JP7199538B2 - マルチコンポーネント菓子送出製品及び送出方法 - Google Patents

Description

このＰＣＴ国際出願は、２０１８年１２月２１日に出願された米国特許出願第６２／７８３８５９号の優先権を主張する、２０１９年３月１日に出願された米国特許出願第１６／２８９，７９１号の優先権を主張するものであり、それぞれの全体が参照によって本明細書に組み込まれるものとする。

本発明は、圧縮可能な風味液体チャンバーと、載置キャップに添着された、共に位置合わせされた固体菓子食品製品とを組み合わせた新規の菓子製品に関し、該載置キャップは、液体チャンバーに固定されて該液体チャンバーを覆い、固体菓子製品を支持し、オフセットされた風味液体吐出ノズルが内蔵されており、該風味液体吐出ノズルは、チャンバーの圧縮時に風味液体を固体菓子製品に塗布するためのものである。

複数の糖菓を含む新規のキャンディ製品の人気が高まっている。菓子製品、包装、及びその結果として生じた新規な食用方法は、複数の風味や食感を取り入れた共同包装型菓子を望む消費者の興味を引くように進化している。

米国特許第５，９９３，８７０号（Ｈｏｅｔｉｎｇら、図７～１０を参照）は、ハンドル及び該ハンドルの一端に設けられた糖菓と、内蔵された粒子状食用コーティングとを有し、該粒子状食用コーティング材料を糖菓の表面に接触させて該糖菓を覆うように操作可能な菓子貯蔵装置を示している。

米国特許第５，３２４，５２７号（Ｃｏｌｅｍａｎ）は、中空管状部材に取り付けられた、複数の開口部を備えたロリポップを有する菓子吐出装置を示し、リザーバに貯蔵された液体菓子がレバー及びプランジャー機構によって該中空管状部材を介して吐出される。

米国特許第６，１８７，３５０号（Ｇａｌｌａｒｔら）には、内部に空洞が形成され、第２の粒子状キャンディが封入された硬質キャンディ菓子であって、消費者が第２のキャンディを収容した区画に届くように、第１の硬質キャンディを破壊して食用することができる硬質キャンディ菓子が記載されている。

米国特許第６，１８７，３５２号（Ｃｒｏｓｂｉｅ）は、キャンディが、液体を含有するリザーバに連結された回転式キャンディホルダ上に支持され、関連する熱い風味キャンディを食用した後に、液体リザーバから人の口に液体を直接噴霧して、冷却効果を提供することができるキャンディ保持・液体吐出装置を示している。

米国特許第６，８８４，４４７号（Ｂａｋｅｒ）は、ハンドル部と、本体部と、その中に流動可能な菓子が配置された容器とを含む菓子製品を示している。該菓子は、人間のような形をしている。

米国特許第６，６６０，３１６号（Ｈａｒｔら）には、ハンドルに取り付けられた硬質キャンディと、硬質キャンディから取り外してキャンディに塗布可能な、ニップル付き液体リザーバを収容したカバーとを組み合わせた２ピース型キャンディハウジングが記載されている。

米国特許第６，２７９，２３３号（Ｃａｍｅｒｏｎ）は、摂食用スプーンに取り付けられた再充填可能な食品タンクを示している。該食品タンクは、該スプーンを使って運動能力が発達していない障害者や小児に食事を与える介護者や親が使用するように設計されている。

米国特許公開第２００３／００８２２７９号（Ｃｈａｎ）は、第１の硬質キャンディがソフトクリームのような形をし、アイスクリームコーンに似せて作られたハンドルが、粉末状又は粒子状の第２の菓子で満たされた中空の包装であるアイスクリームコーン形の菓子製品を示す。消費者は、蓋で保護された製品を振って、内部の流体キャンディを硬質キャンディの外面に付着させる。

米国特許第５，９９３，８７０号 米国特許第５，３２４，５２７号 米国特許第６，１８７，３５０号 米国特許第６，１８７，３５２号 米国特許第６，８８４，４４７号 米国特許第６，６６０，３１６号 米国特許第６，２７９，２３３号 米国特許公開第２００３／００８２２７９号

本願は、前述の参考文献に照らして、新規な菓子吐出製品を開示する。具体的には、本発明は、圧縮時に液体を固体菓子の外面に吐出するノズルがその上に一体的に形成された鍔を備える、流体菓子を収容する圧縮可能な液体チャンバーと固体菓子の保持組み合わせを特徴とする。

