JP5798183B2 - ポインティング制御装置とその集積回路、およびポインティング制御方法 - Google Patents

ポインティング制御装置とその集積回路、およびポインティング制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、操作者が表示画面上の位置を指し示す指示操作を認識するポインティング制御技術に関する。
近年、パーソナルコンピュータなどの画面を大型ディスプレイ、プロジェクタ等によって映し出し、映し出された画面を見ながら会議をすることが広く行われている。このような会議において、画面上にある図や文字を指し示しながら説明、質問等をする、といったことが一般的に行われる。
画面上の図や文字を指し示す手段として、指示棒またはレーザーポインタなど、映し出されているディスプレイをダイレクトにポインティングする方法がある。また、他の手段として、マウス、ポインティングデバイス等の入力機器を使って、図や文字を表示している画面上にカーソルを表示してポインティングする方法もある(例えば、特許文献3参照)。
また、指示者が入力機器等を用いないポインティング方法として、指示者の指先を検出してカーソルを表示し、ポインティングする技術が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献4参照)。
特許文献1、特許文献2、特許文献4には、カメラなどの撮影手段を備え、撮影手段によって得られた複数の画像から、指示者の指先の位置を検出し、ポインティングを行う技術が開示されている。
特開平4−271423号公報 特開平5−19957号公報 特開2007−226397号公報 特開2006−209359号公報
しかしながら、特許文献1、特許文献2、および特許文献4の技術は、1つのカーソルを用いてポインティングする技術であり、撮影手段によって得られた画像に含まれる指先の数は、カーソル数と同じ1つであることが前提である。ポインティングに用いるカーソルの数は1つに限られず2つ以上でもよいが、これら従来の技術では、撮影される指先の数がカーソル数より多い場合に、撮影される指先の中から、カーソルを定めるための指先を決定することができない課題を有している。
本発明は、複数の操作者が撮影されても、操作者の中から指示者を決定し、決定された指示者のみがポインティング動作を行うことができるポインティング制御技術を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明のポインティング制御装置は、指示操作を行う操作者のうちから、カーソル位置を指定できる指示者を決定するポインティング制御装置であって、各操作者の顔の位置と、各操作者の指先若しくはその代用部材の位置とを取得する位置取得部と、取得された各操作者の顔の位置と、各操作者の指先若しくはその代用部材の位置とを対応付けて、対応付けられた顔の位置と指先若しくはその代用部材の位置との間の距離を算出する距離算出部と、前記距離を用いて指示者を決定する指示者決定部と、決定された指示者の指先若しくはその代用部材の位置を用いてカーソル位置を算出し、算出されたカーソル位置を出力するカーソル位置算出部とを備えることを特徴とする。
本発明のポインティング制御装置によれば、顔の位置と指先若しくはその代用部材との間の距離を用いて複数の操作者の中からポインティング対象の位置を指定する指示者を特定し、他の操作者に影響されることなく指示者のみがポインティング動作を行うことが可能となる。
本発明の実施の形態1におけるポインティング制御装置を備えた表示制御装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1における表示制御装置に接続される入出力端末の外観を示すイメージ図 本発明の実施の形態1におけるポインティング制御装置の動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態1における検出される指先とカメラとの位置関係を示す図 本発明の実施の形態1におけるカメラと、被写体の指先と顔の位置関係の一例を示す図 本発明の実施の形態1におけるカメラと、複数の被写体の指先と顔の位置関係の一例を示す図 本発明の実施の形態1におけるカメラ正面の位置からカメラ視野角の枠と、顔位置、指先位置の一例を示す図 本発明の実施の形態1における顔指間距離算出部の動作の一例を示すフローチャート 本発明の実施の形態1における指示者決定部の動作の一例を示すフローチャート 本発明の実施の形態1におけるカーソル合成部の動作の一例を示すフローチャート 本発明の実施の形態1におけるカーソル合成部が生成する合成表示画像の一例を示す図 本発明の実施の形態1の変形例1における顔指間距離の大小を示したイメージ図 本発明の実施の形態1の変形例1における顔指間距離とカーソル移動率の対応の一例を示した図 本発明の実施の形態2におけるカーソル合成部が生成する合成表示画像の一例を示す図 本発明の実施の形態2における複数の指示者を管理する管理情報の一例を示す図 本発明の実施の形態2における指示者決定部の動作の一例を示すフローチャート 本発明の実施の形態3における表示制御装置のシステム構成の一例を示す図 本発明の実施の形態1におけるポインティング制御装置を集積回路とした構成の一例を示す図
<発明に至った経緯>
従来の指先を撮影してポインティングする方法では、1つの指先が撮影されることを前提としているため、同時に2以上の指先が撮影される場合に、カーソル位置を定めるための1つの指先を決めることができない。つまり、カーソル数より多い指先が同時に撮影される場合に、カーソルと1対1で対応付けるための指先を選び出すことができない。
そこで、発明者らは、指示操作を行っている場合と指示操作を行っていない場合との間で、指先と顔との距離が異なることに着目した。
一般に、指示操作を行っている者は、手を伸ばして指先を画面に近づけるので、顔と指先との間の距離は大きく、また一定しないことが多い。これに対し、指示操作をしていない者は、一般に、手の動きが小さく、また肘を伸ばすことが少ないため、顔と指先との間の距離は小さく、また変動しないことが多い。したがって、顔と指先との間の距離を用いることで、複数の人物の中から、指示操作を行っている者のみを選び出すことが可能となる。
また、一人の操作者に着目した場合、指示操作を開始する前後、および終了する前後において、顔と指先との距離が大きく変化する。したがって、顔と指先との間の距離を用いて、操作者が指示操作を始めたこと、および、指示者が指示操作を止めたことを検出することができる。そのため、指示者が指示操作を止める場合に当該指示者を選び出す対象から外したり、さらに別の操作者が指示操作を始めた場合に当該操作者を選び出したりすることが可能となる。
このようにすることで、ポインティング動作を行っている者だけを指示者として選び出すことが可能となる。加えて、指示者が交代するような場合、直前の指示者がポインティング操作を止め、新たに指示者となる者がポインティング操作を開始するだけでよい。そのため、簡易な方法で指示者を決定することができ、また、指示者の交代も容易である。
<実施の形態>
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態におけるポインティング制御装置を備えた表示制御装置100の構成を示すブロック図である。表示制御装置100は、入出力端末200と、表示画像を出力するパーソナルコンピュータ(図示せず)に接続されており、複数の操作者が、1つの表示装置に表示された画面を見ながら、指先でポインティング操作を行う場合を説明する。
<構成>
図1において、表示制御装置100は、ポインティング制御装置101、表示画像入力部102、カーソル合成部103、画像出力部104を備えている。表示制御装置100は、例えば、TV会議システムの主装置などで実現され、ポインティング制御装置101、表示画像入力部102、カーソル合成部103、画像出力部104は集積回路の一部として実現される。また、入出力端末200は、カメラ201と表示装置202を備えている。表示装置202は、例えば、大型の液晶ディスプレイで実現される。
カメラ201は、表示装置の画面上の位置を指定するポインティング操作を行う操作者を撮影し、表示制御装置100に出力する。なお、カメラ201が出力するカメラ画像は、被写体の検出だけでなく、被写体との距離を取得できる情報を含んでいる。カメラ201は、左右2つのカメラ201a、201bの一組からなり、撮影された2つの画像をステレオ画像として表示制御装置100に出力する。表示制御装置100は、カメラ201a、201bが撮影するステレオ画像における、左画像と右画像との視差を用いて、カメラから被写体までの距離を算出する。
