JP7204050B1 - 行動管理装置、プログラム及び行動管理方法 - Google Patents

行動管理装置、プログラム及び行動管理方法 Download PDF

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Abstract

行動管理サーバ(130)は、複数のユーザに含まれる何れかのユーザから、訪問することを希望する目的地を少なくとも含む希望行動を取得する希望行動特定部(133)と、その目的地への経路を決定する経路決定部(134)と、その経路に含まれる要素が混雑するか否かを予測する混雑予測部(135)と、混雑すると予測された要素である混雑要素の混雑を回避するために、その混雑要素の代わりとなる要素である代替要素を少なくとも示す代替案を決定する代替案決定部(136)と、複数のユーザの中から、代替案を提案するユーザである対象ユーザを決定する対象ユーザ決定部(137)と、対象ユーザに代替案を提案する提案部(138)とを備える。

Description

本開示は、行動管理装置、プログラム及び行動管理方法に関する。
混雑している観光地では、観光満足度の低下又は感染症の蔓延等の問題が生じる。観光客は、現在の混雑状況又は将来の混雑予測が分からないこと、又は、観光地の土地勘不足等に起因し、十分な混雑回避行動をとることができない。
このため、従来から、ユーザの目的地が混雑している場合に、他の代替地点を提案する情報提供装置が使用されている(例えば、特許文献1参照)。
従来の技術では、混雑している地点を新たに目的地として入力したユーザに対して、代替地点を提案することで、そのようなユーザが混雑している地点に行くことを回避することができる。
特開2021-067639号公報
しかしながら、従来の技術では、新たに混雑している地点を目的地としたユーザにのみ代替地点の提案が行われ、既に、その地点を目的地としているユーザには、代替地点の提案が行われない。このため、複数のユーザの中から、代替案を提案するユーザを効果的に選択することができない。
そこで、本開示の一又は複数の態様は、複数のユーザの中から、代替案を提案するユーザを効果的に選択できるようにすることを目的とする。
本開示の一態様に係る行動管理装置は、複数のユーザの行動を管理する行動管理装置であって、前記複数のユーザに含まれる希望ユーザから、訪問することを希望する目的地を少なくとも含む希望行動を取得する取得部と、前記目的地への経路を決定する経路決定部と、前記経路に含まれる要素が混雑するか否かを予測する混雑予測部と、混雑すると予測された前記要素である混雑要素の混雑を回避するために、前記混雑要素の代わりとなる要素である代替要素を少なくとも示す代替案を決定する代替案決定部と、前記複数のユーザの内、前記希望ユーザと、前記混雑要素を含む経路で行動している一又は複数の前記希望ユーザとは異なる他のユーザとを複数の候補ユーザとし、前記複数の候補ユーザから、前記代替案を提案するユーザである対象ユーザを決定する対象ユーザ決定部と、前記対象ユーザに前記代替案を提案する提案部と、を備えることを特徴とする。
本開示の一態様に係るプログラムは、コンピュータを、複数のユーザの行動を管理する行動管理装置として機能させるプログラムであって、前記コンピュータを、前記複数のユーザに含まれる希望ユーザから、訪問することを希望する目的地を少なくとも含む希望行動を取得する取得部、前記目的地への経路を決定する経路決定部、前記経路に含まれる要素が混雑するか否かを予測する混雑予測部、混雑すると予測された前記要素である混雑要素の混雑を回避するために、前記混雑要素の代わりとなる要素である代替要素を少なくとも示す代替案を決定する代替案決定部、前記複数のユーザの内、前記希望ユーザと、前記混雑要素を含む経路で行動している一又は複数の前記希望ユーザとは異なる他のユーザとを複数の候補ユーザとし、前記複数の候補ユーザから、前記代替案を提案するユーザである対象ユーザを決定する対象ユーザ決定部、及び、前記対象ユーザに前記代替案を提案する提案部、として機能させることを特徴とする。
本開示の一態様に係る行動管理方法は、複数のユーザの行動を管理する行動管理方法であって、取得部が、前記複数のユーザに含まれる希望ユーザから、訪問することを希望する目的地を少なくとも含む希望行動を取得し、経路決定部が、前記目的地への経路を決定し、混雑予測部が、前記経路に含まれる要素が混雑するか否かを予測し、代替案決定部が、混雑すると予測された前記要素である混雑要素の混雑を回避するために、前記混雑要素の代わりとなる要素である代替要素を少なくとも示す代替案を決定し、対象ユーザ決定部が、前記複数のユーザの内、前記希望ユーザと、前記混雑要素を含む経路で行動している一又は複数の前記希望ユーザとは異なる他のユーザとを複数の候補ユーザとし、前記複数の候補ユーザから、前記代替案を提案するユーザである対象ユーザを決定し、提案部が、前記対象ユーザに前記代替案を提案することを特徴とする。
本開示の一又は複数の態様によれば、複数のユーザの中から、代替案を提案するユーザを効果的に選択することができる。
実施の形態1及び2に係る行動管理システムの構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態1~3におけるユーザ端末の構成を概略的に示すブロック図である。 ユーザ端末のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 実施の形態1~3における行動管理サーバの構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態1におけるユーザ管理情報の一例であるユーザ管理テーブルを示す概略図である。 行動管理サーバハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 行動管理サーバにおいて、代替案を提案する処理を示すフローチャートである。 対象ユーザ決定部が対象ユーザを決定する処理を示す概略図である。 実施の形態1において、希望行動を入力したユーザとは異なるユーザに代替案を提案する状況を説明するためのシーケンス図である。 実施の形態2におけるユーザ管理情報の一例であるユーザ管理テーブルを示す概略図である。 実施の形態2における加点条件情報の一例である加点条件テーブルを示す概略図である。 実施の形態3に係る行動管理システムの構成を概略的に示すブロック図である。 自動運転車両の構成を概略的に示すブロック図である。 自動運転車両のハードウェア構成の一例を概略的に示すブロック図である。 実施の形態3におけるユーザ管理情報の一例であるユーザ管理テーブルを示す概略図である。 実施の形態3における加点条件情報の一例である加点条件テーブルを示す概略図である。 実施の形態3において、ユーザ端末が代替案情報を受信した場合の動作を示すフローチャートである。 実施の形態3において、希望行動を入力したユーザとは異なるユーザに代替案を提案する状況を説明するためのシーケンス図である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る行動管理システム100の構成を概略的に示すブロック図である。
行動管理システム100は、複数のユーザが使用する複数のユーザ端末110A、110B、110C、・・・と、その複数のユーザの行動を管理する行動管理サーバ130とを備える。
複数のユーザ端末110A、110B、110C、・・・と、行動管理サーバ130とは、インターネット等のネットワーク101に接続されている。
なお、複数のユーザ端末110A、110B、110C、・・・の各々を、特に区別する必要がない場合には、複数のユーザ端末110A、110B、110C、・・・の何れか一つをユーザ端末110という。
また、複数のユーザ端末110A、110B、110C、・・・の数については、特に制限はない。
ここで、行動管理サーバ130は、複数のユーザ端末110A、110B、110C、・・・のそれぞれを使用している複数のユーザの行動を管理するものとする。
図2は、実施の形態1におけるユーザ端末110の構成を概略的に示すブロック図である。
ユーザ端末110は、入力部111と、通信部112と、表示部113と、位置検出部114と、記憶部115と、制御部116とを備える。
