JP2007226397A - ポインティング装置、ポインティング方法、ポインティングプログラムおよびポインティングプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】ダイレクトポインティング装置を用いて位置入力する際のカーソル移動量を容易な操作で変更する。
【解決手段】受信装置10は指示装置20からのポインティング信号より指示された座標平面202上の位置の前回指示された位置からの変化が座標領域204内であり、指示装置20から座標平面202までの距離の変化が所定値以上である場合に、前後動作がなされたと検出し、指示装置20を座標平面202に近付ける動作である場合にはカーソル移動量を小さく、指示装置20を座標平面202から遠ざける動作である場合にはカーソル移動量を大きくする。
【選択図】図2
【解決手段】受信装置10は指示装置20からのポインティング信号より指示された座標平面202上の位置の前回指示された位置からの変化が座標領域204内であり、指示装置20から座標平面202までの距離の変化が所定値以上である場合に、前後動作がなされたと検出し、指示装置20を座標平面202に近付ける動作である場合にはカーソル移動量を小さく、指示装置20を座標平面202から遠ざける動作である場合にはカーソル移動量を大きくする。
【選択図】図2
Description
この発明はポインティング装置、ポインティング方法、ポインティングプログラムおよびポインティングプログラムを記録した記録媒体に関し、特に、表示画面上の位置を指定するポインティング装置、ポインティング方法、ポインティングプログラムおよびポインティングプログラムを記録した記録媒体に関する。
テレビ等に付属しているリモートコントローラ(以下、リモコン)では、画面上に表示されたメニューやボタンの選択を、リモコンの上下左右のキー操作でカーソル位置制御するものがある。また、以下の特許文献1に開示されているような、遠隔からカーソル位置をよりダイレクトに制御する別のポインティング装置もある。このポインティング装置は、装置の向きがカーソル位置として反映されるので、上下左右のキーを何度も操作して移動するのに比べ、より簡単にポインティング操作が可能になり便利である。このポインティング装置をこれ以降、ダイレクトポインティング装置と呼ぶことにする。
このダイレクトポインティング装置は、ポインティング装置を手で持ち上げて操作するので、手振れなどの影響で、表示画面上のカーソル位置が揺れてしまう問題がある。それゆえ、以下の特許文献2などでは、装置の向きの変化が一定範囲内の場合にはカーソルの移動量をゼロにする、あるいは小さくすることで、手振れによるカーソル位置のちらつきを抑制する技術が開示されている。
しかしながら、上述のポインティング装置の向きの変化が一定範囲内の場合にカーソル移動量を小さく抑制する技術を用いると、表示画面上のカーソル位置を大きく動かそうとすると、ポインティング装置を非常に大きく動かす必要がある。
このように、従来のポインティング装置においては、カーソルの移動量を大きく動かす場合と小さく動かす場合との両方を簡単に制御することに課題があった。
マウスやタブレット等のポインティング装置の場合では、以下の特許文献3に示されるように、予め設定したボタン操作と組み合わせて、カーソルの移動量を大きく動かす時と細かく動かす時との2つのモードを備えたものがある。
また、以下の特許文献4では、ポインティング装置を保持している操作者と、受信器側の機器との距離を測定し、距離の変化に従ってカーソル移動量を変化させるポインティング装置が開示されている。
特開平8−152959号公報
特開平9−16332号公報
特開昭60−256832号公報
特開平6−187092号公報
しかしながら、特許文献3で開示されているような、カーソル移動量を大きく動かす時と細かく動かす時との切換えをボタン操作と組み合わせる手法では、ポインティング装置に別途移動量の設定を行なうためのボタンを設ける必要があり、装置のサイズが大きくなるという問題がある。また、コストが増加する課題が生じる。また、ポインティング操作と別に、移動量を切換えるためのボタン操作も行なう必要があり、操作が煩雑になるという課題があった。
また、特許文献4で開示されているポインティング装置は操作者と機器との距離によってカーソル移動量が自動的に変化するものであるが、操作者の頭部にポインティング装置を装着する構成になっており、使い勝手の面で課題が残されている。
また、もし特許文献4に示されているポインティング装置を一般のリモコンのように手に持つ形状にし、単純な距離変化に基づいてカーソル移動量を変化させる構成とすると、ポインティング装置を手にもって操作している際のポインティング装置と機器との距離の変化は頭部装着の場合に比べ変動が大きくなり、ユーザの意図に反して勝手に変化してしまうという問題があった。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、いわゆるダイレクトポインティング装置を用いて位置入力する際のカーソル移動量を容易な操作で変更し、ユーザの意図する位置入力を行なうことのできるポインティング装置、ポインティング方法、ポインティングプログラムおよびポインティングプログラムを記録した記録媒体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、ポインティング装置は、表示画面上の位置を指示して、第1状態において第1ポインティング信号を出力し、第2状態において第2ポインティング信号を出力する指示手段と、第1ポインティング信号より指示された表示画面上の第1座標および第2ポインティング信号より指示された表示画面上の第2座標を算出する座標算出手段と、第1ポインティング信号より第1状態での指示手段から表示画面までの第1距離および第2ポインティング信号より第2状態での指示手段から表示画面までの第2距離を算出する距離算出手段と、第1状態から第2状態への変化が所定の変化であることを検出する検出手段と、検出手段において上記所定の変化が検出されたときに、表示画面上のカーソルの移動量を第1移動量から第2移動量に変更するカーソル移動量設定手段とを備え、検出手段は、第1座標と第2座標との差が第1しきい値以下であり、第1距離と第2距離との差が第2しきい値以上であるときに、第1状態から第2状態への変化が上記所定の変化であると検出する。
