JP7205052B2 - 超音波手術用チップ - Google Patents

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Description

本開示は、白内障等によって白濁した水晶体核を破砕乳化する際に使用される超音波手術用チップに関する。
特許文献1には、ハンドピースに取り付けられることにより、長手方向及び/または横方向(ねじれ方向)に振動可能な切断チップが開示されている。
特許第5624134号公報
特許文献1の切断チップにて例示されるようなねじれ振動を行うチップにおいて、チップの一部又は全体がねじれ振動によって発熱することがあった。チップは治療対象組織のみならず、チップ外周にあるスリーブを介して、他の眼組織(角膜,虹彩等)にも接触する可能性がある。この発熱が大きくなるほど、チップに接触する他の眼組織への負担になる恐れがあった。
そこで、本開示は上記した問題点を解決するためになされたものであり、ねじれ振動時のチップの発熱を抑制した超音波手術用チップを提供することを目的とする。
(1) 眼組織を破砕する超音波手術用チップであって、
回転軸を中心軸として筒状に形成され、振動子により前記回転軸を中心にして所定角度の範囲内を往復するように回転する軸部と、
前記軸部に対して前記回転軸と交差する傾斜軸の方向に折り曲げられ、前記傾斜軸を中心軸として前記軸部の先端に接続される筒状の破砕部であって、前記回転軸と前記傾斜軸とがなす角度が20~30°の範囲となるように軸部に対して折り曲げられた破砕部と、
前記破砕部の先端に形成される破砕端と、を備え、
前記破砕端の少なくとも一部は、前記折り曲げ途中又は前記折り曲げ直後に形成されており、
前記破砕端は、傾斜軸に直交する面に対して前記回転軸の先端方向に傾斜した傾斜面上に形成されており、
前記傾斜面は、前記回転軸に直交する面に対して前記回転軸の基端方向に15~30°の範囲で傾斜しており、
前記破砕部の先端には前記眼組織を吸引するための吸引孔が形成されており、
破砕した前記眼組織が前記破砕部内で詰まり難くするために前記回転軸は前記吸引孔を貫通する、
ことを特徴とする。
本開示の超音波手術用チップによれば、ねじれ振動時の眼組織のチップの発熱を抑制できる。
本実施形態のUSハンドピースの左側面図(一部断面図)である。 本実施形態のチップの左側面図である。 本実施形態のチップの平面図である。 本実施形態のチップの正面図である。 本実施形態のチップの先端付近の断面図である。 ねじれ振動時に受ける水圧の説明図である。 変容例のチップの図であり、先端付近の左側面図である。
本開示の典型的な実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態のUSハンドピース1は、白内障によって白濁した水晶体核を超音波振動により破砕乳化し、破砕乳化した水晶体核を吸引して除去する手術器具である。図1に示すように、本実施形態のUSハンドピース1は、USハンドピース本体11とスリーブ12を有する。
本実施形態のUSハンドピース本体11は、ホーン21、チップ22(超音波手術用チップ)、及び吸引通路23を備えている。ホーン21は、振動子(不図示)で発生した超音波振動を増幅する。
本実施形態のチップ22は筒状(例えば、円筒状)に形成され、ホーン21の先端に固定されている。なお本実施形態のチップ22は、ホーン21に対して着脱可能である。チップ22は、水晶体核(「眼組織」の一例)を破砕乳化するものであり、例えばチタン合金により形成されている。本実施形態のチップ22は、吸引孔31と吸引通路32を備えている。本実施形態の吸引孔31はチップ22の先端(眼組織を吸引する側の端部)に形成されており、吸引通路32に連通している。吸引孔31は一例として、破砕乳化した水晶体核と、スリーブ12に設けられる流出孔(不図示)から眼内に供給された灌流液(例えば、生理食塩水)とを吸引できる。本実施形態の吸引通路32は、吸引通路23(図1参照)に連通している。チップ22については、さらに後述する。
本実施形態の吸引通路23は、ホーン21及び振動子等に形成されている。本実施形態の吸引通路23は、一方の端部がチップ22の吸引通路32に連通し、他方の端部が吸引装置(不図示)に連通している。本実施形態では吸引通路32の基端と吸引通路23の先端が接続され、吸引流路が形成される。
本実施形態のスリーブ12は、筒状(例えば、円筒状)に形成され、USハンドピース本体11に固定されている。なお本実施形態のスリーブ12は、USハンドピース本体11に対して着脱可能である。本実施形態のスリーブ12は軟性を有し、シリコン樹脂等の材質で形成されている。本実施形態のスリーブ12は、チップ22の先端を突出(露出)させた状態でチップ22を被覆している。
