JP7202334B2 - 表示制御装置及び表示制御方法並びに表示制御プログラム - Google Patents

表示制御装置及び表示制御方法並びに表示制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、表示制御装置及び表示制御方法並びに表示制御プログラムに関するものである。
近年、顔の分析といった3次元データを認識できるカメラと、液晶ディスプレイ等のディスプレイとを組み合わせたいわゆるスマートミラーと言われる表示システムが普及しつつある(例えば、特許文献1参照)。
スマートミラーは、カメラ映像をリアルタイムでディスプレイに表示できる他、例えば、録画済み映像であれば、ユーザが所望する姿勢の画像をディスプレイに表示させることが可能である。
特開2019-103772号公報
しかしながら、ユーザが所望するシーンを見るためには、表示された映像を再生したり停止させたりして、ユーザ自らが所望するシーンを見つける必要があり、操作が煩わしいといった問題があった。
更に、複数の映像シーンを比較して表示させたい場合には、ユーザは複数の映像シーンを自らが探す必要があり、さらに手間がかかっていた。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、利便性を向上させることのできる表示制御装置及び表示制御方法並びに表示制御プログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1態様は、第1の被写体が複数の異なる角度で経時的に撮影されている第1映像データにおける前記第1の被写体の角度と当該被写体の角度で前記第1の被写体が撮影されている時点とを関連付けた第1角度映像テーブルを用いて、指定された角度で前記第1の被写体が撮影されている第1指定映像データを特定する第1映像特定手段と、第2の被写体が複数の異なる角度で経時的に撮影されている第2映像データにおける前記第2の被写体の角度と当該被写体の角度で前記第2の被写体が撮影されている時点とを関連付けた第2角度映像テーブルを用いて、前記指定された角度で前記第2の被写体が撮影されている第2指定映像データを特定する第2映像特定手段と、前記第1指定映像データの画像と前記第2指定映像データの画像とが同一画面に表示されるように、前記第1指定映像データと前記第2指定映像データとを表示画面に表示させる表示制御手段とを具備し、前記表示制御手段は、複数の表示モードを有し、複数の前記表示モードのうち指定された表示モードに基づいて、前記第1指定映像データを含む前記第1映像データと前記第2指定映像データを含む前記第2映像データとを前記表示画面に比較可能に再生し、複数の前記表示モードには、前記第1指定映像データ及び前記第2指定映像データを、前記第1指定映像データ以外の部分及び前記第2指定映像データ以外の部分よりも遅い速度で再生させる表示速度変更モードが含まれる表示制御装置である。
本発明の第2態様は、被写体が複数の異なる角度で経時的に撮影されている映像データにおける前記被写体の角度と当該被写体の角度で前記被写体が撮影されている時点とを関連付けた角度映像テーブルを用いて、指定された角度で前記被写体が撮影されている指定映像データを特定する特定手段と、複数の表示モードを有し、指定された前記表示モードに基づいて、前記映像データを表示画面に表示させる表示制御手段とを備え、複数の前記表示モードには、前記映像データを再生する場合に、前記指定映像データを前記指定映像データ以外の部分よりも遅い速度で再生させる表示速度変更モードが含まれる表示制御装置である。
本発明の第3態様は、第1の被写体が複数の異なる角度で経時的に撮影されている第1映像データにおける前記第1の被写体の角度と当該被写体の角度で前記第1の被写体が撮影されている時点とを関連付けた第1角度映像テーブルを用いて、指定された角度で前記第1の被写体が撮影されている第1指定映像データを特定する第1映像特定工程と、第2の被写体が複数の異なる角度で経時的に撮影されている第2映像データにおける前記第2の被写体の角度と当該被写体の角度で前記第2の被写体が撮影されている時点とを関連付けた第2角度映像テーブルを用いて、前記指定された角度で前記第2の被写体が撮影されている第2指定映像データを特定する第2映像特定工程と、前記第1指定映像データの画像と前記第2指定映像データの画像とが同一画面に表示されるように、前記第1指定映像データと前記第2指定映像データとを表示画面に表示させる表示制御工程とをコンピュータが実行し、前記表示制御工程は、複数の表示モードのうち指定された表示モードに基づいて、前記第1指定映像データを含む前記第1映像データと前記第2指定映像データを含む前記第2映像データとを前記表示画面に比較可能に再生し、複数の前記表示モードには、前記第1指定映像データ及び前記第2指定映像データを、前記第1指定映像データ以外の部分及び前記第2指定映像データ以外の部分よりも遅い速度で再生させる表示速度変更モードが含まれる表示制御方法である。