なお、上記所定の変化は、指示手段を表示画面に対して近付けるまたは遠ざける動作であることが好ましい。
さらに、検出手段において指示手段を表示画面に対して近付ける動作である上記所定の変化が検出された場合、第2移動量は第1移動量よりも小さく、検出手段において指示手段を表示画面に対して遠ざける動作である上記所定の変化が検出された場合、第2移動量は第1移動量よりも大きいことがより好ましい。
または、検出手段において指示手段を表示画面に対して近付ける動作である上記所定の変化が検出された場合、第2移動量は第1移動量よりも大きく、検出手段において指示手段を表示画面に対して遠ざける動作である上記所定の変化が検出された場合、第2移動量は第1移動量よりも小さいことがより好ましい。
本発明の他の局面に従うと、ポインティング装置は、表示画面上の位置を指示して、第1状態において第1ポインティング信号を出力し、第2状態において第2ポインティング信号を出力する指示手段と、第1ポインティング信号より指示された表示画面上の第1座標および第2ポインティング信号より指示された前記表示画面上の第2座標を算出する座標算出手段と、第1ポインティング信号より第1状態での指示手段から表示画面までの第1距離および第2ポインティング信号より第2状態での指示手段から表示画面までの第2距離を算出する距離算出手段と、第1状態から第2状態への変化が所定の変化であることを検出する検出手段と、検出手段において上記所定の変化が検出されたときに、表示画面の表示サイズを第1サイズから第2サイズに変更する表示サイズ設定手段とを備え、検出手段は、第1座標と第2座標との差が第1しきい値以下であり、第1距離と第2距離との差が第2しきい値以上であるときに、第1状態から第2状態への変化が上記所定の変化であると検出する。
なお、上記所定の変化は、指示手段を表示画面に対して近付けるまたは遠ざける動作であることが好ましい。
さらに、検出手段において指示手段を表示画面に対して近付ける動作である上記所定の変化が検出された場合、第2サイズは第1サイズよりも大きく、検出手段において指示手段を表示画面に対して遠ざける動作である上記所定の変化が検出された場合、第2サイズは第1サイズよりも小さいことがより好ましい。
または、検出手段において指示手段を表示画面に対して近付ける動作である上記所定の変化が検出された場合、第2サイズは第1サイズよりも小さく、検出手段において指示手段を表示画面に対して遠ざける動作である上記所定の変化が検出された場合、第2サイズは第1サイズよりも大きいことがより好ましい。
また、表示サイズ設定手段は、第2座標を中心として表示画面の表示サイズを第2サイズに変更することが好ましい。
さらに上記ポインティング装置は、検出手段において第1状態から第2状態への変化が上記所定の変化であると検出されたときに、その旨を通知する通知手段を備えることが好ましい。
具体的に、上記通知手段は、表示画面上のカーソルの表示態様を異ならせることでその旨を通知し、その表示態様は、大きさ、色、および形状のうちの少なくとも1つであることがより好ましい。
本発明のさらに他の局面に従うと、ポインティング方法は、指示装置より、表示画面上の位置を指示して、第1状態において出力された第1ポインティング信号と、第2状態において出力された第2ポインティング信号を受信する受信ステップと、第1ポインティング信号より指示された表示画面上の第1座標および第2ポインティング信号より指示された表示画面上の第2座標を算出する座標算出ステップと、第1ポインティング信号より第1状態での指示装置から表示画面までの第1距離および第2ポインティング信号より第2状態での指示装置から表示画面までの第2距離を算出する距離算出ステップと、第1状態から第2状態への変化が所定の変化であることを検出する検出ステップと、検出ステップにおいて上記所定の変化が検出されたときに、表示画面上のカーソルの移動量を第1移動量から第2移動量に変更するカーソル移動量設定ステップとを備え、検出ステップにおいては、第1座標と第2座標との差が第1しきい値以下であり、第1距離と第2距離との差が第2しきい値以上であるときに、第1状態から第2状態への変化が上記所定の変化であると検出する。
本発明のさらに他の局面に従うと、ポインティング方法は、指示装置より、表示画面上の位置を指示して、第1状態において出力された第1ポインティング信号と、第2状態において出力された第2ポインティング信号を受信する受信ステップと、第1ポインティング信号より指示された表示画面上の第1座標および第2ポインティング信号より指示された表示画面上の第2座標を算出する座標算出ステップと、第1ポインティング信号より第1状態での指示装置から表示画面までの第1距離および第2ポインティング信号より第2状態での指示装置から表示画面までの第2距離を算出する距離算出ステップと、第1状態から第2状態への変化が所定の変化であることを検出する検出ステップと、検出ステップにおいて上記所定の変化が検出されたときに、表示画面の表示サイズを第1サイズから第2サイズに変更する表示サイズ設定ステップとを備え、検出ステップにおいては、第1座標と第2座標との差が第1しきい値以下であり、第1距離と第2距離との差が第2しきい値以上であるときに、第1状態から第2状態への変化が上記所定の変化であると検出する。