入力部111は、ユーザからの指示の入力を受け付ける。ユーザからの指示の入力をユーザ入力ともいう。例えば、入力部111は、ユーザから希望する行動である希望行動の入力、又は、後述する代替案を承認するか否かの入力を受け付ける。実施の形態1では、入力部111は、希望行動として、ユーザが訪問することを希望する目的地の入力を受け付ける。
通信部112は、ネットワーク101を介した通信を行う。
表示部113は、各種画面画像を表示する。
位置検出部114は、ユーザ端末110の位置を検出する。例えば、位置検出部114は、GPS(Global Positioning System)を用いた測位を行うことにより、ユーザ端末110の位置を検出する。
記憶部115は、ユーザ端末110での処理に必要なプログラム及びデータを記憶する。
制御部116は、ユーザ端末110での処理を制御する。
例えば、制御部116は、入力部111で入力された希望行動を示す希望行動情報を生成し、その希望行動情報を、通信部112に行動管理サーバ130へ送信させる。
また、制御部116は、位置検出部114で検出された位置を示す位置情報を生成し、その位置情報を、通信部112に行動管理サーバ130へ送信させる。
さらに、制御部116は、通信部112が、行動管理サーバ130からの代替案情報を受信した場合に、代替案情報で示される代替案を示す代替案画面画像を生成し、その代替案画面画像を表示部113に表示させる。そして、制御部116は、入力部111が、ユーザから代替案を承認するか否かの入力を受け付けると、承認をするか否かを示す承認情報を生成し、その承認情報を、通信部112に行動管理サーバ130へ送信させる。
そして、制御部116は、通信部112が、行動管理サーバ130からの経路情報を受信した場合に、経路情報で示される経路を表す経路画面画像を生成し、その経路画面画像を表示部113に表示させる。
以上に記載されたユーザ端末110は、例えば、図3に示されているようなコンピュータ10により実現することができる。
コンピュータ10は、入力インターフェース(以下、入力I/Fという)11と、通信インターフェース(以下、通信I/Fという)12と、表示装置13と、GPS受信装置14と、不揮発性メモリ15と、揮発性メモリ16と、プロセッサ17とを備える。
そして、入力部111は、キーデバイス等の入力I/F11により実現することができ、通信部112は、NIC(Network Interface Card)等の通信I/F12により実現することができ、表示部113は、表示装置13により実現することができる。位置検出部114は、GPS受信装置14により実現することができる。
なお、入力I/F11及び表示装置13は、タッチパネルであってもよい。
記憶部115は、不揮発性メモリ15又は揮発性メモリ16により実現することができる。
制御部116は不揮発性メモリ15に記憶されているプログラムを、プロセッサ17が揮発性メモリ16に読み出し、プロセッサ17がそのプログラムを実行することで実現することができる。
そのようなプログラムは、ネットワークを通じて提供されてもよく、また、記録媒体に記録されて提供されてもよい。即ち、そのようなプログラムは、例えば、プログラムプロダクトとして提供されてもよい。
図4は、実施の形態1における行動管理サーバ130の構成を概略的に示すブロック図である。
行動管理サーバ130は、通信部131と、記憶部132と、希望行動特定部133と、経路決定部134と、混雑予測部135と、代替案決定部136と、対象ユーザ決定部137と、提案部138と、出力処理部139とを備える行動管理装置である。
通信部131は、ネットワーク101を介した通信を行う。例えば、通信部131は、ユーザ端末110から希望行動情報を受信する。なお、希望行動情報は、希望行動を示すため、通信部131は、希望行動を取得する取得部として機能する。
記憶部132は、行動管理サーバ130での処理に必要なプログラム及びデータを記憶する。例えば、記憶部132は、ユーザに提案する内容に関連する情報を示すユーザ管理情報を記憶する。
図5は、実施の形態1におけるユーザ管理情報の一例であるユーザ管理テーブル150を示す概略図である。
図5に示されているユーザ管理テーブル150は、ユーザID列150aと、希望内容列150bと、提案内容列150cとを備えるテーブル形式の情報である。
ユーザID列150aは、ユーザ端末110を使用するユーザを識別するためのユーザ識別情報であるユーザIDを格納する。
希望内容列150bは、ユーザが希望した内容に関連する情報を格納する。ここでは、希望内容列150bは、ユーザが希望した目的地と、その目的地に基づいて決定された経由地とを格納する。ここで、ユーザが希望した目的地を希望目的地ともいい、希望目的地に基づいて決定された経由地を希望経由地ともいう。
提案内容列150cは、ユーザが希望した内容に応じて、行動管理サーバ130が提案した内容を格納する。ここでは、提案内容列150cは、目的地と、その目的地までの経由地とを格納する。ここで、行動管理サーバ130が提案した目的地及び経由地を、それぞれ、提案目的地及び提案経由地ともいう。
以上のように、ユーザ管理情報によれば、ユーザと、ユーザが希望した内容と、ユーザに提案した内容とを対応付けることができる。
図4に戻り、希望行動特定部133は、ユーザが希望する行動である希望行動を特定する。ここでは、希望行動特定部133は、通信部131で受信された希望行動情報により、希望行動を特定する。なお、実施の形態1では、希望行動は、ユーザが訪問することを希望する目的地とする。
そして、希望行動特定部133は、記憶部132に記憶されているユーザ管理情報に、特定された希望行動を追加する。具体的には、希望行動特定部133は、記憶部132に記憶されているユーザ管理テーブル150に新たな行を追加して、その行のユーザID列150aに希望行動情報を送って来たユーザ端末110のユーザのユーザIDを格納し、その行の希望内容列150bに希望行動情報で示される目的地を格納する。ここで、ユーザIDについては、希望行動情報に含まれていてもよく、また、ユーザ端末110のIP(Internet Protocol)アドレス等の通信アドレスに対応付けて予め記憶部132に記憶されていてもよい。
経路決定部134は、ユーザ端末110からの位置情報で示される位置から、ユーザが訪問することを希望する目的地への経路を決定する。例えば、経路決定部134は、所要時間最短又は費用最小のように、ユーザの設定に応じた目的関数を最小にする既存のアルゴリズムに従って、経路を決定すればよい。そして、経路決定部134は、決定された経路に含まれている経由地を特定し、その経由地を、記憶部132に記憶されているユーザ管理情報に追加する。具体的には、経路決定部134は、記憶部132に記憶されているユーザ管理テーブル150において、経路を決定する際に用いた目的地と同じ行の希望内容列150bに経由地を格納する。
混雑予測部135は、経路決定部134で決定された経路に含まれている要素が混雑するか否かを予測する。実施の形態1においては、要素は、目的地及び経由地である。
具体的には、混雑予測部135は、記憶部132に記憶されているユーザ管理情報を参照することで、経路決定部134で決定された経路に含まれている目的地及び経由地のそれぞれについて、訪問する予定となっている他のユーザの数を集計し、その数が予め定められた閾値を超えた場合に、そこが混雑すると予測する。具体的には、希望行動特定部133で特定された目的地、及び、経路決定部134で決定された経路に含まれている経由地のそれぞれについて、記憶部132に記憶されているユーザ管理テーブル150の提案内容列150cに含まれている対応する目的地及び経由地の数を集計する。
代替案決定部136は、混雑すると予測された要素である混雑要素を回避するために、混雑要素の代わりとなる要素である代替要素を少なくとも示す代替案を決定する。
例えば、代替案決定部136は、混雑予測部135で混雑すると判断された目的地及び経由地の一つを対象地として、その対象地を別の地点とする代替案を決定する。行動管理サーバ130の記憶部132には、行動管理サーバ130において、目的地又は経由地とすることのできる地点毎に、そのカテゴリーが予め定められており、対象地とカテゴリーが同一で、かつ、対象地に最も近い地点を代替案とする。
