JP7206093B2 - 着脱構造 - Google Patents

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Description

本発明は、筐体とスタンドの着脱構造に関する。
近年の電子装置の普及により、無線LAN(Local Area Network)ルータやスマートフォンなどが一般家庭にも多く導入されるようになった。このような電子装置は、スタンドと筐体の着脱にコツや、大きな操作力が必要なことがあり、上記の操作の仕方によっては構造部が破損することがあった。また、破損しないまでも大きな音や不快な感触によりユーザの不安を誘発することがあった。
筐体とスタンドとの着脱の操作感を十分な品質にするため、電子装置の筐体やスタンドの設計寸法を調整しなければならず、多くの手間がかかり、かつ品質が生産中に変化することがあった。また、電子装置の筐体に対するスタンドの取付け位置や方向が限定されていたため、電子装置の設置スタイルが限られていた。
特許文献1には、筐体へのカバーの着脱構造に関する発明が記載されている。この発明は、第1のロック構造と第2のロック構造とのロック解除方向が異なった方向を向いているため、単一方向の衝撃が連続してもカバーが外れることがなくなる効果を奏する。
特許第4205710号公報
特許文献1に記載されている発明は、衝撃によるカバー外れに対しては有効である。しかし、第1のロック構造と第2のロック構造を解除しなければカバーを外すことができないという問題点があり、これをスタンドと筐体との着脱構造に、そのまま適用すると不便である。
そこで、本発明は、スタンドと筐体の着脱構造において、締結強度を高めながらも、弱い操作力で取り付けたり取り外したりすることを課題とする。
本発明は、上記目的を達成するため、筐体とスタンドとの着脱構造であって、前記筐体および前記スタンドのうち一方は、2本の溝が形成されており、前記筐体および前記スタンドのうち他方は、前記2本の溝にそれぞれ嵌合する爪が形成された2つの弾性体を備え、前記2本の溝には、それぞれ嵌合した前記爪が前記溝の方向にスライドすることを規制し、前記爪の幅だけ離間した2つの突起が形成されていることを特徴とする着脱構造である。
本発明は、筐体とスタンドとの着脱構造であって、前記筐体および前記スタンドのうち一方は、2本の溝が形成されており、前記筐体および前記スタンドのうち他方は、前記2本の溝それぞれの中央寄りの片側に嵌合する爪が形成された2つの弾性体を備え、前記2本の溝それぞれの中央寄りの片側には、嵌合した前記爪が前記溝の方向にスライドすることを規制する切欠が形成されている、ことを特徴とする着脱構造である。
本発明によれば、スタンドと筐体の着脱構造において、締結強度を高めながらも、弱い操作力で取付けや取り外しが可能となる。
第1の実施形態における無線LANルータの筐体とスタンドの外観図である。 筐体の三面図である。 スタンドの三面図である。 スタンド要部の拡大図である。 筐体の下面をスタンドに取付けた状態を示す図である。 筐体の下面をスタンドに取付けた状態を背面側から見た図である。 筐体をスタンドから取り外している状態を示す図である。 筐体の側面に形成された溝部の拡大図である。 溝部の断面図である。 筐体の側面をスタンドに取付けた状態を示す三面図である。 筐体の側面をスタンドに取付けた状態を示す斜視図である。 第2の実施形態における無線LANルータの筐体とスタンドの外観図である。 第3の実施形態における無線LANルータの筐体とスタンドの着脱構造を示す図である。 第4の実施形態における無線LANルータの筐体とスタンドの着脱構造を示す図である。 第5の実施形態における無線LANルータの筐体とスタンドの着脱構造を示す図である。 筐体とスタンドの嵌合位置が誤っているときのマーカを示す図である。 筐体とスタンドの嵌合位置が正しいときのマーカを示す図である。
以降、本発明を実施するための形態を、各図を参照して詳細に説明する。
図1は、第1の実施形態における無線LANルータの筐体1とスタンド2の外観図である。
図1に示す無線LANルータは、無線LANアクセスポイント機能を備えたルータである。この無線LANルータの筐体1の左側面15は、略正方形であり、この左側面15の中央部16を囲うように溝部13a,13cが形成されている。この筐体1の詳細について、図2に示した三面図で説明する。
溝部13cの中央部16側には、切欠部14bが形成されている。溝部13aにも中央部16側に、切欠部14aが切欠部14bと対称に形成されている。溝部13a,13cは、後記するスタンド2の爪部23a,23bの間隔よりも僅か狭い間隔で形成されている。