本発明のさらに他の局面に従うと、ポインティングプログラムは、表示画面上の位置を指示する指示装置からのポインティング信号に基づいて、コンピュータにポインティング処理を実行させるプログラムであって、指示装置より、表示画面上の位置を指示して、第1状態において出力された第1ポインティング信号と、第2状態において出力された第2ポインティング信号を受信する受信ステップと、第1ポインティング信号より指示された表示画面上の第1座標および第2ポインティング信号より指示された表示画面上の第2座標を算出する座標算出ステップと、第1ポインティング信号より第1状態での指示装置から表示画面までの第1距離および第2ポインティング信号より第2状態での指示装置から表示画面までの第2距離を算出する距離算出ステップと、第1状態から第2状態への変化が所定の変化であることを検出する検出ステップと、検出ステップにおいて所定の変化が検出されたときに、表示画面上のカーソルの移動量を第1移動量から第2移動量に変更するカーソル移動量設定ステップとを実行させ、検出ステップにおいては、第1座標と第2座標との差が第1しきい値以下であり、第1距離と第2距離との差が第2しきい値以上であるときに、第1状態から第2状態への変化が上記所定の変化であると検出する。
本発明のさらに他の局面に従うと、ポインティングプログラムは、表示画面上の位置を指示する指示装置からのポインティング信号に基づいて、コンピュータにポインティング処理を実行させるプログラムであって、指示装置より、表示画面上の位置を指示して、第1状態において出力された第1ポインティング信号と、第2状態において出力された第2ポインティング信号を受信する受信ステップと、第1ポインティング信号より指示された表示画面上の第1座標および第2ポインティング信号より指示された表示画面上の第2座標を算出する座標算出ステップと、第1ポインティング信号より第1状態での指示装置から表示画面までの第1距離および第2ポインティング信号より第2状態での指示装置から表示画面までの第2距離を算出する距離算出ステップと、第1状態から第2状態への変化が所定の変化であることを検出する検出ステップと、検出ステップにおいて上記所定の変化が検出されたときに、表示画面の表示サイズを第1サイズから第2サイズに変更する表示サイズ設定ステップとを実行させ、検出ステップにおいては、第1座標と第2座標との差が第1しきい値以下であり、第1距離と第2距離との差が第2しきい値以上であるときに、第1状態から第2状態への変化が上記所定の変化であると検出する。
本発明のさらに他の局面に従うと、記録媒体はコンピュータ読取可能な記録媒体であって、上記ポインティングプログラムを記録したものである。
本発明にかかるポインティング装置では、ダイレクトポインティング装置の自然な前後動作によってカーソル移動量の大きさを直接、または表示画面に対して相対的に設定することができる。これによって、キー操作等の特別な操作手段を操作することなくカーソルの大きな移動や細かな移動のモード設定を簡単に行なうことができる。また、前後動作を検出中であることが画面上に出力されることで、ユーザは現在検出動作中であると知ることができる。
また、本発明にかかるポインティング装置では、指示装置の前後動作が感覚的にカーソルを大きく動かす、細かく動かす、またはズームイン、ズームアウト動作と似ているので、ユーザが操作を覚えやすいという効果もある。またキー操作等の特別な操作を伴わないので、画面を見ながら操作できるという効果もある。
また、しきい値以上の座標変化、距離変化が検出された際に処理が実行されるために、ユーザの手振れ等による誤動作も軽減できる。
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態にかかるポインティング装置における受信装置10の機能構成の具体例を示すブロック図である。また、図2は、本実施の形態にかかるポインティング装置の構成の具体例を示す図である。
図1は、第1の実施の形態にかかるポインティング装置における受信装置10の機能構成の具体例を示すブロック図である。また、図2は、本実施の形態にかかるポインティング装置の構成の具体例を示す図である。
図2を参照して、本実施の形態にかかるポインティング装置は、指示装置20と、受信装置10とを含んで構成される。また、受信装置10には、指示装置20で指し示すことのできる縦横の座標平面202が含まれる。または、座標平面202は受信装置10に接続された表示装置(不図示)に含まれるものであってもよい。なお、本実施の形態においては表示画面が二次元の座標平面202に表示されるものとし、ポインティング装置を用いて二次元の画面上の位置を指示するものとするが、三次元の座標平面に表示された三次元画面上の位置を指示する場合も同様である。
指示装置20としてはいわゆるダイレクトポインティング装置としての一般的なリモートコントローラなどが該当し、その機能としては、ユーザ操作に応じてポインティング信号を所定の方向に出力する出力部が含まれ、その他の構成については、一般的なダイレクトポインティング装置の構成と同様である。
