JP7204608B2 - エンジンのカバー構造 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンのカバー構造に関する。
従来、車両から車外に放出される音の低減等の目的で、車両に搭載されるエンジンの上部を覆うカバーが利用されている。一方、エンジンの上部をカバーで覆うことによって、当該カバーより内側(つまり、エンジン側)の内部空間に熱がこもり易くなってしまう。そこで、例えば、特許文献1に開示されているように、カバーに通気用の開口を設けることが行われている。
特開2002-264666号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている技術等の従来の技術のように、カバーに通気用の開口を設けることによって、熱害を抑制することができるものの、一方で、音の放出を低減する効果が低下(つまり、防音性能が低下)してしまう。
そこで、本発明は、このような課題に鑑み、車両における防音性能と熱害の抑制を両立することが可能なエンジンのカバー構造を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明のエンジンのカバー構造は、車両に搭載されるエンジンの上部を覆うカバーと、空気が流通する第1流路を画成する第1管状部と、エンジンの排熱を用いて第1管状部内の空気を部分的に加熱する加熱部と、第1管状部における加熱部によって加熱される部分より下流側から分岐し、第1流路と、カバーより内側に配置される冷却対象の設置箇所とを連通する第2流路を画成する第2管状部と、を備える。
エンジンの吸気通路と排気通路とは、EGR通路により接続されており、EGR通路には、EGR通路内の熱を放熱する放熱部が設けられており、加熱部は、EGR通路の放熱部であってもよい。
第1管状部における加熱部によって加熱される部分より下流側において、第1管状部内の空気を部分的に冷却する冷却部をさらに備えてもよい。
冷却部は、車両に搭載される冷却サイクル内を循環する冷媒を用いて第1管状部内の空気を部分的に冷却してもよい。
冷却サイクルは、冷媒を一時的に貯留するチャンバを有し、冷却部は、冷却サイクルのチャンバであってもよい。
第1流路の下流側端部は、車両の外部と連通していてもよい。
本発明によれば、車両における防音性能と熱害の抑制を両立することが可能となる。
本発明の実施形態に係る車両におけるエンジンの設置位置を示す模式図である。 本発明の実施形態に係るカバー構造を模式的に示す正面断面図である。 本発明の実施形態に係るカバー構造を模式的に示す上面断面図である。 本発明の実施形態に係るカバー構造を模式的に示す側面断面図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易にするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
<カバー構造の構成>
図1~図4を参照して、本発明の実施形態に係るカバー構造100の構成について説明する。
カバー構造100は、車両1に搭載されるエンジン50から車外に放出される音を低減するために設けられる。なお、図1~図4は、車両1の進行方向を前方向とし、進行方向に対して逆方向を後方向とし、進行方向を向いた状態における左側および右側をそれぞれ左方向および右方向として、示されている。
図1は、車両1におけるエンジン50の設置位置を示す模式図である。
車両1は、図1に示されるように、エンジン50と、カバー10とを備える。
エンジン50は、ガソリン等を燃料として動力を生成する内燃機関である。エンジン50から出力される動力は、例えば、車両1の駆動輪の駆動に用いられる。エンジン50は、エンジンルーム3内に配置されている。エンジンルーム3は、車両1内の空間のうち車室2よりも前側の空間である。車室2およびエンジンルーム3は、トーボード等の構造部材によって区画されている。
カバー10は、エンジン50の上部を覆う。本実施形態では、カバー10を備えるカバー構造100によって、車両1における防音性能と熱害の抑制との両立が実現される。
以下、図2~図4を参照して、本実施形態に係るカバー構造100の構成の詳細について説明する。
図2は、カバー構造100を模式的に示す正面断面図である。具体的には、図2は、図1におけるA-A断面における断面図に相当する。図3は、カバー構造100を模式的に示す上面断面図である。具体的には、図3は、図2におけるB-B断面における断面図に相当する。図4は、カバー構造100を模式的に示す側面断面図である。具体的には、図4は、図3におけるC-C断面における断面図に相当する。