ポインティング制御装置101は、カメラ201から画像を受け取り、被写体として撮影された操作者の顔と指先間の距離を取得する。複数の操作者が撮影されている場合、取得した複数の顔指間距離を用いて、ポインティング対象の位置を指定する指示者を決定する。ポインティング制御装置101は、決定した指示者の情報から、表示するカーソルの位置を算出し、カーソル位置情報として出力する。ポインティング制御装置101は、表示制御装置100のCPU(不図示)と記憶部(不図示)とから構成される。記憶部は、例えばEEPROMなどの不揮発性メモリにより実現され、CPUは記憶部に記憶されるプログラムを読み出して実行する。
表示画像入力部102は、例えば、HDMI(High−Definition Multimedia Interface)入力端子を有し、画面に表示する情報を表示画像として、当該入力端子を介してパーソナルコンピュータから取得する。
カーソル合成部103は、ポインティング制御装置101からカーソル位置情報を受け取り、表示画像入力部102が取得した画像にカーソルを重畳する合成を行って、合成表示画像を生成する。また、カーソル合成部103は、ポインティング制御装置101からカーソル位置情報を受け取るまでは、所定のカーソル位置を、カーソル位置情報として使用し、カーソルを合成する。所定のカーソル位置は、表示画像の左上の隅である。
画像出力部104は、カーソル合成部103で生成した合成表示画像を受け取り、表示装置202に出力する。表示装置202は、画面上に、合成表示画像を表示する。
ポインティング制御装置101は、位置取得部111、顔指間距離算出部112、指示者決定部113、カーソル位置算出部114を備えている。
位置取得部111は、カメラ201から画像を受け取り、被写体として撮影された操作者の顔と指先間の位置とを検出して、検出した位置情報を顔指間距離算出部112に出力する。位置取得部111は、画像入力部121、顔検出部122、指先検出部123を備えている。
画像入力部121は、カメラ201から画像を受け取り、顔検出部122と指先検出部123に出力する。
顔検出部122は、画像入力部121より受け取ったカメラ画像から、被写体として撮影された操作者の顔を検出して位置情報を出力する。顔検出部122は、カメラ画像に人物の顔が写っている場合、写っている人物の顔を全て操作者の顔として検出する。顔検出部122は、検出した顔の位置情報を、顔指間距離算出部112に出力する。位置情報は、カメラからの距離および、水平、垂直位置の3つの情報を含んでいる。
指先検出部123は、画像入力部121より受け取ったカメラ画像から、被写体として撮影された操作者の指先を検出して位置情報を出力する。指先検出部123は、カメラ画像に人物の指先が写っている場合、写っている指先を全て操作者の指先として検出する。指先検出部123は、検出した指先の位置情報を、顔指間距離算出部112に出力する。位置情報は、カメラからの距離および、水平、垂直位置の3つの情報を含んでいる。
顔指間距離算出部112は、位置取得部111が出力した顔の位置と指先の位置とから、操作者の顔と操作者の指先とを対応付け、対応付けた顔と指先との距離(顔指間距離)を算出する。被写体として複数の操作者が写っている場合、位置取得部111は上述のように顔の位置情報を複数出力する。顔指間距離算出部112は、位置取得部111が出力した複数の顔の位置に対し、各々対応する指先を一つ決定し、複数の操作者に対する顔指間距離を算出する。
指示者決定部113は、顔指間距離算出部112が算出した顔指間距離を用いて、ポインティング対象の位置を指定する、カーソル移動権限を持つ指示者を決定する。指示者決定部113は、決定した指示者の情報である顔と指先との位置情報と、当該指示者の顔指間距離とを出力する。指示者とは、カーソル移動権限を有する唯一の操作者である。本実施の形態において、指示者決定部113は、被写体として複数の操作者が写っている場合、顔指間距離が最も大きい操作者を指示者と決定する。また、指示者決定部113は、顔指間距離算出部112が一つの顔指間距離のみを算出した場合、顔指間距離が取得できたその操作者を、指示者として決定する。また、指示者決定部113は、顔指間距離算出部112が一つも顔指間距離を算出しなかった場合、指示者なしと決定する。
カーソル位置算出部114は、指示者決定部113から受け取った指示者の情報である顔と指先との位置情報と、指示者の顔指間距離とから、表示するカーソルの位置を算出し、カーソル位置情報として出力する。カーソル位置算出部114は、表示中のカーソル位置と、そのカーソル位置を指定した指示者の顔と指先との位置情報を保持しており、新しく受け取った指示者の顔と指先との位置情報から、指示者の変更があったか否かを判断する。指示者の変更があった場合、カーソル位置算出部114は、カーソル初期位置を、現在のカーソル位置情報として出力する。カーソル初期位置は、画像の中央位置である。指示者の変更がなかった場合、カーソル位置算出部114は、後述する計算方法でカーソル位置を計算し、現在のカーソル位置情報として出力する。
図2は、本実施の形態における、表示制御装置100に接続される入出力端末200の外観を示したイメージ図である。入出力端末200は、画面表示するための1つの表示装置202と、撮影のための1組のカメラ201からなる。カメラ201は、左右2つのカメラ201a、201bを一組としたステレオカメラであり、ステレオ画像を出力する。
図2では、カメラ201は、表示装置202の上部に設置している。カメラ201と表示装置202が同じ方向を向いて近接設置されていると、操作者が、表示装置202に表示されている画面を見ながらポインティング操作を行うと、操作者の顔と指先がカメラ201の視角内に入りやすくなるというメリットがある。
<動作>
図3は、本実施の形態におけるポインティング制御装置101を含む表示制御装置100の動作を示すフローチャートである。
表示制御装置100は、カメラ201の画像を取得する(S10)。位置取得部111は顔検出部122と指先検出部123を起動する。
次に、顔検出部122は画像入力部121が取得した画像を解析し、映っている人物の顔を全て検出してそれぞれの位置情報を顔指間距離算出部112に出力する(S20)。
同様に、指先検出部123は画像入力部121が取得した画像を解析し、映っている人物の指先を全て検出してそれぞれの位置情報を顔指間距離算出部112に出力する(S30)。
ここで、顔と指先の位置情報を取得する方法について説明する。まず、顔または指先を外枠(輪郭)または含まれるパーツ、肌の色などを用いた画像認識によって検出した後、検出された領域よりカメラ201に最も近い特徴点を抽出する。顔を検出する場合、一般に顔の外枠(輪郭)を検出するため、特徴点として、顔の外枠の範囲内でカメラ201から最も距離の近いポイントを用いる。この場合、特徴点は通常、鼻の頭となるため、以下鼻の頭を顔の位置として説明する。同様に指先を検出する場合、一般には輪郭線を検出し、特徴点として、カメラに最も近いポイントを用いる。この場合、特徴点は通常、人差し指の先端となるため、以下、人差し指の先端を指先の位置として説明する。
次に、特徴点の位置を求める。以下、指先の位置の取得方法について説明するが、顔の位置の取得方法も同じである。
図4にカメラ201aと指先との位置関係を示す。301は指先の位置である。また、視野角の枠300は、カメラ201aから指先301までの距離におけるカメラ201aの視野角の範囲である。
まず、カメラ201aの画像とカメラ201bの画像とから、指先301の視差を検出し、カメラから指先までの距離Zを算出する。次に、指先301からカメラ201aに向かうベクトルを法線ベクトルとする平面を導出し、カメラ視野角を当該平面に射影することで視野角の枠300を得る。視野角の枠300の大きさ、すなわち垂直方向の長さと水平方向の長さは、いずれもカメラの画角と距離Zによって定まる。本実施の形態では、視野角の枠300内の水平方向の位置X、垂直方向の位置Yを用いて、指先の位置(X,Y,Z)を取得する。すなわち、XとYは視野角の枠300の大きさに依存した相対値であり、視野角の枠300における向かって左下の角を原点(0,0)とし、向かって右上の角を(200,150)とする。
次に、顔指間距離算出部112は、顔と指先とを対応付け、対応付けた顔と指先との間の顔指間距離を算出する(S40)。
図5は、カメラ201aと、被写体の指先と顔の位置関係を横方向から示した関係図である。311は指先の位置、321は顔の位置である。310は、指先位置311におけるカメラ視野角の枠、320は、顔位置321におけるカメラ視野角の枠である。なお、2つのカメラ視野角の枠310、320は、真横から見た場合、直線として表される。
図6は、カメラ201aと、複数の被写体の、指先および顔との位置関係を横方向から示した関係図である。331は被写体aの指先位置、341は被写体aの顔位置、351は被写体bの指先位置、361は被写体bの顔位置である。330、340、350、360はそれぞれ、被写体aの指先位置331、被写体aの顔位置341、被写体bの指先位置351、被写体bの顔位置361における、カメラ視野角の枠である。図6では、被写体aと被写体bの二人が検出されており、被写体aは、被写体bと比べて、カメラに近くに位置している。図7は図6の位置関係をカメラ201aの光軸上の点から見た図である。
