JP7201280B1 - 合鍵作製の管理装置及び管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】合鍵の受取を許可された対象が複数いる場合であっても、機械式の錠の合鍵作製を管理可能な手段を提供すること。【解決手段】本発明の合鍵作製の管理システムSは、機械式の錠に対応する鍵と当該鍵の合鍵の受取を許可された1以上の許可対象との対応を管理可能な許可対象管理部111と、合鍵を受け取る受取人が許可対象であるか否かを端末2から提供された作製依頼情報に基づいて判別可能な判別部112と、受取人が許可対象である場合に合鍵の作製を許可する許可情報を提供可能な許可情報提供部113と、を備える管理装置1と、管理装置1と通信可能に構成され、合鍵の作製者が利用する端末2と、を含んで構成され、端末2は、受取人からの合鍵の作製依頼情報を管理装置1に提供可能な依頼情報提供部211と、管理装置が許可情報を提供したことを表示可能な許可情報表示部212と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、合鍵作製の管理装置及び管理システムに関する。
鍵に関し、複数の者が解錠を行うことを可能とする、及び/又は、予備の鍵を提供する等の目的のため、合鍵を作製することが行われている。しかしながら、合鍵の作製に関し、合鍵の作製及び所有を許可されていない対象が、紛失等した鍵及び/又は鍵を識別可能な情報等に基づいて合鍵を作製するリスクがある。このようにして合鍵を作製されると、合鍵で解錠可能な空間への無断侵入等によって例示される各種のトラブルが生じ得る。したがって、合鍵の作製を管理する要望がある。
合鍵の作製の管理に関し、特許文献1は、合鍵用ICカードに登録されている合鍵ストアアプリの認証と利用者の本人認証とを行い、認証に成功すると合鍵データを発行し、合鍵データに合鍵発行端末電子署名を付与した後、錠前の公開鍵で暗号化して合鍵用ICカードに送る合鍵発行アプリケーションを開示している。
特許文献1の技術によれば、電子鍵システムにおいて予め登録された汎用のICカードに臨時の合鍵を発行するシステムを提供し得る。
特開2009-155859号公報
ところで、錠によって施錠可能な空間が賃貸住宅等によって例示される利用者と管理者等とが異なる空間である場合、施錠された空間の利用者だけでなく、施錠された空間を管理する管理者等にも合鍵を発行する要望がある。すなわち、合鍵の作製の管理において、利用者及び管理者等によって例示される複数の対象が合鍵を所有可能であるよう管理する要望がある。
特許文献1の技術は、利用者の本人認証等を行って予め登録された汎用のICカードに臨時の合鍵を発行し得るにとどまり、合鍵の所有を許可された複数の対象を認証して合鍵を発行するか判別する点において、さらなる改良の余地がある。
また、合鍵の作製の管理に関し、特許文献1が示すような電子鍵だけでなく、ディンプルキー等によって例示される、機械式の錠に対応する鍵についても、合鍵の作製を管理する要望がある。
臨時の合鍵を発行することに関し、機械式の錠に対応する鍵を利用不能とするためには、錠そのものを交換等する必要がある。そのため、機械式の錠に対応する鍵は、電子鍵と異なり、有効期限等を設定した臨時の合鍵として発行されることに困難が生じ得る。したがって、機械式の錠の合鍵を作製する場合、さらなる管理が求められ得る。
特許文献1の技術は、予め登録された汎用のICカードに臨時の合鍵を発行し得るにとどまり、機械式の錠に対応する合鍵の作製を管理する点において、さらなる改良の余地がある。
本発明は、上述のような従来技術の問題点を解決すべくなされたものであり、合鍵の受取を許可された対象が複数いる場合であっても、機械式の錠の合鍵作製を管理可能な手段を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、1以上の機械式の錠に対応する鍵と鍵の合鍵の受取を許可された1以上の許可対象との対応を管理し、合鍵を受け取る受取人が許可対象であるかの判別に基づいて合鍵の作製を許可することによって上述の課題を解決可能であることを見出し、本発明を完成させるに至った。具体的に、本発明は以下のものを提供する。
第1の特徴に係る発明は、機械式の錠に対応する鍵と前記鍵の合鍵の受取を許可された1以上の許可対象との対応を管理可能な許可対象管理部と、前記合鍵を受け取る受取人が前記許可対象であるか否かを判別可能な判別部と、前記受取人が前記許可対象である場合に前記合鍵の作製を許可する許可情報を提供可能な許可情報提供部と、を備える、合鍵作製の管理装置を提供する。
第1の特徴に係る発明によれば、許可対象管理部が機械式の錠に対応する鍵と合鍵の受取を許可された1以上の許可対象との対応を管理できる。したがって、第1の特徴に係る発明は、管理者等によって例示される利用者以外の対象が合鍵の受取を許可されている場合等の合鍵の受取を許可された対象が複数いる場合であっても、それら複数の対象を管理できる。
そして、第1の特徴に係る発明によれば、受取人が合鍵の受取を許可された許可対象であるかを判別部において判別できる。そして、第1の特徴に係る発明は、受取人が許可対象であると判別された場合に、機械式の錠の合鍵の作製を許可する許可情報を提供できる。したがって、第1の特徴に係る発明は、許可情報の提供を介して、機械式の錠の合鍵作製を管理できる。