対象ユーザ決定部137は、行動管理サーバ130で管理されている複数のユーザの中から、代替案を提案するユーザである対象ユーザを決定する。
実施の形態1では、対象ユーザ決定部137は、複数のユーザの中から、代替案を受け入れることで満足する可能性が最も高いユーザを対象ユーザとして決定する。
例えば、対象ユーザ決定部137は、複数のユーザの内、混雑要素を一部に含む経路で行動している一又は複数のユーザを一又は複数の候補ユーザとし、一又は複数の候補ユーザに予め定められた基準で値を割り当て、その値を加算したスコアが最も高いユーザを、対象ユーザとして決定する。
実施の形態1では、対象ユーザ決定部137は、一又は複数の候補ユーザの内、混雑要素を代替要素の代わりとした別の代替案を既に受け入れて行動しているユーザのスコアが最も高くなるように、値を割り当てる。
具体的には、対象ユーザ決定部137は、一又は複数の候補ユーザの各々にスコアの初期値を割り振る。ここでの初期値は、例えば、「0」とする。そして、対象ユーザ決定部137は、記憶部132に記憶されているユーザ管理情報を参照することで、候補ユーザの内、代替案となっている地点を当初希望し、混雑要素である対象地となっている地点を代替案として承認したユーザのスコアに予め定められた値を加算する。具体的には、対象ユーザ決定部137は、記憶部132に記憶されているユーザ管理テーブル150において、希望内容列150bに代替地が含まれ、かつ、提案内容列150cにその代替地の代わりに対象地が含まれているユーザを特定し、そのユーザのスコアに予め定められた値を加算する。
そして、対象ユーザ決定部137は、スコアが最も高いユーザを対象ユーザとして決定する。ここで、スコアが最も高い複数のユーザがいる場合には、対象ユーザ決定部137は、その複数のユーザからランダムに選択された一人のユーザを対象ユーザとして決定してもよく、その複数のユーザの全てを対象ユーザとして決定してもよい。
提案部138は、対象ユーザに代替案を提案する。例えば、提案部138は、対象地を代替案に変更することを勧めるメッセージと、対象地を代替案に変更することを承認する入力を行うための承認入力領域である承認ボタンと、対象地を代替案に変更することを拒否する入力を行うための拒否入力領域である拒否ボタンとを含む提案画面画像を生成し、その提案画面画像を通信部131に、対象ユーザが使用するユーザ端末110へ送信させる。
出力処理部139は、通信部131を介して、対象ユーザが使用するユーザ端末110から代替案を承認することを示す承認情報を取得した場合には、その代替案を含む経路を示す経路情報を生成し、その経路情報を通信部131に、対象ユーザが使用するユーザ端末110へ送信させる。
ここで、対象ユーザが、今回、希望行動を入力したユーザである希望ユーザではない場合には、出力処理部139は、経路決定部134で決定された経路を示す経路情報を生成し、その経路情報を通信部131に、希望ユーザが使用するユーザ端末110へ送信させる。
また、出力処理部139は、記憶部132に記憶されているユーザ管理情報を代替案で更新する。
具体的には、対象ユーザが希望ユーザではない場合には、出力処理部139は、記憶部132に記憶されているユーザ管理テーブル150において、対象ユーザの行の提案内容列150cの対象地を代替案で置き換える。
一方、対象ユーザが希望ユーザである場合には、出力処理部139は、記憶部132に記憶されているユーザ管理テーブル150において、希望ユーザの行の希望内容列150bに格納されている内容を、提案内容列150cにも格納し、その提案内容列150cにおける対象地を代替案で置き換える。
ここで、出力処理部139は、通信部131を介して、対象ユーザが使用するユーザ端末110から代替案を拒否することを示す承認情報を取得した場合には、代替案を出力しなくてもよく、また、その代替案を含む経路を示す経路情報を生成し、その経路情報を通信部131に、希望ユーザが使用するユーザ端末110へ送信させてもよい。
なお、出力処理部139は、ユーザが目的地に到達した場合には、記憶部132に記憶されているユーザ管理情報から、そのユーザに関する情報を削除する。具体的には、出力処理部139は、通信部131を介して、ユーザ端末110から取得された位置情報で示される位置が、記憶部132に記憶されているユーザ管理テーブル150の提案内容列150cにおけるそのユーザの目的地から予め定められた範囲内に到達した場合には、そのユーザの行を削除する。これにより、現に行動しているユーザのみを管理することができる。
この場合、出力処理部139は、記憶部132にその削除された行の内容を履歴情報として記憶させてもよい。履歴情報には、ユーザが目的地又は目的地から予め定められた範囲内に到達した日時が追加されることが望ましい。
以上に記載された行動管理サーバ130は、例えば、図6に示されているようなコンピュータ20により実現することができる。
コンピュータ20は、通信I/F21と、不揮発性メモリ22と、揮発性メモリ23と、プロセッサ24とを備える。
そして、通信部131は、NIC等の通信I/F12により実現することができる。
記憶部132は、不揮発性メモリ22又は揮発性メモリ23により実現することができる。
希望行動特定部133、経路決定部134、混雑予測部135、代替案決定部136、対象ユーザ決定部137、提案部138及び出力処理部139は、不揮発性メモリ22に記憶されているプログラムを、プロセッサ24が揮発性メモリ23に読み出し、プロセッサ24がそのプログラムを実行することで実現することができる。
そのようなプログラムは、ネットワークを通じて提供されてもよく、また、記録媒体に記録されて提供されてもよい。即ち、そのようなプログラムは、例えば、プログラムプロダクトとして提供されてもよい。
図7は、行動管理サーバ130において、代替案を提案する処理を示すフローチャートである。
まず、通信部131が、一つのユーザ端末110から希望行動情報を受信すると、希望行動特定部133は、その希望行動情報により、希望行動を特定する(S10)。なお、ここでは、希望行動は、ユーザが訪問することを希望する目的地である希望目的地であるものとする。そして、希望行動特定部133は、記憶部132に記憶されているユーザ管理情報に特定された希望行動である希望目的地を追加する。
次に、経路決定部134は、その一つのユーザ端末110からの位置情報で示される位置から、ステップS10で特定された希望目的地までの経路を決定する(S11)。そして、経路決定部134は、決定された経路に含まれている経由地を特定し、その経由地を、記憶部132に記憶されているユーザ管理情報に追加する。
次に、混雑予測部135は、希望目的地及び希望目的地までの経路に含まれている経由地の何れかの地点が混雑するか否かを予測する(S12)。
そして、混雑予測部135は、希望目的地及び経由地の何れか一つの地点で混雑するか否かを判断する(S13)。混雑する場合(S13でYes)には、処理はステップS14に進み、混雑しない場合(S13でNo)には、処理はステップS19に進む。
ステップS14は、代替案決定部136は、混雑予測部135で混雑すると判断された一つの地点を対象地として、その対象地を別の地点である代替地とする代替案を決定する(S14)。
次に、対象ユーザ決定部137は、混雑予測部135で混雑すると予測された一つの地点である対象地を訪問する複数のユーザを候補ユーザとして特定する(S15)。
次に、対象ユーザ決定部137は、複数の候補ユーザから代替案を提案する対象となるユーザである対象ユーザを決定する(S16)。ここでの処理は、図8を用いて詳細に説明する。
次に、提案部138は、対象ユーザに代替案を提案する(S17)。
次に、出力処理部139は、対象ユーザは、希望行動を送信してきた一つのユーザ端末110のユーザである希望ユーザであるか否かを判断する(S18)。対象ユーザが希望ユーザである場合(S18でYes)には、処理は終了し、対象ユーザが希望ユーザではない場合(S18でNo)には、処理はステップS19に進む。
ステップS19では、出力処理部139は、希望ユーザに、経路決定部134で決定された経路を提示する。