本発明の第4態様は、被写体が複数の異なる角度で経時的に撮影されている映像データにおける前記被写体の角度と当該被写体の角度で前記被写体が撮影されている時点とを関連付けた角度映像テーブルを用いて、指定された角度で前記被写体が撮影されている指定映像データを特定する特定工程と、複数の表示モードのうち指定された前記表示モードに基づいて、前記映像データを表示画面に表示させる表示制御工程とをコンピュータが実行し、複数の前記表示モードは、前記映像データを再生する場合に、前記指定映像データを前記指定映像データ以外の部分よりも遅い速度で再生させる表示速度変更モードを含む表示制御方法である。
本発明の第5態様は、コンピュータを上記表示制御装置として機能させるためのプログラムである。
本発明によれば、利便性を向上させることができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る表示システムのシステム構成を概略的に示した図である。 本発明の一実施形態に係る表示制御装置のハードウェア構成の一例を示した図である。 本発明の一実施形態に係る表示制御装置が備える機能の一例を示した機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係る映像解析部により生成される第1角度映像テーブルを概念的に示した図である。 本発明の一実施形態に係る表示制御装置における角度指定画面及び表示範囲指定画面の一例を示した図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置において、ユーザによって指定された表示範囲を特定する一手法を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置の表示例を示した図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置の表示例を示した図である。 映像データを表示装置の表示画面に表示させる場合の各種モードの表示態様を示した図である。
以下に、本発明に係る表示制御装置及び表示制御方法並びに表示制御プログラムの一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る表示システム1のシステム構成を概略的に示した図である。図1に示すように、表示システム1は、表示装置3と、カメラ等の撮像装置2によって撮影された映像データを表示装置3へ表示させる表示制御装置5とを備えている。表示システム1は、例えば、スマートミラーである。
表示装置3は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、OLED(Organic Light Emitting Diode)ディスプレイ等であり、表示制御装置5の制御に従って、映像を表示する。また、表示装置3が備える表示画面には、例えば、入力部(入力手段)30(図3参照)として機能するタッチパネルが重畳されている。なお、入力部30については、この例に限定されず、表示装置3とは別体として設けられていてもよい。
表示制御装置5は、例えば、撮像装置2によって取得された映像データを処理して、表示装置3に表示させる。
図2は、表示制御装置5のハードウェア構成の一例を示した図である。図2に示すように、表示制御装置5は、例えば、CPU(Central Processing Unit)11、RAM(Random Access Memory)12、ROM(Read Only Memory)13、フラッシュメモリ14等のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体、通信部15等を備えている。これら各部は、バス18を介して接続されている。
各種機能を実現するための一連の処理は、一例として、プログラムの形式で記憶媒体等に記憶されており、このプログラムをCPU11がRAM12に読み出して、情報の加工・演算処理を実行することにより、後述する各種機能が実現される。
なお、プログラムは、ROM13やフラッシュメモリ14等の記憶媒体に予めインストールしておく形態や、CD-ROMやDVD-ROM等のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供される形態、有線又は無線による通信手段を介して配信される形態等が適用されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、DVD-ROM、半導体メモリ等である。
表示制御装置5は、撮像装置2及び表示装置3とは別体として設けられていてもよいし、撮像装置2及び表示装置3に搭載されていてもよい。また、表示制御装置5の一部の機能が撮像装置2に搭載され、残りの一部が表示装置3に搭載されていてもよい。
