JP7202874B2 - 球レンズの高さ調整方法および光通信モジュールの製造方法 - Google Patents

球レンズの高さ調整方法および光通信モジュールの製造方法 Download PDF

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本願は、球レンズの支持構造、球レンズの支持構造を用いた球レンズの高さ調整方法、および球レンズの支持構造を用いた光通信モジュールの製造方法に関する。
従来の球レンズを用いた光通信モジュールの光学系は、光半導体素子、複数の球レンズ、非相反素子などの、複数部品を1つのV溝加工されたキャリア上に搭載し、さらにV溝は所定の光学系が得られるよう、高い精度で加工制御されている。また、搭載部品も高い位置精度で設置されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005-37730号公報(段落0017~0025、図1)
しかしながら、従来の球レンズを用いた光通信モジュールの光学系は、加工されたキャリア上に多くの部品を搭載するため、光学設計によって光学部品位置は全て一意的に決定され、自由度が低く、部品の実装および加工に高い精度が求められ、部品搭載後の部品位置の調整も自由度が低いという問題点があった。
本願は、上記のような課題を解決するための技術を開示するものであり、部品の搭載位置と光軸調整の自由度を向上させる球レンズの支持構造、それを用いた球レンズの高さ調整方法および光通信モジュールの製造方法を提供することを目的とする。
本願に開示されるレンズの高さ調整方法は、製品パッケージ内において、配置されたーザダイオードから出射されるレーザ光の光軸に対して傾斜する平面の所定の位置に、傾斜する前記平面の中央部に球レンズが調整された位置で固定されたキャリアからなる球レンズの支持構造であって、前記レーザダイオードから出射されるレーザ光の光軸に対して傾斜する前記平面と前記光軸を含む面とが直交する位置にテーパー状の幅を有する溝が設けられ、前記レーザ光が通る前記球レンズの中心が前記光軸に一致した位置で、前記球レンズを前記溝に固定するキャリアを備え、前記溝の幅が前記レーザ光の出射方向にテーパー状に広がっていることを特徴とする球レンズの支持構造の前記キャリアと前記球レンズを保持する工程と、前記レーザダイオードから出射される前記レーザ光の光軸をモニタしながら、前記球レンズを前記溝に沿って移動させ、前記球レンズの高さを前記レーザ光の光軸の高さに位置を調整する工程と、前記球レンズの中心が前記レーザ光の光軸に一致した位置で、前記キャリアと前記球レンズを保持したまま、前記溝に前記球レンズを接着剤により固定する工程とを含むことを特徴とする。
また、本願に開示される通信モジュールの製造方法は、前記製品パッケージ内において、配置された前記レーザダイオードから出射されるレーザ光の光軸に対して傾斜する平面の所定の位置に、上記に記載の球レンズの高さ調整方法により前記球レンズを固定した前記球レンズの支持構造であるキャリアを保持する工程と、前記レーザダイオードから出射されるレーザ光をモニタしながら、前記光軸方向で前記球レンズの焦点距離が合う位置に前記キャリアの位置を調整する工程と、前記キャリアの位置が前記球レンズの焦点距離に合った位置で、前記キャリアを保持したまま、前記製品パッケージ側に前記キャリアを接着剤により固定する工程と、を含むことを特徴とする。
また、製品パッケージ内において、配置されたレーザダイオードから出射されるレーザ光の光軸に対して傾斜する平面の所定の位置に、傾斜する前記平面の中央部に球レンズが調整された位置で固定されたキャリアからなる球レンズの支持構造であって、前記レーザダイオードから出射されるレーザ光の光軸に対して傾斜する前記平面と前記光軸を含む面とが直交する位置に溝が設けられ、前記レーザ光が通る球レンズの中心が前記光軸に一致した位置で、前記球レンズを前記溝に固定するキャリアを備えたことを特徴とする球レンズの支持構造の前記キャリアと前記球レンズを保持する工程と、前記レーザダイオードから出射されるレーザ光の光軸をモニタしながら、前記球レンズを前記溝に沿って移動させ、前記球レンズの高さを前記レーザ光の光軸の高さに位置を調整する工程と、前記球レンズの中心が前記レーザ光の光軸に一致した位置で、前記キャリアと前記球レンズを保持したまま、前記溝に前記球レンズを接着剤により固定する工程と、を含むことを特徴とする球レンズの支持構造を用いた球レンズの高さ調整方法により前記球レンズを固定した前記球レンズの支持構造であるキャリアを保持する工程と、前記レーザダイオードから出射されるレーザ光をモニタしながら、前記光軸方向で前記球レンズの焦点距離が合う位置に前記キャリアの位置を調整する工程と、前記キャリアの位置が前記球レンズの焦点距離に合った位置で、前記キャリアを保持したまま、前記製品パッケージ側に前記キャリアを接着剤により固定する工程とを含むことを特徴とする。
また、製品パッケージ内において、配置されたレーザダイオードから出射されるレーザ光の光軸に対して並行する平面の所定の位置に、前記平面の中央部に球レンズが調整された位置で固定されたキャリアからなる球レンズの支持構造であって、前記レーザダイオードから出射されるレーザ光の光軸に対して並行する平面と前記光軸を含む面とが直交する位置にテーパー状の幅を有する溝が設けられ、前記レーザ光が通る球レンズの中心が前記光軸に一致した位置で、前記球レンズを前記溝に固定するキャリアを備え、前記溝の幅が前記レーザ光の出射方向にテーパー状に広がっていることを特徴とする球レンズの支持構造の前記キャリアと前記球レンズを保持する工程と、前記レーザダイオードから出射されるレーザ光の光軸をモニタしながら、前記球レンズを前記溝に沿って移動させ、前記球レンズの高さを前記レーザ光の光軸の高さに位置を調整する工程と、前記球レンズの中心が前記レーザ光の光軸に一致した位置で、前記キャリアと前記球レンズを保持したまま、前記溝に前記球レンズを接着剤により固定する工程と、を含むことを特徴とする球レンズの支持構造を用いた球レンズの高さ調整方法により前記球レンズを固定した前記球レンズの支持構造であるキャリアを保持する工程と、前記レーザダイオードから出射されるレーザ光をモニタしながら、前記光軸方向で前記球レンズの焦点距離が合う位置に前記キャリアの位置を調整する工程と、前記キャリアの位置が前記球レンズの焦点距離に合った位置で、前記キャリアを保持したまま、前記製品パッケージ側に前記キャリアを接着剤により固定する工程とを含むことを特徴とする。
本願によれば、傾斜面に一定幅の溝が設けられたキャリア、または、平面もしくは傾斜面にテーパー状の幅を有する溝が設けられたキャリアを用いることにより、球レンズをキャリアの溝に沿って移動させることで、球レンズの高さを容易に変更することができ、これを光通信モジュールに用いることで、3軸調整が可能となり、使用用途の多様化、製造コストの削減を図ることができる。
実施の形態1による球レンズの支持構造の構成を示す斜視図である。 実施の形態1による球レンズの支持構造を用いた光通信モジュールの構成を示す上面図である。 実施の形態1による球レンズの支持構造を用いた球レンズの高さ調整方法の手順を示すフローチャート図である。 実施の形態1による球レンズの支持構造を用いた球レンズの高さ調整方法を説明するための斜視図である。 実施の形態1による球レンズの支持構造を用いた球レンズの高さ調整方法を説明するための斜視図である。 実施の形態1による球レンズの支持構造を用いた光通信モジュールの製造方法の手順を示すフローチャート図である。 実施の形態2による球レンズの支持構造の構成を示す斜視図である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1における球レンズの支持構造101の構成を示す斜視図である。図1に示すように、球レンズの支持構造101は、傾斜面1aの中央部に球レンズ2を調整された位置で接着剤により固定するV溝1bが設けられたキャリア1からなる。キャリア1のV溝1bは、断面がV字型の溝形状に加工して設けられる。キャリア1は、このV溝1bにより任意のサイズの球レンズ2を任意の一定幅のV溝1bに沿って移動でき、球レンズの中心をレーザ光の光軸の位置に調整できる。なお、キャリア1に設ける溝は、断面がV字型の形状に限るものではなく、例えば断面がU字型の形状であってもよい。
