JP7204506B2 - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置及び画像処理方法に関する。
車両の後退時に、車両に搭載されたリアカメラによって生成された後方撮影画像を用いて生成された合成画像を車室内のディスプレイに表示する技術が知られている。この技術は、車室内のディスプレイに表示される合成画像が定期的に更新されることが求められる。
特許文献1に開示された画像処理装置は、車室内のディスプレイに表示された合成画像が更新されない場合、合成画像の代わりにリアカメラによって生成された後方撮影画像をディスプレイに表示させる。具体的には、この画像処理装置は、マルチメディア用マイクロコンピュータと、映像デコーダと、を備える。マイクロコンピュータは、後方撮影画像の上にガイド線が描かれた合成画像を生成し、生成した合成画像を映像デコーダに出力する。映像デコーダは、マイクロコンピュータによって出力される合成画像が定期的に更新されている場合、その合成画像をディスプレイに表示させる。映像デコーダは、その合成画像が定期的に更新されていない場合、ディスプレイに表示させる画像を、その合成画像から後方撮影画像に切り換える。
しかし、映像デコーダは、マイクロコンピュータから出力された合成画像が定期的に更新されたか否かを判断するためだけに、マイクロコンピュータを別途搭載しなければならない。このため、特許文献1に開示された画像処理装置は、コストを低減するのが難しいという問題があった。
特開2017-081445号公報
本発明の目的は、コストを低減することができる画像処理装置及び画像処理方法を提供することである。
(第1の発明)
第1の発明は、移動体に搭載されたカメラによって撮影された第1画像を用いた合成画像を生成する画像処理装置であって、前記合成画像を生成する合成処理と、前記合成画像に関連する処理とは異なる第1所定処理を実行する第1プロセッサコアと、前記第1画像とは異なる第2画像を生成する処理と、前記第2画像に関連する処理とは異なる第2所定処理を実行する第2プロセッサコアと、を備え、前記合成処理は、前記第2プロセッサコアによって生成された前記第2画像が所定の時間間隔で更新された場合には前記第2画像を前記第1画像の上に重なるように配置するとともに前記第2画像の画素のうち画素値が初期値である画素の透過率を100%とし、その他の画素の透過率を0%として前記合成画像を生成し、前記第2画像が前記所定の時間間隔で更新されなかった場合には前記第1画像を前記第2画像の上に重なるように配置するとともに前記第1画像の画素の透過率を0%として前記合成画像を生成する処理である。
第1の発明において、第1所定処理を行う第1プロセッサコアが第1画像と第2画像とを合成して合成画像を生成し、第2所定処理を行う第2プロセッサコアが第2画像を生成する。このため、第1の発明では、第2画像が所定の時間間隔で更新されているか否かの検知という画像関連処理のみを行うためだけに、別途マイクロコンピュータを設ける必要がない。したがって、第1の発明は、コストを低減することができる。
また、第2画像が更新されない場合、第1プロセッサコアは、第1画像と第2画像との位置関係を変更して合成画像を生成する。この結果、第1プロセッサコアは、負荷を増加させることなく、合成画像において第2画像を目立たなくすることができる。
(第2の発明)
第2の発明に係る画像処理装置において、前記第1プロセッサコアは、前記合成処理を実行する前に、前記第2画像が前記所定の時間間隔で更新されたか否かを判断する。
第2の発明は、合成画像を生成する前に、過去に生成された第2画像が前記所定の時間間隔で更新されたか否かを判断する。このため、第2の発明は、第2画像が所定の時間間隔で更新されなかった場合に、迅速に、合成画像の生成に用いる画像の上下を変更できる。
(第3の発明)
第3の発明に係る画像処理装置において、前記合成画像は、前記第2画像が所定の時間間隔で更新された場合には、前記第2画像と共に前記第1画像の少なくとも一部も視認可能であるように生成され、前記第2画像が前記所定の時間間隔で更新されなかった場合には、前記第2画像が視認されないように生成される。
第3の発明において、合成画像は、第2画像を上にして合成画像を生成した場合、合成画像において第1画像と第2画像の両方が見えるように生成される。また、第3の発明において、合成画像は、第1画像を上にして合成画像を生成した場合、合成画像において第2画像が見えないように生成される。このため、第3の発明は、第2画像が所定の時間間隔で更新されなかった場合においても、少なくとも第1画像を視認させることができる。
(第4の発明)
第4の発明は、移動体に搭載されたカメラによって撮影された第1画像を用いた合成画像を生成する画像処理装置であって、前記合成画像を生成する合成処理と、前記合成画像に関連する処理とは異なる第1所定処理を実行する第1プロセッサコアと、前記第1画像とは異なる第2画像を生成する処理と、前記第2画像に関連する処理とは異なる第2所定処理を実行する第2プロセッサコアと、を備え、前記第1プロセッサコアは、前記第2プロセッサコアの負荷が所定の負荷量を超えた場合には前記第1画像を前記第2画像の上に重なるように配置して前記合成画像を生成し、前記第2プロセッサコアの負荷が所定の負荷量以下である場合には前記第2画像を前記第1画像の上に重なるように配置して前記合成画像を生成する。
第4の発明において、第1プロセッサコアは、第2プロセッサコアの負荷が所定の値を超えたか否かによって第2画像が定期的に更新されたか否かを判断する。したがって、第4の発明は、第2画像が更新されたか否かを判断する処理を簡略化できるので、第1プロセッサコアの負荷を軽減できる。