図8は、顔指間距離算出部112の動作のフローチャートである。図8を用いて、顔指間距離算出部112が、顔の位置と指先の位置から、操作者の顔と指先を対応付け、顔指間距離を取得する動作について説明する。
なお、本実施の形態では、顔指間距離算出部112は、「条件1:顔位置より指先位置の方がカメラに近い」と「条件2:顔位置と指先位置が最も近いものを対応付ける」の双方を満たすように顔と指先を対応付ける。
顔指間距離算出部112は、位置取得部111から取得した顔位置の中から、まだ選択されておらず、かつ最もカメラ201aに近い1つの顔位置を選択する(S410)。
次に、顔指間距離算出部112は、位置取得部111から取得した指先位置の中から、どの顔とも対応付けられていない1つの指先位置を選択する(S420)。
次に、顔指間距離算出部112は、選択した顔位置と選択した指先位置を組み合わせ、どちらがカメラ201aに近いかを判定する(S430)。
指先位置の方がカメラ201aに近い場合(S430)、組み合わせた顔と指先間の距離を取得する(S440)。さらに、顔指間距離算出部112は、選択中の顔に対して顔指間距離を保持していなければ(S450)、取得した顔指間距離を保持し、選択中の指を選択中の顔と対応付ける(S460)。また、顔指間距離算出部112は、選択中の顔に対して顔指間距離を保持していれば、保持している顔指間距離と新たに取得した顔指間距離を比較し(S450)、新たな顔指間距離の方が小さい場合には、選択中の顔に関する対応付けと顔指間距離を消去し、取得した顔指間距離を保持し、選択中の指を選択中の顔と対応付ける(S460)。
一方、顔位置の方がカメラ201aに近い場合(S430)、顔指間距離算出部112は、この組み合わせは、対応付ける条件から外れると判断する。
次に、選択した1つの顔位置に対して選択していない指先位置がある場合(S470がYes)、S420に戻って新しく選択した指先位置との組み合わせ判定を繰り返す。
一方、選択した1つの顔位置に対し、全ての指先位置を選択した場合(S470がNo)、選択していない顔位置があるかどうかを判定し(S480)、選択されていない顔位置がある場合はS410に戻って新しく顔位置を選択して指先位置との組み合わせ判定を繰り返す。
全ての顔位置を選択済みの場合(S480がNo)、顔指間距離算出部112は、対応付けの処理を終了する。
以上により、顔指間距離算出部112は、被写体として複数の操作者が写っている場合、選択した一つの顔位置に対し、最も適切な位置にある指先位置を、順に対応付ける。これにより、顔指間距離算出部112は、被写体として写っている操作者に対し、顔と指先を対応付け、顔指間距離を取得することができる。
以下に、顔指間距離算出部112が、複数の操作者の顔と指先を対応付ける処理の具体例を、図6と図7とを用いて説明する。
顔指間距離算出部112は、検出された顔位置341、361と、指先位置331、351に対し、対応付けを見つけるために、それぞれの顔位置に対して、最も適切な位置にある指先位置を順に組み合わせていく。
まず、顔指間距離算出部112は、顔位置のうちカメラに近い顔位置341を選択する(S410)。
次に、顔指間距離算出部112は、指先位置331を選択する(S420)。次に、顔指間距離算出部112は顔位置341と指先位置331のいずれがカメラ201aに近いか判断し(S430)、指先位置331の方がカメラに近いため顔位置341と指先位置331との間の距離を取得する(S440)。顔位置341に対して対応付けられている指先はないので(S450)、顔指間距離算出部112は、顔位置341と指先位置331を対応付け、顔指間距離を保持する(S460)。
次に、顔位置341に対して指先位置351が選択されていないので(S470でYes)、顔指間距離算出部112は、指先位置351を選択する(S420)。次に、顔指間距離算出部112は顔位置341と指先位置351のいずれがカメラ201aに近いか判断し(S430)、顔位置341の方がカメラに近いため、顔位置341に対して選択されていない指先がないか判断し(S470)、選択されていない指先がないため、選択されていない顔があるか判断する(S480)。顔指間距離算出部112は、未選択の顔位置361を選択する(S410)。
次に、顔指間距離算出部112は、指先位置351を選択する(S420)。次に、顔指間距離算出部112は顔位置361と指先位置351のいずれがカメラ201aに近いか判断し(S430)、指先位置351の方がカメラに近いため顔位置361と指先位置351との間の距離を取得する(S440)。顔位置361に対して対応付けられている指先はないので(S450)、顔指間距離算出部112は、顔位置361と指先位置351を対応付け、顔指間距離を保持する(S460)。
次に、顔位置361に対して選択されていない指先がないか判断し(S470)、指先331は既に顔位置341と対応付けられていて選択できないため、選択されていない顔があるか判断する(S480)。顔指間距離算出部112は、未選択の顔位置がないので処理を終了する。
このようにして、顔位置341と指先位置331が対応付けられて顔指間距離が算出され、顔位置361と指先位置351が対応付けられて顔指間距離が算出される。
次に、指示者決定部113は、顔指間距離から指示者を決定する(S50)。
図9は、指示者決定部113の動作を示すフローチャートである。図9を用いて、指示者決定部113が、指示者を決定する動作について説明する。
指示者決定部113は、顔指間距離算出部112が対応付けた顔と指先の対応関係(以下、ペアと呼ぶ)の中から、1つのペアを選択する。選択したペアは、比較元ペアである(S510)。
次に、指示者決定部113は、顔指間距離算出部112が対応付けたペアが他に存在するか判定し(S520でYes)、存在する場合にはその中から1つのペアを選択する(S530)。選択されたペアは、比較先のペアである。
指示者決定部113は、比較元ペアと比較先ペアとで、いずれの顔指間距離が大きいか判定し(S540)、比較先ペアの顔指間距離の方が大きい場合、指示者決定部113は、比較先顔指間距離を、新たな比較元ペアとする(S550)。
次に、指示者決定部113は、顔指間距離算出部112が対応付けたペアが他に存在するか判定し(S520)、存在する場合は1つのペアを比較先として選択する処理を繰り返す。
一方、顔指間距離算出部112が対応付けたペアが全て一度以上比較元または比較先として選択された場合には(S520でNo)、指示者決定部113は、比較元ペアが、顔指間距離が最大と判定し、当該ペアを、指示者と決定する(S560)。
次に、カーソル位置算出部114は、決定された指示者の情報から、カーソル位置を算出して出力する(S60)。
カーソル位置算出部114は、1名分の指示者の情報を、指示者決定部113から受け取る。カーソル位置算出部114は、表示中のカーソル位置と、そのカーソル位置を指定した指示者の情報(顔の位置情報、および指先の位置情報)を保持しており、新しく受け取った指示者の情報から、指示者の変更があったか否かを判断し、次に、カーソル位置の算出を行う。これは、新たな指示者が直前の指示者と同一か否かで、カーソル位置の算出方法が異なるからである。
カーソル位置算出部114は、指示者の変更の有無を、指示者の顔位置に大きな移動があったか否かで判断する。
本実施の形態に係るポインティング制御装置101は、操作者が自分の座席から移動することなく、ポインティング操作を行うことを前提としている。そのため、カーソル位置算出部114は、隣り合う座席の中心間の距離の1/2をしきい値として、直前の指示者の顔の位置と現在の指示者の顔の位置との間の距離が、しきい値を超えていれば指示者の変更があったと判断し、そうでない場合は、直前の指示者と新たな指示者が同じ座席にいると推測できるので、指示者の変更がないと判断する。
指示者の変更があった場合、カーソル位置算出部114は、予め保持しているカーソル初期位置を、現在のカーソル位置情報として出力する。カーソル初期位置は、上述したように、画面の中央位置である。
指示者の変更がない場合、カーソル位置算出部114は、指先から表示装置へ向かう直線と、表示装置のディスプレイ面との交点の位置を、現在のカーソル位置として出力する。
以上S10〜S60の各動作によって、ポインティング制御装置101は、カメラ201から取得した画像を基にカーソル位置を出力する。
続けて、表示制御装置100が指示内容を出力する動作について説明する。
表示画像入力部102は、表示装置202に表示すべき画像をパーソナルコンピュータから取得し、カーソル合成部103は、表示画像入力部102から取得した画像に対し、ポインティング制御装置101が出力するカーソル位置にカーソルを重畳合成して画像出力部104に出力する(S70)。
図10は、カーソル合成部103の動作を示すフローチャートである。