なお、図2および図3では、下流側第1管状部21bの図示が省略されている。また、図4では、第2管状部22,23の図示が省略されている。また、図3および図4では、エンジン50の吸気通路60、排気通路70、吸気側EGR管81および排気側EGR管82の図示が省略されている。また、図2および図4では、冷却サイクル90の少なくとも一部の図示が省略されている。
カバー構造100は、図2~図4に示されるように、カバー10と、第1管状部21と、EGR通路80の放熱部83と、第2管状部22,23とを備える。EGR通路80の放熱部83は、本発明に係る加熱部の一例に相当する。さらに、カバー構造100は、冷却サイクル90のチャンバ92を備える。冷却サイクル90のチャンバ92は、本発明に係る冷却部の一例に相当する。
第1管状部21は、空気が流通する第1流路31を画成する。なお、第1管状部21の断面形状は、円形、楕円形もしくは多角形またはそれらの組み合わせであってもよい。具体的には、第1管状部21は、上流側第1管状部21aと、当該上流側第1管状部21aと接続される下流側第1管状部21bとを有する。上流側第1管状部21aは、カバー10の一部により形成されている。第1流路31は、上流側第1管状部21aにより画成される上流側第1流路31aと、下流側第1管状部21bにより画成される下流側第1流路31bとを有する。放熱部83は、エンジン50の排熱を用いて第1管状部21内の空気を部分的に加熱する。それにより、第1流路31において、温度勾配が生じることにより、空気の流れが発生する。
第2管状部22,23は、第1管状部21における放熱部83によって加熱される部分より下流側から分岐し、第1流路31と、カバー10より内側に配置される冷却対象42,43の設置箇所とを連通する第2流路32,33を画成する。なお、第2管状部22,23の断面形状は、円形、楕円形もしくは多角形またはそれらの組み合わせであってもよい。第2流路32,33内の空気が第1流路31に生じる空気の流れにより吸引されることによって、第2流路32,33において空気の流れが発生する。それにより、冷却対象42,43が空気の流れによって適切に冷却される。
以下、カバー構造100を構成する部材およびカバー構造100の周囲の部材について、より詳細に説明する。
エンジン50の下部は、車両1の構造部材としての右サイドフレーム201と、左サイドフレーム202と、アンダーフロア203とによって覆われている。このようなエンジン50の上部がカバー10によって覆われている。
カバー10は、前面および下面が開口した略中空直方体形状を有する。具体的には、カバー10は、上面部11と、右面部12と、左面部13と、後面部14と、流路画成部15とを有する。カバー10は、例えば、樹脂または金属材料によって形成されている。
上面部11、右面部12、左面部13および後面部14は、略平板形状を有し、それぞれカバー10の上面、右面、左面および後面を形成する。
流路画成部15は、上流側第1管状部21aを形成するために設けられている。具体的には、流路画成部15は、図2に示されるように、上面部11の下面と右面部12の左面との間に亘って設けられており、上面部11の下面と右面部12の左面との境界である前後方向に延びる辺を覆う。流路画成部15は、前後方向に延びている。
上流側第1管状部21aは、上面部11の右端部11aと、右面部12の上端部12aと、流路画成部15とを含む。上流側第1管状部21aにより画成される上流側第1流路31aは、具体的には、上流側第1管状部21aの内部の空間である。上流側第1管状部21aは、前後方向に延びている。上流側第1管状部21aの前端部は開口している。上流側第1管状部21aの後端部は、図4に示されるように、下流側第1管状部21bと接続されている。下流側第1管状部21bは、上流側第1管状部21aの後端部から後下方向に延びている。下流側第1管状部21bの後下端部は、開口しており、アンダーフロア203に設けられた貫通穴301の近傍に位置している。ゆえに、下流側第1管状部21bにより画成される下流側第1流路31bの下流側端部は、車両1の外部と連通している。
なお、下流側第1管状部21bは、カバー10と一体的に形成されてもよく、カバー10と別体であってもよい。下流側第1管状部21bは、例えば、樹脂または金属材料によって形成されている。
EGR通路80の放熱部83は、エンジン50の排熱を用いて第1管状部21内の空気を部分的に加熱する本発明に係る加熱部の一例に相当する。