第4の発明において、第1プロセッサコアは、合成画像が定期的に更新されていないと判断した後に、合成画像が定期的に更新されていると判断すると、第2画像を第1画像の上に重なるように配置して合成画像を生成する状態に復帰することができる。第4の発明は、自ら元の状態に復帰できるので、長期間の運用を行うことができる。
(第5の発明)
第5の発明に係る画像処理装置において、前記第1プロセッサコアでは、リアルタイムオペレーティングシステムが動作し、前記第2プロセッサコアでは、汎用オペレーティングシステムが動作する。
第5の発明において、第1プロセッサコアでは、リアルタイムオペレーティングシステムが動作する。このため、第1プロセッサコアは、所定の時間内に画像合成を行うことができる。また、第2プロセッサコアでは、汎用オペレーティングシステムが動作する。このため、第2プロセッサコアでは、第2画像の生成のような複雑な処理を行うことができる。
(第6の発明)
第6の発明は、第1プロセッサコアと第2プロセッサコアとを備える画像処理装置を用いて、移動体に搭載されたカメラによって撮影された第1画像を用いた合成画像を生成する画像処理方法であって、前記第1プロセッサコアに、前記合成画像を生成する合成処理と、前記合成画像に関連する処理とは異なる第1所定処理を実行させる第1工程と、前記第2プロセッサコアに、前記第1画像とは異なる第2画像を生成する処理と、前記第2画像に関連する処理とは異なる第2所定処理を実行させる第2工程と、を備え、前記合成処理は、前記第2プロセッサコアによって生成された前記第2画像が所定の時間間隔で更新された場合には前記第2画像を前記第1画像の上に重なるように配置するとともに前記第2画像の画素のうち画素値が初期値である画素の透過率を100%とし、その他の画素の透過率を0%として前記合成画像を生成し、前記第2画像が前記所定の時間間隔で更新されなかった場合には前記第1画像を前記第2画像の上に重なるように配置するとともに前記第1画像の画素の透過率を0%として前記合成画像を生成する処理である。
第6の発明において、第1所定処理を行う第1プロセッサコアが第1画像と第2画像とを合成して合成画像を生成し、第2所定処理を行う第2プロセッサコアが第2画像を生成する。このため、第1の発明では、第2画像が所定の時間間隔で更新されているか否かの検知という画像関連処理のみを行うためだけに、別途マイクロコンピュータを設ける必要がない。したがって、第1の発明は、コストを低減することができる。
また、第2画像が更新されない場合、第1プロセッサコアは、第1画像と第2画像との位置関係を変更して合成画像を生成する。この結果、第1プロセッサコアは、負荷を増加させることなく、合成画像において第2画像を目立たなくすることができる。
本発明は、コストを低減することができる画像処理装置及び画像処理方法を提供することができる。
本発明の実施形態に係る画像処理装置の構成を示す機能ブロック図である。 図1に示す第1プロセッサコアと、第2プロセッサコアの構成を示す機能ブロック図である。 画像処理装置の動作の概略を説明する図である。 カメラによって生成されるフレームの一例を示す図である。 ガイド線画像生成部より生成されるガイド線画像の一例を示す図である。 HMI画像生成部により生成されるHMI画像の一例を示す図である。 確認領域と、固着検知に用いられる画素との位置関係の一例を示す図である。 ガイド線画像の固着が検知されていない場合におけるフレーム、ガイド線画像及びHMI画像の配置順序を示す図である。 固着が検知されない場合における合成画像の一例を示す図である。 ガイド線画像の固着が検知された場合におけるフレーム、ガイド線画像及びHMI画像の配置順序を示す図である。 固着が検知された場合における合成画像の一例を示す図である。 第1プロセッサコア及び第2プロセッサコアの動作を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明は、以下に示す実施形態に限定されるものではない。また、これらの実施の例は例示に過ぎず、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した形態で実施することができる。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のもの、又は相当するものを示すものとする。
(実施形態)
図1に本発明の実施形態に係る画像処理装置の構成を示す機能ブロック図を示す。図1に示す画像処理装置20は、車両1の後退時において、カメラ11により生成された車両1の後方画像と、車両1の車幅等を示すガイド線画像とが重畳された合成画像を生成する。ディスプレイ31は、画像処理装置20によって生成された合成画像を表示する。これにより、車両1の運転者は、車両1の後退時における車両1の進行方向を予測できる。
カメラ11は、車両1の後方に搭載されたリアカメラである。カメラ11は、車両1の後方が撮影された動画像11Aを生成する。動画像11Aは、複数のフレーム211Aを有する。動画像11Aのフレームレートは、例えば、30fps(frames per second)である。
舵角検出部12は、車両1に備わるステアリングホイールの操舵角を検知し、検知した操舵角を車両1に備わる操舵輪の実舵角12Aに変換する。舵角検出部12は、実舵角12Aを出力する。
ディスプレイ31は、画像処理装置20によって生成された合成画像212Aを取得する。ディスプレイ31は、取得した合成画像212Aを表示する。ディスプレイ31は、例えば、車両1に搭載されたカーナビゲーション・システムに備わる液晶ディスプレイである。
画像処理装置20は、第1プロセッサコア21と、第2プロセッサコア22と、を備える。第1プロセッサコア21上では、リアルタイムオペレーティングシステムが動作する。第2プロセッサコア22上では、Linux(登録商標)等の汎用オペレーティングシステムが動作する。
