JP7203736B2 - ランダムアクセスのための方法及びデバイス - Google Patents

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Description

本願は、通信分野に関し、具体的に、ランダムアクセスのための方法及びデバイスに関する。
ランダムアクセスは、セルラシステムに備える基本機能であり、端末デバイスとネットワークとの通信接続の確立を実現することができ、ランダムアクセスの成功率は、ランダムアクセスのプロセスが順調に完成するかどうかに依頼する。
無線通信技術の発展に伴い、無線環境がより複雑になり、より柔軟なランダムアクセス過程が必要である。
より柔軟なランダムアクセスをどのように実現することは、解決しようとする課題である。
本願の実施例は、柔軟なランダムアクセスを実現することができるランダムアクセスのための方法及びデバイスを提供する。
第1の形態は、ランダムアクセスのための方法を提供し、
第1のデバイスがランダムアクセス過程に伝送される第1のメッセージが使用する第1の基本パラメータセットを確定することと、
前記第1の基本パラメータセットを利用して、前記第1のデバイスが第2のデバイスに前記第1のメッセージを送信し、又は前記第2のデバイスにより送信された前記第1のメッセージを受信することとを含む。
第1の形態と結合し、その実現可能な方式において、前記ランダムアクセスのための第1のメッセージは、4つのステップのランダムアクセス過程に伝送されるメッセージ、又は2つのステップのランダムアクセス過程に伝送されるメッセージである。
第1の形態又はその実現可能な方式と結合し、その他の実現可能な方式において、前記第1のデバイスが端末デバイスであり、前記第2のデバイスがアクセスネットワークデバイスであり、又は、
前記第1のデバイスがアクセスネットワークデバイスであり、前記第2のデバイスが端末デバイスである。
第1の形態又はその実現可能な方式と結合し、その他の実現可能な方式において、前記第1のデバイスがランダムアクセスのための第1のメッセージの伝送に使用する第1の基本パラメータセットを確定することは、
予め設定された多種の基本パラメータセット、
ランダム関数、
前記端末デバイスのレベル情報、
前記端末デバイスと前記アクセスネットワークデバイスとの現在リンク品質値、
前記端末デバイスの現在の所在位置の情報、
前記ランダムアクセス過程の実行時間、
前記端末デバイスの伝送するサービスの情報、
前記ランダムアクセス過程のトリガ要因、
前記第1のメッセージの伝送に使用するリソース、
前記第1のメッセージの伝送に使用する周波数領域リソースの所在の周波数帯、
前記端末デバイスがサポートする基本パラメータセット、
前記端末デバイスがサポートする周波数バンド、
前記ランダムアクセス過程の実行時に使用するランダムアクセス方式、
前記第1のメッセージの前の履歴メッセージに含まれる基本パラメータセットを示すための情報、
及び前記第1のメッセージの前の履歴メッセージが使用する基本パラメータセットのうちの少なくとも1つの情報に基づいて、前記第1のデバイスが前記第1の基本パラメータセットを確定する。
第1の形態又はその実現可能な方式と結合し、その他の実現可能な方式において、前記第1のデバイスが前記第1の基本パラメータセットを確定することは、
前記第1のデバイスが前記予め設定された多種の基本パラメータセットから、前記第1の基本パラメータセットを選択することを含む。
第1の形態又はその実現可能な方式と結合し、その他の実現可能な方式において、前記第1のデバイスが前記第1の基本パラメータセットを確定することは、
前記第1のデバイスが前記ランダム関数に基づいて、第1の確率値を取得することと、
第1の対応関係及び前記第1の確率値に基づいて、前記第1の基本パラメータセットを確定することとを含み、
前記第1の対応関係は、少なくとも1つの確率範囲と少なくとも1つの基本パラメータセットとの対応関係を示す。
第1の形態又はその実現可能な方式と結合し、その他の実現可能な方式において、前記第1のデバイスが前記第1の基本パラメータセットを確定することは、
前記第1のデバイスが前記ランダム関数に基づいて、第2の確率値を取得することと、
第2の対応関係、前記第2の確率値及び前記端末デバイスのレベル情報が示すレベルに基づいて、前記第1の基本パラメータセットを確定することとを含み、
前記第2の対応関係は、少なくとも1つの端末デバイスレベルと少なくとも1つの確率範囲と少なくとも1つの基本パラメータセットとの対応関係を示す。
第1の形態又はその実現可能な方式と結合し、その他の実現可能な方式において、前記第1のデバイスが前記第1の基本パラメータセットを確定することは、
前記第1のデバイスが前記ランダム関数に基づいて、第3の確率値を取得することと、
第3の対応関係、前記第3の確率値及び前記端末デバイスの伝送するサービスのサービス情報が示すサービス品質レベルに基づいて、前記第1の基本パラメータセットを確定することとを含み、
前記第3の対応関係は、少なくとも1つのサービス品質レベルと少なくとも1つの確率範囲と少なくとも1つの基本パラメータセットとの対応関係を示す。
第1の形態又はその実現可能な方式と結合し、その他の実現可能な方式において、前記端末デバイスの伝送するサービスのサービス情報は、
伝送するサービスのサービス品質レベル、伝送するサービスの遅延要求、伝送するサービスのデータ量の大きさ、伝送するサービスのサービスタイプ、伝送するサービスのコールタイプ、伝送するサービスが所属するベアラ、伝送するサービスが所属するデータストリーム、及び伝送するサービスが所属する論理チャンネルのうちの少なくとも1つを示す。
第1の形態又はその実現可能な方式と結合し、その他の実現可能な方式において、前記第1のデバイスが前記第1の基本パラメータセットを確定することは、
前記第1のデバイスが伝送するサービスのサービス品質レベル、伝送するサービスの遅延要求、伝送するサービスのデータ量の大きさ、伝送するサービスのサービスタイプ、伝送するサービスのコールタイプ、伝送するサービスが所属するベアラ、伝送するサービスが所属するデータストリーム、及び伝送するサービスが所属する論理チャンネルのうちの少なくとも1つと、第4の対応関係とに基づいて、前記第1の基本パラメータセットを確定することを含み、
前記第4の対応関係は、少なくとも1つのサービス品質レベル、少なくとも1つの遅延要求、少なくとも1つのデータ量の範囲、少なくとも1つのサービスタイプ、少なくとも1つのコールタイプ、少なくとも1つのベアラ、少なくとも1つのデータストリーム及び少なくとも1つの論理チャンネルのうちの少なくとも1つと、少なくとも1つの基本パラメータセットとの対応関係を示す。
第1の形態又はその実現可能な方式と結合し、その他の実現可能な方式において、前記方法は、さらに、
前記第1のデバイスがページングメッセージに基づいて、伝送するサービスのサービス情報を取得することを含む。
第1の形態又はその実現可能な方式と結合し、その他の実現可能な方式において、前記ランダムアクセス過程のトリガ要因は、
前記ランダムアクセス過程のトリガ要因は、
前記端末デバイスが初期アクセスを要求すること、
前記端末デバイスがアイドル状態から連続状態に切り替えること、
前記端末デバイスが上り同期を要求すること、
前記端末デバイスがネットワークデバイスに端末デバイス識別子を要求すること、
前記端末デバイスがネットワークデバイスにリソースを要求すること、
前記端末デバイスがセルハンドオーバを行うこと、
及び前記端末デバイスの無線リンク失敗が発生することのいずれかである。
第1の形態又はその実現可能な方式と結合し、その他の実現可能な方式において、前記第1のデバイスが前記第1の基本パラメータセットを確定することは、
前記第1のデバイスが前記ランダムアクセス過程のトリガ要因及び第5の対応関係に基づいて、前記第1の基本パラメータセットを確定することを含み
前記第5の対応関係は、ランダムアクセス過程の少なくとも1つのトリガ要因と少なくとも1つの基本パラメータセットとの対応関係を示す。
第1の形態又はその実現可能な方式と結合し、その他の実現可能な方式において、前記第1のデバイスが前記第1の基本パラメータセットを確定することは、
前記第1のデバイスが第6の対応関係、及び前記端末デバイスとネットワークデバイスとの現在リンク品質値に基づいて、前記第1の基本パラメータセットを確定することを含み、
前記第6の対応関係は、少なくとも1つのリンク品質値と少なくとも1つの基本パラメータセットとの対応関係を示す。
第1の形態又はその実現可能な方式と結合し、その他の実現可能な方式において、前記第1のデバイスが前記第1の基本パラメータセットを確定することは、
前記第1のデバイスが第7の対応関係及び前記端末デバイスの現在の所在位置の情報が示す位置に基づいて、前記第1の基本パラメータセットを確定することを含み、
前記第7の対応関係は、少なくとも1つの位置と少なくとも1つの基本パラメータセットとの対応関係を示す。
第1の形態又はその実現可能な方式と結合し、その他の実現可能な方式において、前記端末デバイスの現在の所在位置の情報は、前記端末デバイスの現在の所在セル、トラッキングエリア、ページングエリア又はサービスエリアを示す。
