である。
図16に示すように、加算平均の回数が増えるにつれて温度データと荷重データとの相関係数が高くなる。また、図17に示すように、加算平均の回数が増えるにつれて温度データと荷重データとの平均平方2乗誤差(RMSE)が小さくなる。さらに、図18Aに示すように、温度画像のX方向に沿って加算平均1回の場合に比べて、加算平均4回の場合のほうが温度データと荷重データとの平均平方2乗誤差(RMSE)が低い。同様に、図18Bに示すように、温度画像のY方向に沿って加算平均1回の場合に比べて、加算平均4回の場合のほうが温度データと荷重データとの平均平方2乗誤差(RMSE)が低い。
以上のように、複数の温度画像、つまり複数の応力画像を加算平均して加算平均応力画像を算出することで、改善された精度の応力画像が得られることがわかる。
<表示部>
表示部33によって、撮影した温度画像、温度変化のグラフ、得られた応力画像、及び、加算平均応力画像等を表示してもよい。
(変形例)
図3は、変形例に係る応力解析装置40に用いられる撮像素子の複眼赤外線カメラによる視野1乃至視野4の4つの温度画像を示す概略図である。この変形例では、図1のように複数の撮像素子を用いていない点で相違する。つまり、1つの撮像素子の中に視野1乃至視野4の複数の温度画像を撮影していることを特徴としている。この変形例では、一つの撮像素子に対して複数のレンズを有する複眼赤外線カメラを用いている。複眼赤外線カメラは、図3に示すように、一つの撮像素子について複数のレンズを有し、各レンズによる視野1乃至視野4の4つの温度画像を一つの撮像素子によって撮影できる。なお、視野の数は例示であってこれに限定されない。
また、図1では、撮像素子に導く光路はそれぞれ異なる視点からの異なる光路であるが、これに限られない。別の変形例として、例えば、同一の光軸からプリズムを用いて光路分割を行って複数の撮像素子に導いて、同一の光軸を有する複数の温度画像を得る構成としてもよい。これによって、各温度画像が同一の光軸を有し、実質的に同一の画素配列を有するので、後述する特徴点抽出、射影変換、及び画素再配列の負荷を軽減できる。
<応力解析方法>
図2は、実施の形態1に係る応力解析方法のフローチャートである。以下に、この応力解析方法について説明する。なお、各ステップの詳細は、「撮像素子」、「特徴点抽出部」、「射影変換部」、「画素再配列部」、「背景温度減算部」、「スプライン補間部」、「振幅補正部」、「開始点設定部」、「応力変換部」、「加算平均部」について説明したものと実質的に同様であるので、ここでは重複する説明を省略する。
(1)対象物1の同一領域について同一の時間範囲にわたる2以上の温度画像を読み込む(S01)。具体的には、撮像素子20a~20dで撮影した2以上の温度画像を画像処理部30に読み込む。
(2)各温度画像について特徴点を抽出する(S02)。例えば、放射率の低いアルミニウム薄膜を対象物1の一部に貼って特徴点のパターンを形成してもよい。
(3)特徴点を合わせるように、各温度画像について射影変換を行って、基準となる温度画像に対して位置合わせを行う(S03)。
(4)射影変換を行った各温度画像の画素配列を、基準となる温度画像の画素配列に対して再配列する(S04)。視野2の画素配列の各画素を最近接の視野1の画素配列と同様の画素配列に再配列を行うことによって、視野2の画素配列が視野1の画素配列と同様の構成となる。
(5)各温度画像から背景温度を差し引く(S05)。これによって、環境の温度変化に起因するバックノイズを低減できる。具体的には、背景物から背景温度を検出し、温度画像から背景温度を差し引けばよい。
(6)各温度画像の同一の時間範囲にわたってスプライン補間を行う(S06)。これにより、各撮像素子ごとにフレームレートが異なり、異なるタイミングでサンプリングが行われ、各温度画像でデータ点が異なった場合であっても、補間によって同一のタイミングのデータ点を算出できる。
(7)各温度画像について、フーリエ変換後の周波数と振幅との関係に対して、1次遅れ系の周波数応答関数で割り算して振幅補正を行う(S07)。例えば、図10に示す周波数応答関数で除算して振幅補正を行う。
(8)各温度画像について、あらかじめ含められた同期信号に基づいて開始点をそろえる(S08)。同期信号は、例えば、LEDランプの発光による各温度画像内への同一時間の温度変化として記録してもよい。あるいは、各撮像素子の撮像時のシャッターの開閉を同期信号として用いてもよい。また、開始点の合わせ方は、上述の各温度画像に含められた同期信号を用いる場合に限られない。例えば、各温度画像の相互相関を計算して開始点を合わせてもよい。