本発明の目的は、固体糖菓に対して軸方向にオフセットした吐出ノズルを有する新規な菓子吐出製品を提供することである。

本発明の別の目的は、液体及び固体の菓子を組み合わせた新規な一体式菓子吐出製品を提供することである。

本発明のさらに別の目的は、液体菓子による硬質菓子の制御された塗布を可能にする新規な菓子送出システムを提供することである。

本発明のさらに別の目的は、開封後にさらに使用するために再封可能である菓子吐出製品を提供することである。

本発明のさらに別の目的は、視覚及び寸法をカスタマイズ可能なボトル、鍔、ノズル、及び菓子コンポーネントを有する菓子吐出製品を提供することである。

本発明のさらに別の目的は、１つのユニットとして使用されるマルチコンポーネント菓子吐出製品を用いて、液体菓子を固体菓子に吐出する方法を提供することである。

これら及び他の目的は、流動可能な液体菓子を固体菓子の表面に吐出するマルチコンポーネント菓子送出製品により果たされ、マルチコンポーネント菓子送出製品は、壁、閉塞端、及びネックによって画定された開放端を有する少なくとも１つの圧縮可能な液体菓子チャンバーを画定する中空の細長いベースであって、圧縮可能な液体チャンバーは、液体菓子を保持し、ネックは、中空の細長いベースの端から延在し、嵌合係合可能な外面を有する、中空の細長いベースと、ネックの外面と密封係合かつ嵌合係合するように寸法決めされた内面を有する鍔付き蓋であって、鍔付き蓋がネックと係合したときにベースの開放端を覆うように適合された外部露出面と、外部露出面から突出した固体菓子載置台と、外部露出面から突出して一体的に形成され、かつ固体菓子載置台に隣接するノズルとを含み、ノズルは、鍔付き蓋が細長いベースのネックに固定されたときに、軸方向の貫通路を形成し、圧縮可能な液体菓子チャンバーの内部と流体連通する、鍔付き蓋と、ベース部及びそこから突出した液体受容部を有する固体菓子であって、固体菓子のベース部は、固体菓子載置台に添着され、液体受容部は、液体菓子チャンバーの圧縮時にノズルから液体糖菓を受容するように配置される、固体菓子と、固体菓子の液体受容部を包み込むように寸法設定され、鍔付き蓋の外面と密封係合するカバーと、ノズルの軸方向の貫通路を密封するように適合されたノズル栓と、を含む。

さらなる目的は、液体菓子を固体菓子の外面に供給する菓子送出製品により果たされ、菓子送出製品は、液体糖菓を収容し、かつねじ付き外面を有するネックによって画定された開放端、圧縮可能なチャンバー壁及びベースを含む圧縮可能な液体チャンバーと、鍔付き蓋であって、圧縮可能な液体チャンバーのネックの外面と嵌合係合可能な内ねじ面と、第１の選択構成を画定する固体菓子載置要素と、鍔付き蓋が圧縮可能な液体チャンバーのネックと係合したときに圧縮可能な液体チャンバーの内部と流体連通するノズルを有する、鍔付き蓋と、載置ベース及び液体糖菓受容面を備えた固体菓子であって、載置ベースは、第１の選択構成に寸法的に適合して、固体菓子載置要素と締まり嵌めを形成する、固体菓子と、鍔付き蓋の外面に密封可能に係合し、固体菓子を覆うように寸法決めされ、適合されるカバーであって、ノズルに挿入するように適合され、カバーが鍔付き蓋と係合したときに圧縮可能な流体チャンバーの内部との流体連通を妨げる栓部材がカバーの上に一体的に形成される、カバーと、を含む。

上記及びさらに他の目的は、液体食品製品及び固体食品にマルチコンポーネント菓子送出製品を使用する方法により果たされ、マルチコンポーネント菓子送出製品は、液体糖菓を含有する圧縮可能なベースと、鍔付き蓋と、固体菓子と、カバーと、を含み、圧縮可能なベースは、少なくとも閉塞端と、開放端を有し、圧縮可能な細長いベースから突出したねじ付きネックとを画定し、鍔付き蓋は、ねじ付きネックと密封係合するねじ付き内面を有し、鍔付き蓋は、鍔付き蓋がネックにねじで固定されたときに圧縮可能なベースの開放端を覆うように寸法決めされ、鍔付き蓋は、突出した固体菓子載置台と、この固体菓子載置部材に隣接する、一体的に形成された突出ノズルをさらに画定し、ノズルは、軸方向の貫通路を形成し、圧縮可能なベースを含む液体糖菓と流体連通し、固体菓子は、ノズルに近接して固体菓子から突出した液体菓子受容面部を有し、固体菓子載置部材に添着され、カバーは、鍔付き蓋と係合すると固体菓子を取り囲むように寸法決めされ、カバーは、鍔付き蓋と係合したときにノズルの軸方向の貫通路を密封するように適合された挿入可能なノズル栓を含み、方法は、カバーと鍔付き蓋との係合を解除して、ノズル栓をノズルから取り外すステップと、液体糖菓を含む圧縮可能なベースを圧縮して、液体菓子の流れを誘導し、ベースからノズルを通って固体菓子の液体糖菓受容面部に吐出するステップと、液体糖菓が上に吐出された固体糖菓の少なくとも一部を食用するステップと、カバーを鍔付き蓋に再度係合させて、食用されていない固体菓子を取り囲み、栓をノズルに再度挿入するステップと、を含む。

本発明は、前述の実施形態のいずれか１つに対して、ノズルが外部露出面上の、外部露出面の中点から軸方向にオフセットした位置に形成されていることを特徴とする、さらなる実施形態を提供する。