第1の形態又はその実現可能な方式と結合し、その他の実現可能な方式において、前記第1のデバイスが前記第1の基本パラメータセットを確定することは、
前記第1のデバイスが第8の対応関係及び前記ランダムアクセス過程の実行時間に基づいて、前記第1の基本パラメータセットを確定することを含み、
前記第8の対応関係は、少なくとも1つの時間範囲と少なくとも1つの基本パラメータセットとの対応関係を示す。
第1の形態又はその実現可能な方式と結合し、その他の実現可能な方式において、前記第1のデバイスが前記第1の基本パラメータセットを確定することは、
前記第1のデバイスが第9の対応関係及び前記第1のメッセージの伝送に使用するリソースに基づいて、前記第1の基本パラメータセットを確定することを含み、
前記第9の対応関係は、少なくとも1つのリソース範囲と少なくとも1つの基本パラメータセットとの対応関係を示す。
第1の形態又はその実現可能な方式と結合し、その他の実現可能な方式において、前記第1のデバイスが前記第1の基本パラメータセットを確定することは、
前記第1のデバイスが第10の対応関係、及び前記第1のメッセージの伝送に使用するリソースの所在の周波数帯又は前記端末デバイスがサポートする周波数バンドに基づいて、前記第1の基本パラメータセットを確定することを含み、
前記第10の対応関係は、少なくとも1つの周波数帯と少なくとも1つの基本パラメータセットとの対応関係を示す。
第1の形態又はその実現可能な方式と結合し、その他の実現可能な方式において、前記第1のデバイスがランダムアクセスのための第1の基本パラメータセットを確定することは、
前記第1のデバイスが第11の対応関係及び前記ランダムアクセス過程の実行に使用するランダムアクセス方式に基づいて、前記第1の基本パラメータセットを確定することを含み、
前記第11の対応関係は、少なくとも1つのランダムアクセス方式と少なくとも1つの基本パラメータセットとの対応関係を示す。
第1の形態又はその実現可能な方式と結合し、その他の実現可能な方式において、異なるランダムアクセス方式を利用して実行するランダムアクセス過程において、送受信するメッセージの数及び/又は送受信するメッセージに含まれる情報は、異なる。
第1の形態又はその実現可能な方式と結合し、その他の実現可能な方式において、前記第1のデバイスがランダムアクセスのための第1の基本パラメータセットを確定することは、
前記第1のデバイスが前記ランダムアクセス過程の履歴メッセージが使用する基本パラメータセット、又は前記ランダムアクセス過程の履歴メッセージに含まれる情報が示す基本パラメータセットを、前記第1の基本パラメータセットとして確定することを含む。
第1の形態又はその実現可能な方式と結合し、その他の実現可能な方式において、前記第1のデバイスがランダムアクセスのための第1の基本パラメータセットを確定することは、
前記第1のデバイスが過去ランダムアクセス過程に伝送されるメッセージが使用する基本パラメータセットを、前記第1の基本パラメータセットとして確定することを含む。
第1の形態又はその実現可能な方式と結合し、その他の実現可能な方式において、前記第1のメッセージは、前記端末デバイスが前記ネットワークデバイスに送信するメッセージであり、前記第1のデバイスが前記端末デバイスであり、前記第1のデバイスがランダムアクセスのための第1の基本パラメータセットを確定することは、
前記端末デバイスは、前記ランダムアクセス過程において、複数回に選択された基本パラメータセットを利用して前記第1のメッセージを送信してから、前記アクセスネットワークデバイスからの前記第1のメッセージに対する応答メッセージを受信しない場合、予め設定された基本パラメータセット又は過去ランダムアクセス過程に使用された基本パラメータセットを、前記第1の基本パラメータセットとして確定することを含む。
第1の形態又はその実現可能な方式と結合し、その他の実現可能な方式において、前記過去ランダムアクセス過程は、前回に成功アクセスしたランダムアクセス過程、又は、前回のランダムアクセス過程である。
第1の形態又はその実現可能な方式と結合し、その他の実現可能な方式において、前記第1のメッセージは、ネットワークデバイスが端末デバイスに送信するメッセージであり、前記第1のメッセージは、さらに、データ伝送のための第2の基本パラメータセットを示し、
前記方法は、さらに、
前記第1のデバイスが前記第2の基本パラメータに基づいて、前記第2のデバイスとデータ伝送することを含む。
第2の形態は、第1の形態又はその選択可能な実現方式の方法を実行するユニットを含むランダムアクセスのためのデバイスを提供する。
第3の形態は、メモリ及びプロセッサを含むランダムアクセスのためのデバイスを提供し、当該メモリは、命令を記憶し、当該メモリは、メモリに記憶された命令を呼び出して第1の形態又はその選択可能な実現方式の方法を実行する。
第4の形態は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、端末デバイスが実行するプログラムコードを記憶し、前記プログラムコードは、第1の形態又はその選択可能な実現方式の方法を実行するための命令を含む。
第5の形態は、システムチップを提供し、当該システムチップは、入力インタフェース、出力インタフェース、プロセッサ及びメモリを含み、当該プロセッサは、当該メモリ内のコードを実行し、当該コードが実行される場合、当該プロセッサは、第1の形態又はその選択可能な実現方式の方法を実現する。
そして、本願の実施例において、端末デバイスは、ランダムアクセス過程を行う時に、基本パラメータセットを選択することができ、ランダムアクセスを柔軟に実行する。
本開示の上記および他の特徴およびメリットは、添付の図面を参照して詳細に説明する例示的な実施形態により、より明らかになる。なお、以下の記載における図面はただ本発明の一部の実施例に過ぎず、当業者の場合、創造的な労働を付与しない前提で、これらの図面によって他の図面を得ることができる。
本願の実施例における無線通信システムの模式図である。 本願の実施例におけるランダムアクセスのための方法のフローチャートである。 本願の実施例における4つのステップのランダムアクセス過程のフローチャートである。 本願の実施例における2つのステップのランダムアクセス過程のフローチャートである。 本願の実施例におけるランダムアクセスのためのデバイスのブロック図である。 本願の実施例におけるランダムアクセスのためのデバイスのブロック図である。 本願の実施例におけるランダムアクセスのためのデバイスのブロック図である。
以下に本発明の実施例の図面を組み合わせながら、本発明の実施例に係る技術的解決策を明確に、全面的に説明し、明らかに、説明した実施例は本発明の一部の実施例に過ぎず、全ての実施例ではない。本発明の実施例に基づき、当業者が創造的な労力を要せずに得た他の実施例は、全て本発明の保護範囲に属する。
以下に本発明の実施例の図面を組み合わせながら、本発明の実施例に係る技術的解決策を説明し、明らかに、説明した実施例は本発明の一部の実施例に過ぎず、全ての実施例ではない。本発明の実施例に基づき、当業者が創造的な労力を要せずに得た他の実施例は、全て本発明の保護範囲に属する。
なお、本発明の実施例における技術的解決策は様々な通信システム、例えばグローバル移動体通信(GSM:Global System of Mobile Communication)システム、符号分割多元接続(CDMA:Code Division Multiple Access)システム、広帯域符号分割多元接続(WCDMA:Wideband Code Division Multiple Access)汎用パケット無線サービス(GPRS:Genera1 Packet Radio Service)システム、長期進化型(LTE:Long Term Evolution)システム、LTE周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)システム、LTE時間分割複信(TDD:Time Division Duplex)、ユニバーサル移動通信システム(UMTS:Universal Mobile Telecommunication System)、ワイマックス(WiMAX:Worldwide Interoperability for Microwave Access)通信システム、又は未来の5Gシステムなどに応用されることができる。
図1は本発明の実施例に応用される無線通信システム100を示す。当該無線通信システム100は、ネットワークデバイス110を含む。ネットワークデバイス110は、端末デバイスに接続する通信デバイスであっても良い。各ネットワークデバイス100は、特定の地理エリアに通信カバーを提供し、さらに、当該カバーエリア内にある端末デバイス(例えばUE)と通信することができる。当該ネットワークデバイス100は、GSMシステム又はCDMAシステムの基地局(BTS:Base Transceiver Station)、WCDMAシステムの基地局(NodeB)、LTEシステムの基地局(Evolutional Node B、eNB又はeNodeB)、クラウド無線アクセスネットワーク(CRAN:Cloud Radio Access Network)の無線コントローラ、中継局、アクセスポイント、車載デバイス、ウェアラブルデバイス及び将来の5Gネットワークにおけるネットワーク側デバイス、又は将来進化型公衆移動通信網PLMNおけるネットワークデバイスなどであっても良い。