受信装置10としては表示装置を含んだ(または表示装置に有線または無線で接続された)パーソナルコンピュータ、テレビジョン受像機、ゲーム機、映写機、カーナビゲーション装置、およびデジタルカメラなどが該当する。受信装置10において位置入力処理であるポインティング処理を行なうための機能としては、図1を参照して、指示装置20からポインティング信号を受信する受信部101、受信信号から縦横方向の座標を算出する座標算出部102、指示装置20と受信部101と間の距離を算出する距離算出部103、指示装置20の前後動作を検出する前後動作検出部104、前後動作の検出に基づきカーソル移動量を設定するカーソル移動量設定部105、座標算出部102とカーソル移動量設定部105との出力から座標平面202上のカーソル位置を制御するカーソル位置制御部106、および座標および指示装置20と受信部101との間の距離を記憶する座標・距離記憶部107を含んで構成される。上記機能は、受信装置10のCPU(Central Processing Unit)が記憶部(共に不図示)に記憶されるプログラムを読出して実行することで主にCPUに形成されるものである。また、上記機能の一部は図示されない受信装置10のハードウェア構成で形成されてもよい。
受信部101は、指示装置20から受信したポインティング信号を座標算出部102と距離算出部103とに入力する。座標算出部102は受信部101から入力されたポインティング信号から指定された位置である座標平面202上における縦横方向の座標を算出し、算出された座標を前後動作検出部104およびカーソル位置制御部106に入力する。また、距離算出部103は受信部101から入力されたポインティング信号から指示装置20と受信部101と間の距離を算出し、算出された距離を前後動作検出部104に入力する。前後動作検出部104は、座標算出部102から入力された座標平面202上における縦横方向の座標および距離算出部103から入力された指示装置20と受信部101と間の距離を座標・距離記憶部107に記憶させる。また、座標・距離記憶部107に記憶されている前回算出された上記座標および上記距離を参照して指示装置20の前後動作を検出し、検出結果をカーソル移動量設定部105に入力する。カーソル移動量設定部105は前後動作検出部104から入力された指示装置20の前後動作の検出結果に基づいて座標変化に対応させるカーソル移動量を設定し、カーソル位置制御部106に入力する。カーソル位置制御部106は、座標算出部102から入力されたポインティング信号から得られた座標平面202上における縦横方向の座標、およびカーソル移動量設定部105から入力されたカーソル移動量の設定に基づいて、座標平面202上のカーソル位置を制御する。
なお、本実施の形態にかかるポインティング装置においては、図2に示されるように、指示装置20を受信装置10に接続された座標平面202に向けて使用して入力座標を指示するものであって、指示装置20が座標平面202に近付く方向、すなわち指示装置20と受信装置10との距離が小さくなる方向を「前」とし、指示装置20が座標平面202から遠のく方向、すなわち指示装置20と受信装置10との距離が大きくなる方向を「後ろ」とする。指示装置20で指定する座標の所定の変化量に対応してカーソルを移動させる距離を長くする設定、つまりカーソルの移動速度を大きくする設定を移動量が「大きい」とし、カーソルを移動させる距離を短くする設定、つまりカーソルの移動速度を小さくする設定を移動量が「小さい」とする。
また、本実施の形態では、座標平面202が受信装置10と一体的に接続されているものとし、指示装置20から受信装置10までの距離は指示装置20から座標平面202までの距離と同じ意味で用いられているものとする。この「同じ」には、完全に一致だけでなくある程度許容され得る差がある場合も含まれるものとする。そのため、座標平面202が指示装置20から離れて接続されている場合は、受信部101は座標平面202近傍に配備されることが好ましい。
また、ここでカーソルとは、表示画面上の任意の位置を示すマークを意味し、具体的には図2に示されるような矢印であるものとするが、そのマークの形状は矢印に限定されず、任意の位置を示すことのできるマークであればいかなる形状であってもよい。また、矢印や指の形状等、任意の位置として必ずしも1点を指し示す形状でなくてもよく、おおよその位置を示すことができる丸やキャラクタなどの形状であってもよい。ここではそれらのマークも含めて「カーソル」と称するものとする。
指示装置20を前後に移動させる時には手振れなどの影響を受けるため、一点の座標を保持したまま前後に移動させることは困難である。そのため、上記前後動作検出部104は、以下の示された処理を行なって、予め定められた座標領域の中で、所定値以上の前後方向の距離変化が検出された際に前後動作があったと判定する。図2において、座標平面202上のカーソル203はポインティングで指し示している位置を模式的に示し、座標領域204は上記前後動作検出部104が前後動作を検出する際に用いられる座標領域を示している。
図3は、本実施の形態にかかる受信装置10におけるポインティング処理の流れを示すフローチャートである。図3のフローチャートに示されるポインティング処理は、図示されない受信装置10のCPUが記憶部に記憶されるプログラムを読出して、図1に示される各部を制御することで実現される処理である。ここでは、指示装置20で指定した位置の座標変化に対応させてカーソルを移動させる量であるカーソル移動量が、通常モードの移動量「中」、画面上を大きく移動させる移動量「大」、および細かく移動させる移動量「小」の3段階あるものとする。カーソル移動量は、より多段階にしてもよいし、2段階としてもよい。
図3を参照して、処理開始時には、ステップS301で初期化動作として、カーソル移動量設定部105においてカーソル移動量が中に設定される。また、最初に指示装置20から受信したポインティング信号に基づいて座標と指示装置20と受信部101との間の距離の値とが算出され、それらの値が座標・距離記憶部107に前回座標、前回距離として記憶される。