本発明は、前述の実施形態のいずれか１つに対して、ノズルが流量制御式吐出弁を内蔵することを特徴とする、さらなる実施形態を提供する。

本発明は、前述の実施形態のいずれか１つに対して、ノズル栓がカバーの表面に一体的に形成されることを特徴とする、さらなる実施形態を提供する。

本発明は、前述の実施形態のいずれか１つに対して、ノズル栓がカバーの内面に配置されることを特徴とする、さらなる実施形態を提供する。

本発明は、前述の実施形態のいずれか１つに対して、固体菓子と液体菓子チャンバーが実質的に単一の垂直軸に沿って共に位置合わせされていることを特徴とする、さらなる実施形態を提供する。

本発明は、前述の実施形態のいずれか１つに対して、ネックと鍔付き蓋がスナップ嵌め又は共締めねじにより嵌合係合可能であることを特徴とする、さらなる実施形態を提供する。

本発明は、前述の実施形態のいずれか１つに対して、鍔付き蓋が、締まり嵌めによって鍔付き蓋に当接して固定されるように寸法決めされた下縁から突出するリップをさらに含むことを特徴とする、さらなる実施形態を提供する。

本発明は、前述の実施形態のいずれか１つに対して、カバーが拘束ストラップによって係留されることを特徴とする、さらなる実施形態を提供する。

本発明は、前述の実施形態のいずれか１つに対して、菓子送出製品が人間、動物、架空の又は漫画のキャラクターの３次元特性を表すことを特徴とする、さらなる実施形態を提供する。

本発明は、前述の実施形態のいずれか１つに対して、鍔付き蓋の外面が、人間の顔、動物の顔、架空の生き物又は漫画のキャラクターのいずれかの類似性を含むように成形されることを特徴とする、さらなる実施形態を提供する。

本発明は、前述の実施形態のいずれか１つに対して、カバーが、選択されたキャラクターの頭又は頭の覆いの類似性を含むことを特徴とする、さらなる実施形態を提供する。

本発明は、前述の実施形態のいずれか１つに対して、液体菓子チャンバーが、少なくとも人間、動物、架空の又は漫画のキャラクターのいずれかの胴体に似せて成形される本体構成を含むことを特徴とする、さらなる実施形態を提供する。

本発明は、前述の実施形態のいずれか１つに対して、固体菓子が人間の舌に似せて成形されることを特徴とする、さらなる実施形態を提供する。

本発明は、前述の実施形態のいずれか１つに対して、カバーの外面が、人間、動物、又は漫画のキャラクターのいずれかの顔の類似性を有するように成形又は印刷されていることを特徴とする、さらなる実施形態を提供する。

本発明は、圧縮可能なチャンバー内の風味液体菓子と、圧縮可能なチャンバーを密封する載置キャップに添着された固体菓子とを組み合わせた新規な菓子製品に関する。本発明は、単独のユニット内に液体菓子を固体菓子上に送出する一体式送出システムを提供する。圧縮可能な液体チャンバーを圧縮することにより、液体菓子を、載置された固体菓子の隣接する外面上に放出する。製品は再封可能であり、消費者が開封してすぐに食べたくない場合、後で食用するために製品の一部を保存することができる。改良された設計は、流出量を最小限に抑えるのに役立つ。この設計により、様々な年齢や身体能力の使用者が、使いやすさの点から、自力で菓子製品を楽しむことができる。

本明細書で使用される特定の用語は、特定の実施形態を説明することのみを目的とするものであり、本発明を限定することを意図せず、以下を意味することを意図するものである。

「１つの実施形態」、「一実施形態」、又は「実施形態において」への言及は、言及される特徴が本発明の少なくとも１つの実施形態に含まれることを意味する。さらに、「１つの実施形態」、「一実施形態」、又は「実施形態」への別個の言及は、必ずしも同じ実施形態に言及しているものではないが、このような実施形態は、そのように述べられない限り、当業者に容易に明らかである場合を除いて、相互に排他的ではない。したがって、本発明は、本明細書に記載の実施形態の任意の様々な組み合わせ及び／又は統合を含み得る。

本明細書で使用される場合、単数形「ａ」、「ａｎ」及び「ｔｈｅ」は、文脈上明確に別途示されない限り、複数形も同様に包含することを意図する。さらに、基本用語「含む（ｉｎｃｌｕｄｅ）」及び／又は「有する（ｈａｖｅ）」は、本明細書で使用される場合、述べられた特徴、ステップ、動作、要素、及び／又はコンポーネントの存在を明示するが、少なくとも１つの他の特徴、ステップ、動作、要素、コンポーネント、及び／又はそれらの群の存在又は追加を排除するものではないことを理解されたい。

本明細書で使用される場合、用語「添着（ａｆｆｉｘｅｄ）」は、本発明のコンポーネントを本発明の他のコンポーネントに取り付けることを指す。例えば、固体菓子は、締まり嵌めなどの確実な摩擦係合により、固体菓子載置台に添着される。或いは、「添着（ａｆｆｉｘｅｄ）」は、機械的な取り付けによる菓子載置台への恒久的な取り付けを意味することができる。さらなる代替案は、超音波溶接又は接着を含む手段による取り付けを含む。