当該無線通信システム100は、さらに、ネットワークデバイス110のカバー範囲にある少なくとも1つの端末デバイス120を含む。当該端末デバイス120は、移動又は固定されたものである。当該端末デバイス120は、アクセス端末、ユーザー装置(UE:User Equipment)、ユーザユニット、ユーザステーション、移動ステーション、移動局、遠隔局、遠隔端末、移動デバイス、ユーザ端末、端末、無線通信デバイス、ユーザエージェント又はユーザ装置と指しても良い。アクセス端末はセルラー電話、無線電話、セッション確立プロトコル(SIP:Session Initiation Protocol)電話、ワイヤレス・ローカル・ループ(WLL:Wireless Local Loop)ステーション、パーソナルデジタル処理(PDA:Personal Digital Assistant)、無線通信機能を有する携帯デバイス、計算デバイス又は無線変調復調器に接続するその他のデバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、および将来の5Gネットワークにおける端末デバイス、又は将来進化型公衆移動通信網(PLMN:Public Land Mobile Network)おける端末デバイスなどであっても良い。
選択可能で、5Gシステム又はネットワークは、新しいラジオ(NR:NewRadio)システム又はネットワークとも呼ぶ。
本願の実施例の基本パラメータセットは、以下のパラメータの少なくとも1つを含み、
サブキャリア間隔、特定の帯域幅でのサブキャリア数、物理リソースブロックPRB内のサブキャリア数、直交周波数分割多重OFDM符号の長さ、OFDM信号の生成に使用されるフーリエ変換、例えば高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)、逆フーリエ変換、例えば高速逆フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)のポイント数、伝送時間間隔TTI内のOFDM符号数、特定時間内に含まれるTTIの個数及び信号プレフィクスの長さである。
ここで、サブキャリア間隔は、隣接するサブキャリアの周波数間隔、例えば、15kHz、60kHz等であり、特定の帯域幅でのサブキャリア数は、例えば各の可能なシステム帯域幅に対応するサブキャリア数であり、PRBに含まれるサブキャリア数は、典型的には、12の整数倍であり、TTIに含まれるOFDM符号の数は、典型的には、14の整数倍であり、一定の時間ユニットに含まれるTTI数は、例えば、1ms又は10msの時間に含まれるTTI数であり、信号プレフィクス長さは、例えば信号のサイクリックプレフィクスの時間長さ、又はサイクリックプレフィクスが通用CP又は拡張CPを使用するか等である。
図1は、1つのネットワークデバイス及び2つの端末デバイスを示し、選択可能で、当該無線通信システム100は、複数のネットワークデバイスを含み、各ネットワークデバイスのカバー範囲に他の数の端末デバイスがあるが、本願の実施例はこれに限定しない。
選択可能で、当該無線通信システム100は、さらに、ネットワークコントローラ、ビリティマネッジメントエンティティ他のネットワークエンティティを含むが、本願の実施例はこれを限定しない。
なお、本明細書に記載される「システム」及び「ネットワーク」という単語は交換可能に使用される。本明細書に記載される「及び/又は」、関連対象の関連関係を説明するものに限られ、以下の3つの関係を示す。例えば、A及び/又はBは、Aが単独存在すること、AとBが同時に存在すること、及びBが単独存在することそれぞれ示す。また、本明細書に記載される「/」は、通常に、前後の関連対象の「又は」の関係を示す。
図2は本願の実施例におけるランダムアクセスのための方法200のフローチャートである。当該方法200は、図1の端末デバイスが実行しても良いし、図1のネットワークデバイスが実行してもよい。
図2に示すように、当該方法200は、210を及び220を含む。
210において、第1のデバイスがランダムアクセス過程に伝送される第1のメッセージが使用する第1の基本パラメータセットを確定する。
220において、前記第1の基本パラメータセットを利用して、前記第1のデバイスが第2のデバイスに前記第1のメッセージを送信し、又は前記第2のデバイスにより送信された前記第1のメッセージを受信する。
選択可能で、前記第1のデバイスが端末デバイスであり、前記第2のデバイスがアクセスネットワークデバイスであり、又は、前記第1のデバイスがアクセスネットワークデバイスであり、前記第2のデバイスが端末デバイスである。
選択可能で、前記ランダムアクセスのための第1のメッセージは、4つのステップのランダムアクセス過程に伝送されるメッセージ、又は2つのステップのランダムアクセス過程に伝送されるメッセージである。
以下、図3に示す方法300及び図4に示す方法400を参照し、本願の実施例の4つのステップのランダムアクセス過程及び2つのステップのランダムアクセス過程を説明する。
図3に示すように、当該方法300に示す4つのステップのランダムアクセス過程は、以下の内容を含む。
310において、端末デバイスは、ランダムアクセスチャンネルでMSG1を送信し、MSG1は、ランダムアクセスプリアンブルを含むメッセージである。
320において、ネットワークデバイスは、MSG1を受信した後、下り共通チャンネル(DL-SCH:Downlink share channel)でMSG2を送信し、ここで、MSG2は、ランダムアクセス応答(RAR:Random Access Response)であり、RAR応答にTA調整及び上り許可指令及び一時セル無線ネットワーク一時識別子(T-CRNTI:Temporary Cell Radio Network Temporary Identifier)即ちCRNTIが含まれる。
選択可能で、MSG2メッセージは、ネットワークデバイスのメディアアクセス制御(MAC:Media Access Control)層に生成され、DL_SCHにより搬送され、1つのMSG2メッセージが複数の端末デバイスのランダムアクセス請求応答に対応することができる。
選択可能で、ネットワークデバイスは、物理下り制御チャンネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)を利用してMSG2をスケジューリングし、ランダムアクセス無線ネットワーク一時識別子(RA-RNTI:Random Access Radio Network Temporary Identifier)でアドレス指定し、RA-RNTIは、MSG1が搬送される物理ランダムアクセスチャンネル(PRACH:Physical Random Access Channel)時間周波数リソース位置により確定される。
選択可能で、MSG2は、上り伝送タイミング進み量、MSG3に割り当てる上りリソース、一時C-RNTI等を含む。
330において、端末デバイスは、MSG2を受信した後、自分に属するRARメッセージであるかどうかを判断し、自分に属するRARメッセージであると判定する場合、MSG3を送信し、当該MSG-3にはUE-IDが含まれ、ここで、当該MSG3について、UEのRRC層に生成されたRRC Connection Requestを送信し、当該RRC接続要求を上り共通チャンネル(UL-SCH:Uplink Shared Channel)の共通制御チャンネル(CCCH:Common Control Channel)にマッピングして送信してもよい。
選択可能で、4つのステップのランダムアクセス過程において、MSG1とMSG2とは、低レイヤメッセージであり、レイヤ3(L3:Layer3)で見えなく、シグナリング追跡の場合、端末デバイスのアクセスの一番目のシグナリングは、MSG3であってもよい。
選択可能で、ネットワークデバイスは、MSG2を受信した後、それに割り当てる上りリソースにおいてMSG3を伝送する。
340において、ネットワークデバイスは、MSG3メッセージを受信した後、MSG4を送信し、ここで、当該MSG4にはUE-IDが含まれ、MSG4につて、RRC競合解決(RRC Contention Resolution)メッセージを送信し、当該メッセージは、ネットワークデバイスのRRCにより発生し、DL-SCHでのCCCH又は専用制御チャンネル(DCCH:Dedicated Control Channel)にマッチングして送信してもよい。端末デバイスは、MSG4を受信した後、それに自分のUE-IDが含まれる場合、ランダムアクセスが成功すると判定する。
選択可能で、本願の実施例において、異なるシーンに対して、ランダムアクセス過程内の各メッセージに含まれるものは、異なってもよい。
例えば、端末デバイスの初期アクセスの場合、MSG3にはRRC層に生成されたRRC接続要求が含まれ、UEのS-TMSI又はランダム数も含まれる。