(9)各温度画像について、応力変換係数を乗じて各応力画像を得る(S09)。例えば、熱弾性効果を表す式ΔT=-KTΔδを用いて温度変化量ΔTから応力変化量Δδを算出する。各撮像素子の応力変換係数は、上述のように、既知の荷重を印加して得られる温度画像に基づいて算出できる。
(10)各応力画像を加算平均して加算平均応力画像を得る(S10)。加算平均する応力画像の数は、2以上であればよい。複数の温度画像、つまり複数の応力画像を加算平均して加算平均応力画像を算出することで、改善された精度の応力画像が得られる。
以上によって、改善された精度の応力画像を得ることができる。
(実施の形態2)
<温度測定装置>
図19は、実施の形態2に係る温度測定装置50の構成を示すブロック図である。
この温度測定装置50は、2以上の温度画像を取得する撮像素子20a~20dと、各温度画像の中の特徴点を抽出する特徴点抽出部35aと、各温度画像について位置合わせを行う射影変換部35bと、各温度画像の画素配列を再配列する画素再配列部35cと、各温度画像を得る温度画像取得部35jと、各温度画像を加算平均して加算平均温度画像を得る温度画像加算平均部35kと、を備える。撮像素子20a~20dは、対象物1の同一領域について同一の時間範囲にわたって2以上の温度画像を取得する。射影変換部35bは、各温度画像の中の特徴点を合わせるように、各温度画像について射影変換を行って、基準となる温度画像に対して位置合わせを行う。画素再配列部35cは、射影変換を行った各温度画像の画素配列を、基準となる温度画像の画素配列に対して再配列する。
この温度測定装置40によれば、実施の形態1に係る応力解析装置と対比すると、温度画像に応力変換係数を乗じないでそのまま温度画像を取得し、2以上の温度画像を加算平均して加算平均温度画像を得ている。これによって、撮像素子に由来するノイズが各温度画像の加算平均によって相殺され、改善された精度の温度画像が得られる。
以下に、この温度測定装置50を構成する各部材について説明する。
なお、撮像素子20a~20dと、特徴点抽出部35aと、射影変換部35bと、画素再配列部35cと、背景温度減算部35dと、スプライン補間部35eと、振幅補正部35fと、開始点設定部35gと、は実施の形態1と実質的に同一であるので説明を省略する。
<温度画像取得部>
温度画像取得部35jによって、温度画像に応力変換係数を乗じないでそのまま温度画像を取得する。
<温度画像加算平均部>
温度画像加算平均部35kによって、2以上の温度画像を加算平均して加算平均温度画像を得る。
<温度測定方法>
図20は、実施の形態2に係る温度測定方法のフローチャートである。以下に、この温度測定方法について説明する。なお、各ステップの詳細は、「撮像素子」、「特徴点抽出部」、「射影変換部」、「画素再配列部」、「背景温度減算部」、「スプライン補間部」、「振幅補正部」、「開始点設定部」、「温度画像取得部」、「温度画像加算平均部」について説明したものと実質的に同様であるので、ここでは重複する説明を省略する。また、以下の各ステップS11~S18は、実施の形態1に係る応力解析方法の各ステップS01~S08と実質的に同一であるので、説明の一部を省略する。
(1)対象物1の同一領域について同一の時間範囲にわたる2以上の温度画像を読み込む(S11)。
(2)各温度画像について特徴点を抽出する(S12)。
(3)特徴点を合わせるように、各温度画像について射影変換を行って、基準となる温度画像に対して位置合わせを行う(S13)。
(4)射影変換を行った各温度画像の画素配列を、基準となる温度画像の画素配列に対して再配列する(S14)。
(5)各温度画像から背景温度を差し引く(S15)。これによって、環境の温度変化に起因するバックノイズを低減できる。
(6)各温度画像の同一の時間範囲にわたってスプライン補間を行う(S16)。これにより、各撮像素子ごとにフレームレートが異なり、異なるタイミングでサンプリングが行われ、各温度画像でデータ点が異なった場合であっても、補間によって同一のタイミングのデータ点を算出できる。
(7)各温度画像について、フーリエ変換後の周波数と振幅との関係に対して、1次遅れ系の周波数応答関数で割り算して振幅補正を行う(S17)。
(8)各温度画像について、あらかじめ含められた同期信号に基づいて開始点をそろえる(S18)。
(9)各温度画像を得る(S19)。
(10)各温度画像を加算平均して加算平均温度画像を得る(S20)。加算平均する温度画像の数は、2以上であればよい。
以上によって、複数の温度画像を加算平均して加算平均温度画像を算出することで、改善された精度の温度画像が得られる。
