JP7206991B2 - 情報処理システム、中継装置、及び転送方法 - Google Patents

情報処理システム、中継装置、及び転送方法 Download PDF

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Description

本発明は、情報処理システム、中継装置、及び転送方法に関する。
インターネット上ではIPアドレスによって通信先のアドレスが特定される。しかし、IPアドレスは数値列であり人間には覚えにくいので、人間が識別しやすいように、ドメイン名と呼ばれる文字列情報をIPアドレスに対応付けるDNS(Domain Name System)が一般的に利用されている。DNSは、ドメイン名をIPアドレスに変換する「名前解決」と呼ばれる処理を行う。
このDNSは、現在のインターネットにおいては不可欠な技術である。家庭や事業所からのインターネットの利用には、ほぼ必ずDNSが用いられている。殆どの場合において、各ユーザのそれぞれが契約しているインターネットプロバイダが提供するインターネットプロバイダDNSサービスを利用されている(例えば、特許文献1参照)。
一方で、近年、複数の大手通信インフラ事業者などによって、クラウドDNSと呼ばれるサービスが展開されている。これらのクラウドDNSサービスは、ユーザ端末からの問い合わせ(名前解決要求)に対する応答速度やセキュリティ保護などの点において独自性を有している。ユーザは、各社が提供するクラウドDNSサービスから、自身が重視する性能や機能に適したものを選択することができる。
しかしながら、クラウドDNSサービスは、小中規模の事業者のような専門のネットワーク管理者が存在しない場合には、DNSの設定変更や、その管理・運用を行い続けることは負担が大きく、クラウドDNSサービスのメリットを享受したいと考えても、導入が難しい場合が多い。特にDNSの設定変更等による障害の発生に迅速に対応することができないため、小中規模の事業者にとっては、クラウドDNSサービスの導入に対する心理的な障壁が非常に高い。
また、ユーザ環境において事業所内のネットワーク(イントラネット)内にドメインを作成して、DNSによる運用を行っている場合がある。このようなユーザ環境においてクラウドDNSを導入する場合には、イントラネット内のIPアドレスに対する名前解決についてはユーザ環境内に設置したDNSサーバで行い、インターネット上のIPアドレスに対する名前解決についてはクラウドDNSサービスで行うというように、ユーザ端末からの問い合わせ(名前解決要求)を振り分ける中継装置(プロキシサーバ)を設ける必要がある。小中規模の事業者等にとっては、この中継装置の管理や運用についても、クラウドDNSサービスを導入する際の障壁となる。
開示の技術は、上記事情に鑑みてこれを解決すべくなされたものであり、クラウドDNSサービスの管理・運用の負担を低減することを目的としている。
開示の技術は、ユーザ環境の内部に設置された中継装置と、前記ユーザ環境の外部に設置された設定管理サーバとを備える情報処理システムである。前記中継装置は、ユーザ端末からの名前解決要求に含まれるドメイン名が、前記ユーザ環境の内部の内部ドメイン名であるか、前記ユーザ環境の外部の外部ドメイン名であるか否かを判定する判定条件を含む設定データを記憶する記憶部と、前記判定条件に基づいて判定を行う判定部と、前記判定部による判定結果に基づき、前記名前解決要求を、前記内部ドメイン名に対する名前解決を行う内部DNSサーバ、又は前記外部ドメイン名に対する名前解決を行う外部DNSサーバへ転送する転送部とを有する。前記設定管理サーバは、管理者端末に対して前記設定データの設定操作を行うための設定画面を提供する設定画面生成部と、前記設定操作により設定された前記設定データを記憶する設定記憶部と、前記設定操作により設定された前記設定データを前記中継装置へ送信し、前記記憶部に記憶させる設定変更制御部とを有する。
本発明によれば、クラウドDNSサービスの管理・運用の負担を低減することができる。
第1の実施形態に係る情報処理システムのシステム構成の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る各装置のハードウエア構成の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る情報処理システムの機能構成の一例を示す図である。 振り分け設定を設定するための設定画面の一例を示す図である。 転送先設定を設定するための設定画面の一例を示す図である。 振り分け設定及び転送先設定の設定及び切り戻しに関する処理の一例を示すシーケンス図である。 情報処理システムによる名前解決処理を説明するシーケンス図である。 第2の実施形態に係る情報処理システムのシステム構成の一例を示す図である。 第2の実施形態に係る情報処理システムの機能構成の一例を示す図である。 DNSレコードを設定するための設定画面の一例を示す図である。
以下、図面を参照しながら、発明を実施するための形態を説明する。なお、図面の説明
において同一要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
<第1の実施形態>
(システム構成)
図1は、第1の実施形態に係る情報処理システムのシステム構成の一例を示す図である。図1において、情報処理システム1は、ユーザ環境2と、クラウドDNSサーバ3と、権威DNSサーバ4と、設定管理サーバ5と、管理者端末6とが、インターネット7を介して互いに通信可能に接続されたものである。