本明細書で使用される場合、用語「鍔（ｃｏｌｌａｒ）」は、圧縮可能な流体チャンバーと係合し、その上にノズルが一体的に形成されている、本発明の一実施形態のコンポーネントを指す。例えば、該コンポーネントは、キャップ鍔、ねじ蓋式閉止、スナップキャップ、蓋、覆い、シール、クラウン、カバー、トップ、ストッパーなどであり得る。係合手段に加えて、鍔は、寸法、形状、又はサイズが異なってもよい。例えば、鍔は、対応する寸法を有するチャンバーのネックと密封係合するように適合されている円形、楕円形、正方形であってもよい。

本明細書で使用される場合、用語「含有する（ｃｏｍｐｒｉｓｅｓ）」、「含有している（ｃｏｍｐｒｉｓｉｎｇ）」、「含む（ｉｎｃｌｕｄｅｓ）」、「含んでいる（ｉｎｃｌｕｄｉｎｇ）」、「有する（ｈａｓ）」、「有している（ｈａｖｉｎｇ）」又はそれらの任意の他の変形は、非排他的な包含をカバーすることを意図している。例えば、一連の特徴を含むプロセス、方法、物品又は装置は、必ずしもそれらの特徴のみに限定されるわけではなく、明示的に列挙されない又はそのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の他の特徴を含むことができる。

本明細書で使用される場合、特に明確な反対の記載がない限り、「又は」は、排他的論理和ではなく、包括的論理和を指す。例えば、条件Ａ又はＢは、以下のいずれかによって満たされる。Ａが真である（又は存在する）が、Ｂが偽である（又は存在しない）、Ａが偽である（又は存在しない）が、Ｂが真である（又は存在する）、ＡとＢの両方が真である（又は存在する）。

本明細書で使用される場合、「実質的に（ｓｕｂｓｔａｎｔｉａｌｌｙ）」、「ほぼ（ｇｅｎｅｒａｌｌｙ）」、及び程度に関する他の用語は、そのように修飾された特性からの許容し得る変動を示すことを意図した相対的修飾語である。これは、絶対値又は用語が修飾する特性に限定することを意図したものではなく、その反対にむしろ物理的又は機能的特性をより多く備えるものであり、かつ好ましくはそのような物理的又は機能的特性に近づく、または近似することを意図している。

本発明の実施形態は、本明細書に添付された図１～８に示される。図１～８の添付の図は、本発明の例示的な実施形態を示す。当業者であれば、前述の記載及び関連図面に提示された教示の利益を有しつつ、本発明に関係する、本発明の多くの修正及び実施形態が想到されるであろうことを理解すべきである。したがって、本発明は、本明細書に開示された特定の実施形態に限定されず、本発明の多くの修正及び他の実施形態が本発明の範囲内に含まれることが意図されることが理解される。さらに、本明細書では特定の用語を用いているが、それらは、総称的・説明的意味でのみ用いられ、本発明を限定するためのものではない。

以下の図面の説明を考慮すると、本発明のマルチコンポーネント菓子送出製品は、当業者に明らかになるはずである。

本発明の態様は、添付の図面を参照してその例示的で非限定的な実施形態を詳細に説明することによって、より容易に明らかになるであろう。

図１は、発明の一実施形態に係るマルチコンポーネント菓子送出製品の部分垂直切断側面図である。 図２は、本発明の図１の実施形態に係るマルチコンポーネント菓子送出製品の分解斜視図を示す。 図３は、本発明の図１の実施形態に係るマルチコンポーネント菓子送出製品の鍔の上面図を示す。 図４は、本発明の図１の実施形態に係るマルチコンポーネント菓子送出製品の鍔の断面側面図を示す。 図５は、本発明の第２の実施形態に係るマルチコンポーネント菓子送出製品の背面図を示す。 図６は、本発明の第２の実施形態に係るマルチコンポーネント菓子送出製品の正面図を示す。 図７は、本発明の第２の実施形態に係るマルチコンポーネント菓子送出製品の側面図を示す。 図８は、本発明の第２の実施形態に係るマルチコンポーネント菓子送出製品の上面図を示す。

本発明の例示的で非限定的な実施形態は、以下に詳細に説明される。明確な理解を提供するために特定の構成及び寸法が説明されるが、開示された寸法及び構成は例示のみを目的として提供されることを理解されたい。当業者は、追加又は代替の詳細のいずれかを組み込んだ装置又は方法が、以下の特許請求の範囲及びその同等物に基づいて決定される本発明の範囲に含まれることを理解すべきである。本発明の他の態様、目的及び利点は、図面及び開示を与えられた当業者に明らかであろう。ここで、図面、特にその図１～８を参照して、マルチコンポーネント菓子送出製品発明の特徴、原理及び概念を具体化する、マルチコンポーネント菓子送出製品の装置を説明する。当業者は、特に指定がない限り、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、他の寸法及び構成を使用できることを理解するであろう。

