JP7209346B2 - ロータリーエバポレータ - Google Patents

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Description

本発明は、試料を蒸発させて分離濃縮するロータリーエバポレータに関する。
ロータリーエバポレータは、試料を収容した試料容器を回転させながら、試料容器に接続した連通管の先端から試料を蒸発させた蒸気を吐出させ、吐出した蒸気を凝縮器により凝縮させて凝縮液を生成する。凝縮液は、凝縮器の下方に位置する受けフラスコに溜まる。
特開2007-98246号公報
蒸気を吐出する連通管の先端の蒸気吐出口は、凝縮器の下方に位置している。このため、特許文献1に記載されたロータリーエバポレータでは、凝縮器から滴下した凝縮液の蒸気吐出口への流入を抑制するために、凝縮液の滴下口を連通管の軸線領域の外側に位置させている。これにより、凝縮液の試料容器への流入(逆流)を抑制している。
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、凝縮液の試料容器への流入(逆流)を抑制することにある。
請求項1に記載のロータリーエバポレータは、試料を収容する試料容器と、前記試料容器に一端が連通接続され、他端に前記試料が蒸発した蒸気を吐出する蒸気吐出口を備える連通管と、前記連通管を前記試料容器と共に回転駆動する駆動部と、前記蒸気吐出口が開口する空間を内部に備える容器部と、前記容器部の前記空間の上側に設けられ、前記蒸気吐出口から吐出された蒸気を凝縮させる凝縮器と、前記容器部の前記空間の下側に設けられ、前記凝縮器で凝縮された凝縮液を前記空間を通して受ける凝縮液容器と、前記容器部の前記空間に設けられ、前記蒸気吐出口の上側を覆う覆い部と、を有する。前記覆い部は、前記容器部の前記蒸気吐出口が開口する側に一端が接続され、他端が、前記容器部の前記蒸気吐出口が開口する側と反対側に接続され、かつ、下部に前記蒸気吐出口から吐出された蒸気が前記空間に流出する開口部が形成されていることを特徴とする。
請求項1に記載のロータリーエバポレータでは、試料容器で蒸発した蒸気が連通管を通って容器部内の空間に流入し、容器部から凝縮器に達することで凝縮し、凝縮した凝縮液は、容器部を経て凝縮液容器に溜まる。このとき、凝縮液から滴下する凝縮液は、覆い部によって蒸気吐出口に流入するのが抑制され、凝縮液の試料容器への流入(逆流)を抑制することができる。
請求項2に記載のロータリーエバポレータは、前記覆い部の他端側の前記容器部の外部から、前記試料を前記試料容器に供給する試料供給管が、前記覆い部の下側を通って前記連通管に挿入されていることを特徴とする。
請求項2に記載のロータリーエバポレータでは、凝縮液から滴下する凝縮液は、覆い部によって試料供給管に付着するのが抑制され、凝縮液の試料供給管を伝わっての試料容器への流入(逆流)を抑制することができる。
請求項3に記載のロータリーエバポレータは、前記覆い部は、前記一端及び他端が、前記容器部に密封状態で接続されている。
請求項3に記載のロータリーエバポレータでは、容器部の内面を伝わる凝縮液が覆い部の内側に浸入するのを抑制することができる。
請求項4に記載のロータリーエバポレータは、前記容器部及び前記覆い部はガラスで構成され、前記容器部と前記覆い部の前記一端及び他端とは、ガラス溶接によって接続されていることを特徴とする。
請求項4に記載のロータリーエバポレータでは、容器部と覆い部との密封状態での接続をガラス溶接という簡素な作業によって達成できる。
請求項5に記載のロータリーエバポレータは、前記覆い部は、前記開口部に対応する部位の、前記連通管の延長方向に沿う両側縁部が、互いに近づくように覆い部の内側に向けて屈曲していることを特徴とする。
請求項5に記載のロータリーエバポレータでは、凝縮器から覆い部の上に滴下した凝縮液が、覆い部の外表面を伝わって覆い部の内側へ流入するのを抑制できる。
請求項6に記載のロータリーエバポレータは、前記覆い部は、前記一端と他端とを結ぶ方向に対して直交する方向の断面形状が円弧形状であることを特徴とする。
請求項6に記載のロータリーエバポレータでは、凝縮器から覆い部の上に滴下した凝縮液が、円弧形状の覆い部の外表面に沿って速やかに下方に向けて流れる。