図2に示すように、筐体1は中央部分が端部よりも厚い。図1に示すように、筐体1の背面181と上面171は紡錘状であり、図2に示すように前面18と下面17も紡錘状である。
図1と図2に示すように、左側面15の下辺には、溝部11a~11cおよび突起部12a,12bが形成されている。また図2に示すように、左側面15の裏側である右側面151にも、左側面15の溝部11a~11cおよび突起部12a,12bと対称的に、溝部11fとその他の溝部と突起部(不図示)が形成されている。
スタンド2の長さは、左側面15の一辺の長さと略同一であり、かつ筐体1の下面17の長さと略同一である。このスタンド2の詳細について、図3と図4で詳細に説明する。
図3に示すように、スタンド2は、両側に円形に張り出した脚部21と、脚部21とスタンド2の本体との接合点に形成されたネジ穴25,26を備える。ガイド22a,22bとガイド22c,22dは、スタンド2の接触面3と一体成形されており、その接触面3の側面から上方に張り出している。
爪部23aは、ガイド22a,22b間に形成されている。爪部23bは、ガイド22a,22b間に形成されている。爪部23a,23bは、対向する向きに形成されており、かつ筐体1の下面17の中央幅よりも僅かに狭く離間している。爪部23aの長さは、筐体1の左側面15に形成された溝部11bの長さと略等しく、かつ切欠部14bの長さと略等しい。同様に爪部23bの長さは、右側面151(図2参照)に設けられた中央の溝部の長さと略等しく、かつ切欠部14bと対称に形成された溝部13aの切欠部14a(図2参照)の長さと略等しい。
図4は、スタンド2の中央の接触面3の拡大図である。
スタンド2の接触面3は矩形に盛り上がるように形成されている。その接触面3の側面の一方には、ガイド22a,22bと、これらガイド22a,22bに支持された爪部23aが形成されている。これにより、接触面3は、筐体1の下面17と接触する。
スタンド2の接触面3の側面の他方には、ガイド22c,22dと、これらガイド22c,22dに支持された爪部23bが形成されている。爪部23bは左右方向に長く形成されており、その両端は次第に細くなるテーパ状に形成されている。このテーパ状の部分が筐体1の突起部12a,12bを乗り越えることで、筐体1とスタンド2を容易に取り外すことができる。
爪部23bは更に、最下部が最も太く、上方にゆくほど次第に細くかつ爪部23aの対称部分から離間するように形成される。爪部23aは、爪部23bと対称に形成されている。これにより、爪部23a,23bが外側に拡がるので、図4の上方から筐体1を容易に挿入可能としている。爪部23a,23bは、下部が最も太くなっているので、溝部に嵌合した筐体1が図4の上方に抜けない構造を実現している。
図1に戻り説明を続ける。スタンド2の爪部23a,23bの間に筐体1の下面17を図1の下方向に押し付けるようにすると、爪部23a,23bが左側面15の溝部11bと右側面151の溝部に嵌合し、よってスタンド2を筐体1に嵌合させることができる。筐体1の下面17に接触して嵌合したスタンド2は、図1の左右方向にスライドさせることにより、筐体1から容易に取り外すことができる。
図4に示したスタンド2の爪部23a,23bの間に、図2に示した筐体1の左側面15の溝部13a,13cを押し付けるようにすると、爪部23a,23bが溝部13a,13cに嵌合し、よってスタンド2を筐体1に嵌合させることができる。筐体1の左側面15に嵌合したスタンド2は、図2の左右方向にスライドさせることにより、筐体1から容易に取り外すことができる。
以下、筐体1の左側面15の溝部11bと右側面151の溝部にスタンド2を嵌合させて縦置きとする実施形態を、図5から図7によって説明する。
図5は、筐体1の下面17をスタンド2に取付けた状態を示す図である。
爪部23aは、筐体1の左側面15に形成された溝部11bに嵌合している。不図示の爪部23bは、筐体1の右側面151に対称的に形成された溝部(不図示)に嵌合している。爪部23aは弾性体のガイド22a,22bで支持され、爪部23bは弾性体のガイド22c,22dで支持されている。爪部23a,23bは、筐体1の下側に形成された溝を挟むことにより、この筐体1が上下方向に抜けないように規制している。更に爪部23aと、図1に示した突起部12a,12bとは、筐体1が左右方向にずれないように規制している。
脚部21は、スタンド2の横方向に円形に張り出すことで、筐体1が図の前後方向に倒れないように支持している。