本実施形態において、「ドメイン名」は、アクセス対象機器を識別するためのホスト情報の一例である。また、「IPアドレス」は、アクセス対象機器の宛先を示す宛先情報の一例である。アクセス対象機器は、ユーザ環境2内のユーザ端末12からイントラネット又はインターネット7を経由してアクセス可能なコンピュータの総称である。アクセス対象機器は、ユーザ端末12によって特定のURLが指定されることによって、アクセスすることができる。
ユーザ環境2は、企業等の内部において構築されたローカルネットワークである。ユーザ環境2は、インターネットの標準的な技術を利用してイントラネットが構築されている。このユーザ環境2には、サーバルーム等に設置されたキャッシュDNSサーバ10及び権威DNSサーバ11、オフィス等に設置されたユーザ端末12、及び中継装置13が含まれ、これらの装置は通信ネットワーク14を介して互いに通信可能に接続されている。
このユーザ環境2は、ファイヤウォール15を介してインターネット7に接続されている。中継装置13は、ファイヤウォール15を介してインターネット7に接続されたDNSプロシキサーバであり、ユーザ端末12からのFQDN(Fully Qualified Domain Name)を含む問い合わせ(名前解決要求)を中継する。FQDNとは、ホスト名とドメイン名とをつなげて記述した文字列である。
キャッシュDNSサーバ10と権威DNSサーバ11とにより、イントラネット内のIPアドレスに対する名前解決を行う内部DNSサーバが構成されている。キャッシュDNSサーバ10は、FQDNとIPアドレスの対応の問い合わせ(再帰的問い合わせ)を権威DNSサーバ11に対して行い、問い合わせ結果(名前解決結果)をキャッシュする。権威DNSサーバ11は、イントラネット内におけるFQDNとIPアドレスとの対応関係を管理するサーバであり、DNSコンテンツサーバとも呼ばれるものである。なお、キャッシュDNSサーバ10は、ユーザ環境2内に複数設けられていてもよい。
クラウドDNSサーバ3は、クラウドDNSサービスを提供する業者(クラウドDNSサービス提供業者)により管理及び運用されるDNSサーバであり、クラウドDNSサービスを提供する。クラウドDNSサービスは、複数の業者により提供されている。ユーザは、ユーザ端末12等を介して、各社が提供するクラウドDNSサービスから、重視する性能や機能に適したものを選択して契約することで、契約したクラウドDNSサービスを利用することができる。
クラウドDNSサーバ3は、ユーザ環境2からのFQDNとIPアドレスの対応関係の問い合わせ(名前解決要求)に応じて、インターネット上の権威DNSサーバ4に対して再帰的問い合わせを行い、問い合わせ結果(名前解決結果)をキャッシュする。クラウドDNSサーバ3と権威DNSサーバ4とは、ユーザ環境2以外のインターネット上においてIPアドレスに対する名前解決を行う外部DNSサーバを構成している。
中継装置13は、ユーザ端末12から問い合わせ(名前解決要求)を受けた場合に、問い合わせの内容に応じて、内部DNSサーバ又は外部DNSサーバに問い合わせを転送する。具体的には、中継装置13は、ユーザ端末12から問い合わせに含まれるドメイン名がユーザ環境2の内部のものである場合には、問い合わせをキャッシュDNSサーバ10に転送し、ユーザ環境2の外部のものである場合には、問い合わせをクラウドDNSサーバ3に転送する。
設定管理サーバ5は、インターネット7に接続され、クラウド上で運用されるクラウドサーバである。設定管理サーバ5には、ユーザ環境2内の中継装置13の設定を管理するための管理アプリケーションがインストールされている。この管理アプリケーションは、中継装置13の内部DNSサーバ及び外部DNSサーバに対する設定を行うことを可能とする。
管理者端末6は、ユーザ環境2の外部の管理代行業者によって操作されるPC(Personal Computer)等の端末であり、設定管理サーバ5にアクセスすることが可能である。管理代行業者は、ユーザ環境2内のユーザや管理者の代わりに、中継装置13の設定を管理する。管理代行業者は、管理者端末6を操作して設定管理サーバ5内の管理アプリケーションを用いることにより、中継装置13の設定の一覧表示や設定変更等を行うことができる。
ユーザ端末12及び管理者端末6は、デスクトップPC、ノートPC、スマートフォン、タブレット端末等のインターネット接続機能を有する端末である。
(ハードウエア構成)
図2は、第1の実施形態に係る各装置のハードウエア構成の一例を示す図である。当該ハードウエア構成は、一般的なコンピュータの構成を有する。ここでは、一般的なコンピュータのハードウエア構成例について説明する。
図2において、コンピュータ100は、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、ストレージ104、キーボード105、ディスプレイインターフェース(I/F)106、メディアインターフェース(I/F)107、ネットワークインターフェース(I/F)108、タイマ109、及びバスライン110を有する。
CPU101は、ROM102やストレージ104等に格納されたプログラムやデータをRAM103上に読み出し、処理を実行することで、コンピュータ100の各機能を実現する演算装置である。例えば、DNSは、プログラムが実行されることで実現される。
ROM102は、電源を切ってもプログラムやデータを保持することができる不揮発性のメモリである。ROM102は、例えば、フラッシュメモリ等により構成される。ROM102は、SDK(Software Development Kit)、API(Application Programming Interface)等のアプリケーションをインストールしており、インストールされたアプリケーションを用いて、コンピュータ100の機能やネットワーク接続等を実現することが可能である。