図3は、表示制御装置5が備える機能の一例を示した機能ブロック図である。図3に示すように、表示制御装置5は、撮像装置2から入力されるリアルタイム映像を表示装置3に表示させる機能と、撮像装置2から入力された映像データを一時的に記憶部に格納し、それらを画像処理することにより、ユーザが所望する映像シーンを表示装置3に表示させる機能とを備えている。これら機能の切り替えは、例えば、入力部30からの指示に応じて表示制御部24によって行われる。
図3に示すように、表示制御装置5は、映像解析部21、第1映像特定部22、第2映像特定部23、及び表示制御部24を主な構成として備えている。
また、表示制御装置5は、撮像装置2によって取得された第1映像データ、第2映像データを格納するための記憶部31、32を備えている。更に、表示制御装置5は、映像解析部21によって生成された第1角度映像テーブル及び第2角度映像テーブルを格納するための記憶部33、34を備えている。第1映像データ、第2映像データ、第1角度映像テーブル、第2角度映像テーブルは、表示制御装置5が備える記憶部内に格納されればよく、その格納先は特に限定されない。例えば、一例として、上述したフラッシュメモリ14(図2参照)内に格納される。
第1映像データは、例えば、被写体を複数の異なる角度で経時的に撮影した映像データである。本実施形態では、被写体として人物を例示して説明するが、この例に限定されない。
以下の説明においては、説明の便宜上、撮像装置2の位置が固定され、被写体である人物が360°回転することにより、被写体の360°回転映像が連続的に取得される場合を例示して説明するが、映像データの取得方法については、この例に限定されない。例えば、人物は動かずに、撮像装置2の撮像位置を被写体周りに360°移動させることで、被写体の360°回転映像を取得することとしてもよい。また、映像データは、360°回転映像に限定されない。
第2映像データは、例えば、第1映像データと比較される映像データであり、上述した第1映像データと同様に、被写体を複数の異なる角度で経時的に撮影した映像データである。
以下の説明では、第1映像データと異なる撮影時期に、同じ被写体を撮影した映像データを第2映像データとして例示して説明するが、この例に限定されない。例えば、第1映像データと第2映像データとで被写体は異なっていてもよい。
映像解析部21は、第1映像データにおける被写体の角度と当該被写体の角度で被写体が撮影されている時点とを関連付けた第1角度映像テーブルを生成する。
例えば、映像解析部21は、第1映像データの各フレーム画像において注目領域を特定し、特定した注目領域の角度に基づいて被写体の角度を特定する。そして、その角度で被写体が撮影された時点(再生時刻又は撮影時刻)を関連付けることにより第1角度映像テーブルを作成する。また、第1角度映像テーブルには、注目領域の範囲情報、例えば、注目領域が「顔」である場合には、顔の領域を特定するための座標情報(始点座標,終点座標)が更に関連付けられていてもよい。
注目領域は、被写体の中で注目する領域であり、一例として、顔が挙げられる。なお、注目領域については、顔に限定されず、他の部位を注目領域として被写体の角度を得ることとしてもよい。以下の説明においては、注目領域を「顔」とした場合を例示して説明する。注目領域の角度は、例えば、顔が正面を向いている状態を0°とする。
顔の角度は、例えば、各フレーム画像に含まれる顔領域の特徴量に基づいて検出することが可能である。具体例として、顔領域の肌色領域と鼻の位置とに基づいて検出可能である。
また、顔の角度は、人物の肩の特徴量、例えば、肩の端から端までの距離に基づいて検出することが可能である。例えば、正面を向いているときには、肩の端から端までの距離は最大値を取る。回転が進むにつれて当該距離は小さくなり、90°回転した状態で最小値を取ることとなる。また、「肩」については、例えば、顔領域の下に位置する水平方向に長い領域という特徴から特定可能である。
また、顔が認識可能な角度範囲(例えば、0°~90°,270°~0°)は、顔領域の特徴量に基づいて顔角度を検出し、顔の認識が難しい角度範囲(例えば、90°~270°)は、肩の特徴量に基づいて顔角度を検出することとしてもよい。
また、被写体が静止しており、撮像装置2を被写体周りに回転させた場合には、撮像装置2の撮像位置に基づいて顔の角度を特定することも可能である。
このようにして、映像解析部21は、図4に概念図を示すように、第1映像データにおいて、被写体(例えば、顔(注目領域))の角度とその角度の被写体が撮影された時点と顔領域の座標情報とを関連付けた第1角度映像テーブルを生成し、記憶部33に格納する。
映像解析部21は、第2映像データにも同様の処理を実行することにより、第2映像データについても第2角度映像テーブルを生成し、記憶部34に格納する。すなわち、記憶部34には、第2映像データにおける被写体の角度とその角度で被写体が撮影された時点とを関連付けた第2角度映像テーブルが格納される。また、この第2角度映像テーブルにおいて、注目領域(例えば、顔領域)の座標情報が更に関連付けられていてもよい。
