JP7195212B2 - 電源装置及び照明器具 - Google Patents
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Description
図1は、実施の形態1に係る照明器具1を示す上面斜視図であり、図2は、実施の形態1に係る照明器具1を示す下面斜視図である。図1及び図2に示すように、照明器具1は、例えば、天井等の被取付部2に取り付けられるものであり、照射対象空間に光を照射する。照明器具1は、例えば、被取付部2に形成された開口(図示せず)に埋め込むように取り付けられるダウンライトである。なお、照明器具1は、ダウンライトに限らず、長手方向に延びる長尺状のベースライトとされてもよいし、高天井に設けられる照明装置とされてもよい。照明器具1は、光源ユニット10と、電源装置100とを備えている。
光源ユニット10は、例えば被取付部2に形成された開口(図示せず)に埋め込まれており、照射対象空間に光を照射する。図1及び図2に示すように、光源ユニット10は、発光部12と、反射部13と、ヒートシンク11とを有している。発光部12は、光を照射する光源(図示せず)と、光源が実装される発光基板(図示せず)と、発光基板が取り付けられるソケット(図示せず)とを有している。反射部13は、発光部12を覆う筐体であり、発光部12から照射された光を反射して照射対象空間に導く。ヒートシンク11は、反射部13に取り付けられ、発光部12から発生する熱を放散する放熱性能が高い材料から構成されている。
図3は、実施の形態1に係る電源装置100を示す組立斜視図であり、図4は、実施の形態1に係る電源装置100を示す分解斜視図である。図1及び図2に示すように、電源装置100は、光源ユニット10のヒートシンク11に回転自在に取り付けられている。電源装置100は、例えば被取付部2に形成された開口をとおって、被取付部2の裏側に形成される空間に配置されている。図3及び図4に示すように、電源装置100は、電源ケース110と、電源回路部120と、制御回路部130と、電源端子台140と、配線部150とを備えている。
図1~図4に示すように、電源装置100の電源ケース110は、光源ユニット10に回転自在に取り付けられた箱形状の筐体であり、電源装置100の外郭を構成する。図4に示すように、電源ケース110は、ボトムケース111と、カバーケース112とを有し、ボトムケース111とカバーケース112との間に中空部110aが形成されている。
図4に示すように、ボトムケース111は、例えば金属から構成されており、板状の部材を曲げ加工して形成されたものである。ボトムケース111は、接続部111bと、電源回路取付部111aと、端子台取付部111cとを有している。接続部111bは、ヒートシンク11に回転自在に接続されるものであり、接続基部1111aと、接続基部1111aの両端からカバーケース112側に延びる接続側部1111bとを有している。接続側部1111bがヒートシンク11に締結部材等によって固定されることにより、接続側部1111bは回転する。これにより、ボトムケース111はヒートシンク11に対し回転する。
図4に示すように、カバーケース112は、例えば金属から構成されており、内部に制御回路部130が収納される収納部112fが形成された一面が開口した箱形状の部材である。カバーケース112は、ボトムケース111と対向するようにボトムケース111を覆う。カバーケース112は、底面部112aと、側面部112dと、端面部112eとを有している。底面部112aは、制御回路部130が取り付けられる板状の部材であり、カバー固定穴112bと、操作用開口112cと、端子台用開口112gとが形成されている。
図5は、実施の形態1に係る電源回路部120を示す分解斜視図である。図4及び図5に示すように、電源回路部120は、ボトムケース111とカバーケース112との間の中空部110aのうち、ボトムケース111側に設けられ、保護部122と、電源基板部121とを有している。
図5に示すように、保護部122は、電源ケース110の中空部110aにおいてボトムケース111に取り付けられ、電源基板部121の電源基板121aを収容して保護する箱形状の部材である。保護部122は、電源基板部121と周囲の部材のうち特に金属部材とを絶縁するものである。保護部122は、絶縁部材が箱形状に折り曲げて形成されており、基板収容部122aと、蓋部122bとを有している。基板収容部122aは、電源基板部121が載置されて収容する一面が開口した箱形状の部材であり、両側面に保護開口122cが形成されている。保護開口122cは、電源基板部121から発生する熱が保護部122内に篭ることを抑制するものであり、一方の保護開口122cには、電源基板部121から延びる電線151が挿入される。蓋部122bは、基板収容部122aの開口を閉じるものである。
図5に示すように、電源基板部121は、保護部122に収容されるものであり、電源基板121aと、点灯部品121bと、電力入力コネクタ121cと、信号入力コネクタ121dと、出力コネクタ121eとを有している。電源基板121aは、電源ケース110の中空部110aにおいてボトムケース111に取り付けられ、光源ユニット10を駆動する電源を制御回路部130に供給する板状の部材である。点灯部品121bは、電源基板121aに実装され、光源ユニット10を点灯させる部品群である。
