JP7204950B2 - チャネル及び位相雑音の同時推定のための巡回パイロットシーケンス - Google Patents

チャネル及び位相雑音の同時推定のための巡回パイロットシーケンス Download PDF

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Description

本発明は、包括的には、電気通信システムの領域に関し、より詳細には、ワイヤレス通信、例えばワイヤレスOFDMベースの通信に関する。
本発明は、より詳細には、無線チャネルによって無線信号において誘発された歪み及び雑音に従って受信無線信号を処理することに関する。
LTE規格において、受信機は、送信機によって信号に挿入された基準信号に基づいてチャネル推定を決定する。基準信号(RS)の知識に基づいて、受信機は、一般的にHと表記されるチャネル推定行列を決定することができる。この行列の各係数は、送信機のアンテナのうちの1つと、受信機のアンテナのうちの1つとの間の信号の減衰に対応する。この行列に基づいて、端末は、無線チャネルの位相雑音を推定する。そのような行列によって、無線信号に対する無線チャネルの効果を低減するように受信無線信号を処理することが可能になる。受信機は、無線信号が受ける位相雑音を推論する位相追跡アルゴリズムも実施する。通常、これらのアルゴリズムは、位相雑音及びチャネル(チャネル推定行列によって近似される)が強力に結合されていないと仮定し、位相雑音が小さく、チャネルが準静的であるときには良好な結果が得られる。
しかしながら、現在標準化がすすめられている新たな無線規格又は5Gが目指すミリ波帯域で動作するミリ波システムは、キャリア周波数オフセット、ドップラ効果及び特に位相雑音等のさまざまな原因により、強力及び/又は高速な位相変動が発生する。これらの位相変動は、通信に用いられるサブキャリア間の直交性特性を崩し、サブキャリア干渉につながり、結果として性能が低下する。これらのサブキャリア干渉(キャリア間干渉(ICI)とも呼ばれる)は、過度に大きい場合、特にチャネル推定行列及び位相雑音が互いに独立して決定されることにより、信号の復号に強い影響を及ぼす。したがって、位相雑音及びチャネルが強力に結合されていないと仮定するアルゴリズムによる復号結果は不良になる。
したがって、位相雑音及びチャネルが強力に結合されている場合、改善の必要がある。本発明は、この状況を改善することを目的とする。
そのため、本発明は、ワイヤレス通信システムを介して送信される無線信号において少なくともK個の基準信号を送信する方法であって、この無線信号は、M個のサブキャリアS,...,Sにおいて送信するように構成された送信アンテナを備える送信機によって送信されることを意図され、M個のサブキャリアS,...,Sのうち、少なくともK個の異なるサブキャリアSq+1,Sq+2,...,Sq+Kが連続しており、連続したサブキャリアSq+1,Sq+2,...,Sq+Kのそれぞれの周波数は順序付けされ、上記無線信号は、
少なくともK個の基準信号P,...,PがK個の連続したサブキャリアSq+1,Sq+2,...,Sq+K上でそれぞれ送信されるように少なくともK個の基準信号P,...,Pを挿入することと、
少なくともK個の基準信号を含む無線信号を送信することと、
によって提供され、
Kが奇数である場合、基準信号P,...,P(K-1)/2の周波数領域における値は、基準信号P(K+3)/2,...,Pの値にそれぞれ等しく、Kが偶数である場合、基準信号P,...,PK/2の周波数領域における値は、基準信号PK/2+1,...,Pの値にそれぞれ等しい、方法に関する。
本発明において、基準信号は、特定の基準信号パターンに従ってセットされる。この特定の基準信号パターンによれば、基準信号は、ブロックとして挿入され、すなわち、基準信号は、キャリアの連続したサブキャリアにおいて挿入される。加えて、これらの基準信号が取る値は特定の条件を満たす。特定の条件は、Kが奇数である場合、基準信号P,...,P(K-1)/2は、基準信号P(K+3)/2,...,Pの値にそれぞれ等しく、Kが偶数である場合、基準信号P,...,PK/2の値が基準信号PK/2+1,...,Pの値にそれぞれ等しいというものである。
これは、特に、チャネル及び位相雑音が互いに強力に影響されているとき、すなわち、例えば、無線信号が強力な位相雑音を受けているとき、受信機側での位相雑音及びチャネル推定の計算の複雑度を低減することが可能になる。実際、強力な位相雑音が無線信号に影響を与えているとき、チャネルによって表される無線信号の減衰は、位相雑音がその推定において考慮されていない場合には影響を受ける可能性がある(他のサブキャリアを通じて送信されたシンボルが、考慮されたサブキャリアにパワーを加え、この考慮されたサブキャリアと比較した無線信号の減衰を正しく決定することが妨げられる場合があるためである)。したがって、本発明は、強力に結合された位相雑音及びチャネルに関連する効果を低減する。
この目的で、本発明では、巡回構造の基準信号のブロックを実施する。この構造により、受信機側において、位相雑音及び基準信号の巡回畳み込みとして表されるシンボルを受信することが可能になる。
より詳細には、受信機側において、基準信号のブロック構成、特に、(以下で説明するように、位相雑音のスペクトル占有率ΔPNと比較した)このブロックのサイズによって、特定の基準信号パターンが、K個(ここで、Kが奇数である場合、
Figure 0007204950000001
であり、Kが偶数である場合、
Figure 0007204950000002
である)の連続シンボル
Figure 0007204950000003
のブロックを受信することが可能になる。ここで、これらのシンボルは、K個の基準信号のブロックの基準信号のサンプルのみから構成される。これらの受信シンボルは、他のシンボルからのサンプルも含むことができるが、これらのサンプルは、ブロックにおいてセットされた基準信号のサンプルと比較して低エネルギーである。
RSのブロック内のRS反復構造によって、本発明は、受信した連続シンボル
Figure 0007204950000004
を、位相雑音
Figure 0007204950000005
及び基準信号のシーケンス
Figure 0007204950000006
の巡回畳み込みとして近似することが可能になる。位相雑音の成分φは、kmin未満の場合及びkmaxより大きい場合にはヌルであるか又は無視できるとみなされ、kmin~kmaxの場合には、位相雑音のスペクトル占有率に相当する。例えば、
Figure 0007204950000007
は、以下によって近似することができる。
Figure 0007204950000008
ここで、
Figure 0007204950000009
は、加法的白色ガウス雑音(AWGN)を表し、
Figure 0007204950000010
は、巡回畳み込み演算子を表し、Hは、チャネル(チャネルはブロックにわたって一定であると仮定される)を表す。
特定の基準信号パターンによって可能となった、受信された連続シンボル
Figure 0007204950000011
のそのような近似は、受信機側の計算を大幅に軽減する。なぜなら、各方程式には決定すべきK個の位相雑音シンボルである最大でK個の未知の値があるため、理論的に解くことができるK個の線形等化に対する計算が低減されるためであり、多くの場合にチャネル及び位相雑音の不良な推定につながる、チャネルが位相雑音による影響を受けないという仮定を行う必要ない。
BごとのAの巡回畳み込みのIDFT(逆離散フーリエ変換)
Figure 0007204950000012
が、単に、BのIDFTごとのAのIDFTのアダマール積
Figure 0007204950000013
に変換されるため、計算は一層単純化される。例えば、以下となる。
Figure 0007204950000014
したがって、後述するように、チャネル推定及び位相雑音推定は、ともに、
Figure 0007204950000015
による
Figure 0007204950000016
の線形推定から推論することができる(例えば、
Figure 0007204950000017
)。他の技法も後に説明する。
したがって、本発明は、送信される無線信号が、受信機側において、少なくとも或る範囲の周波数にわたって既知であること、及び送信される基準信号のシーケンスが反復されることの組合せによって、位相雑音が大きい場合であってもチャネル及び位相雑音を効率的に推定することが可能になる。
本発明では、基準信号によって、受信機によって知られる全てのシンボルを、それらの値及び(時間及び周波数における)位置に関して包含し、これに基づいて、送信機と受信機との間の無線チャネルの影響を推定することができる。例えば、基準信号の受信されたバージョン(例えば、チャネル及び/又は雑音及び/又は位相雑音等によって破損している無線チャネルによって破損している)に基づいて、受信機は、チャネルを推定し、及び/又はチャネル推定品質を改善することができる。ここで、無線チャネルは、非線形性、減衰、位相雑音、ドップラ効果、キャリア周波数オフセット等の、伝播及びハードウェアの影響を含む全ての効果を包含することに留意されたい。
ワイヤレス通信システムは、LTEの場合のように、OFDM(直交周波数分割多重)を用いたワイヤレス通信システムとすることができる。
他のサブキャリアS,...,S、Sq+K+1,...,Sにおいて送信されるシンボルは、任意のタイプ、すなわち、ユーザデータを含む他の基準信号及び/又はシンボル、及び/又は制御データを含むシンボルとすることができる。
ここで、「連続したサブキャリア」とは、2つの連続したサブキャリア間でシンボルを送信するのに他のサブキャリアを用いることができないことを意味する。連続したシンボルは、連続したサブキャリアにおいて送信されるシンボルである。
「基準信号を無線信号に挿入すること」とは、通常、基準信号を無線信号に挿入する際に行われるように、サブキャリアSq+1,Sq+2,...,Sq+Kを通じて送信されるシンボルの周波数領域における値(受信機によって知られている値)をセットすることを意味する。しかしながら、例えば、IDFT(逆離散フーリエ変換)後に、IDFTによって出力された信号に、基準信号に対応する信号を加えて、結果として得られる信号が、基準信号が周波数領域に挿入された場合にIDFTの出力において得られたであろう信号と同一であるか又はこれに少なくとも類似しているようにすることによって、基準信号を時間領域に挿入することは可能である。しかしながら、説明のために、本発明は、基準信号の周波数領域挿入に従って説明される。
K個の基準信号は、K個の連続したサブキャリアにおいてともに送信されるように挿入される。すなわち、基準信号が周波数領域に挿入されるとき、本発明に従って値がセットされたシンボル(すなわち、サブキャリアSq+1,Sq+2,...,Sq+Kを通じて送信されたシンボル)がともに処理される。例えば、IDFTは、M個のサブキャリアS,...,Sに同時に適用され、このため、K個の連続したサブキャリアSq+1,Sq+2,...,Sq+Kによって送信されたK個の基準信号P,...,Pに同時に適用される。より一般的には、P,...,Pは、送信方式の同じシンボルにおいて、例えば、同じOFDMシンボルにおいて、K個の連続したサブキャリアSq+1,Sq+2,...,Sq+Kによって送信されるように挿入される。
qは、ゼロ以上でM-K以下の整数である。
本発明の態様によれば、
Figure 0007204950000018
の値は、それぞれ、jが1に等しい場合には、
Figure 0007204950000019
が非ヌルの所定の値に等しく、そうでない場合には、0に等しくなるようなシーケンス
Figure 0007204950000020
である。ここで、<n>は1+mod(n-1,L)である。mod(n-1,L)は[n-1]mod Lである。
この場合、シーケンス
Figure 0007204950000021
及びしたがって
Figure 0007204950000022
は、自己相関条件を満たす。そのようなシーケンスを用いることによって、強力に結合された位相雑音及びチャネルに関連する効果を低減することが可能になる。実際、例えば、
Figure 0007204950000023
を計算することによって、位相雑音の各周波数成分を有利なS/N比で分離することが可能になる。したがって、これらの基準信号はこの自己相関条件を満たすため、サブキャリア間の干渉を低減又は回避することが可能になる。
例えば、シーケンス
Figure 0007204950000024
の自己相関条件によって、
Figure 0007204950000025
に、(後述するような)巡回置換シーケンス