例えば、接続再確立の場合、MSG3には、RRC層に生成したRRC接続再確立要求、C-RNTI及びPCIが含まれる。
例えば、端末デバイスのセルハンドオーバの場合、MSG3メッセージには、RRC層に生成されたRRCハンドオーバ完了メッセージ及びUEのC-RNTIが含まれる。
例えば、上り/下りデータが到達する場合、MSG3は端末デバイスのC-RNTIを伝送してもよい。
以下の表1は、シーンにより、競合判定、スケジューリング及びC-RNTIを説明する。
Figure 0007203736000001
なお、図3に示す方法300は、4つのステップのランダムアクセス過程の1つの具体的な実現方式であるが、本願の保護範囲を限定しない。
図4は本願の実施例における2つのステップのランダムアクセス過程の模式図である。図4に示すように、当該方法400は、2つのステップのランダムアクセス過程であり、以下の内容を含む。
410において、端末デバイスがMSG1を送信し、当該MSG1には、ランダムアクセスプリアンブルが含まれ、また、前記端末デバイスの識別子情報、前記端末デバイスの送信するデータバッファー状態情報及び接続確立要求情報の少なくとも1つが含まれる。
420において、ネットワークデバイスは、端末デバイスにMSG2を送信し、当該MSG2には、TA調整、上り許可指令及びT-CRNTIが含み、また、端末デバイスの識別子情報及び接続確立応答情報の少なくとも1つが含まれる。
なお、図4に示す方法400は、2つのステップのランダムアクセス過程の1つの実現方式であり、本願の保護範囲を限定しない。
なお、本願の実施例における第1のメッセージは、MSG1、MSG2、MSG3又はMSG4であってもよく、ここで、MSG1、MSG、MSG3又はMSG4に含まれる情報は、図3又は図4に示すのもであってもよく、本願の実施例はこれに限定しない。
選択可能で、本願の実施例におけるランダムアクセス過程は、競合に基づくランダムアクセス過程又は非競合に基づくランダムアクセス過程であり、ここで、競合に基づくランダムアクセス過程において、ネットワークデバイスは、MSG1メッセージの前にMSG0を送信してもよく、当該MSG0は、端末デバイスのMSG1の送信が占用するリソース、及びMSG1に含まれるランダムアクセスプリアンブルを示す。当該非競合に基づくランダムアクセスは、2つのステップのランダムアクセス過程及び4つのステップのランダムアクセス過程に適用される。
選択可能で、競合に基づくランダムアクセス方式は、以下のシーンに応用される。
1)RRC_IDLE状態での初期アクセス
2)無線リンクエラー発生した後の初期アクセス
3)RRC_CONNECTED状態で、上りデータ伝送が発生する時にアクセスし、例えば、上り同期外れ「non-synchronised」が発生し、又はスケジューリング要求メッセージの送信に使用するPUCCHリソースがない場合、すなわち、ランダムアクセスの方式の以外、ネットワークデバイスに通知する他の方式がない場合、端末デバイスが上りデータを送信する必要がある。
選択可能で、非競合に基づくランダムアクセス方式は、以下のシーンに応用される。
1)RRC_CONNECTED状態で、下りにデータが伝送し、上り同期外れ「non-synchronised」が発生する場合、データの伝送について、受信する以外、確認も必要があり、上り同期外れが発生する場合、ネットワークデバイスが端末デバイスからの確認情報の受信を確保できなく、この時の下り同期が必要であるため、端末デバイスがランダムアクセスを行うためのリソースを下りメッセージで通知してもよく、例えば、プリアンブル系列及び送信タイミング等であり、これらのリソースは、双方の既知のものであるため、競合の方式でシステムにアクセスする必要がない。
2)ハンドオーバ過程のランダムアクセスであり、ハンドオーバの過程において、ターゲットネットワークデバイスは、サービスを提供するネットワークデバイスにより端末デバイスに使用可能なリソースを通知することができる。
そして、本願の実施例において、ネットワークデバイスと端末デバイスとは、ランダムアクセス過程のメッセージを伝送する場合、基本パラメータセットを柔軟に選択することができ、固定の基本パラメータセットを利用する必要がない。
選択可能で、本願の実施例において、
予め設定された多種の基本パラメータセット、
ランダム関数、
前記端末デバイスのレベル情報、
前記端末デバイスと前記アクセスネットワークデバイスとの現在リンク品質値、
前記端末デバイスの現在の所在位置の情報、
前記ランダムアクセス過程の実行時間、
前記端末デバイスの伝送するサービスの情報、
前記ランダムアクセス過程のトリガ要因、
前記第1のメッセージの伝送に使用するリソース、
前記第1のメッセージの伝送に使用する周波数領域リソースの所在の周波数帯、
前記端末デバイスがサポートする基本パラメータセット、
前記端末デバイスがサポートする周波数バンド、
前記ランダムアクセス過程の実行時に使用するランダムアクセス方式、
前記第1のメッセージの前の履歴メッセージに含まれる基本パラメータセットを示すための情報、及び
前記第1のメッセージの前の履歴メッセージが使用する基本パラメータセットのうちの少なくとも1つの情報に基づいて、前記第1のデバイスが前記第1の基本パラメータセットを確定する。
理解を容易にするため、以下、具体的な実現方式を参照し、第1の基本パラメータセットをどのように確定するかを説明する。
実現可能な方式において、前記第1のデバイスが前記予め設定された多種の基本パラメータセットから、前記第1の基本パラメータセットを選択する。
ここで、当該第1のデバイスが端末デバイスであり、当該予め設定された多種の基本パラメータセットは、ネットワークデバイスが端末デバイスのために設定されたものであってもよい。又は、他の方式で構成されたものであってもよく、例えば、出荷又は初期化する際に構成されたものであってもよい。
実現可能な方式において、前記第1のデバイスが前記ランダム関数に基づいて、第1の確率値を取得し、第1の対応関係及び前記第1の確率値に基づいて、前記第1の基本パラメータセットを確定し、ここで、前記第1の対応関係は、少なくとも1つの確率範囲と少なくとも1つの基本パラメータセットとの対応関係を示す。
例えば、第1のデバイスが端末デバイスであり、第2のデバイスがネットワークデバイスであり、ネットワークデバイスは、システム情報を介して、端末デバイスのために各基本パラメータセットの使用に要する確率範囲を設定する。端末デバイスは、ランダムアクセス過程を行う前に、ランダム関数を利用して確率値を取得し、当該確率値が属する確率範囲に対応する基本パラメータセットを選択することができる。
勿論、この実現方式において、第1のデバイスがネットワークデバイスであり、第2のデバイスが端末デバイスであってもよい。
なお、ネットワークデバイスが一部の基本パラメータセットの確率範囲を設定してもよく、ネットワークデバイスにより設定された確率範囲にある場合、対応する基本パラメータセットを選択し、そうでない場合、他の基本パラメータセットを選択する。
実現可能な方式において、前記第1のデバイスが前記ランダム関数に基づいて、第2の確率値を取得し、第2の対応関係、前記第2の確率値及び前記端末デバイスのレベル情報が示すレベルに基づいて、前記第1の基本パラメータセットを確定し、ここで、前記第2の対応関係は、少なくとも1つの端末デバイスレベルと少なくとも1つの確率範囲と少なくとも1つの基本パラメータセットとの対応関係を示す。
具体的に、第1のデバイスが端末デバイスであり、第2のデバイスがネットワークデバイスであり、ネットワークデバイスがシステム情報を介して第2の対応関係を設定し、当該第2の対応関係は、各端末デバイスレベルに対応する確率範囲と基本パラメータセットとの関係を示し、例えば、端末デバイスレベルAは、確率範囲が0-50である場合、基本パラメータセット1を採用し、確率範囲が51-100である場合、基本パラメータセット2を採用する。
勿論、この実現方式において、第1のデバイスがネットワークデバイスであり、第2のデバイスが端末デバイスであってもよい。
なお、ネットワークデバイスは、ある端末レベルに対し、一部の基本パラメータセットに対する確率範囲を設定してもよく、ネットワークデバイスにより設定された確率範囲にある場合、対応する基本パラメータセットを選択し、そうでない場合、他の基本パラメータセットを選択する。
実現可能な方式において、前記第1のデバイスが前記ランダム関数に基づいて、第3の確率値を取得し、第3の対応関係、前記第3の確率値及び前記端末デバイスの伝送するサービスのサービス情報が示すサービス品質レベルに基づいて、前記第1の基本パラメータセットを確定し、ここで、前記第3の対応関係は、少なくとも1つのサービス品質レベルと少なくとも1つの確率範囲と少なくとも1つの基本パラメータセットとの対応関係を示す。
具体的に、第1のデバイスが端末デバイスであり、第2のデバイスがネットワークデバイスであり、ネットワークデバイスがシステム情報に第3の対応関係を設定し、当該第3の対応関係は、各サービス品質レベルに対応する確率範囲及び基本パラメータセットを示し、例えば、サービス品質レベルAに対し、確率範囲が0-50である場合、基本パラメータセット1を選択し、確率範囲が51-100である場合、基本パラメータセット2を選択する。