なお、本開示においては、前述した様々な実施の形態及び/又は実施例のうちの任意の実施の形態及び/又は実施例を適宜組み合わせることを含むものであり、それぞれの実施の形態及び/又は実施例が有する効果を奏することができる。
本発明に係る応力解析装置によれば、複数の温度画像、つまり複数の応力画像を加算平均して加算平均応力画像を算出することで、改善された精度の応力画像が得られる。
1 対象物
10 荷重印加部
20a、20b、20c、20d 撮像素子
30 画像処理部(コンピュータ装置)
31 処理部
32 記憶部
33 表示部
35 プログラム
35a 特徴点抽出部
35b 射影変換部
35c 画素再配列部
35d 背景温度減算部
35e スプライン補間部
35f 振幅補正部
35g 開始点設定部
35h 応力変換部
35i 加算平均部
35j 温度画像取得部
35k 温度画像加算平均部
40 応力解析装置
50 温度測定装置

Claims (8)

  1. 対象物の同一領域について同一の時間範囲にわたって2以上の温度画像を取得する撮像素子と、
    前記各温度画像の中の特徴点を抽出する特徴点抽出部と、
    前記各温度画像の中の特徴点を合わせるように、前記各温度画像について射影変換を行って、基準となる温度画像に対して位置合わせを行う射影変換部と、
    射影変換を行った前記各温度画像の画素配列を、前記基準となる温度画像の画素配列に対して再配列する画素再配列部と、
    画素再配列後の前記各温度画像について、応力変換係数を乗じて各応力画像を得る応力変換部と、
    前記各応力画像を加算平均して加算平均応力画像を得る加算平均部と、
    を備える、応力解析装置。
  2. 画素再配列後の前記各温度画像から背景温度を差し引く背景温度減算部をさらに備える、請求項1に記載の応力解析装置。
  3. 画素再配列後の前記各温度画像について、フーリエ変換後の周波数と振幅との関係に対して、1次遅れ系の周波数応答関数で割り算して振幅補正を行う振幅補正部をさらに備える、請求項1又は2に記載の応力解析装置。
  4. 画素再配列後の前記各温度画像の前記同一の時間範囲にわたってスプライン補間を行うスプライン補間部をさらに備える、請求項1から3のいずれか一項に記載の応力解析装置。
  5. 前記2以上の温度画像を取得する際に、前記撮像素子は、同期信号を前記2以上の温度画像に含めるようにすると共に、
    画素再配列後の前記各温度画像について、前記同期信号に基づいて開始点をそろえる開始点設定部をさらに備える、請求項1から4のいずれか一項に記載の応力解析装置。
  6. 対象物の同一領域について同一の時間範囲にわたって2以上の温度画像を取得するステップと、
    前記各温度画像の中の特徴点を抽出するステップと、
    前記各温度画像の中の特徴点を合わせるように、前記各温度画像について射影変換を行って、基準となる温度画像に対して位置合わせを行うステップと、
    射影変換を行った前記各温度画像の画素配列を、前記基準となる温度画像の画素配列に対して再配列するステップと、
    画素再配列後の前記各温度画像について、応力変換係数を乗じて各応力画像を得るステップと、
    前記各応力画像を加算平均して加算平均応力画像を得るステップと、
    を含む、応力解析方法。
  7. 対象物の同一領域について同一の時間範囲にわたって2以上の温度画像を取得する撮像素子と、
    前記各温度画像の中の特徴点を抽出する特徴点抽出部と、
    前記各温度画像の中の特徴点を合わせるように、前記各温度画像について射影変換を行って、基準となる温度画像に対して位置合わせを行う射影変換部と、
    射影変換を行った前記各温度画像の画素配列を、前記基準となる温度画像の画素配列に対して再配列する画素再配列部と、
    画素再配列後の前記各温度画像を得る温度画像取得部と、
    前記各温度画像を加算平均して加算平均温度画像を得る温度画像加算平均部と、
    を備える、温度測定装置。
  8. 対象物の同一領域について同一の時間範囲にわたって2以上の温度画像を取得するステップと、
    前記各温度画像の中の特徴点を抽出するステップと、
    前記各温度画像の中の特徴点を合わせるように、前記各温度画像について射影変換を行って、基準となる温度画像に対して位置合わせを行うステップと、
    射影変換を行った前記各温度画像の画素配列を、前記基準となる温度画像の画素配列に対して再配列するステップと、
    画素再配列後の前記各温度画像を得るステップと、
    前記各温度画像を加算平均して加算平均温度画像を得るステップと、
    を含む、温度測定方法。
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