カーソル合成部103は、表示画像入力部102から、表示画像を受け取る(S710)。この表示画像は、表示用の原画像のデータである。
次に、カーソル合成部103は、ポインティング制御装置101からカーソル位置の指定を受けているか否かを判定する(S720)。
位置指定がない場合(S720)、カーソル合成部103は、表示画像の所定の位置にカーソルを合成して、合成表示画像を生成する(S730)。ここで、所定の位置とは、上述したように画面の左上の隅である。
位置指定がある場合(S720)、カーソル合成部103は、表示画像における、カーソル位置情報が示す指定位置にカーソルを合成し、合成表示画像を生成する(S740)。
最後に、カーソル合成部103は、生成した合成表示画像を、画像出力部104に出力する(S750)。
図11は、カーソル合成部103が生成する合成表示画像の一例を示している。図11(A)の401は、カーソル合成部103が表示画像入力部102から受け取る表示画像である。402は、カーソルのイメージデータである。403は、カーソル合成部103がポインティング制御装置101から受け取るカーソル位置情報が示す指定位置を示している。
図11(B)の404は、図11(A)に示した各情報を用いて生成した、合成表示画像である。カーソル合成部103は、表示画像入力部102から受け取った表示画像401の、カーソル位置情報が示す指定位置403に、カーソルのイメージデータ402を重ね合わせて合成し、合成表示画像404を生成する。
<まとめ>
以上により、ポインティング制御装置を備えた表示制御装置は、複数の操作者の中から、ポインティング対象の位置を指定する指示者を決定し、決定した指示者が指定する位置に、カーソル表示することが可能となる。
ポインティング制御装置は、複数の操作者がポインティング操作を行う場合に、被写体として写っている操作者の顔指間距離を用いて、複数の操作者の中から、カーソル移動権限を持つ指示者を決定する。
操作者は、現在操作中の指示者より、カメラに向かって自分の手を延ばすことで、カーソル移動権限を得ることができる。操作者が、現在操作中の指示者より、自分の手をカメラに向かって延ばす動作は、操作者エリアに移動する場合と比べて会議の進行を妨げないため、会議進行の効率を向上できる。特に、物理的に狭い部屋では、困難な座席の移動が不必要となるため有効である。
また、指示者は顔指間距離によって選択され、カメラと操作者との間の距離には依存しないので、操作者よりカメラより近い位置に他の参加者がいる場合であっても、操作者が、現在操作中の指示者より、自分の手をカメラに向かって延ばす動作を行うことで、指示者としてカーソル移動権限を得ることができる。
また、ポインティング制御装置は、カーソルの操作権を持つ指示者が変更した際、カーソルを初期位置、例えば、画面の中央に移動することで、直前の指示者が指した位置に関係なく、カーソルを動かし始めることが可能となる。
(変形例1)
実施の形態1におけるカーソル位置算出部114は、指先から表示装置へ向かう直線と、表示装置のディスプレイ面との交点の位置を、カーソル位置としたが、指先の移動可能範囲に対して表示装置のディスプレイ面が大きい場合、指示者が指し示すことができない領域が発生することがある。このような場合に、例えば、マウスを用いたカーソル移動であれば、マウスを動かす平面上の端まで動かしてしまった時には、一旦マウスを浮かせて戻すことで、さらに同じ方向に移動させることが可能である。しかしながら、実施の形態1のポインティング制御装置では、カーソルを動かすための指先の移動と、カーソル移動を伴わない指先の移動を区別することができないため、このような方法でカーソルの移動範囲を拡張することができない。
そこで、表示中のカーソル位置から、指先の動いた方向へ動かした位置を、新たなカーソル位置とする、カーソル位置算出方法がある。この場合において、カーソルの移動距離を決定する必要があるが、通常、指先の移動した距離を用いてカーソルの移動距離を決定する。しかしながら、カーソルの移動距離が指先の移動距離の定数倍であるとした場合、当該定数が小さいと、カーソルの移動不可能な範囲が発生する場合がある。また、逆に、当該定数が大きいと指先を少し動かしただけでカーソルが大きく動いてしまい、微小なカーソル移動が難しく、カーソルを適切に操作できないことがある。
本変形例において、カーソル位置算出部114は、カーソルの移動量を、指示者の顔指先間距離を用いて、決定する。これにより、指示者が、顔に指先を近づけたポインティングと、顔から指先を遠ざけたポインティングを使い分けることで、カーソルを適切に操作することができる。
本変形例に係るポインティング制御装置は、カーソル位置算出の方法を除き実施の形態1と同一であるので、実施の形態1と同一の構成及び動作については説明を省略し、カーソル位置算出の方法のみについて説明する。
図12は、顔と指先の距離の大小を示したイメージ図である。
図12(A)は、顔と指先の距離が長い場合を例示している。図12(B)は、顔と指先の距離が短い場合を例示している。
図12において、501は顔の位置を示している。また、図12(A)は顔と指先の距離が長い場合を示しており、502は指先の位置、503は顔の位置501と指先の位置502との間の顔指間距離である。これに対し、図12(B)は顔と指先の距離が短い場合を示しており、504は指先の位置、505は顔の位置501と指先の位置504との間の顔指間距離を示している。
図13は、顔指間距離とカーソル移動率の対応の一例を示したグラフである。
図13において、横軸は顔指間距離、縦軸はカーソル移動率を示している。601が顔指間距離とカーソル移動率の対応を示すグラフである。与えられた顔指間距離に従って、601のグラフに対応するカーソル移動率が設定される。例えば、顔指間距離が503の場合、カーソル移動率は603の大きさとなる。顔指間距離が505の場合、カーソル移動率は605の大きさとなる。
図13に示されるように、本実施の形態では、顔指間距離が小さくなるほどカーソル移動率が大きくなるように設定されている。したがって、カーソルを大きく動かしたい場合、指示者は指先を自身の顔に近づければよい。また、指示者は指先を自身の顔から遠ざけることにより、カーソルの微小な動きを指示することが可能となる。
カーソル位置算出部114は、図13に示されるカーソル移動率に対して、指先の移動した距離を掛けた値を算出し、その値をカーソル移動距離とする(カーソル移動距離=カーソル移動率×指先移動距離)。
以上により、カーソル位置算出部114は、指示者が指先を動かしたときに方向と距離を算出し、表示中のカーソル位置から算出した方向と距離に移動した位置を、現在のカーソル位置情報として出力する。
<まとめ>
以上により、本変形例に係るポインティング制御装置は、指示者が顔と指先との距離を変更することでカーソルの移動距離を制御できるので、指示者は、指先の移動距離を保ったままカーソルの移動距離を変化させることが可能になり、より指示者の意図通りにカーソルを制御することが可能となる。また、指示者の指先の移動可能な範囲が狭い場合に、顔指間距離の制御によってカーソル移動率を大きくすることで、画面上にカーソルの移動不可能な範囲が生じる問題を防ぐことができる。
(実施の形態2)
本実施の形態におけるポインティング制御装置を備えた表示制御装置は、複数のカーソルを同時に表示可能とし、複数の指示者が、複数のカーソルをそれぞれ操作する点に特徴がある。
本変形例に係る表示制御装置は、指示者決定部とカーソル位置算出部、カーソル合成部の動作が異なることを除き実施の形態1と同一であるので、実施の形態1と同一の構成及び動作については説明を省略し、差分のみについて説明する。
本変形例に係る表示制御装置150は、ポインティング制御装置101とカーソル合成部103とのそれぞれに代えて、ポインティング制御装置151とカーソル合成部153とを備える。また、ポインティング制御装置151は、指示者決定部113とカーソル位置算出部114とのそれぞれに代えて、指示者決定部163とカーソル位置算出部164とを備える。
なお、指示者決定部163は複数の指示者を決定することを除き、指示者決定部113と同じ機能を有する。また、カーソル位置算出部164は複数の指示者の情報を得て複数のカーソル位置を出力することを除き、カーソル位置算出部114と同じ機能を有する。同様に、カーソル合成部153は複数のカーソル位置を得て複数のカーソルを合成することを除き、カーソル合成部103と同じ機能を有する。
図14は、カーソル合成部153が生成する合成表示画像の一例であり、複数のカーソルを合成した場合を示している。
図14において、700は合成表示画像、701、702、703はそれぞれがカーソルを示している。
以下に、指示者決定部163とカーソル位置算出部164、カーソル合成部153の動作を説明する。
指示者決定部163は、顔指間距離算出部112が取得した顔指間距離を用いて、表示可能なカーソル数に対応する人数の指示者を決定する。指示者決定部163は、決定した指示者の情報(顔と指先との位置情報、顔指間距離)を、出力する。本実施の形態では、指示者決定部163は、顔指間距離が大きい順に、表示可能なカーソル数を越えない数の指示者を選択する。