勿論、この実現方式において、第1のデバイスがネットワークデバイスであり、第2のデバイスが端末デバイスであってもよい。
なお、ネットワークデバイスは、あるサービス品質レベルに対し、一部の基本パラメータセットの確率範囲を設定してもよく、ネットワークデバイスにより設定された確率範囲にある場合、対応する基本パラメータセットを選択し、そうでない場合、他の基本パラメータセットを選択する。
選択可能で、前記端末デバイスの伝送するサービスのサービス情報は、
伝送するサービスのサービス品質レベル、伝送するサービスの遅延要求、伝送するサービスのデータ量の大きさ、伝送するサービスのサービスタイプ、伝送するサービスのコールタイプ、伝送するサービスが所属するベアラ、伝送するサービスが所属するデータストリーム、及び伝送するサービスが所属する論理チャンネルのうちの少なくとも1つを示す。
選択可能で、前記第1のデバイスが伝送するサービスのサービス品質レベル、伝送するサービスの遅延要求、伝送するサービスのデータ量の大きさ、伝送するサービスのサービスタイプ、伝送するサービスのコールタイプ、伝送するサービスが所属するベアラ、伝送するサービスが所属するデータストリーム、及び伝送するサービスが所属する論理チャンネルのうちの少なくとも1つと、第4の対応関係とに基づいて、前記第1の基本パラメータセットを確定することを含み、
ここで、前記第4の対応関係は、少なくとも1つのサービス品質レベル、少なくとも1つの遅延要求、少なくとも1つのデータ量の範囲、少なくとも1つのサービスタイプ、少なくとも1つのコールタイプ、少なくとも1つのベアラ、少なくとも1つのデータストリーム及び少なくとも1つの論理チャンネルのうちの少なくとも1つと、少なくとも1つの基本パラメータセットとの対応関係を示す。
例えば、端末デバイスは、遅延要求が高いサービスを行う場合、短いTTI又は大きいサブキャリア間隔を利用してランダムアクセス過程のメッセージの送信を行い、例えば、MSG1又はMSG3を送信する。
選択可能で、前記第1のデバイスがページングメッセージに基づいて、伝送するサービスのサービス情報を取得する。
具体的に、第1のデバイスが端末デバイスである場合、端末デバイスは、ネットワークデバイスにより送信されたページングメッセージから伝送するサービスのサービス情報を取得することができる。第1のデバイスがネットワークデバイスである場合、ネットワークデバイスは、コアネットワークデバイスからのページングメッセージから、端末デバイスの伝送するサービスのサービス情報を取得し、当該ページングメッセージを端末デバイスに送信することができる。
選択可能で、第1のデバイスがネットワークデバイスであり、第1のメッセージがMSG2又はMSG4である場合、ネットワークデバイスは、端末デバイスにより送信されたMSG1又はMSG3から、伝送するサービスのサービス情報を取得することができる。
選択可能で、前記ランダムアクセス過程のトリガ要因は、
前記端末デバイスが初期アクセスを要求すること、
前記端末デバイスがアイドル状態から連続状態に切り替えること、
前記端末デバイスが上り同期を要求すること、
前記端末デバイスがネットワークデバイスに端末デバイス識別子を要求すること、
前記端末デバイスがネットワークデバイスにリソースを要求すること、
前記端末デバイスがセルハンドオーバを行うこと、
及び前記端末デバイスの無線リンク失敗が発生することのいずれかである。
選択可能で、前記第1のデバイスが前記ランダムアクセス過程のトリガ要因及び第5の対応関係に基づいて、前記第1の基本パラメータセットを確定し、ここで、前記第5の対応関係は、ランダムアクセス過程の少なくとも1つのトリガ要因と少なくとも1つの基本パラメータセットとの対応関係を示す。
例えば、端末デバイスは、無線リンク失敗によりRRC再接続を行う必要がある場合、接続を早速に回復するために、短いTTI又は大きいサブキャリア間隔のランダムアクセス過程に伝送されるメッセージ、例えば、MSG1又はMSG3を使用することができる。
例えば、端末デバイスは、ハンドオーバする場合、ハンドオーバ命令を受信した後、まずターゲットセルにランダムアクセスする必要があり、ハンドオーバの遅延を低減するために、短いTTI又は大きいサブキャリア間隔の基本パラメータセットを利用してランダムアクセス過程に伝送されるメッセージを送信することができ、例えばMSG1又はMSG3である。
選択可能で、第1のデバイスがネットワークデバイスである場合、ネットワークデバイスは、ランダムアクセス過程のメッセージに含まれる情報に基づいて、ランダムアクセス過程のトリガ要因を確定する。
選択可能で、前記第1のデバイスが第6の対応関係、及び前記端末デバイスとネットワークデバイスとの現在リンク品質値に基づいて、前記第1の基本パラメータセットを確定し、
ここで、前記第6の対応関係は、少なくとも1つのリンク品質値と少なくとも1つの基本パラメータセットとの対応関係を示す。
実現可能な方式において、前記第1のデバイスが第7の対応関係及び前記端末デバイスの現在の所在位置の情報が示す位置に基づいて、前記第1の基本パラメータセットを確定し、
ここで、前記第7の対応関係は、少なくとも1つの位置と少なくとも1つの基本パラメータセットとの対応関係を示す。
選択可能で、前記端末デバイスの現在の所在位置の情報は、前記端末デバイスの現在の所在セル、トラッキングエリア、ページングエリア又はサービスエリアを示す。
具体的に、ネットワークデバイスは、システム情報の各基本パラメータセットに対応するセル、トラッキングエリア、ページングエリア又はサービスエリア(サービス提供エリア)で端末デバイスに送信し、又は、端末デバイスは、契約情報又はNAS層メッセージでコアネットワークからこの情報を取得する。
選択可能で、前記第1のデバイスが第8の対応関係及び前記ランダムアクセス過程の実行時間に基づいて、前記第1の基本パラメータセットを確定することを含み、
ここで、前記第8の対応関係は、少なくとも1つの時間範囲と少なくとも1つの基本パラメータセットとの対応関係を示す。
ここで、各基本パラメータセットの時間範囲は、時間又は日を単位とし、例えば、毎日の0時-12時に基本パラメータセット1を採用し、その他の時間帯に基本パラメータセット2を採用する。
選択可能で、前記第1のデバイスが第9の対応関係及び前記第1のメッセージの伝送に使用するリソースに基づいて、前記第1の基本パラメータセットを確定し、
ここで、前記第9の対応関係は、少なくとも1つのリソース範囲と少なくとも1つの基本パラメータセットとの対応関係を示す。
選択可能で、基本パラメータセットを確定するためのリソースは、時間領域、周波数領域、コード領域及び空間領域(例えば、ビーム)リソースの少なくとも1つである。
実現可能な方式において、前記第1のデバイスが第10の対応関係、及び前記第1のメッセージの伝送に使用するリソースの所在の周波数帯又は前記端末デバイスがサポートする周波数バンドに基づいて、前記第1の基本パラメータセットを確定し、
ここで、前記第10の対応関係は、少なくとも1つの周波数帯と少なくとも1つの基本パラメータセットとの対応関係を示す。
具体的に、ネットワークデバイスが各周波数帯に使用可能な基本パラメータセットを設定し、端末がランダムアクセスの周波数帯又はサポートする周波数バンドを選択して対応する基本パラメータセットを選択する。
実現可能な方式において、前記第1のデバイスが第11の対応関係及び前記ランダムアクセス過程の実行に使用するランダムアクセス方式に基づいて、前記第1の基本パラメータセットを確定し、
ここで、前記第11の対応関係は、少なくとも1つのランダムアクセス方式と少なくとも1つの基本パラメータセットとの対応関係を示す。
実現可能な方式において、異なるランダムアクセス方式を利用して実行するランダムアクセス過程において、送受信するメッセージの数及び/又は送受信するメッセージに含まれる情報は、異なる。
実現可能な方式において、前記第1のデバイスが前記ランダムアクセス過程の履歴メッセージが使用する基本パラメータセット、又は前記ランダムアクセス過程の履歴メッセージに含まれる情報が示す基本パラメータセットを、前記第1の基本パラメータセットとして確定することを含む。
例えば、第1のデバイスがネットワークデバイスであり、第2のデバイスが端末デバイスであり、ネットワークデバイスがMSG2を伝送する時に、MSG1の伝送に使用する基本パラメータセットを、MSG2を送信するための基本パラメータセットとして確定し、又は、ネットワークデバイスがMSG4を伝送する時に、MSG3を伝送するための基本パラメータセットを、MSG4を送信するための基本パラメータセットとして確定する。
例えば、第1のデバイスが端末デバイスであり、第2のデバイスがネットワークデバイスであり、端末デバイスがMSG3を伝送する時に、MSG2が使用する基本パラメータセットを、MSG3の伝送に使用する基本パラメータセットとして確定し、又は、MSG2に含まれる情報が示す基本パラメータセットを、MSG3を伝送するための基本パラメータセットとして確定する。
