JP7205530B2 - 伝送装置、方法およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、リンクアグリゲーションを使用する伝送システムにおける、伝送監視装置、伝送装置、システム、方法および記録媒体に関する。
リンクアグリゲーションは、複数の物理リンクを一つの論理リンクとして扱う技術である。一つの論理リンクとして扱われる複数の物理リンクの集合は、リンクアグリゲーショングループ(LAG:Link aggregation Group)と呼ばれる。リンクアグリゲーションを使用する伝送装置では、あらかじめ決められた振り分けルールに従って、LAGを構成する物理リンクに各パケットを振り分ける。
一般的に、伝送装置は、送信元/宛先のMAC(Media Access Control)アドレスやIP(Internet Protocol)アドレスなどの識別情報に基づいて、フロー単位で、各パケットを各物理リンクに振り分ける。たとえば、振り分けルールは、各物理リンクに振り分けられる識別情報の数(フローの数)の比が各物理リンクの最大使用可能帯域の比となるように決められる。
しかし、この方法では、伝送するパケットの識別情報に不均衡があった場合に、LAG内の帯域には空きがあるのに、特定の物理リンクに振り分けられたパケット量が最大使用可能帯域を超えてしまう可能性がある。そして、伝送できなかったパケットは、シェーピング(バッファリング)された後、CoS(Class of Service)値などによる優先制御に従って破棄されてしまう。
データリンク層レベルでパケットの破棄が発生した場合、伝送装置は、各物理リンクに設けたパケットカウンタによって、パケットの破棄が発生したことと、他の物理リンクに空きがあることを把握することができる。しかし、リンクアグリゲーションを使用する伝送装置では、一般的に、ネットワーク層レベルでのフロー制御は行わないため、パケット破棄の原因となっているフローを特定することができない。
また、パケットの破棄が発生すると、この伝送装置を介してデータ伝送を行う送信装置が、ネットワーク層以上でのフロー制御によって、送信装置から出力するIPパケットの送信量を抑制する。その結果、LAG内の帯域には空きがあるのに送信装置からの送信量が抑制され、伝送効率が低下してしまう。
LAG内の物理リンクの負荷を均等にするために、パケット振り分けのキーとなる識別情報の各々について単位時間あたりの通信量を測定し、その通信量に応じてフローを振り分ける方法も考えられる。識別情報の各々についての通信量を測定するには、多量のパケットカウンタが必要である。しかし、多量のカウンタ用のメモリを伝送装置内に確保することは経済的に難しく、また、伝送装置が多量のカウンタを動作させることは処理能力的に難しい。また、振り分けのキーとして、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers) 802.1QのVLAN(Virtual Local Area Network)など、MACアドレスやIPアドレス以外の識別情報を使用する場合を考慮すると、カウンタ数はさらに増大する。
これに対し、特許文献1に記載の方法では、トラフィックを保証レート分の保証トラフィックと保証レートを超える分の超過トラフィックに分け、保証トラフィックを優先的に振り分け、超過トラフィックを空き帯域に振り分ける。これにより、超過トラフィックが破棄されないようにし、伝送効率を向上している。
また、特許文献2に記載の方法では、高優先トラフィックが使用する帯域を除いた空き帯域の比率に基づいて、低優先トラフィックを振り分ける。これにより、高優先トラフィックの通信品質を保証している。
特許第5696726号公報 国際公開第2013/125177号
しかし、特許文献1に記載の方法では、帯域保証の対象フローに対して、超過トラフィックを空き帯域に振り分けるため、帯域保証対象外のフローの伝送量が大きい場合には、パケットの破棄が発生して伝送効率が低下する可能性がある。
また、特許文献2に記載の方法では、高優先トラフィックが使用する帯域を除いた空き帯域の比率に基づいて、低優先トラフィックを振り分ける。そのため、低優先トラフィックで伝送されるパケットの識別情報に不均衡があった場合に、特定の物理リンクだけパケットの破棄が発生して、伝送効率が低下する可能性がある。
本発明の目的は、リンクアグリゲーションを使用する伝送システムの伝送効率を向上することを可能にする、伝送監視装置、伝送装置、システム、方法および記録媒体を提供することにある。
上述の問題を解決するために、本発明の伝送監視装置は、リンクアグリゲーショングループを構成する物理リンクの各々の帯域使用率に関する第一の情報を受信する第一の情報受信手段と、前記物理リンクを通過するパケットの識別情報の各々についてのデータ量に関する第二の情報を受信する第二の情報受信手段と、前記リンクアグリゲーショングループを構成する前記物理リンクの前記帯域使用率に不均衡があるとき、前記パケットの前記識別情報と前記パケットの振り分け先の前記物理リンクとの対応関係を示す振り分けルール、および前記第二の情報に基づいて推定した、前記不均衡の要因となっている要因パケットの前記識別情報を出力する要因パケット推定手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明の伝送装置は、パケットを受信するパケット受信手段と、受信した前記パケットが、リンクアグリゲーショングループを構成する物理リンクの帯域使用率の不均衡の要因となっている要因パケットであるとき、受信した前記パケットを、前記要因パケットの振り分け先の物理リンクに振り分ける第一の振り分け手段と、受信した前記パケットが前記要因パケットでないとき、リンクアグリゲーショングループを構成する前記物理リンクの各々について、当該物理リンクの最大使用可能帯域から、当該物理リンクを前記振り分け先とする前記要因パケットの使用帯域を減算した残帯域に基づく、前記パケットの識別情報と前記パケットの前記振り分け先の前記物理リンクとの対応関係を示す振り分けルールに従って、受信した前記パケットを振り分ける第二の振り分け手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明の伝送監視方法は、リンクアグリゲーショングループを構成する物理リンクの各々の帯域使用率に関する第一の情報を受信し、前記物理リンクを通過するパケットの識別情報の各々についてのデータ量に関する第二の情報を受信し、前記リンクアグリゲーショングループを構成する前記物理リンクの前記帯域使用率に不均衡があるとき、前記パケットの前記識別情報と前記パケットの振り分け先の前記物理リンクとの対応関係を示す振り分けルール、および前記第二の情報に基づいて推定した、前記不均衡の要因となっている要因パケットの前記識別情報を出力することを特徴とする。
また、本発明の伝送方法は、パケットを受信し、受信した前記パケットが、リンクアグリゲーショングループを構成する物理リンクの帯域使用率の不均衡の要因となっている要因パケットであるとき、受信した前記パケットを、前記要因パケットの振り分け先の物理リンクに振り分け、受信した前記パケットが前記要因パケットでないとき、リンクアグリゲーショングループを構成する前記物理リンクの各々について、当該物理リンクの最大使用可能帯域から、当該物理リンクを前記振り分け先とする前記要因パケットの使用帯域を減算した残帯域に基づく、前記パケットの識別情報と前記パケットの前記振り分け先の前記物理リンクとの対応関係を示す振り分けルールに従って、受信した前記パケットを振り分けることを特徴とする。
また、本発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶された伝送監視プログラムは、コンピュータに、リンクアグリゲーショングループを構成する物理リンクの各々の帯域使用率に関する第一の情報を受信する第一の情報受信機能と、前記物理リンクを通過するパケットの識別情報の各々についてのデータ量に関する第二の情報を受信する第二の情報受信機能と、前記リンクアグリゲーショングループを構成する前記物理リンクの前記帯域使用率に不均衡があるとき、前記パケットの前記識別情報と前記パケットの振り分け先の前記物理リンクとの対応関係を示す振り分けルール、および前記第二の情報に基づいて推定した、前記不均衡の要因となっている要因パケットの前記識別情報を出力する要因パケット推定機能とを実現させることを特徴とする。