したがって、第1の特徴に係る発明によれば、合鍵の受取を許可された対象が複数いる場合であっても、機械式の錠の合鍵作製を管理できる。
第2の特徴に係る発明は、第1の特徴に係る管理装置と、前記管理装置と通信可能に構成され、合鍵の作製者が利用する端末と、を含んで構成され、前記端末は、前記受取人からの前記合鍵の作製依頼情報を前記管理装置に提供可能な依頼情報提供部と、前記管理装置が前記許可情報を提供したことを表示可能な許可情報表示部と、を備え、前記判別部は、前記端末から提供された前記作製依頼情報に基づいて前記受取人が前記許可対象であるか否かを判別可能である、合鍵作製の管理システムを提供する。
合鍵の受取を許可された対象が複数いる場合、合鍵の作製者がこれらの対象それぞれを把握し、合鍵の作製を依頼する受取人が合鍵の受取を許可された許可対象であるか否かを判別することに困難が生じ得る。合鍵の作製者が上述の判別を行うことを支援可能であれば、合鍵の作製を依頼する受取人が合鍵の受取を許可された許可対象でない場合に合鍵が作製されることを防ぎ得る。
第2の特徴に係る発明によれば、合鍵の受取を許可された対象が複数いる場合であっても、合鍵の作製者は、端末の表示を介して合鍵の作製を依頼する受取人が合鍵の受取を許可された許可対象であるか判別できる。これにより、第2の特徴に係る発明は、合鍵の作製を依頼する受取人が合鍵の受取を許可された許可対象でない場合に合鍵が作製されることを防ぎ得る。
第2の特徴に係る発明は、合鍵の作製者が上述の判別を行うことを支援することで合鍵の作製を依頼する受取人が合鍵の受取を許可された許可対象でない場合に合鍵が作製されることを防ぎ得る。したがって、第2の特徴に係る発明は、臨時の合鍵として発行することに困難が生じ得る機械式の錠の合鍵作製をよりいっそう管理できる。
したがって、第2の特徴に係る発明によれば、合鍵の受取を許可された対象が複数いる場合であっても、機械式の錠の合鍵作製を管理できる。
第3の特徴に係る発明は、第2の特徴に係る管理システムであって、当該管理システムは、合鍵を作製可能な合鍵作製装置をさらに含んで構成され、前記端末は、前記合鍵と対応する前記許可情報が提供された場合に前記合鍵作製装置を制御可能な作製制御部をさらに備える、管理システムを提供する。
合鍵の作製に関し、機械式の錠の合鍵を作製可能な者が、合鍵の受取を許可された許可対象からの合鍵作製依頼に基づくことなく合鍵を作製するリスクがあり得る。第3の特徴に係る発明によれば、許可情報が提供された場合に端末が合鍵作製装置を制御可能であるため、合鍵の作製を依頼する受取人が合鍵の受取を許可された許可対象でない場合に合鍵が作製されることをさらにいっそう確実に防ぎ得る。
第3の特徴に係る発明は、合鍵作製装置そのものを制御することで合鍵の作製を依頼する受取人が合鍵の受取を許可された許可対象でない場合に合鍵が作製されることを防ぎ得る。したがって、第3の特徴に係る発明は、臨時の合鍵として発行することに困難が生じ得る機械式の錠の合鍵作製をよりいっそう管理できる。
したがって、第3の特徴に係る発明によれば、合鍵の受取を許可された対象が複数いる場合であっても、機械式の錠の合鍵作製を管理できる。
本発明によれば、合鍵の受取を許可された対象が複数いる場合であっても、機械式の錠の合鍵作製を管理できる。
図1は、本実施形態の管理システムSのハードウェア構成及びソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。 図2は、対応テーブル121の一例である。 図3は、管理装置1で実行される管理処理の好ましい流れの一例を示すフローチャートである。 図4は、端末2で実行される依頼判別処理の好ましい流れの一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態の一例について、図面を参照しながら詳細に説明する。
<管理システムS>
図1は、本実施形態の管理システムSのハードウェア構成及びソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。以下、図1を用いて、本実施形態の管理システムSの好適なハードウェア構成及びソフトウェア構成の一例を説明する。
管理システムSは、機械式の錠の合鍵作製を管理可能な管理装置1と、ネットワークNを介して管理装置1と通信可能な端末2と、を含んで構成される。
必須の態様ではないが、管理システムSは、端末2によって制御可能な合鍵作製装置3をさらに含むことが好ましい。これにより、合鍵作製装置3そのものを制御することで合鍵の作製を依頼する受取人が合鍵の受取を許可された許可対象でない場合に合鍵が作製されることを防げる。
〔管理装置1〕
管理装置1は、装置制御部11と、装置記憶部12と、装置通信部13と、を備える。
管理装置1は、特に限定されず、例えば、各種のサーバ装置、互いに通信可能な複数のコンピュータを用いて構成されたクラウドサーバ等でよい。
[装置制御部11]