実現可能な方式において、前記第1のデバイスが過去ランダムアクセス過程に伝送されるメッセージが使用する基本パラメータセットを、前記第1の基本パラメータセットとして確定する。
具体的に、端末デバイス又はネットワークデバイスは、前回に成功アクセスしたランダムアクセス過程に使用する基本パラメータセット、又は前回のランダムアクセス過程に使用する基本パラメータセットを第1の基本パラメータセットとして確定する。
例えば、端末デバイスは、MSG1を送信する時に、前回に成功アクセスしたランダムアクセス過程において送信したMSG1が使用する基本パラメータセットを、MSG1の今回送信に使用する基本パラメータセットとして確定する。
例えば、端末デバイスは、MSG3を送信する時に、前回に成功アクセスしたランダムアクセス過程において送信したMSG3が使用する基本パラメータセットを、MSG3の今回の送信に使用する基本パラメータセットとして確定する。
実現可能な方式において、前記端末デバイスは、前記ランダムアクセス過程において、複数回に選択された基本パラメータセットを利用して前記第1のメッセージを送信してから、前記アクセスネットワークデバイスからの前記第1のメッセージに対する応答メッセージを受信しない場合、予め設定された基本パラメータセット又は過去ランダムアクセス過程に使用された基本パラメータセットを、前記第1の基本パラメータセットとして確定する。
例えば、端末デバイスは、ある基本パラメータセットを利用してMSG1を複数に送信しても、MSG2を受信しない場合、前回に成功にアクセスしたランダムアクセス過程に送信したMSG1が使用する基本パラメータセットを、MSG1の今回送信に使用する基本パラメータセットとして確定する。
例えば、端末デバイスは、ある基本パラメータセットを利用してMSG1を複数に送信しても、MSG2を受信しない場合、前回のランダムアクセス過程に送信したMSG1が使用する基本パラメータセットを、MSG1の今回の送信に使用する基本パラメータセットとして確定する。
例えば、端末デバイスは、ある基本パラメータセットを利用してMSG1を複数に送信しても、MSG2を受信しない場合、予め設定された基本パラメータセットを、MSG1の再送に使用する基本パラメータセットとして確定する。
選択可能で、前記第1のメッセージは、ネットワークデバイスが端末デバイスに送信したメッセージであり、前記第1のメッセージは、さらに、データ伝送のための第2の基本パラメータセットを示し、前記第1のデバイスが前記第2の基本パラメータに基づいて、前記第2のデバイスとデータ伝送する。
選択可能で、本願の実施例に記載される対応関係又は閾値等は、予め設定されたものであってもよく、例えば、ネットワークデバイスが端末デバイスのために設定されたものであり、又は、出荷や初期化の時に設定されたものであり、又は契約情報により取得されたものである。
選択可能で、本願の実施例に記載される対応関係又は閾値等は、NAS層に予め設定されたものである。
そして、本願の実施例において、ネットワークデバイスと端末デバイスとは、ランダムアクセス過程のメッセージを伝送する時に、状況によって、基本パラメータセットを柔軟に選択することができ、固定の基本パラメータセットを選択する必要がない。
図5は本願の実施例におけるランダムアクセスのためのデバイス500のブロック図である。図5に示すように、当該デバイス500は、確定ユニット510及び送受信ユニット520を含む。
ここで、確定ユニット510は、ランダムアクセス過程に伝送する第1のメッセージが使用する第1の基本パラメータセットを確定するように構成され、送受信ユニット520は、前記第1の基本パラメータセットを使用して、第2のデバイスに前記第1のメッセージを送信し、又は、前記第2のデバイスにより送信された前記第1のメッセージを受信するように構成される。
選択可能で、前記ランダムアクセスのための第1のメッセージは、4つのステップのランダムアクセス過程に伝送されるメッセージ、又は2つのステップのランダムアクセス過程に伝送されるメッセージである。
選択可能で、前記デバイス500が端末デバイスであり、前記第2のデバイスがアクセスネットワークデバイスであり、又は、
前記デバイス500がアクセスネットワークデバイスであり、前記第2のデバイスが端末デバイスである。
選択可能で、前記確定ユニット510は、さらに、
予め設定された多種の基本パラメータセット、
ランダム関数、
前記端末デバイスのレベル情報、
前記端末デバイスと前記アクセスネットワークデバイスとの現在リンク品質値、
前記端末デバイスの現在の所在位置の情報、
前記ランダムアクセス過程の実行時間、
前記端末デバイスの伝送するサービスの情報、
前記ランダムアクセス過程のトリガ要因、
前記第1のメッセージの伝送に使用するリソース、
前記第1のメッセージの伝送に使用する周波数領域リソースの所在の周波数帯、
前記端末デバイスがサポートする基本パラメータセット、
前記端末デバイスがサポートする周波数バンド、
前記ランダムアクセス過程の実行時に使用するランダムアクセス方式、
前記第1のメッセージの前の履歴メッセージに含まれる基本パラメータセットを示すための情報、及び
前記第1のメッセージの前の履歴メッセージが使用する基本パラメータセットのうちの少なくとも1つの情報に基づいて、前記第1の基本パラメータセットを確定するように構成される。
選択可能で、前記確定ユニット510は、さらに、
前記予め設定された多種の基本パラメータセットから、前記第1の基本パラメータセットを選択するように構成される。
選択可能で、前記確定ユニット510は、さらに、
前記ランダム関数に基づいて、第1の確率値を取得し、
第1の対応関係及び前記第1の確率値に基づいて、前記第1の基本パラメータセットを確定するように構成され、ここで、前記第1の対応関係は、少なくとも1つの確率範囲と少なくとも1つの基本パラメータセットとの対応関係を示す。
選択可能で、前記確定ユニット510は、さらに、
前記ランダム関数に基づいて、第2の確率値を取得し、
第2の対応関係、前記第2の確率値及び前記端末デバイスのレベル情報が示すレベルに基づいて、前記第1の基本パラメータセットを確定するように構成され、ここで、前記第2の対応関係は、少なくとも1つの端末デバイスレベルと少なくとも1つの確率範囲と少なくとも1つの基本パラメータセットとの対応関係を示す。
選択可能で、前記確定ユニット510は、さらに、
前記ランダム関数に基づいて、第3の確率値を取得し、
第3の対応関係、前記第3の確率値及び前記端末デバイスの伝送するサービスのサービス情報が示すサービス品質レベルに基づいて、前記第1の基本パラメータセットを確定するように構成され、ここで、前記第3の対応関係は、少なくとも1つのサービス品質レベルと少なくとも1つの確率範囲と少なくとも1つの基本パラメータセットとの対応関係を示す。
選択可能で、前記端末デバイスの伝送するサービスのサービス情報は、
伝送するサービスのサービス品質レベル、伝送するサービスの遅延要求、伝送するサービスのデータ量の大きさ、伝送するサービスのサービスタイプ、伝送するサービスのコールタイプ、伝送するサービスが所属するベアラ、伝送するサービスが所属するデータストリーム、及び伝送するサービスが所属する論理チャンネルのうちの少なくとも1つを示す。
選択可能で、前記確定ユニット510は、さらに、
伝送するサービスのサービス品質レベル、伝送するサービスの遅延要求、伝送するサービスのデータ量の大きさ、伝送するサービスのサービスタイプ、伝送するサービスのコールタイプ、伝送するサービスが所属するベアラ、伝送するサービスが所属するデータストリーム、及び伝送するサービスが所属する論理チャンネルのうちの少なくとも1つと、第4の対応関係とに基づいて、前記第1の基本パラメータセットを確定するように構成され、
ここで、前記第4の対応関係は、少なくとも1つのサービス品質レベル、少なくとも1つの遅延要求、少なくとも1つのデータ量の範囲、少なくとも1つのサービスタイプ、少なくとも1つのコールタイプ、少なくとも1つのベアラ、少なくとも1つのデータストリーム及び少なくとも1つの論理チャンネルのうちの少なくとも1つと、少なくとも1つの基本パラメータセットとの対応関係を示す。
選択可能で、前記確定ユニット510は、さらに、
ページングメッセージに基づいて、伝送するサービスのサービス情報を取得するように構成される。
選択可能で、前記ランダムアクセス過程のトリガ要因は、
前記ランダムアクセス過程のトリガ要因は、
前記端末デバイスが初期アクセスを要求すること、
前記端末デバイスがアイドル状態から連続状態に切り替えること、
前記端末デバイスが上り同期を要求すること、
前記端末デバイスがネットワークデバイスに端末デバイス識別子を要求すること、
前記端末デバイスがネットワークデバイスにリソースを要求すること、
前記端末デバイスがセルハンドオーバを行うこと、及び
前記端末デバイスの無線リンク失敗が発生することのいずれかである。
選択可能で、前記確定ユニット510は、さらに、
前記ランダムアクセス過程のトリガ要因及び第5の対応関係に基づいて、前記第1の基本パラメータセットを確定するように構成され、ここで、前記第5の対応関係は、ランダムアクセス過程の少なくとも1つのトリガ要因と少なくとも1つの基本パラメータセットとの対応関係を示す。
選択可能で、前記確定ユニット510は、さらに、
第6の対応関係、及び前記端末デバイスとネットワークデバイスとの現在リンク品質値に基づいて、前記第1の基本パラメータセットを確定するように構成され、
ここで、前記第6の対応関係は、少なくとも1つのリンク品質値と少なくとも1つの基本パラメータセットとの対応関係を示す。
選択可能で、前記確定ユニット510は、さらに、
第7の対応関係及び前記端末デバイスの現在の所在位置の情報が示す位置に基づいて、前記第1の基本パラメータセットを確定するように構成され、
ここで、前記第7の対応関係は、少なくとも1つの位置と少なくとも1つの基本パラメータセットとの対応関係を示す。
選択可能で、前記端末デバイスの現在の所在位置の情報は、前記端末デバイスの現在の所在セル、トラッキングエリア、ページングエリア又はサービスエリアを示す。
選択可能で、前記確定ユニット510は、さらに、
第8の対応関係及び前記ランダムアクセス過程の実行時間に基づいて、前記第1の基本パラメータセットを確定するように構成され、
ここで、前記第8の対応関係は、少なくとも1つの時間範囲と少なくとも1つの基本パラメータセットとの対応関係を示す。
選択可能で、前記確定ユニット510は、さらに、
第9の対応関係及び前記第1のメッセージの伝送に使用するリソースに基づいて、前記第1の基本パラメータセットを確定するように構成され、
ここで、前記第9の対応関係は、少なくとも1つのリソース範囲と少なくとも1つの基本パラメータセットとの対応関係を示す。
選択可能で、前記確定ユニット510は、さらに、
第10の対応関係、及び前記第1のメッセージの伝送に使用するリソースの所在の周波数帯又は前記端末デバイスがサポートする周波数バンドに基づいて、前記第1の基本パラメータセットを確定するように構成され、
ここで、前記第10の対応関係は、少なくとも1つの周波数帯と少なくとも1つの基本パラメータセットとの対応関係を示す。
選択可能で、前記確定ユニット510は、さらに、
第11の対応関係及び前記ランダムアクセス過程の実行に使用するランダムアクセス方式に基づいて、前記第1の基本パラメータセットを確定するように構成され、
ここで、前記第11の対応関係は、少なくとも1つのランダムアクセス方式と少なくとも1つの基本パラメータセットとの対応関係を示す。
選択可能で、異なるランダムアクセス方式を利用して実行するランダムアクセス過程において、送受信するメッセージの数及び/又は送受信するメッセージに含まれる情報は、異なる。
選択可能で、前記確定ユニット510は、さらに、
前記ランダムアクセス過程の履歴メッセージが使用する基本パラメータセット、又は、前記ランダムアクセス過程の履歴メッセージに含まれる情報が示す基本パラメータセットを、前記第1の基本パラメータセットとして確定するように構成される。
選択可能で、前記確定ユニット510は、さらに、
過去ランダムアクセス過程に伝送されるメッセージが使用する基本パラメータセットを、前記第1の基本パラメータセットとして確定するように構成される。
選択可能で、前記第1のメッセージは、前記端末デバイスは前記ネットワークデバイスに送信したメッセージであり、前記デバイスが前記端末デバイスであり、前記確定ユニット510は、さらに、
前記ランダムアクセス過程において、複数に選択された基本パラメータセットを利用して前記第1のメッセージを送信してから、前記アクセスネットワークデバイスからのランダムアクセス応答メッセージを受信しない場合、前記端末デバイスが予め設定された基本パラメータセット又は過去ランダムアクセス過程に使用した基本パラメータセットを、前記第1の基本パラメータセットとして確定する。
選択可能で、前記過去ランダムアクセス過程は、前回に成功アクセスしたランダムアクセス過程、又は、前回のランダムアクセス過程である。
選択可能で、前記第1のメッセージは、ネットワークデバイスが端末デバイスに送信したメッセージであり、前記第1のメッセージは、さらに、データ伝送のための第2の基本パラメータセットを示し、
前記送受信ユニット520は、さらに、
前記第2の基本パラメータに基づいて、前記第2のデバイスとデータ通信するように構成される。
なお、当該第1のデバイス500は、図2に示す方法200を実行し、簡潔のため、ここで説明を省略する。
図6は本願の実施例におけるランダムアクセスのためのデバイス600のブロック図である。図6に示すように、当該デバイス600は、プロセッサ610及びメモリ620を含む。ここで、当該メモリ620は、プログラムコードを記憶し、当該プロセッサ610は、当該メモリ620に記憶されたプログラムコードを実行する。
選択可能で、図6に示すように、当該デバイス600は、さらに、送受信機630を含み、プロセッサ610は、送受信機630と外部との通信を制御する。
選択可能で、当該プロセッサ610は、メモリ620に記憶されたプログラムコードを実行して、図2の方法200の第1のデバイスに関連する操作を実行し、簡潔のため、ここで説明を省略する。
図7は本願の実施例におけるシステムチップの構成図である。図7のシステムチップ700は、入力インタフェース701、出力インタフェース702を含み、前記プロセッサ703とメモリ704とは、通信に接続され、前記プロセッサ703は、前記メモリ704内のコードを実行する。
選択可能で、前記コードが実行される場合、前記プロセッサ703は、方法の実施例において第1のデバイスが実行する方法を実現する。簡潔のため、ここで説明を省略する。
本願に開示されている実施例に説明されている各例示的なユニット及びアルゴリズムのステップを結合し、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアの結合を用いて実現することができると、当業者であれば理解できる。これらの機能がハードウェアの形式かそれともソフトウェアの形式で実施するかについては、技術案の特定応用と設計制約によるものである。当業者は、各特定応用に応じて異なる方法を用いて、説明されている機能を実現することができるが、このような実現は本発明の範囲を超えていると見なすべきではない。
当業者は、簡潔にするために、上記のシステム、装置及びユニットの動作過程が上記の方法の実施例の過程を参照することができると理解すべきであり、ここで説明を省略する。
本願に提供されている幾つかの実施例において、開示されているシステム、装置及び方法は、その他の方式で実現されても良い。例えば、上記に記載されている装置の実施例は単なる例示的なものに過ぎず、例えば、前記ユニットの分け方が、単なるロジック的な機能分けであり、実際、実現する時に他の分け方があっても良く、例えば、複数のユニット又はコンポーネントを他のシステムへ統合、又は集成しても良く、又は幾つかの技術特徴を省略、又は実施しなくても良い。また、明示され、又は議論されている各構成部分の互い的なカップリング、又は直接のカップリング、又は通信接続は、幾つかのインタフェース、装置、又はユニットの間接のカップリング又は通信によって接続されても良く、電気的、機械的、又はその他の形式であっても良い。
上記で分離コンポーネントとして説明したユニットは、物理的に分離されるものであっても良く、そうではないものであっても良い。ユニットとして示されるコンポーネントは物理ユニットであっても良く、そうではないものであっても良い。一箇所に配置されても良く、複数のネットワークユニットに配布しても良い。実際のニーズに応じて、その中の一部又は全部のユニットを選択して本実施例の技術案の目的を実現しても良い。
また、本発明の各実施例における各機能ユニットは、一つの処理ユニットに統合しても良く、各ユニットはそれぞれ単独なユニットとしても良く、二つ又は二つ以上のユニットを一つのユニットに統合しても良い。
前記機能は、ソフトウェア機能ユニットの方式で実現し、しかも独立した製品として販売又は使用する場合、コンピュータ読み取り可能の記憶媒体に記憶しても良い。これによって、本発明の技術案が事実上、言い換えれば先行技術に貢献した部分がソフトウェア製品の形で具現でき、該コンピュータソフトウェア製品は記憶媒体に記憶され、コンピュータ装置(パソコン、サーバ、またはネットワーク装置などであっても良い)に本発明の各実施例の全部または一部の前記方法を実行させための複数の命令を含む。上記の記憶媒体は、USBメモリ、移動記憶媒体、読み取り専用メモリ(ROM:Read-Only Memory)、ランダムアクセス記憶装置(RAM:Random Access Memory)、磁気ディスク又はコンパクトディスクなどの各種のプログラムコードが記憶できる媒体を含む。
上記に記載されているのは、単なる本発明の具体的な実施形態に過ぎず、本発明はそれに限らず、当業者が本発明に開示されている範囲内において、容易に想到し得る変形又は入れ替えは、全て本発明の範囲内に含まれるべきである。そのため、本発明の範囲は、記載されている特許請求の範囲に準じるべきである。

Claims (11)

  1. 第1のデバイスがランダムアクセス過程に伝送される第1のメッセージが使用する第1の基本パラメータセットを確定することと、
    前記第1の基本パラメータセットを利用して、前記第1のデバイスが第2のデバイスに前記第1のメッセージを送信することとを含み、