図面、特にその図１～８を参照して、マルチコンポーネント菓子送出製品発明の特徴、原理及び概念を具体化する、マルチコンポーネント菓子送出製品の装置を説明する。

図１には、液体菓子１４を取り出し可能に収容することができる圧縮可能な液体チャンバーを収容した中空の細長いベース１２を含む、本発明に係るマルチコンポーネント菓子送出製品１０の第１の実施形態の一例を示す。中空の細長いベース１２は、ポリ塩化ビニル（ＰＶＣ）、低密度ポリエチレン（ＬＤＰＥ）、高密度ポリエチレン（ＨＤＰＥ）、ポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）、又は当技術分野で知られている又は使用されている他の物質などの薄い変形可能なプラスチックから成形される。

ネック１６は、圧縮可能な液体チャンバー１２の閉塞端とは反対側の開放端から突出している。ネック１６は、鍔付き蓋２０のねじ付き内面２２と係合するねじ付き外面１８を有する。ねじ込み係合により、外部環境と中空の細長いベース１２内の圧縮可能な液体チャンバーとの間に耐圧シールが形成され、圧縮可能な液体チャンバーを圧縮することにより、液体菓子１４が中空の細長いベース１２内からノズル２８の軸方向の貫通路を通って押し出されるようにする。特定の実施形態における鍔付き蓋は、ねじ込み係合に代えて、スナップ嵌め、締まり嵌め、接着剤、又は超音波溶接などの任意の既知の固定手段によって、中空の細長いベース１２のネック１６に固定してよい。このような実施形態では、鍔付き蓋及びネックの表面にはねじが切られておらず、代わりに、密封閉鎖を可能にする環状の突起又は凹部などの適切な構造が設けられている。

鍔付き蓋２０の外部露出面２４には、固体菓子載置台２６とノズル２８が一体的に形成されている。硬質キャンディ載置台２６は、その一部にノズル２８が成形された壁を含む。ノズル２８は、鍔付き蓋２０がネック１６と密封係合したときに圧縮可能な液体チャンバーの内部と流体連通する軸方向の貫通路を有する。

特定の実施形態におけるノズル２８は、圧縮可能な液体チャンバーからノズル２８を介して液体菓子１４を表現することにより、硬質キャンディ載置台２６に添着された固体菓子キャンディ３０の隣接する外面が被覆されるように、硬質キャンディ載置台２６の壁の外面に成形されている。代替の実施形態では、ノズル２８は、圧縮可能な液体チャンバーの圧縮時に液体菓子１４を固体菓子３０の隣接する外面に排出できるようにするために、依然として外部露出面２４に十分に近接して配置されているが、固体菓子載置台２６の壁とは独立して外部露出面２４に形成されている。

固体菓子載置台２６に設置される固体菓子３０は、例えば、チョコレート又は硬質キャンディであってよい。硬質キャンディは、任意の既知のキャンディ製造方法により製造することができる。例えば、低含水率の砂糖混合物を、タフィー状の粘稠度に形成するのに十分な温度に加熱し、香料及び着色料を加え、次にローラーに通して切断して素材とする。素材を型打ち又は成形して、所望の製品形状に形成する。このキャンディ製造方法は、事実上無制限の様々なキャンディの形状及び構成を可能にする。

固体菓子３０は、製品の食用中に外れない程度の嵌合で固体菓子載置台２６と係合している。これは、例えば、締まり嵌め／摩擦嵌めであってもよい。このため、固体菓子載置台２６と係合する固体菓子３０は、固体菓子の側面及び底面が固体菓子載置台２６の壁の内面と摩擦干渉して接触するように、載置台の全領域を占める必要がある。本発明のいくつかの実施形態における固体菓子３０は、完全に冷却／硬化されたとき、固体菓子載置台３０の内壁面との結合を高めるために、冷却／硬化プロセスにおいて載置台２６に固定される。

固体菓子３０は、事実上任意の形状、サイズ又は形状とすることができる。固体菓子３０は、例えば、有名人、動物又は漫画のキャラクターらしさを表すように成形されてもよい。いくつかの実施形態では、固体菓子３０は、固体菓子載置台２６における確実な摩擦係合の嵌合により、ピン又はニップルを介して固体菓子載置台２６に固定する必要がない。

カバー３２は、環境上の接触感染を含む有害な周囲条件から固体菓子３０を保護するために、その上に被嵌される。カバー３２は、鍔付き蓋２０に固定されたときに、鍔付き蓋２０の下端から外周円環を形成するリップ２５に当接する。また、カバー３２は、ノズル栓３４を有する。カバー３２がそのベースの嵌合によって鍔付き蓋２０の外面上にしっかりと固定されると、ノズル栓３４はノズル２８の軸方向の貫通路を閉塞して、液体菓子１４が中空の細長いベース１２内の圧縮可能な液体チャンバーからさらに放出されるのを防止する。特定の実施形態では、カバー３２は、外部露出面２４から突出するノズル２８の高さ及び円周に合うように寸法決めされ、内面にノズル栓３４を一体的に形成したノズルハウジング３６を含むように成形される。或いは、カバー３２は、固体菓子３０のみを囲んでもよく、別個のノズルハウジングは、ノズル２８を適し、内面にノズル栓３４を含むように適合させることができる。カバー３２のベースと鍔付き蓋２０との係合は、締まり嵌め、ねじ嵌め、インターロック可能な嵌合、差込継手又は当技術分野で知られている又は使用されている他の任意の嵌合であってよい。圧縮可能な液体チャンバーの圧縮によって妨げられ、結果としてノズル栓３４が外れて液体菓子１４が放出されることのないように、この嵌合は十分に確実でなければならない。