RAM103は、CPU101のワークエリア等として用いられる揮発性のメモリである。ストレージ104は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等のストレージデバイスである。ストレージ104は、例えば、OS(Operation System)、アプリケーションプログラム、各種データ等を記憶する。
キーボード105は、文字、数値、各種指示等の入力のための複数のキーを備えた入力手段の一種である。入力手段は、キーボード105のみならず、例えば、マウス、タッチパネルまたは音声入力装置等であってもよい。ディスプレイI/F106は、LCD(Liquid Crystal Display)等のディスプレイ106aに対するカーソル、メニュー、ウィンドウ、文字または画像等の各種情報の表示を制御する。ディスプレイ106aは、入力手段を備えたタッチパネルディスプレイであってもよい。
メディアI/F107は、USB(Universal Serial Bus)メモリ、メモリカード、光学ディスクまたはフラッシュメモリ等の記録メディア107aに対するデータの読み出しまたは書き込み(記憶)を制御する。
ネットワークI/F108は、コンピュータ100をネットワークに接続し、他のコンピュータや、電子機器等とデータの送受信を行うためのインターフェースである。ネットワークI/F108は、例えば、有線または無線LAN(Local Area Network)等の通信インターフェースである。また、ネットワークI/F108は、3G(3rd Generation)、LTE(Long Term Evolution)、4G(4th Generation)、5G(5th Generation)、Zigbee(登録商標)、BLE(Bluetooth(登録商標)Low Energy)、ミリ波無線通信の通信インターフェースを備えてもよい。タイマ109は、時間計測機能を有する計測装置である。
バスライン110は、上記の各構成要素に共通に接続され、アドレス信号、データ信号、及び各種制御信号等を伝送する。CPU101、ROM102、RAM103、ストレージ104、キーボード105、ディスプレイI/F106、メディアI/F107、ネットワークI/F108およびタイマ109は、バスライン110を介して相互に接続されている。
なお、各装置のハードウエア構成は、必要に応じて構成要素が追加または削除されてもよい。例えば、キャッシュDNSサーバ10、権威DNSサーバ11、設定管理サーバ5等のサーバは、入力手段及びディスプレイ106aを有さない構成であってもよい。
(機能構成)
図3は、第1の実施形態に係る情報処理システム1の機能構成の一例を示す図である。
(中継装置の構成)
まず、中継装置13の機能構成について説明する。図3に示すように、中継装置13によって実現される機能には、送受信部131、判定部132、設定部133、転送部134、記憶部135、暗号化・復号部136、及びDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバ機能部138が含まれる。各部は、図2に示CPU101で実行されるプログラム等によって実現される機能である。
送受信部131は、外部装置と各種データの送受信を行う機能である。送受信部131は、例えば、ユーザ環境2の内部に存在するユーザ端末12及びキャッシュDNSサーバ10、ユーザ環境2の外部に存在するクラウドDNSサーバ3及び設定管理サーバ5との間で、各種データの送受信を行う。なお、送受信部131は、設定管理サーバ5との間においては、暗号化・復号部136を用いて、例えば、TLS(Transport Layer Security)方式(HTTPSなどで用いられる認証・暗号化の方式)により暗号化通信を行う。
記憶部135は、図2に示したROM102、ストレージ104、又は記録メディア107a等により実現される。記憶部135は、振り分け設定135a及び転送先設定135bを含む各種データを記憶している。
振り分け設定135aとは、ドメイン名が、ユーザ環境2の内部に対応するものであるか、外部に対応するものであるかを判定する判定条件である。例えば、振り分け設定135aとして、ユーザ環境2の内部に対応するドメイン名が記憶されている。この場合、振り分け設定135aとして記憶されていないドメイン名は、ユーザ環境2の外部のインターネット7上におけるドメイン名であることを意味する。
転送先設定135bとは、送受信部131がユーザ端末12から受信した問い合わせ(名前解決要求)の転送先のDNSサーバを設定する設定情報である。具体的には、転送先設定135bとして、ユーザ環境2の内部のDNSサーバ(キャッシュDNSサーバ10)のIPアドレスと、インターネット7上におけるクラウドDNSサーバ3のIPアドレスとが記憶されている。なお、ユーザ環境2の内部に複数のDNSサーバが存在する場合には、複数のDNSサーバのIPアドレスを、順位を付して設定することが可能である。同様に、複数のクラウドDNSサーバ3を利用することが可能な場合には、複数のクラウドDNSサーバ3のIPアドレスを、順位を付して設定することが可能である。
設定部133は、記憶部135に対して書き込み・消去を行う機能を有し、ユーザ端末12又は設定管理サーバ5からの指示に基づき、振り分け設定135a及び転送先設定135bを含む各種データ(設定データ)の設定変更等の制御を行う。
判定部132は、記憶部135に記憶された振り分け設定135aに基づき、送受信部131がユーザ端末12から受信した問い合わせ(名前解決要求)が、ユーザ環境2の内部のものであるか否かを判定する。