図2は、球レンズの支持構造101を用いた光通信モジュール201の構成を示す上面図である。図2に示すように、光通信モジュール201は、製品パッケージ7、製品パッケージ7に搭載された温度調節用のサーモモジュール8、サーモモジュール8上に設置された温度検出用のサーミスタチップ9、サーモモジュール8上に設置されたLDへの導通パターン加工を施したレーザダイオードサブマウント10、レーザダイオードサブマウント10上に搭載されるレーザダイオード(Laser Diode、以下LDと略す)11、LD11から出射されるレーザ光の光軸の位置に調整された球レンズ2、球レンズ2を調整した位置で保持し、サーモモジュール8上に設置されたキャリア1からなる。
次に、実施の形態1における球レンズの支持構造を用いた球レンズの高さ調整方法について、図3に基づき説明する。図3は、実施の形態1における球レンズの支持構造を用いた球レンズの高さ調整方法の手順を示すフローチャート図である。
まず最初に、製品パッケージ7内にサーモモジュール8、サーミスタチップ9、LD11を搭載したLDサブマウント10を配置し、製品パッケージ7と各部をワイヤリングする(ステップS301)。
続いて、図4に示すように、コレット3を用いて球レンズ2を吸着し、把持治具12を用いてキャリア1を把持し、LD11を発光させた状態で、キャリア1と球レンズ2を製品パッケージ7内まで運搬し、所定の位置でそれぞれ保持した状態を保つ(ステップS302)。
上記所定の位置は、X軸方向についてはV溝1bの中央部をLD11により出射されるレーザ光の光軸に対して傾斜する傾斜面1aと光軸を含む面とが直交する位置と一致させ、Y軸方向(高さ方向)については後で接着剤で固定することを考慮し、接着剤の厚み分、キャリア1をオフセット(浮かせた状態に)させた位置とする。オフセット量は、キャリアのサイズおよび材質から必要となる接着剤量を算出し、その接着剤量・塗布面積での接着剤の硬化収縮量および沈み込み量などから求めた、あらかじめ設定した一定の値とする。
次いで、キャリア1をオフセットさせた状態で、LD11により出射されるレーザ光の光軸をモニタしながら、球レンズ2をV溝1bに沿って移動させ、球レンズ2の高さ位置(Y軸方向の位置)を調整する(ステップS303)。球レンズ2の中心がレーザ光の光軸に一致する位置は、光出力等で判断する。
続いて、球レンズ2の中心がレーザ光の光軸に一致した位置で、キャリア1と球レンズ2を保持したまま、キャリア1のV溝1bと球レンズ2の接触部および周辺に接着剤4、5を塗布した後(図5参照)、UVを照射して接着剤4、5を硬化させる(ステップS304)。
最後に、球レンズ2のコレット3による吸着を開放し、一体となったキャリア1と球レンズ2を製品パッケージ7から取り出し、接着剤4、5を完全に硬化させるために熱処理を行うことで(ステップS305)、球レンズの支持構造を用いた球レンズの高さ調整を終了する。
このように、球レンズ2をキャリア1のV溝加工に沿って移動させることで、球レンズ2の高さを自由に変更することが可能になる。またキャリア1を傾斜面にV溝加工した構造とすることで球レンズ2を移動させた際に、キャリア1と球レンズ2の間隔を一定に保つことが可能になる。
また、使用する光学系に最適な高さへ簡便に制御することが可能になり、球レンズ2の高さを任意に変更できるため、光学系に搭載されるその他の部品の加工および実装のばらつきを吸収することが可能であり、部品に求められる加工精度、および実装に求められる精度の緩和が見込まれ、製造コストの削減にも効果が大きい。
また、キャリア1と球レンズ2の間隔を一定に保てることにより、球レンズ2の位置に関わらず、接着条件を常に一定にすることが出来、実装難易度の緩和が見込める。
次に、実施の形態1における球レンズの支持構造を用いた光通信モジュールの製造方法について、図6に基づき説明する。図6は、実施の形態1における球レンズの支持構造を用いた光通信モジュール201の製造方法の手順を示すフローチャート図である。