装置制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、及びROM(Read Only Memory)等を備える。
装置制御部11は、必要に応じて装置記憶部12及び/又は装置通信部13等と協働し、管理装置1のソフトウェア構成要素である、許可対象管理部111、判別部112、許可情報提供部113、等を実現可能である。
[装置記憶部12]
装置記憶部12は、データ及び/又はファイルが記憶される装置であって、ハードディスク、半導体メモリ、記録媒体、及びメモリカード等によるデータのストレージ部を有する。
装置記憶部12は、ネットワークNを介してNAS(Network Attached Storage)、SAN(Storage Area Network)、クラウドストレージ、ファイルサーバ及び/又は分散ファイルシステム等の記憶装置又は記憶システムとの接続を可能にする仕組みを有してもよい。
装置記憶部12には、マイクロコンピューターで実行される制御プログラム、対応テーブル121、等が記憶されている。
(対応テーブル121)
対応テーブル121は、機械式の錠に対応する鍵と当該鍵の合鍵の受取を許可された1以上の許可対象との対応を格納する。
鍵と許可対象との対応を格納する手段は、特に限定されない。鍵と許可対象との対応を格納する手段は、例えば、鍵を識別可能な識別情報(「鍵番号」とも称する。)と許可対象に関する情報との対応を格納する手段でよい。
鍵と許可対象との対応を格納する手段は、鍵と1以上の許可対象との対応を格納可能であることが好ましい。これにより、管理装置1は、鍵それぞれと1以上の許可対象との対応を、1つの対応として格納できる。これにより、鍵に対応する許可対象が複数いる場合であっても、それらの許可対象を容易に把握できる。
対応は、対応を識別可能な対応IDと関連付けられて格納されることが好ましい。これにより、管理装置1は、対応IDを用いて対応等を格納及び取得できる。
図2は、対応テーブル121の一例である。図2に示す対応テーブル121は、対応ID「C0001」と関連付けられた以下の「対応」を含む:
鍵を識別可能な鍵番号「KEY001XXX」、
上記鍵番号が示す鍵の合鍵の受取を許可された許可対象のうち第1受取人である「山田太郎」及び当該受取人が当該鍵に関する「所有者」であることを示す情報、
上記鍵番号が示す鍵の合鍵の受取を許可された許可対象のうち第2受取人である「田中花子」及び当該受取人が当該鍵に関する「管理者」であることを示す情報。
図2に示す対応テーブル121が対応ID「C0001」と関連付けられた上述の鍵番号及び第1・第2受取人を含むことにより、管理装置1は、当該鍵番号によって識別される鍵の合鍵を作製する場合において、受取人が所有者、管理者のいずれかである場合に合鍵の作製を許可できる。
[装置通信部13]
装置通信部13は、管理装置1をネットワークNに接続して端末2等と通信可能にするものであれば特に限定されず、例えば、携帯電話ネットワークに対応した無線装置、IEEE802.11に準拠したWi-Fi(Wireless Fidelity)対応デバイス、Bluetooth(登録商標)規格等に対応した近距離無線装置、及びイーサネット規格に対応したネットワークカード等が挙げられる。
〔記憶媒体読取部〕
必須の態様ではないが、管理装置1は、フラッシュメモリ、光学ディスク、磁気ディスク等によって例示される記憶媒体から情報を読み取り可能な記憶媒体読取部(図示せず)を備えることが好ましい。これにより、管理装置1は、フラッシュメモリ、光学ディスク、磁気ディスク等によって例示される記憶媒体から鍵と許可対象との対応及び/又は作製依頼情報等を読み取ることができる。
〔端末2〕
端末2は、端末制御部21と、端末記憶部22と、端末通信部23と、端末表示部24と、端末入力部25と、を備える。
端末2は、特に限定されず、例えば、スマートフォン及びタブレット端末等の携帯端末、パーソナルコンピュータ等の据置型端末、合鍵作製装置等の装置を制御可能な制御端末、等によって例示される1以上の各種端末でよい。端末2の数は、特に限定されない。
端末2を利用する利用者は、特に限定されず、例えば、作製された合鍵を受け取る受取人、合鍵の作製者、合鍵の作製者を管理する管理者、合鍵の作製を仲介する仲介者、等を含んでよい。
端末2の利用者は、なかでも、合鍵の作製者を含むことが好ましい。すなわち、端末2は、合鍵の作製者が利用する端末を含むことが好ましい。これにより、管理システムSは、合鍵の作製を依頼する受取人が合鍵の受取を許可された許可対象であるかについて合鍵の作製者が判別することを、端末2を介して支援できる。したがって、管理システムSは、合鍵の作製を依頼する受取人が合鍵の受取を許可された許可対象でない場合に合鍵が作製されることを防ぎ得る。
管理システムSが合鍵作製装置3を含む場合、端末2は、合鍵作製装置3を制御可能な制御端末を含むことが好ましい。合鍵作製装置3を制御可能な制御端末である端末2は、端末2を介して合鍵作製装置3そのものを制御し、合鍵の作製を依頼する受取人が合鍵の受取を許可された許可対象でない場合に合鍵が作製されることを防げる。
[端末制御部21]