Figure 0007204950000026
のアダマール積を適用することが可能になり、位相雑音及びチャネル推定の複雑度を低減することが可能になる。
シーケンス
Figure 0007204950000027
は、CAZACシーケンス、又は有利にはZadoff-Chuシーケンスから発行することができる。
本発明の一態様によれば、少なくともK+K’個の基準信号がM個のサブキャリアS,...,S上で送信され、M個のサブキャリアS,...,Sのうち、少なくともK’個の異なるサブキャリアSq’+1,Sq’+2,...,Sq’+K’が連続しており、連続したサブキャリアSq’+1,Sq’+2,...,Sq’+K’のそれぞれの周波数は順序付けされ、q’はq+Kより大きく、上記無線信号は、
少なくともK’個の基準信号P’,...,P’K’がK’個の連続したサブキャリアSq’+1,Sq’+2,...,Sq’+K’上でそれぞれ送信されるように少なくともK’個の基準信号P’,...,P’K’を挿入することと、
少なくともK+K’個の基準信号を含む無線信号を送信することと、
によって更に提供され、
K’が奇数である場合、基準信号P’,...,P’(K’-1)/2の周波数領域における値は、基準信号P’(K’+3)/2,...,P’K’の値にそれぞれ等しく、K’が偶数である場合、基準信号P’,...,P’K’/2の周波数領域における値は、基準信号P’K’/2+1,...,P’K’の値にそれぞれ等しい。
ここで、基準信号のいくつかのグループ、ここではそれぞれK個及びK’個の基準信号の2つのグループをq’+1-q+Kによって表される或る特定の周波数だけ離間して挿入することにより、全ての局所的位相雑音推定値を平均化することで、より良好な位相雑音推定が可能になり、全帯域にわたってチャネルの追跡が可能になる(以後、基準信号のグループ及びブロックは同義であり、本発明に記載の連続した基準信号を意味する)。
本発明によれば、基準信号の3つ以上のグループが挿入されてもよい。したがって、本発明によれば、それぞれK,...,K個の基準信号のL個のグループを無線信号に挿入することができ、これらのグループは、サブキャリアq+1,...,q+Kにおけるブロックとしてそれぞれ挿入される。ここで、iは1~Lであり、qi+1+1はq+Kよりも大きい。
有利には、グループは、1つ以上のサブキャリアによって離間することができ、基準信号の2つのグループ間で基準信号以外のシンボルを送信することが可能になり、したがって、これらのシンボルを、これらが大きなチャネル及び位相雑音効果を被る場合であっても復号することが可能である。
L個のグループは、基準信号の同じシーケンスを有して同じサイズとすることができ、したがって、基準信号パターンを記憶するのに必要なメモリが低減する。
送信機は、基準信号パターンパラメータの最適化値
Figure 0007204950000028
を選ぶことができる。ここで、iは1~L及びμであり、Kが奇数である場合、
Figure 0007204950000029
であり、Kが偶数である場合、
Figure 0007204950000030
である。ここで、μ=qi+1+1-q+Kは、本発明に従って挿入された基準信号の2つのブロック間のサブキャリアの数を表し、μは、送信のために用いられるキャリアの第1のサブキャリアと、基準信号の第1のブロックの第1のサブキャリアとの間のサブキャリア数である。上記で説明したように、これらのパラメータは、例えば、ブロックあたり同じ数の基準信号、及び/又はシーケンス
Figure 0007204950000031
における同じ値を用いることによって、及び/又はRSパターンの基準信号の2つのブロック間で同じ数のサブキャリアを有することによって単純化することができる。例えば、基準信号パターンパラメータは、
Figure 0007204950000032
に縮約することができる。
送信機は
Figure 0007204950000033
を、無線チャネルの帯域幅コヒーレンスよりも低くセットし、送信のために用いられる全ての帯域幅において、位相雑音及びチャネルの良好な推定を得るように、無線チャネルの正確な追跡を可能にすることができる。
各ブロックにおける基準信号の数は、最大値Kmaxと最小値Kminとの間にセットすることができる。すなわち、Kmin≦K≦Kmaxである。
minは、位相雑音のスペクトル占有率ΔPNに従って、すなわち、Kmin.Δfが2.ΔPN以上になるようにセットすることができる。ここで、Δfは、基準信号のL個のグループの基準信号を送信するサブキャリアのサブキャリア間隔構成である。これにより、位相雑音と基準信号との巡回畳み込みが、無視できない位相雑音の全ての成分を考慮に入れることを確実にすることが可能になる。
maxは、チャネルが一定であるようにセットすることができるか、又はKmax.Δfのスケールでそのように同化させることができる。したがって、2.ΔPNのスケールにおいてチャネルが一定である場合には、より良好結果が得られる。これにより、受信シンボルの巡回畳み込みをより良好に近似することができる。
本発明の第2の態様は、受信機において、ワイヤレス通信システムを介して送信され、M個の異なるサブキャリアS,...,Sにおいて送信するように構成された送信アンテナを備える、送信機から受信された無線信号を処理する方法に関する。M個の異なるサブキャリアS,...,Sのうち、少なくともK個の異なるサブキャリアSq+1,Sq+2,...,Sq+Kが連続しており、連続したサブキャリアSq+1,Sq+2,...,Sq+Kのそれぞれの周波数は順序付けされ、上記無線信号はK個の基準信号を含み、上記無線信号は、上記で説明した基準信号を送信する方法に従って提供される。本方法は、
チャネル推定を決定することであって、このチャネル推定は、位相雑音推定に依拠することと、
無線信号を、決定されたチャネル推定を用いて処理することと、
を含む。
「位相雑音推定に依拠してチャネル推定を決定すること」によって、チャネル推定は、位相雑音推定の関数であることが理解される。
言い換えると、位相雑音推定及びチャネル推定は、ともに、パラメータの同じグループ(Λ,...,Λ)に基づいて決定される。すなわち、チャネル推定は、第Mのパラメータ
Figure 0007204950000034
(ここで、Mが偶数の整数である場合、
Figure 0007204950000035
であり、Mが奇数の整数である場合、
Figure 0007204950000036
である)に基づいて計算され、位相雑音推定は、M個のパラメータ(Λ,...,Λ)に基づく。ここで、K個の成分は非ヌルであり、第Mのパラメータ
Figure 0007204950000037
を中心とし、すなわち、第kmin(以下に見られるように、Kが奇数である場合、kmin=M-1/2.(K-1)であり、Kが偶数である場合、kmin=M-K/2である)のパラメータ
Figure 0007204950000038
から開始し、第kmax(以下に見られるように、Kが奇数である場合、
Figure 0007204950000039
であり、Kが偶数である場合、
Figure 0007204950000040
である)のパラメータ
Figure 0007204950000041
までである。
したがって、位相雑音推定に依拠したチャネル推定を決定することは、チャネル推定及び/又は位相雑音推定を決定することに等しく、上記チャネル推定及び上記位相雑音推定は、同じパラメータに基づいて決定される。
チャネル推定及び/又はチャネル推定を決定するために本発明に従って用いられるこのパラメータ
Figure 0007204950000042
は、
Figure 0007204950000043
及び
Figure 0007204950000044
に基づく線形推定によって、又は
Figure 0007204950000045
によって得ることができる。
言い換えると、チャネル推定及び/又は位相雑音推定は、上記で説明したように、位相雑音と基準信号との巡回畳み込みを、特定のサブキャリアにおける受信シンボルの近似とみなして計算される。
これにより、チャネルを検討することによって位相雑音推定を計算し、位相雑音を検討することによってチャネル推定を計算することが可能になり、したがって、無線信号が強力な位相雑音を受けるとき、チャネル推定は、位相雑音を考慮に入れることなく誤りなく行われる。例えば、サブキャリア単位でのみ信号の減衰を推定することによってチャネル推定を計算する。
本発明の一態様によれば、チャネル推定の決定は、
シンボル
Figure 0007204950000046
を決定することであって、周波数領域における当該シンボル
Figure 0007204950000047
は、サブキャリア
Figure 0007204950000048
においてそれぞれ受信される。ここで、
K/2が偶数の整数である場合、
Figure 0007204950000049
及び
Figure 0007204950000050
であり、
K/2が奇数の整数である場合、
Figure 0007204950000051
及び
Figure 0007204950000052
であり、
(K+1)/2が偶数の整数である場合、
Figure 0007204950000053
及び
Figure 0007204950000054
であり、
(K+1)/2が奇数の整数である場合、
Figure 0007204950000055
及び
Figure 0007204950000056
であることと、
チャネル推定を計算することであって、チャネル推定は
Figure 0007204950000057
がサイズKのベクトルUの次数KのIDFTであり、Kが奇数の整数である場合、
Figure 0007204950000058
であり、Kが偶数の整数である場合、
Figure 0007204950000059
である推定によって得られることと、
を含む。
第1に、受信機は、上記で説明した基準信号を送信する方法に従って、送信された無線信号に対応する受信無線信号の周波数領域においてシンボルを得る。すなわち、例えば、これらのシンボルは、受信無線信号においてDFT(離散フーリエ変換)を適用することにより得られる。基準信号と、本発明によって指定されるパターンからのRSでない送信されたシンボルに関連する無視できるパワーのみとの組合せを含む受信シンボルが選択される。これらの選択されたシンボルは、例えば、
Figure 0007204950000060
であり、すなわち、サブキャリア
Figure 0007204950000061
上で受信されたシンボルであり、ここで、nmin及びnmaxは上記で定義された通りである。これらのシンボルから、
Figure 0007204950000062
及び
Figure 0007204950000063
に基づく線形推定を通じてチャネル推定を計算することができる。実際に、
Figure 0007204950000064
であり、ここで、
Figure 0007204950000065
は位相雑音の実質的な成分であり、Hはチャネル(チャネルは、K個の基準信号のブロックにわたって一定であると仮定される)の値であり、
Figure 0007204950000066
は加法的雑音である、ということに基づいて、
Figure 0007204950000067
及び
Figure 0007204950000068
に基づく線形推定は、
Figure 0007204950000069
の良好な推定値
Figure 0007204950000070
を有することを可能にする。
Figure 0007204950000071
及び
Figure 0007204950000072
に基づく線形推定は、例えば、ゼロフォーシングのような等化又はMMSE推定である。MMSE推定は、
Figure 0007204950000073
であり、ここで、Vは、ベクトル
Figure 0007204950000074
のサイズKの共分散行列であり、†は、共役転置演算子である。推定値
Figure 0007204950000075
に基づいて、良好なチャネル推定及び位相雑音推定は、上記で説明したように推論することができる。
文献において等価チャネルとしても知られる無線チャネルは、ここで、送信機におけるOFDM変調の出力から、受信機におけるOFDM復調の入力まで、無線信号に影響を与える全ての現象を包含し、これは、非線形性、減衰、位相雑音、ドップラ、キャリア周波数オフセット等の伝播及びハードウェアの影響を含む。
チャネル推定が行われるチャネルは、位相雑音が含まれない無線チャネルである。
したがって、無線チャネルは、チャネル及び位相雑音の影響によって表される減衰を包含する。
本発明の一態様によれば、チャネル推定の決定は、
Figure 0007204950000076