請求項7に記載のロータリーエバポレータは、前記覆い部は、前記一端と他端との間の両側部と、前記容器部の内面との間に間隙が形成されていることを特徴とする。
請求項7に記載のロータリーエバポレータでは、覆い部の開口部から流出する蒸気が、覆い部の両側の間隙を通って上昇移動するので、凝縮器に対する蒸気の流入がより均一化する。
請求項8に記載のロータリーエバポレータは、前記駆動部は、前記連通管の延長方向に対して直交する水平方向を中心軸線として、前記連通管、前記試料容器及び前記容器部と共に、基台に対して回転自在に設けられていることを特徴とする。
請求項8に記載のロータリーエバポレータでは、覆い部が蒸気吐出口を含む連通管の上側を常時覆っているので、駆動部の回転によって容器部が覆い部と共に傾斜しても、凝縮液の試料容器への流入(逆流)を抑制することができる。
本発明によれば、凝縮器から滴下する凝縮液を、覆い部によって蒸気吐出口に流入するのを抑制でき、凝縮液の試料容器への流入(逆流)を抑制することができる。
実施形態によるロータリーエバポレータの斜視図である。 図1のロータリーエバポレータの裏側から見た斜視図である。 図1のロータリーエバポレータの正面図である。 図3のロータリーエバポレータの断面図である。 図1のロータリーエバポレータに使用する試料導入コックの側面図である。 図5のVI-VI断面図である。 図4に対し、試料導入コックを回転させて「大気開放位置」とした状態を示す断面図である。 図4に対し、試料導入コックを回転させて「試料補充位置」とした状態を示す断面図である。 図1のロータリーエバポレータに使用する冷却容器の図3の右側から見た側面図である。 図9のX-X断面図である。 図10のXI-XI断面図である。 図10のXII矢視図である。 図3に対し、試料フラスコの傾斜角度を変化させた状態を示す正面図である。
以下、図面を用いて実施形態を説明する。
図1~図3に示すように、本実施形態のロータリーエバポレータ1は、平面視で略T字形状の板状の台座3の上に支柱5が立設されている。台座3と支柱5とで基台を構成している。支柱5は、台座3に固定される固定部5aと、固定部5aに対して上下方向に移動自在に取り付けられる可動部5bとを備える。可動部5bの固定部5aと反対側の下部には、操作バー7が水平方向に突出している。操作バー7は、可動部5bに取り付けられる基部7aと、基部7aに対して回転自在な回転部7bとを有する。回転部7bを基部7aに対して回転させてロックを解除した状態で上下動させることにより、可動部5bが固定部5aに対して昇降する。
可動部5bの固定部5aと反対側の上部には、図示しないモータが内蔵されるモータケース9が取り付けられている。モータ及びモータケース9を総称して駆動部11とする。モータケース9は、操作バー7の延長方向に長い略直方体形状である。図4に示すように、駆動部11には、略直方体形状のモータケース9の互いに対向する両側面を貫通するようにして連通管13が挿入されている。連通管13は、ガラス製であり、駆動部11のモータによって回転する。連通管13を駆動部11に貫通させて保持させた状態で、モータの駆動によって連通管13と共に回転する図示しない雄ねじ部にナット部材12がねじ込まれている。したがって、連通管13が回転する際には、ナット部材12も一体となって回転する。
略直方体形状のモータケース9は、長手方向に沿う周囲四面が水平面及び鉛直面に対して傾斜しており、したがって連通管13も水平面に対して傾斜している。モータケース9は、操作バー7の延長方向を中心軸線として、可動部5bに対して回転自在に取り付けられている。換言すれば、モータケース9は、連通管13の延長方向に対して直交する水平方向を中心軸線として、可動部5bに対して回転自在に取り付けられている。このため、連通管13は、モータケース9と共に、水平面に対する傾斜角度が可変である。モータケース9の傾斜角度を変化させる際には、モータケース9の一側面に取り付けたロックノブ14を回転させてロックを解除した状態で行う。
連通管13は、図4中で右側の一端13a及び左側の他端13bが共に開口している。連通管13は、一端13aが他端13bよりも下方となるよう傾斜している。一端13aは蒸気吸入口Siを備え、他端13bは蒸気吐出口Soを備える。一端13aは、モータケース9から外部に突出し、突出した端部に試料容器としての試料フラスコ15が連通接続される。試料フラスコ15には液体の試料17が収容される。連通管13の一端13aは、試料フラスコ15の先端の筒状の接続口15aの内部に挿入される。この状態で、接続口15a及び一端13aの上からクリップ18で挟むようにして固定する。したがって、駆動部11の駆動によって、連通管13、ナット部材12及び試料フラスコ15が一体となって回転する。