まず最初に、ステップS305で熱処理したキャリア1を図4で用いた把持治具12で把持して再び製品パッケージ7内に運搬し、上記所定の位置でオフセットした状態で保持する(ステップS601)。
続いて、キャリア1をオフセットさせた状態で、LD11により出射されるレーザ光をモニタしながら、球レンズ2の焦点距離の設計値に合わせて、球レンズ2の焦点距離が合う位置にキャリア1の位置(Z方向の位置)を調整する(ステップS602)。球レンズ2の焦点距離が設計値に一致する位置は、光出力等で判断する。
次いで、ステップS602での調整後の位置で、キャリア1を固定するサーモモジュール8とキャリア1との間に接着剤を塗布し、キャリア1を把持治具12で把持したまま、UVを照射して接着剤を硬化させる(ステップS603)。
最後に、キャリア1の把持を開放し、キャリア1を固定する接着剤を完全に硬化させるために製品パッケージ7とともに熱処理を行うことで(ステップS604)、球レンズの支持構造101を用いた光通信モジュール201の製造を終了する。
このように、LD11のキャリア(LDサブマウント10)と球レンズ2のキャリア1を別体とし、3軸調整が可能な製造工程とすることで、使用用途の多様化、および製造コストの削減を図ることができる。また、キャリア1の接着以外で生じるばらつきを全て吸収することができ、調心精度と組立難易度緩和に効果がある。
以上のように、実施の形態1における球レンズの支持構造によれば、LD11から出射されるレーザ光の光軸に対して傾斜する傾斜面と光軸を含む面とが直交する位置にV溝1bが設けられ、レーザ光が通る球レンズ2の中心が光軸に一致した位置で、球レンズ2をV溝1bに固定するキャリア1を備えるようにし、球レンズの支持構造を用いた球レンズの高さ調整方法によれば、製品パッケージ7内において、配置されたLD11から出射されるレーザ光の光軸に対して並行する平面の所定の位置に、キャリア1と球レンズ2を保持する工程と、LD11から出射されるレーザ光の光軸をモニタしながら、球レンズ2をV溝1bに沿って移動させ、球レンズ2の高さをレーザ光の光軸の高さに位置を調整する工程と、球レンズ2の中心がレーザ光の光軸に一致した位置で、キャリア1と球レンズ2を保持したまま、V溝1bに球レンズ2を接着剤4、5により固定する工程とを含むようにしたので、球レンズをキャリアのV溝加工に沿って移動させることで、球レンズの高さを自由に変更することが可能になる。またキャリアを傾斜面にV溝加工した構造とすることで球レンズを移動させた際に、キャリアと球レンズの間隔を一定に保つことが可能になる。
また、使用する光学系に最適な高さへ簡便に制御することが可能になり、球レンズの高さを任意に変更できるため、光学系に搭載されるその他の部品の加工および実装のばらつきを吸収することが可能であり、部品に求められる加工精度、および実装に求められる精度の緩和が見込まれ、製造コストの削減にも効果が大きい。
また、キャリアと球レンズの間隔を一定に保てることにより、球レンズの位置に関わらず、接着条件を常に一定にすることが出来、実装難易度の緩和が見込める。
また、実施の形態1における球レンズの支持構造を用いた光通信モジュールの製造方法によれば、製品パッケージ7内において、配置されたLD11から出射されるレーザ光の光軸に対して並行する平面の所定の位置に、上記の球レンズの高さ調整方法により球レンズ2を固定したキャリア1を保持する工程と、LD11から出射されるレーザ光をモニタしながら、光軸方向で球レンズ2の焦点距離が合う位置にキャリア1の位置を調整する工程と、キャリア1の位置が球レンズ2の焦点距離に合った位置で、キャリア1を保持したまま、製品パッケージ7側にキャリア1を接着剤により固定する工程とを含むようにしたので、LDのキャリアと球レンズのキャリアを別体とし、3軸調整が可能な製造工程とすることで、使用用途の多様化、および製造コストの削減を図ることができる。また、キャリアの接着以外で生じるばらつきを全て吸収することができ、調心精度と組立難易度緩和に効果がある。
実施の形態2.