Figure 0007204950000077
に基づいて計算されるように、チャネル推定の周波数領域表現
Figure 0007204950000078
を計算することを更に含む。
ここで、
Figure 0007204950000079
は、
Figure 0007204950000080
及び
Figure 0007204950000081
に基づく線形推定の結果であり、
Figure 0007204950000082
は、サイズKのベクトルuの次数KのDFTの第j項であり、ここで、Mが偶数の整数である場合、
Figure 0007204950000083
であり、Mが奇数の整数である場合、
Figure 0007204950000084
である。
すなわち、上記で説明したように、
Figure 0007204950000085
である。
本発明の一態様によれば、本発明は、位相雑音推定の周波数領域表現
Figure 0007204950000086

Figure 0007204950000087
)を計算することであって、Mが偶数の整数である場合、
Figure 0007204950000088
であり、Mが奇数の整数である場合、
Figure 0007204950000089
である
Figure 0007204950000090
が、
Figure 0007204950000091
に基づいて計算されるようにし、
ここで、
Figure 0007204950000092
は、
Figure 0007204950000093
及び
Figure 0007204950000094
に基づく線形推定の結果であり、
Figure 0007204950000095
は、サイズKのベクトルuの次数KのDFTの第j項であることを更に含む。
より詳細には、上記で説明したように、位相雑音推定、又はより詳細には、位相雑音推定の周波数領域表現
Figure 0007204950000096
の各成分
Figure 0007204950000097
は、Λに基づく。ここで、kmin~kmaxのjについて、
Figure 0007204950000098
であり、そうでない場合、Λはゼロに等しい。
したがって、本発明によれば、チャネル推定及び位相雑音推定はともに、パラメータの同じグループ(Λ,...,Λ)に基づき、したがって、強力な位相雑音変動が、位相雑音推定及びチャネル推定について検討される。
本発明の一態様によれば、チャネル推定は、
シンボル
Figure 0007204950000099
を決定することであって、周波数領域における当該シンボル
Figure 0007204950000100
は、サブキャリア
Figure 0007204950000101
においてそれぞれ受信され、ここで、
K/2が偶数の整数である場合、
Figure 0007204950000102
及び
Figure 0007204950000103
であり、
K/2が奇数の整数である場合、
Figure 0007204950000104
及び
Figure 0007204950000105
であり、
(K+1)/2が偶数の整数である場合、
Figure 0007204950000106
及び
Figure 0007204950000107
であり、
(K+1)/2が奇数の整数である場合、
Figure 0007204950000108
及び
Figure 0007204950000109
であることと、
チャネル推定の周波数領域表現
Figure 0007204950000110