第1映像特定部22は、例えば、記憶部33に格納された第1角度映像テーブルを用いて、ユーザによって指定された角度領域に対応する第1指定映像データを特定する。
角度領域は、例えば、入力部30からユーザによって指定される。表示制御装置5は、例えば、ユーザが確認したい角度領域を指定するための角度指定画面を表示装置3の表示画面に表示させ、この角度指定画面において、ユーザに入力操作を行わせることにより角度領域を指定させる。
また、ユーザが表示装置3に表示させたい表示範囲についてもユーザが指定できるように構成されている。例えば、表示制御装置5は、ユーザが表示装置3に表示させたい表示範囲を指定するための表示範囲指定画面を表示装置3の表示画面に表示させ、この表示範囲指定画面においてユーザに入力操作を行わせることにより表示範囲を指定させる。
図5に角度指定画面W1及び表示範囲指定画面W2の一例を示す。図5において、画面の右上には、角度指定画面W1が表示され、右下には表示範囲指定画面W2が表示されている。
角度指定画面W1においてマウスポインタを移動させることにより、顔部分を回転させることができ、所望の顔角度を指定できるようになっている。図5に示した角度指定画面W1は一例であり、例えば、ユーザが所望の角度を数値として入力することにより、角度領域を指定できるような構成としてもよい。また、角度領域は、例えば、「50°」のように、一つの角度を指定する場合に限られず、複数の離散的な角度を複数個指定できるようにしてもよく、また、例えば、「50°から130°」のように、連続的な角度範囲を指定できるようにしてもよい。
表示範囲指定画面W2において、マウスポインタを操作して所定範囲を指定することにより、表示装置3の表示画面に表示させたい表示範囲を指定することができる。ユーザは表示範囲を指定することで、表示装置3の表示画面に指定した表示範囲を拡大表示させることができる。
入力部30においてユーザによって指定された角度領域及び表示範囲の情報は、表示制御装置5に入力される。表示制御装置5の第1映像特定部22は、第1角度映像テーブルを用いて、指定された角度領域に合致する映像データを第1指定映像データとして特定する。例えば、角度領域として、「50°」が指定された場合、第1映像特定部22は、第1角度映像テーブルから被写体、例えば、顔角度が「50°」の映像データを第1指定映像データとして特定する。また、角度領域として「50°から130°」が指定された場合には、第1映像特定部22は、第1角度映像テーブルにおいて被写体、例えば、顔角度が「50°から130°」に合致する映像データを第1指定映像データとして特定する。
更に、第1映像特定部22は、第1角度映像テーブルにおいて、指定された表示範囲を特定する。例えば、表示範囲の特定は、図6に示すように、顔の中心を中心座標として定め、その位置を基準として、縦の長さL1及び横の長さL2を決定し、ユーザによって指定された表示範囲Cを定義する。
なお、このような表示範囲の特定手法については、様々な公知技術が提案されているため、ここでの詳細な説明は省略する。
第2映像特定部23は、例えば、第2角度映像テーブルを用いて、第1指定映像データに対応する顔の角度領域を有する第2指定映像データを特定する。換言すると、第2映像特定部23は、第2角度映像テーブルを用いて、ユーザによって指定された角度領域で被写体が撮影されている第2指定映像データを特定する。
特定された第1指定映像データ及び第2指定映像データは、表示制御部24に出力される。表示制御部24は、被写体(例えば、顔)の角度が一致する第1指定映像データの画像と第2指定映像データの画像とが同一画面に表示されるように、第1指定映像データ及び第2指定映像データを表示装置3の表示画面に表示させる。
例えば、図7に表示装置3の表示例を示す。左側に第1指定映像データ及び右側に第2指定映像データが表示されており、両者の顔角度は合致している。
また、「0°~360°」の角度範囲が指定された場合には、「0°~360°」に合致する第1指定映像データ及び第2指定映像データが特定され、同じ顔角度における映像データが比較可能に表示画面に表示されるように、第1指定映像データ及び第2指定映像データが再生される。これにより、例えば、図8に一例を示すように、0°~360°の映像が時間経過とともに表示される。
なお、第2指定映像データに、第1指定映像データに対応する顔角度の映像データがない場合、例えば、顔角度が0°~180°の映像データはあるが、顔角度が180°~360°の映像データがない場合には、0°~180°の映像データを再生させた上で、180°~360°の映像データがない旨をユーザに通知することとしてもよい。また、第2指定映像データについては、0°~180°まで再生した後に、再生を停止させてもよい。