第1プロセッサコア21は、カメラ11によって生成された動画像11Aを取得する。具体的には、第1プロセッサコア21は、カメラ11がフレーム211Aを生成するたびにその生成されたフレーム211Aを取得する。第1プロセッサコアは、フレーム211Aを取得すると、その取得したフレーム211Aを第2プロセッサコア22に出力する。フレーム211Aは、本発明の第1画像に相当する。
第2プロセッサコア22は、舵角検出部12から取得した実舵角12Aを用いて、ガイド線画像221Aを生成する。ガイド線画像221Aは、車両1の後退時における車幅や予想進路を示すガイド線を有する。ガイド線画像221Aは、本発明の第2画像に相当する。ガイド線画像221Aについては、後述する。第2プロセッサコア22は、ガイド線画像221Aに関連する処理とは異なる第2所定処理を実行する。
第1プロセッサコア21は、合成画像212Aを生成する合成処理を実行する前に、ガイド線画像221Aが所定の時間間隔で更新されているか否かを判断する。第1プロセッサコア21は、ガイド線画像221Aが所定の時間間隔で更新されていると判断した場合、ガイド線画像221Aを、動画像11Aの所定の時刻におけるフレーム211Aの上に重なるように配置して合成画像を生成する。第1プロセッサコア21は、ガイド線画像221Aが所定の時間間隔で更新されていないと判断した場合、動画像11Aの所定の時刻におけるフレーム211Aを、ガイド線画像221Aの上に重なるように配置して合成画像212Aを生成する。第1プロセッサコア21は、第1画像であるフレーム211Aに関連する処理とは異なる第1所定処理を実行する。
図2に、第1プロセッサコア21と、第2プロセッサコア22との構成を示す機能ブロック図を示す。第1プロセッサコア21は、フレーム抽出部211と、画像合成部212と、出力部213と、固着検知部214と、第1所定処理部215とを備える。
フレーム抽出部211は、カメラ11によって生成された動画像11Aを取得する。フレーム抽出部211は、取得した動画像11Aから、所定の時刻におけるフレーム211Aを抽出する。
画像合成部212は、フレーム抽出部211によって抽出された所定の時刻におけるフレーム211Aを取得する。画像合成部212は、第2プロセッサコア22によって生成されたガイド線画像221A及びHMI画像222Aを取得する。画像合成部212は、所定の時刻におけるフレーム211Aと、ガイド線画像221A及びHMI画像222Aとを合成して、合成画像212Aを生成する。画像合成部212は、取得した画像を合成する際に、例えば、アルファブレンドを用いる。
出力部213は、画像合成部212によって合成された合成画像212Aを取得する。出力部213は、取得した合成画像212Aをディスプレイ31に表示可能な形式に変換する。出力部213は、変換後の合成画像212Aを、ディスプレイ31に出力する。
固着検知部214は、第2プロセッサコア22によって生成されたガイド線画像221Aが、所定の時間間隔で更新されているか否かを確認する。以後、画像が所定の時間間隔で更新されていないことを、画像が固着しているということがある。また、以後、画像が固着しているか否かを検知することを、画像の固着検知ということがある。画像の固着検知については、後述する。
第1所定処理部215は、合成画像212Aに関連する処理とは異なる第1所定処理を実行する。第1所定処理は、第1プロセッサコア21によって行われる処理のうち、合成画像212Aに関連する処理とは異なる処理である。第1所定処理は、例えば、GPS(Global Positioning System)関連の処理である。
第2プロセッサコア22は、ガイド線画像生成部221と、HMI画像生成部222と、第2所定処理部223と、を備える。
ガイド線画像生成部221は、フレーム抽出部211によって抽出された所定の時刻におけるフレーム211Aを取得する。ガイド線画像生成部221は、フレーム211Aを用いて、ガイド線画像221Aを生成する。ガイド線画像221Aは、フレーム211Aに対応するフレーム又は静止画像である。
HMI(Human Machine Interface)画像生成部222は、HMI画像222Aを生成する。HMI画像222Aは、フレーム又は静止画像である。HMI画像は、例えば、車両1の運転者に向けたメッセージを含む画像である。
第2所定処理部223は、第2画像であるガイド線画像221Aに関連する処理とは異なる第2所定処理を実行する。つまり、第2所定処理は、第2プロセッサコア22によって行われる処理のうち、ガイド線画像221Aに関連する処理とは異なる処理である。第2所定処理は、例えば、HMI画像222Aに関する処理や、音楽等のAV(Audio-Visual)関連処理である。
[動作概略]
図3は、画像処理装置20の動作の概略を説明する図である。以下、図3を参照しながら、車両1が駐車場内で後退して駐車する場合を例にして、画像処理装置20の動作概略を説明する。
第1プロセッサコア21において、フレーム取得部211は、カメラ11によって時刻T1に生成されたフレーム211Aを取得する。図3に示すように、時刻T1に生成されたフレーム211Aは、駐車場に描かれた白線61を含む。
第2プロセッサコア22において、ガイド線画像生成部221は、時刻T1における実舵角12Aを舵角検出部12から取得する。ガイド線画像生成部221は、取得した時刻T1における実舵角12Aに基づいて、時刻T1におけるガイド線画像221Aを生成する。図3に示すように、時刻T1におけるガイド線画像221Aは、車幅及び車両後端からの距離を示すガイド線62を含む。HMI画像生成部222は、HMI画像222Aを生成する。図3に示すように、HMI画像222Aは、フレームが生成される各時刻において共通であり、例えば、車両1の運転者に注意喚起を促すメッセージ63を含む。