Figure 0007204950000111
に基づいて計算されるように、
Figure 0007204950000112
を計算することであって、ここで、Kが奇数の整数である場合、
Figure 0007204950000113
であり、Kが偶数の整数である場合、
Figure 0007204950000114
であり、ここで、Mが偶数の整数である場合、
Figure 0007204950000115
であり、Mが奇数の整数である場合、
Figure 0007204950000116
であることと、
計算されたチャネル推定を用いて無線信号を処理することと、
を含む。
上述したように、受信機はまず、上述した基準信号を送信する方法に従って、送信された無線信号に対応する受信無線信号の周波数領域においてシンボルを得る。すなわち、例えば、これらのシンボルは、受信無線信号にDFT(離散フーリエ変換)を適用することにより得られる。基準信号と、本発明によって指定されるパターンからのRSでない送信されたシンボルに関連する無視できるパワーのみとの組合せを含む受信シンボルが選択される。これらの選択されたシンボルは、例えば、
Figure 0007204950000117
であり、すなわち、サブキャリア
Figure 0007204950000118
上で受信されたシンボルであり、ここで、nmin及びnmaxは上記で定義された通りである。上述したように、自己相関条件を満たすシーケンス
Figure 0007204950000119
から、基準信号P,...,Pが発行される場合、すなわち、jが1に等しい場合に、
Figure 0007204950000120
が所定の値に等しく、そうでない場合にゼロに等しい場合、上述したように、パラメータのグループ(Λ,...,Λ)は、各Λがkmin~kmaxのjについて
Figure 0007204950000121
に基づいて計算され、そうでない場合、Λがゼロに等しいようにセットすることができ、このパラメータのグループから、良好なチャネル推定を推論することができる。位相雑音推定に関して、又はより詳細には、位相雑音推定の周波数領域表現
Figure 0007204950000122
の各成分
Figure 0007204950000123
に関して、
Figure 0007204950000124
が、kmin≦j≦kmaxについて
Figure 0007204950000125
に基づいて計算され、そうでない場合、ヌルである。以下に指定するように、位相雑音推定は、位相雑音推定の周波数領域表現
Figure 0007204950000126

Figure 0007204950000127

を計算することであって、Mが偶数の整数である場合、
Figure 0007204950000128
であり、Mが奇数の整数である場合、
Figure 0007204950000129
である
Figure 0007204950000130
が、kmin≦j≦kmaxについて、
Figure 0007204950000131
に基づいて計算されるようにし、
ここで、Kが偶数の整数であり、かつK/2が偶数の整数である場合、
Figure 0007204950000132
及び
Figure 0007204950000133
であり、Kが偶数の整数であり、かつK/2が奇数の整数である場合、
Figure 0007204950000134
及び
Figure 0007204950000135
であり、Kが奇数の整数であり、かつ+1)/2が偶数の整数である場合、
Figure 0007204950000136
及び
Figure 0007204950000137
であり、Kが奇数の整数であり、かつ+1)/2が奇数の整数である場合、
Figure 0007204950000138
及び
Figure 0007204950000139
であることと、
計算された位相雑音推定
Figure 0007204950000140
を用いて無線信号を処理することと、
を含む。
「決定されたチャネル推定及び/又は位相雑音推定を用いて無線信号を処理すること」によって、受信機が、これらの推定に基づいて、無線チャネルの(すなわち、チャネルの及び位相雑音の)無線信号に対する効果を低減することができることが理解される。したがって、受信機は、無線信号を正しく復号して、送信機によって送信されたシンボルを索出することができる。
例えば、受信機による無線信号の処理は、
サブキャリアS,...,Sにおいてそれぞれ送信されたシンボルX,...,Xの推定シンボル
Figure 0007204950000141
を計算することであって、当該推定シンボル
Figure 0007204950000142
は、Rの
Figure 0007204950000143
に基づいた線形等化によって得られ、Rは、
Figure 0007204950000144
の次数MのDFTであり、ここで、
Figure 0007204950000145