次に、ステップS302で、座標算出部102および距離算出部103において指示装置20から受信したポインティング信号が解析される。具体的には、ステップS303で座標算出部102においてポインティング信号より指定された座標位置が算出され、ステップS304で前後動作検出部104において、ステップS303で算出された現在の座標と座標・距離記憶部107に記憶されている前回座標とから座標の変化が算出される。また、ステップS305で距離算出部103において指示装置20と受信部10との間の距離が算出され、ステップS306で前後動作検出部104において、ステップS305で算出された現在の距離と座標・距離記憶部107に記憶されている前回距離とから距離の変化が算出される。
上記ステップS303,S305での座標や距離の算出方法は本発明において特定の方法に限定されるものではなく、たとえば上述の特許文献1や特許文献4に記述された方法などが考えられる。また、座標の算出と距離の算出との処理順は上述の処理順に限定されず、反対、または同時であってもよい。
次に、ステップS307で前後動作検出部104において、ステップS304で算出された座標変化が予め決められた第1のしきい値(ここではPとする)以下であるか否かが判断される。この第1のしきい値は、座標変化が図2において座標領域204で示された領域内であるか否かを判断するためのしきい値である。座標領域204がカーソル203位置を中心とする円形領域である場合、第1のしきい値Pは円形領域である座標領域204の半径に相当する。本発明において第1のしきい値は具体的に限定されないが、一例として、手振れの範囲を考慮して、手振れ角度と指示装置20から座標平面202までの距離とに基づいて決定される値であることが好ましい。ステップS307で座標変化がPより大きいと判断された場合(ステップS304でNO)、ユーザが指示装置20を用いて座標を変化させたと判断されて、ステップS308で前後動作検出部104は、座標・距離記憶部107に記憶されている前回座標と前回距離とを、現在の座標と距離とに更新する。
ステップS307で座標変化がP以下であると判断された場合(ステップS304でYES)、ステップS309に進む。ステップS309では前後動作検出部104において、ステップS306で算出された距離変化が予め決められた第2のしきい値(ここではQとする)以上であるか否かが判断される。本発明において第2のしきい値は具体的に限定されないが、一例として、人の片腕の長さに相当する長さまでの範囲にある値であることが好ましい。ステップS309で距離変化がQより大きいと判断された場合(ステップS309でYES)、ユーザが意図的に指示装置20を前後に動かしたと判断されて、ステップS310に処理を進める。そうでない場合には(ステップS309でNO)、ステップS313に処理を進める。
ステップS309でユーザの意図的な指示装置20の前後動作があったと判断された場合、ステップS310で前後動作検出部104は、指示装置20が受信装置10に近付いたか否かを判断する。近付いたと判断された場合には(ステップS310でYES)、ステップS311でカーソル移動量設定部105がカーソル移動量を小さく設定し、逆に遠ざかったと判断された場合には(ステップS310でNO)、ステップS312でカーソル移動量設定部105がカーソル移動量を大きく設定する。
そしてステップS313でカーソル位置制御部106は、ステップS311またはステップS312で設定されたカーソル移動量とステップS304で算出された座標変化量とから、表示画面上202のカーソル位置を更新する。
そして処理をステップS302に戻し、以降の処理を繰返す。上記ステップS302〜S313の処理は所定の時間間隔または所定のイベントを検出したときなどの所定のタイミングで繰返される。
なお、カーソル移動量設定部105は、上記ポインティング処理で設定されたカーソル移動量を所定のタイミングで初期設定に戻してもよい。所定のタイミングとしてはユーザがポインティング動作を終了または中断した場合が挙げられる。ポインティング動作の終了または中断は、前後動作検出部104において所定時間座標変化および距離変化が検出されず、それらの変化が所定時間ないと判断されることで検出される。また、受信部101において所定時間ポインティング信号を受信しないことでも検出される。この場合、カーソル移動量設定部105はカーソル移動量の設定を初期設定に戻し、次にポインティング信号が受信された場合のカーソル移動量の設定を初期設定とすることが考えられる。
なお、上記具体例においては指示装置の前後動作が指示装置と受信装置との間の距離の変化を検出することで検出されるものとしたが、たとえば指示装置としてジャイロが利用されている場合は、指示装置と受信装置との距離の変化に替えて、指示装置自体の前後動作が検出されてもよい。
本実施の形態にかかる受信装置10で上記ポインティング処理が実行されることで、装置の向きで表示画面上のカーソル位置を制御する、いわゆるダイレクトポインティング装置を含んだポインティング装置において、ユーザが指示装置20を持って受信装置10に相対する使い方がされている際、向きを変えずに指示装置20を前へ押し出す(受信装置10に近付ける)ことでカーソル移動量が小さく設定され、ユーザは画面上の細かなカーソル位置操作ができるようになる。また逆に指示装置20を手前に引く(受信装置10から遠ざける)ことで、カーソル移動量が大きく設定され、画面上を大きくカーソル移動できるようになる。
なお、指示装置20の前後動作に伴うカーソル移動量の大小変化を、前へ押すと移動量大、手前に引くと移動量小と逆にすることも可能である。また、指示装置20の前後への移動量の大きさによって、カーソル移動量をより多段階に変化させることも可能である。
本実施の形態にかかるポインティング装置では、マウスやタブレットでの指示と異なり、指示装置と受信装置との距離情報を利用してカーソル移動量の変更を指示している。このため、上下左右の座標の指示と同時に、ポインティング装置の前後動作でカーソル移動量の変更をすることができる。