具体的には、図2に示されるように、エンジン50の吸気通路60と排気通路70とは、EGR通路80により接続されている。吸気通路60は、エンジン50の各燃焼室の吸気ポートと接続される複数の吸気管61と、当該複数の吸気管61が合流する吸気マニホールド62とを含む。排気通路70は、エンジン50の各燃焼室の排気ポートと接続される複数の排気管71と、当該複数の排気管71が合流する排気マニホールド72とを含む。EGR通路80は、吸気マニホールド62と排気マニホールド72とを接続する。EGR通路80は、吸気マニホールド62と接続される吸気側EGR管81と、排気マニホールド72と接続される排気側EGR管82と、放熱部83とを含む。放熱部83は、吸気側EGR管81と排気側EGR管82との間に設けられており、EGR通路80内の熱を放熱する。
EGR通路80の放熱部83は、上流側第1管状部21aの前端部の近傍に位置している。それにより、上流側第1管状部21a内の空気のうちの前側の空気が放熱部83によって加熱される。ゆえに、第1流路31において、温度勾配が生じることにより、空気の流れが発生する。具体的には、図3および図4において矢印F1により示されるように、上流側第1流路31aを後方向に進み、下流側第1流路31bを後下方向に進み、車両1の外部に排出されるように、空気の流れが生じる。
第2管状部22,23は、具体的には、上流側第1管状部21aの流路画成部15から分岐している。第2管状部22の先端は、開口しており、カバー10の上面部11とエンジン50との間に配置される冷却対象42の設置箇所(つまり、冷却対象42の近傍)に位置している。第2流路32は、具体的には、第2管状部22の内部の空間である。ゆえに、上流側第1流路31aと冷却対象42の設置箇所とが第2流路32により連通される。第2管状部23の先端は、開口しており、カバー10の上面部11とエンジン50との間に配置される冷却対象43の設置箇所(つまり、冷却対象43の近傍)に位置している。第2流路33は、具体的には、第2管状部23の内部の空間である。ゆえに、上流側第1流路31aと冷却対象43の設置箇所とが第2流路33により連通される。
冷却対象42,43は、カバー10より内側(つまり、エンジン50側)の空間において、冷却する必要性が特に高いものである。冷却対象42,43は、例えば、オルタネータまたはエンジン50の燃料供給に関する部品(例えば、燃料噴射弁)等である。なお、図2~図4に示される例では、2つの冷却対象42,43が示されているが、冷却対象の数は、2以外であってもよい。
なお、第2管状部22,23は、カバー10と一体的に形成されてもよく、カバー10と別体であってもよい。第2管状部22,23は、例えば、樹脂または金属材料によって形成されている。
上述したように、上流側第1管状部21a内の空気のうちの前側の空気が放熱部83によって加熱されることによって、図3および図4において矢印F1により示されるように、上流側第1流路31aを後方向に進むように、空気の流れが生じる。それにより、第2流路32,33内の空気が上流側第1流路31aに生じる空気の流れにより吸引される。ゆえに、第2流路32,33において、空気の流れが発生する。具体的には、図3において矢印F2,F3により示されるように、第2流路32,33を冷却対象42,43の設置箇所から上流側第1流路31aに向かって進むように、空気の流れが生じる。それにより、冷却対象42,43を空気の流れによって適切に冷却することができる。
上記のように、カバー構造100によれば、カバー10に通気用の開口を設けることなく、車両1における熱害を抑制することができる。ゆえに、防音性能が低下することを抑制できるので、車両1における防音性能と熱害の抑制とを両立することができる。
冷却サイクル90のチャンバ92は、第1管状部21における放熱部83によって加熱される部分より下流側において、第1管状部21内の空気を部分的に冷却する本発明に係る冷却部の一例に相当する。詳細には、チャンバ92は、車両1に搭載される冷却サイクル90内を循環する冷媒を用いて第1管状部21内の空気を部分的に冷却する。
具体的には、図3に示されるように、冷却サイクル90は、冷媒が循環する循環路91と、循環路91に設けられるチャンバ92を有する。なお、図3において、図示は省略されているが、循環路91には、圧縮機、凝縮器、膨張弁および蒸発器が設けられている。チャンバ92は、循環路91において拡径した部分であり、冷媒を一時的に貯留する。
冷却サイクル90のチャンバ92は、上流側第1管状部21aの後端部に位置している。それにより、上流側第1管状部21a内の空気のうちの後側の空気がチャンバ92によって冷却される。それにより、第1流路31において生じる温度勾配の程度をより大きくすることができる。ゆえに、第1流路31における空気の流速を増大させることができる。よって、冷却対象42,43を空気の流れによってより効果的に冷却することができる。