転送部134は、送受信部131がユーザ端末12から受信した問い合わせを、判定部132による判定結果に基づき、記憶部135に記憶された転送先設定135bに設定された転送先へ転送する。具体的には、転送部134は、ユーザ端末12から受信した問い合わせに含まれるドメイン名が、ユーザ環境2の内部のものである場合には、転送先設定135bに設定された内部のDNSサーバ(キャッシュDNSサーバ10)へ転送する。一方、転送部134は、ユーザ端末12から受信した問い合わせに含まれるドメイン名が、ユーザ環境2の外部のものである場合には、転送先設定135bに設定されたクラウドDNSサーバ3へ転送する。
なお、転送部134は、転送先設定135bに、ユーザ環境2の内部のDNSサーバのIPアドレスが複数設定されている場合には、一番目(プライマリ)として設定されたIPアドレスへ転送を行い、当該IPアドレスから応答が得られない場合には、二番目(セカンダリ)として設定されたIPアドレスへ転送を行う。二番目以降のIPアドレスから応答が得られない場合についても同様である。
また、転送部134は、転送先設定135bに、クラウドDNSサーバ3のIPアドレスが複数設定されている場合には、一番目(プライマリ)として設定されたIPアドレスへ転送を行い、当該IPアドレスから応答が得られない場合には、二番目(セカンダリ)として設定されたIPアドレスへ転送を行う。二番目以降のIPアドレスから応答が得られない場合についても同様である。
DHCPサーバ機能部138は、ユーザ端末12からアクセスがあった際に、ユーザ環境2内において使用可能なIPアドレスの中から、未使用のIPアドレスを選択して、ユーザ端末12に一時的に割り振る機能である。DHCPサーバ機能部138は、ユーザ端末12にIPアドレスを割り当てる際に、転送部134による転送先のDNSサーバのIPアドレスをDHCPオプション情報の「Domain Server」フィールドに設定してユーザ端末12に通知する。この「Domain Server」フィールドは、DNSサーバアドレスを意味する。ユーザ端末12は、中継装置13にアクセスした際に、IPアドレスが割り当てられるとともに、転送先のDNSサーバのIPアドレスを含むDHCPオプション情報が通知される。これにより、ユーザや管理代行業者が設定すべき設定項目を減らすことができる。
(設定管理サーバの構成)
次に、設定管理サーバ5の機能構成について説明する。設定管理サーバ5によって実現される機能には、送受信部51、暗号化・復号部52、設定記憶部53、設定画面生成部54、及び設定変更制御部55が含まれる。各部は、図2に示CPU101で実行されるプログラム等によって実現される機能である。
送受信部51は、外部装置と各種データの送受信を行う機能である。送受信部51は、例えば、管理者端末6を用いて設定された振り分け設定135a及び転送先設定135bを含む設定データを中継装置13へ送信する処理を行う。また、送受信部51は、中継装置13との間においては、暗号化・復号部52を用いて、例えば、TLS方式により暗号化通信を行う。設定管理サーバ5と中継装置13との間における通信を暗号化することにより、ユーザ環境2に関わる情報(設定データ)を保護し、セキュリティを向上させることができる。
設定記憶部53は、図2に示したROM102、ストレージ104、又は記録メディア107a等により実現される。設定記憶部53は、管理者端末6を用いて設定される中継装置13用の設定データ等を記憶する。
設定画面生成部54は、振り分け設定135a及び転送先設定135b等の各種設定を行うための各設定画面を示すデータを生成し、送受信部51を介して管理者端末6等に提供する。管理代行業者は、管理者端末6に表示される設定画面に基づいて、振り分け設定135a及び転送先設定135b等の設定操作を行うことができる。
設定変更制御部55は、管理者端末6等により設定され、設定記憶部53に記憶された設定データを、送受信部51を介して中継装置13へ送信し、中継装置13に設定変更を行わせる制御を行う。また、設定変更制御部55は、切り戻し要求(復元要求)を受けた場合に、設定記憶部53に記憶されている設定変更前の設定データを中継装置13へ送信する制御を行う。切り戻し要求とは、設定ミス等が発生した場合に設定を変更前の状態に復元するための要求である。設定画面生成部54及び設定変更制御部55は、例えば、管理アプリケーション(クラウド上のWebアプリケーション)として実現される。
(ユーザ端末の機能構成)
次に、ユーザ端末12の機能構成について説明する。ユーザ端末12によって実現される機能は、送受信部121、受付部122、及び表示制御部123を含む。各部は、図2に示CPU101で実行されるプログラム等によって実現される機能である。
送受信部121は、外部装置と各種データの送受信を行う機能である。送受信部121は、例えば、アクセス対象機器(図示せず)を識別するためのFQDN情報を含む問い合わせ(名前解決要求)を、中継装置13へ送信する。また、送受信部121は、中継装置13から名前解決された結果であるIPアドレスを受信する。さらに、送受信部121は、インターネット7を経由して、アクセス対象機器へアクセス(接続)する。
受付部122は、キーボード105等の入力手段に対するユーザ入力を受け付ける機能である。表示制御部123は、ディスプレイ106aに各種画面情報を表示させる機能である。
(管理者端末の機能構成)
次に、管理者端末6の機能構成について説明する。管理者端末6によって実現される機能は、送受信部61、受付部62、及び表示制御部63を含む。各部は、図2に示CPU101で実行されるプログラム等によって実現される機能である。