また、本発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶された伝送プログラムは、コンピュータに、パケットを受信するパケット受信機能と、受信した前記パケットが、リンクアグリゲーショングループを構成する物理リンクの帯域使用率の不均衡の要因となっている要因パケットであるとき、受信した前記パケットを、前記要因パケットの振り分け先の物理リンクに振り分ける第一の振り分け機能と、受信した前記パケットが前記要因パケットでないとき、リンクアグリゲーショングループを構成する前記物理リンクの各々について、当該物理リンクの最大使用可能帯域から、当該物理リンクを前記振り分け先とする前記要因パケットの使用帯域を減算した残帯域に基づく、前記パケットの識別情報と前記パケットの前記振り分け先の前記物理リンクとの対応関係を示す振り分けルールに従って、受信した前記パケットを振り分ける第二の振り分け機能とを実現させることを特徴とする。
本発明の伝送監視装置、伝送装置、システム、方法および記録媒体により、リンクアグリゲーションを使用する伝送システムの伝送効率を向上することが可能になる。
本発明の第一および第二の実施形態の伝送監視装置の構成例を示す図である。 本発明の第一の実施形態の伝送装置の構成例を示す図である。 本発明の第一の実施形態の伝送監視装置の動作例を示す図である。 本発明の第一および第二の実施形態の伝送装置の動作例を示す図である。 本発明の第二の実施形態の伝送システムの構成例を示す図である。 本発明の第二の実施形態の伝送装置の構成例を示す図である。 本発明の第二の実施形態の伝送監視装置の動作例を示す図である。 本発明の第二の実施形態の伝送装置の動作例を示す図である。 本発明の各実施形態のハードウェア構成例を示す図である。
[第一の実施形態]
本発明の第一の実施の形態について説明する。
図1に本実施形態の伝送監視装置10の構成例を示す。本実施形態の伝送監視装置10は、第一の情報受信部11、第二の情報受信部12および要因パケット推定部13により構成される。
第一の情報受信部11は、リンクアグリゲーショングループ(LAG)を構成する物理リンクの各々の帯域使用率に関する第一の情報を受信する。第二の情報受信部12は、物理リンクを通過するパケットの識別情報の各々についてのデータ量に関する第二の情報を受信する。要因パケット推定部13は、LAGを構成する物理リンクの帯域使用率に不均衡があるとき、振り分けルールおよび第二の情報に基づいて推定した、不均衡の要因となっている要因パケットの識別情報を出力する。なお、振り分けルールは、パケットの識別情報とパケットの振り分け先の物理リンクとの対応関係を示す。
また、図2に本実施形態の伝送装置20の構成例を示す。本実施形態の伝送装置20は、パケット受信部21、第一の振り分け部22および第二の振り分け部23により構成される。
パケット受信部21は、パケットを受信する。第一の振り分け部22は、受信したパケットが、LAGを構成する物理リンクの帯域使用率の不均衡の要因となっている要因パケットであるとき、受信したパケットを、要因パケットの振り分け先の物理リンクに振り分ける。第二の振り分け部23は、受信したパケットが要因パケットでないとき、振り分けルールに従って、受信したパケットを振り分ける。この振り分けルールは、LAGを構成する物理リンクの各々について、当該物理リンクの最大使用可能帯域から、当該物理リンクを振り分け先とする要因パケットの使用帯域を減算した残帯域に基づく。
このように伝送監視装置10および伝送装置20を構成することによって、伝送監視装置10は、LAGを構成する物理リンクの帯域使用率に不均衡があるとき、不均衡の要因となっている要因パケットを推定して出力する。伝送装置20は、要因パケットの振り分け先の物理リンクに要因パケットを振り分ける。また、伝送装置20は、物理リンクの最大使用可能帯域から当該物理リンクを振り分け先とする要因パケットの使用帯域を減算した残帯域に基づく振り分けルールに従って、要因パケットでないパケットを振り分ける。これにより、帯域使用率の不均衡の要因となっている要因パケットの使用帯域を除いた残帯域に応じて、要因パケットでないパケットが割り振られるようになるため、LAG内に空き帯域がある状態でパケットが破棄される可能性を低減することが可能になる。そのため、リンクアグリゲーションを使用する伝送システムの伝送効率を向上することが可能になる。
次に、図3に本実施形態の伝送監視装置10の動作の例を示す。
第一の情報受信部11は、LAGを構成する物理リンクの各々の帯域使用率に関する第一の情報を受信する(ステップS101)。また、第二の情報受信部12は、物理リンクを通過するパケットの識別情報の各々についてのデータ量に関する第二の情報を受信する(ステップS102)。要因パケット推定部13は、LAGを構成する物理リンクの帯域使用率に不均衡があるとき、振り分けルールおよび第二の情報に基づいて推定した、不均衡の要因となっている要因パケットの識別情報を出力する(ステップS103)。
次に、図4に本実施形態の伝送装置20の動作の例を示す。
パケット受信部21は、パケットを受信する(ステップS111)。第一の振り分け部22は、受信したパケットが要因パケットであるとき(ステップS112でYES)、受信したパケットを、要因パケットの振り分け先の物理リンクに振り分ける(ステップS113)。第二の振り分け部23は、受信したパケットが要因パケットでないとき(ステップS112でNO)、振り分けルールに従って、受信したパケットを振り分ける(ステップS114)。この振り分けルールは、LAGを構成する物理リンクの各々について、当該物理リンクの最大使用可能帯域から、当該物理リンクを振り分け先とする要因パケットの使用帯域を減算した残帯域に基づく。
このように動作することによって、伝送監視装置10は、LAGを構成する物理リンクの帯域使用率に不均衡があるとき、不均衡の要因となっている要因パケットを推定して出力する。伝送装置20は、要因パケットの振り分け先の物理リンクに要因パケットを振り分ける。また、伝送装置20は、物理リンクの最大使用可能帯域から当該物理リンクを振り分け先とする要因パケットの使用帯域を減算した残帯域に基づく振り分けルールに従って、要因パケットでないパケットを振り分ける。これにより、帯域使用率の不均衡の要因となっている要因パケットの使用帯域を除いた残帯域に応じて、要因パケットでないパケットが割り振られるようになるため、LAG内に空き帯域がある状態でパケットが破棄される可能性を低減することが可能になる。そのため、リンクアグリゲーションを使用する伝送システムの伝送効率を向上することが可能になる。
以上で説明したように、本発明の第一の実施形態では、伝送監視装置10は、LAGを構成する物理リンクの帯域使用率に不均衡があるとき、不均衡の要因となっている要因パケットを推定して出力する。伝送装置20は、要因パケットの振り分け先の物理リンクに要因パケットを振り分ける。また、伝送装置20は、物理リンクの最大使用可能帯域から当該物理リンクを振り分け先とする要因パケットの使用帯域を減算した残帯域に基づく振り分けルールに従って、要因パケットでないパケットを振り分ける。これにより、帯域使用率の不均衡の要因となっている要因パケットの使用帯域を除いた残帯域に応じて、要因パケットでないパケットが割り振られるようになるため、LAG内に空き帯域がある状態でパケットが破棄される可能性を低減することが可能になる。そのため、リンクアグリゲーションを使用する伝送システムの伝送効率を向上することが可能になる。
[第二の実施形態]
次に、本発明の第二の実施の形態について説明する。本実施形態では、伝送監視装置10および伝送装置40を用いた伝送システムについて、具体的に説明する。
まず、図5に本実施形態の伝送システムの構成例を示す。本実施形態の伝送システムは、伝送監視装置10、送信装置30、伝送装置40、対向装置50および受信装置60により構成される。
送信装置30は、受信装置60へ向けてパケットを送信する装置である。受信装置60は、送信装置30が送信したパケットを受信する装置である。送信装置30および受信装置60は、ネットワーク層以上の層の機能を備え、フロー制御を行うことができる。
伝送装置40および対向装置50は、送信装置30と受信装置60の間の経路上に存在し、送信装置30が送信したパケットを受信装置60に向けて転送する装置である。伝送装置40および対向装置50は、リンクアグリゲーションの機能を備え、伝送装置40と対向装置50との間の物理リンクは、LAGを構成する。伝送装置40および対向装置50は、主としてデータリンク層レベルのパケット伝送制御を行う。