図6は、実施の形態1に係る制御回路部130を示す下面分解斜視図であり、図7は、実施の形態1に係る制御回路部130を示す上面組立斜視図であり、図8は、実施の形態1に係る制御回路部130を示す上面分解斜視図である。制御回路部130は、無線通信によって外部から送信される信号を受信して、受信した信号を変換して電源回路部120に出力するものである。図4に示すように、制御回路部130は、ボトムケース111とカバーケース112との間の中空部110aのうち、カバーケース112側に設けられている。図6~図8に示すように、制御回路部130は、保持部132と、制御基板部131と、を有している。
保持部132は、電源ケース110の中空部110aにおいてカバーケース112に取り付けられ、制御基板部131を保持する樹脂製の無線カバーである。図6~図8に示すように、保持部132は、保持本体部132aと、脚部132bとを有している。
図6~図8に示すように、保持本体部132aは、制御基板部131の制御基板131aが取り付けられるものであり、一面が開口した箱形状の部材である。保持本体部132aは、カバーケース112の底面部112a、側面部112d及び端面部112eの形状に沿った形状をなしており、カバーケース112の収納部112fに収納される。保持本体部132aは、基板取付部132eを有し、保持開口132cと、保持固定穴132dとが形成されている。基板取付部132eは、保持本体部132aの内面からボトムケース111側に突出し、締結部材等を用いて制御基板131aが取り付けられるものである。
図6~図8に示すように、脚部132bは、保持本体部132aの四隅に接続され、保持本体部132aからボトムケース111側に延びる4つの部材である。このように、脚部132bは、複数設けられている。脚部132bは、保持本体部132aからボトムケース111側に延びることにより、電源基板部121の電源基板121aと制御基板部131の制御基板131aとの間隔を空ける機能を担う。4つの脚部132bの間には、脚開口133が形成されている。これにより、ユーザは、脚開口133を介して、保持部132の内部を視認することができる。
図6~図8に示すように、制御基板部131は、保持部132に取り付けられるものであり、外部からの信号を無線で受信する無線制御回路である。制御基板部131は、制御基板131aと、アンテナ接続部131bと、信号変換部131cと、設定部131dと、信号出力コネクタ131eとを有している。制御基板131aは、電源ケース110の中空部110aにおいて電源基板121aと対向するようにカバーケース112に取り付けられ、光源ユニット10を制御する板状の部材である。制御基板131aは、前述の如く、脚部132bが保持本体部132aからボトムケース111側に延びることにより、電源基板部121の電源基板121aから離間している。
図4に示すように、電源端子台140は、直方体状をなしており、外部に設けられた商用電源から延びる電源線(図示せず)が接続され、光源ユニット10に電力を供給するものである。電源端子台140は、ボトムケース111の端子台取付部111cに取り付けられる。電源端子台140において、電源回路部120と対向する対向面141には、電線151が接続されており、電線151を介して、商用電源からの電力が電源基板121aの電力入力コネクタ121cに供給される。電源端子台140において、対向面141とは反対側の反対面142には、商用電源から延びる電源線(図示せず)が接続されている。
図4に示すように、配線部150は、電線151と、第1の信号線152と、アース線154と、第2の信号線153とを有している。電線151は、電源回路部120から光源ユニット10の発光部12に電力を供給するものであり、電源端子台140を介して電力入力コネクタ121cと発光部12とを接続する。第1の信号線152は、電源基板121aと制御基板131aとを接続するものである。アース線154は、光源ユニット10と端子台とを接続するものであり、光源ユニット10を接地する。第2の信号線153は、カバーケース112の配線穴112hをとおって光源ユニット10に引き込まれている。第2の信号線153は、光源ユニット10に設けられたアンテナと、制御回路部130のアンテナ接続部131bとを接続するものであり、信号を伝搬する。なお、アンテナが制御回路部130に設けられている場合、第1の信号線152及び第2の信号線153は省略されてもよい。
図9~図13は、実施の形態1に係る電源装置100の組立図である。次に、電源装置100が組み立てられる手順について説明する。図9に示すように、先ず、電源基板121aを収納する保護部122が、ボトムケース111の電源回路取付部111aに取り付けられる。また、電源端子台140が、ボトムケース111の端子台取付部111cに取り付けられる。次に、図10に示すように、信号入力コネクタ121dに第1の信号線152が接続される。そして、電源端子台140と電気入力コネクタとが電線151で接続される。第2の信号線153は、ボトムケース111の接続部111bに取り付けられる。なお、電源端子台140、電線151及び第2の信号線153は、後の工程で接続されてもよい。