以上説明してきたように、本実施形態に係る表示制御装置5及び表示システム1によれば、ユーザによって指定された角度領域に対応する映像シーンを容易に表示画面に表示させることができるとともに、同じ角度で撮影された複数の画像を比較可能に表示させることが可能となる。これにより、ユーザは容易な入力操作により、所望の映像シーンを確認することが可能となる。
例えば、試着室で異なる洋服を試着した場合に、異なる洋服を着たときの画像を対比して表示させることにより、どちらの洋服が自分に似合っているか等の判断を画面を見比べながら判断することが可能となる。
また、ユーザは表示範囲指定画面W2から所望の表示範囲を容易に指定することができる。これにより、ユーザは拡大表示させたい表示範囲を容易に指定することが可能となる。
なお、上記実施形態においては、表示装置3の表示画面に、第1映像データと第2映像データとを比較可能に表示する場合について説明したが、例えば、表示制御装置5は、記憶部31,32に記憶された第1映像データ又は第2映像データにおいて、ユーザが所望した角度領域の映像データを他の角度領域の映像データとは異なる再生態様で表示装置3の表示画面に表示させる機能も有している。
例えば、表示制御部24は、複数の表示モードを有しており、いずれかの表示モードで、第1映像データ又は第2映像データを表示画面に表示させる。例えば、複数のモードには、図9に示すように、ユーザによって指定された角度領域に対応する指定映像データの再生速度を、ユーザに指定されていない角度領域の映像データの再生速度よりも遅くする表示速度変更モードが含まれる。更に、複数の表示モードには、ユーザによって指定された角度領域までは通常再生を行い、ユーザによって指定された角度領域に到達すると再生を停止させる再生後停止モードや、ユーザによって指定された角度領域の映像をピンポイントで表示画面に表示させるとともに、その映像で一時停止させる一時停止モード等を含んでいてもよい。
また、複数の表示モードからいずれかの表示モードを選択させるための表示モード指定画面を表示画面に表示させ、ユーザに所望の表示モードを指定させることとしてもよい。
また、図9では、角度範囲として角度領域が設定された場合を例示しているが、一つの角度(例えば、180°)がユーザによって指定された場合には、例えば、表示速度変更モードでは、指定された角度の前後所定角度範囲については、他の角度よりも遅い速度で再生することとしてもよい。また、再生後停止モードや一旦停止モードでは、ユーザによって指定された角度(例えば、180°)で一時停止されることとなる。
このように、表示制御部24が複数の表示モードを有していることにより、ユーザの要望に沿った表示態様で映像データを表示することが可能となる。例えば、表示速度変更モードによれば、ユーザが指定した角度の映像シーンが他の部分の再生速度に比べて遅い速度で再生されることとなる。これにより、ユーザは所望の角度の映像シーンをじっくりと確認することができる。
なお、上述した複数の表示態様については、図8に示したように、2つの映像データを比較して表示する場合にも適用可能である。例えば、表示速度変更モードが選択されている場合、表示画面には第1映像データ及び第2映像データが比較可能に再生されるとともに、ユーザによって指定された角度領域については他の角度領域よりも遅い速度で再生されることとなる。この場合も、同じ顔角度の映像シーンが比較可能に表示される点については上述した通りである。
以上、本発明について実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。発明の要旨を逸脱しない範囲で上記実施形態に多様な変更又は改良を加えることができ、該変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。また、上記実施形態を適宜組み合わせてもよい。
例えば、上述した実施形態では、ユーザが角度範囲等を指定する場合について説明したが、この例に限定されない。例えば、デフォルトで設定されている角度等に基づいて、第1映像特定部22及び第2映像特定部23が第1指定映像データ及び第2指定映像データをそれぞれ特定することとしてもよい。
1 :表示システム
2 :撮像装置
3 :表示装置
5 :表示制御装置
21 :映像解析部
22 :第1映像特定部
23 :第2映像特定部
24 :表示制御部
30 :入力部
31 :記憶部
32 :記憶部
33 :記憶部
34 :記憶部
W1 :角度指定画面
W2 :表示範囲指定画面

Claims (7)

  1. 第1の被写体が複数の異なる角度で経時的に撮影されている第1映像データにおける前記第1の被写体の角度と当該被写体の角度で前記第1の被写体が撮影されている時点とを関連付けた第1角度映像テーブルを用いて、指定された角度で前記第1の被写体が撮影されている第1指定映像データを特定する第1映像特定手段と、