第1プロセッサコア21において、固着検知部214は、時刻T1に生成されたガイド線画像221Aが、時刻T2に生成されたガイド線画像221A(図示省略)から更新されたか否かを判断する。時刻T2は、時刻T1よりも前の時刻であり、時刻T1の直前にフレーム211Aが生成された時刻である。時刻T1から時刻T2までの時間は、フレーム間隔に相当する。
固着検知部214が、ガイド線画像221Aが更新されていると判断した場合、画像合成部212は、HMI画像222A及び時刻T1に生成されたガイド線画像221Aを、時刻T1に生成されたフレーム211Aの上に重なるように配置して合成画像を生成する。この場合、合成画像は、白線61、ガイド線62及びメッセージ63を含む。
固着検知部214が、ガイド線画像221Aが固着したと判断した場合、画像合成部212は、時刻T1に生成されたフレーム211Aを、HMI画像222A及び時刻T1に生成されたガイド線画像221Aの上に重なるように配置して合成画像212Aを生成する。フレーム211Aの各画素の透過率が0%に設定されるため、合成画像212Aは、ガイド線62及びメッセージ63を含まない。つまり、ガイド線画像221Aが固着した場合、時刻T1に生成されたフレーム211Aのみがディスプレイ31に表示される。
第1プロセッサコア21は、合成画像の生成及び固着検出と並行して第1所定処理を実行する。画像処理装置20は、固着検出のみに用いられるマイクロコンピュータを備えなくてもよい。従って、画像処理装置20のコストを低減できる。
[動作詳細]
<フレームの取得>
カメラ11は、予め設定されたフレーム間隔でフレーム211Aを生成する。第1プロセッサコアにおいて、フレーム取得部211は、カメラ11がフレーム211Aを生成するたびに、生成されたフレーム211Aを取得する。フレーム取得部211は、取得したフレーム211Aを画像合成部212に出力する。
図4は、カメラ11によって生成されるフレーム211Aの一例を示す図である。図4に示すフレーム211Aは、時刻T1に生成され、駐車場に描かれた白線61を含む。図4に示すフレーム211Aは、図3に示すフレーム211Aと同じである。
<ガイド線画像の生成>
時刻T1に生成されたフレーム211Aがフレーム取得部211によって取得された場合、ガイド線画像生成部221は、時刻T1における車両1の実舵角に基づいてガイド線画像221Aを生成する。上述の「時刻T1に生成されたガイド線画像221A」は、時刻T1における車両1に備わる操舵輪の実舵角に基づいて生成されるガイド線画像221Aのことである。
ガイド線画像生成部221は、車両に備わる操舵輪の実舵角12Aを舵角検出部12から取得する。ガイド線画像生成部221は、取得した実舵角12Aに基づいて、時刻T1における実舵角12Aに基づくガイド線画像221Aを生成する。なお、ガイド線画像221Aの生成は周知の技術であるため、その詳細な説明を省略する。
図5は、ガイド線画像生成部221より生成されるガイド線画像221Aの一例を示す図である。図5に示すガイド線画像221Aは、図3に示すガイド線画像221Aの拡大図である。
図5を参照する。図5において、ガイド線画像221Aは、フレーム211Aと同じサイズを有する静止画像である。ガイド線画像221Aの画素のうち、ガイド線62が描画される画素は、例えば、ガイド線を示す黄色を示すRGB値を画素値として有する。ガイド線画像221Aの画素のうち、ガイド線62が描画されない画素の画素値は、初期値のままである。初期値は、例えば、白を示すRGB値(255、255、255)である。
<HMI画像の生成>
HMI画像生成部222は、図示しない車両1のシフトレバーから出力されるシフト位置情報がリバースを示す場合、HMI画像222Aを生成する。HMI画像222Aは、各フレームに共通であり、時間の経過に応じて変化しない。従って、HMI画像生成部222は、フレーム211Aがフレーム取得部211によって取得されるたびに、HMI画像222Aを生成しなくてもよい。
図6は、HMI画像生成部222により生成されるHMI画像222Aの一例を示すメッセージである。図6を参照して、HMI画像222Aは、車両1の運転者に注意喚起を促すメッセージ63を含む。HMI画像222Aにおいて、メッセージ63が描画される領域の画素は、初期値と異なるRGB値を有する。メッセージ63が配置されない領域の画素値は、初期値のままである。
<固着検知>
固着検知部214は、時刻T1に生成されたフレーム211Aを用いた合成画像212Aの生成を開始する前に、時刻T1に生成されたガイド線画像221Aが固着しているか否かを判断する。
具体的には、固着検知部214は、時刻T1に生成されたガイド線画像221Aを時刻T2に生成されたガイド線画像221Aと比較する。固着検知部214は、比較結果に基づいて、ガイド線画像221Aが固着しているか否かを判断する。以下、固着検出部214が、時刻T1に生成されたガイド線画像221Aが固着しているか否かを判断する例を説明する。
図5を参照する。固着検知部214は、時刻T1に生成されたガイド線画像221Aに確認領域71を設定する。確認領域71は、ガイド線62がガイド線画像221Aにおいて描画される最大領域であり、固着検知部214に予め設定されている。なお、確認領域71は、フレーム211Aの生成時刻において変化することはなく、一定である。
図7は、確認領域71と、固着検知に用いられる画素P11~P19との位置関係の一例を示す図である。図7に示すように、固着検知部214は、時刻T1に生成されたガイド線画像221Aにおいて設定された確認領域71内の画素の中から、固着検知に用いる画素P11~P19を選択する。同様に、固着検知部214は、時刻T2に生成されたガイド線画像221Aから固着検知に用いる画素P11~P19を選択する。