図8は、対象ユーザ決定部137が対象ユーザを決定する処理を示す概略図である。
まず、対象ユーザ決定部137は、候補ユーザの各々に割り振られているスコアに初期値を設定する(S30)。ここでの初期値は、例えば、「0」とする。
次に、対象ユーザ決定部137は、記憶部132に記憶されているユーザ管理情報を参照することで、候補ユーザの内、代替地となっている地点を当初希望し、代替地の代わりに対象地とする代替案を承認したユーザのスコアに予め定められた値を加算する(S31)。
そして、対象ユーザ決定部137は、スコアの最も高いユーザを対象ユーザとして決定する(S32)。
図9は、実施の形態1において、希望行動を入力したユーザとは異なるユーザに代替案を提案する状況を説明するためのシーケンス図である。
ここでは、ユーザ端末110Aと、ユーザ端末110Bとが、希望行動の入力を受け付けるものとして説明する。
まず、ユーザ端末110Bの入力部111は、希望目的地である地点Bを希望行動として、入力を受け付ける。ユーザ端末110Bの制御部116は、地点Bを示す希望行動情報を生成し、その希望行動情報を、通信部112から行動管理サーバ130に送る(S40)。
ユーザ端末110Bから地点Bを示す希望行動情報を受信すると、行動管理サーバ130の経路決定部134は、ユーザ端末110Bの現在地から地点Bまでの経路を決定して、その経路に含まれる経由地を特定する。そして、混雑予測部135は、地点B及び経由地の混雑を予測する。ここでは、地点Bが混雑すると判断されるものとする。この場合、例えば、代替案決定部136は、地点Bの代替案を決定する(S41)。ここでは、地点Aが代替案となるものとする。
そして、対象ユーザ決定部137は、ユーザ端末110Bのユーザを対象ユーザとして決定し、提案部138は、地点Bの代替案として地点Aを目的地にすることを、ユーザ端末110Bのユーザに提案するものとする(S42)。
この場合、ユーザ端末110Bの表示部113には、地点Bを地点Aに変更すること勧めるメッセージを含む提案画面画像が表示され、ユーザ端末110Bのユーザは、入力部111を介して、その代替案を承認するものとする。ユーザ端末110Bの制御部116は、代替案を承認することを示す承認情報を生成し、その承認情報を、通信部112を介して、行動管理サーバ130に送る(S43)。
行動管理サーバ130の出力処理部139は、代替案である地点Aへの経路を示す経路情報を生成し、その経路情報を通信部131に、ユーザ端末110Bへ送信させる(S44)。
以上のような状況で、ユーザ端末110Aの入力部111は、希望目的地である地点Aを希望行動として、入力を受け付ける。ユーザ端末110Aの制御部116は、地点Aを示す希望行動情報を生成し、その希望行動情報を、通信部112から行動管理サーバ130に送る(S45)。
ユーザ端末110Aから地点Aを示す希望行動情報を受信すると、行動管理サーバ130の経路決定部134は、ユーザ端末110Aの現在地から地点Aまでの経路を決定して、その経路に含まれる経由地を特定する。そして、混雑予測部135は、地点A及び経由地の混雑を予測する。ここでは、地点Aが混雑すると判断されるものとする。この場合、例えば、代替案決定部136は、地点Aの代替案を決定する(S46)。ここでは、地点Bが代替案となるものとする。
このような場合、対象ユーザ決定部137は、既に地点Bから地点Aへの代替案を受け入れているユーザ端末110Bのユーザに高い値を割り振ることでスコアを計算し、ユーザ端末110Bのユーザを対象ユーザとして決定する。そして、提案部138は、地点Aの代替案として地点Bを目的地にすることを、ユーザ端末110Bのユーザに提案する(S47)。
ユーザ端末110Bの表示部113には、地点Aを地点Bに変更すること勧めるメッセージを含む提案画面画像が表示される。ユーザ端末110Bのユーザは、もともと地点Aではなく地点Bを希望目的地としていたため、このような代替案を容易に受け入れるものと考えられる。そして、ユーザ端末110Bの入力部111が、その代替案を承認する入力を受け付けると、ユーザ端末110Bの制御部116は、代替案を承認することを示す承認情報を生成し、その承認情報を、通信部112を介して、行動管理サーバ130に送る(S48)。
この場合、行動管理サーバ130の出力処理部139は、代替案である地点Bへの経路を示す経路情報を生成し、その経路情報を通信部131に、ユーザ端末110Bへ送信させる(S49)。
また、行動管理サーバ130の出力処理部139は、希望目的地である地点Aへの経路を示す経路情報を生成し、その経路情報を通信部131に、ユーザ端末110Aへ送信させる(S50)。
以上のように、実施の形態1によれば、既に代替案を受け入れているユーザに、本来の希望がかなうように再度代替案を提案することで、代替案を受け入れる可能性を高めることができるとともに、希望行動を入力したユーザも、代替案の提供を受けるユーザもどちらも、本来の希望がかなうことで、両方の満足度が向上する。
実施の形態2.
次に、実施の形態2を説明する。実施の形態2では、対象ユーザを選択する際のスコアの計算に、ユーザに関する様々な情報を利用する。
図1に示されているように、実施の形態2に係る行動管理システム200は、複数のユーザ端末210A、210B、210C、・・・と、行動管理サーバ230とを備える。
複数のユーザ端末210A、210B、210C、・・・と、行動管理サーバ230とは、インターネット等のネットワーク101に接続されている。
なお、複数のユーザ端末210A、210B、210C、・・・の各々を、特に区別する必要がない場合には、複数のユーザ端末210A、210B、210C、・・・の内の何れか一つをユーザ端末210という。
また、複数のユーザ端末210A、210B、210C、・・・の数については、特に制限はない。
図2に示されているように、実施の形態2におけるユーザ端末210は、入力部211と、通信部112と、表示部113と、位置検出部114と、記憶部115と、制御部116とを備える。
実施の形態2におけるユーザ端末210の通信部112、表示部113、位置検出部114、記憶部115及び制御部116は、実施の形態1におけるユーザ端末110の通信部112、表示部113、位置検出部114、記憶部115及び制御部116と同様である。
入力部211は、ユーザからの指示の入力を受け付ける。ユーザからの指示の入力をユーザ入力ともいう。例えば、入力部211は、ユーザから希望する行動である希望行動の入力、又は、後述する代替案を承認するか否かの入力を受け付ける。
実施の形態2では、入力部211は、希望行動として、ユーザが訪問することを希望する目的地の他、ユーザの年齢、大人の同行者数及び子供の同行者数といった行動を行う者に関するユーザ関連情報の入力を受け付ける。制御部116は、実施の形態1と同様に、入力部111で入力された希望行動を示す希望行動情報を生成し、その希望行動情報を、通信部112に行動管理サーバ230へ送信させる。
図4に示されているように、実施の形態2における行動管理サーバ230は、通信部131と、記憶部232と、希望行動特定部233と、経路決定部134と、混雑予測部135と、代替案決定部136と、対象ユーザ決定部237と、提案部138と、出力処理部139とを備える。
実施の形態2における行動管理サーバ230の通信部131、経路決定部134、混雑予測部135、代替案決定部136、提案部138及び出力処理部139は、実施の形態1における行動管理サーバ130の通信部131、経路決定部134、混雑予測部135、代替案決定部136、提案部138及び出力処理部139と同様である。
記憶部232は、行動管理サーバ230での処理に必要なプログラム及びデータを記憶する。例えば、記憶部232は、ユーザに提案する内容に関連する情報を示すユーザ管理情報及び加点条件情報を記憶する。
図10は、実施の形態2におけるユーザ管理情報の一例であるユーザ管理テーブル250を示す概略図である。
図10に示されているユーザ管理テーブル250は、ユーザID列250aと、希望内容列250bと、提案内容列250cと、年齢列250dと、大人同行者数列250eと、子供同行者数列250fと、登録日時列250gとを備えるテーブル形式の情報である。