図16は、指示者決定部163の動作の一例を示すフローチャートである。図16を用いて、指示者を選択する動作について説明する。
指示者決定部163は、顔指間距離算出部112から受け取った対応する顔と指先とのペアの中から、1つのペアを選択する。選択したペアは、比較元ペアである(S810)。
次に、指示者決定部163は、比較元ペアを指示者として選択する(S820)。
次に、指示者決定部163は、他に顔と指先の対応関係があるかどうかを判定する(S830)。他に顔と指先の対応関係がある場合、一つのペアを比較先ペアとして選択する(S840)。
次に、指示者決定部163は、現在の指示者数がカーソル数上限未満であるか判定する(S850)。既に現在の指示者数がカーソル数上限に達している場合(S850でNo)、指示者決定部163は、比較元ペアと比較先ペアの間で顔指間距離の大きさを比較する(S860)。
比較先ペアの顔指間距離が大きい場合(S870でNo)、比較元ペアを指示者から外し、比較先ペアを指示者として選択する(S880)。続けて、指示者として選択されているペアのうち、最も顔指間距離が小さいペアを新たな比較元ペアとして選択する(S890)。その後、指示者決定部163は残りのペアについて判定する(S830に戻る)。
逆に、比較元ペアの顔指間距離が大きい場合(S870でYes)、指示者決定部163は現在の比較先ペアに対しては何も行わず、指示者決定部163は残りのペアについて判定する(S830に戻る)。
一方、現在の指示者数がカーソル数上限未満である場合(S850でYes)、比較先ペアを指示者として選択し(S860)、続けて、指示者として選択されているペアのうち、最も顔指間距離が小さいペアを新たな比較元ペアとして選択する(S890)。その後、指示者決定部163は残りのペアについて判定する(S830に戻る)。
全てのペアに対して判定が終了すると(S830でNo)、指示者決定部163は、現在指示者として選択しているペアを指示者であると決定する。
また、カーソル位置算出部164は、指示者決定部163から受け取った複数の指示者の情報から、表示する複数のカーソルの位置を算出し、カーソル位置情報として出力する。
また、カーソル合成部153は、ポインティング制御装置151が出力した複数のカーソル位置情報を受け取り、複数のカーソルを、表示画像に重畳して合成して、合成表示画像を生成する。
図15は、複数の指示者を管理する管理情報の一例を示している。図15では、図14と同様に表示可能なカーソル数が3つであるとし、管理情報の形式がテーブルである例を示している。
図15では、管理情報は、一人の指示者に対して、指示者を識別するための識別子(No.)、顔位置、指先位置、カーソルの形状を保持している。指示者を識別するための識別子(No.)は、実施の形態1で説明したような指示者同一判定に基づき作成する。カーソル合成部153は、例えば、識別子No.1の直前の指示者の顔位置との距離がしきい値以下である顔位置と対応する新たな指示者の識別子をNo.1とする。
カーソル合成部153は、識別子ごとに異なるカーソル形状を割当て、その指示者がカーソル移動権限を保持している間は、一度割当てたカーソル形状を維持し、操作の途中でカーソルの形状が変わらないように制御する。
<まとめ>
以上により、本実施の形態に係るポインティング制御装置は、複数の指示者を決定し、それぞれの指示者に個別のカーソルを割り当てることが可能となる。
また、本実施の形態に係るポインティング制御装置は、ポインティングを行っていない被写体人物に対してはカーソルを割り当てず、不必要なカーソルの表示を防ぐことが可能となる。
(実施の形態3)
本実施の形態におけるポインティング制御装置を備えた表示制御装置は、複数の入出力端末との接続を可能とし、複数の拠点において同一の画面を共有し同一のカーソルを操作する点に特徴がある。
多拠点で会議を行う場合、それぞれの拠点に、表示装置とカメラを設置し、会議に参加する操作者が、それぞれの拠点に設置された表示装置に表示された画面を見ながら、ポインティング操作を行う。
図17は、本実施の形態に係る表示制御装置のシステム構成を示した図である。
図17は、3拠点(会議室A、B、C)会議の例である。会議室Aには、入出力端末810aを設置し、会議室Bには、入出力端末810bとポインティング制御装置を備えた表示制御装置800を設置し、会議室Cには、入出力端末810cを設置している。
ポインティング制御装置を備えた表示制御装置800は、ネットワーク821を介して会議室Aの入出力端末810aと、ネットワーク822を介して会議室Cの入出力端末810cに接続している。
ポインティング制御装置を備えた表示制御装置800は、ネットワーク821、822を介して、他の拠点の入出力端末810a、810cのそれぞれのカメラが撮影したカメラ画像を入力する。表示制御装置800は、入出力端末810a、810b、810cそれぞれのカメラが撮影した画像から顔位置と指先位置を検出し、指示者を決定してカーソル位置を算出する。表示制御装置800は、例えば、顔の位置情報と指先の位置情報に対して撮影した入出力端末の情報を付加するなど、顔と指先を拠点に関連付けて、顔位置と指先位置の対応付けと、顔指間距離の算出を行うことが可能である。
また、表示制御装置800は、ネットワーク821、822を介して、他の拠点の入出力端末810a、810cの表示装置に同じ画面を出力する。ポインティング制御装置を備えた表示制御装置800は、多拠点で参加している操作者の中から、カーソル移動権限を有する指示者を決定し、カーソルを合成して生成した合成表示画像を、複数の拠点の表示装置に出力する。
<まとめ>
以上により、本実施の形態に係る画面制御装置は、多拠点で会議を行う場合、ネットワークを介して、複数の拠点で同じ画面を共有することができる。また、本実施の形態に係るポインティング制御装置は、多拠点で参加している操作者の中から、カーソル移動権限を有する指示者を決定し、容易に指示者を切り替えることができる。また、指示者は、操作中のカメラからの距離に関係なく、カメラに向かって指先を動かす動作を行なうことで、ポインティング対象の位置を指定するカーソルを適切に移動することができる。
また、本実施の形態に係るポインティング制御装置は、顔と指先の間の距離を用いて指示者を決定するため、カメラと指先との距離によって指示者を決定する場合と比べて、拠点毎に、会議室の広さ、会議室内の配置が異なる場合でも、これらの外部要因に関わらず、適切に指示者を決定することが可能となる。
<本実施の形態に係るその他の変形例>
(1)実施の形態1では、顔と指先の位置を取得するために、カメラ201は2つのカメラからなる一組のカメラである場合について説明したが、本発明は必ずしもこの場合に限定されない。例えば、カメラ201は、1つのカメラと赤外線センサーカメラなど距離検出手段との組み合わせで実現されてもよい。この場合、顔検出部122と指先検出部123は、通常のカメラの画像を用いて顔と指の水平方向、垂直方向の位置検出を行い、赤外線センサーカメラによってそれらの被写体とカメラとの間の距離を検出することで、顔と指先との位置を検出することができる。
(2)実施の形態1では、入出力端末200は、大型の液晶ディスプレイで実現される表示装置202と、表示装置202の上部に設置されるカメラ201により構成される場合について説明したが、本発明は必ずしもこの場合に限定されない。表示装置202は、例えば、プラズマディスプレイ、有機ELディスプレイ、あるいはプロジェクタで実現されてもよい。また、例えば、表示装置202はテレビ受像機で実現され、表示制御装置100は当該テレビ受像機に含まれる集積回路の一部として実現されてもよい。また、カメラ201は、表示装置202の上部に限られず、例えば、会議室の壁面または天井など、操作者を被写体とすることができる任意の位置に設置されてもよい。
(3)実施の形態1では、顔の特徴点が顔の外枠の範囲内でカメラ201から最も距離の近いポイントである場合について説明したが、本発明は必ずしもこの場合に限定されない。顔の特徴点は、例えば、カメラ201からの距離に関わらず鼻の頭であるとしてもよいし、あるいは、操作者が眼鏡を掛けている場合は、眼鏡上の一点を顔の特徴点とするなど、顔と一体で動き、かつ撮影中に分離しないものを顔の一部とみなしてもよい。
また、指先の特徴点が手の輪郭線の範囲内でカメラ201から最も距離の近いポイントである場合について説明したが、本発明は必ずしもこの場合に限定されない。指先の特徴点は、例えば、カメラ201からの距離に関わらず人差し指の先端であるとしてもよい。