固着検知部214は、時刻T1における選択画素と、時刻T2における選択画素との差分絶対値和を算出する。時刻T1における選択画素とは、時刻T1に生成されたガイド線画像221Aから選択された画素P11~P19である。時刻T2における選択画素とは、時刻T2に生成されたガイド線画像221Aから選択された画素P11~P19である。
固着検知部214は、その算出した差分絶対値和を、予め設定された固着基準値と比較する。算出した差分絶対値和が固着基準値よりも大きい場合、固着検知部214は、時刻T1に生成されたガイド線画像221Aが固着していないと判断する。この場合、固着検知部214は、後述する連続該当数を0に初期化する。
算出した差分絶対値和が基準値よりも大きい場合、固着検知部214は、連続該当数をインクリメントする。連続該当数とは、算出した差分絶対値和が基準値以下であるフレームが連続した回数である。固着検知部214は、連続該当数が予め設定された連続基準値よりも大きい場合、ガイド線画像221Aが固着していると判断する。
<合成画像の生成>
(固着が検知されていない場合)
図8は、ガイド線画像221Aの固着が検知されていない場合におけるフレーム211A、ガイド線画像221A及びHMI画像222Aの配置順序を示す図である。図8に示すフレーム211A、ガイド線画像221A及びHMI画像222Aは、図3に示すフレーム211A、ガイド線画像221A及びHMI画像222Aと同じである。
以下、図8を参照しながら、固着が検知されていない場合における成画像の生成を説明する。
固着検知部214によってガイド線画像221Aが固着していないと判断された場合、画像合成部212は、図8に示すように、時刻T1に生成されたガイド線画像221Aを、時刻T1に生成されたフレーム212Aの上に配置する。画像合成部212は、HMI画像222Aを、時刻T1に生成されたガイド線画像221Aの上に配置する。画像合成部212は、図8に示すように配置されたフレーム211Aと、ガイド線画像221Aと、HMI画像222Aとを合成して、合成画像212Aを生成する。合成画像212Aの生成には、例えば、アルファブレンドが用いられる。
固着が検知されていない場合、画像合成部212は、画像合成の前に、ガイド線画像221A及びHMI画像222Aの透過率を調整する。具体的には、画像合成部212は、ガイド線画像221Aの画素のうち、画素値が初期値のままである画素の透過率を100%に設定し、その他の画素の透過率を0%に設定する。画像合成部212は、HMI画像222Aの画素のうち、画素値が初期値のままである画素の透過率を100%に設定し、その他の画素の透過率を0%に設定する。
図9は、固着が検知されない場合における合成画像212Aの一例を示す図である。図9を参照して、固着が検知されない場合は、合成画像212Aは、白線61と、ガイド線62と、メッセージ63とを含む。透過率が調整されたガイド線画像221A及びHMI画像222Aが、時刻T1に生成されたフレーム211Aの上に配置されているためである。車両1の運転者は、ディスプレイ31に表示された合成画像212Aを参照して、車両1の後方の様子や、車両1の予測進路等を容易に把握できる。
(固着が検知された場合)
図10は、ガイド線画像221Aの固着が検知された場合におけるフレーム211A、ガイド線画像221A及びHMI画像222Aの配置順序を示す図である。図10に示すフレーム211A、ガイド線画像221A及びHMI画像222Aは、図3に示すフレーム211A、ガイド線画像221A及びHMI画像222Aと同じである。
図9を参照しながら、固着が検知された場合における合成画像の生成を説明する。固着検知部214が、ガイド線画像221Aが固着していると判断した場合、画像合成部212は、フレーム211Aの全画素の透過率を0%に設定する。画像合成部212は、図10に示すように、HMI画像222Aを、時刻T1に生成されたガイド線画像221Aの上に配置する。画像合成部212は、時刻T1に生成されたフレーム211Aを、時刻T1に生成されたガイド線画像221Aの上に配置する。画像合成部212は、上述のように配置されたフレーム211Aと、ガイド線画像221Aと、HMI画像222Aとを合成して、合成画像212Aを生成する。
図11は、固着が検知された場合における合成画像212Aの一例を示す図である。図11を参照して、固着が検知されない場合は、合成画像212Aは、時刻T1に生成されたフレーム211Aと同じとなる。フレーム211Aの透過率が0%に設定され、フレーム211Aがガイド線画像221A及びHMI画像222Aの上に配置されているためである。
ガイド線画像221Aが固着した場合、ガイド線62は、車両1の移動やステアリングホイールの操作に応じて変化しない。しかし、本実施形態に係る画像処理装置20は、フレーム211Aが車両1の後退に伴って変化するにも関わらず、ガイド線62が固定された状態を解消することができる。この結果、画像処理装置20は、固着したガイド線62が表示される続けることにより発生する車両1の運転者の違和感を抑制できる。
ガイド線画像221Aが固着した場合、第1プロセッサコア21は、フレーム211Aと、ガイド線画像221Aと、HMI画像222Aとの位置関係を変更するだけで、合成画像の内容を変更できる。ガイド線画像221Aは、第2プロセッサコアの負荷が急激に増加する等して固着した場合であっても、第1プロセッサコア21は、第2プロセッサコアの負荷の変化に影響を受けることなく、合成画像の生成を継続できる。
<フローチャート>
図12は、第1プロセッサコア21及び第2プロセッサコア22の動作を示す図である。第1プロセッサコア21は、図12に示す処理と並行して、第1所定処理を実行し、第2プロセッサコア22は、図12に示す処理と並行して、第2所定処理を実行する。