    第2の被写体が複数の異なる角度で経時的に撮影されている第2映像データにおける前記第2の被写体の角度と当該被写体の角度で前記第2の被写体が撮影されている時点とを関連付けた第2角度映像テーブルを用いて、前記指定された角度で前記第2の被写体が撮影されている第2指定映像データを特定する第2映像特定手段と、
    前記第1指定映像データの画像と前記第2指定映像データの画像とが同一画面に表示されるように、前記第1指定映像データと前記第2指定映像データとを表示画面に表示させる表示制御手段と
    を具備し、
    前記表示制御手段は、複数の表示モードを有し、複数の前記表示モードのうち指定された表示モードに基づいて、前記第1指定映像データを含む前記第1映像データと前記第2指定映像データを含む前記第2映像データとを前記表示画面に比較可能に再生し、
    複数の前記表示モードには、前記第1指定映像データ及び前記第2指定映像データを、前記第1指定映像データ以外の部分及び前記第2指定映像データ以外の部分よりも遅い速度で再生させる表示速度変更モードが含まれる表示制御装置。
  2. 前記第1の被写体及び前記第2の被写体は人物であり、
    前記第1映像データと前記第2映像データとを用いて、前記第1角度映像テーブル及び前記第2角度映像テーブルを生成する映像解析手段を備え、
    前記映像解析手段は、前記第1映像データ及び前記第2映像データに含まれる前記第1の被写体及び前記第2の被写体の特徴量に基づいて、前記第1の被写体の角度及び前記第2の被写体の角度を検出する請求項1に記載の表示制御装置。
  3. ユーザによって表示領域が指定された場合には、前記表示制御手段は、前記第1指定映像データ及び前記第2指定映像データに含まれる前記表示領域を拡大表示させる請求項1又は2に記載の表示制御装置。
  4. 被写体が複数の異なる角度で経時的に撮影されている映像データにおける前記被写体の角度と当該被写体の角度で前記被写体が撮影されている時点とを関連付けた角度映像テーブルを用いて、指定された角度で前記被写体が撮影されている指定映像データを特定する特定手段と、
    複数の表示モードを有し、指定された前記表示モードに基づいて、前記映像データを表示画面に表示させる表示制御手段と
    を備え、
    複数の前記表示モードには、前記映像データを再生する場合に、前記指定映像データを前記指定映像データ以外の部分よりも遅い速度で再生させる表示速度変更モードが含まれる表示制御装置。
  5. 第1の被写体が複数の異なる角度で経時的に撮影されている第1映像データにおける前記第1の被写体の角度と当該被写体の角度で前記第1の被写体が撮影されている時点とを関連付けた第1角度映像テーブルを用いて、指定された角度で前記第1の被写体が撮影されている第1指定映像データを特定する第1映像特定工程と、
    第2の被写体が複数の異なる角度で経時的に撮影されている第2映像データにおける前記第2の被写体の角度と当該被写体の角度で前記第2の被写体が撮影されている時点とを関連付けた第2角度映像テーブルを用いて、前記指定された角度で前記第2の被写体が撮影されている第2指定映像データを特定する第2映像特定工程と、
    前記第1指定映像データの画像と前記第2指定映像データの画像とが同一画面に表示されるように、前記第1指定映像データと前記第2指定映像データとを表示画面に表示させる表示制御工程と
    をコンピュータが実行し、
    前記表示制御工程は、複数の表示モードのうち指定された表示モードに基づいて、前記第1指定映像データを含む前記第1映像データと前記第2指定映像データを含む前記第2映像データとを前記表示画面に比較可能に再生し、
    複数の前記表示モードには、前記第1指定映像データ及び前記第2指定映像データを、前記第1指定映像データ以外の部分及び前記第2指定映像データ以外の部分よりも遅い速度で再生させる表示速度変更モードが含まれる表示制御方法。
  6. 被写体が複数の異なる角度で経時的に撮影されている映像データにおける前記被写体の角度と当該被写体の角度で前記被写体が撮影されている時点とを関連付けた角度映像テーブルを用いて、指定された角度で前記被写体が撮影されている指定映像データを特定する特定工程と、
    複数の表示モードのうち指定された前記表示モードに基づいて、前記映像データを表示画面に表示させる表示制御工程と
    をコンピュータが実行し、
    複数の前記表示モードは、前記映像データを再生する場合に、前記指定映像データを前記指定映像データ以外の部分よりも遅い速度で再生させる表示速度変更モードを含む表示制御方法。
  7. コンピュータを請求項1から4のいずれかに記載の表示制御装置として機能させるためのプログラム。
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