Figure 0007204950000146
に等しく、
Figure 0007204950000147
は、Uの次数MのIDFTの第m項であり、yは、受信機によって受信される時間領域信号であることを含むことができる。
これは、無線信号が強力な位相雑音変動を被るとき、無線信号を通じて送信されるシンボルの良好な推定を有することを可能にする。サブキャリアS,...,Sにおいて送信されるシンボルX,...,Xは、送信機によって送信される。
本発明の第3の態様は、プロセッサによって実行されると上述した方法を実行するコード命令を含む、コンピュータプログラム製品に関する。
本発明の第4の態様は、ワイヤレス通信システムを介して送信される無線信号において少なくともK個の基準信号を送信する送信機であって、当該無線信号は、送信機によって送信されることが意図され、当該送信機は、
M個のサブキャリアS,...,Sにおいて送信するように構成された少なくとも1つの送信アンテナであって、M個のサブキャリアS,...,Sのうち、少なくともK個の異なるサブキャリアSq+1,Sq+2,...,Sq+Kが連続しており、連続したサブキャリアSq+1,Sq+2,...,Sq+Kのそれぞれの周波数は順序付けされている、少なくとも1つの送信アンテナと、
プロセッサと、
記憶された命令を含む非一時的コンピュータ可読媒体であって、命令は、プロセッサによって実行されると、
少なくともK個の基準信号P,...,PがK個の連続したサブキャリアSq+1,Sq+2,...,Sq+K上でそれぞれ送信されるように少なくともK個の基準信号P,...,Pを挿入することと、
少なくともK個の基準信号を含む無線信号を送信することと、
を行うように送信機を構成し、
Kが奇数である場合、基準信号P,...,P(K-1)/2の周波数領域における値は、基準信号P(K+3)/2,...,Pの値にそれぞれ等しく、Kが偶数である場合、基準信号P,...,PK/2の周波数領域における値は、基準信号PK/2+1,...,Pの値にそれぞれ等しい、非一時的コンピュータ可読媒体と、
を備える、送信機に関する。
本発明の第5の態様は、ワイヤレス通信システムを介して送信され、M個の異なるサブキャリアS,...,Sにおいて送信するように構成された送信アンテナを備える、送信機から受信された無線信号を処理する受信機であって、M個の異なるサブキャリアS,...,Sのうち、少なくともK個の異なるサブキャリアSq+1,Sq+2,...,Sq+Kが連続しており、連続したサブキャリアSq+1,Sq+2,...,Sq+Kのそれぞれの周波数は順序付けされ、上記無線信号はK個の基準信号を含み、当該無線信号は、請求項1~4のいずれか1項に従って提供され、当該受信機は、
少なくとも1つの受信アンテナと、
プロセッサと、
記憶された命令を含む非一時的コンピュータ可読媒体であって、命令は、プロセッサによって実行されると、
チャネル推定を決定することであって、当該チャネル推定は、位相雑音推定に依拠することと、
無線信号を、決定されたチャネル推定を用いて処理することと、
を行うように受信機を構成する、非一時的コンピュータ可読媒体と、
を備える、受信機に関する。
本発明は、添付図面の図に、限定としてではなく例として示される。添付図面において、同様の参照符号は同様の要素を参照する。
本発明による送信機及び受信機を示す図である。 本発明による送信機のブロック図を図式的に示す図である。 本発明による基準信号パターンの例を詳述する図である。 本発明による受信機のブロック図を図式的に示す図である。 本発明による無線信号処理のステップを表すフローチャートを示す図である。 本発明による無線信号復号のステップを表すフローチャートを示す図である。
図1に、無線信号を受信機1.2に送信する送信機1.1を示す。受信機1.2は、送信機1.1のセル内にある。この送信は、OFDMベースの送信とすることができる。この例において、送信機1.1は固定局であり、受信機1.2は移動端末である。LTEの状況において、固定局及び移動端末は、それぞれ基地局及びユーザ機器と呼ばれる。送信機1.1が移動端末であり、受信機1.2が固定局であってもよい。
送信機1.1は、1つの通信モジュール(COM_trans)1.3と、1つの処理モジュール(PROC_trans)1.4と、メモリユニット(MEMO_trans)1.5とを備える。MEMO_trans1.5は、コンピュータプログラムを索出する不揮発性ユニットと、基準信号パターンパラメータ、例えばタプル
Figure 0007204950000148
を索出する揮発性ユニットとを備える。本発明によれば、PROC_trans1.4は、基準信号を挿入するように構成される。COM_transは、受信機1.2に無線信号を送信するように構成される。上述したように、処理モジュール1.4及びメモリユニット1.5は、基準信号を挿入するデバイスを構成することができる。処理モジュール1.4及びメモリユニット1.5は、このタスクに専用とすることができ、又は無線信号の処理のような送信機の他の機能にも用いることができる。
受信機1.2は、1つの通信モジュール(COM_recei)1.6と、1つの処理モジュール(PROC_recei)1.7と、メモリユニット(MEMO_recei)1.8とを備える。MEMO_recei1.8は、コンピュータプログラムを索出する不揮発性ユニットと、基準信号パターンパラメータ、例えばタプル
Figure 0007204950000149
を索出する揮発性ユニットとを備える。PROC_recei1.7は、チャネル推定及び位相雑音推定を決定し、推定に従って無線信号を処理して、送信機1.1によって送信された他のシンボルを索出するように構成される。COM_recei1.6は、送信機から無線信号を受信するように構成される。上述したように、送信モジュール1.7及びメモリユニット1.8は、これらのタスクに専用とすることができる。処理モジュール1.7及びメモリユニット1.8は、受信機の他の機能のために用いることもできる。
図2に、本発明による送信機1.1のブロック図を示す。そのようなOFDM送信機1.1は、N’個のシンボルのブロックにOFDM方式を適用して、無線信号を得る。図2の例において、OFDM送信機は、1つの送信アンテナTx2.0において送信することによって無線信号を送信するが、これは限定ではなく、OFDM送信機は、例えばMIMOの状況において、いくつかの送信アンテナを用いることによって送信してもよい。しかしながら、本発明によれば、いくつかのアンテナが用いられる状況において、基準信号パターンは、各アンテナについて同一とすることができるか、又は1つのアンテナのみがRSを送信し、RSパターンのRSは、他のアンテナについて、ゼロと置き換えられる。
無線信号を提供するために、N個のシンボルX’=(X’,...,X’N’)のブロックにシリアル/パラレル(S/P)モジュール2.1が適用される。シンボルのブロックのシンボルは、QPSKデジタル変調方式によって、若しくはQAMのような任意の他のデジタル変調方式によって得られるN’個の複素シンボルとすることができるか、又は制御されたPAPRを有するシーケンス(例えば、CAZACシーケンス)のシンボルとすることができる。
S/Pモジュール2.1の出力において、周波数領域におけるサブキャリアマッピングモジュール2.2を用いて、パラレルシンボルが、M個のサブキャリア(S,...,S)のうちのN(>N’)個にマッピングされる。サブキャリアマッピングに関して、サブキャリアマッピングモジュール2.2を介して、M個の既存のサブキャリアのうちのN個の割り当てられたサブキャリアに複素シンボルがマッピングされる。サブキャリアマッピングは、例えば、局所化することができ、すなわち、N’個の複素シンボルが、既存のM個のうち、N個の連続したサブキャリア全体にわたってマッピングされる。このサブキャリアマッピングは、送信機1.1によって用いられる基準信号パターンに従って行われる。したがって、N’個の複素シンボルのいずれもマッピングされていない、N-N’個の割り当てられたサブキャリアは、RSパターンに従ってRSを送信するサブキャリアに対応する。したがって、RS挿入モジュール2.3は、これらの用いられていないN-N’個のサブキャリアに、図3に示すRSパターンに従ってRSを加える。したがって、サブキャリアマッピングモジュール2.2は、本発明のRSパターンに従って基準信号を送信するのに用いられることが意図されたN-N’個のサブキャリア以外のサブキャリアにN’個のシンボルをマッピングするようにパラメータ化される。すなわち、例えば、サブキャリア
Figure 0007204950000150
を用いられないようにする。
次に、MサイズのIDFTモジュール2.4がM個のシンボルX,...,Xの結果ベクトルに適用され、M個のシンボルは、N個の非ヌルシンボル(RSパターンのRSを含む)及びM-N個のヌルシンボル(サブキャリアマッピング方式に従う)であり、したがって、送信アンテナ2.0を介して送信されるOFDMシンボルが生成される。より厳密には、IDFTモジュール2.4の出力において、信号
Figure 0007204950000151
が得られる。この信号は、OFDMシンボルに対応する時間間隔中に、M個の既存のサブキャリアのうちN個の割り当てられたサブキャリアを占有する。この時間領域信号
Figure 0007204950000152
は、OFDMシンボルに対応する。
CPモジュール2.5によって、IDFTの後にサイクリックプレフィックスを任意選択で付加することができる。加えて、デジタル/アナログ変換器(DAC)モジュール2.6は、IDFTモジュール2.4から結果として得られるデジタル信号を、アンテナ2.0を通じて送信することができるアナログ信号に変換する。
図3に、本発明による基準信号パターンの例が示す。
本発明は、(基準信号を送信するのに用いられるサブキャリアである)特定の位置、及び基準信号のための値を指定する。本発明によるこの特定の基準信号パターン(又は単純に、基準信号パターン)は、無線信号の特定の特性を有することを可能にし、復号中のエラーを低減することを可能にする。しかしながら、これは、他のサブキャリアの使用を制限するものではなく、すなわち、N’個のサブキャリアを用いて、任意のタイプのシンボル、例えば、DM-RS又はPTRSのような他の基準信号、制御データ又はユーザデータを送信するシンボルを送信することができる。
本発明によって指定されるRSパターンの例が図3に示され、基準信号がRSのグループによって位置決めされている。図3において、RSのL個のグループが構成される。RSの第iのグループは、1~Lのiについてサブキャリア
Figure 0007204950000153
上で送信される。グループ内の第1のシンボルの位置は、前のグループの最後の位置よりも大きくなくてはならず、すなわち、1~L-1のiについてq+K<qi+1+1である。これらの位置は、送信機によって帯域幅内で用いられるサブキャリアのM個の位置のうちの位置である。RSの1つのみのグループをRSパターンにおいてセットすることができ、次に、RSのグループが、サブキャリアSq+1,...,Sq+K上で送信される。
第iのグループについて、(それぞれサブキャリア
Figure 0007204950000154
において送信される)基準信号
Figure 0007204950000155
の周波数領域における値は、(それぞれサブキャリア
Figure 0007204950000156
において送信される)基準信号
Figure 0007204950000157
の値とそれぞれ等しく、ここで、Kが奇数の整数である場合、
Figure 0007204950000158
であり、Kが偶数の整数である場合、
Figure 0007204950000159
である。
加えて、基準信号
Figure 0007204950000160
のグループは、自己相関条件を満たす、すなわち、jが1に等しい場合、
Figure 0007204950000161
が非ヌルの所定の値に等しく、そうでない場合、0に等しくなるような
Figure 0007204950000162
のシーケンスから発行することができる。RSのグループのうちのいくつかのみをそのようなシーケンスから発行することができる。
これらのシーケンスは、CAZACシーケンス、例えばZadoff-Chuシーケンスとすることができる。
基準信号の各グループのサイズKは、位相雑音のスペクトル占有率、又はモデル化された位相雑音のスペクトル占有率に従って、後述するように選択することができる。各グループのサイズKは、チャネルが一定であるようにセットすることができるか、又はK.Δfのスケールでそのように同化させることができる。したがって、チャネルが2.ΔPNのスケールで一定である場合には、より良好な結果が得られる。
基準信号のグループの数Lは、スペクトルにおけるチャネルの変動に従って選ぶことができる。実際に、チャネルが周波数に対し感度が高い場合、これは、通信に用いられる帯域幅を通る基準信号のグループの密度が高いことに関連する場合がある。有利には、基準信号のこれらのグループは、帯域幅を通じて一様分布させることができる(全てのμが等しいか又は類似している)。チャネルが周波数に対し感度が高くない場合、全ての帯域幅を通じて良好なチャネル及び/又は位相雑音推定を有するために、基準信号の1つ又は2つのグループしか必要でない場合がある。
図4に、本発明による受信機1.2のブロック図を示す。上述したように、そのような受信機は、送信機1.1によって送信された無線信号を復号するように構成される。この例は、独自の受信アンテナを有する受信機を示しているが、そのような受信機は、いくつかの受信アンテナを有することができる。いくつかのアンテナを用いるとき、各アンテナによって受信される無線信号は異なり、これにより受信多様性がもたらされる。この例において、上記無線信号は、1つのアンテナRX4.0において受信される。アナログ/デジタル変換器ADCモジュール4.1を受信無線信号に適用した後、(CPモジュール4.2による)オプションのガード除去の後に、結果として得られる信号yがMサイズのDFT4.3に入力される。DFT4.3の出力における結果は、サブキャリアS,...,Sにおいてそれぞれ受信されるM個のシンボルY,...,Yである。
RS抽出モジュール4.4は、M個のシンボルY,...,Yからシンボルのブロックを抽出する。より詳細には、RS抽出モジュール4.4は、サブキャリア
Figure 0007204950000163
において
Figure 0007204950000164
個の受信連続シンボル
Figure 0007204950000165
を抽出する。
Figure 0007204950000166
及び
Figure 0007204950000167
は、これらの抽出シンボルのそれぞれが、K個の基準信号のブロックの基準信号
Figure 0007204950000168
のサンプルのみから構成されるように定義される。これらの受信シンボル
Figure 0007204950000169
は、他のシンボルからのサンプルも含むことができるが、これらのサンプルは、ブロックにおいてセットされた基準信号のサンプルと比較して低エネルギーである。実際に、ウィーナー処理された位相雑音(ブラウン運動とも呼ばれる)等の位相雑音の典型的なモデルを検討することによって、他のシンボルのサンプルを含まない連続シンボル
Figure 0007204950000170
の数を決定することが可能である。加えて、有利には、基準信号のブロックのサイズKは、位相雑音のスペクトル占有率ΔPNに従って選ばれ、すなわち、各iについて、K.Δfは2ΔPN以上である。有利には、位相雑音のスペクトル占有率ΔPNが基準信号の各ブロックについて同じであるため、Kは全て等しい。これにより、基準信号
Figure 0007204950000171
のサンプルのみから構成されたシンボル
Figure 0007204950000172
の十分大きなブロックが受信されることを確実にすることができる。例えば、Kが2ΔPN/Δf以上である場合、nmin及びnmaxは以下のように定義することができる。
/2が偶数の整数である場合、
Figure 0007204950000173
及び
Figure 0007204950000174
であり、
/2が奇数の整数である場合、
Figure 0007204950000175
及び
Figure 0007204950000176
であり、
(K+1)/2が偶数の整数である場合、
Figure 0007204950000177
及び
Figure 0007204950000178
であり、
(K+1)/2が奇数の整数である場合、
Figure 0007204950000179
及び
Figure 0007204950000180
である。
この場合、各iについて、
Figure 0007204950000181
は、以下となる。
Figure 0007204950000182
ここで、Xは、サブキャリアSにおいて送信されるシンボルであり、
Figure 0007204950000183
は、周波数領域において加法的白色ガウス雑音(AWGN)を表す。したがって、基準信号の値を置き換えることによって、以下が得られる。
Figure 0007204950000184
単純にするために、基準信号
Figure 0007204950000185
を送信するサブキャリアであるサブキャリア
Figure 0007204950000186
に対応する帯域幅においてHが一定であると仮定する。ミリ波システムの場合、この仮定は通常、制約的でない。
したがって、以下となる。
Figure 0007204950000187
上述したように、Kは、2ΔPN/Δf以上にセットすることができ、Hは、サブキャリア
Figure 0007204950000188
に対応する帯域幅において一定であると仮定することができる。しかしながら、Hが一定でなく、及び/又は2ΔPNがK.Δfよりも大きい場合、本発明は、依然として、良好な結果を有するが、これらの条件が満たされているときよりも低い精度となる。
これらの
Figure 0007204950000189
が抽出されると、チャネル及び位相雑音推定モジュール4.5は、チャネル推定及び位相雑音推定を計算する。
特定のRSパターンの特異性を用いる2つの異なるアルゴリズムは、チャネル及び位相雑音推定モジュール4.5によって実施することができる。
第1のアルゴリズムにおいて、チャネル及び位相雑音推定モジュール4.5は、
Figure 0007204950000190
によって
Figure 0007204950000191
の線形推定を計算して、ベクトル
Figure 0007204950000192
を得る。ここで、
Figure 0007204950000193
は、サイズ
Figure 0007204950000194
のベクトルUの次数
Figure 0007204950000195
のIDFTであり、Kが奇数の整数である場合、
Figure 0007204950000196
であり、Kが偶数の整数である場合、
Figure 0007204950000197
である。線形推定は、以下とすることができる。
ゼロフォーシングのような推定、
Figure 0007204950000198
MMSEのような推定、
Figure 0007204950000199
ここで、Vは、ベクトル
Figure 0007204950000200
のサイズ
Figure 0007204950000201
の共分散行列であり、†は、共役転置演算子である。
チャネル及び位相雑音推定モジュール4.5は、サブキャリア
Figure 0007204950000202
に対応する帯域幅において
Figure 0007204950000203