図4に示すように、台座3の側方には、加熱容器となるウォータバス19を設置している。ウォータバス19には温水21が収容されている。温水21は、ウォータバス19の下部に設置してある加熱器22により加熱される。温水21に試料フラスコ15の一部を浸すことで、内部の試料17が加熱されて蒸発する。
連通管13の他端13bは、モータケース9から試料容器15と反対側の外部に突出し、突出した端部はガラス製の冷却容器23の内部に挿入される。冷却容器23は上下方向に長い円筒形状であり、下部の円錐形状に傾斜した側部には、図4中で右斜め下方向に突出する円筒形状の取付部23aが形成されている。取付部23aの外周には、固定用のナット部材25が回転自在に取り付けられている。ナット部材25をモータケース9に設けてある図示しない雄ねじ部にねじ込むことで、冷却容器23をモータケース9に取り付けることができる。このとき、連通管13の他端13bは、取付部23aの内部に挿入され、先端の蒸気吐出口Soは冷却容器23の内部空間に開口する。
冷却容器23の下端には、凝縮液を受ける凝縮液容器となる受けフラスコ27が取り付けられている。受けフラスコ27の接続口27aに、冷却容器23の下端に形成してある筒状の下端接続口23bの先端を挿入する。この状態で、接続口27a及び下端接続口23bの上からクリップ28で挟むようにして固定する。
冷却容器23の上部には真空接続口23cが突出して形成され、真空接続口23cには真空ノズル29が接続されている。真空ノズル29に図示しない真空ホースを介して真空ポンプが接続され、真空ポンプの駆動によって冷却容器23の内部が真空となる。冷却容器23の内部は、連通管13及び試料フラスコ15に連通しているため、これらの内部も真空となる。受けフラスコ27の内部も真空となる。これら真空が保持される空間の全体を「密閉空間」と呼ぶ。なお、真空接続口23cの位置は、冷却容器23の上部に限るものではなく、冷却容器23の下部でもよく、要するに冷却容器23の内部を真空にできる位置であればよい。
冷却容器23の上部は、冷却配管33を内部に収容した凝縮器35となっている。凝縮器35に対応する冷却容器23の外周側は、断熱材37で覆われている。冷却配管33には冷却水等の冷却液が流通する。冷却容器23の内部の中心の上端から下方に向けて突出する中心管39が設けられ、中心管39の周囲を囲むように冷却配管33が設けられている。冷却配管33は、下部において、入口管33a及び出口管33bが、冷却容器23の側部から下方に向けて突出している。なお、断熱材37はなくてもよい。
入口管33aは、冷却容器23の内部において、冷却容器23の内面に沿って螺旋状に巻かれた外巻部分33cに連通接続する。出口管33bは、冷却容器23の内部において、外巻部分33cと中心管39との間に沿って螺旋状に巻かれた内巻部分33dに連通接続する。入口管33aには、図示していないが、冷却液ポンプが接続され、冷却液ポンプから送られた冷却液が流入する。入口管33aに流入した冷却液は、外巻部分33cを流れて上昇し、その後内巻部分33dを流れて下降して、出口管33bから外部に排出される。
冷却容器23の内部における冷却配管33の上側には、上側空間41が形成されている。上側空間41に前述した真空接続口23cが開口している冷却容器23の内部における冷却配管33の下側は、上側空間41よりも空間容積が大きい下側空間43が形成されている。下側空間43に、前述した連通管13の蒸気吐出口Soが開口している。下側空間43に対応する位置の冷却容器23は容器部45となっている。上側空間41と下側空間43とは、冷却配管33同士の隙間や、冷却配管33と、冷却容器23の内面及び中心管39の外面との間の隙間を通して互いに連通している。
容器部45における蒸気吐出口Soに対向する位置、換言すれば、下側空間43内での連通管13の延長線上前方(試料フラスコ15と反対側)の容器部45の位置には、筒形状の接続口23dが外部に突出するようにして形成されている。接続口23dには、中空でガラス製の試料導入コック49が挿入され、試料導入コック49の先端には、試料供給管としての試料導入チューブ47が接続されている。