第1プロセッサコア21及び第2プロセッサコア22は、車両1の図示しないシフトレバーがリバースの位置に移動した場合、図12に示す処理を開始する。
第2プロセッサコア22は、HMI画像222Aを生成する(ステップS201)。第2プロセッサコア22は、生成したHMI画像222Aを第1プロセッサコア21に出力する。その後、第2プロセッサコア22は、フレーム取得時刻の通知を受けるまで待機する。
第1プロセッサコア21は、カメラ11によって生成されたフレーム212Aを取得する(ステップS101)。第1プロセッサコア21は、ステップS101においてフレーム211Aを取得した時刻を第2プロセッサコア22に通知する。その後、第1プロセッサコア21は、ガイド線画像221Aを第2プロセッサコア22から受けるまで待機する。
第2プロセッサコア22は、フレーム取得時刻の通知を受けた場合、フレーム取得時刻における車両1の実舵角12Aに基づいて、ガイド線画像221Aを生成する(ステップS202)。第2プロセッサコア22は、ステップS201で生成したガイド線画像221Aを第1プロセッサコア21に出力する(ステップS203)。
第2プロセッサコア22は、シフトレバーのリバースが解除されたか否かを判断する(ステップS204)。リバースが解除されていない場合(ステップS204においてNo)、第2プロセッサコア22は、フレーム取得時刻を第1プロセッサコア21から受けるまで待機する。リバースが解除された場合(ステップS204においてYes)、第2プロセッサコア22は、図12に示す処理を終了する。
第1プロセッサコア21は、ガイド線画像221Aを第2プロセッサコア22から受けた場合、その受けたガイド線画像221Aの固着を検知する(ステップS103)。ガイド線画像221Aの固着が検知されなかった場合(ステップS104においてYes)、第1プロセッサコア21は、ガイド線画像221A及びHMI画像222Aをフレーム211Aの上に重なるように配置して合成画像212Aを生成する(ステップS105)。固着が検知された場合(ステップS104においてNo)、第1プロセッサコア21は、フレーム211Aをガイド線画像221A及びHMI画像222Aの上に重なるように配置して合成画像212Aを生成する(ステップS106)。
第1プロセッサコア21は、シフトレバーのリバースが解除されたか否かを判断する(ステップS107)。リバースが解除されていない場合(ステップS107においてNo)、第1プロセッサコア21は、次のフレームを取得するために、ステップS101に戻る。リバースが解除された場合(ステップS107においてYes)、第1プロセッサコア21は、図12に示す処理を終了する。
本実施形態において、第1所定処理を行う第1プロセッサコア21が第1画像と第2画像とを合成して合成画像を生成し、第2所定処理を行う第2プロセッサコア22が第2画像を生成する。このため、本実施形態では、第2画像が所定の時間間隔で更新されているか否かの検知という画像関連処理のみを行うためだけに、別途マイクロコンピュータを設ける必要がない。したがって、本実施形態は、コストを低減することができる。
また、本実施形態において、第2画像が更新されない場合、第1プロセッサコア21は、第1画像と第2画像との位置関係を変更して合成画像を生成する。この結果、本実施形態において、第1プロセッサコア21は、負荷を増加させることなく、合成画像において第2画像を目立たなくすることができる。
本実施形態は、合成画像を生成する前に、過去に生成された第2画像が前記所定の時間間隔で更新されたか否かを判断する。このため、本実施形態は、第2画像が所定の時間間隔で更新されなかった場合に、迅速に、合成画像の生成に用いる画像の上下を変更できる。
本実施形態において、合成画像は、第2画像を上にして合成画像を生成した場合、合成画像において第1画像と第2画像の両方が見えるように生成される。また、本実施形態において、合成画像は、第1画像を上にして合成画像を生成した場合、合成画像において第2画像が見えないように生成される。このため、本実施形態は、第2画像が所定の時間間隔で更新されなかった場合においても、少なくとも第1画像を視認させることができる。
本実施形態において、第1プロセッサコア21は、第2プロセッサコア22の負荷が所定の値を超えたか否かによって第2画像が定期的に更新されたか否かを判断する。したがって、本実施形態は、第2画像が更新されたか否かを判断する処理を簡略化できるので、第1プロセッサコア21の負荷を軽減できる。
(変形例1)
上記実施形態では、第1プロセッサコア21は、図12に示す処理の実行中に第1所定処理を実行する例を説明したが、本発明はこれに限定されない。本変形例では、第1プロセッサコア21は、図12に示す処理と、第1所定処理とを実行可能であればよい。同様に、本変形例では、第2プロセッサコア22は、図12に示す処理と、第2所定処理とを実行可能であればよい。
(変形例2)
上記実施形態では、固着検知部214が、ガイド線画像221Aの画素値を用いてガイド線画像221Aの固着を検知する例を説明したが、本発明はこれに限定されない。本変形例では、第1プロセッサコア21は、第2プロセッサコア22の負荷量に基づいて、ガイド線画像221Aの固着を検知してもよい。これにより、ガイド線画像221Aが固着したか否かを判断する処理を簡略化できる。
第2プロセッサコア22は、第1プロセッサコア21に第2プロセッサコア22の負荷量を定期的に通知する。第2プロセッサコア22の負荷量は、例えば、第2プロセッサコア22の使用率である。第1プロセッサコア21は、第2プロセッサコア22の負荷量が所定の負荷量を超えている期間が所定の時間以上継続した場合には、ガイド線画像221Aが固着していると判断する。所定の負荷量は、例えば、使用率が80%である。