ユーザID列250aは、ユーザ端末210を使用するユーザを識別するためのユーザ識別情報であるユーザIDを格納する。
希望内容列250bは、ユーザが希望した内容に関連する情報を格納する。ここでは、希望内容列250bは、ユーザが希望した目的地と、その目的地に基づいて決定された経由地とを格納する。ここで、ユーザが希望した目的地を希望目的地ともいい、希望目的地に基づいて決定された経由地を希望経由地ともいう。
提案内容列250cは、ユーザが希望した内容に応じて、行動管理サーバ230が提案した内容を格納する。ここでは、提案内容列250cは、目的地と、その目的地までの経由地とを格納する。ここで、行動管理サーバ130が提案した目的地及び経由地を、それぞれ、提案目的地及び提案経由地ともいう。
年齢列250dは、ユーザの年齢を格納する。
大人同行者数列250eは、大人の同行者数を格納する。
子供同行者数列250fは、子供の同行者数を格納する。
登録日時列250gは、ユーザ管理テーブル250に各々のレコードに対応する行が追加された日時を示す。
図11は、実施の形態2における加点条件情報の一例である加点条件テーブル251を示す概略図である。
図11に示されている加点条件テーブル251は、条件列251aと、加点列251bとを備えるテーブル形式の情報である。
条件列251aは、ユーザ毎のスコアに加点をする条件を格納する。
例えば、代替案となる地点を、混雑が予測される対象地に変更しているユーザは、代替案を受け入れる可能性が高いため、加点が行われる。
また、ユーザの年齢がある年齢以上となると、混雑を嫌がる傾向があると考えられるため、ユーザの年齢がある年齢以上である場合には、より混雑しない地点への変更を受け入れる可能性が高いと考えられるため、加点が行われる。ここでは、加点を行うユーザの年齢を40歳以上としているが、このような例に限定されない。
また、子供連れのユーザは、より混雑しない地点を好む傾向があると考えられることから、より混雑しない目的地への変更を受け入れる可能性が高いと考えられるため、加点が行われる。
さらに、同行者の人数が多い場合には、より混雑しない地点を好む傾向があると考えられることから、より混雑しない目的地への変更を受け入れる可能性が高いと考えられるため、加点が行われる。同行者の人数は、大人の同行者の数と、子供の同行者の数とを加算すればよい。
また、希望行動を入力してからあまり時間がたっていないユーザは、まだ目的地から遠く、代替案を受け入れる可能性が高いと考えられるため、加点が行われる。ここでは、登録からの経過時間が一時間以内としているが、このような例に限定されない。
加点列251bは、条件が満たされた際に加点する値を格納する。
図11に示されている値は一例であり、このような例限定されるものではない。
但し、代替案となる地点を対象地に変更している条件を満たす場合には、他の条件の全てを満たした場合に加点される値の総計よりも大きな値であることが望ましい。このような条件を満たしているユーザは、積極的に代替案を受け入れると考えられるためである。
以上のように、加点条件情報は、代替案を受け入れる可能性が高い条件ほど大きな値が加点されるようにしている。
図4に戻り、希望行動特定部233は、ユーザが希望する行動である希望行動を特定する。ここでは、希望行動特定部233は、通信部131で受信された希望行動情報により、希望行動を特定する。なお、ここでは、希望行動は、ユーザが訪問することを希望する目的地及びユーザ関連情報とする。
そして、希望行動特定部233は、記憶部232に記憶されているユーザ管理情報に特定された希望行動を追加する。具体的には、希望行動特定部233は、記憶部232に記憶されているユーザ管理テーブル250に新たな行を追加して、その行のユーザID列250aに希望行動情報を送って来たユーザ端末210のユーザのユーザIDを格納し、その行の希望内容列250bに希望行動情報で示される目的地を格納し、その行の年齢列250dに希望行動情報で示される年齢を格納し、その行の大人同行者数列250eに希望行動情報で示される大人の同行者数を格納し、その行の子供同行者数列250fに希望行動情報で示される子供の同行者数を格納し、その行の登録日時列250gにその行を追加した日時を格納する。
対象ユーザ決定部237は、混雑予測部135で混雑すると予測された地点を訪問する複数のユーザを候補ユーザとし、複数の候補ユーザから代替案を提案する対象となる対象ユーザを決定する。
例えば、対象ユーザ決定部237は、候補ユーザの各々にスコアの初期値を割り振る。ここでの初期値は、例えば、「0」とする。そして、対象ユーザ決定部237は、記憶部232に記憶されているユーザ管理情報及び加点条件情報を参照することで、加点条件情報で示される条件を満たす候補ユーザに加点を行うことで、候補ユーザ毎にスコアを算出する。
そして、対象ユーザ決定部237は、スコアの最も高いユーザを対象ユーザとして決定する。ここで、スコアの最も高い複数のユーザがいる場合には、対象ユーザ決定部237は、その複数のユーザからランダムに選択された一人のユーザを対象ユーザとして決定してもよく、その複数のユーザの全てを対象ユーザとして決定してもよい。
以上のように、実施の形態2においては、ユーザに関する情報にも基づいて、対象ユーザを決定するためのスコアが計算されるため、ユーザの状況に応じて、代替案を提案する対象ユーザを決定することができる。
なお、図11に示されている条件は、例示であり、他の条件でスコアに加算が行われてもよい。例えば、行動管理サーバ230の記憶部232に、ユーザ毎の過去における代替案の承認回数を示す承認履歴情報を記憶しておき、その承認回数が多いほど大きな値となる代替地点選択傾向が、上記の例に加えて、又は、上記の例に代えて、ユーザ毎のスコアに加算されてもよい。
実施の形態3.
次に、実施の形態3を説明する。実施の形態3では、代替案を自動的に実行することで、代替案による混雑の緩和を効果的に行うことができるようにする。
図12は、実施の形態3に係る行動管理システム300の構成を概略的に示すブロック図である。
行動管理システム300は、複数のユーザ端末310A、310B、310C、・・・と、行動管理サーバ330とを備える。
複数のユーザ端末310A、310B、310C、・・・と、行動管理サーバ330とは、インターネット等のネットワーク101に接続されている。ここで、実施の形態3では、ユーザ端末310Bを使用するユーザは、PMV(Personal Mobility Vehicle)等のように自動運転機能を有する車両である自動運転車両370を用いて移動するものとする。
なお、複数のユーザ端末310A、310B、310C、・・・の各々を、特に区別する必要がない場合には、複数のユーザ端末310A、310B、310C、・・・の何れか一つをユーザ端末310という。
また、複数のユーザ端末310A、310B、310C、・・・の数については、特に制限はない。
図2に示されているように、実施の形態3におけるユーザ端末310は、入力部311と、通信部112と、表示部113と、位置検出部114と、記憶部115と、制御部316とを備える。
実施の形態3におけるユーザ端末310の通信部112、表示部113、位置検出部114及び記憶部115は、実施の形態1におけるユーザ端末110の通信部112、表示部113、位置検出部114及び記憶部115と同様である。
入力部311は、ユーザからの指示の入力を受け付ける。ユーザからの指示の入力をユーザ入力ともいう。例えば、入力部311は、ユーザから希望する行動である希望行動の入力、又は、後述する代替案を承認するか否かの入力を受け付ける。
実施の形態3では、入力部311は、希望行動として、ユーザが訪問することを希望する目的地の他、ユーザの年齢、大人の同行者数及び子供の同行者数といった行動を行う者、並びに、ユーザが使用する移動手段に関するユーザ関連情報の入力を受け付ける。制御部316は、実施の形態1と同様に、入力部111で入力された希望行動を示す希望行動情報を生成し、その希望行動情報を、通信部112に行動管理サーバ330へ送信させる。
制御部316は、ユーザ端末310での処理を制御する。
例えば、制御部316は、入力部311で入力された希望行動を示す希望行動情報を生成し、その希望行動情報を、通信部112に行動管理サーバ330へ送信させる。