(4)実施の形態1では、ポインティング操作を指先で行う場合について説明したが、本発明は必ずしもこの場合に限定されない。ポインティング操作は、例えば、手に持った筆記具、指示棒等の先端で行われるとしてもよい。これは、指先検出部123が、手および手に持った筆記具等の物体を外枠、色等を用いた画像認識によって検出し、手に持った筆記具等の先端を特徴点として、特徴点の位置を指先の位置として取得することで実現できる。このようにすることで、手に持った筆記具等の先端を指先の代用部材とすることができる。
なお、指先の代用部材は筆記具、指示棒等に限られない。位置または方向を指示できるものであって、顔に容易に近づけ、または遠ざけることができるものであれば、指先の代用部材として用いることが可能である。
(5)実施の形態1では、位置取得部111が画像入力部121、顔検出部122と指先検出部123を備えている場合について説明したが、本発明は必ずしもこの場合に限定されない。位置取得部111は、例えば、他のポインティング制御装置、あるいは顔と指先との位置を検出する装置などから顔の位置情報と指先の位置情報とを取得するものとしてもよい。
(6)実施の形態1では、顔または指先の水平位置と、垂直位置とを算出するためのカメラ視野角の枠において、枠の左下隅を原点とし、右上隅を(200,150)としたが、本発明は必ずしもこの場合に限定されない。カメラ視野角の枠の4辺の長さは、カメラの解像度に応じて任意の値であってもよく、また長方形の形状に限られない。また、原点の位置は、枠の中央、または枠の左上隅など任意の位置であってもよい。また、水平方向についてX軸を向かって左から右への方向、垂直方向についてY軸を下から上への方向としたが、X軸を向かって右から左への方向とする、あるいはY軸を上から下への方向とするなど、任意の座標系を用いてよい。
(7)実施の形態1では、顔指間距離算出部112は、最もカメラに近い顔から順に対応する指先を探す場合について説明したが、本発明は必ずしもこの場合に限定されない。例えば、顔指間距離算出部112は、最もカメラに遠い顔から順に対応する指先を探してもよいし、位置取得部111から取得した順で顔に対応する指先を探してもよい。あるいは、例えば、顔指間距離算出部112は、指先を先に選択してから対応する顔を探すとしてもよい。
(8)実施の形態1では、顔指間距離算出部112は、顔よりカメラ201aに近く、かつ顔と最も近い指先を対応付けるとしたが、本発明は必ずしもこの場合に限定されない。例えば、顔検出部122と指先検出部123は、それぞれ位置情報に加えて顔ごとまたは指先ごとに固有の識別情報を出力し、識別情報を用いて対応付けを行うとしてもよい。また、顔指間距離に閾値を設け、顔指間距離が閾値を超える顔と指先との組み合わせを排除するとしてもよい。また、顔と指先との位置において、Zの値の差分またはXの値の差分を用いて、閾値以上の差分がある組み合わせを排除するとしてもよい。
(9)実施の形態1では、カーソル位置算出部114は、隣り合う座席の中心間の距離の1/2をしきい値として、直前の指示者の顔の位置と新たな指示者の顔の位置との距離が、しきい値を超えた場合に指示者が切り替わったと判断する場合について説明したが、本発明は必ずしもこの場合に限定されない。しきい値は、隣り合う座席の中心間の距離の1/2に限られず、例えば、座席の幅であってもよく、また、会議室に依存しない所定の値であるなど、任意の値を用いてよい。また、例えば、カーソル位置算出部114は位置取得部111より指示者以外の顔の位置情報も取得し、指示者の顔と、指示者の顔に最も近い他の顔との距離の1/2を閾値としてもよい。
あるいは、顔検出部122は、顔ごとに固有の識別情報を顔の位置情報とともに出力し、カーソル位置算出部114は、顔検出部122が出力する顔の識別情報が一致するかどうかによって、指示者が切り替わったか否かを判断してもよい。このようにすることで、画像認識を用いた、より正確な指示者の同一性判断を行うことができる。
(10)実施の形態1では、カーソル位置算出部114は、カーソル初期位置を画面の中央位置とする場合について説明したが、本発明は必ずしもこの場合に限定されない。例えば、カーソル初期位置は、画面の左上位置など、特定の位置であってよい。また、カーソル初期位置は、指先から表示装置への直線と、表示装置のディスプレイ面との、交点の位置である、としてもよい。
(11)実施の形態1では、カーソル合成部103における所定のカーソル位置が表示画面の左上の隅である場合について説明したが、本発明は必ずしもこの場合に限定されない。例えば、所定のカーソル位置は、表示画像の中央位置など、任意の座標位置であってよい。あるいは、所定のカーソル位置は、前回カーソルが合成されていた位置であってもよい。なお、所定のカーソル位置はカーソル位置算出部114が保持しているカーソル初期位置と同一であってもよいし、異なっていてもよい。
また、カーソル合成部103は所定のカーソル位置を保持せず、ポインティング制御装置101がカーソル位置を出力しない場合に、カーソル合成部103はカーソルを合成せず表示画像入力部102から入力された画像をそのまま画像出力部104から出力するとしてもよい。このようにすることで、指示者が存在しない場合に、表示画像の妨げとならないようカーソルを消すことが可能となる。
(12)実施の形態1において、表示画像入力部102がHDMI入力端子を介してパーソナルコンピュータより表示画像を取得する場合について説明したが、本発明は必ずしもこの場合に限定されない。表示画像入力部102は、例えば、アナログRGB入力端子、DVI入力端子、DisplayPort入力端子、あるいはコンポジット入力端子など、表示画像を受け付けることが可能な任意のインターフェースを備えてよい。また、表示画像の取得元はパーソナルコンピュータに限られず、BDプレイヤーなど任意の画像出力装置であってもよい。
あるいは、表示画像入力部102は、例えば、SDXCメモリカード等のメモリデバイスから表示画像をファイルとして取得するメモリカードリーダなど、表示画像を記憶媒体またはネットワークから取得するインターフェースを備えていてもよい。
(13)実施の形態1において、カーソル位置算出部114が出力するカーソル位置情報に従って、カーソル合成部103が表示画像入力部102より入力された画像にカーソルを合成する場合について説明したが、本発明は必ずしもこの場合に限定されない。例えば、表示制御装置100は、表示画像入力部102、カーソル合成部103および画像出力部104を備えず、ポインティング制御装置101はHID(Human Interface Device)クラスのUSBインターフェース、あるいはPS/2マウスインターフェースを備え、カーソル位置算出部114が算出するカーソル位置情報をパーソナルコンピュータに出力し、パーソナルコンピュータがカーソル位置情報を用いて表示画像にカーソルを合成するとしてもよい。このようにすることで、表示制御装置でカーソルを合成する必要がなく、パーソナルコンピュータにカーソル合成処理を行わせることで、パーソナルコンピュータから表示装置202へ直接画像を出力することが可能となる。
(14)実施の形態1の変形例1において、顔指間距離とカーソル移動率との関係が1次関数で表される場合について説明したが、本発明は必ずしもこの場合に限定されない。例えば、顔指間距離とカーソル移動率とは反比例する関係であってもよいし、その他の関数で表されてもよい。また、例えば、顔指間距離とカーソル移動率との関係は変換テーブルを用いて定義され、当該テーブルを用いて顔指間距離をカーソル移動率に変換し、カーソル移動距離を算出するとしてもよい。
(15)実施の形態2において、指示者を識別するための識別子(No.)は、実施の形態1で説明したような指示者同一判定に基づき作成する場合について説明したが、本発明は必ずしもこの場合に限定されない。例えば、その他の変形例(9)で説明したように、顔検出部122が顔ごとに固有の識別情報を出力し、指示者を識別するための識別子(No.)は当該顔固有の識別情報に基づいて生成されるとしてもよい。
また、管理情報に記憶されるカーソルの形状には、カーソルの大きさや色など、形状以外にカーソルを特定する情報が含まれてもよい。
(16)実施の形態3において、ポインティング制御装置を備えた表示制御装置800は、顔の位置情報と指先の位置情報に対して撮影した入出力端末の情報を付加する場合について説明したが、本発明は必ずしもこの場合に限定されない。例えば、拠点A、拠点B、拠点Cのそれぞれに対し、互いに座標値が重複しないように座標系(原点の位置)を定めて、指先と顔の位置情報を取得するものとしてもよい。このようにすることで、ある拠点の顔と、別の拠点の指とが対応付けられることを防ぐことができる。
(17)実施の形態3において、ポインティング制御装置を備えた表示制御装置800は、ネットワーク821、822を介して、他の拠点の入出力端末810a、810cのカメラが撮影したカメラ画像を受け付ける場合について説明したが、本発明は必ずしもこの場合に限定されない。例えば、入出力端末810aはカメラに接続される位置取得部111を備え、入出力端末810aはネットワーク821を介して表示制御装置800の位置取得部111に顔の位置情報と指先の位置情報とを出力するとしてもよい。あるいは、入出力端末810aはカメラに接続される位置取得部111と顔指間距離算出部112とを備え、入出力端末810aはネットワーク821を介して表示制御装置800の指示者決定部113に顔指間距離情報を出力するとしてもよい。このようにすることで、ネットワーク821はカメラ画像を直接伝送する必要がなく、ネットワーク利用効率を向上させることができる。なお、入出力端末810cとネットワーク822とが同様の構成であってもよいのは勿論である。