端末制御部21は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、及びROM(Read Only Memory)等を備える。
端末制御部21は、必要に応じて端末記憶部22、端末通信部23、端末表示部24、及び/又は端末入力部25等と協働し、端末2のソフトウェア構成要素である、依頼情報提供部211、許可情報表示部212、作製制御部213、等を実現可能である。
[端末記憶部22]
端末記憶部22は、データ及び/又はファイルが記憶される装置であって、ハードディスク、半導体メモリ、記録媒体、及びメモリカード等によるデータのストレージ部を有する。
端末記憶部22は、ネットワークNを介してNAS(Network Attached Storage)、SAN(Storage Area Network)、クラウドストレージ、ファイルサーバ及び/又は分散ファイルシステム等の記憶装置又は記憶システムとの接続を可能にする仕組みを有してもよい。
端末記憶部22には、マイクロコンピューターで実行される制御プログラム、作製依頼情報、等が記憶されている。
[端末通信部23]
端末通信部23は、端末2をネットワークNに接続して管理装置1等と通信可能にするものであれば特に限定されず、例えば、携帯電話ネットワークに対応した無線装置、IEEE802.11に準拠したWi-Fi(Wireless Fidelity)対応デバイス、Bluetooth(登録商標)規格等に対応した近距離無線装置、及びイーサネット規格に対応したネットワークカード等が挙げられる。
[端末表示部24]
端末表示部24は、管理装置1が許可情報を提供したことを表示可能であれば特に限定されず、ランプ、LED等を用いて構成された許可情報の提供を知らせる表示灯、許可情報の提供を知らせる機械的な表示手段、ブラウン管ディスプレイ、液晶ディスプレイ、及び有機ELディスプレイ等によって例示される従来技術の表示手段を含むものでよい。
[端末入力部25]
端末入力部25は、合鍵の作製依頼情報等を入力可能であれば特に限定されず、例えば、キーボード及び音声入力等によって例示される文字入力手段、並びに、マウス、トラックボール、及びタッチパネル等によって例示される位置指定手段、合鍵を識別可能な情報の読取装置、受取人を識別可能な情報の読取装置、の1以上を含むものでよい。
〔媒体読取部〕
必須の態様ではないが、端末2は、ICカード等によって例示される受取人に関する媒体から受取人に関する情報を読み取り可能な媒体読取部(図示せず)をさらに備えることが好ましい。これにより、端末2は、ICカード等によって例示される受取人に関する媒体から受取人に関する情報を読み取ることができる。
〔鍵識別情報読取部〕
必須の態様ではないが、端末2は、鍵から鍵識別情報を読み取り可能な鍵識別情報読取部(図示せず)をさらに備えることが好ましい。これにより、端末2は、合鍵作製装置3が合鍵を作製しようとしている鍵等から当該鍵を識別可能な情報を読み取ることができる。
〔合鍵作製装置3〕
合鍵作製装置3は、鍵及び/又は合鍵の作製依頼情報等に基づいて機械式の錠の合鍵を作製可能であり、端末2によって制御可能な装置である。
合鍵作製装置3は、特に限定されず、従来技術の合鍵を作製可能な装置でよい。合鍵作製装置3は、合鍵を作製可能な従来技術の装置に端末2が当該装置を制御することを可能とする制御手段を後付けした装置でもよい。これにより、管理システムSは、端末2によって制御可能でない合鍵を作製可能な従来技術の装置を制御し、機械式の錠の合鍵作製を管理できる。
〔ネットワークN〕
ネットワークNの種類は、管理装置1と端末2とを通信可能にするものであれば特に限定されず、例えば、パーソナルエリアネットワーク、ローカルエリアネットワーク、イントラネット、エクストラネット、インターネット、Wi-Fiネットワーク、携帯電話ネットワーク、あるいはこれらのネットワークを複数組み合わせたネットワーク等が挙げられる。
〔受取人〕
合鍵の受取人は、特に限定されない。受取人は、例えば、合鍵に対応する錠によって施錠される空間の住人、当該空間を管理する管理人、当該空間に関する不動産の管理会社、当該空間をテナントとして利用する利用者、当該空間の住人の法定代理人、合鍵に対応する錠を提供するメーカーの従業員、等が挙げられる。管理装置1において管理対象となる受取人がこれらの者を含むことにより、管理装置1は、住人等に限定されない複数の対象が合鍵を所有可能であるよう、合鍵の作製を管理できる。
〔管理処理のフローチャート〕
図3は、管理装置1で実行される管理処理の好ましい流れの一例を示すフローチャートである。以下、図3を用いて、管理装置1で実行される管理処理の好ましい流れの一例を説明する。
まず、管理装置1は、鍵と許可対象との対応を管理する許可対象管理ステップ(ステップS1からステップS2)を実行する。
[ステップS1:鍵と許可対象との対応を提供されたか判別]
装置制御部11は、装置記憶部12及び装置通信部13と協働して許可対象管理部111を実行し、鍵と許可対象との対応を提供されたか判別する処理を行う(ステップS1)。提供されたならば、装置制御部11は、処理をステップS2に移す。提供されていないならば、装置制御部11は、処理をステップS3に移す。