また、上述の指示装置の前後動作は、感覚的にもカーソル移動量の大小と結びつきやすい。すなわち、近付いて細かくカーソルを動かす、離れて大きくカーソルを動かす、という感覚に指示動作が近い。その結果、操作が簡単で覚えやすく、操作を煩雑化することもない。また、ボタンを捜す必要がないので、表示画面を見ながら操作できるという使いやすさもある。
また、指示装置にカーソル移動量を変更させるためのボタンやキーを設ける必要がないため、指示装置の小型化、軽量化、デザインの向上を図ることができる。また、指示装置のコストアップもない。
また、受信装置側で上記ポインティング処理を実行することで、いわゆるダイレクトポインティング装置である既存の指示装置を用いてかかるポインティング装置を構築することも可能となる。
[第2の実施の形態]
図4は、第2の実施の形態にかかるポインティング装置における受信装置10の機能構成の具体例を示すブロック図である。
図4は、第2の実施の形態にかかるポインティング装置における受信装置10の機能構成の具体例を示すブロック図である。
図4を参照して、本実施の形態にかかる受信装置10においてポインティング処理を行なうための機能は、図1に示された第1の実施の形態にかかる受信装置10の機能構成のうち、カーソル移動量設定部105に替えて表示サイズ設定部401を含んで構成される。
本実施の形態にかかる受信装置10におけるポインティング処理の流れは、図3のフローチャートに示された第1の実施の形態にかかるポインティング処理の流れとほぼ同様であって、本実施の形態においては、上記ステップS311,S312において、カーソル移動量設定部105がカーソル移動量を変更する処理に替えて、表示サイズ設定部401において指示装置20の前後動作に応じて表示画面のサイズを大きいサイズまたは小さいサイズに設定する処理が行なわれる。すなわち、前後動作に応じて表示画面のズームイン、ズームアウトが行なわれ、カーソル移動量が表示画面に対して相対的に変化する。具体的には、上記ステップS310で指示装置20が受信装置10に近付いたことが検出されると(ステップS310でYES)、上記ステップS311で表示サイズ設定部401において表示画面のサイズが大きいサイズに設定され、ステップS313で、図示されない画面表示を制御する機能である画面表示制御部によって、その設定に応じて表示画面がズームインされる。同様に、上記ステップS310で指示装置20が受信装置10から遠ざかったことが検出されると(ステップS310でNO)、上記ステップS312で表示サイズ設定部401において表示画面のサイズが小さいサイズに設定され、ステップS313で画面表示制御部によってその設定に応じて表示画面がズームアウトされる。
なお、上記ステップS313で表示画面が更新される際、座標算出部102によって算出された座標が画面表示制御部に渡され、画面表示制御部は、サイズを大きくした画面をその座標を中心として表示されるように制御してもよい。
本実施の形態にかかる受信装置10で上記ポインティング処理が実行されることで、装置の向きで表示画面上のカーソル位置を制御する、いわゆるダイレクトポインティング装置を含んだポインティング装置において、ユーザが指示装置20を持って受信装置10に相対する使い方がされている際、指示装置20を前へ押し出す(受信装置10に近付ける)ことで表示画面のカーソル位置の近傍の表示内容がズームインされ拡大表示される。カーソル移動量はズームイン前後で変更されないので、拡大された画面に対して相対的にカーソル移動量が小さくなり、画面上の細かなカーソル移動ができる。
逆に指示装置20を手前へ引く(受信装置10から遠ざける)ことで、表示画面のカーソル位置の近傍の表示内容がズームアウトされ縮小表示される。カーソル移動量はズームイン前後で変更されないので、縮小された画面に対して相対的にカーソル移動量が大きくなり、画面上でカーソルを大きく移動することができる。
本実施の形態にかかるポインティング装置では、マウスやタブレットでの指示と異なり、指示装置と受信装置との距離情報を利用して画面のズームイン・ズームアウトを指示している。このため、上下左右の座標の指示と同時に、ポインティング装置の前後動作で表示画面をズームイン・ズームアウトすることができる。
また、上述の指示装置の前後動作は、感覚的にもズームイン・ズームアウトと結びつきやすい。すなわち、近付いて表示画面を大きく見て細かくカーソルを動かす、離れて大きくカーソルを動かす、という感覚に指示動作が近い。その結果、操作が簡単で覚えやすく、操作を煩雑化することもない。また、ボタンを捜す必要がないので、表示画面を見ながら操作できるという使いやすさもある。
さらに、上記ステップS309において指示装置20と受信装置10との間の距離が変化したことが検出された場合、ステップS310での判断の結果をユーザに通知することが好ましい。具体的には、図示されない画面表示制御部において、図2に示されたカーソル203の大きさ、色、形状またはそれらの組合わせをステップS310での判断の結果に応じて変更して表示するよう制御することが好ましい。
図5は、指示装置20と受信装置10との間の距離変化の結果をユーザに通知する方法の一例を説明する図である。
図5を参照して、上記通知を行なう方法の一例として、カーソル位置を変化させずに指示装置20と受信装置10との間の距離LがLa〜Lcの順で大きくなった場合に、各々座標平面202上に表示されるカーソル203a〜203cを、その順でサイズを小さくして表示する方法が挙げられる。
このように上記ステップS309において指示装置20と受信装置10との間の距離変化が検出された段階でカーソル形状が変化することで、ユーザは、受信装置10において指示装置20の距離変化を検出中であるという機器側からのフィードバックを得ることができる。その結果、ユーザに操作の安心感を与えることができる。