または、会議室Cに、入出力端末810cと接続され、ポインティング制御装置101を欠く表示制御装置を設置し、表示制御装置800はネットワーク822を介して、会議室Cの表示制御装置にカーソル位置情報を出力するものとしてもよい。このようにすることで、会議室Cの表示制御装置はカーソル位置情報を用いてカーソルを入出力端末810cに出力できるので、ネットワーク822はカーソル合成後の表示画像を直接伝送する必要がなく、ネットワーク利用効率を向上させることができる。なお、入出力端末810aとネットワーク821とが同様の構成であってもよいのは勿論である。
または、会議室Aの入出力端末810aはカメラとディスプレイ、ネットワーク機能とを内蔵する、カメラ付き携帯電話端末によって実現されてもよい。このようにすることで、当該携帯電話端末を所有する操作者の自宅の一室を用いて会議室Aを実現し、操作者は自宅などから会議に参加することが可能となる。
(18)各実施の形態および各変形例に係るポインティング制御装置は、その構成要素の全部又は一部を、1チップ又は複数チップの集積回路で実現してもよいし、コンピュータのプログラムで実現してもよいし、その他どのような形態で実施してもよい。例えば、ポインティング制御装置を含む表示制御装置を1チップで実現してもよいし、ポインティング制御装置のみを1チップで実現し、カーソル合成部等を別のチップで実現してもよい。
集積回路で実現する場合、典型的には、LSI(Large Scale Integration)として実現される。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路、又は汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。
さらには、半導体技術の進歩、又は派生する別技術により、LSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。
例えば、集積回路で実現する一例として、図18の構成で実現することが可能である。
図18において、表示制御装置100は、集積回路で実装されている。表示制御装置100の各部は実施の形態1と同一であるので同一の符号を付し、同一の構成については説明を省略する。表示制御装置100は、カメラ画像入力部211からカメラ画像を入力し、画像出力部212へ合成表示画像を出力する。カメラ画像入力部211は、画像入力部121にカメラ画像を入力する。また、画像出力部212は画像出力部104(不図示)より出力される画像を出力する。
また、本発明に係るポインティング制御装置は、記憶媒体に書き込まれたプログラムと、プログラムを読み込んで実行するコンピュータとで実現されてもよい。記憶媒体は、メモリカード、CD−ROMなどいかなる記録媒体であってもよい。また、本発明に係るポインティング制御装置は、ネットワークを経由してダウンロードされるプログラムと、プログラムをネットワークからダウンロードして実行するコンピュータとで実現されてもよい。このプログラムは、各操作者の顔の位置と、各操作者の指先の位置とを取得する位置取得ステップと、取得された各操作者の顔の位置と、各操作者の指先の位置とを対応付けて、対応付けられた顔の位置と指先の位置との間の顔指間距離を算出する顔指間距離算出ステップと、前記顔指間距離を用いて指示者を決定する指示者決定ステップと、決定された指示者の指先の位置を用いてカーソル位置を算出し、算出されたカーソル位置を出力するカーソル位置算出ステップとからなるポインティング処理を実行させるプログラムである。なお、この場合、表示画像を出力するパーソナルコンピュータは、上記プログラムを読み込んでプログラムを実行するコンピュータと同一のハードウェアであってもよい。
また、本発明は、会議室という特定の場所での使用だけでなく、家庭内のテレビにおけるポインティング操作、パーソナルコンピュータ、携帯電話、携帯情報端末、ビデオカメラ、デジタルカメラ等のポインティング装置としても有用である。
(19)各実施の形態および各変形例は、あくまで例示であって、本記述内容に限定されるものではなく、本発明の範囲に示された種々の変更を行うことも意図されている。
以下に、実施の形態に係るポインティング制御装置とその集積回路、およびポインティング制御方法の構成及び効果について説明する。
(a)実施の形態に係るポインティング制御装置は、指示操作を行う操作者のうちから、カーソル位置を指定できる指示者を決定するポインティング制御装置であって、各操作者の顔の位置と、各操作者の指先若しくはその代用部材の位置とを取得する位置取得部と、取得された各操作者の顔の位置と、各操作者の指先若しくはその代用部材の位置とを対応付けて、対応付けられた顔の位置と指先若しくはその代用部材の位置との間の距離を算出する距離算出部と、前記距離を用いて指示者を決定する指示者決定部と、決定された指示者の指先若しくはその代用部材の位置を用いてカーソル位置を算出し、算出されたカーソル位置を出力するカーソル位置算出部とを備えることを特徴とする。
また、実施の形態に係る集積回路は、指示操作を行う操作者のうちから、カーソル位置を指定できる指示者を決定する集積回路であって、各操作者の顔の位置と、各操作者の指先若しくはその代用部材の位置とを取得する位置取得部と、取得された各操作者の顔の位置と、各操作者の指先若しくはその代用部材の位置とを対応付けて、対応付けられた顔の位置と指先若しくはその代用部材の位置との間の距離を算出する距離算出部と、前記距離を用いて指示者を決定する指示者決定部と、決定された指示者の指先若しくはその代用部材の位置を用いてカーソル位置を算出し、算出されたカーソル位置を出力するカーソル位置算出部とを備えることを特徴とする。
また、実施の形態に係るポインティング制御方法は、指示操作を行う操作者のうちから、カーソル位置を指定できる指示者を決定するポインティング制御方法であって、各操作者の顔の位置と、各操作者の指先若しくはその代用部材の位置とを取得する位置取得ステップと、取得された各操作者の顔の位置と、各操作者の指先若しくはその代用部材の位置とを対応付けて、対応付けられた顔の位置と指先若しくはその代用部材の位置との間の距離を算出する距離算出ステップと、前記距離を用いて指示者を決定する指示者決定ステップと、決定された指示者の指先若しくはその代用部材の位置を用いてカーソル位置を算出し、算出されたカーソル位置を出力するカーソル位置算出ステップとを含むことを特徴とする。
これら上記の構成によれば、顔と指先若しくはその代用部材との間の距離を用いてポインティング対象の位置を指定する指示者を特定し、指示者が他の操作者に影響されることなくポインティング動作を行うことが可能となり、また、指示者と他の操作者とが当該距離を変動させることで、容易に指示者を変更することが可能となる。
(b)また、実施の形態に係る上記(a)のポインティング制御装置は、前記位置取得部は、各操作者の顔の位置と、各操作者の指先若しくはその代用部材の位置とを3次元情報として取得し、前記距離算出部は、1の顔の位置と、前記1の顔の位置に対応付けられた1の指先若しくはその代用部材の位置からなるペアを複数作成し、前記ペアの全てに対して前記距離を算出する、としてもよい。
このようにすることで、顔と指先若しくはその代用部材との位置関係にかかわらず顔と指先若しくはその代用部材との間の距離を正確に取得することが可能になるとともに、1の顔と1の指先若しくはその代用部材とを対応付けて複数のペアを作成し、各ペアから指示者を決定することが可能となる。
(c)また、実施の形態に係る上記(b)のポインティング制御装置は、前記指示者決定部は、前記ペアの間で前記距離の大きさを比較し、前記指示者を決定する、としてもよい。
このようにすることで、顔と指先若しくはその代用部材との間の距離の大小を変化させることで任意の操作者が指示者となることができ、指示者の変更が容易となる。
(d)また、実施の形態に係る上記(c)のポインティング制御装置は、前記指示者決定部は、前記全てのペアのうち、前記距離が最も大きいペアを前記指示者として決定する、としてもよい。
このようにすることで、指先若しくはその代用部材を顔から遠ざけている操作者が指示者となることができる。
(e)また、実施の形態に係る上記(b)のポインティング制御装置は、同時に複数のカーソル位置情報を出力するポインティング制御装置であって、前記指示者決定部は、前記複数ペアの間で前記距離の大きさを比較して、全てのペアの中から複数のペアを指示者として決定し、前記カーソル位置算出部は、前記指示者の指先若しくはその代用部材の位置それぞれからカーソル位置を算出し、前記指示者それぞれのカーソル位置情報を出力する、としてもよい。