試料導入コック49は、図5及び図5のVI-VI断面図である図6に示すように、断面略T字形状であり、把持部51と挿入部53とを備えている。把持部51は、作業者が把持する部分である。挿入部53は、接続口23dに挿入する部分であり、先細のテーパ部53aと、テーパ部53aの把持部51と反対側に位置するチューブ接続部53bとを備えている。
試料導入コック49は、接続口23dに挿入した状態で、テーパ部53aの外周面が接続口23dの内周面に密接する。チューブ接続部53bは、樹脂製の試料導入チューブ47の内部に挿入されて接続される。試料導入チューブ47は、試料導入コック49を接続口23dに挿入した状態で、容器部45内の下側空間43及び連通管13内を貫通し、先端部が試料フラスコ15の内部に突出する。試料導入チューブ47は、連通管13の中心を通っている。したがって、試料導入チューブ47の外周面と連通管13の内周面との間には環状の隙間50が形成されている。隙間50は、試料フラスコ15の内部と容器部45の内部とを連通しており、蒸気の流通路となっている。
試料導入コック49は、挿入部53の内部に連通路55が形成されている。連通路55は、テーパ部53aの側部に試料導入口55aが開口し、チューブ接続部53bの先端に試料吐出口55bが開口している。連通路55は、試料吐出口55bからテーパ部53aにかけて直線状となる直線部55cと、直線部55cの試料吐出口55bと反対側の端部からテーパ部53aの外周面に向けて湾曲する湾曲部55dとを備えている。テーパ部53aの内部に内部管57が形成されることで、直線部55cの一部と湾曲部55dが形成される。直線部55cの他の一部は、チューブ接続部53b内に形成される。
図4に示すように、接続口23dの上部には、接続口23dの内部と外部とを貫通する貫通孔23d1が形成されている。接続口23dの貫通孔23d1に対向する下部には、斜め下方に向けて突出する試料補充口23d2が形成されている。試料補充口23d2には、図示していないが試料補充ホースが接続される。
試料導入コック49は、接続口23dに挿入した状態で、連通路55の試料導入口55aを貫通孔23d1に整合させることで、連通路55に連通する試料導入チューブ47を通して試料フラスコ15、連通管13及び冷却容器23の内部の「密閉空間」が大気に開放される。この状態を図7に示す「大気開放位置」とする。
「大気開放位置」から試料導入コック49を180度回転させた状態では、連通路55の試料導入口55aが試料補充口23d2に連通する。この状態を図8に示す「試料補充位置」とする。「試料補充位置」で、試料を、試料補充ホースから試料補充口23d2、連通路55、試料導入チューブ47を経て試料フラスコ15に補充することができる。
試料導入コック49は、接続口23dに対し「大気開放位置」と「試料補充位置」と間に位置する状態では、連通路55の試料導入口55aが接続口23dの内面に塞がれる。このとき、「密閉空間」が真空となった状態が保持され、この状態を図4に示す「真空保持位置」とする。
図4に示すように、容器部45の互いに対向する位置にある取付部23aと接続口23dとの間には、覆い部としてのガラス製の保護管59が取り付けられている。保護管59は、容器部45に対しガラス溶接によって密封状態で接続されている。保護管59は、蒸気吐出口Soを含む連通管13の上側及び試料導入チューブ47の上側を覆った状態で、下側空間43内に設けられている。このため、保護管59は、試料導入チューブ47と同様に、取付部23a側が接続口23d側よりも上下高さ位置が低くなるように傾斜している。
保護管59は、下部に開口部59aが形成されている。開口部59aは、蒸気吐出口Soから吐出された蒸気が、下側空間43に流出する蒸気流出口である。開口部59aは、取付部23aと接続口23dとの間のほぼ全長にわたり形成された長孔となっている。保護管59は、テーパ形状の円筒管に対し開口部59aを形成したものである。開口部59aを形成する前の保護管59の素材となる円筒管は、断面円形であり、直径に関し、取付部23a側が大きく接続口23d側に行くほど徐々に小さくなるよう変化している。