図6は、筐体1の下面17をスタンド2に取付けた状態を背面181の側から見た図である。
図6におけるスタンド2の右側は、図5に示す左側面15の側であり、溝部11aと溝部11b,11c(図1参照)および突起部12a,12b(図1参照)が形成されている。この溝部11bには、爪部23aが嵌合している。
図6におけるスタンド2の左側は右側面151の側であり、溝部11dと、2つの突起部(不図示)、これら突起部で分けられた2つの溝部(不図示)が形成されている。右側面151側の溝部には、爪部23bが嵌合している。
つまりスタンド2の爪部23a,23bは、左側面15の溝部11bと右側面151の溝部とを挟むことにより、筐体1を固定している。
図6におけるスタンド2の左右には、脚部21と、その下部に接着されたゴム24とが設けられている。これによりスタンド2は、筐体1が図の左右方向に倒れないように支持することができる。
図7は、筐体1をスタンド2から取り外している状態を示す図である。
筐体1の下面17をスタンド2に取付けた状態において、筐体1を図7の左右いずれかの方向にずらすことにより、筐体1はスタンド2から取り外すことができる。図7では、スタンド2に対して筐体1を右方向にずらしている。
スタンド2を図7の右方向にずらすことにより、爪部23aは突起部12aを乗り越えて溝部11aと嵌合する。爪部23bも同様に右側面151の突起部を乗り越えて、右側面151の溝部と嵌合する。溝部11aと右側面151の溝部は、筐体1の左側に近づくにつれて狭まっている。筐体1を更に右方向にずらすと、爪部23a,23bと、溝部11aおよび右側面151の溝部との嵌合は次第に弱まってゆき、筐体1はスタンド2から取り外される。
このような操作を可能とするスタンド2の構成の詳細について、前記した図3と図4で説明している。
取付け操作方向と、取り外し操作方向が大きく異なる構造にしたので、筐体1の下面17に嵌合したスタンド2を誤って取り外してしまうことを防ぐことができる。スタンド2と筐体1の締結強度を高めながらも、弱い操作力で取付けと取り外しが可能となり、構造が破損するリスクが大幅に低減された。更に取付け操作時と取り外し操作時の異音がしなくなったため、ユーザの心理的不安が低減した。また、設計工数が低減し、生産安定性が向上した。
また、下面17に限らず左側面15にもスタンド2を取付けることができる。このように、筐体1に取付け部分を多数設けることができたので、設置スタイルを増やすことができた。
筐体1の左側面15の溝部13a,13cにスタンド2を嵌合させて平置きとする実施形態を、図8から図11によって説明する。
図8は、筐体1の左側面15に形成された溝部13a,13cの拡大図である。図9は、溝部13aの断面図であり、一点鎖線でスタンド2のガイド22a,22bと爪部23aとが示されている。
溝部13a,13cは、左側面15の中央に形成されており、略並行である。溝部13aのうち中央部16側には、切欠部14aが形成されている。切欠部14aの長さは、爪部23aの長さより僅かに長い。これにより爪部23aは切欠部14aに嵌合することができる。
溝部13aは更に、その両端にスロープが設けられている。これにより、スタンド2を左右にスライドさせて取り外す際に、スタンド2を図9の上方向にガイドすることができる。
図10は、筐体1の左側面15にスタンド2を取付けた状態を示す三面図である。
スタンド2を筐体1の左側面15に相対的に押し込むことにより、スタンド2と筐体1とを嵌合させることができる。具体的にいうと、スタンド2の爪部23a,23bが溝部13a,13cに挿入され、切欠部14a,14bに嵌合する。
図11は、筐体1からスタンド2を取り外す状態を示す斜視図である。
筐体1の左側面15の中央にスタンド2が嵌合しているとき、これら筐体1とスタンド2とを左右方向に相対的にずらすことにより、筐体1からスタンド2を取り外すことができる。具体的にいうと、図4で示したようにスタンド2の爪部23a,23bは、左右両側がテーパ状に形成されているので、図2で示した切欠部14a,14bを乗り越えることができる。
更に図9に示すスロープ状の溝形状により、左右方向の力が上下方向に離間する力として働き、図11に示すように、スタンド2は筐体1に対して斜めにずれて外れる。
本実施形態の筐体1とスタンド2は、取付け操作方向と、取り外し操作方向が大きく異なる構造にした。図11の下方向に筐体1をスタンド2に押し付けるようにして取付けて、筐体1とスタンド2とを図11の左右方向にスライドさせて取り外す。スタンド2と筐体1の締結強度を高めながらも、弱い操作力で取付けと取り外しが可能となった。更に、構造が破損するリスクが大幅に低減され、操作時の異音がしなくなったため心理的不安が低減し、設計工数が低減して生産安定性が向上した。