第1プロセッサコア21は、ガイド線画像221Aが固着したと判断した後においても、第2プロセッサコア22の負荷量をモニタする。第2プロセッサコア22の負荷量が所定の負荷量を超えている期間が上記の所定時間を下回った場合、第1プロセッサコア21は、ガイド線画像221Aの固着が解消されたと判断すればよい。
本変形例において、第1プロセッサコア21は、合成画像が定期的に更新されていないと判断した後に、合成画像が定期的に更新されていると判断すると、第2画像を第1画像の上に重なるように配置して合成画像を生成する状態に復帰することができる。本変形例は、自ら元の状態に復帰できるので、長期間の運用を行うことができる。
(変形例3)
上記実施形態では、固着検知部214は、ガイド線画像221Aの固着検知の際に9個の画素情報を用いる例を説明したが、本発明はこれに限定されない。本変形例では、固着検知部214は、任意の数の画素を用いてガイド線画像221Aの固着を検知する。例えば、固着検知部214は、確認領域71内の全画素を用いてガイド線画像221Aの固着検知を行ってもよい。また、固着検知部214は、ガイド線画像221Aが有する全画素を用いてガイド線画像221Aの固着を検知してもよい。
(変形例4)
上記実施形態では、画像処理装置20は、合成画像212Aを生成する前にガイド線画像221Aの固着検知を行う例を説明したが、本発明はこれに限定されない。本変形例では、画像処理装置20は、画像合成部212から出力された合成画像212A又は出力部213から出力された合成画像212Aの固着検知を行う。さらに、本変形例では、固着検知を行う際の対象となる合成画像212Aを、画像処理装置20とは別に設けられたメモリ(不図示)に格納し、そのメモリ内のデータを確認することで、固着検知を行ってもよい。本変形例で用いるメモリは、例えば、DDR SDRAM(Double-Data-Rate Synchronous Dynamic Random Access Memory)である。本変形例では、合成画像212Aを用いて固着検知を行うので、車両1が直進後退する場合等のガイド線画像221Aが変化しにくい場合に、誤って固着していると判断することを防止できる。
(変形例5)
上記実施形態では、ガイド線画像221Aの固着を検知する例を説明したが、本発明はこれに限定されない。本変形例では、第1プロセッサコア21は、第2プロセッサコア22の負荷量に基づいて、第2プロセッサコア22が実行中の一部の処理を一時的に停止させる。例えば、第1プロセッサコア21は、第2プロセッサコア22の負荷量が所定の値を超えると、第2プロセッサコア22が実行中の処理のうち、ガイド線画像221Aに関連する処理以外の処理を一時的に停止させる。本変形例では、ガイド線画像221Aに関連する処理以外の処理を一時的に停止させるので、ガイド線画像221Aの固着を防止することができる。
(変形例6)
上記実施形態では、舵角検出部12から取得した実舵角に基づいてガイド線画像221Aを生成する例を説明したが、本発明はこれに限定されない。本変形例では、ガイド線画像生成部221は、フレーム取得部211から取得したフレーム211Aの時間経過に伴う変化に基づいてガイド線画像221Aを生成する。具体的には、ガイド線画像生成部221は、フレーム211Aの時間経過に伴う変化から動きベクトルを求め、求めた動きベクトルから車両1の実舵角を求める。ガイド線画像生成部221は、求めた実舵角に基づいて、ガイド線画像221Aを生成する。
(変形例7)
上記実施形態では、アルファブレンドを用いて合成画像212Aを生成する例を説明したが、本発明はこれに限定されない。本変形例では、画像合成部212は、クロマキー合成により、合成画像212Aを生成する。
本変形例では、例えば、ガイド線画像221Aの画素のうち、画素値が初期値である画素を透明にする。また、HMI画像222Aの画素のうち、画素値が初期値である画素を透明にする。その後、画像合成部212は、合成画像212Aを生成する。
固着が検知されない場合において、画像合成部212は、図8のように画像を重なるように配置して合成画像212Aを生成する。固着が検知されない場合における合成画像212Aは、図9に示す画像である。固着が検知された場合において、画像合成部212は、図10のように画像を重なるように配置して合成画像212Aを生成する。固着が検知された場合における合成画像212Aは、図11に示す画像である。
(変形例8)
上記実施形態では、フレーム211Aと、ガイド線画像221Aと、HMI画像222Aと、を用いて合成画像212Aを生成する例を説明したが、本発明はこれに限定されない。本変形例では、合成画像212Aを生成する際に、ガイド線画像221Aと、HMI画像222Aと、を用いなくてもよい。つまり、本変形例では、フレーム211Aをもちいて合成画像212Aを生成する。したがって、合成画像212Aは、フレーム211Aと同じ画像となる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、上述した実施形態は本発明を実施するための例示に過ぎない。よって、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で上述した実施の形態を適宜変形して実施することが可能である。
1 :車両
11 :カメラ
12 :舵角検出部
20 :画像処理装置
21 :第1プロセッサコア
211:フレーム抽出部
212:画像合成部
213:出力部
214:固着検知部
215:第1所定処理部
22 :第2プロセッサコア
221:ガイド線画像生成部
222:HMI画像生成部
223:第2所定処理部
31 :ディスプレイ

Claims (9)

  1. 移動体に搭載されたカメラによって撮影された第1画像を用いた合成画像を生成する画像処理装置であって、