一例として、以上のような構成のUSハンドピース1は、USハンドピース1に接続された機器の駆動信号にて振動子が駆動される。振動子は駆動信号に基づく超音波振動を発生し、チップ22を振動させる。チップ22が眼内に差し込まれた状態では、USハンドピース1は、振動するチップ22の先端で水晶体核に衝撃を加え、水晶体核を破砕乳化できる。本実施形態のUSハンドピース1は更に、破砕乳化した水晶体核と、スリーブ12に設けられる流出孔から眼内に供給する灌流液とを、チップ22の先端の吸引孔31から吸引できる。つまり本実施形態のUSハンドピース1は、水晶体核と灌流液を体外に排出できる。水晶体核と灌流液は、吸引装置により吸引通路32と吸引通路23を介して吸引される。このように、本実施形態のUSハンドピース1は、水晶体核を超音波振動により破砕乳化できる。また本実施形態のUSハンドピース1は、破砕乳化した水晶体核を吸引して除去できる。
次に、図2~6を用いて、本実施形態のチップ22を更に説明する。本実施形態のチップ22は、軸部41と破砕部42を備える。
本実施形態の軸部41は、回転軸R(仮想軸)を中心軸として円筒状に形成される中空の細管である。つまり本実施形態の軸部41の断面形状は、回転軸Rに対して対称である。これにより、軸部41は、チップ22がねじれ振動しても水圧を受け難い。軸部41の一端(先端側)には、破砕部42が接続されている。詳細は後述するが、本実施形態の破砕部42の断面形状は、回転軸Rに対して非対称である。これにより軸部41は、チップ22がねじれ振動すると水圧を受け易い。
軸部41の他端(基端側)には、ホーン21(図1参照)が接続されている。本実施形態の軸部41は、図4の矢印Aに示されるように、振動子により回転軸Rを中心にして所定角度の範囲内を往復するように回転(ねじれ振動)する。詳細には、本実施形態のチップの基端(軸部41の基端)は2°回転し、チップ22の先端(破砕部42の先端)は14°回転(振れ幅0.2mm)する。つまり、チップの基端と先端の間でもねじれが生じる。本実施形態の軸部41は30kHzで往復回転する。なお、軸部41は、振動子により、回転軸R方向に沿って直進するように振動可能であるとしてもよい。
本実施形態の破砕部42は、回転軸Rに対して傾斜する傾斜軸I(仮想軸)を中心軸として、円筒状に形成される中空の細管である。本実施形態の破砕部42を傾斜軸Iの先端側から見ると、破砕部42の先端に形成されている破砕端42aの輪郭形状は円形である。なお、図2に示すように互いに直交するXYZ軸を定義する場合、回転軸RがX軸方向に沿って形成されているとしたときに、傾斜軸IはXZ軸面において回転軸Rに対してZ軸方向側に傾斜するように形成されている。本実施形態の破砕部42の一端(先端側)には、水晶体核に接触するための破砕端42aが形成されている。一方、破砕部42の他端(基端側)には、軸部41が接続されている。なお、破砕部42と軸部41は滑らかな形状(曲面)で接続されている。本実施形態の破砕部42は傾斜軸Iと平行に伸びる筒状部と、筒状部と軸部41をつなぐ所定方向に湾曲した折り曲げ部を有する。折り曲げ部の横断面形状は円形である。
以上のような軸部41と破砕部42を有するチップ22において、軸部41は、振動子により、図4の矢印Aに示されるように回転軸Rを中心にして所定角度の範囲内で往復するように回転する。すると、これにより、破砕部42の破砕端42aは、当該破砕端42aの径方向(図2や図4に示すY軸方向)について、所定角度(本実施形態では14°(振れ幅0.2mm))の範囲内で往復するように回転(ねじれ振動)する。本実施形態のチップ22の先端PA(図4参照)は、回転軸Rの周方向へと200μmの範囲内でねじれ振動する。先端PAは、チップ22の最先端(回転軸Rの先端方向)であり、また、回転軸Rから最も離れた破砕端42aの部位である。このようにして、本実施形態のチップ22は、ねじれ振動(トーショナル・バイブレーション)を行うことができる。
図5,6を更に併用して、本実施形態のチップ22をより詳細に説明する。本実施形態のチップ22の全長LA(図2参照)は25mmである。本実施形態の軸部41の外径THは0.8mmである。本実施形態では、筒状の軸部41と筒状の破砕部42とが接続されて吸引通路32が形成されている。本実施形態の吸引通路32の通路径DP(図5参照)は0.6mmである。本実施形態では破砕端42aの基端から軸部41の基端まで、吸引通路32の横断面面積と横断面形状が一定である。本実施形態では破砕部42の長さLB(回転軸Rと平行な方向)は1.1mmである。破砕部42の長さLBは、チップ22の全長LAの10%以下が好ましく、本実施形態ではより好ましい5%以下としている。なお、前述したチップ22の形状は一例である。