伝送装置40は一台以上の送信装置30からパケットを受信し、一台以上の対向装置50へパケットを送信する。伝送装置40は、送信装置30から受信したパケットの転送先の対向装置50をARP(Address Resolution Protocol)テーブルを参照して決定し、受信したパケットを転送先の対向装置50へ送信する。また、対向装置50は、一台以上の伝送装置40からパケットを受信し、一台以上の受信装置60へパケットを送信する。
伝送監視装置10は、伝送システムを監視する装置である。伝送監視装置10は、伝送システム内の各装置から必要な情報を受信し、伝送装置40へ、リンクアグリゲーションにおけるパケット振り分けに関する設定を行う。
なお、伝送監視装置10と他の装置(送信装置30、伝送装置40、対向装置50および受信装置60)との間の通信回線は、監視専用の通信回線であっても良いし、伝送システムが提供している伝送サービスの通信回線であっても良い。
また、伝送装置40が伝送監視装置10の機能を実現可能な場合は、伝送装置40が伝送監視装置10の機能を備えていても良い。
次に、本実施形態の伝送監視装置10の構成例について説明する。本実施形態の伝送監視装置10の構成例は、第一の実施形態の伝送監視装置10の構成例(図1)と同様である。
第一の情報受信部11は、LAGを構成する物理リンクの各々の帯域使用率に関する第一の情報を受信する。本実施形態では、第一の情報受信部11は、第一の情報を、LAGを構成する物理リンクを使用してパケットを伝送する伝送装置(伝送装置40あるいは対向装置50)から受信する。
具体的には、伝送装置40の送信ポート群44の物理ポートの各々に備えられたポートカウンタが、各物理ポートの送信データ量を測定する。第一の情報受信部11は、伝送装置40から、各物理ポートの単位時間あたりの送信データ量(使用帯域)を受信する。そして、第一の情報受信部11は、各物理ポートの使用帯域を当該物理ポートの最大使用可能帯域で除算し、帯域使用率を求める。送信データ量から使用帯域への換算、および、使用帯域から帯域使用率への換算は、伝送装置40で行っても、伝送監視装置10の第一の情報受信部11で行っても良い。
ただし、「要因パケット」が割り当てられている物理ポートについては、第一の情報受信部11は、当該物理ポートの使用帯域および最大使用可能帯域から「要因パケット」の使用帯域を減算してから、帯域使用率を算出する。「要因パケット」については後述する。
第一の情報受信部11は、伝送装置40ではなく、対向装置50から第一の情報を受信しても良い。この場合は、対向装置50の受信ポート群の物理ポートの各々に備えられたポートカウンタが、各受信ポートの受信データ量を測定する。ただし、この場合は、対向装置50の各受信ポートが伝送装置40の送信ポート群44のどの物理ポートと接続しているかを、LLDP(Link Layer Discovery Protocol)などのプロトコルを使って、伝送装置40あるいは対向装置50が認識する必要がある。
第二の情報受信部12は、パケットの識別情報の各々についてのデータ量に関する第二の情報を受信する。なお、識別情報は、たとえば、送信元MACアドレス、宛先MACアドレス、送信元IPアドレス、宛先IPアドレス、VLANなど、伝送装置40でのパケットの振り分けのキーとなる情報である。
本実施形態では、第二の情報受信部12は、第二の情報を、LAGを構成する物理リンクを通過するパケットを送信する送信装置30から受信する。送信装置30は、パケットの識別情報の各々についての送信データ量に関する第二の情報を伝送監視装置10へ送信する。伝送装置40が第二の情報を把握できる場合には、伝送装置40が伝送監視装置10の機能を備えていても良い。
伝送監視装置10は、送信装置30から第二の情報を受信することによって識別情報の各々についてのデータ量を容易に把握することができる。送信装置30が識別情報の各々のデータ量を測定する場合、送信装置30は、自装置が送信するデータの送信データ量を測定すれば良い。しかし、伝送装置40が識別情報の各々のデータ量を測定する場合、送信装置30の各々から受信したデータについて、識別情報の各々のデータ量を測定することになる。そのため、伝送装置40が識別情報の各々のデータ量を測定する場合、多量のメモリが必要となる。本実施形態では、送信装置30が識別情報の各々のデータ量を測定するため、装置一台に対する必要なメモリ量および処理量が減り、識別情報の各々についてのデータ量の把握が容易になる。
要因パケット推定部13は、LAGを構成する物理リンクの帯域使用率に不均衡があるとき、不均衡の要因となっている要因パケットの識別情報を推定し、推定した要因パケットの識別情報を出力する。
要因パケット推定部13は、LAGを構成する物理リンクの帯域使用率に不均等があるかどうかを、第一の情報に基づいて、たとえば、次のように判断する。
要因パケット推定部13は、LAGを構成する物理リンクの帯域使用率の平均値(平均帯域使用率)を計算する。次に、要因パケット推定部13は、LAGを構成する物理リンクの帯域使用率の最大値から平均帯域使用率を減算することで、不均衡差を計算する。そして、要因パケット推定部13は、不均衡差が所定の値(第一の値)を超えるときに、不均衡があると判断する。
また、不均衡があるとき、要因パケット推定部13は、不均衡の要因の物理リンクを、たとえば、次のように判断する。
要因パケット推定部13は、LAGを構成する物理リンクのうち、帯域使用率が最大の物理リンクを、不均衡の要因の物理リンクと判断する。あるいは、要因パケット推定部13は、平均帯域使用率と所定の値(第二の値)との和より帯域使用率が大きい物理リンクを、不均衡の要因の物理リンクと判断しても良い。この場合、二つ以上の物理リンクが不均衡の要因の物理リンクと判断され得る。
また、要因パケット推定部13は、LAGを構成する物理リンクの帯域使用率に不均衡があるとき、不均衡の要因となっている要因パケットの識別情報を、たとえば、次のように推定する。
要因パケット推定部13は、あらかじめ、伝送装置40における、パケットの識別情報とパケットの振り分け先の物理リンクとの対応関係を示す振り分けルールを把握している。要因パケット推定部13は、伝送装置40の振り分けルールから、不均衡の要因の物理リンクに振り分けられるパケットの識別情報を抽出する。そして、要因パケット推定部13は、第二の情報に基づいて、抽出した識別情報のうち、データ量が最大の識別情報を、要因パケットの識別情報として推定する。あるいは、要因パケット推定部13は、抽出した識別情報のデータ量の合計値に対するデータ量の割合が所定の割合を超える識別情報を、要因パケットの識別情報として推定しても良い。
このように、各物理リンクの帯域使用率に関する情報と、各識別情報のデータ量に関する情報と、振り分けルールとを使用することで、要因パケット推定部13は、不均衡の要因となっている要因パケットの識別情報を推定することができる。
要因パケット推定部13は、推定した要因パケットの識別情報を伝送装置40へ出力する。あるいは、要因パケット推定部13は、今回推定した要因パケットの情報を、伝送装置40に前回出力した設定情報に追加し、その設定情報を伝送装置40へ出力しても良い。
設定情報は、伝送装置40に設定する要因パケットの各々についての識別情報と使用帯域とを含む。要因パケット推定部13は、上述の方法で推定した要因パケットの識別情報および使用帯域を、伝送装置40へ前回出力した設定情報に追加する。なお、要因パケットの使用帯域は、要因パケットのデータ量(第二の情報)である。
また、要因パケット推定部13は、設定情報に登録されている要因パケットの各々について、第二の情報に基づいて、その使用帯域を更新する。
ただし、伝送装置40に設定できる要因パケットの識別情報の数には上限がある。そのため、設定情報に登録されている要因パケットの識別情報の数がすでに上限に達している場合には、今回推定した要因パケットより使用帯域が小さい要因パケットの識別情報と、今回推定した要因パケットの識別情報とを入れ替える。
また、ある識別情報を持つパケットがある期間に増加することを、利用者があらかじめ把握している場合には、伝送監視装置10は、そのパケットの識別情報を利用者の設定入力により受け付け、伝送装置40への設定情報に追加しても良い。