Figure 0007204950000204
に等しい(ここで、Mが偶数の整数である場合、
Figure 0007204950000205
であり、Mが奇数の整数である場合、
Figure 0007204950000206
である)ようなチャネル推定の周波数領域表現
Figure 0007204950000207
を計算する。実際に、位相雑音の中心成分は、最も強力な成分であるため、この中心成分である成分Mは、加法的雑音の影響をより受けず、したがって、無視できるとみなすことができる。
チャネル及び位相雑音推定モジュール4.5は、パラメータのグループ
Figure 0007204950000208
を計算し、ここで、kmin~kmaxのjについて、
Figure 0007204950000209
であり、そうでない場合、0であり、ここで、
Figure 0007204950000210
は、サイズ
Figure 0007204950000211
のベクトルuの次数
Figure 0007204950000212
のDFTの第jの項である。このとき、位相雑音推定の周波数領域表現
Figure 0007204950000213

Figure 0007204950000214
)は、パラメータのグループ
Figure 0007204950000215
に基づいて計算することができる。例えば、
Figure 0007204950000216
である。別の例において、各
Figure 0007204950000217
は、RSパターンを通じたパラメータのコヒーレント平均に基づいて計算することができ、すなわち、例えば、
Figure 0007204950000218
である。これは、位相雑音推定の精度を高めることを可能にする。
Figure 0007204950000219

Figure 0007204950000220
を乗算することによって、位相がチャネル推定に依拠しない位相雑音成分
Figure 0007204950000221
を計算することが可能になる。
第2のアルゴリズムにおいて、
Figure 0007204950000222
が、自己相関条件を満たす
Figure 0007204950000223
のシーケンス(例えば、Zadoff-Chuシーケンス)から発行されるとき、チャネル及び位相雑音推定モジュール4.5は、
Figure 0007204950000224

Figure 0007204950000225
に基づいて計算されるようにチャネル推定の周波数領域表現
Figure 0007204950000226
を計算する。ここで、Kが奇数の整数である場合、
Figure 0007204950000227
であり、Kが偶数の整数である場合、
Figure 0007204950000228
である。
例えば、
Figure 0007204950000229
は、サブキャリア
Figure 0007204950000230
に対応する帯域幅において、
Figure 0007204950000231
に等しく、ここで、
Figure 0007204950000232
である。
チャネル及び位相雑音推定モジュール4.5は、パラメータのグループ
Figure 0007204950000233
を計算する。ここで、
Figure 0007204950000234
である。このとき、位相雑音推定の周波数領域表現
Figure 0007204950000235

Figure 0007204950000236
)は、パラメータのグループ
Figure 0007204950000237
に基づいて計算することができる。例えば、
Figure 0007204950000238
について、
Figure 0007204950000239
であり、ここで、Mが偶数の整数である場合、
Figure 0007204950000240
であり、Mが奇数の整数である場合、
Figure 0007204950000241
であり、ここで、Kが偶数の整数であり、かつK/2が偶数の整数である場合、
Figure 0007204950000242
及び
Figure 0007204950000243
であり、Kが偶数の整数であり、かつK/2が奇数の整数である場合、
Figure 0007204950000244
及び
Figure 0007204950000245
であり、Kが奇数の整数であり、かつK/2が偶数の整数である場合、
Figure 0007204950000246
及び
Figure 0007204950000247
であり、Kが奇数の整数であり、かつK/2が奇数の整数である場合、
Figure 0007204950000248
及び
Figure 0007204950000249
である。別の例において、各
Figure 0007204950000250
は、RSパターンを通じてパラメータの平均に基づいて計算することができ、すなわち、例えば、
Figure 0007204950000251
について、
Figure 0007204950000252
である。これは、位相雑音推定の精度を高めることを可能にする。
チャネル及び位相雑音推定がチャネル及び位相雑音推定モジュール4.5によって、第1又は第2のアルゴリズムのいずれかによって計算されると、等化モジュール4.6は、Rの
Figure 0007204950000253
に基づいて線形等化を実行し、Rは、
Figure 0007204950000254
の次数MのDFTであり、ここで、
Figure 0007204950000255