実施の形態1では、一定幅のV溝1bが設けられたキャリア1を用いた場合について説明したが、実施の形態2では、テーパー状の溝幅のV溝が設けられたキャリアを用いた場合について説明する。
図7は、実施の形態2における球レンズの支持構造102の構成を示す斜視図である。図7に示すように、球レンズの支持構造102は、溝幅が一定ではなく、テーパー状に設けられたV溝6bを有するキャリア6からなる。球レンズの支持構造を用いた球レンズの高さ調整方法および球レンズの支持構造を用いた光通信モジュールの製造方法については、LD11から出射されるレーザ光の光軸方向に、V溝6bの幅が広がる方向でキャリア6を保持する。実施の形態2による球レンズの支持構造102のその他の構成、球レンズの支持構造を用いた球レンズの高さ調整方法および光通信モジュールの製造方法については、実施の形態1の球レンズの支持構造101の場合と同様であり、対応する部分には同符号を付してその説明を省略する。
このように、テーパー状に設けられたV溝6bを有するキャリア6を用いることにより、球レンズを所望の高さに移動させるために必要なV溝方向移動量が削減することが可能になる。また、光通信モジュールの短尺化に効果があると考えられる。
以上のように、実施の形態2における球レンズの支持構造によれば、レーザダイオードから出射されるレーザ光の光軸に対して傾斜する傾斜面と前記光軸を含む面とが直交する位置にテーパー状の幅を有する溝を設けたので、実施の形態1の効果だけでなく、球レンズを所望の高さに移動させるために必要なV溝方向移動量が削減することが可能になり、キャリア自体の小型化、光通信モジュールの短尺化に効果がある。
なお、本実施の形態2では、傾斜面6aにテーパー状の溝幅のV溝6bを設けたが、これに限るものではない。傾斜面6aではなく、水平面にテーパー状の溝幅のV溝6bを設けてもよい。この場合、テーパーの角度を選択することで球レンズの高さの調整を制御できる。これにより、実施の形態2と同様の効果を得ることができる。
本願は、様々な例示的な実施の形態及び実施例が記載されているが、1つ、または複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、及び機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。従って、例示されていない無数の変形例が、本願明細書に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
1、6 キャリア、1a、6a 傾斜面、1b、6b V溝、2 球レンズ、4、5 接着剤、7 製品パッケージ、11 LD(レーザダイオード)、101、102 球レンズの支持構造、201 光通信モジュール。

Claims (8)

  1. 製品パッケージ内において、配置されたーザダイオードから出射されるレーザ光の光軸に対して傾斜する平面の所定の位置に、傾斜する前記平面の中央部に球レンズが調整された位置で固定されたキャリアからなる球レンズの支持構造であって、前記レーザダイオードから出射されるレーザ光の光軸に対して傾斜する前記平面と前記光軸を含む面とが直交する位置にテーパー状の幅を有する溝が設けられ、前記レーザ光が通る前記球レンズの中心が前記光軸に一致した位置で、前記球レンズを前記溝に固定するキャリアを備え、前記溝の幅が前記レーザ光の出射方向にテーパー状に広がっていることを特徴とする球レンズの支持構造の前記キャリアと前記球レンズを保持する工程と、
    前記レーザダイオードから出射される前記レーザ光の光軸をモニタしながら、前記球レンズを前記溝に沿って移動させ、前記球レンズの高さを前記レーザ光の光軸の高さに位置を調整する工程と、
    前記球レンズの中心が前記レーザ光の光軸に一致した位置で、前記キャリアと前記球レンズを保持したまま、前記溝に前記球レンズを接着剤により固定する工程と
    を含むことを特徴とするレンズの高さ調整方法。
  2. 前記所定の位置は、前記溝の中央部が前記レーザ光の光軸に対して傾斜する平面と前記光軸を含む面とが直交する位置に一致し、前記キャリアの高さ方向が接着剤の厚み分、オフセットさせた位置であることを特徴とする請求項1に記載のレンズの高さ調整方法。
  3. 前記製品パッケージ内において、配置された前記レーザダイオードから出射されるレーザ光の光軸に対して傾斜する平面の所定の位置に、請求項1に記載のレンズの高さ調整方法により前記球レンズを固定した前記球レンズの支持構造であるキャリアを保持する工程と、