送受信部61は、外部装置と各種データの送受信を行う機能である。送受信部61は、例えば、設定画面を示す画面データを、設定管理サーバ5の設定画面生成部54から送受信部51を介して受信する。また、送受信部61は、受付部62によって受け付けられた設定要求情報を、設定管理サーバ5へ送信する。
受付部62は、キーボード105等の入力手段に対するユーザ入力を受け付ける機能である。受付部62は、例えば、ディスプレイ106aに表示された設定画面に対する設定要求情報の入力を受け付ける。
表示制御部63は、ディスプレイ106aに各種画面情報を表示させる機能である。表示制御部33は、例えば、送受信部61によって受信された画面データを用いて設定画面を、ディスプレイ106aに表示させる。
(振り分け設定)
次に、振り分け設定135aについて詳細を説明する。図4は、振り分け設定135aを設定するための設定画面200の一例を示す図である。設定画面300には、イントラネット用のDNSサーバのドメイン名を入力させる複数のドメイン名入力欄201と、送信ボタンとが含まれる。
設定画面200の画面データは、設定管理サーバ5の設定画面生成部54により生成されて管理者端末6に入力され、表示制御部63によりディスプレイ106aに表示される。管理代行業者は、受付部62を操作して、ドメイン名入力欄201に、ユーザ環境2の内部で使用されている1以上のドメイン名を入力することができる。
設定画面200で入力されたドメイン名がユーザ環境2の内部のドメイン名と判定され、その他のドメイン名がユーザ環境2の外部のドメイン名と判定される。
送信ボタン305が操作されることにより、設定画面200により設定された振り分け設定135aが、設定管理サーバ5の設定記憶部53に記憶されるとともに、設定管理サーバ5から中継装置13へ送信される。
(転送先設定)
次に、転送先設定135bについて詳細を説明する。図5は、転送先設定135bを設定するための設定画面300の一例を示す図である。設定画面300には、インターネット用のDNSサーバの名前入力欄301及びIPアドレス入力欄302と、イントラネット用のDNSサーバの名前入力欄303及びIPアドレス入力欄304と、送信ボタン305とが含まれる。
設定画面300の画面データは、設定管理サーバ5の設定画面生成部54により生成されて管理者端末6に入力され、表示制御部63によりディスプレイ106aに表示される。管理代行業者は、受付部62を操作して、名前入力欄301及びIPアドレス入力欄302に、クラウドDNSサーバ3の名前及びIPアドレスをそれぞれ入力することができる。設定画面300では、複数の業者により提供されている複数のクラウドDNSサーバ3の名前及びIPアドレスを入力することができる。また、本実施形態では、クラウドDNSサーバ3に加えて、インターネットプロバイダにより提供されるインターネットプロバイダDNSサービスの名前及びIPアドレスを名前入力欄301及びIPアドレス入力欄302に入力することができる。
なお、前述の転送部134による転送の順序は、名前入力欄301及びIPアドレス入力欄302の順序により決定され、一番上位の名前入力欄301及びIPアドレス入力欄302に記載されたDNSサーバがプライマリとなる。
また、管理代行業者は、受付部62を操作して、名前入力欄303及びIPアドレス入力欄304に、ユーザ環境2の内部のDNSサーバ(キャッシュDNSサーバ10)の名前及びIPアドレスをそれぞれ入力することができる。なお、前述の転送部134による転送の順序は、名前入力欄303及びIPアドレス入力欄304の順序により決定され、一番上位の名前入力欄303及びIPアドレス入力欄304に記載されたDNSサーバがプライマリとなる。
送信ボタン305が操作されることにより、設定画面300により設定された転送先設定135bが、設定管理サーバ5の設定記憶部53に記憶されるとともに、設定管理サーバ5から中継装置13へ送信される。
(設定処理)
次に、振り分け設定135a及び転送先設定135bの設定及び切り戻しに関する処理について説明する。図6は、振り分け設定135a及び転送先設定135bの設定及び切り戻しに関する処理の一例を示すシーケンス図である。
まず、管理代行業者により管理者端末6を用いて上述の設定操作が行われると、設定データが設定管理サーバ5に送信される(ステップS11)。この設定データには、振り分け設定135a又は転送先設定135bが含まれる。
設定管理サーバ5では、送受信部51により設定データが受信され、設定変更制御部55が設定記憶部53に設定データを記憶させて保存するとともに(ステップS12)、送受信部51を介して設定データを中継装置13へ送信する(ステップS13)。
中継装置13では、送受信部131により設定データが受信され、設定部133により設定データの設定処理が行われる(ステップS14)。具体的には、記憶部135内に同種の設定データが存在する場合には、設定データの変更処理が行われる。例えば、設定データが振り分け設定135aであり、記憶部135内に過去の振り分け設定135aが存在する場合には、過去の振り分け設定135aは、新たな振り分け設定135aで上書きされる。
設定部133は、設定データの設定が完了すると、送受信部131を介して設定管理サーバ5へ設定完了通知を送信する(ステップS15)。設定管理サーバ5では、送受信部51により設定完了通知が受信され、設定変更制御部55により送受信部131を介して管理者端末6へ設定完了通知が転送される(ステップS16)。管理代行業者は、設定完了通知がディスプレイ106aに表示されることにより、設定が完了したことを把握することができる。