    前記合成画像を生成する合成処理と、前記合成画像に関連する処理とは異なる第1所定処理を実行する第1プロセッサコアと、
    前記第1画像とは異なる第2画像を生成する処理と、前記第2画像に関連する処理とは異なる第2所定処理を実行する第2プロセッサコアと、
    を備え、
    前記合成処理は、前記第2プロセッサコアによって生成された前記第2画像が所定の時間間隔で更新された場合には前記第2画像を前記第1画像の上に重なるように配置するとともに前記第2画像の画素のうち画素値が初期値である画素の透過率を100%とし、その他の画素の透過率を0%として前記合成画像を生成し、前記第2画像が前記所定の時間間隔で更新されなかった場合には前記第1画像を前記第2画像の上に重なるように配置するとともに前記第1画像の画素の透過率を0%として前記合成画像を生成する処理である、
    画像処理装置。
  2. 前記第1プロセッサコアは、前記合成処理を実行する前に、前記第2画像が前記所定の時間間隔で更新されたか否かを判断する、
    請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記合成画像は、前記第2画像が所定の時間間隔で更新された場合には、前記第2画像と共に前記第1画像の少なくとも一部も視認可能であるように生成され、前記第2画像が前記所定の時間間隔で更新されなかった場合には、前記第2画像が視認されないように生成される、
    請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 移動体に搭載されたカメラによって撮影された第1画像を用いた合成画像を生成する画像処理装置であって、
    前記合成画像を生成する合成処理と、前記合成画像に関連する処理とは異なる第1所定処理を実行する第1プロセッサコアと、
    前記第1画像とは異なる第2画像を生成する処理と、前記第2画像に関連する処理とは異なる第2所定処理を実行する第2プロセッサコアと、
    を備え、
    前記第1プロセッサコアは、前記第2プロセッサコアの負荷が所定の負荷量を超えた場合には前記第1画像を前記第2画像の上に重なるように配置して前記合成画像を生成し、前記第2プロセッサコアの負荷が所定の負荷量以下である場合には前記第2画像を前記第1画像の上に重なるように配置して前記合成画像を生成する、
    像処理装置。
  5. 前記第1プロセッサコアでは、リアルタイムオペレーティングシステムが動作し、
    前記第2プロセッサコアでは、汎用オペレーティングシステムが動作する、
    請求項1から4のいずれかに記載の画像処理装置。
  6. 第1プロセッサコアと第2プロセッサコアとを備える画像処理装置を用いて、移動体に搭載されたカメラによって撮影された第1画像を用いた合成画像を生成する画像処理方法であって、
    前記第1プロセッサコアに、前記合成画像を生成する合成処理と、前記合成画像に関連する処理とは異なる第1所定処理を実行させる第1工程と、
    前記第2プロセッサコアに、前記第1画像とは異なる第2画像を生成する処理と、前記第2画像に関連する処理とは異なる第2所定処理を実行させる第2工程と、
    を備え、
    前記合成処理は、前記第2プロセッサコアによって生成された前記第2画像が所定の時間間隔で更新された場合には前記第2画像を前記第1画像の上に重なるように配置するとともに前記第2画像の画素のうち画素値が初期値である画素の透過率を100%とし、その他の画素の透過率を0%として前記合成画像を生成し、前記第2画像が前記所定の時間間隔で更新されなかった場合には前記第1画像を前記第2画像の上に重なるように配置するとともに前記第1画像の画素の透過率を0%として前記合成画像を生成する処理である、
    画像処理方法。
  7. 第1プロセッサコアと第2プロセッサコアとを備える画像処理装置を用いて、移動体に搭載されたカメラによって撮影された第1画像を用いた合成画像を生成する画像処理方法であって、
    前記第1プロセッサコアに、前記合成画像を生成する合成処理と、前記合成画像に関連する処理とは異なる第1所定処理を実行させる第1工程と、
    前記第2プロセッサコアに、前記第1画像とは異なる第2画像を生成する処理と、前記第2画像に関連する処理とは異なる第2所定処理を実行させる第2工程と、
    を備え、
    前記第1工程は、前記第2プロセッサコアの負荷が所定の負荷量を超えた場合には前記第1画像を前記第2画像の上に重なるように配置して前記合成画像を生成し、前記第2プロセッサコアの負荷が所定の負荷量以下である場合には前記第2画像を前記第1画像の上に重なるように配置して前記合成画像を生成する、
    画像処理方法。
  8. 第1プロセッサコアと第2プロセッサコアを備え、
    前記第1プロセッサコアは、前記第2プロセッサコアの負荷が所定の負荷量を超えていない場合には、移動体に搭載されたカメラで撮影された第1画像に、前記第2プロセッサコアで生成された第2画像が重畳された画像を生成し、前記第2プロセッサコアの負荷が所定の負荷量を超えている場合には前記第1画像に、前記第2画像が重畳されていない画像を生成する、
    画像処理装置。
  9. 第1プロセッサコアと第2プロセッサコアを備える画像処理装置が実行する画像処理方法であって、
    前記第1プロセッサコアが、前記第2プロセッサコアの負荷が所定の負荷量を超えていない場合には、移動体に搭載されたカメラで撮影された第1画像に、前記第2プロセッサコアで生成された第2画像が重畳された画像を生成し、前記第2プロセッサコアの負荷が所定の負荷量を超えている場合には前記第1画像に、前記第2画像が重畳されていない画像を生成する、
    画像処理方法。
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