さらに、上述のポインティング処理コンピュータに実行させるプログラムを提供することもできる。このようなプログラムは、コンピュータに付属するフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびメモリカードなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピュータに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
なお、上記プログラムは、コンピュータのオペレーションシステム(OS)の一部として提供されるプログラムモジュールのうち、必要なモジュールを所定の配列で所定のタイミングで呼出して処理を実行させるものであってもよい。その場合、プログラム自体には上記モジュールが含まれずOSと協働して処理が実行される。このようなモジュールを含まないプログラムも上記プログラムに含まれ得る。
提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 受信装置、20 指示装置、101 受信部、102 座標算出部、103 距離算出部、104 前後動作検出部、105 カーソル移動量設定部、106 カーソル位置制御部、107 座標・距離記憶部、202 座標平面、203 カーソル、204 座標領域、401 表示サイズ設定部。
Claims (16)
- 表示画面上の位置を指示して、第1状態において第1ポインティング信号を出力し、第2状態において第2ポインティング信号を出力する指示手段と、
前記第1ポインティング信号より指示された前記表示画面上の第1座標および前記第2ポインティング信号より指示された前記表示画面上の第2座標を算出する座標算出手段と、
前記第1ポインティング信号より前記第1状態での前記指示手段から前記表示画面までの第1距離および前記第2ポインティング信号より前記第2状態での前記指示手段から前記表示画面までの第2距離を算出する距離算出手段と、
前記第1状態から前記第2状態への変化が所定の変化であることを検出する検出手段と、
前記検出手段において前記所定の変化が検出されたときに、前記表示画面上のカーソルの移動量を第1移動量から第2移動量に変更するカーソル移動量設定手段とを備え、
前記検出手段は、前記第1座標と前記第2座標との差が第1しきい値以下であり、前記第1距離と前記第2距離との差が第2しきい値以上であるときに、前記第1状態から前記第2状態への変化が前記所定の変化であると検出する、ポインティング装置。 - 前記所定の変化は、前記指示手段を前記表示画面に対して近付けるまたは遠ざける動作である、請求項1に記載のポインティング装置。
- 前記検出手段において前記指示手段を前記表示画面に対して近付ける動作である前記所定の変化が検出された場合、前記第2移動量は前記第1移動量よりも小さく、
前記検出手段において前記指示手段を前記表示画面に対して遠ざける動作である前記所定の変化が検出された場合、前記第2移動量は前記第1移動量よりも大きい、請求項2に記載のポインティング装置。 - 前記検出手段において前記指示手段を前記表示画面に対して近付ける動作である前記所定の変化が検出された場合、前記第2移動量は前記第1移動量よりも大きく、
前記検出手段において前記指示手段を前記表示画面に対して遠ざける動作である前記所定の変化が検出された場合、前記第2移動量は前記第1移動量よりも小さい、請求項2に記載のポインティング装置。 - 表示画面上の位置を指示して、第1状態において第1ポインティング信号を出力し、第2状態において第2ポインティング信号を出力する指示手段と、
前記第1ポインティング信号より指示された前記表示画面上の第1座標および前記第2ポインティング信号より指示された前記表示画面上の第2座標を算出する座標算出手段と、
前記第1ポインティング信号より前記第1状態での前記指示手段から前記表示画面までの第1距離および前記第2ポインティング信号より前記第2状態での前記指示手段から前記表示画面までの第2距離を算出する距離算出手段と、
前記第1状態から前記第2状態への変化が所定の変化であることを検出する検出手段と、
前記検出手段において前記所定の変化が検出されたときに、前記表示画面の表示サイズを第1サイズから第2サイズに変更する表示サイズ設定手段とを備え、
前記検出手段は、前記第1座標と前記第2座標との差が第1しきい値以下であり、前記第1距離と前記第2距離との差が第2しきい値以上であるときに、前記第1状態から前記第2状態への変化が前記所定の変化であると検出する、ポインティング装置。 - 前記所定の変化は、前記指示手段を前記表示画面に対して近付けるまたは遠ざける動作である、請求項5に記載のポインティング装置。
- 前記検出手段において前記指示手段を前記表示画面に対して近付ける動作である前記所定の変化が検出された場合、前記第2サイズは前記第1サイズよりも大きく、
前記検出手段において前記指示手段を前記表示画面に対して遠ざける動作である前記所定の変化が検出された場合、前記第2サイズは前記第1サイズよりも小さい、請求項5に記載のポインティング装置。 - 前記検出手段において前記指示手段を前記表示画面に対して近付ける動作である前記所定の変化が検出された場合、前記第2サイズは前記第1サイズよりも小さく、
前記検出手段において前記指示手段を前記表示画面に対して遠ざける動作である前記所定の変化が検出された場合、前記第2サイズは前記第1サイズよりも大きい、請求項5に記載のポインティング装置。 - 表示サイズ設定手段は、前記第2座標を中心として前記表示画面の表示サイズを前記第2サイズに変更する、請求項5に記載のポインティング装置。