<カバー構造の効果>
続いて、本発明の実施形態に係るカバー構造100の効果について説明する。
本実施形態に係るカバー構造100は、空気が流通する第1流路31を画成する第1管状部21と、エンジン50の排熱を用いて第1管状部21内の空気を部分的に加熱する加熱部(具体的には、EGR通路80の放熱部83)とを備える。それにより、エンジン50の排熱を有効利用して、第1流路31に空気の流れを生じさせることができる。また、カバー構造100は、第1管状部21における加熱部によって加熱される部分より下流側から分岐し、第1流路31と、カバー10より内側に配置される冷却対象42,43の設置箇所とを連通する第2流路32,33を画成する第2管状部22,23を備える。それにより、第2流路32,33を冷却対象42,43の設置箇所から上流側第1流路31aに向かって進むように、空気の流れを生じさせることができる。ゆえに、冷却対象42,43を空気の流れによって適切に冷却することができる。よって、カバー10に通気用の開口を設けることなく、車両1における熱害を抑制することができる。したがって、車両1における防音性能と熱害の抑制とを両立することができる。
また、本実施形態に係るカバー構造100では、加熱部は、EGR通路80の放熱部83であることが好ましい。それにより、放熱部83から放熱されるエンジン50の排熱を用いて第1管状部21内の空気を部分的に加熱することを適切に実現することができる。
また、本実施形態に係るカバー構造100では、第1管状部21における加熱部によって加熱される部分より下流側において、第1管状部21内の空気を部分的に冷却する冷却部をさらに備えることが好ましい。それにより、第1流路31において生じる温度勾配の程度をより大きくすることができるので、第1流路31における空気の流速を増大させることができる。よって、冷却対象42,43を空気の流れによってより効果的に冷却することができる。
また、本実施形態に係るカバー構造100では、冷却部は、車両1に搭載される冷却サイクル90内を循環する冷媒を用いて第1管状部21内の空気を部分的に冷却することが好ましい。それにより、冷却サイクル90内を循環する冷媒を有効利用して、第1管状部21内の空気を効果的に冷却することができる。
また、本実施形態に係るカバー構造100では、冷却部は、冷却サイクル90のチャンバ92であることが好ましい。ここで、チャンバ92は、冷却サイクル90の循環路91において拡径した部分である。ゆえに、チャンバ92は、循環路91における他の部分と比較して、周囲の空気を冷却する能力が高くなっている。よって、このようなチャンバ92を冷却部として利用することによって、第1管状部21内の空気をより効果的に冷却することができる。
また、本実施形態に係るカバー構造100では、第1流路31の下流側端部は、車両1の外部と連通していることが好ましい。それにより、第1流路31に温度勾配を適切に生じさせることができるので、第1流路31に空気の流れを適切に生じさせることができる。
以上、添付図面を参照しつつ本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されないことは勿論であり、特許請求の範囲に記載された範疇における各種の変更例または修正例についても、本発明の技術的範囲に属することは言うまでもない。
例えば、上記では、第1管状部21の一部がカバー10と一体的に形成されている例を説明したが、第1管状部21は、カバー10と別体であってもよい。なお、その場合、第1管状部21は、カバー10より内側の空間を通って配置されてもよく、カバー10より内側の空間を通らずにカバー10より外側の空間に配置されてもよい。
また、例えば、上記では、第1管状部21が上流側から後方向に延びた後に後下方向に延びている例を説明したが、第1管状部21の経路は、このような例に特に限定されない。例えば、第1管状部21の一部または全部が、左右方向に延びていてもよい。
また、例えば、上記では、第1流路31の下流側端部が車両1の外部と連通している例を説明したが、第1流路31の下流側端部は、車両1の外部と連通していなくてもよい。例えば、第1流路31の下流側端部は、エンジンルーム3内に位置していてもよく、その場合、第1流路31を流れる空気は、車両1の外部に排出されず、エンジンルーム3内に排出される。