鍵と許可対象との対応を提供されたか判別する手段は、特に限定されない。当該手段は、例えば、装置通信部13を介して各種端末から鍵と許可対象との対応を受信した場合に鍵と許可対象との対応を提供されたと判別する手段、フラッシュメモリ、光学ディスク、磁気ディスク等によって例示される記憶媒体から鍵と許可対象との対応を読み取った場合に鍵と許可対象との対応を提供されたと判別する手段、鍵と許可対象との対応が入力された場合に鍵と許可対象との対応を提供されたと判別する手段、等の1以上を含む手段でよい。
[ステップS2:対応情報を格納]
装置制御部11は、装置記憶部12と協働して許可対象管理部111を実行し、ステップS1で提供された対応に関する対応情報を対応テーブル121に格納する処理を行う(ステップS2)。装置制御部11は、処理をステップS3に移す。
上述の許可対象管理ステップを実行することにより、許可対象管理部111は、機械式の錠に対応する鍵と合鍵の受取を許可された1以上の許可対象との対応を対応テーブル121において管理できる。したがって、許可対象管理部111は、管理者等によって例示される利用者以外の対象が合鍵の受取を許可されている場合等の合鍵の受取を許可された対象が複数いる場合であっても、それら複数の対象を管理できる。
続いて、管理装置1は、合鍵を受け取る受取人が許可対象であるか否かを判別する判別ステップ(ステップS3からステップS4)を実行する。
[ステップS3:作製依頼情報を提供されたか判別]
装置制御部11は、装置記憶部12及び装置通信部13と協働して判別部112を実行し、作製依頼情報を提供されたか判別する処理を行う(ステップS3)。提供されたならば、装置制御部11は、処理をステップS4に移す。提供されていないならば、装置制御部11は、処理をステップS1に移し、ステップS1からステップS5の処理を繰り返す。
作製依頼情報を提供されたか判別する手段は、特に限定されない。当該手段は、例えば、装置通信部13を介して各種端末から作製依頼情報を受信した場合に作製依頼情報を提供されたと判別する手段、フラッシュメモリ、光学ディスク、磁気ディスク等によって例示される記憶媒体から作製依頼情報を読み取った場合に作製依頼情報を提供されたと判別する手段、作製依頼情報が入力された場合に作製依頼情報を提供されたと判別する手段、等の1以上を含む手段でよい。
作製依頼情報を提供されたか判別する手段は、なかでも、端末2から作製依頼情報を受信した場合に作製依頼情報を提供されたと判別する手段を含むことが好ましい。これにより、合鍵の作製者は、端末2を介して作製依頼情報を管理装置1に提供できる。
作製依頼情報を提供されたか判別する手段が端末2から作製依頼情報を受信した場合に作製依頼情報を提供されたと判別する手段を含む場合、端末2は、合鍵の作製者が利用する端末を含むことが好ましい。これにより、管理システムSは、合鍵の作製を依頼する受取人が合鍵の受取を許可された許可対象であるかについて合鍵の作製者が判別することを、端末2を介して支援できる。したがって、管理システムSは、合鍵の作製を依頼する受取人が合鍵の受取を許可された許可対象でない場合に合鍵が作製されることを防ぎ得る。
作製依頼情報を提供されたか判別する手段が端末2から作製依頼情報を受信した場合に作製依頼情報を提供されたと判別する手段を含む場合、端末2は、合鍵作製装置3を制御可能な制御端末を含むことが好ましい。これにより、管理システムSは、合鍵作製装置3そのものを制御することで合鍵の作製を依頼する受取人が合鍵の受取を許可された許可対象でない場合に合鍵が作製されることを防ぐことができる。したがって、管理システムSは、臨時の合鍵として発行することに困難が生じ得る機械式の錠の合鍵作製をよりいっそう管理できる。
[ステップS4:受取人が許可対象であるか判別]
装置制御部11は、装置記憶部12及び装置通信部13と協働して判別部112を実行し、ステップS3で受信した作製依頼情報が示す受取人がステップS3で受信した作製依頼情報が示す鍵の合鍵の受取を許可された許可対象であるか、対応テーブル121に基づいて判別する処理を行う(ステップS4)。許可対象であると判別されたならば、装置制御部11は、処理をステップS5に移す。許可対象であると判別されていないならば、装置制御部11は、処理をステップS1に移し、ステップS1からステップS5の処理を繰り返す。
[ステップS5:許可情報を提供]
装置制御部11は、装置記憶部12及び装置通信部13と協働して許可情報提供部113を実行し、ステップS3で受信した作製依頼情報が示す鍵の合鍵の作製を許可する許可情報を提供する処理を行う(ステップS5、許可情報提供ステップ)。装置制御部11は、処理をステップS1に移し、ステップS1からステップS5の処理を繰り返す。
許可情報を提供する対象は、特に限定されない。許可情報を提供する対象は、作製された合鍵を受け取る受取人、合鍵の作製者、合鍵の作製者を管理する管理者、及び、合鍵の作製を仲介する仲介者等によって例示される各種関係者、各種関係者が利用する端末2、並びに、合鍵作製装置3を制御可能な端末2、等を含んでよい。