Figure 0007204950000256
に等しく、ここで、
Figure 0007204950000257
は、Uの次数MのIDFTの第m項であり、ここで、yは、受信機によって受信される時間領域信号である。
Figure 0007204950000258
は、アダマール積である。例えば、
Figure 0007204950000259
であり、ここで、F{u}は、サイズMのベクトルuの次数MのDFTであり、Rの
Figure 0007204950000260
に基づく線形等化が行われる。そのような線形等化の結果として、サブキャリアS,...,Sを通じてそれぞれ送信されるシンボルX,...,Xの推定シンボル
Figure 0007204950000261
が得られる。例えば、推定シンボル
Figure 0007204950000262
は、最小平均二条誤差(MMSE)等化によって得ることができ、すなわち、以下となる。
Figure 0007204950000263
ここで、Wは対角行列
Figure 0007204950000264
であり、ここで、
Figure 0007204950000265
であり、ここで、σは、チャネル出力において測定される加法的白色ガウス雑音の分散である。
次に、線形等化の結果にサブキャリアデマッピングモジュール4.7及びパラレル/シリアルモジュール4.8が適用され、その出力において、N’個のシンボルを含む、送信されたN個のシンボルが索出される。
図5に、本発明による無線信号処理のステップを表すフローチャートを示す。
ステップS11において、メモリユニット1.5に記憶されたRSパターンが選択される。選択は、静的又は動的に行うことができる。RSパターンが動的に選択されるとき、送信機1.1は、例えば、各OFDMシンボルについて、又は複数のOFDMシンボルについて、RSの挿入に用いられるRSパターンを変更することができる。この選択は、制御チャネルを通じた受信機1.2からのフィードバックに従って行うことができる。RSパターンの動的選択の場合、送信機は、MEMO_trans1.5に保存されたものに対し別の構成を選ぶことができる。実際に、いくつかの構成をMEMO_trans1.5に記憶することができ、これらの構成は、基準信号の数(ΣK)、及び/又はRSパターンが提供するRSのグループの数に従って順序付けすることができる。RSパターンは、基準信号の数ΣK、RSのグループの数(L)、又は周波数領域におけるRSの位置によって定義することができる。
送信機1.1は、送信の通信構成(サブキャリア間隔構成、キャリア周波数範囲、変調及び符号化方式、キャリア周波数、リソース割当てユニット)及び無線チャネル特性(強力な位相雑音変動、周波数に対する強力な感度)に基づいてRSパターンを選択することができる。
ステップS12において、サブキャリアマッピングモジュール2.2及びRS挿入モジュール2.3は、メモリユニット1.5に記憶され、送信のために用いられるRSパターンに従って構成される。したがって、サブキャリアマッピングモジュール2.2は、ΣK個の基準信号によってRSパターンに従って占有されないサブキャリアにおける入力においてN’個のシンボルをマッピングするように構成される。
ステップS13において、上述したように、RS挿入モジュール2.3は、RSパターンによって定義される位置、すなわち、サブキャリア
Figure 0007204950000266
において基準信号を挿入する。他のサブキャリアは、サブキャリアマッピングの方式に従って、送信されるN’個のシンボルによって、及び0によって占有される。
ステップS14において、信号が処理され、すなわち、M個のシンボルX=(X,...,X)において、OFDM方式(IDFTモジュール2.4、CPモジュール2.5及びDACモジュール2.6)が適用される。
ステップS15において、信号は、Tx2.0によって送信される。
図6に、本発明による無線信号復号のステップを表すフローチャートを示す。
ステップS21において、RS抽出器モジュール4.4、チャネル及び位相雑音推定モジュール4.5並びに等化モジュール4.6は、RS挿入モジュール2.3の構成に従って構成される。この目的で、受信機1.2は、例えば送信機1.1から、送信に用いられるRSパターンを受信することができる。MEMO_trans1.5に記憶される同じRSパターンを、MEMO_recei1.8に記憶することができる。送信機1.1は、任意選択で、制御情報を、制御チャネルを通じて受信機1.2に送信することができ、この制御情報は、送信のために選択されたRSパターンを示す。
ステップS22において、RS抽出モジュール4.4は、DFTモジュール4.3によって出力されたシンボルY,...,Yの一部を抽出する。より詳細には、RS抽出モジュール4.4は、シンボル
Figure 0007204950000267
を抽出する。
ステップS23において、上述したように、チャネル推定及び位相雑音推定が、抽出されたシンボルに基づいて行われる。
ステップS24において、DFTモジュール4.3によって出力されたシンボルY,...,Yは、等化モジュール4.6によって処理され、サブキャリアS,...,Sを通じてそれぞれ送信されるシンボルX,...,Xの推定シンボル
Figure 0007204950000268
が得られる。これは、上述したように、チャネル及び位相雑音推定モジュール4.5によって計算されたチャネル推定及び位相雑音推定に従って行われる。次に、推定シンボル
Figure 0007204950000269
は、サブキャリアデマッピングモジュール4.7及びパラレル/シリアルモジュール4.8を通じて処理され、送信機1.1によって以前に処理されたN’個のシンボルが索出される。

Claims (14)

  1. ワイヤレス通信システムを介して送信される無線信号において少なくともK個の基準信号を送信する方法であって、
    前記無線信号は、M個のサブキャリアS,...,Sにおいて送信するように構成された送信アンテナを備える送信機によって送信されることを意図され、前記M個のサブキャリアS,...,Sのうち、少なくともK個の異なるサブキャリアSq+1,Sq+2,...,Sq+Kが連続しており、連続したサブキャリアSq+1,Sq+2,...,Sq+Kのそれぞれの周波数は順序付けされ、
    前記無線信号は、
    前記少なくともK個の基準信号P,...,PがK個の連続したサブキャリアSq+1,Sq+2,...,Sq+K上でそれぞれ送信されるように前記少なくともK個の基準信号P,...,Pを挿入することと、
    前記少なくともK個の基準信号を含む前記無線信号を送信することと、
    によって提供され、
    Kが奇数である場合、基準信号P,...,P(K-1)/2の周波数領域における値は、基準信号P(K+3)/2,...,Pの値にそれぞれ等しく、Kが偶数である場合、基準信号P,...,PK/2の周波数領域における値は、基準信号PK/2+1,...,Pの値にそれぞれ等しい、方法。
  2. Kが奇数である場合、P,...,P(K+1)/2の値は、それぞれ、jが1に等しい場合、
    Figure 0007204950000270
    が非ヌルの所定の値に等しく、そうでない場合、0に等しくなるようなシーケンスQ,...,Q(K+1)/2であり、ここで、<n>は1+mod(n-1,L)であり、mod(n-1,L)は[n-1]mod Lであり、Kが偶数である場合、P,...,PK/2の値は、それぞれ、jが1に等しい場合、
    Figure 0007204950000271
    が非ヌルの所定の値に等しく、そうでない場合、0に等しくなるようなシーケンスQ,...,QK/2である、請求項1に記載の方法。
  3. 少なくともK+K’個の基準信号が前記M個のサブキャリアS,...,S上で送信され、前記M個のサブキャリアS,...,Sのうち、少なくともK’個の異なるサブキャリアSq’+1,Sq’+2,...,Sq’+K’が連続しており、連続したサブキャリアSq’+1,Sq’+2,...,Sq’+K’のそれぞれの周波数は順序付けされ、q’はq+Kよりも大きく、前記無線信号は、
    少なくともK’個の基準信号P’,...,P’K’がK’個の連続したサブキャリアSq’+1,Sq’+2,...,Sq’+K’上でそれぞれ送信されるように前記少なくともK’個の基準信号P’,...,P’K’を挿入することと、
    前記少なくともK+K’個の基準信号を含む前記無線信号を送信することと、
    によって更に提供され、
    K’が奇数である場合、基準信号P’,...,P’(K’-1)/2の周波数領域における値は、基準信号P’(K’+3)/2,...,P’K’の値にそれぞれ等しく、K’が偶数である場合、基準信号P’,...,P’K’/2の周波数領域における値は、基準信号P’K’/2+1,...,P’K’の値にそれぞれ等しい、請求項1又は2に記載の方法。
  4. Kは、KΔf2ΔPN以上になるようにセットされ、ここで、Δfは前記サブキャリアSq+1,Sq+2,...,Sq+Kのサブキャリア間隔であり、ΔPNは、前記無線信号が被る位相雑音のスペクトル占有率である、請求項1~3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 受信機において、ワイヤレス通信システムを介して送信され、M個の異なるサブキャリアS,...,Sにおいて送信するように構成された送信アンテナを備える、送信機から受信された無線信号を処理する方法であって、前記M個の異なるサブキャリアS,...,Sのうち、少なくともK個の異なるサブキャリアSq+1,Sq+2,...,Sq+Kが連続しており、連続したサブキャリアSq+1,Sq+2,...,Sq+Kのそれぞれの周波数は順序付けされ、前記無線信号はK個の基準信号を含み、前記無線信号は、請求項1~4のいずれか1項に従って提供され、前記方法は、
    チャネル推定を決定することであって、前記チャネル推定は、位相雑音推定に依拠することと、
    前記無線信号を、決定されたチャネル推定を用いて処理することと、
    を含む、方法。
  6. 前記チャネル推定の決定は、
    シンボル
    Figure 0007204950000272
    を決定することであって、周波数領域における前記シンボル
    Figure 0007204950000273
    は、サブキャリア
    Figure 0007204950000274
    においてそれぞれ受信され、ここで、
    K/2が偶数の整数である場合、
    Figure 0007204950000275
    及び
    Figure 0007204950000276
    であり、
    K/2が奇数の整数である場合、
    Figure 0007204950000277
    及び
    Figure 0007204950000278
    であり、
    (K+1)/2が偶数の整数である場合、
    Figure 0007204950000279
    及び
    Figure 0007204950000280
    であり、
    (K+1)/2が奇数の整数である場合、
    Figure 0007204950000281
    及び
    Figure 0007204950000282
    であることと、
    前記チャネル推定を計算することであって、前記チャネル推定は、
    Figure 0007204950000283
    及び
    Figure 0007204950000284
    に基づく線形推定を通じて得られ、ここで、
    Figure 0007204950000285
    は、サイズKのベクトルUの次数KのIDFTであり、Kが奇数の整数である場合、
    Figure 0007204950000286
    であり、Kが偶数の整数である場合、
    Figure 0007204950000287
    であることと、
    を含む、請求項5に記載の方法。
  7. 前記チャネル推定の決定は、
    Figure 0007204950000288