次に、設定ミス等が発生した場合には、管理代行業者による管理者端末6を用いて切り戻し要求操作が行われ、切り戻し要求が設定管理サーバ5に送信される(ステップS21)。設定管理サーバ5では、送受信部51により切り戻し要求が受信されると、設定変更制御部55により設定記憶部53から前回保存された設定データ(保存データ)の読み出しが行われ(ステップS22)、設定記憶部53はこれに応答して保存データを出力する(ステップS23)。
設定記憶部53から読み出された保存データは、設定変更制御部55により送受信部51を介して中継装置13へ送信される(ステップS24)。中継装置13では、送受信部131により保存データが受信され、設定部133により保存データの設定処理が行われる(ステップS25)。これにより、記憶部135内の設定データが、前回の設定データである保存データに置換される。
設定部133は、設定データの設定(切り戻し)が完了すると、送受信部131を介して設定管理サーバ5へ切り戻し完了通知を送信する(ステップS26)。設定管理サーバ5では、送受信部51により切り戻し完了通知が受信され、設定変更制御部55により送受信部131を介して管理者端末6へ切り戻し完了通知が転送される(ステップS16)。管理代行業者は、設定完了通知がディスプレイ106aに表示されることにより、切り戻しが完了したことを把握することができる。
(名前解決処理)
次に、情報処理システム1による名前解決処理について説明する。図7は、情報処理システム1による名前解決処理を説明するシーケンス図である。
ユーザがユーザ端末12を操作し、アクセス対象機器へアクセスするためのURLの指定が行われると、DNSの問い合わせ(名前解決要求)が中継装置13へ送信される(ステップS31)。ここで、名前解決要求には、ユーザ環境2の内部のドメイン名(内部ドメイン名)が含まれるものとする。中継装置13内では、判定部132により振り分け設定135aに基づいて、名前解決要求に含まれるドメイン名が、ユーザ環境2の内部のドメイン名であるか否かの判定を行うことにより、転送先を内部DNSサーバ(キャッシュDNSサーバ10)とするか外部DNSサーバ(クラウドDNSサーバ3)の振り分けが行われる(ステップS32)。ここでは、転送先は内部DNSサーバへ振り分けられる。
転送部134は、転送先設定135bに設定された転送先に名前解決要求を転送する(ステップS33)。ここでは、キャッシュDNSサーバ10に名前解決要求が転送される。なお、転送部134は、まずプライマリとして設定されたキャッシュDNSサーバ10に転送を行い、タイマ109に基づいて所定時間応答が得られない場合等、転送が失敗した場合にはセカンダリとして設定された下順位の転送先に転送を行う。
キャッシュDNSサーバ10は、名前解決要求を受信すると、権威DNSサーバ11に対して再帰的問い合わせを行う(ステップS34)。権威DNSサーバ11は、キャッシュDNSサーバ10から再帰的問い合わせを受けると、名前解決を行い(ステップS35)、名前解決結果(IPアドレス)を当該キャッシュDNSサーバ10へ送信する(ステップS36)。キャッシュDNSサーバ10は、名前解決結果を受信すると、当該名前解決結果を中継装置13へ転送する(ステップS37)。中継装置13は、名前解決結果を受信すると、当該名前解決結果をユーザ端末12へ送信する(ステップS38)。
ステップS41~S48は、ユーザ端末12から中継装置13へ送信される名前解決要求に含まれるドメイン名が、ユーザ環境2の外部のドメイン名(外部ドメイン名)である場合の処理を示している。ステップS41,S42は、ステップS31,S32と同様のよりである。ここでは、転送先は外部DNSサーバへ振り分けられる。
転送部134は、転送先設定135bに設定された転送先に名前解決要求を転送する(ステップS43)。ここでは、クラウドDNSサーバ3に名前解決要求が転送される。なお、転送部134は、まずプライマリとして設定されたクラウドDNSサーバ3に転送を行い、タイマ109に基づいて所定時間応答が得られない場合等、転送が失敗した場合にはセカンダリとして設定された下順位の転送先に転送を行う。
クラウドDNSサーバ3は、名前解決要求を受信すると、権威DNSサーバ4に対して再帰的問い合わせを行う(ステップS44)。権威DNSサーバ4は、クラウドDNSサーバ3から再帰的問い合わせを受けると、名前解決を行い(ステップS45)、名前解決結果(IPアドレス)を当該クラウドDNSサーバ3へ送信する(ステップS36)。クラウドDNSサーバ3は、名前解決結果を受信すると、当該名前解決結果を中継装置13へ転送する(ステップS47)。中継装置13は、名前解決結果を受信すると、当該名前解決結果をユーザ端末12へ送信する(ステップS48)。
以上のように、本実施形態によれば、名前解決要求の振り分けを行う中継装置13の設定を、ユーザ環境2の外部に設置された管理者端末6を用いて管理代行業者等により行うことが可能であるので、ユーザ環境2内に専門のネットワーク管理者等が存在しない場合であっても、管理・運用等の負担が少ない。これにより、クラウドDNSサービスの管理・運用の負担が低減される。
例えば、クラウドDNSサービスに障害が発生した際に、他社のクラウドDNSサービスに切り替えるなどの作業を、管理代行業者等が、クラウド上の管理アプリケーション等を用いて容易に行うことができる。また、設定ミスが発生した場合等の切り戻しについても管理代行業者等がクラウド上の管理アプリケーション等を用いて容易に行うことができる。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。以下、第1の実施形態と異なる点についてのみ説明する。