圧縮可能な液体チャンバー内に貯蔵される液体菓子１４は、任意の流動可能な流体菓子であってよい。例えば、蜂蜜やシロップの粘稠度、又はゲル状やペースト状のより高い粘稠度であってもよい。また、より薄い液体の粘稠度、例えば、水やジュースの粘稠度であってもよい。本発明の実施形態は、液体菓子１４の特定の粘稠度に対応するのに適している。これは、例えば、液体チャンバーへの空気の逆流を低減するために、ノズル２８内にハイムリッヒ弁などの一方向圧力作動弁を含めることを含むことができる。或いは、弁を反転させて、低粘度の液体の望ましくない流れが意図せずに液体チャンバーから流出するのを防ぐことができる。

図２は、マルチコンポーネント菓子送出製品１０の第１の実施形態の分解図を詳細に示す。中空の細長いベース１２は、ねじ付き外面１８を備えたネック１６によって画定された開放端を有する。図２の固体菓子３０は、舌に似ているが、固体菓子は、任意の形態を取ることができる。固体菓子載置台２６は、固体菓子３０の下部の寸法に合うように適合されるべきである。固体菓子３０は、高度にカスタマイズ可能であり、製品の外部包装形状及び全体的な外観やテーマに合わせて寸法及び外観を適合させることができる。

図３は、本発明の一実施形態に係る鍔付き蓋２０、外部露出面２４、リップ２５、固体菓子載置台２６及びノズル２８の上面図を示す。固体菓子載置台２６の外周は、固体菓子３０との締まり嵌めの強度及び信頼性を高めるために、凸凹があるか又はそら豆形の形状であり得る。ノズル２８及び菓子載置台２６は、図２に示される舌状の固体菓子と調和させるために、顔、例えば、人間の顔の外観に似るように成形されてもよい。特定の実施形態では、ノズル２８の外形は、鼻の外観を有するように成形されてもよい。

図４は、本発明の一実施形態の断面側面図を示す。鍔蓋２０とカバー３２との間のスナップ嵌め係合を可能にするために、鍔付き蓋２０の外面は、図４に示される実施形態のように、突起２７及び凹部２９を有してよく、カバー３２は、鍔蓋２０の外面の突起及び凹部に嵌合するように調整された突起及び凹部を有する。

図５～８は、マルチコンポーネント菓子送出製品発明の第２の実施形態の様々な図を示しており、マルチコンポーネント菓子送出製品１０の中空の細長いベース１２の寸法が、長いコートを着た人体を表現している。この実施形態では、成形されたキャラクターの構成と一致する特定の垂直方向を有し、ベース１２は下に向けられ人体に似せて成形されており、カバー３２及び鍔付き蓋２０は成形されたベース１２の上に配置されている。さらなる実施形態では、ベース１２は、任意の所望の形状又は形態に成形することができる。また、鍔付き蓋２０部及びカバー３２部は、任意の所望の形状又は形態に成形することができ、かつベース１２の形状と視覚的及び主題的に調和するように成形されてもよい。

図５は、ベース１２の背面を示す第２の実施形態の背面図を示す。カバー３２は、外部露出面２４の全面を取り囲むように、ノズルハウジング３６を組み込んでいる。この実施形態では、代替的なリップ２５Ａを含む。リップ２５Ａが鍔付き蓋２０の下縁から垂直に突出しているのが見え、カバー３２が鍔付き蓋２０に添着されたときに、カバー３２の底部が鍔付き蓋２０の下縁に当接する。

図６は、本発明の第２の実施形態の正面図を示す。取り外し可能なカバー３２は、硬質キャンディ３０を覆うように寸法決めされており、ノズルハウジング３６部内にノズルを収容するように寸法決めされてもよい。ノズルハウジング３６は、ノズルの幅寸法及び高さの寸法を提供するために、カバー３２の上部よりも広い直径を有する。図７は、カバー３２の上部からノズルハウジング３６へ、さらにカバーのベースへの下向きの径方向拡張をより明確に示しており、この拡張は、リップ２５Ａに当接する鍔付き蓋２０上に締まり嵌めによって確実に嵌合するように寸法決めされている。代替の実施形態では、カバー３２のベースは、スナップ嵌め係合、嵌合ねじ込み係合によって又は差込継手を介して、鍔付き蓋２０の外部に固定されてもよい。

図８は、カバー３２と、人体の肩及び靴を成形したベース１２とを含む、マルチコンポーネント菓子送出製品の第２の実施形態の上面図を示す。さらなる実施形態では、ベース１２は、任意の形状、又は人間、動物もしくは漫画らしさを表現するように成形又は形成してもよい。