このようにすることで、複数の指示者が同時にポインティングを行うことが可能となる。
(f)また、実施の形態に係る上記(e)のポインティング制御装置は、前記指示者決定部は、前記複数のペアのうち、前記距離の大きいものから順に複数の指示者を決定する、としてもよい。
このようにすることで、指先を顔から遠ざけている複数の操作者が同時に指示者となることができる。
(g)また、実施の形態に係る上記(a)のポインティング制御装置は、前記位置取得部は、複数のカメラ画像を取得する画像取得部と、前記複数のカメラ画像から操作者の顔の位置を検出する顔位置検出部と、前記複数のカメラ画像から操作者の指先若しくはその代用部材の位置を検出する指先位置検出部とを含む、としてもよい。
このようにすることで、ポインティング制御装置は複数のカメラを用いて撮影された画像から、顔と指先若しくはその代用部材との距離を取得し、指示者を決定することが可能となる。
(h)また、実施の形態に係る上記(a)のポインティング制御装置は、前記カーソル位置算出部は、現在の指示者を特定するための情報を保持し、前記指示者決定部が決定する新たな指示者が前記現在の指示者と同一であるか判断し、前記判断の結果が同一である場合、前記指示者の指先若しくはその代用部材の位置が移動した方向をカーソルの移動方向としてカーソル位置を算出する、としてもよい。
このようにすることで、同一の指示者がポインティングを続ける場合に、カーソルの移動方向が指先若しくはその代用部材の移動方向と一致しているので、指示者が直感的にカーソル位置を制御することが可能となる。
(j)また、実施の形態に係る上記(h)のポインティング制御装置は、前記カーソル位置算出部は、現在のカーソル位置を保持し、前記指示者の前記距離を用いてカーソルの移動距離を算出し、前記現在のカーソル位置から前記カーソルの移動距離だけ前記カーソルの移動方向に移動させた位置を、新たなカーソル位置として出力する、としてもよい。
このようにすることで、指先若しくはその代用部材の移動距離とカーソルの移動距離との関係を、指先若しくはその代用部材を顔に近づけたり遠ざけたりすることにより、指示者の意図通りに制御することができ、指示者がカーソルの動きをより詳細に制御することが可能となる。
(k)また、実施の形態に係る上記(h)のポインティング制御装置は、前記カーソル位置算出部は、前記指示者決定部が決定した新たな指示者が前記現在の指示者と同一でない場合、初期位置をカーソル位置として出力する、としてもよい。
このようにすることで、指示者が変更された場合に、現在のカーソル位置に関わらず、新たな指示者が所定のカーソル位置を基準としてポインティングを開始することが可能となる。
本発明に係るポインティング制御装置は、操作者の顔と指先若しくはその代用部材との間の距離を用いて、ポインティング対象の位置を指定する指示者を決定する機能を有し、会議システムにおいて有用である。また、パーソナルコンピュータ、携帯電話、携帯情報端末、ビデオカメラ、デジタルカメラ等の用途にも応用できる。
100、800 表示制御装置
101 ポインティング制御装置
102 表示画像入力部
103 カーソル合成部
104 画像出力部
111 位置取得部
112 顔指間距離算出部
113 指示者決定部
114 カーソル位置算出部
121 画像入力部
122 顔検出部
123 指先検出部
200、810a、810b、810c 入出力端末
201 カメラ
202 表示装置
211 カメラ画像入力部
212 表示画像入力部

Claims (12)

  1. 指示操作を行う操作者のうちから、カーソル位置を指定できる指示者を決定するポインティング制御装置であって、
    各操作者の顔の位置と、各操作者の指先若しくはその代用部材の位置とを取得する位置取得部と、
    取得された各操作者の顔の位置と、各操作者の指先若しくはその代用部材の位置とを対応付けて、対応付けられた顔の位置と指先若しくはその代用部材の位置との間の距離を算出する距離算出部と、
    前記距離を用いて指示者を決定する指示者決定部と、
    決定された指示者の指先若しくはその代用部材の位置を用いてカーソル位置を算出し、算出されたカーソル位置を出力するカーソル位置算出部と
    を備えることを特徴とするポインティング制御装置。
  2. 前記位置取得部は、各操作者の顔の位置と、各操作者の指先若しくはその代用部材の位置とを3次元情報として取得し、
    前記距離算出部は、1の顔の位置と、前記1の顔の位置に対応付けられた1の指先若しくはその代用部材の位置からなるペアを複数作成し、前記ペアの全てに対して前記距離を算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載のポインティング制御装置。
  3. 前記指示者決定部は、
    前記ペアの間で前記距離の大きさを比較し、前記指示者を決定する
    ことを特徴とする請求項2記載のポインティング制御装置。
  4. 前記指示者決定部は、
    前記全てのペアのうち、前記距離が最も大きいペアを前記指示者として決定する
    ことを特徴とする請求項3記載のポインティング制御装置。
  5. 同時に複数のカーソル位置情報を出力するポインティング制御装置であって、
    前記指示者決定部は、前記複数ペアの間で前記距離の大きさを比較して、全てのペアの中から複数のペアを指示者として決定し、
    前記カーソル位置算出部は、前記指示者の指先若しくはその代用部材の位置それぞれからカーソル位置を算出し、前記指示者それぞれのカーソル位置情報を出力する
    ことを特徴とする請求項2記載のポインティング制御装置。
  6. 前記指示者決定部は、前記複数のペアのうち、前記距離の大きいものから順に複数の指示者を決定する
    ことを特徴とする請求項5記載のポインティング制御装置。
  7. 前記位置取得部は、
    複数のカメラ画像を取得する画像取得部と、
    前記複数のカメラ画像から操作者の顔の位置を検出する顔位置検出部と、
    前記複数のカメラ画像から操作者の指先若しくはその代用部材の位置を検出する指先位置検出部とを含む
    ことを特徴とする請求項1記載のポインティング制御装置。
  8. 前記カーソル位置算出部は、現在の指示者を特定するための情報を保持し、
    前記指示者決定部が決定する新たな指示者が前記現在の指示者と同一であるか判断し、
    前記判断の結果が同一である場合、前記指示者の指先若しくはその代用部材の位置が移動した方向をカーソルの移動方向としてカーソル位置を算出する
    ことを特徴とする請求項1記載のポインティング制御装置。
  9. 前記カーソル位置算出部は、現在のカーソル位置を保持し、
    前記指示者の前記距離を用いてカーソルの移動距離を算出し、前記現在のカーソル位置から前記カーソルの移動距離だけ前記カーソルの移動方向に移動させた位置を、新たなカーソル位置として出力する
    ことを特徴とする請求項8記載のポインティング制御装置。
  10. 前記カーソル位置算出部は、前記指示者決定部が決定した新たな指示者が前記現在の指示者と同一でない場合、初期位置をカーソル位置として出力する
    ことを特徴とする請求項8記載のポインティング制御装置。
  11. 指示操作を行う操作者のうちから、カーソル位置を指定できる指示者を決定する集積回路であって、
    各操作者の顔の位置と、各操作者の指先若しくはその代用部材の位置とを取得する位置取得部と、
    取得された各操作者の顔の位置と、各操作者の指先若しくはその代用部材の位置とを対応付けて、対応付けられた顔の位置と指先若しくはその代用部材の位置との間の距離を算出する距離算出部と、
    前記距離を用いて指示者を決定する指示者決定部と、
    決定された指示者の指先若しくはその代用部材の位置を用いてカーソル位置を算出し、算出されたカーソル位置を出力するカーソル位置算出部と
    を備えることを特徴とする集積回路。
  12. 指示操作を行う操作者のうちから、カーソル位置を指定できる指示者を決定するポインティング制御方法であって、
    各操作者の顔の位置と、各操作者の指先若しくはその代用部材の位置とを取得する位置取得ステップと、
    取得された各操作者の顔の位置と、各操作者の指先若しくはその代用部材の位置とを対応付けて、対応付けられた顔の位置と指先若しくはその代用部材の位置との間の距離を算出する距離算出ステップと、
    前記距離を用いて指示者を決定する指示者決定ステップと、
    決定された指示者の指先若しくはその代用部材の位置を用いてカーソル位置を算出し、算出されたカーソル位置を出力するカーソル位置算出ステップと
    を含むことを特徴とするポインティング制御方法。
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