また、例えば、上記では、第2管状部22,23がカバー10の流路画成部15から分岐している例を説明したが、第2管状部22,23の一部または全部が、上面部11、右面部12、左面部13または後面部14と一体的に形成されていてもよい。
また、例えば、上記で参照した図2および図3では、第2管状部22,23が一方向に延びている例を説明したが、第2管状部22,23の経路は、このような例に特に限定されない。例えば、第2管状部22,23は、屈曲していてもよく、図2および図3に示される例と異なる方向に延びていてもよい。
また、例えば、上記では、エンジン50の排熱を用いて第1管状部21内の空気を部分的に加熱する加熱部として、EGR通路80の放熱部83が用いられている例を説明したが、加熱部としてEGR通路80の放熱部83以外のものが用いられてもよい。例えば、車両1にターボチャージャが設けられる場合において、当該ターボチャージャが加熱部として用いられてもよい。なお、上記で参照した図2~図4では、加熱部としての放熱部83が上流側第1管状部21aの前端部よりも前方に位置している例が示されているが、加熱部は、上流側第1管状部21aの前端部よりも後方に位置していてもよい。
また、例えば、上記では、第1管状部21内の空気を部分的に冷却する冷却部として、冷却サイクル90のチャンバ92が用いられている例を説明したが、冷却部として冷却サイクル90のチャンバ92以外のものが用いられてもよい。例えば、冷却サイクル90内を循環する冷媒以外の冷源を用いて第1管状部21内の空気を部分的に冷却するものが冷却部として用いられてもよい。また、例えば、冷却サイクル90におけるチャンバ92と異なる部分が冷却部として用いられてもよい。
また、例えば、上記では、エンジン50の上部がカバー10によって覆われており、エンジン50の下部が車両1の構造部材によって覆われている例を説明したが、エンジン50の下部が車両1の構造部材と異なる部材である下部カバーによって覆われていてもよい。その場合、カバー10と下部カバーによってエンジン50全体が覆われる所謂カプセル構造が形成され得る。
本発明は、エンジンのカバー構造に利用できる。
1 車両
2 車室
3 エンジンルーム
10 カバー
11 上面部
12 右面部
13 左面部
14 後面部
15 流路画成部
21 第1管状部
21a 上流側第1管状部
21b 下流側第1管状部
22,23 第2管状部
31 第1流路
31a 上流側第1流路
31b 下流側第1流路
32,33 第2流路
42,43 冷却対象
50 エンジン
60 吸気通路
61 吸気管
62 吸気マニホールド
70 排気通路
71 排気管
72 排気マニホールド
80 EGR通路
81 吸気側EGR管
82 排気側EGR管
83 放熱部(加熱部)
90 冷却サイクル
91 循環路
92 チャンバ(冷却部)
100 カバー構造
201 右サイドフレーム
202 左サイドフレーム
203 アンダーフロア
301 貫通穴

Claims (6)

  1. 車両に搭載されるエンジンの上部を覆うカバーと、
    空気が流通する第1流路を画成する第1管状部と、
    前記エンジンの排熱を用いて前記第1管状部内の前記空気を部分的に加熱する加熱部と、
    前記第1管状部における前記加熱部によって加熱される部分より下流側から分岐し、前記第1流路と、前記カバーより内側に配置される冷却対象の設置箇所とを連通する第2流路を画成する第2管状部と、
    を備える、
    エンジンのカバー構造。
  2. 前記エンジンの吸気通路と排気通路とは、EGR通路により接続されており、
    前記EGR通路には、前記EGR通路内の熱を放熱する放熱部が設けられており、
    前記加熱部は、前記EGR通路の前記放熱部である、
    請求項1に記載のエンジンのカバー構造。
  3. 前記第1管状部における前記加熱部によって加熱される部分より下流側において、前記第1管状部内の前記空気を部分的に冷却する冷却部をさらに備える、
    請求項1または2に記載のエンジンのカバー構造。
  4. 前記冷却部は、前記車両に搭載される冷却サイクル内を循環する冷媒を用いて前記第1管状部内の前記空気を部分的に冷却する、
    請求項3に記載のエンジンのカバー構造。
  5. 前記冷却サイクルは、前記冷媒を一時的に貯留するチャンバを有し、
    前記冷却部は、前記冷却サイクルの前記チャンバである、
    請求項4に記載のエンジンのカバー構造。
  6. 前記第1流路の下流側端部は、前記車両の外部と連通している、
    請求項1~5のいずれか一項に記載のエンジンのカバー構造。
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