また、制御部316は、位置検出部114で検出された位置を示す位置情報を生成し、その位置情報を、通信部112に行動管理サーバ330へ送信させる。
また、制御部316は、通信部112が、行動管理サーバ330からの代替案情報を受信した場合に、ユーザ端末310のユーザが自動運転車両を利用しているか否かを判断する。例えば、そのユーザが自動運転車両を利用している場合には、記憶部115に、自動運転車両と通信を行うための通信アドレスが記憶されている。従って、制御部316は、そのような通信アドレスが記憶部115に記憶されているか否かにより、そのユーザが自動運転車両を利用しているか否かを判断することができる。
そして、そのユーザが自動運転車両を利用していない場合には、制御部316は、実施の形態1と同様に、代替案情報で示される代替案を示す代替案画面画像を生成し、その代替案画面画像を表示部113に表示させる。そして、制御部316は、入力部111が、ユーザから代替案を承認するか否かの入力を受け付けると、承認をするか否かを示す承認情報を生成し、その承認情報を、通信部112に行動管理サーバ330へ送信させる。
さらに、制御部316は、通信部112が、行動管理サーバ330からの経路情報を受信した場合に、経路情報で示される経路を示す経路画面画像を生成し、その経路画面画像を表示部113に表示させる。
一方、そのユーザが自動運転車両を利用している場合には、制御部316は、承認をすることを示す承認情報を生成し、その承認情報を、通信部112に行動管理サーバ330へ送信させる。
そして、制御部316は、通信部112が、行動管理サーバ330からの経路情報を受信した場合に、その経路情報を、通信部112を介して自動運転車両に送る。そのような経路情報を受信した自動運転車両370は、その経路情報で示される経路で自動運転を実行する。
図13は、自動運転車両370の構成を概略的に示すブロック図である。
自動運転車両370は、通信部371と、制御部372と、駆動部373とを備える。
通信部371は、ネットワーク101を介した通信を行う。例えば、通信部371は、ユーザ端末310から経路情報を受信して、その経路情報を制御部372に与える。
制御部372は、自動運転車両370の動作を制御する。例えば、制御部372は、通信部371から与えられた経路情報に従って、駆動部373を制御することで、経路情報で示される経路で、自動運転車両370を運転する。
駆動部373は、自動運転車両370を動かすための駆動機構である。
図14は、自動運転車両370のハードウェア構成を概略的に示すブロック図である。
以上に記載された自動運転車両370は、通信I/F31と、駆動制御装置32と、駆動機構33と、センサ34と、不揮発性メモリ35と、揮発性メモリ36と、プロセッサ37とを備える。
そして、通信部371は、NIC等の通信I/F31により実現することができ、駆動部373は、駆動制御装置32、駆動機構33及びセンサ34により実現することができる。
駆動制御装置32は、例えば、メモリ及びプロセッサ等を備えるマイクロコンピュータであり、プロセッサ37からの指示及びセンサ34での検出結果に応じて、駆動機構33を制御する。
駆動機構33は、自動運転車両370を動かすための機構である。駆動機構33は、モータ、車輪、ハンドル及びブレーキを含む。
センサ34は、駆動機構33に含まれる様々な部品等の動作を検出するセンサ、その部品の温度等の物理量を検出するセンサ、及び、自動運転車両370に備え付けられているカメラ等を含む。
制御部372は、不揮発性メモリ35に記憶されているプログラムを、プロセッサ37が揮発性メモリ36に読み出し、プロセッサ37がそのプログラムを実行することで実現することができる。
そのようなプログラムは、ネットワークを通じて提供されてもよく、また、記録媒体に記録されて提供されてもよい。即ち、そのようなプログラムは、例えば、プログラムプロダクトとして提供されてもよい。
図4に示されているように、実施の形態3における行動管理サーバ330は、通信部131と、記憶部332と、希望行動特定部333と、経路決定部134と、混雑予測部135と、代替案決定部136と、対象ユーザ決定部337と、提案部138と、出力処理部139とを備える。
実施の形態3における行動管理サーバ330の通信部131、経路決定部134、混雑予測部135、代替案決定部136、提案部138及び出力処理部139は、実施の形態1における行動管理サーバ130の通信部131、経路決定部134、混雑予測部135、代替案決定部136、提案部138及び出力処理部139と同様である。
記憶部332は、行動管理サーバ330での処理に必要なプログラム及びデータを記憶する。例えば、記憶部332は、ユーザに提案する内容に関連する情報を示すユーザ管理情報及び加点条件情報を記憶する。
図15は、実施の形態3におけるユーザ管理情報の一例であるユーザ管理テーブル350を示す概略図である。
図15に示されているユーザ管理テーブル350は、ユーザID列350aと、希望内容列350bと、提案内容列350cと、年齢列350dと、大人同行者数列350eと、子供同行者数列350fと、移動手段列350hと、登録日時列350gとを備えるテーブル形式の情報である。
実施の形態3におけるユーザ管理テーブル350のユーザID列350a、希望内容列350b、提案内容列350c、年齢列350d、大人同行者数列350e、子供同行者数列350f及び登録日時列350gは、実施の形態2におけるユーザ管理テーブル250のユーザID列250a、希望内容列250b、提案内容列250c、年齢列250d、大人同行者数列250e、子供同行者数列250f及び登録日時列250gと同様である。
言い換えると、実施の形態3におけるユーザ管理テーブル350は、実施の形態2におけるユーザ管理テーブル250に、移動手段列350hが追加されている。
移動手段列350hは、ユーザの移動手段を示す移動手段識別情報である移動手段名を格納する。
図16は、実施の形態3における加点条件情報の一例である加点条件テーブル351を示す概略図である。
図16に示されている加点条件テーブル351は、条件列351aと、加点列351bとを備えるテーブル形式の情報である。
条件列351aは、ユーザ毎のスコアに加点をする条件を格納する。
実施の形態3では、自動運転車両を移動手段として利用しているユーザに対しては、その自動運転車両に代替案を自動的に設定することができるため、加点が行われる。
加点列351bは、条件が満たされた際に加点する値を格納する。
図16に示されている値は一例であり、このような例限定されるものではない。
但し、自動運転車両を利用している条件を満たす場合には、他の条件の全てを満たした場合に加点される値の総計よりも大きな値であることが望ましい。このような条件を満たしているユーザは、自動的に代替案を受け入れるためである。
図4に戻り、希望行動特定部333は、ユーザが希望する行動である希望行動を特定する。ここでは、希望行動特定部333は、通信部131で受信された希望行動情報により、希望行動を特定する。なお、ここでは、希望行動は、ユーザが訪問することを希望する目的地及びユーザ関連情報とする。
そして、希望行動特定部333は、記憶部332に記憶されているユーザ管理情報に特定された希望行動を追加する。具体的には、希望行動特定部333は、記憶部332に記憶されているユーザ管理テーブル350に新たな行を追加して、その行のユーザID列350aに希望行動情報を送って来たユーザ端末310のユーザのユーザIDを格納し、その行の希望内容列350bに希望行動情報で示される目的地を格納し、その行の年齢列350dに希望行動情報で示される年齢を格納し、その行の大人同行者数列350eに希望行動情報で示される大人の同行者数を格納し、その行の子供同行者数列350fに希望行動情報で示される子供の同行者数を格納し、その行の移動手段列350hに希望行動情報で示される移動手段を格納し、その行の登録日時列350gにその行を追加した日時を格納する。
対象ユーザ決定部337は、混雑予測部135で混雑すると予測された地点を訪問する複数のユーザを候補ユーザとし、複数の候補ユーザから代替案を提案する対象となる対象ユーザを決定する。
実施の形態3では、対象ユーザ決定部337は、複数のユーザの中から、代替案を受け入れる可能性が最も高いユーザを対象ユーザとして決定する。