前述の説明を考慮して、音楽家、スポーツ選手又は著名な公人などの有名人の類似性に適合するようにカスタマイズされたカバー及び液体容器を使用する本発明の意図から逸脱することなく、本発明のコンパクトな外形及びカスタマイズ可能な性質は、球技、コンサートなどでの販促品としての用途に役立つであろう。製品の菓子の内容物を食べ切るか又は使い果たすと、残った製品包装は、収集可能な人形に変換することができ、その鍔部、チャンバー部及びカバー部は、同様の寸法とされており、相互交換可能に交換して、種々の物品を組み合わせたコレクションにすることができる。幼い消費者は、人形を集めて交換することができ、最も完全なコレクションのために入手可能なすべてのモデルの購入を促すことができる。

他の実施形態では、カバーは、圧縮可能な流体容器に繋ぎ止められてもよく、又は形状が適切であると仮定して、鍔付き蓋にヒンジで添着されてもよい。

前述の実施形態は、本発明を限定することを意味するものではない例であり、その変形は、前述の説明及び／又はその範囲内にあると考えられる。当業者は、本発明の範囲及び精神から逸脱することなく、上記例及び代替の実施形態の様々な適合及び修正を考案できることを理解すべきである。したがって、特許請求の範囲内で、本発明は、本明細書に具体的に記載されている以外の方法で実施することができることを理解されたい。

本発明によれば、新規の液体糖菓／菓子製品及び送出システムは、ロリポップなどの関連する固体菓子製品の表面に、一体式ノズルを介して液体糖菓を使用者が選択的に吐出し、消費者による食用のために、及び消費者の娯楽や楽しみを向上させるために、提供される。

１０ マルチコンポーネント菓子送出製品
１２ 中空の細長いベース
１４ 液体菓子
１６ ネック
１８ ねじ付き外面
２０ 鍔付き蓋
２２ ねじ付き内面
２４ 外部露出面
２５ リップ
２５Ａ 代替的なリップ
２６ 固体菓子載置台
２７ 突起
２８ ノズル
２９ 凹部
３０ 固体菓子
３２ カバー
３４ ノズル栓
３６ ノズルハウジング

Claims (18)