次に、図6を用いて、本実施形態の伝送装置40の構成例について説明する。本実施形態の伝送装置40は、受信ポート群41、第一の振り分け部22、第二の振り分け部23、送信ポート群44および設定受信部45により構成される。図6の受信ポート群41、第一の振り分け部22および第二の振り分け部23は、第一の実施形態の伝送装置20の構成例(図2)のパケット受信部21、第一の振り分け部22および第二の振り分け部23に相当する。
受信ポート群41は、送信装置30が送信したパケットを受信する物理ポートの集合である。受信ポート群41は、受信したパケットの転送先の装置を決定して、パケットの転送先が対向装置50の場合、対向装置50用の第一の振り分け部22へパケットを出力する。
送信ポート群44は、対向装置50宛てのLAGに属する物理ポートの集合である。送信ポート群44は、対向装置50宛てのパケットを対向装置50の受信ポートへ送信する。また、送信ポート群44は、物理ポートごとに、輻輳の場合のパケットのシェーピングや、ToS(Type of Service)/CoS等に基づく優先制御を行う。
設定受信部45は、伝送監視装置10から、要因パケットの設定情報を受信する。設定情報は、各要因パケットの識別情報と使用帯域とを含む。
受信ポート群41は、送信装置30からパケットを受信する。
第一の振り分け部22は、送信ポート群44から、リンクアップ/リンクダウン、各物理リンクの最大使用可能帯域の情報、使用帯域の情報などを受信する。また、要因パケットの各々について、振り分け先の物理リンクを決定し、要因パケットの振り分け先の物理リンクの情報を伝送監視装置10へ送信する。
また、第一の振り分け部22は、受信ポート群41が受信したパケットが要因パケットのとき、受信したパケットを、要因パケットの振り分け先の物理リンクに振り分ける。また、第一の振り分け部22は、受信ポート群41が受信したパケットが要因パケットでないとき、受信したパケットを第二の振り分け部23へ出力する。
第二の振り分け部23は、各物理リンクについて、最大使用可能帯域から、当該物理リンクを振り分け先とする要因パケットの使用帯域(設定受信部45が受信)を減算して残帯域を計算する。そして、各物理リンクの残帯域に基づいて、要因パケットでないパケットの振り分けルールを決定する。また、決定した振り分けルールの情報を伝送監視装置10へ送信する。
また、第二の振り分け部23は、第一の振り分け部22から受信したパケット、すなわち、要因パケットでないパケットを、振り分けルールに従って、LAGを構成する物理リンクのいずれかに振り分ける。
なお、上記の説明では、第一の振り分け部22が、受信ポート群41が受信したパケットが要因パケットかどうか判断し、要因パケットでないパケットを第二の振り分け部23へ出力する構成とした。しかし、第一の振り分け部22と第二の振り分け部23がそれぞれ、受信ポート群41が受信したパケットが要因パケットかどうか判断しても良い。あるいは、第二の振り分け部23が、受信ポート群41が受信したパケットが要因パケットかどうか判断し、要因パケットを第一の振り分け部22に出力しても良い。
次に、第一の振り分け部22における、要因パケットの振り分け先の物理リンクの決定方法の例について説明する。第一の振り分け部22は、LAGに属し、活性化している物理ポートの中から、たとえば、次の判断基準を満たす物理リンクを優先して、要因パケットの振り分け先の物理リンクとして決定する。なお、いずれかの判断基準を満たす物理リンクが複数ある場合には、判断基準1>判断基準2>判断基準3の順で優先するものとする。
判断基準1:要因パケットが現在使用している物理リンク(例外:障害リンク等)
判断基準2:残帯域が最大の物理リンク
判断基準3:他の要因パケットが使用していない物理リンク
なお、第一の振り分け部22は、送信ポート群44のすべてがリンクダウンしている場合を除き、リンクダウンしている物理リンク以外の物理リンクを、要因パケットの振り分け先とする。要因パケットの振り分け先の物理リンクにリンク断が発生した場合には、第一の振り分け部22は、要因パケットの振り分け先を変更する。
また、第一の振り分け部22は、ある要因パケットに対して決定した振り分け先を、なるべく変更しないことが望ましい。これは、振り分け先の変更によって、パケットの到着順序に入れ替わりが発生した場合に生じる可能性がある問題を回避するためである。
また、要因パケットの振り分け先を変更する場合、第一の振り分け部22は、なるべく、使用帯域が多い要因パケットを優先して、振り分け先を決定することが望ましい。
また、一つの物理リンクに複数の要因パケットを振り分けることは可能だが、複数の要因パケットの振り分け先は、なるべく異なる物理リンクになるようにすることが望ましい。設定受信部45が受信した設定情報に含まれる使用帯域は、要因パケットの実際の使用帯域ではなく、過去の使用帯域(第二の情報)に基づく、見込みの使用帯域である。そのため、実際の使用帯域が見込みの使用帯域より小さければ、空き帯域が発生する。要因パケットの振り分け先の物理リンクに要因パケット以外のパケットが振り分けられれば、上述の空き帯域を他のパケットが使用して、伝送効率をより向上することが可能になる。
また、第一の振り分け部22は、ある物理リンクに振り分けられる要因パケットの使用帯域の合計が、当該物理リンクの最大使用可能帯域を超えないように、振り分け先を決定することが望ましい。これは、ある物理リンクに振り分けられる要因パケットの実際の使用帯域の合計が、当該物理リンクの最大使用可能帯域を超えると、輻輳によりパケットが破棄されるためである。
次に、第二の振り分け部23における、要因パケット以外のパケットの振り分けルールの決定方法について説明する。
第二の振り分け部23は、まず、各物理リンクについて、要因パケットの使用帯域(見込み)を当該物理リンクの最大使用可能帯域から減算して残帯域を計算する。なお、残帯域が0を下回った物理リンクについては、以降、当該物理リンクの残帯域を0と見なす。
そして、第二の振り分け部23は、各物理リンクに振り分けるパケットの識別情報(キー)の数の比が、残帯域の比と等しくなるよう、振り分けルールを決定する。なお、すべての物理リンクの残帯域が0の場合には、各物理リンクの最大使用可能帯域の比によって、振り分けルールを決定する。
次に、本実施形態の伝送監視装置10および伝送装置40の効果について説明する。
本実施形態の伝送装置40は、要因パケットでないパケットを、要因パケットを除いた残帯域の比率に応じて、振り分ける。そのため、LAGを構成する物理リンクの伝送効率が向上する。
たとえば、最大使用可能帯域が10Gbpsの物理リンクAと物理リンクBでLAGを構成し、識別情報が「a」である8Gbpsのパケットが物理リンクAに固定的に流れているとする。また、その他のパケット(識別情報が「a」でないパケット)の使用帯域は、各識別情報(キー)に対して均等であるとする。このとき、各物理リンクに振り分ける識別情報の数が同じになるようにすると、その他のパケットの使用帯域の合計が4Gbpsになったとき、物理リンクAの帯域使用率が100%になる。そして、その他のパケットの使用帯域の合計が12Gbpsの場合には、物理リンクAで4Gbps分のパケットが破棄されてしまう。
また、最大使用可能帯域が10Gbpsの物理リンクCをLAGに追加しても、その他のパケットの使用帯域の合計が6Gbps(物理リンクAの残帯域(2)×物理リンク数(3))になったとき、物理リンクAの帯域使用率が100%になる。そして、その他のパケットの使用帯域の合計がさらに増えると、物理リンクAでパケットが破棄されてしまう。
これに対し、本実施形態の伝送監視装置10が、識別情報が「a」である8Gbpsのパケットを要因パケットとして伝送装置40に設定すると、伝送装置40は、識別情報が「a」である8Gbpsのパケットを物理リンクAへ振り分ける。また、伝送装置40は、その他のパケットを、(10-8):10の比で物理リンクAと物理リンクBに振り分ける。その結果、伝送装置40は、合計20Gbpsまでのパケットを伝送することが可能になる。また、LAGに物理リンクCを追加した場合には、伝送装置40は、合計30Gbpsまでのパケットを伝送することが可能になる。