ここで、対象ユーザ決定部337は、複数のユーザの内、混雑要素を一部に含む経路で行動している一又は複数のユーザを一又は複数の候補ユーザとし、その一又は複数の候補ユーザに予め定められた基準で値を割り当て、その値を加算したスコアが最も高いユーザを、対象ユーザとして決定する。
実施の形態3では、対象ユーザ決定部337は、一又は複数の候補ユーザの内、経路を指示することで、指示された経路で自動的に運転を行う自動運転車両を移動手段として利用しているユーザのスコアが最も高くなるように、加算する値を割り当てる。
例えば、対象ユーザ決定部337は、候補ユーザの各々にスコアの初期値を割り振る。ここでの初期値は、例えば、「0」とする。そして、対象ユーザ決定部337は、記憶部332に記憶されているユーザ管理情報及び加点条件情報を参照することで、加点条件情報で示される条件を満たす候補ユーザに加点を行うことで、候補ユーザ毎にスコアを算出する。
そして、対象ユーザ決定部337は、スコアの最も高いユーザを対象ユーザとして決定する。実施の形態3では、対象ユーザ決定部337は、候補ユーザに自動運転車両370を利用するユーザが含まれる場合には、そのようなユーザを対象ユーザとして決定する。ここで、スコアの最も高い複数のユーザがいる場合には、対象ユーザ決定部337は、その複数のユーザからランダムに選択された一人のユーザを対象ユーザとして決定してもよく、その複数のユーザの全てを対象ユーザとして決定してもよい。
図17は、実施の形態3において、ユーザ端末310が代替案情報を受信した場合の動作を示すフローチャートである。
代替案情報を受信したユーザ端末310は、制御部316が、通信部112からその代替案情報を取得する(S60)。
制御部316は、ユーザ端末310のユーザに承認の確認が必要であるか否かを判断する(S61)。制御部316は、ユーザ端末310のユーザが自動運転車両370を移動手段として利用していない場合には、ユーザ端末310のユーザに承認の確認が必要であると判断し、ユーザ端末310のユーザが自動運転車両370を移動手段として利用している場合には、ユーザ端末310のユーザに承認の確認が必要ないと判断する。承認の確認が必要である場合(S61でYes)には、処理はステップS62に進み、承認の確認が必要ではない場合(S61でNo)には、処理はステップS63に進む。
ステップS62では、制御部316は、代替案情報で示される代替案を示す代替案画面画像を生成し、その代替案画面画像を表示部113に表示させる。そして、制御部316は、入力部311が、ユーザから代替案を承認するか否かの入力を受け付けると、承認をするか否かを示す承認情報を生成し、その承認情報を、通信部112に行動管理サーバ330へ送信させる。さらに、制御部316は、通信部112が、行動管理サーバ330からの経路情報を受信した場合に、経路情報で示される経路を示す経路画面画像を生成し、その経路画面画像を表示部113に表示させる。
一方、ステップS63では、制御部316は、承認をすることを示す承認情報を生成し、その承認情報を、通信部112に行動管理サーバ330へ送信させる。そして、制御部316は、通信部112が、行動管理サーバ330からの経路情報を受信した場合に、その経路情報を、通信部112を介して自動運転車両370に送る。そのような経路情報を受信した自動運転車両370は、その経路情報で示される経路で自動運転を実行する。
図18は、実施の形態3において、希望行動を入力したユーザとは異なるユーザに代替案を提案する状況を説明するためのシーケンス図である。
ここでは、ユーザ端末310Aと、ユーザ端末310Bとが、希望行動の入力を受け付けるものとして説明する。
まず、ユーザ端末310Bの入力部311は、希望目的地である地点B及び移動手段として自動運転車両を用いることを、希望行動として入力を受け付ける。ユーザ端末310Bの制御部316は、地点B及び移動手段としての自動運転車両を示す希望行動情報を生成し、その希望行動情報を、通信部112から行動管理サーバ330に送る(S70)。
ユーザ端末310Bから地点Bを示す希望行動情報を受信すると、行動管理サーバ330の経路決定部134は、ユーザ端末310Bの現在地から地点Bまでの経路を決定して、その経路に含まれる経由地を特定する。そして、混雑予測部135は、地点B及び経由地の混雑を予測する。ここでは、地点Bが混雑すると判断されるものとする。この場合、例えば、代替案決定部136は、地点Bの代替案を決定する(S71)。ここでは、地点Aが代替案となるものとする。
そして、対象ユーザ決定部337は、ユーザ端末310Bのユーザを対象ユーザとして決定し、提案部138は、地点Bの代替案として地点Aを目的地にすることを、ユーザ端末310Bのユーザに提案するものとする(S72)。
この場合、ユーザ端末310Bの制御部316は、ユーザ端末310Bのユーザが自動運転車両370を移動手段として使用していることから、そのユーザに確認することなく、代替案を承認することを示す承認情報を生成し、その承認情報を、通信部112を介して、行動管理サーバ330に送る(S73)。
この場合、行動管理サーバ230の出力処理部139は、代替案である地点Aへの経路を示す経路情報を生成し、その経路情報を通信部131に、ユーザ端末310Bへ送信させる(S74)。
そして、ユーザ端末310Bの制御部316は、その経路情報を、通信部112を介して自動運転車両370に送り、その経路情報で示される経路で地点Aに行くように、自動運転車両370に設定する(S75)。
以上のような状況で、ユーザ端末310Aの入力部311は、希望目的地である地点A及び移動手段として徒歩を使用することを、希望行動として入力を受け付ける。ユーザ端末310Aの制御部316は、地点A及び移動手段としての徒歩を示す希望行動情報を生成し、その希望行動情報を、通信部112から行動管理サーバ330に送る(S76)。
ユーザ端末310Aから地点Aを示す希望行動情報を受信すると、行動管理サーバ330の経路決定部134は、ユーザ端末310Aの現在地から地点Aまでの経路を決定して、その経路に含まれる経由地を特定する。そして、混雑予測部135は、地点A及び経由地の混雑を予測する。ここでは、地点Aが混雑すると判断されるものとする。この場合、例えば、代替案決定部136は、地点Aの代替案を決定する(S77)。ここでは、地点Bが代替案となるものとする。
このような場合、対象ユーザ決定部337は、自動運転車両を移動手段としているユーザ端末310Bのユーザに高いスコアを割り振ることで、ユーザ端末310Bのユーザを対象ユーザとして決定する。そして、提案部138は、地点Aの代替案として地点Bを目的地にすることを、ユーザ端末310Bのユーザに提案する(S78)。
この場合、ユーザ端末310Bの制御部316は、ユーザ端末310Bのユーザが自動運転車両370を移動手段として使用していることから、そのユーザに確認することなく、代替案を承認することを示す承認情報を生成し、その承認情報を、通信部112を介して、行動管理サーバ330に送る(S79)。
行動管理サーバ330の出力処理部139は、代替案である地点Bへの経路を示す経路情報を生成し、その経路情報を通信部131に、ユーザ端末310Bへ送信させる(S80)。
そして、ユーザ端末310Bの制御部316は、その経路情報を、通信部112を介して自動運転車両370に送り、その経路情報で示される経路で地点Bに行くように、自動運転車両370に設定する(S81)。
また、行動管理サーバ330の出力処理部139は、希望目的地である地点Aへの経路を示す経路情報を生成し、その経路情報を通信部131に、ユーザ端末310Aへ送信させる(S82)。
以上のように、実施の形態3においては、ユーザに関する情報にも基づいて、対象ユーザを決定するためのスコアが計算されるため、ユーザの状況に応じて、代替案を提案する対象ユーザを決定することができる。
なお、図11に示されている条件は、例示であり、他の条件でスコアに加算が行われてもよい。例えば、行動管理サーバ330の記憶部332に、ユーザ毎の過去における代替案の承認回数を示す承認履歴情報を記憶しておき、その承認回数が多いほど大きな値となる代替地点選択傾向が、上記の例に加えて、又は、上記の例に代えて、ユーザ毎のスコアに加算されてもよい。