許可情報を提供する対象は、なかでも、合鍵の作製者及び/又は作製者が利用する端末2を含むことが好ましい。これにより、管理システムSは、合鍵の作製を依頼する受取人が合鍵の受取を許可された許可対象であるかについて合鍵の作製者が判別することを、許可情報の提供を介して支援できる。したがって、管理システムSは、合鍵の作製を依頼する受取人が合鍵の受取を許可された許可対象でない場合に合鍵が作製されることを防ぎ得る。
許可情報を提供する手段は、特に限定されない。許可情報を提供する対象が端末2を含む場合、許可情報を提供する手段は、許可情報を端末2に送信する手段を含むことが好ましい。これにより、管理装置1は、許可情報の送信を介して許可情報を端末2に提供できる。
ステップS3において作製依頼情報を提供した提供元が、作製者が利用する端末2である場合、許可情報を提供する手段は、提供元である端末2に許可情報を送信する手段を含むことが好ましい。これにより、合鍵の作製者は、作製依頼情報の提供に用いた端末2を介して合鍵の作製を依頼する受取人が合鍵の受取を許可された許可対象であるか判別できる。これにより、管理システムSは、合鍵の作製を依頼する受取人が合鍵の受取を許可された許可対象でない場合に合鍵が作製されることを防ぎ得る。
管理装置1がステップS1からステップS5の管理処理を実行することにより、許可対象管理部111が機械式の錠に対応する鍵と合鍵の受取を許可された1以上の許可対象との対応を管理できる。したがって、管理装置1は、管理者等によって例示される利用者以外の対象が合鍵の受取を許可されている場合等の合鍵の受取を許可された対象が複数いる場合であっても、それら複数の対象を管理できる。
そして、管理装置1がステップS1からステップS5の管理処理を実行することにより、受取人が合鍵の受取を許可された許可対象であるかを判別部112において判別できる。そして、許可情報提供部113は、受取人が許可対象であると判別された場合に、機械式の錠の合鍵の作製を許可する許可情報を提供できる。したがって、管理装置1は、許可情報の提供を介して、機械式の錠の合鍵作製を管理できる。
したがって、管理装置1は、合鍵の受取を許可された対象が複数いる場合であっても、機械式の錠の合鍵作製を管理できる。
〔依頼判別処理のフローチャート〕
図4は、端末2で実行される依頼判別処理の好ましい流れの一例を示すフローチャートである。以下、図4を用いて、端末2で実行される依頼判別処理の好ましい流れの一例を説明する。
まず、端末2は、受取人からの合鍵の作製依頼情報を管理装置1に提供可能な依頼情報提供ステップ(ステップS11からステップS12)を実行する。
[ステップS11:作製依頼情報の提供を指示されたか判別]
端末制御部21は、端末記憶部22、端末通信部23、及び/又は端末入力部25等と協働して依頼情報提供部211を実行し、合鍵の作製依頼情報の提供を指示されたか判別する処理を行う(ステップS11)。指示されたと判別したならば、端末制御部21は、処理をステップS12に移す。指示されたと判別していないならば、端末制御部21は、処理をステップS13に移す。
作製依頼情報の提供を指示されたか判別する手段は、特に限定されない。当該手段は、例えば、鍵を識別可能な情報及び受取人に関する情報を取得した場合に作製依頼情報の提供を指示されたと判別する手段、管理装置1から作製依頼情報の提供指示を受信した場合に作製依頼情報の提供を指示されたと判別する手段、等でよい。
鍵を識別可能な情報を取得する手段は、特に限定されない。鍵を識別可能な情報を取得する手段は、鍵を識別可能な情報の入力を介して鍵を識別可能な情報を取得する手段、合鍵作製装置3が合鍵を作製しようとしている鍵から鍵を識別可能な情報を読み取る手段、端末通信部23を介して鍵を識別可能な情報を受信する手段、等の1以上を含む手段でよい。
受取人に関する情報を取得する手段は、特に限定されない。受取人に関する情報を取得する手段は、受取人に関する情報の入力を介して受取人に関する情報を取得する手段、身分証明書、ICカード等によって例示される受取人に関する媒体から受取人に関する情報を読み取る手段、端末通信部23を介して受取人に関する情報を受信する手段、等の1以上を含む手段でよい。
[ステップS12:作製依頼情報を提供]
端末制御部21は、端末記憶部22及び端末通信部23と協働して依頼情報提供部211を実行し、ステップS11において提供を指示された作製依頼情報を提供する処理を行う(ステップS12)。装置制御部11は、処理をステップS13に移す。
ステップS11において鍵を識別可能な情報及び受取人に関する情報を取得している場合、作製依頼情報を提供する処理は、ステップS11において取得した鍵を識別可能な情報及び受取人に関する情報に基づいて作製依頼情報を提供する手順を含むことが好ましい。これにより、端末2は、ステップS11において取得した鍵を識別可能な情報及び受取人に関する情報を作製依頼情報として提供できる。
端末2が合鍵作製装置3を制御可能な制御端末である場合、作製依頼情報を提供する処理は、合鍵作製装置3が作製しようとしている合鍵の作製依頼情報を提供する手順を含むことが好ましい。これにより、端末2は、合鍵作製装置3が作製しようとしている合鍵の作製を制御できる。したがって、管理システムSは、合鍵作製装置3そのものを制御することで合鍵の作製を依頼する受取人が合鍵の受取を許可された許可対象でない場合に合鍵が作製されることを防ぐ。したがって、管理システムSは、臨時の合鍵として発行することに困難が生じ得る機械式の錠の合鍵作製をよりいっそう管理できる。