また、本実施形態の伝送監視装置10は、LAGを構成する物理リンクに不均衡があるときに、不均衡の要因となっている要因パケットを推定する。そして、伝送装置40が、要因パケットでないパケットを、要因パケットを除いた残帯域の比率に応じて、振り分ける。要因パケットは、パケットの優先度に基づくものではなく、また、伝送装置40は要因パケットの帯域を保証するわけではない。そのため、障害の発生等によりLAGを構成する物理リンクの最大使用可能帯域の合計が減少しても、伝送装置40は、要因パケットより優先度が高いパケットがあれば、優先度が高いパケットを優先して伝送することができる。
このように伝送監視装置10および伝送装置40を構成することによって、伝送監視装置10は、LAGを構成する物理リンクの帯域使用率に不均衡があるとき、不均衡の要因となっている要因パケットを推定して出力する。伝送装置40は、要因パケットの振り分け先の物理リンクに要因パケットを振り分ける。また、伝送装置40は、物理リンクの最大使用可能帯域から当該物理リンクを振り分け先とする要因パケットの使用帯域を減算した残帯域に基づく振り分けルールに従って、要因パケットでないパケットを振り分ける。これにより、帯域使用率の不均衡の要因となっている要因パケットの使用帯域を除いた残帯域に応じて、要因パケットでないパケットが割り振られるようになるため、LAG内に空き帯域がある状態でパケットが破棄される可能性を低減することが可能になる。そのため、リンクアグリゲーションを使用する伝送システムの伝送効率を向上することが可能になる。
また、本実施形態の伝送監視装置10は、LAGを構成する物理リンクを通過するパケットを送信する送信装置30から第二の情報を受信する。そのため、伝送監視装置10は、LAGを構成する物理リンクを通過するパケットの識別情報の各々についてのデータ量に関する第二の情報を容易に把握することが可能になる。
次に、図7を用いて本実施形態の伝送監視装置10の動作例について説明する。
第一の情報受信部11は、所定のタイミング、たとえば、1時間おきに、伝送装置40から第一の情報を受信する。第一の情報は、LAGを構成する各々の物理リンクの帯域使用率に関する情報を含む。なお、第一の情報受信部11は、伝送装置40から、送信ポート群44の各物理ポートの使用帯域を受信し、使用帯域に基づいて帯域使用率を計算するものとする。
また、第二の情報受信部12は、所定のタイミング、たとえば、1時間おきに、第二の情報を受信する。第二の情報は、LAGを構成する物理リンクを通過するパケットの識別情報の各々についてのデータ量に関する情報を含む。なお、第二の情報受信部12は、送信装置30から、第二の情報を受信するものとする。
なお、第一の情報および第二の情報の受信周期は、変化が多い時間帯には短く、変化が少ない時間帯(夜間など)では長い、など、時間帯によって可変であっても良い。また、不均衡が発生していると要因パケット推定部13が判断した場合に、受信周期を短くすることも可能である。
また、要因パケット推定部13は、あらかじめ、伝送装置40についての以下の情報を把握しているものとする。
・LAGに属する物理リンクの情報
・各物理リンクの最大使用可能帯域
・各物理リンクの死活情報
・設定済みの要因パケットの設定情報
・設定可能な要因パケットの識別情報の数
・要因パケット以外のパケットの振り分けルール
また、要因パケット推定部13は、障害やリンクアップ/リンクダウンなどによって使用可能な物理リンクが変化した場合などに、伝送装置40から状態変化の通知を受信し、上記の情報を更新する。
要因パケット推定部13は、所定のタイミング、たとえば、6時間おきに、第一の情報に基づいて、LAGを構成する物理リンクの帯域使用率に不均衡があるか確認する。そして、帯域使用率に不均衡があるとき(ステップS201でYES)、要因パケット推定部13は、伝送装置40における振り分けルールから、不均衡の要因の物理リンクに振り分けられているパケットの識別情報を抽出する(ステップS202)。たとえば、不均衡の要因の物理リンクは、LAGを構成する物理リンクのうち、帯域使用率が最大の物理リンクである。
次に、要因パケット推定部13は、第二の情報に基づいて、抽出した識別情報の中から、要因パケットの識別情報を推定する(ステップS203)。たとえば、要因パケット推定部13は、抽出した識別情報のうち、送信装置30での送信データ量が最大の識別情報を、要因パケットの識別情報として推定する。
次に、要因パケット推定部13は、伝送装置40に設定する要因パケットの設定情報を決定する(ステップS204)。要因パケット推定部13は、伝送装置40への設定情報に、ステップS203で推定した要因パケットの情報を追加する。また、第二の情報に基づいて、設定情報の使用帯域を更新する。
そして、要因パケット推定部13は、要因パケットの設定情報を伝送装置40へ出力する(ステップS205)。
次に、図8および図4を用いて本実施形態の伝送装置40の動作例について説明する。図8は、振り分けルールの変更に関する動作例、図4は、伝送装置40がパケットを受信したときの動作例である。なお、図8の動作は、伝送監視装置10が行っても良い。
まず、第一の振り分け部22および第二の振り分け部23は、あらかじめ、送信ポート群44についての以下の情報を把握しているものとする。
・LAGに属する物理リンクの情報
・各物理リンクの最大使用可能帯域
・各物理リンクの死活情報
伝送装置40の第一の振り分け部22は、振り分けルール変更のトリガとなるイベントが発生すると(ステップS206)、まず、要因パケットの各々について、振り分け先の物理リンクを決定する(ステップS207)。
振り分けルール変更のトリガとなるイベントは、たとえば、伝送監視装置10からの設定情報の受信や、使用可能物理リンクの変更などである。
伝送装置40は、伝送監視装置10から要因パケットの設定情報を受信すると、要因パケットの振り分け先の物理リンクを決定する。また、要因パケットの振り分け先の物理リンクがダウンした場合には、ダウンしていない物理リンクへ、要因パケットの振り分け先を変更する。また、リンクアップ/リンクダウン、新たな物理リンクの追加/削除などによって、物理リンクに関する情報が変化した場合にも、要因パケットの振り分け先の変更や、要因パケットでないパケットの振り分けルールを変更する。
次に、第二の振り分け部23は、各物理リンクについて、最大使用可能帯域から要因パケットの使用帯域を減算して残帯域を計算する(ステップS208)。そして、第二の振り分け部23は、各物理リンクの残帯域に基づいて、要因パケットでないパケットの振り分けルールを決定する(ステップS209)。また、第一の振り分け部22は要因パケットの振り分け先の情報を、第二の振り分け部23は要因パケットでないパケットの振り分けルールの情報を、伝送監視装置10へ送信する(ステップS210)。
また、受信ポート群41は送信装置30からパケットを受信する(図4のステップS111)。そして、受信したパケットが要因パケットのとき(ステップS112でYES)、第一の振り分け部22は、受信したパケットを、要因パケットの振り分け先の物理リンクに振り分ける(ステップS113)。
受信したパケットが要因パケットでないとき(ステップS112でNO)、第一の振り分け部22は、受信したパケットを第二の振り分け部23へ出力する。そして、第二の振り分け部23は、要因パケットでないパケットの振り分けルールに従って、受信したパケットを振り分ける(ステップS114)。
そして、送信ポート群44は、対向装置50へパケットを転送する。なお、優先制御等によってパケットを破棄する場合や、リンクダウン/リンクアップが発生した場合には、送信ポート群44は、第一の振り分け部22、第二の振り分け部23および伝送監視装置10へその旨を通知する(ステップS206)。
このように動作することによって、伝送監視装置10は、LAGを構成する物理リンクの帯域使用率に不均衡があるとき、不均衡の要因となっている要因パケットを推定して出力する。伝送装置40は、要因パケットの振り分け先の物理リンクに要因パケットを振り分ける。また、伝送装置40は、物理リンクの最大使用可能帯域から当該物理リンクを振り分け先とする要因パケットの使用帯域を減算した残帯域に基づく振り分けルールに従って、要因パケットでないパケットを振り分ける。これにより、帯域使用率の不均衡の要因となっている要因パケットの使用帯域を除いた残帯域に応じて、要因パケットでないパケットが割り振られるようになるため、LAG内に空き帯域がある状態でパケットが破棄される可能性を低減することが可能になる。そのため、リンクアグリゲーションを使用する伝送システムの伝送効率を向上することが可能になる。