- 前記検出手段において前記第1状態から前記第2状態への変化が前記所定の変化であると検出されたときに、その旨を通知する通知手段をさらに備える、請求項1〜9のいずれかに記載のポインティング装置。
- 前記通知手段は、前記表示画面上のカーソルの表示態様を異ならせることで前記その旨を通知し、
前記表示態様は、大きさ、色、および形状のうちの少なくとも1つである、請求項10に記載のポインティング装置。 - 指示装置より、表示画面上の位置を指示して、第1状態において出力された第1ポインティング信号と、第2状態において出力された第2ポインティング信号を受信する受信ステップと、
前記第1ポインティング信号より指示された前記表示画面上の第1座標および前記第2ポインティング信号より指示された前記表示画面上の第2座標を算出する座標算出ステップと、
前記第1ポインティング信号より前記第1状態での前記指示装置から前記表示画面までの第1距離および前記第2ポインティング信号より前記第2状態での前記指示装置から前記表示画面までの第2距離を算出する距離算出ステップと、
前記第1状態から前記第2状態への変化が所定の変化であることを検出する検出ステップと、
前記検出ステップにおいて前記所定の変化が検出されたときに、前記表示画面上のカーソルの移動量を第1移動量から第2移動量に変更するカーソル移動量設定ステップとを備え、
前記検出ステップにおいては、前記第1座標と前記第2座標との差が第1しきい値以下であり、前記第1距離と前記第2距離との差が第2しきい値以上であるときに、前記第1状態から前記第2状態への変化が前記所定の変化であると検出する、ポインティング方法。 - 指示装置より、表示画面上の位置を指示して、第1状態において出力された第1ポインティング信号と、第2状態において出力された第2ポインティング信号を受信する受信ステップと、
前記第1ポインティング信号より指示された前記表示画面上の第1座標および前記第2ポインティング信号より指示された前記表示画面上の第2座標を算出する座標算出ステップと、
前記第1ポインティング信号より前記第1状態での前記指示装置から前記表示画面までの第1距離および前記第2ポインティング信号より前記第2状態での前記指示装置から前記表示画面までの第2距離を算出する距離算出ステップと、
前記第1状態から前記第2状態への変化が所定の変化であることを検出する検出ステップと、
前記検出ステップにおいて前記所定の変化が検出されたときに、前記表示画面の表示サイズを第1サイズから第2サイズに変更する表示サイズ設定ステップとを備え、
前記検出ステップにおいては、前記第1座標と前記第2座標との差が第1しきい値以下であり、前記第1距離と前記第2距離との差が第2しきい値以上であるときに、前記第1状態から前記第2状態への変化が前記所定の変化であると検出する、ポインティング方法。 - 表示画面上の位置を指示する指示装置からのポインティング信号に基づいて、コンピュータにポインティング処理を実行させるプログラムであって、
前記指示装置より、前記表示画面上の位置を指示して、第1状態において出力された第1ポインティング信号と、第2状態において出力された第2ポインティング信号を受信する受信ステップと、
前記第1ポインティング信号より指示された前記表示画面上の第1座標および前記第2ポインティング信号より指示された前記表示画面上の第2座標を算出する座標算出ステップと、
前記第1ポインティング信号より前記第1状態での前記指示装置から前記表示画面までの第1距離および前記第2ポインティング信号より前記第2状態での前記指示装置から前記表示画面までの第2距離を算出する距離算出ステップと、
前記第1状態から前記第2状態への変化が所定の変化であることを検出する検出ステップと、
前記検出ステップにおいて前記所定の変化が検出されたときに、前記表示画面上のカーソルの移動量を第1移動量から第2移動量に変更するカーソル移動量設定ステップとを実行させ、
前記検出ステップにおいては、前記第1座標と前記第2座標との差が第1しきい値以下であり、前記第1距離と前記第2距離との差が第2しきい値以上であるときに、前記第1状態から前記第2状態への変化が前記所定の変化であると検出する、ポインティングプログラム。 - 表示画面上の位置を指示する指示装置からのポインティング信号に基づいて、コンピュータにポインティング処理を実行させるプログラムであって、
前記指示装置より、前記表示画面上の位置を指示して、第1状態において出力された第1ポインティング信号と、第2状態において出力された第2ポインティング信号を受信する受信ステップと、
前記第1ポインティング信号より指示された前記表示画面上の第1座標および前記第2ポインティング信号より指示された前記表示画面上の第2座標を算出する座標算出ステップと、
前記第1ポインティング信号より前記第1状態での前記指示装置から前記表示画面までの第1距離および前記第2ポインティング信号より前記第2状態での前記指示装置から前記表示画面までの第2距離を算出する距離算出ステップと、
前記第1状態から前記第2状態への変化が所定の変化であることを検出する検出ステップと、
前記検出ステップにおいて前記所定の変化が検出されたときに、前記表示画面の表示サイズを第1サイズから第2サイズに変更する表示サイズ設定ステップとを実行させ、
前記検出ステップにおいては、前記第1座標と前記第2座標との差が第1しきい値以下であり、前記第1距離と前記第2距離との差が第2しきい値以上であるときに、前記第1状態から前記第2状態への変化が前記所定の変化であると検出する、ポインティングプログラム。 - 請求項14または15に記載のポインティングプログラムを記録した、コンピュータ読取可能な記録媒体。
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