開口部59aは、上記した円筒管の断面円形の中心より下側に形成されている。このため保護管59は、図11に示すように、開口部59aに対応する部位の、連通管13の延長方向に沿う両側縁部59b,59cが、互いに近づくように保護管59の内側に向けて湾曲するように屈曲している。
図11に示すように、保護管59は、冷却容器23の直径方向の中心に位置している。このため、保護管59の図11中で左右両側部と容器部45の内面との間に間隙61,63がそれぞれ形成されている。開口部59aから下方に向けて流出する蒸気は、間隙61,63を通って上昇する。
上記のように構成されたロータリーエバポレータは、冷却液を入口管33aから冷却配管33に流通させることで、冷却容器23の内部が冷却される。真空ポンプを作動させることで、真空配管29を通して冷却容器23の内部を含む「密閉空間」が真空となる。このとき、試料導入コック49は、図4に示す「真空保持位置」である。
試料フラスコ15には、試料フラスコ15を連通管13に取り付ける前に予め試料17を入れておく。試料フラスコ15を連通管13に取り付ける際には、試料フラスコ15が図4の位置に対しウォータバス19から上方に離間した位置で行い、取付後に、支柱5の可動部5bを固定部5aに対して下降させる。これにより、試料フラスコ15が下降し、図4のように試料17が温水21内に入り込んだ状態となる。温水21は、加熱器22によって加熱されている。
この状態で、図1、図3に示す操作盤64を操作してモータケース9内のモータを駆動することで、連通管13を試料フラスコ15と共に回転させる。試料フラスコ15が回転することで、試料17は試料フラスコ15の内面に液膜となって付着する。試料17は、試料フラスコ15の内面に付着した液膜及び、液面から蒸発して蒸気65となる。液膜が形成されているので、蒸発効率が高まる。「密閉空間」は真空となっているので、試料17の沸点が下がり、より蒸発しやすくなっている。
蒸気65は、図4の矢印Aで示すように、試料フラスコ15内から、蒸気吸入口Siを通って連通管13と試料導入チューブ47との間の隙間50に入りこみ、隙間50内を冷却容器23に向かって流れる。隙間50を流れる蒸気は、蒸気吐出口Soから容器部45の下側空間43に流出する。蒸気吐出口Soは、上側を保護管59で覆われているため、流出後すぐに上方へは移動せず、下部の開口部59aから下方へ移動し、その後図11の矢印Bで示すように、間隙61,63を通って下側空間43内を上昇する。
下側空間43内を上昇した蒸気は、凝縮器35内をさらに上昇する。蒸気は冷却配管33に触れることで熱交換し、凝縮液67となって下側空間43内を滴下する。このとき、冷却容器23の中心に中心管39を配置しているため、蒸気が中心管39の外側の冷却配管33に効率よく流れ、凝縮器35での凝縮効率が高まる。
凝縮液67は、冷却配管33や中心管39から滴下して図4に示す受けフラスコ27に濃縮液となって溜まる。このとき、特に中心管39付近から滴下した凝縮液67は、保護管59の上に落下し、保護管59の外表面の湾曲面に沿って流下して受けフラスコ27に向かう。
この場合、凝縮器35から落下した凝縮液67は、保護管59によって試料導入チューブ47への接触を抑制できる。このため、凝縮液67が試料導入チューブ47を伝わって試料フラスコ15内へ逆流するのを抑制できる。保護管59は、蒸気吐出口Soを含む連通管13の上側を覆っているので、凝縮器35から落下した凝縮液67が蒸気吐出口Soから連通管13に入り込んで試料フラスコ15内へ逆流するのが抑制される。
分離濃縮作業を行う過程で、試料フラスコ15内の試料が少なくなってさらに継続して分離濃縮作業を行う場合には、図13に示すように、試料フラスコ15の傾斜角度をより急峻となるよう変化させる。試料フラスコ15の傾斜角度を変化させる際には、モータケース9を備える駆動部11を支柱5の可動部5bに対して回転させる。このとき、冷却容器23及び受けフラスコ27も一体となって回転して傾斜する。
試料フラスコ15の傾斜角度がより急峻(鉛直により近い状態)となることで、試料フラスコ15の内面全体に付着して蒸発に至らなかった試料(液膜)が、試料フラスコ15の底部に流下しやすくなる。これにより、試料が少なくなったときにも、分離濃縮作業を効率よく行える。