端末2が合鍵の作製者が利用する端末である場合、端末2は、ステップS13からステップS14の許可情報表示ステップを実行可能であることが好ましい。これにより、合鍵の受取を許可された対象が複数いる場合であっても、合鍵の作製者は、端末2の表示を介して合鍵の作製を依頼する受取人が合鍵の受取を許可された許可対象であるか判別できる。これにより、管理システムSは、合鍵の作製を依頼する受取人が合鍵の受取を許可された許可対象でない場合に合鍵が作製されることを防ぎ得る。
端末2が合鍵作製装置3を制御可能な制御端末である場合、端末2は、ステップS13及びステップS15の作製制御ステップを実行可能であることが好ましい。これにより、管理システムSは、合鍵作製装置3そのものを制御することで合鍵の作製を依頼する受取人が合鍵の受取を許可された許可対象でない場合に合鍵が作製されることを防ぎ得る。したがって、管理システムSは、臨時の合鍵として発行することに困難が生じ得る機械式の錠の合鍵作製をよりいっそう管理できる。
[ステップS13:許可情報が提供されたか判別]
端末制御部21は、端末記憶部22及び端末通信部23と協働して許可情報表示部212及び/又は作製制御部213を実行し、ステップS12において提供した作製依頼情報に対応する合鍵の作製を許可する許可情報が提供されたか判別する処理を行う(ステップS13)。提供されたと判別したならば、端末制御部21は、処理をステップS14に移す。提供されたと判別していないならば、端末制御部21は、処理をステップS11に移し、ステップS11からステップS15の処理を繰り返す。
[ステップS14:許可情報が提供されたことを表示]
端末制御部21は、端末記憶部22及び端末表示部24と協働して許可情報表示部212を実行し、ステップS12において提供した作製依頼情報に対応する合鍵の作製を許可する許可情報が提供されたことを表示する処理を行う(ステップS14)。端末制御部21は、処理をステップS11に移し、ステップS11からステップS15の処理を繰り返す。
許可情報が提供されたことを表示する処理は、特に限定されない。端末2が合鍵の作製者が利用する端末である場合、許可情報が提供されたことを表示する処理は、作製が許可される合鍵を識別可能な情報を表示する手順を含んでもよい。これにより、作製者は、作製が許可される合鍵を識別できる。したがって、管理システムSは、臨時の合鍵として発行することに困難が生じ得る機械式の錠の合鍵作製をよりいっそう管理できる。
[ステップS15:合鍵作製装置を制御]
端末制御部21は、端末記憶部22及び端末通信部23と協働して作製制御部213を実行し、合鍵作製装置3を制御する処理を行う(ステップS15)。端末制御部21は、処理をステップS11に移し、ステップS11からステップS15の処理を繰り返す。
合鍵作製装置3を制御する処理は、ステップS12において提供した作製依頼情報に対応する合鍵を作製可能であるよう合鍵作製装置3を制御する手順を含むことが好ましい。これにより、管理システムSは、許可情報に対応しない合鍵が合鍵作製装置3において作製されることを防ぎ得る。したがって、管理システムSは、臨時の合鍵として発行することに困難が生じ得る機械式の錠の合鍵作製をよりいっそう管理できる。
合鍵の受取を許可された対象が複数いる場合、合鍵の作製者がこれらの対象それぞれを把握し、合鍵の作製を依頼する受取人が合鍵の受取を許可された許可対象であるか否かを判別することに困難が生じ得る。合鍵の作製者が上述の判別を行うことを支援可能であれば、合鍵の作製を依頼する受取人が合鍵の受取を許可された許可対象でない場合に合鍵が作製されることを防ぎ得る。
管理システムSが合鍵の作製者が利用する端末2を含み、端末2がステップS11からステップS14の依頼判別処理を実行することにより、合鍵の受取を許可された対象が複数いる場合であっても、合鍵の作製者は、端末2の表示を介して合鍵の作製を依頼する受取人が合鍵の受取を許可された許可対象であるか判別できる。これにより、管理システムSは、合鍵の作製を依頼する受取人が合鍵の受取を許可された許可対象でない場合に合鍵が作製されることを防ぎ得る。
合鍵の作製者が利用する端末2を含み、端末2がステップS11からステップS14の依頼判別処理を実行する管理システムSは、合鍵の作製者が上述の判別を行うことを支援することで合鍵の作製を依頼する受取人が合鍵の受取を許可された許可対象でない場合に合鍵が作製されることを防ぎ得る。したがって、管理システムSは、臨時の合鍵として発行することに困難が生じ得る機械式の錠の合鍵作製をよりいっそう管理できる。
したがって、合鍵の作製者が利用する端末2を含み、端末2がステップS11からステップS14の依頼判別処理を実行する管理システムSは、合鍵の受取を許可された対象が複数いる場合であっても、機械式の錠の合鍵作製を管理できる。
合鍵の作製に関し、機械式の錠の合鍵を作製可能な者が、合鍵の受取を許可された許可対象からの合鍵作製依頼に基づくことなく合鍵を作製するリスクがあり得る。