    前記レーザダイオードから出射されるレーザ光をモニタしながら、前記光軸方向で前記球レンズの焦点距離が合う位置に前記キャリアの位置を調整する工程と、
    前記キャリアの位置が前記球レンズの焦点距離に合った位置で、前記キャリアを保持したまま、前記製品パッケージ側に前記キャリアを接着剤により固定する工程と、
    を含むことを特徴とする通信モジュールの製造方法。
  4. 前記所定の位置は、前記溝の中央部が前記レーザ光の光軸に対して傾斜する面と前記光軸を含む面とが直交する位置に一致し、前記キャリアの高さ方向が接着剤の厚み分、オフセットさせた位置であることを特徴とする請求項3に記載の通信モジュールの製造方法。
  5. 製品パッケージ内において、配置されたレーザダイオードから出射されるレーザ光の光軸に対して傾斜する平面の所定の位置に、傾斜する前記平面の中央部に球レンズが調整された位置で固定されたキャリアからなる球レンズの支持構造であって、前記レーザダイオードから出射されるレーザ光の光軸に対して傾斜する前記平面と前記光軸を含む面とが直交する位置に溝が設けられ、前記レーザ光が通る球レンズの中心が前記光軸に一致した位置で、前記球レンズを前記溝に固定するキャリアを備えたことを特徴とする球レンズの支持構造の前記キャリアと前記球レンズを保持する工程と、前記レーザダイオードから出射されるレーザ光の光軸をモニタしながら、前記球レンズを前記溝に沿って移動させ、前記球レンズの高さを前記レーザ光の光軸の高さに位置を調整する工程と、前記球レンズの中心が前記レーザ光の光軸に一致した位置で、前記キャリアと前記球レンズを保持したまま、前記溝に前記球レンズを接着剤により固定する工程と、を含むことを特徴とする球レンズの支持構造を用いた球レンズの高さ調整方法により前記球レンズを固定した前記球レンズの支持構造であるキャリアを保持する工程と、
    前記レーザダイオードから出射されるレーザ光をモニタしながら、前記光軸方向で前記球レンズの焦点距離が合う位置に前記キャリアの位置を調整する工程と、
    前記キャリアの位置が前記球レンズの焦点距離に合った位置で、前記キャリアを保持したまま、前記製品パッケージ側に前記キャリアを接着剤により固定する工程と
    を含むことを特徴とする通信モジュールの製造方法。
  6. 前記所定の位置は、前記溝の中央部が前記レーザ光の光軸に対して傾斜する平面と前記光軸を含む面とが直交する位置に一致し、前記キャリアの高さ方向が接着剤の厚み分、オフセットさせた位置であることを特徴とする請求項5に記載の通信モジュールの製造方法。
  7. 製品パッケージ内において、配置されたレーザダイオードから出射されるレーザ光の光軸に対して並行する平面の所定の位置に、前記平面の中央部に球レンズが調整された位置で固定されたキャリアからなる球レンズの支持構造であって、前記レーザダイオードから出射されるレーザ光の光軸に対して並行する平面と前記光軸を含む面とが直交する位置にテーパー状の幅を有する溝が設けられ、前記レーザ光が通る球レンズの中心が前記光軸に一致した位置で、前記球レンズを前記溝に固定するキャリアを備え、前記溝の幅が前記レーザ光の出射方向にテーパー状に広がっていることを特徴とする球レンズの支持構造の前記キャリアと前記球レンズを保持する工程と、前記レーザダイオードから出射されるレーザ光の光軸をモニタしながら、前記球レンズを前記溝に沿って移動させ、前記球レンズの高さを前記レーザ光の光軸の高さに位置を調整する工程と、前記球レンズの中心が前記レーザ光の光軸に一致した位置で、前記キャリアと前記球レンズを保持したまま、前記溝に前記球レンズを接着剤により固定する工程と、を含むことを特徴とする球レンズの支持構造を用いた球レンズの高さ調整方法により前記球レンズを固定した前記球レンズの支持構造であるキャリアを保持する工程と、
    前記レーザダイオードから出射されるレーザ光をモニタしながら、前記光軸方向で前記球レンズの焦点距離が合う位置に前記キャリアの位置を調整する工程と、
    前記キャリアの位置が前記球レンズの焦点距離に合った位置で、前記キャリアを保持したまま、前記製品パッケージ側に前記キャリアを接着剤により固定する工程と
    を含むことを特徴とする通信モジュールの製造方法。
  8. 前記所定の位置は、前記溝の中央部が前記レーザ光の光軸に対して並行する平面と前記光軸を含む面とが直交する位置に一致し、前記キャリアの高さ方向が接着剤の厚み分、オフセットさせた位置であることを特徴とする請求項7に記載の通信モジュールの製造方法。
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