本実施形態のチップ22を換言するなら、チップ22の基端から先端まで筒状に形成されており、その先端部分が、回転軸Rに対して傾斜する傾斜軸Iの方向に折り曲げられている。つまり、本実施形態のチップ22は筒状部材の先端部分を折り曲げて破砕部42を形成している。本実施形態のチップ22は筒状部材の先端を折り曲げて成形されており、例えば、チップ22の製造が容易である。折り曲げ部(湾曲部)は破砕部42の基端に配置されている。折り曲げ部は回転軸Rに沿って伸びる筒状部材(軸部41)と傾斜軸Iに沿って伸びる筒状部材(破砕部42の讃嘆側)を滑らかに接続する湾曲形状の筒状領域である。なお本実施形態のチップ22は折り曲げ直後に吸引孔31の少なくとも一部が形成されている。また破砕部42と軸部41とは滑らかに接続されている。なお本実施形態では折り曲げ箇所及び折り曲げ箇所の前後で、吸引通路32の横断面面積と横断面形状が一定である。本実施形態のチップ22は、例えば、破砕端42aで破砕乳化した水晶体核が、破砕部42に詰まり難い。なぜなら、例えば、曲げが破砕部42(破砕端42a)に近く、曲げによる流れ(吸引)の影響を小さく出来るためである。
回転軸Rと傾斜軸Iとがなす角度B(図5参照)は20~30°の範囲内が好ましい。本実施形態の角度Bは25°である。一例として、角度Bを小さくするほど長さLB(図2参照)が長くなり易く、ねじれ振動中に水圧を受け易い。なお長さLBを維持したまま角度Bを小さくすると、ねじれ振動時に水圧を受け難いが、ねじれ振幅自体が減少してしまい易い。一方、角度Bを大きくするほど長さLBを短くし易いが、角度Eが鋭角になり易い。角度Eが鋭角になるほど、破砕部42を眼に挿入する際に、眼組織に負担をかける恐れが増し易い。
本実施形態では破砕部42の先端に、破砕端42aが形成されている。破砕端42aは傾斜軸Iと交差する傾斜面44上に形成されている。本実施形態では破砕端42aの少なくとも一部が、チップ22の折り曲げ直後に形成されている。詳細には、破砕端42aの基端部位PBは、折り曲げ終端である終端部位PCよりも回転軸Rの先端側に設けられている(図5参照)。本実施形態では回転軸Rと平行な方向において、終端部位PCから基端部位PBまでの長さLDは、折り曲げ開始部位である開始部位PDから終端部位PCまでの長さLCよりも短い。このように、本実施形態では折り曲げ直後に破砕端42aの少なくとも一部が形成されている。
なお、基端部位PBが折り曲げ途中に形成されていてもよい。図7は変容例のチップ22であり、終端部位PC(折り曲げ終端)よりも回転軸Rの基端側に基端部位PB’(破砕端42aの少なくとも一部)が形成されている。なお図7では変容例のチップ22の形状を実線で示し、本実施形態のチップ22の形状を点線で示している。基端部位PB’を折り曲げ途中に形成することで、例えば、ねじれ振動中に受ける水圧をより低減し易い。また、破砕乳化した水晶体核が破砕部42でより詰まり難くなり易い。
このように、基端部位(PB又はPB’)を折り曲げ直後又は折り曲げ途中に形成することで、例えば、ねじれ振動時の水圧の影響を抑制しつつ、水晶体核を効率よく破砕乳化し易い。つまり基端部位PBを折り曲げ直後又は折り曲げ途中に形成することで、ねじれ振動時の水圧の影響を抑制でき、チップ22の意図せぬ変形を抑制できる。従って、チップ22の発熱を抑制し易い。
引続き本実施形態のチップ22の形状をより詳細に説明する。本実施形態の傾斜面44は、傾斜軸Iに直交する面に対して回転軸Rの先端方向(図5では紙面右側)に傾斜している。換言するなら、本実施形態の傾斜面44は、回転軸Rに直交する面に対して回転軸Rの基端方向(図5では紙面左側)に角度Dで傾斜している。なお本実施形態では、傾斜軸Iに平行な線分と傾斜面44とがなす角度を角度Eとする。前述した角度Dを大きくするほど角度Eが鋭角になり易く、ねじれ振動中に水晶体核を破砕し易くなる。しかし角度Eが鋭角になるほど、患者眼の角膜に形成された切開創にチップ22を挿入する際に、患者眼の角膜を傷付け易い恐れがある。角度Dは0~30°の範囲内が好ましく、本実施形態では15°である。また、角度Eは45~55°の範囲内が好ましく、本実施形態では50°である。
次いで図6を用いて、破砕部42が受ける水圧を説明する。なお図6では、本実施形態の破砕部42を点線で示し、比較用の破砕部142を実線で示している。比較用の破砕部142は、本実施形態の破砕部42を回転軸Rの先端方向に引き伸ばした形状と言える。比較用の破砕部142の長さLEは、本実施形態の破砕部42の長さLBの2倍である。比較用の破砕部142の傾斜軸Jと回転軸Rとがなす角度は、本実施形態の傾斜軸I(図5参照)と回転軸Rとがなす角度よりも小さい。なお、本実施形態の先端PAと比較用の破砕部142先端PA’とは、回転軸Rからの距離Hが同じである。