筐体1の縦置き時には、スタンドが取り付く本体部分の厚みとその周囲の厚みに変化をつけた。筐体1の平置き時には、スタンドが取り付く本体の溝の内部形状をスロープ状にした。これにより筐体1に取付け部分を多数設けることができ、設置スタイルが増えた
更に筐体1の基本形状を点対称とし、スタンド2の形状を線対称とした。これにより、どの取付け方も許容する構造なので、スタンド2の取付け方向に悩むことがなくなった。
図12は、第2の実施形態における無線LANルータの筐体1aとスタンド2aの外観図である。
第2実施形態の筐体1aは、左側面15の溝部に単一の突起部12eが形成されている。右側面151の溝部にも対称的に単一の突起部が形成されている。
スタンド2aの爪部27a,27bには、その中央に縦溝(凹部)が形成されている。この縦溝が左側面15の単一の突起部12eと右側面151の単一の突起部に嵌合することで、スタンド2aと筐体1aとは左右方向に規制される。
図13は、第3の実施形態における無線LANルータの筐体1bとスタンド2bの着脱構造を示す図である。
筐体1bの左側面15の下部には、溝部11a~11eが形成される。不図示の右側面の下部も、対称的に溝部が形成される。左側面15の溝部11a,11b,11cの一連の構造と、これと対称的な右側面の溝部の構造は紡錘状を成す。左側面15の溝部11c,11d,11eの一連の構造と、これと対称的な右側面の溝部の構造も紡錘状を成す。
スタンド2bには、溝部11bとその裏側の溝に嵌合する爪部28a,28bと、溝部11dとその裏側の溝に嵌合する爪部28c,28dとが形成される。これら爪部28aと爪部28cは、それぞれ弾性体として形成されている。爪部28bと爪部28dも、それぞれ弾性体として形成されている。
このように、2本の溝が紡錘状を成す部分と、紡錘状を成す部分の溝に嵌合する爪が形成された2つの弾性体の組合せを複数備えていてもよい。これにより、筐体1bは、スタンド2bに対して、より強固に嵌合される。
図14は、第4の実施形態における無線LANルータと筐体1cとスタンド2cの着脱構造を示す図である。
筐体1cの下面17には、対称的に溝部19a,19bが形成される。溝部19bには切欠部191bが形成され、溝部19aにも切欠部191bと対称的な切欠部が形成されている。溝部19a,19bは、糸巻き状を成す。
スタンド2cは、互いに背向した爪部29a,29bが弾性体として形成されており、溝部19a,19bのうち間隔が最も狭い位置に嵌合する。
なお、2本の溝部が糸巻き状を成す部分と、糸巻き状を成す部分の溝部に嵌合する爪部が形成された2つの弾性体の組合せを複数備えてもよい。このように形成することで、筐体1cとスタンド2cが嵌合したときに、その嵌合構造が外部に露呈しなくなる。
図15は、第5の実施形態における無線LANルータと筐体1dとスタンド2dを示す図である。
筐体1dの左側面15には、溝部11a~11cと突起部12a,12bが形成されている。右側面にも対称的に、溝部と2つの突起部が形成されている。筐体1dの下面17には、縞模様10が形成されている。
スタンド2dは透明な材料で形成されており、縞模様20が形成されている。スタンド2dの両側面には、弾性体で支持された爪部29a,29bが対向するように形成されている。
図16は、筐体1dとスタンド2dの嵌合位置が誤っているときのマーカを示す図である。
筐体1dの縞模様10は、透明材料で形成されたスタンド2dが嵌合された状態で見ることができる。筐体1dとスタンド2dの嵌合位置が誤っているとき、縞模様10と縞模様20とは重ならず、それぞれが交互に見える。
図17は、筐体1dとスタンド2dの嵌合位置が正しいときのマーカを示す図である。
筐体1dとスタンド2dの嵌合位置が正しいとき、縞模様10と縞模様20とは重なって見える。
第5の実施形態のように、筐体1dにマーカとしての縞模様10を形成し、スタンド2dにマーカとしての縞模様20を形成することにより、両者が正しく嵌合していることを容易に視認可能となる。なお、マーカは縞模様に限られない。更にマーカを筐体とスタンドのうち一方だけに形成して、他方の構造とのずれによって嵌合状況を示してもよい。
本実施形態の筐体とスタンドの着脱構造は、取付けが押し込むだけの容易な操作であり操作力も小さい。また、一度取付けると十分固定されて容易にはずれないという特徴を有する。
取り外し動作は取付け動作の反転ではなく、異なる操作方向である。また操作力も小さいという特徴を有する。