    前記第1のデバイスがアクセスネットワークデバイスであり、前記第2のデバイスが端末デバイスであり、
    前記第1のデバイスがランダムアクセスのための第1のメッセージの伝送に使用する第1の基本パラメータセットを確定することは、
    前記第1のメッセージの伝送に使用する周波数領域リソースの所在の周波数帯、及び少なくとも1つの周波数帯と少なくとも1つの基本パラメータセットとの対応関係に基づいて、前記第1のデバイスが前記第1の基本パラメータセットを確定することを含み、
    前記第1のメッセージは、MSG2又はMSG4であり、
    前記第1のデバイスがランダムアクセスのための第1のメッセージの伝送に使用する第1の基本パラメータセットを確定することは、
    予め設定された多種の基本パラメータセット、
    ランダム関数、
    前記端末デバイスのレベル情報、
    前記端末デバイスと前記アクセスネットワークデバイスとの現在リンク品質値、
    前記端末デバイスの現在の所在位置の情報、
    前記ランダムアクセス過程の実行時間、
    前記端末デバイスの伝送するサービスの情報、
    前記ランダムアクセス過程のトリガ要因、
    前記第1のメッセージの伝送に使用するリソース、
    前記端末デバイスがサポートする基本パラメータセット、
    前記端末デバイスがサポートする周波数バンド、
    前記ランダムアクセス過程の実行時に使用するランダムアクセス方式、
    前記第1のメッセージの前の履歴メッセージに含まれる基本パラメータセットを示すための情報、及び
    前記第1のメッセージの前の履歴メッセージが使用する基本パラメータセットのうちの少なくとも1つの情報に基づいて、前記第1のデバイスが前記第1の基本パラメータセットを確定することを含み、
    前記第1の基本パラメータセットは、
    サブキャリア間隔、特定の帯域幅でのサブキャリア数、物理リソースブロックPRB内のサブキャリア数、直交周波数分割多重OFDM符号の長さ、OFDM信号の生成に使用されるフーリエ変換、例えば高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)、逆フーリエ変換、例えば高速逆フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)のポイント数、伝送時間間隔TTI内のOFDM符号数、特定時間内に含まれるTTIの個数及び信号プレフィクスの長さのうちの少なくとも1つを含む
    ことを特徴とするランダムアクセスのための方法。
  2. 前記ランダムアクセスのための第1のメッセージは、4つのステップのランダムアクセス過程に伝送されるメッセージ、又は2つのステップのランダムアクセス過程に伝送されるメッセージである
    ことを特徴とする請求項1に記載のランダムアクセスのための方法。
  3. 前記第1のデバイスが前記第1の基本パラメータセットを確定することは、
    前記第1のデバイスが前記予め設定された多種の基本パラメータセットから、前記第1の基本パラメータセットを選択することを含む
    ことを特徴とする請求項1に記載のランダムアクセスのための方法。
  4. 前記第1のデバイスが前記第1の基本パラメータセットを確定することは、
    前記第1のデバイスが前記ランダム関数に基づいて、第1の確率値を取得することと、
    第1の対応関係及び前記第1の確率値に基づいて、前記第1の基本パラメータセットを確定することとを含み、
    前記第1の対応関係は、少なくとも1つの確率範囲と少なくとも1つの基本パラメータセットとの対応関係を示す
    ことを特徴とする請求項に記載のランダムアクセスのための方法。
  5. 前記第1のデバイスが前記第1の基本パラメータセットを確定することは、
    前記第1のデバイスが前記ランダム関数に基づいて、第2の確率値を取得することと、
    第2の対応関係、前記第2の確率値及び前記端末デバイスのレベル情報が示すレベルに基づいて、前記第1の基本パラメータセットを確定することとを含み、
    前記第2の対応関係は、少なくとも1つの端末デバイスレベルと少なくとも1つの確率範囲と少なくとも1つの基本パラメータセットとの対応関係を示す
    ことを特徴とする請求項に記載のランダムアクセスのための方法。
  6. ランダムアクセスのためのデバイスであって、
    ランダムアクセス過程に伝送される第1のメッセージが使用する第1の基本パラメータセットを確定するように構成される確定ユニットと、
    前記第1の基本パラメータセットを使用して、第2のデバイスに前記第1のメッセージを送信するように構成される送受信ユニットと、を含み、
    前記デバイスがアクセスネットワークデバイスであり、前記第2のデバイスが端末デバイスであり、
    前記確定ユニットは、さらに、
    前記第1のメッセージの伝送に使用する周波数領域リソースの所在の周波数帯、及び少なくとも1つの周波数帯と少なくとも1つの基本パラメータセットとの対応関係基づいて、前記第1の基本パラメータセットを確定するように構成され、
    前記第1のメッセージは、MSG2又はMSG4であり、
    前記確定ユニットは、さらに、
    予め設定された多種の基本パラメータセット、
    ランダム関数、
    前記端末デバイスのレベル情報、
    前記端末デバイスと前記アクセスネットワークデバイスとの現在リンク品質値、
    前記端末デバイスの現在の所在位置の情報、
    前記ランダムアクセス過程の実行時間、
    前記端末デバイスの伝送するサービスの情報、
    前記ランダムアクセス過程のトリガ要因、
    前記第1のメッセージの伝送に使用するリソース、
    前記端末デバイスがサポートする基本パラメータセット、
    前記端末デバイスがサポートする周波数バンド、
    前記ランダムアクセス過程の実行時に使用するランダムアクセス方式、
    前記第1のメッセージの前の履歴メッセージに含まれる基本パラメータセットを示すための情報、及び
    前記第1のメッセージの前の履歴メッセージが使用する基本パラメータセットのうちの少なくとも1つの情報に基づいて、前記第1の基本パラメータセットを確定するように構成され
    前記第1の基本パラメータセットは、
    サブキャリア間隔、特定の帯域幅でのサブキャリア数、物理リソースブロックPRB内のサブキャリア数、直交周波数分割多重OFDM符号の長さ、OFDM信号の生成に使用されるフーリエ変換、例えば高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)、逆フーリエ変換、例えば高速逆フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)のポイント数、伝送時間間隔TTI内のOFDM符号数、特定時間内に含まれるTTIの個数及び信号プレフィクスの長さのうちの少なくとも1つを含む
    ことを特徴とするランダムアクセスのためのデバイス。
  7. 前記ランダムアクセスのための第1のメッセージは、4つのステップのランダムアクセス過程に伝送されるメッセージ、又は2つのステップのランダムアクセス過程に伝送されるメッセージである
    ことを特徴とする請求項に記載のランダムアクセスのためのデバイス。
  8. 前記確定ユニットは、さらに、
    前記予め設定された多種の基本パラメータセットから、前記第1の基本パラメータセットを選択するように構成される
    ことを特徴とする請求項に記載のランダムアクセスのためのデバイス。
  9. 前記確定ユニットは、さらに、
    前記ランダム関数に基づいて、第1の確率値を取得し、
    第1の対応関係及び前記第1の確率値に基づいて、前記第1の基本パラメータセットを確定するように構成され、
    前記第1の対応関係は、少なくとも1つの確率範囲と少なくとも1つの基本パラメータセットとの対応関係を示す
    ことを特徴とする請求項に記載のランダムアクセスのためのデバイス。
  10. 前記確定ユニットは、さらに、
    前記ランダム関数に基づいて、第2の確率値を取得し、
    第2の対応関係、前記第2の確率値及び前記端末デバイスのレベル情報が示すレベルに基づいて、前記第1の基本パラメータセットを確定するように構成され、
    前記第2の対応関係は、少なくとも1つの端末デバイスレベルと少なくとも1つの確率範囲と少なくとも1つの基本パラメータセットとの対応関係を示す
    ことを特徴とする請求項に記載のランダムアクセスのためのデバイス。
  11. メモリ、プロセッサ及び送受信機を含み、
    前記メモリはプログラムコードを記憶し、
    前記プロセッサは、前記メモリに記憶されたプログラムコードを実行して、前記送受信機と外部との通信を制御し、
    前記プログラムコードが実行される場合、前記プロセッサは、請求項1~のいずれか1項に記載のランダムアクセスのための方法を実行する
    ことを特徴とするランダムアクセスのためのデバイス。
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