以上で説明したように、本発明の第二の実施形態では、伝送監視装置10は、LAGを構成する物理リンクの帯域使用率に不均衡があるとき、不均衡の要因となっている要因パケットを推定して出力する。伝送装置40は、要因パケットの振り分け先の物理リンクに要因パケットを振り分ける。また、伝送装置40は、物理リンクの最大使用可能帯域から当該物理リンクを振り分け先とする要因パケットの使用帯域を減算した残帯域に基づく振り分けルールに従って、要因パケットでないパケットを振り分ける。これにより、帯域使用率の不均衡の要因となっている要因パケットの使用帯域を除いた残帯域に応じて、要因パケットでないパケットが割り振られるようになるため、LAG内に空き帯域がある状態でパケットが破棄される可能性を低減することが可能になる。そのため、リンクアグリゲーションを使用する伝送システムの伝送効率を向上することが可能になる。
また、本実施形態の伝送監視装置10は、LAGを構成する物理リンクを通過するパケットを送信する送信装置30から第二の情報を受信する。そのため、伝送監視装置10は、LAGを構成する物理リンクを通過するパケットの識別情報の各々についてのデータ量に関する第二の情報を容易に把握することが可能になる。
[ハードウェア構成例]
上述した本発明の各実施形態における伝送監視装置(10)および伝送装置(20、40)(以下、伝送監視装置等)を、一つの情報処理装置(コンピュータ)を用いて実現するハードウェア資源の構成例について説明する。なお、伝送監視装置等は、物理的または機能的に少なくとも二つの情報処理装置を用いて実現してもよい。また、伝送監視装置等は、専用の装置として実現してもよい。また、伝送監視装置等の一部の機能のみを情報処理装置を用いて実現しても良い。
図9は、本発明の各実施形態の伝送監視装置等を実現可能な情報処理装置のハードウェア構成例を概略的に示す図である。情報処理装置90は、通信インタフェース91、入出力インタフェース92、演算装置93、記憶装置94、不揮発性記憶装置95およびドライブ装置96を備える。
通信インタフェース91は、各実施形態の伝送監視装置等が、有線あるいは/および無線で外部装置と通信するための通信手段である。なお、伝送監視装置等を、少なくとも二つの情報処理装置を用いて実現する場合、それらの装置の間を通信インタフェース91経由で相互に通信可能なように接続しても良い。
入出力インタフェース92は、入力デバイスの一例であるキーボードや、出力デバイスとしてのディスプレイ等のマンマシンインタフェースである。
演算装置93は、汎用のCPU(Central Processing Unit)やマイクロプロセッサ等の演算処理装置である。演算装置93は、たとえば、不揮発性記憶装置95に記憶された各種プログラムを記憶装置94に読み出し、読み出したプログラムに従って処理を実行することが可能である。
記憶装置94は、演算装置93から参照可能な、RAM(Random Access Memory)等のメモリ装置であり、プログラムや各種データ等を記憶する。記憶装置94は、揮発性のメモリ装置であっても良い。
不揮発性記憶装置95は、たとえば、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、等の、不揮発性の記憶装置であり、各種プログラムやデータ等を記憶することが可能である。
ドライブ装置96は、たとえば、後述する記録媒体97に対するデータの読み込みや書き込みを処理する装置である。
記録媒体97は、たとえば、光ディスク、光磁気ディスク、半導体フラッシュメモリ等、データを記録可能な任意の記録媒体である。
本発明の各実施形態は、たとえば、図9に例示した情報処理装置90により伝送監視装置等を構成し、この伝送監視装置等に対して、上記各実施形態において説明した機能を実現可能なプログラムを供給することにより実現してもよい。
この場合、伝送監視装置等に対して供給したプログラムを、演算装置93が実行することによって、実施形態を実現することが可能である。また、伝送監視装置等のすべてではなく、一部の機能を情報処理装置90で構成することも可能である。
さらに、上記プログラムを記録媒体97に記録しておき、伝送監視装置等の出荷段階、あるいは運用段階等において、適宜上記プログラムが不揮発性記憶装置95に格納されるよう構成してもよい。なお、この場合、上記プログラムの供給方法は、出荷前の製造段階、あるいは運用段階等において、適当な治具を利用して伝送監視装置等内にインストールする方法を採用してもよい。また、上記プログラムの供給方法は、インターネット等の通信回線を介して外部からダウンロードする方法等の一般的な手順を採用してもよい。
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
リンクアグリゲーショングループを構成する物理リンクの各々の帯域使用率に関する第一の情報を受信する第一の情報受信手段と、
前記物理リンクを通過するパケットの識別情報の各々についてのデータ量に関する第二の情報を受信する第二の情報受信手段と、
前記リンクアグリゲーショングループを構成する前記物理リンクの前記帯域使用率に不均衡があるとき、前記パケットの前記識別情報と前記パケットの振り分け先の前記物理リンクとの対応関係を示す振り分けルール、および前記第二の情報に基づいて推定した、前記不均衡の要因となっている要因パケットの前記識別情報を出力する要因パケット推定手段と
を備えることを特徴とする伝送監視装置。
(付記2)
前記要因パケット推定手段は、前記リンクアグリゲーショングループを構成する前記物理リンクの前記帯域使用率の平均値と最大値との間に第一の値を超える差があるとき、前記不均衡があると判断する
ことを特徴とする付記1に記載の伝送監視装置。
(付記3)
前記要因パケット推定手段は、前記振り分けルールから、前記不均衡の要因の前記物理リンクを前記振り分け先とする前記パケットの前記識別情報を抽出し、抽出した前記識別情報の中から、前記要因パケットの前記識別情報を推定する
ことを特徴とする付記1あるいは付記2に記載の伝送監視装置。
(付記4)
前記不均衡の要因の前記物理リンクは、前記リンクアグリゲーショングループを構成する前記物理リンクのうち、前記帯域使用率が最大の前記物理リンク、あるいは、前記リンクアグリゲーショングループを構成する前記物理リンクの前記帯域使用率の平均値と第二の値との和より、前記帯域使用率が大きい前記物理リンクである
ことを特徴とする付記3に記載の伝送監視装置。
(付記5)
前記要因パケット推定手段は、抽出した前記識別情報のうち、前記データ量が最大の前記識別情報、あるいは、抽出した前記識別情報の前記データ量の合計値に対する前記データ量の割合が所定の割合を超える前記識別情報を、前記要因パケットの前記識別情報として推定する
ことを特徴とする付記3あるいは付記4に記載の伝送監視装置。
(付記6)
前記要因パケット推定手段は、さらに、前記要因パケットの前記データ量を出力する
ことを特徴とする付記1から付記5のいずれかに記載の伝送監視装置。
(付記7)
第一の情報受信手段は、前記第一の情報を、前記リンクアグリゲーショングループを構成する前記物理リンクを使用して前記パケットを伝送する伝送装置から受信する
ことを特徴とする付記1から付記6のいずれかに記載の伝送監視装置。
(付記8)
前記伝送装置は、前記物理リンクへ前記パケットを送信する
ことを特徴とする付記7に記載の伝送監視装置。
(付記9)
第二の情報受信手段は、前記第二の情報を、前記物理リンクを通過する前記パケットを送信する送信装置から受信する
ことを特徴とする付記1から付記8のいずれかに記載の伝送監視装置。
(付記10)
パケットを受信するパケット受信手段と、
受信した前記パケットが、リンクアグリゲーショングループを構成する物理リンクの帯域使用率の不均衡の要因となっている要因パケットであるとき、受信した前記パケットを、前記要因パケットの振り分け先の物理リンクに振り分ける第一の振り分け手段と、
受信した前記パケットが前記要因パケットでないとき、リンクアグリゲーショングループを構成する前記物理リンクの各々について、当該物理リンクの最大使用可能帯域から、当該物理リンクを前記振り分け先とする前記要因パケットの使用帯域を減算した残帯域に基づく、前記パケットの識別情報と前記パケットの前記振り分け先の前記物理リンクとの対応関係を示す振り分けルールに従って、受信した前記パケットを振り分ける第二の振り分け手段と
を備えることを特徴とする伝送装置。
(付記11)
前記第一の振り分け手段は、前記要因パケットの前記振り分け先を決定する