図8は、第2の実施形態に係る情報処理システムのシステム構成の一例を示す図である。図8において、本実施形態に係る情報処理システム1aは、ユーザ環境2aと、クラウドDNSサーバ3と、権威DNSサーバ4と、設定管理サーバ5aと、管理者端末6とが、インターネット7を介して互いに通信可能に接続されたものである。
本実施形態に係る情報処理システム1aは、ユーザ環境2aに内部DNSサーバ(キャッシュDNSサーバ及び権威DNSサーバ)が設けられておらず、設定管理サーバ5a内に内部DNSサーバ用の機能が設けられている点が、第1の実施形態に係る情報処理システム1と異なる。
図9は、第2の実施形態に係る情報処理システム1aの機能構成の一例を示す図である。図9に示すように、設定管理サーバ5aによって実現される機能には、第1の実施形態で示した機能に加えて、内部ドメイン用DNS機能部56、及びDNSレコード記憶部57が含まれる。内部ドメイン用DNS機能部56は、図2に示CPU101で実行されるプログラム等によって実現される機能である。DNSレコード記憶部57は、図2に示したROM102、ストレージ104、又は記録メディア107a等により実現される。
内部ドメイン用DNS機能部56は、第1の実施形態のキャッシュDNSサーバ10と権威DNSサーバ11と同等の機能を有する。このため、DNSレコード記憶部57には、ユーザ環境2aの内部のドメイン名に対する名前解決を行うためのDNSレコードが記憶されている。このDNSレコードは、ユーザ環境2aの内部の機器のFQDN(ホスト名+ドメイン名)とIPアドレスとを関連付けた情報である。内部ドメイン用DNS機能部56は、DNSレコード記憶部57に記憶されたDNSレコードを用いて、ユーザ環境2aの内部のドメイン名に対する名前解決を行う。
本実施形態では、設定画面生成部54は、振り分け設定135aの設定画面200、転送先設定135bの設定画面300に加えて、DNSレコードの設定画面を示すデータを生成し、送受信部51を介して管理者端末6等に提供する。管理代行業者は、管理者端末6に表示される設定画面に基づいて、DNSレコードの設定操作を行うことができる。
設定変更制御部55は、管理者端末6により設定されたDNSレコードをDNSレコード記憶部57に記憶させる。
図10は、DNSレコードを設定するための設定画面400の一例を示す図である。設定画面400には、FQDNを入力させるためのFQDN入力欄401と、FQDNに対応するIPアドレスを入力させるためのIPアドレス入力欄402と、送信ボタン403とが含まれる。
設定画面400の画面データは、設定管理サーバ5の設定画面生成部54により生成されて管理者端末6に入力され、表示制御部63によりディスプレイ106aに表示される。管理代行業者は、受付部62を操作して、FQDN入力欄401及びIPアドレス入力欄402に、内部ドメイン用のFQDN及びIPアドレスをそれぞれ入力し、DNSレコードとして設定することができる。
送信ボタン403が操作されることにより、設定画面400により設定されたDNSレコードがDNSレコード記憶部57に記憶される。
第2の実施形態における名前解決処理では、ユーザ端末12から中継装置13へ送信される名前解決要求に含まれるドメイン名が内部ドメイン名である場合に、転送部134は、キャッシュDNSサーバ10に代えて、設定管理サーバ5へ名前解決要求を転送すること以外は、第1の実施形態における名前解決処理と同様である。本実施形態では、内部ドメイン用DNS機能部56により内部ドメイン名に対する名前解決が行われ、名前解決結果が中継装置13を介してユーザ端末12に転送される。
以上のように、本実施形態によれば、設定管理サーバ5に内部ドメイン用DNS機能部56が設けられているので、管理代行業者等がクラウド上の管理アプリケーション等を用いて内部ドメイン用DNS機能を管理・運用することができ、ユーザ環境2内の管理者等の負担がさらに低減する。
上記で説明した実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(digital signal processor)、FPGA(field programmable gate array)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
実施形態に記載された装置群は、本明細書に開示された実施形態を実施するための複数のコンピューティング環境のうちの1つを示すものにすぎない。
ある実施形態では、中継装置13は、サーバクラスタといった複数のコンピューティングデバイスを含む。複数のコンピューティングデバイスは、ネットワークや共有メモリなどを含む任意のタイプの通信リンクを介して互いに通信するように構成されており、本明細書に開示された処理を実施する。同様に、設定管理サーバ5は、互いに通信するように構成された複数のコンピューティングデバイスを含むことができる。また、中継装置13と設定管理サーバ5の各要素は、1つのサーバ装置にまとめられていても良いし、複数の装置に分けられていても良い。
また、上記各実施形態に示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することができ、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
1,1a 情報処理システム
2,2a ユーザ環境
3 クラウドDNSサーバ
4 権威DNSサーバ
5,5a 設定管理サーバ
6 管理者端末
10 キャッシュDNSサーバ
11 権威DNSサーバ
12 ユーザ端末