分離濃縮作業をさらに継続して行う場合には、試料導入コック49を回転させて、図4の「真空保持位置」から図8の「試料補充位置」とする。「試料補充位置」で、試料補充口23d2に接続した図示していない試料補充ホースから試料を補充する。試料の補充は、「密閉空間」内を真空状態とした状態で、真空吸引により行う。真空吸引した試料は、試料導入チューブ47を通って試料フラスコ15に補充される。試料補充後は、試料導入コック49を回転させて、図4の「真空保持位置」に戻す。
本実施形態のロータリーエバポレータ1は、試料17を収容する試料フラスコ15と、試料フラスコ15に一端13aが連通接続され、他端13bに試料17が蒸発した蒸気を吐出する蒸気吐出口Soを備える連通管13と、連通管13を試料フラスコ15と共に回転駆動する駆動部11とを有する。ロータリーエバポレータ1は、蒸気吐出口Soが開口する下側空間43を内部に備える容器部45と、下側空間43の上側に設けられ、蒸気吐出口Soから吐出された蒸気を凝縮させる凝縮器35と、下側空間43の下側に設けられ、凝縮器35で凝縮された凝縮液を、下側空間43を通して受ける受けフラスコ27とを有する。
容器部45の下側空間43に保護管59が設けられ、保護管59は蒸気吐出口Soの上側を覆っている。保護管59は、容器部45の蒸気吐出口Soが開口する側に一端が接続され、他端が、容器部45の蒸気吐出口Soが開口する側と反対側に接続され、かつ、下部に蒸気吐出口Soから吐出された蒸気が下側空間43に流出する開口部59aが形成されている。
このため、凝縮器35から落下した凝縮液67が、蒸気吐出口Soから連通管13に入り込んで試料フラスコ15内へ逆流するのを抑制できる。凝縮液67の試料フラスコ15への逆流を抑制することで、凝縮液の回収をより効率よく行うことができ、分離濃縮作業の高効率化を図ることができる。
本実施形態は、保護管59の他端側の容器部45の外部から、試料17を試料フラスコ15に供給する試料導入チューブ47が、保護管59の下側を通って連通管13に挿入されている。この場合、凝縮器35から落下した凝縮液67は、保護管59によって試料導入チューブ47への接触を抑制できる。これにより、凝縮液67が試料導入チューブ47を伝わって試料フラスコ15内へ逆流するのを抑制できる。凝縮液67の試料フラスコ15への逆流を抑制することで、凝縮液の回収をより効率よく行うことができ、分離濃縮作業の高効率化を図ることができる。
本実施形態の保護管59は、一端及び他端が、容器部45に密封状態で接続されている。このため、容器部45の内面を伝わって流下する凝縮液が、保護管59の内側に浸入するのを抑制し、凝縮液の試料フラスコ15内への逆流を抑制できる。
本実施形態の容器部45及び保護管59は、ガラスで構成され、容器部45と保護管59の一端及び他端とは、ガラス溶接によって接続されている。このため、容器部45と保護管59との密封状態での接続をガラス溶接という簡素な作業によって達成できる。
本実施形態の保護管59は、開口部59aに対応する部位の、連通管13の延長方向に沿う両側縁部59b,59cが、互いに近づくように保護管59の内側に向けて屈曲している。この場合、保護管59の上に落下した凝縮液は、保護管59の外表面に沿って流下する際に、保護管59の内側に入りにくくなる。このため、凝縮液の試料導入チューブ47への接触及び、連通管13の蒸気吐出口Soへの流入をより確実に抑制して、凝縮液の試料フラスコ15への逆流をより確実に抑制できる。
本実施形態の保護管59は、一端と他端とを結ぶ方向に対して直交する方向の断面形状が円弧形状である。このため、保護管59の上に落下した凝縮液は、保護管59の円弧形状の外表面に沿って速やかに流下し、受けフラスコ27へ効率よく溜めることができる。
本実施形態の保護管59は、一端と他端との間の両側部と、容器部45の内面との間に間隙61,63が形成されている。このため、保護管59の開口部59aから下側空間43に流出した蒸気は、保護管59の両側の間隙61,63を通って凝縮器35に対する蒸気の流入がより均一化する。
本実施形態の駆動部11は、連通管13の延長方向に対して直交する水平方向を中心軸線として、連通管13、試料フラスコ15及び容器部45と共に、支柱5の可動部5bに対して回転自在に設けられている。このとき、保護管59は、試料導入チューブ47の上側及び蒸気吐出口Soの上側を常時覆っているので、駆動部11の回転によって容器部45が保護管59と共に傾斜しても、凝縮液の試料フラスコ15への流入(逆流)を抑制することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、これらの実施形態は本発明の理解を容易にするために記載された単なる例示に過ぎず、本発明は当該実施形態に限定されるものではない。本発明の技術的範囲は、上記実施形態で開示した具体的な技術事項に限らず、そこから容易に導きうる様々な変形、変更、代替技術なども含む。