1. 流動可能な液体菓子を固体菓子の表面に吐出するマルチコンポーネント菓子送出製品であって、
   壁、閉塞端、及びネックによって画定された開放端を有する少なくとも１つの圧縮可能な液体菓子チャンバーを画定する中空の細長いベースであって、前記圧縮可能な液体チャンバーが、液体菓子を保持し、前記ネックが、中空の細長いベースの端から延在し、嵌合係合可能な外面を有する、中空の細長いベースと、
   前記ネックの外面と密封係合かつ嵌合係合するように寸法決めされた内面を有する鍔付き蓋であって、前記鍔付き蓋が前記ネックと係合したときにベースの開放端を覆うように適合された外部露出面と、前記外部露出面から突出した固体菓子載置台と、前記外部露出面から突出して一体的に形成され、かつ前記固体菓子載置台に隣接するノズルとを含み、前記ノズルは、前記鍔付き蓋が前記細長いベースのネックに固定されたときに、軸方向の貫通路を形成し、前記圧縮可能な液体菓子チャンバーの内部と流体連通する、鍔付き蓋と、
   ベース部及びそこから突出した液体受容部を有する固体菓子であって、前記固体菓子のベース部が、前記固体菓子載置台に添着され、前記液体受容部が、前記液体菓子チャンバーの圧縮時に前記ノズルから液体菓子を受容するように配置されている、固体菓子と、
   前記固体菓子の液体受容部を包み込むように寸法設定され、前記鍔付き蓋の外面と密封係合するカバーと、前記ノズルの軸方向の貫通路を密封するように適合されたノズル栓と、を含むことを特徴とする、マルチコンポーネント菓子送出製品。
2. 前記ノズルが、前記外部露出面上の、前記外部露出面の中心からオフセットした位置に形成されていることを特徴とする請求項１に記載のマルチコンポーネント菓子送出製品。
3. 前記内面及び外面が、ねじ嵌めにより係合可能であることを特徴とする請求項１又は２に記載のマルチコンポーネント菓子送出製品。
4. 前記内面及び外面が、スナップ嵌めにより係合可能であることを特徴とする請求項１に記載のマルチコンポーネント菓子送出製品。
5. 前記鍔付き蓋が、前記鍔付き蓋の下縁から突出し、カバーが前記鍔付き蓋に取り付けられたときに、前記カバーの底縁に当接するリップをさらに含むことを特徴とする請求項１に記載のマルチコンポーネント菓子送出製品。
6. 前記ノズル栓が、前記カバーの表面に一体的に形成され、前記カバーが、前記外部露出面の全面を取り囲むことを特徴とする請求項１に記載のマルチコンポーネント菓子送出製品。
7. 前記カバーが、締まり嵌めにより前記鍔付き蓋に取り付け可能であることを特徴とする請求項１に記載のマルチコンポーネント菓子送出製品。
8. 前記カバーが、スナップ嵌めにより前記鍔付き蓋に取り付け可能であることを特徴とする請求項１に記載のマルチコンポーネント菓子送出製品。
9. 前記中空の細長いベース、前記鍔付き蓋及び前記取り外し可能なカバーが、組立時に実質的に円筒形の輪郭を有することを特徴とする請求項１に記載のマルチコンポーネント菓子送出製品。
10. 前記固体菓子が、締まり嵌めにより前記固体菓子載置台に添着されていることを特徴とする請求項１、２、５及び９のいずれか一項に記載のマルチコンポーネント菓子送出製品。
11. 前記固体菓子が、人間の舌に似せて成形されていることを特徴とする請求項１に記載のマルチコンポーネント菓子送出製品。
12. 前記固体菓子と前記中空の細長いベースが、実質的に単一の垂直軸に沿って共に位置合わせされていることを特徴とする請求項１、２、５及び９のいずれか一項に記載のマルチコンポーネント菓子送出製品。
13. 前記ノズル栓が、前記カバーの内面に配置されていることを特徴とする請求項１及び１２のいずれか一項に記載のマルチコンポーネント菓子送出製品。
14. 前記中空の細長いベースが、人間、動物、及び漫画のキャラクターのいずれかに似せて成形された本体構成を有することを特徴とする請求項１、６、９及び１２のいずれか一項に記載のマルチコンポーネント菓子送出製品。
15. 前記鍔付き蓋の外面が、人間の顔、動物の顔、又は、漫画のキャラクターの顔のいずれかに似ていることを特徴とする請求項１、５及び１４のいずれか一項に記載のマルチコンポーネント菓子送出製品。
16. 前記取り外し可能なカバーの外面が、人間、動物、又は漫画のキャラクターのいずれかの顔の類似性を有するように成形又は印刷されていることを特徴とする請求項１、１１及び１４のいずれか一項に記載のマルチコンポーネント菓子送出製品。
17. 液体菓子を固体菓子の外面上に送出する菓子送出製品であって、
    液体菓子を収容し、かつねじ付き外面を有するネックによって画定された開放端、圧縮可能なチャンバー壁及びベースを含む圧縮可能な液体チャンバーと、
    鍔付き蓋であって、前記圧縮可能な液体チャンバーのネックの前記外面と嵌合係合可能な内ねじ面と、第１の選択構成を画定する固体菓子載置要素と、前記鍔付き蓋が前記圧縮可能な液体チャンバーのネックと係合したときに圧縮可能な液体チャンバーの内部と流体連通するノズルとを有する、鍔付き蓋と、
    載置ベース及び液体菓子受容面を備えた固体菓子であって、前記載置ベースが、前記第１の選択構成に寸法的に適合して、前記固体菓子載置要素と締まり嵌めを形成する、固体菓子と、
    前記鍔付き蓋の外面に密封可能に係合し、固体菓子を覆うように寸法決めされ、適合されるカバーであって、ノズルに挿入するように適合され、前記カバーが前記鍔付き蓋と係合したときに前記圧縮可能な流体チャンバーの内部との流体連通を妨げる栓部材が前記カバーの上に一体的に形成される、カバーと、を含むことを特徴とする菓子送出製品。
18. 液体菓子及び固体菓子にマルチコンポーネント菓子送出製品を使用する方法であって、前記マルチコンポーネント菓子送出製品は、液体菓子を含有する圧縮可能なベースと、鍔付き蓋と、固体菓子と、カバーと、を含み、前記圧縮可能なベースは、少なくとも閉塞端と、開放端を有し、前記圧縮可能な細長いベースから突出したねじ付きネックとを画定し、前記鍔付き蓋は、前記ねじ付きネックと密封係合するねじ付き内面を有し、前記鍔付き蓋は、前記鍔付き蓋がネックにねじで固定されたときに前記圧縮可能なベースの開放端を覆うように寸法決めされ、前記鍔付き蓋は、突出した固体菓子載置台と、この固体菓子載置台に隣接する、一体的に形成された突出ノズルをさらに画定し、前記ノズルは、軸方向の貫通路を形成し、圧縮可能なベースを含む液体菓子と流体連通し、前記固体菓子は、前記ノズルに近接して前記固体菓子から突出した液体菓子受容面部を有し、前記固体菓子載置台に添着され、前記カバーは、前記鍔付き蓋と係合すると前記固体菓子を取り囲むように寸法決めされ、前記カバーは、前記鍔付き蓋と係合したときに前記ノズルの軸方向の貫通路を密封するように適合された挿入可能なノズル栓を含み、前記方法は、
    前記カバーと前記鍔付き蓋との係合を解除して、前記ノズル栓を前記ノズルから取り外すステップと、
    前記液体菓子を含む圧縮可能なベースを圧縮して、前記液体菓子の流れを誘導し、前記ベースから前記ノズルを通って前記固体菓子の液体菓子受容面部に吐出するステップと、
    前記液体菓子が上に吐出された前記固体菓子の少なくとも一部を食用するステップと、
    前記カバーを前記鍔付き蓋に再度係合させて、食用されていない固体菓子を取り囲み、前記栓を前記ノズルに再度挿入するステップと、を含むことを特徴とする方法。
    
    

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