ことを特徴とする付記10に記載の伝送装置。
(付記12)
前記第二の振り分け手段は、前記振り分けルールを決定する
ことを特徴とする付記10あるいは付記11に記載の伝送装置。
(付記13)
前記第二の振り分け手段は、前記物理リンクの前記残帯域の比と前記物理リンクを前記振り分け先とする前記識別情報の数の比が等しくなるように、前記振り分けルールを決定する
ことを特徴とする付記12に記載の伝送装置。
(付記14)
前記要因パケットの前記識別情報および前記使用帯域を含む設定情報を受信する設定受信手段
をさらに備えることを特徴とする付記10から付記13のいずれかに記載の伝送装置。
(付記15)
付記1から付記6のいずれかに記載の伝送監視装置と、
前記リンクアグリゲーショングループを構成する前記物理リンクを使用して前記パケットを伝送する伝送装置と
を備えることを特徴とする伝送システム。
(付記16)
付記7あるいは付記8のいずれかに記載の伝送監視装置と、
前記伝送装置と
を備えることを特徴とする伝送システム。
(付記17)
付記9に記載の伝送監視装置と、
前記送信装置と
前記リンクアグリゲーショングループを構成する前記物理リンクを使用して前記パケットを伝送する伝送装置と、
を備えることを特徴とする伝送システム。
(付記18)
前記伝送装置は、付記10から付記14のいずれかに記載の伝送装置である
ことを特徴とする付記15から付記17のいずれかに記載の伝送システム。
(付記19)
リンクアグリゲーショングループを構成する物理リンクの各々の帯域使用率に関する第一の情報を受信し、
前記物理リンクを通過するパケットの識別情報の各々についてのデータ量に関する第二の情報を受信し、
前記リンクアグリゲーショングループを構成する前記物理リンクの前記帯域使用率に不均衡があるとき、前記パケットの前記識別情報と前記パケットの振り分け先の前記物理リンクとの対応関係を示す振り分けルール、および前記第二の情報に基づいて推定した、前記不均衡の要因となっている要因パケットの前記識別情報を出力する
ことを特徴とする伝送監視方法。
(付記20)
前記リンクアグリゲーショングループを構成する前記物理リンクの前記帯域使用率の平均値と最大値との間に第一の値を超える差があるとき、前記不均衡があると判断する
ことを特徴とする付記19に記載の伝送監視方法。
(付記21)
前記振り分けルールから、前記不均衡の要因の前記物理リンクを前記振り分け先とする前記パケットの前記識別情報を抽出し、抽出した前記識別情報の中から、前記要因パケットの前記識別情報を推定する
ことを特徴とする付記19あるいは付記20に記載の伝送監視方法。
(付記22)
前記不均衡の要因の前記物理リンクは、前記リンクアグリゲーショングループを構成する前記物理リンクのうち、前記帯域使用率が最大の前記物理リンク、あるいは、前記リンクアグリゲーショングループを構成する前記物理リンクの前記帯域使用率の平均値と第二の値との和より、前記帯域使用率が大きい前記物理リンクである
ことを特徴とする付記21に記載の伝送監視方法。
(付記23)
抽出した前記識別情報のうち、前記データ量が最大の前記識別情報、あるいは、抽出した前記識別情報の前記データ量の合計値に対する前記データ量の割合が所定の割合を超える前記識別情報を、前記要因パケットの前記識別情報として推定する
ことを特徴とする付記21あるいは付記22に記載の伝送監視方法。
(付記24)
さらに、前記要因パケットの前記データ量を出力する
ことを特徴とする付記19から付記23のいずれかに記載の伝送監視方法。
(付記25)
前記第一の情報を、前記リンクアグリゲーショングループを構成する前記物理リンクを使用して前記パケットを伝送する伝送装置から受信する
ことを特徴とする付記19から付記24のいずれかに記載の伝送監視方法。
(付記26)
前記伝送装置は、前記物理リンクへ前記パケットを送信する
ことを特徴とする付記25に記載の伝送監視方法。
(付記27)
前記第二の情報を、前記物理リンクを通過する前記パケットを送信する送信装置から受信する
ことを特徴とする付記19から付記26のいずれかに記載の伝送監視方法。
(付記28)
パケットを受信し、
受信した前記パケットが、リンクアグリゲーショングループを構成する物理リンクの帯域使用率の不均衡の要因となっている要因パケットであるとき、受信した前記パケットを、前記要因パケットの振り分け先の物理リンクに振り分け、
受信した前記パケットが前記要因パケットでないとき、リンクアグリゲーショングループを構成する前記物理リンクの各々について、当該物理リンクの最大使用可能帯域から、当該物理リンクを前記振り分け先とする前記要因パケットの使用帯域を減算した残帯域に基づく、前記パケットの識別情報と前記パケットの前記振り分け先の前記物理リンクとの対応関係を示す振り分けルールに従って、受信した前記パケットを振り分ける
ことを特徴とする伝送方法。
(付記29)
前記要因パケットの前記振り分け先を決定する
ことを特徴とする付記28に記載の伝送方法。
(付記30)
前記振り分けルールを決定する
ことを特徴とする付記28あるいは付記29に記載の伝送方法。
(付記31)
前記物理リンクの前記残帯域の比と前記物理リンクを前記振り分け先とする前記識別情報の数の比が等しくなるように、前記振り分けルールを決定する
ことを特徴とする付記30に記載の伝送方法。
(付記32)
前記要因パケットの前記識別情報および前記使用帯域を含む設定情報を受信する
ことを特徴とする付記28から付記31のいずれかに記載の伝送方法。
(付記33)
前記リンクアグリゲーショングループを構成する前記物理リンクの各々の前記帯域使用率に関する第一の情報を受信し、
前記物理リンクを通過する前記パケットの前記識別情報の各々についてのデータ量に関する第二の情報を受信し、
前記リンクアグリゲーショングループを構成する前記物理リンクの前記帯域使用率に不均衡があるとき、前記振り分けルールおよび前記第二の情報に基づいて推定した、前記要因パケットの前記識別情報を出力する
ことを特徴とする付記28から付記32のいずれかに記載の伝送方法。
(付記34)
コンピュータに、
リンクアグリゲーショングループを構成する物理リンクの各々の帯域使用率に関する第一の情報を受信する第一の情報受信機能と、
前記物理リンクを通過するパケットの識別情報の各々についてのデータ量に関する第二の情報を受信する第二の情報受信機能と、
前記リンクアグリゲーショングループを構成する前記物理リンクの前記帯域使用率に不均衡があるとき、前記パケットの前記識別情報と前記パケットの振り分け先の前記物理リンクとの対応関係を示す振り分けルール、および前記第二の情報に基づいて推定した、前記不均衡の要因となっている要因パケットの前記識別情報を出力する要因パケット推定機能と
を実現させることを特徴とする伝送監視プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記35)
前記要因パケット推定機能は、前記リンクアグリゲーショングループを構成する前記物理リンクの前記帯域使用率の平均値と最大値との間に第一の値を超える差があるとき、前記不均衡があると判断する
ことを特徴とする付記34に記載の伝送監視プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記36)
前記要因パケット推定機能は、前記振り分けルールから、前記不均衡の要因の前記物理リンクを前記振り分け先とする前記パケットの前記識別情報を抽出し、抽出した前記識別情報の中から、前記要因パケットの前記識別情報を推定する
ことを特徴とする付記34あるいは付記35に記載の伝送監視プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記37)
前記不均衡の要因の前記物理リンクは、前記リンクアグリゲーショングループを構成する前記物理リンクのうち、前記帯域使用率が最大の前記物理リンク、あるいは、前記リンクアグリゲーショングループを構成する前記物理リンクの前記帯域使用率の平均値と第二の値との和より、前記帯域使用率が大きい前記物理リンクである
ことを特徴とする付記36に記載の伝送監視プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記38)
前記要因パケット推定機能は、抽出した前記識別情報のうち、前記データ量が最大の前記識別情報、あるいは、抽出した前記識別情報の前記データ量の合計値に対する前記データ量の割合が所定の割合を超える前記識別情報を、前記要因パケットの前記識別情報として推定する