例えば、保護管59は、断面円弧形状に限ることはなく、下部が開口した断面三角形状や断面矩形でもよい。保護管59は、長さ方向に沿ってテーパ形状となっている必要はなく、長さ方向に直径が一定の円筒形状の下部に開口を形成したものであってもよい。要するに保護管59は、連通管13の蒸気吐出口So及び試料導入チューブ47の上側を覆う構造であればよい。保護管59の開口部59aは、図12に示すように長円形状として一つ設けているが、円形等の開口部を複数設けてもよい。
1 ロータリーエバポレータ
11 駆動部
13 連通管
13a 連通管の一端
13b 連通管の他端
15 試料フラスコ(試料容器)
17 試料
27 受けフラスコ(凝縮液容器)
35 凝縮器
43 下側空間(蒸気吐出口が開口する空間)
45 容器部
47 試料導入チューブ(試料供給管)
59 保護管(覆い部)
59a 保護管の開口部
59b,59c 保護管の両側縁部
61,63 間隙
So 連通管の蒸気吐出口

Claims (7)

  1. 試料を収容する試料容器と、
    前記試料容器に一端が連通接続され、他端に前記試料が蒸発した蒸気を吐出する蒸気吐出口を備える連通管と、
    前記連通管を前記試料容器と共に回転駆動する駆動部と、
    前記蒸気吐出口が開口する空間を内部に備える容器部と、
    前記容器部の前記空間の上側に設けられ、前記蒸気吐出口から吐出された蒸気を凝縮させる凝縮器と、
    前記容器部の前記空間の下側に設けられ、前記凝縮器で凝縮された凝縮液を前記空間を通して受ける凝縮液容器と、
    前記容器部の前記空間に、前記蒸気吐出口を含む前記連通管の上側を覆うと共に、滴下した前記凝縮液が外表面に沿って流下するように設けられた覆い部と、
    を有し、
    前記覆い部は、前記容器部の前記蒸気吐出口が開口する側に一端が接続され、他端が、前記容器部の前記蒸気吐出口が開口する側と反対側に接続され、かつ、下部に前記蒸気吐出口から吐出された蒸気が前記空間に流出する開口部が形成されると共に、前記一端と前記他端との間の両側部と前記容器部の内面との間に間隙が形成されており、前記開口部から流出した前記蒸気が前記間隙を通って前記凝縮器側へと流入するように形成されていることを特徴とするロータリーエバポレータ。
  2. 前記覆い部の前記他端側の前記容器部の外部から、前記試料を前記試料容器に供給する試料供給管が、前記覆い部の下側を通って前記連通管に挿入されていることを特徴とする請求項1に記載のロータリーエバポレータ。
  3. 前記覆い部は、前記一端及び前記他端が、前記容器部に密封状態で接続されていることを特徴とする請求項1または2に記載のロータリーエバポレータ。
  4. 前記容器部及び前記覆い部はガラスで構成され、前記容器部と前記覆い部の前記一端及び前記他端とは、ガラス溶接によって接続されていることを特徴とする請求項3に記載のロータリーエバポレータ。
  5. 前記覆い部は、前記開口部に対応する部位の、前記連通管の延長方向に沿う両側縁部が、互いに近づくように当該覆い部の内側に向けて屈曲していることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のロータリーエバポレータ。
  6. 前記覆い部は、前記一端と前記他端とを結ぶ方向に対して直交する方向の断面形状が円弧形状であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載のロータリーエバポレータ。
  7. 前記駆動部は、前記連通管の延長方向に対して直交する水平方向を中心軸線として、前記連通管、前記試料容器及び前記容器部と共に基台に対して回転自在に設けられていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載のロータリーエバポレータ。
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