13 中継装置
14 通信ネットワーク
15 ファイヤウォール
33 表示制御部
51 送受信部
52 暗号化・復号部
53 設定記憶部
54 設定画面生成部
55 設定変更制御部
56 内部ドメイン用DNS機能部
57 DNSレコード記憶部
131 送受信部
132 判定部
133 設定部
134 転送部
135 記憶部
136 暗号化・復号部
138 DHCPサーバ機能部
200 設定画面
201 ドメイン名入力欄
300 設定画面
301 名前入力欄
302 IPアドレス入力欄
303 名前入力欄
304 IPアドレス入力欄
400 設定画面
401 FQDN入力欄
402 IPアドレス入力欄
特許第4514780号

Claims (9)

  1. ユーザ環境の内部に設置された中継装置と、前記ユーザ環境の外部に設置された設定管理サーバとを備える情報処理システムであって、
    前記中継装置は、
    ユーザ端末からの名前解決要求に含まれるドメイン名が、前記ユーザ環境の内部の内部ドメイン名であるか、前記ユーザ環境の外部の外部ドメイン名であるか否かを判定する判定条件を含む設定データを記憶する記憶部と、
    前記判定条件に基づいて判定を行う判定部と、
    前記判定部による判定結果に基づき、前記名前解決要求を、前記内部ドメイン名に対する名前解決を行う内部DNSサーバ、又は前記外部ドメイン名に対する名前解決を行う外部DNSサーバへ転送する転送部と、
    を有し、
    前記設定管理サーバは、
    管理者端末に対して前記設定データの設定操作を行うための設定画面を提供する設定画面生成部と、
    前記設定操作により設定された前記設定データを記憶する設定記憶部と、
    前記設定操作により設定された前記設定データを前記中継装置へ送信し、前記記憶部に記憶させる設定変更制御部と、
    を有する情報処理システム。
  2. 前記管理者端末により前記設定データの復元要求を送信することを可能とし、
    前記設定変更制御部は、前記復元要求があった場合に、前記設定記憶部に記憶されている前記設定データを読み出して前記中継装置へ送信し、前記記憶部に記憶されている前記設定データと置換させる請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記中継装置は、前記ユーザ環境の内部において使用可能なIPアドレスの中から未使用のIPアドレスを選択して前記ユーザ端末に割り当てるDHCPサーバ機能部を有し、
    前記DHCPサーバ機能部は、前記転送部による転送先のIPアドレスをDHCPオプション情報の「Domain Server」フィールドに設定して前記ユーザ端末に通知する請求項1又は2に記載の情報処理システム。
  4. 前記中継装置は、1以上の前記内部DNSサーバと1以上の前記外部DNSサーバとが転送先として設定する転送先設定を前記記憶部に記憶しており、
    前記転送部は、前記転送先設定に基づいて前記名前解決要求を転送する請求項1ないし3いずれか1項に記載の情報処理システム。
  5. 前記転送部は、前記名前解決要求を転送する際に、転送が失敗した場合には下順位の転送先に転送を行う請求項4に記載の情報処理システム。
  6. 前記設定管理サーバは、
    前記内部DNSサーバの機能を有する内部ドメイン用DNS機能部と、
    前記内部ドメイン用DNS機能部による名前解決に用いられるDNSレコードを記憶したDNSレコード記憶部と、
    を有し、
    前記設定画面生成部は、前記管理者端末に対して前記DNSレコードの設定操作を行うための設定画面を提供する請求項1ないし5いずれか1項に記載の情報処理システム。
  7. 前記中継装置と前記設定管理サーバとは、TLS方式により暗号化通信を行う請求項1ないし6いずれか1項に記載の情報処理システム。
  8. ユーザ端末からの名前解決要求に含まれるドメイン名が、ユーザ環境の内部の内部ドメイン名であるか、前記ユーザ環境の外部の外部ドメイン名であるか否かを判定する判定条件に基づいて判定を行う判定部と、
    前記判定部による判定結果に基づき、前記名前解決要求を、前記内部ドメイン名に対する名前解決を行う内部DNSサーバ、又は前記外部ドメイン名に対する名前解決を行う外部DNSサーバへ転送する転送部と、
    を有する中継装置。
  9. ユーザ端末からの名前解決要求に含まれるドメイン名が、ユーザ環境の内部の内部ドメイン名であるか、前記ユーザ環境の外部の外部ドメイン名であるか否かを判定する判定条件に基づいて判定を行う判定ステップと、
    前記判定ステップによる判定結果に基づき、前記名前解決要求を、前記内部ドメイン名に対する名前解決を行う内部DNSサーバ、又は前記外部ドメイン名に対する名前解決を行う外部DNSサーバへ転送する転送ステップと、
    コンピュータが実行る転送法。
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美濃越 亮太 Ryota MINOKOSHI,"国際標準TR-069に準拠した家電機器のリモート管理システム Remote Maintenance System of Home Network Appliances based on International Standard TR-069",電子情報通信学会2011年総合大会講演論文集 通信1 PROCEEDINGS OF THE 2011 IEICE GENERAL CONFERENCE (2011-02-28) ,2011年02月28日

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