チップ22がねじれ振動すると、回転軸Rに対して非対称な形状である破砕部(42,142)は、ねじれ振動中に水圧の影響を受け易い。図6では、比較用の破砕部142にて、水圧の影響を受け易いチップ22の領域SBをハッチングで示している。本実施形態の破砕部42の領域SAの面積は、領域SBの面積よりも小さい。なお領域SAは領域SBに対応する。本実施形態の破砕部42は、比較用の破砕部142よりも、ねじれ振動中に水圧を受け難い。つまり本実施形態のチップ22は、ねじれ振動中に受ける水圧が抑制されており、ねじれ振動中のチップ22の意図せぬ変形又は振動が抑制されている。したがって本実施形態のチップ22は、チップ22の一部又は全体の発熱が抑制されている。
以上説明したように、眼組織を破砕する本開示のチップ22は、回転軸Rを中心軸として筒状に形成される軸部41と、軸部41に対して回転軸Rと交差する傾斜軸Iの方向に折り曲げられ、軸部41の先端に接続される筒状の破砕部42と、破砕部42の先端に形成される破砕端42aとを備える。破砕端42aの少なくとも一部は、折り曲げ途中又は折り曲げ直後に形成されている。これにより、例えば、ねじれ振動中に受ける水圧が低減し、ねじれ振動時のチップ22の発熱が抑制される。
また本実施形態のチップ22にて、破砕端42aは、傾斜軸Iに直交する面に対して回転軸Rの先端方向に傾斜した傾斜面44上に形成されている。これにより、破砕端42aが傾斜面44上に形成されていることで、例えば、チップ22の発熱の抑制と水晶体核の破砕乳化とを両立し易い。また本実施形態のチップ22は、破砕部42の先端には眼組織を吸引するための吸引孔31が形成されており、回転軸Rは開口孔を貫通する。これにより、例えば、破砕乳化した水晶体核が破砕部42内(吸引通路内)で詰まり難い。
また本実施形態のチップ22は、筒状に形成される軸部41の横断面形状は円形であり、傾斜軸Iの開口側からみると、吸引孔31の形状は円形である。これにより、例えば、破砕乳化した水晶体核が破砕部42内(吸引通路内)でより詰まり難い。また、本実施形態のチップ22は、折り曲げによらず、筒状にて形成される中空部の横断面面積は一定である。これにより、これにより、例えば、破砕乳化した水晶体核が破砕部42内(吸引通路内)で詰まり難い。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲及びこれと均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
22 チップ
41 軸部
42 破砕部
42a 破砕端
I 傾斜軸
R 回転軸

Claims (3)

  1. 眼組織を破砕する超音波手術用チップであって、
    回転軸を中心軸として筒状に形成され、振動子により前記回転軸を中心にして所定角度の範囲内を往復するように回転する軸部と、
    前記軸部に対して前記回転軸と交差する傾斜軸の方向に折り曲げられ、前記傾斜軸を中心軸として前記軸部の先端に接続される筒状の破砕部であって、前記回転軸と前記傾斜軸とがなす角度が20~30°の範囲となるように軸部に対して折り曲げられた破砕部と、
    前記破砕部の先端に形成される破砕端と、を備え、
    前記破砕端の少なくとも一部は、前記折り曲げ途中又は前記折り曲げ直後に形成されており、
    前記破砕端は、傾斜軸に直交する面に対して前記回転軸の先端方向に傾斜した傾斜面上に形成されており、
    前記傾斜面は、前記回転軸に直交する面に対して前記回転軸の基端方向に15~30°の範囲で傾斜しており、
    前記破砕部の先端には前記眼組織を吸引するための吸引孔が形成されており、
    破砕した前記眼組織が前記破砕部内で詰まり難くするために前記回転軸は前記吸引孔を貫通する、
    ことを特徴とする超音波手術用チップ。
  2. 請求項1に記載の超音波手術用チップであって、
    筒状に形成される前記軸部の横断面形状は円形であり、
    前記傾斜軸の開口側からみると、前記吸引孔の形状は円形である、
    ことを特徴とする超音波手術用チップ。
  3. 請求項2に記載の超音波手術用チップであって、
    前記折り曲げによらず、筒状にて形成される中空部の横断面面積は一定である、
    ことを特徴とする超音波手術用チップ。
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