(変形例)
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更実施が可能であり、例えば、次の(a)~(k)のようなものがある。
(a) ウェブカメラやアクションカメラの固定用構造として着脱容易性を訴求してもよい。
(b) 充電が必要な機器の接続部分に適用してもよい。本発明の着脱構造によれば、電気接点を確実に保持しつつ、取り外す際は横方向のスライドにより簡単に外すことができる。
(c) スマートフォン用周辺機器に応用してもよい。
(d) スマートホーム用のセンサ装置において、当該着脱構造を用いてもよい。これにより、センサ装置などに偶発的またはいたずらで外されにくい特徴を付加することができる。
(e) 液晶表示装置へのオプション取付けの構造としてもよい。
(f) ゲーミング向けヘッドフォンホルダや左右取付けフード、小物置きやICタグリーダ・ライタに適用してもよい。
(g) サイネージ用POP(Point of purchase advertising)追加取付けやチューナモジュール等の取付け構造、マルチモニタ用ディスプレイアダプタ取付け構造や、小型コンピュータのモジュール拡張時の取付け構造に適用してもよい。
(h) キャプチャデバイスとビデオカメラや一眼レフ、スマホとドッキングしてハンドリングしやすいモバイルストリーミングシステムに応用してもよい。
(i) カラオケマイクとスマホを着脱してパーソナルカラオケシステムを訴求する際に応用してもよい。
(j) 着脱動作を検知してフィードバックしたり、機器の動作を変化させる等のスマート化を行わせてもよい。
(k) 各実施形態において、溝がスタンドに形成され、筐体に爪が形成されていてもよい。
1,1a~1d 筐体
10 縞模様
11a~11f 溝部
12a~12d 突起部
13a,13c 溝部
14a,14b 切欠部
15 左側面
151 右側面
16 中央部
17 下面
171 上面
18 前面
181 背面
19a,19b 溝部
191a,191b 切欠部
2,2a~2d スタンド
20 縞模様
21 脚部
22a~22d ガイド (弾性体)
23a,23b,27a,27b,28a~28d,29a,29b 爪部
24 ゴム
25,26 ネジ穴
3 接触面

Claims (8)

  1. 筐体とスタンドとの着脱構造であって、
    前記筐体および前記スタンドのうち一方は、2本の溝が形成されており、
    前記筐体および前記スタンドのうち他方は、前記2本の溝にそれぞれ嵌合する爪が形成された2つの弾性体を備え、
    前記2本の溝には、それぞれ嵌合した前記爪が前記溝の方向にスライドすることを規制し、前記爪の幅だけ離間した2つの突起が形成されている、
    ことを特徴とする着脱構造。
  2. 筐体とスタンドとの着脱構造であって、
    前記筐体および前記スタンドのうち一方は、2本の溝が形成されており、
    前記筐体および前記スタンドのうち他方は、前記2本の溝それぞれの中央寄りの片側に嵌合する爪が形成された2つの弾性体を備え、
    前記2本の溝それぞれの中央寄りの片側には、嵌合した前記爪が前記溝の方向にスライドすることを規制する切欠が形成されている、
    ことを特徴とする着脱構造。
  3. 前記2本の溝は、紡錘状を成し、
    前記2つの弾性体に形成された爪は対向しており、前記2本の溝のうち、間隔が最も広い位置に嵌合する、
    ことを特徴とする請求項に記載の着脱構造。
  4. 前記2本の溝が紡錘状を成す部分と、紡錘状を成す部分の溝に嵌合する爪が形成された2つの弾性体の組合せを複数備える、
    ことを特徴とする請求項に記載の着脱構造。
  5. 前記2本の溝は、糸巻き状を成し、
    前記2つの弾性体に形成された爪は背向しており、前記2本の溝のうち、間隔が最も狭い位置に嵌合する、
    ことを特徴とする請求項に記載の着脱構造。
  6. 前記2本の溝が糸巻き状を成す部分と、糸巻き状を成す部分の溝に嵌合する爪が形成された2つの弾性体の組合せを複数備える、
    ことを特徴とする請求項に記載の着脱構造。
  7. 前記爪の両側はテーパ状に形成されている、
    ことを特徴とする請求項に記載の着脱構造。
  8. 前記筐体および前記スタンドには、前記2つの弾性体が備える爪が前記2本の溝に、正しい位置で嵌合したことを示すマークが付与されている、
    ことを特徴とする請求項に記載の着脱構造。
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