なお、以上に記載された実施の形態1~3では、位置検出部114は、GPSを用いてユーザ端末110の位置を検出しているが、実施の形態1~3は、このような例に限定されない。例えば、位置検出部114は、入力部111~311を介して、ユーザから、ユーザ端末110~310の位置の入力を受けることで、その位置を検出してもよい。
以上に記載された実施の形態1~3では、行動管理サーバ130~330の混雑予測部135は、目的地及び経由地の混雑を予測しているが、実施の形態1~3は、そのような例に限定されない。例えば、混雑予測部135は、経路決定部134で決定された経路を構成する区間毎に、混雑するか否かを判断することができる。ここで、区間は、例えば、目的地と、その目的地に最も近い経由地との間の道路、隣接する経由地間の道路、及び、ユーザ端末110~310の現在地と、その現在地に最も近い経由地との間の道路とすることができる。
このような場合、代替案決定部136は、混雑すると判断された区間である混雑区間を、別の区間とする代替案を決定することができる。ここでは、混雑区間を別の区間とする場合には、混雑区間を別の道路にすることの他、別の経由地を経由する道路にすることも含む。
以上のような場合、経路に含まれる要素は、目的地及び区間となる。
以上に記載された実施の形態1~3のユーザ端末110~310の入力部111~311は、一つの目的地の入力を受け付けているが、実施の形態1~3は、このような例に限定されない。例えば、入力部111~311は、複数の目的地の入力を受け付けてもよい。このような場合、行動管理サーバ130~330の経路決定部134は、例えば、巡回セールスマン問題の解法等の既知のアルゴリズムを使用して、経路を決定すればよい。
以上に記載された実施の形態1~3の行動管理サーバ130~330の混雑予測部135は、目的地及び経由地の混雑を予測しているが、実施の形態1~3は、このような例に限定されない。例えば、混雑予測部135は、目的地のみの混雑を予測してもよい。このような場合には、代替案決定部136は、混雑すると判断された要素である目的地の代替案を決定する。
以上に記載された実施の形態1~3では、ユーザ端末110~310の入力部111~311が目的地の入力を受け付けているが、実施の形態1~3は、このような例に限定されない。例えば、行動管理サーバ130~330の希望行動特定部133~333は、ユーザが使用しているユーザ端末110~310の現在の位置を取得することで、ユーザが向かっている方向を特定し、そのユーザの行動の履歴情報から、その向かっている方向に存在する過去の目的地を自動的に目的地として特定してもよい。
以上に記載された実施の形態3では、ユーザ端末310の入力部311は、希望行動として、目的地の他に、行動を行う者及び移動手段に関するユーザ関連情報の入力を受け付けているが、実施の形態3は、このような例に限定されない。例えば、入力部311は、ユーザ関連情報として、移動手段のみの入力を受け付けてもよい。このような場合でも、自動運転車両370を利用しているユーザが優先して対象ユーザとして選択される。
100,200,300 行動管理システム、 110,210,310 ユーザ端末、 111,211,311 入力部、 112 通信部、 113 表示部、 114 位置検出部、 115 記憶部、 116,316 制御部、 130,230,330 行動管理サーバ、 131 通信部、 132,232,332 記憶部、 133,233,333 希望行動特定部、 134 経路決定部、 135 混雑予測部、 136 代替案決定部、 137,237,337 対象ユーザ決定部、 138 提案部、 139 出力処理部、 370 自動運転車両、 371 通信部、 372 制御部、 373 駆動部。

Claims (8)

  1. 複数のユーザの行動を管理する行動管理装置であって、
    前記複数のユーザに含まれる希望ユーザから、訪問することを希望する目的地を少なくとも含む希望行動を取得する取得部と、
    前記目的地への経路を決定する経路決定部と、
    前記経路に含まれる要素が混雑するか否かを予測する混雑予測部と、
    混雑すると予測された前記要素である混雑要素の混雑を回避するために、前記混雑要素の代わりとなる要素である代替要素を少なくとも示す代替案を決定する代替案決定部と、
    前記複数のユーザの内、前記希望ユーザと、前記混雑要素を含む経路で行動している一又は複数の前記希望ユーザとは異なる他のユーザとを複数の候補ユーザとし、前記複数の候補ユーザから、前記代替案を提案するユーザである対象ユーザを決定する対象ユーザ決定部と、
    前記対象ユーザに前記代替案を提案する提案部と、を備えること
    を特徴とする行動管理装置。
  2. 前記対象ユーザ決定部は、前記複数の候補ユーザの中から、前記代替案を受け入れることで満足する可能性が最も高いユーザを前記対象ユーザとして決定すること
    を特徴とする請求項1に記載の行動管理装置。
  3. 前記対象ユーザ決定部は、前記複数の候補ユーザの中から、前記代替案を受け入れる可能性が最も高いユーザを前記対象ユーザとして決定すること
    を特徴とする請求項1に記載の行動管理装置。
  4. 前記対象ユーザ決定部は、前記複数の候補ユーザに予め定められた基準で値を割り当て、割り当てられた値を加算したスコアが最も高いユーザを、前記対象ユーザとして決定すること
    を特徴とする請求項1に記載の行動管理装置。
  5. 前記対象ユーザ決定部は、前記複数の候補ユーザの内、前記混雑要素を前記代替要素の代わりとした別の代替案を既に受け入れて行動しているユーザの前記スコアが最も高くなるように、前記値を割り当てること
    を特徴とする請求項4に記載の行動管理装置。
  6. 前記対象ユーザ決定部は、前記複数の候補ユーザの内、経路を指示することで、指示された経路で自動的に運転を行う自動運転車両を移動手段として利用しているユーザの前記スコアが最も高くなるように、前記値を割り当てること
    を特徴とする請求項4に記載の行動管理装置。
  7. コンピュータを、複数のユーザの行動を管理する行動管理装置として機能させるプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記複数のユーザに含まれる希望ユーザから、訪問することを希望する目的地を少なくとも含む希望行動を取得する取得部、
    前記目的地への経路を決定する経路決定部、
    前記経路に含まれる要素が混雑するか否かを予測する混雑予測部、
    混雑すると予測された前記要素である混雑要素の混雑を回避するために、前記混雑要素の代わりとなる要素である代替要素を少なくとも示す代替案を決定する代替案決定部、
    前記複数のユーザの内、前記希望ユーザと、前記混雑要素を含む経路で行動している一又は複数の前記希望ユーザとは異なる他のユーザとを複数の候補ユーザとし、前記複数の候補ユーザから、前記代替案を提案するユーザである対象ユーザを決定する対象ユーザ決定部、及び、
    前記対象ユーザに前記代替案を提案する提案部、として機能させること
    を特徴とするプログラム。
  8. 複数のユーザの行動を管理する行動管理方法であって、
    取得部が、前記複数のユーザに含まれる希望ユーザから、訪問することを希望する目的地を少なくとも含む希望行動を取得し、
    経路決定部が、前記目的地への経路を決定し、
    混雑予測部が、前記経路に含まれる要素が混雑するか否かを予測し、
    代替案決定部が、混雑すると予測された前記要素である混雑要素の混雑を回避するために、前記混雑要素の代わりとなる要素である代替要素を少なくとも示す代替案を決定し、
    対象ユーザ決定部が、前記複数のユーザの内、前記希望ユーザと、前記混雑要素を含む経路で行動している一又は複数の前記希望ユーザとは異なる他のユーザとを複数の候補ユーザとし、前記複数の候補ユーザから、前記代替案を提案するユーザである対象ユーザを決定し、
    提案部が、前記対象ユーザに前記代替案を提案すること
    を特徴とする行動管理方法。
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