    Figure 0007204950000289
    に基づいて計算されるように、前記チャネル推定の周波数領域表現
    Figure 0007204950000290
    を計算することを更に含み、
    ここで、
    Figure 0007204950000291
    は、
    Figure 0007204950000292
    及び
    Figure 0007204950000293
    に基づく前記線形推定の結果であり、
    Figure 0007204950000294
    は、サイズKのベクトルuの次数KのDFTの第j項であり、Mが偶数の整数である場合、
    Figure 0007204950000295
    であり、Mが奇数の整数である場合、
    Figure 0007204950000296
    である、請求項6に記載の方法。
  8. 前記位相雑音推定の周波数領域表現
    Figure 0007204950000297

    Figure 0007204950000298
    )を計算することであって、Mが偶数の整数である場合、
    Figure 0007204950000299
    であり、Mが奇数の整数である場合、
    Figure 0007204950000300
    である
    Figure 0007204950000301
    が、
    Figure 0007204950000302
    に基づいて計算されるようにし、
    ここで、
    Figure 0007204950000303
    は、
    Figure 0007204950000304
    及び
    Figure 0007204950000305
    に基づく線形推定の結果であり、
    Figure 0007204950000306
    は、サイズKのベクトルuの次数KのDFTの第j項であることを更に含む、請求項6又は7に記載の方法。
  9. 前記無線信号は、請求項2又は3に従って提供され、前記チャネル推定の決定は、
    シンボル
    Figure 0007204950000307
    を決定することであって、周波数領域における前記シンボル
    Figure 0007204950000308
    は、サブキャリア
    Figure 0007204950000309
    においてそれぞれ受信され、ここで、
    K/2が偶数の整数である場合、
    Figure 0007204950000310
    及び
    Figure 0007204950000311
    であり、
    K/2が奇数の整数である場合、
    Figure 0007204950000312
    及び
    Figure 0007204950000313
    であり、
    (K+1)/2が偶数の整数である場合、
    Figure 0007204950000314
    及び
    Figure 0007204950000315
    であり、
    (K+1)/2が奇数の整数である場合、
    Figure 0007204950000316
    及び
    Figure 0007204950000317
    であることと、
    前記チャネル推定の周波数領域表現
    Figure 0007204950000318

    Figure 0007204950000319
    に基づいて計算されるように、
    Figure 0007204950000320
    を計算することであって、Kが奇数の整数である場合、
    Figure 0007204950000321
    であり、Kが偶数の整数である場合、
    Figure 0007204950000322
    であり、Mが偶数の整数である場合、
    Figure 0007204950000323
    であり、Mが奇数の整数である場合、
    Figure 0007204950000324
    であることと、
    計算されたチャネル推定を用いて前記無線信号を処理することと、
    を含む、請求項5に記載の方法。
  10. 前記位相雑音推定の周波数領域表現
    Figure 0007204950000325

    Figure 0007204950000326
    )を計算することであって、Mが偶数の整数である場合、
    Figure 0007204950000327
    であり、Mが奇数の整数である場合、
    Figure 0007204950000328
    である
    Figure 0007204950000329
    が、kmin≦j≦kmaxについて、
    Figure 0007204950000330
    に基づいて計算されるようにし、
    ここで、Kが偶数の整数であり、かつK/2が偶数の整数である場合、
    Figure 0007204950000331
    及び
    Figure 0007204950000332
    であり、Kが偶数の整数であり、かつK/2が奇数の整数である場合、
    Figure 0007204950000333
    及び
    Figure 0007204950000334
    であり、Kが奇数の整数であり、かつ+1)/2が偶数の整数である場合、
    Figure 0007204950000335
    及び
    Figure 0007204950000336
    であり、Kが奇数の整数であり、かつ+1)/2が奇数の整数である場合、
    Figure 0007204950000337
    及び
    Figure 0007204950000338
    であることと、
    計算された位相雑音推定
    Figure 0007204950000339
    を用いて前記無線信号を処理することと、
    を更に含む、請求項9に記載の方法。
  11. 前記無線信号の処理は、
    前記サブキャリアS,...,Sにおいてそれぞれ送信されたシンボルX,...,Xの推定シンボル
    Figure 0007204950000340
    を計算することであって、前記推定シンボル
    Figure 0007204950000341
    は、Rの
    Figure 0007204950000342
    に基づいた線形等化によって得られ、Rは、
    Figure 0007204950000343
    の次数MのDFTであり、ここで、
    Figure 0007204950000344

    Figure 0007204950000345
    に等しく、
    Figure 0007204950000346
    は、Uの次数MのIDFTの第m項であり、yは、前記受信機によって受信される時間領域信号であることを含む、請求項8又は10に記載の方法。
  12. コード命令を含むコンピュータプログラムであって、前記コード命令がプロセッサによって実行されると、請求項1~11のいずれか1項に記載の方法を実行する、コンピュータプログラム。
  13. ワイヤレス通信システムを介して送信される無線信号において少なくともK個の基準信号を送信する送信機であって、前記無線信号は、前記送信機によって送信されることが意図され、前記送信機は、
    M個のサブキャリアS,...,Sにおいて送信するように構成された少なくとも1つの送信アンテナであって、前記M個のサブキャリアS,...,Sのうち、少なくともK個の異なるサブキャリアSq+1,Sq+2,...,Sq+Kが連続しており、連続したサブキャリアSq+1,Sq+2,...,Sq+Kのそれぞれの周波数は順序付けされている、少なくとも1つの送信アンテナと、
    プロセッサと、
    記憶された命令を含む非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記命令は、前記プロセッサによって実行されると、
    少なくともK個の基準信号P,...,Pが前記K個の連続したサブキャリアSq+1,Sq+2,...,Sq+K上でそれぞれ送信されるように少なくともK個の基準信号P,...,Pを挿入することと、
    前記少なくともK個の基準信号を含む前記無線信号を送信することと、
    を行うように前記送信機を構成し、
    Kが奇数である場合、基準信号P,...,P(K-1)/2の周波数領域における値は、基準信号P(K+3)/2,...,Pの値にそれぞれ等しく、Kが偶数である場合、基準信号P,...,PK/2の周波数領域における値は、基準信号PK/2+1,...,Pの値にそれぞれ等しい、非一時的コンピュータ可読媒体と、
    を備える、送信機。
  14. ワイヤレス通信システムを介して送信され、M個の異なるサブキャリアS,...,Sにおいて送信するように構成された送信アンテナを備える、送信機から受信された無線信号を処理する受信機であって、前記M個の異なるサブキャリアS,...,Sのうち、少なくともK個の異なるサブキャリアSq+1,Sq+2,...,Sq+Kが連続しており、連続したサブキャリアSq+1,Sq+2,...,Sq+Kのそれぞれの周波数は順序付けされ、前記無線信号はK個の基準信号を含み、前記無線信号は、請求項1~4のいずれか1項に従って提供され、前記受信機は、
    少なくとも1つの受信アンテナと、
    プロセッサと、
    記憶された命令を含む非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記命令は、前記プロセッサによって実行されると、
    チャネル推定を決定することであって、前記チャネル推定は、位相雑音推定に依拠することと、
    前記無線信号を、決定されたチャネル推定を用いて処理することと、
    を行うように前記受信機を構成する、非一時的コンピュータ可読媒体と、
    を備える、受信機。
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