ことを特徴とする付記36あるいは付記37に記載の伝送監視プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記39)
前記要因パケット推定機能は、さらに、前記要因パケットの前記データ量を出力する
ことを特徴とする付記34から付記38のいずれかに記載の伝送監視プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記40)
第一の情報受信機能は、前記第一の情報を、前記リンクアグリゲーショングループを構成する前記物理リンクを使用して前記パケットを伝送する伝送装置から受信する
ことを特徴とする付記34から付記39のいずれかに記載の伝送監視プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記41)
前記伝送装置は、前記物理リンクへ前記パケットを送信する
ことを特徴とする付記40に記載の伝送監視プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記42)
第二の情報受信機能は、前記第二の情報を、前記物理リンクを通過する前記パケットを送信する送信装置から受信する
ことを特徴とする付記34から付記41のいずれかに記載の伝送監視プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記43)
コンピュータに、
パケットを受信するパケット受信機能と、
受信した前記パケットが、リンクアグリゲーショングループを構成する物理リンクの帯域使用率の不均衡の要因となっている要因パケットであるとき、受信した前記パケットを、前記要因パケットの振り分け先の物理リンクに振り分ける第一の振り分け機能と、
受信した前記パケットが前記要因パケットでないとき、リンクアグリゲーショングループを構成する前記物理リンクの各々について、当該物理リンクの最大使用可能帯域から、当該物理リンクを前記振り分け先とする前記要因パケットの使用帯域を減算した残帯域に基づく、前記パケットの識別情報と前記パケットの前記振り分け先の前記物理リンクとの対応関係を示す振り分けルールに従って、受信した前記パケットを振り分ける第二の振り分け機能と
を実現させることを特徴とする伝送プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記44)
前記第一の振り分け機能は、前記要因パケットの前記振り分け先を決定する
ことを特徴とする付記43に記載の伝送プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記45)
前記第二の振り分け機能は、前記振り分けルールを決定する
ことを特徴とする付記43あるいは付記44に記載の伝送プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記46)
前記第二の振り分け機能は、前記物理リンクの前記残帯域の比と前記物理リンクを前記振り分け先とする前記識別情報の数の比が等しくなるように、前記振り分けルールを決定する
ことを特徴とする付記45に記載の伝送プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記47)
前記要因パケットの前記識別情報および前記使用帯域を含む設定情報を受信する設定受信機能
をコンピュータにさらに備えることを特徴とする付記43から付記46のいずれかに記載の伝送プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2018年2月27日に出願された日本出願特願2018-033080を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
10 伝送監視装置
11 第一の情報受信部
12 第二の情報受信部
13 要因パケット推定部
20、40 伝送装置
21 パケット受信部
22 第一の振り分け部
23 第二の振り分け部
30 送信装置
41 受信ポート群
44 送信ポート群
45 設定受信部
50 対向装置
60 受信装置
90 情報処理装置
91 通信インタフェース
92 入出力インタフェース
93 演算装置
94 記憶装置
95 不揮発性記憶装置
96 ドライブ装置
97 記録媒体

Claims (10)

  1. パケットを受信するパケット受信手段と、
    受信した前記パケットが、リンクアグリゲーショングループを構成する物理リンクの帯域使用率の不均衡の要因となっている要因パケットであるとき、受信した前記パケットを、前記要因パケットの振り分け先の物理リンクに振り分ける第一の振り分け手段と、
    受信した前記パケットが前記要因パケットでないとき、リンクアグリゲーショングループを構成する前記物理リンクの各々について、当該物理リンクの最大使用可能帯域から、当該物理リンクを前記振り分け先とする前記要因パケットの使用帯域を減算した残帯域に基づく、前記パケットの識別情報と前記パケットの前記振り分け先の前記物理リンクとの対応関係を示す振り分けルールに従って、受信した前記パケットを振り分ける第二の振り分け手段と
    を備えることを特徴とする伝送装置。
  2. 前記第一の振り分け手段は、前記要因パケットの前記振り分け先を決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の伝送装置。
  3. 前記第二の振り分け手段は、前記振り分けルールを決定する
    ことを特徴とする請求項1あるいは請求項2に記載の伝送装置。
  4. 前記第二の振り分け手段は、前記物理リンクの前記残帯域の比と前記物理リンクを前記振り分け先とする前記識別情報の数の比が等しくなるように、前記振り分けルールを決定する
    ことを特徴とする請求項3に記載の伝送装置。
  5. 前記要因パケットの前記識別情報および前記使用帯域を含む設定情報を受信する設定受信手段
    をさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の伝送装置。
  6. パケットを受信し、
    受信した前記パケットが、リンクアグリゲーショングループを構成する物理リンクの帯域使用率の不均衡の要因となっている要因パケットであるとき、受信した前記パケットを、前記要因パケットの振り分け先の物理リンクに振り分け、
    受信した前記パケットが前記要因パケットでないとき、リンクアグリゲーショングループを構成する前記物理リンクの各々について、当該物理リンクの最大使用可能帯域から、当該物理リンクを前記振り分け先とする前記要因パケットの使用帯域を減算した残帯域に基づく、前記パケットの識別情報と前記パケットの前記振り分け先の前記物理リンクとの対応関係を示す振り分けルールに従って、受信した前記パケットを振り分ける
    ことを特徴とする伝送方法。
  7. 前記要因パケットの前記振り分け先を決定する
    ことを特徴とする請求項6に記載の伝送方法。
  8. 前記振り分けルールを決定する
    ことを特徴とする請求項6あるいは請求項7に記載の伝送方法。
  9. 前記物理リンクの前記残帯域の比と前記物理リンクを前記振り分け先とする前記識別情報の数の比が等しくなるように、前記振り分けルールを決定する
    ことを特徴とする請求項8に記載の伝送方法。
  10. コンピュータに、
    パケットを受信するパケット受信機能と、
    受信した前記パケットが、リンクアグリゲーショングループを構成する物理リンクの帯域使用率の不均衡の要因となっている要因パケットであるとき、受信した前記パケットを、前記要因パケットの振り分け先の物理リンクに振り分ける第一の振り分け機能と、
    受信した前記パケットが前記要因パケットでないとき、リンクアグリゲーショングループを構成する前記物理リンクの各々について、当該物理リンクの最大使用可能帯域から、当該物理リンクを前記振り分け先とする前記要因パケットの使用帯域を減算した残帯域に基づく、前記パケットの識別情報と前記パケットの前記振り分け先の前記物理リンクとの対応関係を示す振り分けルールに従って、受信した前記パケットを振り分ける第二の振り分け機能と
    を実現させることを特徴とする伝送プログラ
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