次に、変形例について説明する。変形例では、カバーケース112の側面部112dは、底面部112aからボトムケース111側に延びて、電源基板121aと制御基板131aとの間隔を空けるものである。このように、カバーケース112の側面部112dが、電源基板121aと制御基板131aとの間隔を空けるため、実施の形態1と同様に、制御基板131aが電源基板121aから発生する熱の影響を受けることを抑制することができる。更に、カバーケース112の側面部112dが、電源基板121aと制御基板131aとの間隔を空けるため、実施の形態1の保持部132の脚部132bが不要である。
図17は、実施の形態2に係る制御回路部130を示す上面分解斜視図であり、図18は、実施の形態2に係る保持部200のうち一部を省略した斜視図である。本実施の形態2は、制御基板部210が、保持部200に電線151(図示せず)が差し込まれて、外部からの信号を有線で受信する有線制御回路である点で、実施の形態1と相違する。本実施の形態2では、実施の形態1と同一の部分は同一の符号を付して説明を省略し、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
図17及び図18に示すように、保持部200の保持本体部132aは、副基板取付部201を有している。副基板取付部201は、保持本体部132aの内面からボトムケース111側に基板取付部132eよりも短く突出し、制御基板211を取り付けるものである。
本実施の形態2では、前述の如く、制御基板部210が、保持部200に電線151(図示せず)が差し込まれて、外部からの信号を有線で受信する有線制御回路である。制御基板部210は、信号端子台260(図19参照)に信号線(図示せず)を介して接続され、信号端子台260から入力された信号を、電源回路部120に入力するものである。図17に示すように、制御基板部210は、制御基板211と、マイコン(図示せず)と、信号出力コネクタ131eと、有線入力部212とを有している。
図19は、実施の形態2に係る信号端子台260を示す斜視図である。信号端子台260は、制御基板211に送受信される信号が伝搬する信号線(図示せず)が接続されるものである。図19に示すように、信号端子台260は、ボトムケース111の端子台取付部111cに取り付けられる。信号端子台260は、端子台取付部111cにおいて、電源端子台140に隣接して取り付けられている。なお、信号端子台260は、省略されてもよい。
Claims (10)
- 光を照射する光源ユニットに取り付けられ、ボトムケースと、前記ボトムケースと対向するように前記ボトムケースを覆うカバーケースとを有し、前記ボトムケースと前記カバーケースとの間に中空部が形成された箱形状の電源ケースと、
前記電源ケースの前記中空部において前記ボトムケースに取り付けられ、前記光源ユニットを駆動する電源を供給する電源基板と、
前記電源ケースの前記中空部において前記電源基板と対向するように前記カバーケースに取り付けられ、前記光源ユニットを制御し、前記電源基板から離間して配置される制御基板と、
を備える電源装置。 - 前記電源ケースの前記中空部において前記カバーケースに取り付けられ、前記制御基板を保持する保持部を更に備え、
前記保持部は、
前記制御基板が取り付けられる保持本体部と、
前記保持本体部に接続され、前記保持本体部から前記ボトムケース側に延びて、前記電源基板と前記制御基板との間隔を空ける脚部と、を有する
請求項1記載の電源装置。 - 前記脚部は、複数設けられており、
複数の前記脚部の間には、脚開口が形成されている
請求項2記載の電源装置。 - 前記保持本体部は、箱形状を有しており、
内面から前記ボトムケース側に突出し、前記制御基板が取り付けられる基板取付部を有する
請求項2又は3記載の電源装置。 - 前記保持本体部は、
内面から前記ボトムケース側に前記基板取付部よりも短く突出し、前記制御基板を取り付ける副基板取付部を有する
請求項4記載の電源装置。 - 前記カバーケースは、
前記制御基板が取り付けられる底面部と、
前記底面部に接続され、前記底面部から前記ボトムケース側に延びて、前記電源基板と前記制御基板との間隔を空ける側面部と、を有する
請求項1記載の電源装置。 - 前記電源ケースの前記中空部において前記ボトムケースに取り付けられ、前記電源基板を収容して前記電源基板を保護する箱形状の保護部を更に備える
請求項1~6のいずれか1項に記載の電源装置。 - 前記電源基板に電源を供給する電線が接続される電源端子台を更に備え、
前記ボトムケースは、
前記電源基板が取り付けられる電源回路取付部と、
前記電源回路取付部に接続され、前記電源端子台が取り付けられる端子台取付部と、を有する
請求項1~7のいずれか1項に記載の電源装置。 - 前記制御基板に送受信される信号が伝搬する信号線が接続される信号端子台を更に備え、
前記信号端子台は、
前記ボトムケースの前記端子台取付部に取り付けられる
請求項8記載の電源装置。 - 前記光源ユニットと、
請求項1~9のいずれか1項に記載の電源装置と、を備える
照明器具。
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