管理システムSが合鍵の作製者が利用する端末2を含み、端末2がステップS11からステップS13及びステップS15の依頼判別処理を実行することにより、許可情報が提供された場合に端末2は、合鍵作製装置3を制御可能である。したがって、管理システムSは、合鍵の作製を依頼する受取人が合鍵の受取を許可された許可対象でない場合に合鍵が作製されることをさらにいっそう確実に防ぎ得る。
合鍵の作製者が利用する端末2を含み、端末2がステップS11からステップS13及びステップS15の依頼判別処理を実行する管理システムSは、合鍵作製装置3そのものを制御することで合鍵の作製を依頼する受取人が合鍵の受取を許可された許可対象でない場合に合鍵が作製されることを防ぎ得る。したがって、このような管理システムSは、臨時の合鍵として発行することに困難が生じ得る機械式の錠の合鍵作製をよりいっそう管理できる。
したがって、合鍵の作製者が利用する端末2を含み、端末2がステップS11からステップS13及びステップS15の依頼判別処理を実行する管理システムSは、合鍵の受取を許可された対象が複数いる場合であっても、機械式の錠の合鍵作製を管理できる。
<使用例>
続いて、本実施形態における管理システムSの使用例を説明する。
〔鍵と許可対象との対応の提供〕
まず、合鍵の作製を管理する管理者は、管理装置1に鍵と許可対象との対応を提供する。管理装置1は、対応テーブル121に提供された対応を格納する。
〔作製依頼情報の提供〕
作製された合鍵を受け取る受取人及び/又は合鍵を作製する作製者等は、合鍵と対応する鍵を識別可能な情報と受取人に関する情報とを含む作製依頼情報を、端末2等を介して管理装置1に提供する。管理装置1は、作製依頼情報に基づいて、合鍵を作製可能か判別する。
〔許可情報の提供〕
合鍵を作製可能であると判別した場合、管理装置1は、合鍵の作製を許可する許可情報を端末2に提供する。端末2は、管理装置1が許可情報を提供したことを端末表示部24に表示する。また、端末2は、合鍵を作製可能であるよう、合鍵作製装置3を制御する。
なお、本発明の思想の範疇において、当業者であれば各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。例えば、前述の実施の形態に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除若しくは設計変更を行ったもの、又は、工程の追加、省略若しくは条件変更を行ったものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に含まれる。
S 管理システム
1 管理装置
11 装置制御部
111 許可対象管理部
112 判別部
113 許可情報提供部
12 装置記憶部
121 対応テーブル
13 装置通信部
2 端末
21 端末制御部
211 依頼情報提供部
212 許可情報表示部
213 作製制御部
22 端末記憶部
23 端末通信部
24 端末表示部
25 端末入力部
3 合鍵作製装置
N ネットワーク

Claims (3)

  1. 機械式の錠に対応する鍵と前記鍵の合鍵の受取を許可された以上の許可対象との対応を管理可能な許可対象管理部と、
    前記合鍵を受け取る受取人が前記許可対象であるか否かを判別可能な判別部と、
    前記受取人が前記許可対象である場合に前記合鍵の作製を許可する許可情報を提供可能な許可情報提供部と、
    を備え
    鍵を識別可能な鍵番号と、鍵番号が示す鍵の合鍵の受取を許可された許可対象のうち第1受取人が当該鍵に関する所有者であることを示す情報と、鍵番号が示す鍵の合鍵の受取を許可された許可対象のうち第2受取人が当該鍵に関する管理者であることを示す情報と、を関連付けた対応テーブルが記憶されている装置記憶部をさらに備え、
    前記判別部は、前記対応テーブルに基づき、合鍵の作製を依頼する受取人が合鍵の受取を許可された許可対象である前記第1受取人または前記第2受取人である場合に、前記合鍵を受け取る受取人が前記許可対象であると判別し、
    前記許可情報提供部は、前記第1受取人または前記第2受取人が受け取る前記合鍵の作製を許可する許可情報を提供する、合鍵作製の管理装置。
  2. 請求項1に記載の管理装置と、
    前記管理装置と通信可能に構成され、合鍵の作製者が利用する端末と、
    を含んで構成され、
    前記端末は、
    前記受取人からの前記合鍵の作製依頼情報を前記管理装置に提供可能な依頼情報提供部と、
    前記管理装置が前記許可情報を提供したことを表示可能な許可情報表示部と、
    を備え、
    前記判別部は、前記端末から提供された前記作製依頼情報に基づいて前記受取人が前記許可対象であるか否かを判別可能である、
    合鍵作製の管理システム。
  3. 前記管理システムは、合鍵を作製可能な合鍵作製装置をさらに含んで構成され、
    前記端末は、前記合鍵と対応する前記許可情報が提供された場合に前記合鍵作製装置を制御可能な作製制御部をさらに備える、請求項2に記載の管理システム。
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